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財団法人の日本漢字能力検定協会が今年の世相漢字に選んだのが、「愛」だった。愛・地球博やら純愛ブームやらあったが、一番は、紀宮さまのご結婚だろう。世相をおもんぱかってか、挙式は地味だったようだ。黒田慶樹名で出された披露宴の招待状には「粗茶を差し上げたく」と書かれてあった。お祝いは遠慮するつもりだったことがみてとれる。披露宴には両陛下も参加した。意外なことに、天皇陛下が女性皇族の結婚式に出席するのは珍しいことだそうだ。1960年、昭和天皇の五女が結婚したときは、慣習上、父親とはいえ天皇は出席がかなわなかったという。それくらい天皇は畏れ多い存在だということだろう。こんな皇室だから、伝統としきたりにうるさい。民間から皇太子妃として皇室に嫁入りした正田美智子さんの気苦労は想像に絶する。昭和33年11月、皇室会議で決定して以降、東京・五反田の正田家には「身分差を考えろ」といった強迫めいた電話が殺到。記者会見に出れば、はめた白手袋の長さが短かいと罵倒され、「あの程度の作法も心得ぬようでは」などと吐き捨てられた。美智子さんの皇室入りに反対だった皇后は、美智子さんの婚儀で馬が6頭贈られたことについて、「御大礼のときは馬4頭だったのに」と不満をもらしたとか。その後、二人目の子供を流産すると、周囲から「体がお丈夫で何人もの子を産める方と思って民間からの皇族入りに賛成したのに」と面と向かって言われ、失語症で長期療養するハメに陥った(「昭和の皇室をゆるがせた女性たち」河原敏明著)。今回、民間にくだる紀宮さまにはぜひ、伸び伸びと俗世間の空気を吸ってもらいたいと思う。ただ、昭和22年、新憲法で3直宮家を除く11の宮家が民間に下って以降、多くの元華族たちが数奇の運命をたどっているのもまた事実だ。昭和天皇の良子皇后の兄嫁であった元公爵夫人松浦董子が、昭和天皇崩御2週間後、下町の古アパートで亡くなったことが分かったときは、世間が大騒ぎした。結婚当初は十人の召使いがいる豪勢な暮らしだったそうだが、夫が急死した後は、南満州鉄道の株を渡され、家を出ることになった。ところが、その株券は敗戦で紙屑になり、再婚にも失敗。家政婦や病院の付添婦をして糊口をしのいだ。最後は生活保護に頼った。流転の人生としかいいようがない。今上天皇と従兄弟にあたる某女性は、学習院で聴講生だったときに、ある男性と出会い、式も挙げぬまま、ほとんど身一つで、二部屋のアパート暮らしを始めたそうだ。だが、満4年がすぎたころ、性格の不一致で心ならず別れることになった。次に一緒になったのは6歳年下の男性だった。その男性の父親は牛乳販売店を営んでいたというからこちらも普通の民間人である。かつては二万坪以上の敷地を持ち、30人近い職員が仕える宮廷で暮らした女性はその後も力強く生きているだろうか。結局、お濠の中でも外でも、人間の幸せとは愛に恵まれるかどうか、に尽きるのだろう。紀宮さまには、今年の世相漢字のような人生を歩んでもらいたいものである。【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
December 30, 2005
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昨夜、みのもんたが司会し、与野党の国会議員たちが意見を述べ合うテレビ番組があったが、その番組進行のお粗末さに閉口した。ポスト小泉はだれか、消費税は何パーセントになるか、議員報酬は高すぎるか、ズバリ聞く趣旨だったのだが、出演した議員たちが大仁田厚とか鈴木宗男とか小者ばかりで今後の政界を占う上で全然参考にならないうえ、そもそも、消費税がいつどうなるかは前提条件によって全く異なる。お笑い番組に仕立てるならともかく、あれでみのもんたが、首に青筋を立てているのだからこっちが引いてしまう。さて、以下は、そのポスト小泉で一番人気だった安倍晋三の祖父、岸信介の話。岸信介は生前「満州国は私の作品である」と語っていた。岸は産業部次長として満州に赴任し、満州開発五カ年計画をたて、満州国の経済政策の背骨をつくっている。その岸が満州に残した即時通話電話、上下水道、集合住宅、水洗式便所はそっくりそのまま戦後の日本に持ち込まれ、高度経済成長の支えになった。満州国の象徴だった冷暖房つき時速130キロの特急「あじあ号」は、東京五輪の年に開業した新幹線「こだま」と同じ速度である。ノンフィクション作家の佐野眞一氏は次のように指摘している。「世界史的にも類をみない戦後の高度経済成長は、失われた満州を日本国内に取り戻す壮大な実験ではなかったか」(「阿片王満州の夜と霧」佐野眞一著)。なんというおもしろい着想だろうか。五族共和と王道楽土を標榜し、1932年に突如東アジアに出現し、1945年忽然と消えたこの人造国家の化けの皮をはがす取材をするうち、佐野がついに行き着いたのが里見甫という男だった。当時の関東軍の機密費の大半は阿片でまかなわれたそうだ。それを用立てたのが里見だったという。彼は満州にいたころ、中国各地のメディア統合をはかって満州国通信社のトップに君臨。その後、上海に移って阿片密売に関わり、「阿片王」と呼ばれた。「里見さんは一切、私的に現金に触れておりません。そのあたりが児玉機関のようなチンピラ集団とはまったく違うのです」という証言が次々紹介される。その大物ぶりは、戦後、GHQが民間人のA級戦犯として初めて逮捕したのが里見だったことが証明している。佐野の言葉がおもしろい。「満州国とは、阿片の禁断症状と麻痺作用を巧みに操りながら築かれた砂上の楼閣だった」【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
