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アスベスト禍で日本列島はいま蜂の巣をつついたような大騒ぎである。6月末、大手機械メーカー・クボタが、尼崎市の工場従業員や出入り業者計78人が中皮腫で死亡していたことを公表したことが発端である。近隣住民2人がすでに中皮腫で亡くなっていたから、大変である。しかも、電機業界や造船業界、自動車業界などでも中皮腫の死者を集計してみたら、予想以上に被害が広がっていることが分かった。石綿は過去に約1千万トン輸入され、大半は建材に使われたという。輸入のピークは70年代だったから、潜伏期間を考えると被害は今後ますます増えるだろう。恐ろしいことに、現在、マンションブームである。いま解体されているビルのほとんどは、石綿が多用された60~70年代の建築物だ。街中はいま、花粉みたいにアスベストが飛散している。アスベストは熱に強いし酸化しにくいからやっかいだ。それなのに建設業者は知らん顔だ。ある都内の保育園では、改修工事中、天井裏などにあった石綿が飛び散っているのに100人を超す園児がそのまま保育を受けさせていたという。心配した保護者らが区と業者を訴え、子どもが将来石綿が原因の病いを患ったら、区が治療費などを負担することで1年前、和解した。発がんするまで被害が分からないし、発がんしてからでは遅い。ずっと昔、ロンドンの煙突掃除夫の職業病として知られた陰嚢がんも、発がんまで10年以上かかるため、因果関係の立証が難しかった。煙突内でスス掃除をした子供たちが、がんになるのは青年になってからだ。多くの研究者たちは、コールタールを体に塗って人工がんができることを立証しようとしたがことごとく失敗。その人工がんを世界で初めてつくったのが、幻のノーベル賞学者といわれる日本の山際勝三郎だった。1915年のことだ。寿命の比較的長いウサギの耳に、毎日毎日コールタールを塗ったそうだ(「がんというミステリー」宮田親平著)。潜伏期間の長さで同じように恐ろしいと感じたのは、今年2月、日本の男性から確認された変異型クロイツフェルト・ヤコブ病である。英国で感染したとみられるが、89年のたった1カ月間の滞在が命取りになった。10年以上たってからの突然牙をむいたわけだ。厚労省はこの6月から、80~96年に通算1日以上、または97~04年に通算6カ月以上、英国に滞在歴のある人の献血を断っている。94年に英国入りした私も、いまヤコブ病を患っていないか心配の日々だ。もちろん、昔は、学校の教室、体育館、給食配ぜん室、保健室などの天井はみな石綿だったから、中皮腫だっていつ発がんするか分からない。5万円を当てよう!【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
July 23, 2005
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アイドルグループ「NEWS」のメンバーの少年が仙台市内で酔って暴れ、宮城県警に補導された。18歳だからか新聞には実名が出ていない。逆に、この酒席に同席したフジテレビ社員のひとり、女子アナ菊間千乃は実名がしっかり新聞に載っている。しかしこっちは33歳で、道義的にはともかく、法律的には問題ない(社内で謹慎処分は出たけど)。なんかおかしい。NEWSのメンバーが未成年だといっても、普段のニュースでは、新聞・雑誌に名前が出る。しかも、記事の注釈として、「NEWSとは山下智久を中心とする8人組」などと紹介されたりしている。こっちは実名。いよいよおかしい。まさか、悪いことをしたときだけ、プライバシーが保証されるのだろうか。最近、プライバシー論でおもしろかったのは、読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長の発言だ。昨年、ガウン姿でマンション5階の自室にいるところを撮影され、週刊文春に「ワンマンの末路」と見出しをつけて掲載されたため、「プライバシーを侵害された」として文春を訴えていた裁判で、文春側から、車いす姿で自宅療養中の田中角栄元首相を空撮した毎日新聞の写真が86年度の新聞協会賞を受賞したことについてどう思うかと問われ、「プライバシー侵害であり、授賞は間違いだった」と言ってのけたのである。先月、巨人の代表取締役会長に就任したのは、まだまだ「末路」でないことを証明するためだったか。きょう「名誉毀損裁判」(浜辺陽一郎著)を読んだ。最高裁判所の判例によると、名誉毀損が成立するかどうかは、「一般読者の普通の注意と読み方」に照らして判断されるべきものであるという。1951年の麻薬取り締まりの記事について、名誉毀損で訴えられた朝日新聞社側は記事の前段と後段はそれぞれ別個の意味として解釈可能だして反論したが、裁判所は「別個の意味に解されないことはないとしても、一般読者の普通の注意と読み方からすれば~~」として、新聞社の言い分を認めなかった。もっとも一般読者とはだれなのか。72年の東京地裁判例がおもしろい。