2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全22件 (22件中 1-22件目)
1

先週今週と、2つのdisputationがあって、今日の公開ディフェンスのfaculty opponentは、オーストラリア・タスマニアにある南極研究所(大気物理部門)からいらっしゃいました。スウェーデンの博士論文(学位請求論文)・公開ディフェンスでは、opponent(日本語に相当する訳が思いつきません)が審査する博士論文の概要をプレゼンします。そのプレゼンの準備があるのに、このopponentは、昨日と今日の公開ディフェンス後に2つのセミナーを催しました。共同研究の提案がてらだったようなので前もって準備はしてきたのでしょうが、このオーストラリア人研究者、ものすごく精力的に仕事(研究)をしているのがセミナーから伺えました。で、テーマは、成層圏から中間圏上圏界のLIDAR(light detection and ranging、またはlaser-radar)観測による、極域成層圏雲(polar stratospheric clouds, PSCs)と極域成層圏サマー・エコー(polar stratospheric summer echo)の相関及び因果関係と、中間圏観測への応用。内容のことは書きません。そもそも、私の専門ではないし、内容を消化しきっていないので(^^;)。ただ、このあたり、興味はあるのです。中性大気と電離大気という大きな違いはありますが、中性大気がまだまだdominantな中間圏から、電離大気が多くなっていく熱圏(別名、電離圏)の境界で、私の大好きな酸素原子が酸素原子イオンになって、しかも外気圏に向けて流出していく過程を、どうしても知りたい・研究したいからです。写真は、2007年1月6日、息子を出産する直前に撮った、真珠母雲(しんじゅぼうん、mother-of-pearl clouds)です。これも、PSCの一つです。撮影場所はキルナの街中です。もう一つの写真は、ウィキペディアから借用した夜光雲(やこううん、noctilucent clouds)の写真です。これは、PSCよりももっと高いところ(中間圏)に出来る雲です。ウィキペディアより借用夜光雲の生成は、極域だけに限らないようですが、見えるのは、緯度的に限られていて、例えば、ストックホルム辺り。かつ、夏の完全に白夜でない頃に見られます。高いところに生成する雲なので、日の入り後の地平線下からの太陽光線で光ることから、この名がついたのです。物理もそうだけど、極圏に住む醍醐味は、こういう自然現象にじかに接することだなぁ~、とつくづく思います。
2008年09月30日
コメント(5)

前回のオーロラの話の補足です。写真は、去年(2007年)の今日(9月29日)のall-sky camera(魚眼レンズ使用)による、オーロラの写真です。研究所のデータ・アーカイヴから持ってきました。これらは研究用として使うものではないので、解像度や露出は高いものではありません。写真は、左が「北」、そして下が「東」です。また、この日は、満月に近い日だったみたいなので、全体の光度も高くなっています。上の写真は日の入り直前(参考:本日は18:10)で、下の写真との光度比較のために出してありますが、満月(に近い)があっては太陽光線はあまり問題なかったみたいですね。ただ、この時間帯で既にオーロラが見えています。下の写真、中央付近のオーロラが、緑と紫の2層構造になっているのがお分かりでしょうか?この紫色(たまに、青いこともあります)が、秋のオーロラの特徴です。この時間(18:57)だと日の入りからあまり時間が経っておらず、高度の高いところで、太陽光線を受けて「紫の」オーロラが地上で見えます。私はオーロラを専門にやっているわけではないので、以上のような説明しか出来ませんが、sunlit auroraは季節(秋と春)の産物であることは確かだと思います。2007-09-29-18:30からのオーロラ・タイムシークエンス(1分間隔)はこちらで見られます。"Next"を押してオーロラの時間変化をたどってみてください。光度の強いオーロラは、はじめ、北の方に東西に伸びる帯状で現れます。
2008年09月28日
コメント(4)
・・・とタイトルにしながらも、写真も何もないのは、説得力ないですねぇ~。私は、自分のコンパクト・デジタルカメラでオーロラを撮影したことがないので(そもそも、オーロラを撮影するためのちゃんとしたカメラは持っておりません^^;)、昨夜も肉眼確認したのみ。でも、研究所のRealtime Allsky Cameraがとらえたオーロラ写真のデータ・アーカイヴが整えば(多分、明日かあさって)、早速確認してみます。案の定、北東方向に、帯状の静かな(動きの遅いまたは動かない)、緑のオーロラが見えただけでした。ヨーロッパのこの地方の局所時間(local time)はuniversal time(UT)とほぼ一致しているので、夜9時頃(LTで)の、地球に近いところで観測された太陽風は、速度:約300km/s(もの凄く遅~い)、陽子密度:5/cc(まぁ、平均的)で、太陽風動圧は極めて低いので、見えたオーロラの形状(と、グローバルな形状の大体の予想)は、太陽風データから推測されるものです。オーロラ・ギャラリーを確認すると、9月4日(北米ではLTで9月3日)には結構大きいオーロラが見えたようです。でも、9月4日だと日の入りは夜8時頃でも、夜10時までくらい空が明るかった・・・と記憶しているのですが。。。(ノルウェー・トロムソからの投稿がありましたが、あそこはここより緯度高く70度近くあって、日の入りはさらに遅いはずですが・・・)
2008年09月28日
コメント(4)

