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雨が降ると緑が生まれたてのように一層冴え冴えと輝きます。新宿御苑は都心にありながら豊かな木々に囲まれた美しい公園です。何年か前に見たことがある映画でしたが、その時は酔っ払って見てたせいか緑が綺麗だなくらいしか印象に残らなかったんです。去年『君の名は。』で一斉を風靡した新海誠監督の前作。めずらしくSFではありません。今回は一人でご飯を食べながらじっくり見たのでしっかり心に刻まれました。タカオは高校1年。靴職人になる夢を持っていました。学校の勉強にはあまり興味がなく、雨の1限目はフケて新宿御苑で靴のデザインを考えたり。その公園のベンチで、朝からチョコをつまみにビール飲んでる女性に出会います。雷神(なるかみ)の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ雷が少し響き空が曇ってくる雨も降ってくれないだろうかあなたがここに留まってくれるように梅雨に入り、二人は雨の日の朝いつもそこで顔を合わせるようになります。お互い素性も明かさないままやがて言葉を交わすようになり、いつしか雨が降ることを望むようになるんです。池に映る紅葉の緑がなんとも美しい。雷神の 少し響みて 降らずとも 我は留らむ 妹し留めば雷が少し響き雨が降らなくても私は留まりますあなたが留めてくれるのであれば『いままで生きてきた中で、今が一番幸せ。』こんな時間を共有できたら、それは一生の宝物ですね。二人の間にどんな障害があったとしても。この映画は47分というとても短いお話なのですが、その中にいろんな要素が盛り込まれているんです。親子関係、進路のこと、いじめ、年の差、教師と生徒、そして遠距離。全編が美しい絵画のような映画でした。新海監督の映画はいつもそうなのですが声優さんがボソボソ小声なので聞き取りづらく、思いっきりボリューム上げて見てると音楽になった途端に爆音で飛び上がるんですよ。まだご覧になってない方は、予告編の美しい映像に酔いしれてみてください。言の葉の庭
2017/07/13
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紺碧の海と眩しい太陽を見ました。実写ではないのに紫外線を感じるんですよ。不思議ですね。ディズニーアニメの美しさ、思わず吸い込まれそうでした。モアナは南の島の村長の娘。豊かな海や島からの恵みで人々は不自由のない生活を送っています。村には、サンゴ礁を超えた海には出てはいけないと言う掟がありました。しかしモアナは幼い頃から水平線の向こうに行くと言う夢があったんです。遠い昔にこの世に全ての命を作り出した女神テフィティの言い伝えがありました。マウイによって奪われた彼女の『心』は溶岩の悪魔テ・カーの襲撃で海底に沈み、それ以来世界が闇に包まれ始めたと言います。島の伝説には『海に選ばれしもの』がいつか現れて世界を救うと伝えられていました。そのもの青き衣をまといて金色の野に降り立つべしちらっとナウシカがかぶって来ましたが、予想に違わずモアナがその『海に選ばれしもの』でした。島に闇が訪れて魚も作物もとれなくなってしまった島民を救うべく一念発起したモアナ。彼女の祖母は、生まれ変わったらエイになりたいとか言ってる村の変わり者でしたが、彼女は知っていたんですね。海がモアナに『心』を託したことを。一人で海に漕ぎ出したモアナはサンゴ礁を超えてマウイを見つける旅に出ます。マウイは陽気で太っちょの英雄でしたが、神様からもらった変身用の釣り針を無くし船もなくて島から出られずに難儀していました。モアナに説得されて『心』を女神に返す旅に付き合うことになりましたが、まず神の釣り針を奪い返すために巨大なカニと戦う必要があります。海にはいろんな生き物がいるもんで、ココナッツ海賊みたいなのにも遭遇。そして最大の敵、溶岩の悪魔テ・カーとも戦います。ディズニー映画ですから当然ハッピーエンドなんですけど、物語より映像美にインパクトありました。『モアナと伝説の海』(原題: Moana)は、2016年公開のアメリカ映画です。監督はロン・クレメンツとジョン・マスカー。夏にぴったりの映画ですので、ご家族でどうぞ。公式サイトはこちらです。
2017/07/11
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海底一万メートルの魚人島で大暴れした麦わら海賊団が地上に戻ってきます。ここはグランドライン後半の海、新世界。彼らが上陸したのは4年前の毒ガス事故以来立ち入り禁止地区になっている危険な島パンクハザードでした。これはワンピース魚人島編に続く579話から628話までのお話です。半分が炎に包まれた火の島、そしてもう半分が氷に閉ざされた不思議な島でした。首だけでも生きている侍や下半身が四つ足動物のケンタウルスのような戦士たちもいます。一番の謎はマスターと呼ばれる島のボス・シーザーと、彼が密かに行っている怪しい人体実験でした。海難事故ということで処理されていた行方不明の子供達はこの島で軟禁され薬物中毒にされています。ケンタウルスのような戦士たちも実はシーザーに騙されて実験対象にされていました。どうやら海軍の中にもシーザーと繋がる悪徳士官がいる様子。この物語の面白いところは悪魔の実の能力のバラエティです。頂上決戦で瀕死の状態だったルフィを救った海賊トラファルガー・ローがこの島にいて『オペオペの実の能力』を遺憾なく発揮。ルームという空間を作るとそれはローの手術室、その中にいる者たちは全て彼に支配されていまします。人格を入れ替えられたり、心臓を取られたり。訳あってマスターの一味に加わっていたローはその能力で麦わらの一味を苦しめます。シーザーもガスガスの実の能力者で毒ガス攻撃を仕掛けてきます。一方ルフィたちを追いかけて、スモーカー大佐率いる海軍G5も島に乗り込んできました。雪男や雪女、ドラゴン、それに実験で誕生した巨大毒ガス生物も登場、薬物中毒の子供達も実験で巨大化していてヤク切れの状態になると手がつけられません。シーザーと繋がり裏社会に毒ガス兵器を流そうとしていたジョーカーと呼ばれる闇のブローカーも動きます。ルフィたちは新世界で初めて出会う手強い敵たちにどう対処していくのでしょうか。いつもながら、面白かったですよ。
2017/07/08
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14歳の心優しいパルス国王子が、隣国ルシタニアに奪われた王都を奪還するファンタジーです。パルス軍の敗戦は、ルシタニアについた怪しい魔法使いとパルス軍隊長の裏切りによるものでした。国王は捕らえられ、王妃はその美貌によりルシタニア王に見染められます。黒衣の騎士ダリューンに助けられて辛くも逃げ延びたアルスラーン王子。ここから物語は始まります。旅をしながら仲間を増やしていくのはワンピースみたいな感じなんですが、大きな違いは王子自身は弱いということ。人柄と血筋だけはすごくいい、三国志の劉備といったところです。関羽が黒衣の騎士ダリューンだとすると、孔明ばりのすごい戦略家が登場します。彼の名はナルサス。ストレートの長髪が美しい天才策士です。元パルスの家臣でしたが国政に反発して隠遁し、下手な絵などを嗜んでおりました。こんなすごい人が王子についてくるはずない感じなんですが、王子は人の心を動かす何かを持っているんですね。『国を奪還した暁には、そなたを宮廷画家として迎えよう。』意外なお誘いにびっくりしたのはアニメの登場人物だけではありません。見てた大将も私もこれは思いつかなかったですね。アルスラーンの優しい吸引力ですごい人たちが次々に集まってくるんです。自分はすごくなくてもすごい人を周りに集められる才能って羨ましいですね。RPGのようにいろんなキャラが登場するので見てて飽きません。王子の出生にも何か秘密があるらしく、アルスラーンは父王に疎まれていました。父王は先王を殺して王座を奪ったとかで、死んだと思われていた先王の子供が正当な王位継承者として登場したり複雑な血縁関係も物語の軸になっています。 原作は田中芳樹のファンタジー小説だそうで、それを荒川弘が漫画化し、さらにそれをテレビアニメ化して2015年に放映された作品とのこと。小説の方も漫画の方もまだ続いているようですので、この先がまた製作されるようでしたら見てみたいと思いました。アルスラーン戦記
2017/04/25
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将棋です。子供の頃よく遊びました。山を崩さないように駒を取っていく遊びとか、双六みたいに周りをぐるぐる回る遊び。でも本物の将棋を指したことは一度もないんです。ルールも知りませんでした。『歩兵(ほへい)って前にしか進めないの?』私が聞くと、大将は『ほんとに知らないの?』と呆れ、ほへいじゃなくて『フ』と呼ぶのだと言いました。主人公の桐山零はプロ棋士の少年です。只者じゃないんだろうなとは思いましたが、史上五番目に中学生にしてプロになった有名人だそうです。社交ダンスでもいるんでしょうか、中学生のプロ競技選手。才能はすごいんですが、家庭環境が複雑で学校にも馴染めずいつも不幸な感じなんですよね。そこに救いの手を差し伸べたのが川本家の美人三姉妹です。ものすごく面白かったので一気に22話見てしまったんですが、やっと高2になったところで終わったのでちはやふるもそうでしたけどこの先さらにいろんな展開が予想されます。将棋のルールを知らないくらいですからプロ騎士の仕組みなど知る由もなかったわけですが、将棋はプロになるとそれで生活していけるくらいお金が稼げるらしいです。社交ダンスは教えたりしないと競技の賞金だけでは生活できませんよね。主人公は将棋で稼いだお金で家賃も払い東京で一人暮らしして高校に通ってるんです。すごいですよ。ダンスと似てるのはA級、B級、C級みたいな格付けがあること。もっと細分化されていてC−1とかC−2とかあるみたいです。何級からあるのかしら。級別戦を年間何試合か行って昇級したり維持したり降級したり。生活かかってますから日々精進して競技に臨まなくてはいけないので体力もないとダメでしょうね。神のような名人が出て来るんです。宗谷冬司というなんとなく寒そうな名前。あらゆるタイトルを総なめにしている年齢不詳の美青年。この人の物語もスピンオフ的に見たい気がしますね。『3月のライオン』は羽海野チカ原作の漫画で、アニメはこの3月まで放送されてました。2017年10月からNHKで続きが放映されるそうです。実写映画は前編が先月、後編が今月公開予定です。ところで将棋の指しかたの方は相変わらずよくわかりませんが、子供でもわかる歌が挿入されておりました。ニャー将棋音頭これを歌って覚えようと思います。肉球パンチをおみまいにゃ。さあ、みなさんご一緒に。
2017/04/06
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のだめのような話かあなあと漠然と思っていたんですが、なんというか、心にずっしりきました。社交ダンスでも中学生というともう大人顔負けの素晴らしいダンスをする選手がいますが、このお話でコンクールに出場している中学生たちは演奏者として素晴らし表現力を持っています。アニメなので本当に弾いておられるのはプロの方々なんでしょうね。それにしても感動的。特に最終話の最後で演奏されるショパン。涙なしには見られませんよ。ショパン:バラード第1番 ト短調 作品23有馬公生は亡くなった母親の影を引きずっていました。病弱だった彼女はピアニストとしての成功を息子に託し、幼い頃から厳しく指導。彼の譜面に忠実なピアノを周りからは『ヒューマンメトロノーム』と揶揄されながらも、公生は母を喜ばせるためだけにコンクールで勝ち続けていたんです。2年前、母親が亡くなってからピアノが弾けなくなりました。 そんな彼を再びステージに引きずり上げたのは、春の訪れとともにやってきた奔放なヴァイオリニスト・宮園かをりでした。公生の幼馴染であるスポーツウーマンの椿は、やはり幼馴染のプレイボーイ亮太をかをりに紹介したことで4人の中学生たちの物語は始まります。 『四月は君の嘘』は、新川直司の漫画作品。アニメが放送されたのは2014年から2015年にかけてだそうです。全22話の前半までは季節が春から夏に変わるように上り調子でした。後半になって秋から冬へと次第に様子が変わってくるんですね。やさしい嘘が発覚するのは最終話です。 これから見る方のために詳しくはお話できませんが、クラシックの名曲とともに繰り広げられる青春ドラマ。オススメです。【中古】 アニプレックス 四月は君の嘘 DVD (完全生産限定版) 【全9巻セット+フィナーレイベント(BD)+コミック限定版(11)】
2017/03/18
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かっこいい女剣士が主人公のファンタジーです。王様の陰謀で父親を殺され、父の親友だった槍の名人ジグロに育てられたバルサ。殺してしまった8人を弔う意味でそれと同じだけの人を救わんと用心棒稼業を営んでいます。そして8人目に命を委ねられたのは新ヨゴ皇国の第二皇子チャグムでした。バルサにチャグムを連れて逃げるようにと依頼したのは彼の母親の二ノ妃です。命を狙っているのは父親の皇帝陛下でした。建国伝説で初代皇帝が退治して国を治めたという水の妖怪をチャグムが宿しているからというのがその理由。逃亡生活の過程でチャグムは街の人の生活や農民の暮らしに触れ、宮廷では知り得なかった経験を積んで行きます。バルサたちを助けてくれるのは、呪術師のおばあさんトロガイと弟子のタンダ。タンダはバルサの幼馴染みで、昔からいつも傷だらけのバルサを治療して来たお陰で呪術より薬草に詳しくなってしまいました。トーヤとサヤは街で調達屋稼業を営む兄妹。まだ子供ですがバルサに命を助けられたことを恩義に感じていて何かと手を貸してくれます。一方宮中に仕える若い星読博士のシュガは地下に眠る石盤を読み解き、建国伝説が歪曲された歴史であることを突き止めます。チャグム皇子が宿しているのは本当は妖怪ではなく水の精霊の卵で、百年ごとに訪れる干ばつから国を救う大切なのもでした。折しも皇太子が夭折し、国を継ぐものとして第二皇子チャグムの帰国が望まれます。春分の日に生まれるとされる卵はどうなるのか。チャグム皇子の運命は。この世とあの世の狭間で起こる人間と精霊と魔物たちの物語り。このお話には続きがあるようですね。原作は上橋菜穂子さん。綾瀬はるかさんがバルサ役で実写版が放送されています。そっちもおもしろいですよ。テレビアニメ版は神山健治監督作品で、2007年が最初でそれから何度か再放送されているようです。面白かったのでヒマに任せて全26話を一気に見ました。強い女の人ってカッコいいです。しかも殺さないんですよ。圧倒的に強くないと出来ませんね。短槍使いバルサの剣技は揺るぎの無い舞いのようです。大変お薦めです。精霊の守り人
2017/03/05