某雑誌の読者層が「30代から40代のサラリーマンあるいは自家営業者もしくは主婦らであることが認められ、特段に知的水準が高いとはいえないことに鑑みると記事内容どおりの人物であるとの印象を受ける」などとしている。裁判官の高邁さがみてとれる。名誉毀損裁判で思い出されるのは、ロス疑惑関連だ。被告となった三浦和義は、新聞・週刊誌・テレビなどを相手に、「プライバシーを侵害された」として200件以上の訴訟を起こした。大阪新聞の対応が忘れられない。「娯楽紙なので読者は真剣に受け止めることはあり得ない」と自ら報道の真実性を否定し、免責を求めたのである。東京地裁は「記事がウソだと断っていない以上、そうした主張は認められない」と計110万円の支払いを命じた。ジャーナリズムとして自殺行為だと思っていたら、3年前、本当に廃刊になってしまった。一方、夕刊フジに対しては、東京高裁が「読者は夕刊紙の興味本位の記事として一読したにすぎず、名誉棄損にあたらない」としている。5万円を当てよう!【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
July 17, 2005
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日本道路公団発注の橋梁工事について、公団現役幹部が入札前に受注業者を指名していたことが明らかになった。さらに公団元理事の男は、業者に天下ったあと、公団の技術担当者に直接電話をかけて工事内容を確認し、工事割り振りのための情報を受け取っていたらしい。この事件は当初、鋼橋メーカーによる談合事件かと思っていたが、どうやら日本道路公団による「官製談合」だったようだ。このご時世、まだそんなことをやっていたのか、とあきれてしまう。業者間に競争原理が働かなければ、橋でも道路でも建設コストが跳ね上がる。公取委が発表した資料によれば、過去の談合事件では、立ち入り検査後、落札価格が平均18・6%下がったという。つまり、談合によって2割近く割高な橋や道路を国民が買わされていたということだ。これを、今回の事件に当てはめてみると、日本道路公団発注の鋼橋工事の事業費は、03年度512億8千万円(平均落札率97・1%)、04年度848億3千万円(同96・4%)だから、この2年で計262億円の税金がムダに使われた計算になる。このムダになった税金をどう取り戻すか。公団が談合をしていたメーカーに受注額の10%を請求する、という報道を見て笑ってしまった。談合は、公団自らが主導していたくせに、工事契約の際に結んでいた違約金条項を理由に、彼らに責任を押しつけるとは何という厚顔だろう。この違約金条項を結ぶ際、契約用紙にメーカーが印鑑を押すシーンを想像してみるとおもしろい。場所は公団の会議室。公団の担当者が「今回の橋梁工事は貴社が選ばれました」と恩着せがましく言う。「昨年、OBを1人引き取っていただいたお礼です」と声をひそめて付け加える。そして、談合していた場合には公団は違約金を請求できる、などと書かれた違約金条項の用紙を差し出し、サインを求める・・・・・・・・・・。ブラックジョークみたいだ。先日、「道路の経済学」(松下文洋著)を読んだ。国と地方の公共事業費は、1975年は16兆円だったのに、95年には50兆円を超えたそうだ。GDPに占める割合は、6%を超える。ほかの先進国の1~2%台と比べても異常に高い数字だ。公共事業に占める道路の割合はずっと3割でダントツトップ。そのうち2割が談合によって割高だったと考えると、そのカネで東京湾にアクアライン(事業費1兆4400億円)が毎年7本架かる計算だ。だいたい、「30年の償還が終わったら高速道路は無料にする」という約束を、公団はいつ果たしてくれのか。先進国で高速道路が有料なのは、日本とイタリアだけだ。イタリアは1キロ当たり7円程度だが、日本は30円! いよいよ夏休みが近づき、行楽地に出掛ける人も増えるだろう。世界一高い高速道路を走っているという喜びをかみしめたいものだ。5万円を当てよう!【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
July 16, 2005
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「9・11」からもうすぐ4年になる。私は当時、転職してまだ2週間足らずだった。着の身着のままの4日間の出張を終え、帰りのハイヤー内で、同僚とテレビを見て仰天した。NY世界貿易センタービルの周辺から土煙が上がっているのが見える。5インチくらいの液晶テレビだったから、DVDの映画のワンシーンではないか、と錯覚した。あの日から世界は変わった。マドリードで、ロンドンで、次々無差別テロが発生し、世界中のどこを探したって安全といえる場所が一つもなくなった。「9・11」は防げなかったのか。きょう、「CIA失敗の研究」(落合浩太郎著)を読んで、CIAの諜報能力を私たちがいかに過大評価していたかよく分かった。まず、CIAのエージェントたちは語学が全くダメだった。信じられないことに、CIA内の対テロセンター(CTC)は、監視対象の8割がアラビア語を話すのに、アラビア語の使い手がたった2人しかいなかったという。