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台本がようやく軌道に乗ってきた。まあ、5月から構想はあがってたのでいい加減乗らないとまずいんだけど。あとはラストのクライマックスを残すのみ、なので逆にじっくりやりたいところ。勢いで書き殴ってしまうと書き直したくなくなってしまうので。夜、友達と少しだけ飲む。土曜の夜は例え10分であろうと外に出ないと気がすまない。だって土曜の夜ですよ?奇跡が溢れてるような予感がするじゃあないか。バーで素敵な人と隣り合わせるような。パン屋で同じあんパンをパン挟みで掴んだりするような。宇宙人に拉致されたら先につかまっていた「その人」と同じ檻の中で恋に落ちるような。そして力をあわせて脱出。しかしそのときには宇宙人の不思議な光線銃のせいで、ボクと愛を語り合った「その人」の記憶は失われていて止まない妄想と失われていく時間の中で、ボクは限りなく「ひとり」になっていく。
2004.07.31
台本を書く。と、ずっと家にいると息が詰まるので1時間だけ商店街を散歩。電柱のブタさんポスターに心魅かれる。擬人化された子供のブタさんが壊れそうな笑顔で「ポイ捨てはダメだよ」と言っている。お前らブタがタバコを吸うのか、ポイ捨てがダメ、なんて概念を良く知っているな、などと思う。口が耳まで裂けて笑っているブタさんは本物の子供よりよっぽど子供らしい。ボクはタバコを吸わないし、ポイ捨てする人に注意するほど善人でもない。なのにどうしてこんなにもこのポスターの笑顔に惹かれるのだろう。うつろで、極端で、壊れていて、「本当はいない」ということに関係があるのだろうか。
2004.07.29
徹夜明け。昼、コウタ達と映画「スチームボーイ」を観にいく。日比ちゃんが主人公レイの弟トーマス役で出ているのだ。いやあ、でかくなったよヒビゴン!顔がじゃねえよ。念のため。映画自体は…未完成的な感じはあったけど、3日連続で徹夜してるボクが寝なかったのだからイイ映画なのではないでしょうか。それから岩根君に買い物付き合ってもらう。別れた後はその足で渋谷。女主人に誘われライブハウスへ。「スピリトミルク」というバンドを聴きにいく。ああ、なんか最近精力的に動いてる気がする!毎日外に出てるし!友達増えてる気がするし!夏満喫してない!?イイ感じじゃない?夏・夏・夏・夏・ココナッツ!愛・愛・愛・愛・アイスピック!凶器!刺殺!先端恐怖症!これで台本が書けてれば最高!ちょっとなんで書けてないわけ!?寝てる間に妖精とか出てらっしゃいよ!キーボード叩きまくってちょうだいよ!すんません女主人!まだ台本書けてません!だってね、だってね、妖精が出てこないの!どっからも!
