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2021/06/08その1トラウムライゼ(上田映劇)でハシゴ藤元明緒監督の作品を二本。長野で観られるかどうか確信が持てないので、上田で観てしまうことにした。この作品も「ぼくの帰る場所」も、今田哲史監督の「迷子になった拳」を新潟で観たから絶対観ようと思ったのだ。新潟でようやく手に入れた「迷拳」のパンフの今田監督と藤元監督の対談を読み、更にシネウインドにあった藤元監督の二作品のフライヤーやポスターを見て、ネットで藤元監督の情報をいくつか見て俄然興味が湧いてきたのだ。「迷拳」が拡げてくれた縁に感謝。こーゆーのには素直に従うのが吉。一本め。藤元明緒監督「海辺の彼女たち」(2021)。期待以上に素晴らしかった。美しい作品。ベトナムの技能実習生の3人の女の子のお話。技能実習生だから、もちろん日本(主に東北の漁港)が舞台だが、この作品のほとんどはベトナム語。この「日本語があまり話されていない日本」とゆー感覚が、この作品ではものすごくリアルだ。技能実習生の周りにガッチリ組み上がってる「搾取の構造」がものすごい。明らかな誤魔化しを多く含む技能実習生とゆー制度について、もっと真剣に考えないといけないと改めて強く思った。だってそれなしで日本はもうやっていけないのだから…。この作品は拳を振り上げて激しく糾弾するように攻撃的には撮られていない。しかし、その静かな語り口(時として抒情的で詩的ですらある)の中にこの「構造」が常に見え隠れする感じがかえってリアルに怖い。仲介者が同国人のあんちゃんだったりするのが悲しい。同国人からさえも搾取されてしまう彼女たち。そして、そのあんちゃんもやっぱりどこかから搾取されているのだ。幾重にも張り巡らされる搾取の網。たぶん我々も知らないうちに、間接的に彼女たちから搾取しているんだろう。その中で肩寄せ合って頑張る3人の女の子たちがあまりに健気すぎて切ない。この子たちの演技がとてもよかった。劇映画だけれども、ものすごくドキュメンタリーに撮られていて、非常に独特。ドキュメンタリー的な劇映画はいろいろあるけれども、藤元監督の作品はその中でも飛び抜けて独特。社会派的で詩的。おれはこの作品、好き。その2に続く
2021/06/27

2021/06/07モネよかった。寺の息子がモネの実家の牡蠣の養殖のお手伝いをする。前田航基くん良い。藤竜也さん最高。実家の蕗で伽羅蕗作るうまくいってご機嫌。地味に田園の勉強。多分丸腰で行っても教えられる曲だろうが、ちょっとやってるうちに面白くなっちゃった。没頭してる。やっぱりBeethovenすげえわ。ミュッセ「戯れに恋はすまじ」一気に読了。短い作品。非常に読みやすい傑作。軽い喜劇のような感じで楽しく劇は進行するが、終盤いきなり雰囲気変わって凄いことになってゆく。怖い作品だ。軽快な装いは嘘だったかのように。サンドとの恋愛が驚くほどダイレクトに反映されている。昼、そば食う。伽羅蕗おいしくてご機嫌「梨泰院クラス」#14見る。#13から時代は2000年代に入った。なかなかすごい展開。終盤に入ってきたとゆー感じチャン・デヒ具合悪くて大変。息子たちより、セロイの方が彼の生命力を奮い立たせる。イソとスアの鞘当て激化。イソ働きすぎ....ヒョニが美しい。夕メシちくわカレーちくわカレーといえば!海街diaryで夏帆ちゃんが作るちくわカレー!
2021/06/26

2021/06/06午前実家で庭仕事万大で昼メシ天ざるそば、サラダうどん相生座ロキシーへ。ウケ・ホーヘンダイク監督「レンブラントは誰の手に」(2019)観た興味深いドキュメンタリー。レンブラントの作品を美しい映像でたっぷり観られるのが最高。眼福。絵画購入の内幕はすごい。レンブラントともなると購入は国家的プロジェクトになるのでめっちゃ大変。国の威信がかかってきちゃう。特にヨーロッパはそうなるわな(ΦωΦ)裏側の駆け引き...個人的にはレンブラントはアムステルダムにある方がいいかなと思うけれどルーブルもさすがにレンブラントは欲しかろう。こーゆーのを所有してる名家も大変だと思う。あの素晴らしい「読書する老女」(感動的な作品!)の傍らで読書するなんて素敵すぎて夢のようだと思うが、そのために発生する諸々が異常に大変すぎる。責任も大きいし…それをちょい考えただけで萎えてしまう。夕メシ、煮物など地味に。「ドラゴン桜」リアタイで。南沙良ちゃん、最高!専科の若いキャストたちは皆魅力的だが、おれはどうしても沙良ちゃんを目で追ってしまう。ヒヤリングの特別講師でゆりやん。素晴らしい。
2021/06/25

2021/06/05 その2引き続き相生座ロキシージェリー・ロスウェル監督「ぼくが飛びはねる理由」(2020)おれは東田さんの原作は未読(ベストセラーなのに…)だが、これはいずれ読まなきゃいけないなと思った。この映画は若干ポエムに傾きすぎているような気もするが、観てよかった。外国の自閉ちゃんたちの取材はなかなか興味深かった。国によって対応や受け止め方も様々。どの国もそうだっただろうが、今でも自閉ちゃんたちを「何か(悪魔とか…)に取り憑かれた子供」として非科学的に忌むような風潮が存在するところもあるようだ。大変だ。たしかに会話がすごく難しいが、コミュニケーションの手段はいろいろわかってきてるし、今後どんどん状況が良くなっていくといいなと思う。上映後の東田直樹さんのインタビュー動画を見ることができてよかった。全力でほとんど叫ぶように発せられる東田さんの丁寧な言葉ひとつひとつにやられまくる。おやつに家内作のアリランホットドック風。うまい。中身はチーズ。ホットケーキミックスで作るらしい。夕メシ、ソーセージとグリーンピースのスープ。欧米っぽいメシ。「ネメシス」#9配信で見る。橋本環奈ちゃん!かっこいい
2021/06/24