アフタニスタンのパシュトゥン語やイランのペルシャ語はいずれもゼロ。冷戦時代の国家戦争観を引きずったままだったためだろう。CTCは出世コースから外れた吹き溜まりのような部局だったらしい。FBIとの連携ミスも重なった。FBIへの情報提供者が、同時テロ実行犯アルミダルとアルハズミの2人と長期にわたって接触していたことがテロ後に判明したが、2人を追っていたCIAには伝わらなかった。一方、CIAは2001年1月以降、アルハズミを監視し、米国に入国した情報も掴んでいたのに、国内の監視権限を持つFBIにその情報を引き継いでいない。もう一人のアルハズミについても、コール爆破事件の容疑者と関係があったことが分かったのに、国務省に伝えなかったため、2001年6月、移民局は期限切れビザを更新してしまった。こうして、9・11が刻一刻と近づく。01年5~7月、国家安全保障局はアルカイダによる攻撃が近いことを知らせる30以上の通信を傍受した。7月のジェノアサミットのときには、エジプトの諜報機関から、飛行機をビルに衝突させる計画があるとの情報を得ている。同じ7月、CIAのアリゾナ州のフェニックス支局のFBI捜査官が航空訓練学校のアラブ人を不審に思い、本部に情報を上げたが証拠不十分で却下。テロまで約3週間と迫った8月には、航空訓練学校から、ジャンボ機が武器として使われる危険性があるとの通報を受け、訓練生ムサウイを逮捕した。現場の捜査官がムサウイのコンピューターの中身を調べたいと言ったが、本部が却下してしまった。そしてテロ前日の9月10日、国家安全保障局は「明日決行」というアルカイダの二つのアラビア語のメッセージを傍受していたが、翻訳されないまま放置された。そして、9・11を迎えたのである。5万円を当てよう!【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
July 15, 2005
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先日、ロンドンの爆破テロのTVニュースを見ていたら、意見を求められた女性コメンテーターが「テロを防ぐために大切なのは教育です」と力説していた。どこかの井戸端会議じゃあるまいし、よくそんな誰も反論できないありきたりの意見をTVで堂々と言えるものだ、とあきれたものだ。しかも、全く的外れだったことが後日分かった。この発言は、犯人をイスラム過激派だと思いこんでのものだろうが、実は、犯人らは地元の大学でスポーツ科学学科を専攻していた普通の若者たちだったのだ。最近、テレビでも論壇でも、議論が下手な輩が多くなってきた。議論のための議論以外の何ものでもない。きょう「負けた教の信者たち」(斎藤環著)を読んで、その思いを一層強くした。著者は冒頭、日テレ「電波少年」やNHKスペシャル「奇跡の詩人」などのテレビ番組が真実性を問われたことをテーマに取り上げている。ラカン派哲学者やら何やらの言説を引用して小難しく論じているが、簡単に言ってしまえば、いくらウソが少々許されるテレビ番組でも一線を超えてはいけませんよ、というだけのことだろう。2003年夏に相次いだ少年犯罪についても、著者は「メディアも私たちも、語るべき少年犯罪の長き不在に飢えていたのではないか。この種の欲望については口をぬぐい、その一方で犯罪の予防を要請する欺瞞とは私は共存できない」と記している。「あえて言ったぞ」と勇気を誇る匂いが漂う。そんな欲望なんてほとんどの人は持ち合わせていないから、読者はみんな白けムード。イラク人質事件の邦人3人についても、「彼らを一度でも叩いた人々は、彼らの存在を前に冷静でいられなくなるほど、あの3人が好きだったのだ」と論じている。あえて奇をてらったつもりだろうが、正直、全然おもしろくない。付け加えるなら、この本のタイトル「負けた教の信者たち」が嫌らしい。そもそも、雑誌に書いたものを集めただけだから、負けた教について触れているのは、冒頭の「はじめに」のところくらい。著者も、最近はやりの「格差」や「勝敗」を論じた便乗本だと文中で認めている。もちろんタイトルも議論も自由だが、最初に紹介した女性テレビコメンテーターにしても、「負けた教の信者たち」のこの著者にしても、結局は対象に肉薄できていない。まるで言葉遊びみたい。議論が空回りしているカラカラという音が聞こえてくる。人の心を打つ言葉や議論は、わざわざラカン派哲学者などの言説を引用せずとも、平易な言葉で表現できるものだ。5万円を当てよう!【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
July 13, 2005
