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糖鎖は自己と他を区別する能力を持っています。ここでいう自己というのは、正常な自己細胞ということです。 もしその細胞が壊れていたり、変質していると、かつては自己とみなしていたそれらの細胞も他として認識されるのです。そうしたものはすべて免疫機構からは敵と見なされ、攻撃されます。 当然ガン細胞も他と認識され攻撃され排除されます。私たちの体では毎日非常に多くのガン化した細胞が生まれています。しかし普通はそれが増殖する前に処理されてしまうので、ガンにはならないのです。 それではどんなときにそれらの免疫機構の目を逃れてガンが増殖するのでしょうか? それにはいくつかのケースが考えられます。今回は、そのうち一つのケースだけを取り上げます。 まず、免疫機構が間に合わないほど多くの変質細胞が生まれた場合が考えられます。持続的な強いストレスが交感神経を高ぶらせた状態に保ち、このため顆粒球が異常に増殖することにより活性酸素が大量に発生し組織が攻撃される、ということを何回も書いてきました。 このような状態が続くと、免疫機構が間に合わないほどの変質細胞が生まれてしまうのです。強いストレスに特に弱いのは粘膜組織ですが、まさに粘膜被われた消化器官がストレスに弱いのはご存じの通りです。 そういう私も、もう10年以上前になりますが、急性の十二指腸潰瘍で緊急入院した経験を持っています。後で思い返せば、今までにない強いストレスとほとんど眠れないような忙しさが重なっていました。 このように、潰瘍などというのは一日でできてしまうものなのです。こうした急激な変化に対しては、さすがの免疫機構も間に合わないのです。 活性酸素が組織細胞を攻撃した場合に怖いのは、もう一つ理由があります。 活性酸素によって酸化させられた脂質が酸化脂質となり、これがとなりの脂質を攻撃する一種の活性酸素に変貌するという点です。こうして、細胞膜は次々と破壊されていくのです。 当然これらの細胞はもはや正常なものではないので処分の対象となりますが、もはや免疫機構が追い付くような状況ではありません。 異常な活性酸素の発生はその組織全体で同じような現象(カスケード現象)を起こします。そのため、その組織はあっという間に破壊されてしまうのです。 今回は糖鎖の話というより、活性酸素の害についての話になってしまいました。次回は次のケースを考えてみたいと思います。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月31日
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糖鎖が8種類の単糖の組み合わせでできあがっており、それによってできる情報は天文学的な数になるということを前回書きました。 それではなぜそんなに多くの情報を扱える構造をしているのでしょうか?それは、糖鎖が担っている働きと大きな関係があるからです。 糖鎖の働きの中でも最も重要と思われるのは、自己と他を見分ける働きでしょう。自らの細胞には、自己であるという様々な情報が糖鎖に刻みつけられています。 よく知られたものとしてはABO型の血液型(O型、A型、B型、AB型)が挙げられます。この血液型の違いはごくわずかな単糖の違いです。しかし、そのわずかな違いを私たちの細胞は検知しています。 同じ血液型なら受け入れますが、血液が異なれば他と見なして受け入れません。受け入れないばかりか、それを排斥しようとします。 もちろん、体の中には様々な物質が入ってきますから、それらをすべて排除しているわけではありません。それを受け入れるか受け入れないかは、たぶん長い進化の歴史の中で決定されいったのではないかと思われます。 他を見分ける糖鎖の力があるからこそ、体外から有害な病原体や有毒物質が入り込んできたときに、それをキャッチし適切な対応ができるのです。 実はこの他を見分ける糖鎖の力は、体外から侵入したものだけに働くわけではありません。変質した細胞(例えばガン細胞)をキャッチすることもできるのです。 今日はもう時間がありません。短いですが、ここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月30日
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前回まで「ガンを発症させないために」というテーマで10回ほど書いてきました。実は、今回のテーマもガンと大いに関係があるのですが、その他の病気との関連も多いので、とりあえず題を変えました。 さて「糖鎖」については以前かなり詳しく書きましたが、時間も経ったので、もう一度復習しておきましょう。 「糖鎖」とは細胞膜上に浮かんでいる主にタンパク質の外側の先端についている「単糖が組み合わさったもの」です。糖鎖を構成する単糖は以下のように8種類あります。 1 グルコース(ブドウ糖) 2 ガラクトース(乳糖) 3 マンノース 4 キシロース 5 フコース 6 N-アセチルグルコサミン 7 N-アセチルガラクトサミン 8 N-アセチルノイラミン酸 少し脇道に入ります。DNAはリン酸と糖でできている2重らせん構造をしています。そのらせん橋渡しをしているのが4種類の塩基(アデニン=A、チミン=T、グアニン=G、シトシン=C)の4種類、です。4つの塩基はそれぞれ組む相手が決まっています。AとT、GとCです。例えばAとGが組むことはありません。 この塩基対の配列が遺伝情報になるのです。人の塩基対は約30億個あると言われています。そして、あらゆる生命活動で、このDNAのデータが使われているのです。 様々な生計活動の基本になるのが酵素ですが、この酵素も当然DNAのデータを参照して作られるのです。 糖鎖の話をしていたはずがいつのまにかDNAの話になっていると感じた方も多いでしょう。実はDNAの話をしたのは、わずか4つの塩基の配列が膨大なデータを作っていることをまず理解していただきたかったからです。 その上で、8種類の単糖が自由に組み合わさることによってできている糖鎖がいかに天文学的な情報を表しているのかを理解して欲しいのです。 いわゆる「ヒトゲノム」の解読によって人間の設計図が明らかになりました。この計画が始まった頃は「ヒトゲノム」の解読は様々な病気の原因解明と治療に大きな前進をもたらすであろうとの観測があったのですが、ことはそう簡単ではなかったのです。 その理由が糖鎖です。糖鎖についての研究が本格化してからまだそれほどの年月は経っていません。ただ糖鎖の解明がなされない限り、様々な病気の原因解明や治療法の確立は難しいということだけははっきりしてきました。 あのノーベル賞受賞者の田中耕一さんも「次は糖鎖だ!」と言っていますし、今生化学関連の学術論文の半数以上が糖鎖がらみであることも事実です。 もちろんガンも糖鎖との関連で相当研究されています。その意味からも、糖鎖」について正しい知識を持つことは大切だと思います。 今日はここまでとします。 このところ私事でかなり忙しく、毎日の更新が難しいことがあります。できる限りは穴を開けないように努力しますが、現実的に難しいときもあります。その際はどうぞご容赦下さい。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月29日
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◆高齢者でガンが激増するのは薬が原因!?(2) 高齢者でガンで亡くなる人は非常に多いのが現実です。これは、遺伝子の異常が蓄積した結果であるという見方が有力です。 確かにこれは大きな原因でしょう。しかしもう一つ無視できない原因として薬があるのではないでしょうか? 病院に行くと非常に高齢者が多いことがわかります。やはり元気とはいっても、どこか悪いところがある人が多いわけです。例えば、腰痛や関節炎を持つ人が多いですね。 そうした痛みに対しては、よく知られたアスピリンやインドメタシン(外用の痛み止め)などが処方されます。これらは知覚神経を過敏にする一種のホルモンの働きを抑えます。そのため、痛みは和らぎます。 しかし、このホルモンは交感神経の緊張を調整しているので、働きが抑えられることによって、交感神経の昂進に歯止めがきかなくなります。 もう結果はおわかりになりますね。活性酸素の大量発生です。このため、体の各所で組織破壊が起こります。高齢者特有の様々な不快な症状との関連が疑われるのです。 高齢者は病院に行って、これらの症状を訴えます。その結果様々な薬が処方されます。こうして対症療法が際限なく続きます。一面で“毒”という側面を持つ薬ですから、継続使用が体に良いはずがありません。こうして、高齢者はいつまでも病院に通うことになるのです。 顆粒球の増加や薬の継続使用が活性酸素の大量発生を招き、それが発ガン遺伝子をオンにする危険性を高めることについてはすでにおわかりになっていると思いますから、ここでは繰り返しは書きません。 ただ、薬の継続使用はするべきでないということだけはよく理解しておいて欲しいと思います。そういう意味では、日本人はおしなべて薬に対して無神経な人が多いような気がします。 短期間の薬の使用は必要な場合がありますし、そこまで否定はしません。しかし長期間の薬の使用は、どうしてもやむを得ない場合を除き、できるだけ避け、他の方法を採るようにすべきでしょう。 例えば脳梗塞後の薬としてよく使われている塩酸チクロピジン(もっとも多く使われている商品名:パナルジン)、心筋梗塞の後に使われることの多いワーファリンなどはいずれも血栓をできにくくする薬ですが、副作用も心配ですし、食生活に制限が加わることもあります。 これはその人の考え方次第ですが、まず食生活を改めることが大切です。なるべく血栓ができにくい食事、血液をさらさらにする食事をすることが先決です。こうした病気になったということはそれ以前の食生活に問題があったわけですから、それを変えずに薬に頼るのはどうかと思います。 さらに、血栓を直接溶かす作用を持つほとんど副作用のない健康食品がありますから、それを利用したらどうでしょうか?すぐに全面的に変えるのではなく、少しずつ検査を受けながら変えていけば心配もないでしょう。 今日はここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月27日