December 28, 2005
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年末の演奏会はどこも、ベートーベンの交響曲第九番が花盛りだ。最近は千人の大合唱も珍しくない。ベートーベンは、クラシック音楽の歴史の中では、曲の単純化と集団化に成功した最初の作曲家だったそうだ。きょう、中公新書の「西洋音楽史」(岡田暁生著)を読んだ。クラシック音楽のおもしろい視点がずらりと並んでいる。最初は西洋音楽の起源について。作者は800年前後のフランク王国の成立時にいわゆる西洋音楽が産声をあげたとしている。この時期、聖歌の歌い方をできるだけ正確に領土内に広めるため、当時ネウマと呼ばれた楽譜が登場したのだそうだ。ネウマによって、音楽が後世に残ることになったのである。また同時に、それまで単旋律だった聖歌に対旋律も登場した。当時はまだ主旋律と並行に四度か五度ずらして歌う方法が主流だったが、12世紀に入ると対旋律が主旋律から独立して動くようになった。次に和音について。現代では「ドソ」の和音はとんがった響きのため空虚五度として蔑まれているが、中世ではむしろ、「ドソ」の和音の方が、まろやかな「ドミソ」より正しいとされた。当時、音楽といえば、音を鳴らすことより、音の背後にある宇宙や神の秩序を感じ取るものだった。だから、ドソの峻厳なイメージの方が神を感じるのにぴったりだったのである。そもそも音楽は、古代ギリシャの数学者ピタゴラスが、弦の長さを半分にすると音程が一オクターブ上がることを発見したことに始まる。つまり、中世でも、音楽は数学の一ジャンルにすぎなかったのである。次に拍子について。中世の音楽は、神学の三位一体を表す三拍子系で書かれるのが正しいとされた。14世紀になって、作曲家ヴィトリらが二拍子や不自然な拍の曲を発表すると、教皇庁が神への冒涜だと非難し、1324年にはヨハネス22世が、こうした音楽を禁止する命令まで出している。三拍子の束縛から解放されたのは、ルネッサンス期に入ってから。「この40年来より前には聴くに値する音楽が存在しなかった」と言ってのけたのはティンクトリスだった(「対位法について」ティンクトリス著)。教会から距離を置くことで作曲家たちが独立し始める。楽譜に自分の名前を残すようになったのもこの時期である。そして、バロック時代を迎える。この時代になって初めて、強拍と弱拍というリズムが登場する。同時に、長調や短調が考え出された。ただ、まだ名が知れた作曲家たちは現れない。バロック後期に登場するバッハさえ、死後半世紀は無名だった。彼が歴史に登場したのは、1829年、メンデルスゾーンによって「マタイ受難曲」が約100年ぶりに再演されてからである。当時、音楽後発国だったドイツが、バッハを再発見することで西洋音楽の覇権を握ろうとしたことが背景にあった。その前後から、大作曲家たちが産声を上げる。彼らが宮廷音楽から自立することができたのは、印刷術の発達と演奏会ゆえである。作曲家たちは楽譜や入場券を売ることで生計を立てる時代が訪れる。1790年、ハイドンが二度渡英し、公開演奏会で大成功をおさめたのがその先駆けとなった。こうして大衆化された音楽からやがて「第九」が生まれるのである。【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
December 27, 2005
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先日、梅田で映画「チャーリーとチョコレート工場」(ティム・バートン監督)を見た。原作となった1964年出版の「チョコレート工場の秘密」(ロアルド・ダール著)は全世界で32カ国語に翻訳され、1300万部以上販売されたとか。ただ、前夜の宴会のせいで睡眠不足だったからか、前評判ほどにはおもしろさを感じられなかった。笑いもあるし、意外性もあるのに、どこか受け入れられない。ジョニーデップ演じるウィリーウォンカは近寄りがたいし、ウンパルンパは気持ち悪い。もしかしたら、これってアングロサクソンと日本人との埋めがたい溝なのだろうか。きょうはさらに映画を二本見た。一本目はそのジョニーデップが主演した「パイレーツ・オブ・カリビアン呪われた海賊たち」(ジェリーブラッカイマー監督)。冷酷な海賊たちから恋人を守るありふれたエンターテインメントに終わってしまったのが寂しい。海賊たちは呪いのせいで不死身の体になり、人間の喜怒哀楽というものを忘れてしまうのだが、その悲哀をもう一歩掘り下げられないところがアングロサクソン映画の限界か。救いは孤高の海賊ジャック・スパロウを演じたジョニーデップの演技力だけ。この映画で分かったのは、ジョニーデップって普段からちょっとオカマっぽいってこと。ウィリーウォンカ役だけではなかった。さて二本目は邦画の「機関車先生」(廣木隆一監督)。