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♪ 前向きに断捨離をするわが家内不安先取りに我が道を行く精進湖 昨日は寒かったが、今日は全国的に穏やかな晴天。 富士五湖巡りにはもってこいだね。でも2日の金曜日はまとまった雨になりそうです。 いよいよ我が家の改装工事。近くに住んでいる息子の同級生が大工なので、忙しいところを無理してお願いしている。まともな大工さんの数が減っていて、引く手あまたの上に色んな活動をしている。 今風の家はプレカット式で現場で組み立てるだけなので、大工の技術は無くても済んでしまう。しかし最近は、中古物件を好む人も増えていてリハウス、リメイクする需要が増えている。彼はいい職業選択だったと思う。先見の明があったと言うべきだろう。 昨日は、まず撤去から。改装というのは余分な手間がかかる。棚などを撤去するまではまあ簡単で、素人でもできる。 ステンレスを撤去するのはかなり大変のようだ。けっこう厚みがあるので硬い。それがボンドで下地に接着してある。簡単に引きはがせるものではないようだ。 水道(水と湯)とガス管を撤去するのは業者に任せるので、それらの作業が出来るところまで。 中古住宅を買って入居する時に、「田の字」の和室だったのを大幅改造して、玄関・トイレ・風呂、台所、リビングを新設。リビングは二部屋続き(4間半×2間)の長細い部屋だった。卓球をやって遊んでいたぐらいだ。仕切り壁が取り払われて、懐かしい一部屋時代の姿が現れて・・。 その後、ゆえあって風呂場の改装と合わせて、ここに染色場を設けて染色作家としての活動を始めたのだった。子どもが生まれた翌年に脱サラしての、無謀な船出だった。それしか考えられなかったので、自分としてはごく当たり前の行動ではあったが、無責任のそしりを受けてもしょうがない。 一応、曲がりなりにも子供二人を育てて来れたのは、カミさんの力によるところが大きい。かなり厳しい生活だったのによく頑張ってくれた。その感謝のためにも、カミさんが言い出した今回のこの改装劇に反対などできるはずもない。 あと何年生きるのかわからないが、2階の上がり下りの出来なくなる時が必ず来るし、介護が必要になった時のために、こうして「転ばぬ先の杖」を考えて実行に移す。こと家事についてはカミさんに任せておく方が良い。けだし女は、いざとなると強い。 今日は水道とガス管の撤去作業がある。簡単に終わるようだ。 床板に穴を空け、作業ができるようにしてある。水道は自分でもできるが、ガス式のボイラーと連携していのでプロにませるほうがいい。 床板の開口部に根太が見える。その一部がシロアリに喰われているが、かなり古いもので、芯までは行っていないようなので問題はなさそうだ。入居した当時は、空き家だった期間があったし、入居してからシロアリ駆除は2度ほどやってもらっている。 今は、風通しも良く日当たりも良くなっているのでシロアリが寄り付く要素がない。地盤も砂地の割にはしっかりしていて、前回の改装の時に「これなら液状化の心配もない」と、棟梁が太鼓判を押してくれている。 昨年1月1日の「令和6年能登半島地震」でこの辺は震度3だったのに、我が家はまったく揺れなかった。 屋根の改良工事は連休明けとのこと。明り取りの材質がプラスチックなので、もうじき寿命が来るし、わずかに水の浸透した箇所があるので、今回元の状態に戻すことに。 暗くはなるが、ここで何かの作業をすることも無いので、ついでにやってもらうことにした。けっこう金が掛かりそうだが仕方がない。古い瓦が取ってあったはずなのにどこにもない。きっと邪魔なので捨てたのだろう。 2間×1.25間の部屋になる。当面は使う当てはないが、断捨離の一環として物が無くなっただけでも心スッキリしている。この年になって家の改装をすることになるとは思わなかった。 しかし、ここに染色場を設けてくれた棟梁は、「あんたのことだから、また壊すことになるだろう」といって、壊しやすく作っておいたという、これまた「先見の明があった」という話。
2025.04.30
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♪ とげとげの近寄りがたきサボテンのごとくに生きて今日 昭和の日柚野葛飾北斎山下白雨視点 今日は前線を伴った低気圧が日本の東を発達しながら北に進み、北海道付近に近づく見込み。全国的に色々問題の多い日になりそうだ。 雨上がりで清々しい日と思いきや、知多市でも7~8mの風が一日中吹き荒れるようで、強風と乾燥注意報が出ている。ウォーキングは明日にすることに。 庭の植物は適当に雨が降ってくれるお蔭で、新緑と花の風情をむんむんするような勢いで見せている。 先日、またメダカの鉢に何やら沈んでいるのをカミさんが見つけて騒いでいた。洞察力がないので余計にけったいな感じが強調されている風だ。 「何の種だろう? キンカンの種ってあんなに大きいの? 誰がこんなものメダカの鉢に入れるんだ? わけわかんない」。タモで掬って取り除いたというので、見てみると・・。 ギンナンだった。歩道の並木の根元に乾燥してしなびているのが、今でも積み重なっている。ウォーキングの時に散々見ているのですぐに分かった。よく見ると、まだ幾つか沈んでいた。三つの鉢のうち、いつも同じ鉢だ。 それにしても何者が? 以前はブドウの後はミカンだった。ギンナンとは、さすがに驚いた。ヒヨドリが食べるとも思えないし、カラスの仕業だろうか? 水に浸けておいて柔らかくして食べようと思ったとか? カラスがパンの耳を水溜りに入れて、柔らかくして食べているのを目撃したことがあるので、カラスがそういう知恵を持っているのは確か。しかし、そのまま食べられるものじゃなく、殻を割らないと。いくらなんでもギンナンはない。車に轢かせて食べるのなら分るけどねぇ。 今日から遅れていた改装工事が始まる。本箱が1本いらなくなったので解体した。部屋の廃材と一緒に廃棄してもらうつもり。 1階の瓦屋根に開けた「明り取り」を塞ぐため、下地を入れて瓦を葺いてもらうのに結構金が掛かる。内装材もカミさんがツキ板がいいとか言うもんだから、今はあまり使われないので手に入りにくいし高いものにつく。コンパネで済まして塗装するとか、壁紙を貼るという案もあったが、それも面倒なので品合板を張ってもらうことに。 あと長くても20年使うかどうかだ。そこだけ立派にしても意味がないし、勿体ない。直した途端に東海・東南海地震が来るかも知れない。 男はあまり家の中のことには頓着がないものだが、女は違うようだ。私の介護が必要になった時のことを今から考えている。 私も “ピンころりん” と逝けばいいが、そう思ったようには行かない。寝たきりになんかなりたくないが、先のことはまったくわからない。自分の分身のようなサボテン 水のやりすぎで花芽がつかず、棘ばかりだった枝を整理して新たに樹形を整えていくつもりのブーゲンビリア。 水と肥料を控えていたら花(実際は苞)が付いた。来年はもうちょっとましに・・。
2025.04.29
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♪ 白薔薇や確信犯のごとくして一花開きて清風を呼ぶ拡大 早くも「茶房じゅん」の薔薇が満開になったとのことで、さっそく観に行ってきました。中国原産のオールドローズ、一重の白薔薇:浪花(難波)茨(なにわいばら)。 昨年は前年に強剪定したため花数が少なかったらしいが、今年はその剪定の甲斐あって、特別に花数が多いらしい。そりゃあもう凄いボリュームで圧倒されます。 花の直径は、開くと10㎝ほどになる純白の花弁は、俗性を嫌って深山に王国を築いている貞淑で謹厳実直な女王一族のよう。 ただ美しいというのではなく、尊厳に包まれた光の聖域のようなイメージ。 夜が明けるかどうかという薄明の中で、世界の初めての朝を迎える瞬間にその場の神秘を共有することこそ最もふさわしいのかも知れない。 喫茶ギャラリーからの眺めは素晴らしく、ジャズのBGMを聞きながら珈琲を飲むという、なんとも贅沢な雰囲気を味わうことができる「茶房じゅん」。 底知れない無垢の美をギャラリーのかたわら、窓一杯に静かに輝かせています。私からすると天然記念物に匹敵するくらいの価値はあると思う。これだけ浪花茨を大きく育てられるスペースがあること自体がとても貴重なこと。 街中ではありえないし、そうでなくともここまで自由に(喫茶店の窓外に)薔薇を遊ばせることなど、そうそう出来るものではないでしょう。 薔薇と言えば “イングリッシュローズとかのハイブリット系” が喜ばれるのでしょうが、そういうのは薔薇の館を謳うところにはよく有ると思う。でも、どっこいこの無垢の純白の薔薇が好きな人も案外たくさんいるように思います。 清純派というか人知れずいるそれらのファンに、この清楚なスッピンの美しさを見せる薔薇をぜひご皆さんに覧いただきたいと思う。 我が家の浪花茨はこの枝を挿し木したもので、DNAが同じ薔薇という事になります。 米名のチェロキーローズ(Cherokee Rose)は、19世紀初頭、アメリカでゴールドラッシュが起きた時、当時のアメリカ政府が部族(チェロキーインディアン)を強制移住させたことに由来するのだとか。 冬のさなか充分な衣料や食糧も与えられずに移住させられたインディアン達は、14000人のうち4000人が途中で亡くなり、特に弱い老人や子供達が犠牲になったという。 その1600kmの山道は “涙の足跡(Trail of tears)” と呼ばれ、オクラホマへの山道沿いに咲き誇るチェロキーローズの白い花は、チェロキー族の女達の涙の象徴だと言われている。 立ち退かされた土地であるジョージア州は、それに因んで州花として慈しんでいる。 悲しみを内包しているがゆえの可憐な白。どんな人の心のなかにもある無垢なるものへの憧れ。理不尽な耐え難いものに溢れている世の中で、必死に生きている人々の心に静かに寄り添ってくれるもの。 火を灯すごとき赤い情熱ではなく、絶対的純白の白薔薇こそふさわしい。
2025.04.28
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♪ 喜寿となる来年のこと知らねども申し込みたるボランティアかな 来年の秋に名古屋で開催されるアジア大会のボランティアが不足していて、募集期間延長されている。今月いっぱいなので、あと4日だ。 それで私も「暇+野次馬+興味+県民+手伝い+体験+短歌=参加」ということで応募・申請しておいた。たいしたスキルもないのでどんなことができるのか、どの部門へ配属されるのかは分からない。 活動場所は「第5希望」まで記入する必要があり、開催予定施設の一覧を見て、地元を中心に*近場である*興味がある種目を考慮して選んだ。拡大できます 地元の *知多市は「新舞子マリンパーク」で「マラソンスイミング」 *常滑市の「愛知県国際展示場[Aichi Sky Expo]」では自転車「BMXフリースタイル」・「フェンシング」・「ブレイキン」・「スケートボード」・「Eスポーツ」 *東海市では「カバディ」が行われる。今後のスケジュール 年齢制限は18歳以上で、上限の指定はない。面接があるのかどうか分からないが、何らかの形で認知度とか体力などの可否判定はされるのだろう。なにせ初めてのことだし高齢者だし、採用されるかどうかも分からない。 スキルと言えるほどのものはないが、パソコンの入力とかWordくらいはできる。18年ほど写真入りで短歌ブログを続けていることは書き添えて置いた。 人が足りない部署と余ってしまう部門は偏ってしまうのだろうから、どう調整されるのか分からない。まあ何だっていい。何事も経験だし、やったもんが勝ちだと思っている。なにがどう転んだって構わない。 これを機会に体力維持、スタミナ増強に励むのもいいだろう。ブログや短歌のネタにも大いに役に立つはずだ。 今年2月に、アジアパラ競技大会の経費が当初の想定から倍以上に増える見通しだとの発表があった。当初は大会にかかる経費を1050億円と試算していたが、資材や人件費の高騰を受け、2000億円を超える見通しであると。 県は税金とは別の新たな財源として、競馬組合の収益や宝くじの助成金などおよそ500億円を確保し、新年度予算案に盛り込んだとのこと。経費は今後さらに膨らむ可能性があり、愛知県と名古屋市は経費削減に努めるとともに国に財政支援を要請していくとのこと。IG Arena 名城公園に愛知県体育館を作り変えて新たに「愛知国際アリーナ(IG Arena)」が7月にグランドオープンする。これはアジア大会のために造られたもの。「Global」「Smart」「Community」をコンセプトに、日本初のグローバルスタンダードのアリーナとして、コンサートやスポーツなど新たなエンタメを名古屋から世界へ発信するとしている。 瑞穂競技場も造り替えの工事が進められている。
