2006.02.03
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子供の頃、


気が小さいヒマ爺は、モジモジしながら仕方ないな~と言う表情で「鬼は~外~」と小さな声しかでません。

よ~し、俺がやるから見ていろよと親父が窓を開け、玄関を開け 「鬼はー外ー!」 「鬼はー外ー!」 と大声を張り上げた。
親父「お前もやってみろ~ほらっ」

近所の人がビックリしてこちらを見ているのが解ります・・・恥ずかしい。

ところが、よその親父も子供も負けない声で 「おには~そと~!」
あちらこちらから 「鬼は~外~!」 の大きな声が・・・一つの風物詩だったですね。

これが、トラウマとなり節分が近づくと落ち着かない日々を送るようになりました。

50歳過ぎたある日、実家に行ったらお袋が「豆用意したからやって」・・・今日は節分か!?しまった来るんじゃなかった。

時代が違うので「鬼は~外~!」の声が何処からも聞こえません。

やりたくないけどな~、形だけやってやるか。
「鬼は~外~」「福は~うち~」とそつなくこなしたつもりでいたら。

お袋が「ダメ、ダメ~。やり直し~、父ちゃんは死んで居ないんだからお前がしっかりしないと~」
幾つになってもガキだと思っている。

と、死んだ両親を思い出す日になってしまいました。





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最終更新日  2006.02.03 20:53:29


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