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2千年の眠りから覚め、いま封印を解かれたバハムートが咆哮をあげる。世界よ、滅べ。久しぶりにアニメ三昧の一日を送ってしまいました。今日ご紹介する神撃のバハムートは、元はCygamesが開発したソーシャルゲームだそうです。壮大なファンタジーアニメですから、ゲームの方も面白いんでしょうね。 舞台は神と悪魔と人が混在している世界。いまから2千年前、世界を滅ぼそうとする巨大な怪物バハムートによって世界は滅亡の危機に見舞われました。通常は敵対する神と悪魔が結束して、多大な犠牲を出しつつこれを封印し、鍵を二つに分けてそれぞれが厳重に保管することになったんです。ところが神が所有する門外不出のはずの鍵が、アミーラという半神半魔の少女によって奪われてしまいます。運命の導きか、バハムートが復活の時を迎えました。アミーラは当然ですが美少女です。主人公は賞金稼ぎのファバロ。極寒の地ヘルヘイムへの近道を知っているとついた嘘によってアミーラに道案内の契約をさせられ旅に同行することに。ファバロを親の仇とつきまとう騎士カイザルと相まって、旅は続きます。鍵を盗まれた神だって黙っているはずもなく、その行方を探索。悪魔もこの鍵を自分たちのものとしようと付け狙ってきます。人間界にはジャンヌ・ダルクが活躍していて悪魔から王国を守るために戦いが進行中。ゾンビ少女あり、大天使ミカエルあり、飲んだくれの酒の神バッカスもいれば堕天使ルシフェルあり。キャラ満載、エピソードてんこ盛りの全12話。絵もリアルで綺麗なのでとても面白かったですよ。公式サイトはこちらです。神撃のバハムート GENESIS
2017/03/01
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友達に面白いよと薦められて数年前に少し見たんです。あまり興味のないジャンルだったのと展開が遅過ぎて途中で飽きたのでそのままになっていました。雪のシーンが多かったのも途中でやめた理由だったかもしれません。最近もう一度見始めて、じれったい思いのまま第一期25話と第二期13話をオールクリア。主人公の恋愛が成就したところでメデタシメデタシというお話でした。ウジウジした性格なんです。主人公のサダコ。本名は爽子(さわこ)なんですけど、長い黒髪と陰気な雰囲気が災いしてついたあだ名がサダコでした。成績優秀だし真面目だし器用だし性格も本当はいいんですけど、周りに漂う黒いオーラと不気味な作り笑いのせいでいつも孤立しています。そこに登場するのがクラスの人気者、ミスターさわやか君の風早翔太。高校に入学して同じクラスになりました。風早君のお陰でサダコも次第にクラスに馴染んで行く様になりますが、サダコのあこがれは次第に恋へと発展して行く訳です。でも根暗で影薄いし、バレンタインだってチョコ渡せないしすぐ泣くし。ライバルもいっぱいいるんです。実は両思いだったりするんですが上手く伝わらずに二人とも振られたと思って落ち込むんですよね。アニメの中の同級生も皆イライラしてましたけど、見てるこっちもウジウジサダコに腹が立って来て、次の話しではうまく行くんだろうなと期待しつつ、またこじれた、まだダメなのかと、ついに最後まで見てしまいました。それにしてもいままで高校生活全てをかけた部活ものばっかり見て来たので、恋愛一色の高校生活って不思議な気がしました。自分的には全く未経験のエリアなので、かなりうらやましいんですけどね。バス停の思い出しかないもんね。若干近い経験と言ったら。高校の時付合ってたあの人は今頃どうしてるかななんて皆さんは考えることありますか?そのまま結婚されてる方もいらっしゃるかもしれませんが、多分割合的にはそんなに高くないのではないかという気がします。中学・高校の頃に好きになる人って、大抵見た目とか面白さとか同じクラスとかですよね。『君に届け』は椎名軽穂原作の少女漫画で、アニメだけでなく実写映画もあるようです。三頭身になったときの丸っこいサダコが自分と似てるのが残念。公式サイトはこちら。
2017/01/30
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家でおとなしくしてるはずのペット達が、留守の間に思いもよらない行動をとっていたりして。今日ご紹介する映画は飼い主の知らないペットたちの大冒険を描いた3Dアニメです。ストーリー的にはナイトミュージアムやトイストーリーを彷彿させる内容ですが、個性豊かなキャラクターやアニメならではのスピーディな展開は魅力です。ファインディングドリーが海の大冒険なら、ペットは陸の大冒険でしょうかね。やるときはやるペットたちの活躍に目が離せません。舞台はニューヨーク。小型犬マックスは飼い主のケイティが仕事に出かけたあと同じアパートに住む個性的なペットたちと楽しい近所付き合いをしていました。ある日マックスにライバルが現れるんですね。ケイティが大型犬デユークを保健所から引き取って来たんです。ベビーシッターというのは聞いたことがありましたが、ペットシッターという仕事もあるんですね。飼い主が留守の間に散歩に連れていってくれたりご飯を食べさせたり面倒を見てくれる人だそうです。デュークは散歩中にマックスに意地悪をするんですが、それが仇となって2匹はトラブルに巻き込まれてしまいます。街には危険がいっぱい。野良猫に首輪を切られ動物管理局に摑まったり、元ペットだったやさぐれ軍団に目を付けられたり。冒険を続けていくうちに2匹は次第に仲良くなって、元ペット団とも協力し合い、アパートの仲間たちも救出に駆けつけてくれます。ドリーでもそうでしたが、人知を超えた大冒険ですよ。知恵も回るし運動神経抜群だし。なによりみんな表情が豊かでしかもキュートなんです。『ペット』(原題 : The Secret Life of Pets)は、2016年のアメリカ映画。監督はクリス・ルノーとヤーロー・チーニーです。ミニオンズ製作スタッフが作った作品ということで期待を裏切らない面白い映画でした。すでに続編の公開も決まっているようです。公式サイトはこちらです。 ペット
2017/01/20
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夢は異次元への入り口なのかもしれませんね。『君の名は。』もそうでしたが、どこかにあるかもしれないパラレルワールドと眠りの中で交錯する、今日ご紹介する映画もコンセプトは同じでした。新海誠監督の2004年の作品です。中学生のヒロキとタクヤには秘密がありました。南北に分断された日本の南側に住む彼らにとって、遠くにそびえる北側の塔は雲の向こうにある憧れの場所です。バイトで貯めたお金で部品を買い、廃駅の中でこっそり飛行機を組み立てていつか国境を越えてそこに行くのが夢でした。ヒロキとタクヤが密かに心を寄せる同級生のサユリもその秘密に加わり、3人でそこに行く約束を交わします。3年後、ヒロキは東京の学校に進学していました。タクヤは津軽にとどまり、塔とパラレルワールドの研究に参加していました。サユリは原因不明の病気で眠りについたまま入院していました。そして南北戦争が勃発します。ヒロキは夢の中でサユリと会って、彼女を夢から連れ戻すためには約束の地に行く必要があると確信します。塔は有名な物理学者だった彼女の祖父の理論に基づく平行世界製造装置で、この辺から何が何だか理解を超えて来るんですけど、彼女が夢の中にいることによってその平行世界からの浸食をくいとめているとのこと。つまりサユリが眠っているお陰でこの世界が存続しているらしいです。タクヤとヒロキは再びタッグを組み、飛行の製作に入りました。ヒロキはサユリを夢から救い出すために、タクヤは塔を破壊するために。塔を最初に見た時、宇宙エレベータかと思いましたが塔は雲の中で終わってましたね。技術的には北側の方が圧倒的に進んでいるようでした。平行世界を造り出すなんてそれがどんな意味を持つのか、飲み込まれたらどうなるのか、全く想像出来ませんが、そんな凄い発明をした物理学者の孫のサユリはどちらかというと文学少女のようでした。新海監督作品見ていつも思うんですが、主人公男子の独り言がぼそぼそ聞き取りにくいんですよ。もの凄く静かな部屋で、もしくは劇場で見ないと聞こえない様に作られてる?SFっぽいファンタジーという空気感は同じ。有機物より無機物の方がリアルに描かれているのも同じ。結末のその後が気になるのも同じ。不満はいくつかあるものの、『君の名は。』よりこっちの映画の方がシビアで面白かったです。予告編はこちらです。雲のむこう、約束の場所
2017/01/12
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『あたしドリー。なんでもすぐに忘れちゃうの。』でっかい目をくりくりさせながら小さいドリーは言ってました。ファインディング・ニモで活躍したナンヨウハギのドリー。彼女は幼い頃に両親とはぐれ、それから一人で荒波を泳ぎ続けて生きて来たタフなお魚です。考え方が常に前向きでピンチになっても閃きと行動力で乗り切れる、ある意味天才ですね。ただ、なんでもすぐ忘れるのが玉に傷。そんなドリーがあるきっかけで両親のことを思い出し、会いに行くことにするんです。『カリフォルニアモロ・ベイの宝石』手がかりはこれだけ。ニモとマーリンは成り行き上ドリーの両親探しを手伝うことになって一緒に旅に出ます。 海の仲間たちてんこもり。みんな独特のキャラで面白かったですよ。特にミズダコのハンクがすごい。保護色になって隠れたり、車の運転までこなすタコにしとくのが勿体ないほどの大活躍でした。 ビックリだったのは海洋生物研究所の『八代亜紀です。』という館内放送。なんでカリフォルニアの研究所に演歌歌手?みたいな。オリジナルはエイリアン・シリーズやゴーストバスターズ、アバター、チャッピーにも出演していた大物女優シガニー・ウィーバーだったそうです。ディズニーも面白いことしますね。 『ファインディング・ドリー』(原題:Finding Dory)は2016年のアメリカ映画。ベビー・ドリーかわいいです。ファインディング・ニモの続編ですが、この映画は13年前だったんですね。公式サイトはこちら。ファインディング・ドリー
2017/01/05
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3年前に第1期25話まで見てそれっきりになっていた大好きなバスケットもの。バスケの試合に習って『話』じゃなくて『Q(クォータ)』とカウントされています。久しぶりなのでまた最初から第3期75Qまで一気に見ました。黒子くん、影は薄いけどピンチをチャンスに変える天才ですよ。ご当地黒子のバスケ東京限定ハチ公黒子テツヤ根付け奇跡の世代と言われた帝光中学バスケ部出身の5人がみんな別々の高校に進学して、インターハイ予選から対決していきます。対する幻のシックスマン・黒子はアメリカ帰りの天才・火神とコンビで試合を重ねるたびに進化していくんですね。そしてウィンターカップ。どこが勝ってもおかしくない強豪校ばかりで見ごたえ満点です。あまり無敵すぎると試合ってつまらなくなるものですか?自分はそういった域になったことがないのでわかりませんが、中学の時は当たるところ敵なしで、試合に勝って当たり前、バスケも面白くなさそうだった天才たちがお互いに対決するとなると本気出せるから楽しいんでしょうね。競技ダンスが楽しいのは、実はそのせいなのかもしれません。級別や年齢別で自分と同程度の実力の選手たちの中で戦えますからね。この物語の魅力は、いつも手ごわい相手と対戦することですね。それだけ勝った時の達成感が半端ないんです。黒子くんは身体能力的に他の天才たちに比べると遠く及ばないんですが、バスケが大好きな気持ちと勝つための折れない心は負けてません。やっと編み出した攻略法も次々と破られてしまうんです。でも前向きなんですよね。『また何か勝つための方法を考えます。』って。トップアスリートだけが入り込める領域として『ゾーン』というのがあるらしいんです。神経が研ぎ澄まされた極限の集中状態とでもいいましょうか、そうなると自分の運動能力の限界を超えたパフォーマンスが発揮できるので動きが超人的になります。アニメでは目から電撃みたいのが出てるように表現されていますが、そういった状態でダンス踊ってみたいなあとちょっと憧れました。 高校生活の全てがバスケでそれ以外のシーンはほとんど出てこないんですが、余計なものはなくていい、もっといい試合を見せてという気持ちになります。このブログを読んでくださっている皆さんも、実はアニメの話や日々の出来事なんてどうでもいいからもっと試合の様子を描いて欲しいと思っておられるのかなという気がしました。いつもお付き合いくださってありがとうございます。でもこのアニメはエネルギーをもらえますよ。おすすめです。公式サイトはこちら。黒子のバスケ
2016/12/30
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カジノが日本で公認されるかどうか今話題になっていますが、カジノって行ったことありますか?私はドイツで一度おめかしして入り口まで行って、自分がカモ以外の何物でもないような気がして引き返してきたという経験と、去年モナコのカジノの入り口で写真撮っただけという、要するに中に入ってプレイしたことは一度もないんです。遊ぶという感覚より巻き上げられるというイメージが強いし、そもそも資本もないですしね。今日ご紹介する映画は、この夏公開されて大ヒットしたワンピースの劇場版シリーズ。ルフィたち麦わらの一味がたどり着いた政府公認のカジノ大国グラン・テゾーロのお話です。一つ前の劇場版ONE PIECE FILM Zの最後でここにやってくる予告をしていました。まるで島のような大きな船全体がきらびやかなラスベガスのようです。キラキラと降り注ぐ金の雨に打たれながら入港したルフィたち。ここでは海軍も海賊も世界政府要人も全ての人がエンターテイメントに酔いしれ一攫千金を狙います。この国の支配者は黄金帝ギルド・テゾーロ。ゴルゴルの実の能力者です。金を自在に操ることができるので、入港時に金粉を浴びたものは全て彼の能力で力を封じられてしまいます。理不尽な賭けで負けて高額な借金を背負う羽目になった麦わらの一味。反発して斬りかかろうとしたゾロが金で固められ、明日までに金を用意できなければ公開処刑にすると言われます。賞金首で払えということでしょうね。果たしてゾロの運命は。テゾーロの手下がまたすごいんですよ。ラキラキの実の能力者の美女バカラ、触った人の運気を吸い取る恐ろしいお姉さんです。怪しい2頭身のタナカさんはヌケヌケの実の能力者で、壁でも天井でもすり抜けることができます。スルルルルって笑うんですけど不気味です。敵なのか味方なのかわからないナミの旧友カリーナは能力者ではありませんが腕のいい泥棒です。最後はルフィたちが勝って金の亡者テゾーロに苦しめられていた国民が救われるという、結末は見えていても面白い映画でした。水戸黄門みたいなノリですよ。最後は『この紋どころが目に入らぬか!』的なルフィのゴムゴムパンチが炸裂。ギア4まで行ってましたね。どこまでギアチェンジできるんでしょう。 個人的には2016年夏映画として『君の名は。』よりこっちの映画のが好きです。公式サイトはこちら。ONE PIECE FILM GOLD
2016/12/16