2025.04.27
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♪ キリキリと音立ておるかAIに占拠されゆく地球が回る 「民主主義とは対話による合意形成です。近年、この人間同士の対話にAIなどのエージェントが大量に入り込み影響を与えている。『偽の人間』によって民主主義の土台が崩されています。」歴史家 ユヴァル・ノア・ハラリ朝日新聞「オピニオン&フォーラム」「アメリカは世界最大の経済力と軍事力を持ち、AI開発でもリードしている。アメリカが国際秩序の維持や人権、平和の価値を守ることにコミットしていた時は、それはいい事でした。 しかし自国の力のみを高め、より多くの領土を征服することだけを考える帝国的な国家へと変わってしまえば、世界にとって大きな脅威となります。」「21世紀初頭の国際秩序は、ある重要な原則の上に成り立っていました。『強い国が、単に自国の方が強いからといって弱い国を侵略することは許されない』というルールです。もちろん国際秩序ににも問題はありましたが、歴史上最も平和な時代を生み出しました。今、この秩序は崩壊しつつあります」「ロシアはウクライナを侵略しました。最も重要なルールを破った。しかし、トランプはウクライナを非難しました。『弱者は強者に従うべきだ』という考えが見えます。彼はパレスチナの問題についても同じような考えを持っていると思います。パレスチナは弱者でイスラエルは強者。だからイスラエルに従うべきだと。紛争が起これば、パレスチナの責任になるのです。同じような状況に日本も直面する可能性があります。」「帝国主義的な国際秩序が標準になれば、多くの国は『生き残るためには強くならなければいけない』と感じ、医療や教育の予算を削って、軍事費を増やすでしょう。人類全体にとって壊滅的な結果を招く事態になるかも知れない。」「またAIが戦力バランスを変えてしまいます。高度なAIを手にしたら、今の戦車や戦闘機などは全て時代遅れになる。すでに変化は生じています。人間には不可能なレベルの情報処理をAIが実施し、標的を選んでいます。」 トランプは、グリーンランドを買収しようとし、パナマ運河を返せといい、パレスチナを手に入れようと画策する。帝国主義を真似て独裁国家を創り上げようとしているかのよう。関税で脅しをかけ「俺の言うことを聞け!さもなくば成敗してやる」と、世界中を敵に回して平然としている。 そんなことが簡単にできると思っていること自体、誇大妄想の精神病的思い上がりというものだが、最近はことごとく前言を翻し、思うようにいかないことは相手のせいにし、自己正当化に必死の有様。 不動産業では上手くいったのかも知れないが、国際的な枠組みの中で、その違いを思い知らされているのだろう。今は世界中が何らかの形て繋がって、利害関係は複雑に絡み合っている。世界大戦前とはまったく違う。グローバル化は進む一方だし、情報は瞬時に地球を駆け巡る。「株価急落、ドル安、債券安」のトリプル安に驚いて、相互関税に留保期間を設け、7月上旬までは10%の税率にする修正を行っている。 「あれれッ!? こんな筈は無い、誰かが俺を貶めている。」 金持ちの道楽息子が、金の力でお山の大将となって自分には絶大な力があると思い込んでいるようなもの。ほとんどだれにも相談せずに独断で決断実行しているのを見ても、その我儘ぶりがうかがわれるというもの。 石破総理など彼を怒らせないようにとえらく気を使っているようだが、却って怒らせた方が “墓穴を掘る可能性” が高くなって、良いんじゃないかと思ったりする。 「アイツ、本当は馬鹿かもしれない」と、国民(共和党支持者)も思い始めているかもしれない。 ポスト・トランプを念頭に置いて、「 ─AGI(汎用人工知能)の誕生は近い─ 」と、4月5日のブログにAIの脅威を書いた。「今から2年~5年の間に、画期的な社会がやって来る。トランプはそこまで読んではいないだろうが、彼が大統領の座にある間に、この大変革がやって来る可能性がある。 その前段階からAIの出番は増えるだろうし、人間が想像しているものを超えたアイデアが提出される可能性もある。」 今朝のブログは、話の筋道が通っていないと思われるかも知れない。 言いたかったことは、トランプなどよりAIの方が脅威だという事。世界がトランプ一人に振り回されているように見えるけれど、そんな単純なものではないことが分かって来た。 パンドラの箱を幾つも開けてしまってきた人類が、今のままの状態を保つことが出来なくなる時が来るということ。トランプの登場は、その過渡期に人類社会に現れた前駆的症状に過ぎないのかもしれない。
2025.04.26
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♪ 昨年は猛暑と雨の不足ありそして裏年筍の来ず 気象庁から今後の気象に関する注意報などが発表されている。それをもとに日本気象協会が解説をしているので、載せておくことにします。 ゴールデンウィークの前半は、東日本で平年並みか高く、北日本と西日本は平年並み。一方、沖縄・奄美は平年並みか低い予想。 5月上旬は1か月の中で、平年を大幅に上回る暑さ。5月3日(日)頃から、この時期としては「10年に一度」レベルの高温が予想されている。 5月に入るとともに、関東から西の広い範囲で最高気温が25℃以上の夏日が続出。東京都心も5月スタートとともに夏日が続く見込みで、関東から九州にかけての内陸部では30℃以上の真夏日になる所も出てきそう。 実験で、直射日光の当たる場所に駐車した車は、計測開始時25℃だった車内温度が約2時間後に、軽ワゴン車で39.9℃、大型SUVで46.5℃を観測。真夏ほどではないが、要注意。 今日24日、日本気象協会は今年最初の「2025梅雨入り予想」を発表。*太平洋熱帯域西部の海面水温が高く、その影響で日本付近では偏西風が平年より北を流れやすい状態。このため、太平洋高気圧の日本付近への張り出しが強まる見込み。*インド洋熱帯域の海面水温は今後、基準値に近いか基準値より低い予想。インド洋熱帯域の海面水温が低い時の梅雨入りは、東北南部と奄美、北陸で遅い傾向、四国など西日本は早い傾向がある。 沖縄・奄美は「5月中旬」のゴールデンウィーク明け。九州南部は「5月下旬」、九州北部、中国、四国、近畿、東海、関東甲信は「6月上旬」。北陸、東北は、平年並みか遅く「6月中旬」の梅雨入り予想。 向こう1カ月。気温は高めで推移し、雨は少なめ。 先のことは分からないと思いつつ、予報があって心構えができるというのは有り難い。 爽やかな清々しい5月は、多少暑くても一番いい季節であることに変りはない。あの地獄のような夏、その後の残暑などを想えば、今、この季節を楽しんでおかないと。 野に山に出かけて、忘れている動物の魂を刺激してやってほしい。現代人の中には、自分が動物だという事を忘れてしまているような人もいるようですからね。
2025.04.25
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♪ 菌根のうごめく世界知りてより足に菌糸の忍び寄るゆめ「人間は、遠く離れた人々と連携を取るために埋めた電線網や光ファイバーケーブルを誇りに思うかもしれないが、樹木は数百万年前からそれをしていた。革命的な発見だ」 2021年に出版された『Findinng the Mather Tree(マザーツリー 森に隠された「知性」をめぐる冒険)。 あたかも意思や心を持っているかの如く、植物同士が助け合って生きているということを、20数年間にわたって克明な実験で突き止めた画期的なドクメンタリー。赤裸々につづられ500ページを超えるものになっている。 アメリカシラカバとダグラスファーは地下の菌類ネットワークを通じて会話している。病原菌からも守り合い、害虫の被害も連絡し合い、情報をやり取りしているという事実。 木と菌根菌との関係を突き止め、同種であることを判別でき、そうでない種へも水や栄養を与え、あたかも部族全体を養うごとくやり取りしている母なる大樹。様々な菌類を通して炭素やミネラル水分を分け与え、見返りに生成した糖を与えて相互に助け合っている。 様々な木が混ざり合っていることで豊かな森が形成されている。その地下には100種を超える菌糸が縦横に伸びて重なり合い、つづれ織りの絨毯のごとく張り巡らされている。 樹木は競合しあっているだけで共同・共生などしているはずがないと信じられてきた。掘れを根底から覆し、親木から幼木へ、他の木も同じように養うマザーツリー。樹種によって異なる菌根菌を持ちそれらが協調して木と木の仲立ちをながら幼木を育てている。 人間社会、ヒトの脳と似た仕組を持ち、バラバラではなく、全てが関連し繋がっている。森は共同体として存在している。はるか昔から崇高な営みが為されていることを、原住民たちは知っていた。科学の発達によって却って見えなくなっていることが如何に多いか。細分化することの弊害は現代医学にも言えること。 訳者のあとがき【 木は互いにつながり合って会話している、と聞いても、私はとくに驚かなかった。そんなようなことが書いてある本は前にも読んだ気がしたし、映画『アバター』に出てきた「魂の木」ってそんな感じじゃなかったっけ……と思ったら、その魂の木のコンセプトが、本書の著者スザンヌ・シマードの研究をもとにしたものであることを知って、むしろそのことにびっくりした。 スザンヌ・シマードは、人々の森を見る目を変えたと言われるカナダの森林生態学者であり、この分野では世界的に名高いブリティッシュコロンビア大学の教授として教鞭をとっている。木と木が菌根菌のネットワークでつながりあい、互いを認識し、栄養を送り合っていることを科学的に証明してみせた彼女の研究は、森林生態学に多大な貢献をし、その論文はほかの研究者たちによって数千回も引用されている。TEDトークの再生数は530万回を超える。(中略) 木が互いに会話していることをハリウッド映画から教わってすんなり信じた私とは違い、著者はそのことを、森が語る言葉に耳を傾けるなかで自ら発見した。実験のために森に何百本もの木を植え、長い時間をかけて観察し、失敗しても辛抱強く繰り返す──それは、私には想像もつかないような過酷な作業であったに違いない。 同時に本書には、一人の女性として生きていくうえで体験するさまざまな試練や苦悩を、森から学んだことと重ね合わせながら乗り越えていくさまが赤裸々に綴られ、思わず深く感情移入してしまう部分が随所にある。森林生態学の観点からだけでなく、回想録としても非常に読み応えのある本に仕上がっている。】 いい本だが、何せぶ厚い。読むのにかなり時間がかかる。内容も濃いので、ここに書くべきことも多すぎて書ききれない。 要約した文庫版を出してほしいものです。 ◆スザンヌ・シマード カナダの森林生態学者。ブリティッシュコロンビア大学 森林学部 教授。カナダ・ブリティッシュコロンビア州生まれ。 森林の伐採に代々従事してきた家庭で育ち、幼いころから木々や自然に親しむ。大学卒業後、森林局の造林研究員として勤務、従来の森林管理の手法に疑問を持ち、研究の道へ。 木々が地中の菌類ネットワークを介してつながり合い、互いを認識し、栄養を送り合っていることを科学的に証明してみせた彼女の先駆的研究は、世界中の森林生態学に多大な影響を与え、その論文は数千回以上も引用されている。 研究成果を一般向けに語ったTEDトーク「森で交わされる木々の会話(How trees talk to each other)」も大きな話題を呼んだ。 