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◆働き過ぎも発ガンのリスクを高める!?(2) まだ活性酸素が一般に知られていなかった頃ですが、「スポーツは体に悪い」という本が話題になりました。簡単に言うと、激しいスポーツは活性酸素を大量に発生させ、これが体内組織にダメージを与えるという考え方です。なにしろ医科大学の副読本になったほどで、それまで活性酸素の害についてこの本ほどわかりやすく、かつ詳細に書かれたものはなかったからです。 実はスポーツに限らず、エネルギー消費の多い人は活性酸素の発生も多いということは確かです。活性酸素によってダメージを受けた細胞は次々と再生していきます。この異常に早い細胞の再生スピードが問題になるのです。 私たちの体の中で活性酸素の攻撃に弱く、さらに外界からの刺激なども多い臓器は、何と言っても消化器の上皮細胞です。また肺も外界からの刺激に常に曝されている臓器です。また直接外界の環境とは接していませんが、常に刺激が与えられるものとして乳腺があります。 こうした臓器はもともと細胞の再生が活発です。従って、発ガンのリスクはもともと大きいのです。その上に常に交感神経が活発な状態が続き、顆粒球に起因する活性酸素が常に攻撃を仕掛けてくるために、発ガンのリスクがさらに高まるのは当然とも言えます。 すでに説明したように、細胞は様々な理由で死んでいきます。するとそこの埋め合わせをするために細胞の再生が起こります。細胞の再生が行われるためには、増殖関連遺伝子のスイッチがオンになり、必要な回数だけ細胞分裂をするとスイッチはオフになります。 組織の再生が異常に多くなると、この増殖関連遺伝子にも異常が起こり易くなり、スイッチのオンとオフの調節がきかなくなります。この調節能力を失った増殖関連遺伝子をガン遺伝子と呼ぶわけです。 ご存じの方も多いと思いますが、遺伝子異常を起こしたり、ガン化した細胞を攻撃し殺す免疫細胞として有名なのがNK細胞(ナチュラルキラー細胞)です。このほかあまり知られていませんがNKT細胞(胸腺外分化T細胞)もガンを殺す免疫細胞です。 ところが、交感神経が昂進しているときは副交感神経が抑えられているため、NK細胞やNKT細胞の数が減ったり働きが悪くなるのです。そのため、異常な遺伝子を持ったガン細胞がそのまま増殖できるのです。 働き過ぎがNK細胞やNKT細胞の数を減らし働きを鈍くさせることは、様々な研究で明らかになっています。ガンになった人で治る人と死んでしまう人の差も実は副交感神経がとの程度優性になるのかとかなり関係があることがわかっています。 よく笑う人は病気知らずとも言いますが、笑いは副交感神経を優性にするのに非常に有効な方法です。そういう意味では、お笑い番組などで少なくとも一日に一回は大笑いすることは病気にならないためにはとても大切なことなのです。 ばからしいと言って、ニュースやドキュメンタリーのようなまじめな番組ばかり見ていては、こうした機会もありません。楽しく過ごすこと。これは健康を保つ上で極めて大切なことなのです。 今日はここまでにします。次回は薬の影響について考えてみたいと思います。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月25日
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◆働き過ぎも発ガンのリスクを高める!?(1) 過度の持続的なストレスによって交感神経が持続的に興奮します。そのため過度に増殖した顆粒球(好中球が中心)が放つ活性酸素により組織が破壊され、増殖に関わる遺伝子に異常がおきます。これが蓄積していくことによって発ガンにつながります。 概ね以上のようなことを書いてきました。実は、ここで言う「ストレス」とは、精神的ストレスだけではありません。スポーツを含んだ肉体的ストレス、環境ストレスなども含みます。 そこで、「働き過ぎも発ガンのリスクを高める!?」という題で、バリバリと働いている人が突然死したり、若くしてガン死したりする原因を考えてみたいと思います。 もっとも「働き過ぎ=精神的・肉体的・環境的ストレスの増加」ということは明らかなので、今までの説明でも十分かも知れませんが、今回は特にこの内容に絞っていきたいと思います。 さて前書きが長くなってしまいました。わたし自身、もう10年以上前になりますが、その当時経営していた会社で、イベントを直前にした超多忙な日々、従業員の人間関係等の問題が重なり、今から考えても肉体的・精神的にも疲れ切っていました。 こんな時に突然下血があり、急激に体の力が失われて倒れてしまいました。そして緊急入院になりました。病名は十二指腸潰瘍でした。もっとも、胃にも潰瘍の痕があったそうです。幸い手術は回避でき、2週間ほどで退院できました。この経験から、肉体的な疲れと精神的な疲れが重なったとき、人はいとも簡単に病気になるということを学びました。 この時は十二指腸潰瘍で済みました。その後いろいろと勉強してわかったことですが、もしこの時いわゆるメタボリックシンドロームの兆候を持っていたり、心臓に先天的な欠陥等を持っていた場合、突然死もあり得た状態だとゾッとしたものです。 「強い肉体的・精神的緊張=ストレス」が持続すると交感神経が極度の緊張状態になります。これは顆粒球の異常増加を招きます。顆粒球の活性酸素は近くにある細胞や粘膜組織を集中的に痛めつけます。これはすでに書いたことです。 さて、顆粒球は血管内にたくさんあるわけです。それが放つ活性酸素は、その血管内に1立方mm中に450万個前後も稠密に存在するもの、つまり赤血球に大きな影響を与えます。 活性酸素に痛めつけられた赤血球は互いにくっついていきます。この状態の赤血球を連銭状といいます。こうなると赤血球は流れにくくなり、血管の各所で血流障害が起こり始めます。 この連銭状の赤血球は急速に大きなかたまりとなり、血液の流れを妨げます。これが特に心臓で起こりやすいのです。これが働き過ぎの人に多い心筋梗塞につながります。比較的若い人の突然死の多くがこれです。 私の場合は、それ以前に十二指腸の粘膜組織がやられて潰瘍ができたと思われます。ある意味、心筋梗塞にならないで済んで良かったとも言えますね。 「働き過ぎも発ガンのリスクを高める!?」の本題である発ガンとの関連については長くなりそうなので、次回にしたいと思います。今回はここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月24日
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遺伝子異常を起こす原因として過剰な活性酸素は最も有力です。そして、その活性酸素を発生させる原因として考えられるものに強く継続的なストレスがあるらしいことがわかりました。 しかし過剰な活性酸素を発生させる原因はストレスだけではありません。現代社会はその他にも様々な活性酸素発生要因を持っているのです。 石油化学工業によって作り出される様々な化学物質、金属工業によって作り出される高濃度の重金属、その他です。 例えば、このところ問題になっているアスベストを思い起こしましょう。アスベストが原因となって起こると言われるのが中皮腫と呼ばれる肺ガンです。このガンはアスベストを吸い込んでから発症するまで10年~40年もかかると言われています。アスベストが多く使われるようになってそろそろその年月が経っていますから、これから中皮腫に苦しむ人が大きく増加するとも言われていますね。 なぜアスベストによる発ガンはそれほどに時間がかかるのでしょうか?その理由はすでに今までの話で予想できると思います。アスベストとは微少な繊維状のもので先が鋭利に尖っています。これが肺に吸い込まれますと、その繊維は肺のどこかに突き刺さります。そして長期間にわたってそこを刺激し続けます。 この刺激が活性酸素の発生を促し、遺伝子を刺激し続けます。そしてこの継続的な刺激が遺伝子異常を誘発し、発ガンにつながると考えられます。 アスベストの厄介なところは、一度吸い込まれた繊維は容易に取り除くことができないということです。つまり、原因を取り除くことができないため、アスベスト被害にあった人たちからは非常な高率でガンが発生しているのです。 アスベスト繊維は想像以上に小さなものです。空気中を漂っているものは直接肺に到達しますが、水道水に紛れ込んでいることもあります。それらの大きさは、直径0.04~0.06ミクロン、中には0.02ミクロン程度のものまであります。こうなると通常の浄水器の濾過性能では全く対応できません。 ※ミクロン=マイクロメートル(μm)=1mmの1000分の1 アスベスト以外にも有害な化学物質はたくさんあります。特に石油化学工業によって発生する有害物質は極めて多く、いまや山奥の名水と言われるものにさえ、化学石油系の有害物質が含まれていることがあります。 そしてそれらの中には明らかに発ガン物質であると思われるものもあるのです。一般にこうした物質が体内に入ると免疫機構が働き出します。まずはじめに駆けつけるのが好中球などの顆粒球です。 顆粒球の武器は活性酸素です。活性酸素によって簡単に処理できてしまうものならともかく、効果の薄いものだと活性酸素の攻撃が長く続き、これは必然的に組織細胞にもダメージを与えます。 なお、今回書いたことはあくまでも可能性の一つであり、発ガン物質が発ガン物質であり得る理由はいくつもあるということは付け加えておきたいと思います。 それから、有害とは認められておらず食品に入れることが認められている食品添加物も決して疑いが晴れるわけではありません。 7月30日に「栄養の取り方は健康であるための基本」という題で文章を書きましたが、そこでこうした食品添加物と精神の健全さとの間には明らかな関係があることを明らかにしました。これらの物質が長い間に発ガンに関わっているとしても驚くべきことではないでしょう。 私の知り合いで家族の多くがガンで亡くなっているケースがあります。その知り合い自身も今ガンを患っていますが、そこの食生活を見ると、お菓子やケーキなどの甘いものが大好きです。スーパー等ではしょっちゅうお総菜を買ってきます。これはどうも一族の方がほとんど同じようなのです。 8月16日に「ガン家系と言われたら…」という文章を書きましたが、この一族が食生活に問題があるという可能性もあるのではないかと思っています。いずれにしても、せめて食事からはできるだけ疑わしいものは摂取しないように心掛けたいものです。 今日はここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月23日