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日本だけでなく世界中で話題になっているヒット作。男女が入れ替わる話しと言う相当漠然とした前知識で見ました。『らんま1/2』みたいなものかなあと思っていたんですが全く違いましたね。東京在住の男子高校生と岐阜の女子高生が心だけ入れ替わるんです。もし本当にそんなことになったら生活成り立ちますか?適応能力がよほど高い人でないと、友達も家族も全く知らない、通ってる学校やバイト先さえ分からないところで普通に生きて行けるものでしょうか。そう言うぶっ飛んだ設定なんですが、更に驚くのは3次元の話しではなく4次元の話しだと言うこと。時間にもズレがあるんです。完全にSFです。それで『前前前世』なのかと納得しました。あんまり話すとこれからご覧になる方にネタバレで迷惑かかっちゃいそうですからこの辺にしておきますが、心に訴えると言う意味では『秒速5センチメートル』の方が好みです。もともと映画見ながら泣くことは滅多にないのですがこの映画でも泣けるシーンはなかったし、もう一度見たいという気も起こりませんでした。ただ、皆さんが口を揃えておっしゃる様に確かに背景画は精密で美しいです。まるで写真のようにリアルでした。逆に人物が2次元的に見えてギャップがあります。興行成績ランキングでは千と千尋の神隠しに迫る勢いで伸びているようです。ちょっと前はどこへ行ってもアナユキでしたけど、この毎年のように起こるアニメの大ブームはなんでしょうね。新海監督がテレビに登場する度に、私は職場にいる彼にそっくりなTさんが頭に浮かんでしまい、『またTさんTVに出てるわ。』とか思ってるんです。映画のブームを引っ張ってる要因の一つは歌じゃないでしょうか。歌がヒットするとサブリミナル的に映画の方にも興味が湧いて見なきゃ行けないような気がして来るし、特に主人公世代の高校生が口コミを主導して周辺世代や親世代にも伝染して行ってる気がします。群衆は群衆を呼ぶと言う心理が働いて、並んでるラーメン屋に並びたくなるような感覚で映画館にも行列ができるんでしょうかね。昔の『君の名は』も大ヒットしたみたいですから、タイトルも良かったのかな。私が見てそれほど感動出来なかったのは飛行機の小さな画面で見たせいもあるかもしれませんし、夜中の3時頃ぼんやりした頭で見ていたせいなのかも知れません。しっかり開いた目で大画面で見るともう一度見たくなるのかしら。皆さんはもうご覧になりましたか?公式サイトはこちらです。君の名は。
2016/12/08
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桜の花びらが地面に落ちる速度だそうです。来年も一緒に桜を見たいと言ってたアカリ。小学校のとき同じ転勤族の親を持つタカキと仲良しでした。中学に入って栃木に引っ越し、東京のタカキと疎遠になってしまいます。淡い初恋はここで終わらなかったんですね。中一の夏から始まった文通は冬まで続きます。しかし今度はタカキが鹿児島に転校することに。二人は遠く離れてしまう前にもう一度会うことにしました。3月4日。関東は大雪でした。電車のダイヤが大幅に乱れ、待ち合わせ時間をとうに過ぎています。雪はしんしんと降り続き、すでに夜も更けて…。この夏大ヒットした映画『君の名は』の新海誠監督が2007年に制作したアニメです。三部作になっていて、第1部『桜花抄』が小学校から中一、第2部『コスモナウト』が高校時代、そして第3部『秒速5センチメートル』が大人になった二人を描いています。写実的でコントラストの強い描画がきれい。物語りは、せつないです。大将と私が一番反応したのは第二部でした。タカキの転校先、鹿児島って言うのは種子島だったんです。『お父さん、JAXA?』大将は何度も行ったことあるし、私も二度行きました。NASDA(現JAXA)のロケット打ち上げ場があります。『ロケットは時速5キロメートルで発射台に運ぶんだって。』第2部のタイトル『コスモナウト』は珍しい言い方だなと思いました。宇宙飛行士は普通『アストロノウト』と言います。物語りは心の声で進行して行きます。第2部はタカキに思いを寄せるカナエの心の声ですが、基本はタカキの心の声でした。タカキは大人になってもアカリの影を引きずってましたね。山崎まさよしの「One more time, One more chance」が切なさを煽り、こころが逆なでされてヒビ切れるような気がしました。いつでもさがしているよどっかに君の姿を交差点でも夢の中でもこんなところにいるはずもないのに会えない時間が長いほど、言えない時間が長いほど、告白の敷居はますます高くなって行くものです。勝手に美化してしまい、手紙やメールですら今更の様で出しにくくなります。わかるなあ。この遠距離迷路。近くにいても好きと言えないもどかしさ。遠く離れて会いたいけど会えないもどかしさ。一歩踏み出さないのは予感に伴う自己防衛本能でしょうね。何となく分かるんです。この恋はうまく行かないって。踏切の遮断機で引き裂かれた二人。電車が通り過ぎて遮断機が上がった時、小学生のアカリはタカキを待っていてくれました。大人になった彼女はそこにいませんでしたね。どちらかというと過去の思い出を引きずるのは、一般的に女性より男性の方が多い気がします。この作品は3部合わせても1時間ほどの短い映画ですが、いろんなものが凝縮されているので心にずっしり来ます。あんこぎっしりのたい焼きみたい。ご家族でどうぞと言うよりは、夜更けに一人、梅酒でもすすりながらご覧になることをお勧めしたい甘酸っぱい映画です。予告編はこちらから。秒速5センチメートル
2016/11/20
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主人公はボソボソと語る一見ひ弱な名もない青年。特技は暗殺。依頼者から指定された人物を最小限のダメージで暗殺し、臓器移植を待つ人々に売りさばく。非合法な商売ですが、それを生業としています。フジテレビ製作、1話5分の超短編アニメです。一気に10話まで見ましたが、1時間ほどでした。面白かったです。 彼には彼なりの正義があって、殺すか殺さないかの最終判断は彼に任されているようなんです。彼自身も幼い頃貧しさから臓器を半分売り飛ばされたと言っていました。暗殺方法は念力なんですが、本当にそんなので人が死ぬのかと思うほど微弱です。世の中に死んだ方がいい人間なんているのかと言うのも考えさせられました。自分が死を免れないと分かると、誰でもいいから他人を道連れにしようとしたりするものなんでしょうか。オシリスは古代エジプトの死者の書に登場する冥界の王です。真実の羽と死者の心臓とを天秤にかけて、オシリスの治める天国に入れるかどうかを調べるんですね。オシリスの天秤はseason2(全20話)までオンデマンドで配信されています。ご興味ある方はこちらからどうぞ。オシリスの天秤
2016/11/02
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昭和27年、この夏はそれほど暑くなかったのだろうか。まだ冷房のない時代の中央線の最終電車。少女が何者かに線路に突き落とされて瀕死の重傷を負う。戦時中に建てられた研究所やそこで人知れず行われていた実験など、興味をかき立てられる怪しい雰囲気が全編を通して漂い、人間界と死後の世界の間にあるかもしれないグレーゾーンに引き込まれていきます。京極夏彦の長編推理小説を原作としたアニメ13話。見始めたら止まりません。 若い女性ばかりを狙った連続バラバラ事件、それに絡む陰陽師、探偵、小説家、編集者、元女優、天才科学者…。ここであらすじを書くのはもったいない。是非皆さんにも原作を読んでいただくか私のようにアニメを見ていただくか、もしくは実写映画も撮られていますのでそちらをご覧いただいて、美しくも禍々しい京極ワールドにどっぷり浸かってみていただきたいと思いました。『魍魎の匣』(もうりょうのはこ)は、第49回日本推理作家協会賞受賞作だそうです。古本屋「京極堂」を営む中禅寺秋彦がアニメでは途中から参加なんですが、この人が明智小五郎というか金田一耕助というか、そういった役所のキレもので、副業が陰陽師なんですね。ウンチクが半端ないです。受け売りしたくても覚えきれないほど。 まだ道が舗装されていないので車が疾走するとすごい砂埃が上がるんですね。それに、日常的に和服を着てる人がまた多い。電車の内装も外観もレトロでワクワクしますよ。 公式サイトはこちら。作品の雰囲気はこちらで少しつかめます。
2016/10/28
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歴史上の実在人物を美形にしてアニメに登場させる戦国ものの流行が歴女増加の一因となっていたようですが、この作品で文学少女は増加するでしょうか。メインキャラは全て日本の文学界を彩る文豪たち。みんな若くて美形。そして異能力の持ち主です。2016年4月から放映された第1クール12話までを見ました。主人公は中島敦。孤児院を追い出され金もなく進退窮まった敦は、鶴見川の川原で『次に通りかかった奴を襲う』と心に決めたものの、気が弱くて実行に移せずにいました。そこへ川で溺れかかっている男を発見して成り行きで救出。彼は泣く子も黙る武装探偵社の一員で、太宰治と言う自殺マニアでした。敦も実は異能力の持ち主。月下獣という巨大なトラに変身するんです。孤児院を追い出された理由はそれだったようですね。武装探偵社は異能力を持つメンバーの集まりで、軍や警察の手に負えない難事件の解決に当たっていました。敦もメンバーとして加えられて、横浜にある事務所に勤務することに。社長が福沢諭吉でした。クールで生真面目な国木田独歩、ヘタレキャラの谷崎潤一郎、天真爛漫なカントリーボーイ宮沢賢治、医務担当のこわいお姉様与謝野晶子、超推理力を発揮する江戸川乱歩。異能力がそれぞれの作品にちなんだものになっていました。 谷崎の『細雪』は映画マトリックスのようで、緑色の電子記号が雪の様に降ってそれがスクリーンとなり幻影を生むというカッコいい能力です。宮沢の『雨ニモマケズ』は超怪力。雨どころか鉄パイプにも負けない強さです。太宰治の『人間失格』は触れることであらゆる異能力を無力化するという便利なのもでした。ちなみに彼らの敵として登場するのは横浜辺りをシマに活動しているポートマフィアで、幹部はこれまた異能力の持ち主。芥川龍之介、樋口一葉、中原中也など。文豪はまだまだたくさんいますから、いくらでもキャラ増やせそうです。X−メンの文豪アニメ版みたいな感じですが、それほどオドロオドロしくも悲惨さもなく、軽く見られる作品です。瀕死になっても与謝野晶子の異能力『君死にたもうことなかれ』で治してもらえるしね。原作は朝霧カフカ、作画が春河35による漫画で、10月からアニメの第2クールが放送されています。コミックスの公式サイトはこちら。アニメの公式サイトはこちらです。
2016/10/25
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北斗の拳のケンシロウがグラディエーター・マキシマスになって中世に出没したような物語りでした。要するに私の大好きなパターンです。身の丈を越える大剣を振るい戦場では切り込み隊長、宮本武蔵ばりの百人切り。血みどろ過ぎてご飯食べながら見るのはちょっとお勧め出来ませんが、全25話見始めたら止まりません。20年ほど前に制作されたアニメなので画質やテロップに古さを感じたものの内容は濃く深くドロドロでした。主人公の名前はガッツ。身よりもなく傭兵に拾われて子供のころから戦士として育てられて来ました。やがて一人、放浪の剣士となって戦場を渡り歩く傭兵になり、鷹の団グリフィスの目に留まります。 このグリフィスという男がベルバラのオスカル様のような美形で、しかも知略に富み勉強熱心な上に剣の腕もピカイチ。団員は彼の魅力に引きつけられて集まって来ていました。彼は覇王の卵という不思議な形のお守りを持っていて、これを手にするものは天下を制すると言われています。運命を支配する何か大きな力に選ばれたものが、何百年に一度それを手にするらしいんですね。ガッツを得た鷹の団(鷹の爪団じゃなくて!)は連戦連勝で、ついに百年戦争を終結に導きます。凱旋行進では街の人々に歓喜を持って迎えられ、鷹の団メンバーは昇格して貴族の仲間入りという素晴らしいご褒美。美形のグリフィスにはファンが殺到、王女様もメロメロでした。ところがガッツにとってはこの平和が居心地悪いものでした。グリフィスの全幅の信頼を得て、彼の野望のために汚い仕事を一手に任されていたガッツでしたが、戦争が終わった今、グリフィスと真に対等の友になるために自分自信の夢探しの旅に出たくなったんですね。鷹の団に一人、キャスカという女性戦士がいるんですが、グリフィスに憧れ彼のために何でもして来た彼女がこの頃からガッツの方に魅かれていたようです。 ガッツが去った後、鷹の団は悪いことが続きました。グリフィスが王女の寝室に忍び込んだことが発覚して、地下牢に監禁され拷問の日々。団員たちも英雄から一夜にして逆賊となり、王国を追われることになります。 生き残った部隊をまとめ逃走をを続けていたキャスカを救ったのは一年前に団を去ったガッツでした。地下牢に忍び込み、廃人同様になったグリフィスを救出しますが、その時、日蝕が起こって覇王の卵が目覚め、世にも恐ろしい物の怪たちが出現します。突然のとんでもない展開で終わるので完結感が全く無かったんですが、どうもこれは物語りの序章を描いた作品だったようです。 『剣風伝奇ベルセルク』(BERSERK)は、三浦建太郎の漫画作品を元に制作されたテレビアニメで、放映は1997年だそうです。映画化もされていて、テレビアニメも今年7月から第2作が放映されていたらしいんですが全然見逃してました。 ガッツかっこいいです。人間じゃなくなったグリフィスはこの先どうなって行くのか気になります。R指定ないみたいですけど残酷シーン多いのでそう言うのが嫌いな場合は見ない方がいいかも、です。
2016/09/30
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仙人になると、そのレベルが上がるほど寿命が延びるのだそうです。魔法使いとか仙人とか、物語に出てくるキャラは年寄りな場合が多いですよね。ガンダルフも亀仙人も…。それだけ修行が大変ということなのかもしれません。今日ご紹介するのは2016年の初めに放送されたファンタジー・アニメで、仙人の修行をする人々を描いた物語です。主人公は世の中を器用に渡っていくタイプの少年・王陸(おうりく)。聡明で素質もあり天才肌なので他の登場人物とは格が違う感じで登場します。仙人になりたい人は多いんですが選抜試験があって、それも王陸は難なくクリア。霊魂という生まれ持った魂の素質みたいなのがあって、これを通して自然から霊気を取り込むので持ってない人はそもそも仙人にはなれないそうです。霊魂にも種類があるらしいんですが、王陸はその中でも特別にレアな空霊魂というのをもって生まれたなんかすごい人という設定になってました。全体を通してナルトに似た展開があって、でもストーリー的にはずっと軽いのでさらっと12話観られます。金髪で青い目というのもナルトと同じでしたね。やけに漢字3文字とか4文字の訳分からん単語が出てくるんで日本のアニメじゃないみたいだなあと思っていたら、原作は中国でした。魂の種類だとか修行の仕組みとかすごくしっかり定義されているんですけど、ハンターハンターやナルトみたいな、次どうなるんだろう的なワクワク感が全く起こりませんでした。主人公が出来すぎてて面白くないのかも。気、水、火、土の話でシリーズ化するはずだった超大作映画エアベンダーの後が続かないのと似たような展開にならないといいなと思いながら見ていました。調べてみたら中国では大ヒットしてるみたいだし、第2期の制作も決まっているようですので、今後の展開に期待しましょう。公式サイトはこちらです。