2004.07.28
友達のダンスの発表会を観に五反田へ。去年も一度来たんだけど相変わらずすごい観客数。並ばないと座れなそうだったので炎天下の中30分くらい日光にさらされヘバる。ああもうイヤ紫外線!そんなに松崎しげるにしたいのか?試しになってやろうか?こげたパンみたいな顔になって似合わないこと証明してやろうか?似合わないんだって!健康的な小麦色なんてなれないんだって!がんばっても「あげせんべえ」がいいとこなんだって!だからって美白キャラかと言うと徹夜続きで肌ボロボロなんだけどね。しかも白いと顔が膨れて見えるからねえ…どっち選ぶかって結構難しいとこです。まあ、中途半端に日焼け止めとか塗ってケアしていきますよ。さて発表のほうは歌もダンスも下手な歌手よりよっぽど上手くてビックリ。歌ってやっぱりすごい。子供できたらとりあえず歌と楽器は習わせようと心に決める。産む予定も産ませる予定も産ませる予定の彼女ができる予定もないけど。終演後にみんなを待って焼肉を食べに行く。友達の友達とか、初対面の人たくさんいたけど楽しかった。最近人と会いすぎかも。今週先週一人になった覚えがない。やばいなあ。これで急に一人ぼっちの日ができたりすると急に鬱になる気がする。やめてよね。今年の夏は「元気だけがとりえ」の、少年ジャンプの主人公みたいに過ごしたいんだから。
2004.07.27
ディズニーランドでの楽しいひととき。夢も、希望も、友達も、すべてがここにはある。それでも何故かさみしかったりするのはワガママだったりするのでしょうか。「君とボク」 「と」の部分の距離が縮まらない
2004.07.25
恵比寿の事務所で「金魚鉢の中で」改訂版の読み合わせ。飲茶、コウタ、浅野さん、岸くんと言ったこってりメンツに、小牧、劇団「ちょっかい王」主宰の柴っちにも手伝ってもらう。もうすぐ本番なのにすいませんです。感謝。女性が一人足りなくて、女主人にまで読み合わせに付き合っていただく。ざっと聞く。細かいセリフのニュアンスは手直ししなきゃな、という感じだけど、基本的にはあまり変えなくてもいけるかな。思ったより短かったので、蛇足にならない程度に付け足したりするつもり。少し多めに書いといて稽古しながら様子見て削っていきたいので。その後軽くお茶して新宿へ。新宿で友達とデート。2週間ぶりなんだけどなんか久しぶりな気がする。喫茶店やら本屋でダラダラとすごし、街をブラブラ。好きな街とか大事な友達とか、そういうものに囲まれているとくだらないことに落ち込んだりもする。嫉妬とか、焦りとか、苛立ちとか。自分の主成分がドロドロしてくるのを感じる。サラサラになりたい。シャンプーのCMに出て「ね、すっごいサラサラでしょ?」って言ってる女優の髪ように。(現実にいたらあんな自意識過剰な女、絶対友達少ないんだろうけど)いまだに友達とのうまい付き合い方が分からない。ボクなら「友達とのうまい付き合い方」なんて考えてるやつとは友達になりたくないもの。
2004.07.24
昨日コウモリに体当たりされたところにものもらいができてて、朝、シャレにならないくらいに腫れてた。慌てて眼科へ。眼球とまぶたの間くらいに注射を打つことに。「目、つぶらないでくださいね」って無理でしょう、あなた。ボクは軽度ですが先端恐怖症・刃物恐怖症なのです。まあ、それがなくてもビビるけど。だって針の先端が目の前に迫ってくるんだよ?ヤバイって。刺されただけでも激痛なのに、そのまま薬を「むにゅう」って入れられた時にはさすがに少し泣いた。最近観たホラー映画の5倍は怖かった。試してみたい人は、ものもらいになって23時にジョギングに出かけてコウモリに体当たりされてみるがいい。夜、芝居に誘われたので女主人とシアターモリエールへ。眼帯してたので視界がすこぶる悪く、何度も人にぶつかり、危うくケンカを売られそうになる。片目が見えないと遠近感がなくなる。こんなとき、自分の好きな人を見ると、二人の距離が縮まった気になれる…かもしれない。なんかよく分からないまとめ方だ。目が痛いんだよ。しかたないだろ。こんな状態で日記がまとめられるか。文句があるならものもらいになって23時にジョギングに出かけてコウモリに体当たりされて眼科で注射針突き立てられて薬を「むにゅう」と押し込められてみるがいい。断言してやろう。きっとお前はその日の日記をまとめることができない。『片目から 流れる景色をさえぎって 学ぶ 遠近恋愛法』
