ちゃいにーずティー

ちゃいにーずティー

2006.08.30
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カテゴリ: Lisaの成長記



最初の1年間は本当にこれでいいんだろうかという思いを抱きつつ、父母それぞれが違う言語で話しかけるという方針で通していた。迷いがあった一因としては、友人から聞いた話で、父母が違う言葉で話しかけていた子供の言葉の遅れが顕著にでて、結局英語一本に変えてしまったという話や、第一言語を持たないバイリンガルやトリプリンガルが増えているという話も時々耳にしていたからでもあった。
しかし、Lisaにはそれほど言葉の遅れは見られず、1歳を過ぎた頃から2ヶ国語の使い分けが少しずつ見られてきたのだった。1歳時は、単語レベルでの会話が主だったが、単語を言うときに、私には日本語で、セイには中国語で言うとい現象が見られてきた。
例えば、3人で夜、外にでたときに空に月が出ていると、指差しながら、私に「ちゅきー(月)、ちゅきー!」といった後、セイに向かって「いぇりゃん、いぇりゃん!」といった具合に。

2歳を過ぎてくると、単語レベルから文章レベルへと進化し、日本語では「て、に、が、を、は」はまだ抜けてしまうものの、大体自分の言いたいことを文章にして言え、中国語でも、それなりに文章化できるようになってきているようだ。

面白いのは、頭の中で自動的に母親には日本語、父親には中国語、と切り替えができているらしく、この間、地面に寝転んで駄々こねポーズをとっていたLisaにセイが何か中国語で言ったところ、Lisaは私のところに走ってきて、「床でネンネしてたら、アリさん来るよ」と言う。セイに何て言ったのか聞くと、まさにそのとおり、床に寝転んでいるとアリが来る、と言ったらしい。自動的に通訳ができているのが面白い。

将来は、セイの前で堂々と内緒話ができるようになってと面白いな(←おいおい)。まあ、その逆もありなんだろうけどさ。

ちなみに、最近になって週に1,2回近所の託児所に預けて英語環境にも少しずつ慣れさせるようにしている。最初は泣いて嫌がっていたのが、今では、「託児所の先生とこいく!」と率先していくようになってきた。どちらにしても父母の会話は英語なので(ネイティブではないので、参考にして欲しくはないものの、日々聞こえていると思われる)、それほど英語には抵抗がないらしい。

将来は、小学校から全日制の日本人学校に通わせる予定にしている。イギリスに住む日本人ママにはよく、何でイギリスで育てるのに、全日に通わせるの?と言われるが、、、それなりに麗秋考えていることがある。

まあ、そちらのほうは、一応、学校に上がったら、スクールホリデーは中国に送り込んで修行させる、というアグリーメントをセイに取らされている。。。あ~あ、Lisaちん、大変そうだけど、頑張ってねん。これも、ややこしい家庭環境に生まれてきた宿命だと思ってね。

そんなわけで、Lisaのトリプリンガルへの道は日々続く。
そして、いつかこの環境に生まれてきてよかったとLisaが思えるようになる日が来るよう、日々願う麗秋である。









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最終更新日  2006.08.30 07:59:54 コメント(1) | コメントを書く


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