2021/06/05 その1インスタントラーメン軽く喰って相生座ロキシーへ今日は、ハシゴするまず一本めイ・チョルハ監督「ノンストップ」(2020)観た。めちゃおもろい。北の工作員にハイジャックされる飛行機にたまたま元北の工作員のおばちゃんが乗っていて…とゆーアクションコメディ。設定や展開にはツッコミどころも多いが、楽しいからどーでもよし。飛行機の機内を生かしたアクション、よかった。乗客の妊婦と義母とか、乗務員とか、パニック時のいろんな人々の反応も楽しく描かれる。乗り合わせていた女優さんの存在がもっと生かされていたら最高だったのに。ノンストップ【Blu-ray】 [ オム・ジョンファ ]おばちゃんが市場で売ってるねじり揚げパンいいなー。美味そう!オムジョンファかわいい続く...
2021/06/23
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2021/06/04モネ見る。今はもう、もはや清原果耶ちゃん見ないと1日が始まらん状態。終日雨実家。加藤家次男として過ごす。母方の叔父の野暮用で老母に書類書かせ、役所に行って証明書取って叔父に郵送など。老母は着実に認知症進んで、こーゆーことを独力でやるのはもう無理。書類の日本語を理解するのがまず難しいし、そもそも文章を読んで理解しようとする気力に乏しい。かっぱ寿司で遅めのランチ。かっぱではまずサラダ軍艦(大好物)から始めて変なネタばかり食うのが定番。おもしろいから。初めてうどんも食ってみた。なかなかうまくて驚く。出汁がうまい。カレー沢薫「なおりはしないがましになる」読。これはむちゃくちゃおもろい。なおりはしないが、ましになる(1) (ビッグ コミックス) [ カレー沢 薫 ]夕メシグリーンアスパラ。みりん干しなどBeethovenと併せて少しずつGriegとMendelssohnの準備も少し始めてる。どちらもぞっとするほどいい曲。そろそろ名古屋で仕事始められるといいな。おれは長野に住んではいるけれども、長野でステージに立つ回数は超少ないし、指導も中高生が中心。おれの場合は明らかに長野以外が仕事場で特に名古屋が主戦場と言える。だから、名古屋が始まらないと、おれ的には「仕事始まった」感に乏しいのだ。
2021/06/22

2021/06/03モネ、制服新鮮恒松祐里ちゃん良い。男の子たちも皆かわいいモネの音大受験失敗、切ない。ヒロインの学生時代を回想で処理していくのは新しい試み。良き。午前十時の映画祭クリント・イーストウッド監督「マディソン郡の橋」(1995)観る久々の鑑賞。おもしろい。以前見た時よりもずっとおもしろかった。官能的。身も蓋もなく言ってしまうとおっさんとおばさんのほんの数日間の不倫劇とゆーことだが、欲求不満な田舎のおっかさん=メリル・ストリープがクリント・イーストウッドの身体に向ける絡みつくようなエロ目線がとにかく凄い。繊細な視線劇。圧巻の緻密さだ。メリル・ストリープ演じるフランチェスカがイタリア人って設定なのが良いおれはメリル・ストリープの熱心な観客とは言えないが、この作品の彼女は素晴らしいと思う。例によってどこからともなくフラッとやってきて、どこかに消えてしまうクリント・イーストウッド。いつもの流れ者感。熟年不倫メロドラマでも特に変わらないところがかっこいい。この作品、スピルバーグが関与してたってのがおもろい。スピルバーグ監督でイーストウッド主演の「マディソン郡の橋」がもしかしたらあり得たかもしれないなんて夢のようだ。想像するだけでもドキドキする。マディソン郡の橋 特別版 【DVD】昼、つけそば作って食う。豚、ネギ、ダシダ、コチュジャン、唐辛子。辛くした。うまい。薔薇の季節。頂いた薔薇。ゴージャス。美しい!夕メシ、ビーフシチュー作る。業務スーパーのルー(業務シチュー)で。業務カレーも業務シチューもなかなか優秀。楽天vsヤクルト勝利。ヽ(´▽`)/
2021/06/21

2021/06/02モネ、ブラスバンド楽しそうでよし。カンパニー松尾監督「ドキュメント72時間。~プライベートを切り売りするAV女優~ カンパニー松尾vs川上奈々美」(2017)観ただいぶ前の作品。やっと見た。奈々美ちゃん5周年ご褒美企画。沖縄旅行。ビーチのシーンは監督も奈々美ちゃんもさすが!って感じ。夕暮れがきれい。「エロ美しくカッコいい」奈々美ちゃんはセックスに没頭しながらも常に「見せ方」を意識してるところが凄い。しかも自然に。シーフードカレー旨そう!ポピュラーな沖縄料理よりも、カレーにいくのがおもろい。一生表現者でいたい。確実にそーゆー方向に行ってるよね。素晴らし。終盤の涙。没入力・感受性、半端ない。市場本通、いいなー。アジア感。弁当(焼きそば)持って実家午後レッスン路傍の薔薇たち薔薇の季節。歩いてても目が楽しい。夕メシ、ヒラマサ切り身など新潟のヒラマサこれでおしまい、楽しんだー。交流戦楽天vsヤクルトテレビ観戦。則本、安樂、松井3-1で勝つ。
2021/06/20

