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俺だけの旅 0
俺たちの旅 0
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ドカベン。必殺渡し人 第13話「秋雨の中で渡します」絵に描いたようなばか将軍登場。お昼寝中に現れた美女の熱烈接待にサティスファクション。すっかりお気に入りになっちゃった。その美女とは大黒屋(白影)の娘みよであり、大奥入りさせるためのエロ作戦だった。みよが将軍のお世継ぎを産むことになれば大黒屋は公儀御用達で商売繁盛まちがいなし。しかしみよは男にだらしなかった。そこで関係を持った五人の男たちを始末することになる。つうことで江戸の町では立て続けに三人の男が殺害される。しかも三人共かまいたちのように首元を切られていた。惣太は忍の仕事ではないかと疑う。その頃、忍の診療所には子どもが欲しくて欲しくてたまらない三太&おくみが来院、「毎晩セックスしまくってます」など聞いてもいない夫婦の夜の秘密を赤裸々に語りまくり。新手の変態か?その後、毎晩セックスをしまくった甲斐があっておくみは妊娠する。しかし三太はみよが関係を持った五人の男の一人だった。残りの一人は大吉の仕事仲間の助三。助三は身の危険を感じて大吉の許に自主避難していたが、既に殺された男たちと同じ手口で殺される。その夜、忍はチームを招集、白不動の元締からどの元締にも属さない一匹狼の渡し人を始末するよう依頼されていることを告げる。その渡し人は法外な報酬を受け、誰彼構わず殺しを行っていた。しかも殺し方が忍の殺しと酷似。手がかりは右利きの忍に対して左利きであること。そんなこんなで三太も殺され、みよとの関係を聞いていたおくみは大黒屋へ乗り込むが、大黒屋ファミリーに殺されてしまう。おくみの書き残しと出産費用に貯めた金を受け取った忍たちは大黒屋ファミリーの始末を決意するが、大黒屋のバックには大奥が控えている。草の根を分けてでも下手人を探し出すに違いない。そのため仕事が終われば身を隠さないといけない。そんなこんなで惣太と大吉が大黒屋夫婦、忍は左手を使ってみよを始末する。その帰途、忍の前に一匹狼の渡し人が立ち塞がる。「現れましたね」「左手で殺ったな?俺への挑戦と見た」。構える忍に「どうしてもやるか?鳴滝忍!」。男は忍の元カレで医師の夢野玄定(幸長助教授)だった。「殺しを受けるのは私利私欲のためではない。蘭方医のお前なら分かるだろう。この世から難病を無くすにはどれほどの金がいるか」。そして男の魂の叫び。「俺を殺し屋にしたのはお前だ!忍!将来を誓い合った仲なのにお前は逃げた。以来、俺は人を信じなくなった。人が蔑む夜鷹の娘だったお前を俺は心から愛していた。何も知らされず去られた男の気持ちが分かるか!」「あの時・・・あの時私は」「知っている。母親を殴り殺した岡っ引きを殺り、それがきっかけで殺しの道に入ったとか。姿を消したくなる気持ち、今の俺なら分かる」。そして玄定も殺し屋になり、今運命の再会を果たしたが、忍は玄定を始末する。その後、幕府による大掛かりな「獣狩り」が始まり忍、大吉&お沢、そして惣太はひっそりと江戸から去る。お直が目覚めると惣太がいない。隣の大吉&お沢や忍もいない。泣きながら惣太を探し回るがどこにもいない。「嘘や・・・うちの人がうちを置いていくことなんかあるわけないわ。絶対あるはずないわ。せや、これは夢や。きっと、きっとみーんな夢や。ただの夢や・・・夢なんや・・・」。旅先でお直を案じる惣太。お・わ・りこんな最終回あり?
