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魔物を浄化する聖女として異世界に召喚された日本人女性の話です。その国の王子の目に留まったのはもう一人召喚されてきた若い方で、地味だった主人公は侍女か乳母が間違って一緒に来てしまったのかと思われてしまいます。帰ることもできず、かまってももらえず暇なので、興味を持っていた薬用植物研究所で働くことにしました。主人公のセイ(地味な方)は性格もよく、真面目なので研究所では重宝されます。彼女の作るポーション(回復薬)は、なぜか効果が5割り増しで高く、兵士たちに喜ばれていました。騎士団団長アルベルト・ホークが魔物討伐で大怪我を負った際も、セイの作ったポーションで命を取り留めます。このホークさん、王子様なんかよりよっぽど美形でして、なんと私の夢にまで出てきました。セイは淑女の心得としてダンスも習うんですが、ホークさんとワルツ踊ったりして羨ましい限り。さて徐々に聖女としての実力を見せていくセイ。戦闘で腕を失った兵士まで回復魔法で治してしまい、兵士たちの間では、王子が目をかけている若い方じゃなくて、実はこっちの地味な方が聖女なんじゃないのということになります。召喚の本当の目的は、魔物の大量発生から国を救う、聖女にしか出来ない『祝福』という名の広域浄化の発動でした。セイがまぐれで発した金色の光は辺りを浄化し、一帯にいた魔物を殲滅したんですが、なにが引き金となってそれが発動するのかわからないんです。絶対ハッピーエンドに違いないと思いながら全12話を見ていました。美形男子がぞろぞろ出てくる清らかなお話です。『聖女の魔力は万能です』は、橘由華原作のライトノベルを元にしたアニメで、2021年4月から放送されました。異世界への召喚もののアニメは最近たくさん目にしますが、どれも決まって召喚先が中世ヨーロッパ的な雰囲気なんです。たまには未来とか、平安時代とか、そういうのないんでしょうかね。自分で作るほどの才がないので、漠然と期待して待ちます。
2023/01/27
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ある朝目覚めると、目の前に体長50センチほどのトカゲがいました。お前は姫をお助けし、世界存亡の危機を救う騎士の一人に選ばれました、とか意味不明のことをしゃべります。外に投げ捨てようとしても、テレポートか何かで瞬時に戻ってくるんです。見上げると、これまで見えていなかった巨大なハンマーが、今まさに地球に向かって振り下ろされようとしていました。世界救済に参加するもしないも自由のようで、参加するとなると契約により一つだけなんでも願いが叶うことになっていました。雨宮夕日 (あまみや ゆうひ)は、トカゲの言うことを無視していつも通り大学に向かいます。しかしなんの戦闘スキルも持たないまま、敵の襲撃を受けます。一つ目の泥人形。動きは俊敏で、雨宮ができるのはひたすら逃げることだけでした。助けてくれたのは、お守りするはずの姫、朝日奈さみだれです。とてつもない強さで、泥人形を一撃の元に破壊します。彼女は雨宮の隣人でしたが、これまで全く正体を知らずにいました。地球破壊を目論むのは強大なパワーを持つ超能力者アニムス。さみだれはアニムスの双子の妹アニマと契約を交わしていて、破壊を望む兄を止めるため、従者の獣たちに12人の騎士を選ばせていました。雨宮はトカゲですが、この他に犬、カラス、ウマ、ヘビ、ねこ、鶏、かめ、ネズミ、カマキリ、フクロウ、カジキマグロがいて、これらが選んだ騎士たちは年齢も性別もバラバラです。それぞれが特性に合った魔法を使えて鍛錬によってパワーアップするようでした。泥人形は目の数が多いほど強力で、次々と送り込んできては騎士たちを襲ってきます。普通のヒーローものと違うのは、有力な騎士が死んでしまうところでしょうか。最後まで残るのは何人かなと心配になってきます。敵は騎士として選ばれたものたちにしか見えないので、戦闘があって大規模に周辺が破壊されても、人間界では天災のようにニュースで扱われていました。強力な超能力者ならハンマーで地球を壊さなくても他にいくらでもやりようがあるだろうなと思っていたら、アニムスはこれまで何度も破壊を繰り返してきているようで、それによってゲームをリスタートさせていたようです。兄の破壊行為を止めようとしていたアニマは、実は世界平和を求めていたわけではなく、自分が地球を壊したいと思っていたんですね。ゲームの駒として選ばれてしまった騎士団にとって、命を賭したこの戦いはなんだったんでしょう。『惑星のさみだれ』(ほしのさみだれ)は、水上悟志による漫画を原作としたアニメで、2022年に全24話が放送されました。騎士の中にも泥人形を作れる人がいたり、どっちの味方なのかなあと言う人がいたり、なかなか最後まで終わり方が読めなくて面白かったです。公式サイトはこちらです。
2023/01/24
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たまには、お口直しのレモンシャーベットのような少女漫画を見たくなるんです。チェンソーマンの後にこのアニメを見ると、天国と地獄のようでギャップが凄かったですね。妖精のような令嬢と、ハンサムな王子様の恋物語です。ベルンシュタイン侯爵家は本好きで知られている一族で、サウズリンド王国の頭脳とも呼ばれる知恵もの揃いでした。エリアーナ侯爵令嬢も本の虫で、『虫かぶり姫』と呼ばれています。ある日、王国の継承者であるクリストファー王子から名ばかりの婚約者になってくれないかと言われ、王宮の図書館を自由に使っていいと言うのが魅力的でこれを受けることにしました。4年間、王宮図書室に出入りして自由な時を過ごしたエリアーナが、ライバル出現をきっかけに王子に対する恋心に目覚めるんです。王子様も実は幼い頃図書館で出会った物知り少女エリアーナのことがずっと忘れられず、彼女をなんとか皇太子妃にと望んでいたんですね。手が触れるだけで顔を赤らめるようななんともキラキラしたお話です。絶対にハッピーエンドに違いない二人の行手にいろんな妨害が発生しますが、全く気になりませんでしたね。エリアーナもボーッとしているようでいて知識は膨大ですから、いろんな意味で王子の政策にアドバイスできるんです。特に争いの絶えない辺境の国々に対する和平への道筋なんかをつけるあたり、さすがサウズリンド王国の頭脳といったところでしょうか。『虫かぶり姫』は、由唯による日本のライトノベルを原作としたアニメで、2022年10月から12月まで放送されました。最後は楽しい舞踏会でワルツなんか踊ってるシーンも出たりして、大人の乙女心をくすぐります。
2023/01/16
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時代劇の戦などの実写で免疫ができてしまっているのか、ドロドロの映像見ながらお菓子食べたりも出来ました。これは人間と悪魔の戦いの物語です。主人公の少年デンジは、死んだ親がヤクザから借りた金を返すために民間のデビルハンターとして働きながら貧しい生活を送っていました。相棒は子犬のポチタ。ポチタは『チェンソーの悪魔』です。悪魔は基本不死身ですが、復活するには人間の血が必要でした。悪魔と人間は契約によって結ばれます。ポチタが瀕死で倒れていたところ、デンジから血を与えられ、『ポチタを助ける代わりにデンジを助ける』という契約を交わすんですね。ある日、ヤクザに呼び出されたデンジは用済みということで『ゾンビの悪魔』に殺されてしまうんです。死ぬ直前、『ポチタがデンジに心臓をあげる代わりに、デンジの夢を自分にも見せてほしい』という契約が成立。ポチタは悪魔とは思えない、良い悪魔ですね。というわけで、胸のスターターを引っ張ると両腕と頭からチェーンソーが飛び出すチェーンソーマンが誕生します。デンジは自分を殺したゾンビ軍団をたった一人で全滅させ、後からやってきた公安のデビルハンターにスカウトされるんです。東京本部に連れてこられたデンジは、美人ボスのマキマから先輩の早川アキを紹介されます。アキは日本刀を背負ったクールなイケメンです。バディを組んだのは『血の魔人』パワー。魔人というのは人間の死体を乗っ取った悪魔で大抵は顔を見ればはっきりそうと分かる異形ですが、パワーはツノが生えているだけで容姿は10代の女子でした。飼っていた猫のニャーコを『コウモリの悪魔』から取り返す代わりに、胸を揉んでいいと言うのでデンジは張り切ります。デンジたちは公安の特異4課と言うところに所属しているちょっと変わった面々なんです。公安の人間は悪魔と戦うために、より強い悪魔と契約して、代償として自分の寿命20年分とか視力や味覚といった物を差し出しているんですね。これまでのところ一番の敵として登場するのは『銃の悪魔』です。まだ姿は現していないのですが、マキマがデンジにその悪魔を倒したらなんでも願いを聞いてあげると言うくらいの大物のようです。他にもデンジが殺したヤクザの孫と言うサムライソードとか、ヘビ使い沢渡とか、デンジの心臓を狙っている敵も登場します。戦いはいつも過激ではちゃめちゃですが面白いアニメでした。エンディングテーマは全12話全て異なり映像も違うので毎回最後まで楽しめます。OPは米津玄師の「KICK BACK」。
2023/01/06
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影山茂夫(かげやま しげお)通称モブは、学校で進路希望の提出を求められて悩む中学2年生。バイト先の『霊とか相談所』では、イカサマ霊媒師の霊幻が、新人所員・芹沢とモブの超能力を使って様々な依頼を解決していました。強大な超能力を秘めながら、それを使わない地味な学校生活を送るモブですが、我慢にも限界があって100%になると暴発してしまいます。これはモブサイコ100(第1期)、そしてモブサイコ100(第2期)に続く、モブサイコ100第3期アニメ全12話のご紹介です。モブのサイコパワーで巨木と化したブロッコリーは、街のシンボルとして親しまれています。しかし一部の人は神樹と崇め、教祖不在のサイコヘルメット教なる怪しい宗教が拡大。その根は町中に張り巡らされてあらゆるものから栄養を吸い取り、神樹キャンディを口にした人々が次々と洗脳されていきました。ついに教祖を語る人物が登場。エクボが、神になろうとしていたんです。モブはエクボと向き合い、本当に求めているものは何かを探ります。モブにつきまとってたおせっかいやきのエクボ、そういえば本性は悪霊でしたね。モブの所属する肉体改造部は、部員の少ない脳感電波部と部室を共有しています。脳感電波部の部長の暗田トメは3年で、これまで部活らしいことを何もしてこなかったことを悔いていました。いつも部室でお菓子食べながらトランプみたいなことしてましたからね。部員たちも別に超自然現象的なことに興味があったわけではなかったんです。しかしトメが部の解散を決めたことで突然やる気を出し、モブに宇宙人を呼ぶ儀式を手伝ってくれるように頼んできました。果たして宇宙人はやってくるでしょうか。想像を遥かに超えた展開にちょっとびっくりしましたよ。幼馴染の高嶺ツボミちゃんが引っ越してしまうことになります。モブは昔からツボミちゃんが大好きでした。彼女は学校のアイドルで、男子が列を成して告白に挑む中、ついにモブも告白することに。しかし花を買って待ち合わせ場所へ向かう最中、交通事故に遭ってサイコパワーが暴発。超能力を持つ友人たちや『霊とか相談所』の面々がなんとか食い止めようとしますが、地震や竜巻で街のあらゆるものを破壊しながらツボミちゃんとの待ち合わせ場所に向かっていきます。大災害で死者も怪我人も多数出たように思いましたが、そんな中、待ち合わせ場所で来ないモブを一人待つツボミちゃんもすごいと思いましたね。モブは精神世界で暴発する自分自身と戦います。なんだか今回も想像の上をいく息を呑む展開で、その割には今時のアニメには珍しく絵がベタなのがユニークですね。『霊とか相談所』所長の霊幻新隆(れいげん あらたか)は超能力のない一般人なんですけど、なぜか不死身です。ウケを狙ってる漫画ではないと思いますが、宇宙人を呼ぶシリーズは笑いました。犬川豆太(いぬかわ まめた)くんの大冒険、お見逃しなく。モブサイコ100は、これで完結のようです。スピンオフ作品がいくらでも作れそうな気がしますけどね。それもまた楽しみです。
2022/12/27
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光月一族によって治められていた平和なワノ国が、20年前、四皇カイドウたちによって無法地帯となってしまいました。一族の末裔である光月モモの助のために立ち上がったルフィたち麦わら海賊団。その目的は、将軍オロチと四皇カイドウを討ち、ワノ国を開国すること。カイドウ率いる百獣海賊団の拠点である鬼ヶ島に密かに乗り込み将軍首をとるのが当初の予定でした。しかし襲撃がバレて全面戦争に突入し、ルフィーを追ってもう一人の四皇ビッグ・マムまでやってきて何が何だか訳がわからない大混戦になっています。これはワンピース ワノ国編(その7)に続く1014話から1035話までのお話です。カイドウの手下に百獣海賊団の大看板と呼ばれる3人の腹心がいます。キング、クイーン、ジャック。クイーンというのがミュージシャンで、火祭りのライブをやってたところに襲撃を受け、ライブフロアが戦闘の場の一つになっていました。敵味方関係なく放った「氷鬼」という病原体に感染したみんなを救ったのは、必死で抗体を開発したチョッパーでした。仲間を仲間とも思わないクイーンのやり方に嫌気が刺した下っ端の戦闘員たちは、カイドウ側からルフィ側へ寝返っていきます。空中に浮遊するドクロドーム屋上では四皇カイドウとビッグ・マムが、ルフィ、ゾロ、キッド、キラーの『最悪の世代』と対峙していました。カイドウとルフィの一騎打ちは熾烈を極め、地を裂き雲を破る強大なエネルギーがぶつかり合います。一方城内の大宴会場では、女性と戦わない主義のサンジがブラックマリアたち女性軍に捕まり手を出せずにいました。カイドウの手下には最強の大看板3人の他に、真打ちと呼ばれる幹部がいて、ブラックマリアはその中でも特に強い飛び六胞という6人集の一人。サンジの助けを呼ぶ声にロビンが、そしてブルックが駆けつけます。モモの助は忍者しのぶと、カイドウの息子ながらオデンに憧れルフィに組みするヤマトと共に城内を逃げ回っています。錦えもん達はモモの助を見つけようと急ぐうちに、死んだはずのオデン様が現れ…。ドクロドームから場内へ落ちたビッグ・マムは、雷雲ゼウスを見限りヘラという新しい雲キャラを生み出します。飛び六胞の一人うるティに追われていたナミ、ウソップ、そしてお玉は、さらにここで強大な敵ビッグ・マムとも対峙する羽目に。お玉はまだ小さな子供ですが、ほっぺたから捻り出したキビダンゴを食べた動物たちはみんな彼女をご主人様と思ってしまう百獣海賊団を操るにはもってこいの能力を持っているんですね。彼女の加勢によって、両勢力の兵力差が大きく変わることになります。カイドウの手下にはギフターズ、ウエイターズ、プレジャーズという百獣海賊団の下っ端戦闘員がいます。パンクハザードで開発された人造悪魔の実『SMILE』によって獣の力を得たギフターズ、その順番を待つウエイターズ、そして『SMILE』の副作用で笑うだけになってしまったプレジャーズ。そのほかにも得体の知れないナンバーズと呼ばれる巨人族もいて、その兵力は3万と言われていました。寝返るものあり、戦闘不能になるものありで、総勢5千の兵力で討ち入りに臨んだルフィたちとの差は次第に縮まりつつあります。しかしカイドウの力は圧倒的でした。果たして戦いの行方はいかに。<ワノ国編 これまでの話>第一幕(1/2)第一幕(2/2)第二幕(1/2)第二幕(2/2)第三幕(1)第三幕(2)第三幕(3)
2022/12/16
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TVアニメ『転生したらスライムだった件』の第1期と第2期の間に放送された、ゆるい日常系の異世界ものです。2021年4月から6月まで、全12話が放送されました。人間も魔物も異世界に住むとはいえ知性があり友好的で、地球の住環境と変わらず四季もあります。スライムとして転生した元日本人のリムルにとってみれば、住みやすいところでしょうね。魔物たちはみんなリムル様のとりこで、リムルのことが大好き。夏祭りも開催。米も植えるし畑も耕す。なんか起こるんじゃないかと思って見てたんですが、魔王ミリムが遊びに来たくらいで本当に日常でした。日本人にとっては割と見慣れた光景ですが、外国人がこのアニメ見たら異世界に感じるのかもしれないです。ほのぼのします。癒されたい方はどうぞ。絶対ハマる、厳選アニメ!
