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梅雨曇り。そういうお外ではあるし、HDD容量も余裕がなくなってきたので、今日は久々の2本視聴を。午前中は先述の「HERO」。続編(?)の「LOVERS」も録ってあるのだが、さすがにその継投では新鮮味に欠けてしまうので、久々オカルチックなこの一本を。「悪霊喰」のタイトルからして、B級の香プンプンのこの作。ヒットはしたのかな? 内容は、臨終に際し、その者の罪を飲み込む儀式を行って、魂を天へと導くとされる「罪食い」と呼ばれる異端な存在を追う司祭さんのお話……でいいかな。魂を天に導くと言っても、罪人でも背徳者でも許し、安息を与えてしまうというのが教会としては異端行為であるとされ、その上、その存在はすべての罪を飲み込むことで、英知と不老不死を得て時代を生き抜く特異な者……というのが話の肝だが、お話の組み立てが悪いせいか、引き込みがイマイチ。オカルト映画としてもまとまりが悪かった感じだ。けど映像的なクリエーションはなかなか見応えがあった。背景やセット、装飾に至る細かい部分に手抜きがなく、撮影も丁寧。闇に射す光の中で舞う粉塵一つ一つの動きにさえ気を入れているような見事な仕上がり。制作はアメリカ、ドイツ合作となっているようで、この辺はドイツ系のテイストだろうか。残念なのはせっかくのその重みある映像を浮かしてしまう、過剰にて軽いCG使い。それなくても見せ方でなんとかできなかったもんかね。監督はブライアン・ヘルゲランド。主演のヒース・レジャーと綺麗所シャニン・ソサモンとは「ロック・ユー!」で組んだトリオ。この仕上がりがそこにもあるとしたならば、うむ、その作観なくては。画質はなかなかの高画質。当然暗いシーンが多く、外光撮りの明るしシーンではもっと抜けが欲しい気がするが、闇の中射した光の中に映えるシャニン嬢の産毛が鮮明。これだけでまた彼女を観たいのです。 画 質 : ★★★★☆ 音 質 : ★★★ 完成度 : ★★☆ 満足度 : ★★☆
2005.06.18
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やっと自分の中では日の目を見た、チャイニーズビジュアルアクション大作「HERO」。つっても話題にもなり、ファンも多い系統の一作ではあるが、私的にはそれほど好みではない。大体ストーリー自体が語られることがないし、見せられる元祖ワイヤーアクションってヤツも、あまりに現実離れし過ぎている感があるし……。もっとも映画の本質など、彩りと躍動感で魅せる京劇と同質のものとも語れるわけで、とすれば、中国人が何を電影に求め、作り手は何を応えているのか。そういう見方をすればこの映画の本質も理解できると言ったとこかな。と言うわけで、ともかくそいう要求に応える見事な電影美。監督が「紅いコーリャン」「紅夢」などで名を馳せた、中華屈指の映像派、チャン・イーモウなだけに、黒、白、赤に黄、青、緑……いささか鼻につくような色使いに、彼の国ならではの広大な舞台と、それを借りての押し寄せるような人海戦術。今時こういう撮影をできる国が他にあろうか? しかしこれだけのパワーと素材を持つならば、CGに頼る必要もないと思うのだが、おかげでいさささ暴走気味という気もしないでもない。キャストは、ジェット・リー、トニー・レオン、マギー・チャン、そしてチャン・ツィー。チャン・ツィーの美しさに惹かれての……とは何度も書いているのだが、さすがこのキャストの中ではただの小娘で終わってる。いや、彼女に限らずマギー・チャンやトニー・レオンの色香……もう少しその引き出しを欲しく感じるのは、あまりの舞台の彩りのせいだろうか。画質は悪くはないが、抜けるような色彩美の再現には及ばず。音圧で圧し包む音場感といった作風だが、AACではちと物足りないかな。 画 質 : ★★☆☆☆ 音 質 : ★★★☆ 完成度 : ★★☆☆☆ 満足度 : ★★★☆
2005.06.18