TEDトーク「森で交わされる木々の会話」日本語訳付きクリックで、You Tubeへ 植物に感心がある人はすでに読んだり観たりしているかもしれませんが、人間がもっともすぐれた生物だと思っている人など、是非この植物の世界を知ってほしいと思います。「ダグラスファー(Douglas fir)」 マツ科トガサワラ属・針葉樹 北米産(北米・東西にはロッキー山脈から太平洋岸まで。南北にはカナダのブリティッシュ・コロンビア州からメキシコまで。) 北米太平洋沿岸の温帯雨林に分布している樹種。分布域は北海道よりも高緯度であるが、暖流により冬でも温暖で、かつ年間降水量は数千mmに達するため、植物の生育に適した環境であり、生物多様性の高い世界的にもユニークな森林生態系を成しているとか。 高さは60 m以上になり、大きなものは高さは75 m、直径2 - 3 mにも達する。成長がとても早く、300 - 500年ほど生きる。Fire Woodより 学名:Pseudotsuga menziesii 気乾比重:0.55 別名:ダグラスモミ(Douglas fir)オレゴンパイン (Oregon pine) 和名:べイマツ(米松)、アメリカトガサワラ(アメリカ栂椹) 構造材に国産材を使って欲しいという要望がなければ、ほとんどのケースでこの『ダグラスファー』が構造材として使われると言っていいほど国内の住宅産業資材に広く浸透し、ほぼ全国的に使用されているとか。 我が家の梁も、この「米松(ダグラスファー)」が使われている。昭和の初期から盛んに使われ出したらしい。 建築材として利用され、ほとんど腐らないことから、外壁や骨組みの材に使われる。栽培時は別として、伐採後の木材は、利用する前の殺虫処理や殺菌処理をする必要がないといわれている。製材業のベイマツ材の供給量は年々増えており、近い将来も増え続けると見られている。 適度な硬さを有し、加工性・耐久性に優れ、木目が美しいなどの点で、住宅用建材としては優れた資質を備えいる。アメリカ国内はもとより、日本でも木造枠組壁構法の建材用として需要が高く、日本のホームセンターでも簡単に入手できる。(Wikipedsiaより)
2025.04.24
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♪ むねに棘かくし生き来し折節の花盗人は薔薇に手の出ず 満開となりたる浪花茨(ナニワイバラ)なり。去年(こぞ)とほぼ同じ開花となりにけり。花数多いを当然と思わず眺めいる爺のその思い入れの深きなり。2024年4月21日2025年4月22日 嬉しくて何度も載せて飽きられて、呆れられてるこの爺。浪花の茨この花が大好きなので止められぬ。親の因果か子の罪か、俗に塗れて生き越しの泡色吐息はくばかり。ほのかなる香りの底に秘めしもの、白薔薇花に淡交というありかたを思いおり。 昨年のブログに書きしその思い、くどいを覚悟で再録の図々しさの許し乞う。「真っ白な無垢そのもののこの花は、われの理想とするところ。オリジンの姿そのまま潔く、病気に強く虫さえも、寄せ付けないのが好ましい。清々しくも飾り気なく、硬くて強い棘を持ち、安易に人を寄せ付けぬ。我にも似たるところあり、高倉健も重ねつつほれぼれ眺めいるばかり。」 しののめの窓辺に目覚め、夜来より風雨のひびき花落ちる、こと知るときぞ悲しけり。 一日を雨降り続く報あるも昼には上がり、その後の風の強まり無きことを願うばかりの朝(あした)なり。濡れそぼり、輝く白の極まりの花びらしかと見届けむ。 夕ぐれの薄明のなか力尽き、散りゆく様の美しくあれとぞ思うばかりなり。美しきもの命はかくも短くて、実と棘残すさだめとて儚く夢の過ぎゆきぬ。
2025.04.23
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♪ 見えずとも働いている微生物ネットに巣食う悪玉の菌河口湖~富士山パノラマロープウェイ Wordで隣保班の回覧板用の表を作り、プリントしようとしたら出来ない。一回だけ「保護のため印刷できない設定になっています」とかいうのが表示された。その後何度やってもそのアラートは出ず、その設定の解除の方法も分からない。 ネットで調べてみても分からず、仕方がないのでWindowsの「help」に助けを求めた。やり取りは電話かチャットかを選べるので、チャットを選択した。 購入して新規登録したときのデータがあるのでこちらの機種などは分かるらしい。原因を調べる必要があるので遠隔操作するという。かなり昔に一度経験しているもののこういうご時世なので、少し不安はあったが、信用して任せることに。 画面の中でカーソルが動き、遠隔操作でチェックしている様子が見える。なんか妙な気分だ。 それを見ていて、こういうことが簡単にできてしまうということが怖いと思う。あの「24-TWENTY FOUR-」(主人公 ジャック・バウアー)の中で、都市の信号機を操って混乱に貶めたり、都合のいいように全部を青信号に替えたりするシーンが頭に浮かぶ。 しばらくして「試してみてください」とあり、プリントしてみると無事に出来た。原因を訊ねると、PCには問題はなく一時的な不具合だろうとのこと。一件落着となったが、自分ではどうしようもない不具合が一時的にしても出たりするのが、この世界の怖いところだ。 巷では、決済ができない、登録が出来ない、ゲートが開かない、切符が買えない、停電で電車が止まったりなど、不具合がしょっちゅう出ている。 便利になればなるほど仕組みは高度になって、一つの不具合が広範囲に影響を及ぼす。AIを使って二重三重にチェックしてもエラーは起こる。簡単なものなら基盤の交換で解決するとは言うものの、大規模のシステムで原因が突き止められなければ問題が解決したことにはならない。 事故・故障だけでなくハッカーや陰謀から、都市や企業、一般人社会から全体にまでマヒが及ぶようなことが起らないとも限らない。一番怖いのが内部犯だ。 最近、PCがやけにめんどくさくなっている。乗っ取りやなりすましが横行していて、PCを厳格に管理する必要に迫られているためらしい。 万博がハッカーに乗っ取られたりしないのだろうか。 究極に近づきつつあるディープラーニング。その分野の内部者による犯行を防ぐことはできるのだろうか。人間ではない第三者的な位置にAIを置いて、そこがすべてを管理するという風になりつつあるのかも知れない。 しかし、AIがAIを作る時代がすぐそこまで来ている。人間を介さないとなれば犯罪は阻止で来てもAIの暴走は止められない。もはや電源を切ればいいというような単純なことでは対処できない。 いつの間にか、そんな仕組みが出来上がっているかもしれない。
2025.04.22
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♪ ノンアルの蔓延しゆくご時世にシャーマン死にて神も死にゆく 暑くなるので朝のうちにウォーキングへ。 太田川の「茶房じゅん」にある大樹全体を覆うように咲くナニワイバラがそろそろ満開になっているかもしれない。あの真っ白な楚々とした姿を一目見ておきたい。そう思ってのことだが店は当然オープン前だ。庭へ回って写真だけでも撮っておきたい。 ついでに久しぶりに大池公園まで足を延ばして、新緑の池の周囲を歩き回ってこよう。6時40分ごろに家を出た。早くも満開の藤。毎朝掃除をしているらしいおばさんが、「もう散り始めてるんだよ」と、呆れていた。茶房じゅんさんのナニワイバラは2~3輪がチラホラ。満開になるのは1週間から10日後とか。池に着いたのは7時40分ごろ。朝の清々しい池の周りを歩いている人がチラホラと目に入る。市役所庁舎はいかにも良い場所にある。環境に恵まれて職員は幸せなことだ。水鳥がなにやら鳴き声を出しながら泳いでいった。桜の後の椿も、もう終わりに差し掛かっている。天気がいいので亀さんも、いい場所に上がって日光浴。
2025.04.21
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♪ 自然淘汰されないために今日もまた歩いてきます樹々を眺めて 今日は「穀雨」 ─ 田んぼや畑の準備が整い、それに合わせるように、柔らかな春の雨が降る頃。この頃より変りやすい春の天気も安定し日差しも強まる。 5月5日の「立夏」の前の、まさに夏を目前にした季節ですね。 19日は、まだ4月だというのに気温30℃以上が続出。兵庫県豊岡市で31.2℃を記録し、名古屋29.5℃(今年一番)、知多市でも28.4℃まで上がった。2階に居たらあまりにも暑いので思わず温度計を確認したほど。 ウォーキングに出るつもりだったが、いきなりの暑さでは体に無理がかかる。取りやめて今日に変更。 昨日とは打って変わって薄曇りのはっきりしない天気。それでも前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、平年を上回る暑さが続くらしい。関東甲信を中心に最高気温が25℃以上になる。 今年は、いつもより早めの発汗訓練が必要になりそうだ。毎年早くなっていくのだろ。身体の方が付いていけなくなる。 昨日の鳥取砂丘では、観光中の男性が熱中症の疑いで救急搬送され、重症だということです。30代男性で、鳥取市内から観光に訪れていたとか。何か既往症があったのかもしれない。2025年4月19日(土) 18:34 山陰放送 それとは別に、高齢女性が倒れているのが見つかり救急搬送されている。女性は息子と2人で砂丘を訪れていて、はぐれて行方不明になっていたとか。 鳥取市は30.4度を記録していて、砂丘では照り返しもあってもっと上がっていたのだろう。三朝温泉サイトより この急な暑さの中、砂丘は歩きにくいし高低差もあって、普段あまり歩かない人にとっては体にかなり負担がかかる。身体が暑さに慣れていない上に、体や心臓が弱っていたりすれば一たまりもない。 前々から計画していて、4月の中旬なら大丈夫だろうと思っていたに違いない。いくら気温が上がると言われてもなかなか中止にはできないものだ。結果的に、あまりにも無謀だったということになる。 脱水状態のチェック方法気象協会 室温を1年中25℃に保つ生活って快適かも知れないが、人間の身体はそんな環境を想定して作られていない。自分で体温調整が出来るようになっている。ハワイのような所に住んでいるのならまだしも、夏と冬では真逆の状況で対応しながら順応させてきた日本人だ。 夏は一歩外へ出れば灼熱地獄だし、冬は氷点下まで下がる厳寒の中に生きられるように作られている。それが機械文明の影で、そういうことから逃げて自然を遠ざけて生きているのが現代人だ。 体は軟弱になっていくのに反比例して、自然環境がどんどん厳しくなっていく。そんなんかで人間は機械の助けが無ければ自然淘汰される運命にある。 ハイブリットの薔薇は病気にも害虫にも弱い。年がら年中、薬剤散布しなければまともな花は咲かせられない。 それに比べて、原種に近い薔薇は虫もつかないし病気にもならない。 ナニワイバラもモッコウバラも、中国原産の一季咲きの原種のつるバラ。非常に強健で病害虫の害も少ない。丈夫なのでとても管理が楽で育てやすい。 環境に適したものに進化し、生きながらえてきたわけだ。ちょっとやそっとの気候変化には耐えられるし、順応する力も持っている。そういうものの集合体であるがゆえに自然界は強い。 自然淘汰されるのが嫌なら、野生に戻るしかない。 無駄に長生きしたいとは思わないが、自然淘汰もされたくない。この気候変動が顕著な地球に生きている間は、自分がそれに順応していくしかない。 このナニワイバラとモッコウバラを師と仰ぎ、彼女らを見習って生きて行こうと思う今日この頃です。
2025.04.20