1954年の「二十四の瞳」、84年の「瀬戸内少年野球団」に続き、瀬戸内海から新たな心に響く感動作が誕生した、と前宣伝されていたが、ストーリーも脚本も工夫が全然みられないうえ、役者たちもジョニーデップのような個性がないから目も当てられない。冒頭、葉名島に口が利けない新任教員がやってくるシーンがあるが、それについて会話する子供たちのぎこちなさ。学芸会でもあんな不自然な演技にはならないだろう。カメラワークの工夫ひとつでごまかすことができたと思うが、廣木監督はあれで満足したのだろうか。新任教師の祖父が授業をガラス越しにのぞきに来るシーンも、あまりにわざとらしすぎて閉口した。口がきけない機関車先生役は、映画初主演の坂口憲二にとって難しかったに違いない。それでも、あの無表情はいただけない。ストーリー的には先生と生徒が心の絆を深めたことになっていたが、途中のどのシーンで、先生と子供たちがうち解けたのだろうか。だれか教えてほしい。さらにいえば、機関車先生の父母が島を追い出されたシーン、機関車先生が声を失ったシーン、生徒の親が船で遭難したシーン、機関車先生が島を追われるシーンはすべて、場面で表現せず、だれかの口で語らせている。そういう手間暇をかけることを恐れたため、作品全体に濃淡がなくなってしまった。興行的な理由とはいえ、「二十四の瞳」や「瀬戸内少年野球団」を引き合いに出すのは失礼だと思うのだが、皆さんはいかがだろうか。【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
December 26, 2005
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もうすぐ大晦日。除夜の鐘を今年もしみじみと聞きたいものだ。ところで、この百八回という数字は人間が本来持つ煩悩の数の象徴とされている。ひとつひとつの煩悩をくりながら念仏を称えると、煩悩が断たれ功徳が得られるとか。ちなみに通夜や葬儀で持つ数珠の玉の数も基本は百八とされている。ただ、略式上、その二分の一の五十四、三分の一の三十六、四分の一の二十七の数でも構わないという。以下、「あの世でもこの世でも役立つ仏教雑学」(赤根祥道著)から。死んだらどうなるのか。仏教では輪廻転生の教えが一般的。その世界は、地獄道、餓鬼道、畜生道、阿修羅道、人間道、天道の六つから成る。このうち前三者が三悪道を呼ばれ、絶対生まれ変わりたくないところ。畜生道と人間道はこの世に実在する世界のことである。すべては自分が行った業(カルマ)で次の行き先が決まる。最悪の地獄道には、熱地獄と寒地獄の二つがある。熱地獄は猛火で串焼きにされたり、鉄の山に押しつぶされたりと怖さがよく分かるが、寒地獄の方は、体中が凍傷でひびわれたりする程度でちょっと発想が乏しい。これは、熱帯インドで考え出されたゆえだろうか。さて、次は三途の川の渡り方について。仏教では、人が生まれ変わるまで四十九日かかるとされる。そのうち死んでから七日目に渡るのが三途の川。生前の業によって、渡り方に三つのコースがあることから三途と名付けられた。まず一つ目の渡り方は金銀財宝で飾られた橋で、これは善人のためのもの。二つ目は、膝下までの浅瀬で、これは罪が軽い人のもの。重罪者には、波が山のように高く、ときに岩石が流れてきて、川底に大蛇が住む深瀬が用意されている。川を渡るには、賽の河原で渡し賃六文銭を支払わなければならない。渡った対岸には、奪衣婆(だつえば)がいて身ぐるみをはぎ取り、それを衣領樹(えりょうじゅ)にかけて、その重さで罪の軽重をはかるとか。最後に葬式の作法について。まず数珠で合掌して礼拝し、数珠を左手に持ち替え、右手で線香を一本とってローソクから火をうつす。線香の火を消すときは、手で軽くあおぐ。息を吹きかけるのは、仏に息を吹きかけることになって絶対タブー。線香を立ててもう一度合掌し礼拝する。また焼香の作法は、位牌をあおいでまず合掌。右手の中指と人差し指、親指で香をつかみ、額におしいただいてから香炉に落とし再度合掌する。焼香は通常は三回だが、参会者の列が長ければ一回でいいtか。ちなみに香でもって仏を供養する習慣は、酷暑のインドや肉食の中国に由来する。彼らは体臭がひどいため、芳香でそれを消さざるをえなかったからだという。以上。【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
December 25, 2005
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先日おもしろい判決が東京地裁で出た。読売新聞グループ本社会長の渡辺恒雄がマンション5階の自室にガウン姿でいたところを公道から撮影され、その写真が「ワンマンの末路」というタイトル付きで週刊文春に掲載されたことを巡る裁判で、ガウン姿の撮影はプライバシーを侵害して違法であるという判決が下ったのである。ナベツネ側は文芸春秋側から200万円を受け取ることになった。裁判長によると、「ガウン姿は他人の視線から遮断され、社会的緊張から解放された無防備な状態だ」「窓越しに報道陣を眺めたからといって、撮影・公表を黙示に承諾していたとはいえない」のだという。こんな判決を勝ち取って、読売新聞の報道が今後制約されないかとこちらが心配してしまう。さて、そのナベツネのお話。