2023年07月21日
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面倒だなあ。必殺渡し人 第12話「二人がかりで渡します」脚本の萩田寛子。実写物は合わなかったのか、その後『クレヨンしんちゃん』などのアニメで活躍。サブタイトルはカッコいいが内容は凡作。朝からお直のやきもちで惣太と痴話げんか。お直結構毎回ウザイ。もう少し描きようがあったと思うが。その様子をお春ちゃんが覗き見してますよ。お春の父親・大野屋五兵衛は胃に悪性の腫瘍が出来ていたが、忍の手術で一命を取り留めていた。その知らせを聞いて津山藩の家老・松井忠直はムカついていた。松井は五兵衛が死んだ後、五兵衛の弟・文蔵に大野屋の跡を継がせて煙草相場を独り占めしようと企んでいたが、これじゃあダメじゃん。そこで示現流の使い手で7モーレツな剣豪・佐々木十三を雇い、マジで五兵衛殺害計画を実行に移す。しかし文蔵は腰が引けている。一方、文蔵の愛人で大野屋の女中・お京(水原麻紀)はとっとと大野屋を乗っ取ろうと文蔵をけしかける。ある日、お直は惣太の気を引くため大野屋で煙草と煙管を購入、慣れない煙草を吸って気絶する。それを聞いて惣太は慌てて忍の診療所へ駆け込むが、お直は目を回しただけだった。しかし惣太は大騒ぎ、お直の作戦は一応成功する。その夜、十三、文蔵らは大野屋を襲撃すると寝ていた五兵衛と妻のおそのを殺害、お春も殺そうとするが弾みで屋敷に火がつき大火事になる。お春は文蔵とお京の姿を目撃していたが、ショックで言葉が出なくなってしまう。お春だけ殺すことができなかったが、世間は今回の一件を強盗殺人事件と思い込んでいる。そのためお春の始末はしばらく様子を見てからということになる。その後、文蔵がお春の後見人にしれっと収まるが、番頭は文蔵とお京が何だか怪しいなーと疑い、こっそり忍に相談する。文蔵が津山藩の屋敷に出入りしていること、五兵衛夫婦が木刀のようにもので惨い殺され方をしたことなどからただの物盗りとは思えなかった。お春が言葉を失ったのは現場を目撃したショックが原因では?つうことでお春を忍の診療所で預かることになるが、迎えに行く途中で水死体で見つかったお春が川から引き上げられる場面に出くわす。その後、番頭は店の金を盗んだとして奉行所に連行される。忍は五兵衛から受け取っていた寄付を渡し料として松井ほかの殺しを請け負う。文蔵、お京、松井はあっさり始末、十三だけは惣太と大吉の二人掛りで仕留める。帰宅するとお直が泥酔していた。お沢に誘われて女子会を開いたものの慣れない酒を飲み過ぎて翌朝も二日酔い。お直の代わりに金次が惣太を見送る。お・わ・り次回感動の最終回。
2023年07月17日
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ジュリーはホントにすごいよ。必殺渡し人 第11話「浮世絵の舞台で渡します」早くも終盤。裏番組の「不倫」に徹底抗戦して今回超エロ過ぎ。また藤山直美を生かし切れていないことを反省してか藤山直美の見せ場続出。藤山直美のアドリブ風演技が見もの。目付の大野は絵の勉強会と称して男女の合体ライブをマニアの皆さんに描いてもらっちゃうエロイベントを開催していた。今でいう撮影会のもっと過激な奴みたいもんでしょうか。でも何だか飽きてきちゃったよ。奥方のはつは男漁りで忙しい。筋金入りのエロマニアの大野は十二枚ワンセットのエロカレンダー通称・色暦を探すことになる。お直は大吉・お沢夫婦の仲良しっぷりにライバル心を燃やす。同じ長屋に住む芳三郎・おゆう夫妻の仲睦まじい姿も引っかかる。芳三郎は絵師で忍の診療所の解剖図も手掛けているが、あくまで小遣い稼ぎ。以前、勉強のつもりで浮世絵を描いたこともあったが、元々は墨絵師を目指していた。浮世絵師ってエロ写真家みたいもの。ついでに儲かるため浮世絵業界から復帰を持ち掛けられるが丁重に断る。そんなこんなで大野は取り締まりと称して版元たちから浮世絵を没収しまくって色暦をゲットするが「八月」だけねーよ。噂によると「八月」だけ最初から描かれていないらしいよ。そこで色暦を描いた絵師を探し出して「八月」を描かせればオレだけの色暦が揃うぜ。わくわくしてきたよ。目付って暇か?つうことで色暦の作者を突き止める。色暦は芳三郎が描いたものだが、貧しくても浮世絵業界に戻るつもりはない。ある日、大野から絵を描いてちょと依頼を受け大喜びで訪ねるが、絵とは「八月」のことだった。描いてくれたら公儀お抱え絵師として採用、奉行所からのお咎めも無しと説得され引き受けることになる。シチュエーションは蚊帳の中で密通する武家の奥方と中間。ただの貧乏絵師がこんなエロエネルギッシュな絵を描けるはずがない。それを聞いたはつは何やら大野に提案する。それは妻のおゆう(女王イーナス)を「八月」のモデルにスカウトするゲスいエロアイディアだった。そんなこんなでもうちょっとで完成。その前に手本として男女の合体ライブを見ながら完成させてはどう?