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「モンスター」と呼ばれたアメリカ初の女シリアルキラー。アイリーン・ウォーノスを描く実話モン。主演のシャーリーズ・セロンがこの役のため体重増量や特殊メイクで彼女に成りきる熱演で、昨年のアカデミー主演女優賞をゲット……だったが、私的にはなんか熱演過ぎて演技的にはどうかというところだった。メイクや体重増量も、なんかこの人普段が特殊メイクのような作り容姿の感じがするしな。そしてお話についても、以前書いたが軽いシリアルキラーフリークであったえー坊さんにとっては、こういう人達の本当の心の闇、それを生み出し抱える社会の実際の怖さは、ドラマ的には映画より単純でありながらも、決してそこで描ききれない恐ろしさと哀しさ、そして冷たさを纏っているもの。決して第三者が客観的、主観的に描いて描ききれるのものではないと感じさせられてしまうのだ。画質は良くもなく悪くもなく。音の方も音場感で見せるほどでもないが、らしい挿入曲がちょっと効いてたかな。
2005.11.26
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「ボイス」に続く韓流ホラーの秀作。内容は……この手の作品は書かなくてもよろしかろう。ともかく怖がらせればよいんですから。まぁ、変わらず怖さの見せ方は中田秀夫系の色を拭えないが、やはり韓流の映画への力入れの違いのせいか、表面だけのパクった怖さに満足してすっかり薄っぺらになったジャパニーズホラーとは明らかに違う仕上がりがある。次第に崩れていく継母役のメイク演出が再現できるボチボチの高画質。ホラー映画らしいショッキング音使いの再現も十分だがDVDはDTS-ES。観たくね~。
2005.11.23
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ギャング組織に潜入した特別捜査官と、ギャング組織のスパイとして警察組織に潜むエリート捜査官の攻防をトニー・レオンとアンディ・ラウを主演に配しスリリングに描いた「インファナル・アフェア」三部作の第二章。今回は前作の11年前、1991年~1997年の中国返還前後の香港裏社会を舞台に、二人がそれぞれその世界に歩むことになった過程が描かれる。演じるのは前作で二人の回想シーンに出てきた微妙に似ているイケメン俳優二人で悪くはないが、やはり脇を固める年季感じる役者陣の前では影が薄く、スリリング度も前作には及ばない。もっともそれ気にならぬほどの面白さはあるけど。なお、三章目「終局無限」の舞台は一作目の続き。トニー・レオンとアンディ・ラウに戻ったギャングスパイのエリート捜査官のその後らしい。ま、これも楽しみにしておこう。ハイビジョン放送を。前作はかなりの高画質だったが、今回は暗いシーンが多く、それほどの凄みはなし。音場感は、台湾系らしい虚仮威しの効いた音作り。
2005.11.21
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すっかりウィノナ・ライダー初ヌード! で売りに出されて騙された、あのつまらん一作かと放っていたら違ってた。ちなみにそちらは「愛と精霊の家」でした。つーわけで、それだけ話題にならなかった一作だったと思うのだが、ジェニファー・コネリーとベン・キングスレーという一線役者の組み合わせによるヒューマンドラマということで、ま、緩い作にはならぬだろうと情報皆無のまま視聴に臨んだ一作だったが、う~まさにちょっとしたズレがここまでの悲哀をよぶ、人の世らしい酷いドラマだった。お話は、結婚生活が破綻して悲しみにくれる最中、役所の手違いで家を失うことになる女と、イラン革命を逃れてアメリカに亡命し、祖国での上流階級者の誇りと家族とを肉体労働で懸命に養いつつその家を手に入れた元大佐。そしてそんな彼女に自分の家庭を顧みず偏愛してゆく警官の男が絡むドラマで、まぁそれだけでどういう展開になるかは想像がつくところだが、ここで描かれる、悪意なくとも他人やを自分を傷つける……いや、悪意ないからこそ、それに気がつくことも出来ず、むしろ愛が深すぎれば深すぎるほどその傷もより深まって、取り返しつかぬ結果を招く人のつながりってヤツは、こんな結果は招かないとしても映画よりは遙かに単純に起こりがちな話だ。そうなると、その愛を深くよりは広く持って人と接することができれば、そして家族や恋人に接するように他人に接することができたのならば、誰もが幸福になれるのかも……なんて見方をする人もあるかもしれないけど、こういうのが一番たちが悪いのかもな。大体、人は決して同じ環境や価値観で生きてるわけじゃないのだから、まずはそれをお互いが理解し受け入れることが、何思う何やる前の前提であり、それこそ人の世の愛の根本ってやつじゃないのかな……な~んてことを考えさせられる、まだ成熟してない大人の高校生達に見せたい一作だ。話に合わせてか全編暗めの画作りで、これまたウチのプロジェクターにはちとキツイ。派手な音使いはないが、環境音が結構効いてた感じ。
2005.11.20