2022/12/09
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ミヨリは都会育ちの無愛想な11歳の少女です。母親は家を出て行き、父親は男手ひとつで子育ての自信がありませんでした。そこでミヨリを実家に預けることにするんですが、自然豊かな田舎で村の子供たちと上手く付き合うことができません。祖母の勧めで近くの森に散歩に出かけたミヨリは、想像を超えた不思議な出会いを体験します。ミヨリはまだ物心つく前に一度この森を訪れたことがあって、そこに住む精霊たちと心を通わせていました。しかしそんなことは全く記憶になかったので、咲き乱れる桜の大木、森の番人ボクリコや突然現れたトラ、妖怪のような生き物たちに驚きます。この精霊たちが見えるのはミヨリと祖母だけの様子でした。次第に田舎暮らしに慣れてきた頃、近い将来森がダムの底に沈む計画があることが分かります。ミヨリは友達や森の精霊たちと力を合わせ、ダム建設計画を阻止する活動を始めました。『ミヨリの森』は小田ひで次の漫画を原作とした2007年放送のテレビアニメで、山本二三の初監督作品です。ミヨリを蒼井優、祖母を市原悦子、桜の精を元ちとせが務め、キャイ~ンの天野ひろゆきほか、多くのフジテレビアナウンサーが声優として参加しました。ももへの手紙と少し似てるかなと思いましたが、いいお話でしたね。小さな子供も一緒に楽しめるアニメです。
2022/12/01
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11世紀初め、北の蛮族ヴァイキングが海を席巻していた時代の物語です。雪深いアイスランドに慎ましく暮らす家族がいました。たくましい父トールズと病弱な母ヘルガ、勝気な姉のユルヴァ、そして物語の主人公の少年トルフィン。村の子供達にとって、船乗りレイフから聞く冒険物語は何よりの楽しみでした。中でも温かく豊かな理想郷ヴィンランドは、いつか行ってみたい憧れの地。しかしある日、その平和な村に北海最強と言われるヨーム戦士団がやってきます。ヨーロッパ北部の戦闘に明け暮れる人々の暮らし、日本では平安時代になりますが、想像したことがなかったので非常に新鮮でリアルに感じました。いつも死と隣り合わせの兵士たちにキリスト教信者はまだほとんどいなくて、北欧神話に出てくるヴァルハラが彼らにとっての天国なんです。死を恐れず勇敢に戦えば、天上の乙女ワルキューレが死者の魂をヴァルハラに運んでくれると言われていました。アシェラッドという頭の切れる男が率いるヴァイキング兵団がこの物語の中心にいます。あるときは傭兵として雇われて戦い、あるときは村を襲撃して略奪行為を繰り返しながら生きていました。トルフィンの父トールズは、実はヨーム戦士団最強の大隊長だったんです。戦いに疲れ、アイスランドに逃れて家族と静かに暮らしていたのが見つかってしまったんですね。デンマーク王がイングランドに侵攻するにあたって是非トールズの力を借りたいといいます。もし従わなければ村を襲うとも。トールズは村を守るために船出しますが、好奇心を抑えきれないトルフィンがこっそり乗り込んでいたんです。ヨーム戦士団の真の目的はトールズ殺害でしたが、一騎当千の強さなのでアシェラッドに依頼していました。この戦いでトルフィンたちを守るために命を落とした父トールズの仇を打つため、トルフィンはアシェラッドの兵団に加わり腕を磨いていきます。そこから10年長い旅がつづき、トルフィンが手柄をあげるたび褒美としてアシェラッドに決闘を挑んできましたがまだ復讐は果たせず、いつしか愛情にも似た信頼関係を築いていました。デンマークのスヴェン王とその跡目争いに一役買ったアシェラッド兵団。アシェラッドの計画は、王の次男クヌート王子にイングランドの覇権を握らせることでした。デーン人の巨漢トルケルも味方に引きこみ、トルフィンを手玉に取るアシェラッドという男、残酷なお調子者ですがとても魅力的なキャラです。『ヴィンランド・サガ』(VINLAND SAGA)は、幸村誠による日本の漫画で、2018年に全24話が放送されました。かなり生々しく残酷なシーンも多いんですが、とても面白かったです。絶対ハマる、厳選アニメ!
2022/11/15
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幕末の京都。連絡が取れなくなった蘭方医の父を捜すため、江戸から京都へやってきた雪村千鶴は新撰組と出会います。史実も取り入れた劇場版ファンタジー・アニメ二部作『薄桜鬼』のご紹介です。強くなければ生きられなかった動乱の時代、千鶴の父・雪村綱道は幕府の密命によりオチミズの研究をしていました。西洋から渡来した人を吸血鬼にする水のことで、研究により日光に強い羅刹(らせつ)と呼ばれる鬼を作り出すことに成功します。これを飲むと身体能力は倍増し治癒力も上がりますが、寿命を一気に縮め生命力が切れると灰となる運命を背負います。 この物語に出てくる鬼は鬼滅の刃のように強烈な吸血衝動も極悪化もないようで、短命でもいいから何かのために太く短く生きたい人々によって使用されていました。新撰組のような。日本古来からつながる純粋な鬼の血というのも継承されているようで、千鶴がどうもその一人らしく、生まれながらに強力な治癒力を持ち合わせています。純血鬼たちにとってみればオチミズを飲んだ羅刹はまがいもので、薩摩側についた純血鬼の頭領・風間は千鶴を連れ戻そうと何度も接触してきます。彼らから必死に彼女を守る新撰組・土方のセリフは心に残りましたね。『まがい物だろうがなんだろうが、貫きゃ誠になるはずだ。』薄桜鬼というのは、誠を貫いた土方の生き様をたたえて風間が彼に与えた鬼の名前でした。劇場版の薄桜鬼は、2013年に『第一章 京都乱舞』、2014年に『第二章 士魂蒼穹』が公開されたヤマサキオサム監督作品です。ゲーム、テレビアニメ、舞台、テレビドラマ、ミュージカルへと発展して、どれかに触れたことがある方も多いのではないでしょうか。第一章 京都乱舞第二章 士魂蒼穹
2022/11/12
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高校1年の夏、学年全員で豪華客船の旅なんて夢のような話でしたが、その前がどんな物語だったかおぼろげな記憶しかなかったので、第1期の始めからもう一度見ました。進学率・就職率100%の東京にある全寮制高校。成績や生活態度など全てがポイント制で、そのポイントを使ってなんでもできる実力至上主義の学校が舞台です。AクラスからDクラスまであって、基本的に全員がAクラスを目指しています。各話タイトルが謎めいた格言になっていましたね。困難の中でこそ、平静な心を保たねばならない。 ホラティウス『歌集(カルミナ)』あらゆる罪の源たる、ふたつの大罪がある。焦りと怠惰だ。 フランツ・カフカ『罪、苦痛、希望と真の道の考察』最高の魂は、この上ない悪徳と極限の美徳を発揮できる。 ルネ・デカルト『方法序説』無人島でのサバイバル試験を終え、豪華客船で戻る途中に新たな試験が課せられました。各クラス数名ずつが混合チームとなり、その中にいる『優待者』を当てるというゲームのような試験。ルールがいくつかあって、ハイスコアを狙いそれぞれの思惑が交錯します。人材は作り出す必要がある。 F・ナイチンゲール『軍病院での看護についての覚え書き』すべての失敗は成功への過程に過ぎない。 W・ヒューウェル『イギリスの道徳哲学の歴史講座』逆境は真実へと至る最初の道筋である。 バイロン『ドン・ジュアン』2学期に入り次のポイント争奪戦は体育祭でした。誰をどの競技に出場させて高得点を狙うか、ぶつかる相手が予測できない中、裏切り者が情報を漏洩して気に食わないクラスメートを排除しようと目論みます。すべてを疑うこともすべてを信じることも共に安易で、思考を放棄するに等しい。 ポアンカレ『科学と仮説』胸の底で、傷は静かに生きている。 ウェルギリウス『アエネーイス』過ちを犯しながら、それを改めないことをこそ、真の過ちという。 『論語』ペーパーシャッフルという筆記試験による振るいわけが行われます。チーム合計点が一定以下の場合退学というもので、毎年数名の落伍者が出るとのこと。退学者を出すとクラスのポイントも減るので、クラスの団結力とチーム分けの段階での作戦が試されます。人々は常にその破滅を願っている。偽りの善に欺かれるがゆえに。 マキャベリ『政略論』自分自身を御せない者は、いつまでも奴隷のままだ。 ゲーテ『穏和なるクセーニエン』思慮なき力は自らの質量によって崩れ去る。 ホラティウス『歌集(カルミナ)』あなたが出会う最悪の敵は、常にあなた自身だ。 ニーチェ『ツァラトゥストラかく語りき』主人公の綾小路(あやのこうじ)は、目立たない人物ですが、実は優れた頭脳と身体能力を隠していて影でみんなを操ってきました。ポイントを使って先生を動かしたり、いつも先の先を読んで試験を思い通りの結果に導いて、他の生徒に功績を振り分け、自身が表舞台に出ることは決してなかったんです。そうして次第に使える手駒を増やしてきた綾小路ですが、この影のボス的存在に気づくものが少しずつ現れます。各クラスのリーダー格とか、生徒会長とか。2022年7月から第2期全13話が放送されました。続きがとっても楽しみです。
2022/11/01
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京都を舞台とした劇場版SFアニメです。近未来の話なんですが、のんびりした恋愛劇から終盤に向けて怒涛の急展開。さらに最後にストーリーがひっくり返るといった予想を超える物語でした。主人公の堅書直実(かたがき なおみ)は、2027年の京都に暮らす内気な高校生。いつも一人で本を読んでいたので、図書委員を押し付けられていました。そんな彼の前に、10年後の自分を名乗る青年が突然現れます。ホログラムのような立体映像で、姿が見えるのは直実だけのようでした。話によるとこの世界は、アルタラという量子コンピューターの中で再現されている仮想現実とのこと。同級生で同じ図書委員の一行瑠璃(いちぎょう るり)と、もうすぐ恋人同士になると言います。しかし3ヶ月後に落雷事故で彼女が命を落とすので、その歴史を書き換えるため力を貸して欲しいというのが彼がやってきた理由でした。ヤタガラスが手袋に姿を変えた神の手と呼ばれるツールを与えられます。神の手は魔法のように無からあらゆる物質を作り出せますが、使いこなす訓練が必要。内気な直実にとっては、瑠璃と恋人同士になるのもかなりハードルが高いミッションでした。この世界には歴史が書き換わらないように、狐面の自動修復システムが常に監視していました。マトリックスのエージェント・スミスのように増殖するんですですよ。果たして直美は歴史を変えることができるのか、そして未来から来た直美の真の目的とは。『HELLO WORLD』(ハロー・ワールド)は、2019年公開の伊藤智彦監督作品です。映画インセプションみたいな多層構造になってるので、今自分がどこにいるのかしっかりついていく必要がありました。ちょっと複雑な物語で、もう一度最初から見たくなります。オススメです。
2022/10/26
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このタイトルから恋愛モノかと思った人もいるのでは?私も知りませんでしたが、『ラブオール、プレー』はバドミントンの試合開始時に審判がかける言葉なのだそうです。『0対0、はじめ!』みたいな意味でしょうか。これはバドミントンでインターハイ優勝を目指す高校生たちのお話です。バドミントンは子供の頃から馴染みのある遊びでしたが、意外と知らないことも多いんです。バトミントンかと思っていたら、バドミントンなんだそうですね。英語で書くとBadmintonになります。スマッシュの速度は時速400キロにもなって世界最速のスポーツと呼ばれているとのこと。そんな速いのどうやって受けるんでしょうか。主人公の水嶋亮(みずしまりょう)は、小さい頃からできの良い姉の影に隠れて、きちんと言いつけを守る優しい男の子でした。中学でバドミントンを始めますが、特に目立つ存在ではなかったんです。ところが3年になり進路を決めかねている時に、名門・横浜湊高校バドミントン部の監督でもある海老原先生から、スポーツ推薦枠での入学のオファーを受けます。亮の父親は学生時代に陸上をやっていて、スポーツ推薦で入学したものの怪我に泣いた経験があり、猛反対しました。横浜湊高校三年で成績トップの姉の里佳は、優柔不断な弟の尻をたたき、猛勉強を促してスポーツ推薦ではなく普通に受験して難関を突破させます。高校のバドミントン部に入った亮は、多くの部員が去っていく中きつい練習に耐え、中学時代無敵のダブルスだった双子の東山兄弟や、上海からの帰国子女の強豪・松田、パワーヒッターの榊と同学年の絆を強めていきます。どちらかというとパっとしない存在だった亮ですが、1つ上の先輩で無敗のエース・遊佐賢人の背中を追い、得意の観察眼と脚力でメイキメキと実力を上げていきました。インターハイ出場が目標だったチームは、次第に神奈川県最強となり、インターハイ優勝を目指すようになります。試合のシーンが多く出てきて、これが結構手に汗握る展開なんですね。インターハイ初出場だった高校2年の時、亮はプレッシャーで押しつぶされそうになってました。その時の先輩のアドバイスがイカしてましたよ。『不安は背後からやってきて肩を叩く。追いつかれないためには走ることだ。』試合前日の夜、部員たちは一人また一人と遠征先のホテルを出て走りに出かけました。『ラブオールプレー』は、小瀬木麻美による小説で、これを原作としたアニメが2022年4月から9月まで全24話が放映されました。爽やかな部活物を見ていると、高校時代を何度もやり直しているような気分になります。競技としてのバドミントンは、年取ってからやると関節に負担が大きすぎるスポーツかもしれませんね。
2022/10/21
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東京の池袋を舞台としたデュラララ!!は面白い話でしたが、今日ご紹介するお話は同じ池袋でもファンタジー要素抜きのリアルな面白さがありました。カラーギャングG-boysを束ねるタカシと、その親友で果物屋の息子のマコトが、池袋の街に潜む問題を解決し秩序を保つ役割を担っています。原作は石田衣良の連作短編小説で、アニメ以外にもドラマや舞台など幅広く展開しています。マコトは池袋のトラブルシューターと呼ばれ、生まれ育った地元の地の利を活かし、G-boysだけでなく刑事やハッカー、ヤクザにまで至る人脈を通じて依頼された難事件を捌いていきます。池袋で違法ドラッグを裏販売している店に放火しようとしていた少女を救ったり、逃亡した中国人技能実習生の問題を解決したり。息子が殺され未解決事件として長年やりきれない気持ちを抱えたまま生活してきた初老のタクシードライバー、生活が立ち行かなくなり崖っぷちのシングルマザー、ブラックなバイトに苦しむ若者など問題は多岐に渡ります。青のG-boysに対抗する赤のレッド・エンジェルスというカラーギャングも登場し、池袋の勢力圏を2分する形になったり、その二つをぶつけてシマを乗っ取ろうと動く関西系ヤクザが登場したりと盛り沢山です。マコトも優秀なんですが、女手一つで彼を育てた母親も肝の据わった人情派でした。家庭内暴力、犯罪者と被害者の心の溝など、昔からある問題も取り上げられている一方、やらせのYouTuberや、カラーギャング内の抗争など今風の話も出てきます。アニメ作品『池袋ウエストゲートパーク』(I.W.G.P.)は、2020年秋に全十二話が放映されました。東京の街に潜む小さな火種にスポットを当ててそれを解決していくショートストーリーにまとめられているので、必殺仕事人や刑事物のドラマを見ているような一話完結のスッキリ感が得られます。オススメです。絶対ハマる、厳選アニメ!