2004.07.23
今日、コウモリを食べた。性格には食べかけた。実は今週から夜1時間ほど土手を走ることにしたんです。が、走り始めるのが23時からなんで、基本的に真っ暗なんですよ。近くに建物とかあんまりないから、もうほとんど水墨画の世界。「すっげえ黒」とか「やや黒」と言った濃淡のみで識別しながら道なき道を走っております。カラーコーンだと思ったら体育座りしてるおじさんだった、なんてよくある話。だから知らぬ間に猫の死体とか人の手首とか踏んづけてる可能性も結構あったりする。で、ですね、土手って結構コウモリとか飛んでるんですよ。そいつがなんと顔面に体当たりかましてきまして。驚いたね。「うわあああ!」とか叫んだもの。普通「うわあああ!」って言わないでしょ、現実世界で。結構小ぶりなヤツで、ボクも口開いてたから危うく噛んじゃうとこだった。もうトラウマですよ、そんなんされたら。だいたいさ、コウモリってレーダーかなんかで障害物避けれるんじゃなかったっけ。そんなにブーメランちっくな走りだったのだろうか、ボクは。『バットマン衝突事故死 同乗者ロビン永久記憶喪失』
2004.07.22
朝から新作の脚本を書くものの行きつ戻りつ。うーん…7月中にはあげたいのに…埒が明かないので夕方からデート。モスバーガーで夕食をとったり公園でブランコ乗ったり。昔好きだった曲のフレーズとか口ずさんだりして。「いつも君と待ち続けた季節は何も言わず通り過ぎた」「ボクが行き急ぐときには そっとたしなめておくれよ」なんか中学生デートみたいで、たまにはいいね、こういうのも。これでデートの相手が友達じゃなくて恋人なら最高なんだけどねえ。最近観た映画。『テルマ&ルイーズ』…最高。心が震えた。グロリアより好きかも。『game』…楽しめた。藤木直人嫌いだけど思ったより良かった。 『弟切草』…こんな排泄物みたいな見る価値ナシ映画があるなんて。これから観たい公開中の映画。『箪笥』『ブラザーフッド』『誰も知らない』…誰か誘って。
2004.07.21
池袋で友達とデート。お茶して本屋さんめぐって、再び喫茶店。そこでいきなり「プレゼント」と本をくれた。どうやらさっきの本屋さんでいつの間にか買っていたらしい。こういう不意打ちにはホントに弱い。今この場で口説かれたら多分落ちるな、などと考える。その後、友達のこととかいろいろ人生相談のってもらい、ちょっとスッキリ。世の中こんな素敵な大人が多いのに、なんで殺伐としてるのかね。別れた後、急に会ってない友達に会いたくなって電話。今年初。「ご飯食べよう」「今食い終わったとこ」「それでも会いたいから来て」とわがまま。来てくれたんだコレが。車飛ばして。イイヤツだよ、あんた。口説かれてたら落ちてたよ。素敵な人達と過ごすと気持ちが安らぐ。だが唯一の欠点は心が安らぐと台本が進まないということだ。少し鬱な方が書きやすい、というのはどうなんだ。人として。
2004.07.20
ダメだった。念のため2回見たがやはりDVDは別世界に通じていなかった。現実界にまだ遣り残したことがあるということか。ちなみにDVDは予想に反して洋物だった。『大切な部分にいつもモザイクが かかるものだと分かってはいる』
2004.07.19