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本日はアニメを一本。監督は「パーフェクトブルー」「千年女優」の今敏。宮崎駿ほどにコミックタッチでもなく、押井守ほどにリアルタッチでもない。そして大友克洋ほどに薄っぺらでもなく、庵野秀明ほどに急ぐわけでもない。それでいて柔いデフォルメをかけたキャラ描写と、それに通じる柔くて丁寧に躍動する動画表現に不思議なリアルさを感じさせてくれる、今敏とはそんなアニメ監督。しかし脚本もこの人書いているようなのだが、毎回お話については何か足りない。けどそれをそんな微妙な作画の魅力が補って、結構許せてしまう出来なのだな。今回のお話は、クリスマスの夜に捨て子を拾った3人のホームレスの親探しという、またつまんなそうな設定なのだが、さすが三作目、緩めながらもディティールに凝った東京の町並み、雑踏……、その背景描写が何よりも素晴らしいし、キャラの動きもより洗練され、それらの融合した見事なアーチスティックな一本に仕上がっている。というわけで、これでお話に惹きつけがあれば言うことはないのだが……。画質はHVだが微妙。キレイに観れるのだが、鮮やかさに欠けるのが惜しい。 画 質 : ★★☆ 音 質 : ★★★ 完成度 : ★★★☆ 満足度 : ★★★☆
2005.06.15
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週末、今宵は久々に同僚達と食事会。金曜日は週末ということで整理づける仕事が多い上、3~4が総合実習、5時限目には本校CAI室に移動してワープロ、パソコンの資格取得を目指しての選択授業と、準備、整理を間に挟むとほとんど余裕のない一日なるのだが、おかげで土日やこういう時間の有り難みがより感じ得られる。「けん坊」は知る人ぞ知るこの町の名店。いや、食への拘りという点では、茨城県北屈指と言っていいかもしれない、和風懐石創作料理と名をうつ大人のお店である。そうはいっても開店してからはしばらく経つものの、足を運ぶのは初めて。なんせ完全予約制、一日10席限定で、値段も3,500円からの単品無しのお店なので、軽く飯行こうで足運ぶこともなく、興味はあったもののなかなかタイミングに恵まれなかった。本日は夜の部、5千円のコース。内容は前菜、お椀、お造り、焼き物、揚げ物、ご飯、そしてデザートと懐石流れにの準じたものだが、焼き物、揚げ物はともかく、素材の素の姿を生かす一般的な和風懐石と違って、それぞれに洋風テイストの彩りを加えた拘りの創作料理。それでもバターやソースで和風の味損なわせることなく、和風素材ならではの季節感と丁寧で過剰でない味付を重視したさすがの仕上がり。けど、ちと物足りなさが残るのはなんだろう? ま、決してイマイチ、不満ということはないんだが、こう、一本筋と言うか主幹に感じるものが弱いと言うか……結局、それぞれの満足度高いが故に、こりゃスゲっ! って惹きつけが物足りなかったってところかな。とは言え、和の懐石となると、西欧コースに比べれば一品一品のボリューム感に乏しく、それでいてイイ値段がするので手を出しにくくもあったのだが、なかなかどうして、締めのデザートにてぴたり収まる満腹感こそ、コース料理の要たるもの。ここで物足りなかったり、もういいやぁ…と残すようでは、そこにて食す意味はなし。また、そういう食べ方するようなら足運ぶな! とも言いたいところだ。うむ、そう思い返せば今回は食的には満足だったものの、仲間内の雰囲気が悪かったな。大体、よく行く賑やかさある場で歓談しながら食楽しんでいるのならともかく、こういう静かな個室にてしみじみと少人数で食を楽しむ場において、個人的な愚痴話引き出すのはまさに場違い。出てくる膳に通じるような大人の気配りができないようでは、こういうお店はまだ早いっスよ。とは言ってもそれほど引きずったわけではないんだけどね。ともかく、季節、時期ごとに変わるこの料理と時間を堪能できる気持ちの余裕を、持ち続けるために……また来る必要はありそうだ。
2005.06.10