2022/10/19
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悪魔と呼ばれていたヤクザの若頭が、組長の娘の世話係になるお話です。桜樹組組長の一人娘・八重花(やえか)は小学校に入学したばかりの7歳。まだ友達もできず、外でも遊ばず、休み時間は一人教室でお絵描きをしていました。学校の行き帰りはボディガードとして、家では世話係として霧島が張り付いています。しかしもともと凶暴な性格の霧島は敵も多く、過去に因縁のあった連中に四六時中狙われていました。八重花にとって霧島は、なんでもいうことを聞いてくれるやさしい人です。次第に彼になついて、大好きなお兄さんになっていきました。しかし同業者から一目置かれる存在だった悪魔のような霧島が、子供の世話係になったらしいという話は外の連中の嘲笑を誘います。八重花にも学校の友達ができ始め、子供同士、家同士の交流も始まりました。一方、霧島に組を潰されたりして恨んでいる輩は子供をダシにして報復を目論むなど魔の手も密かに迫ってきます。霧島を兄貴と慕い、暴力シーンを子供に見せまいと必死の子分たちも面白いです。『組長娘と世話係』は、連載中のつきやの漫画作品を原作としたアニメです。2022年の7月から9月まで全12話が放映されました。組長娘がかわいいです。公式サイトはこちらです。絶対ハマる、厳選アニメ!
2022/10/15
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シャーロック・ホームズの最強の敵であるモリアーティ教授が主役の物語です。大英帝国が最も栄えた19世紀から20世紀初頭にかけての階級制度に抗うかなりダークな内容ですが、予想を超えた面白い話でした。天才的犯罪者モリアーティの生い立ちや生き様がクールに描かれていて、記憶にあるコナン・ドイル作品シャーロックの登場人物や事件が散りばめられているのでどんどんのめり込んでいきます。『憂国のモリアーティ』(Moriarty the Patriot)は、竹内良輔と三好輝による漫画を原作としたアニメです。孤児だったウィリアムは身体の弱い弟のルイスを助けながら、独学で学んだ知識を売って日銭を稼いでいました。非凡な頭脳を持っていたので、銀行強盗などの完全犯罪コンサルタントも請け負っています。そんな二人にモリアーティ伯爵家の長男アルバートが興味を持ちます。モリアーティ家は両親も弟も使用人たちも含め、アルバート以外みんなが貴族階級を鼻にかけ、労働者を見下すタイプでした。慈善事業の一環として孤児を屋敷に引き取る事になり、アルバートの提案でウィリアム兄弟を養子として迎え入れた後も差別は続きました。特にアルバートの弟の嫌がらせは卑劣を極め、ついに殺害して同名のウィリアムが彼になり代わり、屋敷を炎上させてモリアティ家を乗っ取ります。アルバートは両親を憎み、ウィリアムの思想に心酔していたので、階級に支配される腐敗した社会を変えていこうと3兄弟は誓いを立てるのでした。このままモリアーティの話で終わるのかと思ったら、ちゃんと出てきました。シャーロック・ホームズ。かなりイメージが違う、ちょっとワイルドなタイプです。ワトソンも登場して、お馴染みベーカー街221Bで同居する事に。シャーロックの出来た兄貴マイクロフトも英国陸軍情報部の長官として登場します。シャーロックが唯一興味を持つ女性アイリーン・アドラーも。ヴィクトリア女王や切り裂きジャックも出てきました。成長したウィリアムは若くして大学の数学教授になりますが、これはあくまで表の顔。裏では腐敗貴族を次々と手にかける義賊・犯罪卿でした。アルバートは陸軍に入隊し、秘密情報部に新設されたMI6を任されることになりますが、仕事に紛れてウィリアムからの依頼もこなしていきます。MI6といえば『ミッション・インポッシブル』、そしてテーマ曲がよくダンスでも使われる『007シリーズ』ですね。物語にジェームス・ボンドが登場したとき、思わず大笑いしてしまいました。全24話、生々しい殺人シーンなども出てくるので繊細な方は見ないほうがいいかもしれませんが、面白かったですよ。OVAも2話出ています。絶対ハマる、厳選アニメ!
2022/09/29
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IT企業に勤めるロボットオタクが交通事故で命を落とし、転生して中世のロボット開発技術者になるお話です。死んで異世界に転生するという発想は、最近のアニメで多用されています。果たせなかった夢が実現できる世界に、前世での記憶を持ったまま皆んながうまいこと生まれ変われるなら長生きする意味って何と思いますね。あくまでもこれは空想上のお話しということで。ロボットオタクで天才プログラマーだった倉田翼は、早世し銀髪の美少年エルネスティ・エチェバルリア(通称エル)に転生します。フレメヴィーラ王国ではシルエットナイトと呼ばれる巨大ロボットが国防の要で、操縦士ナイトランナーになることを目指して学園生活を送っていました。小さい時から頭角を現し、100年以上使い込まれている老朽化したロボットを改良して国王にも認められる存在になるんです。エルは森に住む巨大な魔獣たちから民を守り、西方諸国の統一を目指したジャロウデク王国の侵略行為を阻止するなど次々と功績を挙げて、まだ子供ながら銀鳳騎士団の団長として大活躍。ジャロウデク王国にもオラシオ・コジャーソという天才技術者がいて、この二人の天才が開発した兵器により戦いは地上から空中へと移っていきます。ロボットは全て人間が乗って操縦するタイプで、人型の旧式ロボットをエルが多腕型や馬型、飛行可能型など多様な形態へ改良開発していました。動力はエーテルリアクタ(魔力転換炉)から生み出されるマナという物で、エルが改良したプロトタイプはパワーはすごいけど燃費が悪くてよくマナ切れを起こしてましたね。『ナイツ&マジック』(Knight's & Magic)は、天酒之瓢によるオンライン小説を2017年にアニメ化した作品です。タイトルの響きが昔どハマりしたRPG(マイト&マジック)に似ていたので、ロボットものはそれほど興味ないんですが思わず全13話見切ってしまいました。まだまだ続きそうです。絶対ハマる、厳選アニメ!
2022/09/22
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本当にかっこいいのは、本気になったヤツだけ。ストライドというのは架空の競技なんでしょうか。パルクール・リレーとでも言いましょうか、街を会場とした全力疾走の障害物リレーです。これは、高校生ストライダーの夏の大舞台、EOS(エンド・オブ・サマー)での優勝を目指した方南学園ストライド部の物語です。陸上のリレー競技で勝敗を大きく左右するのは、バトンをいかにタイムロスなく受け渡すかです。 ストライドの場合は障害物を超えていくのにバトンを持っていると危ないせいか、手と手のタッチでつないでいきます。次の走者が見えない位置からスタートする場合が多いようで、リレーショナーという受け継ぎのタイミングを指示する役目の人がいるんです。5人の走者はGPSか何かをつけていて、リレーショナーは位置をタブレット端末で確認しつつ走り出しのカウントダウンをしていました。失敗すると激突することになるので、相当練習が必要だろうと思います。相手チームのリレーショナーと机を隣にしているので、相手を罠にかける言葉の駆け引きも行われるようです。街中のあらゆる障害物、階段や柵や建物などをアクロバティックな走りで飛び越えてスピードを競う競技なので、足が速いだけでなく、よほど運動神経の発達した人じゃないと怪我するでしょうね。方南学園のストライド部は廃部寸前の状態で、将棋部と合体してなんとか体勢を保っていました。3年生に素晴らしい3人の選手が揃った有力校だったんですが、一人は強豪校へ、一人は暴力事件で退部してしまったんですね。6人揃わないと試合には出られないわけですが、そこへ新入生の藤原尊と桜井奈々、そして八神陸という有望な1年が入部してきて、強い方南学園が復活の狼煙を上げることに。ライバル高は数々あって、なぜか全員イケメン揃いですが、全12話、競技のスリリングな展開が楽しめて面白かったです。実際の競技も、もしあれば見てみたいなと思いました。
2022/09/13
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鬼ヶ島では年に一度の火祭りの宴が盛大に行われています。ライブ会場では、モモの助の公開処刑が迫っていました。四皇カイドウが、『お前が光月おでんとトキの息子でないと言うなら処刑しない』と返答を迫ります。小さなモモの助は涙と恐れを振り払い渾身の力で叫びました。『拙者の名は光月モモの助!ワノ国の将軍になる男でござる!』これはワンピース ワノ国編(その6)に続く995話から1013話までのお話です。絶体絶命のピンチを救ったのは、ルフィーとヤマトでした。カイドウの息子(本当は娘?)のヤマトがルフィの味方をしていることに百獣海賊団の面々は度肝を抜かれます。赤鞘九人男がカイドウに奇襲を仕掛け、ルフィはカイドウと手を組んでいたビッグマムと対峙。全面戦争が勃発します。カイドウは龍と化して赤鞘と共にドクロドームの屋上へ。ミンク族は満月を仰いで野獣と化し、カイドウの手下のジャックとナンバーズの九鬼、ギフターズ達と戦います。ライブフロアではルフィたちの混戦が始まり、その隙に処刑されそうになっていたモモの助を救出。散り散りになっていた麦わら海賊団がようやく集結します。カイドウの手下クイーンのウィルス氷鬼に感染した海賊や侍達。さらに感染は拡大し、ライブフロア内は敵味方関係なく強力な氷鬼が増えていきました。不死鳥マルコの炎はウィルスの進行を止める作用があって、ゾンビ化していた敵も味方も我に帰るんです。Dr. チョッパーは全員を救うべく抗体の量産に取り掛かかっていました。オデンの生き様に憧れているヤマトは、昔この島を訪れたエースからルフィのことを聞いていました。ヤマトに救われたモモの助は、ヤマトがカウドウの息子と聞いて驚きを隠せません。なぜ最大の敵の息子が自分を助けてくれたのか?さらに、ルフィがエースの弟だとナミから聞いたお玉は、自分が兄貴と慕った二人が兄弟だったことを知ります。そしてついに、ルフィ対カイドウの戦いが始まろうとしていました。絶対ハマる、厳選アニメ!<ワノ国編 これまでの話>第一幕(1/2)第一幕(2/2)第二幕(1/2)第二幕(2/2)第三幕(1)第三幕(2)
2022/08/26
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スラム街に住み、賭けゴルフで生計を立てている少女がいました。パワフルで正確な必殺ショット『レインボー・バレット』を駆使して、ドライバーと7番アイアンとパターの3本だけで勝負するイブ。無敵の彼女が、U15女子世界選手権に日本から参加していた天才ゴルファー天鷲葵(あまわし あおい)と出会います。葵はプロゴルファーの両親から才能を受け継ぐ大企業の令嬢で、ゴルフを純粋に楽しむ『無邪気な暴君』と呼ばれていました。イブのショットを見た葵は、初めて自分と対等に勝負できる同世代のイヴに興味を持ちます。これはゴルフの才能に恵まれた二人の少女の物語です。イヴは葵のような真っ当なゴルフではなく、大金のかかった裏社会の賭けゴルフに参加する羽目になります。会場となった地下のゴルフ場は、コンピュータ制御で自在にコースを組み替えることができるマフィア所有のすごい施設。しかしこの賭けゴルフは、マフィアの元締めカトリーヌの大勝負で、負ければ命の保証はありません。裏社会で生きていくためには勝ち続ける必要がありました。一方、スラムの再開発計画で、イヴたちの住む家が取り壊されるピンチに直面していました。カトリーヌは、イヴがマフィアの専属賭けゴルファーになれば家族との生活は保証すると提案します。しかし葵との再戦を目標としていたイブは、裏社会を抜けだす最後の大勝負に出るんです。そして家族と離れ、葵のいる日本へ単身向かうことにしました。このバックグラウンドの違う二人の少女は同じ高校に通うことになります。山梨にあるゴルフの名門校、雷凰女子学園です。最初の大会は、全日本高校女子ゴルフダブルス選手権。県予選をハイスコアで突破した二人は、いよいよ他県の強豪たちと対戦することに。全く違うタイプのゴルフをするイブと葵は、ダブルスのペアとしてうまく試合を組み立てていけるのでしょうか。スポーツ系アニメをこれまで色々見てきましたが、そういえば女子ゴルフがテーマのアニメは初めてですね。公式サイトはこちらです。全13話、なかなか面白かったです。続きは2023年1月から放映されるとのこと。
2022/08/23
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フットサルとサッカーの違いがよくわかっていなかったのですが、この物語のおかげで少しわかるようになりました。一番大きな違いは室内競技ということのようです。人数も、ゴールキーパーを含めてチーム5人と少なく、ピッチも縦40メートルくらいと狭いうえに試合時間も前後半20分ずつとのこと。サラリーマン時代に大将が会社でフットサルをやっていたことがあって、その時のユニフォーム、今では私の部屋着として利用されています。今日ご紹介するのはフットサルに情熱を燃やす高校生たちの物語です。大和 晴(ハル)はアメリカ育ちの帰国子女で、フットサル初心者ながら時々キラリとした才能を見せる高校1年生。U-18日本代表選手の天王寺に憧れて日本にやってきてフットサルを始めました。初心者なんですが部員数が少ないのでいきなりレギュラーなんです。ポジションはピヴォ。持ち前の身体能力でみるみる実力を上げていきます。同じ1年の榊 星一郎(サカキ)は中学の時からフットサルをやっている実力者ですが、チームプレーが苦手なんです。一人でゴールまで持ち込めるテクニックに裏打ちされているので周りも認めざるを得ないんですが、強豪相手だとそうもいきません。サカキのポジションはアラ。司令塔だそうです。中学時代に親友を失ったトラウマから、ハルにパスを出せないジレンマに苦しみます。南雲 竜(リュウ)は小柄な1年生で、中学時代に得点王に輝いたこともある経験者。ポジションは ハルと同じピヴォです。リュウの幼なじみ天門 泰雅(タイガ)はキーパーとして実力がありながら暴力事件を起こしてフットサルから離れていました。リュウの強力な誘いで復帰。キャプテンの月丘はスペイン留学から帰った元U-18日本代表。チームの柱で、ポジションはフィクソ。副キャプテンの幸永 椿貴とマネージャーの宇佐美 智と共に3年生です。2年生もいたんですが、月丘のスペイン留学を機に全員退部してしまったようです。このギリギリのメンバーで恒陽学園高校フットサルチームは全国制覇を目指すわけです。ポジション名って何語でしょうね。スペイン語?ポルトガル語?ストーリー展開はよくあるスポーツ系高校アニメと変わりありませんが、対抗馬として登場する学校も含め全員イケメンですので見てて楽しいですよ。ハルの父親が実は彼の幼い頃に家を出て行った有名選手だったりして、ハンターXハンターやテニスの王子様のような父の背中を追う的な要素も含まれています。アニメは2022年1月から全12話が放映されました。物語は当然続きもあると思われますが、今のところまだ第2期の予定は発表されていないようです。