2021/06/01しなの鉄道で上田へ中村屋で馬肉うどん大満足。本当はここで飲みたい。食後まだ時間あったので、cafe bossoシフォンケーキ喰う。上田映劇「トラウム・ライゼ」(旧でんき館)リチャード・フライシャー監督「マンディンゴ」(1975)すごかった。衝撃的な作品。勧められて観た。長野でやるかどうかわからんので、上田で観た。観てよかったです。これを見逃すのはありえない。勧めて頂いて感謝。アメリカ南部の奴隷牧場の映画。観終わってしばし呆然。この作品がなかったことにされていたことは、納得。呪われた作品。これだけ差別をストレートに描いていればそりゃそうだろう。セックスの問題や残酷な描写からも逃げない。これがタランティーノの「ジャンゴ」のルーツってのもよくわかった。なるほどなー。人種差別と同様に女性差別も緻密に絡み合うように描かれる。ディノ・デ・ラウレンティス製作、フライシャー監督、モーリス・ジャール、ジェームズ・メイソンとゆー超王道の布陣でこれが撮られたことは本当に奇跡のように思える。ラウレンティスもフライシャーも偉大だ。やっぱり75年だからギリギリ撮れたってこともあるように思う。この時期にジョーズやスターウォーズが公開され、アメリカンニューシネマの流れはどんどん薄れ、アメリカ映画界は変わってゆく。凄まじい内容だが、素晴らしく美しい映画。芸術的だ。圧倒される。特に室内のシーンにやられまくる。息を呑むようなショットの連続。ジェームズ・メイソン凄すぎ!これを観ておれのフライシャー観はガラッと変わった。おれにとってフライシャーは「海底二万哩」で「ミクロの決死圏」で「ドリトル先生」そして「トラ・トラ・トラ!」なのだ。他の作品も観なきゃいけないな。帰宅して夕メシ鮭カレーうまい。
2021/06/19

2021/05/31中川信夫監督「雷電」(1959)配信で観る。めっちゃおもろい。若い頃の雷電(太郎吉時代)を描くので、かなりの部分が東信地方が舞台。つまりこれは長野の映画なのだ。物語は浅間山の噴火から始まり、天明の大飢饉による一揆がクライマックスになってる(千曲川のシーン)。宇津井健さん主演。もの凄い巨漢だった雷電の体格的大きさや相撲の異常な強さは、もちろん実写ではそのまま表現することはできない。(アニメならいけるかもしれないが、実写では難しいだろうなあ)でもその辺はさすがにうまく回避されていて、特に違和感なく観ることができる。宇津井健さんもけっこう大きく見えて、ちゃんと強い相撲取りに見える。浦風(林幹)も谷風(坂東好太郎 )も良かったー。おきんちゃん(北沢典子)かわいい。超名作「東海道四谷怪談」と同年の作品。充実してる。この時期の相撲は講談聞いたり本読んだりしてたので、浦風や谷風などについても予備知識があった。よりおもしろく観られたと思う。「続雷電」も観るよ。続編は小野川も出てくるっぽい......「ネメシス」#8 配信で見た。「20年目の告白」ってこの回のタイトルも入江監督的でちょいとうれしい。22じゃないけど...ゲノム編集ベイビー。近頃よく聞くようになったゲノム編集って言葉。徐々に全話が繋がってきて物語が大きくなってきた。昼メシカレープルダックポックンミョン[三養] サンヤン Samyang 「ブルダック炒め麺 カレー110gX5袋」curry フード ドリンク スイーツレトルト 食品 ラーメン ピリ辛 その他のレトルト [並行輸入品]【韓国食品】カレー味はそんなに強烈な辛さじゃないので、辛いのが怖い人はカレーやカルボ、チーズなどを選ぶのがいいと思う。オーソドックスなプルダックよりはマシじゃないかな。夕メシヒラマサ切り身、根曲り竹の汁。
2021/06/17

2021/05/30実家レッスン庭仕事。人力車でランチビール飲む。庭仕事の後のビール最高。味噌ラーメン、角煮中華、ジャンボゆでぎょうざ「梨泰院クラス」#11、#12 #13 見た。うーん。グンス、こうなっちゃうか...。ムール貝のカレース-プ、良さそう。韓国めしにカレー粉使ってみようかなトニーとハルモニかー。いい感じ。ハルモニ、長家に乗り込む。チャン・デヒと知り合いだったのかー。ハルモニ、タンバムに投資してくれてよかった「最強の居酒屋」のヒョニ、超かっけ〜グンス、どんどん冷酷な方向に向っててやだなーイソの告白、この率直さが最高に素敵。夕メシ、アクアパッツァ新潟の「あら」旨い。かにはさすがにカニカマで...「ドラゴン桜」#6リアタイで見る。昔も合宿やってたね。安田顕さんの国語の特別講師・太宰府先生おもろいチェッリーニ自伝(上)読了。ロレンザッチョ出てきた。
2021/06/16