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お子さんにお小遣いをいくらあげているだろうか? 私は小学生時代は学年×100円、中学生になってからは3000円程度をもらっていた。いろいろやりくりしながら、漫画「キャプテン翼」や月刊天文誌スカイウオッチャー、音楽CDなどを買っていた。昨年、日本銀行が全国調査したところでは、小学校1~2年のお小遣い額は平均965円、3~4年が1164円、5~6年1320円、中学生2555円、高校生6200円だったそうだ。意外に少なく、「友達はもっともらっている」とお子さんは言うだろう。どこまで小遣いに含めるかで数字は異なってくるからあまり参考にならない。大人になれば、サラリーマンなら月給をもらうし、起業家なら会社を経営する。お金と無縁な生活などあり得ない。それなのに、学校でおカネの使い方について学ぶ機会がないのが不思議だ。お金は親がくれるものと思っているから、自分の分がなくなると、友人や隣人から奪おうとする。大きくなって、強盗やら汚職やら詐欺やらの事件を起こしてからでは遅すぎる。親が働いた報酬で、いまメシを食えているという意識を持てないから、ニートが増えるのだ。小さい時分から、何を買うか優先順位を決めたり、どこの店が安いか調べたり、一部は我慢して貯金に回したり、といった訓練がこれからは必要だ。これからは米国みたいに日本も資産運用の時代になる。大人になってから慌てても間に合わない。最近読んだ「わが子が成功するお金教育」(榊原節子著)の中に、年齢別のお金教育プログラムが紹介されている。著者はこの本の中で、幼少時から銀行、証券会社に子供を連れて行きなさい、10歳からはレストランなどの請求書が正しいか子供に確認させなさい、15歳からは予算を決めて家族旅行の計画を立てさせなさい、などと具体的に提案している。カネ儲けは悪いという固定観念を、まず親が払拭することから始めないといけない。お金で大成功したライブドアのホリエモンの実家(福岡県八女市)には、子育ての相談が1日十数件あるそうだ。相手は、20代、30代の子供を持つ親が多い。ちなみにホリエモンの小遣いはゼロだった。チチエモンこと奉文さんはある雑誌のインタビューで、「親類が多かったので、お年玉は十分にもらっていました。それ以上あげても、漫画本とかテレビゲームとか必要でないものを買ってしまうだけ。お金は黙ってても誰もくれない、お金とはどういうものかを考える機会にはなったと思うとです」と答えている。お金はあるに越したことはない。ただ、「金を忠実な召使いにせよ。さもなければ横暴な主人になる」という諺を忘れてはいけない。5万円を当てよう!【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
July 12, 2005
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世の中、振り込め詐欺だとか、悪徳リフォームだとか、他人を騙して金を奪い取ろうという輩が多すぎる。困ったものである。私もいつ騙されるかと毎日気が気でない。ガソリンスタンドでは「無料点検です」とかなんとか言われて、店員にバンパーを開けられ、こちらが専門知識を持っていないのを見透かしてか、必ず「バッテーリーの交換時期です」とか「エンジンオイルが汚れています」とか言ってくる。以前、交換したばかりだったバッテリーの電圧が「下がっている」と言われたから、「買った店に抗議してくる」と言ったら、店員がしどろもどろになった。車検のときも、「○○が悪い」「○○液が汚れている」とか言ってすぐ金を使わせようとする。本当に困ったものだ。最近、「金融広告を読め」(吉本佳生著)が出版された。最近は猫も杓子も資産運用の時代だから、金融広告に騙されないよう、しっかり自衛テクニックを身につけなさい、というのが主題のようだ。第1章で取り上げられていたのが外貨預金。年率10%などと表示されているケースが多いが、小さく「最初の1カ月だけ」と書かれているから注意しないと騙されるよと指摘している。為替手数料がかかるうえに、源泉分離課税で20%差し引かれるから、1カ月後に円に戻そうというつもりの人はほとんどの場合、収支がマイナスになる。まあ、私にしてみれば、こんな当たり前のことをわざわざ「金融広告を読め」などと仰々しいタイトルをつけ、ことさら500ページにもわたって書く必要があるのか、と疑問が沸いてしまった。むしろ、こんな本を買ってしまった人こそ騙されたというべきか。そんなリスク管理は当たり前という人はそもそも読むのがバカらしいし、これから資産運用に挑戦しようなどという人は、専門用語が多くて読みづらい。そういえば、最近話題になった「心理テストはウソでした。受けたみんなが馬鹿を見た」(村上宣寛著)も、読者を騙された気分にさせる嫌らしい本だ。例えば、血液型度チェックはまやかしだと指摘し、当たった気にさせるだけで、たとえ当たらなくても「君は自分を意外に知らない」とどっちに転んでもいいように出来ていると説明する。視点はおもしろいが、筆者の文章が稚拙で内容が分かりにくい。タイトルの分かりやすさに騙されてこの本を買った人は、第1章「なぜかみんなの好きなABO」までが限界。だいたい引用が多すぎて、まどろっこしい。税金で食っている人は、もっと分かりやすく書く努力をし、培った能力を世間に還元してほしい。話は戻る。騙しテクニックの観点から特集を組んでいたのが、日経トレンディ7月号「知って得する購入術-うたい文句の裏を読め」である。