迦陵頻伽─ことだまのこゑ─

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2026.02.16
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テーマ: 神社仏閣(367)
カテゴリ: 浮世見聞記




佛像とは信仰の對象として見るか、美術品として見るか、のどちらかだと思ってきたが、もうひとつ對象が隠れてゐたことに、今日初めて氣が付く。



「錢集めの對象として見るか」──

俗臭くてもそれが現實、源平合戰により焼亡した大佛は戦國時代に再び焼亡、その後は張りぼてで假復旧したまま江戸時代に至ったのは、結局はカネの問題である。





さうした現代の寺院經營の厳しさをまざまざと見せつけてくれるのが、奈良郊外の古刹・法隆寺の拝觀料2.000圓(!)だらう。



東大寺と藥師寺が拝觀料を値上げしたのでウチも足並みを揃へた、とさすが佛法の庭らしい方便で言ひ訳をしてゐたが、人災疫病禍いらい觀光客が激減し、かなり苦しいことはこの日の様子からもわかった。



しかし、拝觀料が四ケタともなるとさすがに本尊の有難味も霞んで、なぜ、聖德太子は傳来した佛教にかぶれたわりに出家はしなかったのか……、と新たな疑問を見つけて、佛の庭に煩悩(まよひ)を捨てるどころか却ってお土産に拾ってしまひ、



いよいよ私は信仰と云ふやつに、答へを見出せなくなるのである。





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最終更新日  2026.07.12 00:50:54
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