2022/08/19
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東のオスタニアと西のウェスタリスは、見えない鉄の壁の国境に接し、危うい平和状態を保っていました。主人公の名はコードネーム黄昏(たそがれ)、変装に長けた西側の敏腕スパイです。次なる任務は『オペレーション梟(ストリクス)』。東西緊張下のスパイものといえばジ・アメリカンズを思い出しますが、このアニメはもっと緩いコメディでした。黄昏は精神科医ロイド・フォージャーを名乗り、オスタニアに潜入しました。強硬派の政治家ドノバン・デズモンドと接触するため、彼の息子が通う名門イーデン校へ自分の子供を入学させる必要があります。孤児院でテキトーに子供を見繕って親子を偽装、の筈でした。ところが養子にした少女アーニャは只者じゃなかったんです。なんと人の心が読めるエスパーだったんですね。彼がイーデン校受験のために6歳の子供を探していることを察知し、多分もっと幼いと思われますが『アーニャ6歳。』と自分に目を向けさせ、黄昏の心を読みつつ難しいクロスワードパズルを解いて頭がいいフリをします。『父、嘘つき。』彼女には黄昏のスパイ行動が全て読まれてしまっていました。イーデン校の筆記試験をなんとかパスしたものの、次なる難関、面接試験が控えていました。これには両親が伴う必要があり、急遽、妻役を探す必要が。たまたま二人が出会ったヨル・ブライアという女性、公務員なんですが恋人もいない独身生活をなんとかするように周りから言われていて、誰でもいいからテキトーな男性を探していたところでした。ヨルは言葉遣いも丁寧な弟思いの大人しい女性なんですが、アーニャにはわかってしまいます。いばら姫のコードネームで密かに殺し屋をしていること。アーニャは、スパイもののアニメが大好きで、殺し屋のヨルが母になることにわくわくするんですね。3人は互いに素性を隠したまま、偽の家族生活をスタートさせます。時々本性を隠しきれない3人の危うさが面白いですね。全12話、2022年4月から放送されて、Official髭男dismのOP『ミックスナッツ』も、星野源のED『喜劇』もヒットしてました。アーニャの一番好きな食べ物はピーナッツです。10月から始まる続きが楽しみ。オススメです。
2022/08/17
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バドミントン選手の白鳥 尊(しらとり みこと)は、高校時代、相手の動きが読める天才プレーヤーと言われていました。強豪実業団チーム『ミツホシ銀行』に入社しますが、過去のトラウマの影響で成績が低迷し、クビになってしまいます。捨てる神あれば拾う神あり。埼玉の飲料メーカー『サンライトビバレッジ』の実業団チームにスカウトされました。サラリーマンしながらバドミントンを続ける『バドリーマン』の日常を描いた物語です。サンライトビバレッジ(サンビ)は、ミツホシ銀行とは練習環境も仕事も大きく違っていました。ジムやコートの設備の整ったミツホシでは仕事をせずに練習が主体の日々だったのに対し、サンビは昼間は営業の仕事をきっちりこなし、夕方から近所の小学校の体育館を使わせてもらって練習です。ミコトがペアを組んだのは営業部の宮澄(みやずみ)先輩でした。営業成績トップでピンチでも臨機応変に対応できる新人ミコトの頼れるパートナーで、バドミントンの腕も一流です。強豪はミツホシだけでなくユニシックスにもダブルスの世界ランキング2位の選手がいたり、トマリ運輸もパワーで押してくる強い選手がいて、なかなか優勝までの壁は厚いんですが、今年のサンビは一味違うんですね。仕事の方でもミコトの企画ネギジンジャーが商品化され、ネギ嫌いな私としては味を想像したくないんですが、ヒットの兆しが見えていました。『リーマンズクラブ』全12話は、2022年1月から4月まで放送されたアニメです。仕事とスポーツ、両立されている皆さんにはあるあるな物語ですよ。埼玉が舞台のスポーツものって珍しいなと思いました。競技会でよく行く体育館、深谷ビッグタートルも出てきます。公式サイトはこちら。オススメです。
2022/08/08
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三国志でお馴染みの天才軍師・諸葛孔明が、ハロウィーンで盛り上がる渋谷に転生。街中がお化けや骸骨などのコスプレで溢れていて、死んで地獄に来たのかと思ってしまいます。パリピ(Party People)となった孔明の智略が平和な現代で花開きます。見知らぬ若者たちに酒を勧められるまま、いい気分でクラブBBラウンジに入ってみると、美しい歌声を持つEIKOがいました。彼女は売れないシンガーソングライターで、この店で働きながらプロデビューを目指しています。店のオーナーが三国志好きだったのであっさりこの店で働くことになるんですが、天才軍師ですから機を見るに敏なんです。EIKOのプロモーションのためにクラブを渡り歩いて情報収集。三国志でおなじみの策を現代に応用し、知名度の高いフェスに参加する狭き門にチャレンジさせます。次はどんな策が出てくるのか毎回楽しみ。歴史の勉強にもなったりして。燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんやなんて言葉を誰が使うんだろうと思っていたんですが、孔明が赤壁開戦の前、呉に援軍を要請した時に引用しているそうです。孫子の兵法も出てくるんですよ。敵を自ら来させるには、利益があると思わせればいい。敵が自ら動かないようにするには、動けば害になると思わせればいい。全くごもっとも。わかっていてもなかなかできないのが現実ですけどね。2022年4月から6月まで全12話が放送されました。面白かったです。
2022/08/04
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大筒木の襲来で中断してしまった中忍試験を再度行うことになりました。一次試験の筆記は、忍びらしくいかにバレずにカンニングするかの試験でした。ナルトの時の中忍試験に戻った感じですね。二次試験は死の森でのサバイバルです。負傷者役の試験官を時間内に救助できれば合格。しかし森には大蛇やら熊やら危険な生物が潜んでいるだけでなく、妨害を仕掛けてくる上忍もいて一筋縄ではいかない様子。これはBORUTO(カワキ編 大筒木覚醒)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第221話ー第232話)のお話です。今回の再試験は参加者が木ノ葉隠れの下忍に限られていたので、他里の強力なライバルもなく順当なメンバーが残って来ました。最終試験の個人戦に臨むのは、第七班のボルト、サラダ、ミツキ、第十班のイノジン、シカダイ、チョウチョウほか10名です。前回まで使用禁止だった科学忍具も自作に限り許可されて、デンキにも勝機が見えて来ました。第一試合はイノジン対ホウキです。第二十五班のホウキは、抜け忍などを探索する暗部(あんぶ)の任務に関わってきた手の内が全くわからない下忍でした。イノジンは得意の超獣偽画を使ってホウキを翻弄していきますが、ホウキはなかなかの頭脳派なんです。一方、ボルトとミツキは試験会場に向かう途中に事件に巻き込まれていました。第二試合はイワベエ対ワサビ。二人とも気が強く顔を合わせれば喧嘩なんですが、このときはちょっと様子が違いました。一族の中で初めて中忍試験に挑むワサビに親族みんなが応援に駆けつけ、重圧にメンタルがついていけないようです。イワベイは実力を発揮できないワサビに腹を立て、試合そっちのけで彼女を覚醒させようとします。第三試合はサラダ対チョウチョウ、実力伯仲の親友同士の対決でした。そしてボルトとミツキ不在のまま最終試合デンキ対ツバキの対戦へ。デンキは自作の科学忍具を披露、ツバキは得意の剣術で勝負します。果たして中忍になるのは誰か。ボルトたちはどうなるのか。中忍になると、隊長として班を率いることになります。先に中忍になっていたシカダイは、班のリーダーとして護衛任務にカワキを連れて行くことになりました。火影ナルトからの依頼で、これに成功すればカワキに下忍の資格を与えるというテストも兼ねています。しかし不測の事態が発生し、カワキはチームワークを無視して暴走します。カワキ頑張れ〜。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編修学旅行編忍者学校卒業編中忍試験編超チョウチョウ蝶モード編ミツキ失踪編親子の日編呪印感染編湯煙忍法帖編木ノ葉丸の恋編一尾護衛編タイムスリップ編貉強盗団編『殻』編器編カワキ編『殻』激突カワキ編 大筒木覚醒厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/07/27
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異空間でナルトが命の危機に瀕していることを察知したカワキは、ボルトと共にカーマを使って空間をこじ開けサラダ、ミツキの4人で救出に向かいます。ナルトはお椀型の器に封印されていて『殻』のインナーのひとりボロが監視していました。強力な再生能力を持つボロにはどんな攻撃も通用せず、ダメージを受け続けるボルトたち。これはBORUTO(カワキ編『殻』激突)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第206話ー第220話)のお話です。『殻』に囚われていたカワキは、ボロの弱点を知っていました。しかしボロの高い戦闘能力の前に苦戦を強いられます。あわや全滅かと思われたとき、ボルトのカーマが発動し、大筒木モモシキが意識を乗っ取って甦るんです。ナルトが昔、九尾のチャクラで暴走していたときと似ていて、ボルトはとてつもない破壊力を発揮してボロをやっつけたことを覚えていませんでした。ボロは無限月読(むげんつくよみ)による救済を説く教団の教祖でした。人々のチャクラを神樹の栄養として吸い取る代わりに、幻術の世界で楽しい夢を見続けさせてくれるというものです。神に選ばれたとされる子供たちは、器の候補として実験で使い捨てにされていました。教団は教祖を失い、証拠隠滅のために施設は『殻』によって破壊されます。ここで一つ大きな展開があるんです。『殻』の高度な研究技術を取り仕切っていた最高幹部の一人アマドが、木ノ葉隠れの里への亡命を求めてきました。その頃『殻』のアジトでは、果心居士がジゲンと戦っていて、ライブカメラで映像が送られてくるんです。アマドは果心居士と裏で結託して『殻』のリーダーであるジゲンを倒そうと計画していました。アマドの情報は『殻』と大筒木に関する全ての謎を解き明かす内容でした。ジゲンは遠い昔、大筒木カグヤと共にやって来た大筒木イッシキに身体を乗っ取られていて、肉体の寿命が限界を迎えていたので乗り換える器を探していたんです。カーマは乗っ取る身体につけられた印で、子供たちを使って実験を繰り返し、初めて適合する肉体だったのがカワキでした。居士の策でついに正体を現したイッシキは、カワキを手に入れるため木ノ葉隠れの里を襲撃して来ます。里を戦闘による破壊から守るためにボルトがイッシキを異空間へと引きずり込み、ナルトとサスケも異空間へやって来ます。イッシキの肉体が滅びるのが先か、カワキがつかまって乗り移られるのが先か、時間との勝負です。圧倒的な強さのイッシキを前に、ナルトは命がけの奥の手を発動しました。その頃『殻』の最強のインナーであるコードは、十尾(じゅうび)の幼体を守っていました。神樹復活の鍵となるのは、十尾と二人の大筒木であることが、アマドによって明かされます。大筒木に身体を乗っ取られつつあるボルトに、ナルトはどんな決断を下すのでしょうか。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編修学旅行編忍者学校卒業編中忍試験編超チョウチョウ蝶モード編ミツキ失踪編親子の日編呪印感染編湯煙忍法帖編木ノ葉丸の恋編一尾護衛編タイムスリップ編貉強盗団編『殻』編器編カワキ編『殻』激突厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/07/21
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器(うつわ)と呼ばれる謎の少年カワキの身柄は、火影ナルトが責任を持って預かることになりました。幼い頃、父親に虐待を受けていたカワキは、村にやって来たジゲンによって買い取られ、さらに恐ろしい環境に放り込まれて育ちます。誰に対しても心を閉ざすカワキ、うずまき家で一緒に暮らすことになりました。これはBORUTO(器編)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第190話ー第205話)のお話です。カワキは温かい家庭になじめませんでした。人の好意も信じられず、無愛想で、里の人々にも不審な目で見られてしまいます。ボルトは大筒木一族との戦いで掌に現れたカーマと呼ばれる印の使い方を知りませんでした。同じカーマを使いこなすカワキから学ぶため、実戦形式の訓練をすることになります。そんなボルトたちの前に、カワキを連れ戻すために木の葉の里に侵入した『殻』のインナーのひとりデルタが超人的な戦闘能力で現れます。科学忍具で改造されたデルタには、術を吸収する能力があり一筋縄ではいきません。デルタとの戦いで、カワキは完全に細胞を死滅させる攻撃を浴び、片腕を失いました。カワキはナルト用の義手を譲ってもらうことになり、その義手を動かすために必要なチャクラをナルトが常に分け与え続けてくれていることを知ります。カワキは次第にナルトのようになりたいと思うようになって、弟子となり、影分身の術など忍術の修業をつけてもらうことに。ボルトと協力して、『殻』を倒す決意をします。サスケは時空間忍術で奇妙な空間を訪れていました。墜落事故現場で入手した座標に、『殻』と大筒木一族に関係する驚くべき事実を発見。 一方、インナーのひとりであるボロは、人々を自らの術でウィルスに感染させ、それを治すことで信仰心を煽り宗教団体を束ねていました。真の目的は器となる子供の発掘。器とは宇宙人である大筒木一族の魂を宿すにふさわしい肉体のことでした。ほとんどの子供が実験段階で死亡、生き残ったのはカワキだけだったんです。家にいたカワキのカーマに異変が起きて、突然『殻』のリーダー・ジゲンが出現します。カワキを守るため戦いを挑んだナルトは、ジゲンの能力で異空間に連れ去られ、サスケは時空間忍術でそれを追いました。ナルトとサスケは激闘を繰り広げますが、ジゲンは強すぎます。シカマルは、ナルトの失踪時にそばにいたカワキを疑い、カワキは義手を通してナルトと繋がるチャクラに事態の深刻さを察知していました。異空間の戦いに、ボルトやカワキたちはどう立ち向かうのか。ナルトとサスケの運命はいかに。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編修学旅行編忍者学校卒業編中忍試験編超チョウチョウ蝶モード編ミツキ失踪編親子の日編呪印感染編湯煙忍法帖編木ノ葉丸の恋編一尾護衛編タイムスリップ編貉強盗団編『殻』編器編厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/07/14