疲労回復や皮膚の老化防止に効果があるとされ、ダントツの人気を誇るサプリメント「コエンザイムQ10」だが、含有量1000ミリグラムなどと大宣伝されていても、それが1日分なのか1粒分なのかはたまた包接体の量なのか、よく吟味しないといけないらしい。デジカメの購入についても、画素数ばかり宣伝されるが、撮影素子の大きさも検討が大切である。液晶テレビも、視野角の数字にだけ惑わされず、IPS方式かVA方式かよく見極めなければならない。ビールも「生」と宣伝している商品があるが、実はいまは、熱処理をしていないので、すべてが「生」。むしろ、生でないことを宣伝する銀河高原ビールも登場しているくらい。結論から言えば、世の中、人を騙すような表示ばっかりだということだ。本当に困ったものだ。5万円を当てよう!【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
July 11, 2005
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日本は現在、世界で第2位の音楽消費地だ。日本が国際レコード産業連盟の統計に登場した73年以降、この順位はずっと変わらない。1位は米国で、そのレコード売上高は04年で120億ドルに上る。世界市場の約4割を占めるそうだ。2位の日本は46億ドル。3位は英国で28億ドルとなっている。日本は、ビートルズやローリングストーンズの国を凌駕しているわけだ。ところが、著作権料の徴収額を基準に見ると、日本の音楽市場の別の顔が見える。日本の音楽業界は03年度、国内外すべてを含め、計1100億円の著作権料収入があった。このうち、海外で買われたりオンエアされたりしたため発生した著作権料はわずか5億円だ。つまり全体の0.5%にしか過ぎないわけだ。米国では海外分が21%になり、英国では32%になる。日本がいかに世界に音楽を発信していないかという証左だ。おまけに、Jポップ業界にとって頭が痛いのは、海外で消費される音楽の大半が、アニメのテーマソングや挿入歌、BGMだということである。03年度の例では、1位の「ポケットモンスターBGM」が7割を占め、10位まですべてアニメ音楽である。よく、日本のミュージシャンが台湾や香港でコンサートをし、大成功だったと報道されるが、ファンの裾野は意外と狭いとしか言いようがない。坂本九の「SUKIYAKI」が全米ナンバー1になったのは、1963年だった。同じく坂本の「CHINA NIGHTS」が同年58位になった。その後、日本のJ-POP歌手でめぼしい活躍と言えるのは、79年のピンクレディ「KISS IN THE DARK」が全米37位、82年のイエローマジックオーケストラ「COMPUTER GAME」が60位、90年の松田聖子らの「THE RIGHT COMBINATION」が54位、2001年の倖田來未「TRUST YOUR LOVE」が19位といったところか。最近、「Jポップとは何か」(烏賀陽弘道著)を読んだ。これによれば、Jポップ業界は最近、CDの売り上げが10万~100万枚の中堅層が極端に減ったそうだ。01年のエイベックス社の売り上げの4割は浜崎あゆみ、東芝EMIの売り上げの4割は宇多田ひかるが占めているという。メガヒットを放つ大物の次は誰もいないということだ。また、次のような意味深なデータも紹介されている。ちょっと古いが68年から91年まで、シングルの首位獲得週数を調査したところ、10週を超えた上位14曲のうち、5位の「SAY YES」(チャゲ&ASKA)を除いて、すべて、CMタイアップが盛んになる以前、80年代初頭までの曲だという。CMやドラマとのタイアップが主流になり、ヒットの持続期間が短くなっているのだ。昔でいう国民歌謡のような息の長いヒットソングが生まれない構造にになっているということだろう。5万円を当てよう!【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
July 10, 2005
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ロンドンで同時爆破テロが起きた。死者は50人を超えそうだ。犯行声明を出したアルカイダ関連組織「アブハフズ・アルマスリ軍団」は、以前、日本を名指しして脅迫したこともあるらしいから、さあ大変である。日本国内の空港や地下鉄は厳戒態勢に入った。東京の1日当たりの輸送人員は770万人で、ロンドン(260万人)の3倍である。「被害も3倍だ。大変だ大変だ」と掛け声だけは大きい。だが、まさか地下鉄の乗客を一人ひとりボディチェックするわけにもいかない。結局、駅構内のごみ箱を撤去するとか、警官を配置して目を光らせるとか、その辺が関の山である。ロンドンの無垢の住民が無差別に狙われたのは確かに悲劇だが、実は、今回のテロの発端となったイラクでは、50人が死亡する自爆テロなんて、悲しいかな、日常茶飯事状態である。4月末にイラク新政権が成立して以来、テロによる死者は800人を超えたと報道されている。