森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2019.06.18
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今日は、自己肯定感を高めるためのノウハウを紹介してくださっている本を紹介しておきます。
この本は、森田理論の「かくあるべし」を減らして、「あるがまま」「事実本位」の生活態度になるための道筋が示されています。著者は精神科医の藤井英雄さん。出版社は廣済堂書店です。

今回はこの本の中から、私が感銘を受けた言葉を紹介します。

1、あるがままの自分を愛せる人は、他人に肯定してもらう必要がなくなる。

2、あるがままの自分を愛せるようになると、難題が課題に変わり、大いなる存在に感謝をささげることができるようになります。

私の感想を書いてみます。
1は、自己信頼感、自己肯定感が持てる人は、他人が自分のことを非難、否定しても、ひどく動揺しなくなるということです。イヤなことだけれども、それにとらわれ続けることはなくなります。
反対に、自分を自己嫌悪、自己否定している人は、無理をして他人の承認や賞賛を得ようとします。

他人の人生を生きているわけですから、生きることがつらくなってくるのです。
自己肯定感、自己肯定感を獲得するためには、「かくあるべし」を減らして、事実や現状を素直に認めて受け入れ、「事実本位」の生活態度に切り替えていくことが必要となります。
これは森田理論学習で勉強している通りです。

2は、問題が発生した場合、上から下目線で自分の解決能力のなさを嘆き悲しんだり、他人に責任転嫁しているようなものです。批判や否定することから何も生まれることはありません。
あるがままの自分を愛せる人は、問題の発生を 「課題を与えられた」 と捉えることができるようになるのです。問題の発生は身近な自分の周辺で起こっていることがほとんどです。
その問題を素直に認めて受け入れるということができる人は、そこを出発点にして、問題解決に取り組むことができる人なのです。森田理論に「努力即幸福」という言葉がありますが、その路線を着実に歩んでいくことができるのです。​​





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Last updated  2019.06.18 06:30:08 コメントを書く
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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