2016/09/21
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あたらしい朝が来た、希望の朝だ日本国民ならほとんどの人が知っているこの歌が戦いの合図でした。都内のとあるマンションの一室に集められた『たった今死んだはず』の人々。人類の科学を超えた方法で転送されて来ます。部屋には大きな黒い球があって、ガンツと呼ばれていました。死んだはずなのにピンピンしている自分たちの状況をつかめずにとりあえず自己紹介を始めたり仕切ろうとしたり。そしてラジオ体操の歌とともに黒い球が開いて中からは大量の武器と名前の書いてあるスーツが出てきます。制限時間は1時間。ターゲットは指定された宇宙人。全て倒すと生きて帰れるんですが、強烈に手強いので逆にやられる確率が高いんですね。壮絶な戦いが繰り広げられているのに世間の生きている人たちには見えていないようです。戦いを放棄して逃げようとすると、頭吹っ飛ばされて終わり。支給されたスーツは強靭な肉体に変えてくれるんですが、バカにして着ない人たちもいてそこで生存確率がグッと下がります。どんなに負傷していても生きてさえいれば宇宙人をすべて倒したところでまた部屋に転送されてきて五体満足に戻ります。これはガンツが仕組んだゲームなんでしょうか。主人公の玄野(クロノ)君は高校1年生。幼馴染の加藤君と駅で遭遇し、線路に落ちた男を助けようとして電車に轢かれます。そして送り込まれてきた部屋でラジオ体操の歌が流れ始めるんです。ちょっとメン・イン・ブラックみたいな話だなと思って見ていましたが、実は人間の本性を暴くヒューマンドラマだったのかもしれません。銃なんか持ったことない人たちばかりですから、いきなり引き金を引けないもんです。だいたいみんな口ばっかり出して自分は手を出さない。怖いですからね。そして自分だけ助かろうとする。そんな中にも正義感の強いいい奴もいます。可愛い女の子も。そういえば出てきた女子はみんな可愛くて巨乳でした。作者の願望でしょうね。2004年に放送された第1期と第2期、全26話一日で観ました。結構リアルな殺戮シーンやエロシーンが登場してR15になっています。原作は奥浩哉。連載は2000年からだそうです。残酷シーンが多いので是非ご覧くださいという感じでもありませんが、SFヒューマンドラマとしてとても面白い話でした。
2016/09/17
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三国志は大好きで、本やドラマや映画、いろいろ見てきましたが、こんな解釈もあるのかというのが今日ご紹介するアニメです。今までのイメージでは曹操は極悪人で劉備がとってもいい人だったんですが、この物語の曹操は万能の天才で天下統一の天命を受けた美青年です。頭もよく兵法にも通じ軍師がいらなほど戦略に長け、しかも強い。家柄もよく踊りもうまいし美形なので女性にももてまくり。一方の劉備は本当は血筋がよくて上品なはずなんですが、曹操と並ぶと教育を受けてない下っ端みたいに描かれています。関羽、張飛はなんでこんなチンピラについて行ったのかしらって感じです。三国志の長い長いお話の中でも超有名なのは赤壁の戦いですが、このアニメ全26話ではまだそこまでいきませんでした。それどころか、諸葛孔明も出てこない。ひたすら曹操がかっこいい。まるでミッション・インポッシブル・シリーズのトム・クルーズのよう。三国志は戦国時代の話なのでほとんどが戦争シーンなんですが、呂布とか関羽とかがべらぼうに強く描かれていて人間じゃないみたいなんです。R指定があるのかどうか知りませんが、首やら胴体やらバッサバッサ飛んでいきますので、そういうのが苦手な方は見ない方がいいかもしれません。特に呂布がインパクトあって、大将はしばらく影響受けて呂布の叫びやってました。オープニングとエンディングの音楽もかなりインパクトあるんですよね。昔、モーニングで読んでたときはそれほど感じなかったんですが、この三国志はとても生き生きとしていて好きです。あらすじなどご覧になりたい方、公式サイトはこちらです。
2016/09/03
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7月13日はオカルトの日だそうです。1974年、映画『エクソシスト』が日本で初公開された日だからとのこと。それとは直接関係ありませんが、今日ご紹介するのは最近ヒマさえあれば見てるエクソシストが主人公のTVアニメ。まだ全部見きってないのですが折角だからオカルトの日にご紹介することにしました。ワルの親玉は千年伯爵。ノアの一族という選ばれた人間の長らしく、世界の終焉を目指してAKUMAを製造し続けています。AKUMAは悪魔とは違うんです。愛する人を失って悲しむ人の心の隙間につけこむ千年伯爵。『大切な人を蘇らせてあげる』と言ってダマし、天国から魂を呼び戻させると伯爵の思いのままに操る殺人兵器にしてしまいます。AKUMAは人をたくさん殺せば殺すほどレベルが上がって手強くなって行くみたいなんです。それをやっつけるのがエクソシストたちなんですが、殺人兵器を破戒する事で中に閉じ込められていた魂を救済するという意味合いも含んでいます。エクソシストは誰もがなれる訳じゃなくて、『イノセンス』と呼ばれるキラキラした結晶の適合者じゃないとなれません。さらにそのイノセンスは数に限りがあって(確か109個)世界中に散らばっているのでそれを探すのもエクソシストの仕事のようです。AKUMA退治の組織は黒の教団と呼ばれていて、世界を終わらせようと目論む千人伯爵たちを阻止するために作られた軍事機関。人里離れた断崖絶壁に本部を置き、分析や開発に携わる科学班とか、探索班、医療班など、かなり大きな組織です。主人公は15歳の少年アレン・ウォーカー。彼の左目は人に化けた悪魔を見分けることが出来、左手は生まれもってのイノセンス寄生型。奇形だったので親に捨てられ相当大変な幼少時代を過ごして来たようです。彼の髪が白髪なのでこのタイトルなんでしょうかね。アレンと行動を共にするティムキャンピーは、ハリー・ポッターに出てくるクィディッチのスニッチみたいな形です。映像が記憶出来るロボットみたい。個性的なエクソシストが次々と登場するんですが、よく出て来るのはアレンの他に神田という剣士とか、ラビという名の打ち出の小槌使いとか、リナリーという教団室長の妹です。一応設定は仮想19世紀との事で、蒸気機関車や帆船が主な移動手段で服装もヴィクトリア王朝時代の、まるで黒執事みたいな様相です。それに比べるとAKUMAとか凄く近代的な兵器使ってるし、悪の方が強いみたいなんでエクソシストに勝ち目はあるのかなと思いつつ日々オドロオドロしい戦闘シーンに浸っております。『D.Gray-man』(ディーグレイマン)は、星野桂による日本の漫画作品。公式サイトはこちらです。 D.Gray-man今見てるのは第1弾の3分の1くらいのところですが、もう第3弾が放映されてるらしい。
2016/07/13
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人形をちょっとずつ動かしてコマ撮りで繋いで行くストップモーションアニメ。90分作品なんですけど、制作にとんでもなく時間がかかったでしょうね。人形劇なのにR15っていうのもビックリです。すごく面白いから是非お薦めという映画ではなかったんですが、アカデミー長編アニメ映画賞とか金獅子賞とかゴールデングローブ賞とかいろいろノミネートされてて評価は高いようです。主人公は社会的に成功してるマイケル・ストーンという中年男性。顧客サービス分野で働く人を対象にどうやってビジネスを成功させるかと言った本を書いたり講演会によばれたりしています。でも彼自身はテンションが低くて、冴えない男を演じるロバート・デニーロと言った感じの風貌。彼には老若男女すべての人の声が同じに聞こえていました。ある日、主張先で別の声を持つ女性に遭遇します。彼女の名はリサ。『普通じゃない』という意味の『アノマリー(anormaly)』と合わせて彼は彼女を『アノマリサ』と呼びます。アノマリサと特別な夜をすごすマイケル。彼は妻子ある身ですがこの先どうなるのか。設定は面白いです。自分とリサとそれ以外ということで声優さんも3人だけ。映像もよく出来ています。マイケルがタバコを吸うシーン何度か出て来るんですがもの凄く描写が繊細で、ストップモーションアニメとは思えないほど。でも話しの流れとかは地味で、時々奇抜なものが登場して驚かされるんですがそれがチャーリー・カウフマン監督独特のやり方のようです。まだ小さい自分の子供に出張先でお土産を買うんですが、それが『芸者人形』とかいう不気味なロボットで、歌うんですよ。も〜もたろさん、ももたろさんおこしにつけた きびだんごしかもこれ売ってたの大人のオモチャ屋だし。『アノマリサ』(原題:Anomalisa)は2015年のアメリカ映画。予告編はこちら。制作風景はこちらでご覧になれます。『アノマリサ』って日本語で女神の事ですって。ホント?
2016/07/01
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漫画家になる夢をもっていた大人って、多い気がします。クラスに一人くらいは絵がうまい子っていましたよね。『バクマン。』は『デスノート』に継ぐ原作・大場つぐみ、作画・小畑健コンビによる漫画です。2010年から放送されたアニメの第一期25話を見ました。今週刊誌で連載されていたりアニメ化されていたりする漫画がどうやって世の中に生み出されて来るのか、この漫画で掴めます。物語りの主人公は中学3年生の真城最高(サイコー)。叔父さんがプロの漫画家だったので小さい頃から仕事場に入り浸り、自分も漫画家になるという夢を持っていました。連載漫画がアニメ化された後、何年もヒット作が出なかった叔父さんは過労で亡くなってしまい、サイコーも夢を失って日々の暮らしに埋もれて行きます。絵を書くと言っても授業中ノートに描く好きな女の子のスケッチくらい。ところがある日、サイコーがその落書きノートを教室に忘れたことでその後の運命が変わる出来事が起きます。同じクラスに成績学年トップの高木秋人(シュージン)がいました。シュージンは作家志望で、サイコーの画力に目を付け自分と組んで漫画家にならないかと誘うんです。この時はまだその気にはならなかったんですが、夜シュージンに再び呼び出されて片思いの女の子・亜豆美保がアニメの声優目指してる事を聞かされ心が動きます。亜豆の家の前で自分達の漫画がアニメ化されたら声優をやってくれと言ったら大感激されたサイコー。つい二人の夢が叶ったら結婚して下さいなんて言ってしまうんです。15歳でプロポーズ...。漫画家だった叔父さんが中学のときから好きだった女の子とずっと文通だけでついに別の男と結婚してしまった経緯が頭から離れなかったんですね。後で分かるんですけど叔父さんが文通してた女性は彼女のお母さんなんですよ。さらに夢が叶うまではそれぞれの夢に集中して付合わないという、これもめずらしいパターンですけどそう約束を交わします。【全巻漫画.com】バクマン。 (1-20巻 全巻)漫画全巻セット【中古本】【中古】afb【全巻セット】【10P18Jun16】価格:3170円(税込、送料無料)母親は学校があるのに漫画家なんてと反対しますが、父親と祖父は『男にしか分からない夢』を応援してくれました。あらすじ作るとき『ネーム』というざっくりとしたコマ割りを作る事、このアニメで知りました。子供でも内容が面白ければ持ち込みで読んでもらえるんですね。この漫画が出てから、出版社に持ち込みでやって来る年齢層がぐっと下がったという社会現象にもなったそうです。編集担当者の当たり外れもありそうだし、人気商売なのでいろんな意味でバクチのようだと作品の中でも語られています。NARUTOとかハンターxハンターとかドラゴンボールとかワンピースとか人気漫画の話しが随所に出て来るのでリアル感があります。あしたのジョーも出て来たな。同年代の天才漫画家とか、ライバルたちも話しを盛り上げるし、亜豆がアイドルとして活躍して行くのにサイコーが焦る気持ちも伝わります。去年実写映画が公開、サカナクションの『新宝島』が映画音楽として制作されました。この曲、よくラジオでかかるノリのいい曲なんですが、大将がこれを聞く度に『米米クラブの浪漫飛行かと思った。』って言うんです。全然違いますよね。それにしても中学や高校でこんな凄い漫画書けるのかとちょっとシュージン君にビックリでした。漫画って絵も大切ですけどストーリーはもっと大切な気がします。このあとアニメは第3シリーズまであるようです。リアルタイムでは見ていなかったんですが、二人の活躍と恋の行方が気になりますね。アニメの公式サイトはこちらです。NHKアニメワールド バクマン。
2016/06/30
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反抗期はこうして起こるのかと、妙に納得してしまいました。第73回ゴールデングローブ賞アニメ映画賞を受賞したほか、数々の映画賞を受賞し、もうすぐ発表される第88回アカデミー賞でも長編アニメーション賞と脚本賞にノミネートされている作品です。ピクサー製作のディズニー映画ですからほぼハズレはないと思っていましたが、本当によくできた3Dアニメでした。『これは、あなたの物語』キャッチコピーにもズキンと来ました。主人公はホッケーが大好きな11歳の少女ライリー。頭の中は工場になっていて、司令塔にすんでいるヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリといったキャラが彼女の感情を作り出していきます。思い出の詰まったボールをきちんと保管したり、忘れていいことはゴミ捨て場に送ったり、特別な思い出はいつでも見える場所にディスプレイされていました。ある日、父親の仕事の都合で遠いサンフランシスコへ引っ越すことになります。それを転機に彼女の頭の中で大混乱が起こるんですね。彼女の頭の中を仕切っていたヨロコビがアクシデントで司令塔から消えてしまうんです。何をやっても楽しくないライリーは両親に反抗して以前住んでいたミネソタに戻ろうと家出してしまいます。彼女の頭の中でも大冒険が繰り広げられていて、ヨロコビが忘却のゴミ捨て場から司令塔に戻ろうと頑張っています。いつも余計なことをしでかすカナシミも行方不明になっていました。ライリーは果たして何千キロも離れたミネソタにたどり着けるのでしょうか。特別な思い出すら崩壊の危機にある頭の中の大混乱は修復できるのでしょうか。『インサイド・ヘッド』(Inside Out)は、2015年公開のアメリカ映画。『モンスターズ・インク』や『カールじいさんの空飛ぶ家』のピート・ドクター監督作品です。ご家族みんなで楽しめる面白い映画です。アカデミー賞、どうなるでしょうね。予行編はこちらから。インサイドヘッド