2021/05/29「生きるとか死ぬとか父親とか」#8恋人とか キャリアとか 田中みな実さんの演技が素晴らしい。暑い昼、醤油ラーメン。チャーシューの残り使って。北野文芸座。桂宮治真打昇進披露公演楽しみにしてたー。座席は知らない人とは一席空けになるように配慮されていた。一緒に来た家族や友人同士などの「連れ」は基本的に隣り合って座る。これは良いと思う。開口一番は伸ぴんさん。「新聞記事」文治師匠の「源平盛衰記」、最高。めっちゃ独特。噺と漫談を自由自在に行き来する。大爆笑。伸治師匠は「ちりとてちん」。伸治師匠の高座はおれはナマでも映像・録音でもほぼ接したことがなく、初めて。めっちゃよかった。口上は小痴楽師匠が司会、伸治師匠、文治師匠。伯山先生や宮治師匠のチャンネルで楽しく拝見してた披露口上を地方でナマで体験できるのが超嬉しい。小痴楽師匠がほとんどふざけないでいい話をして、文治師匠と伸治師匠はかなり踏み込んだ感じのお話をされた。ふざけ倒しまくる口上を想像していたら、だいぶ違って、おれはとてもおもしろかった。地方だからってこともあるのかもしれないなあ。たまたまかな。小痴楽師匠「蔵前籠」よかった〜。小痴楽師匠、長野にまた来てくれてうれしい。師匠の口調、大好き。師匠の蔵前籠は配信で聞いていたので、おれは2回目。宮治師匠「壺算」壺屋さんがヒステリックになっていく感じ、爆笑。↑撮影OKのときの一枚楽しかった!長野は徐々に芸協の噺家さんの高座も増えている感じ。楽しみ。大満足の午後。よく笑った。夜、ソノーレ長野の指導。弦中心。お久しぶりの皆さん。お元気で何よりでした。コロナで自粛してる方も多かろうが、弦の出席率はちゃんとしてた。Beethoven Op21これまでコロナ禍の中、有志で集まって地道に練習を重ねてきたとのこと。かなりちゃんとしてて驚く。もう少ししっかり手を入れればステージに出せそう。反応もいい。立派だ。Op21、久々。たぶん20年ぶりくらい。なんて素敵な音楽。わくわくする。これからコロナ禍でもイケる編成の曲も少し考えて、しばらく定期的に練習に伺う予定。小規模でいいから発表できるといいな...ちょっとしたリスタートに立ち会ってる感じ。家内迎えにきてくれて帰宅。遅い夕メシ、塩そば。いい一日。良い疲れ。
2021/06/15

2021/05/28佐々部清監督「大綱引きの恋」(2020)2020年3月に急逝した佐々部清監督の遺作。合掌。おれは三浦貴大さんの主演ってことで観に行った。大綱引にも興味があったし....。とてもいい作品だった。手堅い作品と言ってしまうと何となくネガティブに聞こえるかもしれないけれど、最大限のいい意味で手堅い作品と言えると思う。この途方もないお祭りと人間ドラマをうまく絡めて誰もが楽しめるように面白く仕上げるってことは、まず職人的手堅い手腕がなければ達成できない。とにかく大綱引がもの凄くて驚愕する。圧巻の描写だった。手に汗握る。主人公(三浦貴大さん)のビルドゥングスロマンとしても面白く仕上がってる。とてもよかった。韓国人の研修医(知英さん)とのロマンスもいい感じ。そこに主人公の姉のロマンスも絡んでくる(ちょっとロミジュリっぽい状態)。そして更に家族の問題(母親の病気)、幼なじみとの関係といった感じで広がる。広げようと思えば更にいくらでも広げられるだろうが、この辺のお祭りとドラマのバランスの按配がよかった。地域の人間関係が「お祭りを軸に」丁寧に描かれているのもよかった。川内、行ってみたいなって思うよね。三浦貴大さん、最高だった。一番太鼓を打ち鳴らす勇ましい姿は圧巻。松本若菜さんが超魅力的。最高。「この道」でも素敵だったが、これまた素晴らしかった。この作品では主人公の幼なじみで男まさりのバツイチ子持ちとゆー役どころ。こーゆーのいいよなー。比嘉愛未さんの出演はうれしい。知英さん、かわいかった。石野真子さん最高。お父さん役の西田聖志郎さんはこの作品のプロデューサーでもある。九州出身で、九州が舞台の作品を他にもプロデュースしているようだ。方言指導とかもやるらしい。九州愛。同じ佐々部監督で西田さん製作の「六月燈の三姉妹」はキャストもいい感じだし興味ある。観てみたいと思う。久々に山小屋でランチポークカレー、白身魚フライ 旨!
2021/06/14