芳三郎は手本を見ながら完成、しかしモデルがおゆうだとは気づいていない。素晴らしい出来栄えに大野は満足するが、はつはエロ欲をスパークさせるため蚊帳を取り除く。芳三郎は目の前にいたモデルがおゆうだと気がつくと「八月」を取り返そうとするが、大野に斬り殺されてしまう。その夜、おゆうは渡し人に宛てた遺書と渡し料を残して首を吊る。そして今夜も大野の屋敷ではマニアたちを集めて色暦を再現した合体ライブショーを開催。その合間に忍、惣太、大吉は大野たちを始末する。翌日、お直は大吉と将棋を指している惣太にあれこれ口を挟むが苦戦、お沢が大吉にしれっと助言して逆転勝利。お直の面目丸潰れ。大吉に代わって金次が相手になるがどさくさに紛れて惣太の股間を熱く握りしめ、お直は激しい眩暈に襲われる。お・わ・り
2023年07月17日
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聞き分けのない女の頬を一つ二つ張り倒すとDVだネ。必殺渡し人 第10話「湯女風呂で渡します」ある夜、上方の元締から仕事を依頼される。本来なら上方で始末をつけるところだったが、江戸へ逃げ込んだという。渡し料は十両。始末する的は小間物問屋の仙蔵、浪人の武藤洋之助(福本清三先生)、やくざの喜平太。仙蔵は表向きは小間物問屋だが、裏では金貸しを営み、返済できない女は岡場所に売り飛ばしていた。元は江戸の生まれだが、十五年の前の大地震で両親を亡くし、身寄りを頼って上方へ渡ったらしい。「やっぱり仙蔵だ・・・いじめられっ子の仙蔵に間違いねえ」。仙蔵は大吉の幼馴染であり大地震の際、柱の下敷きになったところを助け出したのだ。とても人から命を狙われるような男ではない。大吉は忍に三日の猶予をもらい仙蔵に会いに行く。十五年ぶりの再会に感激&しみじみする二人。仙蔵にとって大吉は命の恩人だけでなく唯一いじめっ子たちから守ってくれた存在だった。上方へ渡った後も苦労を重ね、いつか見返してやろうとそれだけを心の支えに生きてきたと話す。大吉にはどうしても仙蔵が悪人とは思えない。ピュアすぎる大吉は心配するお沢をスパイだと疑い被害妄想びんびん。その頃、診療所では忍の患者夫婦が借金取りからえげつない方法(※ほぼ脅迫)で返済を迫られていた。これ実は仙蔵が編み出した借金取り立てのビジネスモデル。その夜、大吉を招いて再会パーティー。「金が私を変えたんです。昨日まで私をいじめていた人間が、金を前にすると手のひらを返すように下手に出ますからね。大吉さん、金は力です」「お前は・・・変わったな」「十五年、世間も変われば人も変わる。でもね私は大吉さんへの恩は忘れちゃいませんよ」。帰り道、大吉は上方の使者からこれ以上的に情けを掛けないよう警告される。仙蔵と会うことを知っていたのはお沢だけ。そのことを上方の使者に告げたのではないかとまたしても被害妄想スパーク。お沢は大吉の妻であり渡し人のパートナーでもある。大吉が裏切るようことがあれば殺すかもしれない。「でもあなた一人を死なせはしない。後を追って私も死にます」「口じゃ何とでも言える。人間て奴は土壇場にならねえと分からないもんだ」。びんびん過ぎる大吉は長屋から出て行ってしまう。翌朝、お沢は仙蔵を訪ねる。武藤はお沢の身のこなしを見て一発で武家の出身だと見破る。大吉の嫁はんがなんで武家の女と?人一倍警戒心の強い仙蔵も被害妄想びんびんになる。その後、大吉は忍のカウンセリングを受ける。仙蔵に近づき過ぎている、もっと離れると全体が見えてくる。「そうすればあなたの言うけじめがつくかもしれない。とにかくあの仙蔵という男に泣かされてる人が大勢いることを忘れないで頂戴」。その夜、仙蔵は大吉を試すために患者夫婦の公開慰み者ショーを開く。喜平太に襲われる妻、羽交い絞めにされ身動きが取れない夫。「もっと泣け!ウハハハ。世の中にはな泣いても叫んでもどうにもならないことがあるんだ!」。そして手出しのできない大吉に「これであんたも同じ穴の狢。最後までしっかり見届けて下さいよ」とにこにこで語り掛ける。翌朝、患者夫婦は遺書を残して心中する。今夜は猶予の三日目。あの時、止めに入ればこんなことにはならなかったと自分を責める大吉。しかし止めていれば大吉は殺され、渡し人チームも壊滅に追いやられていたかもしれない。「幼馴染の仙蔵は十五年前に死にました」。大吉はけじめをつける決心をする。そんなこんなでソープランドに繰り出していた喜平太、武藤を惣太と忍が始末(高峰三枝子VS福本清三!)。そして大吉とお沢がお楽しみ寸前の仙蔵を狙う。まさかの大吉に大腸を捻り潰されて絶命する仙蔵「大ちゃん・・・」。翌朝、金次が売りに来たウナギで長屋は大騒ぎ。お・わ・り
2023年07月17日
