全430件 (430件中 101-150件目)
カカシ先生のもとで任務についていた伝説の第7班ナルト、サスケ、サクラ。そのサスケとサクラが結婚して産まれた、うちはサラダのお話です。サスケとサクラだから子供の名前もサから始まるのかなと思っていたらやっぱりでしたね。これはBORUTO(忍者学校入学編)に続くBORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第16話ー第24話)のお話です。すぐに突っ走るボルトに対して、幼なじみのサラダは冷静沈着な眼鏡女子でした。ただ、母のサクラに話を聞いてもほとんど答えてもらえない父・サスケについて、もっと知りたいという思いは強くなるばかり。ある日、写真タテの中に隠されていたサスケと写るメガネの女性の写真を見つけ、サラダは実の母親はこの人なんじゃないかと疑いはじめます。任務で世界中を回っていたサスケがある不穏な情報を入手し、ナルトと峠塔(とうげとう)で出会うことになっていました。父親に会いたい一心でナルトを追って来たサラダと親友のチョウチョウ。しかしサスケはサラダのことを敵と勘違いして殺そうとするんです。サラダの目は、深い悲しみによってのみ開眼すると言われるうちは一族の血継限界写輪眼を開眼していました。うちはシンと名乗る写輪眼の父子が登場します。うちは一族は全滅して、写輪眼を持つのはサスケとサラダだけのはず。しかし写輪眼を持つ子供のシンがクローン技術で量産されていたんです。サラダが父親に会いに行ったと知り、娘のことが心配で後を追って来たサクラが、シンの術によって異世界へ連れ去られてしまいます。シンの写輪眼について、禁術の研究をしている大蛇丸(オロチまる)なら何か知っているに違いないとサスケの案内で研究所へ。サラダはそこで、サスケと眼鏡の女性と一緒に写っていた鬼灯水月(ほおずき スイゲツ)や重吾(ジュウゴ)と出会い、眼鏡の女性と自分ののDNAを調べてもらうことにします。果たしてサラダの出生の秘密とは?サラダはこの旅で、ナルトやサスケ、そしてサクラの実力を目の当たりにして自分の生きるべき道を決めるんです。『私は火影になる!』そしてサスケとサクラが遠く離れていても互いを信頼し合う心を感じます。サラダはサスケから写輪眼を、サクラから怪力を受け継いでいました。サスケが手にいれた情報を元に木の葉の里で緊急五影会議が開催されました。第四次忍界大戦のラスボス大筒木(おおつつき)カグヤが、またしても人々を乱世に引き込もうとしている様子。大戦から15年、平和ボケした忍者たちでこの危機に立ち向かうことができるでしょうか。厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/04/06
コメント(0)
木ノ葉隠れ(このはがくれ)の里の七代目火影(ほかげ)うずまきナルトを父に持つ少年ボルト。六代目火影のカカシ先生や校長になったイルカ先生、ナルトを兄貴と慕っていた木の葉丸など、ナルトの登場人物がみんな大きくなって、いまでは指導する立場になっています。ボルトが主人公ながら懐かしい面々にも会えてうれしいです。これは、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第1話ー第15話)のお話です。ボルトもナルトの少年時代にそっくりのやんちゃな子供でした。アカデミー入学式の日、歴代火影の顔を岩に刻んだ火影岩に電車で突っ込み破壊。悪気はないとはいえ、いきなり謹慎処分の問題児でした。同級生に、有力者の息子である雷門(かみなりもん)デンキがいました。勉強はできるけど体力も気力も弱く忍術はからっきしダメ。ボルトを慕って共に入学します。忍術は学年一でも勉強ができなくて留年し続けている結乃(ゆいの)イワベエとは、入学早々決闘になります。以前から親友の奈良(なら)シカダイは、頭脳派シカマルの息子です。うちはサラダはナルトの同期だったサスケとサクラの娘。クラスメートの何人かはナルトとともに活躍した忍者たちの2世でした。音隠れ(おとがくれ)の里から転入生ミツキがやってきます。感情の読めない謎の多い少年で、へビ電話で誰かと連絡を取っていたり、子供とは思えない技を繰り出したり。ボルトと常に行動を共にしたがっているのにも理由がありそうです。木の葉の里の各所で、ゴーストに憑依された人が暴れだすという事件が起こります。デンキやロック・リーの息子メタル・リー、クラス担任の油女(あぶらめ)シノと次々被害にあい、その暗い影を見ることができたのは何故かボルトだけでした。母親である日向ひなたの一族に伝わる血継限界・白眼(びゃくがん)に覚醒したのか。ボルトは能力を証明するためにゴースト問題を解決しようと奮闘します。大好きだったナルトの続編が見られて本当に嬉しいです。厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/04/02
コメント(0)
世界征服を目論む超能力集団『爪』の第7支部を壊滅させたモブは、部活とバイトの中学生活にもどりました。霊とか相談所に舞い込んできた次なる依頼は、畑を荒らす悪霊を退治して欲しいというものです。モブはこの仕事を通じて超能力を植物の成長にも使えることを学びました。貧乏な依頼人だったので報酬は野菜の種などの現物支給でしたが、ここで受け取ったブロッコリーの種が後に街の景観を変える事象へと発展していきます。これはモブサイコ100(第1期)に続く第2期(全13話)のお話しです。モブの超能力を知ってしまったクラスメートの米里イチ(めざと イチ)は、偽教祖をやっつけた謎の少年を崇める『サイコヘルメット教』信者たちを焚きつけて楽しんでいました。内気でカリスマ性に欠けるモブをなんとか教祖らしい人物像に作り変えたい彼女は、モブを生徒会長に立候補させます。これがきっかけでエミという小説家志望の同級生がモブと付き合うことになるんです。モブは、少しずつ人間関係を学んでいました。1週間で破綻するんですが、友達にいじられているエミを救って自分が超能力者であることを明かすんですね。ちょっと胸キュンなエピソードです。最上啓示(もがみ けいじ)という有名霊能力者だった男が、死んで強力な悪霊となり社長令嬢に取り憑きます。除霊のために集められた多くの霊能力者や超能力者では歯が立たず、モブも精神世界に引き込まれてメンタルを攻撃されるんです。これまで100%で能力爆発でしたが、この対決ではそれを超えるパワーを出してました。どんなに嫌な奴でも救おうとするモブは、ここでも心の成長を見せます。相談所のHPを作ったことで多くの仕事が舞い込むようになって、霊幻はモブの成長に気付いていませんでした。どうせ暇なんだろう的な心無い一言でモブは霊幻と距離を置くようになります。一人でも口先ひとつで客を転がせると思っていた霊幻。調子に乗ったテレビ出演で、偽の霊能者ということが世間に暴露して居場所を失います。このエピソードの落とし所は気に入りましたね。霊幻とモブのいい関係が見えました。最後は再び超能力集団『爪』との対決です。ボスの鈴木統一郎(すずき とういちろう)は世界征服を目指していて、5超という最強の部下たちのほか、自分の超能力を人に分け与えることができるので兵隊約600人を従えています。息子の鈴木将(すずき しょう)も強力な超能力を持っていますが、父親の野望には反発していました。超能力に目覚めたモブの弟リツ、エクボ、テル、モブ側に寝返った元第7支部の能力者たちを含め、街を破壊する強大な犯罪集団に立ち向かっていきます。第3期も楽しみです。
2022/03/26
コメント(2)
食べている時にスプーンが曲がってしまうのは不便でしょうね。モブは超能力者でした。運動オンチで勉強もイマイチ、一見地味な中学2年生です。弟のリツは超能力はないものの、成績優秀、スポーツ万能のイケメンです。皆さんならどっちになりたいでしょうかね。お互いにないものを持っている二人は、それぞれ相手に対して憧れを抱いていました。影山茂夫(かげやま しげお)通称モブが、この物語の主人公です。幼い頃、高校生にいじめられていた弟を助けようとして力が暴走し、弟にも大怪我を負わせたことがトラウマになって能力を使わない我慢をするようになりました。そのストレスが溜まってきて、100%になると火山のような大爆発を起こします。引っ込み思案で無口な彼は、小学生の時、自分の能力が不安で霊幻新隆(れいげん あらたか)の事務所『霊とか相談所』を訪れます。霊幻は霊能力者を語るサギ師で、モブの力を利用して除霊させたりとずる賢い奴ですが、モブにとっては良き理解者となります。『超能力を持っているからといって一人の人間であることに変わりはない。足が速い、勉強ができる、体臭が強いなどと一緒で、超能力も単なる特徴の一つに過ぎない。個性として受け入れて前向きに生きていくしかないんだ。』『魅力の本質は人間力だ。いいやつになれよ。』モブが変なツボを買わされそうになって困っていた時も、霊幻の口先三寸で助けてましたし、なかなか正論を語るいい大人です。ツボミちゃんという幼馴染に淡い恋心を抱いていて、モテたいモブ。悩みにつけこまれ変な宗教団体に引き込まれて、エクボ様という教祖と出会います。これが実は人々の心を操る悪霊で、100%になったモブの力で退治されるんですが、このあとずっと弱い霊体のような形で付きまとわれる羽目になりました。人に憑依することができて、仲間としてはちょっと使える奴だったりします。モブは肉体改造部という部活を始めました。能力を使わなくても強い人間になりたかったんでしょうね。ここでも中学の不良グループ同士の抗争に巻き込まれて力が暴発してしまい、塩中学の裏番長白Tポイズンなんていう名前で恐れられるようになります。その時出会った黒酢中学校の花沢輝気(はなざわ てるき)通称テルは、モブが初めて出会った自分以外の超能力者でした。ちなみに舞台は調味市という街で、学校名はみんな調味料です。学園生活と除霊のバイトだけかと思ったら、さらに大きな組織的犯罪集団が登場してきました。爪という名の超能力者による犯罪集団で、世界征服を目論んでいます。『能ある鷹は爪を隠すと言うが我々は爪を隠さない鷹だ』というのがモットーで、覚醒実験によって超能力者を人工的に生産しているようです。その第7支部に捕らえられた弟のリツや数人の子供たちを救うべく、モブが、テルが、エクボが、そして霊幻が立ち向かいます。鬼滅のように最近のアニメは超写実的な情景描写が多いなか、この作品は校舎の時計といい、『霊とか相談所』の看板といい、下書きのような雑な絵が逆に新鮮でした。破壊的なサイキック集団に対して、地味に立ち向かうモブのテンションの低さ。爆発前のドキドキ感を募らせてくれます。友人の勧めで見始めたんですが、面白いです。厳選アニメ、絶対ハマる
2022/03/18
コメント(0)
救助訓練中にヴィラン連合の襲撃に遭い、これを撃退したことがニュースで報じられてすっかり有名になってしまった雄英高校ヒーロー科1年A組の生徒たち。今回のイベントは3つありました。体育祭、職場体験、そして期末テストです。これは僕のヒーローアカデミア第1期(1 - 13話)に続く、第2期(14 - 38話)の物語です。雄英高校の体育祭は、オリンピックにも匹敵する一大イベント。能力者たちの競技会ですから、スタジアムには何万人もの観客が押し寄せます。ニュースで有名になった生徒たちも出場するということで、特に今回は注目を集めていました。雄英高校にはヒーロー科の他に普通科やサポート科もあって、企業のスカウトにアピールする絶好のチャンスでもあります。最初の種目は障害物競走でした。もちろん普通の体育祭のような生やさしいものではなく、知恵と能力をフルに活用した超人レース。先着順に与えられたポイントを、次なる騎馬戦で奪い合います。最後はトーナメントで1対1の対決でした。緑谷少年は相変わらずパワーのコントロールができないので、怪我をしてボロボロになってしまいます。職業体験では、それぞれが自分の能力を活かせる職場に赴きました。緑谷少年は師匠オールマイトが師と仰いでいたグラントリノの下で、パワーコントロールを学びます。ただ、兄をヒーロー殺しステインに半殺しにされた飯田くんは、復讐目的で選択していました。ステインはヴィランなんですが、はっきりとした信念を持って行動しているので普通のワルと違って人気があるんです。血を舐めることでその人を行動不能にできる能力の持ち主でした。期末テストは筆記と実技で行われます。実技の方は生徒2人1組で先生と対峙します。生徒たちがいかにして困難を克服し、ヴィラン役の先生に手錠をかけるか、もしくは無事にエスケープゲートまで逃げ切れるかのテストでした。爆轟少年は幼い頃から見下していた緑谷少年の急成長に苛立っていて、最強のオールマイトを相手に二人で組んで戦えるとは思えません。他の生徒たちも、それぞれの苦手をつく対決になっていたので見応えがありました。ヴィラン連合をまとめている死柄木(しがらき)と黒霧いう人物がいるんですが、どうもその裏にさらに強大な力を持つ誰かがいるようです。緑谷少年が受け継いだワン・フォー・オールという個性に対して、オール・フォー・ワンという個性を持った人物。オールマイトに致命的な怪我を負わせた人物のようでした。悪が力を結集させつつある中、生徒たちはいつまで楽しい高校生活を送っていられるのか。続きも楽しみです。
2022/03/15
コメント(0)
人は生まれながらに平等じゃない。世界の約8割の人が、超能力者だったらなおのこと。個性と呼ばれる超能力は4歳ごろまでに発現して、優れた個性の持ち主はヒーローへと成長していきます。逆に個性を悪用するヴィランという敵もいて、2者の戦いが日常茶飯事的に起こっている世界でした。緑谷出久(みどりや いずく)の夢は、ヒーローになることです。平和の象徴オールマイトに幼い頃から憧れて、いろんなヒーローたちの活躍をノートにまとめていました。8割が能力者と言ってもほとんどは大したことない個性なんですね。オールマイトはどんな絶対的ピンチでも笑顔を絶やさず、人々を救い最後には勝つ、ヒーローの中のヒーローでした。残念ながら出久は、残り2割の無個性です。幼馴染の爆豪勝己には出久(デク)といってバカにされてきました。しかしヒーローになる夢を諦めきれず、難関である雄英高校ヒーロー科を目指します。誰もが無理と思っていたんですが、何が起こるかわからないものですね。ヴィランに襲われて憧れのオールマイトに助けてもらうんです。この出会いが彼の人生を大きく変えていきます。出久は、絶対的ヒーローであるはずのオールマイトにも弱点があることを知ってしまうんですね。数年前の戦いで負った傷のせいで、オールマイトの活動限界は3時間ほど。それをすぎると痩せたカマキリのような姿に萎んでしまうんです。オールマイトのワン・フォー・オールは受け継がれていく個性で、ちょうど後継者を探しているところでした。誰一人言ってくれなかった言葉を憧れの人が言ってくれるんですよ。「君はヒーローになれる」と。出久の心にヒーローとしての素質があることを見出してくれたんです。10ヶ月の特訓を経て迎えた受験。出久にはオールマイトから分けてもらったパワーをコントロールすることができず、身体はボロボロになりますが難関を突破します。入学してからも大変でした。パワーを使わなければ授業に遅れをとるし、使うと反動で身体に大きなダメージを負う。この繰り返しで保健室の常連になっていました。初めての災害救助訓練ではヴィラン連合の襲撃に遭い、いきなり実践に身をさらすことに。個性あふれる同級生たちと、知恵を絞り技を出し合って戦いに挑みます。
2022/03/09
コメント(0)