写真では結局分かりづらいかも知れませんが、雪が降っています。しかも横なぐりの。。。手ぶれではなく、露出を長くして(フラッシュをたかずに)写したのでこんな写真になりました。ようやく、天気予報が当たったみたいで、朝起きたら風が強いなぁ~と言う状況が、あっと言う間に、雪を伴ってきました。山の方では、広域で25m/sの強風を伴う嵐になるという予報だったのですが、調べてみると、定義:嵐=storm(ストルム)=24.8-28.4 m/sの風を伴うとなっていました。この時期(より、従来はもうちょっと早いのですが)、北スウェーデンが嵐に見舞われるのは普通のことで、この嵐の特徴はとにかく風が強いことです。私と夫が以前山小屋管理をやったタルファラ(Tarfala)にストックホルム大学付属の気候気象・氷河研究所の観測ステーションがありますが、そこで観測された最高風速(かつ、スウェーデン国内での最高風速でもあります)はなんと、81 m/s。しかも、これは観測機器が壊れるまさに直前のものなので、81 m/sより強かった可能性もあります。スウェーデンでの気象関係の記録はこちらから。ちなみに、タルファラの最高風速の記録は12月のものなのですが、北スウェーデン(上記表では、ラップランドと記載されています)には他に凄い記録があって、表を見ていて個人的に感心しておりました。(英語版もありますが、スウェーデン語版の方を見てください。スウェーデン語が分からなくてもある程度お分かりいただけると思います)
2008年09月27日
コメント(5)
自分の専門(対象)ではないとは言え、一応毎晩、オーロラが出ているかどうか、肉眼確認をしています。オーロラは、太陽活動とそれに伴う太陽風(=荷電粒子の流れ)と関係があるので、(宇宙空間にある)科学衛星で取得されたデータをクロス・チェックすることで、オーロラ出現の予想を立てています。で、データを見ていて感じていたことが、以下のような記事になっていて出ていました。太陽風、ここ50年間で最も弱く・・・この見出しに、寒冷期との関係?と出ていますが、たった1ヶ月のデータだけで太陽活動のトレンドを推量し、さらに、地球気候との関係にまで結びつけてしまうのは、飛躍のし過ぎだと思うので、この部分は、科学者・個人としては無視しています。問題は、黒点なし・最も弱い太陽風が、ちゃんと「オーロラがここずっと現れていない」ことと、これまでの統計が示すように相関していることです。私個人は、オーロラが現れようが現れまいが気にしないのですが、関連する磁気圏における荷電粒子(一般に、宇宙プラズマと呼ばれています)の分布や動力学などの基底状態(駆動力となる太陽風が弱いために、磁気圏がかなり"静か"であると考えられるため)が見られるのではないかと思っていて、早速データを確認して見なければと思っています。・・・ただ、あとちょっとで書き上がる(論文)ドラフトをちゃんとサブミットしてからですねぇ~。ところで、上記記事の中に、容認出来ない箇所があるので、個人的訂正。・・・宇宙飛行士にとってはありがたくない話・・・ですが、火星にいく宇宙飛行士にとっては確かに「ありがたくない」話になる可能性は否定できませんが、地球の周りを回っている宇宙飛行士には全然問題ないレベルの話です。むしろ、太陽風レベルが低いので、地球周回をする宇宙飛行士にはうってつけの活動期間になるのに。ちなみに、今晩もオーロラは見えません。なぜなら、雨が降っています。下手するとこの雨、雪になる可能性も。山の方では嵐の予報まで出ています。こちらは続き&宇宙物理に関する個人的雑記です。
2008年09月25日
コメント(2)
フィンランドで"また"、学校において、銃による無差別殺人事件(スウェーデン語による)が起きてしまいました。フィンランドが、銃の(個人による?)保有が世界第3位だとは、今晩のTVでのニュースを聞くまで知りませんでした。それにしても、子供を持つ親として、銃による無差別殺人で子供を亡くすほど、理不尽なことはないと思っています。無くなった学校の生徒達とその家族のことを思うと本当に、とても切なくなります。***スウェーデンでも、一方、"銃にまつわる"季節です。ヘラジカ(älg、エリ)狩り(jakt、ヤクト)が、キルナを含むノルボッテン県(もしかしたら、ノルランド地方全体?)で真っ最中です。夫の勤める高校の一教師が、「ここ数年、ヘラジカ狩りをやっていないから、休みを取ります」と言って、狩りに出ているそうです(注:彼の奥さんはサーメ人なので、当然"土地持ち"。サーメ人はトナカイの放牧のために土地を持っているのが普通です。その土地がヘラジカ狩りの許可付きでもあるらしいのです)。ストックホルム出身の一生徒が興味があるからと、その教師について同じく休みを取っているとのこと。キルナやノルボッテン以外では、ヘラジカ狩りのために(教師も生徒も)学校を休むなんて、きっとあり得ないと夫はコメントしています、ちなみに。私は、誘われても、機会があっても、銃だけは使いたくない・銃による狩りなんかしたくないと思っていますが、ヘラジカ狩りは北スウェーデンでは、かなり、重要なイヴェントらしいので、これ以上のコメントは控えておきます。ところで、ヘラジカ狩りの秋にまつわる、北スウェーデンでの2、3の話題をちょっと。・キルナの街中にある、クロカントレイルで、熊(björn、ビョルン)が何度も目撃されています。まだ、怪我人や死亡者は出ていませんが、子供達も日常的に遊ぶところだし、ベリー摘みも気をつけなければ、と言う感じです。・パイヤラ(Pajala)・コミューンで狸(mårdhund、モードフンド)が多数確認されています。これらの狸はフィンランドから北上してきたらしいのですが、単に北上してくるだけなら問題にはならないのですが、何かの感染症のキャリアであるらしいのです。県の担当機関の今後の情報には注意します。
2008年09月23日
コメント(2)

ポルトガルのポルト(Porto)に1週間出張に行っていた夫、ここ毎回の夕食毎に、「泊まったホテルの夕飯が毎回フルコース・タイプだったのだけど、4品とも、パンとスープの組み合わせで、すぐに飽きたぁ~」とコメントしております。そのせいか、夕飯は自分で作ると張り切っており、まだ2~3日目ですが、(私は)夕飯作りを免除させてもらって"楽"しております(ラッキー!)。トルネダーレン語(ミエンキエリ)に、クナープス("クナップソー"とも言います。knapsuが綴り)という単語がありますが、これは:”マッチョ文化が根強い北スウェーデンの、特にトルネダーレン地方で、一人前の男性が女性のテリトリーと考えられている、家事や食事作りに興味がある場合、そういう男性を呼称する”・・・ものです。本来は軽蔑用語だったのですが、北スウェーデンの男性でも、クナープスでも別にいい、と言う人は今の時世結構いるので、この言葉自体にはもう軽蔑的な含みはなく、家事をちゃんと分担してやってくれる男性にもどんどん使われています。ただ、茶化しの意図は当然入ってますが。と言うわけで、我が家の"クナープス"(=夫)が今晩作ってくれたもの:kokt rödbetor och potatis med sylta(茹でたビートルート(beetroot、赤ビート)とジャガイモに、シルタ)左の真ん中の灰色~ベージュっぽい色のものがシルタ。