森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2021.09.11
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7月号の生活の発見誌に集談会にのめりこんだら会社の業績が伸びた。
幹事や世話人を引き受けることで自分が成長したとありました。

この方は幹事や世話人を引き受けたそうです。
今日はその意義を考えてみたいと思います。

幹事・世話人にはいろんな役割があります。
代表幹事、会計、受付、お菓子係、司会進行、本部や支部への連絡係、メールやはがき案内係、ホームページ更新係、会場予約係、報告書作成係、初心者対応係、派遣講師連絡係などです。
幹事・世話人になると、集談会前に行われる幹事会に出席することになります。
そこでその日の予定の確認、3か月先までの予定の立案。
集談会で何か問題が発生するとその都度対応策を考える。

特に一日学習会の企画と実施は、宿泊を伴いますので、みんなで協力して、きめ細やかな対応が求められます。ここで成功すると大いに自信がつきます。この成功体験が大きいのです。
それは即仕事面で応用できるようになります。一石二鳥とはこのことです。

最初に幹事・世話人になりませんかと言われたときは、しり込みする人が多いです。
私も最初はそうでした。症状で苦しんでいるのに人の世話なんかはとてもできない。
でも結果的に、この幹事世話人を引き受けたことがプラスになりました。
幹事世話役に取り組むことで、小さな成功体験を数多く蓄積することができたのです。
これがその後の生活や仕事に大きな影響を与えるとは思ってもみませんでした。
それをお金を賭けずに身につけることができたのですから、笑いがとまりません。

それまでは観念的で、実行する前から「やったことがないので不安だ」「どうせ挑戦してもうまくいかない」「どうもやる気が起きない」「面倒だ」「億劫だ」などと理由をつけて行動力が欠けていたのです。そして雑多な成功体験を身に着けないで大人になっていたのです。
集談会に参加して、幹事・世話役を引き受けたことで、小さな成功体験を遅ればせながら数多く体験できたのです。小さな成功体験を持っていると、つぎの課題や問題が出てきたときに、 やればできるかもしれない と思えるようになるのです。

日常生活の中での小さな成功体験はとても重要です。

それは意欲の脳と言われる側坐核に良い影響を及ぼします。
さらに脳全体に好影響を及ぼし、前頭前野は建設的、生産的、創造的に活動してくれるようになります。そしてまた新たな課題を見つけて挑戦するようになります。
こうした好循環を作り出すと人生は活性化してきます。

小さな数多くの成功体験を持たないで大人になった人は、今からでも遅くはありません。
そのためには積極的に集談会で幹事・世話人を引き受けることです。
そこで小さな成功体験を積み重ねるという戦術をとることです。

こういうことは利害関係が複雑に絡んだ普段の社会生活の中では難しいことです。
最近はコロナの影響もあり、人材が不足していますのでいくらでも役割があります。
私の経験では、集談会の幹事世話活動に丁寧に取り組んでいる人は、社会の中でも相当重要な役割を無難にこなしておられるといったイメージあります。





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Last updated  2021.09.11 06:20:05
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通りすがり@ Re:阿久悠さんが「ジョニーへの伝言」に託した思いとは(03/06) この曲の歌詞の意味がわからなくて検索し…
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