こんな時期に自ら出版したのが、80年の人生を振り返った「わが人生記」(渡辺恒雄著)。陸軍二等兵時代、上官から殴る蹴るのリンチを受けたため、東大復学後、天皇制打倒をスローガンに掲げていた共産党に入党した。「1万人の学生を容易に動かしうるという宣伝煽動と大衆操作の技術を体験した」という。だが、共産党が神を必要としない狂信的な宗教組織だと次第に気づき「極左主義の克服」などの運動を勝手に展開し、除名処分を受ける。その後、ジャーナリスティック哲学者をめざすため、読売新聞社を受験した。面接では、「君は共産党員であったのになぜ読売新聞を受けたのか」と質問されたという。この著書でおもしろいのは後半部分。例の「たかが選手が」発言について懸命の言い訳を試みている。日刊スポーツの記者から「古田会長ができればオーナー陣と会いたいと(言っている)」と話を向けられ、「無礼なことをいうな。分をわきまえないといかんよ。たかが選手が。たかが選手だって立派な選手もいるけどね、オーナーとね、対等に話をする協約上の根拠は一つもない」と答えた。このやり取りのうち、そもそも古田会長がオーナーに会いたいと言った事実自体がなかったと主張。「こうしたハメ取材は私の記者時代はなかった手口だ」と批判する。ただ、ハメ取材であろうとなかろうと、「たかが選手が」と表現したこと自体、ナベツネの本音だと解釈されても仕方がないだろう。ただ、このワンマン男ももう80歳手前である。自ら前立腺全摘出手術を受けて弱り身のうえ、妻が脳出血で倒れて認知症が進行していく。ナベツネは智恵子抄の「智恵子は東京に空がないといふ/ほんとうの空がみたいといふ」のくだりを読み、あり金をはたいて、妻のために大空が見えるマンション5階に最近引っ越したのだという。そんなよぼよぼな男のガウン姿に公道からレンズを向けるのはちょっと酷ではないかと思うのは僕だけだろうか。ナベツネが出勤するとき、妻が寝室にやってきて忘れ物を点検してくれるという。かつて入れ歯を忘れ、運転手に取りに行かせたことがあるかららしい。妻はいつも同じ言葉を繰り返す。「メガネ、入れ歯、財布、手帳は入れた?・・・ズボンのチャックはあげた?」【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
December 19, 2005
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織田裕二と柴咲コウが共演し、来年2月から東宝系で公開される映画「県庁の星」。この映画の原作で、ベストセラーになった同名小説「県庁の星」(桂望実著)をきょう読んでみた。着想がいい。全国の役所でいま取り組んでいる民間研修の一環で、ある県庁職員が民間スーパーに1年間出向き、そこでドタバタ劇を演じるというもの。「踊る大捜査線」シリーズの青島俊作役や、「ホワイトアウト」の富樫輝男役ですっかり板に付いた反権力的な織田裕二が、今回は一転して、真面目で堅い県庁職員を演じることになる。冒頭、産業振興課で働く主人公の野村聡は、2年後輩から書類を見せられ、次のように語る。「ここに対処法があるから。この場合はこれを使う。件(くだん)の結果は誠に遺憾であります。したがって前向きに検討します」。「前向きに検討しちゃっていいんですか?」と食い下がる後輩に「検討するだけで実際はなにもしませんっていう意味だからいいんだ」とつっかえす。前例主義、マニュアル主義の役所がまず描かれる。さて、その野村がいざスーパーへ。そこで、組織図やマニュアルがないことに驚く。「接客方法を習っていません」「レジの打ち方、包装の仕方など聞いていません」と言うたびに、店員らに「自分の頭で考えなさい。県庁さん頭いいんでしょ」とバカにされる。こうして渾名はいつしか「県庁さん」に。日用品売り場でダンボールからの品出しを命じられると「僕がやるほどの仕事ですかね」と刃向かい、食品売り場に回されると「ジャガイモの皮をむくのが早くなっても公務にどう反省させればいいんだ」と怒る。ところが、後半、その県庁さんが少しずつ変身していく。なにかと対立してきた教育担当の二宮泰子をして「やるじゃない、県庁さんも。店を変えてる。いや人を変えてるかも」と言わしめる。その変貌ぶりは、ネタバレになるから、本を読んでからのお楽しみ。ぼくが、この本で「うまく帳尻を合わせたなあ!」と感心したのは最後のシーン。期限切れの魚を総菜として売るシーンがずっと続き、スーパー業界から苦情が来ないかと心配していたら、最後に高橋という男が「実は逆改ざんをしてきた。新鮮なものに前日の消費期限シールをつけて総菜側に回した」とうち明けるのである。この男は上司から「売れ残った魚をツミレにしたりフライにしたりして総菜として売れ」と指示されたことに反発したのだという。うまい!【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
December 18, 2005