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前回は想定外の活性酸素が発生する原因としてストレスについて考えてみました。要約すれば、ストレスが免疫細胞の顆粒球を過度に増加させ、これが粘膜や組織を破壊するということでした。また、血液の再還流時に大量の活性酸素が発生することにも触れました。 さて過度のストレスによる顆粒球の増加と発ガンの関係を考えてみましょう。ガン細胞の特徴は、節度なく増殖することです。つまり、増殖に関係する遺伝子が傷つけられて変成していると考えられます。 ストレスは免疫力を低下させます。すると普段は悪さをしていない常在菌が動き出し組織破壊が起こります。これを検知するとそこにまずやってくるのが顆粒球です。顆粒球には好中球を含め3種類ありますが、最も多いのは好中球です。 さて過度のストレスが続くと、慢性的な組織破壊が起こります。特に腺組織や再生上皮は通常でも頻繁に組織の死と再生が起こっているところです。そこがストレスによってさらに頻繁に死と再生を繰り返していきます。 ストレスを受けると、特に女性は肌が荒れることはよくご存じだと思います。これは空気にさらされている皮膚は丈夫ですが、その内側にある汗腺や皮下組織は非常に破壊されやすいのです。それが外から見れば吹き出物というわけなのです。あるいは若い人だとひどいニキビに悩まされる人がますが、これも顆粒球の増加による組織破壊が原因だと考えられます。 さて体の中に戻りましょう。細胞は寿命があり、神経細胞などを除けばほとんどの細胞はある一定期間で組織の再生が行われます。ですから、正常なものであればほとんどの場合は問題は起きません。 ところが過度のストレスにより再生が頻繁に起こるようになると、再生に関係する遺伝子の負担が過剰になります。ここに活性酸素が大量に発生していると、この遺伝子に異常が発生する確率が大きくなります。これが発ガン原因の一つです。 つまり、過剰な活性酸素の存在だけでなく、過剰な再生による遺伝子の負担増という二つの要因が重なったとき、細胞のガン化の可能性が大きく高まるという訳なのです。 ガンの発生については発ガン物質等の外部原因説がよく聞かれます。しかし、発ガンにメカニズムの中には内部的なものも同時にあるということを認識するとが大切だと思います。外部環境が良いところに住んでいてもガンになる人がいます。 今日はここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月21日
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8月17日の記事の中で、「ガンはDNAの損傷によって引き起こされることは確かなようです。そこで、ガンを発症させないためには、まずDNAの損傷を防ぐ方法を採ることが必要です。」と書きました。 DNAを損傷する大きな原因として活性酸素があるので、ここ3回ほどは活性酸素について書いてきました。また、前回は体が備えている活性酸素消去機構でまかなえないような大量の活性酸素が発生した場合、植物から摂取する各種ファイトケミカルが効果的であることも書きました。 今日はその想定外の活性酸素が発生する原因について考えてみましょう。 この原因はいかにも現代的なものです。何でしょう。いくつかあります。 まず、過度のストレスが挙げられます。ストレスは交感神経を過度に興奮させます。交感神経は興奮しすぎると、本来は体を守ってくれるはずの免疫細胞である顆粒球が増加します。 顆粒球は本来有害細菌等が侵入したときに攻撃します。つまり免疫という面から言うと非常に重要な働きをしているわけです。顆粒球は細菌と戦って粘膜で死にます。これが化膿という現象です。 さて元に戻って、ストレスによって顆粒球が過度に増加すると、本来は共生している常在菌と戦って可能性の炎症を起こします。細菌がないところに過度に発生した場合は組織を破壊します。この時利用する武器が活性酸素なのです。 いわゆる粘膜破壊による病気としてよく知られたものを挙げると、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・潰瘍性大腸炎・歯槽膿漏等がすぐに思い浮かびます。また、急性膵炎・急性腎炎等も同じ原因だと思われます。 いかがでしょう。そういえば、こうした病気はストレスと関係があると言われていますね。 さらに、交感神経が過度に緊張すると血管が収縮し過ぎて血流障害が起きます。このための組織破壊も無視できません。また、この血流が元に戻ったとき(血液の再還流と言います)、活性酸素が大量に発生します。 手術などで一度血液を止めて手術終了後に再び血液が流れるときにもこの現象が起きます。かつてこの血液の再還流が活性酸素を多量に発生させるということが知られていなかった時代は、手術が成功したのになぜか組織破壊が起きて患者が死亡するということが頻発したのです。もちろん今はこの現象についてはよく知られているので、医者も抗酸化物質の投与等で対処しているので心配は不要ですが。 顆粒球の増加についてはもう少し説明したいことがありますが、これは次回にしましょう。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月20日
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この項目の第1回で、ガンが遺伝子に異常が起こることによる病気であるということから、その遺伝子を狂わせる原因としてまず考えられる活性酸素について3回にわたって考えてきました。 私たちの体には発生し得る活性酸素を消去する酵素があらかじめ備わっていて、通常ならばそれで十分なはずですが、何らかの原因で活性酸素が過剰に発生すると対処しきれなくなります。 そうした場合はどうなるのかが不安ですよね。 ここで思い出して欲しいことがあります。それは、私たち動物が地球上に生まれる遙か以前から植物があったということです。 私たちが持っている酵素は非常に複雑なタンパク質です。もっとも、その機能がタンパク質の立体構造に大きく関係していることを考えれば当然です。 つまり、抗酸化物質というのは一般的に非常に複雑な構造をしています。ですから、もし身近にそうした抗酸化物質があった場合は、それを取り込んで活用した方がずっと能率的です。 そうです。私たちはそうした抗酸化物質の多くを植物から得ていたのです。 植物は動物と違って自ら移動することができません。そのため、外界の環境に対して十分な対策を採っておかないとすぐに死んでしまいます。このため、植物の自己保存のための対策は非常に巧妙にできており、しかも非常に強力なのです。 樹木が非常に長生きであることは皆様もご存じだと思います。これは、植物が持つ強力な自己保存能力と関係していることは確かですね。 さて話を元に戻します。動物は発生した当初から植物の作り出す物質に依存してきました。そもそも動物にとって最も重要な物質である酸素も植物が作り出したのですね。 私たちが食べる様々な植物には、それこそ無数といってよいほどの動物は作ることのできない化学物質が含まれています。そうした化学物質の中でも主要栄養素と言われるもの以外の微量なものを、一般的にファイトケミカル(phyto chemical)と読んでいます。これを栄養素として捉えたときはファイトニュートリエント(phyto nutrient)とも呼びます。 このファイトケミカルこそ、私たち動物が植物から受け取る恵みなのです。この中には皆様よく知っているポリフェノール、フラボノイド、カロチノイド、ベータグルカン等々が含まれます。以前触れた糖鎖を作る単糖類も当然ここに含まれます。 それぞれのファイトケミカルは様々な得意分野があり、私たちはできるだけ他種類のファイトケミカルを摂取する必要があるのです。 もうおわかりになりましたね。現代の問題点は、野菜・果物・海草等の摂取量が非常に減少していることがまず挙げられます。次にやはり注目しなければならないことは、こうした植物に含まれるファイトケミカルが減少していることです。 ビタミンやミネラルが減少していることはご存じかも知れませんが、その他のファイトケミカルの含有量も減少しているものがかなりあります。 そしてさらに悪いことには、植物が様々な有害物質を取り込んでしまっていることです。これは、土壌改良剤や殺菌剤・殺虫剤等の農薬の使用と関係があるだけでなく、石油化学系の有害物質が土壌に染みこんでいることも原因の一つです。 私たちが現実に採れる対策は、まずできれば無農薬・有機農法の農作物を利用することです。ただし、正しい方法で作られた有機農法でないと逆に問題がある場合もあるので、ただ“有機”ということで飛びついてはダメです。 それで足りない場合は、原料を吟味し、熱や化学物質を使わない方法で作られたパウダー状のサプリメントを利用してはどうでしょうか。実は、私はもうかなり長いこと、この種のサプリメントで普段の食生活では採りきれない植物栄養素を補っています。 本日はここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月19日
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まず前回の図表をもう一度載せます。 前回説明したスーパー・オキサイド・ラジカルですが、実はSOD酵素(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)によって消去されて終わりかというとそうではないのです。 図でもわかるように、SOD酵素によって代謝されてできるのもやはり活性酸素の仲間である過酸化水素なのです。 この過酸化水素は、その約3%の過酸化水素水がオキシドールと呼ばれる強力な酸化剤(三共の商標ではオキシフル)で、消毒・殺菌などに使われていることはご存じかも知れません。また、漂白剤や液体ロケット燃料としても使われます。 わずか3%の水溶液であれだけ強力なのですから、体の中で作られる過酸化水素がいかに危険なものかはおわかりになると思います。 ですからこの過酸化水素もすぐさま処理する必要があります。それを担当するのがカタラーゼと呼ばれる酵素です。この酵素は構成成分としてヘム鉄を持っています。 いずれどこかで詳しく説明することになると思いますが、ヘム鉄は赤血球にあるヘモグロビン、肝臓での解毒に当たる酵素であるシトクロムP450などの重要物質の中心成分として重要です。 元に戻します。このカタラーゼの処理能力は素晴らしいので、過酸化水素は通常は発生と同時にすぐに処理されて酸素と水になります。 しかし、これはスーパー・オキサイド・ラジカルのところでも書きましたが、通常はこれで問題ないのですが、何らかの事情で過酸化水素が大量に発生してしまったり、逆にカタラーゼの供給が十分でない場合、およびすぐ近くに本来はあってはならないような金属イオンが存在していると、過酸化水素とその金属が反応してハイドロキシル・ラジカルという活性酸素が生まれてしまいます。 このハイドロキシル・ラジカルはスーパー・オキサイド・ラジカルや過酸化水素とは桁が違うほど強力な活性酸素です。例として、小銃と大陸間弾道弾くらいの差という人もいるくらいです。 非常に寿命は短いのですが、1兆分の1秒という驚くべき速さで付近にある分子と反応するため、生体に大きなダメージを与えます。しかも、DNAの鎖を断ち切る最も怖い活性酸素ということができます。 もちろんこのハイドロキシル・ラジカルを処理する酵素もあります。その代表がグルタチオン・ペル・オキシダーゼという長ったらしい名前の酵素です。この酵素は部品としてセレン(セレニウム)を必要とすることが知られています。 1935年頃中国の東北部の克山県に原因不明の心疾患が多発したことから知られるようになった克山病ですが、1979年になって中国はこの病気がセレン欠乏症であるという発表を行いました。 そしてセレンを補充する栄養政策を採ることにより克山病の有病率と死亡率が減少したことが報告されています。現在は、克山病の原因はセレンの不足だけではないという研究報告もありますが、セレンを与えることがかなりの効果を上げたことは事実です。 ところで、ハイドロキシル・ラジカルはかなり悪条件が重なることによって発生する活性酸素であるためか、通常ならグルタチオン・ペル・オキシダーゼで十分処理可能ですが、やはり大量に発生すると処理しきれなくなります。 その時、私たちはどうしたらよいのでしょうか? 実はここで私たちは食事として摂取するものに含まれる抗酸化栄養素も活性酸素の消去に利用していることを忘れてはならないと思います。 これについては、また次回ということにしましょう。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月18日