犠牲者の多くが市民なのは、ロンドンとなんら変わらない。しかも、イラクは、米軍やイラク軍が物々しい警備をしていてこの有様である。目も当てられないのは、むしろイラクの方ではないか。それにしても、戦争のリアルさは日本にはなかなか伝わってこない。メディアのインタビューで「怖いですね」とサラリーマンが言っても、危機感はゼロに等しい。きょう最近ベストセラーになっている「となり町戦争」(三崎亜記)を読んだ。なかなかよく出来た小説だ。となり町との戦争に巻き込まれた主人公は戦時特別偵察業務という役目を与えられる。だが、町には火の手が上がるでもなし、主人公はリアリティを感じることはできない。役場の指示に従うだけだ。それなのに広報で伝えられる死者数だけがどんどん膨れ上がっていく。そして主人公は最後にこう叫ぶ。「わからない。人が一人死んだ。ぼくのために。でも、そのことへの罪悪感がまったくわいてこない。あまりにもリアルじゃないから。まるで遠い砂漠の国で起こった戦争で、死者何百人ってニュースで聞いているみたいだ。まるで他人事だ。この戦争はリアルなの? 痛みはあるの?」。この小説のなかで、もう一人の主要登場人物である役場の職員・香西さんは、弟を今回の戦争で失ってしまう。主人公は「弟を殺した誰かを恨む気はあるか」と尋ねる。香西さんは「弟は誰かに殺されたわけではなくって、戦争で死んでいったのですから」と答える。これほど、リアリティのない言葉はないだろう。誰かが誰かがを撃ったり刺したりし、たくさんの血が流れたはずだという想像力が全く欠如した世界だ。だれかが突然、霧みたいに消えてしまった空虚さがあるだけだ。日本人が考えるイラク戦争もロンドンテロも結局この程度の認識なのだろう。5万円を当てよう!【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
July 9, 2005
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今年3月、日本のレコード業界を揺るがす事件があった。携帯電話の「着うた」の配信を不当に制限したことが独占禁止法違反だとして、ソニー・ミュージックエンタテインメントや東芝EMIなど大手レコード会社5社に、公正取引委員会が排除勧告をしたのである。新聞報道によれば、5社は、保有する平井堅や中島美嘉、安室奈美恵ら人気歌手の楽曲の配信を独占したため、ほかの配信会社は、動物の声などを配信せざるを得なかったらしい。レコード会社はいま台所が苦しい。最盛期だった98年のレコード生産金額は約6000億円。CDプレーヤーの普及が加速した88年の売上高は3400億円だから、10年でほぼ倍になった計算だ。ところが、98年から急降下する。6年間ずっと右肩下がりで、04年にはついに3700億円まで落ち込んだ。つまり80年代に逆戻りしたわけだ。だからといって、いま音楽業界が不況なわけではない。音楽著作権使用料の推移をみると、1995年は820億円だったが、98年に980億円まで伸び、03年は1100億円に迫っている。日本の音楽市場はまだまだ拡大中なのだ。この著作権使用料の伸びを支えているのが、ネットによる音楽配信である。その著作権使用料は、99年はわずか3億円だったのに、03年には82億円に急増した。そのうち、92%にあたる76億円が着メロである。これは、通信カラオケによる著作権使用料56億円よりずっと多い。ところが、着メロは歌が入らないため、直接、著作権者に著作権料が支払われて、悲しいかな、レコード会社の収入にならない。巨大市場に成長した着メロの配信サイトを最初に立ち上げたのは、レコード会社ではなく、カラオケ関係の系列会社だった。出遅れた大手レコード会社は、市場規模がすでに31億円に膨らんでいた01年になってようやく、参入を始めた。慌てて大手数社が集まって、共同で立ち上げたのが着メロ配信会社「レーベル・モバイル」である。彼らは著作隣接権を持つ「着うた」の配信に力をそそいだ。だが、その市場規模は現在でも1億円強に過ぎない。その焦りが、冒頭の独占禁止法に触れる行為に結びついたということだろう。レコード業界は、再販売価格維持契約(再販制)によって守られてきた。1980年、東京都三鷹市で初めてレンタルレコード店が登場すると、レコード会社は民事提訴を繰り返し、91年から新譜発売後1週間のレンタル禁止を決め、94年からは、邦楽は発売日から3週間、洋楽は1年間レンタルできないようにした。レンタルレコード店は、89年の6000店をピークに減少し、04年には3000店強にまで半減させられたのだ。2000円程度の安価な逆輸入盤が登場したときにも、政府に規制を働きかけ、04年6月、逆輸入CDの環流を禁止する著作権法改正が国会で可決させている。今回の公取委による排除勧告によって、もともと世界一の高値で音楽を買わされてきた日本のファンは溜飲を下げたに違いない。5万円を当てよう!【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
July 8, 2005
