森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2016.11.03
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私の森田の学習の仲間(中国、四国、兵庫県の会員)は、1年に一回、持ち回りで1泊2日の研修会を実施している。

今回は広島県尾道市のふれあいの里であった。
企画立案、実施は私たち中国ブロックの担当であった。
今回は主に4名で相談しながら1月から計画を立てて実施にこぎつけた。
着々と準備して努力して富士山登頂を果たした思いだった。
結果的には参加した多くの人から、楽しい学習会で満足したと言ってもらえた。
「ここまで準備するのは大変だったでしょう」とねぎらって下さった。
いっぺんに疲れが吹っ飛んでいった。

計画段階ではトラブルが相次ぎイヤになる場面も多々あった。

私個人としては、森田理論でいう貴重な「努力即幸福」の体験学習をさせていただいたのではないかと思っている。
研修会場の決定、世話役の依頼、参加者の勧誘のための案内書の作成、交通アクセス、経費予算の策定、研修内容の決定と準備、講師の決定と依頼、懇親会の進め方などが大きな柱であった。

それらを大まかに決めたのが春ぐらいだった。
その後は実施項目を月毎に割り振って少しずつ着実に準備していった。
それぞれに大きな問題や課題がイモ蔓式についてきた。
その解決策を項目別に思いつく限り書き出していった。
世話役の人からも随時出してもらい、一つ一つつぶしていった。
意見の対立することもあり、くじけそうになったがみんなの熱意に後押しされてなんとか逃げ出さないで済んだ。

ある程度めどが立ってくると、弾みがついてきた。
そしてもう一工夫して、みんなに感動してもらえる研修会にしたいと言う欲が出てきた。
特に研修内容や懇親会の進め方に力が入った。

それから神経質な人は好奇心旺盛でいろんなことに挑戦している人が多い。
それを持ち寄って作品展の発表会のようなものを企画してはどうか。
さらに楽器演奏、踊り等の隠し芸を持っている人もいるので披露してもらってはどうか。
カラオケではプロ顔負けの人もいると聞いている。
そういう人にこういう機会に歌ってもらうのはどうか。


ありきたり研修会ではなく、参加した人に望外の楽しみや喜びを与えるような研修会にしたい。
そしてまた来年の研修会にも是非参加したいと思ってもらえるにはどうしたらよいか。
こうなると、神経質性格の心配性という性格がプラスに働いてきた。
小さい気づきが泉のようにこんこんと湧いてくるようになったのだ。

講師の精神科医の先生も、「神経質の性格を存分に活かされた素晴らしい研修会でしたね」と言われて、涙が出そうになった。
これがまさに「努力即幸福」の世界なのだなとしみじみと感じました。





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Last updated  2016.11.03 06:39:01
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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