水球って、やったことありますか?高校の時、水泳の授業でやったことあるんですが、ずっと立ち泳ぎしてるのもきついし、ボール追いかけて泳ぎまくるのもとんでもなくキツくて、自分には無理だと思いましたね。今日ご紹介するのは岡山県倉敷市を舞台とした高校水球部の話です。清水(きよみず)みなとは、曙学館中等科3年で水球部を日本一に導いたエースでした。試合が終わって家に帰る途中事故に遭い、そのまま意識不明となります。数ヶ月もの昏睡状態を経て目を覚ましたときには、中学3年間の記憶が全て抜け落ち、精神年齢が小学生に逆戻り。1年遅れで入学した山南高校で、後輩の栄太郎に水球を勧められますが、ルールすら覚えていませんでした。山南高校の水球部は部員が城島ただ一人という廃部寸前の弱小チーム。試合に出るためには最低7人のメンバーが必要です。この辺は部活アニメによくある話なんですが、ギリギリ部員が揃うんですね。元野球部の江尻くんとか元競泳選手の網浜くんとか、水球で実力発揮できそうな人もいれば、ナイジェリア人とのハーフで見た目はものすごく運動できそうだけど実はそうでもないババヤロくんや、引っ込み思案で書道部だった運動音痴の牛窓くんとか。みなとは中学で天才プレーヤーと言われ、曙学館の四天王の一人でした。残りの3人はそのまま曙学館高等科の水球部で活躍していましたので、ライバルになってしまったわけです。とは言っても、ほぼ1年運動もせずにいた身体はすぐには元に戻りません。目前に迫る県大会に向けてチームはどの程度レベルアップを図れるでしょうか。『RE-MAIN』(リメイン)は、MAPPA制作のテレビアニメで2021年に放送されました。記憶喪失ものということで、冬ソナを思い出してしまいました。あのドラマも主人公が何度も事故で記憶喪失になってましたよね。公式サイトはこちらです。
2022/03/07
コメント(0)
無限列車の戦いで上限の鬼と戦って散った煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)の最後の言葉を伝えるため、実家を訪れた竈門炭治郎(かまどたんじろう)。元炎柱だった父親は呑んだくれて彼を追い返そうとします。しかしなぜか炭治郎の耳飾りと額の痣を見て目の色が変わりました。炭治郎の家に伝わる火の神神楽の秘密は明かされるのでしょうか。次なる任務の舞台は男と女の見栄と欲、愛憎渦巻く夜の街、遊郭。ボスは音柱・宇髄天元(うずいてんげん)です。クリスタルのハチマキをしている派手好きな元忍者で、3人の嫁がいます。遊郭に潜入させていた彼女たちクノイチが行方不明になり、炭治郎、善逸、伊之助たちと共に捜査に向かいました。夜の街は日光を嫌う鬼にとって恰好の隠れ家です。京極家の花魁が鬼であることを突き止めますが、上弦の6という強烈に強い鬼で、帯を自在に操りそこに食糧貯蔵庫として人間を閉じ込めておくことができるんです。行方不明になっていた善逸や宇髄の嫁たちもそこにいました。花魁は本性を現し堕姫(だき)となりますが、敵は一人ではありませんでした。毒カマを操る堕姫の兄もやはり上弦の鬼で、そのスピード、殺傷能力、パワーは花街全体を破壊するレベルです。全11話、強烈に絶望的な状況からの炭治郎の切り返しが見ものです。そして妹・禰豆子の変貌と能力も。鬼滅の刃は、無限列車編でもそうでしたが、絵が芸術レベルに美しいです。今回の遊郭編は狩野派を思わせる襖絵が特に素晴らしく、瓦の連なる街の様子は東山魁夷の日本画のようでした。戦闘シーンも瞬きできない臨場感で迫力満点です。やっぱり鬼滅は面白い。<関連作品>鬼滅の刃鬼滅の刃 無限列車編(劇場版)鬼滅の刃 無限列車編(テレビアニメ版)
2022/02/26
コメント(0)
青い海と色とりどりの魚たち。そうだ、私はダイバーだったんだっけ。お魚が泳ぐところを見るの大好きなんです。美し映像で沖縄にいるような気分にさせてくれる心癒されるアニメでした。後輩にセンターを譲る形でアイドルをやめた風花(ふうか)は、故郷の盛岡に帰る代わりに沖縄行きの飛行機に乗ります。ずっと追いかけてきた夢をあきらめ、次に何をしたらいいのか。そんな抜け殻のような彼女を救ってくれたのは、たまたま訪れた水族館の不思議な体験でした。がまがま水族館で働くことになった風花。そこでは女子高生のククルが代理館長として奮闘していました。老朽化の進む水族館で、なんとか閉館せずに立て直したいと様々な企画を立ち上げて集客に励んでいます。夢を失った風花は、ククルの夢を応援することで前を向くことができました。ククルは幼い時に両親を亡くして、おじいとおばあに育てられているんです。二人の話ぶりを聞いていると、細かいことなんか気にしなくていいさあという気になります。まくとぅそーけー、なんくるないさ(誠をつくせば、なんとかなるさ)そうだそうだ。キジムナーも彼女たちを応援しているようでした。おじいは水族館の伝説の飼育員と呼ばれていて、最終日には多くの弟子たちが各地の水族館からやってくるんですね。ククルも最後まであがいていましたが、台風を経て自分の夢よりも、いきものの命を守る大切さに気付きます。高校を卒業し、ククルは出来たばかりの近代的なティンガーラ水族館に就職することに。がまがま水族館の仲間たちも、おじいの推薦でみんなここに就職が決まります。ところが、ククルが配属されたのは大好きな飼育係ではなく営業の仕事でした。『白い砂のアクアトープ』は、P.A.WORKS制作のテレビアニメで、2021年に放映されました。沖縄は暖かそうですぐにでも飛んで行きたい気持ちになります。ウミガメの卵が孵るシーンや、ペンギンたちの愛くるしい表情、大きな水槽の中で悠々と泳ぐ魚たちに何度かウルウル来ました。登場する人たちもみんな温かい心の持ち主ばかり。心が乾いてかさかさの人にオススメです。
2022/02/22
コメント(0)
スライムに転生して、ジュラ・テンペスト連邦国を打ち立てたリムル・テンペスト。リムルにはベニマル、シオン、白老、蒼影、そしてシュナと言った強力な鬼人族の側近がいます。他にも人鬼族(ホブゴブリン)や、嵐牙狼族(テンペストウルフ)、猪人族(ハイ・オーク)、龍人族(ドラゴニュート)とテンペストの住人たちはみんな魔物ながら多種多様です。人間と魔物との共生というリムルの理想が実現する世界となるのでしょうか。これは転生したらスライムだった件(第一期)に続くお話です。リムルは近隣諸国との友好関係を築くために積極的に動き出しました。獣王国ユーラザニアに使節団を送ったり、武装国家ドワルゴンに赴き友好宣言したり。しかし魔物の新興国を目障りに思ったファルムス王国では、リムルが留守の間に、西方聖教会と手を組みテンペストへの侵攻を計画していました。この機に乗じて魔王クレイマンも動き出し、テンペストは絶体絶命のピンチに。リムルもシズの教え子ヒナタ・サカグチの攻撃を受けていました。人間の国、神聖法皇国ルベリオスの筆頭騎士である彼女は、魔物と人間の共存を良しとせず、リムルをシズを殺した仇とみなしています。ヒナタは西方聖教会聖騎士団長でもあり、とんでもなく強いんです。死んだフリで難を逃れたリムルは、テンペストがなんらかの攻撃を受けて結界が張られ、危機に陥っていること知ります。リムルが国に帰ると、たくさんの大切な仲間たちが命を落としていました。魔王クレイマンはマリオネット・マスターで、自らの手を汚さず人や魔物を操ることができます。クレイマンの呪縛によってテンペストに送り込まれたミュランが、魔力を無効にする結界を張り、仲間たちは本来の力を発揮できずに死んでしまったんです。魔物を人間の敵とみなすファルムス王国もその機に乗じて軍勢を送り込んできました。リムルはおとぎ話からヒントを得て、魔王へ進化するハーベストフェスティバルを実行。この物語のいいところはリムルの絶対的な強さですね。リムルを補佐するA.I.のような存在『大賢者』も『智慧之王(ラファエル)』へと進化し、もはや解けない難問はない状態になります。ラファエルは無限牢獄の解析に成功し、封印ごと飲み込んでいた暴風龍ヴェルドラも解放されました。進化の恩寵で死者はみんな生き返り、生きていたものはさらに強くなります。強力な悪魔デイアボロも手下に加わって怖いものなしといった状態です。リムルは友好国の要人を招いて、ファルムス王国には新しい王を擁立すること、クレイマンの拠点を叩くことなど、今後の方針を話し合いました。魔王は10人いるらしく、クレイマンがリムルを吊るし上げるために魔王全員が集まる会議ワルプルギスを招集するんです。進化を遂げたばかりのリムルを魔王として認めるか、クレイマンの策略に落ちるか。そしてついにリムルはクレイマンと決着をつけることになります。全26話、展開が早くて面白かったです。
2022/02/13
コメント(0)
ここまで長いタイトルのアニメは初めてですね。2021年に放送されたアニメで、原作はざっぽんのライトノベル、イラストはやすもが担当しています。戦力外通告された冒険者ギデオンが、戦闘を離れ辺境の地でお姫様とスローライフを始める話です。この物語で重要なポイントとなるのが『加護』の存在です。子供が成長してある時期になると、神様から与えられる役割分担とでも言いましょうか、その後の人生の方向性を決める能力です。ギデオンの妹のルーティには『勇者』の加護が与えられて人類最強の存在になります。勇者はパーティを率いて魔王を討伐する使命があり、戦闘に関係ないあらゆる感情が抑制されて眠ることも食べることもなく旅を続けていました。仲間としては賢者のアレス、武闘家のダナン、ハイエルフのヤランドララ、クルセイダーのテオドラ、そしてギデオンも共に行動していましたが、アレスから力不足を指摘されパーティを抜けることに。彼の代わりに新しく加わったのは『うげうげさん』という蜘蛛を友達にもつ小柄な少女ティセでした。ギデオンの加護は『導き手』というもので、実際はパーティのまとめ役としてなくてはならない存在だったんですが、アレスがその役割をとって代わりたかったんですね。辺境の地ゾルタンに流れ着いたギデオンはレッドと名乗って薬屋を始めます。人々は怠け者で生活はゆるく、気候も温暖で居心地は良さそう。そこへ美少女のお姫様リットがやってくるんです。話がうますぎますね。リットの国が魔王軍に攻撃された時に共に戦ったことがあり、当時からギデオンに気があったんです。国を守った英雄として王位継承させられるのが嫌で逃げてきたリットは、レッドの薬屋に転がり込んでどんどんラブラブな関係になっていきます。勇者のパーティなんかよりスローライフの方が絶対楽しそう。レッドの作るご飯がとても美味しそうなんですよ。このままほのぼの終わるかというとそうでもありません。このゆるい街に麻薬が持ち込まれて人々を脅かしたり、ギデオンが抜けたことで崩壊の危機を迎えたパーティのメンバーが彼を探しにきたり。RPGみたいなアニメにしてはラブシーンが多かった気がします。大将がたまたま通りかかって『これ、R18?』とか言われましたけど、エロいシーンは寸止めで出てきませんでした。全13話で原作の4巻までがアニメ化されているそうです。
2022/02/02
コメント(0)
『お客様の中に、探偵はいらっしゃいませんか?』高度1万メートルの飛行機の中で、アナウンスが流れました。医者の間違いでは?と乗客のほとんどは思ったでしょうね。主人公の君塚君彦(きみづか きみひこ)もそうでした。しかし、彼の隣に座っていた白髪の少女が手を挙げます。そして君彦に言いました。『君、私の助手になってよ。』飛行機はハイジャックされていて、犯人はSPES(スペース)と呼ばれる特殊能力を持った秘密組織の一味でした。この事件がきっかけでシエスタと君彦は出会い、その後世界中を旅しながらスペースとの戦いを続け、お互いにとってなくてはならない存在になっていきます。彼は学校に行く暇があったんでしょうかね。そして出会いから4年、君彦は18歳の高校生になっていました。シエスタが1年前に死んで、それから抜け殻のように生きています。ある日、夏凪 渚(なつなぎ なぎさ)という同級生が彼に人探しを依頼してきました。移植手術を受けた自分の心臓の元の持ち主を探して欲しいというものです。それは死んだシエスタの心臓でした。シエスタの血液は特殊だったので、心臓も意志を持っているのかもしれません。SPES(スペース)という存在があまりよく分からなかったんですが、どうも宇宙人らしいです。目的は地球侵略でしょうね。敵の数があまり多くないし、科学技術の差みたいなものを感じない宇宙人なのでSF的な要素はそれほどありません。巷の難事件を解決するわけでもなく、名探偵シエスタと助手君彦の捜査対象はもっぱらスペース。主人公は『巻き込まれ体質』と語っていましたが、異世界ものとかこういったSFファンタジーっぽい話、特に可愛い女の子しかでてこない世界に『しかたなく』巻き込まれたい男子は多いでしょうね。TVアニメ全12話『探偵はもう、死んでいる。』(La detective está muerta)は、2021年に放送されました。第15回MF文庫ライトノベル新人賞《最優秀賞》を受賞の二語十のライトノベルが原作になっています。イラスト担当はうみぼうず。探偵のシエスタも身のこなしとか超人的なんで、人間じゃないのかも...。
2022/01/31
コメント(0)
オロチ討伐のために力を尽くした曇兄弟と仲間たち、そしてそれに対抗しようとする風魔一族のスピンオフが、前・中・後篇の3編によって綴られています。映画『曇天に笑う』では触れられていなかった過去や、討伐後についての物語です。前篇『曇天に笑う<外伝> ~決別、犲の誓い~』オロチと戦って大怪我を負った曇 天火(くもう てんか)は車椅子生活を強いられています。両親の墓参りにやってきた天火は、オロチ復活の11年前に創設された右大臣直属部隊・犲(やまいぬ)の一員でした。父の曇 大湖(くもう たいこ)は犲の師範を務めていて、天火を含め8名の隊員は国をオロチから救う大義のために訓練に明け暮れる毎日を送っています。実写版では5人だったんですが、アニメでは女性や小柄の老人も入ってましたね。曇兄弟の両親は志半ばにして風魔に殺され、天火も訳あって犲を抜けましたが、オロチ討伐を終えた犲のメンバーたちが、師匠の墓前で解散式を行うという話でした。中篇『曇天に笑う<外伝> ~宿命、双頭の風魔~』風魔一族には一人前の忍者になるために厳しい掟がありました。忌み子である双子として生まれた金城 白子(きんじょう しらす)の子供時代を描いています。生き残るのはどちらか一人だけ。しかし両親は弟を洞窟にかくまって育てることに決めます。成人になるための儀式として、頭領の定めた近親者を殺す命令が出ます。白子は尊敬する父を殺せと言われてしまいます。オロチ復活に向けて頭領のやり方はますますエスカレートし、ついに反乱を起こして双子の弟と二人、十代目風魔小太郎として一族の頭領になるというお話でした。後篇『曇天に笑う<外伝> ~桜華、天望の架橋~』実写版の映画では触れられていませんでしたが、オロチ討伐のためそれに対抗できる力を持つ人間を作り出す人体実験が政府主体で密かに行われていたようです。天火も以前その被験者となり大変な苦痛を味わったようなんですね。オロチ討伐が終わったあともその実験施設は残っていて、オロチ細胞を埋め込まれた被験者たちが脱走し、我を忘れて人々を襲撃するという事件が起こります。旅に出ている天火に代わって、弟の空丸たちが元犲メンバーとともにこれに挑みます。しかしオロチの器となった経験のある空丸には、被験者の苦しみが痛いほど分かるんですね。3部作、面白かったです。忍者物はダークな話が多いですけど、中篇の風魔の話がこの中では一番グッときましたね。詳しい情報は公式サイトでご覧ください。絶対ハマる、厳選アニメ!