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今朝の農業新聞の13面にちょこっと出ていたこの問題。詳しく知ろうとネット検索したものの、あまりに取り扱いが少なかったので少々書いておこう。この問題、要はアメリカから輸入した飼料用トウモロコシに、使用される許可を得ていない遺伝子組み換え品種が混入して流通してしまったということなのだが、ホントに問題なのはその後(これだけでも相当の問題だけど)。当然日本の農水省としては輸出前の検査を徹底するよう申し入れたが、アメリカ側は安全性に問題はないからとこれを拒否。しかし、EU輸出分については約300万tに及ぶ輸出分全量検査を実施するというのだ!(ちなみに日本では年間約120万t)つまり、文句あんなら買わなきゃいいんじゃん? 買わないで済むんならさぁ…というよな、家畜飼料の大半をアメリカからの輸入に頼らざるを得ない(穀物自給率、EU諸国・130~70%程度、日本25%程度)日本の現状を見透かした足元見た対応ってところだ。まぁ、アメリカなんぞそういう国とは百も承知なので、そこには怒りも何もないんだが、これに限らず輸入柑橘、BSE……それに対してボソッと文句は言うものの、「文句あんの!?」「いっいや…いい…よ」と腰砕けにさえ及びもしない不甲斐なさでイイ顔している我が国、食策役員連中など、もはや国賊と呼んでもいいのでは?そりゃ、こんなにも狭い国でこれだけの人口を養うには、他国に耕地を求めたり、食料輸入もやむを得ないとも思うが、それにしても国家としての食策をここまでおざなりにする国が他にあろうか? そしてそれにここまで無関心な国民が他にいようか?GM作物についても、添加物や残留農薬などに比にならない恐ろしさと、その影に潜む陰謀とまで呼べるアメリカの策略に、どれほどの人が感心と不安を持つものか、この問題が一つのきっかけに……はならないだろうなぁ。
2005.06.09
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アメリカの社会問題をアポなし取材で徹底的に追求してゆく、マイケール・ムーアの劇場公開ドキュメンタリーの第二弾。銃問題を追及した前作「ボーリング・フォー・コロンバイン」では、カンヌ特別賞とアカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞。そのスピーチの場でブッシュ大統領を痛烈に批判し、喝采と共に盛大なブーイングを浴びたそのせいでもあるまいが、この作では徹底してそのアメリカ大統領ジョージ・ブッシュを批判。アメリカ大統領選挙に公開をぶつけたせいもあり、ドキュメンタリー作としては希なるヒットを記録した話題作だった。描かれるのはお決まりの選挙疑惑や、大統領としての資質に疑問を投げかける彼の日頃の言動や背景、そして知る人にとっては周知の事実でありながらも、これまであまり描かれることの無かった、すべてが自分達の利潤追求のみで動かされているアメリカ正義政治の舞台裏……といったところ。そのせいか、前作に比べまとまりの悪さは否めないし、ここまで描かれると、不安や怒りを通り越して呆れるしかないアメリカ政治の裏側には、感情移入できる余地もないといった感じだ。結局、アメリカでそんなブッシュ認められた背景にも、そういう感じ方があるんじゃないかな? いや、むしろそういう気持ちとなってしまえば、こういう映画で叩かれれば叩かれるほど、そんな奴でも認めてあげることで作り上げられる自分の度量の大きさにこそ、ささやかな自己満足に浸れるってのもあろうか。私としては、根本的に人の話(特に距離あるメディアの情報などより)ってそれほど信用してないけど、少なくとも武器兵器で儲けてる国が、さも正当な理由をつけて雨あられのように銃弾まき散らしている姿勢を、断固として正義と認めるわけにはいかないが、戦争による潤いを否定できない現実を見据える目も失ってはいけないと思う……ってとこかな。実際のメディア映像を絡めてるので、シーンによって画質のばらつきがあるが、カメラ撮りは高画質。音場感は必要ない作品だが、音使いは前作の方が良かった。 画 質 : ★★☆☆ 音 質 : ★★★ 完成度 : ★★☆ 満足度 : ★★★
