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0423 スーパーナチュラル SEASON 2 DISC 1 [THE COMPLETE SECOND SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ ロバート・シンガー 他【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜/成宮寛貴)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹/井上 聡)【仕 様】・型 番 SDB-Y28015・製作年度 2006-2007年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 907分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語 サム:内田夕夜、ディーン:東地宏樹 3.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語 サム:成宮寛貴、ディーン:井上 聡・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 〈ブルーレイ限定映像特典〉 1.ワーナー・ブラザース BD-LIVE 2.The Devil’s Road Map 各エピソードの逸話や、登場する地名に まつわる都市伝説の紹介などの ガイドマップ 2.音声解説 第1話 ジャレッド・パダレッキ、 ジェンセン・アクレス、製作総指揮/ 監督キム・マナーズらによる 3.未公開シーン集 4.音声解説 第20、21話 5.ジャレッドのスクリーンテスト 6.インタビュー・ギャラリー 7.NG集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :今、驚くべき高解像度の映像でお送りする: “「スーパーナチュラル」は、 第一級の物語だ。” - CLIVE BARKER 悪霊、バンパイア、 そしてゴースト――ヤツらが今、蘇る ブルーレイは 豪華映像・音声特典収録アウターケース仕様の4枚組である。今回掲載した画像は、アウターケースのオモテ面とウラ面。ピクチャディスクとブックレットの該当ページ。オモテ面は、右側にサムの顔を大写しになっており、少し後ろに下がった位置にディーンの顔を描かれている。サムの顎の下あたりにタイトル。ちょっとせせこましくて、このデザインは好きじゃない。第一、物語や世界が伝わって来ない。ウラ面の方は、二人のスチル。ディーンは、肩越しにこちらを見ていて、サムは腕組みをして見下ろしている。廃屋のようなところが背景に写されている。いい雰囲気だ。【感 想】「正しいボーナス・コンテンツ」セカンド・シーズンから、幼稚な『スパナチュ探偵所』をやめて、特典映像として未公開シーンが収録されている。(良かった良かった)それを見ると、如何に本編がタイトに作られているかがよく分かる。カットされた映像が悪いと言うわけではない。ストーリーの流れやテーマから外れるものを的確に削除している。然も、前後の流れに違和感がないように上手に――。プロの仕事だなぁとつくづく思った。高田馬場にDISCATがあった頃は、輸入ソフトをよく買っていた。日本ではリリースされていないB級ホラー映画がほとんどで、いわゆる北米版ってヤツだ。パッケージのイラストやデザインのショボさとは裏腹に、内容の充実したものが多かった。たまに端役を演じた女優さんへのインタビューが収録されていたりして面食らうこともある。始まって早々に殺されちゃうのに「公開から30年も経つのに、わざわざ探し出してインタビューする価値があるのか?」と思っていたら、結構マニアックなファンがいたりして侮れない。既に女優業に見切りをつけてバーを営んでいたりするのだが、「いまだに若い頃のスチル写真を店に飾っている」と答えたりしていて驚きである。まるでTV番組『あの人はいま』みたいなノリだが、貴重な証言も得られたりする。それに較べて日本版は意外と画質が悪かったり、特典映像がショボかったり、イマイチなことが多い。そのくせ、本編のリリース前にメイキングを発売したりしてセコいことこの上ない。フィギュアやオマケを付ける予算があるくらいなら、後世に価値のあるものを残してほしいと思うのだ。■第1話 別れファーストシーズンの衝撃的なエンディングの直後から物語は始まる。生と死の境目で、ディーンが独りで悪戦苦闘するサブ・ストーリーが凝っていて面白い。相手が“死神”なのも何かの因縁か。(ウィジャボードを持ち出して来る辺りにサムの思考の柔軟性がうかがえる)メインはやっぱり父親であるジョンの愛情。ラストシーンはちょっとだけジンと来た。■第2話 新たなる旅立ち“ロードハウス”のエリン母娘とアッシュが初登場。魅力的なキャラクタだ。今回はピエロに化けた怪物が登場。古代ヒンズー教のラクシャサだそうだ。舞台となるのは、移動式のカーニバル。各地を転々と移動して回る遊園地って、ちょっと惹かれるものがある。一度、体験してみたい。■第3話 吸血鬼ヴァンパイアが再登場。しかも、ヴァンパイアを専門に狩るハンター、ゴードンも登場して、なかなか興味深い一編だった。内容からすると『吸血鬼』というサブ・タイトルより『ハンター』とした方が、しっくり来るかも知れない。父親を亡くした喪失感をどのように埋めるか、ディーンの孤独感が浮き彫りになる好編である。仮面ライダーにしてもウルトラマンにしても、敵はひと種類である。怪人か怪獣。これは時を経て現代に至っても、あまり変わらない。そのせいか、ストーリー展開に幅がないように思うのだ。最後はライダーキックかスペシュウム光線――。その点、本シリーズはバリエーションに富んでいる。悪霊ばかりでなく、幽霊や悪魔、得体の知れない怪物からお馴染みのモンスターまで、実に多彩な敵役を用意しているのが、本シリーズの特徴だろう。然も、毎回切り口が違う。脚本家が競っているかのようだ。いい意味で、シリーズ構成やストーリー展開についてのディスカッションがなされているように思われる。それが奏功して作品のクオリティを押し上げている。(『CSI』や『コールドケース』『霊能者アリソン・デュボア』を観ていても思う)■第4話 蘇った恋人ディーンは『ペット・セメタリー』を連想したようだが、私は『デッドリー・フレンド』を思い出した。ウエス・クレイブン監督、クリスティ・スワンソンが主演で、世間の評価はイマイチだったが個人的には好きな作品だ。どちらも死者の蘇りを描いた作品だが、本作品では古代ギリシャの呪文で女の子が蘇る。コレってやっぱりゾンビなんだろうなぁ。物語としては、殺し方がポイント。この辺のヒネリ具合いが面白い。殺し方にもいろいろあんだろうけど、どうも取って付けたような気がしてならない。■第5話 悪魔のささやきまたもや、サムと同じような境遇のサイキックの登場。今回のヤツは、自分の能力を享受している。ディーンからインパラを奪うシーンは、まるで『ジェダイの復讐』のルーク・スカイウォーカーのようだった。「フォースかよ!」と思ってしまった。そうしたらディーン本人が「奴はオビ・ワンだ」と言い放つ。映画好きなんだなぁ。(原題の“SIMON SAID”は命令ゲームのことらしい。『ダイハード3』でもモチーフに使われてた)こういう能力なら明日からでも欲しい。ちょっと羨ましかった。■第6話 壁の中の殺人鬼連続殺人犯の悪霊が登場する。死んでなお、生前と同じ犯罪を繰り返す。サムいわく“メジャー級”だそうだ。ところで、“エクトプラズム”って白いとばかり思ってたけど、タールのような黒い粘性物質で表現されていてビックリ。また、それを見て、「マシュマロマンの逆襲か?!」と反応するディーンが面白い。幽霊退治になると見越して、『ゴーストバスターズ』を持ち出して茶化すあたりが彼らしい。ジョーも絡んで、いつもの狩りより新鮮な一編だった。一度にすべてを露出せず、含みをもたせたまま終わらせる手法は、TVシリーズにあっては次への興味を持続させるために必要なことだと思う。ただ、本作品を観ていると、「一体どこまで考えてあるんだろうか?」と疑問に思うことがある。「意外と行き当たりばったりかも知れないぞ」と――。これまで予知夢や念動力、透視など、サムの能力を小出しに見せて来た。視聴者は、黄色い目の悪魔が企てる“ある計画”がどんなものなのか、いまはまだ、そこから推測せざるを得ない段階だ。だから、本作品を撮っている時、脚本家が「どこまで考えているのだろうか?」と気になって仕方ない。(笑) 実は、まだ何も考えてないから「ちょっとづつ匂わせておけばいいや」と言うレベルなのかも知れない。もしかしたら、完璧に黄色い目の悪魔の“ある計画”は出来上がっていて、それに向けて計画的に必要な伏線をはっているのかも知れない。本当のところは判らないが、「どう収束させるか観てやろうじゃないか」という気になる。ファンの心をくすぐるのが上手いなぁ。私なんか、まんまと策略にハマってるもん。いよいよセカンド・シーズンのスタート。オススメ!
2016.05.31
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0422 魔法使いの弟子【スタッフ】・監 督 ジョン・タートルトーブ・製 作 ジェリー・ブラッカイマー・脚 本 ダグ・ミロ カルロ・バーナード マット・ロペス・製作総指揮 トッド・ガーナー ニコラス・ケイジ マイク・ステンソン チャド・オーマン ノーマン・ゴライトリー バリー・ウォルドマン【キャスト】・バルサザール・ブレイク…ニコラス・ケイジ(大塚明夫)・デイブ・スタットラー…ジェイ・バルチェル(山崎樹範)・マクシム・ホルヴァート…… アルフレッド・モリナ(石塚運昇)・ベッキー・バーンズ……テリーサ・パーマー(佐古真弓)・モルガナ・ル・フェイ/ヴェロニカ…… モニカ・ベルッチ(五十嵐麗)【仕 様】・型 番 VWDP2409・製作年度 2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE SORCERER’S APPRENTICE・収 録 109分(本編)・音 声 1.英 語 (5.1ch ドルビーデジタル) 2.日本語 (5.1ch ドルビーデジタル)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG 2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 元 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン・字幕翻訳 石田泰子・映像特典 1.メイキング・オブ・『魔法使いの弟子』 2.未公開シーン:しつこい誘い 3.ティモンとプンパァの ブルーレイ3D案内【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :ニューヨーク魔法大戦争、勃発!オモテ面は、ニコラス・ケイジ扮するバルサザールが振り返って、こちらを見ているイラストが中央に描かれている。両脇に描かれたスポーツカーは、本編中盤のカーチェイスから連想されたものだろう。これだけ見れば、N.ケイジが主人公みたいだ。(笑)でも、それは少々無理があるんじゃないかなぁ。弟子の少年を語り部に、バルサザールの恋愛を描こうとするのが、本作品の狙いだったとすれば、ジョン・タートルトーブ監督は、とんだヘタクソだ。そんな仕上がりだった。(笑)ウラ面のデザインも、ヘタクソだなぁ。(笑)十分なスペースがあるのに、画像は 3枚だけ。然も、小さい。物語が伝わらないどころか、作品のテイストすら伝わらない。誰だ、こんなデザインをしたヤツは?【感 想】「魔法使いは何処に行った?」いつの頃からか、“魔法使い”が魔法使いでなくなった、と私は感じている。魔法使いだから何でも出来るってワケではなかろう。CGやVFXといった映像技術の進歩から、それこそ映画では何でも描けるようになった。しかし、そのおかげで、節操がなくなったように思う。(溜息)本作品でも、魔法を使って鋼鉄の鷲に乗って空を飛んだり、“カメハメ波”みたいなのを発射したりする。楽しいイマジネーションの世界とはいえ、それって何か違わないか? 魔法って、そういうもの? ――と、思うのだ。(ホウキにまたがって空を飛ぶのも、かなり突飛だとは思うが……)確かに、怪しげな呪文を使い、茨の塔でお姫様を 100年の眠りにつかせたのは、昔のことかも知れない。けれど、魔法使いが魔法使いであるのは、ひとの運命を操るところにある。カボチャを馬車に変えることと、ボロ車をスポーツカーに変えることとは、本質的に異なる。片や継母にイジメられる健気な娘の運命を切り拓く助けとなり、片や単なる追跡劇だ。古来、魔法使いはひとの運命を占い、時にそれを操って来た。だからこそ、畏れられた。イリュージョンではないのだ。――そう、昨今の映画やTVドラマに登場する魔法使いは、私には派手なパフォーマンスで観客を騙すイリュージョニストにしか見えない。本作品で一番気に入らなかったのは、分子がどうの、振動がどうの、と魔法について弁解めいた講釈をたれたことである。ふざけるな、である。魔法が夢ならば、そんな講釈は必要ない。夢がブチ壊れるだけではないか。ジョン・タートルトーブ監督作品は概して幼稚だが、こういうバカさ加減は許し難い。まぁ、ジェリー・ブラッカイマーの製作で、監督がJ.タートルトーブのディズニー映画だから、予想していたけどね。(笑)本作品の作りは『ナショナル・トレジャー』と、ほぼ同じで新鮮味は少ない。CGやVFXも同様で、オリジナリティが感じられなかった。大金を注ぎ込んでいるのだろうが、どこかで観たような映像ばかり。もっと「この作品のために誰も見たことのない映像を作ろう」という姿勢がほしいものである。スティーブン・スビルバーグにしても、ジョージ・ルーカスにしても、ジェームズ・キャメロンにしても、彼らが一流である由縁は、自分がほしい映像を撮るために、新たな技術を開発導入して来たことにある。そのためには何年でも待つ。そんな天才たちの発明、発見の美味しい上澄みだけをちゃっかりいただいて自分の作品に用いるなど言語道断、先人たちへの冒涜に等しい。タートルトーブ監督は、そんな冒涜者の一人だと私は思っている。(笑)だから、ニコラス・ケイジには、タートルトーブ監督作品には出て欲しくない。残念ながら役を選ばない彼はまた、監督とタッグを組んで出演。スタンドインが目立つので、そろそろアクションものは厳しくなって来ているのかも知れない。今回は助演だしね。タイトル通り、主演は魔法使いの弟子。この青年のオタクぶりは面白かった。ただ、“ボーイ・ミーツ・ガール”の演出が冴えていないので、彼のダメ男ぶりが引き立っていない。ただのドタバタにしか見えなかったのは、残念。相手役の女の子も瑞々しさが足りず、既に顔すら思い出せない。主演の2人がこの有り様だから、誰が主役なのか分からない出来映えになってしまった。監督サンの配慮も足りなかったような気もする。ディズニーにおもねるような掃除道具のダンスは興醒めだったし、続編を思わせるシーンも「あわよくば……」という下心がみえみえでよろしくない。最近は、どの作品もそういう傾向が強いが、潔いエンディングを観たいものである。真面目に観る作品ではないので、家事をしながらチラチラ見る程度で十分でしょう。(笑)
2016.05.30