2022/01/14
コメント(0)
鬼ヶ島を目指す赤鞘九人男をのせた小さな船が、嵐の海で百獣海賊団に行く手を阻まれます。一緒に戦ってくれるはずの数千の仲間たちは約束の場所に姿を見せず、おでんの意志はここに潰えるのか。絶体絶命のピンチに、ルフィ、ロー、キッド率いる海賊団が登場します。これはワンピース ワノ国編(その5)に続く977話から994話までのお話です。赤鞘九人男の一人だったカン十郎は、オロチと同じ黒炭家の生まれで、光月家を没落させるために入り込んでいたスパイでした。モモの助を宴の余興として公開処刑するために鬼ヶ島へと連れ去ってしまいます。オロチの命令で、討ち入りの集合場所とされるトカゲ港への橋はすべて爆破され、停泊していた船も、麦わら海賊団のサニー号も討ち入り前日に爆破されていました。ところが天才船大工フランキーが作ったサニー号はそんじょそこらの爆弾ではビクともしない船で、帆が焼けただけだったんです。さらに錦えもんが集合場所を間違えて伝えていたことで、数千の味方の船は無事でした。狂死郎親分こと赤鞘の傳ジローは、これを錦えもんの作戦と見て感心しますが実は運が良かっただけ。おかげでオロチを出し抜くことができました。狂死郎一家200人と獄中にいた侍1000人も味方になり、元王下七武海・海侠のジンベエが操舵士として麦わらの一味に加わります。ヒョウ五郎親分たちの船団も現れ、一気に五千を超える兵力となって鬼ヶ島へ向かいました。一応作戦会議をやったんですが、ローの思った通りルフィとキッドは作戦無視で先を争って正面突破。これを囮としてローの潜水艦は鬼ヶ島の裏手へ回ります。鬼ヶ島では年に一度の火祭りの宴が盛大に行われていて、目立たないように潜入を試みますが、ルフィやゾロたちが騒ぎを起こすんですね。さらに元白ひげ海賊団から強力な助っ人も参戦します。カウドウの息子ヤマトが登場するんですが、オデンの生き様に憧れていて、なぜかルフィたちの味方になってくれるんです。息子って言ってますけど、どう見ても女性ですね。赤鞘の仲間を裏切ったカン十郎は、菊之丞と一騎打ち。カイドウの手下にはナンバーズという巨人族や飛び六法という能力者チームがいて、さらに世界を取る目的で手を組んだビッグマムもいるのでなかなか手強いです。当初の目的だった、密かにカイドウとオロチの首を取る討ち入り作戦はどこへやら。もうすっかり総当たり戦の様相、さらに戦いは激化していきます。絶対ハマる、厳選アニメ!<ワノ国編 これまでの話>第一幕(1/2)第一幕(2/2)第二幕(1/2)第二幕(2/2)第三幕(1)
2022/01/05
コメント(0)
宝塚歌劇団の舞台に子供のころ何度か連れて行ってもらいました。全員女性だなんて信じられない、夢のように華やかな世界。同級生に目指していた人がいましたけど、自分はあくまでも観客側の人間だと思っていました。今日ご紹介するアニメは、そんな伝統ある紅華歌劇団の団員を育成する音楽学校に入学した乙女たちの物語です。『ベルサイユのばら』のオスカル様になるのが夢で、25倍の受験倍率をのりこえて第100期生となった渡辺さらさが主人公です。天真爛漫で178センチの長身のさらさは、浅草の畳屋の祖父の家で育ち、歌舞伎の白川家に出入りして子供のころは歌舞伎役者『助六になる』のが夢でした。でも女は絶対歌舞伎役者になれないと夢を打ち砕かれるんですね。バレエも歌も大したことはありませんが、日本舞踊で培った体幹の強さを武器に難関を突破します。同期にアイドルの奈良田愛(ならた あい)がいました。国民的アイドルグループ・JPX48の元メンバーで、母親は女優、叔父は紅華のバレエ講師です。過去のトラウマから男嫌いで、感情を表に出さないのでアイドル時代からクールビューティで有名でした。同室になったさらさにはいつも振り回されていますが、次第に心を開いていきます。この物語の面白いところは、生徒それぞれが個性的で、様々な背景を持ってこの学校にチャレンジしてきたことですね。受験年齢に上限があって、それ以下ならば何度でも受けることができるので、同じ100期生でも15歳もいれば18歳もいる、華やかに見える世界のダークな部分も描写しています。歌劇団には春夏秋冬という4つの組みがあって、その中の男役・女役それぞれのトップだけが銀橋と呼ばれる花道を歩くことができるようです。トップの座は遠いですね。才能や運や、いろんなものに恵まれている必要がありそうです。音楽学校は2年で卒業で、そのあとは紅華歌劇団に入るか、入らないかの2択を迫られます。2021年に放送された全13話では、100期生の1年目が描かれていました。原作は斉木久美子の『かげきしょうじょ!!』。タイトル見たときは、どんな過激な少女なんだろうと思いましたが、歌劇だったんですね。すごく面白かったので、続きも楽しみです。
2022/01/03
コメント(0)
人間とはちょっと違う遺伝子を持って生まれるウマ娘。耳と尻尾がウマで全員可愛い、しかも半端ない走力を持っています。有名な競走馬の名前を持つ娘たちの疾走劇に感動してしまいました。この世界にはウマ少年は存在しないようです。主人公はスペシャルウィーク。田舎育ちの純粋なウマ娘で、日本一のウマ娘になる夢を抱いて上京、トレセン学園に入学します。初めて競馬場で見たサイレンススズカの他を寄せ付けない美しい走りに魅了され、1位から3位のウマに与えられるウイニングライブにも感動。寮ではこの憧れの先輩と同室になります。学園トップのエリートチームはリゲルと言う名前で、生徒会長のシンボリルドルフ、ナリタブライアン、エルコンドルパサーなど錚々たるメンバーが所属していました。スペシャルウィークが入ったのはチーム・スピカという弱小チームでしたが、ゴールドシップ、ダイワスカーレット、ウォッカに、スペシャルウィーク、サイレンススズカ、メジロマックイーン、トウカイテイオーも加わり学園トップの座を狙えるメンバーが揃います。デビュー戦で1位を飾ったスペシャルウィークですが、ライブの練習を全くしていなかったのでステージで棒立ち。競技ダンスで言ったらオナーダンスのようなものでしょうかね。観客数が数万人ですから、走りだけではなく歌や踊りの練習も必要です。中央競馬で行われるクラシックレース、皐月賞、日本ダービー、菊花賞の3つはクラシック3冠と呼ばれる歴史あるレースで、3歳馬のみが出走できます。スペシャルウィークもこれに挑戦するんですね。シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクトなんて名前くらい聞いたことある方も多いかともいますが、いずれも3冠を制した名馬でした。ウマ娘たちは個性豊かで勝負服もおしゃれ、そして戦う姿は清々しくかっこいいんです。こんなにのめりこむとは自分でも思いませんでしたが、試合に向けて真摯に練習に取り組む姿、怪我からの復帰のために必死にリハビリに励む姿、ゴール間際のレースの駆け引き、ウマ娘たちの真剣さが伝わってきて手に汗握るんですよ。海外遠征して凱旋門賞に出場するエルコンドルパサーはスペシャルウィークの同期なんですが、物怖じしない明るいラテン系のノリが好きです。実際はエルコンドルパサーもスペシャルウィークもオス馬なんですけどね。私は競馬は全くやりませんが、父が大好きだったので身近に感じます。5歳頃『動物園に連れてってあげる』と中山競馬場に連れて行かれ、帰ってから母に『お馬がいっぱい走っててね…』と感想を述べたところ、父がまずい立場になったという思い出があります。ファンファーレも昔から比べるとカッコよくなりましたね。公式サイトでキャラの紹介が見られます。ゲームも面白そう。
2021/12/30
コメント(0)
鬼ヶ島への討ち入りでワノ国が盛り上がっていた頃、世界では大きな動きがありました。世界会議で王下七武海制度の撤廃が決まったんです。これまで世界は海軍、王下七武海、四皇という3つの大きな力の均衡によって成り立っていました。海賊でありながら世界政府に組みし、有象無象の海賊が跋扈する海を治めていた王下七武海ですが、アラバスタとドレスローザの王たちが、元王下七武海のクロコダイルとドフラミンゴによって大きな被害を受けたことを訴えたんですね。頂上戦争でも政府の要請に従って戦った王下七武海。地位を剥奪されると海軍に追われる立場となります。これはワンピース ワノ国編(その4)に続く957話から976話までのお話です。第3幕に突入です。鬼ヶ島への討ち入り当日、集合場所の港にやってきたモモの助と赤鞘九人男たちは荒れた海を前にして茫然と立ち尽くします。そこには一隻の船も兵の姿もありませんでした。この日を逃すともう次は無い。錦えもんの嘆きも虚しく、スマシ(携帯電話)に応答はありません。有り合わせの小舟に身を寄せ合って荒れた海に漕ぎ出しました。ここで突然話が数十年前に戻ります。光月家の討ち入りに至る経緯が全て分かる『おでん物語』の開幕です。暴れん坊だった光月おでんが荒れ果てた久里を立て直し、大名になってから平和な日々が続いていました。しかしおでんにとっては窮屈で、もっと広い世界を見たいとずっと願っていました。ある日、白ひげ海賊団の船がワノ国に漂着します。船の修理が終わって出港する日、おでんは大名の仕事を放り出して冒険の海に飛び出してしまうんです。おでんはポーネグリフが読めたので、途中から海賊王ロジャーの船に乗りかえ新世界の終着の地へと到達します。そこにあったらしいワンピースってなんだったのか分からないんですが、おでんは見たんですね。この冒険旅行の途中で、妻となるトキと出会い、船上でモモの助と日和が生まれます。おでんが戻ってみると、ワノ国は大きく変貌を遂げていました。将軍だった父・スキヤキは三年前に亡くなり、代わってオロチが将軍となって公害を撒き散らす工場の煙突がいくつも立ち並んでいます。オロチは光月スキヤキの誕生によって没落した黒炭家の末裔で、光月家への復讐を何よりも望んでいました。当然おでんの帰還は喜ばしいはずはなく、汚い手口でおでんを騙し、赤鞘九人男たち手下共々釜茹での刑に追い込むんです。城は焼かれ絶体絶命のピンチに、おでんの妻トキはモモの助たちを20年後の世界へ送り出します。話は現在に戻ります。討ち入りの日、約束の場所に集結できなかったのはオロチに情報を流していたスパイがいたからでした。港に向かうすべての橋は爆破され、ルフィたち麦わら海賊団のサニー号も前日に爆破されてしまっていたんです。そのスパイとはいったい誰か、衝撃の事実でした。狂四郎一家の親分に殺されたはずの小紫が生きていた理由もわかりました。おでん処刑の後、あまりの外見の変化にこれまで誰も気づかなかったのですが、狂四郎親分は赤鞘九人男の一人だったんです。かっぱの河松から逃げ出して花の都を彷徨っていた日和を見つけ、小紫として育てながら見守っていたんですね。さて、討ち入りはどうなるのか。助っ人は来るのか。続きも楽しみです。絶対ハマる、厳選アニメ!<ワノ国編 これまでの話>第一幕(1/2)第一幕(2/2)第二幕(1/2)第二幕(2/2)
2021/12/25
コメント(0)
己の弱さや不甲斐なさにどれほど打ちのめされようとも前を向け、心を燃やせ君が足を止めても、うずくまっても時間の流れは止まってくれない寄り添って悲しんではくれないー 中略 ー俺は信じる君たちを信じるこれは無限列車編の核となる炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)の最後の言葉です。直射日光のようにまっすぐな正義の人でした。柱には基本的に炎・水・風・岩・雷の5つがあって、そこから他が派生したと説明されています。スピード、技ともに格段の強さを持ち、性格もまっすぐで誰もが慕う炎柱(えんばしら)。テレビアニメ版『鬼滅の刃』無限列車編全7話を2度見ました。繰り返して見たくなる魅力があります。作り込まれた絵の美しさ、製作者やスタッフの情熱が感じられる作品でした。物語はほぼ劇場版と一緒なので、知りたい方はこちらをご覧ください。煉獄杏寿郎に関するエピソードがテレビ版では少し多いのが特徴です。彼の父親も炎柱だったですが、なにか訳があって辞めてしまうんです。杏寿郎は厳しい修行に励み努力の甲斐あって炎柱になりますが、父には褒めてもらえるどころかくだらないと言われてしまいます。それでも自分の道を信じ、母の言い残した弱いものを救えという言葉通りに生き抜いた杏寿郎は素敵でした。相手の鬼は上弦の参・猗窩座(あかざ)で、杏寿郎は一緒に鬼にならないかと誘われるんです。鬼になれば何百年でも生きられるし、怪我をしても瞬時に回復できます。最強を目指すなら人間より鬼の方が有利。しかし杏寿郎の目指していたものは単に強くなることではなく、炎柱としての使命を全うするための強さの追求でした。鬼とは根本的に価値観が違うんですね。竈門炭治郎(かまどたんじろう)は水の呼吸の刀を使いますが、ここ一番で繰り出す技は父が残した舞・火の神神楽なんです。もともと炭を焼いて暮らしていたので、火とは縁のある生まれなんでしょう。彼の刀が黒いというのは、どの柱の道を極めるか定まっていない証拠だそうです。杏寿郎は炭治郎に、全集中の呼吸による止血法を教え、火の神神楽について知っているかもしれない自分の父を訪ねろといっていました。柱への道はまだまだ遠そうですが、冒頭に書いた言葉に炭治郎は大きく背中を押されたに違いありません。
2021/12/19
コメント(0)