2021/05/27おかえりモネが毎朝楽しみ。避難小屋に辿り着くが、今度は子供の調子が悪くなる。診療所の先生(坂口健太郎くん)の的確なアドバイスで切り抜ける。よかった雨。終日、天気悪い。クリスティアン・ペッツォルト監督「東ベルリンから来た女」(2012)DVDで観た素晴らしかった。驚いた。こりゃ傑作だ。おれは旧東独を題材にした作品はできるだけ観ることにしている。この作品は中でも特に素晴らしかった。あのなんとも言えない「ザ・東」な感じ!はっきりとシュタージが出てこないところでも、常になんとなく嫌な感じの気配があって(監視)、その描き方が最高だ。ひたひたと無気味。撮影はもちろんだが、音がめっちゃ凄い(水を抱く女も同様)。ストーリーは極めてシンプルだが中身は非常に複雑。見応えあった。転落して脳に血栓ができて、感受性に問題が生じてしまう少年、収容所から逃走して髄膜炎を発症した少女、この二人は東独を象徴していると言ってもいいのかもしれない。トラバント、かわいい車だ。ベンツと一緒だとますますかわいい。トラビはおれがドイツにいた頃(90年代前半)は旧東ではまだ見かけた。部屋の壊れたコンセントとか、鉄道とか諸々、とにかくいろんなことがツボだった。海岸があるってことはロストックの方だろうか…主演のニーナ・ホスが超名演。凛として、ちょっと閉ざしているようなその佇まいが美しい。そしてめっちゃエロい。インターホテルで出てくるシュテフィという女の子(娼婦?)がめちゃよかった。林の中やインターホテルで西の愛人と逢って慌ただしくセックスするバーバラとシュテフィの立場はそれほど変わらないとゆーこと。上司の医師役のロナルト・ツェアフェルト、よかった。バーバラを監視しながらも彼女に心を寄せてゆく。常に眼差しが寂しげなのが良い。複雑な存在。その監視の眼差しの中に恋愛感情が混ざっていく感じが圧巻。見つめるという行為。監視も好きな女性を見つめるのも行為としては同じだ。好きな女性のことはいろいろ知りたいし、シュタージも監視対象のことは何もかも知りたいし、知ろうとする。この作品はドイツ語がシンプルでわかりやすく、しかもめちゃ聞き取りやすい。上司の医師がヒロインのバーバラと話すときずっとSieなのがちょっとおもしろかった。この微妙な距離感。レンブラントの『テュルプ博士の解剖学講義』が重要なモチーフとして登場する。このエピソードは印象的だ。東ベルリンから来た女 【DVD】地味に勉強。BeethovenOp21。お久しぶりな曲。若いころ本番で振ったけど、さすがにふつーに忘れてるよね。身体に馴染みは少しある程度。新鮮。「珈琲いかがでしょう」#8ついに最終回。いいドラマだった。毎回楽しく見た。夏帆ちゃん、最高。中村倫也さんといいコンビだった。また共演が見たいな。市毛良枝さんよかった。昼、安城湯麺久々。旨い。安定感。『農心』安城湯麺ラーメン|アンソンタン麺(125g×5個入りパック)■1個当り109円NONG SHIM 韓国ラーメン インスタントラーメンマラソン ポイントアップ祭夕メシ炊飯器でチャーシュー作る。うめー。ドキュ穴97回瀬々敬久監督。よかった。「明日の食卓」、楽しみ!絶対観る。
2021/06/13

2021/05/26 その2引き続き相生座ロキシーサイード・ルスタイ監督「ジャスト6.5 闘いの証」(2019)観た。イランの荒々しくギラギラした刑事モノ。おもしろかった。スピード感が素晴らしい。畳み掛けるようなセリフの応酬。土管で生活するヤク中のホームレスの人々の描写のめっちゃリアルなこと!実際イランの麻薬問題はものすごく深刻らしい。特にホームレスの人々のヤク中率はかなり高いようだ....隣国アフガニスタンの麻薬がどんじゃか入ってきて、売買の中継地になっているとのこと。おれ、キアロスタミ監督の作品あまり観てない。観なきゃいけないなと思う。「生きるとか死ぬとか父親とか」#7 不倫とか 友情とか 石橋けいさん、よかった〜田中みな実さん素敵すぎる。夕メシ。ヒラマサのあらのターメリック煮チェッリーニ自伝、読み続け。【中古】 チェッリーニ自伝 フィレンツェ彫金師一代記 下 / ベンヴェヌート チェッリーニ, 古賀 弘人 / 岩波書店 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】
2021/06/11

2021/05/26 その1おかえりモネ、塚本監督登場👍山で子供と遭難っぽくなる。ちょいハラハラする展開。昼メシ、蕪村で。 蕪村そば相生座ロキシーニマ・ジャウィディ監督「ウォーデン 消えた死刑囚」(2019)観た。イラン映画。おれが今まで観てきたイラン映画はどっちかとゆーと芸術映画寄りの作品が多かった。ジャスト6.5もそうだけど、こーゆーエンタテインメント寄りの作品は初めてだ。なかなか新鮮。空港建設のための刑務所が立ち退きに伴い、囚人たちを新しい刑務所へ移送することになるが、囚人が一人足りない。この引っ越し任務に昇進がかかってる所長は困った!とゆーお話。ちょいコメディっぽい感じも。要するに「かくれんぼサスペンス」ってことかな。冤罪モノな要素もあり。「死刑制度」についても考えさせようとしているようだ。ちょっとどーゆー態度で観賞してらいいのかわからなくなるようなところがある。非常に独特な感覚の作品。ちょい退屈もしてしまったが総じて興味深く観た。ソーシャルワーカーを演じる女優さんがめっちゃ美人。イスラムは凄味のある美人さんが多いね。(帽子が印象的)主演のナヴィット・モハマドザデー、シブい。刑場、絞首台のショットが印象的。ジャスト6.5に続く。
2021/06/10

2021/05/25家内、ヒラマサ捌く昼、ヒラマサ少し使ってココナツミルクカレー。めっちゃ旨い!午後老母ワクチン予防接種へ。家内が同行。おれは相生座ロキシークリスティアン・ペッツォルト監督「水を抱く女」(2020)観た。こんなにしっかりフケーの「ウンディーネ」になってるとは思わなかった。水の精(ウンディーネ) (光文社古典新訳文庫) [ フケー ]役名がまんまウンディーネで、冒頭で「私を裏切ったら(捨てたら)、殺す」とちゃんとヒロインが宣言する。そして「昔は沼地だったベルリン」が舞台。潜水が仕事の男。いやあ、肝が座ってるなー。すげえ。古いドイツロマン派の構造を使って、現代的な女性・愛の形を描く。そこに古いベルリンの街や歴史も浮かび上がらせてゆく。新しさと古さが混淆するベルリン。この作品のウンディーネはただ自分の運命に忠実なだけではない。「運命」にただ従うだけではなく、自分の意思で運命に立ち向かう。パウラ・ベーア、最高に素晴らしい。印象的で暗喩的なアイテムが多数配置されていて、いちいち考えさせる。水槽の中の潜水夫の人形、水中のナマズなどなど...特に水中のシーンなど、水のシーンがすごくよかった。もちろんそうじゃないとこの映画は成立しないが...「ステイン・アライヴ」はいいね。ホントに救命の現場で使われてるってのもいい。確かにビートも歌詞もぴったりだマリアム・ザリーの存在感もよかった。おれはリストのレクチャーの関連でちょうどローレライや「ウンディーネ」のことに没頭していてグッドタイミングだったのだ。よかったー。夕メシ焼きたてパンとヒラマサのソテー。最高。ローズマリーは実家の。
2021/06/10