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0421 LIFE!/ライフ! 【スタッフ】・監督・製作 ベン・スティラー・原 作 ジェームズ・サーバー・脚 本 スティーヴン・コンラッド・製 作 サミュエル・ゴールドウィン Jr ジョン・ゴールドウィン スチュアート・コーンフェルド【キャスト】・ウォルター・ミティ……ベン・スティラー(岡村隆史)・シェリル・メルホフ…クリステン・ウィグ(三石琴乃)・エドナ・ミティ…シャーリー・マクレーン(沢田敏子)・テッド・ヘンドリックス…アダム・スコット(花輪英司)・ショーン・オコンネル……ショーン・ペン(山路和弘)【仕 様】・型 番 FXXR-56538・製作年度 2014年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY・収 録 115分(本編)・音 声 1.英語 DTS-HDマスター・オーディオ 7.1ch(ロスレス) 2.日本語 DTSデジタル・サラウンド 5.1ch・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・サ イ ズ HDワイドスクリーン 1920x1080p /シネマスコープ・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 日本市場向、Blu-ray、レンタル専用・価 格 \9,000+税・発 売 元 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・字幕翻訳 栗原とみ子・吹替翻訳 松崎広幸・2014年劇場公開作品・映像特典 1.秘蔵映像シーン集 2.メイキング・オブ・『LIFE!』 3.フォト・ギャラリー 4.ミュージック・ビデオ ♪STAY ALIVE BY JOSE GONZALEZ ※すべてブルーレイのみの収録特典【ジャケット】・オモテ面:『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日間』 のスタジオ最新作 人生を変える、冒険が始まる。・ウラ面 :未体験の映像革命、ブルーレイディスク!! 究極のハイビジョン・エンターテイメントを 体感せよ! ■1080p HDの超高画質ハイビジョン映像 ■ピュアなデジタルサウンドを体現する ロスレス・オーディオ ■本編を観ながら操作が出来る ポップアップ・メニュー 人生を変える、冒険が始まる。アルミのアタッシェケースを片手に車道を横断しているウォルター・ミティの姿。摩天楼には、さまざまな彼の姿が描かれている。これから、どんな冒険が彼を待っているのか、ワクワクするようなイラストだ。いいジャケットだと思う。ウラ面は、ブルーレイのコピーが大半を占めている。“特別である”ことを謳いたいのだろうが、ちょっとつまらない。狭いスペースに、本編からの取り込み画像が並んでおり、彼が夢想した冒険ではなく、彼が現実に冒険したシーンが選ばれているところが興味深い。意図的だろう。オモテ面が、彼の夢想シーンなので、その対比になっている。ホント、いいデザインだ。【感 想】「本作品が好きだ。(笑)」モチロン、異論もあるだろうが、個人的にツボだった。私はいまだに夢想するし、気がつくと降車駅を過ぎていたなんてザラにある。(苦笑)この電車が脱線事故を起こしたら、無傷のまま助かった私が救護に奔走しようとか。(笑)機長が急病で倒れたら、管制塔からの指示で、このジャンボジェット機を着陸させるのは私だな、とか。高速道路の崩落を予知して、多くの人命を救うとか。スティーブン・セガールに素手で勝っちゃうとか。何のスキルもないけど、迫り来る彗星から地球を救うのは、やっぱり私だよなぁ、とか。キャプテンアメリカに正座させて説教できるのは私だけだよなぁ、とか。第88回アカデミー賞の主演男優賞を穫っちゃう?――とか。髪結いの亭主になって、日がな一日、ネコののどを撫でて過ごすとか。ボート・ダイビング中に流されて、辿り着くのは無人島。何でも揃う無人島。何故か快適なリゾート・ライフを満喫しちゃうとか。南太平洋でメガロドンと遭遇して、ナイフ1本で立ち向かうとか。北極圏でバイキングの末裔から財宝を譲り受けるとか。長身でお尻がキュッと上がった金髪のCAに尽くして貰うとか。横断歩道で手をひいたお婆さんから遺産が舞い込むとか。マリーアントワネットに献上された懐中時計を新潟の古道具屋でみつけるとか。『クロニクル』の高校生のように超能力が使えるようになるとか。(でも、空は飛ばない。寒そうだもん)「ディズニーランドをお前にやる」と、ミッキーから魔法のカギを渡されるとか。数百人のキャストにかしずかれてビッグサンダーマウンテンに乗り放題とか。南米で古代マヤの遺跡を発見し、現代の“インディ・ジョーンズ”ともてはやされるとか。NASAに拉致されて無理矢理スペースシャトルで宇宙に飛ばされ、人工衛星の修理を強要されるとか。その後、何の知識もないのに地球に帰還しちゃうとか。目標を誤って、着陸船はアイスランドに降りちゃうとか。火山の噴火口から地球の中心にいたる洞窟を見つけて探検の旅に出るとか。人型ロボットに乗り込んで、ハリウッド版ゴジラと対決するとか。時空を超えた恋愛に身を焦がすとか。MI6がスカウトに来るけど、目の前で狙撃され、バチカンが絡んだ陰謀の渦に巻き込まれて行くとか。謎の疫病が蔓延し、唯一抗体を持つ私だけが生き残るとか。廃墟となった東京は意外と暮らしやすかったとか。ゾンビ相手のサバイバルは臭いし汚いからイヤだなぁとか。高い塔に幽閉されたお姫様を救うのは“ドロボーさん”ではなくて私だ、とか。――まぁ、そんな感じ。(笑)映像がキレイで見応えのある作品だった。それに、何よりもシャーリー・マクレーン!これには驚いた。老いても存在感とエネルギーは、さすが。劇中のセリフにもあったが、実にステキな女性だ。ベン・スティーラーが監督をつとめた、とのこと。なかなか見事だ。場面の繋ぎも凝っているし、アングルも多様だ。最後のオチも予想していたとはいえ、じんわり涙してしまった。(笑)決して上手い演出ではないけど、全編通してあたたかい。それが心地よい。音楽も、いい。オススメ!このレビューを読んで、ベン・スティーラーがお礼を言いに私を訪ねて来るゾ、きっと……。(笑)
2016.05.29
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0420 機動戦士ガンダム0080/ポケットの中の戦争 VOLUME 2【スタッフ】・企 画 サンライズ・原 作 矢立 肇 富野由悠季・監 督 高山文彦・構 成 結城恭介・脚 本 山賀博之・デザインワークス 出渕 裕・キャラクターデザイン 美樹本晴彦・モビルスーツ原案 大河原邦男・メカニカルデザイン協力 明貴美加 石津泰志・ビジュアル設定協力 近藤和久・音 楽 かしぶち哲郎・製 作 サンライズ・バンダイ【キャスト】・アル :浪川大輔・バーニィ:辻谷耕史・クリス :林原めぐみ【仕 様】・型 番 BCBA-0362・製作年度 ----年・製 作 国 日本・英 題 MOBILE SUIT GUNDAM 0080 “WAR IN THE POCKET”・収 録 96分・音 声 1.日本語 (Stereo,一部Mono) 2.英 語 (Stereo)・字 幕 ----・サ イ ズ 4: 3 STANDARD・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 バンダイビジュアル株式会社・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社・価 格 \6,000(税抜)・映像特典 1.ALL THAT GUNDAM 2.ノンテロップED Ver.2.0 3.Music Clip 3type【ジャケット】・オモテ面:“THE ONLY WAY TO SAVE THIS PEACEFUL COLONY WHERE AL AND CHRIS LIVES FROM THE TERRIFYING NUCLEAR MISSILE OF ZEON’S GLANADA BASE, IS TO DESTROY GUNDAM BEFORE THE TIME LIMIT.” BERNNY REPAIRS THE BROKEN ZAKU AND CHALLENGES TO ALEX. BERNNY’S ZAKU CLASHES INTO CHRIS’S ALEX WITHOUT KNOWING WHO HE IS FIGHTING WITH. “BERNNY! YOU DON’T HAVE TO FIGHT ANYMORE!” AL SCREAMS.IN U.C.0080, THE “WAR IN THE POCKET”FINALLY MEETS THE CLIMAX!・ウラ面 :THE ENDING OF“THE WAR”ONLY BETWEEN THE TWO,THAT IS... 第4話:河を渡って木立を抜けて 第5話:嘘だと言ってよ、バーニィ 第6話:ポケットの中の戦争VOLUME 1と同じレイアウトになっている。ジャケットのオモテ面は、美樹本晴彦さんのイラスト。VOLUME 1 と合わせると、一枚になる仕様になっている。ウラ面は、出渕裕さんのイラスト。やはり柔らかくて温かい筆使いが、いい感じだ。封入されているブックレットには、年表やらスタッフリストやらライナーノーツやらが掲載されている。些細なことだが、お得感がある。こういうのは、レンタルでは味わえない。購入者だけのお楽しみだ。【感 想】「モビルスーツのデザイン」一年戦争末期の設定なので、登場するガンダムは、アムロ・レイが搭乗していたのと同型機であろう。これを出渕裕さんが、ブラッシュUPしている。出渕さんは当時、『機動警察パトレイバー』で名を馳せた方だ。そう言えば、パトレイバーの機体は、主人公が“アルフォンス”とか名前を付けていた。本作品のガンダムも“アレックス”と呼ばれている。この辺りがオタク君に受けそうで、何だかこそばゆい。(笑)■第4話 河を渡って木立を抜けて バーニィが配属されたサイクロプス隊は、連邦軍の新型モビルスーツ奪取を目的とする“ルビコン計画”の準備を着々と進めていた。やがて、決行日が訪れる。バーニィたちは連邦軍を装って秘密基地に潜入するが、些細な会話で身許がバレてしまう。……というお話し。「大雑把な作戦だなぁ」と思った。何のヒネリもない。(笑) それに、彼らはコンテナで運び込んだモビルスーツをどう使うつもりだったのだろう?“ルビコン計画”なんて大層な作戦名が付いていたが、内容がともなっていなかった。サイクロプス隊が組み立てていたモビルスーツは“ケンプファー”というモデルらしい。本シリーズのオリジナルだろうか。第1話に登場した“ハイゴック”に較べるとインパクトに欠けるデザインだった。惜しい。音響は藤野貞義さん。いまからすると、かなり変な音使いが見受けられる。■第5話 嘘だと言ってよ、バーニィ“ルビコン計画”は失敗し、サイクロプス隊はバーニィを残して全滅してしまう。ジオン軍は、連邦軍の新型モビルスーツを奪取も破壊も出来なかったことを受けて、サイド6への核攻撃を決定する。バーニィは、コロニーから脱出しようとするが、アルやクリスのことが気になって踏ん切りがつかないでいた。……というお話し。監督は、高山文彦さん。所在不明の仙人のような方なのだそうな。(笑) 他にどんな作品に関与して来たのか知らない。けれど、本作品を観る限り、人間ドラマに重きをおきたい方のようだ。戦争や戦闘は“背景”に過ぎない。私は、それで善いと思うのだが、本シリーズはあまり売れなかったらしい。巷の評価は高くないってことだろう。以降、戦闘シーン中心の作品づくりへとシフトして行く。残念だ。こういう路線の作品を、もっと見たかった。■第6話 ポケットの中の戦争バーニィは、サイド6に残る決意をする。核攻撃を阻止するため、アルと共に新型モビルスーツ破壊の計画を立てる。……というお話し。映画『ガンヘッド』もそうだったが、まるで自作パソコンを組み立てる安易さでモビルスーツを修理するのは、どうかと思うぞ。(笑) それともユニット化によって簡単になるのだろうか。そういうことなら、私も1台欲しいな。(笑)物語は、切ないエンディングを迎える。バーニィにしろクリスにしろ、実直な人間として描かれている。アルは、どんな大人になるのだろうか。事件の唯一の目撃者として成長して行くことになる。物語の世界とはいえ、アルが分別のある大人になって、戦争や紛争とは無縁の世界を築くために立ち上がって欲しいと思うのだ。『ガンダム』の魅力は、モビルスーツにある。人型の機械に乗るってことは、自分の能力を増大させるってことだ。男性機能を誇張したくなる男の性(さが)と見事にシンクロしている。男の子のファンが多いワケだ。ガンプラを集めるファンは、たぶんにコンプレックスを抱えているに違いない。我が家には、未開封のガンプラが1ダースは積み上げられている。(笑)オススメ!
2016.05.28
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0419 機動戦士ガンダム0080/ポケットの中の戦争 VOLUME 1【スタッフ】・企 画 サンライズ・原 作 矢立 肇 富野由悠季・監 督 高山文彦・構 成 結城恭介・脚 本 山賀博之・デザインワークス 出渕 裕・キャラクターデザイン 美樹本晴彦・モビルスーツ原案 大河原邦男・メカニカルデザイン協力 明貴美加 石津泰志・ビジュアル設定協力 近藤和久・音 楽 かしぶち哲郎・製 作 サンライズ・バンダイ【キャスト】・アル :浪川大輔・バーニィ:辻谷耕史・クリス :林原めぐみ【仕 様】・型 番 BCBA-0361・製作年度 ----年・製 作 国 日本・英 題 MOBILE SUIT GUNDAM 0080 “WAR IN THE POCKET”・収 録 86分・音 声 1.日本語 (Stereo) 2.英 語 (Stereo)・字 幕 ----・サ イ ズ 4: 3 STANDARD・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 バンダイビジュアル株式会社・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社・価 格 \6,000(税抜)・映像特典 1.ノンテロップOP&ED Ver.1.0 2.TV-CM 4type【ジャケット】・オモテ面:IN UNIVERSAL CENTURY 0079.ZEON SENT THE “CYCLOPS COMMANDO”TO CAPTURE THE NEW GUNDAM“RX-78NT1”WHAT DID A YOUNG AL SEE IN HIS FIRST TIME TO BE IN MOBILE SUIT BATTLE OCCURRED IN A PEACEFUL SPACE COLONY?・ウラ面 :ONE DAY, THE BOY ENCOUNTERED “THE WAR” 第1話:戦場までは何マイル? 第2話:茶色の瞳に映るもの 第3話:虹の果てには?海外向けデザインになっている。このままフランスとかで販売できそうだ。(笑) ストーリーやクレジット、スペック表示が日本語なので、辛うじて日本向けなのが分かる。こういうのもオシャレでいいなぁ。(笑)ジャケットのオモテ面は、美樹本晴彦さんのイラスト。VOLUME 2 と合わせると、一枚になる仕様になっている。この辺りもオシャレだな。ウラ面は、出渕裕さんのイラストが大きく使われている。もっと無機質な絵を描く方かと思っていたので、このイラストは、ちょっと意外だった。本作品には、ブックレットが封入されており、キャラクタやモビルスーツ等の設定が収録されている。ファンの方には嬉しい特典ではなかろうか。30年前だったら、この手の資料は、ムック本に収録されるのを待つしかなかった。いい時代だなぁ。【感 想】「キャラクタのデザイン」『超時空要塞マクロス』のキャラクタをデザインした美樹本晴彦さんが、本作品を担当すると聞いて違和感を覚えた。『マクロス』は好きだが、どうも『ガンダム』の世界にはそぐわない気がしたからだ。案の定、苦労の様子がうかがえる。けれど、メインキャラに美少女がいないせいか、何とかまとまったカンジ。(笑)■第1話 戦場までは何マイル?アルは、スペースコロニー“サイド6”で暮らす小学生。連邦とジオンの一年戦争の影響もなく、友人たちとたわむれることに余念がない。或る日、ジオンのモビルスーツがコロニーに侵入し、撃墜される。現場に駆けつけたアルは、ザクのパイロットのバーニィと知り合う。……というお話し。冒頭の北極での戦闘シーンに、それまでの『ガンダム』にはないリアルさがあった。もっと観たいと思わせる出来映えだった。けれど、本シリーズは基本的に少年の物語なので戦闘場面が少ない。それだけに印象に残っているのかも知れない。アルが学校の屋上で間近にザクを見る場面が秀逸だった一編。レイブラッドベリィの短編小説を思い出してしまった。■第2話 茶色の瞳に映るものアルが撮った写真には、連邦軍のコンテナが写っていた。それが北極からシャトルで運ばれたものだと気づいたジオン軍は、新型のガンダムを破壊すべく、チームをサイド6に送り込むことにした。たった4人のチームだ。そこには、バーニィの姿があった。……というお話し。アルは、バーニィと知り合い、友だちとの“戦争ゴッコ”から“ホンモノの戦争”に関与して行くことになる。無邪気な子供の憧れを利用した大人の汚さを描くのかと思ったが、そうでもないようだ。もっとカラッとしている。脚本を書いたのは、『王立宇宙軍/オネアミスの翼』の山賀博之さん。少年の目を通して戦争を描く。憧れや失望や喜びや哀しみを通して、少年が成長して行く姿を押し付けがましくなく、淡々と綴ったのは、如何にも山賀さんらしい。■第3話 虹の果てには?バーニィと再会したアルは、ジオン軍のチームと関わって行くことになる。隊長に連邦軍のコンテナがどこに運び込まれたのか調べる任務を与えられたアルは、バーニィと施設の監視を始める。やがて、それらしき施設を見つけた2人は、隊長の命令を逸脱して、施設に忍び込む。……というお話し。音楽は、“ムーンライダース”のかしぶち哲郎さん。『釣りバカ日誌』シリーズにも楽曲を提供していた。本作品は、やや温和しい感じの曲だった。テーマソングは、椎名恵さん。オープニングとエンディング曲を歌っている。私には、この曲が心地よく、本シリーズのイメージを決定づけている。アルがジオン軍に傾倒して行く様子に、「どっかで、こんな映画を観たよなぁ」と思ったが、思い出せない。(笑)主人公のアルとバーニィ、隣りのお姉さんのクリスの3人以外は、美樹本さんのデザインとは思えない。このギャップが、若干、物語世界を壊していたと言えなくもない。『機動戦士ガンダム』のキャラクタデザインが、安彦良和さんの世界そのままだったのとは、正反対だ。あの作品は、隅々まで安彦さんのデザインが息づいていた。サラリーマンのように契約の範囲内でしか仕事をしなかった美樹本さんとは大違いだ。(笑)いずれにせよ、『ガンダム』初のOVA、然も、富野由悠季さん以外の人が初めて監督した作品でもある。長い歴史の中でエポックメイキングであったことは間違いない。オススメ!
