森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2020.10.17
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元々西欧や中国は性悪説で成り立っているという。
商売するときは、代金と引き換えが原則である。
日本のように約束手形を発行して、3か月も6か月も支払いを猶予してもらうという発想はない。それは、元々他人や他国は信用できないものという根強い考え方があるからだ。
商売するにあたっては、担保を取り、契約書を作ることから始める。
言葉巧みに交渉を有利に進めることが最優先される。
うまく相手をだまして、自分が得をすればよいという考え方である。

騙された方が悪いという言う考え方に立っているので、相手に多大な損失を与えても罪悪感はない。相手にしてみれば、常に騙されないように自己防衛する必要がある。
一瞬でも気を抜くと、相手に攻め込まれて、身ぐるみ奪い取られてしまうという危機感がある。
自分や自国が豊かになるためには、戦略を立てて、武力や経済力を背景にして、他人や他国に攻め入り、奪い取ることが手っ取り早いという考え方である。

国でいえば、軍事力や経済力をつけて、相手国と同等かそれ以上の力をつけていく必要がある。

これに対して、日本は性善説で成り立っている。
他人や他国は、助け合いながら生きている同胞・仲間であるという考え方だ。
人類みな兄弟であるという考え方である。
人に役立つことや利益になることは、自分に何の見返りがなくても喜んでおこなう。
根本的なところでは、無条件に相手のことを信用しているのである。
元々相手のことを思いやり、信頼感が強いのである。
和を重んじ、共存共栄を目指しているのだ。
こんな国は日本やブータンなど少数派なのだ。

世界中の人が性善説に立てば、争い、紛争、内乱、戦争はなくなると思う。
しかし実際は違う。世界史は人間同士の醜い戦いの歴史だ。

森田理論では、己の性を尽くし、他人の性を尽くすことを目指している。
性悪説に立つ世界中の人々が、そういう考え方に切り替えることはできないものか。
しかし現実は難しい。

性悪説の立場に立つ国が多い中で、日本にとっては自己防衛という考え方が必要になる。
そうしないと、日本人や日本は、欧米や中国人たちに、自分たちの領土や持ち物を根こそぎ奪い取られて、精神的にも洗脳されて、完全に支配されてしまうということになる。


こうしてみると性善説の立場に立つのであれ、性悪説の立場に立つのであれ、自分の立場に固執することは将来に禍根を残すことにつながると思う。
森田でいう両面観で両方にアンテナを張って分析する必要があると思う。

今日本人と日本国にとって大事なことは、西欧や中国人たちのなすがままにされるのを指をくわえてみていることではない。
特に欧米の国際金融資本と中国共産党の動向から目を離してはならないと考える。
相手が何を考え、何をしようとしているのか、常に分析して、仮説を立てて対策を立てておくことである。そのためには、特に20世紀からの近代の世界史をよく学び、そのからくりを理解していくことだと思う。

幸い日本には言論の自由がまだ保証されている。
そして真実を伝え続けている人たちが、少なからず存在している。
you tubeなどのチャンネルでは、批判や迫害を受けながらも、その真実に迫っている。
有難いことだと思っている。
そこから目を離さないで、本当の事実を掴むことを貫いていきたい。





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Last updated  2020.10.17 06:20:05
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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