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「タバコのMarlboroの意味って知ってる?」夕食時、ダンナが変に自信ありげにたずねてきた。「Man Always Remember Love Because of Romance Only. 人はいつも本当の愛を見つけるために恋をする・・の頭文字なんだってよ」彼も知り合いのアメリカ人から今日仕入れてきたばかりのネタらしく、真偽を探るために、二人でネットでいろいろ検索してみると、どうやら本当のようだった。ずいぶんロマンチックなネーミングだね、、と夫は言うが、私の感想はまるで違った。「愛」と「恋」はやっぱり根本的に違うんだなぁと、しみじみ共感したのである。先週末、久々にひどい夫婦喧嘩をした。頭にきて、乗っていた車を降り、3時間ほどSantamonicaの待ちをぶらぶらして、家に戻った。すると家のそばのMexicanFoodのお店で、仲良く椅子を並べてタコスをほお張っている夫と娘を発見。大泣きしているだろうと予想していた陽は、意外とけろっとしており、なんだか少しがっかりした。結局、その後の話し合いで、仲直りしたものの、わだかまりは今も心の中にぽつんと残ったままになっている。昔、ピアノを習っていたとき、メトロノームという機械があって、曲のテンポを合わせるために、コチコチなっていたのをふと思い出した。私はあれが大の苦手で、自分のペースをなかなか合わせられず、嫌な思いをした。あのときと同じ。誰かのテンポに合わせようとすると、すごくすごく疲れてしまう。私はそれがたまらなく苦手。結婚生活を支えているのは「愛」だけれど、持続的に「愛」を保つにはエネルギーが要るし、他人だから歩調は全然違う。「恋」だったら、盲目的に相手のテンポにうまく合わせられるけれど、恋はあくまでも一時的なものにしかすぎない。「恋」と「愛」は似ているようで全く異なり、「愛」はむしろ「生」に近い。他人と生きていく難しさが、「愛」の永遠の課題だ。そう小難しいことを頭の中で考えながら、「ごめんなさい」と簡単に言えない自分が嫌になった。
2005年02月28日
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カリフォルニアは今ストームで、天気がものすごく悪い。先週後半から雨の日が続いて、今週末は特に台風のように激しい土砂降り。President'sDayで連休だというのに、この天気では遠出は無理…土砂崩れや川に落ちて、何人もの人が亡くなっているという。元々雨に慣れていない土地らしく、道路もすぐに陥没するし、うちの駐車場も海のように水が溜まっていた。排水設備とか、ちゃんとしていないのだろう。夜眠っていると、激しい雨の音がごうごうと唸っているのが聞こえる。この天気は火曜日の夜まで続くというが、早くお日様の顔が見たいものだ。土曜に雨の中、GettyCenterにでかけた。Gettyという大富豪がコレクションした美術品を、無料で公開している美術館で、L.A.北部にある。それはそれはものすごい量の展示品で、建物もとても立派で凝っている。葉のレリーフのついた白い大理石でできていた。西洋のものから東洋のものまで、絵画、彫刻、写真、陶磁器。。Getty自身が、本当に美術品を愛し、大切にしていたことが、よくわかるようだった。作品自体も、人をひきつける輝きがあって、とても一日では見尽くせない感がある。(しかも子連れでは・・・)今度はぜひ一人で来たい。こんな素晴らしい美術館が、しかも無料なんて、、日本だったら考えられない。Gettyは石油で財を成し、この美術館は利益を回収することを考えずに作ったのだという。結果、こうして世界中から多くの人が集まり、美を共有できるスペースになったわけだが、それはとても素晴らしいし、尊敬に値することだ。芸術作品の受け手である私たちも、美しいもの、素晴らしいものをみて、圧倒されたり、感動したりする心は忘れずにいたい。
2005年02月21日
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現在16日午後3時。今日の午前中、カリフォルニアの運転免許の筆記試験に無事パスした!!まる2日勉強した甲斐があった。日本と同じ3択問題なのだが、6問しか間違えられず、しかも道路交通が日本とは随分違う。左ハンドルだし、右側通行だし。1から勉強しなければならず、思った以上に大変だった。久しぶりに机に向った気がする。テストの前のピリピリした緊張感は、いくつになっても嫌なものだ。問題の選択肢も、アメリカというお国柄がよくわかるような、滑稽なものが多かった。Q ほかの車の前をゆっくり走ることは・・・1、ほかの運転手をイラつかせ怒らせる。2、違法チケットは切られない。3、ほかの運転手も速度を落とすため、他人の命を救っている。などなど、、合理的でハイテンションな国だ、、、やっぱり。私が試験を受けている最中、陽はとなりの席にちょこんと座り、塗り絵をクレヨンで塗りつぶしたり、ラムネをほお張ってみたり、せわしなく動いていた。試験官に怒られはしないか冷や冷やしたが、そういうところはわりと寛容だったみたい。後ろの席のおじさんなんかは、陽に「その絵は熊かい?犬かい?」なんて話しかけていた。とりあえず、パスしてよかった。けれど、次は実技で、これがまた大変そう。実技試験は後日アポを取り直して再度行かなければならないシステム。私はまだ一度もアメリカで運転していないし、そもそも12月下旬以来ハンドルを握っていない。…どうしよう。練習するしかないなぁ。。。