2016.05.27
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0418 超高速!参勤交代 [ブルーレイ]【スタッフ】・監 督 本木克英・脚 本 土橋章宏 講談社「超高速!参勤交代」・音 楽 周防義和・製作総指揮 大角 正・企 画 深澤 宏・プロデューサー 矢島 孝・撮 影 江原祥二(J.S.C.)・照 明 林 利夫・美 術 倉田智子・録 音 山本研二・整 音 岸田和美・編 集 川瀬 功・装 飾 中込芳志・スクリプター 黒河内美佳・製 作 「超高速!参勤交代」製作委員会・制作・配給 松竹株式会社・制作プロダクション 松竹撮影所・制作協力 松竹映像センター・助 成 文化芸術振興費補助金・特別協力 アート引越センター【キャスト】・佐々木蔵之介・深田恭子・伊原剛志・寺脇康文・上地雄輔・知念侑季(Hey!Say!JUMP)・柄本時生・六角精児・市川猿之助・石橋蓮司・陣内孝則(特別出演)・西村雅彦・甲本雅裕・近藤公園・忍成修吾・和田聰宏・富浦智嗣・舞羽美海・前田旺志郎【仕 様】・型 番 SHBR-9273・製作年度 2014年・製 作 国 日本・原 題 ----・収 録 本編約 119分+特典映像約 2分・音 声 1.日本語 (オリジナル) DTS-HD Master Audio5.1ch・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 ビスタサイズ [1080p/Hi-Def]・そ の 他 BD50G、MPEG-4 AVC、COLOR、Blu-ray、 dts-HD Master Audio 5.1、レンタル専用・発 売 松竹・販 売 元 松竹・劇場公開日 2014年 6月21日・日本語字幕監修 本木克英・日本語字幕制作 児玉弘美・バリアフリー再生機能付:日本語字幕・映像特典 1.特報 2.予告編【ジャケット】・オモテ面:このミッション、 インポッシブル《不可能》です!・ウラ面 :奇想天外。痛快、疾走! 笑って、泣けて、熱くなる 歴史エンターテインメント超大作! 江戸幕府VS弱小貧乏藩 このユーモアと斬新さに大絶賛の嵐!! ユニークな設定と確かな筆力で度肝を抜いた “超”話題作!オモテ面は、佐々木蔵之介さんの顔がすべて。インパクトがある。これに尽きるなぁ……。(笑)主要な登場人物が、その背後に控えていて、それぞれ思い思いの顔をしている。或る意味、いいデザインのジャケットだ。でも、ウラ面は、つまらない。どうして、邦画のコメディって、こういうテイストになるのだろう。楽しげでイイんだけど、個人的には好きじゃない。(苦笑)【感 想】「私も側室が欲しいっ!」オーソドクスな時代劇だった。物語の構造としては、TVドラマの『水戸黄門』と変わらない。幕府の陰謀、隠密、抜け忍、色っぽい女性。宿場町を渡り歩く旅、お供はうっかり八兵衛か色っぽい女性。クライマックスは、見得をきって威勢のいい口上に酔いしれ、色っぽい女性を守りながらの大立ち回り。斬られ役はカッコ良くのたうち回る。決闘場面では乾いた強い風が吹き、最後は悪人が罰せられて大団円、主人公は再び旅に出る……。いいなぁ、カゴにのせた山盛りのミカンを前にして、コタツにあたりながら観るのに最適だ。見事。(笑)――江戸時代。八代将軍吉宗の治世、東北の湯長谷藩は、巷には金山を持っているとウワサされながら、実のところビンボーな小藩だった。参勤交代を終えて国に戻った藩主内藤のもとに、老中松平から「五日以内に参勤せよ」との命令が下る。参勤出来なければ、藩を取り潰し、噂の金山を幕府のものにしようと言う老中の企みだった。モチロン、金山などありはしない。黄鉄鋼が出るだけだ。それを直接、伝えることしか、取り潰しを免れる策はない。そのためには、何としても、5日間で参勤する必要があった。時間もない、費用もない。この苦境を乗り切るために、家老の相馬が打ち出した策は、少人数で山中を走り抜けて江戸への道をショートカットする、というものだった。途中、幕府が目を光らせている宿場だけ大名行列を擬装する。これなら費用も最小限で済む。この計画に、“抜け忍”の霧隠段蔵が、山中の道案内をかって出る。……というお話し。原作がどうかは知らないが、映画の方はツッコミどころ満載。松竹映画らしいコメディだから、鑑賞の姿勢としては、笑ってやり過ごすのがベストだろう。ちょっとでもツッコミ始めたら際限なく出て来るので、それは止めた方がよろしい。(笑)ただ、『花のお江戸の釣りバカ日誌』なんかと較べると、本作品は少なからず“毒”を含んでいる。深田恭子さん演じる“お咲”が女郎だとか、子供の頃に売られてしまったとか、わりとストレートに描いている。(最後は側室にされちゃうし……) ファミリー映画のようにオブラートに包まない。松平が九官鳥のエサを内藤の家臣に食わせたり、将軍吉宗のイヤらしい腹黒さにも、それなりの“毒”が感じられる。これがなかったら、本作品は、バカバカしい作品に成り下がっていたはずだ。実際、松平や吉宗の思惑は伝え切っていない。むしろ、脚本はたどたどしい。これがトゲのように引っ掛かる。この2人は、基本的に同根だから、小藩の藩主の前で本音を吐露するわけがない。松平は悪人を、吉宗は善人を演じる。ストーリー展開としては、これでOKだが、脚本上、或いは演出上、それではつまらない。やはり、両名には、もう一つウラの顔がなければ……。そう思わせる“たどたどしさ”が、毒となって本作品をピリッと仕上げているのかも知れない。出演は藩主役の佐々木蔵之介さん、深田恭子さん。あと、いろいろ出てました。(笑)残念なのは、深田恭子さんの入浴シーンがなかったこと。時代劇たるもの、入浴シーンがなければダメでしょ。せめて行水とか。(何の根拠もありませんが……)続編が今年公開と報じられて、慌てて観た次第。(笑)今度は、深田さんの行水シーンがあることを願いつつ、オススメ!
2016.05.26
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0417 銀の匙【スタッフ】・原 作 荒川 弘「銀の匙 Silver Spoon」 (小学館「週刊少年サンデー」連載)・監 督 吉田恵輔・企画・プロデュース 平野 隆・エグゼクティブ・プロデューサー 田代秀樹・脚 本 吉田恵輔 高田 亮・音 楽 羽毛田丈史・プロデューサー 幾野明子 武田吉孝 星野秀樹・ラインプロデューサー 新野安行・キャスティングディレクター 杉野 剛・撮 影 志田貴之・照 明 中村裕樹・録 音 小川 武・美 術 三ツ松けいこ・編 集 李 英美・スクリプター 増子さおり・助 監 督 佃 謙介・制作担当 早川 徹・制作プロダクション ウィルコ・配 給 東宝・助 成 文化芸術振興費補助金・主 題 歌 ゆず「ひだまり」 (セーニャ・アンド・カンパニー)【キャスト】・中島健人・広瀬アリス・市川知宏・黒木 華・上島竜兵・吹石一恵・西田尚美・吹越 満・哀川 翔・竹内 力・石橋蓮司・中村獅童【仕 様】・型 番 PCBE-74689・製作年度 2014年・製 作 国 日本・英 題 Silver Spoon・収 録 本編 111分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド 2.ドルビーデジタル 2.0ch サラウンド・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 元 TBS/小学館(910379)・販 売 元 株式会社ポニーキャニオン・リリース 2014.10.15.【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :ようこそ!大蝦夷農業高校《エゾノー》へ。オモテ面は、主人公の八軒クンが、ニワトリを抱えながらブタを追いかけて手を伸ばしている図。(笑) その後ろで、主要登場人物たちが、彼の悪戦苦闘ぶりを見守っている。緑の大地と青い空。いいデザインだなぁ。作品のイメージを明るく伝えることに成功している。本編も、こんな調子だったら良かったんですけどねぇ。(苦笑)ウラ面は、緑の大地が球形になって、地球のようになっている。そこにストーリーが記載されている。緑の大地には、牛や馬やブタ、ニワトリが草をはんでいる。そして、本編からの取り組み画像が、全部で 9枚。何ということのない場面が選ばれている。こういうセンスって、本編と同じだなぁ。変なところで感心してしまった。(笑)【感 想】「茹で上げたトウモロコシ」職業体験映画としては、標準的な作品ではなかろうか。出来が悪いわけではなく、さりとて特別に良いわけでもない。物語も、表層をなめるだけが多い中では、そこそこツッコんでいたように思う。――進学校の勉強について行けず、親からのプレッシャーにもたえられなくなった八軒勇吾。半ばキレ気味に農業高校に入学する。「寮があるから」というのが、選択理由だ。周囲は、農家や酪農家の跡取りばかり。何の夢も希望もない八軒だったが、否応なく厳しい酪農の世界に放り込まれることになる。朝早くから鶏や豚の世話をし、牛の乳を搾り餌をあげる。夕方まで続く重労働が授業の一環だった。そんな学校生活に慣れた頃、八軒は、同級生の御影アキに誘われて馬術部に入部。彼の周りで、何かが動き始める。一人娘のアキは、実家の酪農を継がなければならなかった。しかし、彼女自身は、馬と一緒に働きたいと願っている。アキとは幼なじみの駒場は、野球部に籍を置きながら実家の仕事も手伝う。卒業後は、跡を継いで、父親が遺した借金を返し、妹たちを大学に通わせたいと願っていた。皆それぞれが、自分の人生と対峙していた。夏休み、実家に帰らない八軒は、アキから住み込みのアルバイトを頼まれる。……というお話し。ヒロインの御影アキを演じたのは、広瀬アリス。ガラクタ同然の和製ホラー映画『ロスト・ハーモニー』に出演していたらしい。思い出せない。(苦笑)本作品では、まずまずの好演。妹さんが映画『ちはやふる』の主演女優の広瀬すずさんとのこと。北海道の厳しさや雄大さがイマイチ伝わって来なかったのは、残念。それに、ベーコンも美味しそうに見えなかった。監督さんが豚肉をキライだからではないか、そう思ってしまった。或いは、着色されたものを見慣れているせいかも知れない。ただ、八軒が、アキの家で出されたトウモロコシが、妙に印象に残った。茹でてザルに上げただけ。塩もふってない。アツアツにも見えなかったが、冷めてもいない。余熱が少し残っているくらい。その辺の生活感が好ましかったのだろう。八軒は、自分で名付けて育てた豚を食べ、友人の離農を間近で見、少しずつ世界を広げて行く。そして、学園祭の出し物に、馬術部で“ばんえい競馬”をやろうと奔走することになる。自ら他者と関わろうとしながらも、最初は孤軍奮闘。やがて、仲間が集まって競馬場を作る辺りから、本作品一番の見せ場になって行く。でも、監督さんのカラーなのか、さらりと流してしまう。ばんえい競馬の場面ですら盛り上がらない。八軒が伴走するシーンですら熱くない。何もクロサワアキラのような迫力は求めないが、もっと大地の大きさ、カタさ、重さなんかを表現して欲しかった。(こういうところは、フザけていても矢口史靖監督は上手いなぁと思う)全編を通してイヤミもないけど、どうにもピリッとしたところがなくて物足りなかった。風呂に入ったら観たことを忘れてしまう始末。少しはひとの記憶に残る作品にするべきだったと思うぞ、カントクさん!マンガが原作とのことだが、読んだことはない。けれど、本作品を観て、ゆうきまさみさんのマンガ『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』を思い出した。(笑)ゆうきまさみさんのマンガって映画向きだと思うのだが、1本も映画化されていないのって不思議だ。オススメとしておきましょう!
