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私は、節句を祝ってもらった記憶がない。また、ほかの誰かのために、節句を祝ったこともない。だから、初節句といわれてもピントこなかった。しかし、父として、日本の伝統的なお祝い事の一つでも、何かしてやりたいと思った。義父が、初節句だからとお祝いをくださった。自分たちで人形なり、鯉のぼりなり買ってきたらと、いざ選ぶとなるとこれが苦労する。値段もセットの内容もいろいろ。何軒も出かけていって選ぶならまだしも、ちびをつれて買い物となるとそう時間もない。わたしは、どうせ偽物なら、本物に近いものがいいと思って、伊達政宗の兜と弓矢と刀のセットにした。いずれは、息子のおもちゃとなって、壊される日がくるだろうが、かぶって写真を撮れる日が楽しみだ。
2004年04月26日
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楳図かずおだったかなぁ、へび女の絵が頭に思い浮かぶ。息子の頭の皮膚が、うろこ状になっているのを見て、そう思った。洗っても洗っても、頭から皮膚がはがれてくる。朝も顔が粉をふく。新陳代謝がいいといえばそうだが、爪を切っても切っても、のびてきて、毎日鼻の頭に、傷を作っている。赤ん坊とは、ずいぶん生臭い生き物なんだと思う。
2004年04月19日
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ほほえみには、ほほえみ とは誰の詩だったか。ほんとうに、私たちの笑顔に息子が応えるようになってきた。最初は、眠っているとき、ふにゃっと笑っていたのが、今は、機嫌がいいとき、ほっぺたを指でつついていたり、目を合わせて声をかけると、のどの奥をならすような声を出して、笑って手足をばたばたさせるようになった。それをみて、嫁さんと私が思わず笑ってしまう。彼の笑顔見たさに、朝も早起きになった。
2004年04月17日
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祖母は、夕飯時になると、息子をあやしている。台所にたつ嫁さんの手が離せなくなるからだ。私が早く帰っていれば私が見るのだが。今日は、眠くてじれている彼をあやしていたところ、声をだしたり、笑ったりして、祖母は、喜んでいた。彼を抱き上げるに不安があるので、手を握ったり、ほっぺたを指でつつくぐらいだが、息子は、足をばたばたさせて喜んでいた。年齢差、84歳。言葉を超えたコミュニケーションがある。そのとなりで、英語を学ばせるために、4歳で舌を手術したというニュース。異常な英語教育の韓国の話。日本もそこまで行かないが、小学校で英語を学ばせる学校が半数以上あるという。助けようとしていた女子中学生が、男にカッターで斬りつけられる。靖国問題が憲法違反といわれてとぼける小泉首相。そんなディスコミュニケーションの世の中。日本語をもっと学ぶべき。というより、コミュニケーションのなんたるかを知るべき。
2004年04月13日
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嫁さんが、「桃がみたい」の一言で、出かけることにした。高速で40分も走ると、桃で有名な山梨県一宮町につく。遠くの斜面がピンクに染まっていた。桃が満開だった。小さい子をつれて、公園に入るのもそれなりに苦労が多いことがわかった。止める間隔が近いとシートからおろすのが大変。また、トイレに行くとき、二人なら互いに見ることができるが、一人なら彼を残してトイレに入るわけにもいかない。赤ちゃんずれや車いすの人のトイレは、中が汚れていて、しかも、首の座らない赤ちゃんは、寝かすところがなかった。気持ちよく寝ていた彼も、ミルクを飲んで、うんちをした。嫁さんの車は、フィットなので、後ろのハッチを開けると、おしめ替えも簡単。おしめ替えの最中におしっこが飛び出た。オプションのゴムマットが思わぬところで役に立った。公園内のベンチでミルクをあげながら、日よけや虫除けが必要なこともわかったきた。帰りに桃畑で、写真をとった。桜の時より、花の色が鮮やかにとれた。
2004年04月11日
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赤ちゃんは、ミルクの甘いにおいがすると思っていた。しかし、我が子は、あぶらくさいというか、汗くさいというか。お袋にいわせると、母乳の子は、いい香りがするという。また、女の子は、いいにおいだとも。きょうも、風呂に入れて、念入りに洗った息子にミルクをあげて、おくびをさせようと肩に頭をのせて背中をさすっていると、ふわふわとした髪が鼻をくすぐった。しかし、においは、やはりあぶらくさい。かわいい赤ちゃんだと思っていたが、もう中年のおやじが混じっているのかと思うと、ちょっと切ない。
2004年04月06日
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息子の、息づかいにいつしか、声帯を震わせる声が混じってきた。泣き声は、そのための準備だったのだろう。思えば、産れてからすぐ泣くというのは、人間の性なのだろうか。自分の欲求が、かなえられないとき、苦しいとき、悲しいとき、時にうれしいとき、みな、激しい感情は、泣くことで表わされる。では、言葉で表わすことは、何だろう。一方的に感情をはき出すのが、泣くことだとしたら、声は、人と心を通わせるための一歩なのだろうか。彼が今、何を考えているのか、早く言葉を聞きたい。
2004年04月05日
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