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甘くて憎い男。必殺渡し人 第9話「無縁墓地で渡します」必殺シリーズしては珍しくテコ入れが多い。その甲斐もあって雰囲気は改善されている。脚本は面白くないけど。今回は戸塚ヨットスクールが元ネタ。冒頭赤ふん姿の少年たちがモーレツにしごかれる。ジャニー喜多川もびっくり。今、武家の間で熱い注目を浴びているのが赤松道場。軟弱なご子息をビシビシ鍛えまくり、心身ともに逞しく育てますよ。ただしケガ人続出。ある日、惣太は赤松道場から逃げ出してきた少年・信三郎を助けるが、母ちゃんに連れ戻される。とある立派なお武家様のお屋敷で大吉が庭仕事。その隣では萩原角之進が息子の角太郎を鍛えている。そこに悪のスマイルを浮かべて角之進の後妻・お紋(フジアキコ隊員)登場。連れ後の長次郎を跡取りに考えているお紋は先妻の息子・角太郎をうっとおしく思っていた。そこで武芸が苦手な角太郎を赤松道場へ入門させ、事故に見せかけて殺すことを計画する。実は赤松道場のオーナー・赤松玄蕃(石橋雅史)とデキていた。今回の計画のために取り込んだのかもしれませんが。つうことで角太郎は赤松道場に入門させられてしまう。信三郎も道場に戻っていたが、怪我を偽って稽古をサボっていた。『渡し人』の良いところは初期の設定を丁寧に積み重ねている点。お直は子どもを欲しがっており、大吉・お沢は理不尽な死を遂げた母親(車寅次郎の伯母)の墓参りへ。「私たちが死んだら誰が祭ってくれるんでしょうね?」何も答えることのできない大吉。そんなこんなで信三郎はうそがバレてボコボコ&メシ抜き命令。角太郎は信三郎を連れて脱走するが、赤松軍団に見つかり稽古と称した鉄拳制裁の末に殺されてしまう。角太郎の死に不信感を抱いた角之進は赤松に抗議、明日奉行所に申し出ると伝える。つうことで角太郎の最期を見ていた飲み屋のバイト嬢と角之進の口を封じるためぶっ殺す。息を引き取る寸前の角之進から頼み料を受け取った大吉は「旦那や坊ちゃんが浮かばれるようにしてあげたい」と忍たちに仕事を託す。その夜、惣太が下っ端を仕留め、大吉が赤松の大腸を捻り潰し、忍がフジフキコ隊員ではなくお紋の頸動脈を切り裂く。翌朝、長屋では惣太を巡ってお直と金次の貧しい争いが勃発する。お・わ・り
2023年07月16日
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オレの私生活。必殺渡し人 第8話「祭り囃子で渡します」毎回ぬるい『渡し人』。テコ入れ第2弾。今回は面白かった。狐の嫁入りで大雨が降る中、惣太は川に身投げしようとした女性を助ける。その女性はかつて惣太が殺しを請け負った頼み人・お秋だった。そこにお秋の再婚相手でバイオレンス夫・喜平次(浜田晃)が「人の女房に手を出しやがってー!」と叫びながら乱入、惣太とお秋をボコボコにする。お秋の身体は全身傷だらけだった。その後、お秋は惣太に頼み料として「櫛」を渡すと喜平次の殺しを依頼する。男運のない女。ある日、長屋にほぼ全裸の粗暴な行商人・金次登場。惣太を目撃すると一目ぼれ「イイオトコね・・・お友達になって!」「何だお前は!」。金次は見た目強面だが、乙女の心を持つ豪快ホモキャラだった。つうことで大吉が櫛を換金することになるが大吉→若旦那→泥棒→お直と回り回って惣太の許へ戻ってくる。しかも大吉(大怪我)、若旦那(置き引き)、泥棒(捕まる)、お直(スリの被害)と不幸の連続。気味悪がる惣太と大吉に代わってお沢が換金役を買って出る。その夜、忍、惣太、大吉は喜平次を始末するためお秋の住む長屋へ向かうが、長屋ごと人が消えていた。喜平次は「暗闇の喜平次」と呼ばれる押し込み強盗チームのリーダーであり、長屋はチームのアジトだった。しかも二十年前、親代わりの兄を渡し人に殺されて以来、渡し人を探し続けていた。「だがお前のおかげでやっと渡し人に巡り合えた。渡し人なら誰だって構やしねえ。恨み晴らしてやる」。お秋は喜平次に惣太のことを告げただけでなく情婦に成り下がっていた。おまけに喜平次はドS、ドMに目覚めたお秋。偶然めぐり逢った奇跡 。お秋の全身の傷は喜平次との変態愛の証だった。ロマンスの神様どうもありがとう。翌朝、お沢は小間物屋に櫛を売りに行くが強盗に遭い売りそびれてしまう。そこで忍が櫛を預かることになるが、女髪結いの見習い・おしの(林優枝!)に刺されそうになる。おしのは十年前に小間物問屋を営む両親を押し込み強盗に殺され、「櫛」は母親の形見だった。忍はおしのをカウンセリングすると櫛を手渡す。ある日、おしのが務める髪結い屋にお秋が客としてやって来る。お秋はおしのが身に着けていた櫛に気づき、おしのは櫛を気にするお秋のあとをつける。辿り着いた先には喜平次がいた。喜平次こそ両親を殺した押し込み強盗であり、喜平次にとって櫛は初仕事の記念品だった。その話を立ち聞きしたおしのは激昂、喜平次をぶっ殺そうとするが逆に捕まってしまい、ドSの餌食になった挙句殺されてしまう。一方、お秋は被害者を装い、惣太に十五日の神田祭に喜平次たちが賽銭箱を盗みに現れると告げ、その日に殺してほしいと誘い出す。「言うことはそれだけかい?」「どういうことでしょう?」「無きゃいいんだ」。