2016.05.25
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0416 スーパーナチュラル SEASON 1 DISC 4 [THE COMPLETE FIRST SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ ロバート・シンガー【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜/成宮寛貴)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹/井上 聡)【仕 様】・型 番 SDB-Y27863・製作年度 2005-2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 936分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語 サム:内田夕夜、ディーン:東地宏樹 3.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語 サム:成宮寛貴、ディーン:井上 聡・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 〈ブルーレイ限定映像特典〉 1.The Devil’s Road Map 各エピソードの逸話や、登場する地名に まつわる都市伝説の紹介などの ガイドマップ 2.「スーパーナチュラル」 パネルディスカッション ~ペイリー・テレビジョン・フェス ティバルにて~ 3.未公開シーン集 4.デビッド・ナッター監督と スタッフによる音声解説 第1話「悪夢のはじまり」 5.ジャレッド・パダレッキと ジェンセン・アクレスによる音声解説 第4話「悪魔からの伝言」 6.メイキング 7.撮影の裏側:ジャレッドとジェンセン 8.NG集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :“本当の恐怖を、あなたはまだ知らない。” - Alessandra Stanley,THE NEW YORK TIMES 説明不能。理解不能。迫り来る、 戦慄の超常現象(スーパーナチュラル)。 ブルーレイは 豪華映像・音声特典収録アウターケース仕様の4枚組である。今回掲載した画像は、ブックレットの中の見開きページ。“インパラ”の中で、サムとディーンが後ろを向いているところを後部座席から撮ったような画像(イラスト?)。ファンには、嬉しい画像ではなかろうか。(笑)見開きページ、ピクチャディスク、ブックレットの中から DISC 4 に収録されたエピソードのところをスキャンしたものを掲載した。シーズンを重ねているが、やっぱり第1シーズンが、一番出来がいいと思う。【感 想】「サムと健康管理」久しぶりに第1シーズンを見直して思ったことは、「サムって痩せてたんだなぁ」と言うことだった。いまは、体格もひとまわり大きくなったような気がするし、顔立ちに至っては細面が丸顔になったと言ってもいいくらいだ。『13日の金曜日』への出演もあったし、体重増は役作りのためだと思うことにしよう。(笑)サムは腕を骨折してギプス姿で登場したりしているから、意外とそそっかしい人なのかも知れない。身体が資本の役者にとって、ケガは不名誉な勲章だ。ましてや、“体重増”なんて――。シーズン中はケガをしたり太ったりしないように健康管理に務めるのが、プロだと思うのだが……。(笑) まだまだ若いってことなのかな?■第19話 呪われた肖像画肖像画に取り憑いた霊が次々と所有者を殺して行く事件に二人が挑む。ストーリー展開が秀逸な一編で、サムの恋心も描かれる。相手役を演じた女の子がなかなか魅力的で、ディーンも即座に「あの子と結婚しろ」と言うくらいの惚れ込みよう。闊達に描いたシナリオもいいが、女優サンもいいな。輝いていた。■第20話 父との再会ヴァンパイアが登場。ディーンも初めて遭遇したらしいから、かなりマイノリティらしい。キャラクタの造形は『ニアダーク』や『ロストボーイ』等に見られるイメージを敷衍しているので新味はない。ただ、リーダーの腕にされたタトゥーが日本語のカタカナみたいで、ちょっと気になる。■第21話 駆け引きいよいよ黄色い目の悪魔に迫る。サムが経験したのと同じように、生後6ヶ月目のお母さんと赤ちゃんが狙われる。これを阻止すべくウィンチェスター親子が動き出すが……。メグが三度登場。コルトを巡って策略がめぐらされる。作品としてはストレートすぎて決して出来はよくない。■第22話 悪魔の罠メグに捕まった父親を助けに、サムとディーンが奮闘する最終話。黄色い目の悪魔も絡み、本シリーズのテーマでも肉親の愛情なども織り交ぜて、最終話に相応しい内容だった。ボビーが初登場することでも見逃せない一編でもある。意外な事実も明かされ、作品としてのトーンは低いが、オープニングから最後まで目が話せない仕上がりとなっている。いろいろな海外ドラマを観て来たが、『スーパーナチュラル/ファーストシーズン』の最終話ほど衝撃的なエンディングは他にないだろう。シナリオも演出も、ラストに向かって突き進む。実に見事だと思う。次のシーズンに繋げるため、最終話を未完のまま終わらせる手もある。あからさまだが、これが一番スタンダードだと言える。“クリフハンガー”ってやつだ。『CSI:NY』でもマックが人質になったままシーズンを終わらせたりしている。また、『CSI:MIAMI』 では、ホレイショが飛行場で撃たれて倒れるカットでシーズンを終えた。こちらは本作品に近い手法だ。次のシーズンまで視聴者の興味を如何に繋ぎとめておくかが、製作側としては重要なポイントだ。そういう意味では、本シーズンは上手く課題をクリアしたと言える。第12シーズンの製作も発表され、ファンとしては嬉しい限りである。オススメ!
2016.05.24
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0415 スーパーナチュラル SEASON 1 DISC 3 [THE COMPLETE FIRST SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ ロバート・シンガー【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜/成宮寛貴)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹/井上 聡)【仕 様】・型 番 SDB-Y27863・製作年度 2005-2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 936分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語 サム:内田夕夜、ディーン:東地宏樹 3.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語 サム:成宮寛貴、ディーン:井上 聡・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 〈ブルーレイ限定映像特典〉 1.The Devil’s Road Map 各エピソードの逸話や、登場する地名に まつわる都市伝説の紹介などの ガイドマップ 2.「スーパーナチュラル」 パネルディスカッション ~ペイリー・テレビジョン・フェス ティバルにて~ 3.未公開シーン集 4.デビッド・ナッター監督と スタッフによる音声解説 第1話「悪夢のはじまり」 5.ジャレッド・パダレッキと ジェンセン・アクレスによる音声解説 第4話「悪魔からの伝言」 6.メイキング 7.撮影の裏側:ジャレッドとジェンセン 8.NG集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :“本当の恐怖を、あなたはまだ知らない。” - Alessandra Stanley,THE NEW YORK TIMES 説明不能。理解不能。迫り来る、 戦慄の超常現象(スーパーナチュラル)。 ブルーレイは 豪華映像・音声特典収録アウターケース仕様の4枚組である。今回掲載した画像は、ブックレットの表紙と裏表紙、ピクチャディスク、ブックレットの中から DISC 3 に収録されたエピソードのところをスキャンしたもの。ブックレットの表紙は、アウターケースと同じデザイン。裏表紙は、まるでブロマイドのような2人の画像が使われている。作りモノめいた感じが、ヘンだ。これこそホラーだな。(笑)【感 想】「映像的な魅力」昨今のTVドラマを観ていると、映画と見紛うほどの高いクオリティの作品に出会う。本作品もまた、かなりの出来映えだと思う。映像的な魅力に溢れている。退色させてザラついた質感、そしてコントラストの強い映像は、全話通して貫かれ、本シリーズのイメージを決定づけている。勿論、超常現象を扱うわけだからVFXも凝っている。ある意味、製作日数や費用の問題もあって、VFXに全面的に依存してはおらず、ほどよく演出効果とのバランスを保っているところは、凡百の映画より優れているかも知れない。TVドラマは正味40分程度しかない。その中で、起承転結は勿論のこと、エピソード毎に登場する主要な人物も紹介しなければならない。モタモタしているヒマなんて、ない。本シリーズは、短いカットを積み重ね、必要な情報を要領よく視聴者に伝えることに成功している。然も、構図やアングル、カメラワークもなかなか凝っている。見事な職人技だと思う。2時間かけて温泉の紹介すら満足に出来ない日本のミステリー・ドラマの製作陣には、本シリーズを観て勉強してほしい、と思うのは私だけだろうか?■第13話 ルート666設定は兎も角、モンスタートラックに追われるお話しである。昔のB級ホラー映画『地獄のデビルトラック』を思い出してしまった。(笑) スティーブン・キング氏が自らの短編小説を監督した作品だ。なかなかエッジの効いた作りで、ホラー映画ファンの評価は高かったが、興収的には失敗した。(駄作との評価も……)本作は、過去の因縁を掘り下げていくうちに人種差別の問題に突き当たるが、あまり深くは言及しない。その代わり、ディーンのロマンスが描かれていて面白い一本となっている。■第14話 悪夢ふたたびサムの予知夢で呼び寄せられた2人が、同じような境遇を持つ超能力者と出会う。何となく、幽霊だのモンスターだの悪魔だのと、これまでいろいろ登場して来たが、“超能力者”というのは意外で、最初に観た時は違和感があった。特段の理由はないのだが、「念動力でタンスを動かすのって、どうよ?」と言う感覚だ。だから、ディーンの懐疑的な気持ちが、よく理解出来る。スプーンを曲げてみせろと言わせる辺り、上手いシナリオだと思う。また、それを言う役者も上手いなぁ。■第15話 血塗られた家モンスターも超能力者も登場しない。まるで「一番コワいのは人間だよ」と言いたげだ。『クライモリ』などを連想させる作りだが、もう少しノーマルな分、ホラーファンには物足りないかも知れない。でも、雰囲気はバッチリだ。米国の広大さが怖くなる一本。■第16話 闇との対決ゾロアスター教の悪魔が登場する。各宗教ごとに神や悪魔がいるなんて、不思議な感じだ。同じモノを見て違う名前が付いているのなら解るが、独自の神様や悪魔がいるなんて――。世の中、神様と悪魔でいっぱいだ。原題にもあるように悪魔の正体は“影”。メグによって召還された。彼女の目的は達成されなかったが、何やら意味ありげな様子に今後の展開が期待される。■第17話 死を招く屋敷オカルト映画全盛の時代に封切られた『ヘルハウス』を思い出した。想念によって実体化した幽霊(?)退治のお話し。妙な二人組みが絡んでコメディ調の展開だが、設定はなかなか凝っていて見応えがあった。個人的に好きな一編である。■第18話 魔女何故か子供ばかりが病気になる街にたどり着いたサムとディーンが、事件解決に乗り出す。事件の影にいたのは、“ストリーガー”と言う魔女だった、――と言うお話し。ディーンが過去の過ちを思い出すくだりが面白い。どんな生活を送って来たのか垣間見ることが出来る。彼の孤独感が伝わって来る、よいエピソードだと思う。“魔女”って女性ばかりとは限らないのね。時々、ディーンが映画やドラマのタイトルを口走ったりする。個人的にはこれが好きで、「観た観た!」なんて喜んだりしている。第10話でも「いま一番セクシーな霊能者はパトリシア・アークエットと、お前だな」なんて言ってサムをからかう。勿論、『霊能者アリソン・デュボア』で主演をつとめるP.アークエットのことである。夢を見て事件を予見するサムに対する軽口だが、なかなか洒落ている。第11話でもディーンは、『カッコーの巣の上で』を持ち出して、深刻な事態を茶化したりしている。想像するに、ディーンは狩りをしていない時、或いは父親の帰りを待っている時、独りモーテルで、ケーブルTVで映画を観ていたんだろうなぁ。彼の子供っぽさと孤独な陰は、そんな生い立ちに根ざしているように思う。――それが脚本上、意図されたものなのかどうかは分からないが、役者の演技と相俟って見事な効果を上げている。オススメ!
2016.05.23
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0414 スーパーナチュラル SEASON 1 DISC 2 [THE COMPLETE FIRST SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ ロバート・シンガー【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜/成宮寛貴)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹/井上 聡)【仕 様】・型 番 SDB-Y27863・製作年度 2005-2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 936分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語 サム:内田夕夜、ディーン:東地宏樹 3.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語 サム:成宮寛貴、ディーン:井上 聡・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 〈ブルーレイ限定映像特典〉 1.The Devil’s Road Map 各エピソードの逸話や、登場する地名に まつわる都市伝説の紹介などの ガイドマップ 2.「スーパーナチュラル」 パネルディスカッション ~ペイリー・テレビジョン・フェス ティバルにて~ 3.未公開シーン集 4.デビッド・ナッター監督と スタッフによる音声解説 第1話「悪夢のはじまり」 5.ジャレッド・パダレッキと ジェンセン・アクレスによる音声解説 第4話「悪魔からの伝言」 6.メイキング 7.撮影の裏側:ジャレッドとジェンセン 8.NG集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :“本当の恐怖を、あなたはまだ知らない。” - Alessandra Stanley,THE NEW YORK TIMES 説明不能。理解不能。迫り来る、 戦慄の超常現象(スーパーナチュラル)。 ブルーレイは 豪華映像・音声特典収録アウターケース仕様の4枚組である。今回掲載した画像は、ブルーレイ・ケースのオモテ面とウラ面、ピクチャディスク、ブックレットの中から DISC 2 に収録されたエピソードのところをスキャンしたもの。オモテ面は、アウターケースと同じデザイン。ウラ面は、よく出来たホラー映画のテイストに仕上がっている。カッチリしていて密度が濃い。いいジャケットだ。【感 想】「アイドルや芸人の吹き替えなんてやめるべきだ」吹き替えの酷さは、日本初放映の時から言われていたことだが、今こうして見直してみると、確かにヒドい。(笑)私の友人は第1話を観るなり、『セリフが棒読みじゃん』と嘆いた。――なるほど、“棒読み”とは上手いことを言う。特にディーンの方の吹き替えに、強くそう思ったらしい。聞けば、コント等をやってる芸人だと言う。そうなると、これは吹き替えた人のせいではなく、“芸人”を選んだ側の責任だ。(芸人さんを蔑んでいるわけではありませんので、念のため)■第7話 偽りの十字架米国には“フックマン伝説”ってのがあるらしい。狂信的な神父の怨霊が、蘇るお話しである。モノに宿る霊魂の話しはよく聞く(人形の髪が伸びるとかね)が、それがフック=義手で殺人を繰り返す、――如何にもホラー映画っぽい筋立てが嬉しい一編である。■第8話 虫呪われた土地に家を建てた開発業者が、虫たちに襲われる。背景となる設定は『ポルターガイスト』のようだが、見どころは虫の大群に襲われるクライマックス。ユーレイよりも怖い。虫たちに窓が塞がれて徐々に室内が暗くなって行く光の演出や、姿を映さず羽音だけでジワジワ迫って来る演出が、いい。そして、スペクタクルシーンへと展開する。鮮やかだ。■第9話 帰宅サムとディーンが、嘗てのマイホームを訪れる。そこで出会ったポルターガイストに悩まされる母と子を救うべく、自分たちの原体験を探り出そうとする。こちらもまた、トビー・フーパー監督の『ポルターガイスト』を下敷きにしていそうだが、霊媒師の造形に『マトリックス』の影響をみることが出来る。興味深い。ラストのカットにサプライズ。■第10話 137号室閉鎖された精神病院が舞台。『TATARI』を彷彿させる一編だが、そこに肝試しに来たカップルを加えることで、2人の幽霊退治に膨らみをもたせている。■第11話 出会い異教徒の豊穣の神様が登場する。スティーブン・キングの『チルドレン・オブ・ザ・コーン』や映画『ハーヴェスト』を思い出す。タイトルの『出会い』は、サムとメグの最初の出会いを指す。この後、メグはシリーズの中で重要な役回りを果たすことになる。■第12話 死神との取引今回は、ディーンが狩りで大ケガを負って信仰療法(?)を受けるお話しである。奇跡かと思われていた治療が実は……という展開。個人的に気になるエピソードである。と言うのも、礼拝をするテントの様子を見て『X線の目を持つ男』を思い出したからである。レイ・ミランドが主演したクラシックSFホラーで、衝撃的なラストシーンが今も記憶の底に傷痕のように残っている。忘れられない一本だ。死神なら黒いマントに鎌を持ってるだろ、と言うサムの問いに、ディーンが「そっちじゃない」と答える場面がある。どうやら“死神”もいろいろいるらしい。この話の後、別な姿かたちの死神が登場するので納得。ところで、冒頭に登場する“ロウヘッド”って、どんなモンスターなんだろ? 気になる。もうそろそろ、アイドルや芸人を“俳優”扱いするのは止めた方が良いと思う。彼ら自身、勘違いして間違って仕事を受けてしまう。ましてや、ロクに訓練も受けていない芸人が、特殊な演技力を必要とする声優をするなんて、思い上がりも甚だしい。(実際に演技の訓練を受けているかどうかは知らないが、作品を観る限りではそうだ) なかにはマルチな才能を持っている方もいるが、かなり稀だ。だから私は、山田康雄氏亡き後、モノまね芸人がルパン三世の声を演じた作品を観て、某TV局に嫌悪感を持った。新たなイメージを作る努力を怠り、安易にモノまねで乗り切った浅はかさは、名声優、故・山田康雄氏を侮辱する行為だと思っている。(彼こそは紛れもなく声優界のスターだった)“スター”は、その存在だけで人を惹きつける。役を自分のものにしてしまう。それでも観客は納得する。――だからこそ、どの世界に於いても“スター”ってのは特別なのだ。ぽっと出のアイドルや芸人が、俳優やスターの真似事をするのを観るために、私たちはお金を払って映画館に行くわけではない。お金を払ってレンタルするわけではない。お金を払ってソフトを購入するわけではない。やはり、各界において精進してキッチリ仕事をしている人たちを観たいのだ。ブルーレイには、内田夕夜さんと東地宏樹さんが新たに吹き替えたバージョンが収録されている。こちらでの視聴をオススメします!