これまで生きてきた人生の中で最も輝いていたのはいつですか。このアニメの主人公は、中学時代がそうだったようです。髪を金髪に染めた不良だったんですけど、喧嘩はそれほど強くなくて、それでも可愛い彼女がいて…。26歳になった花垣武道(タケミッチ)は一人暮らしのフリーター生活です。ニュースで、東京卍會の抗争に巻き込まれて元カノのヒナタが死んだことを知ります。そして彼も、駅のホームから何者かに突き落とされ死を覚悟した瞬間、なぜか12年前の中学時代にタイムリープしていました。ヤンキーアニメかと思ったらSF?東京卍會(とうきょうまんじかい)はまだ結成して2年ほどで、総長の『無敵のマイキー』、副総長のドラケンをトップにした100人ほどの暴走族でした。 ヒナタももちろん生きていて、彼女の弟のナオトに触れると再び現代に戻ってきます。12年後の成長したナオトは刑事になっていました。彼がトリガーみたいですね。ヒナタを救うためには、犯罪組織と化した東京卍會を変える必要があります。再び過去に戻ったタケミッチは、キーマンとなる稀咲 鉄太(きさき てった)をなんとか東卍から遠ざける必要がありました。 何度も過去と現在を行き来するんですが、なかなか思うようにならないんですね。『8・3抗争』『血のハロウィン』みたいに名前の残る大きな抗争が何度かあって、そこで死なせてはいけない人とかが分かっているのに思い通りにはならず、それでも現代に戻ってみると少しずつ状況が変化していました。果たしてタケミッチはヒナタや友達を救えるのか。最後はタケミッチ自身が命を狙われてましたね。 アニメ『東京リベンジャーズ』の全24話は、2021年4月から9月まで放映されていました。原作は、和久井健による漫画『東京卍リベンジャーズ』。OPの『Cry Baby』はOfficial髭男dismが担当しています。公式サイトはこちらです。
2021/12/17
コメント(0)
エビス町の人気者トの廉(とのやす)が捕まりました。私腹を肥やす悪い金持ちから金を盗み、貧しい人々に分け与えていた義賊『うしみつ小僧』の正体がお調子者のトの廉だったというのです。しかしこれは、トの廉が考えた一世一代の嘘でした。本当は、白舞(ハクマイ)の元大名にして光月オデンの盟友、霜月康イエ。処刑台に上った康イエをなんとか救おうと赤鞘九人男と麦わらの一味が走ります。これはワンピース ワノ国編(その3)に続く938話から956話までのお話です。ここまでが第2幕となります。この処刑を反逆者たちの見せしめとするため、将軍オロチの命令で各所にパブリックビューイングを設けました。トの廉に世話になっているエビス町の人々はこれを見て泣き笑いしながら処刑場に殺到します。遠い昔、悪の道から救い上げてもらった大恩がある赤鞘九人男たちも康イエ様が生きておられたと感動しつつ処刑場に急行。彼に親切にしてもらった麦わらの一味のゾロ、サンジ、ナミ、ウソップ、ブルック、ロビン、フランキーも参上。しかし時すでに遅く、踊りながら銃弾に倒れます。その勇姿に、チョッパー冬島のドクター・ヒルルクを思い出しました。彼は命がけで、オロチにばれて失敗しそうになっていた討ち入り計画を救おうとしたのでした。大相撲インフェルノで土俵から出られなかったルフィーもモニターでこの様子を見ていました。恩人トの廉の死に対しても笑い続けているエビス町の人々を不審に思っていた麦わらの一味は、それぞれの場所で事情を知る人々からそのわけを聞きます。ドフラミンゴがドレスローザで作らせていたスマイルという名の人工悪魔の実、その失敗作をひもじさのあまり口にしたエビス町の人たちは笑うことしかできなくなってしまったというのです。小紫(日和)の従者だったトコもその被害者の一人。父親のトの廉の遺体に泣き笑いですがりつくトコの姿はあわれでした。トの廉の最期を見て、討ち入り参戦をしぶっていた元赤鞘九人男のアシュラア童子も心を決めました。密かに用意しておいた多くの廃船と鬼ヶ島の見取り図を提供します。フランキーとウソップがみんなを指揮して急ピッチで船の修理を開始しました。以前はでんでん虫という電話で連絡を取り合っていましたが、いまはスマートタニシ(スマシ)に変わったんです。時代の変化を感じますね。ビッグマムを連れたチョッパー達も兎丼に到着して、おしるこを巡ってクイーンとビッグマムが大乱闘。ルフィ達は混戦の最中、土俵から投げ出されて絶体絶命のピンチに。このタイミングで初めて武装色の覇気を使えて、ヒョウ爺と自分の首にはめられていた首輪を外します。看守達との交戦が始まり、ウィルス弾に次々と倒れる囚人達を自分も感染しつつ説得して仲間に引き入れ、兎丼を制圧。モモの助登場で揺れていた囚人達の心をつかみ、ヒョウ爺を慕う各地ヤクザの親分達も集結して戦力アップに貢献します。仲間が一気に3500人増。兵力の大幅増強に成功しました。猛獣用の麻酔100本でビッグマムをなんとか眠らせたクイーンは、鬼ヶ島にビッグマムを連行していきました。ビッグマムとカイドウとは昔、同じロックス海賊団のメンバーでしたが今は敵対しています。島をも揺るがすとんでもない喧嘩が始まって、部下達は浮足立っていました。しかし突然、『喧嘩の続きは世界を手にいれた後で』ということで意気投合するんです。カイドウとビッグマムは海賊同盟を結ぶ事になりました。ゾロの刀・秋水を盗んだ犯人は、鈴後(りんご)の北の墓場近くで刀を集めている牛鬼丸でした。秋水はスリラーバークで剣豪リューマと戦ってゾロがもらった刀でしたが、ワノ国から盗まれた神器だったらしいんです。牛鬼丸とゾロの戦いを止めたのは、『やることがある』と兎丼採掘場から別行動だったカッパの河松でした。囚人となった13年前まで河松は来るべき討ち入りの日に備えて北の墓場で墓標として使われていた刀を集めていたんです。それを手助けしていたのが、牛鬼丸に化けていた狛狐のオニ丸。河松に代わって刀集めを続けていてくれたオニ丸のおかげで、討ち入りに十分な武器が揃いました。秋水を返納することになったゾロには、小紫こと日和が父オデンから受け継いだ名刀・閻魔を譲り受けることに。唯一カイドウを切ったと言われる刀で、扱えるものはこれまでオデンのみだった伝説の一振りです。さて、人、船、武器、全て揃っていよいよ火祭りの日を迎えます。絶対ハマる、厳選アニメ!<ワノ国編 これまでの話>第一幕(1/2)第一幕(2/2)第二幕(1/2)
2021/12/13
コメント(0)
麦わら海賊団がワノ国にやって来たのは、四皇カイドウと将軍オロチに討ち入りを計画する光月家を助けるためでした。ところが第一幕の最後でルフィーはカイドウとの勝負に大敗を期し、兎丼(ウドン)採掘場での強制労働をさせられることになります。囚人たちは食事も満足に与えられず、解放される希望もなく、日々の重労働に耐えていました。2週間後の火祭りの日に鬼ヶ島を襲撃する計画ですが、ここからどうやって同志を募り、武器を集め、士気を高めていくんでしょうか。これはワンピース ワノ国編(その2)に続く917話から937話までのお話です。ワノ国は将軍の住む花の都の他に、ウドン、ハクマイ、リンゴ、キビ、クリの5つの地域に分かれていて、カイドウは海を渡った鬼ヶ島に住んでいます。花の都はいつでも桜舞い散る春。麦わら海賊団の名コック・三五郎(サンジ)はここで蕎麦屋を開き大繁盛していました。しかし街を仕切るヤクザの狂四郎一家に目をつけられ、ジェルマ66のステルスブラック(お蕎麦マスク)に変身して戦います。サンジは嫌っていますが、ノースブルーでは知らぬものはないヒーローキャラらしく、スーパーマンやバットマンのように変身スーツに着替えると強さ倍増、しかも透明人間にもなれるという優れもの。ホールケーキアイランドで家族からそのスーツをもらって、まだ試してなかったみたいです。ワノ国一の美女と言われる小紫太夫の花魁道中。将軍オロチの寵愛を受ける小紫は、お城の宴会に参上します。おロビ(ニコ・ロビン)も城の内情を探るため、芸者として潜入していました。しかしオロチの部下、御庭番集に見つかってしまいます。くの一おナミと熟女忍者しのぶ、幽霊に化けた骨きち(ブルック)が救出に向かいます。宴会場では小紫の従者トコがオロチの怒りをかってしまい、彼女を庇った小紫が狂四郎に斬られるという大事件が勃発していました。ワノ国で迷子になっていたゾロは、太鼓持ちのトノ康に連れられてエビス町にやって来ます。ここは花の都のおこぼれ町で、貧しい暮らしを強いられていましたが人々は明るく、いつも笑っています。トノ康は僅かな食料を町の人々に分配し、みんなに慕われていました。三刀流ゾロは、ここで名刀秋水を盗まれてしまうんです。牛鬼丸と名乗る弁慶のような大男を追って鈴後(リンゴ)にやって来たゾロは、オロチの手下に追われる小紫とトコに遭遇。負傷しながらも二人を救ったゾロは、小紫が光月モモの助の妹であることを知ります。それにしても、死んだはずの小紫はなんで生きてるんでしょうね。花の都では花魁小紫の葬儀が粛々と執り行われていました。兎丼(ウドン)採掘場では、ルフィーを脱獄させるために忍者の雷蔵が潜入していました。ここには赤鞘九人男と呼ばれる光月おでんの元側近の一人、かっぱの河松も捕まっています。労働に見合った分のキビダンゴしかもらえないので、いつも食にありつけずにいたヒョウ爺にルフィーは自分の団子を分けていたんですが、実はこの人、伝説のヤクザの大親分だったんです。カイドウを支える三人の大看板の一人クィーンがやって来て、壁を登って脱獄を試みたルフィーとヒョウ爺に大相撲インフェルノという処刑まがいの戦いをさせます。二人に首輪をつけるんですが、土俵を割った瞬間に首が切れる仕組み。ルフィはヒョウ爺から流桜(リュウオウ)と呼ばれる武装色の覇気を学びます。川の水を飲んで瀕死だったお玉を救ったチョパ右衛門(チョッパー)は、九里ヶ浜に打ち上げられていたビッグマムを発見します。パーティを台無しにしたルフィーを追ってはるばるホールケーキアイランドからやって来たんですね。ビッグマムは渦潮に呑まれて記憶喪失になっていて、兎丼(ウドン)に行けば腹一杯お汁粉が食べられると騙し、モモの助、お玉、お菊と共にルフィー救出に向かいました。この段階で討ち入り10日前くらいなんですが、計画がなぜかオロチにバレて、志あるものが次々と投獄されてしまうんです。ルフィーは土俵から出られないし、四皇の一人ビッグマムだっていつ記憶を取り戻すか分からない。赤鞘九人男も20年のブランクでやる気出ないメンバーもいたり、ここからどうやって結束していくんでしょう。ルフィーと採掘場で競ってたキッドって、誰だっけなーと思いつつ続きを見ていきたいと思います。絶対ハマる、厳選アニメ!<ワノ国編 これまでの話>第一幕(1/2)第一幕(2/2)
2021/12/12
コメント(0)
おでん城の跡地に亡霊が出ると噂されていました。20年前に四皇カイドウと黒炭(くろずみ)オロチの策略によって滅ぼされた光月家(こうづきけ)の人々が、夜な夜な化けて出ると。焼け落ちて廃墟となった城跡に踏み入ったルフィたちは、生きているはずのモモの助や家臣たちの墓を見つけます。これはワンピース ワノ国編(その1)に続く909話から916話までのお話です。亡霊の正体は、ドレスローザで別れてワノ国に向かった光月モモの助と家臣たちでした。打倒カイドウを目指す彼らが隠れ家として使っていたんです。後からやって来たルフィ、ナミ、サンジ、チョッパー、ブルックはここで光月家の歴史とこれからの計画について聞くことになります。 光月おでんは先の将軍光月スキヤキの一人息子。血気盛んな若者で、家を飛び出し放蕩の挙句、無法地帯だった九里(くり)にやって来ました。そこに暮らすのは荒くれ者ばかり。喧嘩や殺し合いは日常茶飯事です。おでんは二刀流の使い手で、頭だったアシュラ童子に勝ってその地を平定し、人々に仕事を覚えさせて平和な里を作り上げます。 見た目や生まれで分け隔てなく、ミンク族のネコマムシとイヌアラシも子供の頃に助けてもらった恩義を感じていました。民からの信頼は厚く、街は豊かで人々の笑顔が溢れています。『窮屈でござる』がおでんの口癖で、大名となっても自由奔放さは変わりませんでした。しかし、ワノ国を支配下に置こうとするカイドウとオロチの策略にかかって命を落とし、城に火を放たれてしまいます。家臣が戻ったときにはすでに城は火に包まれ、もはやこれまでと言った有様。奥方トキはトキトキの実の能力者で、モモの助と家臣五人を20年後の未来にタイムスリップさせるんです。モモの助たちは密かにワノ国を出て、ミンク族の故郷ゾウやドレスローザ、パンクハザードで同志を募り、ルフィやロウの海賊団とともに打倒カイドウを目指します。 決行は2週間後。カイドウの住む鬼ヶ島で行われる大宴会に襲撃をかける計画が明かされました。町ではウソップがおでんの遺志を継ぐものたちに計画を知らせる暗号書を手渡し、ロビンは芸者として宴会に潜入、フランキーは宴会場の設計図を入手予定です。おでん城趾で計画を語り合っていた折、一天にわかにかきくもり、空を覆うばかりの巨大な青龍が出現。カイドウが本当の姿を現したんです。おこぼれ町あたりで暴れる龍の姿を見て、ルフィは山を降りて街に向かいました。ところがカイドウの手下の一人が、ルフィたちはおでん城にいると密告するんです。カイドウの口から巨大な火の玉が放たれ、おでん山は下半分を残して吹き飛んでしまいました。そこにいた麦わら海賊団のメンバーや光月家の人々はどうなってしまったんでしょう。その様子を見たルフィは頭に血が上ってカイドウに単身立ち向かっていきます。どう見ても勝てそうもありませんでしたが、仲間をやられた怒りに我を忘れた感じです。ここで第一幕が終わりました。ルフィはカイドウの捕虜となって強制労働につかされるようです。仲間たちは無事なんでしょうか。ゾロはどこへ?ルフィのギア4も効かなかったカイドウに、一体どう立ち向かっていくんでしょうか。心底続きが楽しみです。絶対ハマる、厳選アニメ!