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心転身の術を代々受け継ぐ山中一族を中心に、木の葉の里では部外者の侵入を管理する新感知システムが導入されました。チャクラをマイナンバーカードのように登録し、照合して外部の人間を見分ける方式です。第四次忍界大戦の慰霊祭が行われ多くの関係者が集まる中、全滅した忍連合軍本部でただひとり生き残った霧隠れの忍び青(アオ)の姿もありました。これはBORUTO(『殻』編)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第177話ー第189話)のお話です。謎の組織『殻』では、器(うつわ)と呼ばれる重要なものの移送計画が進んでいました。リーダーのジゲンを中心に集まったインナーのメンバーたち。ヴィクタはステルス製の輸送機の提供を提案しますが、協力的なのは表面だけで密かに自分の生命維持のために利用しようと画策していました。しかし輸送機は木ノ葉隠れの里の外れで謎の墜落。調査に向かった木ノ葉丸とムギノにも危険が迫っていました。一方、木の葉の研究員カタスケと科学忍具を輸送する任務で先端技術研究所へ向かったボルトたち。中忍試験での苦い思い出から科学忍具に馴染めなかったボルトですが、研究所で開発中の科学忍具のテストに協力するうち、道具は使い方によって任務の助けになることを認識します。そこへ第七班に緊急指令が。消息を絶った木ノ葉丸とムギノの捜索のため輸送機の墜落現場へと向かいます。高度な科学で作られた傀儡を相手に戦い、木ノ葉丸とムギノに合流しますが、今度は霧隠れの里の忍者であった青が現れました。大戦の後、科学の力で大怪我を直し命を与えたのはカタスケでした。青は『殻』のアウターの一人になっていたんです。さらに『殻』のインナー果心居士(かしんこじ)が現れ、封印術でボルトたちを拘束しました。この絶体絶命のピンチに、ボルトの掌の印が突然発動します。異様な力は何なのか、謎のままピンチを切り抜けた木の葉の面々。里への帰還途中、気を失って倒れているカワキを見つけました。この少年こそが、『殻』が必死に探している器と呼ばれる者でした。彼の掌にはボルトと同じような印があり、カーマと呼ばれるものだと知ります。器を取り返すために『殻』から次々と刺客が襲いかかってきます。ボルトたちは無事に里に帰ることができるのでしょうか。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編修学旅行編忍者学校卒業編中忍試験編超チョウチョウ蝶モード編ミツキ失踪編親子の日編呪印感染編湯煙忍法帖編木ノ葉丸の恋編一尾護衛編タイムスリップ編貉強盗団編『殻』編厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/07/06
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殻(カラ)という名の謎の組織が登場します。狢強盗団の頭領ショジョジの情報をもとに、サスケとサイが“雨隠れの里へ向かいました。ボルトたち第七班には、行方不明になっていた医療メーカーの研究員を探す任務が与えられます。木ノ葉丸もよく知るムギノが、遠征任務に出ていた経験を活かし補佐役として同行しました。これはBORUTO(貉強盗団編)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第157話ー第176話)のお話です。行方不明の研究員は何かの中毒状態のような姿でボルトたちに発見されました。雇い主のヴィクタ社長も捜索隊を率いてこの研究員を探していて、先に連れ去られてしまいます。しかもミツキの身体に異変が。どうも初代火影の千手柱間から採取された柱間細胞に関係があるようです。医療メーカーのヴィクタ社長と、ディーパという謎の男もこれを手に入れるために動いていました。この細胞は生体エネルギーを爆発的に活性化させる一方、身体を蝕む恐ろしい代物です。狙っているものは他にもいて、任務のためなら命を簡単に投げ出す霞の国の忍者4兄弟は厄介でした。ボルトたちは木ノ葉隠れの里へ持ち帰ろうと必死で立ち向かいますが、ディーパは桁外れに強く重症を負わされます。怪我から復帰したボルトとサラダは自分たちの弱さを自覚し、さらなる修行に励みました。木ノ葉丸は、殻との関係を探るためムギノと共にヴィクタの研究所を偵察。人間たちのチャクラを奪いながら成長する巨大植物を目撃します。柱間細胞はこの植物の活性化のために利用し、老ヴィクタ社長は植物の実に不老不死の可能性を信じていました。合流したボルトたちの前には再びディーパが現れ激しい戦闘になります。木ノ葉丸と戦うヴィクタも、自己再生術を使う手強い相手でした。この二人は殻の中のインナーと呼ばれるコア・メンバーですから強いはずです。殻には他にアウターと呼ばれる外部協力者がいて、すでに忍び五大国に潜入していることがわかりました。目的もアジトも内通者も不明のまま、謎の組織『殻』にどう対処していくのか。里を守る忍びたちに大きな試練が待ち受けていました。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編修学旅行編忍者学校卒業編中忍試験編超チョウチョウ蝶モード編ミツキ失踪編親子の日編呪印感染編湯煙忍法帖編木ノ葉丸の恋編一尾護衛編タイムスリップ編貉強盗団編厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/06/29
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アカデミー時代のボルトの同級生たちのエピソードがいくつか語られます。委員長スミレは科学忍具班へ転属、代わりに第十五班には鉄の国から来た侍、鉄(くろがね)ツバキが入ります。口寄せの獣の力を制御できない第四十班の鬼熊えんこは、拷問・尋問部隊長、森乃イビキの下で任務に就くことに。いのじんは母イノから心転身の術を、サラダは母サクラから医療忍術を学びます。ボルトたち第7班は難攻不落の刑務所へ正体を隠して送り込まれることになりました。これはBORUTO(タイムスリップ編)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第137話ー第156話)のお話です。鬼灯城(ほおずきじょう)には、狢(ムジナ)強盗団のコクリが収監されていました。コクリは凶悪な狢盗賊団を逃げ出した男で、組織を裏切って洗いざらい話すと言っています。狢は刺客を送り込みコクリを消そうと企んでいて、ボルトとミツキは囚人として、サラダは監獄を取材する記者としてコクリを護衛する任務にあたります。第7班の任務を知っているのはトップだけですので、看守長のベンガや牢名主ドラグ、その他囚人たちも含め皆んな非協力的です。誰が刺客なのか、誰が裏切り者なのか分からないんですね。なんとか同房に収容されコクリの護衛を進めていましたが、移送が決まってしまい、その前にコクリを連れて脱獄しようと計画を立てます。鬼灯城は脱獄不可能な刑務所ですから、忍者のボルトたちならともかく、身体能力の低いコクリを連れての脱出は非常に困難でした。密告される不安材料もある中、脱獄を決行。ついに刺客のツキヨが姿を表し四人の前に立ちはだかります。激しい戦いの末、一応任務を終えてボルトたちは里に戻りますが、この話は終わってなかったんです。里を訪れていた大名の息子・まどかテントウが貉強盗団に誘拐されます。頭領のショジョジは、姿だけでなく記憶や能力まで奪う屍分身の術を使い、コクリに化けて里に潜入していたんです。ショジョジはボルトが大筒木モモシキと戦った時に掌につけられた印に異様な反応を見せます。一体それはなんの意味があるのか、次につながる伏線です。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編修学旅行編忍者学校卒業編中忍試験編超チョウチョウ蝶モード編ミツキ失踪編親子の日編呪印感染編湯煙忍法帖編木ノ葉丸の恋編一尾護衛編タイムスリップ編厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/06/17
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もしも過去に戻れるなら、誰と会ってみたいですか?ボルトは父ナルトの師匠だった故・自来也(ジライヤ)に会ってみたいと思っていました。大筒木一族はタイムマシンを持っていたんです。見た目はカメなんですけどね。そうとは知らずにマシンの力で過去に戻ってしまったボルトとサスケ。これはBORUTO(一尾護衛編)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第127話ー第136話)のお話です。尾獣のチャクラを狙うウラシキが木ノ葉隠れの里を襲撃してきました。ウラシキを追っていた最中に過去の木ノ葉隠れの里にやってきたボルトとサスケは、子供時代のナルトと師匠の自来也に遭遇します。ボルトと同じ年頃の父ナルト、まるでバック to the フューチャーですね。サスケはすでに里抜けしていて不在でした。中忍になったばかりのシカダイの父・シカマル。サラダの母サクラ、ボルトの母ヒナタ、若くして亡くなった叔父の日向ネジ、みんなまだボルトと同じ下忍です。ウラシキは少年ナルトの九尾のチャクラを奪うために同じ時代に姿を表します。この時まだ九尾とナルトの関係は険悪で、怒りや憎悪の感情からチャクラが暴走し始めるとナルトには制御できず、仲間を傷つける行動に走っていました。いつも里のみんなのことを家族と言っていた優しい父ナルトのそんな姿を見て、ボルトはショックを受けます。気まずい関係になった二人を修復しようと自来也がある課題を与えました。ボルトと少年ナルトがチャクラを同調させ、大きな破壊力を持つ螺旋丸を会得する修業です。親子なんだからすぐ出来そうですけどなかなかうまく出来ませんでした。ナルトを守るために共に戦うボルト、サスケ、自来也。ウラシキはチャクラを吸い上げたり、異空間移動できるだけでなく、未来を見通せる能力も持っていて、どんな攻撃でも見切ってしまうので太刀打ちできません。深傷を負ったサスケを助けたのは、当時からサスケが好きだった少女のサクラでした。果たしてボルトたちは、ウラシキを倒し忍界の未来を守ることができるか。そしてサスケとボルトは現代の木の葉隠れの里へ帰還することができるのでしょうか。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編修学旅行編忍者学校卒業編中忍試験編超チョウチョウ蝶モード編ミツキ失踪編親子の日編呪印感染編湯煙忍法帖編木ノ葉丸の恋編一尾護衛編厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/06/14
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ボルトは父ナルトのライバルだったサスケの弟子になりました。サスケは留守がちで修行をつけてもらうチャンスがなかなか持てなかったんですが、風の国に立ち寄るという情報を手に入れます。こっそり里を抜け出し風の国に向かうボルト。これはBORUTO(木ノ葉丸の恋編)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第120話ー第126話)のお話です。サスケは大筒木一族のウラシキと交戦中でした。ウラシキの狙いは一尾(いちび)の守鶴(しゅかく)が持つ膨大なチャクラです。大筒木一族は先の大戦でもラスボスとして登場した宇宙人(神?)なので、強さ半端ないんですね。異空間へ移動できるスキルを使ってサスケを消してしまいます。風影の我愛羅(ガアラ)が封印術でウラシキの動きをしばらく止めますが、これもほんの時間稼ぎにしかなりませんでした。我愛羅は、兄カンクロウをリーダーにシンキとボルトのスリーマンセルで木ノ葉隠れの里へ行き、火影ナルトに頼んで守鶴をかくまってもらうよう命じます。しかしすぐに、大筒木一族が造った傀儡(くぐつ)が追っ手として登場。傀儡使いカンクロウにその場をまかせ、ボルトとシンキは先を急ぎました。この二人の相性は最悪で、ボルトとシンキはついに別々に里を目指すことにしますが、一人になったシンキの前に強敵の傀儡が現れ絶体絶命。別行動だったボルトは、たまたま母子で里帰り中だったシカダイとテマリに出会い、シンキのピンチを救います。しかし封印を解いたウラシキが行方を阻んできました。サスケや我愛羅でさえ倒せなかったウラシキ。 果たしてボルトとシンキは、守鶴を守り切ることができるのでしょうか。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編修学旅行編忍者学校卒業編中忍試験編超チョウチョウ蝶モード編ミツキ失踪編親子の日編呪印感染編湯煙忍法帖編木ノ葉丸の恋編厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/06/09
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三代目火影の孫の木ノ葉丸は、ナルトを兄貴と慕って子供時代を過ごしました。ワンピースに出てくるチョッパーと同じ声優さんなので印象深かったんです。可愛い木ノ葉丸も成長して上忍となり、ボルトたちの指導教官に抜擢されていました。初恋はレモンの味、これはBORUTO(湯煙忍法帖編)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第116話ー第119話)のお話です。ある日、木の葉の里で何者かに追われていた美しい女性をボルトと木ノ葉丸が助けます。彼女を抱えたまま軽々と屋根を越え、直走って安全な場所へ送り届けた木ノ葉丸。そりゃあもう、かっこいいのなんの。女性の名は宵村(よいむら)レモン。観光で里を訪れたといいます。なぜ追われていたのかはうやむやのまま、ボルトと木ノ葉丸は里を案内することに。木ノ葉丸とレモンはお互い好意を持ち、恋する一歩手前といった様子でした。レモンは走馬(そうま)というバケモノから村を守ってきた一族の末裔で、幼い頃に決められた許嫁がいました。封印を守るための婚姻の儀式を間近に控えた身だったので勝手な行動は許されません。許嫁の明月(あきつき)カンキツは、彼女が誰とも会えないように部屋に監禁します。村を訪れたボルトと木ノ葉丸がなんとか彼女を救出しようと試みますが、木ノ葉丸は里に送り返され村からの抗議を受けて謹慎処分になってしまいました。木ノ葉丸とは別行動をとっていたボルトはカンキツの恐るべき秘密を知ってしまい、走馬に記憶を奪われてしまいます。ついに封印が解けた走馬が暴れ出し、ボルトと木ノ葉丸が立ち向かいますが武器も忍術も役に立ちません。レモンは大きな犠牲を覚悟の上、先祖の巫女がかつて封印した方法を試みます。木ノ葉丸とレモンの淡い恋はどうなってしまうんでしょうねぇ。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編修学旅行編忍者学校卒業編中忍試験編超チョウチョウ蝶モード編ミツキ失踪編親子の日編呪印感染編湯煙忍法帖編厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/05/31