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先日、映画「誰も知らない」(是枝裕和監督)を見た。主演の14歳柳楽(やぎら)優弥が第57回カンヌ国際映画界最優秀男優賞を受賞して話題になった作品である。画面いっぱいにアップになった子供たちの笑顔がとてもあどけなく、しかもカメラワークを全く感じさせない自然なふるまいが印象的だ。淡泊な音楽と相まってとても涙なしには見られない。たまたま主演の柳楽が賞を取ったが、出演する子供たち全員で勝ち取った賞といえるのではないか。しかも、これが1988年、実際に都内で起こった事件だというから驚きである。物語は、母・けい子とその子供たち4人が、都内の2DKアパートに引っ越してくるシーンで幕が開ける。アパートの周辺住民へのあいさつ回りに出掛けるのは、母と12歳の長男・明の二人だけ。そこへ引っ越しのトラックが到着し、大きなスーツケースや段ボールが次々家に運び込まれる。母親がスーツケースのチャックを開けると、中から妹と弟が現れる。さらにもう一人別の妹がその後ひそかに合流する。これで家族計5人そろう。実はこの家、子供をだれも学校にやっていないため、外面的には子供が1人しかいないことになっているのである。買い物に行ったり料理をしたりする長男以外はベランダにさえ出られない。そのちょっと身勝手な母親がわずかな現金と短いメモを残し、男と逐電したから、さあ大変である。弟や妹の面倒を見なければならない長男は、少ないお金でなんとかやりくりするが、ついに底をつく。電気・水道を止められ、最後は公園の水でつくったカップラーメンを食べる。そうして母親が帰ってくるのをひたすら待つ。髪がボサボサになり、服はどんどん薄汚れ、空腹に耐えられなくなる。次第にひとりずつ精神が破綻し、外形的に弱っていく様子をその表情とふるまいの変化で見事に描ききった。近年まれな見事な作品だ。映画にすっかり魅了され、Yahoo!ムービーのレビューをのぞいたら、評論家らしい人がバカな批評をしていた。「一本の映画としてリアリティを感じさせない。誰も責任を負わず、選択もせず、正誤も善悪もない。本作は判断を避ける過程で、登場人物にも状況にも深みがなくなってしまった」。ぼくはこの意味が全く理解できない。本作は十分すぎるほどリアリティがあったし、そもそも映画というのは、正誤とか善悪を押しつけた瞬間、自己崩壊するものだ。そんなことも分からないのだろうか。ちなみにカンヌ国際映画祭では、審査委員長のクエンティン・タランティーノ監督が「毎日多くの映画を見たが、最後まで印象に残ったのは彼の顔だった」と絶賛していた。【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
December 17, 2005
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今年は、株イヤーだった。日経平均株価が急上昇したことはもちろんだが、それ以上に、32歳の堀江貴文がニッポン放送株を50%以上買い占め、放送界の既得権益に挑戦したことが負けず劣らず大きなトピックスになった。両者の「七十日騒動」は結局、ソフトバンク・インベストメントの北尾吉孝がしゃしゃり出てきて、フジテレビ側が1400億円あまりの巨費をライブドア側に支払うことで決着した。その騒動のもう一方の主役として登場してきたのが、フジテレビ会長の日枝久である。てっきりサラリーマン経営者なのかと思っていたが、この人物こそがこの騒動の主人公だったようだ。きょう「メディアの支配者」(中川一徳著)を読んだ。上下巻800ページに及ぶ大書である。フジサンケイグループのトップに長く君臨してきたのは、鹿内家であった。もともとフジテレビというのは、1959年、財界の支援で開局したテレビ局である。ここの専務に送り込まれたのが、鹿内信隆という日本経営者団体連盟の印刷会社日本製版の元社長だった男である。その5年前の54年にニッポン放送の専務になり、58年には産経新聞社取締役にもなった。その後、会社の株を10%以上買い占め、オーナーとして君臨。長男の春男、次女の夫の宏明を後継にし、一族支配を進めた。それに反旗を翻したのが、88年にフジテレビ社長についた日枝だった。大卒一期生として61年に入社し、主に編成・営業畑を歩んだ。43歳の若さでテレビ局の最重要ポストの編成局長についたことは、今も業界で語り草らしい。慎重に根回しし、92年7月21日、産経新聞の取締役会で、クーデターを起こす。当時、グループ議長として君臨していた鹿内宏明を、「企業を私物化した」という理由で賛成多数で解任したのである。ただ、鹿内宏明は解任後も持っていたニッポン放送株13.1%を手放そうとしなかった。ニッポン放送はフジテレビの親会社の立場だ。日枝は鹿内宏明の亡霊を一掃するため、ニッポン放送に圧力をかけ、貸しスタジオをつくる口実でフジテレビ株300億円分を売却させたりした。今年初め、日枝が仕掛けたニッポン放送へのTOB(株式公開買い付け)は、10年以上かけてきたクーデターの総仕上げという位置づけだった。宏明を追いだし、ニッポン放送を100%子会社化したらもう恐れるものはない。ところがその間隙をついてきたのが、ホリエモンだったというわけである。以下はホリエモンのインタビューである。「今回の日枝の反応はちょっとクレージー。鹿内さんを追い出したのも妙に怖がるところがあるみたいですね。今回、日枝さんは何を守ろうとしているんですかね」「歴史を調べると鹿内信隆さんも乗っ取ったんだよなあ。うまいことやりましたね。鹿内家は」【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
December 14, 2005