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前回は、ガン家系について触れました。今回は、ガンを発症させないためにどんなことが必要なのかを考えてみたいと思います。 ガンはDNAの損傷によって引き起こされることは確かなようです。そこで、ガンを発症させないためには、まずDNAの損傷を防ぐ方法を採ることが必要です。 DNAを損傷する原因は色々ありますが、もっとも有力な説は活性酸素によるDNAの鎖の切断です。◆活性酸素をまとめてみましょう(1) ではそうした強力な活性酸素はどうして発生するのでしょうか?実は活性酸素といっても狭い意味で4種類、広い意味ではもっと多くの種類の活性があります。そしてそれぞれが様々な性質を持っています。 次の図は、代表的な4種類の活性酸素について模式的に表したものです。 この図でわかるように、狭い意味での活性酸素には、スーパー・オキサイド・ラジカル、過酸化水素、ハイドロキシル・ラジカル、一重項酸素の4種類があります。 このうち、一重項酸素は主に紫外線によって皮膚表面に発生する活性酸素で、極めて強力です。皮膚ガンの原因になると言われています。 したがって、体内で発生するのは残りの3種類ということになります。図でもわかるように、最も大量に発生するのはスーパー・オキサイド・ラジカルです。呼吸で体内に入る酸素の数%がこの活性酸素に変化すると言われています。 また、すでに少し触れたこともあるエネルギー物質であるATP(アデノシン3リン酸)がミトコンドリアを含むTCA回路(クエン酸回路)の中で作られるとき必然的に発生してしまうものです。これは、酸素呼吸生物の宿命ともいうものです。 しかし心配は無用です。こうした通常の代謝過程で発生するスーパー・オキサイド・ラジカルを消去するSOD酵素(=スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)があるからです。ただ、何らかの理由によりこの活性酸素が大量に発生するとSOD酵素だけでは消去しきれず、体にダメージを与えてしまいます。 例えば激しい運動をしているとこの活性酸素は確実に体にダメージを与えます。今ではこのことは運動生理学ではよく理解されており、スポーツを始める前に活性酸素を消去するサプリメントを摂取するのが普通です。 実際、スポーツ前にサプリメントとして抗酸化ビタミンのビタミンEを摂取した場合と全く摂取しなかった場合では、筋肉の損傷の程度が全く違うことがわかっています。 今日はガンというより、活性酸素の話になってしまいましたが、活性酸素は名前は知られていますが、その実態は意外と知られていません。ここで簡単にまとめるのは意味あることだと思うので、とりあえずすべてを説明してしまうことにします。 今日はとりあえずここまでにします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★人気blogランキングに参加しています。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月17日
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先日のことですが、私の義理の妹の旦那さんのお父さんが亡くなり、昨日はお通夜でした。実は義妹夫婦の出会いは私の会社で二人がアルバイトをしていたのがきっかけでしたし、亡くなったお父さんとは仕事上のおつきあいがありました。ですから、人ごとではありません。 お父さんは数年前に胃ガンで大手術をしており、その後は元気でした。ところがしばらく前に体調不良で調べたところ全身にガンが転移していることがわかりました。その後はあっという間だったそうです。 義妹によると、旦那さんのお父さんの家系はガン体質だということです。今までもほとんどの方がガンでなくなっているということです。自分の旦那のこと、そして3人の娘たちのことが不安だということでした。 さて、ガン家系というのはあるのでしょうか? ガン細胞の発生についてはいくつも説があり、まだ完全にわかっているわけではありません。そのうち代表的なものを2つご紹介しましょう。1)2ヒット説 ガンは遺伝子に変異が生じることによって発生します。ところが遺伝子は2つで一組になっており、片方だけ変異が生じても対の遺伝子の方が正常ならガン細胞とはならないと考えます。対の遺伝子の両方に変異が生じるには相当に時間が掛かり、これがガンが比較的高齢で発生する理由になっています。 ところが遺伝的に片方の遺伝子に初めから変異がある場合、対の遺伝子の同じ位置に変異が生じるのがもっと若くても起こりえます。そのため比較的若いうちにガンを発症するというものです。2)多段階発ガン説 細胞の複数の遺伝子が徐々に変異をしていき、その変異の蓄積がある一定以上になると発ガンに至るという考え方です。これは、遺伝とは関係なく高齢になるとガンになりやすいことを上手く説明しています。 以上ガン細胞の発生についての説を2つご紹介しました。発ガンのメカニズムについてもまだ解明されているとは言えませんが、遺伝的な要因で発生するガンがあることは否定できないでしょう。しかし、同時に家系の中の多くの人がガンで亡くなっているからガン家系だと断定するのは早計だと思います。 万一遺伝子異常を持った家系であっても、多くは食事等のライフスタイルを良好な状態にしていくこと、免疫力を常に良い状態に保つための工夫をすることによって、かなりの程度防げるのではないかと思います。実際、ガン家系と言われていてもガンにならない人もいるわけですから。 さらに、遺伝ではなく、風土(地域の環境)に関係してガンが発生しやすい環境を作っていることもあります。その例を一つご紹介しましょう。 かつて中国の克山地方に克山病という風土病がありました。研究の結果、これはセレン(=セレニウム)という微量元素が土地に極めて少なく、そこで生産される農作物にも当然セレンが少ないわけです。 セレンは体内で作られる抗酸化酵素であるグルタチオン・ペル・オキシダーゼの重要な部品ですが、この酵素は体内で発生する活性酸素のなかでもDNAを損傷する力を持つといわれるハイドロキシル・ラジカルの消去に欠かせないものだということは、ずいぶん示唆的だといえます。 これと全く同じではありませんが、ガン家系というのが、実は別の要因でガンが発症しやすくなっている可能性もあるのです。それを証明するのは難しいですが、たぶん食生活との関連はかなり大きいような気がします。 特定の食品がその家系の皆が食べるものとなっており、その食品に発ガン物質が含まれているとか、特定の成分が安全量以上に含まれているとか、逆に克山病のように特定の成分が極端に少ないなどです。 実際、義妹の夫は肉大好き、野菜大嫌いで、しかもタバコもかなり吸います。今30代後半ですが、すでに腹は出ています。つまり流行の言葉を使えば、メタボリックシンドロームの状態であることは確かです。しかも職業がSEという非常に生活リズムの作りにくいものであることも条件としては厳しいでしょう。つまり、生活習慣病のリスク要因をたくさん持っていることは確かです。 もちろん、断定することはできません。発ガン家系には遺伝子要因もあるかも知れません。そうであるならば、なおさら食生活などのライフスタイルを改めるべきですが、実際はそれができない人が多いようです。 もし、自分はガン体質だと思っている方は、リスクを少しでも低減するために、ぜひとも食生活などのライフスタイルを改善してみてください。 今日は、ここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月16日
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「お医者さんも戸惑う 健康情報 を見抜く」についてのご紹介も今日で最後にします。 同書187ページに「広告にありがちな成分の連呼は意味がある」という節があります。おなじみのカテキンをはじめとして、最近ではコエンザイムQ10、αリポ酸をよく耳にしますし、健康ドリンクではタウリンなど、何となく健康に良さそうという成分を連呼することによって、購入意欲を引き出そうとするものです。 この単語の連呼、イメージ作りなどは広告の常道です。実際、それらが健康に対してどんな効果があるのかを直接は言っていないわけですが、映像によって実質上はその効果効能をアピールし、購入に結びつけようとしているのは明らかです。 言葉にすれば薬事法違反になる内容ですが、映像の場合はこのあたりが規制できないのでしょうか? 想像するのは視聴者の勝手だというのでは、納得できるものではありません。私はあまり規制を強くする方向は好ましくないと思っていますが、文字に対する規制と映像に対する規制が整合性に欠けるとは感じています。 現代の広告技術は、人の心理を深く研究しており、直接言及しないにもかかわらずその効果を信じさせてしまうことができます。それを耳にしたり見たりする人もはじめは疑いの目で見ていても、様々なメディアで連呼されていると、いつの間にか信じ切ってしまうものなのです。 さらにここにスタイルも良いいかにも健康というイメージを持つ有名な俳優が出てきて、さも確信ありげに説明すると、とにかく使ってみようかなと考えてしまうものです。 こうして始終メディアに載っているうちに、テレビの健康番組などでも取り上げられるようになり、ついには爆発的に売れるようになるというものなのです。 健康情報を読むというのは非常に難しいものです。できるだけ的確に判断できるように、基礎的な健康知識を身につけることが大切だと思います。わたしの文章が少しでもお役に立てればと願っています。 今日はここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月15日