2005.06.05
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今宵は映画を外し、ハイビジョン特集のドキュメンタリーのこの一本を。チャン・ツィーは、3月のアカデミー賞授賞式見た、肌理細かい肌の質感に惹かれ最近お気に入りの女優さんの一人。そのアジアンビューティーの代名詞とも言える美しさが、さすがハイビジョン画質に映える。スタジオ撮りのインタビューなんて吸い込まれそうな高画質だった。とはいえ顔の作りなんかはその辺にいそうな感じなんだが、きっとスタイルなんかは、メチャ細くて、足長くて、顔ちっちゃくて、普通じゃない存在感なんだろうな。番組の構成は「LOVERS」のプレミアイベントの舞台裏から始まり、その作と、デビュー作「初恋のきた道」から「グリーンディスティニー」「HERO」などの映像を挿入しながら、彼女が歩んだ舞踊学院や戯劇大学を通して女優の道へ進んできた姿と、現在公開中の鈴木清順監督の日本映画、「オペラハット狸御殿」主演のために来日して長期間日本に滞在した様子、その制作模様などが、スタジオでのインタビューを交えながら(この姿がなななかセクシー)映し出される。案外良かったのが、彼女が11才から学んだという北京舞踊大学附属中学。ここ宝塚音楽学院みたいなもんなのかね。そこで現在学んでいる女子学生の可憐なこと! みんな肌ピチピチで、スレンダーにして柔らかな肢体。それで一様にして顔ちっちゃくて美人ばっかり。う~どう見ても日本の中坊と比較にならんぞコイツら……と思ったら、さすがに入学選抜が厳しく、根本的に顔の作りや大きさ、手足の長さのバランスに至るまで、舞台映えしない容姿では、まず入学できないらしい。彼女はそこで学校代表として全国青年ダンス・コンテストで優秀な成績を収めるのだが、その代表選定において重視されたのも、実はダンスはイマイチでしたが可愛かったので……と当時の教授が普通に語ってた。とは言え彼女がここまで行き着いたのも、その学校や女優としての裏での人並みならぬ努力と感性があったからと、それを感じさせる描写も十分感じさせられた。そして彼女を追うカメラから映し出される彼女の素の姿には、グラサンに目出し帽という、さすが女優してるじゃん…と、ちと気に障る感もあるが、照明が当たる舞台やレッドカーペット上に立ったその姿から発散される華こそが、何より一線に立てる彼女存在の証だ。 でも女優としてはどんなもんかな? もっともまともに観た作品は「グリーン・ディスティニー」ぐらいのものだし、「HERO」にしても「LOVERS」にしても見せる部分はビジュアル的アクションに振られている気がして、ホントの女優としての魅力を発揮するにはまだ及んでないような気がするのだが…(「オペラハット…」なんて酷い仕上がりになるような気がする)。ま、とりあえず今月WOWOWで放映予定のその2本を堪能してからまた語ることにしよう。
2005.06.04
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並んで食す、お行儀の良き三兄弟。小粒でグロ。そして人間界にも良く映える、黒とオレンジによる彩りは、まさに警戒色。その通り、コイツ達こそこれから野山、畑や草地で最も警戒すべきニグラしい奴。だからと言うわけじゃあるまいが、ここいらでの俗称は「ニグラ」。しかし正式にはもっとわかりやすく「ドクガ」。咬みにくるわけじゃない、刺しにくるわけじゃない。コイツ達としちゃただ静かに過ごしたいだけ。けどそれに触れただけで舞い散る微細な刺毛が肌に落ちると、時置いて何事かというほどにカブレ始まる。擦ったりしたら最悪。慌てず水で刺毛を流すか、粘着系にて貼り外すかが正しい対処方。夜の灯りにたまに寄ってくるオレンジ色の小ぶりな奴がその成体で、こいつとなると鱗粉で毒まき散らすのでこれまた要注意。まぁそれでも、そういう装いで危険をアピールしてくれてるんだから憎んじゃいけませんけど。
2005.06.02
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