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昨今は、バスに乗り遅れるな、とばかり猫も杓子も株取引である。バブルの警鐘論も出始めた。経団連の奥田会長が「二度と前回のバブルの轍を踏まないように」と昨日語っていた。東証一部の昨日一日の相場代金は3兆7731億円に膨らみ、過去最高だった。東証一部の時価総額が15年ぶりに500兆円を突破したという。全体的に株価が上がっていることから、相対的には儲けている人の方が多いはずである。来春の確定申告では、税務署前にサラリーマン投資家たちが溢れかえるのではないだろうか。株は現在底上げしてみんなが儲かる図式だが、こちらのギャンブルはそうはいかない。きょう「パチンコ30兆円の闇」(溝口敦著)を読んだ。溝口敦は「食肉の帝王 巨富をつかんだ男 浅田満」の迫真の取材が素晴らしかったが、こちらの本も負けず劣らずスゴイ。パチンコ業界の闇に鋭く切れ込んでいる。レジャー白書によれば、パチンコ業界の市場規模は30兆円。中央競馬3兆円、競輪1兆円、競艇1兆円、宝くじ1兆円だから、ギャンブルとしては、抜きんでている。ちなみに、自動車業界41兆円、医療関係31兆円であるから、それに肩を並べる規模だ。全国にはパチンコホールが1万6000店あり、1700万人が遊び、一人当たり年間11万2000円をつぎ込んでいる。さて、そのおいしいパチンコ業界に巣食っているのが、警察だというのがこの本の趣旨。パチンコホールを所管しているのは、地方の所轄署である。もともとこの業界は法的にあいまいで、賭博にならないよう特殊景品を使って換金するルールも、警察のさじ加減ひとつで、可となり不可となる。だから、パチンコ店が並ぶ地方の生活安全課長ともなれば、パチンコホール経営者からの付け届けや餞別などで、マンションが一つ買えるのだとか。おまけに警察OBは、各都道府県ごとに平均1000人が、パチンコ店や景品会社、ホールオーナーの組合に再就職しているらしい。さらに驚いたのが、パチンコ台やスロット台を審査する警察庁所管の財団法人・保安電子通信技術協会である。警察OBが大半のこの通称、保通協は、パチンコ台一機種審査するのに152万円、パチスロ機は181万円も取っているらしい。04年の売り上げは16億円を超えているとか。そんなに高額の審査するくせに、ロム問題が一向に解決しないのはどうしてなのか。実は形式的審査しかしていないのではないか、と著者は暗に疑っている。パチンコは、利用者は実は払うばっかりで、パチンコホールと警察ばかりが儲けている。株取引なんかより全然分が悪いとしかいいようがない。【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
December 7, 2005
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「人間教育ができて初めて選手育成といえる」。次期楽天の監督、野村克也の口癖だ。きょうベストセラーになっている「野村ノート」(野村克也著)を読んだ。久しぶりにいい本に出会った。学者や評論家の人間論というのは抽象論ばかりで全くくだらないが、スポーツ界で指導者として実践してきたとあって、話は具体的でおもしろい。まだまだ監督業が続くから、手の内を明かせない部分もあるだろうか、野村再生工場の企業秘密の一部を垣間見た感じだ。ヤクルト監督のとき、古田が入団してきた。野村はすぐ古田を正捕手にすると決めたが、シーズン当初はわざとレギュラーにしかなった。プロを甘くみたら彼の人生にとってよくないと思ったからだそうだ。一方、反省しているのは石井一の扱いだ。野村はチームの勝利を優先するあまり、高卒ルーキーだった1年目から1軍に上げ、2年目からローテーションに入れた。それが彼を甘やかせ、人間を形成する時間を与えなかったのだという。メジャーでも、ストライクが入らないイライラを抑えられず、挙げ句は長打を食らって自滅するのを見て後悔ばかりだとか。野村が3悪人と呼ぶのが、南海監督時代に活躍した江本、江夏、門田の3選手だ。阪神から移籍してきてふてくされていた江夏には「リリーフ分野で革命を起こせ」とけしかけて成功したらしい。わがまま放題で実力が伴わなかった江本には「どうせお前はエースになるんだから、先に背番号を渡しておく」と言って16番のエースナンバーを渡して見事才能を開かせた。ひねくれ者の門田には、反対のアドバイスが奏功したという。「振り回すな」というべきところを「きょうは全然振りまわさんやないか」とそっという。すると不思議とカーンとヒットを打ったという。30歳をすぎた選手には「ぼちぼち引退後に備えろ」と言う。選手時代に悩んだり苦労したり創意工夫をしていない選手はコーチになってからもろくな指導ができないらしい。心配しているのが清原の将来だ。実績は一流でも、「考えているな」「駆け引きをしているな」と窺わせる場面がない。先日も、阪神の藤川に向かって「真っ直ぐ投げんかい。チンポコついとんのか」と非難していたそうだが、「彼は勝負しているのではなく、バッティングをしているだけだ」と手厳しい。巨人を追い出された清原が楽天に入団したらおもしろいことになりそうだ。【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