家庭料理では往々にして、ジャガイモでも皮をむかずに茹でて、食べる時に皮をむくので、これが結構、面倒くさいんですよねぇ~。右の写真は食べている最中のもので、綺麗な見栄えでなくて失礼します。シルタと根菜類は、バターをつけて食べるそうです。この料理も量の割にはやっぱりお腹にずっどーんときました。夫曰く「何か、ここ最近、キルナのコンスーム((Coop) konsum、生協系のストア・チェーン)にも、クラヴ印(kravmärk、エコ食品(民間)認証印。ただ、日本の規格よりよっぽど厳格で信頼性が高い)の赤ビートが大量に売られていてねぇ~。赤ビートは今が"旬"だから、食べない手はないでしょ!?」。まぁ~、夫が折角作ってくれるのだから、文句は言えないわけで・・・。ただ、夫が作る料理って、典型的なフースマンスコスト(husmanskost)、即ち、伝統的・家庭的スウェーデン料理であって、腹持ちが良いと言うか、結構お腹にずっしーんとくる内容のものが多いのですよね。。。スヴェンスカ(svenska、スウェーデンの)・フースマンスコストと言えば、・クロップカーコル(kroppkakor)、北の方では、パルト(palt)・フレスク(fläsk、豚肉)かオクスブリンガ(oxbringa)と、ルートモース(rotmos)・コールドルマール(kåldolmar)・カロープス(kalops)・ムッティ(mutti)(大抵、←のように呼ばれていますが、ネーヴグルート(nävgröt)と言う名称もあるそうです)・・・(ポピュラーなところでは)・エルトソッパ(ärtsoppa)とパンカーカ(pannkaka)・ショットブッラール(köttbullar)・ピ(ュ)ッティパンナ(pytt i panna)です。↑いちいち、写真等を載せるのは面倒なので、興味があったら、リンク先のウィキペディア等で調べてください。あと、IKEAでも食べられるものがあると思いますが・・・。こうして並べてみると、私って典型的スウェーデン家庭料理が好きなのか、と言うと、決してそうではなく、ブロードパルト(blodpalt)やイステルバンド(isterband)は生涯(出来る限り)口にしたくないです。
2008年09月20日
コメント(5)

夫が出張から戻ってきて、子供達も心なしか嬉しそう。下の写真は、夫が戻ってくる1日前に、娘が保育園で作ったものです。長針が12、短針が6を指す時に、子供番組・ボリボンパ(bolibompa)が始まるのを知っていて、「ボリボンパの時計なのよ。パパが帰ってきたら見せるから、ママのベッドの横に置いておくね」と言ってました。帰ってきた夫に早速見せたら、「K(娘)が、作ったの?本当?」と驚いていました。子供の成長って、本当に目覚しいです!最近、息子も言葉が一つ増えて、ヘイ・ド(hej då、バイバイ)が言えるようになりました。ところで、出張に出ていた夫がお土産を買ってきてくれました。ポルトガル・ポルトでは観光する暇がないくらい忙しく(本当は、実験コーディネータの南ヨーロッパ人(ポルトガル人)の手際の悪さに振り回されて、毎日3時間しか眠れなかったらしいです)、乗り継ぎのアムステルダムではあまり新鮮味がなく、アーランダ空港では5時間も待ち時間があったらしいので、私へのお土産は、スウェーデン産のチョコレート。私、プラリーネル(praliner)には目がなくて、キルナの行きつけのコーヒー&ティ・ショップでよく買っているのが、ムッドゥス・ヨートロン(Muddus Hjortron)のプラリーネル。でも、夫が買ってきてくれたのは、オーレ(Åre)の手作りチョコ。ブルーベリー、リンゴンベリー、クラウドベリー(ヨートロン)、そして、イェートメーセ(Getmese、山羊乳の乳清)の4つの味がありますが、山羊乳の乳清味とは、いかにも、オーレのあるイェムトランド(Jämtland)らしいです。ちなみに、メースオスト(mesost、乳清で作ったチーズ)は、ノルウェーでも("ノルウェーの方が"、が正しいですね)ポピュラーです。ただ、ワッフルにメースオストでは、あまり美味しそうではありませんが。フィエル・アスク(Fjällask、山箱ですが、山にあるシェルターの形に近いですね)。夫のお土産。
2008年09月18日
コメント(2)

今日は、これから1時間弱後の7時半から水道停止(水道管新敷のため。工事自体は16時まで続きます)。職場の方では、13-14時に停電。まだ、確定していない(キルナ・コミューンは一体何ぐずぐずしているんだ!?)とは言え、キルナの街中ではいろんなところで、「前倒し」引越し作業が始まっています。一方、スウェーデンの国会が開きました。初日は恒例で国王夫妻と王族(写真に写っているのは、ヴィクトリア皇太女)が出席。ラインフェルド首相の所信表明演説後に撮られてたらしい、写真です。(出典:DN)昨日、久々に(子供達の、遊んで・遊んで攻撃をかわせたので!)夕方の地方と全国の両ニュースを聞いていたら、昨日からスウェーデン国会は開会したみたいです。今期の内閣の政策の目玉は三段階にわたる、所得税減税。ちょ、ちょっと待って!?じゃ、地方自治体の財源は、どうなるの?さっきの、地方ニュースでは、キルナはかなりの額の財源不足だと言ってたばかりなのに?引越しもこれではままならなくなる!?(注:スウェーデンでは、所得税が県・コミューンの財源になっているため)国から地方への交付金(と言うか、地方自治体の相互扶助で、どこかの豊かなコミューンがまた財源負担ーロビンフット税と言われているらしいーを強いられるわけですが・・・)を当てにしているとしても、うーん、いいのかな?DN(Dagens Nyheter、スウェーデンの大手新聞)の不特定アンケートでも、所得税減税、賛成が多数のようです。これにも、実はびっくり。ただ、EU圏内で深刻になっている高率インフレのために、物価高による国民が感じている負担感を軽減せざるを得ないのでしょうが(と言いつつ、私は経済のエキスパートではないので、単純図式で考えうる因果関係を上で述べているだけです)。***最近、次の国政選挙に間に合うよう、スウェーデン国籍を取得しようかな?と真面目に考え始めています。日本の参政権は全然使っていない一方、スウェーデンにこれから永住する上、スウェーデンの政治はもの凄く生活に密着しているので、わかりやすく、しかも、面白い・興味深いと感じています。永住権だけでは、コミューンと県までの政治参加しか出来ないので(でも、地方政治の方が、もっと生活密着型なのですが)、そう考えているところです。