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さらに続きます。同書176ページに「医薬品広告は批判的に吟味しなければ」という説があります。 一般の人は学術論文を根拠に説明されれば、「ああそうなのか」と納得しがちです。しかし、文献の引用にもいろいろと問題があるということなのです。同書があげている5つのケースをそのまま引用します。1.誤った記述:対照と有意差がないのに効果があるかのように記述するなど、ランダムか比較試験の結果を誤って解釈している。2.関係のない記述:薬物動態に関する文献を引用しながら、副作用の頻度が少ないという内容になっている。3.特定のグループの患者から得られた結果の一般化:引用された論文ではその疾病を持つ特定の患者にしか効果がなかったのに、その疾病を持つすべての患者に効果があるかのような記述になっている。4.基礎研究結果をヒトに流用:動物実験などの基礎研究結果をもとに推測された作用を、ヒトに適用している。5.効果の誇張:対照やデザインの異なった研究結果を単純に比較し、特定の医薬品の優位性を強調している。 これは、海外で発表された論文の紹介ですが、これらは当然日本にも言えることだと思います。 専門家でさえ、自社の製品の優位性を伝えたいという思いからでしょうが、こうしたミスを犯してしまうのです。ましてや専門知識もなく、根拠になる論文も持たず、販売会社がいうことを鵜呑みにして健康食品などを販売する素人が、こうしたミスを犯しても当然と言えます。 学術論文についてのわたしの経験を書きましょう。もう10年以上前ですが、知人からの紹介である抗酸化健康食品に出会いました。当時父が抗ガン剤の副作用で非常に体の調子を悪くしていたので、使ってみました。 結果は非常に早く出て、良いものに出会ったと知人に感謝したものです。これはぜひ多くの人に知ってもらいたいとわたし自身も紹介活動を始めました。その際、販売会社が別組織で作っている任意団体が発行している冊子を手に入れました。 すると、驚くほど多くの学術論文が紹介されており、こんなに海外でも研究されていたのかと、その健康食品の本物度に自信を持ったのです。 しかしその後わかったのですが、掲載されている学術論文が発表されていた学術誌に世界的に認められたものはありませんでした。つまり、それほど厳格な審査がされていないということが考えられます。 こうした学術誌の場合、一流の研究者が照会するということもほとんどなく、いわば研究者のレベルも必ずしも高いとは言えないようです。つまり、上の5つのチェック項目に該当するような誤りをしている可能性は高いのです。 しかし、この販売会社は、別組織の団体という形は取っていますが、こうした信頼性に欠ける学術論文の数を根拠に自社の健康食品の優秀性をアピールしていたことになります。 私としては、自分の父親の体調が良くなったということで満足でしたが、それを知人に紹介したという点は大きな反省点として銘記しています。それ以後、私は健康食品を人に勧めるときはかなり慎重になっています。 今日はここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月14日
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続きです。同書161ページに『「われ使った、治った、故に効いた」だけでは』という項目があります。この論法は、健康食品業界では日常茶飯に聞かれる言葉ですが、こうした科学的根拠のない論法を信じてはいけないということです。 全く同感です。科学的に信頼できる根拠を示すには、ランダム化比較試験が欠かせないということです。こうした検査では検査の結果をゆがめる要因=バイアスをいかに排除するかが重要になります。 また、ランダム化でも単純にランダムにしてしまうと、性別や年齢といった重要な要素が偏る可能性があります。このように、科学的に本当に信頼できるデータを取るには、相当の厳密さが必要なのです。 「使ってみた、そうしたら良くなった。だからこの健康食品は効く。」という論法は、科学的根拠に乏しいということです。 筆者は健康食品も一般の医薬品と同様の検証が必要だと主張しています。つい、そうかなと思ってしまいますが、そう簡単にはいかないようです。 例えば性別・年齢・喫煙習慣・飲酒・職業などど様々に分類して検証したとしても、その分類自体が妥当なものかどうかに疑問が残ります。 例えば、漢方などでも患者を独自の方法で分類し、それに従って同じ症状でも様々な処方をします。一般の研究者がそれをみたら、納得できないこともあるかも知れませんが、2000年以上の歴史の検証に耐えて残ってきた療法ですから、良い漢方医は西洋医療では治せない症状を治していることも確かなことなのです。 つまり、いわゆる科学的な根拠がなければ、その健康食品は問題あありと断じることも行き過ぎなのです。このあたりが、非常に難しいところです。 私も、健康情報をお伝えすることをしているのですが、本当に難しいなと感じています。前回のミミズの酵素のように多くの科学的データが蓄積されており、しかも隣国の韓国では医薬品として承認されているにもかかわらず、この本の筆者はかなり疑問視しています。これでは、この筆者にかかるとほとんどすべての健康食品が否定されてしまうことになり、少々行き過ぎのように感じます。 今日はここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月13日
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前回ご紹介した本の96ページに、「いくら食べても、おなかがすいているあなたは病気?」という題の一節がありました。 一般的には「食欲がある」ということは健康のバロメータとも言われていますが、糖尿病患者は必要以上に食欲が出ると言う研究があるそうなのです。 ラットによる実験ですが、インスリンが不足すると脳の視床下部の弓状核という部分にある神経伝達物質が増加し、これが摂食行動を刺激するというのです。あくまでも実験動物による基礎研究ではありますが、興味のある内容だと思いました。 これに関連しますが、私が常々言っていることですが、「人体は単純じゃない」ということです。 例えば、抗酸化物質として有名になったベータカロチンは一時ガンに効くと言われていました。しかし、その後の研究では、逆の結果が出る場合もあることがわかりました。 なぜこういうことが起きるかというと、非常に多くの条件が関わっているからです。全く同じものを摂取しても、正反対の結果が出ることがあるのです。 このことは、漢方では昔からよく知られていたことで、ある人に効果があったから自分にも効果があると考えるのは危険なのです。 ですから、他人の体験談を話して、あたかもあなたにも効果がありますよといった感触を持たせた上で健康食品を販売するのは違法とされているのです。はっきり言えば、詐欺的行為なのです。 これに関して、前回のミミズの酵素から作られた健康食品ですが、これは事情が全く違います。なぜならそもそも医薬品として開発されているので、体の内部に入ってからの作用機序が明確だからです。 つまり、どんな働きがあるのかが完全にわかっています。その働きとは、血栓の本体であるフィブリンを直接溶かすということです。これを線溶作用といいます。 線溶作用を持つ物質は様々知られていますが、他のものは体が持っている複雑な線溶過程の途中に働きかけ、直接フィブリンを溶かすわけではありません。 これに対してミミズの酵素はフィブリンを直接溶かすという点で極めて優れているのです。副作用がほとんどないのもこのためです。副作用というのは、目的を達するためにその標的を直接でなく、間接的に働きかけるところから起きることが多いのです。 医薬品は一般的に作用機序が明確です。健康食品の中にもごく稀に医薬品と同等の作用機序の明確さを持ったものがあります。 こうした健康食品は、誰にでも同じように働くわけで、安心して利用できるのです。 今日はここまでにしましょう。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月12日
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私が持っている中から、「お医者さんも戸惑う 健康情報 を見抜く(小内 亨著 日経BP社 ¥1400」を読んでみての私の感想を書きます。 これは、“おさない内科クリニック副院長”の著者が自らのホームページ「健康情報の読み方」で発表したり、その反応等を根拠に本にまとめたものです。各項目が比較的コンパクトにまとめられているので、読みやすい本です。同意できる部分もたくさんありますが、私とは少し立場が違うな~と思う部分もあります。 つまり、やはりお医者さんの立場で書かれているということです。その中で、わたしがよく書いている血栓を溶かす作用のある酵素=ルンブロキナーゼについて書かれている部分がありましたので、そこを検討しましょう。 59ページから「ミミズ酵素を使った健康食品って」という項目があります。ここで栗本慎一郎氏のミミズ酵素に関する著作について言及して、「他の健康食品の本と同様、色々な病気に効果があるように書かれているが、よく読むとそれらは仮説の域を出ていない。確かに線溶作用があれば、脳梗塞の予防・治療薬となりうるかも知れないが、糖尿病に効くといっては言い過ぎなのではないか? … ルンブロキナーゼを、糖尿病はもちろん脳梗塞の治療に利用するためには、まだまだ効果や安全性についてさらなる検証が必要だ。」としています。 これを読むと、やはりお医者さんだな~、と思います。書いていることは本当にそうだと思います。いわゆる学問的な厳密性に欠けることはあると思いますし、臨床例も少ないです。 ただ、臨床例が少ないというのは、無理からぬところがあるのです。なぜなら原料が赤ミミズということで、治験に参加希望する人を集めることが難しいという実情があります。これがお隣の韓国や中国ではたくさんの治験者を確保できています。ですから、韓国では医薬品の承認がされています。 また、日本においてはまだまだ健康食品を真剣に研究しようというお医者さんが少なく、協力者が得られにくいという点もあります。 結局、当初は開発者の先生とその研究室の人たちの間で臨床を取り、苦労して治験者を集めて臨床試験を行いました。大手製薬会社数社も億の単位で研究資金を提供しており、普通の健康食品とは開発の段階からして全く違うのです。しかし、残念ながら医薬品として承認されるだけの数を集められなかったようです。 現在健康食品として流通しているこの商品は、100年以上の歴史を持った老舗製薬会社が医薬品と同等のレベルで作っています。