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Cluzel Roch / Gilbert et Brigitte Cluzel Roch ●03 Cote-Rotie ClassiqueVerenay(ヴェルネー)の自然派生産者。現当主は88年にドメーヌを継承し、夫婦で運営している。栽培されている品種はシラーが95%以上でヴィオニエが5%未満。この生産者といえば樹齢70年程のLes Grandes Placesが有名。このキュヴェは樹齢30~40年程のシラー96%、ヴィオニエ4%からつくられている。コナラ樽で24ヶ月間の熟成。色合いは濃くフルーツは凝縮しているが、しっかりした酸とミネラルがあり上品な仕上がり。熟成感はまだ然程あらわれていないが、現状でも適度にこなれていて十分美味しい。昨年試した01より格段に良い出来。
2010.02.14
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M.Chapoutier ○01 Saint PerayMarsanne(マルサンヌ)とRoussanne(ルーサンヌ)からつくられているSaint Perey(サン・ペレ)。インポーターによると「ブドウは2つのタイプの土壌からきています。石灰岩土壌はワインに新鮮味を与え、花崗岩の風化による砂質土壌にあるもう1つの土壌はワインにミネラル分と個性を与えます。収穫は手摘みで9月の初めに行います。」とのこと。香味は、ピークをかなり過ぎたシェリー一歩手前の状態。この手の香味には、かなり耐性がある方だがギリギリ。思いのほか2日目も落ちずに粘るも一度試せば十分かもかも。
2009.08.23
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Pascal Perrier ●95 Saint-Joseph Domaine de Gachon[1991]パスカル・ペリエ サン ジョゼフ僅か二つのキュヴェ(赤)のみをつくるSaint Josephの生産者。Domaine de Gachonは、レギュラー・キュヴェ。もう一つのキュヴェは、パーカー曰く「キュヴェ・ド・コロンジョンは、テイスティングはおろか、みたこともない。」とのこと。香味は程よくこなれていて快適に呑めるが、あまり複雑さはなくやや蒸し小豆のニュアンス。クラシカルなスタイルながら、Trollatのようなミネラル感や熟成シラーに求めるエレガントさにやや欠ける印象。
2009.08.10
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Andre Perret ○04 VdP des Collines Rhodaniennes Marsanne Franc de Piedドメーヌ・アンドレ・ペレ前回試した「06 Condrieu Coteau de Chery」に続いてAndre Perret。Collines Rhodaniennes(コリーヌ・ロダニエンヌ)の区画から継ぎ樹無しのMarsanne(マルサンヌ)で作られるキュヴェ。思いのほか熟成感が強く、ピーク過ぎの印象も個人的には許容範囲内。重くなりすぎないバランスの良さを感じる。華やかさはないもののなかなか味わい深く、クラスを考えれば十分楽しめた。
2009.07.20
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Andre Perret ○06 Condrieu Coteau de Cheryドメーヌ・アンドレ・ペレ コンドリュー・コトー・ド・シェリ2006ロベール・ニエロの中古酒を半ケース試して以来、すっかり魅せられてしまったヴィオニエ。我慢出来ず、アンドレ・ペレがつくるCoteau de Chery 06 を試してみることに。若干の苦味が残るフレッシュなフルーツは15%volながら、花崗岩土壌ならではのキレイな酸とミネラルがあり暑苦しさを全く感じさせない。まだ複雑さはないものの、繊細さを感じ余韻も十分。さすがにグイグイ呑めるタイプではないが、ヴィオニエならではの優美な酒質を3日に渡り十分楽しめた。残りのボトルは、しばらく寝かせてみたい。
2009.06.18
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Robert Niero ○99 Condrieu花崗岩質の急斜面でヴィオニエのみが栽培されるコンドリュー地区。香味は、やや厚ぼったい完熟フルーツ主体で、低めの酸にそこそこのミネラル。熟成のピークをやや過ぎた印象ながら、独得のアロマティックで複雑な芳香で余韻も十分。グイグイ呑めるタイプではないが、調和が取れており好みの味わい。条件がでたこともあり、思わず3本連続で呑んでしまった程。ボトルコンディションにバラツキがなければ、間違いなく箱買したところ。
2009.04.21