しかし、惣太はおしのから息を引き取る前に櫛の持ち主が喜平次とお秋だと知らされる。忍たちは櫛を渡し料として受け取ると神田祭に向かう喜平次たちを始末する。そして惣太はお秋を訪ねる。「お願いした闇の渡し・・・どうしたんです?早く行かないと」「だから渡しに来たのよ」。恐怖に慄くお秋。「違う!酷い、あんまりです!確かに喜平次たちはあなたたちを・・・だから私教えに行ったじゃないですか!あなたが好きだから・・・心から好きよ・・・ねえお願い分かって!」そう言いながら隠し持った剃刀を自分の首に当てて「どうしても信じてくれないんだったら私!」と叫ぶ。しかし惣太は「よく見ろ。これがあんたの本当の顔さ」と手鏡をお秋に向ける。「くっそー!!」本性を現したお秋は惣太に斬りかかるが、首筋に針をぶち込まれる。祭りが終わると季節は秋に変わる。「人の心も変わるんすね」。後味の悪い仕事を終えた惣太に「特に女はね。男次第って言うでしょ?ねえお直ちゃんが待ってるんじゃないの?」と忍が声を掛ける。惣太は気を取り直してお直と神田祭でデートするが金次に襲撃される。お・わ・り
2023年07月12日
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イリス・・・暑いヨ。♪ジャーン!必殺渡し人 第7話「お化け屋敷で渡します」毎回エロティックなネタを投入する割に作風はマイルド。それでいて全体のバランスが悪い。芸達者の中村雅俊と藤山直美がいなかったらどうなっていたか。毎回スカスカの脚本に頭を抱えていたのかもしれませんが。夏といえばお化け屋敷ですね、お直の幼馴染・お妙はラブ男・伊助(加納竜)との祝言を控えていたが、デート先のお化け屋敷で行方不明になってしまう。伊助はお化け屋敷を訪れ、お妙を探しまくるが手掛かりなし。お化け屋敷のスタッフにも心当たりなし、調べに来た奉行所の役人も「自分で消えたんじゃね?」と相手にしようとしない。オーナー・源左衛門(鯨井長官)は大奥のお局・お藤の方の実兄だった。そんなわけで奉行所は深入りしようとしない。つうか関わりたくねーよ。納得できねー伊助は再度お化け屋敷を訪れるが源左衛門の手下にぼこぼこにされて半殺し状態。忍の診療所で治療を受けるが、お妙は行方不明のまま。そこでお直は惣太を誘ってお化け屋敷を潜入捜査するが、今話題の東悦次が熱演するキツネ男に驚いて気絶してしまう。そんなこんなでお妙は女郎屋で働かされていた。源左衛門はお化け屋敷に来た客を襲撃してはイケメンの男はお藤の方に斡旋、女は女郎屋に売り飛ばすビジネスを展開していた。なるほどね。いや源左衛門てばかでしょ?いくら江戸時代でもこんな雑なビジネスモデルなんぼなんでもすぐバレるつうの。さらにお藤の方はイケメンを次々乗り換えては飽きると口封じのためぶっ殺し。でも時代劇なのでバレない。そんなこんなでお妙は首を吊って自害、お妙の死を知った伊助はお化け屋敷に乗り込むが、源左衛門たちによって滅多突きにされ古井戸へ投げ捨てられる。惣太たちは伊助から預かった金を渡し料として受け取り、源左衛門たち&お藤の方を始末する。お直は伊助が死んだことを知らない。惣太から旅に出たと聞かされ、もう一度だけ会いたかったと話す。お・わ・り
2023年07月11日
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君は生き延びることができるか?必殺渡し人 第6話「精霊流しに渡します」意欲作だがイマイチパッとしないせいか今回よりテコ入れ(出陣シーンと殺しのBGM変更・大吉の殺しに絶叫SE挿入)。惣太は今日も主婦の客を相手にエロトーク炸裂。その人気っぷりに目をつけたのが音松・お甲夫婦。二人は美人局で生計を立てていた。つうことで惣太に因縁ぶっかけて財布ごとゲット。数日後、音松はやくざに憧れて政五郎一家に就職、一方お甲は親がやくざだと子どもが不憫だと思い、忍に孕まないような薬をくれとぶっこく。そんな薬ねーよ。そりゃそーだ。しかしお甲は真面目なので「また来るかもしれないから」と診察代として財布ごと渡す。その財布を見てお直びっくり。惣太の財布だった。その夜、惣太はお直から財布のことを突き付けられ美人局に遭ったことを正直に話す。事を荒げたくない惣太とは対照的にお直の怒りは収まらず、音松・お甲の家に怒鳴り込む。ところが将来の生活を巡ってDV真っ最中。美人局を嫌がるお甲をボコボコにする音松。お直は本当は子どもを産んで育てたいお甲に同情する。そんなこんなで手に職のない音松はお甲と美人局で稼ぎ続けことになる。政五郎一家には町方同心・江尻がバックについている。安心して稼げるね。お直は美人局をやめさせようとあの手この手を尽くすが失敗。一方、音松・お甲は今夜も美人局に精を出すが、引っかけた男は政五郎一家のライバルやくざだった。つうことで音松ボコボコ、お甲は食われて川へポイ捨て。その後、惣太とお直に助け出されて忍の診療所へ運ばれる。政五郎一家は音松をボコボコに制裁すると、美人局システムがバレるのを恐れお甲の行方を捜す。そんなこんなで二人は改心、真面目に働こうと考え政五郎(山本昌平)に足抜けを申し出る。あっさり笑顔でOKと油断させて、二人を互いに殺し合ったように見せかけて始末する。二人が改心したことを知っていたお直は「そんなはずないわ・・・殺し合うはずないわ」と口にする。それを耳にした江尻は政五郎一家と連係プレーでお直の口を封じようとする。一方、忍たちはお甲から預った金を頼み料として受け取る。音松・お甲を供養するため精霊流しに出かけたお直とお沢を狙う江尻&政五郎一家を始末する。翌朝、長屋はいつものように騒々しい。お・わ・り