また原料の赤ミミズは、日経が日本経済主要100社に認定し定点レポートを行っている会社が生産しています。このことからもわかるように、通常の健康食品とはレベルが違うものなのです。それを健康食品だということで、同列に判断してしまうミスをこの先生は犯しているような気がします。 さらに、わたしは開発者の今までの経歴(日本における脳卒中研究の指導的役割を果たしています)、研究に対する真摯な態度、基礎研究における様々なデータ、狭い範囲ではありますが20年以上にわたる使用の経験等を見たとき、普通の健康食品とは全く違うということを感じたのです。 また、体験談というのはしばしば誤解を招くところがありますが、この健康食品の場合は開発者がしっかりとチェックしており、その上で使用した方の中で相当に多くの人がよい結果を得ている点などを考え、さらに副作用の報告がほとんどないということを踏まえたとき、わたしはこれは数少ない本物の健康食品であると判断したのです。 もし、完全に学問的に証明されたものしか認めないという態度では、いつになったら使えるようになるかわかりません。はっきり言って、医薬品でさえ、あとから予想しなかったような重大な副作用が明らかになることもあるのです。そうしたことを考えると、このミミズの酵素はかなりの確度で本物であると判断してよいと思います。 最後にいわゆるトクホ(特定保健用食品)の承認も得ていないのか、との疑問があると思います。確かにトクホの審査はかなり厳しいです。そのため、大手の製薬会社や食品会社でないと資金的にも取得するのが難しいという問題点があります。 次に、ヒトでの有益な効果が明らかにされている「保健機能成分」を含んでいる必要があります。このためミミズの酵素のような全く新しい成分の場合、この承認を得るのが難しいのではないかと想像しています。 なお、2005年2月より、「条件付きトクホ」という表示が認められるようになり、これならば認められるかなとは思いますが、あとは開発者や製薬会社の考え方ですので、私には判断できません。もし認められた場合は、「ルンブルクスルベルスを含み、根拠は必ずしも確立されていませんが、血栓溶解に適している可能性があります。」のような表示になるのではないでしょうか。 現時点ではミミズの酵素食品(LR食品と言われます)は、単なる健康食品ではありますが、それを利用するかどうかは、考え方次第だと思います。 今日はここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月11日
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わたしは、どちらかというといわゆる通常医療(西洋医療)を評価する立場です。ただ医学の発展の過程では今から考えればずいぶん無茶なことをしていたこともあるのは事実です。最近はセカンドオピニオンが理解されてきています。少なくともこれを軽視するような医師や病院は避けるべきでしょう。 私の経験を少々書きましょう。 私は子供の頃は病弱でしたので、しばしば熱を出していました。幼児の頃の百日咳をはじめ、伝染性の病気で長期入院も何回かしています。母は、熱が出ると風邪や熱冷ましの薬をくれました。 これが実は良くなかったようです。薬の毒が蓄積してきたのでしょうか、10代後半に突然体全体に薬疹が出たり、帯状疱疹が出たりと大変な目に遭いました。 こんな経験から、薬はその使い方が大切であるという認識は早くからありました。 しかし、父が吐血して倒れたあとの手術、前立腺ガンとその転移の発見など、やはり西洋医学の検査があってわかったことで、十分に評価できると思います。 父はガンが発見されてから約20年間は病院からもらった薬(ホルモン系のものです。抗ガン剤ではありません。)で体調も良く、仕事も十分にできていました。 ただ、晩年の5年間は、薬の副作用でしょう、心筋梗塞で倒れたり、最後の3年ほどは抗ガン剤と放射線で苦しみました。このあたりが現時点の西洋医療の限界といえましょう。 代替医療については、玉石混淆という状態でしょう。特にいわゆる機能性食品については、科学的な検証をしていないものがたくさんあり、そういったものを第一線の医師に理解してもらうのは難しいでしょう。 実際、効果のあった人があることは認めますが、それがどの程度の割合なのか、他の療法との併用はどうだったのかなど、不確定要素が多すぎるのです。 はっきり言って、あまりにも非科学的な説明が多すぎます。例えばある健康食品でドロドロ血がサラサラ血になったから、その健康食品を使っていれば大丈夫といった考え方がいかに非科学的なものであるかがわかっていない人が多いようです。 つまり、どんな条件でその検査をしたのかがバラバラのものを比較しても、科学的とは言えないのです。一般的な病院での検査の場合、朝食は抜き、水分を摂ってもいい場合でも甘いものはダメというのが普通でしょう。これは、条件を一定にするためには大切なことなのです。 先日もあるショッピングセンターに行ったら、「あなたの生きた血液の状態を調べてみませんか?」ということで、500円ほどで検査してもらえるコーナーがありました。 しかし、もしその人が直前に水を飲んでいれば、血液はたぶんサラサラでしょうし、直前にお砂糖の入った清涼飲料水やコーヒーを飲んでいれば血液はドロドロでしょう。 もちろん、ほんとに病的な血液の場合はわかりますが、血液のサラサラとかドロドロはちょっとした条件で変化するものなので、その部分を切り取って判断することは非常に危険なのです。 ましてや、その結果を使って健康食品を販売するとしたら、それはほとんど詐欺に近いものなのです。そのことを自覚できていない販売員の方が多すぎます(特にネットワークビジネスの場合が目立つような気がします)。 あなたは、どう考えますか? 今日は、ここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月10日
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脳梗塞の怖いところは、突然死の原因であるだけではありません。命が助かったとしても、かなりの高率で後遺症が残るという点をどう思いますか?療養型の病院で最も患者数が多いのが脳血管疾患であることはご存じですか? このことが、多くの方に深刻に認識されていないのではないでしょうか?いわゆる要介護者の中の脳血管疾患(脳梗塞)が原因の割合は驚くほど高いのです。次のグラフを見れば一目瞭然でしょう。 心筋梗塞も突然死の比率は高いですが、助かった場合は脳梗塞のような日常生活の基本的なところが不自由になってしまうということは比較的少ないです。これも上のグラフを見れば明らかでしょう。もちろん、発症以前のように元気にというわけにはいかないかも知れませんが、普通の仕事なら以前と同じようにできる、つまり社会復帰できる人が多いのです。 つまり、3大生活習慣病のガン、心疾患、脳血管疾患のなかではガンが最も死亡数が高いわけですが、心疾患と脳血管疾患のいわゆる血栓症を合わせた場合、死亡数ではガンに及びませんが、要介護者数で比べれば無視できない数になるということがおわかりになったと思います。 くどいですが繰り返します。死亡数だけで判断しないでください。要介護とは自力で社会生活が営めないということです。そのほか何とか社会生活はできるけれども、体に麻痺が残ったり、言葉が不自由になる人も非常に多いです。そういうケースも入れれば、この割合は何倍にもなります。 わたしが、血栓症(特に脳梗塞)が怖い病気だというのは、こういう背景があるからです。死亡順位だけに目を向けないでください。死ななくても社会復帰できなければ、その後の人生は大変ですし、周りの人の生活も破壊します。 実は昨日のtPAに関する記事に対する反応はかなりありました。通常の2倍半以上です。いかに皆様の脳梗塞の治療に対する意識が高いかがわかります。 tPAは実は血管修復のためにできた血栓を溶かすために血管の内皮細胞から分泌される酵素です。ただ、これが直接血栓の本体であるフィブリンを溶かすわけではなく、血液中に流れている不活性のプラスミノーゲンという物質をプラスミンという活性のある物質に変換するのに使われます。 この活性化されたプラスミンがフィブリンを溶かすわけです。ところでtPAは、Tissue Plasminogen Activator組織から分泌されプラスミノーゲンを活性化するもの)というそのものずばりの命名なのです。 つまり本来ならば、tPA(あとuPAという酵素もありますが)によって血栓は溶かされるはずなのですが、そうした血栓を溶かす機構が十分に機能していないため血栓症になるわけです。本来はこの機構で十分だったはずですから、やはり食生活の変化がその最大の原因なのではないかと思われます。 現実に高齢になっても体に血栓がほとんど蓄積していない方も稀に存在することが、このことを裏付けています。 こうした状態を作り出すには、現代生活はかなり悪条件だと言えます。しかし、実は非常に幸運なことには、現在この血栓を間接的でなく直接溶かす物質が開発されており、愛用者には血栓症に罹る人が非常に少ないということもわかっています。私も数あるサプリメントの中でもこれは特別に考えており、親しい人にはなるべく利用してもらうようにしています。 今日は、ここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月09日