December 6, 2005
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以下は、とある元婦人警官と元ガードマン夫婦の話である。この妻が夫人警官になった動機は「男にでもボロクソに言えてスカッとするし、何よりも権力行使が出来るのが魅力だった」。あるとき交通整理をしていて誤ってコンタクトレンズを落とした。すかさずホイッスルを吹いて車を止め、地面にはいつくばって探した。そしたら、コンタクトはスカートに引っ付いていたらしい。あるときは、駐車違反の車を見つけてワクワク10分待ち、レッカー車で移動した。ところが、それは実は覆面パトカーで、上司に大目玉を食らった・・・交通第一係にいたときは、並み居る男性陣を抑えて違反検挙率毎月トップ。口が立つから、と上司にすすめられて一度は吉本入り。チャンバラトリオに弟子入りし、新鮮組・誠&真琴でデビュー。ところが1年半でやめて、今度は警備会社に入社した。大手スーパーの万引き取り締まり保安要員となり、全店舗での検挙率第4位に輝いた。ここで一足早く入社していた「ゾウリムシみたいな男」に出会う。この男も吉本で宮川左近に弟子入りしていたことがあった。「一緒に漫才やろうか」と誘った。これが、宮川大助・花子の誕生ストーリーである。大助は、花子のことを「リカちゃん人形みたいだ」と言ったとか言わなかったとか。舞台では、花子がギャーギャー喋っているが、仕事のイニシアティブは、大助が握っているというのは有名な話。ガードマン時代に百本の漫才台本を書き、それがいまも続き、演出もすべて大助が担当する。「口やかましい花子の、言うがままとみられてますやろな」と話すときの大助は、してやったりの顔だ。以上、きょう読んだ「オモロイやつら」(竹本浩三著)から。この本にはおもしろい人がたくさん登場する。西川きよしとヘレンの新婚生活では、アホの坂田が同居していたとか。きよしが堺のアパートに帰宅すると、食卓代わりのミカン箱の上に食事を並べ、ヘレンと坂田が酒盛り中。「キー坊、ヘレンのお守りしてやってたで」。その後も、玉出、曾根、きよしの両親宅へ引っ越してもずっと付いてきた。今いくよ・くるよは、高校時代ソフトボールのバッテリーだった。吉本に履歴書を送ったとき、書類審査でくるよだけ落とされた。それでも面接に二人で押し掛けると、面接官は「なぜ君が応募しなかった? こんなおもろい顔滅多にあらへんで!」とくるよに言ったらしい。【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
December 5, 2005
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きょう映画「ホーンテッドマンション」を見た。エディ・マーフィー主演だというから期待していたが、こんなにつまらない映画は初めてだ。2時間返せと叫びたくなった。唯一気付かされたのは、マンションというのは、日本では集合住宅を指すが、英語では大邸宅を指すということ。この映画に登場するホーンテッドマンションは、古い大屋敷のことだった。ちなみに英語では集合住宅のことは、multifamily housing と書く。現在、日本で大騒ぎになっているマンション偽装問題は、英字紙で、mansion と書いたら意味が通じないだろう。もうひとつ、最近読んでつまらなかったのが「99%の誘拐」(岡嶋二人著)。この作品は1988年に刊行され、第十回吉川英治文学新人賞受賞作を受けた。なぜか最近、書店の文庫売れ行き上位に入っているので何気なく読んでみたが、あまりにストーリーが現実離れしていて話にならない。5歳の子供を誘拐する事件が起きるのだが、その誘拐された被害者・生駒慎吾が長じて12年後、今度は自ら誘拐犯になるというお話だ。そしてその誘拐相手が、実は当時、自分を誘拐した男たちの孫なのである。いわば意趣返しである。小説は、「昭和五十年十一月二十八日、大手カメラメーカー、リカー度の半導体機器開発事業部長であった生駒洋一郎・・・」で書き出される。ストーリー展開はハイテクだらけだ。身代金を求める電話はコンピューターの声だし、身代金受け渡し場所の指定はパソコンで指図する。パソコン通信やらチャットやらが登場し、この本が1988年に刊行されたことには驚く。ただ、こういう小説の落とし穴は、ハイテク万能主義だ。小説の最後の解説でも「物理的にあり得ない」「デバッグもなしの一発勝負でプログラムが完全作動するわけがない」と批判の声が紹介されているが、ちょっとストーリーが出来過ぎである。ところで何より一番驚いたのは、この小説の作者の名前である。岡嶋二人の二人が気になっていたのだが、どうやら、本当に二人組らしく、名前は、徳山諄一と井上泉だという。二人はそれぞれ得意分野をカードのように出し合い、それを組み合わせて合作した、と解説にある。この井上泉は、コンビ解消後、井上夢人となって活躍している。夢人は徳山と決別するとき、「僕だけで書くよ。あれはもともと僕の作品だし」と言ったとか言わなかったとか。おかしな二人である。【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
December 4, 2005
