迦陵頻伽─ことだまのこゑ─

PR

×

プロフィール

嵐悳江

嵐悳江

カレンダー

カテゴリ

カテゴリ未分類

(0)

浮世見聞記

(698)

現代手猿樂

(19)

鐵路

(25)

十二代目片岡仁左衛門

(35)

戯作

(3)

七代目嵐徳三郎

(17)

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2025.09.15
XML
カテゴリ: 浮世見聞記
明治神宮ミュージアムの「御肖像と御召物」展を觀る。



明治天皇の遺品より、數少ない肖像画と衣服、冩眞に撮られることを嫌ったこの“大帝”を離れた場所から密かに撮影した晩年の御尊影などから、人間としてのミカドが軍國ニッポンの総大将に祀り上げられていく姿を追ふ。


(※述者藏の資料より、以下同)

明治前期にキヨッソーネが描いた肖像画にある容姿が明治天皇の“標準型”となり、明治末期に九州で行はれた陸軍大演習を高臺から“御統監”する様子を密かに撮影した古冩眞に見る姿は、その“標準型”の延長線上に長々とした白い顎髭を付け足した一老人に記録されてゐる。

その立ち姿は周りが寄ってたかって四十年かけて創り上げた彫像の完成形を見るやうで、またのちに孫の代から日本國の“象徴”にさせられることになる原型を見るやうでもある。



明治天皇を密かに撮影した冩眞はほかにもあり、明治四年の橫須賀巡幸で休憩中の様子を外國人冩眞技師が“盗撮”したものとされる貴重な一點に見る若き姿は、“標準型”からはかけ離れた印象に、私には映る。


(※中央の白装束の人物が明治天皇とされる)

歴史はヒトによって創られ、ヒトによって繰り返される事實を、冩眞といふ當時新しい文明は、有言實行で後世に語りかけてくれてゐる。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025.09.15 23:50:04
[浮世見聞記] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: