ちゃいにーずティー

ちゃいにーずティー

2004.01.09
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今日はまた、お仕事。
日本でも、よく患者さんと長話をしたものだが、イギリスに来てからもその癖は変わらない。逆に言うと、イギリス人はおしゃべり好きで、捕まってしまうと、30分ほど離してくれない患者さんさえいる。

今日は、ポールというの患者さんに現在妊娠中という話をしていると、彼がとても興味深い話をしてくれた。

彼は、イギリス人だが、奥さんはスイス人。

ふむ、ふむ。国際結婚ねぇ(興味深々)。

2人の間には、4人のお子さんがおり、4人とも英語、スイスジャーマン(独語)、イタリア語の3ヶ国語が話せるらしい。
実際に、そういう家庭で子育てをした人の話を聞いたことがなかったので、仕事のことも忘れて、すっかり彼と話し込んでしまった。

ポールは、

「とにかく、自分の国の言葉を赤ちゃんに根気強く話しなさい」


何でも、ポールの家では、彼が、英語、奥さんがスイスジャーマンを使って子供とコミュニケーションをとっていたそうだ。
ある日、上の子が2歳くらいのときだったかに、”探していた本が見つかった”、とお母さんに伝えてきて、と英語で話すと、その子は奥さんの所へ行き、スイスジャーマンで彼女に本のありかを伝えたそう。

「そのとき、”やった!”、って思ったんだよ。子供は、本当に語学を自然に習得できるからね。親はただ自分の言語で話しかけていればいいんだ」

ポールは、すごく嬉しそうにお子さんの現在の様子なども話してくれた。

最近マルチリンガルの人たちもたくさんいるし、特にここイギリスでは、第二言語としての英語は当たり前、皆母国語と英語をすらすら使い分けており、簡単なことのようにも思える。が、反面、第一言語を持たないマルチリンガル、つまり、熟考できる言語を持たない中途半端なマルチリンガルも増えてきているように聞く。

最近読んだ本には、3歳までは一つの言語で統一した方がよい、という研究結果も出てきているとか…

そういう中で、自分がどのように子供の言語教育をしていけばいいのか、正直迷っている。実際に生まれてしまってから、さて、どうしよう…ではすまないのだ。
ポールの話も含めて、もっといろいろと自分なりに考えてみようと思う。

なにか、よいアドバイス、体験談などががあれば、よろしくお願いします~。


そういうわけで、仕事中にかなり私語に話を咲かせてしまったが、なかなか興味深い一日でした。





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最終更新日  2004.01.10 03:46:23
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