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Dard et Ribo (Rene-Jean Dard & Francois Ribo) ○05 Crozes-Hermitageクローズ・エルミタージュ・ブラン ダール・エ・リボルネ・ジャン・ダールとフランソワ・リボにより運営される、Dard et Ribo。Croze Hermitageは、マルサンヌ1/3、ルーサンヌ2/3からつくられている模様。インポーターによると「フランス国内でも非常に人気が高い為、日本の輸入量はごく僅か。その為、入荷しても即完売してしまうほど人気のあるワインです。繊細な酸味に柔らかでトロピカルなフルーツのフレーバーがあり、しっかりとした旨みが特徴です。比較的早い段階でも楽しめますが、熟成によって妖艶な美味しさを獲得し、初期のフレッシュな爽快感とはまた違った味わいが楽しめるようになります。」とのこと。香味は南方系のフルーツ主体で、酸化ニュアンスが混ざり思いのほか熟成感を感じる味わい。記載されている13%alc.以上のヴォリュームを感じ、現状ではやや呑み辛い。個人的には、よりミネラリーなカリエールの方が好み。
2009.03.15
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最近試したコルナスのビオ生産者がつくる2銘柄。Matthieu Barret (Domaine du Coulet) ●02 Cornas Les Terrasses du Serre コルナス マチュー・バレインポーターはINA(生産者コメントはリンク先参照)。まずは、高級ブルも真っ青のヘビー級上げ底ボトルにビックリ。厳しかった02だけありフルーツは弱めながら、雑味のないクリアな酒質。冷涼感あふれるキレイなつくりで、高めの酸がキレイに流れる。残念ながら輸入は途絶えている様子ながら、最近のVTも試してみたいところ。Thierry Allemand ●01 Cornas Chaillotティエリー・アルマン コルナス・シャイヨインポーターはル・テロワール。コルナス北西部でつくる樹齢45年までの若木のキュヴェで、花崗岩土壌に少し石灰岩が混じった土壌とのこと。熟成感はあまり感じず、フルーツにはまだフレッシュさも。獣香や複雑さはあらわれておらず、苦手な蒸し小豆のような雑味を感じる。現状では呑み辛い印象で、熟成での変化に期待したいところ。
2009.03.09
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Noel Verset ●99 Cornas ●04 Cornasノエル・ヴェルセ コルナスClape、Vogeとともにコルナスの御三家と評されるNoel Verset。ここ数年は新作を見かけることもなく、さすがに引退されたとばかり思っていました。ところが、Tierry Allemandなどに畑を切り売りしながらも最良の畑を残し従来からの顧客のために僅かながら生産していたようで04&05を入手。改めて確認するとパーカーは96、97の出来に「20世紀を締めくくるときにあって、その魔法のような腕前を失ってしまったかのようである。」と評価。既に呑める状態との友人の情報と合わせて確認するために04を試してみることに。当然まだまだ硬さが残る味わいながら、とても若いコルナスとは思えない溢れるばかりの複雑な芳香に驚愕。翌日にはすっかり閉じてしまったことから絶妙なタイミングで試せたことを実感。昨年9月のことながら鮮明に刻まれたこの残像とともに99を試すことが。芳香は熟成途上で本領発揮といかないものの、キメ細やかな味わいはエレガントなシラーの魅力がたっぷり。今後のリリースについてインポーターに確認したところ、残念ながら現行の05がラストVTになる予定とのこと。
2009.03.06
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Alain Graillot ●01 Crozes Hermitage La Guiraude ●04 Crozes Hermitage La Guiraudeクローズ・エルミタージュ ギロード - アラン・グライヨ Crozes Hermitageのトップ生産者、Alain Graillot。インポーターによると「1985年にアラン・グライヨ氏が設立したドメーヌ。アラン氏は電気工学を修め、農薬製造会社にエンジニアとして勤めていた。4年間の中米駐在を経てパリに戻るとヴィニュロン達と交流を深め、自分で実際にワインを醸してみたいと思うようになっていった。ローヌ地方出身の氏はシラーが好きなこともあって地元できちんと手入れされている畑を探し回っていたところ、ちょうど殺虫剤を使わない丁寧な栽培を心がけていたドメーヌが、後継者難で引き取り手を探しいた。1985年に後継者のなかったドメーヌを買い取るとこの地に移住した。友人であるシモン・ビーズ氏も実際に視察に来て購入に太鼓判を押したという。最初の3年間はワイナリー(醸造場)部分だけを購入し、元の持ち主から葡萄を購入した。従って栽培から瓶詰めまで一貫して行うようになったのは1988年からである。「私は醸造を学んだことはないが、ワイン造りというものは自然で単純なものですよ」と、17haの畑を購入して以来変わらぬワイン造りを続けている。」とのこと。このキュヴェは、花崗岩土壌を持つ山の斜面で造られているとのこと。年末に試した04がまだまだ硬く呑め辛い状態だったの対して、01は強めの茎っぽさを伴う線の細いフルーツ主体で伸びやかな酸と冷涼感あふれるミネラル。呑み頃に入ってきた印象で、翌日にはバランスが取れ焦点のあった香味に。それにしてもシラーも奥が深い。
