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ホラー映画史上に名を残す傑作の一つ「悪魔にいけにえ」のリメイク作。その作のインパクトは凄かった。今の映画みたいに、あざとい脅かし畳み掛けるわけでもなく、押しつけでストーリー追わせることもなく、かといって破綻させ難解にすることもなく、そのせいもあってか、最初から最後までまとわりつくような殺気伴う緊張感を維持したまま突っ走ってく出来と、血や肉裂かれるような直接的な描写を抑え、それを遙かに超える嫌悪感や恐怖感を感じさせる体感的描写は、見終わった後、この映画でしから得られないような疲労感伴う満足感を与えてくれたモンだった(しかも後引かない)。しかしとなるとそれを超えるのは容易ではない。つーか、もう内容も知れてるし、当時オリジナルで感じたそのインパクトをリメイク作で得られるはずもないんだが、それにしてもオリジナル知る人なら、最初のハンマー一撃から「あーぁ」と思うだろうな。そのわり痛々しい描写は随分と直接的となり、目を背けたくなるほど。こうなると、「怖い」の前に「痛い」がきちゃうんで自分がその場に置かれている心境に陥れないし、最近の映画らしく頑張って次々と違う展開で場を保たせようとするせいもあってか、無駄な部分に気がそがれ、前作を貫いていた持続する恐怖感は失って、出来の良い平凡なホラー映画の仕上がりとなってしまった感じだ。 それでも前作未見の人には、これでも相当のインパクトを与えれくれると思うが、機会あればオリジナル「The Texas Chainsaw Massacre」はお見逃しなく。前作は低予算16ミリ撮影のニューマスターと謳われるたびがっかりさせられた、濁ったようは映像の作品で、それがまた良い味を出していたものだったが、今作は相当に解像度が高く、舞台の背景となる暑苦しいテキサスでの若者達に滲みまとわりつく汗と素肌も質感が見事なHV描写。ホラー映画ぴったりのジェシカ・ビールの表情とボディがまたそそる。ただし、前作の色イメージを保つためか、色数落としたような色調がHVらしいクリアな凄みは抑えている感じ。音場感もボチボチ。まぁ爆圧や弾道が回ることもないんでそれほどの派手さはないけれど。
2005.08.20
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では今宵も引き続きハリウッドエンタメ系……になるかな?内容は落ち目の名監督が、苦肉の策でCGで作り上げた女優を使ったところ、これが大当たり。あまりに人気に真実を打ち明けられず、次第にその女優に振り回されてゆく……という、マンガみたいなお話。いや、それもマンガなら簡単だが、これを映画で表現しようとすると……見事。ここまでの仕上げで見せられるなら、その出来はマンガを遥かに超えるだろう……と思って観てたら、監督は「ガタカ」のアンドリュー・ニコル。美術も同じく「ガタカ」のヤン・ロールフスが手がける、ビジュアル的にも大変に品位の高い作。エドワード・ラックマンの撮影も見事です。脚本的にも、この内容を嘘くさくなることなく惹きつけて見せてしまう展開はなかなかなモンだが、ちと後半は振りすぎたか。それにこういう内容なだけに、人間ドラマとしての思い入れが出来ようもないのが惜しいところだ。画質はこういう高品位のビジュアルなだけに、もっと鮮明感さが欲しいところ。派手な音作りはないが、不満ないレベルの音場感あり。
2005.08.06
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盛夏。日中はいよいよ暑く、体力の消耗が激しい。夏のビデオ鑑賞は夕食後大体7時前ぐらいから9時前まで。しかしあまりに疲れ残っているというのも、映画に浸るに気が退ける今日この頃。今日はいささか余裕有り……つーか、喰えるときには喰っておかねば8月分の録画容量が足りなそうなので、いささか無理して消化しておかねば。というわけで今日の一本はこれ。お話は、ついてないTVレポーターのブルースが、ある日なんでも望みが叶う神の力を手に入れて……というやけに古くさい設定の純ハリウッドエンタメ作。これも録るには録ったが……と容量を圧迫していた一本だったが、こういう日は2時間に満たないこういう作こそが許せる。しかし主演ジム・キャリーでこの内容となれば、もう展開は見え見え……との予想通りの仕上がり。ジム・キャリーの芸風ももはや新鮮味はないし、と言うか、あまりに身勝手な主人公ぶりなので、いささか腹が立ってきた。まぁそれでも最後はらしく締めるのだが、この辺も予想通り。今後どうなっていくんだろう? この人。画質は新し作にしてはイマイチ。楽曲の選曲は良し。サントラは結構イケルかも。