2008年09月17日
コメント(5)
前回の日記の続きになってしまいますが・・・。旧知(彼の名のイニシャルで、以下、Pとします)は、サバティカルでスウェーデン滞在中に息子さんを授かったわけですが、従って、子育てについて色々とフランスとの比較を交えて語ってくれました。尚、お互いに専門が(理論)天文学と宇宙物理で、似たもののように見えますが、ぜーんぜん違います。従って、専門的な話は、今回は「抜き」でした。Pはまず、「フランスでは、育児休暇(母親取得が主)が3ヶ月しかないんだよ。でも、それが終わると、母親達は"喜んで"仕事復帰していくよ」。「フランスでは、5分で、ベビーシッターを見つけられるけど、スウェーデンではストックホルムでも6ヶ月待って、ようやく一人をみつけた。もう、本当に、夫婦水入らずのこと(夫婦だけで外食したり、外出したりなど)が全然出来ないよ」。「息子を保育園に預け始めたのは、彼がちょうど1歳になった時だったんだけど、スウェーデンでは1歳ジャストで預けると『子供が可哀想~』と周りから"無言のプレッシャー"があって、あれには参ったね」。私の娘は7月生まれなので、7、8月と保育園預けは出来ませんでした(夏休みのため)が、1歳2ヶ月になる前には保育園に通い初めていました。考えてみると、確かに、娘は当時「保育園の最年少」でした。。。「あと、何でスウェーデン人って、子供を迎えにいく時間があんなに早いんだ?朝8時に預けて夕方5時に迎えに行くと、もう誰もいない!フランスでは、預ける時刻は8時半-9時と遅いけど、迎えに行く時間は最長夜7時くらいまで待ってくれるのに・・・」。これに関しては、キルナではもっと凄く、大抵の親は、7時半までには子供達を預けにきます。8時間保育が原則なので、15時半には迎えに来ているわけですが、親は当然8時間も働いていない計算になります。夫がいない今、子供達を8-16時で保育園に行かせていますが、16時だと、本当に誰もいない・・・。「ただね、パリ(Pの本来の職場・研究所があるところ)は、ハード面で見ると子供のいる家族にはやさしくない街だよ。公共交通機関でもベビーカーなんて使えないから大変」。スウェーデンでは、どんなに小さい街でも、バリアフリーなので、我が家やPの家族みたいに車なし家庭にも助かっています。そうなると、フランスの『出生率2以上』を可能にしている要素は何だろう???と言う疑問が出てきたわけですが、その前に、夕食会お開きになったのです。職場で、昼食で一緒になった時にでも聞こうかな?!
2008年09月16日
コメント(4)
朝、夫から職場の方に電話がかかってきました。「今ね、やーっと朝食にありついたところ(9時半頃でした)。まぁ~、予定したことはちゃんとこなしているし、それはいいんだけど、こういうビジネス・トリップ(って言うのか、高校生の引率も!?)は色々とカオティックな状況が多すぎて、もう沢山」と珍しく、弱音を吐いておりました(^^;)。「でも、ポルト(Porto、ポルトガルの第2の都市)は、風光明媚でいいよぉ~」と、しっかり、観光的要素も楽しんでいるじゃない!夫は、明日の遅い便で戻ってくる予定です。***一方の私、一人親でも結構うまくやっております。息子を保育園に送ってバイバイする時「ママぁ~、ママぁ~」と泣き叫ばれてしまいますが、5分もしないうちにケロッとするから大丈夫よ、と先生に言われているので、後髪引かれることなく職場に直行しています。***さて、今日、大学の方で集中講義があって、その講師にあたっている旧知と久々に再会して、彼を我が家の夕飯に招いて、1時間半強でしたが団欒しました。彼は、サバティカルでストックホルム大学に来ていますが、もう4-5年スウェーデンに滞在しています。その滞在中にキルナにある大学で天文学(彼の専門)の集中講義を受け持っています。ところで、その旧知の彼、フランス人(母親がフランス人で、従って母語はフランス語だと言ってますが)ですが、奥さんがスウェーデン人であることを差し引いても、(フランス語)訛りのない流暢なスウェーデン語を話すので、本当に、フランス人かな?と怪しんでおりましたが、(電話越しですが)息子さんにフランス語で話しかけているのを聞いて、確かにフランス人だわとようやく納得した次第です。彼の奥さんと私の夫が、・同郷人で、しかも・あまり離れていない所にお互い住んでいた(本日判明)、かつ、・2人共1学年しか違わなくて同じ小中学校に通っていた(本日判明!)という共通点もさることながら、・互いに、数ヶ月しか違わない年の息子を持つことで、折に触れてメイルのやりとりは続けてきましたが、今度は(クリスマス休暇で)夫と彼の奥さんの実家のあるダーラナで会おう、と約束して、夕食会はお開きになりました。世界って、本当に狭いですねぇ~ところで、夕食のメニューは、子供がいる、ということで手のかからないもので我慢してもらって、☆燻しトナカイ肉(suovas)の生クリーム煮☆☆マッシュド・ポテトの、ホームメイド・リンゴンベリージャム添え☆でした。が、キルナに長く滞在したことのない旧知、燻しトナカイ肉は食べたことがなかったらしく、夕食を少なからず堪能してくれたようで、まぁ、作り甲斐はあったわけです。
2008年09月15日
コメント(0)

ようやく週末・・・。朝8時前の保育園への送り。9-15時就業。夕方4時前の保育園への迎え。時間的な余裕があれば、買い物。・・・今日は、それらからすっかり開放されて、ちょっと気が楽ですが、それでも、(1)朝一で洗濯、(2)雑用のため子供達を連れて(今日は天気が良いので、ツィンのベビーカーを押して)街に行き、(3)帰りがけに買い物をして、(3)帰宅してすぐに昼ご飯食べて、(4)最後の洗濯をしながら掃除機がけをして、終わったのがこの時間。世の中のシングル・ペアレントで子供が複数いらっしゃる方って、本当に大変だろうなぁ~とつくづく思っています。本文とは関係ないですが・・・砂糖をまぜてリンゴンベリージャムを作ります。夫が2週間前に摘んだものだったので、色づきを待って、この日に私がジャムにしました。夫が摘んだものの中にはクローク・ベールという普通は「食べない」ベリーも混ざっていますが、スウェーデン人はあまり気にしないので、私に気にせずそのまま煮ました。金曜日に娘が保育園で作ってきたもの。家族4人と家の間取りらしいです。保育園に迎えに行ったのは16時前だったにもかかわらず、残っていた園児は娘と息子、あと2人の園児だけでした。スウェーデン人は本当に金曜日の仕事の"切り上げ"が早い!水彩絵の具で石に彩色したらしいです。これは、家のまわりで見つけた石を使ったものらしいです。