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♪ 班長となりて初めて顔を合わす家の主はアランを知るらし 庭の飛び石代わりの平コンクリートの位置が悪いので配置換え。ダンカンドラが増えてバランスが悪くなっていたし、雨水の流れる経路を設けるためでもあった。110~15㎝ほど左へ移動。 この時剝がしたダンカンドラの根元から、カナブンの幼虫らしきものがいくつも出て来たのには面食らった。こんな人に踏まれるような場所にいるなんて、想像もしていなかった。 山紫陽花の1鉢がカナブンやコガネムシ、あるいはハナムグリの幼虫がゴロゴロ出てきて、根っこを丸裸にされた挙句に枯れてしまったことがあった。 庭に如何にたくさんの卵を産み落としているか、改めて思い知らされている。鉢植えに幼虫駆除の薬を置いてやらないといけない。 ふと、花壇に目をやるとマメ科の植物らしきものが生えている。カラスノエンドウあるいはヘアリーベッチ。 *カラスノエンドウ:葉は互生、羽状複葉で、小葉は8~16枚。 *ヘアリーベッチ:葉は互生、羽状複葉で、小葉は5~11枚。 花が咲けば分かるが、こんな小さな姿では何かわからない。小葉が15枚あるようなのでカラスノエンドウかもしれない。 もし、ヘアリーベッチならマメ科ならではの根粒バクテリアを持ち、空中の窒素を固定する能力があって、窒素肥料を削減できる。大規模農業では、栽培してそれを土に漉きこんで、肥料にしたり土壌改良に活かしたりしている。 「趣味の園芸 リジェネラティブ農業(環境再生型農業)を実践するプロ農家が伝えたい肥料の考え方」という記事で、ヘアリーベッチの名前が出てきて、興味が湧いた。 ヘアリーベッチ この花の蜂蜜は、レンゲに似たくせのない爽やかな味だそうで、レンゲの無くなってしまった今は、貴重な存在らしい。 ほかの植物の生長を抑制する物質を出すアレロパシー効果があるので、耕作放棄地や遊休地に生やすと、その土地一面を覆い尽くして、ほかの草を寄せつけない。そして夏には枯れるから、後始末しないで済むとされる。中小河川の上流部にも広がっている。 耕作を諦めた農地は全国的に増えているが、草刈りをしないと雑草が繁茂してブッシュ化してしまう。そこから害虫が大量発生したり、樹林化してしまったりする。そこでヘアリーベッチを使って、草刈りの手間をなくすことができれば大いに助かるというもの。 ただ、放置して無暗に蔓延るようになると弊害が出てしまう可能性もあるようだ。 (超有用な外来植物の野生化が進む……日本の自然に影響はあるか)より 殺風景だった庭も、気温上昇に呼応してにぎやかになってきた。 種をまいたナツツバキが、2年目となって立派な新芽を出している。これも白花、シャガも白。 白のモッコウバラも、パーゴラの上の方が咲き始めている。白い花ばっかりの我が家です。一気に咲いてしまった。
2025.04.19
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♪ おすすめは?こっちですとぞ示されし塩ようかんを買って帰りぬ 早々と咲き始めたナニワイバラ。この分だと1週間後には満開になるだろう。 いやいや、19日(土)にかけて、関東から九州は夏日(最高気温が25℃以上)地点が続出(関東甲信では真夏日になる所も)するらしい。 そして向こう一カ月の予報では平年より気温が高いらしいので、もっと早く咲ききってしまうかもしれない。 殺風景な場所に咲く白い一重のナニワイバラ。通る人の眼を楽しませることができるのは嬉しい。カミさんは散るとすぐに片づけてしまうので、散った花びらを慌てて掃除してしまわないようにと釘を刺しておいた。 散った花びらも風情なんだから、楽しまないのは勿体ないからね。 カミさんからすると、桜なんかとは違って一枚一枚が大きいので風情という印象じゃないのかもしれない。大池公園の桜 2015年4月8日 19日(土)は東京や名古屋で30℃近く、埼玉県熊谷市と栃木県佐野市では30℃、山梨県甲府市では31℃が予想されている。 昨日は、はや熱中症の人が出ているようで、ゴールデンウィークの万博会場ではそんな症状の人が頻出するんじゃないだろうか。汗をかくことが少ない生活をしていて、いきなり炎天下の行列に並んだりすると、そりゃあもう覿面だ。 昨日は、朝から頭がボーっとしていた。“気象病” 予報では警戒レベルだったのでそのせいだったらしい。 気象病らしきことがあって3月28日のブログに書いたが、頭痛まではいかないで済んでいるのは幸いだが、気分が重くて鬱陶しいのは困る。予防法というのがあって、症状が出ている時にやってみるとけっこう効果があった。 美浜の全忠寺に用事があって行った。道筋の道路わきに地元の商品を売る店「ジョイフルファーム 鵜の池」というがあって、車がたくさん停まっていたので立ち寄ってみた。 地元の農家の野菜とか、海産物や鮮魚、苗木や野菜の苗などを売っている。いちご狩りのハウスもあった。建屋に入ってみると、沢山の人がレジに並んでいた。 主婦なら買いたくなるものがあるのだろうが、勝手に買って帰ると困った顔をされるのがオチなので、どれも手が出せない。手ぶらで帰るのも何なので、折角だから何か買って帰ろうと。この二つを買った。 「炙り焼き小いわし」は、良いつまみになると思って買ったが、食べてみるとやけに甘い。裏面の表示を見ると、いわしの次に砂糖が表示されている。カミさんが「裏をちゃんと見て買わないと・・」なって言っている。しょうがないねえ、男って・・・。 カミさんが「塩ようかん、食べようか」。食べてみると、甘味が抑えられていて、いい味だった。塩ようかんは “しょっぱいようかん” かと思ったが、普通のようかんだった。 羊羹を自分が買うなど “空前絶後のこと” で、塩ようかんのことなど知るよしもない。 甘ったるい羊羹は、食べた瞬間から口の中が “後悔そのもの” となって閉口するが、これはそんなことも無く、美味しく食べられた。 店には2種類の「塩ようかん」があって、レジの女性に「どっちがいい? おすすめはどっち?」と訊くと、「こっちがいい。お客さんがそう言ってるので・・」という。「これって、しょっぱいようかんなの?」って聞いたら曖昧に頷くだけ。自分は食べたことがないらしい。それでまあ、一応すすめられた方を買って来たわけ。 しょっぱい羊羹があってもいいんじゃないかなぁ。昔ながらの梅干しは、夏を乗り切るのにとても有効なもの。その四分の一の濃度の味にして・・。塩飴よりも多くの成分を摂取できる。 あのケッタイナ姿のみゃくみゃくと組み合わせたら、ヒットするかもしれない。万博名物「塩ヨーカン」って。新玉ねぎ5個入り200円。流通費0なので安いだろう。クリックで公式サイトへ 「年中楽しめる土とのふれあい農園」とある。天然記念物の『鵜の山ウ繁殖地』鵜池のすぐ西側。
2025.04.18
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♪ 植物を主役に据えて本を読む紙が舞台のリアライゼーション 最近、植物に関する情報に敏感になっている。 様々な人が、人類の蔑ろにして来た植物を見直す時が来ていると言い、その問題点を指し示し、その方策を提案している。 16日の朝日新聞、オピニオン&フォーラム欄に「植物という存在」と題し、3人の専門家に取材した記事が載っていた。☚ 挿絵 *植物学者・稲垣栄洋氏は、雑草の合理的な生存戦略について述べ、同じ生物として人間が学ぶべきことがあると。 *人類生態学者・河合史子氏は、20世紀後半以降、食の産業化やグローバル化が進む中で、作物の遺伝的な画一化が進行しつつあることを危惧し、人間と植物との関係性を見直す時が来ていると。 *SF作家・津久井五月氏は、飼いならされていない「生きた植物」の計り知れない力の組み込まれた生態系に対して、恐れと自覚が必要だと説く。 2月2日の「GLOBE」では、「マザーツリー」を題材にした特集があり、樹木の根っこ同士が「菌根菌」を仲立ちをして協力し合っているという、巨木とキノコの関係をはじめ、樹木の巧妙な仕組みを詳しく解説していた。 そのもとになった本「マザーツリー」を今読んでいる。植物たちの思っても見なかった協調性は見事で、お互いに助け合って生きていることを解明して見せている。彼らは凄いことをしているんだと。 林野庁の政策、森林組合の活動が間違っていることを立証するために、大規模な実験場で研究を続ける姿が、ドキュメンタリーのタッチで克明につづられている。 そしてこちらは、3日に亡くなった宮城県気仙沼市を拠点にして、カキの養殖を行いながら植樹活動に取り組んできた、漁業者でエッセイストの畠山重篤氏のオマージュ。拡大します 「森が海を豊かにする」というのは、今では常識になっていますが、当初は誰も考えたことの無かった発想でした。 2011年に発生した東日本大震災では、養殖いかだが流されるなどの被害を受けたが、その後も活動を続け、2012年には、国連から「森の英雄」に選ばれたそうです。 植物は生物の礎となる存在であり、動物とは切っても切れない深いつながりがあることが分かってきました。植物がなければ動物は生きられないという、持ちつ持たれずの緊密な関係で繋がっている。 あの「リング」「らせん」などのホラー小説の鈴木光司氏が16年振りに出版した「ユビキタス」は、「動物の活動を裏で操っているのは植物」というSF的なもの。 人類がなぜ危険を顧みず、世界中に広がったのか。それは植物にそう仕向けられたから。植物は移動の必要が生じた時、動物を頼りにする。花粉を昆虫に運ばせ、種子を取りに運ばせるように。 そしてもっと役立つ存在は人間なのです。そのため、植物は人間の脳を活性化して言語を生じさせ、活発に動き回ることで幸福感を得るという報酬系のシステムを埋め込んだ。こうして人間は植物の狙い通り、全世界に広がることになった。 地球温暖化が急速に進んでいる今、植物の重要性に目を向け1本でも多くの木を植え、緑あふれる地球を取り戻さないと・・。 自分とは関係が無いと思わずに、隣人と接するのと同じ感覚で植物と相互関係を持つようにできればと思う。 上の天声人語にある「たとえ明日、世界が滅亡しようとも、今日私はリンゴの木を植える。」はマルチン・ルターの言葉。開高健が好んで色紙に書いたという。 何があろうと自分が信じることをやり続けるという信念。神への信頼があってこその言葉でしょうか。
2025.04.17
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♪ 葉を落とせしものらがみんな芽を出していっせいに野を駆けてゆく春富士河口湖町船津1 美しくも新鮮な自然に包まれている4月のこと。今朝は短歌など詠んでみたい気分です。 花鳥風月はもちろんのこと、題材は身辺にいくらでも転がっている。はてさて、どんな歌が出来ますやら・・。♪ 湖に日のさしそめてきらきらと四囲の緑のかがやきはじむ♪ エナジーの宇宙に発射されてゆく万緑いのちのはじまりに立つ♪ うぐいすの予鈴のごとく告げるこえ春まったきの始まりはじまり♪ ああああとナニワイバラは春雨にぬれて莟をふくらませゆく♪ つかれ顔に新一年生のかえりくる世間デビューの最初の一歩♪ いじめっ子いじめられっ子あまえっ子言いつけっ子におべんちゃらっ子♪ ここちいい習慣はまだ手放せずトイレに流すしびんのえきたい♪ もう膝に乗らなくていい朝となり隣家の庭をうろつくアラン
2025.04.16