二日連続でデート。昼まで寝て夕方まで台本書いて夜に新宿。この日記で何度も言ってきたことだが、この街はドラマに溢れている。そして今日もそれは起こった。18時半。待ち合わせ場所に(いつも通り)少し遅れてきた彼は走ったのか少し息が切れていた。そして開口一番「これ貸そうと思って」と、どう見てもアダルトな18禁のパッケージに包まれたアダルト18禁DVDをむき出しで渡された。…すげえ。こいつすげえよ。いきなりHなDVDを渡されたことよりなにより彼がバックを持っていなかったことの衝撃に全身を貫かれた。つまり彼は誰が見ても一目でHな内容と分かるDVDを、バッグにすらいれず、ビニール袋にすらいれず、剥き出しで持ってきたのだ。コレ持って電車に乗ったのだ。コレ持って人ゴミでごった返す休日の新宿の街を駆けてきたのだ。「ありがとう」本気で少し感動してしまった。彼がどうして急にそれを貸してくれる気になったのか。どうして袋にいれてこなかったのかどうして道の真ん中で渡すのか、そんなことはどうでも良い。そんな次元を超えている。ボクにはそのDVDがまるで「別世界への脱出口」のように見えてきた。コレを見ると別次元への入り口が開き、この現実世界を飛び越えることができる。そんな予感がぷんぷんする。ボクは大事にそのDVDをバッグにしまい、今日が最後になるかもしれない現実世界を満喫することにした。いつも通りお茶から始まるまったりコース。ところがその某喫茶店で昔の恋人と再会。と言ってもチラッと目が合っただけだけど。向こう店出るとこだったし。でもなんとなく動揺してしまい、アイスティーぶちまけてしまった。それを見ていた隣のおば様が灰皿をひっくり返し、店内しばし大混乱。「ごめんなさい店員さん。今ででったあいつ、あいつが悪いんですよ。あいつと昔付き合ってましてね、こんなところでばったり会うもんだから。やっぱ怖いですね。この新宿って街は」とはさすがに言えなかった。ただただ「ごめんなさい」「すいません」を情けなく連呼する。いいさ。どうせこの世界も今日でおさらばだ。その後久々に会う知り合いと合流してバーへ。飲んで騒いで最後の夜を大いに楽しむ。店を出ると太陽がまぶしかった。新宿で見る朝日もこれが見納めだ。別の世界には太陽はないはずだから、きっと。バッグの中でDVDが一瞬輝いた気がした。
2004.07.18
夕方から友達とデート。マルイのセールでお買い物。軽く見るつもりが段々盛り上がってくる。「これ似合うんじゃない?」「えー、そっちこそコレなんかイイ感じー」なんて褒めあい試着させあい、お互いに先に買わせようとするババ抜きを繰り広げる。結局二人ともご購入。少しでも素敵な人になりたい、という気持ちをくすぐる洋服たちよ。そんなにくすぐるならホントに素敵な人にしてくれ。それからお茶して別の友達と合流。夜も更けてきたころさらに二人加わり5人で朝まで語る。新宿の夜は長い。山ほどしゃべり山ほど食べる。そんなわけで甘いものを大量摂取した一日だった。その総カロリー量たるやそうそうたるもの。だが、皆さん。実はカロリーと、太ることには何の接点もないのだ。太るか太らないかは食べたものの質量によって決定される。質量とは重さではない。食べ物を両手で思い切り「ギュ」と圧縮したときの大きさだ。その大きさが大きいものを食べるほど人は太る。カロリーと言うのは「これだけ食べると水泳を何分間しなければいけない」「これひとつで何日間盆踊りをしなければならない」という風に考えるためだけに言われている数値なのである。たまには豆知識でもいかがでしょう。
2004.07.17
今日も台本直し。息が詰まる。酸素くれ。我慢できなくなって散歩がてらにコンビにへ。と、近所のおじいちゃんに声をかけられる。「暑いねえ」「夏ですから」「あんた、なんか苦しそうだよ」「夏ですから」「夏はなんで暑くて苦しいのかねえ」「…暑くて苦しい季節を『夏』と呼ぶことにしたからぢゃないですか」真っ黒に日焼けした皺だらけのおじいちゃんの顔はチョコレートクッキーのようだ。
2004.07.16