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今日は予定を変更して、脳梗塞の特効薬と言われるtPAについて考えてみたいと思います。実は昨日朝日新聞の「医療」のページにこの話題が載っていたので、これについての私の意見を書いておきたかったからです。 より明確な画像をご希望の方は以下をクリックしてください。 >>>クリック!! 脳梗塞とは、脳の血管が血栓(血のかたまり)によって塞がれ、それ以降に血液が流れなくなることによって引き起こされる病気です。 脳は体全体の20%以上のエネルギーを必要とされ、酸素の欠乏はすぐに脳細胞の死滅につながります。そのため、とにかく急いで脳の梗塞を取り除いて血液を再び流してやることが必要なのです。 ただ、時間が経つと脳の血管の壊死が始まり、血液を流すと逆に血管が破裂して大量の血液が流れ出し、それこそ致命的になります。さらに、止まっていた血流が再開する時には大量の活性酸素が発生し、これが血管を痛める危険性もあります。 そのため、脳梗塞の治療は大きく二つの選択肢があるのです。一つは血管の壊死が始まる前に血栓を溶かして血液の流れを再開させることです。当初は血管を塞いでいる血栓をすべて溶かす必要はありません。とにかく少しでも血液が流れるようにできれば、その後の治療は慌てる必要はありません。 もう一つの選択肢は消極的なものですが、どちらかというと血栓ができた部分以後はあきらめて、さらに他の部分に血栓が生まれないように処置をし、あとはリハビリにかけるというものです。急性期を乗り切った後は、例えば塩酸チクロピジン(商品名:パナルジン、等々)のような血液が固まりにくくなる薬を飲み続けることになります。 つい昨年10月まではこの急性期に効果のあるtPAという薬が脳梗塞用として保険適用されていませんでした。そのため、ほとんどの治療が消極的な方を採用していたのです。 tPAについてはわたしが2000年にホームページを立ち上げた頃から、日本でも認可されるべきだと主張していたのですが、それがやっと実現したのは喜ばしいことです。これによって、ほとんど後遺症を残さずに社会復帰できる可能性がずっと高まりました。 ただ、ここで問題があります。それはこのtPAは発症後およそ3時間以内でないと使えないということです。それ以後に使うと、脳出血を引き起こす可能性が大きくなるからです。したがって、発症後いかに早期に病院に運び込めるかということ。さらに、医師の方にこの薬を使いこなすスキルがあるということが必要になります。 もしあなたが脳梗塞の発作を起こした場合、この2つの条件を満たせればかなりの高率で障害もなく治る可能性があります。そうであれば幸運だったということですが、そんな幸運を期待していいのでしょうか? 私は基本的には脳梗塞にならないように普段からやれることはやっておくことが最も大切だと思っています。脳梗塞を発症してしまったときは病院に頼るしかありませんが、そうならないような対策が大切だとは思いませんか? この分野は私が最も重視しているところなので、これからも何度も言及すると思います。みなさまも、ぜひ真剣に考えてください。 今日は、ここまでにしておきます。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月08日
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そもそもミネラルというのはどんな働きをしているのでしょうか?もちろん種類によってその使われ方は様々です。 例えば貧血というとすぐに思い浮かぶ鉄ですが、鉄は一般的にはそのままで使われることはなく、ヘム鉄という化合物になりこれが様々に使われるのです。もちろん酸素を運ぶ赤血球の重要な構成要素であるヘモグロビンの主成分です。 また、これはあまり知られていないかも知れませんが、肝臓での解毒(アルコール・薬・その他の有害物質)に大活躍するシトクロムP450という酵素の重要成分にもなっています。 実は鉄を話題にしたのは、ミネラルはそれ自身が他と化合せずに使われるものは比較的少ないのです。細胞浮腫のところで書きましたが、細胞の濃度調整に働く、ナトリウムやカリウムは確かに他と化合せずに使われています。しかし、この2つのミネラルも化合物となって使われることの方が多いのです。 そうです。ミネラルは様々な体内物質の成分として使われることが多いのです。ですから、ミネラルが不足するということは、その体内物質(例えば酵素)が必要なだけ作れないということになり、それが代謝活動に悪影響を及ぼすのです。 だいぶ脱線してしまいましたが、マグネシウムが重要なのは、非常に基本的な酵素の構成物質となっていることなのです。これらをマグネシウム酵素とも言います。 そして、ここが重要なところなのですが、体を動かすガソリンとも言えるエネルギー物質であるATP(アデノシン3リン酸)の製造には絶対に欠かせないミネラルなのです。 ATPは細胞内のミトコンドリアが中心的な役割を果たして作られます。このブドウ糖からエネルギー物質を作り出す過程をTCAサイクルとかクエン酸回路と言います。 この回路は非常に複雑な過程を経てATPを作り出しています。こうした化学反応に必須のものが酵素ですが、ここで活躍するのがマグネシウム酵素なのです。 この意味がどういうことかわかりますね。つまり、もしマグネシウムが不足すると、当然マグネシウム酵素が十分に作れず、そのため、他の栄養素がどんなにたっぷりあっても、それを活かすためのエネルギーが十分に作れないということなのです。 ATPは体の中のあらゆる部分で活躍していますから、それが十分に作れないとなると、当然結果として身体の機能低下に結びつくことになるのです。 すでに説明したことですが、細胞内に入ってくるナトリウムを外に出すナトリウムポンプを動かすにはATPが必要です。私たちの体温を維持し、様々な臓器の働きを支えているのもATPです。いわゆる基礎代謝ですね。 マグネシウムが不足すると、神経や筋肉のけいれん・ふるえ、思考力・集中力の低下などの症状が出てきます。筋肉細胞の中には当然動脈を構成している平滑筋細胞も含まれており、マグネシウム不足によって血管のけいれんも起こります。これが発生する場所によっては命の危険さえあることを知っておく必要があるでしょう。 実際、私の知り合いで最近時々筋肉のけいれんがあるといっていた人がいます。わたしはひょっとしてマグネシウム不足かも知れないねと言っていたのですが、実際毛髪検査をしてみたところ、マグネシウムが検査できないほど低かったということです。 症状としてはけいれんかも知れませんが、実は気がつかないところで身体に様々なダメージが来ている可能性があるわけで、マグネシウムの摂取には十分に気をつけたいところです。 なお、一般にはカルシウムとマグネシウムの体内比率は2:1程度がよいと言われますが、カルシウムは蓄積しやすく、マグネシウムはすぐに体内に出て行ってしまう性質があるので、食品として摂取するマグネシウムの比率はもっと高くすべきだと言われています。 いかがですか?ミネラル不足は様々な代謝酵素の働きに関わってきます。そのなかでもマグネシウムは特別に重要です。このことを十分に理解した上で、食生活の中でマグネシウムを十分に摂取するようにしていただきたいと思います。もちろん、サプリメントでの補充も必要かも知れません。 今日は、ここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月07日
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カルシウムについては何回も書いてきたので、今日はあまり注目されていませんが実は極めて重要なミネラルであるマグネシウムについて考えてみましょう。はっきり言って、日本ではカルシウムだけがクローズアップされており、マグネシウムの認識が低すぎるような気がします。 日本でカルシウムが注目されてきたのは、かつて水の硬度が高い(つまり硬水)の地域は脳卒中や心筋梗塞が少ないというデータが発表されてからです。 ただ、たまたま発表した研究者が医学分野の方ではなく農学関係だったこともあり、日本の医学界の動きは鈍かったのです。そして、硬水は身体に良いという部分だけが一人歩きしだしたのです。 水には様々なミネラルが含まれていますが、それをカルシウムに換算したものが硬度なのです。ところが「硬水が良い=カルシウムが良い」と短絡的に考えてしまったのです。もし研究者がきちんと調べていれば、そんな間違いは犯さなかったはずです。 一方ヨーロッパやアメリカではこの研究結果は非常に注目され、多くの研究者が追試を行いました。その結果は意外なものでした。脳卒中や心筋梗塞に効果がある成分はカルシウムではなくマグネシウムであることがわかったのです。もちろん、多くの論文が発表されたのですが、やはり日本の医学界はほとんど反応しませんでした。 このためかどうかはわかりませんが、とにかく日本においては、マグネシウムの重要性が今だにあまり一般的には知られていないのです。 現状はさすがに医学界ではマグネシウムの重要性は共通認識となっていますので、医者が薬を出すときには、マグネシウムは重要な位置を占めています。しかし、あなたはマグネシウムの重要性を認識していましたか? 今日はここまでにします。次回はマグネシウムが重要であるわけについて書いてみようと思っています。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月06日
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昨日は幼児・子供時代の牛乳の大量摂取には大きな問題があることを書きました。また、カルシウムの補給先として牛乳は必ずしも適切ではないということも書きました。 これについては興味深い話があります。 戦国時代の武者たちはポルトガルの宣教師も驚くほどの頑強な身体をしていましたが、彼らは牛乳は飲んでいません。 彼らが口にしていたのは、雑穀・芋類・根菜・葉もの野菜などが中心です。海辺の場合は魚が動物性タンパク源でしたが、山の場合はそれもありませんでした。獣肉は滅多に食べられませんでした。地域によってはバッタのような昆虫を佃煮にして食べました。これは貴重なタンパク源でした。どうでしょう。牛乳は摂っていませんね。 そもそもカルシウムは他のミネラル、たとえばリンやマグネシウムなどとバランスが良くなくてはなりません。肉にはリンが豊富に含まれており、大量の肉の摂取は、カルシウムとのバランスを崩します。リンはカルシウムを道連れにして排泄されてしまうからです。 リンをあまり摂らなければ、摂取したカルシウムが十分に生かされるので総量が少なくてもカルシウム不足にはならないのです。現代は肉だけでなく、清涼飲料水やお菓子などのリンが極めて多い食品が子供時代から与えられていますので、結果的にカルシウム不足になっているのです。 清涼飲料水の飲み過ぎが良くないのは、糖分(=吸収性の非常に高い炭水化物)が多いだけではないのですね。リンが多いというのも問題点の一つだったのですね。 タンパク質をたくさん摂取すると確かに体格的には大きくなります。この体格というのは人種的なものが大きいと言われていますが、その他に日頃食べている食品も大きく関係していたのですね。なにしろ、100年前と現代では、これが同じ民族なのかと思うほど体格に違いがあります。 しかし、体格が良いことと健康であるというのとは別問題です。戦国の武将はどちらかというとずんぐりとした体型の人が多かったようですが、その頑強さは折り紙付きでした。彼らが日頃食べていたのが、雑穀・芋類・根菜・葉もの野菜だったというのは、ずいぶん示唆的だとは思いませんか? 当時は戦乱の時代でしたから、戦闘でなくなることも多かったでしょう。耕作技術が進んでいませんから農作物の収穫も安定せず、食糧不足による飢餓も多かったでしょう。感染症で亡くなる人も今とは比較にならないほど多かったでしょう。 ですから、平均寿命は今よりずっと低かったのですが、個々の人を見てみれば今より健康であったとも言えるのです。統計がないので当時のことはさすがにわかりません。 しかし、ここ100年以内なら、いわゆる長寿村が全国に数多く存在したのは周知の事実です。そして、いわゆる高度成長時代以後、それらの長寿村がほとんどなくなってしまったのも事実です。その理由をじっくりと考えてみたらどうでしょう。その中に、健康になるための秘密が隠されているのではないでしょうか? 今日はここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月05日