2023年07月10日
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さけださけ!必殺渡し人 第5話「矢切の渡しで渡します」何の捻りも無い脚本。マイルド路線に変更したとはいえよくこれでOKが出たなあ。小春とお梅は秩父から江戸へ家出する。華やかの江戸の町にドキドキするわ。その後、二人は矢切の渡しでおっさんに声を掛けられ宿を紹介される。翌日、忍が往診に伺った出会い茶屋で十四、五歳の娘の遺体が見つかる。忍の調べではお茶に混ぜた薬によるショック死だったが、十手持ち・蝮の三五郎(アンチショッカー同盟・小暮)は病死と断定する。遺体はお梅であり、おっさんに飲まされた薬の分量の多さが本当の死因だった。ある日、忍たちは衰弱していた小春を保護するが、小春は薬を見ると飛び出しておっさんの許に戻る。小春はおっさんによって薬漬けにされていた。廻船問屋の大和屋は役人とグルになり、三五郎とおっさんを使って家出娘を捕まえては薬漬けにして客を取らせていた。そんなことで儲かるのか?お沢は小春が気になって探すが見つからない。その後、惣太と大吉は昼間っからポン引きに若い女を紹介されてご対面。すっかり薬漬けにされた小春だった。小春はただの家出娘ではなく、貧乏でろくに食事にありつけない弟や妹たちのため江戸で稼ぐつもりだった。そんなこんなですっかり生きる気力を失い、お沢になけなしの小銭を渡すと川へ身投げしようとする。おっさんが慌てて止めに入ろうとするが、誤って刺し殺されてしまう。翌朝、三五郎によって家出娘の身投げとして処理される。お沢は小春から小銭と一緒に渡し人に宛てた手紙を見つけ、忍たちに仕事を依頼する。そんなこんなで三五郎たちは忍たち渡し人に始末される。その夜、惣太は蛍狩りに連れて行ってほしいとせがまれていたお直に蛍をプレゼントする。あっちの水は苦いぞ、こっちの水は甘いぞ。お直がくちずさむ「ほたるこい」に自分を重ねる惣太。お・わ・り
2023年07月09日
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めしだめし!必殺渡し人 第4話「花火の夜に渡します」雑な脚本。お沢は記憶を取り戻したが、まだ何となくすっきりしない。誰かに見張られているような気がしてならない。大吉に抱かれてもユウウツだよ。翌日、惣太に相談するが渡し人の厳しい掟を突きつけられる。ぐだぐだライフスタイルを貫くカースケにそんなこと言われてもなあ。とカースケと惣太を同一人物と錯覚してはいけない。結局もやもやしたまま。しかしお沢は本当に謎の男に見張られていた。その頃、花火師・玉屋市兵衛の息子・清七が久しぶりに江戸へ戻ってきた。恋人のおえいと再会、喜ぶ二人。しかしおえいも花火師・鍵屋の娘であり、鍵屋は市兵衛のことを「絶対に許さん!」と怒りを買っていた。市兵衛は鍵屋の手代だったが、打ち上げ失敗&爆発事故を起こしたことでクビになり、止むを得ず独立に至った経緯があった。しかし真相は鍵屋の番頭・与吉(下条さん)が後継者候補の市兵衛を追い出し、鍵屋を乗っ取るために仕組んだ計画だった。仲間は太ったチンピラと玉屋と花火師。太った男こそお沢を見張っていた人物だった。お沢は忍に頼まれ市兵衛に薬を届ける。清七とおえいをくっつけようとする忍の作戦。しかしその作戦は裏目に出る。なぜお沢が玉屋に足を運ばせたのか?与吉は警戒する。つうことで花火大会のどさくさに紛れてお沢を拉致。一方、清七の新作花火に鍵屋は思わず関心、それに引き換え与吉のしょぼい花火に怒り心頭、後継者の件は白紙にするとまで言い放つ。そこで与吉は悪の企てを本格的に始動。大吉にお沢をかどわかしたと脅迫状を送り付ける。でも送り付けただけで目的は不明。その頃お沢は密かに玉屋の蔵に監禁され、太ったチンピラから拷問を受けていた。「さっさと吐いちまいなー!」と責められるが何のことだかさっぱり分からない。そんなこんなで鍵屋は玉屋の仕事ぶりを絶賛、清七の腕も評価する。すっかり和解ムードですね。しかし「娘のおえいはやらんよ!どうしても夫婦になりたかったらあたしが死んでからにしとくれ」と釘を刺す。人生うまく行きませんな。与吉は清七の技術を入手するが、精巧すぎて真似できねー。鍵屋を乗っ取っても玉屋に追いつかれては意味ねーよ。そこでおえいを暴行&お沢を監禁している蔵に火を着ける。やることなすことアバウト過ぎ。燃え盛る炎を見てお沢は奉公人時代に打ち上げ失敗&爆発事故の現場を偶然目撃したことを思い出す。花火を仕込んでいたのは与吉だ。そんなこんなで玉屋にも火が移り、おえいが駆け付けた時には市兵衛・清七親子は虫の息。お沢は大吉に助け出されるが、三人は炎に飲み込まれる。その後、おえいから仕事を頼まれていた惣太は忍、大吉、お沢と共に与吉たちを始末する。翌朝お沢は忍に大吉と本当の夫婦になれたような気がすると話す。お・わ・り