2008年09月13日
コメント(4)
実は、おとといから夫はポルトガルに出張中( 高校の、国際学生プロジュクトの引率のため。気球によるウィルス実験をやるらしい・・・)。そういうわけで、夫婦のベッドに子供二人と一緒に寝ているのですが、真ん中に寝かせている息子の寝相の悪さに、今日も6時起床を強いられました。***・・・ところで、ohanazukiさんの日記を読んで思い出したのですが・・・。夏休み期間中の給料調整( 社会保険の適用部分に関係なく、普通に支払われているので、それを9-10月分で我が職場は調整します )のことで、研究所の人事兼会計主任に、「J(夫のこと)が申請・報告した、社会保険(=育児休暇取得の際の支給金)を受けた分を(9月分の給料から)払い戻しするのだけど、このままだと9月分の給料がなくなってしまうのよねぇ~。9月は、後どれくらい研究所で働くのか聞きたいから、言伝しておいて」と言われました。私も子供達の慣らし保育期間の2週間、(全部の日ではないのですが)娘の分で残っている育児休暇(ただし、日額最低ラインで申請)をあてて対処しました。この時点で、今年の分の有給休暇の残りが4日分しかなかったので(^^;)。ただし、今週は9-15時の就業時間でもフルタイム扱いにしてもらい、残りの"2時間/日"は、育児休暇(↑)中に仕事をした分と現在帰宅してから仕事している分で相殺させています。と言うことで、私も夫も、9月の実質収入が減ることになりますが、スウェーデン人の”常”なのですが、私も”同化”されたようで、貯蓄がない!しかし、口座の残高を調べると、2ヶ月分の給料相当が残っているので、一部をニッケルハルパの購入代金にしても、まだまだ残高に余裕がある!!!スウェーデンで生活すると、所得税率も高い(キルナ・コミューンは30%)し、子供の都合で社会保険適用の休暇を取得せざるをない事態が多くて、実収入が減少という現実はありますが、・貯蓄をしなくて済む。・しなくても口座残高に余裕がある(我が家は外食もしなければ、娯楽費も少ないので、出費が本当に少ないのです)。そもそも、(日本滞在中に、法律の改正があったかも知れませんが)ある額以上の貯蓄は課税対象なので、以前(私がまだ十分にスウェーデンの社会保障制度を理解していない頃)夫に「子供達のために、学資積立か学資保険をはじめなければ」と話したら、大きな?マークが夫の頭の上に浮かんでいました。大学教育まで含めて、全面公的資金でまかなわれるので、大雑把に言ったら無料なので、何で、子供の(教育のために)積立(貯蓄)や保険が必要なのか、夫には分からなかったわけです。ところで、年金の個人積立は、スウェーデンでもできますが、ある額以上の月額を積み立てると課税対象になります(ただし、法改正されているかどうか最近は確認していません)。基本的にスウェーデンでは公的年金で、十分に生活できるからですね。・・・最後の方は、余談になりましたが、最近益々、スウェーデンの高度な「社会保障・社会保険」に感心しているところです。
2008年09月12日
コメント(3)

スウェーデン語に、pyssla(ピュッスラ、動詞)とかpyssel(ピュッセル、名詞)と言う単語があるのですが、私のスウェーデン語翻訳能力の限界で、(ニュアンスは分かっているのですが)それを適切な日本語にすることが出来ません。娘は、このpyssla/pysselが好きみたいで、今日保育園に子供達を迎えに行った時に、娘の着替え棚に、お絵描きした紙切れが置かれてあることに気づきました。春日やよひさんの日記に触発されたわけではないのですが、帰宅してから、娘は早速、その紙切れをハサミで切ったり、パーツにテープを貼り出したので、カメラを取り出して、娘のお仕事の結果をドキュメントすることにしました。娘曰く「娘自身」らしいです。貼り付けた先はベッドの頭側の壁。「これは、パパとママのよ!」と言って、寝室のドアに貼りつけた、ハートこれは、親として感動した紙切れ。最近、自分の名前のアルファベット(綴り)に強い興味を示し始めたな、と思っていたら、自分で書いた(描いた?)名前の初めのアルファベット。貼り付けるときに、上下逆さまになっていますが、、、まぁ、愛嬌ということで。切り絵の最中。この中には「弟」(息子)や、アルファベット(Nがお分かりになるかと思いますが、同じく娘の名前の一部)が見られます。形状に合わせて割合うまく切り出していました。これは、弟(息子)らしいです。アルファベット「群」に(私には)見えます。一番左はF、右はVかな?これは「不明」な一枚(一切れ)。娘に尋ねたら、プリキュアがどうの、セーラームーンがどうの(この辺は、最近YouTubeで仕入れたネタらしい)、pirat(ピラート、海賊のこと)がどうの・・・と、結局分からず終い。こうやって記録することも、子供の成長を知る上で大事なことかも知れませんね。それにしても、私も夫も教えた覚えはないのに、ハサミを上手く使ったり、アルファベットを覚えて、それを自分の名前と対応させたりと、親の知らぬ間に身につけていて、正直びっくりしました。スウェーデンの保育園(daghem、通称dagis、ダーギス)は、日本の保育園と完全に対応するものではなく、就学前学校(förskola、フェーシュコーラ)と公的に位置づけられています。娘達が通う公立(市立)の保育園にも、独自の教育方針があって、年少から年長(5-6歳)までは一貫して算数(ちなみに、スウェーデン語には"算数"という単語はないです)を、年中以上には文字(アルファベット)を、あくまでも、遊びの中で学ばせることを挙げています。保育園における文字教育に、娘は早速ハマったようです。ちなみに、数字の方は、3歳になる前まで(スウェーデン語で)20まで(日本語では10まで)数えられたのに、最近全然興味がないみたいです。まぁ、そういう興味には波があるんだろうと私は思っていますが。
2008年09月10日
コメント(4)