2005.08.05
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昨夜はそんな調子でホテルの部屋で歓談中に一人寝入ってしまったよう。目覚めは良く、変わらず4時半には目が冴えるが7時半頃までベットでウツラウツラ。シャワーを浴び、朝食を軽食で済まして今日は自由が丘まで。しかし電車とは言え結構遠かった。初めて降り立った「自由が丘」は、首都圏の住んでみたい街ランキングトップにされる街らしく、こぢんまり雑然としてあまり都会的な感じはしないが、その街並みの中、質の良さそうな造り良いお店がさりげなく点在し、田舎の商店街や最近多い寄せ集めたショッピングモール等とは一線を画した、店歩きが楽しくなるような街作り。住んでいる住民も中流上の層が多いのか、狭い路地を中級外車(ボルボとか小ベンツといったクラス)がせかせかと走り回っている。よって暇人若マダムの趣味に合うような、コジャレて売りのある店も多く、当然そうなると、そのストレス癒す甘いモン屋も盛況となり、質高いスィーツを売りにするお店が名を連ねることになる。今日の目的はコンフィチュール。まぁジャムですな。ジャムといっても、最近は名のあるパティシエがいろんな素材や香辛料を組み合わせ、一つのスィーツとして売り出している。これなら保存性は良いし、紅茶やスコーン、パンやヨーグルトと組み合わていろんな楽しみ方が出来る。素材が単純なだけに安全性も把握しやすいしね。 ということで、ちょっと遠回りしたが、まずは駅から3分ほどの「パリセヴェイユ」へ。時間はお昼近かったのだが、朝食は9時頃だったので腹を満たすに支障なしとその喫茶でケーキを。それぞれが二品ずつみんなで堪能したが、う~濃い、甘い~。グランマニュエなどそのまんま酔っぱらいそうな出来だった。これが暇なマダム達の嗜好かぁ……。なんか甘いモンに節制効かない欧米人化してるのかもしれんな。けど気合い入れて作ってんなぁ~と感じさせるその出来は、小降りながらずっしり胃に残る満足感が認めてしまった。コンフィチュールは「パインと黒胡椒にバニラ漬け」「桃のバラのシャンパン漬け」「ミルクと生クリームのラム酒漬け」の3つ、あと小菓子二つほど買ってここを後に。次の目的地、10件以上の名のあるパティシエ達の店が介し、お菓子職人の殿堂と名をうたれた「自由が丘スイーツフォレスト」はお休み。それでも街歩きに退屈はしないのだが、まわり眺めながらもっとゆっくり歩こうよ~と言う間もなく、みんなスタスタスタ……いかんねぇ~。途中オーガニック食材専門「エフアンドエフ」を見つけたので無理矢理押し込む。う~さすが品揃えがいいなぁ。しかしこういう店作り面白そうだけど、きっと田舎じゃ難しいだろうなぁ。近場にはその系列のレストランもあり、ねぇちょっと……と言う間もなくスタスタスタスタ…。ったく。もっとも同僚の一人が14:00からの説明会に出席するためあまり余裕はなく、大手町への戻りにタクシーを使用したら5,000円もかかってしまった。 同僚とそこで一時別れ、昼食は東京サンケイビル前の屋台でタイカレーを。これで650円だったか。屋台モンといえば田舎では素材もわからん信用できない手抜きのモノ多い気がするが、さすが結構イケてた。けどゴミ箱がないのに困った。その後は女の子の希望を優先し、恵比寿に戻って「恵比寿ガーデンプレイス」まで。思っていたほど凝縮してないショッピングモールだが、入っている店はさすがに都会的。地下で「ロクシタン」を見つけ、ヴァーヴェナシャンプーとコンディショナーをゲット。帰りは5時をまわってしまい、予想したとおり首都高渋滞に巻き込まれて、水戸着は7:00を回ってしまった。さすがに刺激的な街、東京。しかし交通費だけで5,000円ぐらいは飛ぶし、美味いモンなど食べれれば2~3万はあっという間だ。それに確かにモノ溢れ、街歩きだけでも飽きはこないかもしれないが、なんか見て感じるものが、金とモノだけに彩られ、それらで像的に作り上げられた虚構の街って気がするなぁ。美味かった生牡蠣なんかも、地場で食べればそれ以上の満足感あるだろうし、大体それをこんな都会の硬質で冷徹な暗がりで、バカみたいに高い地代分払って喜んで食べてるってのも不自然もいいとこだし。こんなに感じてしまうのも歳のせいなのかな。ま、たまにはいいんだけどね。
2005.08.01
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