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今日は本当に暑かったですね。私は埼玉県川越市の郊外に住んでいます。市といっても、周りは田んぼだらけ、近くには伊佐沼という結構有名な沼もあります。7月22日には伊佐沼で花火大会もあり、私は病室から眺めたものです。ですから、都会に比べればかなり凌ぎやすいのですが、それでも自転車で2時間走り回ったこともありますが、やはり暑かったですね。こんな時には、牛乳を飲みたくなる人も多いのではないでしょうか? さて前置きはこの位にして、今日は牛乳の摂取、特に幼児・子供時代の牛乳の大量摂取には大きな問題があるのではないかという点について書いてみたいと思います。 牛乳というのは牛の乳ですが、かなり短期間にあの巨大な体ができることを考えてもわかるように、子牛の成長にとっては非常に高い栄養価を持っていることがわかります。 しかし、牛乳はあくまでも子牛が成長するためにぴったりの栄養になっているわけで、成長の遅い人間の幼児に向いているとは言い難いのです。ですから、幼児・子供に牛乳を大量に与え続けていると、どうしても栄養過多になりがちです。 もう一つの問題点は、牛乳は人間の幼児・子供が必要とする栄養バランスとは異なっていることです。 母乳と比べてみてください。その濃度にしても味にしてもかなり違います。このため、DNAの想定外のものが入ってくるために、代謝機能に狂いが生じる可能性があります。 これだけではありません。母乳の繊細な味によって、食品に対する繊細な味覚が生まれている可能性もあります。母乳は母親が摂取する栄養や体調を反映します。幼児はそれを敏感に感じ取っているとも言われています。 もう一つ、牛乳の最大成分は脂肪(乳脂肪)であることを忘れてはいけないと思います。脂肪は動物にとって必須のものではありますが、バランスが大切だということは何回も書いてきました。 これは幼児・子供時代でも同じです。いや大人に向けて基本が作られていく幼児・子供時代だからこそ、バランスは非常に大切です。 大量の脂肪を牛乳で摂ることは決して良いとは思えません。もちろん、乳脂肪(=ラクトース)は細胞膜に多数存在する糖鎖の原料であるので、ほどほどには必要ですが、一般的には摂取過多になっています。 牛乳というとすぐカルシウムを思いつく人も多いでしょう。確かにどんどん成長して骨格が作られている子供時代には十分なカルシウムが必要です。しかし、それを牛乳で摂る必要はないのです。牛乳はカルシウム摂取というメリットを持ちますが、デメリットも大きいと考えた方が正解だと思います。牛乳の摂取はほどほどにすべきです。 この辺りについてはまた次回ということにしましょう。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月04日
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食生活の変化によって、必須脂肪酸のなかでも特にオメガ3(アルファリノレン酸・EPA・DHA)の欠乏が発生していることは確かですが、原因はそれだけではありません。 オメガ3をはじめとした活性度の高い油脂(精製していない圧搾のみで作ってあるという限定付きですが)は店頭に長期間置いておくことができません。つまり日持ちが悪いので、現代の流通の中では扱いにくくなっているのです。そのため、ほとんどの店頭から姿を消してしまったのです。 また、穀物を精製して食べるようになったため、必須脂肪酸を多く含む胚芽部分が捨てられます。また加工の過程で熱を加えるため、脂肪酸が変質しがちです。当然、ビタミン・ミネラルをはじめとした栄養素も捨てられています。 オメガ3を豊富に含むイワシ・アジ・サバ・カツオ・マグロなどの青魚が高価になり頻繁には食べられなくなったことも昔と大きく変わったところですが、その代わり養殖物が多く食べられるようになってきました。 こうした養殖物の魚(エビも含む)に含まれる必須脂肪酸も少なくなってきています。なぜなら、与えられるエサが自然のものとは異なるからです。 これは牛・豚・鶏についても言えることで、自然とは異なるエサを与えられ続けていると、栄養組成も変化してしまうのです。当然肉だけでなく、牛乳等の乳製品の栄養組成も自然のものとは異なっており、特に必須脂肪酸が不足気味になるのです。 良く言われることですが、放し飼いの鶏はケージの中で管理された鶏の最高で5倍程度の必須脂肪酸を含み、しかもコレステロールは少ないと言われています。これは、食べてみればすぐにわかります。 農産物の場合は農薬の使用(土壌改良剤も含む)、化学肥料の使用などが、その栄養バランスに大きな影響を与えていることはよく知られています。含まれるビタミンやミネラルの含有量は驚くほど減少しています。これについては食品成分表等の統計がしっかりと示しています。必須脂肪酸については統計がないので、正確なことは言えませんが、当然減少しているでしょう。 大量生産、大量消費、流通の現代化、大型店の寡占化などがその背景にありますが、消費者の側もそうした面を推し進めるのに力になったことも確かです。 たとえば昔のトマトは大きさが不揃いでしたが、今はほとんど同じ大きさです。消費者が不揃いなものより、きれいな形のものを選んできたからこそ、こうしたものが現代の主流になってきたのです。 そういう意味では、消費者自身が考え方を変えない限り、現代の食べ物については諸問題は解決しないと思います。 今日はここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月03日
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先日、ある健康番組でメタボリックシンドロームなんか怖くないとばかりに、その対策として「杜仲茶」の効果が放映されました。 実験の結果、被験者たちはみな体脂肪率・中性脂肪・ウエストが劇的に落ち、みなその効果には驚いていました。 私は、たまたま一部を見ただけなのですが、あれだけ見たらきっと杜仲茶が店頭から消えるというよくある現象が起きるのではないかなと思いました。そして、その予測は当たりました! その翌日あたりからでしょうか、私のブログに様々なトラックバックがされましたが、ほとんどが杜仲茶がメタボリックシンドロームに大きな効果があるということを説明し、それを直接商品販売に結びつけたり、アフィリエイトになっていたりしていました。 みんな商魂逞しいなと思いました。 しかし、ここでちょっと冷静になってみて下さい。本当に杜仲茶さえ飲んでいれば生活習慣病とはおさらばできるのでしょうか?人間の体というのはそんなに単純なものなのでしょうか?脂肪だけが生活習慣病の原因なのでしょうか?そう考えていくと、「ちょっと待って」とは思いませんか? 私は、杜仲茶が悪いとは言っていません。ただ、それだけで生活習慣病から逃れられると考えるとしたら、その考え方が怖いと思っているのです。 たぶん多くの方が、これもまた今までよくあったブームの一つだとは感じていると思います。「でも、とりあえずブームに乗ってみようかな。実際に体脂肪率や中性脂肪が減少し、ウエストも細くなるなら嬉しいことだし。」と考えている方は結構いるのではないでしょうか。それだけの魅力のある情報ですよね。 前回まで「栄養の取り方は健康であるための基本」というテーマで文章を書いてきましたが、やはり本当の意味で健康を獲得するためには、トータルな食事管理が必要なのだという真理は何ら揺らぎません。 そうした冷静な目で今回の杜仲茶ブームを見ていく必要があると思います。あっ、もちろん試してみるのはいっこうに差し支えないと思いますよ。 今日はここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月02日
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◆私たちのDNAは進化の過程を反映している 何十億年も前に発生した生物が私たち人間にまで進化するまでには、気が遠くなるような淘汰の歴史があったはずです。 その時その時の環境に適応した種だけが生き残ってきたのです。つまり、DNAにはそうした進化の歴史が刻印されているのです。このDNAに記述されていない環境に出会ったとき、生体は既存の類似のものを利用して対処します。実際、これが進化のきっかけになるわけです。 さて、現代の私たちを取り巻く環境はまさに人類始まって以来という劇的なものです。しかも、その環境の変化は極めて多岐にわたっています。私たちのDNAは悲鳴を上げています。 具体的な例をあげてみましょう。 飽食はDNAが全く想定していない状態ですので、それに対する手段があまり備わっていないのです。例えば基礎代謝について考えてみましょう。飢餓状態にあると、しばしば基礎代謝を上げる必要に迫られます(血糖値を上げるなど)。 人類はそのための様々な手段を持っています。膵臓からは、血糖値を上げたりグリコーゲンの蓄積などを調整するためのグルカゴンが分泌され、副腎皮質からは糖質コルチコイド(コルチコステロン、コルチゾール、等々)が分泌されます。また、甲状腺からは、基礎代謝の促進のためにサイロキシンとトリオードサイロニンが分泌されます。 ところが、血糖値を下げるホルモンはインスリンしかありません。現代人はDNAが想定していないような極めて吸収率の良い糖質を好みます。このため、インスリンの分泌を正確にコントロールできず、血糖値のバランス調整がうまくいかなくなっています。さらに、インスリンの分泌が連続的に行われるため、膵臓は疲れ切っているというのが実情です。 何十億年という進化の歴史は、ある意味では自然淘汰の歴史です。その時点での環境に適応できるDNAを持った個体が生き残り、それらが長い年月をかけてDNAに書き込まれていったのです。 そのように考えたとき、私たちを取り巻く環境はDNAにとって馴染みのあるものでしょうか。わたしは、何十万という人工物質、飽食…これらをDNAがうまく処理できるとは思われません。 このようなDNAが想定していない栄養状態や環境下にいる私たちが、健康で安定した精神状態でいるためには、しっかりとした対策を立てる必要があるでしょう。このブログで、そのヒントが得られることを望んでいます。 今日はここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp
2006年08月01日
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