2021/12/01
コメント(0)
ホールケーキアイランドにサンジを迎えに行った一行は、ワノ国へ向かいます。四皇カイドウと将軍黒炭オロチの支配下で鎖国国家になってしまったサムライの国。一体どんな戦いが待ち受けているでしょうか。これはワンピース ホールケーキアイランド編に続く892話から908話までのお話になります。先発隊としてワノ国に向かったゾロ、ロビン、ウソップ、フランキーは、それぞれ正体を隠して暮らしていました。とは言っても、ウソップはガマの油の叩き売りなんかで目立ってましたし、ロビンは『おロビ』と名乗る美しい芸者になって存在だけで目を引きます。フランキーは大工になって、体の大きさも完璧な仕事ぶりも明らかに他の大工とは違っていました。ゾロはゾロ十郎という浪人になっていて、辻斬りをやっつけたことで逆に自分が辻斬りと疑われ、町中に人相書きが配られるお尋ね者に。そこへさらに目立ちすぎるルフィーがやって来ます。ワノ国に入る前に大渦に飲み込まれたサニー号。ルフィーはナミやサンジ、チョッパー、ブルックと離れ離れになって上陸しました。そこでカイドウの手下、百獣海賊団に襲われている少女お玉と遭遇します。お玉には、ほっぺをちぎってキビダンゴを出すという能力があって、その団子を食べた動物をてなづけることができました。お玉は命の恩人ということでルフィーに炊き立てのご飯をご馳走するんですが、それは彼女がひもじさを我慢しながら日々カサを編みやっと手に入れたものだったんです。さらにお玉はこの国にやって来たエースを兄貴と慕っていて、再会を心待ちにしていたことを知ります。そんなお玉がひもじさを紛らわすために川の水を飲んだせいで具合が悪くなるんです。カイドウの工場から出る排水で川は汚染されていました。お玉の命を救うべく街に向かったルフィーは、おこぼれ町という町外れで人々が貧しい暮らしを強いられていることを知ります。水や新鮮な食料は博羅町の住民で独占され、下人と呼ばれる門外の人々には回ってこないんです。街で幅を利かしている横綱の浦島やお玉の能力を知る街のボス・ホールデムに、ルフィーとゾロが戦いを挑んで大暴れ。密かに四皇の一角を崩す目的で同盟を組んだトラファルガー・ロウは、目立ちすぎるルフィー海賊団にカンカンです。第907話だけは、20周年の特別編でワノ国と関係ない話でした。このブログも20年以上続いてますが、振り返ってみると20年なんてあっという間ですよ。この特別編の中で、ルフィーは海賊には2種類あると言ってました。罪のない人から略奪する悪い海賊と、悪いやつをやっつけてそいつらから奪い取るいい海賊。ルフィーたち麦わら海賊団は、後者ですね。今回も博羅町から奪って来た大量の食料ときれいな水を、貧しさに喘ぐ人々に配って喜ばれていました。しかしこれだけ目立つことをしでかしたんですから、四皇カイドウも黙ってはいないでしょう。続きも楽しみです。絶対ハマる、厳選アニメ!
2021/11/30
コメント(0)
池袋の都市伝説デュラララ!!の続編が2015年から2016年にかけて放送されました。デュラララ!!×2の承・転・結、それぞれ12話ずつのお話です。第一期は各話タイトルが四字熟語でしたが、第二期は『百聞は一見に如かず』のようなことわざになっていました。モスクワは涙を信じない(泣いたところで誰も助けてはくれない)とか、人の踊るときは踊れ(皆がするときは自分も一緒にせよ)なんていうのは聞いたことがなかったので、勉強になりました。池袋を舞台に巻き起こったカオスは一応収束して半年が経ちました。ネット上で作られたダラーズというチームは増殖を続けています。創始者である真面目な高校生ミカドの許容範囲を超えるワルたちも参入してきて、仲の良いお友達サークルではなくなってしまったことにミカドは憂いていました。そんなミカドの心の隙間をつく形で、元ブルースクエアーというカラーギャングたちが彼を持ち上げ、ダラーズの粛清にかかるんですね。ヤクザも絡んできたりしてミカドは次第に行き場を失っていきます。カラーギャング黄巾賊のリーダーだったマサオミは、学校を離れ元カノと身を隠していました。しかし親友のミカドがとんでもない状況に追い込まれているのを知って、池袋に戻ってくるんです。切り裂き魔事件で妖刀『罪歌』の餌食となった民衆はその宿主の支配下におかれ、ゾンビのように池袋の街を徘徊するようになります。この妖刀使いは複数いて、後から切ったものが支配者になるようなんです。ミカドとマサオミが好意を寄せていた同級生のアンリも妖刀使いの一人で、街に溢れた赤目の人々の暴走を止めようと奔走します。不死身で無敵だった首なしライダーのセルティにも凄腕の白バイ隊員という天敵が登場します。さらに罪歌の使い手の一人、クジラギという女性にも、同棲するシンラを取られそうになって人間の形を留められないほど動揺したり。池袋最強のシズオにはロシア美人の後輩ができます。しかし彼女の最大の目的はシズオとの一騎討ちでした。高校の時からの宿敵オリハラと、ついに雌雄を決する時が訪れます。あっちもこっちもぐちゃぐちゃで、八方塞がりの池袋でした。埼玉の暴走族やら、ヤクザやら、赤目のゾンビやら。ダラーズのお目付役だった門田もひき逃げされて意識不明、デュラハンのセルティも黒い雲みたいなものになってしまうし。原作は、成田良悟によるライトノベル。『罪歌』に斬られたグレーな人々のその後が、ちょっと気になりました。
2021/11/20
コメント(2)
池袋は、新宿や渋谷と全く違った独特の雰囲気を持つ街です。まるでビクトリア王朝時代のロンドンみたい。賑やかで怪しい、それでいてなんとなく温かいイメージです。都市伝説として語られている怪人や奇人が実在し、街に溶け込んで共存する面白い世界観でした。竜ヶ峰帝人(りゅうがみね みかど)は非日常に憧れ、高校進学を機に東京へやって来ました。幼なじみで親友だった紀田正臣(きだ まさおみ)と共に池袋の来良学園に通います。同じクラスの園原杏里(そのはら あんり)と三角関係のような雰囲気になりますが、恋愛はこの物語の本筋ではありません。一応この三人が物語の中心なのかと思って見ていると、もっとキャラが立ってる登場人物が次々と現れます。まずは都市伝説の一つ、首無しライダーのセルティ。アイルランドからやって来た不死身の妖精デュラハンで、都市に溶け込むために本来は首なし馬に乗っていたんですがバイクに乗り換えて運び屋の仕事をしていました。首がないので話は全て携帯の文字伝達、怪物だけどとってもいい性格の持ち主なんです。岸谷新羅(きしたに しんら)という闇医者と同棲していて、紛失した自分の首を探しています。ワンピースのゾロみたいに底なしの強さを持つ平和島静雄(へいわじま しずお)も外せません。普通の人間なんですが、池袋最強と恐れられ、スイッチが入ると自販機も投げる怪力でした。弟が売れっ子のアイドルで、彼からもらったバーテン服をいつも着ています。仕事は借金の取り立て屋。折原臨也(おりはら いざや)は頭脳派の情報屋で、静雄とは犬猿の中です。情報を操り事件を起こしては面白がっている黒幕的存在で、人間をゲームのコマのように愛して止みません。新羅と静雄とは高校時代の同級生でした。このほかにも寿司屋をやっているロシア人たちとか、池袋を仕切るヤクザとか色々怪しい人たちが登場します。ダラーズという名のネットを通じて誰でも入れるチームがあるんですが、それに対抗するように増殖して来たカラーギャング黄巾賊との抗争が池袋を中心に勃発します。さらに切り裂き魔という謎の怪人も出現。テレビアニメ全24話は2010年に放映されたんですが、今見ても物語としては面白いですね。その頃流行ってた顔黒の女子高生とかが出て来て時代を感じます。各話によって中心人物が変わって、関係者以外はみんなグレーで描写されているんです。タイトルが全部四字熟語なのも面白いですね。音楽もアニソンぽくないジャズみたいな音楽が流れていて不思議で怪しい雰囲気を醸し出していました。公式サイトはこちらです。厳選アニメ。絶対ハマる。
2021/11/12
コメント(0)
戦いに勝つために技を積んでいた弓や剣は、現代ではスポーツ競技として継承されています。縁がなかったのでやったことありませんが、弓道にも興味がありました。今日ご紹介するのは、子供の頃、弦音(つるね)に魅せられ弓道を始めた少年の話です。鳴宮 湊(なるみや みなと)は風舞(かぜまい)高校1年生です。小学生から弓道を始め、才能を発揮し将来を期待されていました。しかし中学生の団体戦で早気(はやけ)という射手に時々見られる心の病にかかってしまうんですね。ある種のスランプみたいな、矢を早く離し過ぎてしまう深刻な病です。もう弓道はやめるつもりでいました。お向かいに住む親友の竹早 静弥(たけはや せいや)という同級生がいて、同じ高校で廃部になっていた弓道部を復活させます。面倒見のいい部長で、湊が自分から弓道をやると言い出すのを待っていました。ある夜、夜多の森弓道場で湊は素晴らしい弦音を耳にします。夜多神社の神職の滝川 雅貴(たきがわ まさき)が、祈念を込めて一万射に取り組んでいました。弓の上手な人は音も素晴らしいけど形も美しいですね。的ってすごく遠いので、腕の力も必要ですが、視力とか体幹の強さなんかも必要なのではないかと思いました。彼も昔、早気に悩んだことがあり、湊に希望を与えるんですね。さらにコーチとして風舞高校に来てくれることになります。団体競技は五人一組だそうで、部員数ギリギリですがみんなそれなりにセンスが良くて県大会とか出場するんですよ。ライバルは桐先高校1年の藤原 愁(ふじわら しゅう)。湊と静弥とは中学時代のチームメイトだったんですが、二人が別の高校に行ったので対決する事になります。藤原くんは貴公子と言われる見目麗しい男子で、弓の腕もピカイチなんですね。桐先は弓道のエリート校ですから人材が豊富で、いわば常勝チームです。果たして風舞高校弓道部がどこまで食い下がっていけるのか。湊は早気から脱出できるのか。なんとも爽やかな青春スポーツドラマでした。『ツルネ -風舞高校弓道部-』は、綾野ことこ原作の小説で、『夜多の森弓道場』のタイトルで、第7回京都アニメーション大賞小説部門審査員特別賞を受賞しています。このアニメ、京アニなんですね。 公式サイトはこちらです。
2021/11/05
コメント(0)
最初は小さな白い玉でした。何かの実験なんでしょうか。玉は刺激を受けると形状を変化させることができます。命あるものには姿を変えられないようですが、石、コケ、オオカミ、人、クマ、モグラなど死んだ者の姿を写すことができて、その記憶は蓄積され、臨機応変に形状変化することができるようになって行くんです。フシという名の少年の姿で旅を続け、様々な出会いを通じて言葉や生き方を学んでいくお話です。球を投げ込んだ観察者と呼ばれる黒マントの人がいます。神のような存在なんでしょうか。宇宙人かもしれません。フシは不死身ですが、人としての形状を保つためには必要な栄養をとったり休息したりする必要があるようでした。人との触れ合いによって、感情も芽生えてきます。マーチという幼女や、グーグーという少年、ピオランという老婆がいろんなことを教えてくれるんですね。ある日、フシの蓄積した形状記憶を奪うノッカーという敵が登場します。敵も形状変化させることができる体質のようで、フシから奪った記憶をベースに樹木や岩を素材にして戦闘に適した形を作り襲撃してきました。分裂して死体置き場から大量のゾンビを発生させたことも。今のところまだ観察者の目的も、ノッカーの襲撃理由もよく分からないんですが、フシにとっては記憶を奪われると元の玉に戻ってしまうので阻止する必要がありました。フシの能力に魅せられて彼を執拗に追ってくるハヤセという女戦士もいます。ちょっとサイコな感じで不気味なんですよ。『不滅のあなたへ』は大今良時さん原作の漫画で、週刊少年マガジンに連載中です。不死身ですから、いくらでも長く冒険は続けられそう。球を投げ込まれた最初の場所があまり植物や虫のいない極寒の地だったので、ゆるいペースで進化が進んでいきます。大都会とかジャングルとかだったら目まぐるしい形状変化だったでしょうね。各エピソードで主役級の登場人物が次々と死んでしまうのが、これまでになかった展開だなと思いました。死なないとフシがその形状になれないですもんね。アニメの第2シリーズが2022年秋に公開されるそうです。公式サイトはこちらです。
2021/11/02
コメント(0)
箱根の山は天下の険かんこくかんもものならず箱根の山は大変な難所なんだろうなと深く考えずに歌っていましたが、このアニメを見て初めて函谷関(かんこくかん)が何なのか分りました。長生きはするもんですね。それは巨大な要塞でした。今はもうないようですが、中国河南省にあった関所で、難攻不落と言われた秦(しん)の砦です。中国の歴史によると、紀元前318年に函谷関の戦いというのがあったそうです。楚・韓・趙・魏・燕の五国合従軍と義渠が秦へ侵攻しました。戦国時代に秦は連合軍に3度攻撃を受けているそうですが、このシーズン3で描かれていたのはまさにその一つでした。若い秦王・嬴政(えいせい)の中国統一の夢に共感した若き千人将・信(しん)が大活躍します。戦国七雄と言われた時代、国同士が手を結んで一つの国を攻撃するためには、それをまとめる大きな力が必要です。国境付近での勢力争いは日常茶飯事だったようですし、隣国と仲が悪い状態がもう500年も続いていました。そこに趙(ちょう)の天才軍師・李牧(りぼく)が登場します。先の先まで読める上に、他国からの信頼も厚く、合従軍(がっしょうぐん)をまとめ上げました。斉(せい)も含む六国による合従軍の予定だったのですが、秦の長老の外交手腕で参戦をやめさせ、他の五国に対する東からの脅威にすることに成功します。それぞれの国には名だたる豪将がいる上に、函谷関攻略のための秘密兵器も次々と投入されて見応えがあります。数的に圧倒的に不利だった秦が、知恵比べ、力比べで合従軍を凌いでいくんですね。全26話、最後まで目が離せませんでした。史実では紀元前221年に秦の始皇帝による中国統一が完了して戦国時代が終わることになっています。まだまだ先は長そう。シーズン4は2022年に放映される予定だそうで楽しみです。<これまでの話>キングダム(シリーズ1、2)
2021/10/27
コメント(0)