今日は夫婦揃って研究所で仕事だったので、朝夕の子供達の保育園送迎を一緒にしました。***ところで・・・、夫は、(自動車の)運転免許証を持っていません。車の運転の練習をしたことはあり運転は出来ますが、免許証を取る気はなく、周囲からのどんな助言・忠告にも耳を貸すことなく、無免許を通しています。私は日本で取った免許証をスウェーデンのものに替えたので、スウェーデンでは引き続き自動車の運転は出来ますが、一人で運転するのも何だし、今までのところ、車がなくても不便を感じず、生活できてきたので、娘が生まれる前に(私個人が)所有していた車は処分して、今に至っています。前にもどこかで書いたと思いますが、夫は自分の信条(=エコロジストであること)を貫くために、スウェーデンの自然保護協会(Naturskyddsföreningen)の会員であるだけでなく、自分が出来る「自然環境への負荷」を減らす行為の一つとして、公共交通機関を使う一方で、個人的な移動手段として自転車を大いに活用することを、徹底的に実践している訳です。さて、子供が2人もいて、保育園への送迎などもやっぱり、車があると便利と思っているのは私だけで、夫の思惑は別の方に(=彼の信条通りに)向かっています。Nordic Cab(www.nordiccab.se)の、スポーツタイプでかつ1年中使える、自転車キャリアーの紹介。キャリアーとしての機能の他に、1.普通のベビーカー、2.スキー時のプルカ(pulka、引き橇)、そして使い方によっては3.ジョギング/ヴァンドリング(vandring、トレッキング)用キャリアーとしても使えるようです。実は、息子は玩具でも実物でも「車」系が大好きですが、我が家にある今の自転車キャリアーに乗るのも大~好きです。自分から進んでヘルメットも被るし。従って、しばらくはこのまま、自転車ー自転車キャリアー路線を踏破するんだろうなぁ~とは思っています。***お・ま・け.....物理学/宇宙物理の雑記を追加しました。
2008年09月09日
コメント(6)

上の図は、今年2月に発表されたキルナ中心地の引越し(案)です。キルナの地理に詳しくない方には、現行とどれほど違うか、がお分かり頂けないと思いますが、現時点では、我が家から中心地までは約2kmですが、この案だと400mまで近づくことになります。しかも、我が家のすぐ横にあるサッカー場には、ヤルマール・ルンドボームスゴーデン(Hjalmar Lundbohmsgården)が移ってきて、キルナの教会(下の写真)も上図に示した位置に移ってくることになります。キルナの教会(ウィキペディアより借用)我が家の周りの、白樺林とE10は居住区になる予定です。そして、新中心地は、我が家から見えるルオッサヴァーラ(Luossavaara、市営のスキー場があるところ。ルオッサバッケンとも呼ばれています)の裾野に移転する予定です。ヤルマール・ルンドボームスゴーデンは、この案の通りになれば、もうすぐ移転が始まることになります。ところで、この案では5年以内に上図の大部分が引越ししてくる予定です。さーて、どうなることやら!
2008年09月08日
コメント(2)

朝日の中で、ようやく納得できる紅葉・黄葉したセイヨウナナカマドの写真を撮れたので、それをまずはアップ。秋の朝って、好きです~。さて、朝露で地面は湿っていますが、リンゴンベリーを摘もうと思ったので午前中家の周りを回ってみようと思いました。が、夫がガレージで自転車の改造中。子供達の面倒をみようと考え直し、ベビーカーを出してきて、居住地区をぐるりと回りながらリンゴンベリーが多く実っているところを探そう、と画策しなおしました。スウェーデンに戻ってきて、ツイン用のベビーカー(セカンド・ハンド)を買い直しました。あまり遠くを散歩は出来ませんが、まぁまぁの使い勝手で、そこそこ使っています。居住地区も示されたMTAB(Malmtrafik AB、LKABの子会社)の地図。ローク・スターレット(lokstallet、機関部ガレージまたはワークショップ)とは塗装されていない道を挟んで私達の居住地区は存在します。我が家は線路から50m以上も離れた、森の中にあるので、頻繁に通るマルム・トーグ(malm tåg、鉱石貨車)の音にはほとんど気づかないくらいです。ちなみに、E10からも白樺林を挟んで立地しているので、車の音は全く聞こえません。地図からは想像つかないかもしれませんが、もの凄く静かな環境です。機関部ワークショップ(会社名はMTAB)を線路沿いに見ます。居住地区もローク・スターレットと呼ばれています。その入り口です。ちょうど、マルム・トーグが通過しました。この地区は以前、SJの雇用者居住地区だったのを、古いアパートを"間引き"して、一般のボースターツオムロード(bostadsområd、特にここは、テナント権のあるアパート群がある、居住地区)になったところです。居住地区の入り口には、MTABで働く人の駐車用のエル・ヴァルメン(el varmen、車のエンジン部とコンパートメントを温めるための電気装置をつなげるもの)があります。居住地区の一番北端に、羊を飼っている家がありますが、、、柵の戸が開けっ放しで、羊が道に出ていました・・・。E10でなくて、良かったけど、、、こういうところは、キルナらしい。私達の家は茶色い建物ですが、ここの居住地区の残りの家(アパート)は全てSJ雇用者用アパート時代からそのままで、赤色の建物です。間引きされたので、各アパートの周囲のトムト(tomt/place of lot、共用地とでも言いましょうか)はかなり広くて、私はここの地区をとても気に入っています。子供達が夏の間よく遊んだ敷地内の公園。ここのトランポリンが彼らのお気に入りでした。居住地区の南端で、かつ、ちょっと小高い丘に立つのが私達の家。これで、居住地区のガイド・ツアーはおしまいです。結局、リンゴンベリーは家の周りのトムトに実っているのが一番でした。この後、リンゴン摘みをちょっとして、昼ご飯のために家の中に戻りました。最後に、自宅前のブランコや洗濯干し場で見つけた、花です。初めて見た花なので、名前はまだ分かりません。調べておきます。
2008年09月07日
コメント(7)