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最近、小田和正がアルバム「そうかな」を発売した。前作の「自己ベスト」はオリコンの最年長1位を記録したそうで、今回も売れ行きが楽しみなところ。ところで今回収録曲を見て驚いた。1曲目の「まっ白」はTVドラマ「それは、突然、嵐のように…」の主題歌、2曲目の「静かな場所」はTV番組「素顔がイイねっ!」のエンディング曲、3曲目の「大好きな君に」はNHKアニメ「雪の女王」のエンディングテーマ曲、4曲目の「僕らの夏」はABUアジア太平洋ロボットコンテスト2002東京大会のテーマ曲、7曲目の「たしかなこと」は明治安田生命企業CMソングといった感じで、実に全11曲のうち9曲がなんらかのタイアップ曲になっている。小田和正といえば、ドラマ「東京ラブストーリー」(フジテレビ)の主題歌「ラブストーリーは突然に」の大ヒットで知られる。254万枚を売り上げ、91年のシングル年間売り上げ記録の1位になった。TVドラマとのタイアップの大成功例として、その後の「お手本」になったとされる。その年の売り上げ2位のCHAGE&ASAKA「SAY YES」もドラマの主題歌だったことで、91年は「ドラマとタイアップすればミリオンセラーを狙える」という意識を音楽業界の関係者に植え付けた年になった。このことは、次の数字を見ると理解しやすい。この91年以降、日本のレコード生産高が最高を記録した98年まで、各年のシングル年間ベスト3を調べると、97年のKinKi Kids「硝子の少年」をのぞいて、すべてテレビドラマやCMのタイアップ曲なのだ。もっといえば、この91年から98年にかけてのオリコン年間シングルセールス上位50曲のなかで、TVとのタイアップ曲は実に40曲以上占める。97年はなんと47曲がタイアップ曲だったという(「Jポップとは何か」烏賀陽弘道著)。TVとのタイアップのもともとの火付け役は、78年の堀内孝雄「君のひとみは10000ボルト」や南こうせつ「夢一夜」だった。当時は、シンガーソングライターは、商業主義的な歌謡曲と一線を画し、安易にテレビに出演しない風潮があった。そのテレビ拒否派のひとりである彼らが、資生堂のために曲を書き下ろし、その企業や商品の価値を高めることに成功したことで、CMタイアップが一気に広がった。ところが、バブル期に入ると、商品が高級志向に向かい、CM曲がクラシック音楽に流れた。ホンダ「プレリュード」はボレロを使い、サントリー「ローヤル」はマーラーの「大地の歌」を使った。その流れを再び邦楽に戻したのが、同じテレビ拒否派の系列に連なる小田和正だったのがおもしろい。電通が、CMタイアップ曲を探す部門を新たに発足させたのは、この曲が大ヒットした翌92年である。この新部門は94年に部に昇格し、96年に局になり、2000年には独立会社になった。タイアップ全盛時代の到来である。同時に、「15秒程度のCMの放映時間を意識し、サビはいいが、ほかの部分は後からつなぎ合わせた印象の曲が増えた」という指摘が業界内で出始めた。ぼくは、その最たるものが、小田和正のシングル「ラブストーリーは突然に」と一緒に収録された「Oh!Yeah!」だったとみている。この曲は第一生命のCMタイアップ曲としてこれまた大ヒットしたが、曲の一体感が全く感じられなかった。皆さんはどう思われるだろうか。5万円を当てよう!【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
July 7, 2005
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知人に長女が産まれたので、その出産祝いを郵政公社の「ゆうパック」で郵送したら、配達員が知人と接触できなかったらしく、10日ほどしてわが家に荷物が戻ってきた。そろそろ引っ越しすると聞いていたから、「ちゃんと確認してから郵送すればよかったな」と反省したものの、もしいま、その知人に新住所を聞いたら、いかにもお祝いを送るぞ、という匂いプンプンでちょっとイヤだ。相手だって言いにくいだろう。よくよく考えてみると、引っ越ししたなら転居届が出ているはずで、なにゆえ「ゆうパック」がその変更先に届けられなかったのか、という疑問が沸いてきた。そこで、ゆうパックの問い合わせ先に電話してみた。戻ってきた荷物の「小包番号」を伝えると、配達員が計4回、相手先の家を訪れ、毎回不在通知を郵便受けに入れた、という記録が残っているという。つまり、荷物の受取人の方が不在通知を見落としたか、荷物の依頼主である私の名前を見て受け取りを拒否したか、どちらかだというわけだ。「相手がそこに住んでいるという確認はしたのですか」とちょっと食い下がってみたら、電話口の担当者は「配達員が疑いもせず4回も不在通知を入れているから表札が出ていたのでしょう」と言う。そこで、一応、相手が転居届を出していたか確認してもらうことにした。しばらくして現地の郵便局から返答があった。それによると、すでに業務時間外なので転居届の確認は後日になるが、現在のところ、そこには別の人が住んでいることが分かった、という話だった。