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大名直轄の守護人十二士メンバーだった猿飛アスマを父にもつ猿飛ミライの物語です。NARUTO 疾風伝 飛段・角都編で、彼女が生まれる前に亡くなったアスマ。今回の任務は忍界大戦の英雄ガイと先代火影カカシの護衛で、隣国湯の国へ旅します。先代たちは慰安旅行の様相ですが、これは火影のナルトから直々に指名された任務。果たしてどんな事件が待ち受けているのでしょうか。これはBORUTO(呪印感染編)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第106話ー第115話)のお話です。温泉街ではちょうど犬猫祭りが開催されていました。全国から犬好きと猫好きが集まって、木の葉の里からも忍犬使いの犬塚キバと恋人の猫使いタマキが参加しています。2人の痴話ケンカが、他の犬好き猫好きも巻き込み大騒動。最初から大変な旅になってしまいます。次なる事件は幽霊騒動です。宿泊していた旅館に幽霊が出たということで、ガイが大騒ぎ。荷物を届けにやってきたガイの元教え子テンテンとカカシは面白がってさらにガイを怖がらせようとします。ミライはこれも任務の一環と、幽霊の捜査にあたりますが…。今回はずっとこの調子のドタバタが続くのかと思ったら、ちょっとシリアスな展開もありました。温泉街の外れに死者に会える温泉があって、そこを訪ねたいと言う少女タツミとともにミライが行ってみることに。カカシとガイには秘密にして出かけた2人でしたが、そこには恐ろしい罠が待ち受けていたんです。ミライの父アスマの命を奪ったジャシン教の後継者を名乗る男が、死者に会いたがっている人々を集めて何やら禍々しい儀式を執り行う様子。幻術に気づいたミライですが、このピンチをたった一人で切り抜けることができるでしょうか。木の葉の里では中忍試験の結果から奈良シカダイが合格者となり、初めて隊長としてボルト、イワベエ、ワサビの臨時チームを率いることになっていました。全く気の合わないメンバーをうまくまとめて任務をこなせるのか。シカダイの知力が試されます。有名忍者をモチーフにした子供たちに人気のカードゲーム『ゲマキ』に、まだカード化されていないアカデミーの恩師シノとロック・リーを追加しようと言うバトルも勃発しました。これまで表舞台に登場してこなかったアカデミーの同級生第二十五班の活躍も紹介されます。今回はボルトを取り巻く仲間たちの紹介編でした。カカシ先生、火影(ほかげ)やめて身軽になった感じでよく登場します。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編修学旅行編忍者学校卒業編中忍試験編超チョウチョウ蝶モード編ミツキ失踪編親子の日編呪印感染編厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/05/22
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渡り鳥によって国内に持ち込まれたウイルスが原因で、鳥インフルエンザの被害が発生するという話を聞いたことがあります。ボルトたちの今回の任務は、火の国の住民が凶暴化した鳥に襲われた事件の調査でした。スミレたち第十五班との共同任務に、鳥類学者のトサカが同行します。これはBORUTO(親子の日編)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第96話ー第105話)のお話です。現場に向かう途中、ボルトたちは異様なバケモノと遭遇しました。その正体は、以前サラダが大蛇丸の研究所で出会った重吾(ジュウゴ)だったんです。生まれつき持っている呪印が暴走を始めると凶暴化して、自分を抑えられなくなるため、人里離れた洞窟で暮らしていました。ジュウゴはとても優しい性格で、呪印の感染によって凶暴化した渡り鳥たちを一羽ずつ治療していたんです。呪印を吸収することができる代わりに自分でため込んだ呪印の暴走に翻弄されていました。ボルトたちは暴走を抑える鎮静剤をジュウゴに使いながら、鳥たちの救助を手伝うことに。しかしそこに思わぬ横槍が入ってきます。凶暴化した鳥の調査で川の国からも調査団がやってきていて、ジュウゴが捕らえられてしまうんです。ジュウゴがいないと鳥たちの感染を抑えることはできません。鳥類学者のトサカがただならぬ計画を内に秘めていたり。思わぬ味方も登場します。大蛇丸の研究所からジュウゴを救うために仲間の水月(スイゲツ)と香燐(カリン)が登場。しかし捕らえられたジュウゴは凶暴化し、呪印の感染拡大は続いていました。果たして渡り鳥の旅立ちの前に、全ての感染を封じ込めることができるでしょうか。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編修学旅行編忍者学校卒業編中忍試験編超チョウチョウ蝶モード編ミツキ失踪編親子の日編厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/05/17
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子供の日を含むGWは、家族でお出かけになった方も多いでしょう。木ノ葉隠れの里にも親子の日という祝日が設けられました。任務で忙しい親達が子供と一緒に過ごす休日。さて、どんな1日になるでしょうか。これはBORUTO(ミツキ失踪編)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第93話ー第95話)のお話です。多忙を極める火影のナルトも、この日はなんとか仕事にけりをつけて家に帰ってきました。ボルトも楽しみにしていましたが、ちょっと兄ちゃん風を吹かせて妹のヒマワリに父親と過ごす1日を譲ります。ナルトはヒマワリが欲しがっている九尾人形のクラーマを探して一緒に街を巡りました。親子の日特別企画の一つ、大食い大会会場には、秋道親子がいました。いつもポテチを食べているチョウチョウと、父チョウジは底無しの大食い自慢。大会では負け知らずでしたが主催者がこれを良しとせず、ライバルとしてもう1組の大食い自慢親子を出場させ、皿に細工を施して秋道親子を妨害します。奥さんのカルイにいいところを見せたいチョウジ、それを応援するチョウチョウに勝機はあるのか。久しぶりに里に帰ってきたサスケは新しい祝日のことを知りませんでした。偶然出会った弟子のボルトに親子の日のことを聞き、娘のサラダと一緒に過ごすことにします。不器用なサスケが娘を喜ばせようと頑張れば頑張るほどサラダには引かれ、打つ手なしの状況に。そこへサスケの師で六代目火影のカカシが現れてアドバイスをくれます。うまくハマるといいんですが…。ちょっとした中休み的ストーリーで、緊張の連続だった土の国での事件からリフレッシュ。次はどんな任務が待ち受けているのでしょうか。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編修学旅行編忍者学校卒業編中忍試験編超チョウチョウ蝶モード編ミツキ失踪編厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/05/11
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木の葉隠れの里で門番が襲われ、ボルトと同じ第7班の下忍ミツキが失踪しました。ボルトにだけ『これはボクの意志』というメッセージを残して。忍者にとって里抜けは大罪です。背中を預けられる親友と思っていたミツキが一体なぜ?これはBORUTO(超チョウチョウ蝶モード編)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第72話ー第92話)のお話です。里からの捜索がかかる中、ボルトとサラダは先にミツキと会って真意を確かめたいと後を追いました。向かった先はミツキの親とされる大蛇丸(オロチマル)の研究所。いつも三人一緒に行動していたのに、ミツキに関しては知らないことだらけだった事に気付きます。ボルトとサラダの勝手な行動に対して、シカダイ達第十班の猪鹿蝶が後を追いますが、ミツキを助けたいというボルトの熱い思いに共感して結局五人で協力する事になりました。白蛇仙人(はくじゃせんにん)ならミツキの行方を知っているという大蛇丸の情報をもとに、訪れた龍地洞(りゅうちどう)。ボルト達は情報の代わりに、人間嫌いで暴れ者の大蛇ガラガの逆鱗をとってくるという試練を与えられます。ミツキは岩隠れの里の忍者たちと共に、土の国を目指していました。彼らは戦闘兵器として開発された人造人間で、生存期間を伸ばすためにミツキのデータを必要としていたんです。ミツキも自分以外の作られた人間に興味があったのかもしれません。ミツキを追って土の国までやってきたボルト達は、土から作られた兵士たちに翻弄されます。さらに人間に姿が近い人造忍者達がクーデターを起こし、岩隠れの里の人々を襲撃し始めました。先代の土影オオノキを頼ってやってきたボルトでしたが、なんとこの事態の首謀者がオオノキだったんです。果たしてミツキは戻ってくるのか。第四次忍界大戦の英雄オオノキは、なぜこの様な暴挙に走ったのか。土影もシカダイも捕らえられ、木の葉隠れへ連絡も絶たれた大混乱の土の国で、ボルト達が奮闘します。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編修学旅行編忍者学校卒業編中忍試験編超チョウチョウ蝶モード編厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/05/06
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登場人物の中に、いつもポテチを食べてる妙に親近感の湧く女の子がいるんです。ラテン風の褐色の肌のポッチャリ体型忍者。秋道チョウチョウです。部分倍化の術や肉弾戦車といった力技の他に、父親のチョウジから最近受け継いだ秘伝忍術『超チョウチョウ蝶モード』というのが加わりました。これはBORUTO(中忍試験編)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第67話ー第70話)のお話です。チョウチョウは、奈良シカダイ、山中いのじんと猪鹿蝶(いのしかちょう)のスリーマンセルを組んでいる第十班のメンバーです。ナルトと同期の猪鹿蝶の子供達三人が、先祖代々のコンビネーションを継承していました。今回の任務は殺人予告を受けた人気俳優の護衛です。チョウチョウは恋愛ドラマが大好きで、護衛を担当する俳優トマルのファンでした。恋人役の女優アシナも、ボルト、サラダ、ミツキの第7班と連携して護衛任務に当たる事になります。イケメン俳優の護衛とあって気合の入ったチョウチョウは、チャクラを消費してスリムな体型に変わることができる超チョウチョウ蝶モードを使うんです。突然現れたスリム美人の忍者に、ボルトはチョウチョウだと気付きません。トマルに気に入られたチョウチョウの恋心はますます燃え上がり、周りに目がいかなくなってしまします。そんな中、ドラマの撮影現場がガスマスクをつけた忍者に襲われます。トマルが誘拐され身代金を要求されますが、事件は思わぬ方向へ展開していきます。一方、緑色のつなぎを着てガイ先生の熱血指導のもと体術を極めたロック・リーにもそっくりの子供がいました。メタル・リーと言います。彼もボルトの同期ですが、極度の緊張体質で、メンタルが弱いせいで実力が発揮できずにいました。父ロック・リーの究極奥義・八門遁甲(はちもん とんこう)の修業をつけてもらおうとしますが、そこへ伝説のガイが登場し…。ガイ先生は忍界大戦で負傷して車椅子生活を送っていますが、相変わらずロック・リー共々熱い青春は続いているようです。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編修学旅行編忍者学校卒業編中忍試験編厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/05/02
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木の葉の里の英雄・七大目火影ナルトは、じつはまだ中忍試験に受かってなくて下忍だったんですね。里の襲撃事件があったり戦争に突入したりで試験どころではなかったというのもあります。今は平和な時代。いったいどんな試験が行われるのでしょうか。砂隠れ(すながくれ)、霧隠れ(きりがくれ)、雲隠れ(くもがくれ)、岩隠れ(いわがくれ)、それぞれの里から有力な下忍たちが木の葉隠れの里に集結し、各里長が見守る中、中忍試験が始まります。これはBORUTO(下忍編)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第51話ー第66話)のお話です。一次試験は〇X問題でした。ところがこれが、ただのマルバツ問題じゃないんです。忍者ですから身体能力やとっさの判断力、チームワークが試されるというわけです。スリーマンセルの一人でも失敗すると不合格。二次試験はチーム対抗の忍術・体術を駆使した旗の取り合いで、半分が脱落しました。そして三次試験は勝ち残った12人によるトーナメント制の個人戦です。これはナルトのときと一緒で盛り上がりますね。風影となった我愛羅(ガアラ)の養子シンキが、ものすごく強い砂鉄使いで強敵です。試験前ボルトは、仕事にかまけて家庭を顧みない父親のナルトに反抗的な態度を取っていました。もっとかまって欲しかったんでしょうね。そこへサスケが登場して、螺旋丸(らせんがん)ができるようになったらボルトを弟子にしてくれると言います。必死に修行に励み少しはできるようになるんですが、科学忍具の開発を手がけるカタスケが現れボルトに試作品を渡すんです。厳しい修行をしなくても効果絶大な忍術を繰り出せる科学忍具は、試験では使用禁止でした。結果を出して父親に認めてもらいたいボルトは、後ろめたさを感じながらも科学忍具を装着して試験会場に向かいます。平和な里の外では、不穏な動きが起こっていました。サスケは輪廻眼(りんねがん)を駆使し異界を行き来しながら、忍界大戦で大きな被害をもたらした大筒木(おおつつき)一族の痕跡を追っていました。大量に作り出された戦闘クローンである白ゼツ(しろぜつ)もまだ遺跡に残っていて、里に新たな災いをもたらす種となりえます。大筒木カグヤは第4次忍界大戦のときのラスボスで、ナルト、サスケ、サクラがなんとか封印して里を守りましたがそれで終わっていなかったようです。ナルトと同じく人柱力(じんちゅうりき)のキラー・ビーが、大筒木一族の襲撃を受けて膨大なチャクラを奪われつつありました。中忍試験にはいつも事件が起こりますね。三次試験が行われているトーナメント会場に、大筒木一族の三人が襲来します。大勢の観客を守ろうと観戦していた五影たちが奮闘しますが、膨大な尾獣のチャクラが目当ての大筒木一族にナルトが異界へと連れ去られてしまいました。父ナルトと師匠サスケの本気の戦いを目のあたりにして、ボルトは初めて忍びの凄さと自分の無力さを実感するんですね。久しぶりにいい戦いが見られて嬉しかったです。忍びはこうでなくては…。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編修学旅行編忍者学校卒業編下忍編厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/04/28