2021/05/24例によってバイキングの朝食。ホテルから徒歩で新潟駅へ。暑かったり寒かったりしなければ徒歩でも大丈夫。近い。新潟駅、絶賛工事中9番線ホーム。しらゆきの乗車待ち。和む。やっぱり「しらゆき」いいわー。車中、チェッリーニ自伝読み続け。上越妙高で新幹線の乗り換えの時に、駅弁買おうと思ったが、目当ての鱈めしもさけめしも売り切れ. (´・ω・`)にしんめしはあったので、お土産にひとつ購入。帰宅、昼メシレトルトの「あしたのカレー」スパイスカレーとゆーより、おうちカレーの路線もんこ先生のガチなレトルトスパイスカレー食べてみたい。出てるのだろうか。昨日発送した魚、到着。便利な世の中。ヒラマサがめっちゃでかい。「最高のオバハン中島ハルコ」配信で見るイケメンシェフで平岡祐太さんNANAさん、久しぶりだー。幸田町の町おこしイベント。幸田町ってのがシブい。おれ、通過したことしかないと思う。愛知は広い。夕メシは新潟の幸。御馳走で大満足。超うまい。ヒラメ、にしんめし
2021/06/09

2021/05/23夜再びシネ・ウインドへ今田哲史監督「熊笹の遺言」(2003)観た。以前から観たいと思っていてなかなか捕まえられなかった作品ようやく新潟で捕まえられてうれしい。しかも監督のAV作品やバク山監督とのトークも含めた特集(奇祭)の一環で!こーゆー流れの中で熊笹や迷拳を併せて観られて本当によかったなあと思う。どれもがちゃんと今田監督で、そのどれが欠けても今田監督ではないのだとゆーこと。ハメ撮りAV・格闘技、社会派ドキュメントいうとんでもなく凄い振り幅に困惑する方も多かろう「熊笹の遺言」素晴らしい作品。感銘を受けました。これが学校の卒業制作ってのがすごい。おれは長野だから群馬はお隣だ。さすがに、草津の栗生楽泉園の存在は知っていたが、ほとんど知らないに等しい状態。国家規模のとんでもない差別が行われていたという事実も知識として知っていたが、実感としてはやっぱり遠いものだ。全国的にそーゆー感じだろうな。この作品が作られた頃から提訴が始まって、ようやく認識が変わり始めて、最高裁の謝罪文が出たのが2016年のこと。そりゃそうなるだろう...谺さんの活動をテレビで少し見たことがあると思う。隣県にいてもこんな程度だ。知らないことばかり。今回、今田監督の視点でハンセン病のことを知ることができて本当によかったと思う。テレビ局のドキュメンタリーで知るのももちろん有意義だが、やっぱり映画館で集中して観るのが良い。監督が対象に柔らかく寄り添って話を丁寧に聞き続けるこの感じは、格別のもの。凡百のインタビューとは全く違う距離感。そう、監督がAV嬢やアイドルに話を聞くときの、あの感じ!あの感じなんだよ。それがいいんだよなー。その感じが既に卒業制作で十分に発揮されてる。凄い!土手の凧あげのシーンもあいさんと子供との交流のシーンも「妹を描くとどうしても小さい頃の妹になってしまう」と語る時治さんのあの感じも、今田監督だから撮れたとゆー感じがする。こーゆーときのお三方のチャーミングなこと...もちろんお三方は、国家的な差別の中で想像を絶する苦難を背負って生きてきたのだ。こーゆー苦難があったからこそのチャームなどとは絶対に言えない...。でも人間である以上何かチャームはある。そーゆーところを垣間見せてくれるのがこの作品。童心に帰って凧あげに興じ、少年との交流を楽しみ、かわいかった妹の追憶に浸る...監督はこうやって「人」を見せてくれる。感動的。国家的差別なのだからもっと拳を振り上げて厳しく糾弾していくようなやり方もあるだろう。糾弾すべき問題だし、そーゆーのもアリだ。アグレッシブなやり方で反応を引き出すやり方もある。でも監督はそーゆー強引なことはしない。徹底して「人」に寄り添って、見て、聴き続ける。おれはそーゆーところがいいなと思います。問題が深刻だからそーゆーところが尚更、感動的。上映後の舞台挨拶。有意義でした!二日間全て同じ席だった。E-1新潟はこの作品に登場する鈴木時治さんの作品も展示されていたりしてこの作品に縁が深いようなのだ。会場にも関係の方々が居られたようで、監督の舞台挨拶の時にも鈴木時治さんの情報について会場からアシストが入ったりする。ホテル戻って、買っておいたみかづきのから揚げつまみにビール飲む最高の二日間に乾杯。「ドラゴン桜」#5リアタイで見る。品川徹さん良い。
2021/06/08