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♪ 曇天の五キロの道の先々に追憶をよぶうぐいすの声 吉野へ行ってからもう1週間。朝の6時50分ごろに出て、久し振りのウォーキングに行って来た。天気は不安定で雨は上がったもののまだ降る可能性もあるような生憎の天気だった。一応はレーダーの雲を確認して大丈夫と踏んで・・。写真はすべて拡大できるようにしました。定点観測の秋葉神社からの眺め ヒマラヤスギらしき木の天辺からカラスが飛びたった。遠く鈴鹿山系が顔を出しているいつものようにパークロードへカロライナジャスミンが迎えてくれる白鳥だメタセコイアの芽吹き柳が若葉をそよがせている ダルマにされたハルニレの芽吹きエゴノキまでがこんな姿に 実を付けない紅梅が赤い若葉を出し、実を付けた木は緑の葉をホオジロらしき鳥が高いポールの上で囀っている向こうの雑木と竹やぶのある辺りから、鶯のさえずりが聞こえてくる登校時間らしく、小学生が3人で学校へ向かうところイロハモミジがびっしりと花をつけている寒々とした佐布里池には誰もいないアカメガシワの特徴のある若葉木々のとりどりの緑藤棚は早くも花を見せ始めている雲の間から日が射してきて、木々の色が際立ってきた風は相変わらず強いいつの間にか雲が流れて、青空が見えていた。 佐布里池までの5キロの間に、移動する先々で思い出したように鶯が鳴く。それも単独で、5カ所ほど。あっちこっちで掛け合いのように啼いていたのが噓のよう。 家の周りでは殆んど啼いておらず、今年は鶯が少ないなあと思っていたところで、杜鵑の托卵のせいで数を減らしてしまったのだろうか。それとも環境の変化や気候のせいだろうか。トキワマンサクは盛りを過ぎて、ちょっと落ち着いた色に見える。葉が出て来たせいらしいが、近くで見ると鮮やかさは変わらない変わった花が咲いている木があった。見覚えのあるそうだ「ポポー」の木だ。受粉が難しく、ちゃんと実が生るのだろうか?そしてこの木。よく分からない遠くからだと真っ赤に見えるハナノキかアメリカハナノ木? ハナノキの紅葉は見たことがあるが、これはその実。そして、花が咲いているのは見たことが無かったし、その後の姿も今まで見る機会がなかった。 ムクロジ科カエデ属の落葉高木。日本の固有種。 野生のものは長野県南部・岐阜県南部・愛知県北東部の3県県境のおもに木曽川流域の山間湿地に自生し、長野県大町市の居谷里湿原に隔離分布する。愛知県の県木。 環境省のレッドリストでは絶滅危惧II類に選定されている。 岐阜県中津川市坂下(椛の湖の北岸の湿地帯)岐阜県土岐市(白山神社 (土岐市泉中窯町))や滋賀県愛知郡湖東町(現・東近江市)南花沢のものが有名だとか。 雌雄異株。葉が展開する前に赤い花を咲かせる。雄花が先に散ってしまい、雌花が残って実を付ける。 ハナノキ雄花 ハナノキ雌花 いつも歩いているところでも、季節が違うと見えるものが違ってくる。それで初めて知るという事になる。自然界は面白い。 地球上は圧倒的に植物の方が多いわけで、その多種多様性は想像を絶する構造と仕組みを持っている。今読んでいる「マザーツリー」は、その植物の不思議と高度な ─ 人間の脳のシナプスと同じような仕組みの根 ─ 活動の解明してくれる。植物界は、ホント奥が深くて面白い世界ですね。
2025.04.15
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♪ 浮き浮きし湧く湧くしてる四月かなこの系統樹の先端にいて どうしても読んでもらいたくて掲載することにしました。本当はいけないのかも知れませんが・・。 こういうことが幸せというものじゃないでしょうか。見返りを期待しないで、何かをしてあげること。心の中にしまっておかないで、行動に移せること。 思った時にスッと行動できること。普段していないことは、思っていてもなかなかできないものです。 動機はそれぞれ違うにしても相手を思ってのことに変りはないでしょう。ああだこうだと考えすぎて逡巡してしまうことも多い。その挙句、面倒くさくなって止めてしまったりする。 その、思ったことができたという喜びは大きい。 そして、思ってもいなかったことが起る。見返りを期待しなかったからこそ、その驚きと喜びは大きい。オキシトシンが脳内に溢れ出て、「幸せってこういうことなんだ!」と思えることの幸せ。 もちろん、何かをしてもらった方にも「しあわせホルモン」がじゅわじゅわ~と。そして、その “幸せを形にしたい” と思う。それだって、行動に移してこそ相手に伝わるもの。 この “してあげる瞬間の気持ち” は、ちょうどこの膨らみかけた花の莟のようなものでしょうか。こころが浮き浮きして、脳内ホルモンが湧く湧くしている。 もう間もなく咲く、その直前の花々も嬉しさに満ち満ちているのでしょう。 雨上がりの瑞々しい姿は、人間が忘れかけているものを思い出させてもくれます。 「5月は暑い」という予報が出ている。真夏日が続いたりして、早くも夏の厳しさを思い知らされるのでしょうか。そうならなお更、今のこの爽やかな瑞々しい季節が愛おしくなる。 こころにオキシトシンの花を咲かせるために、いつでも行動に移せるように心構えをしておかないと。"絶好のチャンス” はあっという間に消え去ってしまう。 後悔は、薬にはなっても栄養にはならない。
2025.04.14
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♪ 人の世はマザーツリーと菌根菌見えない糸に捉まっていく 忸怩たる思いがあって、今さら解決できるものでもないので忘れてしまいのに、忘れることができないでいる。夜中にふと思い出して、鬱々とした時間を過ごすことになる。 ずいぶん昔のことなのに、時どき反芻するようなことになってなお更忘れなくなるという悪循環。 人間とは、因果なものだ。神は "嫌なことはすぐに忘れる” ようには創ってくれなかった。☆ ◆ ☆ 過去の出来事をふと思い出すことは、『侵入記憶』と呼ばれる。 ふと記憶がよみがえるということはよくあることだが、特に非常に辛い出来事を経験した後には侵入記憶が生じやすくそれが精神的状態に影響する可能性もある。 侵入記憶の手がかりは、におい音など多種多様 ➡ 「海外の研究では、1週間に一度以上経験する人が健常者で約73%、うつ病患者では約96%もいるという報告があるとか。◆『嫌な記憶』の上手な忘れ方(山形大学人文社会科学部准教授・小林正法) 嫌な記憶を忘れる効果的な方法が2つあるという。*忘れる技術1:頭の中から締め出す 赤信号で足を止めるのと同じように、思い出したくない記憶が出てきた瞬間に意識的に頭から追い出すこと。他のことを考えるのではなく、単純に考えるのをやめること。 脳では、前頭前野が記憶に携わる海馬の動きを制御している。制御によって、思い出さなくなるという活動が脳で起きる。人間が体の動きを止められるように、脳のメカニズムとしてこの制御も可能となる。 ポイントは『考えない』という作業を反復訓練すること。*忘れる技術2:似た状態の別の出来事を思い出す 意識的に別のことを考える方法。ポイントは、忘れたい記憶に少し似たことを考えること。 思い出したくない記憶と「競合」し、ぶつかり合うことが重要で、歌を歌ったり、好きな動画を見たりと全く関係のないことで気をまぎらわせるのは効果がない。 職場で起きた嫌な出来事の記憶であれば、同じ職場であった良い経験を思い出す。電車に乗ったとき嫌な目にあったのだとすれば、電車で行った楽しい記憶を思い出すようにする。忘れたい記憶から連想できる別の事柄を考えることで、嫌な記憶を思い出す頻度が減ったり、思い出しにくくなったりする。」*「忘れる」以外の方法もある。嫌な記憶を客観的に捉え直すことで、ネガティブな感情を抑える方法。 心理療法の「筆記療法」 ネガティブな経験について自分の思考や感情を文章として書き出し、過去の出来事を捉え直す文章にする。自分の捉え方がネガティブ過ぎたと、気づきやすくなる。若いころの出来事を、経験を積んだ今の自分から見直してみると、たいしたことではなかったと思い直すこともある。 「客観的に記憶を整理することで、負の感情を減らすことができるのです」 日経BP 日経「xwoman」の「認知心理学で分かった 嫌な記憶を忘れる技術」より抜粋させていただいた。 若い頃の私は、下の図にある5項目全てに該当していたと思う。何故そんな性格に育ってしまったのか、以前ブログに何度も書いてきた。人間不信、自己否定で見えない敵と戦うような、徒手空拳の日々。 自分ばかりを責めて誰にも相談できず、鬱々として過ごす期間がけっこう長かった。信頼できる人の客観的な助言をもらえていれば、もう少し早くそこから抜け出せたのだろうと思う。 いま客観的に自分を見れば、「助けて~!」と声を上げることができず、逃げて隠れて鎧をまとい、誰をも近寄せないで生きて来たのだった。孤独を飼い慣らし、孤高を目指して。唯我独尊、完全中立自主防衛の、狷介一刻のはぐれ狼。自分が良いと思ったことを実行し、世を斜に見て迎合なし。 年齢を重ね、自分なりの解決法を見つけて以来、生きるのはずいぶん楽になった。その解決となった3つの事柄は、 「A、他人と比べない。B、見返りを期待しない。C、自分をさらけ出す。」 今まだある、慙愧の念のわだかまりを解決できれば、人もうらやむ雲上人の気分になれる。 「筆記療法」は試したことがあって、自分を客観視出来たもののそこまでで留まっている。斯くなる上は、「2つの忘れる技術」を試すことにする。○ ◎ ○「頭ではわかっているけどどうしても心が言うことを聞かない。そんなふうに心の地盤が不安定になったとき、もう一度自分について考える必要があります。カウンセリングはしっかりモヤモヤするための場所。悩みを具体的に解決するだけではなく、しっかり悩む場所を確保するのもカウンセリング」「苦悩の中にいて孤立していると、『ふつう』の尺度が狂い、現実よりも厳しい『ふつう』を設定し、こんなことはふつうだ、と思ってしまう。カウンセラーの役割は『そんなことされたら、ふつうは傷つくよ』と現実的な『ふつう』を補うことでもある」。 病院や企業にはカウンセラーが、学校にはスクールカウンセラーがいる場合もある。誰に頼ればいいのかわからないときは、公的資格を目安にするといい。心理について学び、実習を重ね、心の援助のトレーニングをしているのが「臨床心理士」と「公認心理師」 カウンセリングは、通常1時間あたり5000円から1万円ほどの費用がかかるが、「まずは行政が提供している無料のカウンセリングをファーストステップにしてもいい」と、臨床心理士の東畑開人さん。
2025.04.13
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♪ 人間に気象も似たり既成など何ともあっさり塗り替えていく 4日の「清明」から一週間が過ぎ、相変わらず不安定な空模様。昨日は、上空の気圧の谷の接近してきた影響で、シアーライン(風の流れが変化する境界線)の周辺で雨雲が発達。関東で霰を伴った雨や雹がかなりの勢いで降ったようだ。 奈良では中学生2人が落雷で意識不明の状態になったようだ。 今日は全国的に快晴の空が広がっているようで、天気図がそれを物語っている。しかし西から低気圧や前線が近づくため、午後は九州から雨が降り出す。最高気温は平年並みか平年より高く、20度以上の所が多い。スギ花粉の飛来がかなり多い。 12日(土)から13日(日)は、西から東へ雨・風の強まるエリアが移動する見込み。雨のあとは14日(月)にかけて、西から黄砂が飛来するようだ。 今後、14日(月)から16日(水)は、寒気を伴った低気圧が日本付近を東進するため、天気の急変に注意が必要。 気温が乱高下して、名古屋では19日に最高気温が27℃の予想が出ている。 20日は「穀雨」。水辺に生える多年草の葦が生え、田植え準備の苗も成長し、牡丹の花が咲く頃。東海地方の一カ月予報 2周目の気温は高めに推移するようだ。しかし、そうなる前に、年々開花が早くなっているナニワイバラが、早くも咲き始めた。 「茶房じゅん」のナニワイバラの大株は、以前はゴールデンウィークのころが盛りだったのが、最近はその前に花が終わってしまうと嘆いていた。それが、今年はもっと早く咲き始めて4月の後半には散ってしまうのかも知れない。 21年5月の始め。楽しみにしていたがすでに散ってしまっていた。4年前ですらこうで、白い豪奢な薔薇のドームを見ることが出来なかった。 今年は我が家のものも沢山の莟を付けている。一週間後の「穀雨」のころには、白い一重の大輪の花が古い家を明るく化粧してくれる。
2025.04.12
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♪ 紀伊國を駆け抜けてゆく『ひのとり』に桜色したこころが躍る 前日の吉野観桜のつづきとして、短歌を詠んでみました。♪ 津のホームに地味な制服目を引きぬ真宗高田派高田学苑♪ 春霞む山に桜の花ありて紀伊の里山大和しうるわし♪ 人の眼に触れることなく咲ける花に寄する西行法師の目となり♪ 東西の嶺越えはるか吉野山古代の人の神さぶるところ♪ 鈍行の満員列車はのんびりと待たせじらせて吉野は遠し♪ 花に惹かれ和人外人もろもろの集いて花より人多かりし♪ 柿の葉のサバ寿司広げ赤ワインを飲みつつ愛でる白山桜♪ 健脚の写真おたくの八十歳ズームに望遠ヒマラヤまでも♪ 好きなこと有るは幸せ齢なんぞ気にせずいきましょ歌詠みまする♪ 鮨一つ勧めて交わす旅ごころ阿倍野から来た山女とぞ♪ 名古屋からと聞いて羨む山女つい八ヶ岳に登ったばかり♪ 水筒のワインを飲んで坂道を上りのぼりて血が暴れおり♪ 今日この日を選びて来る人人人せっせと上を目指して歩く♪ それぞれに違う表情美しきこれぞ桜ぞ吉野し尊し♪ 背景の人々すべて消してしまいたし夢幻の内にこころ遊ばす♪ 老木の目立つ桜の深苑に役小角(えんのおづぬ)を偲びて杳か♪ 三度目の吉野観桜電車旅いにしえ思いて楽しかりけり♪ 願わくは谷に向かいて花吹雪く絶世の美を見届けたかり特急「ひのとり」 津の駅で見た制服があまりに地味で、ちょっと面食らった。普通じゃ考えられない色だ。 調べてみたら、紀伊國は神仏に縁の深い地域だけあって、仏教系の学校も地域に根ざしているようだ。 真宗高田派専修寺末寺僧侶の研修道場として、寛保元年(1741年)、専修寺第17世円猷(えんゆう)上人が本山学寮で宗典講義をされたことに始まります。寛政8年(1796年)には勧学堂が創立され、その翌年、第18世円遵(えんじゅん)上人が講堂に勧学堂の額を掲げられ、教場が整えられました。三重県津市一身田町に位置する本校は、中学校、高等学校あわせておよそ2400人の生徒が在籍しています。枯れてしまった木も・・