2023年07月09日
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暑いぞコノヤロー。必殺渡し人 第3話「大元締の前で渡します」惣太の商売相手は仕事柄ほとんどが主婦。エロい話もしながら主婦たちを惹きつけるのも仕事のうち。しかしお直は嫉妬。今まで以上に子どもが欲しいと思うようになる。一方、お沢も毎晩うなされ続けていた。前回の忍のカウンセリングは何だったのか?「それは記憶が戻りかけているのかもしれないわ」と尤もらしく解説。「お薬を調合するわ」とも言うが何の薬を調合しているのか。この人の専門は本当に何なんでしょう?その頃、上方から業界のビッグネーム・白不動の大元締が忍を訪ねてくる。最近江戸でさらわれた女たちが上方に売り飛ばされる事件が続発、多くの女たちから殺しの依頼を受けてきたという。ここは仕舞人・坂東京山に活躍してほしいところですが「お江戸の仕事はお江戸の人に」つうことで忍に仕事を依頼する。しかし全身白ずくめで怪しそう。サポートの役の影の男(内田勝正!)は全身黒づくめ。目立つ。そんなこんなでお沢はぼーっとしながら町をふらふら。記憶が戻りそうで戻らない。たまたま仲の良かった奉公人女子と再会、記憶にあるような無いような話を聞かされる。何気に水野の屋敷に着くと留守を任されているじいさんから水野ファミリーの悪行と気の毒な奉公人の話を聞く。その後、お沢は謎の男たちにさらわれてしまう。そんなこんなで忍たちは白不動の依頼を引き受け、事件の黒幕・同心の坂井と口入屋の相模屋を始末するが、さらわれていたお沢が殺しの現場を見てしまう。そして記憶を取り戻し、大吉が自分のために人を殺めたことを知る。白不動は殺しを目撃したお沢の始末しようとするが、忍は三日間の猶予を申し出る。白不動が江戸に来た目的はもう一つ、金儲けのために人を殺す外道の渡し人を一掃することだった。三日の間にその仕事を片付け、お沢を預かることになる。忍たちはお沢の助命を認めさせるため、白不動より先に外道渡し人を探し出すことにする。そんなこんなで大吉は必死で聞き込みしまくり。たまたま賭場で見かけた羽振りのいい男が気になる。「あの目・・・どこかで見たな」。翌日、十両で殺しの依頼を引き受けるところを目撃、影の男こそ外道渡し人の正体だった。灯台下暗し。白不動は間抜けか?その夜、影の男は白不動を襲撃「もうあんたの影でいるのには飽き飽きしたんだ」。手裏剣攻撃に対して空手風の構えを見せる白不動。何となく弱そうで絶体絶命。そこに忍たちが現れ、三人掛りで影の男を始末する。白不動は命乞いを一切しなかったお沢を「これなら務まるやろ。渡し人に。仲間に入れば見られたも知られたもないやろ」と仲間入りを勧める。「けど肝心なのはあんたの気持ちや」「どうぞ・・・仲間に入れて下さいまし」。翌朝、長屋には元気になったお沢と騒々しいお直の姿があった。お・わ・り
2023年07月03日
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こんなことしている間に『ハウスシチュー』の季節がやって来そうで怖い。必殺渡し人 第2話「秘密の宴で渡します」最強裏番組『金妻』を意識してかテーマはズバリ「夫婦の性」。巷で密かに流行っているエロイベント「夫婦交換会」。内容はイベント名そのまんま。ある夜、担ぎ呉服屋の新之助(堀内正美)は得意先からの紹介を断り切れず、嫌がる妻のお縫を連れて「夫婦交換会」に参加する。得意先はイベントを主催する大口屋と百舌鳥屋だった。最近、惣太とお直は夜の生活が上手く行っていない。お直はそのことを忍に相談する。一方お沢も毎晩夢を見てうなされることを忍に相談。忍は二人にナイスアドバイス。忍の専門は婦人科?精神科?大口屋夫妻と百舌鳥屋夫妻は次回の「夫婦交換会」を盛り上げるべくエロ会議。イケメンの惣太とパワータイプの大吉を誘う。二人は速攻断るが、夜の営みのことを聞かれてドキリ。大口屋(一鉄斎春光)曰く「男と女の営みという奴はな絶えずこの新鮮にしておかないとだめなんだヨ~」とエロ笑顔。大吉はお沢が記憶を取り戻さないか心配、惣太は渡し人に復帰した緊張感で夜の生活がだめになっていた。とりわけ惣太は子どもを作ることに抵抗感があった。「何で子ども作ることが怖えんだよ?」「ばかかお前は。女房に隠してるだけでも辛え仕事だぞ。子どもに隠すのはもっと辛い。隠しきれずにバレてみろ。親も子も地獄だよ」。