また面白いジョジョが帰ってきました。ジョースター家の血筋ではありませんが、初代ジョナサン・ジョースターの身体を乗っ取ったDIOの息子なので遺伝子は受け継いでいるのかもしれません。邪悪なDIOとは全く違って真っ当な心を持っています。恵まれない幼少時代に窮地を救ってくれたヒーローが名も知らぬギャングだったので、その男の影を追ってギャングスターに憧れを持っていました。15歳のイタリア人ジョルノ・ジョバァーナ(ジョジョ)は、ギャング組織パッショーネのメンバーとトラブルになります。ジョジョは生命エネルギーを感じ取ったり、傷を治したり、物体を植物や生き物に変えるゴールド・エクペリエンスというスタンド能力を持っていました。組織のブローノ・ブチャラティに襲撃されますが、この人もスティッキィ・フィンガーズという触れたものにジッパーを取り付けるスタンド使いでだったんです。パッショーネという組織は上層部に行くほど正体不明で、スタンド使いも多く存在していました。ジョジョは、ブチャラティとの戦いを通じて目標を見つけるんです。麻薬や犯罪で汚れた街をクリーンにするためには、パッショーネのボスを倒して自分が組織のトップに立たねばならないと。まずは組織に入るためのテストがあるんですが、その過程で幹部の一人を自殺に見せかけて消し、チームのボスだったブチャラティを一躍幹部の座に持ち上げます。ジョジョはDIOの血筋だけあって相当頭が切れて先が読めるんです。なんで吸血鬼じゃないのかがちょっと疑問ですが、いい奴なのでチームの仲間たちとも溶け込んで重要な任務を任されるようになります。ボスからの直接指令で、娘のトリッシュを守ってヴェネツィアに連れて行くというミッション。組織を裏切った暗殺チームがつけ狙っていて、相当困難な任務でした。問題はさらにあって、実はボスは連れてきた娘を自分の手で殺そうとしていたんです。反発したブチャラティとチームメンバーはそこから組織の敵となり、さらに危機的な状況に。果たしてジョジョたちは組織の暗殺チームやとんでもなく強いボスのスタンド能力に勝てるのか。そしてジョジョの野望は実現するのか。スタンド能力のバラエティが豊富で意外性があり、そんなのにどうやって打ち勝つのか、いつも興味をそそられます。登場人物の名前がエピタフだのハイウェースターだのキングクリムゾンだの耳に馴染んだロックスターたちやヒット曲の名前ばかりなのでいちいち反応してしまいました。ジョジョの奇妙な冒険の第5部『黄金の風』は全39話。ダイヤモンドは砕けないはちょっと中だるみな気がしましたが、今回のジョジョは面白かったですね。
2021/10/14
コメント(0)
主人公のニックネームがジョジョで、強力な敵に立ち向かう熱い男たちが叫んでばっかりいるアニメ。ゾッとするような残虐なシーンも時々登場するんですが、オスマン帝国やロシア帝国の生々しい実写で抗体が出来てしまったのか、スターダストクルセイダースに続く今回のシリーズは若干物足りなさを感じました。舞台は1999年の日本です。78歳になるジョセフ・ジョースターに隠し子がいたんです。ジョセフの孫の空条承太郎が、血縁的には叔父さんにあたる高校1年の東方仗助(ひがしかた じょうすけ)を訪ねてくるところから始まります。エジプトでディオを倒した承太郎は、現在28歳で海洋冒険家です。ジョセフはまだ生きていますが、遺産分配の調査中に隠し子の存在が明らかになったんです。仗助はクレイジー・ダイヤモンドという何でも修復できるスタンド能力を持っていました。破壊された物体を瞬時に直すことができるんですが、死んだものと自分の怪我は治せないという弱点があります。母親と祖父と共に杜王町という海沿いの平和な町に暮らしていましたが、ある日、警官だった祖父が強力なスタンド使いに殺されてしまうんです。スタンド能力を持つ者は引かれ合うらしく、この町に悪のスタンド使いが巣喰っていました。行方不明者が異常に多いのもそのせいかもしれません。スタンド使いを生み出す弓と矢が、あの承太郎たちがエジプト遠征中に苦しめられた元凶が、巡り巡ってこの街の悪のスタンド使いの手に渡っていたんです。最大の敵は吉良吉影(きら よしかげ)という名の連続殺人犯。彼のスタンドは自在な爆破能力を持ち、証拠を跡形もなく消すことができるので15年も未解決のまま犯行は繰り返されていました。仗助には広瀬康一や虹村億泰たち高校生や、漫画家の岸辺露伴(きしべ ろはん)などスタンド使いの仲間ができて、承太郎と共に悪に立ち向かっていきます。今回は幽霊は出るは宇宙人は出るは透明人間は出るは、空は黄色で色調も奇抜に明るくてなんかノリが比較的軽いんですよ。全39話、幽霊も成仏し、悪者は滅んでハッピーエンドで終わります。悪のスタンド使いたちはある程度不気味なんですが、現実味がないというか、若年層を意識して作られている感じがしました。
2021/10/05
コメント(0)
熱く濃く奇妙な世界が懐かしくなって、また最初からジョジョの奇妙な冒険を見ています。1888年英国で始まったジョースター家と吸血鬼ディオとの戦いは世代を超えて続き、ジョナサン・ジョースターから孫のジョセフ・ジョースターへと引き継がれました。世代を超えてもずっとジョジョなので、次もそうなんだろうと思っていたら予想通り。ジョセフの孫は空条承太郎でした。日本人です。舞台は1988年、ジョナサン・ジョースターの身体を乗っ取り復活のときを待っていたディオが、スタンド(幽波紋)という能力を身に付けてエジプトに潜伏。時を同じくしてジョセフの孫の空条承太郎にもスタンド能力が発現します。スタンドというのは普通の人には見えない特殊能力を持った守護神のようなもので、承太郎のスタープラチナは接近戦に強く、パワー、スピードに加え精密な作業もできる特徴を持っていました。自分の頭に向けて発射した弾丸を指でつまむことができるほどです。悪霊に取り憑かれたのかと荒れていた息子を見かねて、母親のホリーがアメリカの父ジョセフを日本に呼び、念写のできるジョセフの能力によってディオの復活が明らかになります。ホリーはディオの呪縛で命の危険に見舞われ、彼女を救うためにジョセフと承太郎はディオを倒す旅に出ることになりました。同行したのは炎を操るマジシャンズ・レッドをスタンドとして持つモハメド・アブドゥル。そして形状を様々に変化させるハイエロファントグリーンというスタンドを使う花京院典明。承太郎も花京院も高校生なのでずっと学ランを着ています。ディオの手下が日本からエジプトまでの旅程でジョジョたちを待ち受けていました。日本を飛び立ってすぐに飛行機は墜落。他の人々を巻き込まないために陸路を行くことにした一行の旅を、石油で財をなしたスピードワゴン財団がバックアップしてくれます。旅の途中から参加のジャン・ピエール・ポルナレフはうっかり屋ですが、鋭い剣使いのスタンドを持っていました。敵のスタンドのバラエティが凄くて見ごたえありました。エジプトにたどり着くまでは、タロットカードに因んだスタンド使いが次々と登場します。鏡の中を瞬時に移動できる吊られた男のカードのJガイルや、死のカードの夢使いの赤ん坊は結構怖かったですね。エジプトに着いてからは神様の名前にちなんだスタンド使いが9人登場します。セト神のアレッシーは影使いで、その影に一瞬でも入ると若返ってしまうという嬉しいやら悲しいやらの能力。胎児まで逆行して戦闘不能になったら一巻の終わりなんですけどね。最後にディオと直接対決することになりますが、彼のスタンドはタロットのワールドカードです。最強の能力を持っているので、一体どうやって倒すんだろうと思いました。まあ、見てのお楽しみです。エジプトに着いてから仲間になったイギーという犬もスタンド使いで、人に懐かないけどやるときはやるかっこいい犬でした。承太郎はクールな硬派を貫いてましたが、祖父のジョセフもポルナレフもセリは全部大声で叫びっぱなしなのでちょっと疲れるといえば疲れるんです。シーズン1の26話に続きシーズン2全48話を見終わって、人知れず達成感を味わっています。『オラ、オラ、オラ、オラ、オラ、オラ、オラ、』やっぱりジョジョは面白い!
2021/09/23
コメント(0)
部活に打ち込む高校生活を描いたアニメはよく見るんです。バスケとかバレーとか、カルタとか体操とか。今日ご紹介するのは部活してない高校生たちの話で、テンション低めなんですが、逆に新鮮な感じでした。誰かが誰かを好きとか言う話で終始するんです。告白するとかしないとか。高校生の時って、そんなだったっけなあと懐かしく思いました。堀京子は活発で勉強もできるクラスの人気者です。そこそこ可愛いので後輩にも人気がありますが、両親が共働きで家事一切と弟の面倒まで任されているので授業が終わったら即帰宅。彼女の家庭的な一面を知っている友達はいませんでした。ある日、怪我をした弟の創太を家まで送ってくれた男がいました。ピアス9つも開けていてチャラい見た目だったんですが、実はクラスメートの宮村くんだったんです。彼は学校では地味な存在で、夏でも長袖を着て誰とも話さないのでオタクと思われていたんです。知り合ってみればいい人で、お互いの裏の顔は二人だけの秘密という関係になります。弟が宮村くんになぜかとてもなついていたので、家にもよく来るようになり、次第に恋が芽生えていくと言うお話です。彼女のことを以前から好きだった石川くん、その石川くんのことが気になていた吉川さんや河野さん、生徒会長の仙石くん、その彼女の綾崎さんなど、登場人物はそれほど多くなくて、淡々とした日常の中で淡い恋が生まれたり消えたり。アニメは全13話、2021年1月から4月にかけて放送されました。宮村くんは中学時代みんなに無視される暗黒時代だったようで、堀さんと知り合って変わった彼が中学時代の自分に向かって『大丈夫だよ。』って言うのが泣けます。安全ピンでピアスたくさん開けたり刺青入れたり痛いことたくさんしてきたみたいですが、それでも生きていてよかったね。これ見て救われる人もいるかもしれないなあと思いました。公式サイトはこちらです。
2021/08/29
コメント(0)
16世紀初頭のイタリアを舞台とした画家志望の女の子の奮闘を描いています。ダビンチなどが活躍したルネッサンス後期ですから、フィレンツェは世界の芸術の中心でした。町には多くの工房が軒を連ね、親方のもとで多くの弟子たちが働いています。でも職人になるのは男子と相場が決まっていたんですね。その逆風に立ちむかっていく姿が勇気を与えてくれます。アルテはフィレンツェの貴族の家に生まれた一人娘でした。幼い頃から絵に興味を示し、暇さえあればデッサンに明け暮れていましたが、それはあくまで貴族としての嗜みの一つ。この時代の女性はいい旦那さんを見つけて結婚することが幸せと思われていました。15歳の時に父親が亡くなり、アルテは一大決心をして家を飛び出します。画家として身を立てていくため、弟子入りさせてもらおうと町中の工房を回りますが、女だという理由で作品すら見てもらうことができませんでした。そんな中、弟子をとったことがない無愛想で変わり者のレオ親方が彼女の絵を見てくれるんですね。しかし弟子入りの条件は、男でもこなせないほどの無理難題でした。負けん気と根性で試練をクリアしたアルテは、晴れてレオの工房に弟子入りを果たしますが、街の徒弟仲間たちからは奇異な目で見られます。あくまで前向きに取り組み、男顔負けの働きを見せる彼女は、次第に受け入れられ、レオの依頼主たちからも信頼されるようになっていきます。なんかこういう世界少年少女文学みたいなハッピーな展開の話って久しぶり。大きな陰謀や落とし穴があるんじゃないかと疑いながら見なくていいので心が軽いです。時代的にはトルコドラマと同じ時期なんですよね。縁あってベネチアの貴族の家で半年間住み込みの仕事をすることになるアルテですが、どこに行ってもみんな彼女を好きになる、まるで小公子みたいな展開です。フィレンツェもベネチアも背景描写がとっても美しい。小中学生の女の子たちはこういった話にきっと夢中になると思いました。濃い食事に慣れた大人にとっても、フレッシュサラダのようなお口直しになりますよ。『アルテ』(Arte)は大久保圭による日本の漫画が原作で、アニメは2020年に全12話が放送されました。漫画の方は、まだまだ続きがあるようです。
2021/08/25
コメント(0)
海賊王ゴールド・ロジャーが遺したお宝を夢見て始まった大航海時代。新世界を生き抜く海賊たちは強者揃いです。麦わら海賊団を率いるルフィーは、今や懸賞金15億ベリーのお尋ね者。彼らが次に目指すのは、数年に一度、ある島で突然開催される海賊万博でした。ブエナ・フェスタ主催の海賊万博は、海賊の、海賊による、海賊のための祭典です。世界中から集まった海賊たちが勢ぞろい。まるでこれまで登場した海賊たちの同窓会のようでした。華やかな祭典の中、特別なイベント『宝探し』が催されます。海賊王ロジャーの遺したお宝争奪戦。船の性能や航海術、勇気なんかも試されますが、最終的には誰が強いかってことになりますかね。ルフィーの前に立ち塞がった最強の敵は、ダグラス・バレットでした。海賊王ロジャーの一味で死んだと思われていましたが、海底監獄インペルダウンから脱獄して世界最強を謳います。一方、海軍は海賊をまとめて仕留めることができる好機と見て大艦隊で島に接近。バスターコールを仕掛けて来ます。果たして海賊たちは無事に島を脱出できるのか。海賊王ロジャーの宝とは何か。そしてそれを手にするのは…。『ONE PIECE STAMPEDE』は、テレビアニメ放送20周年記念作品として2019年に公開されたワンピース劇場版14作目になります。テンポの速さやキャラクターの膨大さ、それにテンションの高さ、久しぶりのワンピースを堪能しました。絶対ハマる、厳選アニメ!
2021/08/02
コメント(0)
奇跡の洞窟を制するものが戦いを制する。謎の石化現象から目覚めさせる復活液は、コウモリのフンからわずかに取れる硝酸を原料にしていました。現在その洞窟を押さえているのは、霊長類最強高校生といわれていた獅子王司をリーダとした、武力による支配を目指す一派でした。若く屈強な人のみを選別して復活させ、それ以外の石化した人間を破壊していたんです。石神千空が立ち上げた科学王国では老若男女を問わず全人類を復活させると言う壮大な目標を掲げていました。獅子王 VS, 千空、武力対科学の戦いが始まります。石器時代に電気やレコード、炭酸飲料にラーメンなどをもたらした千空率いる科学王国では、戦争を制するのは情報だと言うことで、なんと携帯電話を開発してしまいます。獅子王の王国に紛れ込んで暮らしている仲間とこれで連絡を取りつつ、アメリカではすでに文明が復活したと言うデマで王国に揺さぶりをかけます。遠征に備えて食料のフリーズドライ技術も開発。蒸気機関による戦車まで制作して敵地へ乗り込み、無血開城を目指していました。即席ダイナマイトなんかも戦闘中に作ってしまったり、よくこれで怪我人が出なかったものだと思います。第二期の全11話でもなぜ人類が石化したのかと言う根本的な謎は解決できませんでした。しかし瀕死の仲間を救うためには石化する技術を手に入れる必要があり、時間稼ぎのために人を冷凍保存すると言うまだ現代に確立されてない技術も登場しました。なんとなく勉強になるので是非第1期からご覧になることをお勧めします。危険ですので真似しないようにという注意書が出ますが、お家で燻ってる夏休み中の子供達はやってみたくなるんじゃないかと思いますね。ちなみにタイトルのDr.STONEというのは千空がありあわせの材料で手作りした石鹸のことです。医者がわりの石という意味だそうで、今も昔も手を清潔に保つことで病気から身を守るということなんでしょうね。公式サイトはこちらです。絶対ハマる、厳選アニメ!