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アラモ砦の攻防戦は、砦の名ぐらいは聞いたことあるものの、我々にとっては一体いつ頃誰が誰と何のために……なんて気にならないアメリカ史の一部。ざっと記せば、南米メキシコ領からの独立を図ったテキサスの独立戦争の走り。189人でこの砦に立てこもり3千からのメキシコ軍相手に奮戦し全滅したテキサス市民と義勇軍の自己犠牲の精神が、アメリカの魂として歴史に残された一戦だそうだ。こういった話はさすがにアメリカ人好みのようで、ビリー・ボブ・ソーントン、デニス・クエイドを配したちょっと新しめの歴史活劇大作だったが、HDD容量がなくなってて終盤が録れてなかった。よって続きは後日書ければ。画質は最近作らしい艶はあるが抜けはイマイチ。となるとウチのプロジェクターでは黒つぶれ気味になるので見苦しい。音作りはさすが厚みある派手さだが、それだけに久々AACでは量感が不足気味。
2005.11.19
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ゾンビ映画は好きな部類である。まぁホラー系映画の中では一番わかりやすいし、善悪っつーモンがないんから感情移入で気がそがれることもないし。とは言え記憶に深く残るものといえば、ジョージ・A・ロメロの名をそれだけで刻みつけたこの作のオリジナル「DAWN OF DEAD」だけになるかな。敬愛(ってほどでもないけど)するダリオ・アルジェントまでが手がけた前作は、それまでのオカルト系と違った非現実的でありながらもやけに現実に近い不安と絶望感を伴った新鮮な恐怖感を与えてくれたものだった。しかし「28日後…」でもそうだったが、ゾンビといえば、あ~う~…ノロノロ…と襲ってくるのがパターンのはずだが、また今回も速いこと速いこと。見つかったらバタバタと追いつめられ引きちぎられてしまう有様はは、確かによりスリリングではあるけれど、こうなるとゾンビというよりただの発狂暴徒に見えてしまい、ホラーというよりパニック映画に近いかも。こうなるとスプラッター描写も見せつけのグログロよりもリアルな殺し様に傾向してしまうのはいいのかなぁ……。して今回はなんとインターレース、スクィーズでもないSD視聴。つーかそれでしか放映されなかったのだが、まぁそれほど高画質求める作品でもなかろうし、いっかーという感じで。久々にくっきり見える走査線越しの映像はなんか懐かしい。これでもLD時代はどーだすげーだろ120インチと、その大画面の悦だけに浸れ、それでも感動や満足感を充分感じていたものだったが、今やSDというだけで録る気も観る気もしなくなってる。こうして観終わればそれほど不満もないんだけどね。つーわけで画質は評価外だが、濃いめの色合いは悪くないし、しょぼいアプコンに見られるボケボケよりは、こういう雑でもくっきりした画の方がいいかな。音の方はホラー映画らしいショッキング使いが不快。
2005.11.16
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なんとも内容の掴みにくい一作だったが、どうにも色はピアーズ・ブロスナンのせいもあってかジェームス・ボンドとトーマス・クラウンを彷彿させるもの。大体彼の役が、まんまプレイボーイのイギリス秘密諜報部員で、お話がパナマ運河返還後間のドタバタに乗じて大金をせしめてしまおうというクライムサスペンスなので、どうしてもそのイメージが離れなかったが、原作は英国の傑作スパイ小説と絶賛されベストセラーになった一冊らしく、舞台となるパナマとアメリカの政治的背景や、入り組んだ策謀が交差する展開をみれば、小説的にはかなり満足度が高い仕上がりなのだろうとは推察できる。よってそれをこういう配役で映画化してしまうと、そういう余計なイメージに引っ張られてしまうと、何かと入り組んで組み立てられた傑作小説作品になればなるほど、映画化で抜いた描写や背景がその作品の持っていた匂いや色、奥行き広さを狭めてしまうのは当然のこと。まぁそれでも飽きずに見入ることはできたのだが、他ジェフリー・ラッシュにジェイミー・リーカーティス、久しぶりだねキャサリン・マコーマック……と役者も演技もかなりいいのだが、なんか華がない。ピアーズ・ブロスナン自体イマイチ細いしなぁ。やっぱ頭の中のイメージで楽しむべき作だったかな。画質は作品に見合ってと言うかそれほどでもない。音場感も見せ場はなかった感じ。
2005.11.05
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まぁ内容は書かなくてもいいっすね。話題になって酷評されたメグ・ライアンの崩れた裸だけが売りだった一作。いや、監督はジェーン・カンピオンだし、彼女らしい非凡な映像と色気を見せてはいるのだが、これで主演がB級女優だったら、ビデオでさえほとんど見向きはされないだろうから、やっぱそれが売りだったと見てもいいのでは。いや、メグ・ライアンなんてトコを主演に持ってくるから、いろいろ口出されてこの監督らしい色気もいささか抑え込まったような気もするのだが、その主演、実はニコール・キッドマンに蹴られての抜擢だったらしく、この出来とそういう背景を考えると、こういう映画作りのプロデュースってどういう感じで組み立てらてくものなのかにちょっと興味があるところだ。全編通してベタっとした色合いとフォーカス。いくらかボカシ気味がジェーン・カンピオンの味かもしれんが、それにしても意味ないような部分部分を変にぼかすのはなんか意味あるのだろうか。楽曲も味はあるはずが内容のせいか記憶に残らず。
2005.11.04
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