2016/02/05
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ジブリ映画はきれいです。私は綺麗なものが大好き。ジブリ映画も大好きです。この作品はジブリの2枚看板とも言える宮崎駿、高畑勲の両監督がどちらも関わらない初めての長編ジブリアニメとのこと。原作はイギリスの作家、ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品『When Marnie Was There』。初版は1967年だそうです。主人公のアンナは自分が嫌いでした。学校にも馴染めず、友達もいません。親もなく、養母の愛も信じられず、心を閉ざしたままむ無表情な日々を送っていました。夏、喘息の静養のために田舎の家にいくことになった彼女は、潮が引くと道が現れる海辺の屋敷にデジャブを感じるんですね。廃屋のようでしたがそこで金髪の少女マーニーと出会うんです。二人は意気投合し不思議な交友関係が発展していきます。果たしてマーニーは実在するのか?ミステリーのような話で、実はアンナは二重人格でしたとかいう終わりかたじゃないかと疑っていたんです。ところが意外にも非常に爽やかな、心温まる結末が待っていました。ジブリの美しい映像と少女たちのやさしく秘密に満ちた友情。2014年の米林宏昌監督作品です。ジブリ作品の中で興行収入的には12位という位置付けですが、実にいいお話でした。オススメです。予告編はこちらから。思い出のマーニー
2016/01/07
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アニメが好きで時々このブログでもご紹介して来ましたが、考えてみると戦闘状態にある物語りが多いんです。SFやファンタジー系だと相手が人類以外だったりもしますが、忍者ものとか冒険ものは人間同士の戦いです。大抵は主人公が属する正義のチームに対して、明らかにそれと分かる悪のチームの戦いなんですが、今日ご紹介する物語りはどっちが悪とか正義とかよく分からないんですね。主人公のススム・トキムネは新兵でアランダス連合王国の独立第八部隊に所属しています。敵対するインゲルミア諸国統合体が優勢で、アランダスの城塞グレート・ウォールがついに陥落する日を迎えます。戦いの主力はトレイルクリーガーという人型巨大ロボット。トキムネもその操縦士でした。軍の規律というのは上官の命令に絶対服従で守られているものだと思いますが、経験の浅いトキムネは一人暴走するんですね。命令に反してインゲルミア軍に追われていた民間輸送車の救出に走り、自分の乗っていたロボットを失います。代わりにと言っては何ですが、ちょうど輸送中だった新型機アルジェボルンを拝借して大活躍。ただし、その起動には輸送に関わっていたエンジニアの女性ジェイミー・ハザフォードが必要になります。このロボットなんですが、人の意志とリンクして動くようで、まだ試作機なので操縦士の命の保障がないんです。どうも乗りすぎると精神をやられて死ぬようです。インゲルミア軍の腕のいい操縦士が新型機でアルジェボルンを執拗に追いかけ犠牲になってました。ロボット製造会社にとってはこの戦争を利用してタダで新型機開発テストが出来て有難いでしょうね。25話見た段階では一応休戦状態になり、腐敗した上層部や動乱に乗じて伸し上がろうという輩が一掃されて終わります。ただ、戦争を煽って儲けようとしている武器商人たちや、何かもっと大きな目的を持って戦っているらしい各軍の有能な人たちは生き残っていてこれからの展開を予想される結末でした。日常的に戦闘状態で民間人はほとんど出て来ない物語りなので戦争ものとはいえそれほどドロドロした感じは受けないし、戦いの相手が圧倒的パワーのエイリアンや謎の巨人ではなく同じ人間なのであまり緊張感や危機感を覚えることもありません。勝敗を決めるのはむしろロボットの性能です。より強い新型機を開発して、さらに武器商人たちの懐を熱くする仕組みですね。『白銀の意思 アルジェヴォルン』はくぎんではなく、しろがねと読むそうです。公式サイトはこちらです。
2015/12/23
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デス・ノートといい、ノラガミといい、ここのところ死神が出て来るアニメをよく目にするようになりました。多分そう言うのに興味があるから吸い寄せられて見るんでしょうね。今日ご紹介するのは『うる星やつら』や『犬夜叉』などの作者・高橋留美子先生の最新作をテレビアニメ化した作品です。『週刊少年サンデー』で2009年から連載中。主人公は六道りんね君という死神のような人です。名誉死神である魂子ばあちゃんが人間に恋して無理矢理その人の寿命を延ばしたので孫子の代まで死神として奉仕することになってるんだそうです。つまり人間と死神のハーフだかクォーターだかそんな人。通常はジャージ着た高校生ですが黄泉の羽織を着ると人からは姿が見えなくなって、死神モードになります。もう1人の主人公は子供のころから霊が見えてしまっていた真宮さくらという女子高生。クラスメートになった六道りんねと迷える霊を助けたり、悪霊を退治したり。小さい頃から霊が見えている事を隠して生きて来たせいか、感情をほとんど表に出さないでシュールなつぶやきを放つ美少女です。人間は死ぬと輪廻の輪というのに乗っかるらしいですね。御所車みたいなでっかくて豪華な輪が空に浮かんでいるんです。死神の仕事は現世に彷徨っている霊たちをこの輪廻の輪に導いて乗っける事。もしくは悪霊を退治する事。りんねは生粋の死神ではないので仕事するにもパワー不足で道具に頼らざるを得ないんです。ビックリなのは道具が有料な事。貧乏な彼は道具が買えないのでいつも桜に『50円貸してくれ。』とか言って死神道具を手にしていました。意外と安いですね。主人公同士のラブストーリーはほとんど絡まないんですが、彼らに熱烈片思いしている死神や人間は登場します。りんねの父親は悪い堕魔死神(だましがみ)カンパニーの社長で、いつもりんねが地道に稼いだ金を巻き上げて行くので仲は険悪です。ここで外せないのが魂子からリストラされた六文(ろくもん)という名の使い魔の黒猫。エサ代は自分持ちという雇用条件でりんねの子分になるんですが、ネコなんだけど人間の顔していて、お茶入れたりする姿がかわいいのでうちで一番人気です。六道ってそもそも何だっけと調べてみたら、仏教用語で天界・人間界・修羅界・畜生界・餓鬼界・地獄界の6つの道だそうです。生きている間の行い如何で死後の魂がその6つの世界をグルグル回る(輪廻)みたいですけど、『地獄に仏』ってなんか間違って地獄界に行ってしまった優良魂もあるってことなんでしょうか。2016年春から、テレビアニメ第2シリーズの放送が決定したそうですのでファンの方は楽しみですね。
2015/12/10
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我が家ではミニオンズが今更ですがブームを迎えております。ちっちゃくて黄色くて愉快な軍団ミニオンズ。今年三作目が公開されて話題になりました。今日ご紹介するのは2010年に公開された1作目『怪盗グルーの月泥棒』です。主人公は世界一の悪党を目指す怪盗グルー。カイルというピラニアのような犬を飼っていて人の嫌がる事をするのが大好き。自宅地下の秘密基地には、悪事が大好きな天才科学者ネファリオ博士とちっちゃいバナナみたいな子分たちミニオンズがいて、そのリーダーとして怪盗軍団を率いています。ある日、ピラミッドが盗まれたというニュースが飛び込んできます。ライバルが出現したんですね。彼の名はベクター。世界一の悪党を目指す彼としては黙っていられません。もっとなにかビッグなもの、そう、月を盗むことにします。そのために悪党銀行に融資をお願いしに行ったら、計画を実行に移すために必要な縮小ビームをまず盗めといわれてしまうんです。盗みはお手の物ですが、なんとライバルのベクターがそれを横取り。取り返すために一計を案じ、ベクターの家に出入りしている孤児の三姉妹を引き取ることにします。グルーに懐く女の子たちに次第に愛着を覚えるようになりますが月泥棒は決行。ホントに月を盗んだら地球は大変なことになると思いますが、ちっちゃくなった月はかわいかったですね。お試しに縮小ビームを浴びたミニオンはよりちっちゃくなってますますプリティでした。突拍子もない秘密兵器がいっぱい登場する上にそれが全く嘘っぽくないのが凄いです。ミニオンズは大勢いてみんな黄色くて水中眼鏡みたいのかけててどれがどれだかよく分からないんですが、一人一人に名前があってグルーには違いが分かる様子。ミニオン語で話してて時々単語が判明出来ます。『バナ〜ナ』とか。うちではミニオンズごっこが大ブーム。どっちがよりミニオンズに似てるかを競い合ってます。『怪盗グルーの月泥棒』(原題: Despicable Me)は、2010年の3Dアニメ映画。ユニバーサル・ピクチャーズ初の3Dアニメ作品だそうです。監督はピエール・コフィンとクリス・ルノー、脚本はシンコ・ポールとケン・ダウリオ。原案考えた人が一番凄いですね。セルジオ・パブロス。公式サイトはこちらです。怪盗グルーの月泥棒
2015/12/02
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昔、ある所に真赤な髪を持つお姫様が住んでいました。ファンタジーのお手本のようなものがたり。平和主義の王様は戦いを避け、一人娘の王女ヨナをこよなく愛しています。ヨナ姫には2人の幼なじみがいました。従兄のスウォンと風の部族長の息子であるハク。美しく成長したヨナの16歳の誕生日、運命の輪が回り始めます。スウォンに密かに恋心を寄せるヨナは、彼との久々の再会に心躍らせていました。ところが優しかったスウォンが王位を奪うために父王を殺害してる現場を目撃してしまうんです。スウォンは彼女をも殺そうとしますが、彼女の専属警護をまかされるまでに強くなったハクが命がけでヨナを守り城から助け出します。ハクの故郷に逃げ延びた二人は、その村に定住する事はかなわず長老の助言に従って神官を探す旅に出ます。彼女の進むべき道を示してくれるという予言者。しかしスウォンの追っ手は山中にも迫っていました。いくら強いとはいえハク一人で無力のヨナを守りつつ軍隊を相手に戦うにはムリがあります。二人は崖から転落。さて、二人の運命やいかに。面白かったので全24話一気に見てしまいましたが、どうも計算され過ぎててのめり込めなかったんですね。ジョン・カーターを見た時にも似た、驚きのない達成感とでも言いましょうか。原作が少女漫画ですので、当然準主役級の男子は全員かっこいいです。このあと彼女は弱い自分を捨て強く成長して行くんですが、健気な王女が人々のために立ち上がるナウシカを彷彿させる皆大好きなパターン展開。旅しながら特徴ある強い仲間を一人ずつ集めて行くというワンピースみたいなRPG感。それに風の部族,火の部族といった五大国に囲まれた国の成り立ちはまるでNARUTO。アニメは「四龍の戦士」がそろった所で区切りよく終わっているんですが、ファンタスティック・フォーばりの普通じゃない彼らの力を得てヨナが何をするのかも何となく見えてしまいちょっと大人過ぎる自分が残念でした。
2015/11/18
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10月のことを神無月というけれども出雲では神在月と言います。出雲大社に行ったときタクシーの運転手さんがおっしゃってました。日本全国の神様が出雲に大集結するので出雲以外の神社には神様が不在になるからだそうです。一体何人ぐらい神様っておられるんでしたっけと聞くと、『八百万。』(やおよろず)こう自信をもっておっしゃってました。それだけの人数ですから神様のバラエティから言ったら日本は世界一じゃないでしょうか。今日ご紹介するのは、数ある神様の中でもお社を造ってもらえない、信者もいない宿無し神様のお話。野良猫のようにいろんな神社の軒先に寝泊まりしつつ、バイトでつないでいる落ちぶれ神さま、その名もヤト。自分のお社を建てる日を夢見て一升瓶にお賽銭を貯めていて5円で何でも仕事を引き受けますが、この世に徘徊する妖(あやかし)を退治したりするのが主なお仕事です。神様は神器という武器を持っていて、それがいわゆる絶対服従の家来のような存在なんですが、エリート神はたくさん神器を持ってるんです。この世とあの世を彷徨っている魂に名前を付ける事で人間の姿を得る様で、戦う時だけ武器になります。ヤトは甲斐性なしなので神器に逃げられてばかり。新しく見つけた神器(ユキネ)は思春期の少年で悪さばかりしでかします。主人公はヤトというより、ヒヨリという中学生の女の子でしょうね。彼女はヤトを助けようとしたことで交通事故に遭い生死を彷徨います。その事件をきっかけに幽体離脱するようになるみたいです。魂になったヒヨリには妖が見え、ヤトとユキを結びつける重要な絆となっていきます。ノラガミは2014年に放映されたアニメで、原作あだちとか(変わった名前ですね)。全12話で出て来たのはドSの女王のような毘沙門天とエリート神の菅原道真公、エビス小福という名の貧乏神、そして禍神(まがつかみ)のラボウだけでした。シリーズが続けばもっといろんな神様が出て来るのかもしれませんね。なんたって八百万ですから。
2015/11/12