もうすっかり「秋」です。黄葉した白樺の葉が、風にゆられるだけでなく、散りはじめています。セイヨウナナカマドも、この通り。(光線に対して)写真の映えがあまり良くないですが、黄葉と紅葉がお分かりいただけると思います。遠くの山には既に新雪が。。。居住地区の共有地の白樺もこの通り。昨日から明日までの3日間、恒例の秋市がたっているので、いつものものを買うために、出かけてきました。秋市で買ったもの:シーク(sik、サーモン科ですが淡水魚で白身。common whitefish)。サーメ式のパン・ブルード(pan/panna bröd、竈やオーヴンで焼くタイプのパンではなく、フライパンで焼くタイプのパン)。ヴァルム・サフトの原液(varm saft、温かいレモネード。内容はブルーベリーと黒スグリを混ぜて濃縮させた液)。このシークはストーラ・シュファレット(Stora Sjöfallet)のサルトルオクタ(Saltoluokta)で採れたものらしいです。ところで、アッカで食べたルーディング(röding)は美味しかったなぁ~。このパン・ブルード、温かいうちにバターを塗ってチーズを載せて食べると、とにかく美味しいのです!チーズはヴェステルボッテン・オスト(västerbotten ost、オストはチーズのこと)だと、さらに美味しいです。ヴァルム・サフトはこれからの季節、例えば、夜食の代わりに飲むと、体が温まっていいです。ラベルに書かれている内容が北スウェーデン産らしいです。Saft av bär som vuxit under midnattsolen i den norrländska vildmarken.北スウェーデンの原野で、白夜(沈まない太陽)の下で育ったベリーから作られた、レモネード。家に帰ってから、家の庭でリンゴンベリーを少し摘んでいたら、写真の花を見つけました。名前はあとで確認しておきますが、草花の季節はもうすぐおしまいです。
2008年09月06日
コメント(6)

「技」のない(=内容がそのままの)題名です。。。(^^;)昨日今日と、夫に(慣らし保育対応のための)育児休暇をお願いし、仕事をしてきました。で、昨日は木曜日だったわけですが、いつもの豆スープではつまらないと思った夫、ルードベータ(rödbeta/beetroot、日本語だと赤かぶだと思いますが・・・)でスープを作ってくれていました。(上)赤かぶスープ。浮かべているのは、creme fraiche(←フランス語です。生クリーム)です。(下)rödbeta/beetroot/赤かぶ(?)ーウィキペディアより借用。しかし、昨日(木曜日)の夕食では、同僚宅で研究計画のためのbrainstormingがあってスープを飲めなかったので、本日の夕食で食しました。美味しいかった!特に、creme fraiche(日本で売られている生クリームより固まっています)と一緒に食べるとこんなに美味しいものかと・・・。***ところで、今の家に引っ越してきてから3ヶ月。ようやく、居間にカーテンがつきました。もちろん、手配してくれたのは、義母。私や夫はあってもなくても、全然気にしないのですが(でも、あると多少保温効果があっていいかな?とは思っていますが・・・)、義母は居間のイメージに合うものをこれまでずーーーっと探してくれていて、彼女の納得したカーテンが昨日届きました。最近人気ののパネル・ガディーン(panel gardin、パネルタイプのカーテン)を前後に4、5枚と合計9枚を使っています。荷解きしたカーテンにはアイロンを当てずにそのまま掛けました(^^;)。これで、部屋も秋らしい装いになりました。義母に感謝、感謝です。
2008年09月05日
コメント(0)
SF(サイエンス・フィクション)と江戸・歴史物では、直感的に相容れないジャンルのような気がしますが、サイエンス・フィクションをツールにした歴史物は可能な訳です。石川英輔と言う、江戸の環境やエネルギー事情のことを多く書いてらっしゃる作家がいますが、その方の大江戸神仙伝シリーズは、私の愛読シリーズの一つです。私は歴史物も好きなので、石川さんの江戸時代の庶民の生活の中の、環境事情やエネルギー事情の、詳細な(そして適切に思える)記述に触れるのが楽しみです。そういう歴史考察を踏まえての、上記のフィクションは、小説としても充分に楽しめます。ところで、石川さんの江戸物(の記述)に信頼が置けられる理由の一つは、文献が適切で正しく使われていることです。例えば、翻訳の難しい、しかも江戸時代の、外国語資料なども正しく使われていることに、感心しています。日本でも知る人ぞ知る、カール・フォン・リネエ(Calr von Linee')の弟子の一人カール=ペーテル・ツゥーンベリ(Carl Peter Thunberg)が記述したものは、(翻訳者が良かったのかも知れませんが)オリジナルの記述内容にかなり忠実(だと、夫が言ってました)で、正しく引用されている、とか。植物学者であったツゥーンベリですが、その頃既に「環境問題」の走りに興味があったみたいで、江戸のトップクラスの上水・下水施設にまで言及しています(例えば、ストックホルムはパリと同じように、人為起源の汚物・排泄物を路上に捨てたりと、上下水環境は最悪だったらしいです)。***ところで、最近は以下の本を読んでいます。スウェーデンに学ぶ「持続可能な社会」(小澤徳太郎著)この著者「一人」の意見だけを鵜呑みにすることは危ういことなのかも知れませんが、以前、ちょっとだけとは言えシンクタンク・コンサルタントとして、環境政策絡みの仕事をしていた身としては、凄く納得のいく議論展開の内容となっているので、読みながら「そうそう!」と頷いています。私は、スウェーデンに住んで8年。その間知っていたようで知らなかったことに、最近また一つ気づきました。名古屋に1年住んでいた頃、ゴミ(資源)分別のための袋を個人(家庭)で購入し、条例を遵守し家庭でも出来る、環境に優しい事をやってきたつもりですが、上記本の中で紹介されていた、・・・例えば、家庭で出るゴミなんて、実は少量なのです。ゴミの「出元」をちゃんと調べてみると、過剰な包装紙・包装プラスチックが大半を占めているのです。国や地方自治体はこれを「資源」として、家庭にリサイクルするよう薦め、一方、そのリサイクルのための金銭的負担を「家庭」に押し付けているのが現状です。スウェーデンでは、包装紙・プラスチックはもとより、瓶や缶、セラミック、金属などの「包装」物は、全て、製品(中身)製造者の責任とし、製品を含めた包装物製造に対して「税」を課しています。また、包装物で回収・再利用可能なものを、製造者が回収するのは義務であると法的に定められています。・・・スウェーデンにあるpant(pledge)のシステムや、街中に設置されているåtervinning(reclamation,recycling)のシステムは、市や市民団体が設けたものではなく、製造物に対する法的規制を受けている生産製造者(と、その団体が作ったリサイクル専門活動体)が設けたものだそうです。