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マンションの構造計算書が偽造された事件でいま世間は大騒ぎである。建設とかリフォームとかの業界はどこか胡散臭いとずっと思ってきた。柱とか屋根裏とか見えない部分が多く、手抜き工事をされても住民にはバレないからだ。阪神大震災当時、一部の倒壊したマンションが手抜き工事を疑われたが、追及は尻窄みになった。最近、悪質リフォームの問題がクローズアップされたときは、さもありなんと思った。だが、今回のように、手抜き工事以前に、設計書がおかしかった、というのは信じがたい話だ。しかも、この騒ぎ、当事者ではない気軽な立場から言わせてもらえば、ワイドショー的な役者がそろった。普段はつまらない国会の参考人質疑が今回は高視聴率だった。一見誠実そうな検査機関の男、ときに声を荒げるオジャマモン、破綻して意気消沈な建設会社社長。みんな他人のせいにするばかりだ。これに、鉄筋を少なくするように圧力を受けたと言い張る建築士を加え、だれかが大嘘つきなのは間違いない。最近は大のマンションブームだ。首都圏の供給量が年8万戸前後という異常な状態が10年以上も続いている。バブル時でも年3、4万戸だったから2倍以上だ。しかも契約率は70%を越えている(「脱・持ち家神話のすすめ」山下和之著)。今回の事件で、このブームに冷水が浴びせられることは間違いない。モデルルームで「構造計算書を見せて下さい」という客が増えるに違いない。名もない売り主の物件の人気は大幅に下がるだろう。一方で、ほくそ笑んでいるのは、野村不動産や大京などの有名どころだろう。これらの物件の安心感を求める人が増えるかもしれない。さて、例の建築士が構造計算した物件は次々問題が発覚しているが、それ以外の建築士による被害はいまのところ見つかっていない。新聞社やテレビ局の記者たちは同様の不正を見つけようといま血眼の取材を続けているに違いない。それでも、事件の広がりがみられないところを見ると、一建築士の資質の問題だったということだろうか。それとも、チェックが十分進んでいないだけなのだろうか。国が今後、全国の分譲マンションについて耐震強度を調べると言っている。いまごろ全国の建築士たちがヒヤヒヤしていなければいいが。【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
December 2, 2005
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首相の靖国参拝問題ほどくだらないものはない。先日、小泉首相が靖国神社を参拝する様子をテレビで見ていたら、滞在時間はわずか5分ほどしかなく、二礼二拍手一礼の拝礼方式も無視。まるで一般人の初詣でみたいにポケットから小銭を取り出して放り込んだ。左翼は「なぜ参拝した」と怒り、右翼は「なぜ儀式を守らなかった」と怒る。中国や韓国は外交問題だと言い募った。誰も喜んでいないあの参拝はなんだったのだろう。そもそも、首相の参拝はなぜいけないのか。吉田茂は5回、岸信介は2回、池田勇人は4回、佐藤栄作は11回、田中角栄は5回参拝している。田中角栄は公式参拝を明言した。1975年、三木武夫が首相初の終戦記念日に参拝したとき、「三木個人としての参拝である」と言ったのがケチのつきはじめである。78年、政府・自民党が「戦後の首相参拝はすべて私的参拝だった」と公式見解を発表。A級戦犯が合祀されたのは同年だ。だが、その後も大平正芳3回、鈴木善幸8回、中曽根康弘9回それぞれ参拝しているが、中国も韓国も全く関心がなかった。問題が大きくなったのは、中曽根が85年8月15日、10回目の参拝をしようとしたときだ。戦後政治の総決算を掲げて公式参拝を宣言したため、左翼が参拝反対運動を起こし、マスコミが大騒ぎし、それに焚き付けられた中国外務省が突然参拝反対を表明した。しかも、右翼側も、中曽根が二礼二拍手一礼ではなく一礼しかしなかったからこれまた怒った。当時の靖国神社の宮司は出迎えなかったほどだ。以降だれも、終戦記念日の参拝ができずにいる。小泉首相しかりである。国のために死んでいった人々を後生の我々が慰霊するのは当然である。みんな「靖国で会おう」と言って死んでいったのだから、国の指導者は靖国をお参りすべきだ。ただ、あそこに東条英機らが合祀されているのはいただけない。彼らがA級戦犯だからではなく、彼らがときの指導者だったからだ。「あの戦争を駆り立てたのは世論だ」(「新ゴーマニズム宣言special靖國論」小林よしのり著)として東条英機らが戦争を遂行した責任を軽くみることは、現在の指導者である首相の靖国参拝の意味をも同時に減じることになる。これは矛盾というものだ。また、靖国神社を訪れたとき、隣接する軍事博物館を見たが、戦争肯定色の濃い展示内容だった。本当に平和を願っているのなら、なぜ誤解を解く努力をしないのだろう。【DEERS百貨店】 本・雑誌 ◇ パソコン・家電・AV ◇ 生活・インテリア ◇ スポーツ・アウトドア ◇ ファッション・ブランド ◇ ダイエット・健康 ◇ トラベル ◇ 趣味・ペット ◇ フード・ドリンク・ワイン ◇ 出品30日間無料 ◇ 人気blogランキング ◇ 大感謝祭セール蓮4044
December 2, 2005
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