一日家で台本直し。外に出ない日は心がすさむ。まあ、少しすさんだ方がいいんだけど。内容的に。ボクはセリフを実際口にしないと台本が書けない。よって我が家は先週あたりから絶叫の館と化している。警察が呼ばれないのが不思議だ。日本はまだまだ危機感が足りないらしい。自分達の日常に恐怖なんてものは入り込まないと信じている。地震で滅ぶのはよその国。殺人鬼が出るのはよその町。爆弾がセットされてるのは隣のビル。いいの?こんなんでいいの?自分と無関係だからって無視するそのスタンス。君達、ほんとにそれでいいのか?…って言っても誰も聞いちゃいないか。いいよ。自分のことだけ考えて楽観的に生きていけよ。ボクには関係ないし。…あ。
2004.07.15
朝から「金魚鉢の中で」の台本直し。なかなか思うように進まない…一度書いたものを書き直すのなんて簡単だと思ってたのに。やりたいことや直ししたいとこが多すぎてまとまらない。とりあえず無理やり形にしていく。夕方から新宿のカフェで女主人と打ち合わせ。できたとこまでの直し原稿をたたき台に改定案をつめる。その後シアターアプルに阿佐ヶ谷スパイダースの「真昼のビッチ」を観に行く。うーん、最近の長塚圭史さんの作品はハズレがない。個人的には前回の「はたらくおとこ」より好き。退廃的なストーリーもさることながら、魅力的な女優陣がとにかくすばらしかった。もう、千葉雅子さん最高!抱かれたい!千葉さんの素敵オーラが波動砲のように体を貫いた。余りの素敵さに眩暈を感じ、胸の鼓動が尋常じゃないほど高鳴り生命の存続に危機すら感じた。結構な時間だったので楽屋には挨拶に行かずそのまま劇場を出る。良かった。もし楽屋で千葉さんと目が合ったら心臓がハート型になって千葉さんを貫いていただろう。興奮冷めやらぬまま女主人に御寿司をごちそうになる。おいしゅうございました。なんかいろいろ話したけど、女主人とのトークはいつも考えることが多い。いい台本書かないと。
2004.07.14
夜、天野さん、岩根君と西川口のバーへ。オシャレで素敵な空間。ちょっと寂しかったのでいろいろ愚痴らせてもらう。しかしお二人いわくボクの人生は楽しいらしい。確かに恋愛もしてるし仕事(?)も楽しいし二日に一度は必ず人と会ってる。逆に何にもない日が一日でもあると辛い。こう考えると割と刺激的な毎日送ってるはずなんだけど。でもねー。贅沢な悩みなんだろうけどある意味自由すぎて大変。どこに立ってるかも分からないくらい自由なんで。自由っていうかほとんど放置プレイに近いものがある。少しは束縛されたいなーなんて思う今日この頃なんです。鎖とかは重そうなんで皮の首輪くらいのちょうどイイヤツで。「お前は俺(?)のモノ」くらい言ってくれる人が一人は欲しいじゃない。
2004.07.13
映画に誘っていただき、昼間からハリポタ鑑賞。面白かった。見てて飽きないファンタジーというのはやっぱ良いね。時間の長さとか感じないし。個人的には前作の「秘密の部屋」の方が良かったけど。その後、別の友達と新宿をブラブラ。いろんな人とバッタバッタ会う。僕の顔が広い訳じゃない。この街が狭いだけだ。22時過ぎたころ、いつものバーに飲みに行く。びっくりするくらい無意味でものすごくくだらない話をしているこの時間は最高に楽しい。はじめてあった人の話を真剣に聞くのも新宿ならでは。万華鏡をからりと回したようにまったく別の風景に見えたりするこの街は相変わらず底が知れない。底が知れないからこんなにもブラブラするのかもしれないけど。
2004.07.10
昼、新宿で岩根君とお茶する。最近こってりメンツと話してなかったのでいろいろと相談。その後、下北沢の本多劇場にTHEM発砲B-zinの「カケルエックスDX」を観にいく。相変わらず発砲らしい馬鹿馬鹿しさ満載の舞台でした。舞台の爽快感の後だからか、現実世界で増えつつある面倒な悩み事にため息。面倒、というのはとても嫌な言い方なんだけど。MDウォークマンからは『I LOVE YOU』が流れている。宇多田のカバーも好きなんだけどやはりオリジナルの方が胸が痛くなる。「この部屋は落ち葉に埋もれた空き箱みたい」1年後に急死することになるその歌手は、そうとは知らずに胸が痛くなる歌を歌っていた。それとも知っていたのだろうか。
