若さま侍捕物帖シリーズを見なおして見て、私は「鮮血の晴着」が若さま侍の作品の中で一番好きかもしれません。
橋蔵若さまちょっとお顔が丸くなってきました。若さまのお化粧もこの「鮮血の晴着」はいいですね。そして、いよいよ若さまの秘剣「一文字崩し」が堂々登場します。
着流しで片腕懐に入れての歩き方、立姿もより綺麗に、流れるようなべらんめえ口調、とぼけた様子もいい感じに、秘剣神道流一文字崩しという剣法も披露、目の使い方にもこれぞ橋蔵若さま、というものが出来あがった時です。それに若さまの活躍がよく描かれている作品です。
久しぶりの若さま侍捕物帖シリーズ・・待ちに待っていたファンも多かったのではないでしょうか。今回はどのような事件を若さまが解いてゆくのでしょう。
作品を見ていただくと、分かりますが、前回の「修羅時鳥」も京都の底冷えのする時の撮影でしたが。この作品も、 2
月の撮影。台詞を言いますと、白く息がなっています。撮影所の中も外も寒い中での撮影だったことが分かります。
★第22作品目 年 3
月 4
日封切「若さま侍捕物帖 鮮血の晴着」
若さま捕物帖シリーズ 4
作品目になります。
城昌幸の原作「若さま侍」捕物シリーズの「五月雨ごろし」より構成、脚色した作品です。監督は小沢茂弘さん、この作品の前後を撮っている深田金之助監督とは違った魅力のある橋蔵若さまが見られるのも楽しみです。



若さま 大川橋蔵
おいと 星美智子
露 三笠博子
おしゅん 浦里はるみ
八代将監 薄田研二
土居紀伊守 阿部九州男
阿波屋六左衛門 徳大寺伸
白坂源次郎 片岡栄二郎
重蔵 富田仲次郎
佐々島俊蔵 伊東亮英
愛甲新七 山口勇
遠州屋小吉 星十郎
奥村勘解由 有馬宏治
おかしな奴だったよ
奴だったよ
最初から若さま登場になる作品です。
江戸の深夜に豪商を狙って強盗団が密かに動いていました。佐々島や小吉たち町方は毎晩走り回っていました。そんな中のある夜、若さまが西光寺の近くを歩いて来ると、門の辺りでうろうろする男がいるのに目を止めます。そして少し歩いてゆくと、今度は怪しい老人が西光寺に入って行くのを見て、気になったのか少し待って見ますと、今度は風呂包みを持った町人が出てくるのを見たのです 。 (
画像は若さまの不振に思い伺う表情です )



後をつけてみると、質商阿波屋に入って行きました。すぐその後から番頭らしき男が帰ってきました。
若さま物陰に隠れ様子を見ます
。
番頭は、木戸が閉まっているので、防火用水から中に入ろうとしますが上れないようです。それを見ていた若さまが声をかけます。
若さま「
手伝ってやろうか
」
若さま「あははははっ、
そう驚くなよ。おめえが塀を越せねえようだから・・
」
(
橋蔵さまの口ともとに白い影みたいのがあります。空気が冷たい為、台詞を言うと吐く息が白くなっているのです )

番頭 「これはどうも」
若さま「夜遊びかぁ、たまにはよかろう。どれ、手を貸してやるぜ」
と言い、のぼるのを手伝います。
若さまは、昨夜見た件で、阿波屋がどうも気になっているようです。翌日阿波屋の前の居酒屋に若さまの姿がありました。
若さまはお酒を飲みながら、阿波屋をずっと見ている侍 (
源二郎 )
が気になっています
。


阿波屋から出てきた主人のあとを、その侍はつけるように慌てて出て行きます。若さまがあとをつけて行くと西光寺に入って行きました。侍は男見失い探している様子。
若さま「
見えねえようだな
」
声をかけられビクッとする侍。
若さま「何処へ消えやがったか」
源二郎「何しに来た」
若さま「
お前さんなんだってあの男をつけるんだ、えぇっ
」
源次郎「貴公の知ったことではない」
若さま「言いたくねえか、
はぁて 分からねえなぁ
」
源次郎「貴公は何者だ」
若さま「
そう脇でがみがみ言われちゃ、考えがまとまらねえよ
」
(坊やが拗ねたような
可愛い若さま )


若さまに邪魔をされて怒って侍は帰って行きます。 若さまは後ろにあるお堂が気になっています
。 (このシーンの若さまの表情好きな一つです。着流し姿も
綺麗で良いですね )

若さまは、気になる阿波屋の店へ戻って裏路地を見ますと、裏口から周りを気にしながら風呂敷包を持ち出てゆく番頭を見かけます。
八代将監の娘露が婚礼を前にいなくなったようです。先ほどの侍白坂源次郎は恋仲であったのをひきさいたため、八代は源次郎が露を隠しているのでは、と思っているのです。
わた打ち直しの店の前を通り過ぎて、老人風の男が一軒家の二階に上がって行きます。奥の部屋に露らしき女がいました。
若さまが喜仙に遅く戻ってくると、おいとがおかんむり。
おいと「あら、若さまどこへいらしていたんです。さっきから佐々島様と遠州屋の
親分がお待ちかねよ」
若さまこんな顔をしてから
、

若さま「
そんなに怒るない。まるで、ふぐみたいだぜ
」
(
ここまで表情を作ってしまうのですか若さま、それはお糸ちゃんが可哀想・・ )
おいと「まあ・・・」
(おいとちゃんとは、あいも変わらずの調子です)



与力の佐々島と遠州屋小吉が帰りを待っていました。深夜の江戸に豪商を狙う強盗団があるのだが、一味の動向は掴むことが出来ず盗まれた品物も見つからない、このままでは町方の威信にもかかわるので若さまの力を、といつものようにご出馬願いたいとお願いに来たのです。
若さま「もう、関わっているようだぜ」
佐々島「つきましては、若さまのお力を拝借したいと存知まして」
若さま「うぅーん、どうも分からねえな」
佐々島、小吉「えっ ?
」
若さま「
おかしな奴だったよ
」
と言いながら横になり、眠てしまう。お酒を持ってきたおいとも佐々島も小吉もどうしたのか、あっけにとられています。
(若さま、何も聞かないうちから、強盗団と阿波屋が関連しているとお思いなのですか・・・)
続きます。
若さま侍捕物帖・・・(14) 2025年02月18日
若さま侍捕物帖・・・(13) 2025年02月02日
若さま侍捕物帖・・・(12) 2025年01月25日
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