2021/07/25
コメント(0)
日本アニメはクオリティが高い。最近のアニメは絵がとても綺麗でリアルです。今日ご紹介するアニメも色彩の美しさに圧倒されました。主人公のヒトミは17歳の女子高生。色が見えないので世界はモノクロームなんです。魔法一族に生まれた彼女は悲しい幼少体験から色を見ることも魔法をかけることもできなくなっていました。そんな彼女を救うため、大魔法使いである祖母のコハクがヒトミに時間魔法をかけ、60年前の自分が高校生だった時代、2018年へと彼女を送り出すんです。コハクとともに写真美術部の仲間に入ったヒトミ。そこで出会ったユイトが描く絵だけ、なぜか色がついて見える不思議。美しい長崎を舞台に繰り広げられる青春ドラマです。ヒトミが色を失った過去とは。60年前の学校生活で生まれた恋愛に未来はあるのか。そして彼女は元の世界に踊れるのか。『色づく世界の明日から』は、P.A.WORKS制作のテレビアニメ。2018年に放送されました。ちょっとSFな日常ドラマで、色彩がとても綺麗なので全13話一気に見ました。刺激の少ないやさしい物語が好きな方にオススメです。公式サイトはこちら。絶対ハマる、厳選アニメ!
2021/07/21
コメント(0)
県別対抗戦の選手控え室として使われていたサブアリーナで、茨城県チームは体育館を二つに区切ったちょうど境目に陣地がありました。天井から敷居が貼られていて、その向こう側の様子は見えなかったんです。ただ、体操競技に使うクッション性に優れた床を力一杯踏む大きな音が何度も響いていたので新体操でも練習してるのかなと思っていました。今日ご紹介するのは男子新体操に青春を懸ける高校生たちの物語です。女子新体操は昔からありましたけど、男子っていつ頃から始まったんでしょう。見たことありませんでした。でも一度見ると、その美しさや迫力に魅了されるに違いないと思います。主人公の双葉翔太郎は、中3で初めて大会を見て感動し、自分も高校に入ったら新体操をやってみようと決めていました。鍛えればある程度は出来るようになると思いますが、持って生まれた身体能力とかスタイルとかやっぱり向き不向きがあると思うんです。グループ競技なので、個々のレベルがスコアにもろに響いてきます。アニメを見て初めて知ったんですが、新体操のグループ競技は6人でチームなんだそうで、人数が一人欠けるとそれだけで1.5点減点とのこと。翔太郎の入った私立蒼秀館高等学校の男子新体操部には部員が4人しかいませんでしたが、素晴らしいコーチもいて実力は全国トップレベルだったんですね。新入部員として翔太郎と美里良夜が加わって、やっと6人揃いました。でもバクテンすらできない翔太郎に対し、美里(みさと)君は中学時代のエースでレベル差が天と地ほどにあったんです。3年生の個性的な先輩たちは今年が最後なので、この6人でインターハイに行きたいと強く思っています。翔太郎の進歩もめざましく、6人の息の揃った演技は見応えがありました。バクテン!!(全12話)は2021年の春にテレビ放映されました。映画化も決まったようです。公式サイトはこちらです。オススメです。絶対ハマる、厳選アニメ!
2021/07/08
コメント(0)
タイトルの2.43て何かな〜と思っていたら、男子バレーのネットの高さでした。2.43メートル。そんなに高かったですか。年代別・性別で高さが違うこと知りませんでした。一般男子:2.43m 、一般女子:2.24m 高校男子:2.40m、 高校女子:2.20m 中学男子:2.30m 、中学女子:2.15m 小学男子:2.00m 、小学女子:2.00m自分、中学の時1年間だけバレー部在籍。大将は中学から大学までバレー部でした。今日ご紹介するのは高校男子バレー部の話なので本来は2.4mらしいですが、インターハイでは2.43mになるそうです。そこを目指して頑張る福井県の清陰高校男子バレー部の活躍を描いています。こういうアニメが一番好きですね。ハイキューもそうですが、志の高い生徒が数人いて、才能もあり、努力も惜しまない。弱小チームから強豪へといった流れです。バレーボールの司令塔はセッターなんで、ここにいい選手がいるチームは大体強くなります。高校は3年間しかないし、強豪チームは部員も多くてレギュラーになるだけでも大変ですが、人数ギリギリ弱小高だと有望な1年なら即レギュラー入りです。ましてや中学で既に名前を売っているいい選手ならなおさら。主人公の灰島公誓(キミチカ)は東京から福井にやって来た有望セッターでした。久しぶりに再会した幼なじみの黒羽祐仁(ユニ)は、メンタルは弱いんですが身体能力は素晴らしく、この二人の1年生コンビが清陰高校男子バレー部を牽引していく形になりそうです。バレー部に入ったら必ず背が伸びるとは限らないんですが、この二人はグングン背が伸びていきます。高い身長はバレーやバスケでは大きな武器となります。福井には絶対王者と言われる福蜂工業高校がいて、ここを破らないと福井県代表にはなれないんです。キャプテンの三村 統(スバル)が悪魔のバズーカというとんでもないスパイクを打ち込んで来て、清陰高校に立ち塞がります。アニメ『2.43 清陰高校男子バレー部』全12話は2021年1月から3月にかけて放送されました。原作は壁井ユカコによる日本の小説です。ちはやふるのアラタくん以来、久しぶりの福井弁が聞けますよ。公式サイトはこちら。オススメです。
2021/06/19
コメント(0)
巨人の謎がこのシリーズで明かされます。ここに書くことは完全にネタバレなので、これからご覧になる方、まだ内容を知りたくない方は読まないことをお勧めします。これは進撃の巨人 season2に続くお話です。遠い昔、巨人の力を手に入れた始祖ユミルがエルディア帝国を築き、その遺伝子を受け継ぐエルディア人は巨人の脊髄液で巨人化するようになりました。エルディア人に対抗するマーレ人は、9体いる知性を持つ巨人のうちの7体を奪いエルディア人を滅ぼそうとしています。戦いを嫌ったエルディア王は民を引き連れてパラディ島へ移り住み、そこに3層の壁を築いて人々の記憶を消し、壁の内部以外の人類は滅亡したと思い込ませていたんです。壁の中に生まれたエレンたちが未だ中世のような生活をしているのは、外部から完全に隔離されて生活していたからなんですね。壁の外の世界に残ったエルディア人は迫害を受けていて、マーレ政府に背くと島送りとなり、注射を打たれて無垢の巨人となって島を彷徨う運命でした。エレンのお父さんもこの遺伝子を持って生まれ、人種差別によって幼くして妹を殺されます。医者になった彼は、この差別に反対する地下組織のリーダーとなり王族の血を引く娘と結婚。子供が生まれますが、この子が何と両親を売るんですね。二人は島送りになります。知能を持つ9体の巨人の寿命は13年と決まっていました。その巨人を喰らうことで能力を引き継ぐことができます。9体の巨人とは、始祖の巨人、進撃の巨人、戦鎚の巨人、超大型巨人、女型巨人、獣型巨人、鎧の巨人、顎の巨人、車力の巨人です。エレンの父親は内通者を喰らうことで進撃の巨人の血を受け継ぎ、島流しにあった後も巨人化することなく密かに人間として壁内に入り込み暮らしていました。地下室に全ての謎の答えがあるとエレンに言って鍵を託した父親は、5年前の巨人襲来の際にエレンに注射を打ち、自分を食わせてエレンに進撃の巨人を受け渡します。104訓練生に紛れ込んでいた超大型巨人、鎧の巨人、女型巨人や獣型巨人などは全てマーレ軍に所属していました。獣型巨人はエレンの父親が壁の外にいた時の子供で、エレンとは異母兄弟。彼は壁内に住むエルディア人の全滅を目論んでいます。このシーズンの後半で一気に謎が解明していきました。結局エレンたちが必死で戦っていた巨人たちは同族だったということになりますね。マーレ軍に属する巨人はみんな洗脳されているようです。クールなリヴァイ隊長の活躍や、アルミンの命がけの作戦、ヒストリアが正当な王家の後継者としてカミングアウト、ミカサの正体、究極の命の選択などシーズン3は見どころ満載です。
2021/06/16
コメント(0)
100年の平和を破って、なぜ巨人が襲来したのか。巨人に関しては謎だらけですが、巨人化の能力を持つエレンによって少しずつその生態が解明されつつありました。エレンは自分の手を噛むことで巨人化していますが、スイッチとなるのは自虐行為のようです。これは進撃の巨人 season1に続くお話です。巨人は再生能力に優れ、傷を負っても、たとえ手足を切断されても首の後ろを切り取られない限り命を落とすことはなく、また元どおりに生えてきます。巨人と戦う兵士たちは、立体起動装置で飛び回りながら首の後ろを狙う訓練を積んでいました。調査兵団に捕まりそうになった女型巨人アニーは、硬化クリスタルで自身を包んで活動停止していたので詳しく調べることはできませんが、巨人にはこう言った硬化能力もあることが分かりました。これまで巨人から人類を守ってきた壁は、巨人の硬化能力を使って作られたのではないのか?エレンが壁の穴を塞ぐという作戦で、多くの犠牲を強いられつつ巨人撃退に成功したにもかわらず、またしても壁内に巨人の目撃情報が舞い込みます。村に行ってみると一人の動けない巨人以外誰もおらず、巨人が荒らした痕跡もないまま村人たちは消えていました。この村は104期生コニーの故郷なんですが、寝転がった巨人が母親に似ていることに気づきます。巨人たちを操る獣型の巨人が登場しました。普通の巨人は唸り声くらいしかあげないんですが、この獣型は言葉を喋るんです。ただ者ではない様子ですが正体は不明です。調査兵団は手分けして壁の穴の探索をしますが発見できず、壁内の巨人たちはどこから湧いて出たのかという新たな謎も生まれました。104期生の中に、王家の血筋を引くクリスタという女性が本名や身分を隠して入っていました。聖女のように美しく優しいということ以外これまで目立った立ち振る舞いはなかったんですが、いつも彼女を守っていた親友のユミルは実は巨人化能力を持つ一人だったんですね。他にも巨人化の能力を持っている者が104期生の中に紛れ込んでいました。アニーもその一人でしたが、任務のために外部から紛れ込んでいた戦士があと二人いたんです。その目的とは、エレンとクリスタを連れ去ることだったようです。クリスタはともかく、エレンは何で狙われてるんでしょうね。5年前の襲撃の際、エレンの母親を喰らった巨人とも遭遇します。仇を取ろうと巨人化を試みますが、なぜか巨人化できず絶体絶命のピンチ。この巨人の正体はなんなのか。そしてこの巨人と接触したことで、これまで敵だった巨人たちが一斉に味方に変わるんです。また新たな謎が生まれました。
2021/06/11
コメント(0)
今年に入って連載が完結したという話を聞いて、もう一度最初からアニメを見てみることにしました。2013年に最初の13話を見た後、巨人が人をシシャモみたいにガリガリ食べていく様子が気持ち悪くて見るのをやめてしまったんです。最近は自分も随分大人になって、エロ・グロドラマで耐性が構築されたようです。もう、ダークファンタジーとして客観的にみることができるようになりました。むしろこの音楽聴くと気分が上がるくらいです。壁に囲まれた都市を襲撃してくる巨人たちには大きく分けて2つのタイプがあるようでした。一つは無垢の巨人と言われる無邪気に人を喰らう頭悪そうなタイプ。もう一つは明かに意志を持って行動するタイプで、最初に壁を越えてきた超大型巨人や、壁に穴を開けた鎧の巨人なんかはこちらです。最初の襲撃から5年後、エレンたちが第104期訓練兵団を卒業した翌日、再び都市は巨人の襲撃を受け、ルーキーたちはほぼ壊滅、幼なじみのアルミンを救うためエレンも巨人に飲み込まれてしまいました。絶望的かと思われた時、奇跡のようにあわられた巨人と戦う巨人。この巨人の中からエレンが出てきたところまで前回書きました。エレンは人なのか巨人なのか、巨人についてまだ何も分からない人々にとって彼は脅威でした。彼が人の形をしている間に処刑しようと軍は動きますが、そこに立ちはだかったのが幼なじみのアルミンとミカサでした。アルミンの命がけの演説は心に響きます。エレンの巨人化の力を使って壁に空いた大穴を塞ぎ、都市を巨人から奪還しようというものです。卒業したての訓練兵たちは、壁内で働く憲兵団、駐屯兵団、そして壁外に出る調査兵団に別れます。エレンやミカサ、アルミン、そして104期訓練兵団の何人かは調査兵団となって壁外調査に出ることになりました。壁の外には巨人がウヨウヨしているので、最も危険な任務です。最初の壁外調査で、筋肉質の女型の巨人と遭遇します。捕獲に成功したかに見えたんですが、逃げられてしまいます。頭脳明晰なアルミンは、この巨人がエレンと同じように人が中に入っていると見抜くんですね。なんと同じ訓練生だったアニーが女型の巨人だと分かるんです。苦楽を共に励んできた仲間を殺せるのか。それより一体なんで特定の人が巨人になれるのか。不気味なことにエレンとアニーが戦った時、壁の一部が剥がれてその中に巨人が埋まっていることが分かったんです。シーズン1の全25話は謎だらけで終わります。エレンのお母さんは目の前で巨人に喰われたけど、お父さんはどうなったのか。その辺も謎です。絶対ハマる、厳選アニメ!