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ナルトを兄ちゃんと慕い、いつも付きまとっていた三代目火影の孫・猿飛木ノ葉丸(さるとび このはまる)も、いまでは上忍となってボルトたち第7班を指導する立場になりました。アカデミーを卒業したボルト、サラダ、ミツキの下忍(げにん)としての初任務は、村を襲う盗賊の撃退です。想定外でしたが、いきなり上忍レベルの忍者たちと対戦することになりました。これはBORUTO(忍者学校卒業編)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第40話ー第50話)のお話です。一般的な下忍の任務は、買い物する大名の奥さんの護衛とかペットの捜索といった簡単なものばかり。初任務でハイレベルな戦いを制したボルトにとって、雑用のような日常的任務が不満でした。木ノ葉の里では、金持ちから盗んだ金品を貧しい人々に配る白夜団(びゃくやだん)の人気が高まっていました。ボルトは『盗みは盗みだ。』と義賊のやり方に納得できません。里一番の切れ者としてナルトの側近を務めているシカマルは、子供の頃から将棋が得意でしたが、その息子シカダイも暇さえあれば盤と向き合っている頭脳派でした。ある日、将棋を通じてリョウギという少年と仲良くなります。ところが白夜団の活動が目立つようになってから、約束の時間にリョウギが顔を出さなくなるんです。白夜団は人々を扇動し、里一番の大企業・雷門カンパニーを批判するデモが拡大。忍者たちは招集され、デモ隊の規制にかかります。しかしこれは白夜団がしかけた罠だったんです。ボルトの同級生たちもそれぞれの職務で少しずつ実力をつけ、中忍試験を目指していました。今年の試験は忍び五大国から有望な下忍たちを集めて、木の葉の里で行われることになっています。木ノ葉丸たち担当上忍は、指導している下忍たちをその試験にチャレンジさせるかどうか悩みます。中忍は、見習いレベルの下忍と違って一人前の忍者。より厳しい任務を任せられることになります。ナルトのときも中忍試験はド派手に盛り上がりましたから、今回も楽しみです。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編修学旅行編忍者学校卒業編厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/04/22
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専用VRゴーグルを付けて仮想空間に没入できるゲームが登場してきました。VRMMO RPG (Virtual Reality Massive Multiplayer Online Role-Playing Game)と言うそうです。主人公はゲーム内でアルカイト王国の九賢者の一人。偉大な召喚術士ダンブルフでした。ゲームの名前は『アーク・アースオンライン』。その世界に異変が起こります。ログアウトできないだけでなく、プレーヤー以外の人物たちが意思を持ち始め、これまでなかった味や匂いまで感じられるようになったんです。さらに白髭を蓄えた威厳ある姿だったダンブルフが、突然うら若い美少女に変貌。ゲームの世界が現実となり、30年もの月日が経っていました。ダンブルフの武勇伝は語り継がれ伝記本も出版されていました。外見だけ大きく変貌してしまったことに気付いたのはソロモン王や側近たちだけ。最強の実力はそのまま、召喚術を駆使して瞬く間にゴブリンの群れを退治した彼女は名を問われ、これまでのイメージを壊したくないと咄嗟に『賢者ダンブルフの弟子のミラ』を名乗ってしまいます。喋り方が昔のままで、自分のことを『わし』とか言うんですよ。親父ギャルならぬ、オジイギャルです。アルカイト王国は限定不戦条約に守られている平和な国でしたが、この条約の失効期限が近づいていました。ミラはソロモンの命を受けて、行方不明になっている残りの九賢者の捜索を始めます。召喚術ってすごいですね。無敵のヴァルキリー・シスターズやダークナイト、ホーリーナイトとか言う戦闘精霊も軍隊レベルの数で呼べるし、巨大なドラゴンやペガサスも使いこなせて、空からどんどん敵が降ってきても負ける気がしません。これだけ壮大なファンタジーなら、特にゲーム内の世界だと言う設定はいらないんじゃないかと思いました。ハリポタのダンブルドアみたいな魔法使いキャラがなぜ美少女になったのか、その辺のくだりが全く語られていないので、アニメだけ見てるとどうして『わし、可愛い』なのか不明です。トイレが我慢できないみたいな、アニメヒロインにはありえない状況がおこります。ゲームの登場人物なら絶対トイレ行きたくならないですから、その辺も現実化してしまった仮想空間を表しているのかもしれません。単に作者の趣味かもしれませんが。全12話でまだまだ九賢者の探索はこれから。大きなお世話ですが、ログアウト出来なくなったプレーヤーが現実世界でどうなっているのか気になります。厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/04/19
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アカデミー卒業のためには、筆記試験と実技試験に臨まなければなりません。成績優秀なボルトは苦もなくアカデミー時代を過ごし、忍者になることに対する覚悟も意気込みもありませんでした。楽しい学生時代の延長くらいに考えていたんですね。これはBORUTO(修学旅行編)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第33話ー第39話)のお話です。卒業試験の前に進路確認のための三者面談が行われました。フリージャーナリスト・スケアの取材を手伝うことになったボルトは、クラスメートたちが忍者になることに対する将来のビジョンを自分よりもしっかり持っているように感じます。ボルトは火影の息子ですが、ナルトの時のように『オレは絶対火影にる』と言ったような意欲はなく、忍者の任務が命をかけた仕事であるという認識もありませんでした。卒業試験の第一関門・筆記試験を終え、いよいよ実技試験。先代の六代目火影・カカシが、昔ナルト、サクラ、サスケの三人に科した鈴取りテストと同じ課題を与えます。カカシが持っている鈴を奪ったものだけが合格というものですが、アカデミーの先生たちも妨害に加わるので更に厳しい実戦形式のサバイバルゲームでした。みんな卒業試験に受かりたいのは山々ですが、写輪眼を持つ上級忍者のカカシ先生には近づくことすら容易ではありません。クラス全員がそろって卒業するために、ボルトがある策を思いつきます。卒業試験に合格すると、下忍(げにん)として簡単な任務を受け持つことになります。まずは三人一組(スリーマンセル)の班分けです。親友のシカダイは、いのじん、チョウチョウと組んで、親たちと同じ猪鹿蝶(いのしかちょう)を結成。ボルトはサラダとミツキと共に第7班になりますが、ナルトの息子ボルトとサスケの娘サラダは犬猿の仲なんですね。さらにミツキは謎の多い少年です。三者面談で親として現れたのは伝説の三忍の一人・大蛇丸でした。かつて木の葉の里を壊滅に追い込んだ大蛇丸の息子というのも引っかかりますが、ボルトといつも行動を共にしたがっている理由もよく分かりません。神出鬼没な上に、まだ披露していない隠し技がたくさんありそうです。ボルト、サラダ、ミツキのスリーマンセルは、どんな活躍を見せてくれるでしょうか。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編修学旅行編厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/04/16
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トンネルを抜けると、そこは異世界だった。二日前、霊とか相談所に旅館の女将を名乗る女性から『変な口コミのせいで客が激減しているので調べてほしい。』と言う依頼が来ました。縞馬(しまうま)県の山奥にある秘湯・疣神(いぼがみ)温泉は、100年の歴史を持つ老舗旅館です。旅費も全て旅館側が負担すると言う条件で依頼を受けた霊幻は、このチャンスに関係者全員を連れて社員旅行をすることにしました。これはモブサイコ100のOVA作品です。霊幻はモブ・エクボ・律・テルも誘って、徹夜で旅のしおりまで作成し、仕事といえどすっかり旅気分です。20年間の引きこもりから脱して入社した超能力者・芹沢の歓迎会も兼ねての旅ですが、当の本人は緊張しすぎて前夜は眠れず1泊旅行なのに海外旅行並みの荷物で登場。悪霊のエクボがクールにみんなのテンションを冷やかします。一行が乗り込んだオレンジと緑の電車は信越本線115系湘南色でしょうか。懐かし〜。萌える〜。(鉄子ではありませんが...)NHKの『小さな旅』みたいなのんびりした音楽が妙に頭に残ります。電車が疣神トンネルに差し掛かった時、急に眠気に襲われた霊幻と芹沢。目を覚ますと窓の外はダークな赤紫色の怪しい空、枯れ木が点在する異様な風景でした。トイレに行ったまま帰ってこないモブたちを探しに席を立った霊幻。まっすぐ歩いているはずなのに何故か同じ場所に戻ってしまいます。代わりに探しに行った芹沢も戻ってきません。不気味な異世界に一人取り残された霊幻はどうなるのでしょうか。『モブサイコ100 第一回霊とか相談所慰安旅行~ココロ満たす癒やしの旅~』は、モブ好きの友達がDVDを貸してくれたんですが、テレビアニメ版よりずっと絵がきれいでした。老舗旅館の内装や温泉など、とっても詳細に描きこまれています。アニメの他にCDもセットになっていて、物語の隙間を埋めるようなエピソードが入っていました。芹沢が前日に即席で学習したビジネスマナーの話とか、電車の乗り継ぎ時間に霊幻が大量に購入した弁当やおやつの話とか。声優さんの声がそれぞれ特徴的なので、映像がなくても場面が想像できて楽しめます。CDを聞くと、不思議とアニメをもう一度見たくなるんですよ。この物語に出てくる無限ループのようになるとCDの最後で予言されていました。関連するシーンを確認したくなるんですね。私は2回見ました。『それ、正しい判断です。』
2022/04/13
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忍者アカデミーの修学旅行は初めての他里訪問、水の国霧隠れの里への旅でした。木の葉の里よりずっと観光化された都会ですが、少し前までは血霧(ちぎり)の里と呼ばれる貧しい漁村だったんです。六代目水影・長十郎の代になってから近代化が進み、忍者の卒業試験で殺しあう習慣は無くなりました。長十郎の側近をしている枸橘(からたち)かぐらがボルトたちを案内してくれます。これはBORUTO(うちはサラダ編)に続く、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第25話ー第32話)のお話です。忍刀(しのびがたな)七人衆は、かつてナルトも戦ったことがある霧隠れ最強の忍者たちです。7本の妖刀は代々受け継がれますが、その力は七人そろえば一国を落とせると言われています。長十郎はそのひとつである双刀(そうとう)ヒラメカレイを持つ者で、かぐらは長十郎から後継者となるように言われていました。しかしかぐらは刀を持つと人格が変わるという遺伝子を持っていて、アカデミー時代に友達や先生だった干柿屍澄真(ほしがき シズマ)に切りつけ大怪我をさせたことがトラウマになって刀を持てません。街には平和を疎ましく思う不満分子もくすぶっていました。シズマは忍刀七人衆を復活させ、霧隠れを再び血霧の里に戻そうと仲間を集めていて、かぐらの過去の弱みをついて妖刀を手に入れます。友達として、かぐらを救おうとするボルト。反乱分子をなんとか抑えて大事件にはしたくない長十郎。新たな忍刀七人衆から霧隠れの里を守ることができるか。ボルト、サラダ、ミズキたちが奮闘します。<これまでのボルト>忍者学校入学編うちはサラダ編厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/04/10