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麦わらの一味もついに偉大なる海グランドラインを半周しました。グランドライン後半の海は新世界と呼ばれています。前半と後半を分けているのはレッドラインと呼ばれる切り立った崖で、新世界に入るには上から行くか下から行くかのどちらか。でもどちらも大変です。上には世界貴族が住んでいて舟を引き上げてもらうのにお金もかかるし許可も必要で、海賊にはムリ。下は深海一万メートルまで潜る必要があって、その水圧から乗組員や舟を守るために特殊なコーティングをする必要があるんですね。海軍本部での頂上戦争のあと散り散りになっていた麦わらの一味が2年越しの再開を果たします。海底を目指した冒険の始まり始まり。これはマリンフォード頂上戦争に続く517話から574話までのお話です。海底にある国と言ったら竜宮城ですよね。むかしむかし浦島太郎が行ったという、乙姫様が住んでいる場所。ここでは魚人島と呼ばれていましたが、たしかにリュウグウ王国はありましたね。乙姫様もいらっしゃいました。人魚姫もいましたよ。アリエルじゃなかったけど。女好きのサンジは人魚カフェに興奮し過ぎて鼻血ばっかり出してチョッパーを心配させてました。ゾロはすっかり大人の身体になって更に剣の腕を磨き、フランキーはいろんなメカを考案してましたね。一味はそれぞれ成長を遂げていましたけど、一番すごいのはやっぱり船長のルフィーでしょう。覇気という特種能力を使えるようになってるんですね。リュウグウ王国で歓迎されるかと思いきや、新魚人海賊団がリュウグウ王国にクーデターをしかけ、その争いに麦わらの一味も巻き込まれる形となります。インペルダウン以降ルフィーが世話になっているジンベイ親分が、仁義を立ててリュウグウ王国の危機を救おうと一計を案じます。魚人たちの心に根付いている根拠のない人間嫌いの気風を一掃して、麦わらのルフィーを島民たちのヒーローに祀り上げるんです。新魚人海賊団て弱いんですけどドーピングで超人的な力を発揮するんです。玉手箱に入ってた怪しげなカプセルを盗んだみたいですよ。空気がないと生きられない人間のゾロやサンジ、ましてや海水に触れるとたちまち力を失う悪魔の実の能力者のルフィーたちが、はたしてこの深い海の底で戦えるのか疑問ですね。麦わらの一味は10人ほどですけど、敵の魚人海賊は10万人もいるんです。さらに新魚人海賊団を率いるホーディ・ジョーンズは幽霊船の船長バンダー・デッケン9世と手を組んで事が複雑になります。バンダー・デッケン9世はマトマトの実の能力者で、一度触ったものに対してどこからでもどんなものでも投げて当てることができるんです。狙われているのは人魚姫シラホシ。結婚してくれないなら死ねといって色んなものを投げつけて来るので10年間シラホシは外に出ることも出来ず苦しんでいました。そして新魚人海賊団との結託によってあろうことか巨船ノアを彼女に向けて放ったんです。このままでは島にぶつかって大惨事になります。果たしてルフィーたち麦わらの一味は魚人島を救えるのでしょうか。バンダー・デッケン9世が乗っていた幽霊船、フライング・ダッチマン号でした。ワーグナーのオペラ『さまよえるオランダ人』や映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』にも出てくる伝説の船です。今回はいろんな意味でパロディ満載でしたね。面白かったです。
2015/10/22
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実写版のデスノート、前編だけ見てそれっきりになっていたんです。死神リュークのことをアンコウ呼ばわりしていた大将が、見ようと言い出したのでアニメ37話、時々居眠りしつつ見切りました。『これってさ、見てると暗い気持ちになるよね。』モンスターって言うアニメ見てたときもこんな感じでしたね。人間の命がこんなに軽々しく削除されていいいのかとやるせない気持ちになるんです。前編しか見ていなかったので知らなかった事がたくさん出てきました。オプションで『死神の目』を持つことができるんです。自分の寿命の半分と引き換えに。デスノートにはいろんな掟があって、最も基本的なものがそのノートに名前を書かれたものが死ぬというものですが、殺すためには名前を知ってるだけではダメでその人の顔を知らないといけないんですね。逆に顔を知っているだけで名前を知らない場合も殺せません。『死神の目』を持つと、人を見ただけでその人の名前と寿命が見えてしまうので、早い話しが偽名を使う人でも初対面で殺せてしまいます。もう一つ前縁には出て来なかった『もう一冊のデスノート』とその所有者、そしてそれに付随する死神レムが登場します。死神も死ぬって言う現象も。第2の所有者は天然のアイドル系女子で、その子が出て来るときだけちょっと場が和みます。各話の途中でデスノートの掟がアイキャッチとして出て来るんですけど、ものすごくたくさんあるんですね。ご興味ある方は検索してみて下さい。死神にもルールがあるみたい。捜査を混乱させるためにウソのルールを死神に書かせたりもするんですよ。全編を見て落としどころが上手いなとちょっと感心したんですが、大将は別の展開を望んでいた様子。最終回はちょっと話の展開にムリがあったきもしますが、まあ元々死神が出て来るところから普通じゃないですからね。『DEATH NOTE』(デスノート)は、原作 - 大場つぐみ・ 小畑健による漫画で少年ジャンプに2006年まで連載されていたそうです。ちょっとダークですが、面白い話しでした。
2015/07/26
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自転車に続いてハマったスポーツ系アニメはバレーボールでした。大将は中学から大学までバレー部だったし、私も中学の一時期バレー部にいたことがあるので二人ともバレーにはご縁がありこれは盛り上がりました。でも私たちがやってた頃と随分ルールが変わっていたのでそれにも驚きましたね。最近は当たり前になってますが以前はリベロもいませんでした。サーブ権がないと点数も加算されて行かなかったからサーブ権が行ったり来たりするだけで凄く試合に時間かかってましたしね。リベロ制が導入されたのは1998年、ラリーポイント制になったのは1999年だそうです。今は足で蹴ってもOKなんですね。以前は膝から下はアウトだったんですよ。それにサーブがネットにかかったらアウトだったのが、それもOKになってるし。一番ビックリだったのはボールがカラフルになってることです。昔はバレーボールは白かったんですよ。皆さんご存知?それとタイトルの『ハイキュー』、これ漢字で書いたバレー(排球)のことでした。日本語で押してる野球や卓球はそれだけ日本に定着している時間が長いという事でしょうか。サッカー(蹴球)、テニス(庭球)、バスケットボール(籠球)はカタカナが普通ですもんね。気になって他の球技も調べてみました。ハンドボール(送球)、ソフトボール(塁球)、アメリカンフットボール(鎧球)、ラグビー(闘球)、バドミントン(羽球)だそうです。誰が命名したんでしょうね。ダンスのスタンダード競技もそうですが、バレーボールは長身が有利です。主人公の日向は小柄なんですが、それをカバーするに有り余る抜群の運動神経とジャンプ力を兼ね備えていました。でもバレーは一人では出来ないんですよね。小学校の時にテレビで見た春高バレーに憧れて中学でバレー部入りを志すも仲間がいないんです。やっとかき集めたメンバーで地区大会の予選に出場しますが、そこでいきなりバレー強豪校と当たり、コート上の王様と呼ばれる天才セッター影山に完敗します。高校に入って必ずリベンジと思っていたらなんと同じ高校に影山も入学。この二人が過去の強豪、飛べない鳥と言われていた烏野(からすの)高校バレー部に素晴らしい化学反応を起こすんですよ。影山の凄い所はアタッカーの最高打点にピンポイントでトスを上げられることなんです。普通はセッターのトスにあわせてアタックに飛ぶんですが、日向はブロックのいない所に走ってボールを見ずにジャンプ、するとそこへ奇跡のようにボールが上がって来て誰も予想出来ない超スピードのクイック攻撃が決められるんです。相手チームの『今のは何だったんだ?』という魔法を見たような表情がなんか自分の手柄のように感じてテンション上がりました。全25話、インター杯予選で次々と強剛に当たり飛べなかったカラスの飛躍に湧きます。第2シーズンが今年の秋からスタートするそうなので、また続きが楽しみです。
2015/07/04
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インターハイなんて自分が高校生の頃は全く縁がありませんでしたが、そういった選ばれた人になる事に対する憧れはありました。社交ダンスはインターハイなんてあるんでしょうか。そういうのがあると、もっと競技人口が増えて世界で戦える若者が増える気がしますね。さて今日ご紹介するのはインターハイ半ばで終わっていたアニメ『弱虫ペダル GRAND ROAD』第一期(38話)に続く第2期24話のお話です。3日間に渡って箱根の山を激走する自転車レース。物語は2日目の大詰めから始まります。総合優勝の他に1日目、2日目の優勝というのも非常に大きな栄誉なんですね。王者である神奈川の箱根学園、エース御堂筋率いる京都伏見高校、そして主人公小野田坂道を擁する千葉の総北高校が2日目ゴール直前で必死のバトルを繰り広げます。京都の御堂筋(みどうすじ)君は人間とは思えない形相で走るのでキモいんですが、子供時代の悲しいエピソードが紹介されたりして嫌みな性格にも少し共感が持てるようになりましたよ。大将が真似するので余計めんどくさい…。メインは最終日の死闘なんですが、クセのある選手たちのここに至るまでのドラマが織り込まれていてどんどんストーリーに引き込まれて行きます。3日目に入るとさらにキャラの濃い広島呉南高校の登場です。去年地元開催だったインターハイでの雪辱をはらすために狡猾な手段を繰り出してきます。自転車の事はよく分かりませんが、一人で走るより何人かで固まって走る方が風の抵抗を受けない分体力を温存しつつスピードに乗れるらしいんです。2日目のゴール順に3日目はスタートします。2日目終盤でゴール争いをしていたエース達が先にスタートして、それに追いつくためにチームメンバーの垣根を越えて集団を作るんです。『協調』と呼ぶんだそうですよ。集団の先頭で牽引する役目の事を『集団を引く』と言っていましたが、まさに電車でいったら機関車両。引きの人が交代しながら風表に立つ、まさにブリザードの中で卵を温める皇帝ペンギンにも似た行為ですね。大集団になればなるほど引きの交代要員が増えますからすごいスピードが出せるようです。呉西の待宮は後方集団をまとめあげて弾丸列車のような勢いで先頭集団に迫ってきます。長いロードレースにはいくつもの勝負所があって、ここ一番の本気勝負が繰り広げられていきます。何十キロも走って更に全力漕ぎなんて信じられない気もしますが、インターハイ出場の人たちは一年間そのためにそれこそ死ぬほどキツい練習を積んで来てますからここ一番でも力を出せるんでしょうね。最終日はチームの中の誰でもいいから先頭でゴールさせるのが究極の目的。その総合優勝のために全てを出し尽くし思いを繋いで、ある意味チームメートの屍を踏んで先に進む決別の哀しみのようなシーンも多いんです。ここまで死ぬ気で頑張った経験を高校生のうちにすると、精神的に強くなれるでしょうね。優勝するとステージの上の15センチの台の上にチーム全員が乗れるんですが、そのためにどれほどのトレーニングを積んだのかその高さは15センチと言えども計り知れない高みです。そして優勝と準優勝の違いもこれほどまでに明暗を分けるのかと思いました。ここのところ僅差で準決勝に甘んじている自分を反省しましたね。もっと1ポイントにこだわらなくてはいけないと。スポーツもののアニメにはいつも力もらってます。また頑張ろう!
2015/06/19
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忍者というのは戦うのが宿命なんでしょうね。そのために小さな頃から修行を積んでいるといってもいいかもしれません。一度も戦わずに天寿を全うする忍者は、もしいたとしてもごく少数でしょう。世界制覇を目論む暁(あかつき)に対し、忍者五大国が一丸となって戦う第四次忍界大戦がもうすぐ始まろうとしていました。木の葉の郷では戦争の準備が着々と進められています。そんな中、ナルトは特別任務を与えられて航海に出ることになります。これはNARUTO 疾風伝(五影編)から続く、疾風伝222話 - 242話(総和数442-462)までのお話です。タイトルが『船上のパラダイスライフ』ですから、明らかに息抜きというか箸休め的ストーリーが想像されますよね。ご想像の通りでした。ナルトに与えられた特別任務というのは嘘で、実は暁の狙う人柱力、つまりナルトを隠そうというのが五影会議での決定事項。そのまま『隠れてろ』と言っても納得するナルトではないので、ヤマト隊長やガイ先生らと一緒に『特別任務』とダマされて航海に出ることになったんです。ただし、行き先は雷の国と決まっていました。暁に捕らえられていないもう1人の人柱力、八尾を宿すキラービーに尾獣のコントロール方法を教わってナルトの九尾の暴走を止めようという訳です。一話完結の小話で、郷の仲間の成長を紹介したり、航海途中にナルトたちが遭遇する事件を描いたりといった内容で誰が死ぬでもなく楽しく鑑賞出来ました。ロックリーの師匠ガイ先生はずっと船酔いでしたね。木の葉の旗印の帆船で航海するんですけど、悪役が海賊や山賊だったりするので頭の中で『ワンピース』と混ざるんです。女ヶ島みたいなクノイチばっかりの島も登場するし、ナルトが海に飛び込んだ時、思わずルフィーと混じって『おぼれる!』とか思ってしまいました。さて、次はいよいよ大戦に突入でしょうか。忍者と怪獣たちの大戦争、リアルではごめんですがアニメではOKです。
2015/06/02
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みなさんはダンスノートつけておられますか?ダンス技術の覚え方でもお話ししましたが、『書く』行為は記憶を助ける働きがあるんですね。昨日習ったのに忘れてしまうことを年のせいにしないで、ノートに習った事書くとダンス技術の向上に役立つかもしれません。私も書いてますよ。ブログという形で。今日ご紹介するのはノートを人一倍活用してテニス界で急成長を遂げて行く少年のお話です。丸尾栄一郎、通称エーちゃんは高校1年生。学年トップクラスの成績で彼の美しいノートは同級生に重宝がられていました。運動不足を解消する目的で訪れたテニススクールで彼の人生は大きく舵を切ることになるんですね。同級生のアイドル、なっちゃんがそこでプロを目指して頑張っていました。始めは小学生にバカにされるほど体力もなしテクニックもなしだったエーちゃんでしたが、習った事、気付いた事、全てをノートに書いて学習し、驚くほどのスピードで上手くなって行くんです。生まれもっての優れた動体視力と記憶力の良さはさらに成長を助け、地味な反復練習を苦にしないまじめな性格も幸いして1年後には神奈川県大会ベスト4まで到達します。もっと上手くなりたい栄一郎は両親とも相談して勉強とのバランスを次第にテニス重視の方向に転換して行きます。『全日本ジュニアで優勝できなければプロを諦める』両親との約束は非常にハードルの高いものでした。高校2年の冬休み、アメリカに短期テニス留学するまでの全25話、とても面白かったです。ちょっとまじめすぎる栄一郎、今時の高校生にこんなやついないだろうって気もしましたが、目標に向って少しずつ着実に進んで行く姿に共感を覚えました。オープニングの曲『Believe in yourself』が、最近ダレ気味の自分に発破かけてくれて好きですね。この4月から第2シーズンが始まって、アメリカでの苦労話が描かれています。公式サイトはこちらです。
2015/04/16