2009.02.26
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Raymond Trollat ●94 Saint Joseph Vieilles Vignes Georges Lelektsoglu第一次ローヌレンジャー時代から試してみたかったサン・ジョセフの生産者、Raymond Trollat 。奇しくも今年、シラーに開眼し第二次ローヌレンジャー時代を迎え思いは募るばかり。ところが跡取がいなかったため、05年を最後に引退されたことを知り諦めモードに。そんなある日、東京で伺った某ワインバーで格安でオンリストされてるのを発見。確認すると最後の1本とのことで、お付合い頂いたお仲間のご好意で試せることに。はじめて見るオリジナリティ溢れるエチケットが貼られたボトルからはオーラが(笑)。肝心の香味は、フルーツが削ぎ落とされフローラルでミネラルたっぷりのエレガンスな古典的シラーの魅力全快。空瓶を頂き、翌日夜に僅かに残った澱混じりのワインの香味を確認すると一瞬にして前夜の感動が甦ります。残念ながらインポーターラベルは外されていましたが、ここからが本領発揮。思いついた仕入ルートに確認すると、なんと当りで全量の1箱を速攻で確保。ンー、ずぶずぶですね(笑)
2008.12.11
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Emmanuel Darnaud ●06 Crozez-Hermitage les Trois Chenesエマニュエル・ダルノーソペクサのオー○ジャパンのブースで最も印象に残ったエマニュエル・ダルノー。なじみの酒屋に感想を言うと同様に感じたようで仕入れたとのこと。成り行き上、断りきれず購入して試してみることに。リンク先で紹介されているとおり、ブラックベリーやプラムの凝縮した完熟フルーツ主体の香味。タンニンはあまり感じない滑らかな口当たりで、そこそこの酸も。全く雑味を感じない作りは好印象ですが、ミネラルをほとんど感じないため飲む進めて行くにつれあえなくペースダウン。うぅぅ、あ、甘いっす。食後酒変わりにチビチビと5日ほどかけてなんとか完飲。そうは言っても良く出来ている印象に変わりはなく、イタリアのシラーやメルローがお好きな方にも受ける気が。軟弱なヂブンが1本試すには少々ハードルが高かったようです(笑)
2008.04.05
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Paul Etienne ●55 Hermitage昨晩は今年最後のいつものお店へ。通いはじめて3年ほどたちますが全く飽きることなく今年も44回目・・・8日に1回は伺っている計算です。ワインはグラススプマンテをいただいてから、預けているワインの在庫処理で白(ムルソー)とト○さんの限定セールに反応してしまったお題の赤を試してみました。白は超ドライ好きなシェフには「甘い!」とダメだしされ(間違いないです)お店のスタッフへ。赤はコルクが短く、若干ダメージが・・・(ちなみにインポーターはリンク先ではなく苦手なM屋)トーンの高い香味に熱の影響を感じます。おまけに残念ながら軽度のブ・・・最後についてない(涙)カワイソウ(アワレ)に思ったのか、スタッフからソレンゴ01のおすそ分け。食事は、フグ食わせろーのうるさいリクエストに応えてくれたテッサ?が旨味は少ないもののキャビアとの相性もバッチリでャンパ―ニュが飲みたくなりました。(やっぱりこのお店ではシャンパーニュで通しが一番と再認識)大好きな鹿のタルタル、平目と竹の子、オマールのリングイネもうまうまで、メインの大分産のイノシシもまずまず。いつもの出来から比べると少し物足りなさもありましたが、1年を通しての心遣いに感謝です♪来年もよろぴくです。今年の元旦にはじめた、文字だらけの素っ気無いこのブログも書き込んでくださる皆様のおかげで1年続けることができました。お蔭様で先輩方との貴重な出会いもあり楽しく続けることができました。来年も華やかさとは無縁だとは思いますが、引き続きよろしくお願いいたします!
2006.12.31
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Dard & Ribo ○03 Crozes Hermitage マイ師匠より、変身したと聞いて久々のリボをあけてみました。インポーターのINAによると 「ルーサンヌ主体でマルサンヌのブレンド」とのこと。抜栓前から瓶から何やらオーラを感じます。これは期待大!早速飲んでみると・・・98年物とか、はっきりと還元香があって苦手な作りだったんですが、年々醸造が上手になっているようで、とてもきれいな造りですね。ミネラル感あふれる硬質な香味がすばらしいな~♪リンク先の店主はロワールのシュナン・ブランに感じが似てるとコメントされてます。このミネラル感は、ぢぶん的には品種も生産地も全く違うサッサイア04に似たニュアンスを感じます。昨日買ったコチで作った煮付けに合うかと思ってあけたんですが、これは豚が食べたくなりますよ~。Kは全く違うニュアンスのワインということで早速購入決定!う~ん、これは晩酌の愉しみがまた増えました♪
2006.05.09
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