2025.04.11
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♪ 予想外の事があっての旅心地詰まらんことを思いだしてる 吉野の桜を見に行ってきた。3度目で、今回は電車で行った。それがやたらに時間がかかる。いかにも吉野は遠いところだった。往路は早く着きたいので名鉄の始発で出て、07:00発の近鉄特急「ひのとり」を利用。 2度の乗り換えがあり、吉野に着いたのが「9:52」。路線図が頭に入っておらず、どこをどういう風に走っているのか分からない。吉野線に乗ってからが長かった。単線のためすれ違う為の待ち時間が3度あり、4両編成の各駅停車が満員で座れず、50分以上立ちっぱなし。乗客はほとんどが吉野観桜の人。着いてみれば駅前は人人人で埋め尽くされている。 下千本まで歩いて行くつもりでいたが、満員電車での立ちんぼで疲れてしまい、バスで行くことに。中千本まで行くそのバス待ちの列の長いこと。4台待機してピストン輸送していて、思ったよりも早く乗れた。 中千本公園まで15分ほど。500円で「manaca」が使えた。バスに乗って正解だった。高城山までは行くつもりでいるので、中三本からは上を目指して、坂道を登っていく必要がある。余分な体力は温存した方が良い。拡大します バスを降りると上千本・奥千本への案内看板があった。階段を上がったところを右へ行くのか左へ行くのかちょっと迷った。左へ。 ここから先が最も見晴らしのいいところ。近くも遠くにも満開の桜が出迎えてくれる。2008年に来た時も満開で最高にきれいだったが、その印象が強くて今回はそれほど感激しなかった。やや霞がかかっていることもあってか、あまりクリアな感じがしない。 時間も昼近くなり、せっかくのベストポジションなので、駅前で買っておいた「柿の葉寿司(さば)」を食べることに。 座れるようにと木の切り株がところどころに置いてあり、具合がいい。 持って来た水筒には赤ワインが入っている。周りに居る人に話しかけたり、鮨を上げたり。独りで来ている人はこちらから話しかけると、話に乗って来てくれる。 上千本の花矢倉から水分神社へ。ずっと上りがつづく。もっとゆっくりノンビリしたいと思って来たのに、人が多いことでこちらのペースも狂わされている。一気に飲んでしまったカップ2杯半のワインが回って来て、下半身がやたらに重い。途中で休憩する場所もない。花矢倉からの眺望 座敷があって良い眺めだったが、有料で何かを注文した人でないと上がれないと言われた。団体の引率が「ここが花矢倉で~す。」とか言っていた。昼食がセッティングしてあったのだろう。 前登志夫のエッセイに何度も出てくる、水分(みまくり)神社へ。勿体ないことに参拝する気も起らず、楼門から中を覗いただけ。もっと静かな厳かな雰囲気の中でないと。雑踏にまみれて参拝したくはない。 で、次の高城山へ向かう。この高城山へ上がるアクセスの道がなかなかの曲者。坂道で階段にはなっていないのは何故か。工事が楽という事なのかかも知れないが、虐めじゃないかと思う人もいそうな坂道だ。 左 上り 右 下り 分かりにくいが傾斜がそこそこあって踊り場的なものが無いので、疲れている足にはかなりきつい。上りよりも下りはなおさら膝や腿に負担がかかる。 皆さん貪欲で上へ向かっている間も人の足は途絶えることなく、続々と戻ってくる。金峰神社や西行庵まで行った人も多いようだ。私は、奥千本はまだ開花していないと聞いていたので、行くのは止めてもと来た道を下ることに。 花の饗宴、飽きるほどの桜三昧。そしておまけの人三昧。下千本までメイン道路を歩くつもりでいたが、人と交差しながら自家用車がやたらに通り、道路は隙間ができる間もない状態がずーっと続く。 さすがに嫌になった。勝手神社の分かれ道のところで、下を通っている「温泉谷」という道へ意識が向いた。どこにも説明がなく、推奨するような道ではないようだ。 交通整理の兄ちゃんに観光協会の略図を見せて、「ここはどういう道なの?」と、訊いてみると、よく知らないという。分かっていることは、「吉水神社」へ行く道の途中でケガをした人がいるので、そこは絶対止めた方が良いと。 そういえば救急車が、混雑している中を四苦八苦しながら目の前を通って行ったのを見ている。 分かれ道を少し行ったところの茶店に入り暫し休憩。くず切り(500円)を食べ、「温泉谷」の道のことを訊いてみると、「川筋の静かな道ですよ」とのこと。茶店からの眺め 復路は普通電車でゆっくり帰るつもりでいるが、時間がかかるのでそんなにノンビリもしていられない。 如意輪寺に向かう道の途中から左に分かれ、下へ向かう石段の道をゆく。ウィークデイなのにここもけっこ人がいる。どこもかしこもひとだらけ。10日から雨の予報となっているので、前倒しした人も多いに違いない。 歩きやすい平坦ないい道だった。谷あいの桜も眺められるし、車も通らない。ほぼ真っすぐな道を行くと、駐車場が何カ所かあって、たくさんの車が停めてあった。桜の時期だけの臨時駐車場らしい。 駅とロープウェーまで一番近い駐車場と謳ってあった。大阪、奈良ナンバーが多いので近隣の人に良く知られているようだ。 駅に着くと運よくホームに電車が停まっていた。 当然、始発にもかかわらず満員で座れない。急行なので来た時より余程早いかと思えば、やっぱり3度のすれ違い停車があった。 樫原神宮に着いて、乗り換えするのだが路線図が頭に入っていないので何行に乗ったらいいのか分からない。列車が停まっていて、駅員に聞くと「どこまでですか?名古屋までならこれに乗って、八木で乗り換えてください、間もなく発車です」と。京都行の急行だった。 八木でも何行の乗ればいいのか分からず、停まっていた車両の車掌に訊くと「これに乗って伊勢中川で乗り換えてください」と、これまた待ち時間なしで乗ることが出来た。連絡するダイヤになっているのだろう。ここまでは来るときと同じだが、特急に乗らないとなると全く違う運びになるようだ。まあよくあることではある。 大阪線急行 伊勢中川行に乗ったはいいが、伊勢中川までかなり時間がかかっている。車内にあった路線図を見ると、その駅の数の多いこと。停車駅も16あって1時間17分かかっている。こんなに遠いのかと驚くばかり。 伊勢中川からは、山田・鳥羽・志摩線急行でさらに多くの駅が並んでいる。停車駅も15と沢山あり、こちらも1時間25分もかかっている。 名古屋まで一部指定の特急で30分かからない。今、如何に便利なところに住んでいるか、改めて思ったりしている。 名古屋で外食した時も待ち時間があり、15分ほど立たされた。立たされ歩き、最後にまたも立たされて、帰着したのが夜9時半過ぎ。坂道を上がり下りして2万3900歩ほど。脚はパンパン。 残っていたワインを飲んでバタンキュー。 近鉄は外国の旅行者が多いことから、路線名にアルファベットが当ててあり、駅名の代わりに数字が割り振ってある。 例えば、吉野がF57、大和八木がB39・D39、伊勢中川がD61・E61・M61という風に。近鉄路線図の一部 久し振りのローカル線の電車旅。疲れたけれど、たっぷりと旅行した気分に浸ることが出来た。 新幹線ですっ飛ばすような忙しい旅は、今風かもしれないがあまり面白くない。 昔の国鉄時代のような、ロングスパンの運行が無くなってしまったので、残念でならない。東海道線が、始発駅から終着駅まで1列車で乗り続けられるようなものがない。途中までしか行かず、乗り換え乗り換えしないといけない。余分な時間がかかるし、旅としても醍醐味がない。
2025.04.10
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♪ 暴君としか見えぬ王即刻に浮世の株は暴落をせり南都留郡富士河口湖町河口 夜中に雷雨があったりする不安定な空模様だったがいい天気となった昨日。ちびっこ広場の桜は満開を過ぎ、散り始めた花びらが風に乗って我が家にもやってくる。ウンナンオウバイ(雲南黄梅)と桜 ウンナンオウバイ(雲南黄梅)は、梅の名が付いているがモクセイ科の常緑低木で、ジャスミンの仲間。春に枝一面に黄色い花が開花し、早春に咲く落葉低木のオウバイに似ていることから「オウバイモドキ」とも呼ばれる。樹形はエニシダに似ていて、うかりすると間違えそうだ。 庭には黄色いジャスミンが咲いている。ハゴロモジャスミンほどの強烈な香りはないし、花も楚々としている。カロラインジャスミンという、北アメリカ南西部、亜熱帯・熱帯アメリカ原産の蔓性植物。カンカン照りの場所に植えてあるので過酷過ぎるのか、あまり大きくなっていない。 環境が良ければモッコウバラのようにこんもりとしたボリュームのあるものになるらしい。株元に日陰を作ってやる必要がある。ハツユキカズラか龍のヒゲでも移植してみようか。趣味の園芸より 昼下がりに、毎日ウォーキングしている老夫婦が家の前を通りかかったので、ちょっと捕まえて立ち話。奥さんに「紫宝花」を分けて頂いている。「紫宝花」の上部に枝を伸ばしているのを指して、「これなんですか?」。 今年はたくさん蕾を付けているナニワイバラ。こちらもついつい話に力が入る。この画面だけでも8つの莟が見える向こうの塀まで伸ばしているのを見てもらったり・・。 「あっちには白花のモッコウバラが莟をたくさん付けているんですよ」。最近のわが狭庭は、はなぜだか白い花が多くなっている。バイカウツギとヒメウツギ、常盤ガマズミ、白椿・・。こっちもあと10日ほどで開花するだろう。 パーゴラは手製だという話から断捨離へと話が移り、染色場を改造して寝室を作るという話しへ。 二階に寝室があって、カミさんが転ばぬ先の杖で「何かあったら上がり下りが難しくなるので、そうなる前にと、さっさと決めたんです」。介護の時のことまで考えている、気の早い人で・・。 「夜中にトイレに立つのも大変、特に冬はねえ」と、80過ぎの知人ゆえに話が合う。早く寝ると回数が多くなるので、寝る時間を遅くしてるとか言っている。 「実はここだけの話なんだけど、手製のオリジナル尿瓶を使ってるです」。病人でもないのにそんな横着なことしているので、「へえ~!」と驚いていた。「寒い冬の夜に階段を下りて行かなくて済むし、すごく便利」。「何を言われるか分からんので、カミさんには内緒なんです」。女性はイメージ優先だからねぇ。 容量0.5ℓ 多い時の2回分 ➡ 何でも自分で作るというところに感心していた。知人夫婦は平屋の古い一戸建てに住んでいる。興味を持ったようだったが、どうだろう。 男の論理からすれば、合理的で便利で良いことづくめ。ヒートショックと夜中の階段の上がり下り ➡ 危険防止、寒さで目が覚めてしまう ➡ 睡眠障害予防、そして尿の色と匂いと量が確認できる ➡ 健康チェック。 こんな良いこともう手放せない。今後、1階で寝るようになっても、寒い冬のヒートショックの危険は避けられないし・・。
2025.04.08