2021/05/23午前午後ホテルのバイキングの朝食「のっぺ」があった。新潟だねえ。もちろん喰う。午前、ピア万代へ。魚を購入して自宅へ送るミッション。ヒラマサ、あら、鮭の焼漬、ヒラメ刺を購入。漁船があるこーゆー風景が好きだ。9時台だと人は少なく、ソーシャルディスタンスはバッチリ。昼は小嶋屋で。たれカツ丼のセットへぎそば久しぶり。うまーい。そばを大盛りにすればよかった。基本的にホテルの部屋に閉じこもって勉強。Beethovenの予習。秋の本番の一曲と、直近に指導する二曲。遅れてBeethovenイヤーがやってきた感あり。午後、再びシネ・ウィンド小森はるか&瀬尾夏美監督「二重のまち 交代地のうたを編む」(2021)舞台挨拶回を鑑賞。おれはこの作品は2回め。初回よりも楽しめた。初回は「空に聞く」の翌日に観て、あまりの作風の違いと、ちょっと前衛性に戸惑ってしまってしまい、作品に入っていくのに時間がかかった。今回は楽に入ることができた。おもしろかった。よく考えたらそんなに前衛じゃないじゃん。「伝承」って特に前衛じゃないもんな。でも作品の構造はやっぱりけっこう前衛(・・;)嵩上げされた地面の下のまちが静かに蠢いているような感覚。そうした蠢きの気配を丁寧に感じ続けること。土地の人々の声に耳を傾け続けること。そして語り継ぐこと。続けること...続けること...続けること...新潟の映画館の自分の足下にもそうした蠢きが感じられるような気がして、その感覚にぞくぞくした。それはもちろんホラー的な感覚ではなく、親密でどこか懐かしく、ちょっと切ないような…独特な,,,伝承の構造。民話の発生。この刺激的でスリリングなワークショップの仕組みが本当に凄いと思う。そしてそれが、独特な「映画作品」として成立していることに改めて驚愕する。凄い。これは震災からある程度時間が経過して嵩上げという段階に至ったからこそできること。震災当時のどうしようもない生々しさの中では話が伝わって自然に醸成されてゆくのは難しい。語る方はあまりにつらすぎるし....聞く方もつらい。そもそもそれどころじゃなかった。時間が経過したからそれでも語れるようになった。上映後は小森監督と瀬尾監督と出演の古田春花さんの舞台挨拶。有意義だった。オンラインではなくリアルで。贅沢。小森監督の実際のサイズ感がわかってよかった。思ったりずっと小柄な方だった。オンラインの挨拶だとスクリーンに大きく映し出されちゃうし、ネットに出てる写真とかで小柄だってことは大体わかるけど、リアルだとちゃんとわかるよね。(おれはこーゆーことはけっこう大事だと思ってる)古田さんは新潟のシンガーソングライター。そうか、新潟の人だったのかー。最後に一曲歌ってくれて、これがとても素敵でした。思いがけないミニライブに癒された。シネ・ウィンドはこの土日の二日間、小森監督の特集と今田監督の特集上映が同時に行われていて、かわりばんこに監督の舞台挨拶が行われるとゆー、とんでもなく刺激的な状況だったのだ。凄すぎだ....ホテル戻ってちょい休憩。早めの夕メシホテルの部屋でテイクアウトのカレーイタリアンで熊笹に備える。久々のみかづきのイタリアンに元気もらっていざシネ・ウィンド二日間の〆の「熊笹」へ夜に続く。
2021/06/07

2021/05/22夜この日の〆は「バクシーシ山下の社会科見学」新潟の社会科見学はおれは二度目。前回は2019年。まずタートル今田監督「春原未来のすべて 劇場版」(2014)これは大好きな作品。もちろんDVDを所有してる。この作品がかかってうれしかった。最初に書いた感想はこれ。「人の役に立つことがしたい」「死んでもいい」と、涙ながらに語る未来ちゃん。奉仕と自己犠牲の精神。そこに異様な自己評価の低さが結びつく。オリジナルは約3時間半の作品だが、今回は上映用に60分に編集したバージョン。オリジナルはその長さと相まって、未来ちゃんの超infinityな話を徹底して誠実に聞き続けてグロッキーになってゆく今田監督の感覚を、ある程度は体感できるようになっている。今回の編集バージョンは、すっきりしていてその点は楽に観られる。おれが観た感じではポイントはちゃんと押さえてあって、作品が薄まったとゆー感じは受けなかった。監督が消耗してゆく感じをじっくり体感したいと思うならぜひオリジナルを!誠実に向き合い続けること。だからこそ撮れた瞬間に満ちた作品。尿のシーンは楽しい。「尿つながり」でバク山監督の飲尿娘とカップリングしたのかな。おれはこの番組を見て瞬間的にそう思ったのだけれど.....この劇場版は東京でも「迷拳」や「熊笹」と一緒に上映される機会があるといいのになあ。今田監督ワールドを味わうにはAV作品は外せないと思うし...二本目はバクシーシ山下監督「めちゃイケてる飲尿娘 スペシャル劇場版」(1997,2000)オリジナルのAVはPART1〜3の三作あるらしい。今回の劇場版はその編集版。この版には尿木監督へのレクイエムという面もある。おれは安達監督の作品に出てくる飲尿おじさんの存在は一応は知っていた。むちゃくちゃおもしろかった。さすがに「ぎょえ〜」となる場面も多いが、徹底的に突き抜けているので、意外と爽やかな感覚で見られる。後味も悪くない。(尿の後味じゃなくて、作品の後味ね・笑)。この作品は飲尿をこよなく愛するおじさん(尿木監督)を徹底的に追った作品なので、タイトルは「イケてる飲尿娘」ではなく「イケてる飲尿おじさん」の方が正しい。飲尿愛に徹する尿木監督の純粋さが素敵だ。ここまで徹すると、これはもう「飲尿道」だ。尿木監督はぶっ壊れた感じの変態とは全然違っていて人間的な気品に溢れた丁寧な紳士。ただひたすらに「飲尿」を愛しているだけ。それだけ。その混じりっ気のない純粋さは本当に清々しい。例えば特定の大好きな女性の尿を飲みたい(直飲みしたい)とゆーような気分は、それでもまあ理解できなくもないが、尿木監督は全然違う。超越してる。彼は「飲尿」そのものを愛しているので、それが公衆トイレでこっそり採集してきた尿であっても全く構わないのだ(衛生的に問題はないのだろうか...)。想像を絶する世界だが、とにかくもの凄い。そのあまりの純粋さにひたすら圧倒された。「純粋さ」について考えさせられる。上映後はバク山監督と今田監督のトーク。たっぷり時間を取ったトーク。超たのしかった。このくらいがっつり時間とってくれるのはうれしい。シネ・ウィンド、素晴らしいっす。ホテル戻って迷拳のパンフじっくり読みながらビール。バク山監督作品を観たあとのビールは、一瞬微妙な気分になるが....その微妙さも意外と楽しい。
2021/06/05

