迦陵頻伽─ことだまのこゑ─

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2025.05.22
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カテゴリ: 浮世見聞記
日光道中は旧千住宿にて、横丁の突き当たりに寺院の赤門らしきを見かけて、立ち寄ってみる氣になる。



それはズバリ“赤門寺”の通稱をもつ、三宮神山大鷲院勝専寺と云ふ浄土宗の寺院にて、創建は文應元年(1260年)、日光道中が整備された江戸初期には德川将軍が鷹狩りの際に休憩したり、日光門主の御用をつとめるなど、本陣の格式を持つ宿場の中核云々、“三宮神山”と云ふ山號は、かつて觀世音、稲荷神、毘沙門の三体を併祀してゐた歴史に因む云々、神佛習合だった時代の面影を傳へるものとして、私には興味深い。

朱塗りの山門もさることながら、赤煉瓦づくりの塀が古刹の景觀としては特異で、やはり目を惹く。



德川時代が過去となり、新しい時代を取り入れやうとしてそのまま旧跡化した、



そんな過程(じかん)の化石を見るやうな面白さを覺ゆ。





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最終更新日  2025.05.23 00:15:39
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