2021/06/07
コメント(0)
人生もう一回やり直したいなあと思ったことはありますか?30代後半くらいになると、なんとなーく今からじゃ巻き返しが効かない気がして、そのまま日常に流され気がつけば40代とかいうのがよくあるパターンじゃないでしょうか。大人の心を持ったまま、振り出しに戻レルとしたら、どんな人生にしたいですか?この物語の主人公は、20年近く引きこもっていたニート男性34歳。事故に巻き込まれて命を落とすんですが、気がついてみたら中世ドイツのような村に生まれ変わっていたんです。意識は大人のままなので、精神年齢は両親より上。何事も中途半端だった前世を反省し、ルディは幼少期から言語を学び、本を読み漁り、この世界特有の魔法を独学で勉強していきます。ルディの魔法の才能は瞬く間に開花し、それに気づいた両親は魔術を教えてくれる家庭教師をつけることにしました。アスラ王国ブエナ村の剣士である父親には剣術を、ミグルド族の魔術師ロキシーには魔術を教えてもらって、10歳を待たずにラノア魔法大学への入学を志します。メイドのリーリャが父親と浮気したことで2人の妹が同時期に生まれたり、シルフィという妖精族の血を引く友達ができたり、比較的平和な幼少期を過ごしていたルディ。父親の意向で都会に住む貴族の娘の家庭教師として住み込み、学費を稼ぐことになりました。令嬢エリスは狂犬と呼ばれるとんでもない暴力娘なんです。しかし魔術も学問も年下のルディには全く敵わないことを悟り、彼には好意的に接し始めて、唯一勝てる剣術の腕を磨いていきます。この世界では、5歳ごとに盛大に祝う祭事が開かれることになっていました。ルディの10才の誕生日の翌日、全てを覆すほどの大事件が起こります。魔力暴走を原因としたフィットア領転移事件によって、ルディとエリスがとんでもなく遠方の魔大陸に飛ばされてしまうんです。テレビアニメ第1期は、全11話で2011年3月まで放送されていました。原作は理不尽な孫の手という変わったペンネームの方のライトノベルだそうです。2013年10月から2019年2月まで、小説家になろう累計ランキング1位とのこと。出てくるキャラクターがみんな可愛いので人気あるのかもしれませんね。久しぶりにほのぼの見られる物語で、続きも楽しみです。公式サイトはこちらです。
2021/06/04
コメント(0)
『東京の人が来る!』村の子供たちは大いに盛り上がっていました。アイドルでも来るのかというとそうではなく、はるばる東京から来るのは、村で発生した奇妙な事件を調べにやってくる探偵でした。探偵の名は隠神(いぬがみ)。彼の正体は化け狸で、怪異事件を専門としています。ここへは家畜の変死体が相次いで発見されるという事件を調べにやってきました。村には泥田坊(どろたぼう)と呼ばれて他の子供達からいじめられている少年がいました。両親はなく、旅館を経営する叔母のもとで下働きをしてます。それがこの物語の主人公カバネ。彼は鬼と人間の間に生まれた半妖で、特別な能力に気づかずに暮らしていました。カバネは隠神と知り合ったことで運命が大きく変わっていきます。事件解決後、隠神と共に東京に行くことになり、彼の探偵事務所の有能な戦力となっていくんです。スタッフとして他に同じ年代のアキラとシキという名の二人の少年がいました。アキラは雪男子(ユキオノコ)で、あらゆる水分を凍らせてしまう特殊能力を持っています。シキは、いわゆるスパイダーマンで、蜘蛛女を母にもつ半妖です。人間の能力を遥かに超えた力を持っているので、相手もそれ系の強敵になります。カバネは母親から譲り受けた命結石(めいけっせき)という不思議な石を持っていて、それを狙う化物たちも現れます。特に警察を牛耳っている女狐のイナリ警視は強敵でした。『怪物事変』(けものじへん)は藍本松の漫画作品で、2021年1月からアニメ全13話が放送されました。X-MENの子供版みたいな話ですが、面白かったです。どうやら命結石は日本各地に点在するようで、一緒にすると結合するんですね。事件を解決しながらこの石を集めるという展開になりそうです。
2021/05/31
コメント(0)
時の人という言葉がありますが、時が流れ、環境が変わると、世間はすぐにそのありがたみを忘れてしまいます。今日ご紹介するお話は、その極端な例です。戦争中、神とまで崇められた最強の戦士たちが、平和になった途端に居場所を失う。るろうに剣心もそんな感じでしたが、輝いていた時を知っているだけに寂しい顛末です。パトリア大陸では長い間、南北戦争が続いていました。劣勢だった北軍に起死回生の新兵器が投入されます。人間をモンスターに改造する技術によって、一騎当千の擬神兵たちが誕生。彼らの功績によって北軍は勝利し、戦争は終わりました。擬神兵を作り出したのは未知の鉱石ソムニウムを研究していたエレインでした。ソムニウムと適合する人間にこれを埋め込むことで、ケタ外れのパワーを発揮できる身体に改造することができます。しかし獣化した状態から人間へ次第に戻れなくなって、最終的には人ではなくなるということも分かっていました。戦争が終結して擬神兵も用済みとなり、それぞれの故郷に帰りますが、すでに獣と化した彼らは人々に恐れられ疎まれて居場所を失います。有り余るパワーを持て余し、人の心を失っていく擬神兵たちは人々に危害を加えるようになっていました。元擬神兵部隊の隊長ハンクは、かつての戦友たち擬神兵を自らの手で葬り去る獣狩りの旅を続けています。そのターゲットとなり父親を殺された少女シャールは、父の死の意味を知る為にハンクの旅に同行することになりました。擬神兵たちは各地に散逸していたんですが、それをまた終結させようとしていたのが元擬神兵部隊の副隊長ケインでした。ハンクとケインは幼なじみで、共にエレインに好意をもっていたんです。戦時中は二人とも素晴らしい活躍をしましたが、ケインは内戦終結が見えてきた時、擬神兵の抹殺を決めたエレインを銃殺。虐げられている擬神兵たちが自由に生きられる世界、新パトリアを組織し、ハンクと敵対することになっていきます。『かつて神だった獣たちへ』は、めいびい原作の漫画で、アニメ全12話が2019年に放送されました。公式サイトはこちらです。絶対ハマる、厳選アニメ!
2021/05/13
コメント(0)
人生なんて、何がきっかけで転機が訪れるか分かりませんね。ダンスだって主人と結婚しなければ、一生縁がなかったのではないでしょうか。今日ご紹介する物語に出てくる与太郎は、刑務所に入っているときに慰問でやってきた落語家の『死神』を聞いて、自分も落語をやってみたいと思うようになったんです。人生を変えるほどの芸、そんなのに出会った人はラッキーです。良太郎の人生を変えた落語家は昭和の大名人、8代目有楽亭八雲(ゆうらくてい やくも)でした。弟子を取らないことで有名な彼のもとへ拝み倒して弟子入りし、一人前の落語家を目指します。第1期は、師匠の昔話から始まりました。芸者置屋に生まれ、幼い頃から踊りや三味線などに触れて育った八雲は、足の怪我をきっかけに有楽亭に弟子入りします。二つ目までは菊比古と名乗っていて、成長すると女性のようなたおやかな容姿で人気を博しました。同じ時期に弟子入りした初太郎とともに戦後の落語会のホープとなっていきます。この二人は性格も芸風も正反対で、菊比古は真面目で繊細な古典派なのに対し、初太郎は酒癖も女癖も悪く上下関係にも無頓着な新し物好きでした。みよ吉という美しい芸者が菊比古にぞっこんだったんですが、7代目の愛人だったこともあり結ばれず、破門となった初太郎と結婚して小夏という子供が生まれます。落語をやめてしまった初太郎を追いかけて田舎にやってきた菊比古。ここで事件が巻き起こります。第2期は弟子の与太郎が真打となり、衰退の一途を辿っていた落語界に新しい風を吹き込んでいく話です。助六の一人娘、小夏も実は落語家志望でした。第1期は2016年、第2期が2017年に放送されました。『昭和元禄落語心中』(しょうわげんろくらくごしんじゅう)は、雲田はるこ原作の漫画です。とても興味深いお話でした。おすすめです。公式サイトはこちらです。絶対ハマる、厳選アニメ!
2021/05/10
コメント(0)
何が善で何が悪なのか。野﨑まど原作の小説をアニメ化した全12話、考えさせられる内容でした。ヨハネの黙示録に出てくる大淫婦バビロンが現代に存在して、彼女が乗る7つの首の獣がG7の首脳たちを象徴するかのようです。『自殺』という非常にデリケートな問題に切り込んでいました。発端は東京地検特捜部が製薬会社から押収した捜査資料でした。検事の正崎善(せいざき ぜん)たちは、その中に血痕や毛髪とともに折り込まれていた大量の『F』という文字を発見します。作成した因幡准教授は自宅で不可解な死を遂げていました。その頃、東京西部に『新域』という名の実験都市が新設され、初代域長の選挙が行われようとしていました。因幡の事件を調べるうちに、選挙に出馬中の議員秘書が稲葉のもとに出入りしていたことが判明。その秘書こそが、現代の大淫婦バビロン曲世愛(まがせ あい)でした。彼女は別人のように変装し、容姿の魅力だけでなく、声だけでも人を自殺に追い込む不思議な能力を持っていたんです。選挙で新域長に選ばれた齋開化(いつき かいか)は、彼女の能力を利用し、自殺を法的に容認する『自殺法』を成立させます。この法律は世界に広がりを見せ、自殺法を議論するための『G7サミット』が開催されることに。アメリカ大統領はじめ、各国首脳たちはどう考えるのか。FBIに転職した正崎善は、曲世愛の毒牙を逃れることができるのか。アニメ各話の冒頭に以下のような注意書きがありました。番組はフィクションであり、登場する人物、場所、団体、および法律等は実際のものとは関係ありません。また、特定の思想、信条を肯定・否定する内容ではありません。この作品には一部刺激的な表現が含まれます。児童および青少年の視聴には十分ご注意ください。公式サイトはこちらです。
2021/05/06
コメント(0)
打ち上げ花火は、横から見ると丸いか、平べったいか。花火大会の日、中学の仲良し男子5人組はそれを見に行くことにします。ここは海辺の町、茂下(もしも)町。及川なずなに恋心を抱く島田典道は、彼女が浜辺で拾った玉で不思議な世界に入り込みます。おおざっぱに言うとSFです。母親の再婚で転校が決まったなずなは、反抗して家出を決意していました。島田典道と安曇祐介にプールで勝負をしかけ、勝った祐介に花火大会に二人で行こうと誘います。しかし祐介は、男友達と決めた花火を横から見る方を選び、彼女の誘いをすっぽかすんです。典道も祐介もなずなのことが好きなんですが、いざ二人きりで向き合うとなると照れ臭くて、でも相手に渡すのは嫌なんです。中学1年くらいって、そういう年頃ですね。祐介が行かないことを彼女に伝える羽目になった典道は、親に見つかり連れ戻される彼女を助けられなかった自分に腹を立てて、彼女が落とした玉を投げつけます。『もしプールで俺が勝っていたら!』不思議な玉の力で時間が戻って、再びプールの競争シーン。今度はうまくターンを決めた典道が勝利し、なずなに花火に誘われました。典道となずなは電車に乗って駆け落ち?花火を横から見る小旅行に出た仲間たちを遭遇したり、車で追いかけてきた親たちに連れ戻されそうになったり。その度に時間を巻き戻し、こういった『もしも』が何回か続きます。二人の不思議な旅の終着点は、果たしてどこに。2017年夏、岩井俊二原作のドラマがアニメ映画化されて話題を呼びました。なずなの声を広瀬すず、典道を菅田将暉が担当しています。DAOKO×米津玄師の主題歌も大ヒットしましたね。松田聖子の「瑠璃色の地球」を、なずな役の広瀬すずが作品の中で歌っていました。去年の紅白で、松田聖子が歌っていた曲です。映画は第41回日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞に選ばれました。映像がとても綺麗でした。
2021/04/30
コメント(0)
ヴァールハイト帝国はかつて世界を荒廃させた“光”の再来を恐れていました。その光を浴びたものはライカ病という不治の病に苛まれ、果てには魔物に変貌します。魔物化したものたちは人間であったときの記憶を無くし、街を破壊し、人々を襲いました。活性化した魔物を帝国軍では抑えきれず、重火器類の所持を禁止された民間人たちは対抗する術を持ちませんでした。そんな中、自衛のため民間から立ち上がった武器密輸組織ヘッドキーパー。これは不穏な世界に生きる人々の戦いの物語です。主人公は運送会社に勤めるイヌマエルと、帝国軍に入隊したばかりのレオカディオ。ある密輸事件をきっかけに、二人の運命が交錯していきます。運転するトラックに間違えて積み込まれた密輸品のせいで、気の弱いイヌマエルは罪を重ね、成り行き上ヘッドキーパーの一員となります。自己防衛のためとはいえ、目の前で親友を殺されたレオカディオは、帝国軍人として指名手配中イヌマエルを含むヘッドキーパーの行方を追います。最初は帝国軍とヘッドキーパーの戦いなのかと思っていたんですが、話が進むうちに怪しい人体実験施設、影で操る議員や貴族、組織の裏切者などの存在が明らかになってきて話が複雑になってくるんです。上層部では遷都計画と旧帝都の抹消を目論んでいて、多くの民は“光”と共に打ち捨てられる運命でした。光を浴びて魔物へと変貌しつつあるイヌマエルと戦うレオカディオ。二人に未来はあるのか。オープニングの曲でタンゴ踊れます。『禍つヴァールハイト』(まがつヴァールハイト)は、2021年3月31日にサービスを終了したスマホ用ゲームアプリが元になっているそうです。ダークファンタジーの類だと思いますが、最近こういった人間が意志に反して魔物化するアニメをよく見る気がします。魔物の形がなんだかみんな似てるんですよ。ウルトラマンシリーズに出てきた怪獣の方がバラエティがあった気がします。公式サイトはこちらです。絶対ハマる、厳選アニメ!
2021/04/27
コメント(0)
伝説の剣豪だった緋村剣心の末路にまつわるエピソードです。神谷薫(かみや かおる)と結婚した剣心は、義弟の弥彦(やひこ)に逆刃刀を託し、タイトル通りの流浪生活に戻ります。困っている人を助けながら、贖罪の旅を続けてほとんど家には帰らない剣心。ようやく戻ってきたのもつかの間、山県有朋からの依頼で日清戦争へと赴きます。明治26年、港で帰らぬ夫を一人待つ薫の回想シーンから始まりました。追憶編でトモエを失った弟の雪代縁が、人誅として剣心に復讐を遂げようとする事件でした。回想シーンなので比較的あっさり描写されていますが、剣心と薫をつなぐ大切な思い出の一コマです。一方、二人の息子である緋村剣路(けんじ)は家を出て、比古清十郎の元へ身を寄せていました。父を超える飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)の使い手になるためでしょうね。弥彦は剣路と一戦交え、彼の成長を見届けると、剣心から託されていた逆刃刀を彼に譲ります。剣心は不治の病にかかっていました。一説によると梅毒のようです。薫も感染していて、特効薬もない時代ですのでただ散りゆくのみ。しかも剣心は遠く離れた中国で病に倒れていました。まるで悲しいフランス映画のような結末でしたね。ひょうきんでやさしくて、とびきり強かった剣心が、花が枯れていくように弱っていくのを見ると胸が痛みました。『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』の最終章OVA『星霜編』(上・下巻)は、2002年に発売されました。テーマ曲でルンバ踊れます。でも悲しすぎて踊りたくないかも。絶対ハマる、厳選アニメ!
2021/04/20
コメント(0)
京都を焼き尽くし、明治政府の転覆をもくろむ志々雄 真実(ししお まこと)の一団に立ち向かう熱い物語。前編『焔の獄』(ホムラのオリ)と後編『光の囀』(ヒカリのサエズリ)からなる、るろうに剣心のOVA作品です。明治11年、京都に不穏な動きを察知した元御庭番の頭・翁は、孫の巻町操(まきまち みさお)に剣心を探して連れてくるよう指令を出します。京都葵屋の面々と共に京都の街を守る、剣心絶頂期の物語です。志々雄にとっては力が全てでした。幕府崩壊後、明治政府に対抗して全身大火傷を負ったにもかかわらず生き延び、包帯ぐるぐるのミイラのような姿で登場します。剣心は不殺の誓いの元、斬れない刀『逆刃刀』で戦って来ましたが、志々雄の部下の瀬田宗次郎(せた そうじろう)に剣を折られてしまいます。巻町操(まきまち みさお)が心を寄せていた元御庭番の四乃森 蒼紫(しのもり あおし)は、志々雄に組みして翁に刃を向けます。志々雄は手下を京都中に配し、火付けの算段も万全な上、用意した黒船から大砲で街を狙って来ました。元・新選組三番隊組長の斎藤一(さいとう はじめ)は、明治政府の警官として剣心たちと共に戦います。剣心と仲間たちは、果たして京の街を守れるのか。公式サイトはこちらです。絶対ハマる、厳選アニメ!
2021/04/19
コメント(0)
全430件 (430件中 101-150件目)