2016.05.22
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0413 スーパーナチュラル SEASON 1 DISC 1 [THE COMPLETE FIRST SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ ロバート・シンガー【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜/成宮寛貴)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹/井上 聡)【仕 様】・型 番 SDB-Y27863・製作年度 2005-2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 936分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語 サム:内田夕夜、ディーン:東地宏樹 3.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語 サム:成宮寛貴、ディーン:井上 聡・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 〈ブルーレイ限定映像特典〉 1.The Devil’s Road Map 各エピソードの逸話や、登場する地名に まつわる都市伝説の紹介などの ガイドマップ 2.「スーパーナチュラル」 パネルディスカッション ~ペイリー・テレビジョン・フェス ティバルにて~ 3.未公開シーン集 4.デビッド・ナッター監督と スタッフによる音声解説 第1話「悪夢のはじまり」 5.ジャレッド・パダレッキと ジェンセン・アクレスによる音声解説 第4話「悪魔からの伝言」 6.メイキング 7.撮影の裏側:ジャレッドとジェンセン 8.NG集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :“本当の恐怖を、あなたはまだ知らない。” - Alessandra Stanley,THE NEW YORK TIMES 説明不能。理解不能。迫り来る、 戦慄の超常現象(スーパーナチュラル)。 ブルーレイは 豪華映像・音声特典収録アウターケース仕様の4枚組である。今回掲載した画像は、アウターケースのオモテ面とウラ面、ピクチャディスク、ブックレットの中から DISC 1 に収録されたエピソードのところをスキャンしたもの。盛りだくさんだ。(笑)オモテ面は、ディーンが右側手前に配置されて、右手に散弾銃を持っている。少し後ろに、サムの振り返った姿のイラストが用いられている。左側には、“インパラ”のヘッドライト。上空に不穏な雰囲気の雲が垂れ込め、稲妻が走っている。本シリーズのイメージを伝える良いイラストだ。ウラ面は、ディーンが遠くを見ている横顔。散弾銃を肩に担いでいる。サムは、こちらを向いており、左手の武器を見せるような仕草をしている。2人とも若いなー。【感 想】「河童の三平」初めて本シリーズを観た時、「なんだ、米国版『河童の三平』じゃねぇか」と思った。幼い頃の記憶なので定かではないが、突然いなくなった両親を探して、少年と河童が旅をするドラマだった。(ような気がする) 確か、原作は水木しげる氏の漫画だった。この印象が強くて、今も本シリーズを観る度に『河童の三平』を思い出す。困ったものである。(笑)随分とシーズンを重ねているが、やはり第1シーズンが一番面白い。ストーリーもバリエーションに富んでいるし、繰り返し観ても飽きない。私の嗜好に合っているというのもあるが、ドラマとしての完成度も高いと思う。■第1話 悪夢のはじまりパイロット版のような趣だが、主演2人、ディーンとサムのキャラクタは既に固まっている。製作に当たって、かなり入念に打ち合わせを繰り返したに違いない。シリーズを通して観ても、違和感がないのはスゴいことである。ヒッチハイクしては男に取り憑いて殺す女性のユーレイが登場する。昔、広末涼子さんが橋のたもとに出現する幽霊を演じたドラマがあったが、それを思い出した。(野島伸司氏の脚本だったかな?)■第2話 闇と戦う旅出父親の行方を追ってブラックウォーターリッジを訪れた2人が“人喰い鬼”と闘うことになる一本。事件の当事者たちとどのように関わり、解決後にはどのように事件が処理されるのか、うかがい知ることが出来て興味深い。幽霊だの鬼だの言われたって、一般人には俄かに信じがたい。「グリズリーに襲われた」と証言する弟の嘘に、現実的な対処の仕方が見られる。“やりっぱなし”のホラー映画が多いだけに、個人的には大変好ましく思っている。■第3話 水辺の恐怖ホラーはミステリーである。だから、謎解きの要素が欠かせない。勿論、そこには醍醐味がなければならない。いわゆる“説得力”ってヤツだ。そういう意味では、本作はなかなか良く出来ていると思う。けれど、村がダムに沈むから「急いでいる」と、解釈を説明するくだりには苦笑い。何とも米国人らしい発想である。幼い頃の過ちから死なせてしまった友達の復讐單だが、後味は爽やか。■第4話 悪魔からの伝言航空機事故を扱った一編。初めて“悪魔”が登場する。黒い雲が口から入ったり、目が変わったり、――この表現がシリーズを通して使われることになる。ややコメディ調子でテンポがいい。正体がバレて追われたり、ディーンのペテンが見破られたり……。面白いのは、ディーンが飛行機嫌いってところ。「だからいつも車で移動してるんじゃねぇか!」と啖呵をきる顔を見て納得。こういうトコが、本シリーズの好きな理由なんだよなぁ。タイトルにもあるようにジェシカの死とサムの復帰が、悪魔の策略であったことが確信される。■第5話 鏡の中の真実鏡の前で“血まみれメアリー”と3回言うと死んじゃうらしい。――こういう都市伝説には、何らかの事実や事件が潜んでいると、よく言われる。噂のもとを辿って行くと……ってヤツだ。『リング』や『口裂け女』もこの口だ。本作でも、元になった事件の調査から始まる。勿論、ひと捻りしてあって、単なる幽霊話しからサムの秘密にまで言及していく。ややアクロバティックなシナリオだが、少しずつ大きな謎に迫って行くことを視聴者に伝える意味では必然だろう。一話完結ながら、大河のごときストーリーが根底に隠されていることを知らされる。■第6話 もう一人の自分初めて観た時、「大胆な展開だなぁ」と思った。ネタバレ覚悟で言えば、まだ始まって6話目なのに、ディーンは殺人容疑で指名手配され、挙げ句“殺されて”しまうのだから……。ビックリである。この思い切りの良さが、本シリーズの特色かも知れない。“シェイプシフター”なるモンスターが登場。シリーズ中、何度も聞く名前だから米国では有名なのかも知れない。日本には該当する妖怪がないなぁ。本シリーズの製作にマックG氏が携わっていると知って驚いた。POPでCUTEな映画『チャーリーズエンジェル』の監督、イメージは陽気なカリフォルニア・ボーイだ。確かに本シリーズも、キャラクタの作りや台詞には明るいユーモアが感じられるが、内容はなかなかハードだ。この後、マックG氏は『ターミネータ4』で本領を発揮することになる。あれは、いい出来映えだった。米国では、第12シーズンの製作決定が報道された。それがファイナルかどうかは知らないが、物語が広がるだけ広がってしまっているだけに個人的には、そろそろ潮時のような気がしている。いずれにせよ、どのように大団円に持ち込むか、マックG氏の手腕が問われるところだろう。意外とハッピーエンドではなく、悲しくて切ないエンディングかも知れない。オススメ!
2016.05.21
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0412 JIGSAW/デス・トラップ【スタッフ】・監督・製作・脚本・音楽 ロバート・アーサー・ヤンセン・製 作 ビナート・ラウウェルダ・脚 本 クリフォード・アドソン・音 楽 アレックス・サンダース・撮 影 フランソワ・コックス・編 集 オスカー・ポストマ・特殊効果 リック・ウィーセンハーン【キャスト】・サンダー・フォッペル:阪口周平(マイク)・キルステン・ウォルラード:小松由佳(ミルナ)・アルノ・ハゼンブローグ:川村拓央(ザンダー)・ヨランセ・ヴァン・カスバーゲン:田中結子(リアン)・ミシャ・ヴァン・ダー・クレイ:原田晃(ベリーニ)・セバスチャン・ラブリー:堀圭一郎(シモン)・クラリサ・パッジン・ロン・コップス・ニコール・ハーマンズ・バージニオ・パパ【仕 様】・型 番 ALBSD-1154・製作年度 2007年・製 作 国 オランダ・原 題 COMPLEXX・収 録 76分・音 声 1.オリジナル (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・そ の 他 片面1層、COLOR、DOLBY DIGITAL、MPEG-2、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・提 供 ニューセレクト株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・映像特典 予告編収録【ジャケット】・オモテ面:ゲームの報酬はお前の命・ウラ面 :GAMEOVER=DEATH《死》!! CONTINUE不可の殺戮ゲーム!! JIGSAWシリーズ待望の最新作!! 完全密閉された 巨大コンベンション・センター 集められた6人のプロ・ゲーマーたち 挑むのは究極のリアリティ・ゲーム 謎のプレイヤー“スコーピオン”が 仕掛ける死の罠 生き残りたければ“レベルX”を クリアせよ……排気ダクトの中で、目の前に現れた円盤状のノコギリに驚いた主人公の顔を正面から描いたイラストが、オモテ面に使われている。でも、こんなシーンは、ないんだよなぁ。(笑) 雰囲気は伝わって来るけどね。でも、このキャッチコピーは、意味不明だ。それに、ウラ面も、本編からの取り込み画像をランダムに並べただけのように見える。画像は、小さい上に、状況が伝わるものではないため、イマイチの出来映えだ。【感 想】「ミルナは“観るな”の意」世界中(?)から集めた殺人ゲームの映画をまとめて配給会社が勝手に『JIGSAW』なんてタイトルを冠したシリーズ。製作国も製作年度もバラバラ。『SAW』のようにストーリーが続いているわけではないので、どれから観てもOKってところだけはポイントが高い。(笑)本作品はオランダ製。どこにもオランダっぽさは見られない。終始、コンベンションセンターの中なので、ドイツでもイタリアでもいいようなものだ。個人的には、その国らしい映像を見せて欲しいと思う。――天才ゲーム・クリエーターのベリーニの新作オンラインゲーム『ダーク・プラネット2』の発表会が、コンベンションセンターで開催される。集まった招待客の中には、大勢のプロゲーマーもいた。発表会は盛会のうちに幕を下ろし、閉会後のコンベンションセンターには、腕の立つプロゲーマー数人が残った。彼らにはリアルなゲーム『COMPLEXX』への招待状がメールが届いていた。ところが、彼らが遭遇するのはリアルなゲーム体験ではなく、姿を見せない殺人鬼だった。……というお話し。こうやって粗筋を追えば、なかなかマトモなホラー映画っぽい。閉鎖された空間、正体不明の殺人鬼、逃げ惑う若者たち……。結構コストもかけているし、カメラだって悪くない。ちゃんとした役者さんも揃えている。そこらの自主製作まがいのZ級ホラー映画とは違う。久しぶりに「これはアタリか?!」と思ってしまった。(笑)――でも、エンディングで全てが破綻してしまう。「え? 何コレ?!」「フザケんなよ! 辻褄が合わないじゃん! サイテー!」「オランダ人って頭悪いんじゃないのか?!」――ふぅ、冷静になろ。実は主人公のミルナと一緒に逃げていた男が、ゲーム主催者のベリーニだった。翌朝、コンベンションセンターから脱出した2人は、迎えに来たヘリに乗り込み、ベリーニは彼女に正体を明かす。ヘリのパイロットも、途中で彼女に地図だの拳銃だのとアイテムを渡した“親切な”ドロボーだった。彼女には高額の賞金が渡されて大団円。(嘆息)……待てよ。……おいおい、待てよ!じゃあ、何かい、殺人鬼も被害者も“お芝居”だったのか?いやいや、それじゃあミルナ1人だけが騙されて逃げ惑っていたことになる。ゲームでも何でもないじゃん。ベリーニがミルナをナンパしたかっただけ?(笑)そんなはずないなぁ。何の伏線もなかったし……。そうすると、殺人鬼も被害者もホンモノ?殺人鬼の存在は、ベリーニの計画にあったのか?計画外だとすれば、それはそれで無謀じゃないか? 途中で中止すべきだろ? 人が死んでるんだし……。自分の身だって危ういだろ?(苦笑)まさか、殺人鬼が“ゲーム”の内だったとすれば、どうやって殺人鬼を見つけ出し、確保し、コンベンションセンターに解き放ったんだ?私の頭が悪いのか?理解できない。誰かに解説して貰わなければ……。(溜息)主人公はミルナって名前だったし、これは“観るな!”ってことだろうなぁ。(笑)
2016.05.20
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0411 JIGSAW/ゲーム・オブ・デス【スタッフ】・監 督 アンディ・ハースト 「ルームメイト2」「ワイルドシングス2」・製作総指揮 マーク・グリーンバーグ 「ワイルドシングス3」・製 作 マイケル・フェイファー・脚 本 エリス・ウォーカー・撮 影 ジェフリー・D.スミス・音 楽 ジョーイ・ルーブ【キャスト】・アリシア・カッチャー・エリン・コンサルビ・カーリー・アバース・ゾーレン・ボウィ・ジェニファー・コッツァ【仕 様】・型 番 ALBTS0053・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 ARE YOU SCARED?・収 録 80分・音 声 1.オリジナル (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・そ の 他 片面1層、COLOR、DOLBY DIGITAL、MPEG-2、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・提 供 ニューセレクト株式会社・販 売 アルバトロス株式会社 ニューセレクト株式会社・映像特典 予告編収録【ジャケット】・オモテ面:負ければ死ぬ・ウラ面 :究極の選択に勝ち残るのは誰だ? そこはどこかも分からない工場の廃墟 “恐怖の館”に集められた6人の男女 謎の《マスター》が仕掛ける死のゲーム “一番怖いこと”に耐え切れるのか? 勝った者だけが 生きてそこを出られる…… 外せない“死の首輪” 助かりたければ、硫酸の水槽に顔をつけて 爆破解除ボタンを押せ!! 体内で時を刻む時限爆弾 死にたくなければ1分以内に自分の腹を 切り開いて爆弾を止めろ!! 椅子に縛られた2人・ レールを滑る2本のドリル 片方を止めれば片方が動く。 ドリルに貫かれ、死ぬのはどちらだ? 暗闇の部屋・張り巡らされたワイヤー ワイヤーの先端はショッガンの引き金に。 触らずに、出口を見つけられるか? 部屋中に撒かれたガソリン・飛び散る火花 炎の中で焼け死ぬか?制限時間内に部屋を 出られるか?オモテ面は、『SAW』シリーズに素晴らしく良く似たデザインのジャケット。『JIGSAW』と邦題を付ける以上、このデザインは必然でしょう。非難しません。(笑)ウラ面も、或る意味、素晴らしい。ここに記載されているキャッチコピー、イントロダクション、そして罠の数々の説明。これで、本作品のすべてが分かる。(笑)本編を観ていなくても、全然OKの仕上がり具合い。ネタバレなんか何のその、この潔さと大胆さと、考えのなさは、賞賛に値する。【感 想】「カワイイねずみ」『SAW』シリーズのコピー劣化版。“換骨奪胎”と言えば聞こえはいいが、まぁ単なるコピー商品だな。(笑)――ケリーが目を覚ますと、そこは廃工場の中だった。同じ様に眠らされて連れて来られた人たちが他に 5人いたが皆、面識はなかった。やがて、スピーカーから声が響く。「“恐怖の館”にようこそ。ゲームを始めよう」そこで初めて、彼らはTVのリアリティ番組『恐怖の館』の出演者募集に応募していたことを思い出す。「君たちには、一番コワイものに挑戦して貰う。優勝者には、豪華な賞品が贈られる」ケリーは、出演を承諾していないと拒否するが、他の者は、そうでなかった。訝しむ者、TVに出られると喜ぶ者、何も考えず賞品に釣られる者……。そして、最初の挑戦者が、最初の犠牲者になる。……というお話し。以降、ネタバレになるかも知れませんが、ご容赦を。大した内容ではありませんので、たぶん問題はないでしょう。(笑)最初の犠牲者は、黒人のお調子者。“局部麻酔がコワイ”というマニアックな方。(苦笑)で、お腹の中に仕掛けられた爆弾が爆発して死亡。(ナム~)2人目は、アッパラパーの兄と内気な妹。兄は“コワイものはない”と豪語し、妹は“兄を失うのがコワイ”とブラ・コンぶりを告白。2人は、わざわざ自分から拘束されて“殺人マシン”に身をさらす。バカみたい。これで1人が死亡。(合掌)3人目は、暗いのがコワイお兄ちゃん。暗い部屋に送り込まれ、点滅する投光器が照らし出したのは、張り巡らされたワイヤーとショットガンだった。4人目は、自分の腸で手首を縛られた女の前に2つのガラス箱。一つには携帯電話。一つにはネズミ。このネズミに腸を食いちぎらせて携帯電話で連絡すれば助かるってことらしい。(笑) 凝ってるんだか、バカバカしいんだか、よく判らない。何しろ、このネズミくん、なかなか可愛らしい。毛並みもいい。ツヤツヤしている。誰かのペットだったんじゃないか?(このネズミくんが一番の見どころだった)そんな風に1人づつ殺されて行くが、最後に残ったのはケリー。彼女の母親も拉致されて拘束されている。ところが、このケリーと、ゲームの主催者が、父娘だったというオチ。彼女の秘密は、父親を焼き殺そうとして、以来、身分を偽って逃亡生活を続けていること。そんなヤツが、TV番組のオーディションに応募なんかするなよ。(苦笑)然も、この父親がまた、娘と妻を見つけて復讐するために、こんな殺人ゲームを繰り返していた、とのこと。(ホントかよ……)だったら、見つかった時点で、直接復讐すればいいじゃん。他の連中は、何のために殺されたんだよ。(笑)本来、クライマックスのはずなのに、つまらない真相を吐露されて、全てオジャンにされてしまった。(溜息)考えれば考えるほど、マヌケな作品だったなぁ。(苦笑)ちなみに刑事が2人登場するけど、何の役にも立ちません。脚本家の知能指数の低さがうかがえるな。オススメ致しません!