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♪ 植物に生き方倣い生き生きて雑草としてきょうも根をはる 今年一年はトランプショック一色となりそうだ。黒一色が明るいグレーぐらいになればいいが・・。株も大暴落し、「米国第一主義」の掛け声も、春の空の様に霞んでいる。 何がどうなろうとわれわれ庶民には成すすべがない。自然災害(実際は人災)だと思ってじっと耐えることしかできない。 その点、日本人は我慢強いし忍耐力もある。災害の多い国だからこそか、昔から狂歌、狂言、猿楽に歌舞伎、落語に漫才とユーモアに満ちている。上手にガス抜きをして生きて来た。 ユーモアは駄洒落にはじまって、辛辣な皮肉や風刺、ブラックユーモアまで幅が広い。これらは「いったん自らを状況の外に置く」という姿勢であり、「対象にのめり込まず距離を置く」という余裕なんだと、藤原正彦(作家・数学者)がエッセイに書いていた。「故安倍晋三にはユーモアがあったが石破総理にはそれがない。ニコリともせず相手を見据えて話すのは、外交において非常に良くない」と。 「頭が良いとはどうい事か?」と聞かれた谷川俊太郎は「ユーモアがあること」と答えたという。ユーモアで現況から距離を置き、のめり込まずにやり過ごすというのは、ある意味で高度な知的活動でもある。 日本人の "花鳥風月を愛でる” という古来からの文化も、「いったん自らを状況の外に置き」、「対象にのめり込まず距離を置く」という精神的余裕から来るものではないだろうか。自然災害や疫病、飢饉や火事など、無常なる日常に生きるための智慧。 日本は、一方では花鳥風月を愛でるという条件も揃っているという、多様性の宝庫みたいな恵まれた国でもある。高遠の桜 2010年4月10日 イギリスもユーモアを重んじる国だそうで、書店にはユーモアのコーナーがあるというからその文化の重要性が窺える。 1841年7月17日に創刊された「PUNCH」という、週刊風刺漫画雑誌があるくらいで、創刊号から最終号までをデジタル化し、全文検索が可能になっているという。 イギリスもヨーロッパから離れた島国で、大陸から離れた位置にある日本との共通点もある。金曜日には花束を買うという習慣があるくらいの花好き。花屋さんも多く、花束を贈るという習慣が根付いている。花を愛するという国民性は日本以上のようだ。 現代人は魂を時間にさらわれて、時間に追いかけられている。金を払って時間を買い、その金を稼ぐためにまた時間を費している。時間的余裕がないという状況から逃れるには、価値観を変えるしかない。 みんなと同じでないと肩身が狭いと感じつつ、同調圧力に逆らえず意思に反して生きている。そのストレスを、時間がないために発散できないでいる気がする。仕事の性質上仕方がない場合を除いて、世の中に合わせて生きる状況から離れた方が良いと思う。 他人と比べないで生きて行くことが出来れば、そんな楽なことはない。自分の経験から言えることで、どれだけ生きることが楽に、楽しくなったことか。自分が自分のゼネラルマネージャーだということ、統治者だということ。自分の好きなように、自分でマネジメントして生きるべきだと思う。 後ろ指さされようと、陰口をたたかれようと、自分が自分を守ってやらないで誰が守ってくれるのでしょうか。 真面目過ぎるのも問題で、適当にいい加減になるべきだと思う。"多少嫌われてもしょうがない” と思えるかどうかにかかっている。 大分で、コンビニの雇われ店長が、半年間休みが取れず自殺したというニュースがあった。痛ましい限りです。私なら、そんな状況になる前に辞めていると思う。 辞めるに辞められなかったのでしょうが、理不尽なことは世の中に満ち溢れている。「逃げる」というのも場合によっては必要だと思う。
2025.04.07
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♪ トランプが何をしようと地上にはむく無欲なる桜が笑う 花鳥風月を愛でるには最高の季節。豊かな自然のある日本という国に生きていて、もっとも変化に富んだ季節を楽しまない手はない。 先日ウォーキングでおや?と思うことがあった。やけに鳩に出会った。カワラバト(ドバト)というやつだ。アスファルトの上で草のみを啄んでいたのだろう。5㎞ほどの間に5回ほど出会った。こんな事は初めてのこと。 場所を違えて、ドバトばかりがすぐそばまで近づいても平気でいる。この日は何故か、鶯の声がほとんど聞かれなかった。 うすぼんやりしている人間には、より深く自然と関わって計り知れない営みのある動物の行動が分からない。自然界は単純ではなく、壮大な宇宙を成しているように感じられる。 そんな自然界のこの時にしか見られない無作為の美を、この目で見届けておきたい。地球温暖化で、そのうち見られなくかも知れない「吉野の桜」。私自身も自然界の一部とすれば、いつ朽ちるとも知れない。 2008年4月にも行っているが、この時はバスで行った。上千本が満開の日曜日で、そりゃあもう人、人、人、のラッシュアワー。 2008年4月13日 翌年は高遠の桜を見に行っている。ブログを見ると早朝4時起きで車で行ったようだ。今年は始発電車で行こうと思う。17-8年振りの観桜、行きは「特急ひのとり」で帰りは普通電車。電車の旅なんてすごく久し振りのこと。 吉野は、木も歳を取るし風景がかなり変わっているかもしれない。 2025年 開花(予想日) 満開(予想日)*吉野山下千本 三分咲き 4月08日 *吉野山中千本 三分咲き 4月09日*吉野山上千本 咲き始め 4月11日 *吉野山奥千本 4月10日 4月16日*津風呂湖 三分咲き 4月08日 天気も良さそうだし花の咲き具合もいい、9日(水)の平日を予定している。奥千本はまだ咲いていないようだが、上まで行きたいと思っている。
2025.04.06
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♪ トランプをめくって閉じてまた捲る〈神経衰弱〉明日はどっちだ 世の中が変わろうとしている時にそれに目を向けず、足元の心配と目先の利益しか頭にない政治家。日本が置かれている立場がどんなものなのか、どう動くべきなのか誰も分からない。 ─ "ポストトランプ” こそが重要になる。─ 金権政治から抜け出せず、選挙は金が掛かると思い込んでいる自民党と議員たち。長い間の利権絡みで、骨の髄まで癒着しているので金ずるの財界から切り離すことができない。持ちつ凭れずの体質はミトコンドリアのごとく体内に入り込んで、栄養供給の重要な器官となっている。野党が何と言おうと切り離すことなどできない。 石破総理は総裁と言えどもまったく「力」がない。個人の力で党を変革することなど出来るはずがない。 旧統一教会とて同じこと。解散命令が出されて宗教団体としての恩恵は受けられなくなったとしても、団体そのものは継続していく。未だに繋がりを断とうとしない議員も多いようだ。サプリのごとき便利な栄養源である以上、簡単には手が切れないのだ。 安倍総理が凶弾に倒れなかったら、もっともっと酷いことになっていた。 トランプも狙われたが運よく耳を掠っただけで命拾いした。この事がどういう意味を持っているのか、今後の状況を見ないと分からないが、世界規模で大変革をもたらすだろうことは想像できる。 3期目を目指して画策しているらしいのでなお更油断ならない。 AIエージェントの能力は約7ヶ月で2倍になるペースで成長している。AIは想像以上のスピードで進化しいるのです。3月19日のブログにも書いた。 AIが一人で取り組める作業の複雑さ(人間の専門家がそのタスクに要する時間で測定)が、なんと約7ヶ月ごとに2倍になっているというのです。AIの能力は6年弱の間に数十倍〜数百倍に拡大している。NOTE(2027年にAGIが誕生する?AIエージェントの衝撃的な進化速度が示す未来)より 例えば「大規模なウェブアプリの開発」や「包括的な市場調査と分析」といった、熟練した専門家でも数百時間以上かかるような複雑なタスクを、AIが人間の助けなしで成し遂げられる。そんな水準に達すれば、多くの知的労働はAIに任せられるようになり、社会や経済のあり方が根本から変わるという。 ─AGI(汎用人工知能)の誕生は近い。─☆「汎用人工知能(AGI:Artificial General Intelligence)」とは、人間のように幅広いタスクを処理できる人工知能(AI)のこと。 *従来のAIよりも汎用性や自律性に富んでいる *経験から学習し、自己改善する能力を持つ *複雑な情報の中から最適な選択肢を選び取る判断能力 *過去に経験したことのない状況にも柔軟に対応できる AGIが実現すれば、科学や医療、経済などあらゆる分野で革命的な変化をもたらすと予想されている。◆一部の専門家は「2027年にAGIが創られる」という予測。◆技術業界の起業家の多くは「2030年頃までにAGI出現」と予想。◆未来学者レイ・カーツワイルは一貫して「2029年」を人間レベルの知能を持つAI出現の年と予測 AIエージェントの急速な進化によって、「AGIは遠い未来の話」とは言えなくなってきているということ。このまま指数関数的トレンドが続くならば2030年前後までにAGI相当の能力に到達しても不思議ではない状況にある。 今から2年~5年の間に、画期的な社会がやって来る。トランプはそこまで読んではいないだろうが、彼が大統領の座にある間に、この大変革がやって来る可能性がある。その前段階からAIの出番は増えるだろうし、人間が想像しているものを超えたアイデアが提出される可能性もある。 初期のAIとは違って自己改善する能力を持ち、複雑な情報の中から最適な選択肢を選び取る判断能力を持ち、過去に経験したことのない状況にも柔軟に対応できるAGIが、愚かな人間を導いてくれる。 それが今の人類が取れる、最良の道筋なのかもしれない。未来は明るいと思いたい。
2025.04.05
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♪ 世界史に名を残すかも知れぬ人遠く眺めている極東の春 トランプショック トランプ大統領は2日、ホワイトハウスで演説し、世界中の国と地域に対して相互関税の実施を発表した。貿易相手国の関税率や非関税障壁を踏まえて自国の関税を引き上げる。 日本には24%の関税、個別の関税率を示していないすべての国や地域を対象に一律で10%の関税を課す。措置はアメリカ東部時間の今月5日に発動する。 日本以外の国や地域では、中国に対して34%、インドに26%、EU=ヨーロッパ連合に20%などとなっていて、この措置は今月9日に発動する。 カナダとメキシコは今回の措置の対象とはせず引き続き25%の関税を課す一方で、3か国の貿易協定に含まれる品目については関税を課さない特例措置を当面、継続するとしている。トランプ氏は当時から、日本製品などに高関税をかけるべきだと訴えており、今日に至るまで持論にぶれはない。 これらの関税はトランプ大統領が貿易赤字や外国の非相互的な措置による脅威が解決されたと判断するまでは課されるとしている。また、貿易相手国が報復措置を取った場合にはさらに関税を引き上げるとしている。「きょうはアメリカ史上最も重要な日のひとつ、経済的な独立の宣言である。きょうの措置によって、我々はついにアメリカを再び偉大にすることができ、かつてないほど偉大な国にすることができる」「長い間待ち望んでいた、解放の日だ。2025年4月2日は、アメリカの産業が生まれ変わった日、アメリカの運命が取り戻された日、そしてアメリカを再び裕福にし始めた日として永遠に記憶されるだろう」 日経平均株価は取引が始まって10分ほどで1600円を超える急落となり、終値で989円下落して、去年8月以来、およそ8か月ぶりに3万5000円を割って取り引きを終えた。 アメリカの景気の先行きへの懸念が強まり、アメリカの長期金利が低下してドルが売る動きが出て、ドルを売って円を買う動きとなって円相場は、1ドル=147円台半ばまで値上がり。 アメリカのインフレ懸念は、早晩確実な状況となるでしょう。トランプはそんなことは百も承知の大英断のようだ。とにかく不公平な関税で「他国からぼったくられてきたものを取り戻す」しか財政を立て直す方法がないと思っている。第一次政権の4年間で3千億ドル近く赤字が増え、議会に相互関税のための法律を求め続けたが果たせなかった。 議会を通さず大統領令だけでの暴挙とも思えるが、WTO(世界貿易機関)ルール違反と言われても脱会し、そうまでしなければならないところまで追い込まれているのも確か。 01年の中国のWTO加盟で、米国の産業基盤は(中国の輸出増などによって)加速度的に弱体化し、限界に来ていた。