日本でも、リサイクリングとか資源・ゴミ分別と言って、頑張っているようですが、上記本の著者・小澤さんの主張するところの、「政治・行政にたずさわる者、有識者の、環境に対する本物の意識が定着しない限り、日本での、この市民レベルの活動はかえって環境に負荷となる可能性が高い」には、実は、大いに同感です。・・・環境問題を語る時に、人間の行うもっとも大きな経済という活動の中に、有限な、資源・エネルギーの流れを含めた見通しを入れ、より持続的な経済活動を目指したいのならば、環境への負荷を増やさないような資源・エネルギー政策をもっと具体的に(しかも、経済問題の大きなテーマの一つとして)議論し実施する必要がある。・・・全く、その通りだと思います。夫が、「スウェーデンの「環境法典」は、自国民ながら、素晴らしい法体系だと思う。それが、最近はEUとの”すり合わせ”で、活かされていない法律が出てきていて、本当に残念に思う」と漏らしていました。上記本でも、このスウェーデンの環境法典のことは触れられていますが、この本の著者のリサーチは夫の言葉をちゃんと裏付けしています。私は社会科学者ではないので、環境問題に関して日瑞間での定量的比較・分析は出来ませんが、本を読んでいるだけでも随分と勉強させてもらっています。***SF考から、環境論へと、思考的にかなり飛躍したので、この辺でやめておきます。最後に一言だけ:子供達のお気に入りの「となりのトトロ」の時代的背景は、50-60年代でしょうか?江戸時代と言わなくても、この頃でも十分に「環境大国・日本」と言えそうな気がします。スウェーデン人の言うところの「生態的に持続可能な社会」を、日本人も本気で考えたいのなら、いい加減「経済成長」なんて議論はやめて、高度成長期以前の日本を見つめ直してもいい頃だと思うのですが。。。
2008年09月03日
コメント(2)
ここ数日、立て続けに宇宙の物理の話を耳にしています。・・・と言うわけで、今日は物理の話をちょっと。上で、「宇宙"の"物理」としたのには訳があって、この話の導入として、まず:日本語で言う宇宙物理は、英語で言うところの、astro (particle) physics(天体(粒子)物理学)や、astronomy(天文学)とfundamental(又は、high-energy) particle physics(素粒子物理学とか高エネルギー物理学)の融合みたいなcosmology(ただし、日本語では宇宙論と呼ばれています)への指向が強いと思います。私の専門は、スウェーデンではspace physics(訳したら、宇宙物理になってしまいますが)となっていて、astro(particle)physicsでも、astronomyでも、cosmologyでもありません。従って、以下の話は、宇宙の話で、かつ、物理の話だけど、私の専門(スウェーデンにおける、space physics)ではない、しかも、厳密に言ったら、宇宙論のテーマに属するけれど、もっと包括的だと私個人は考えるので「宇宙の物理」とした訳です。1.暗黒物質を検出せよ! ・中日新聞記事・岐阜新聞記事・朝日新聞記事結局、どの記事も同じ内容になってしまっているのですが、暗黒物質(dark matter)って、要は光らないもしくは光っていても、地球上からは観測・検出の閾値以下のために観測・検出されない、宇宙に満ちている(と思われている)、現象論的に重量のある物質のことです。ただ、最近は、暗黒物質だけではさらに宇宙の全質量を説明できそうにないから、暗黒エネルギー(dark energy)まで登場しておりますが。。。この辺になると、物理屋である私にも、SF(サイエンス・フィクション)の世界だわと言う感じがあります、正直。と言うのは、暗黒エネルギーになると、相対論(注:と言う言葉くらいは、皆さんも聞いたことありますよね?アインシュタインが提唱した理論です。有名な数式はE=mC^2で、質量は、相対論的な枠組みで、エネルギーに等価であることを示しています)が適用できる宇宙空間では、質量をエネルギーに置き換えることが出来るので、暗黒物質の代わりに暗黒エネルギーを考えることが可能ですが、そんな宇宙空間はものすごーーーく遠い、遠銀河にあって、現時点では観測・検出限界ぎりぎりなので、検証はものすごーーーく難しいのです。地球上で、(素粒子物理学から要請される)暗黒物質の検出も相当に難しい訳ですが、地球上でも唯一検出できるとされる素粒子物理学から要請される暗黒物質が”無い!”と分かれば、暗黒物質=天体物理学・天文学から要請されるもの=とても小さい白色矮星や、光の弱い褐色矮星(例えば、太陽になり損ねた木星など)等となるので、割合話は簡単になります。2.重力の不思議ー重力子(graviton)は検出できるか?・SVTの科学番組(オリジナルは、BBC?)世の中には、物理学的に4つの力があります。重力、電磁気力、(量子力学的な)強い力と弱い力がそれらです。ちょっと専門的ですが、電磁気力と強い力、弱い力の3つの力は量子論的に統合される力で、量子電磁気学と言う物理学として確立しています。で、残るは、重力。その重力を、量子論的に論じたものが、重力子(グラヴィトン)となる訳ですが、アインシュタインの相対論(重力理論を含む)では、この重力子と言う概念は出てきません。と言うか、相対論と量子論は(現時点で)独立した理論と思われていて、それらを、電磁気学と量子論で成功したように、量子論的相対論として融合させ、理論的に研究されているのが、今の現状です(正確には、数学的理論研究の途上であり物理学的には確立されていません)。重力子はその理論的研究の中で生まれた概念です。上記のテレビ番組は、古典論的な重力=相対論の検出を地球上で行おうとしているのを取材したものですが、結局は、古典的重力(場)を検出するのは、相対論の正当性を検証することなので、量子論者にも実証が待たれるテーマな訳です。・・・おっと、現実に戻って。これから、子供達を保育園まで迎えにいかなければならないので、これにて。(小さい子達を持っていると、宇宙論研究なんて絶対出来ないと思っています。地球磁気圏なら光速で地上に戻ってくる=”瞬時に”戻ってくるのは可能だけど、遠宇宙では、絶対に無理ですわ~)
2008年09月03日
コメント(0)
こちらに移しました。
2008年09月02日
コメント(0)
全22件 (22件中 1-22件目)
1


![]()