2016.05.19
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0410 バイオハザード/ディジェネレーション COLLECTOR’S EDITION【スタッフ】・監 督 神谷 誠・脚 本 菅正太郎・プロデューサー 小林裕幸(カプコン)・CG制作 デジタル・フロンティア【キャスト】・レオン・S.ケネディ…ポール・メルスィエ(山野井仁)・クレア・レッドフィールド… アリソン・コート(甲斐田裕子)・アンジェラ・ミラー……ローラ・ベイリー(安藤麻吹)・グレッグ・グレン………スティーヴ・プラム(竹田雅則)【仕 様】・型 番 JDD-55777・製作年度 2008年・製 作 国 日本・英 題 RESIDENT EVIL:DEGENERATION・収 録 約 96分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド オリジナル(英 語) 2.ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド 日本語吹替版・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ(1.78: 1)・そ の 他 片面2層、COLOR、DOLBY DIGITAL、MPEG-2、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用、CC・エンディング・テーマ曲 「GUILTY」/土屋アンナ・字幕翻訳 浅野倫子・発 売 バイオハザードCG製作委員会・販 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・映像特典 1.メイキング: THE GENERATION OF DEGENERATION 2.キャラクター・プロフィール 3.ギャグ映像集(日本語音声) 4.キャグ映像集(英語音声) 5.“レオン”なりきりインタビュー 6.『バイオハザードディジェネレーション』 トレーラー集 7.BIOHAZARD5 特別映像集 8.予告編集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :ラクーンシティの惨劇から7年――。 あの恐怖が蘇る。オモテ面は、空港をバックにした主人公2人のイラスト。この手の作品としては、まずまずの出来映えでしょう。どこか“ゲーム”のパッケージのような感じがする。(笑)ウラ面は、イマイチ。物語が見えて来ない。一応、映画のジャケットのように、本編からの画像がレイアウトされているが、あまりバリエーションがない。みんな似たような雰囲気の画像ばかりをチョイスしてしまっている。ここは、色味も含めて、さまざまな場面の画像を用いて欲しかった。【感 想】「いつ何処でレビューを書くのか?」余談だが、本ブログを開設して 1年とちょっと。1日1本のレビューをUPすることを目標にして来た。まぁ、毎日何らかの映画やドラマにうつつをぬかしている(笑)ので、これはカンタンに達成できるだろう、と踏んでいた。――ところが、である。いざ書き始めると、なかなか言葉が出て来ない。何かを伝えたい作品でないこともしばしば。書きかけのレビューを毎日のように眺めている作品もある。逆に言葉が溢れ過ぎて制限文字数では足りないことも多い。私は、ほとんどのレビューを携帯電話のメールで書いている。書き終えたレビューはPCに送信し、そこでも数日寝かせてからUPする。コンディションによって、書く内容が適切でないこともあるからだ。だから、仕事で外出が続き、電車に乗っている時間が長いほど、作業が捗る。しかし、 5月に入ってから猛暑が続き、とてもそれどころではなくなって来た。なるたけ仕事を怠け(笑)、文明の利器を駆使して外出を控える。そうなると、書きかけのレビューばかりが増えて行く。本作品も、そんな書きかけのレビューの1本だった。『バイオハザード』というゲームが作り上げた世界観は、驚嘆に値する。ゲーマーでない私には、詳しいことは分からないが、それでも単なるシューティング・ゲームがこれほどまでにリリースを重ね、物語世界を広げ、キャラクタを生み出して来たことは、尋常ならざることである。それは容易に理解できる。しかし、このCG作品は理解出来ない。(笑)ポール・W・S・アンダーソン監督の第1作目『バイオハザード』は、冷たく硬質な映像がマニアの心をとらえ、評価も高かった。ミラ・ジョヴォヴィッチの美しい“お御脚”を堪能できる衣装と演出は、ホラー映画のセオリーを踏襲しながら、ミラ・ジョヴォヴィッチに新境地を拓かせた。後世に残る名作である。(ほめ過ぎ!)残念ながら2作目は、よくある続編のジンクスを打ち破ることが出来ず、凡庸な出来映えだった。3作目は、ラッセル・マルケイ監督を迎えて、新たな世界を構築してみせた。異論もあるが、映画としての“質”は高かった。それは認めても良いだろう。けれど、本作品のように目的が曖昧なのは、認め難い。CGとしてのクォリティを追求したものでもなければ、新たな世界観を構築しようとしたものでも、ない。何だかゲームに使われたドラマ部分を繋げただけのように感じる。極めてイージーだ。CGってヤツは、無機物を描くには適しているが、人間や動物を描くことには適していない。本作で言えば、空港の俯瞰図は見事で実写映像にはない質感で好ましかった。しかし、登場人物の“動き”は、とてもほめられたものではない。特に腕や脚の“動き”は近年の作品とは思えないほどヒドかった。逆に“衣装”に動きがなくて、みんな「ヘン!」だった。スーツ姿の男が何人も出て来るが、どれもこれもネクタイとワイシャツをプリントしたTシャツを着ているようにしか見えなかった。この違和感は、映画のラストまで残った。おそらく、このCG製作のスキルは、映画ではなく、シューティング・ゲームを作るためのものだからだろう。そういう意味では、製作の方針が間違っていたわけだ。ビデオゲーム(古い言い方!)の延長として本作品があったなら、それも容認できる。むしろ、ゲームソフトの特典として本作品のDVDが付いていたら、かなりお買い得だと言える。確かに『バイオハザード』というゲームソフトの販売戦略のひとつであり、当時、『4』の公開を睨んだ広告の意味合いが強かったに違いない。しかし、一つの映像作品としての品質を計った場合、「観る価値ないなぁ」というのが、正直な感想である。勿論、ホラー映画としての閉塞感や恐怖感も堪能できない。サスペンスもない。ゲームの世界を説明するに止まっている。これではとてもオススメすることは出来ない。ザンネン!
2016.05.18
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0409 新機動戦記ガンダムW/[ODD & EVEN NUMBERS]オペレーション・メテオ2【スタッフ】・原 作 矢立 肇 富野由悠季・監 督 池田 成・シリーズ構成 隅沢克之・キャラクターデザイン 村瀬修功・メカニカルデザイン 大河原邦男 カトキハジメ 石垣純哉・衣装デザイン協力 出渕 裕・美術監督 佐藤 勝・撮影監督 大神洋一・音響監督 浦上靖夫・音 楽 大谷 幸・ダイアローグ 面出明美・演 出 原田奈奈・企画・制作 サンライズ【キャスト】・ヒイロ 緑川 光・デュオ 関 俊彦・トロワ 中原 茂・カトル 折笠 愛・五飛 石野竜三・リリーナ 矢島晶子・ゼクス 子安武人・トレーズ 置鮎龍太郎・ノイン 横山智佐・レディ・アン 紗ゆり・サリィ 冬馬由美・キャスリン 鈴木砂織【仕 様】・型 番 BCDR-0945・製作年度 ----年・製 作 国 日本・英 題 NEW MOBILE REPORT GUNDAM-W [ODD & EVEN NUMBERS] OPERATION METEOR 2・収 録 120分・音 声 1.ドルビーデジタル(ステレオ)・字 幕 ----・サ イ ズ 4: 3・そ の 他 片面2層、COLOR、DOLBY DIGITAL、MPEG-2、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・リリース 2005. 8.26.・発 売 バンダイビジュアル株式会社・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社【ジャケット】・オモテ面:HEERO YUY + DUO MAXWELL + TROWA BARTON + QUATRE RABERBA WINNER + CHANG WUFEI and EXTRAFILES THE SECRET SCENES・ウラ面 :戦場の果てで少年たちは運命と激突する 「ODD NUMBERS オペレーション・メテオ2」 ヒイロ、トロワ、五飛のTVシリーズ編集版 (第29話~第49話)+新作カットを収録 「EVEN NUMBERS オペレーション・メテオ2」 デュオ、カトル、その他キャラクターの TVシリーズ編集版(第29話~第49話) +新作カットを収録オモテ面は、キャラクター・デザインの村瀬修功さんのイラスト。この方も画力が低いなぁ……。(ファンの方、ゴメンナサイ) やはり、評価に値しない。ウラ面は、「1」と同様に、タテヨコに仕切られた枠に本編画像がハメ込まれている。計 8枚。主要登場人物の画像だが、やっぱり識別できない……。(笑)事務的な作業に評価は必要ないな。【感 想】「ファン向けのダイジェスト2」本作品は、2枚のディスクに分かれている。“オペレーション・メテオ1”と“オペレーション・メテオ2”だ。それぞれのディスクに 148分と 120分収録されている。ちなみに、“1”には 1~28話、“2”は29~49話の映像が用いられている。チャプターが細かく分かれており、それぞれフィーチャーするキャラクタが異なっている。1チャプター平均 6分。このことからも、如何にストーリーを追うことが難しいか分かるだろう。■DISC 1 NEW MOBILE REPORT GUNDAM-W OPERATION METEOR 1.ODD NUMBERS 1.Opening 2.HEERO-YUY Break System 3.TROWA-BARTON Cool Machine 4.CHANG-WUFEI Violent Justice 5.Ending 2.EVEN NUMBERS 1.Opening 2.Duo-MAXWELL Black Shadow 3.QUATRE-RABERBA-WINNER Innocent Soul 4.Extra File 1 RELENA-DARLIAN 5.Extra File 2 ZECHS-MERQUISE 6.Extra File 3 LUCREZIA-NOIN 7.Extra File 4 TREIZE-KHUSHRENADA 8.Extra File 5 LADY-UNE 9.Ending■DISC 2 NEW MOBILE REPORT GUNDAM-W OPERATION METEOR 2 1.ODD NUMBERS 1.Prologue 2.Opening 3.HEERO-YUY Break System 4.TROWA-BARTON Cool Machine 5.CHANG-WUFEI Violent Justice 6.Ending 7.Preview 2.EVEN NUMBERS 1.Opening 2.Duo-MAXWELL Black Shadow 3.QUATRE-RABERBA-WINNER Innocent Soul 4.The Reminiscence of ZECHS 5.Epilogue 6.Ending 7.Previewストーリーは、――AC 195年。地球圏統一連合の統治に不満を持つコロニーの地下組織が、5機のガンダムを隕石に模して地球に降下させる。しかし、計画を察知した連合に迎撃された5機はバラバラに地上に降り立つ。パイロットのヒイロ・ユイ、デュオ・マックスウェル、トロワ・バートン、カトル・ラバーバ・ウィナー、張五飛、は、独自に破壊活動を開始する。ところが、連合の中の“OZ”の策略によって、連合の中でも穏健派たちを一掃してしまう。これに乗じてOZは反乱を起こし、コロニーを人質に5機のガンダムを降伏させる。そして、OZは無人兵器モビルドールを戦線に投入。連合の残党を掃討していく。しかし、OZを支援するロームフェラー財団の総帥トレーズ・クシュリナーダは、これに反対し、総帥を解任されてしまう。これが内紛を引き起こすきっかけになる。一方、コロニーでは武装勢力“ホワイトファング”が蜂起する。リーダーのミリアルド・ピースクラフト(ゼクス・マーキス)は、大型のコロニーを地球に落下させるオペレーション・メテオを実行しようとする。その頃、トレーズは世界国家元首に就任。ホワイトファングとの戦いに臨むことになる。また、5人のガンダムパイロットは、それぞれの信じる道に従って、この戦いに身を投じて行く。……というお話し。……らしい。(笑)本作品を観ただけではストーリーは解りません。(汗)全49話。1話当たり正味20分だとすれば、16時間20分だ。本作品は2本で 4時間27分。これだけあれば、ちゃんと整理すれば、キャラクタも物語も視聴者に伝わる総集編を作れたのではなかろうか。企画優先で肝心なところを疎かにしたように思えてならない。(嘆息)本作品を観るくらいなら、TV版の『新機動戦記ガンダムW』を第 1話から観ましょう。
2016.05.17