つまり、不在通知は計4回、私の氏名が書かれ、まったく見ず知らずの人の郵便受けに投函され続けたことが分かったわけだ。翌日、再び現地の郵便局から電話があって「転居届が出ていました。配達員はまだ経験半年でして」と平謝り。私が出した荷物は、500キロ離れた相手先まで運ばれ、1週間放置され、あちこち傷つき、また無意味に500キロ戻ってきただけだったことが分かった。失敗は仕方ない。それを攻めるのは酷だ。ただ、後日談がある。郵便局はゆうパックがちゃんと相手に届いたかどうか知らせる「お届け通知」という独自サービスをやっている。この通知がわが家に届いたのである。ここには「先日お預かりしましたゆうパックを無事にお届けしました」と書かれてあって、私は色を失った。確かにわが家には届いたけれど。ご丁寧に「このお届けを通知するサービスは郵便局だけのサービスです」と書かれてあるのには苦笑せざるをえない。もう一つの後日談。同じ荷物を無料で再度届けてくれることになり、担当者から「着払い専用のシールで送ってくれたら、こちらで処理します」と言われた。私は「分かりました」と答えたものの、よくよく考えてみてまた首を傾げてしまった。出産祝いの荷物が着払いで届いたら、誰だってびっくりするだろう。たとえ料金を払わなくてもいいと言われても、いきさつを知らない相手は「無神経な奴だ」と思うだろう。しかも、担当者は「こちらで処理します」と言ったが、その新米の配達員がまたミスして、相手から着払い料金を請求しているのではないかと、いま冷や冷やしている。荷物は今日中に届く予定だ。心配で心配できのうから全然眠れない。5万円を当てよう!【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
July 2, 2005
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私が大好きな作家の一人に、佐野眞一がいる。「遠い『山びこ』」は傑作だった。山形県の一寒村の教師・無着成恭とその教え子たちのその後の40年間を描いた作品で、食い入るように読んだ。ダイエー王国を築いた中内功の軌跡を描いた「カリスマ」も、本人から名誉毀損で何度も訴えられながら、足かけ20年取材を続けた特筆すべき作品だった。「だれが『本』を殺すのか」は出版不況のなか、非常にタイムリーな作品だったし、いまも広く読まれている。きょう、その佐野眞一がノンフィクションの作法について書いた「私の体験的ノンフィクション術」(佐野眞一著)を読んだ。物書きとしての手の内を明かすような内容なのに、ほかのノンフィクション作品と同様、ディテールが詰まっていて驚いた。佐野眞一はまず「ノンフィクションとは、固有名詞と動詞の文芸である」と規定。「形容詞や副詞は修辞句は腐るがが、固有名詞と動詞は人間がこの世に存在する限り腐らない」とその理由を説明している。また、業界用語を多用することで、結局何も語りえていない自称ライターらが増えたことについて、「その世界でしか通用しない用語や符丁を使って得意になっているライターは、書くと言うことを初めから勘違いしている」とバッサリ切って捨てる。環境問題について「地球にやさしい」などいうあんちょこな言葉を使うライターほど、信頼できなものはないというわけだ。さてさて、具体的な書き方について。佐野眞一は400字詰め原稿用紙2000枚という大著「巨怪伝」を例にとって説明する。まず仮説を立て、資料集めをし、取材する。さらに、16章だてにすると決めたら、ダンボールに16まで番号をふり、取材ノートと資料をそれぞれの箱に入れる。さらに各章の構成を考え、取材・文献の漏れを再度確認し、最後に執筆に取りかかる。執筆だけで丸2年。取材スタートから完成まで丸9年かかったそうだ。「取材ノートや文献を見なくても書けるというところまで自分を追い込んで置かないと、どんな作品でも書けないと心得ておくべきだろう」とこれまた厳しい指摘。また、長編の場合は、生活のリズムを崩さないように1日10枚などと目標を決め、いくら興に乗っても、それ以上書かないようにするのがコツだとか。調子に乗って書き続けると、翌日読んで、あまりの上滑りの文章に赤面してしまう結果になる。「夜を味方につけなれば書けない連中の作品はどこか独りよがりでやせている」と舌鋒止まらない。軽いフットワークと根気がなければ、ノンフィクションライターは務まらないのはいうまでもない。さらに、一冊180円のコクヨの原稿用紙が買えず、新聞に挟まれた広告ちらしの裏に書いたこともあったというから、貧乏の覚悟も当たり前か。おまけに、孤独に耐えられなくてはやっていけないとか。筆者によれば、作家の生活は島流しにあった囚人同然で、誰も読んでくれないかもしれない手紙を空き瓶に入れて無人島から流すような生活が続くのだという。5万円を当てよう!【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
July 1, 2005
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