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今週入学式を迎えたみなさんは、もう部活なにするか決められたでしょうか。小学校の頃からずっとサッカーとか、ずっと野球とかでこの先もずっとそれだと決まっている人はともかく、大多数は先輩たちの勧誘とか自分の趣味を生かして新生活をエンジョイしたいと思ってるはずです。今日ご紹介するお話の主人公はアニメ大好き小野田坂道(おのださかみち)。どうみても体育会系とは思えないアキバ系の高校一年生です。高校に入ったらアニメ好きが集まる部活に入りたいと思っていたんですが、残念ながらアニメ部はなかったんですね。同士5人で部を作れるというのは、『競技かるた部』でも『書道部』でもそうでしたが、今回はそう言った流れではなく、『競技自転車部』に入る羽目になってしまいます。実は坂道くん、小学校4年でママちゃりを買ってもらってから、毎週欠かさず自転車でアキバに通っていたんです。電車賃を節約してそれをアニメグッズに投入しようという訳です。千葉県に自宅があるので片道45キロ、往復90キロですよ。普通出来ませんね。しかも遠くまで行かないようにという親心で、こいでもあんまり進まない加工が施された子供用自転車だったんです。高校になってもその自転車で通学。みんなゆるい坂の正門から通っている中、彼だけは急な裏門の坂をアニソン熱唱しながら楽々とママチャリで上って行きます。その姿を目撃されるんですね。クールで競技自転車に燃えてる同級生の今泉くんに。トレーニング目的でその激坂を登ろうとしていた今泉くんにとって、ママチャリで笑いながら、しかも立ち漕ぎもせずに坂道を上ってく小さな少年が信じられませんでした。関西からの熱くて親しみやすい同級生、鳴子くんも加わって競技自転車部に入ることになります。自転車って『回す』って言うんですね。ルールとか全然知りませんでしたが、個人戦の他にチーム戦があって、インターハイなどはそれぞれ得意分野を活かして6人でチーム組むそうです。坂道くんはその名の通り登りを得意とする『クライマー』。平地を得意とする『スプリンター』は車と同じくらいスピード出るみたいですよ。そしてこういったスポーツ系アニメに必ず出て来るかわいいマネージャー。それに高校生とは思えないくらいたよりになる大人びた先輩たち、濃いキャラのライバルたちも登場。原作は渡辺航のマンガ『弱虫ペダル』、私が見たアニメは2013年10月から放映された第1期『弱虫ペダル』全38話で、インターハイの途中で終わってました。坂道少年の意外性や最下位からの逆転劇が見物ですよ。とても元気もらえました。
2015/04/10
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怪人二十面相といえば明智小五郎ですよね。そして少年探偵団。小学校の頃、図書館でこういうのばっかり借りて来て読んでました。名探偵明智小五郎の明察な推理にワクワクし、小林少年を筆頭とした少年探偵団に憧れたものです。ああ、自分も出来ることなら少年探偵団に入れて欲しい。今どきはそういう子供はいないかもしれませんねえ。さて、今日ご紹介するのは怪人二十面相が明智小五郎よりカッコ良く描かれているアニメです。主人公は深窓の令嬢、千津子。すでに両親は亡く、遺産を受け継いだ千津子の後見人として叔父・叔母夫婦と大邸宅で暮らしています。この叔父さんたちがワルでね。叔父さんより叔母さんの方がもっとワルなんですが、千津子の食事にちょっとずつ毒を混ぜて暗殺を企んでいます。家に代々伝わるルビーのネックレスを狙っていた怪人二十面相が、千津子の気の毒な状況を見かねて彼女を連れ出してくれるんです。そこから世界をまたにかけた冒険が始まります。一味は男ばかりで11歳の千津子はチコと呼ばれてみんなからかわいがられます。頭のいいチコは次第に語学や格闘のスキルを身につけ仲間として認められる存在になって行くんですね。リーダーの二十面相はチコに『自分で見て、聞いて、考える』ことを教えます。驚いたことにチコは運動神経も抜群で、一味がサーカス団に化けて興行を打つと綱渡りまでやってのけるんです。楽しい盗賊稼業もある日突然終わりを告げます。チコは日本に連れ戻され、仲間として働いていたことは伏せられて、誘拐されていたかわいそうな『二十面相の娘』として世間から注目を集めます。緊迫した展開だったのにここから急にチコの中学生活が始まり少女探偵団なるものが出来たりして中だるみしますが、再び緊迫する最終章に向けての箸休めと言った感じでしょうか。明智小五郎も登場するんですけど、全然冴えない脇役でしたね。第2次世界大戦末期、研究員だった二十面相は軍事利用されそうになった危険な負の遺産を壊滅させるために日本に舞い戻って来ます。『東京でオリンピックが開かれることになったらしいよ。』と言う会話が出て来る時代背景なので、レトロな東京の雰囲気やファションが楽しめます。怪人二十面相,不死身ですけどいつも怪我してる感じでしたね。困った時に現れる巨大な飛行船、いったいどこに隠してるのかなとか、つい突っ込みを入れたくなりながら全22話見きってしまいました。2008年にフジテレビ系列でオンエアされた作品で、原作は小原愼司。江戸川乱歩の孫に許可を得ての制作だそうです。わりと、おもしろかったですよ。
2015/03/12
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都会育ちの書道家と五島列島の島民たちとの交流を描いたアニメを見ました。五島の言葉って博多弁に似てるようで似てないですね。『なんばしようと?』くらいなら分かるんですが、こんなの分かります?『うんにおえぎいっ。』(訳:海に泳ぎに行く)『おけがまくっちした。』(訳:大怪我しそうになった)ちなみにタイトルの『ばらかもん』は元気者という意味だそうです。島の生活は私の生まれ育った昭和の下町にも似てなんだか嬉しくなりました。玄関の鍵なんてあってないようなもんだし、子供たちは夏休みになると虫とったり海で遊んだり。お祭りや引越などのイベントは島民全員参加で、持ちつ持たれつ感が最近忘れていた人付き合いの暖かさを思い出させてくれました。主人公の半田清舟(23歳)は都会の書道家の家に生まれたサラブレッドですから、子供の遊びなんかにはほとんど無縁で祭りにも行った事無いし孤高の人生だったんです。本も数冊出してるし書家としても認められていて書展でもいつも入賞。そんな彼がなんで島に行くことになったかというと、自分の字を『実につまらん字だ』と言われたのにカッとなっておじいさん館長を殴っちゃうんです。いわゆる島流しですね。島には面白い子供がたくさんいました。ばらかもんの琴石なる(6歳)は、半田に多大な影響を与えるんです。子供なんですけど行動や言葉に真理を突いて来るところがあって、半田が自分を成長させて行くインスピレーションになって行きます。なるの親友の久保田ひな(6歳)は超人見知りなところが自分の子供時代とかぶります。半田の住まいを基地として使う中学生のミワとタマ、高校生のヒロシ。個性豊かな島の登場人物に加え、東京からやってくる半田の友人で画商の川藤や18歳の書道家・神崎などなど、12話で終わるの勿体ないバラエティに富んだキャラが次々やってきてとっても面白かったです。五島出身の友達のこと思い出しながら大将も巻き込んで2度見ました。ヨシノサツキ原作の単行本も10巻まで出ていて累計200万部突破だそうです。これは、お薦めです。公式サイトはこちら。
2015/02/17
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巨大な尾獣の力を結集して世界制覇を目論む暁(あかつき)に立ち向かうべく、忍者五大国の長が一同に会す五影会談が招集されました。これは NARUTO 疾風伝(過去篇 〜木ノ葉の軌跡〜) から続く、疾風伝197話 - 221話(総和数417-441)までのお話です。昏睡状態の五代目火影に代わって木ノ葉の郷から会談に向かったのは志村ダンゾウでした。忍者には暗部という特殊部隊が存在して、そこの長だった言わば影の大物です。郷を抜け反逆者となったサスケに対して暗殺命令を下します。ナルトやサクラだけでなく、アカデミーの同期としてサスケの更生を望んでいた仲間たちもショックを受けました。五影は火影、水影,雷影、風影,土影の5人なんですが、それぞれ郷をまとめる長だけあって強者ぞろい。もちろんお付きの者たちも精鋭ぞろいです。最年少の風影ガーラ、久々のお出まし。会談は武士の治める鉄の国で開催されました。しかしその会談中に暁のメンバーとして働いていたサスケ一行が襲来します。そして暁の黒幕であり、昔ウチハ一族の最強忍者であったマダラも登場。五影たちに第四次忍界大戦の宣戦布告です。 久しぶりにナルトとサスケが相見えるんですが、ダンゾウを殺したサスケはすっかり悪が板について来たというか、まるでナルトと対立することを運命付けられているかのように対照的になっていました。実際マダラから古より続く呪いの連鎖の話しが語られます。マダラの力は強大で、まだ本気出してませんけど出されたら五大国全滅しそうな予感。この人、生きてるのか死んでるのかよく分かりませんが時空間忍術とかいうブラックホール扱えて、しかも危険思想の持ち主です。ダンゾウが死んで次の火影はカカシという話しが一瞬出ましたが、ここで五代目が復活します。綱手は見た目20歳の美貌なんです。でも昏睡状態の時は『50のババア』だったみたい。←この表現が出て来るたびにちょっと引っ掛かるものがある老け顔は映像に一度も登場しませんでしたね。誰かがカメラとの間に入って見えない状況を作り出してました。子供の夢壊すもんね。暁に対抗するためナルトは大ガマ仙人の予言に基づき自来也の遺言を実行します。それは九尾を暴走させかねない危険な賭けでもありました。まだ暁に捕らえられていない尾獣は雷影の弟の八尾とナルトの九尾だけ。大戦は忍者同士の戦いというより、ガマやら蛇やら尾獣やらの怪獣戦争でもあるようですね。続きも楽しみです。
2015/02/06
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感動的に終わったペインとの戦いのあと、壊滅的打撃を受けた郷の復興が進む中、いまだ昏睡から戻らない五代目火影・綱手に代わって六代目が選出されようとしています。ここでは箸休めのような1話完結のお話が続きました。まだナルトが子供だった頃、サスケも仲間だったしアスマ先生も生きていて、猿飛ヒルゼンが木ノ葉の郷の三代目火影だった頃。これはNARUTO 疾風伝(ペイン来襲編)から続く、疾風伝176話 - 196話(総和数396-416)までのお話です。九尾を封印された子供として郷の皆から恐れられ疎まれて来たナルトは、親も知らず友達もなく寂しい子供時代を送っていました。自分の存在を認めて欲しくてわざと派手な悪戯をしたり、人気者のサスケに強烈なライバル意識を持ったり。初めて一人の人間として彼に向き合ってくれたのはアカデミー担任のイルカ先生でした。でもイルカ先生も九尾によって両親を殺されたという悲しい過去を背負っていて、その九尾の人柱力であるナルトには複雑な感情を持っていたんです。先生と言っても人の子ですからね。アカデミーを卒業した後、忍者としての実地訓練でナルトを指導したのはカカシ先生でしたが、クールで強いカカシ先生にだって子供時代はあり親をなくした哀しみがあり、ちょっとしたラブロマンスもありました。忍者というのは命をかけた戦いが仕事なのでよほど強いか運が良くないと長生き出来ないんですね。そのため親のいない子がたくさんいて、郷全体が次世代を育むスタイル『火の意志』を持って成り立っています。『一日学べば一日の師である』これは以前習っていた合気道の教えですが、明日の命の保証がない忍者にとって後継者育成は郷の存続に関わる大問題でしょう。子供の頃から伝承のワザを仕込み、小学校卒業したらすぐ任務に就くみたいな厳しい世界。好きなことを学んだり忍者以外の職業に就くなんていう選択肢は初めからないわけですね。当然ですが社交ダンスなんてまるっきり出てきません。夢と言ったら郷のトップ『火影』になるとか、親を越えるとか師匠を超えるとか、目標が近くにあるので比較的道を外れ難いのかもしれません。こういったエピソード集はいままで脇役でしかなかった登場人物の人柄が深く知れて面白いですね。今回ご紹介している過去篇 〜木ノ葉の軌跡〜(第176話 - 第196話)はアニメのオリジナルストーリーです。原作に影響を与えない程度に創作されたお話ということですね。ワンピースでもテレビオリジナル編というのが原作が追いつくまでの時間稼ぎとして挿入されていましたけど、脚本を書かれた方の腕がいいんでしょうね。とても面白いし違和感がないんです。私のように原作を読んでいないものにとってみたら『そういうこともあったんだろうな』と楽しめる息継ぎでした。
2015/01/16
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溶けて行くアイスを持ったまま、ナルトは泣いていました。伝説の三忍の一人、自来也が暁のメンバーであるペインによって殺されたというニュースが木の葉の郷にもたらされたのです。親の愛を知らないナルトにとって、自来也は師匠であると共に親のような存在でした。そして自来也を亡き者としたペインが木の葉の郷に来襲します。これはNARUTO 疾風伝(六尾編)から続く、疾風伝152話 - 175話(総和数372-395)までのお話です。圧倒的な力の差で、木の葉の郷はみるみるうちに破壊され、壊滅的な状態になってしまいます。忍者って長生き出来そうも無いですね。大切な仲間たちが次々と命を落として行きます。まさかのカカシ先生まで….。火影の命によりナルトは別世界で修行中でした。連絡係のガマが殺されてしまって、郷が大変なことになっていることを知らずナルトはひたすら修行に打ち込みます。自来也の師であったガマの長老フカサクから、ペインに対抗するための仙人モードを学ぼうとしていました。自然エネルギーを取り込んで身体能力を爆発的に強化する技です。『動くな』と言う修行なんですが、東京タワーの先端で座禅組むみたいなもの凄い集中力とバランスが要求されます。自来也は死の間際にガマの背中に暗号を残していました。木の葉の暗号解読班がこれに挑みます。ペインは6人いて『ペイン六道』と呼ばれる凄技の使い手たちですが、その技を見たものは殺されてしまうのでなかなかペインに関する情報が集まりません。自来也が倒しフカサクが郷に持ち帰った一人のペインの死体と雨隠れの郷の死体運搬人は貴重な情報源でした。死体は身体中に受信機を刺していて、それを操る謎の人物こそ本物のペインということが判明します。本物のペインがなかなか正体を現さないんです。ナルトと同様、自来也の弟子だった男。『ヒーローは遅れてやって来る』というのが定石ですが、その通り、ナルトはほぼ全滅状態の木の葉の郷に戻って来ました。歌舞伎役者のような隈取りと自来也のような出立ちで。この対決は見応えが有りましたね。バージョンアップしたナルト対ペイン六道もさることながら、本体との心理戦もハラハラドキドキでした。人類の壮大なテーマ『憎しみの連鎖を断ち切り平和な世界をもたらす』ために、何をすればいいのか。それが師匠である自来也の夢でした。多分世界中の人が平和を望んでいると思いますが、親しい人が殺されたりすると敵討ちしたくなりますからね。そうやって復讐の復讐、報復の報復が今も世界のどこかで繰り返されています。ペインは決定的な痛みを持ってしばしの平和を得ようとしました。原爆を使って戦争を終わらせる方式です。それに対してナルトが出した答えは?郷の人たちに忌み嫌われ、寂しい子供時代を送った落ちこぼれナルトがこんなに立派に成長するとは。ハリウッド映画のような終わり方でしたね。アニメですけど感動しました。(3回繰り返してみました)お勧めです。世界中の人々にも。
2014/12/16