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0408 新機動戦記ガンダムW/[ODD & EVEN NUMBERS]オペレーション・メテオ1【スタッフ】・原 作 矢立 肇 富野由悠季・監 督 池田 成・シリーズ構成 隅沢克之・キャラクターデザイン 村瀬修功・メカニカルデザイン 大河原邦男 カトキハジメ 石垣純哉・衣装デザイン協力 出渕 裕・美術監督 佐藤 勝・撮影監督 大神洋一・音響監督 浦上靖夫・音 楽 大谷 幸・ダイアローグ 面出明美・演 出 原田奈奈・企画・制作 サンライズ【キャスト】・ヒイロ 緑川 光・デュオ 関 俊彦・トロワ 中原 茂・カトル 折笠 愛・五飛 石野竜三・リリーナ 矢島晶子・ゼクス 子安武人・トレーズ 置鮎龍太郎・ノイン 横山智佐・レディ・アン 紗ゆり・サリィ 冬馬由美・キャスリン 鈴木砂織【仕 様】・型 番 BCDR-0944・製作年度 ----年・製 作 国 日本・英 題 NEW MOBILE REPORT GUNDAM-W [ODD & EVEN NUMBERS]OPERATION METEOR 1・収 録 148分・音 声 1.ドルビーデジタル(ステレオ)・字 幕 ----・サ イ ズ 4: 3・そ の 他 片面2層、COLOR、DOLBY DIGITAL、MPEG-2、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・リリース 2005. 8.26.・発 売 バンダイビジュアル株式会社・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社【ジャケット】・オモテ面:HEERO YUY + DUO MAXWELL + TROWA BARTON + QUATRE RABERBA WINNER + CHANG WUFEI and EXTRAFILES THE SECRET SCENES・ウラ面 :宇宙から降る5つの光 流星の軌跡を目撃せよ 「ODD NUMBERS オペレーション・メテオ」 ヒイロ、トロワ、五飛のTVシリーズ編集版 (第1話~第28話) 「EVEN NUMBERS オペレーション・メテオ」 デュオ、カトル、その他キャラクターの TVシリーズ編集版(第1話~第28話)オモテ面は、作画監督の菱沼義仁さんのイラスト。この方、画力が低いなぁ……。(ファンの方、ゴメンナサイ) 評価に値しないな。ウラ面は、タテヨコに仕切られた枠に本編画像がハメ込まれている。計 7枚。おそらく主要登場人物の画像だろう。でも、私には識別できない……。(笑)ま、どちらもデザインつてほどのセンスもない。事務的な作業で作り上げられたように見える。ダメだな。【感 想】「ファン向けのダイジェスト1」TVアニメ『新機動戦記ガンダムW《ウィング》』の総集編。オンエアは、『機動戦士ガンダムZZ』までしか見ていない。それでも、タイトルくらいは知っているつもりだったが、『ウィング』なんてのがあるなんて知らなかった。(汗)調べてみたら、『ウィング』の放送は1995年 4月から96年 3月とのこと。96年 1月にOVA『機動戦士ガンダム/第08MS小隊』の1本目がリリースされているので、あながち『ガンダム』に興味がなかったわけでもない。確かに、あの頃は、富野由悠季さんの独特なセリフまわしに辟易していたし、「いまさらガンダムかよっ」と嘯いていた。思えば、91年に封切りされた『機動戦士ガンダム F91』に対する失望が、きっかけだったような気がする。あの作品は、安彦良和さんが携わったわりには、動画の出来映えが良くなかった。(いまからすると贅沢な不満だな)さて、本作品は、TVアニメの総集編だが、きわめて独り善がりで出来が悪い。(失礼!)一応、構成はあるが、視聴者にストーリーを伝える努力を放棄し、ファンにあてたダイジェスト版になっている。こんなのを、お金をとって販売してはいけないし、お金をとってレンタルしてもいけない。ファンクラブで無料で配布するのが、よろしい。(笑)それに、著しく絵のクオリティが低い。同時期に製作された『第08MS小隊』に較べたら、いくらTV用とはいえ、目を疑うような質の悪さだ。脚本にしても、作画にしても、モビルスーツやキャラクタのデザインにしても、彼岸ほどの差がある。どこにも魅力を感じられない。(溜息)オープニングとエンディングの曲だって、モロに小室哲哉。聞いていて恥ずかしくなるくらいの低レベルのパクリ。作曲家がお気に入りのフレーズを切り貼りして仕上げ、作詞家もお気に入りの言葉を継ぎ接ぎして仕上げている。だから、一つの楽曲なのに統一感が見受けられない。然も、歌っている方がまた、シロートさんみたいでビックリ。ちゃんとした歌唱法の訓練を受けたとは思えない。レコーディングでこれだから、ナマで聴いたらズッコケるかも知れない。(ちなみに、一番ズッコケたのが、南野陽子さん。ナツカシー思い出だ)本ディスクには、第 1話から28話までが収録されている。もっとも、そんな情報が無意味なくらいにズタズタに切り裂かれて登場人物別にまとめられている。タイトルは2つで、『ODD NUMBERS(奇数)』と『EVEN NUMBERS(偶数)』。登場人物の名前に数字が織り込まれていて、それを使って振り分けられている。■ODD NUMBERS オペレーション・メテオ・ヒイロ・ユイ・トロワ・バートン・張五飛■EVEN NUMBERS オペレーション・メテオ・デュオ・マックスウェル・カトル・ラバーバ・ウィナー ・その他キャラクター一般人には、何がなにやらサッパリ分からない。ジャーゴンチックなところは、まさしくオタク君向けだな。オススメ致しません!TVアニメ『新機動戦記ガンダムW』を第1話から観ましょう!(笑)
2016.05.16
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0407 プラスチックの中の青春【スタッフ】・監 督 ランダル・グレイザー【キャスト】・ジョン・トラボルタ・グリニス・オコナー・ロバート・リード・ダイアナ・ハイランド【仕 様】・型 番 ICM-175・製作年度 1976年・製 作 国 アメリカ・原 題 The Boy In The Plastic Bubble・収 録 93分・音 声 1.英 語・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 4: 3・そ の 他 片面1層、COLOR、モノラル、MPEG-2、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・日本語字幕スーパー 多紀香美・販 売 有限会社フォワード・制 作 WHDジャパン【ジャケット】・オモテ面:彼は一生、プラスチックの箱の中―― これは実話に基づいて映画化された 奇跡の物語・ウラ面 :プラスチック箱で覆われた部屋でしか 生きられない少年トッド、 実話を基にした感動ドラマ。オモテ面もウラ面も安っぽくて色味の悪いジャケットだが、ヘンな話、本編の映像の劣化具合いも、こんな感じ。(笑) 貶したいところだが、70年代の三番館くらいでしかかからない作品のチラシって、こんな感じだったのを思い出した。出来れば、デジタル・リマスタして、美しい映像で本作品を観たい。その時は、クリアな画像を使ってジャケットをデザインして欲しいものである。【感 想】「ジョン・トラボルタとグリニス・オコナー」若い頃、TVで何度か観た記憶がある。好きな作品の一つで、『サタデーナイト・フィーバー』でブレイクする前のジョン・トラボルタが主演している。彼の笑顔は、今も昔も変わらない。本作品でも、それが魅力になっている。 TVムービーなので、凝ったカメラワークが楽しめるわけでも、編集の妙味を堪能できるわけでもない。ひとの善意や人生への希望がストレートに描かれている。古い作品だから、そのストレートさは気恥ずかしいくらいだが、昨今は惨たらしい事件を描いたクライム・サスペンスや荒唐無稽なSFドラマが多いだけに、かえって新鮮で清々しい。大事にしたい作品である。しかし、DVDの出来映えは最低だった。久しぶりに観ることが出来て嬉しかったが、予想以上に画質がヒドかった。冒頭、アメリカのマスタを使用しました、とテロップが流れるが、「こんなのしかなかったの!?」と思ってしまった。(嘆息) 全編、日焼けしたポスターのように色褪せており、輪郭も滲んでいた。古いビデオテープを観ているような感じだった。もしかしたら、私が若い頃に録画したテープの方が、画質がいいかも知れない。たぶん、実家に残っているはずだ。――まぁ、DVD化されない作品も沢山あるのだから、こんなのでもリリースされるだけマシなのかも知れない。前向きに考えることにしよう。(笑)――ある夫婦に男の子が生まれるが、彼は先天性免疫不全だった。医師や大勢の人の協力で、男の子は無菌室で育てられ、やがて高校生になる。TVを介して授業に参加したり、水槽のような容器に入って外出したりもするが、彼は孤独だった。ふとしたきっかけで、隣家に住む同い年の女の子と親しくなり、彼の世界は徐々に広がって行く。……というお話し。詳細と結末を知りたい方は、是非とも一度ご覧下さい。主演のジョン・トラボルタは今やハリウッドスターだが、注目したいのが相手役を演じたグリニス・オコナー。『ジェレミー』や『ビリージョー/愛の架け橋』に出演し、当時は絶大な人気があった。ただ、出演作品が少なく、日本ではいまいちパッとしなかった。実際、映画雑誌くらいでしかお目にかかれなかった。余談だが、あの頃、私は後輩から「ジェレミー」と呼ばれていた。クセっ毛で、顔のわりには大きなメガネをしているところが『ジェレミー』の主役に似ていたのだそうだ。それがイヤで、長いこと『ジェレミー』を観なかった。観たのは社会人になってからだと思う。観た感想は「似てないじゃん!」だった。(笑)本作品は、実話を基にしたフィクションだそうだ。主人公のトッド・ルビッチは60年生まれだから今年52歳になる。彼のその後のことを知りたい、と思う。いまも元気なのだろうか、どんな人生を送っているのだろうか……。彼の孤独感や戸惑いや冒険や悲しみは、私たちと何ら変わることがない。だから、彼を応援したい優しい気持ちになる。オススメ!
2016.05.15
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0406 ブロークン・アロー [ブルーレイ]【スタッフ】・監 督 ジョン・ウー・製 作 マーク・ゴードン ビル・バグラート・脚 本 グラハム・ヨスト【キャスト】・ヴィック・ディーキンズ…… ジョン・トラボルタ(鈴置洋孝)・ライリー・ヘイル…… クリスチャン・スレイター(松本保典)・テリー・カーマイケル…… サマンサ・マシスン(田中敦子)【仕 様】・型 番 FXXA-8963・製作年度 ----年・製 作 国 アメリカ・原 題 BROKEN ARROW・収 録 本編 109分・音 声 1.英 語 5.1ch DTS HD マスターオーディオ(ロスレス) 2.日本語 5.1ch DTS・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・サ イ ズ HD ワイドスクリーン 1920×1080p/ シネマスコープ・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、 日本市場向、Blu-ray、セル専用・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 税田春介・発 売 元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・映像特典 予告編集 1.「ブロークン・アロー」 2.「プレデター」 3.「エラゴン 遺志を継ぐ者」【ジャケット】・オモテ面:あの織金が 晴れのアジアンツアー出場・ウラ面 :未体験の映像革命、ブルーレイ・ディスク!! 究極のハイビジョン・エンターテイメントを 体感せよ! ■1080p HDの超高画質ハイビジョン映像 ■ピュアなデジタルサウンドを体現する ロスレス・オーディオ ■本編を観ながら操作ができる ポップアップ・メニュージョン・トラボルタとクリスチャン・スレイターの顔。タイトルにステルス機が描かれている。分かりづらいけど……。アートな感じだが、これなら、CDサイズのケースでリリースされたDVDのジャケットの方が、良かったな。あちらの方が映画らしかった。ウラ面は、ブルーレイの宣伝文句がところかまわず並んでいる。ブルーレイの普及初期のリリースだな。そのクオリティを訴える文句と、独特な操作を謳っている。おかげで、本編からの画像は1枚だけ。然も、ポップアップ・メニューを説明するために……。ヒドイ扱いだなぁ、名作なのに。(苦笑)【感 想】「いいひと。」ジョン・ウー監督のハリウッド進出2作品目。東洋人の監督ということで、撮影当時は偏見に悩まされたようだが、ジョン・トラボルタがバックアップしたと聞いている。彼なしでは、本作品の成功は有り得なかったらしい。この一事から、私は彼が好きになった。いろいろ変な噂もあるが、いいひとなんだと思っている。(笑)ジョン・ウー監督は、この後、『フェイス/オフ』や『M:I2』でヒットを飛ばし、ハリウッドでの地位を確立させた。いずれも面白い作品だが、個人的には本作品が一番好きだ。――核弾頭を実戦装備して演習中のステルス爆撃機が、消息を絶つ。常軌を逸したディーキンズ大佐に強奪されたのだ。空軍の司令部では、機が墜落したものと判断。核弾頭の行方を心配しながら捜索隊を派遣することになる。その頃、同じステルス機に乗ってディーキンズの野望を阻止しようとしたヘイル大尉は、シートごとイジェクトされたものの、何とか生きていた。彼は、茫漠と広がる荒れた大地を前に途方に暮れる。しかし、公園監視員のテリーが現れる。パトロール中に超低空で飛ぶステルスを見て、追って来ていたのだ。……というお話し。この後、司令部では「ブロークン・アローだ!」と叫ぶシーンがある。J.ウー監督作品は、必ずタイトルがセリフに織り込まれる。律儀な監督さんだなぁと思う。白いハトに代表されるように、頑なに自分のスタイルを守る。ファンは狂喜乱舞だ。(笑)さすがに本作品では、コートの裾を閃かせながら銃を撃つシーンはないが、二丁拳銃は健在。ヘイル大尉がダイブしながら撃つシーンに胸が熱くなった。物語は、ディーキンズとヘイルの因縁を絡めながら、核弾頭を巡る駆け引きが展開される。多少ご都合主義が目立つもののスピーディな展開に、そんなことは忘れてしまう。やっぱり上手いなぁと思う。ディーキンズ大佐を演じたのは、ジョン・トラボルタ。明らかに主役をくう悪役ぶりが心地いい。タバコの吸い方から立ち居振る舞いまで、ゾクゾクする。(笑)ヘイル大尉は、クリスチャン・スレーター。ちょっと背が低すぎたか(笑)、やや影が薄かった。でも、頑張っていたと思う。公園監視員のテリーを演じたのは、サマンサ・マシスン。C.スレーターを押しのけて大熱演。(笑) 走る、飛ぶ、殴る、殴られるの活躍ぶりは、従来のヒロインには見られなかった姿だ。何よりも、お尻がキュートだった。(笑) ウエストをキュッと絞った衣装のせいかも知れない。お尻のまぁるい女性は好きだ。アクション・シーン、スペクタクル・シーンは、J.ウー監督の面目躍如といったところ。『ハード・ターゲット』のウサを晴らすかのように思い切りが良かった。オススメ!