2005年02月17日
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最近、スーパーやショッピングモールから、小さなカフェに至るまで、すべてバレンタインのピンクや赤で彩られ、それはそれは賑やか。派手派手の赤いハート型の風船が何個もディスプレイされていたり、甘いお菓子の箱がたくさん積み重ねられている。少し前はスーパーボールの緑一色だったのに、、さすがお祭好きの国である。バレンタインは日本とは違って、男性も女性に贈り物をするのだという。お菓子もチョコレートとは限らないようで、派手な女性用下着やアクセサリーも主流のようだ。感心してしまうのは、スーパーのディスプレイの美しさ。一見ごちゃごちゃっと置いてあるかのようにみえるが、あちらこちらに花束をあしらっていたり、ハートをくわえたヌイグルミを置いていたり、本当にみているだけで楽しくなる。そういう感性は、アメリカ人の素晴らしい所だと思う。そして、なによりも「花を贈る」ということが、日本よりもはるかに手軽で、敷居の低いものだというのが、素晴らしいと思う。今日も近所のスーパーにでかけると、バレンタイン用の花が、所狭しと飾られ、それを老若男女問わず手にとっていた。バラ、チューリップ、ガーべラ、アザレア、、、赤中心だが、白いバラの花束などもあった。日本人は花を贈ることに対して、妙な恥じらいを感じてしまうことが多い。「キザ」だとか。。でも、花を愛でる心は、毎日をより豊かにしてくれし、心に余裕がうまれる。花だけでなく、緑は人を元気にする。結婚して以来、私はなるべく家の中に花を絶やさないようにと心がけてきた。それは、家の中に生きているものがあるだけで、なんだか元気になれるから。「花を愛でる」ことから生まれる小さなシアワセを信じていたからだ。(娘の名前に花に関する漢字をいれたのはそういう所以だ。)花をちょっと買って帰る・・・というのが、もっと親しみやすい習慣になればいいなと願う。花の話がでたついでに、、先月母が来てくれたとき、家の周りのあちこちに咲いているオレンジ色のシャープな形の花の話になった。「日本ではあまり見ないよね。」「南国っぽくて素敵ね」なんて話をした。葉の形も細長くて、百合のようにも見えるが、アヤメのようにも見える。花びらの根元は紫で、先端は鮮やかなオレンジ色だ。そうしたら日本に戻った母からメールがきて、「あれは極楽鳥花というそうです。英語ではストレチリアというのだそうよ」と教えてくれた。極楽鳥花!名前の響きにいたく感動してしまった。その名前をつけた人の感性はとても素敵だ。本当に鳥の羽のような鮮やかさと、鳥の動きのようなしなやかさがぴったり。そんなことでも、ささやかなシアワセを覚えた。やはり花はいい。
2005年02月12日
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今気づいたのだが、ブログの日付が一日ずれていた。こちらは現在11日金曜日の午前10時。珍しく雨の金曜日である。けっこう勢いよくザアザア降っているので、お出かけはできなそう…。おととい、近所のpreschool(日本でいう保育園)の門をたたいた。いつも小さな子供たちの遊び声が聞こえてきて、陽はベビーカーから身を乗り出して興味を持っていた。陽にお友達を作るためにも、週に2~3回でも入れてみようと思ったのだ。迎えてくれたヒスパニック系の先生もとても感じがよく、子供への対応もとてもよかったので、好印象だったのだが、なんと入園は1年待ちだという。がっかり、、、「評判がよかったり人気のあるpreschoolはどこも入園まちなんですよ」とのこと。保育園不足は日本もアメリカも同じようだ。他をあたるしかない。アメリカでは、子供は2歳を過ぎたら、なるべく親元から離して育てるのは当たり前のことのようだ。近所でも陽くらいの子を連れて午前中歩いている人は少ない。皆preschoolやナーサリーなんかに入れているみたい。眠るときも寝室が別だったり、お風呂も一緒にはいっているというと怪訝な顔をされる。子供の自立心を育てるということなのか。ある意味ではとてもいい傾向に思えるし、逆に日本人にはちょっと戸惑いを覚えたりもする。とにもかくにも、陽との距離を考えなければならない時期なのだ。「子供なんて勝手に育っていく」という言葉を聴いたことがあるけれど、最近の陽を見ていると、本当にそうかもしれないと思う。夕方、本屋でAmerican Styleの料理の本を二冊購入。残念ながら、こちらで日本食を…というのはどうも無理があることに最近気づいた。だったら、アメリカのスーパーで揃えられるモノで、料理をまた覚えていくしかないと腹をくくったのである。お肉は塊で売っていて、薄切りなんてない。魚介類は生きが悪いし、野菜は生よりも缶詰や冷凍になっている。その代わり、スパイスなどの食材はかなり豊富で、タコスのサルサソースなんかは本当に美味しい。太ること必至だけど、こちらの料理を勉強してみることにする。スーパーの様子は、本当に書き始めればきりがないくらいあるが、また折りをみて…