また、グローバル化の下での「市場経済と自由貿易」が中国の参入などによって崩れてしまった。イラクとアフガニスタンでの戦争、経済の金融化と金融危機、格差社会での絶望死などアメリカ全体を覆っている暗雲を払拭するには、この相互関税しかないと思っている。 小手先のごまかしでは、もはやどうにもならない。 超大国が「小さな政府」を目指して推し進めてきた「自由貿易」によって、得たものは国の弱体化と貿易赤字だった。世界中に兵士を送り込み、戦争に加担し自由主義社会の秩序を保とうとして来たが、もうそんなことが出来る力も財力もない。 隠されていた負の部分が表面化し、一方だけにいい顔をしていればいいというような時代ではなくなった。今の民主党には期待できない以上、トランプにしか成しえないと米国民の半分が思っている。ロシアと中国を横睨みしながら如何に体勢を立て直すかがトランプの命題なのだ。 今回のことでアメリカは勿論、世界中が混乱し乱世を引き起こす可能性も大きい。 資本主義社会が行き詰まり、貧富の差が拡大するばかりの状態がこのまま続くはずもない。過去の価値観に囚われている団塊世代がその資質を疑われ始めている。その因習から脱却できないでいる大手企業に不祥事が噴出している。日産も、フジテレビも、郵便局も、その典型的な企業で、氷山の一角でしかない。政府もまたしかり。 それらが今、大きく変わる時が来ている。変革のマグマが、地球というコクーン中でもぞもぞとその変態の姿を表し、殻を破って飛び出してきた。パラダイムシフトが起き始めていると認識するべきだろう。 地球という坩堝の中に、ありとあらゆるものが混在して溶けずに混ざり合っている。その炉に今、火がつけられた。溶け合うもの、溶けずに浮遊するもの、表面で固まるもの、沈殿してしまうもの。それらが何になるのか、どんな社会がやって来るのか、もはや誰にもわからない。
2025.04.04
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♪ 西行や前登志夫など思いつつ吉野の山を歩く桜日 吉野の桜は、今年ちょっと遅れているようだ。 最近では2027年が記録的に遅かったが、2019年と2022年もそれに次いで遅かった。今年は2022年よりも開花が遅く、下千本が2日にようやく開花したところで、満開予想が8日となっている。〈*過去のデータ〉 天候不順でもあるし、自然は気まぐれだ。桜はそうそう決まった時期に咲いてはくれないようだ。 もう一度あの壮大で変化に富んだ山桜をゆっくり眺めたいと思っている。ソメイヨシノではない約3万本、約200種の花と、変化に富んだうつくしき葉色との饗宴を。 ■下千本エリアでは「お野立ち跡」から観る七曲り坂の桜。 ■中千本エリアでは世界遺産吉水神社から観る「一目千本」 の桜。 ■上千本エリアでは花矢倉展望台周辺から観る桜。 ■奥千本エリアでは西行庵周辺の桜。 これら絶景ポイントだけなく、吉野駅から高城山までを歩いて吉野山の全体を味わってみたい。 足底腱膜炎は無事治ったが、いつどこに故障が出るか分からない。来年のことを言うと笑うものがあるし、きのう友達がくも膜下出血で突然死したという話を聞いたばかりだし、カミさんの卓球のリーダーだった人も朝起きて来ない突然死だったという。 行くなら今しかないように思う。 行くなら勿論ウィークデイ。それも早朝がいい。観光バスがわんさと押しかけるので・・。 しかし、車で行くのは骨が折れるし、観光バスはせわしない。近鉄で行くことになるが、名鉄を始発に乗って出ても、3時間ほどかかる。最速で行ったとしても09:25着だ。早朝はぜったい無理だが、この辺りで着いていないと、殺人的混雑に巻き込まれてしまう。 このいずれかで行くこととして、考えてみようっと。
2025.04.03
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♪ 今ごろはパーククロードに花満ちてしばし平和の時間(とき)ながれゆく 月曜日、突然右足のかかとの裏が痛くなり出した。間欠泉のように間隔を置いてズキーンとくる。その間隔はまちまちで40秒のときもあれば20秒の時もある。瞬間的にかなりの痛みで、イタタタッと思わず声が出る。 なんだこりゃ! 痛みは瞬間的なものでスッと消える。押すと痛い部署があるが、何かが出来ている風でもない。腫れてもおらず、ただただ周期的に痛みが来るというもの。 「踵が痛い」と検索すると、【痛みの原因】には*足底腱膜炎:足底筋膜に炎症が起こる病気で、肥満や扁平足、足首の固い人がなりやすい*アキレス腱付着部症:ランニングやジャンプ動作の繰り返しによるストレスや使いすぎが原因*踵骨疲労骨折:運動や転倒が原因で、ある時点から急に強い痛みが始まった場合*関節リウマチ:足関節に生じた炎症によってかかとの痛みが起こる可能性がある*痛風:関節に蓄積した尿酸結晶が炎症を起こし、足関節全体が痛むことがある*神経損傷:かかと周りの神経損傷によって痺れや痛みが生じることがある どうやら「足底腱膜炎」のようだ。「つま先から踵まで足の裏を縦に走っている足底腱膜という分厚い膜があり、その膜が踵にくっつくところ(付着部)に起こる炎症。 朝の起床時に立ち上がりの最初の一歩で踵をついた際に強く痛みが出ることが特徴で、中高年の女性に多く見られ、若い男性のアスリートにも時折見られる」とか。「一般的にはリハビリやインソール、痛み止めなどで対処することで改善することが多いが一部では治りにくく、体外衝撃波治療や手術などを受けている人もいる」とのこと。北千住らっく鍼灸治療院より 足底腱膜は衝撃吸収する役割をしているが、ランニングや体重増加などで足底腱膜に多くの負担がかかると、かかとの付近で小さな損傷が起きる。 傷が生じると生体の反応として血管を増やし、血管と神経は対になって一緒に増える性質があるため、足底腱膜のかかとの部分には普段は認めないような異常な血管と神経が増加して過敏な状態になって、するどい痛みの原因となるのだという。 (慢性痛治療医による痛みと身体のQ&A) 難治性の場合は1年以上、あるいは数年単位で痛みが続く。適切な治療をすれば改善するが、不適切な治療が繰り返されているケースもあり、なかなか治らないで困っている人も多いとのこと。 対処法は、足裏をマッサージすることで足底腱膜の柔軟性を高めること。足の指を反らせた状態で足裏の土踏まずのあたりをマッサージします(痛みのある踵の部分は揉まないこと)。 また、ふくらはぎの筋肉のストレッチをすることで踵の骨を通じて足底腱膜にかかるストレスを緩和することができる。 痛みのある脚を後ろ側にして立って、前後に脚を開き、後ろ脚の踵は床につけたままで前側の脚に体重を乗せていく。この状態で15秒伸ばす。 この方法をやってみたが大して効果が無かった。 それで、風呂に入った時に、ふくらはぎを揉んだり足底腱膜をマッサージしたりしてみた。風呂から出た時は、何だかずいぶん痛みが軽くなった気がしていた。しかし夜になって布団に入り、本を読んでいるうちに再び痛みが出て来た。夜中も痛みで時々目が覚める。そんな時は、足裏を曲げたり伸ばしたりして、痛みを軽減させてみる。伸ばすよりも曲げた方が痛みをごまかせるようだった。いつの間にか眠って、また痛みで目を覚ます。夜中に何度かそんなことをしながら朝を迎えた。 火曜日。矢張り、朝最初にベッドから足を下ろすタイミングで痛みが出た。しかし、起きてみれば前日よりは楽になっていた。そう簡単に治るものではないのだろうと観念し、一日を治すことに専念することに。 歩くのには全く支障は無いし、もう治ったかと思っていると、思いだしたように痛みが来る。かかとの裏のやや内側の部分を押すと痛い。「痛みのある部分はマッサージしてはいけない」と書いて有ったが、かまわず足裏全体をマッサージ。ふくらはぎもストレッチなどやってみる。 効果があったようでかなり楽になった。1日のうちで数回痛みが出たが、苦になるほどでもない。翌日は図書館まで3kmの道を往復するつもりでいたが、この分なら何とか行けそうだった。 そして今日。もうすっかり痛みも取れて、何の支障もなくなった。 しかし、またしても右足に問題が発生したわけだ。何故か、体の右側ばかりに負担がかかっているようだ。CTかMRIでも撮ると原因が分かるのかも知れないが、命に関わるようなことではないので放ってある。 寒さも去って、暖かくなると言っていたのに不安定な気圧配置になっていて、きのうは20℃程になるという予報が今日、明日は18℃程だという。石破総理のようなモラトリアムで優柔不断的な空模様だ。 アランにとってはちょうどいい気温かも知れない。来週の火曜日以降は20℃を超えるようだし、一気に暑くなっていくかもしれない。
2025.04.02
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♪ 神の目で詠んだ歌など嘘っぱち小動物になりまほしけれ NHK全国短歌大会の入選作品集が送られてきた。 大会は29日(土曜日)にNHKホールで行われ、短歌の正式な応募総数は題詠「出」と自由題合わせて14,677首の応募があり、最年少は5歳、最高齢は101歳だったとか。 昨年は15,038首だったので少し減ったことになる。やはりブームは一過性のものだったか。 しかし、わがブログのNHK短歌大会に関するページのアクセスが毎日のように数を重ねている。例えば・・☆ 第26回NHK全国短歌大会の入選通知が届いた(2025年02月01日) 31日のアクセス数:37 トータル:1897 ★ 今頃になってNHK全国短歌・俳句大会内定通知が届いた(2024年02月07日) 31日のアクセス数:21 トータル:4337 検索サイトでは、検索が多ければどうしたって上位に表示されるので、当然アクセスも多くなる。歌会始についてのページにもアクセスが多い。それだけ短歌に関心が高いということが言える。それなのに現状は、応募数が減っているようだ。 大会の模様は、6月1日から22日にかけて4回にわたってEテレで午前6時から放送される。 入賞作品は納得できるものが多かったが、納得できないものも当然あった。感性の違いで自分には詠めないタイプのものや選者の好みとは一致しない歌もある。10人の選者がそれぞれ違う歌を選んでるのも、その受け止め方が一律でないことの証でもある。 それでも応募した上でこれらの歌を読むのと、ただ鑑賞するだけの時とでは受け止め方が違ってくる。 NHKサイトに受賞作などが発表されているので、ここに掲載する意味はないかもしれないが、流れとして引用させていただきます。 やはり今の悲惨な社会を詠んだ歌は強い。個々の感性や思いを超えたところにある、人類共通の危機感は普遍的な力を持って訴えてくる。──最優秀賞── ★「わたしだけ~」東京都の芋高舞さん(23) 作者の根源的な孤独感を詠んだもので、ことばが鮮烈で、それが人の生と未来の死を表裏に貼り付けていると評価されました。★「茎のにおい~」神奈川県の瀬生ゆう子さん(38) 人間の心の傷は見えず、香りもないものの植物のように何かを発しているはずだとちぎれた茎から感じとった心の深さがいいと評価されました。★「ガザを出る~」大阪府の今西富幸さん(62) 飼っていた鳥を逃さざるをえないガザの幼い姉妹が置かれた境遇と平和な日本の生活を重ね合わせて詠んだものです。同じ地球に暮らしながら両者の対照的な状況に深く思いをはせた点が評価されました。私の応募作は、自由題が大森静佳・選の佳作で、題詠が平入選でした。 自由題 佳作 題詠 入選 テーマは面白いが、散文的なところから抜け切れていないと判断されたのでしょう。ブログを書いてその後に短歌を詠むという思考の癖が、作歌にも影響しているのでしょうか。 いやいや、歌のテーマに訴えかけるものが無いという事でしょう。根本的なところで選からは遠いという感じかな。 入賞に手は届かなくても歌を詠んでいる意義は薄まるものでもないし、自分の心の発露でもある短歌はこれからも詠んでいきたい。 いい歌が出来た時ブログにアップしないで、公募のために取っておくという事が出来ないできたが、今年はちょっと思考を変えてみるのもいいかもしれない。
2025.04.01
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