迦陵頻伽─ことだまのこゑ─

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2025.07.27
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カテゴリ: 浮世見聞記
ラジオ放送の金剛流「忠度」を聴く。

平家の公達にして、藤原俊成門下の優れた歌人でもありながら「勅勘の身の悲しさ」で千載和歌集では“よみ人知らず”とされ、やがて時間(とき)が解決したものか、のちには忠度の名で十一首も和歌集に選ばれ、歌人としての名譽を回復した平忠度の、世阿彌から追慕曲。



……にしては感興を催さない單調な謠ひっぷりだったが、解説者の大學先生が平忠度の境遇について、「人は儚いものですが、人の情は深いものですね」と、味のある言葉を添えたことに、風情の軍配を上げる。

能樂の作品解説をするセンセイは、たいていが小ムズカシイ言葉を使って話しをムダに小ムズカシくしたがるものだが、かういった切り口で語ってくれたなら、平忠度も喜んでくれるだらうに。





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最終更新日  2025.07.27 23:00:04
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