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テーマは『師弟の信頼関係』でした。街一つを破壊するほどの強力な術を持った土蜘蛛一族は、先の大戦の協定によりそれを禁術とする代わりに一族がピンチの時は木ノ葉の里から助っ人を出すという決まりになっていました。ヤマト隊長、ナルト、サクラ、サイの第7班に緊急指令が下ります。禁術を相伝した孫娘の住む葛城山が襲撃を受けた様子。これはNARUTO 疾風伝(自来也VSペイン・サスケVSイタチ編)から続く、疾風伝144話 - 151話(総和数364-371)までのお話です。孫娘のホタルは一族から疎まれていました。禁術を狙った賊がいつ彼女を狙って襲ってくるか分からない状況で、そのとばっちりで被害に遭うことを怖れたからです。そこで里から離れた葛城山で、従者である老人のトンベエと風来坊のウタカタと3人で暮らしていました。ウタカタは霧隠れの里からの抜け人で、師匠殺しの罪で追われています。怪我の手当をしてもらったことを恩義に感じて成り行き上ホタルを助けますが、自分のことを『師匠と呼ぶな!』とホタルを拒み続けていました。ウタカタは師匠に殺されそうになったことがトラウマになっています。ウタカタの術はシャボン玉を自由に操ることで、ジョジョのシーザーの忍者版と言った感じです。ひょろっとしてて見た目弱そうなんですが、霧隠れの里でも必要とされる人材でかなり強い。師匠は実は自分を殺そうとしたのではなく助けようとしてくれていたのだと言うことを、ナルトや周りの人たちの話しから感じ取って行きます。最終話では特に男前でした。権力を求める土蜘蛛一族の生き残りシラナミによって無理矢理禁術を発動させられたホタル。彼女を命がけで救ったのは、ホタルの『師匠』であるウタカタでした。NARUTOがただの忍者ものでないのは『尾獣』の存在があるからでしょうね。強大な力を持った怪獣で、ただ一つの制御法は人の体の中に封じ込めること。ナルトの身体にはシッポが9本の九尾が入っていますが、実はウタカタの身体にも六尾が入っていたんです。尾獣の持つエネルギーを世界征服に利用しようとしている集団『暁』も彼を追っています。皆さんはダンスで、どんな師匠,どんな弟子ですか?先生と生徒、必ずしも深い信頼関係で結ばれていなくても学問や技の習得に支障はありません。教えてもらう代わりにだいたいは報酬を払いますからね。ただ生徒としてはもっと目をかけて欲しいし、かまって欲しいし、出来れば自分が知らない才能なんかを見つけ出して伸ばして欲しい。報酬以上のものを望んでしまうんですよね。いろんなことを教えてもらっても、結局は自分で試行錯誤して自分でコツをつかみ取らなければ身にならないと言っていたナルトの言葉は本当だなと思いましたよ。先生としてみれば、何度同じこと言っても進歩がない生徒より、どんどん吸収して自分を越えるような成果を出してくれる生徒の方が教えがいがあるでしょう。まあ覚えが多少悪くても金払いのいい生徒は手放したくないでしょうけどね。忍者の師弟関係にはお金のような媒介するものがありませんから、間に信頼関係がないと成り立たないのかもしれません。大蛇丸のように命を報酬に求める師匠もいますが...。ナルトの師匠だった自来也は、身勝手な所はありましたがいい師匠でした。厳しいだけでなく優しさももちあわせていて、九尾のパワーに圧倒されそうなナルトをまさに命がけで救ったこともあります。久しぶりのナルトは面白かったですね。また忍者のマイブーム復活の兆しです。
2014/12/04
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アニメにもいろいろなジャンルがある中、今日ご紹介する作品はゴシックファンタジーというカテゴリーに分類されるらしいです。ゴシック建築の教会が舞台になってる死神がらみのアニメですが、クリーンなイメージの教会にはジャニーズ系のかっこいい司教様たちばかりで、女性は脇役的シスター以外出て来ないので清純派の乙女(もしくは腐女子)がターゲットとなっている物語りだと思います。深夜に半分寝ながら全25話アニメ見ているのを大将が横目で見て、『エヴァンゲリオン?』と聞いて来たのは、アヤナミという登場人物やキリスト教絡みの単語が耳に入ったからでしょうね。主人公はテイト=クラインという名の少年です。緑色の目がとても印象的で、ミカゲという親友がいました。二人はバルスブルグ帝国の陸軍士官学校生。幼い頃の記憶を失っていたテイトは、実は先の戦争で滅びたラグス王国の王子だったんです。戦争前はラグス王国とバルスブルク帝国という2つの超大国によって治められていた世界。ラグス王国を守護していたミカエルの瞳という石はテイトの手の中に封印されていました。バルスブルク帝国陸軍の上官であるアヤナミに父を殺されたことを思い出したテイトは軍からの脱走を計り聖域とされるバルスブルグ教会に匿われるんです。この教会にはコールという魔物に取り憑かれた人を癒す司教がいました。コールは遠い昔に人間世界に舞い降りて災いをもたらした死神フェアローレンの使いで、願いを3つ叶える代わりに魂を抜き取り、骨で出来た翼が生えて身体を乗っ取る恐ろしい輩です。司教たちは、かつて天界から使わされフェアローレンを封印した7人の死神の生まれ変わり。カッコいい男たちなんですけどそれぞれ特種能力を持っていて、戦うときは鎌もってマント着たドクロに変身したりします。まだ未熟なテイトにはフェアローレンの生まれ変わりみたいなアヤナミと対等に戦う力はないので、とりあえずフリーパスでバルスブルグ帝国に出入り出来るように司教試験を受けることになりました。そして巡礼の旅に出るところで終わります。どうも舌がもつれてバルスブルグをハプスブルグと言ってしまったり、優しすぎるシスターたちにイラついたり、美しすぎる登場人物にベルバラの世界を重ねたりしながら見ていました。『07-GHOST』(セブンゴースト)は、2009年にテレビ放映されたアニメで、原作は『コミックZERO-SUM』(一迅社)に連載されていた雨宮由樹と市原ゆき乃の漫画です。登場人物も多く、ザイフォンと呼ばれる文字系オーラのような独自の戦闘法を始め目新しいものもいろいろありました。基本ゴシックファンタジーなのでキリスト教風の善とナチス風の悪にいい死神と悪い死神が宿って戦うといったところでしょうか。テイトとミカゲには男の友情というよりボーイズラブ的なムードを感じましたね。ご興味ある方は、こちらが公式サイト>です。
2014/10/24
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ありのーままのー姿見せるのよーこの夏、空前の大ヒットになったアナと雪の女王。歌も大ヒットしましたのでよく耳にしました。スーパーのヨーグルト売り場通ると、この歌が流れるんですよ。みんな口ずさんでましたね。(わたしも)雪の女王というと私はアンデルセンの童話しか知らなかったので、ブームだったのにボケてました。『アナって誰?』少年がさらわれる話しじゃないんだっけ?みたいな。アレンデール王国の王女エルサは生まれつき雪や氷を作る魔力を持っていました。その力は成長と共に増大し、妹のアナ王女と遊んでいるとき過って彼女を傷つけてしまうんです。パワーを怖れた王はエルサを隔離。2人は離ればなれのまま10年の月日が流れます。王と王妃が事故で亡くなり、エルサは女王として即位することになりました。戴冠式の日、エルサは魔力を制御して何とか式典を乗り切ろうとしますが、妹のアナが知り合ったばかりの王子と結婚するなんて言い出したので氷の魔法が暴発してしまいます。魔力に恐れをなす人々を後に、誰も傷つけたくないエルサは一人遠い山にこもり氷の城を建てて例の歌を歌うんです。『少しも寒くないわ』そうでしょうね。氷の城、とってもきれいです。歌うエルサの表情もとても豊か。でも一人で氷の城に閉じこもってご飯とか食べないのかな、なんていりもしない心配をしてしまいます。ワンピースの青キジみたいな人です。『アイス・エイジ!』とか言ってくれるとウケたのになあ。 夏なのに冬になってしまった国を何とか元に戻してもらおうと、アナがエルサに会いに行きます。さて、どうやって戻すんでしょうね。それは見てのお楽しみ。『アナと雪の女王』(原題:Frozen)は、2013年公開のディズニー・アニメ。2013年度アカデミー長編アニメ映画賞受賞作品です。ハロウィンは、世界中にアナとエルサが溢れそうですね。競技ダンスのフロアにも登場するかも…。
2014/09/29
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ルフィーの兄エースの公開処刑の日、海軍本部マリンフォードでは物々しい臨戦態勢を敷いていました。グランドライン最強の白ヒゲ海賊団が、仲間であるエース救出に巨大艦隊を送り込んで来るという予想のもと、赤犬,青キジ,黄猿の海軍三大将始め、王下七武海、そして海軍精鋭部隊が大集結。一方海底監獄インペルダウンから脱獄したイワンコフ、ジンベエたちも、ルフィーに同行してエース奪還のためマリンフォードに急行していました。果たして処刑前にエースを救い出すことができるのか。これはワンピース インペルダウン編に続く459話から516話までのお話です。海軍大将の1人である赤犬は今回初登場だったんですがとんでもない奴でしたね。マグマグの実の能力者で、いわゆるマグマ人間なんです。しかも海賊をダマして親分白ヒゲに刃を向けさせるという頭脳戦も出来るし、何でも溶かすし、こんな人は絶対敵に回したくありません。でもワンピースは海賊が主役の物語りですから海軍はいわば敵なんですよね。青キジは何でも凍らせることができる氷結人間でした。黄猿は光を操れるピカピカの実の能力者でビーム攻撃とかされるのでこの人も半端ないんです。対する白ヒゲはグラグラの実の能力者。いわゆる地震人間なんですがゆらせるのは地面だけではなく空気も島も海も動かせるので世界を滅ぼすほどの威力を持っています。仲間を家族のように大切にしていて、船員たちも彼を『おやじ』と呼んで慕っていました。大海賊団なので部隊編成されていて、隊長はみんな自分で海賊団を率いることができるほどの能力者揃い。その中でエースは2番隊の隊長だったんですが、部下の黒ひげが海賊団の掟を破って逃走したため追跡し逆襲にあってインペルダウンに幽閉されていたんです。頂上決戦も能力出し合いで大戦争でしたが、そのほかにルフィーとエースの子供時代の話しが出て来ました。この2人、実の兄弟じゃなかったんですね。エースは海賊王ゴールド・ロジャーの息子、ルフィーは革命家ドラゴンの息子でどちらもルフィーの祖父ガープによって山賊に預けられるんです。もう1人サボという名の悪ガキと3人でつるんで義兄弟の契りを結び、将来海賊になる誓いを立てていました。海軍中将のガープは板挟みで辛い所ですね。ルフィやエースを敵に回さなければならない運命です。このマリンフォード頂上戦争での一番の山場はエースの死、そして白ヒゲの死でしょうね。戦争を終結させたのは赤髪のシャンクスでした。ルフィーに麦わら帽子くれた大海賊です。ルフィーは身も心もズタズタでした。エースを救えなかったばかりか、赤犬の攻撃から自分を守るために身代わりとなって死んで行った兄。このニュースは世界中を駆け巡り、散り散りになっていた仲間たちに届きます。皆なんとかルフィーの力になろうと約束の地を目指そうとするんですが、そこに冥王レイリーが登場するんですね。海賊王ゴールド・ロジャー海賊団の副船長でシャボンディ諸島でルフィーたちを助けてくれた恩人です。彼の発案でルフィーは再びマリンフォードへ乗り込み、仲間たちへのメッセージを発信します。2年後に再び会い見える。その時まで更に実力を付けて新世界に備えよと。
2014/09/18
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ワールドカップブラジル大会も終わり、私のキャプテン翼熱もようやく冷めて、次にハマったのが今日ご紹介する冒険ファンタジーです。12歳の少年ゴンが最難関と言われるハンター試験にチャレンジする所から物語りは始まります。1998年から週刊少年ジャンプで連載を開始した冨樫義博作品『HUNTER×HUNTER』。それをマッドハウス制作担当で2011年から放映したアニメ105話まで見ました。NARUTOの中忍試験を思わせる面白い展開に目が離せませんでしたよ。プロのハンターになりたがる人が多いのは、それだけ特典が多いからなんですね。信用性の高い専用情報サイトにアクセス出来たり、交通機関は全てタダで乗り放題、高額所得者番付の上位の多くはプロハンターというほどお金にも不自由しないようです。試験は年一回。毎年受験者は数百万人とも言われていますが、その多くは試験会場にさえたどり着けないほどの厳しいもので、試験内容は死傷者続出という過酷さ。合格者0の年もあるとか。ゴンはハンターである自分の父親・ジンに会うためにハンターになりたいと思っていました。第1関門は嵐の船でした。そこでふるいにかけられて生き残ったのはゴン、クラピカ、レオリオの3名のみ。この3人は試験初挑戦のルーキーでした。ルーキーが試験を受けても受かるのは7年に1人といわれているそうです。プレ試験としてこの後もなぞなぞとか騙し討ちとかの関門を3人で協力して突破。ついに試験会場に到着します。第一次試験はマラソンでした。何時間も、多分丸一日くらい、ひたすら試験官の後を追って走ります。ハンターは基本追っかけるものですからね。へばったら資格無しってことなんでしょう。一次で半分くらいに減ったでしょうか。なんかダンスの競技会にも通じるものがありますね。ゴンはここで同じ年のキルアに出会います。彼は有名な暗殺一家ゾルディック家の生まれで、後にゴンの親友になります。もう1人,ここで出会う重要人物はヒソカ。強い相手と戦うことにに快感を覚えるタイプらしく、見た目はトランプのジョーカー、登場する時の音楽はフラメンコという謎の人物です。ゴンとは受験中に対戦することになりますが、実力差があり過ぎて手応えがないせいかゴンを殺しませんでした。あまり試験の話しばかり書いてもそれだけで制限字数を超えそうなのでこのくらいにして、今後の大まかな展開をお話しします。第4次試験まであって合格したものはライセンスカードを手に出来るんですが、実はこのあともう一つの裏試験があるんです。念能力の会得。この辺も私の好きなパターンなんですよね。NARUTOが新術を会得するために必死に修行していたのを思い出します。多分ダンスも一種の修行だから好きなのかもしれません。念の基本は纏(テン)・絶(ゼツ)・練(レン)・発(ハツ)の4つ。オーラと呼ばれているエネルギーを止めたり出したり強めたり操ったりすることで、戦闘時に常人以上の能力を発揮出来るんです。念能力は人によって6つの系統に分類されます。ホグワーツで新入生が帽子かぶされて『グリフィンドール!』とかに分類されるのにも似て、生まれ持った特質で分類されるようです。楽しく始まったハリー・ポッターが次第にダークな世界になっていくように、このお話も変な能力を持った強くて邪悪な登場人物が次々出て来てだんだん戦いが大変になって来ます。ゴンやキルアが必死で成長して行く姿を見ているとやめられないんですね。もうすっかり虜です。音楽も大好き。公式サイトはこちらです。
2014/08/13
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