2021/05/22午前午後今日明日の新潟の奇祭へ向かう。バスで行こうかとも思ったが、「しらゆき」にも乗りたかったし、JRで行くことにした昼頃長野駅。まず「はくたか」で上越妙高。すぐ着いちゃう。あっけない。新幹線だと旅情どころではない。北信と上越はめっちゃ近いのだ。特急「しらゆき」に乗り換え。なにこれ!超かわいいじゃん!昼メシは駅弁。これを楽しみにしていた!直江津のさけめし!お重のような容器がかわいくて素敵。超絶美味かった。感激👍このルートは柏崎のあたりで海辺を走る車窓がたのしい。無事新潟着。駅が工事中で どえらいことになってた。迷路感。バスでバスセンターへ。歩いても行けるけどバスにした。バスセンター至近のホテルにチェックインつまりシネウィンドのすぐそば。部屋でちょっと休憩。バスセンターのカレーで腹ごしらえしてシネウィンドへ向かう。おお、久しぶり。二日間ここで映画祭っぽく過ごすのだ。まず1本目今田哲史監督「迷子になった拳」舞台挨拶回鑑賞。松本の先行上映以来、二回目の鑑賞。好きな作品。初回よりも細かく観ることができてよかった。また再びリングサイドのハヤーハヤーの掛け声と派手な音楽(お囃子?)に浸れたのも嬉しかった。おれ、このサウンドすごく気に入ってる。この作品は選手以外のところもすごく面白く興味深い。興行側の人やコーチ家族など選手を取り巻く人々も皆キャラ立ちしていておもしろい。二度目だと人間関係もわかってくるし(最初は金子選手の立ち位置がいまひとつわかりにくかったが、二度目でやっとわかった)...ミャンマーの人たちの顔立ちが似ていてわかりにくかったが、これもだいぶわかってくる。今回は観賞後にパンフの相関図で確認できたので、よかった。(この作品はそもそも登場人物やたら多く、相関図はたしかにありがたいです)ミャンマーの濃密な空気感も魅力的だ特にグルメな映像があるわけじゃないけど、家庭料理がものすごく印象的だった。それから、この作品は日本でもミャンマーでも子どもたちが超かわいい。負け犬一歩手前の男たちが迷い、戦い続ける姿...会社やめて文字通り路頭に迷っていた監督が、それを追い続ける...続けること。「ファイト!」が突き刺さる。凄まじいエモさだ。バスクラが効いてる。絶妙なアレンジ。戦う時は獅子のようにそれ以外は謙虚に上映後は舞台挨拶。松本に引き続き今回も監督のお話を伺うことができてよかった。監督は、ホントに声が素敵だー。心地よい声と語り方。松本でゲットできなかったパンフ。ようやくゲット!しかも監督のサインも頂くことができた!うれしい!パンフは東良さんの寄稿がうれしい(この文章も最高)。(監督、そうなのかーパリテキサスかー)おれは東良さんの文章が大好きで、この本は愛読書だ。(いまはこの本、驚愕の価格...)このパンフはエッセイだけでなくラウェイの歴史やミャンマーとの交流についてしっかり書かれていて読み応えある。[夜の社会科見学に続く....]
2021/06/03

2021/05/21雨関和亮監督「地獄の花園」(2021)予告編でおもしろそうだなと思っていて、公開を楽しみにしていた。公開初日に観ちゃった。とても楽しかった👍作りこみまくった映像、素晴らしい。アクションシーンもすごくよかった。永野芽郁ちゃん、広瀬アリスちゃん超よかった。川栄李奈ちゃんも凄い。菜々緒ちゃん圧倒的な美しさ。超カッコよくて圧倒される。大島美幸ちゃんはずばりこれしかないでしょうとゆー感じ。ふつーに大人しくOLしてるときが意外とかわいかったりする。小池栄子さん素敵だったー。ウイカちゃん期待通りめっちゃ最高。いいに決まってる。この際もっと大きい役がよかったと思う。遠藤憲一さん最高すぎ。夜、久利多で打ち合わせ兼メシここは何食ってもうまい。
2021/06/02

2021/05/20「梨泰院クラス」#9#10見るタンバム法人化。ここでついに株式会社IC(梨泰院クラス=IC)が立ち上がる。イソの引き抜きを画策する長家。昼メシ、レトルトのソースでえびクリームパスタ、夕方から雨長野感染37東京843愛知633大阪501夕メシ、魚のあらのカレー作る。旨い。「チェッリーニ自伝(上)」ゆっくり読み始め。チェッリーニ自伝—フィレンツェ彫金師一代記〈上〉 (岩波文庫) ベンヴェヌート チェッリーニ、 Cellini、Benvenuto; 弘人、 古賀9784003271117【中古】
2021/06/01
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