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カカシ先生のもとで任務についていた伝説の第7班ナルト、サスケ、サクラ。そのサスケとサクラが結婚して産まれた、うちはサラダのお話です。サスケとサクラだから子供の名前もサから始まるのかなと思っていたらやっぱりでしたね。これはBORUTO(忍者学校入学編)に続くBORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第16話ー第24話)のお話です。すぐに突っ走るボルトに対して、幼なじみのサラダは冷静沈着な眼鏡女子でした。ただ、母のサクラに話を聞いてもほとんど答えてもらえない父・サスケについて、もっと知りたいという思いは強くなるばかり。ある日、写真タテの中に隠されていたサスケと写るメガネの女性の写真を見つけ、サラダは実の母親はこの人なんじゃないかと疑いはじめます。任務で世界中を回っていたサスケがある不穏な情報を入手し、ナルトと峠塔(とうげとう)で出会うことになっていました。父親に会いたい一心でナルトを追って来たサラダと親友のチョウチョウ。しかしサスケはサラダのことを敵と勘違いして殺そうとするんです。サラダの目は、深い悲しみによってのみ開眼すると言われるうちは一族の血継限界写輪眼を開眼していました。うちはシンと名乗る写輪眼の父子が登場します。うちは一族は全滅して、写輪眼を持つのはサスケとサラダだけのはず。しかし写輪眼を持つ子供のシンがクローン技術で量産されていたんです。サラダが父親に会いに行ったと知り、娘のことが心配で後を追って来たサクラが、シンの術によって異世界へ連れ去られてしまいます。シンの写輪眼について、禁術の研究をしている大蛇丸(オロチまる)なら何か知っているに違いないとサスケの案内で研究所へ。サラダはそこで、サスケと眼鏡の女性と一緒に写っていた鬼灯水月(ほおずき スイゲツ)や重吾(ジュウゴ)と出会い、眼鏡の女性と自分ののDNAを調べてもらうことにします。果たしてサラダの出生の秘密とは?サラダはこの旅で、ナルトやサスケ、そしてサクラの実力を目の当たりにして自分の生きるべき道を決めるんです。『私は火影になる!』そしてサスケとサクラが遠く離れていても互いを信頼し合う心を感じます。サラダはサスケから写輪眼を、サクラから怪力を受け継いでいました。サスケが手にいれた情報を元に木の葉の里で緊急五影会議が開催されました。第四次忍界大戦のラスボス大筒木(おおつつき)カグヤが、またしても人々を乱世に引き込もうとしている様子。大戦から15年、平和ボケした忍者たちでこの危機に立ち向かうことができるでしょうか。厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/04/06
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木ノ葉隠れ(このはがくれ)の里の七代目火影(ほかげ)うずまきナルトを父に持つ少年ボルト。六代目火影のカカシ先生や校長になったイルカ先生、ナルトを兄貴と慕っていた木の葉丸など、ナルトの登場人物がみんな大きくなって、いまでは指導する立場になっています。ボルトが主人公ながら懐かしい面々にも会えてうれしいです。これは、BORUTO ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS(第1話ー第15話)のお話です。ボルトもナルトの少年時代にそっくりのやんちゃな子供でした。アカデミー入学式の日、歴代火影の顔を岩に刻んだ火影岩に電車で突っ込み破壊。悪気はないとはいえ、いきなり謹慎処分の問題児でした。同級生に、有力者の息子である雷門(かみなりもん)デンキがいました。勉強はできるけど体力も気力も弱く忍術はからっきしダメ。ボルトを慕って共に入学します。忍術は学年一でも勉強ができなくて留年し続けている結乃(ゆいの)イワベエとは、入学早々決闘になります。以前から親友の奈良(なら)シカダイは、頭脳派シカマルの息子です。うちはサラダはナルトの同期だったサスケとサクラの娘。クラスメートの何人かはナルトとともに活躍した忍者たちの2世でした。音隠れ(おとがくれ)の里から転入生ミツキがやってきます。感情の読めない謎の多い少年で、へビ電話で誰かと連絡を取っていたり、子供とは思えない技を繰り出したり。ボルトと常に行動を共にしたがっているのにも理由がありそうです。木の葉の里の各所で、ゴーストに憑依された人が暴れだすという事件が起こります。デンキやロック・リーの息子メタル・リー、クラス担任の油女(あぶらめ)シノと次々被害にあい、その暗い影を見ることができたのは何故かボルトだけでした。母親である日向ひなたの一族に伝わる血継限界・白眼(びゃくがん)に覚醒したのか。ボルトは能力を証明するためにゴースト問題を解決しようと奮闘します。大好きだったナルトの続編が見られて本当に嬉しいです。厳選アニメ。絶対ハマる。
2022/04/02
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世界征服を目論む超能力集団『爪』の第7支部を壊滅させたモブは、部活とバイトの中学生活にもどりました。霊とか相談所に舞い込んできた次なる依頼は、畑を荒らす悪霊を退治して欲しいというものです。モブはこの仕事を通じて超能力を植物の成長にも使えることを学びました。貧乏な依頼人だったので報酬は野菜の種などの現物支給でしたが、ここで受け取ったブロッコリーの種が後に街の景観を変える事象へと発展していきます。これはモブサイコ100(第1期)に続く第2期(全13話)のお話しです。モブの超能力を知ってしまったクラスメートの米里イチ(めざと イチ)は、偽教祖をやっつけた謎の少年を崇める『サイコヘルメット教』信者たちを焚きつけて楽しんでいました。内気でカリスマ性に欠けるモブをなんとか教祖らしい人物像に作り変えたい彼女は、モブを生徒会長に立候補させます。これがきっかけでエミという小説家志望の同級生がモブと付き合うことになるんです。モブは、少しずつ人間関係を学んでいました。1週間で破綻するんですが、友達にいじられているエミを救って自分が超能力者であることを明かすんですね。ちょっと胸キュンなエピソードです。最上啓示(もがみ けいじ)という有名霊能力者だった男が、死んで強力な悪霊となり社長令嬢に取り憑きます。除霊のために集められた多くの霊能力者や超能力者では歯が立たず、モブも精神世界に引き込まれてメンタルを攻撃されるんです。これまで100%で能力爆発でしたが、この対決ではそれを超えるパワーを出してました。どんなに嫌な奴でも救おうとするモブは、ここでも心の成長を見せます。相談所のHPを作ったことで多くの仕事が舞い込むようになって、霊幻はモブの成長に気付いていませんでした。どうせ暇なんだろう的な心無い一言でモブは霊幻と距離を置くようになります。一人でも口先ひとつで客を転がせると思っていた霊幻。調子に乗ったテレビ出演で、偽の霊能者ということが世間に暴露して居場所を失います。このエピソードの落とし所は気に入りましたね。霊幻とモブのいい関係が見えました。最後は再び超能力集団『爪』との対決です。ボスの鈴木統一郎(すずき とういちろう)は世界征服を目指していて、5超という最強の部下たちのほか、自分の超能力を人に分け与えることができるので兵隊約600人を従えています。息子の鈴木将(すずき しょう)も強力な超能力を持っていますが、父親の野望には反発していました。超能力に目覚めたモブの弟リツ、エクボ、テル、モブ側に寝返った元第7支部の能力者たちを含め、街を破壊する強大な犯罪集団に立ち向かっていきます。第3期も楽しみです。
2022/03/26
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食べている時にスプーンが曲がってしまうのは不便でしょうね。モブは超能力者でした。運動オンチで勉強もイマイチ、一見地味な中学2年生です。弟のリツは超能力はないものの、成績優秀、スポーツ万能のイケメンです。皆さんならどっちになりたいでしょうかね。お互いにないものを持っている二人は、それぞれ相手に対して憧れを抱いていました。影山茂夫(かげやま しげお)通称モブが、この物語の主人公です。幼い頃、高校生にいじめられていた弟を助けようとして力が暴走し、弟にも大怪我を負わせたことがトラウマになって能力を使わない我慢をするようになりました。そのストレスが溜まってきて、100%になると火山のような大爆発を起こします。引っ込み思案で無口な彼は、小学生の時、自分の能力が不安で霊幻新隆(れいげん あらたか)の事務所『霊とか相談所』を訪れます。霊幻は霊能力者を語るサギ師で、モブの力を利用して除霊させたりとずる賢い奴ですが、モブにとっては良き理解者となります。『超能力を持っているからといって一人の人間であることに変わりはない。足が速い、勉強ができる、体臭が強いなどと一緒で、超能力も単なる特徴の一つに過ぎない。個性として受け入れて前向きに生きていくしかないんだ。』『魅力の本質は人間力だ。いいやつになれよ。』モブが変なツボを買わされそうになって困っていた時も、霊幻の口先三寸で助けてましたし、なかなか正論を語るいい大人です。ツボミちゃんという幼馴染に淡い恋心を抱いていて、モテたいモブ。悩みにつけこまれ変な宗教団体に引き込まれて、エクボ様という教祖と出会います。これが実は人々の心を操る悪霊で、100%になったモブの力で退治されるんですが、このあとずっと弱い霊体のような形で付きまとわれる羽目になりました。人に憑依することができて、仲間としてはちょっと使える奴だったりします。モブは肉体改造部という部活を始めました。能力を使わなくても強い人間になりたかったんでしょうね。ここでも中学の不良グループ同士の抗争に巻き込まれて力が暴発してしまい、塩中学の裏番長白Tポイズンなんていう名前で恐れられるようになります。その時出会った黒酢中学校の花沢輝気(はなざわ てるき)通称テルは、モブが初めて出会った自分以外の超能力者でした。ちなみに舞台は調味市という街で、学校名はみんな調味料です。学園生活と除霊のバイトだけかと思ったら、さらに大きな組織的犯罪集団が登場してきました。爪という名の超能力者による犯罪集団で、世界征服を目論んでいます。『能ある鷹は爪を隠すと言うが我々は爪を隠さない鷹だ』というのがモットーで、覚醒実験によって超能力者を人工的に生産しているようです。その第7支部に捕らえられた弟のリツや数人の子供たちを救うべく、モブが、テルが、エクボが、そして霊幻が立ち向かいます。鬼滅のように最近のアニメは超写実的な情景描写が多いなか、この作品は校舎の時計といい、『霊とか相談所』の看板といい、下書きのような雑な絵が逆に新鮮でした。破壊的なサイキック集団に対して、地味に立ち向かうモブのテンションの低さ。爆発前のドキドキ感を募らせてくれます。友人の勧めで見始めたんですが、面白いです。厳選アニメ、絶対ハマる
2022/03/18
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救助訓練中にヴィラン連合の襲撃に遭い、これを撃退したことがニュースで報じられてすっかり有名になってしまった雄英高校ヒーロー科1年A組の生徒たち。今回のイベントは3つありました。体育祭、職場体験、そして期末テストです。これは僕のヒーローアカデミア第1期(1 - 13話)に続く、第2期(14 - 38話)の物語です。雄英高校の体育祭は、オリンピックにも匹敵する一大イベント。能力者たちの競技会ですから、スタジアムには何万人もの観客が押し寄せます。ニュースで有名になった生徒たちも出場するということで、特に今回は注目を集めていました。雄英高校にはヒーロー科の他に普通科やサポート科もあって、企業のスカウトにアピールする絶好のチャンスでもあります。最初の種目は障害物競走でした。もちろん普通の体育祭のような生やさしいものではなく、知恵と能力をフルに活用した超人レース。先着順に与えられたポイントを、次なる騎馬戦で奪い合います。最後はトーナメントで1対1の対決でした。緑谷少年は相変わらずパワーのコントロールができないので、怪我をしてボロボロになってしまいます。職業体験では、それぞれが自分の能力を活かせる職場に赴きました。緑谷少年は師匠オールマイトが師と仰いでいたグラントリノの下で、パワーコントロールを学びます。ただ、兄をヒーロー殺しステインに半殺しにされた飯田くんは、復讐目的で選択していました。ステインはヴィランなんですが、はっきりとした信念を持って行動しているので普通のワルと違って人気があるんです。血を舐めることでその人を行動不能にできる能力の持ち主でした。期末テストは筆記と実技で行われます。実技の方は生徒2人1組で先生と対峙します。生徒たちがいかにして困難を克服し、ヴィラン役の先生に手錠をかけるか、もしくは無事にエスケープゲートまで逃げ切れるかのテストでした。爆轟少年は幼い頃から見下していた緑谷少年の急成長に苛立っていて、最強のオールマイトを相手に二人で組んで戦えるとは思えません。他の生徒たちも、それぞれの苦手をつく対決になっていたので見応えがありました。ヴィラン連合をまとめている死柄木(しがらき)と黒霧いう人物がいるんですが、どうもその裏にさらに強大な力を持つ誰かがいるようです。緑谷少年が受け継いだワン・フォー・オールという個性に対して、オール・フォー・ワンという個性を持った人物。オールマイトに致命的な怪我を負わせた人物のようでした。悪が力を結集させつつある中、生徒たちはいつまで楽しい高校生活を送っていられるのか。続きも楽しみです。
2022/03/15
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人は生まれながらに平等じゃない。世界の約8割の人が、超能力者だったらなおのこと。個性と呼ばれる超能力は4歳ごろまでに発現して、優れた個性の持ち主はヒーローへと成長していきます。逆に個性を悪用するヴィランという敵もいて、2者の戦いが日常茶飯事的に起こっている世界でした。緑谷出久(みどりや いずく)の夢は、ヒーローになることです。平和の象徴オールマイトに幼い頃から憧れて、いろんなヒーローたちの活躍をノートにまとめていました。8割が能力者と言ってもほとんどは大したことない個性なんですね。オールマイトはどんな絶対的ピンチでも笑顔を絶やさず、人々を救い最後には勝つ、ヒーローの中のヒーローでした。残念ながら出久は、残り2割の無個性です。幼馴染の爆豪勝己には出久(デク)といってバカにされてきました。しかしヒーローになる夢を諦めきれず、難関である雄英高校ヒーロー科を目指します。誰もが無理と思っていたんですが、何が起こるかわからないものですね。ヴィランに襲われて憧れのオールマイトに助けてもらうんです。この出会いが彼の人生を大きく変えていきます。出久は、絶対的ヒーローであるはずのオールマイトにも弱点があることを知ってしまうんですね。数年前の戦いで負った傷のせいで、オールマイトの活動限界は3時間ほど。それをすぎると痩せたカマキリのような姿に萎んでしまうんです。オールマイトのワン・フォー・オールは受け継がれていく個性で、ちょうど後継者を探しているところでした。誰一人言ってくれなかった言葉を憧れの人が言ってくれるんですよ。「君はヒーローになれる」と。出久の心にヒーローとしての素質があることを見出してくれたんです。10ヶ月の特訓を経て迎えた受験。出久にはオールマイトから分けてもらったパワーをコントロールすることができず、身体はボロボロになりますが難関を突破します。入学してからも大変でした。パワーを使わなければ授業に遅れをとるし、使うと反動で身体に大きなダメージを負う。この繰り返しで保健室の常連になっていました。初めての災害救助訓練ではヴィラン連合の襲撃に遭い、いきなり実践に身をさらすことに。個性あふれる同級生たちと、知恵を絞り技を出し合って戦いに挑みます。
2022/03/09
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