2005年02月11日
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午前中公園でAlexaとそのおじいちゃんに再会する。Alexaは1歳半の男の子で、陽の初めての友達。金髪、、というよりシルバーに近い髪で、透き通るように色が白い。おじいさんと話をすると、ユーゴスラビアの人だという。娘さん(Alexaのママ)が、アメリカ人と結婚し、グリーンカードを取ったので、それをつたって渡米してきたそうだ。「戦争をしている国だ」と思うと、どきっとした。おじいさんはとても話し好きで、私は延々話を30分くらい聞いてしまった。会うのは二回目だけど、同じ話も多かった。(日本もユーゴスラビアも、老人は同じだった。)片言の英語で、一生懸命話をするが、ロシア訛りがあるせいか、なかなか聞き取れない。しまいにはトルストイが…とか言い出したので、相槌を打つので精一杯になってしまった。ここにはいろんな国の人がいて、様々な事情で生活している、なんだか「人種のるつぼ」の片隅を垣間見た気がした。別れ際に、陽はAlexaのホッペにチューをプレゼント。家に帰ってきた旦那にそれを話したら「えぇぇ~なんてことを…」と本気で肩を落としていたから笑ってしまった。またAlexaと遊べるといいね。
2005年02月09日
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こちらにきて、10日余りが過ぎた。外はからっとした陽気で、昼間だとノースリーブの人もちらほらいる。真冬の日本から来た私には、ちょっとぎょっとする光景だが、スニーカーよりサンダルを履きたくなる、そんな感じだ。家の中がものすごく暗いので、私たち親子は昼間はなるべく出かけるようにした。うちから徒歩圏内に公園やショッピングモール、少し足を伸ばせばMarina Del Reyのヨットハーバーがある。ここは観光地なのだが、平日の日中は本当に人気がなく、散歩をしている老人や長期滞在らしき観光客がちょっと日差しを楽しんでいるくらいだ。ほとんどが白人か黒人で、アジア系やヒスパニックはほとんどいない。ましてや家の周りで日本人には会ったことがない。この1週間、家の外にでる度、背中をピーンと張り詰める緊張感の連続だった。失敗もたくさんして、もう出かけるのがいやになることもあった。重さの単位を間違えて、冷凍海老を2キロ近く買っちゃったり、スタバでは注文を聞き取ってもらえなかったり、、やっぱりしばらく英語から遠ざかってたから、ぜんぜん喋れなくなっているんだ、、とか、内向的なのかな、とか、、反省ばかりが頭の中を螺旋状に渦巻いた。そして、そういうときに限って、鍵が開かなかったり、お皿を割ったり、(大したことではないけど)嫌なことが重なる。「ここで生活していけるんだろうか」などと悶々と考えていたある日の午後、アパートの同じフロアに小さい子を連れたネイティブのママたちと知り合いになった。皆すごく陽気な人たちで、とても歓迎してくれた。陽も嬉しそうに、言葉も違う、肌の色も違う子供たちと走り回っていた。「外国で暮らすなんてとてもエキサイティングな経験よ」とママたちはとてもハイテンションで私を励ましてくれた。さすがアメリカ人だなぁ・・・と思いながら、その温かさに強く背中を押された気がした。私が歩いている道はとてもとても遠回りだ。英語も、お料理も、すべて一からスタートしなくてはならない。遠回りは大変だ。疲れるし、面倒だし、時間はかかるし、、けれど、近道にはない楽しみや喜びもある。一から積み上げる喜びを、もっとじっくり噛み締めながら毎日を過ごせばいいのだ。ふとみた道路標識に「detour」とあって、辞書で意味を調べてきたらなんと「遠回り」だったので、笑ってしまった。お告げ!?コーヒーをうまく注文できなくて「あのスタバにはもう行くまい」なんて思っていたけれど、あの店員の男の子が私の注文をきちんと聞き取ってくれるまで毎日でも通ってやる…と思った。昨日はsuperball sundayで、街中熱狂的なお祭り騒ぎだった。スーパーにはアメフトをかたどったケーキやナッツがどっさり売っていて、午後三時過ぎのテレビ中継が始まると、アパートのあちらこちらから絶叫が聞こえてきた。すごい国だ。こんなに盛り上がるなんて・・・アメリカ人ってほんとバッファローみたい。
2005年02月08日
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