2004.07.08
世田谷パブリックシアターに「エレファント・バニッシュ」を招待で鎌田さんと観に行く。吹越満さんも高泉純子さんも好きだから見たかったんだよね。「象消失」ってタイトルからしてなんか魅かれるし。ストーリーは難解で途中眠くなるものの、映像、演出共に斬新でこういう表現も面白いな、と勉強になった。観れて良かった。鎌田さん、さんくす。夜、友達と待ち合わせして喫茶店。男二人でコーヒーゼリーを食べつつ、まったり。それからもう一人と合流して夕食。それからいつものごとく街をブラブラ散歩。そおいや今日は七夕だったことを思い出す。くすんだ新宿の空の下。退廃的な街が幻想的な空間に見えてくる。その人はひんやり気持ちよさそうな髪を少し指でとかして聞く。「願い事は何?」「素敵な劇場で素敵な芝居ができますように。朝起きるのが楽しくなりますように」「それだけ?」「子供の頃は楽器が弾けますようにって願ってた。あと君に会いたいって」「ほら」その人は言う。「願い事は叶うんだよ」…願い事。この妄想が現実になりますように。腕の一本くらいあげますから。『膨らんだ 7月7日の妄想は くもり夜空にはばまれて』
2004.07.07
朝っぱらから病院。片道2時間かけての通院は軽い小旅行気分。別にたいしたことないんだけど食後に飲まなきゃいけない大量の薬品(頭痛薬・痛み止め・etc)が悲劇のヒロインモードを呼び起こす。なんか投薬実験のハムスターにでもなったみたいな気がして。ためしに電車内で「ちゅう」と鳴いたところを隣の席のおばさんに聞かれてしまった。おばさんは目を見開いてボクを見た。その目から驚愕、恐怖、哀れみ、様々な感情がなだれ込んでくる。見ないで。お願いだからそんな目でボクを見ないで。心の中で叫んだが時既に遅し。おばさんの中でボクは妖怪「ハムスター男」になっていた。いたたまれなくなり次の駅で降りる。漢字も読めない駅名のホームにはボク一人しかいなかった。無性に悲しくなり、気がつくと涙腺が大洪水を起こしていた。いい年の男が地べたで泣いていた。何事かと思ったのか駅員さんが出てきた。少し遠巻きに見ている駅員さんにボクは心の中でつぶやいていた。・来ないで。お願いだから何も話しかけないで。この国の未来を信じて働く駅員さん。お前はその人に向かって泣いてる理由を説明できるか?できない。ごめんなさい。だけど、涙が止まらない。「どうしました」「…」「気分でも悪いんですか」「…ボクは、ハムスターなんです」
2004.07.06
昨日でシアターモリエールでやってた劇団「女主人から最も離れて座る」公演『KYO→IKU』が無事千秋楽を迎えました。ご来場いただいた皆さま、こってりメンツ、どうもです。コント仕立ての公演に関わるのは初めてだったので(拙者ムニエルとかはあるけど)楽しい時間を過ごさせていただきました。今回出演していた劇団スペクタクルガーデン主宰のますもとさんは、10月にボクが作・演させてもらう「金魚鉢の中で」に出演が決まっている。今まで出会ったことのないタイプの役者さんなので今から楽しみ。終電まで打ち上げに参加していたのとひそかに疲れがたまっていたためか、昼まで爆睡。久しぶりに喫茶店で読書などして優雅に過ごす。300円のお茶一杯で5時間ねばって何が優雅だ、とも思うが。日記もしばらく更新してなかったから明日からがんばらねば。それよりなによりとっとと台本仕上げなきゃいけないんだけど。『でたらめな英語でラップを歌ってる ますもとたくやを横目で見てる』
2004.07.05
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