つうことで惣太夫婦、大吉夫婦は「夫婦交換会」を見学するが、えげつない光景に引きまくり。その時、参加していた新之助は不能であることを大口屋夫人たちから罵られて激昂、お縫を連れて帰るが、お縫に殴るけるの八つ当たり。嫌がるお縫を誘ったのは自分なのにDVっぷりを発揮。「金持ちのドスケベに可愛がられていい思いがしたくなったのかよー!」と言葉の暴力もすごい。これが『仕舞人』なら鎌倉・本然寺に駆け込まれて殺しを依頼されちゃいます。その後、惣太と大吉は忍に相談、お直の安全日とエロアドバイスを受け一件落着。一方、新之助とお縫の仲は修復不可能。イベント主催者の大口屋に逆ギレ、お縫を妾奉公に出すので千両寄こせと迫る。その後、お直と大吉夫婦の説得を受けて仲直り。典型的なDV夫婦。しかし新之助夫婦の口を封じるため大口屋夫婦と百舌鳥屋夫婦によって殺されてしまう。死ぬ間際の新之助から殺しの依頼を受けた惣太は忍と大吉と共に「夫婦交換会」の会場に向かう。大吉は大口屋夫人と百舌鳥屋夫人を二人同時に大腸捻り潰し(※レントゲン撮影)。惣太は百舌鳥屋、忍が大口屋を仕留める。その夜、久しぶりに夜の営みを経て大吉夫婦は熟睡。お直も惣太の腕の中で「一生死ぬまでこないしてたい」と微睡んでいるが、惣太は浮かない表情を浮かべていた。お・わ・り
2023年07月02日
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もう半年過ぎたのかよ。必殺渡し人 第1話「涼みの夜に渡します」御存知必殺シリーズ第20弾。最強裏番組『金曜日の妻たちへ』に対抗して『金曜日の妻たちへ』の基本設定をパクリ。さらにメインライターの鎌田敏夫の代表作『俺たちの旅』で主人公を演じた中村雅俊をぶっこんできましたよ。今なら訴えられます。「昔から悪の栄えたためしはないと/世の例えには言うけれど/どうやらそうではないらしい/山のあなたの国々も/悪が栄えているという/わからないことばかりだが/わかっていることただ一つ/許せぬ悪を消すことだ/この世とあの世の境の場所に/舟を浮かべて待っている/三途の川の渡し人」(ナレーション:佐藤慶)。鏡研ぎ職人の惣太(中村雅俊)はある夜、マダム風の女がチンピラを瞬殺する現場を目撃する。マダム風の女は妻・お直(藤山直美)がパートで勤めている診療所の女医・鳴滝忍(高峰三枝子)だった。忍は惣太の住む長屋の大家でもあった。ある日、診療所にお沢(西崎みどり)という若い女が子供を堕ろしたいとやってくる。しかし忍とお直に反対されると事情も話さずにに帰ってしまう。お沢は大目付・水野隼人正の屋敷に奉公していたが、水野のばか息子・徳太郎の性欲の捌け口にフル活用されていた。徳太郎の性豪ぶりはご近所でも有名。そして妊娠してしまうが徳太郎は「俺は知らん!知らんぞー」とばか発言。水野&ばか母からも堕ろせと言われ、木に自分の腹を打ち付けるが意識を失ってしまう。そんなこんなで惣太と長屋の朴訥ピュア男子・大吉(渡辺篤史)に助けられ診療所へ。忍から「私も堕されるはずの子どもだったのヨ」と強引なカウンセリングを押し付けられ産むか堕ろすか迷う。忍はオランダ人の医師と遊郭の女郎の間にできた子どもだった。一同しんみりしている時、突然大吉が朴訥スパーク「オレ引き受けるよ。あんたも、あんたの子どもも」。そんなこんなで人生一発逆転ホームランで大吉とお沢はハッピーウエディング。大吉の母親・お鹿(車寅次郎の伯母)も大喜び。しかしそのことを知った水野&ばか母は奉行所の同心・旗野を通じてお沢と付き添っていたお鹿を捕えて拷問。お沢は流産、お鹿は命を落としてしまう。大吉激怒。包丁を掴んで飛び出そうとする。「理屈じゃねえんだ。悪い奴は悪い!殺るだけ殺る!」。惣太は大吉に一日だけ待つよう説得「あの四人を殺る方法を考える。だから一日だけ待て!」と何気に物騒なことを口にして大吉も物騒な説得にクールダウン。惣太は忍に大吉の復讐を相談する。忍はかつて「かまいたちの忍」と呼ばれる伝説の渡し人であり、惣太もまた「鏡」と呼ばれる凄腕の渡し人だったが、二人共引退していた。二人の話を立ち聴きしていた大吉は自分も仲間に入れてほしいと懇願する。忍はお鹿から預かっていたお沢の薬代を渡し料にすると惣太、大吉と共に「渡し人」に復帰する決意をする。そんなこんなで今夜は花火大会。水野、ばか母、徳太郎、旗野は桟橋に設けられた特別席でいい塩梅。大吉は徳太郎を川の中へ引きずり込むと怪力で大腸を握り潰す(※レントゲン撮影)。惣太はばか母の後ろに回ると手鏡で自分の顔を見せ「どうです?写り具合は?」「何の?」「あなたの死に顔のさ」と首筋にぶっとい針を差し込む。そして忍は小指にはめた指輪型の刃物で水野と旗野の頸動脈をさくっと切り裂く。お沢は一命を取り留めたものの全ての記憶を失っていた。しかし改めて大吉の求婚を受け入れる。お・わ・り
2023年07月02日
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