2016.05.14
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0405 プロゴルファー織部金次郎5/愛しのロストボール【スタッフ】・監 督 武田鉄矢・原 作 武田鉄矢(作) 高井研一郎(画) (小学館ビックコミック スペリオール)・脚 本 武田鉄矢 満友敬司・製 作 名島 徹、黒木照美、田中 迪・プロデューサー 小坂一雄・撮 影 矢田行男・美 術 西村伸明・照 明 大石弘一・録 音 本田 孜・編 集 井上秀明(JSE)・監 督 補 須藤公三・音 楽 原田末秋・主 題 歌 海援隊「あるがままに」(ポリドール) 詞:武田鉄矢 曲:中牟田俊男 編曲:岩崎文紀・ロケーション・コーディネーター JTB団体旅行東京中央支店 坂上英男、熊谷昭彦・現地・コーディネーター JTB JAPAN TRAVEL BUREAU (MALAYSIA) SDN.BHD TETSUO KOBAYASHI MICHAEL NG・提 供 株式会社レオナ、株式会社武田鉄矢商店、 株式会社ポニーキャニオン【キャスト】・武田鉄矢・財前直見・阿部 寛・コロッケ・下川辰平・浦田賢一・山木正義・北澤くみ・ケーシー高峰・レックス・アシヘレス・カーブル・スニル・田中秀道(特別友情出演)・モト冬樹・ルー大柴【仕 様】・型 番 PCBP-11361・製作年度 1998年・製 作 国 日本・原 題 ----・収 録 本編 103分・音 声 1.オリジナル (日本語) DOLBY DIGITAL 2chステレオ・字 幕 ----・サ イ ズ LB ビスタ・サイズ・そ の 他 片面1層、COLOR、DOLBY DIGITAL、MPEG-2、 NTSC 日本市場向、DVD、セル&レンタル・リリース 2005.01.19.・価 格 \2,500(税抜)・発 売 株式会社ポニーキャニオン・販 売 元 株式会社ポニーキャニオン【ジャケット】・オモテ面:あの織金が 晴れのアジアンツアー出場・ウラ面 :我らがヒーロー、オリキンが初の海外運試し。 一体全体いかなることに?左手を握りしめてガッツポーズを決めようとしている織部金次郎のバストショット。その姿を後ろから笑顔で見つめる臨月姿のさくら子。織部の顔が寂しげなのは、そのせいか。(笑)コメディらしく、その他の出演者たちがおどけたカッコで周りを取り囲んでいる。まずまずの出来映えかなぁ。ウラ面は、バンカーに座り込んでいる織部の画像が印象的に使われている。でも、ザンネンながら、その他の画像のチョイスが悪く、雰囲気も物語も伝わって来ない。こちらは、明らかに失敗でしょ。下地の色がオレンジなのは、何故だろう?【感 想】「アマチュアゴルファーはロストボールの夢を見るか?」或る千葉のゴルフ場でのこと。丘陵コースで、距離は短め。フェアウェイ(FW)が、ちょっと狭いかなと思う程度で、何の変哲もないコースだった。ところが、まるでゴルフを始めた頃のようにボールがなくなった。それも1ダース。異常な数だ。これは、私がヘタだからってばかりではないだろう。何か原因があるはずだ。(笑)だいたい、いくらヘタクソでも2ホールに1球づつ紛失していては、身がもたない。――否、サイフがもたない。(笑)斜面に飛んだボールが消えてしまう。カート道で跳ねたボールが見つからない。FW横のラフのはずなのに、見当たらない。グリーンにのったと思ったのに、どこにもない。周りのラフにもない。それではと、手堅くFWの真ん中に運んだ。ボールは、コブを越えて見えなくなった。このボールも、そのまま消えてしまった。ウソのようなホントの話し。一体、何が起きているのか、理解出来なかった。同伴競技者も探してくれるが、これだけ見つからないと初めから諦めムードだ。バックナインは、ほとんどパニック状態だった。(笑)確かに、整備が悪く、FWを外れると雑草が伸び放題。丈が低いので、そうとは思っていなかったが、刈った様子がない。それは、グリーン周りも同じで、ガードバンカーが草に埋もれていた。FWのところどころに土が盛り上がっており、モグラの仕業と思われた。カラスも多かった。幾度か見ている前で、カラスにボールを持って行かれたことがある。それでも、不可解なケースが残る。気味の悪いラウンドだった。(溜息)帰り道、皆で居酒屋で“精進落とし”に一杯ひっかけた。数の多い少ないはあっても、みんな一様に不可解なロストを経験していたからだ。あのゴルフ場は、きっと何かある。いや、ボールを持って行ってしまう“何か”がいるに違いない。そう結論づけた。もう二度と行くことはないだろう。(笑)1998年、監督・主演は武田鉄矢さん。本作品では、主人公の織部がアジアのツアーに挑む姿が描かれる。ただ、試合のシーンは僅かで、織部とさくら子の恋愛(?)が中心の作品だった。――或るトーナメントで織部と回ることになったマレーシアの選手“ビッグベン”。彼は、織部のゴルフの技量に感嘆し、人柄に惹かれる。ひょんなことで2人は再会し、織部はベンをスナック“バーディ”に連れて行く。ところが、ベンはそこで出会ったさくら子に惚れてしまう。言語や生活習慣の違いから、ベンのプロポーズにOKと言ってしまったことから騒ぎは大きくなる。誤解だったと説明したところで、あとの祭り。ベンのプロポーズは更に熱を帯びて行く。……というところまでが、序盤か。マンガっぽい描写が多く、ちょっと鼻白む。前作あたりから、そんな傾向にあったが、登場人物の描き方は、コメディと言うよりも、コミックだった。主役級の出演陣は変わらず。マドンナの“さくら子”役は、財前直見さん。さくら子のお兄さん役は阿部寛さん。でも、脇役の扱いだったなぁ。(笑)織部の「アジアツアーに挑戦したい」という願いを叶えようと、さくら子がベンのプロポーズを受け入れてしまう展開が、ちょっと残念。ベンがマレーシアの財閥の跡取りという設定も、個人的には、ちょっと……。武田さんは、どうもそんなお話しが好きらしい。――トラブルからアジアツアーを離れた織部だったが、再び参戦。そして、マレーシアで、さくら子の消息を知り、ベンとマッチプレイをすることになる。……ということで、クライマックスになだれ込む。途中、地元の少年との出会う。これも定番と言えるが、この少年が役にハマっていて面白かった。日本の子役に較べたら、何と素朴なことか。(笑) こういうキャスティングは好きだ。結局、織部は“人生のロストボール”を拾うことになる。本シリーズは、この2人の物語だったのだなぁ、とあらためて思った。そこに武田さんの趣味や嗜好、人生観などが盛り込まれて、物語を色づけしている。それを受け入れられるかどうかによって、本シリーズの評価は変わるだろう。個人的にはゴルフにハマっている今だから面白く観ることが出来たが、数年前だったら見向きもしなかったに違いない。何にでもタイミングってものがあるが、映画ファンとしては、いろいろ経験した方が、より多くの作品を楽しめるってことに気づかされた次第。(笑)ゴルフ初心者にオススメ!
2016.05.13
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0404 プロゴルファー織部金次郎4/シャンク、シャンク、シャンク【スタッフ】・監 督 武田鉄矢・原 作 武田鉄矢(作) 高井研一郎(画) (小学館ビックコミック スペリオール)・脚 本 武田鉄矢 満友敬司・製 作 名島 徹、黒木照美、中村俊安・プロデューサー 小坂一雄・撮 影 矢田行男・美 術 西村伸明・照 明 大石弘一・録 音 本田 孜・編 集 井上秀明・監 督 補 須藤公三・音 楽 原田末秋・主 題 歌 海援隊「おつかれさま」(ポリドール) 詞:武田鉄矢 曲:中牟田俊男・提 供 株式会社レオナ、株式会社武田鉄矢商店、 株式会社ポニーキャニオン【キャスト】・武田鉄矢・財前直見・阿部 寛・下川辰平・コロッケ・ケーシー高峰・光石 研・友利勝良・高橋ひとみ・林 隆三【仕 様】・型 番 PCBP-11360・製作年度 1997年・製 作 国 日本・原 題 ----・収 録 本編 103分・音 声 1.オリジナル (日本語) DOLBY DIGITAL 2chステレオ・字 幕 ----・サ イ ズ LB ビスタ・サイズ・そ の 他 片面1層、COLOR、DOLBY DIGITAL、MPEG-2、 NTSC 日本市場向、DVD、セル&レンタル・リリース 2005.01.19.・価 格 \2,500(税抜)・発 売 株式会社ポニーキャニオン・販 売 元 株式会社ポニーキャニオン【ジャケット】・オモテ面:金に目がくらんだなオリキン ひぇ~シャンクはよく飛ぶ おい、クラブのせいだろ なんとかしろ! 得意のバンカーだろ、たのむよ~ シードのかかった最終戦。 ずっとそばで、応援するわ。 私の右に立たないでください。 今、あぶないですから…・ウラ面 :織金に、 最大の危機《シャンク》がやって来た。 「シャンク」とは…… ゴルフクラブのつけ根に当り ボールが真横に飛び出す、ミスショット。 ゴルフ仲間では寄り道することを言う。頭をかいて笑っている織部金次郎のバストショットが中心。その周りを、コミカルなポーズで彼の支援者たちが取り囲んでいる。フキダシにセリフが書かれ、漫画の1コマのようだ。シャンクが出ても、これだけ笑顔でいられたら、すこぶるスコアも良いに違いない。実際は、シャンクなんか出たら、青ざめるけどね。1度出たら、なかなか治らないし……。(笑)ウラ面は、本編からの取り込み画像が8枚。無造作に並べられている。個人的には、お婆さんの画像がいいなぁ。本作品の“心”の部分だ。それがあるだけで、善しとしたい。(笑)【感 想】「アマチュアゴルファーはシャンクの夢を見るか?」ゴルフ仲間にヘンな男がいる。大雑把で迂闊な男で、学習能力が極端に低い。(笑)或るコンペのドラコンホール。彼のティショットは、前方のレディースティの赤いティマーカを直撃、後方に弾け飛んだ。彼の記録はマイナス30ヤードだった。(面白かったので、皆で測った)また、目の前に池があると、もれなく入れたくなる性格らしい。池越えのショットは、まず間違いなく池ポチャである。私の知るところでは5回連続が最多だ。これは、私でもかなわない。バンカーにも、よくハマる。或る時、ガードバンカーから脱出できなくなった。どうしても、ボールが上がらない。4~5回失敗したところで、彼は諦めて、後ろに出すことにした。アゴが低いから難なく出せるはずだ。けれど、何を思ったのか、彼はウェッジを強振。モノ凄い音がして、砂煙が舞い上った。一体何が起きたのだろうと思った。誰もボールの行方が分からなかった。けれど、よく見ると、ボールは芝と砂地の境目にめり込んでいた。さすがの彼も、このホールはギブアップした。(笑)グリーン上でも逸話がある。長めのミドルホール、2オンさせて、下りの1メートルくらいのパットが残った。バーディチャンスだ。けれど、最初のパットはカップをかすめてエッジまで転がり落ちてしまった。ここから喜劇の始まり。彼のパットは傾斜に負けて戻って来ること3回。さすがに皆から「しっかり打てよ!」の声が飛んだ。その声に怒ったのか、次のパットは強すぎて、反対側のエッジ近くまで駆け上った。彼は、もうカップを見ていなかった。それから彼は、3パットかけてカップインさせた。いまでも“グリーンを刻んだ男”として仲間うちで話題にのぼる。(笑)白眉は、とある山岳コースでのこと。ティショットが真横に飛んだ。シャンクだ。ボールは茶屋の大きな窓ガラスを直撃。ガラスがあんなにたわむところを私は初めて見た。まるで目の前で『マトリックス』が起きているような新鮮な体験だった。気の毒だったのは、茶屋の店員さん。飛び出して来ると、こちらに向かってしきりに謝っている。怒られたと思ったらしい。いくらヘタでもイライラしてモノを投げたりしません(笑)と説明し、仕事に戻っていただいた。以来、私は出来るだけ、打つ人の横には並ばないように心掛けている。(笑)1996年、監督・主演は武田鉄矢さん。本作品では、クラブについて言及してみせている。もっとも、科学的なことよりもプロゴルファーの心情や鋭敏な感覚に重きを置いた内容だった。ハウツウものではないので、それで善いのかも知れない。――プロゴルファー織部金次郎に、クラブメーカからアプローチがあった。クラブ契約をしたいと言う。しかし、サンドウェッジ(SW)は、織部にとって武器であり生命線のようなもの。最初は難色を示していた織部だったが、娘の大学進学の資金確保のため、契約を結んでしまう。……というお話し。このSWが織部に合わず、試合中にシャンクし、そのボールが同伴競技者の顔面を直撃。ケガを負わせてしまう、という展開。契約をたてに強引にSWを使わせようとするメーカの姿は、如何にもステレオタイプだが、女性課長を演じた高橋ひとみさんが、見事にハマっていた。あまり美人だと思ったことはなかったが、本作品では随所で、いい表情をみせていた。主役級の出演陣は変わらず。マドンナの“さくら子”役は、財前直見さん。さくら子のお兄さん役は阿部寛さん。(出番がなかった?)織部が、シード権をかけて沖縄のトーナメントに出場するのが、クライマックス。場所はカヌチャのようだ。何度か、カヌチャベイホテルのコテージに泊まったことがある。やたら敷地が広く、カートでの移動が推奨されている。レストランでの食事は、まあまあ。ビーチも遠いし、ホスピタリティの面ではイマイチだったと記憶している。けれど、ゴルフにハマっている今なら、最高のホテルに思えるかも知れない。何しろ、ゴルフ場が隣接しているのだから。面白かったのは、キャディとして帯同したメーカの社員が、次第に織部のことを気遣うようになっていくところ。(笑)それでも、最終ホール、バンカーに入れてしまった織部にSWを渡す場面が、いい。「ここまでだ。俺も企業人だからな」あー、私もこんなカンジかも知れないと笑ってしまった。戦争を伝える場面も盛り込まれており、鹿児島や沖縄の歴史に深い爪痕を残していることがうかがえた。それを風化させまいとするのが、武田鉄矢さんの思いだったのだろう。全体的にマンガっぽくなった1本だった。ゴルフ初心者にオススメ!
2016.05.12
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0403 プロゴルファー織部金次郎3/飛べバーディー【スタッフ】・監 督 武田鉄矢・原 作 武田鉄矢(作) 高井研一郎(画) (小学館ビックコミック スペリオール)・脚 本 武田鉄矢 満友敬司・製 作 名島 徹、黒木照美、田中 迪・プロデューサー 小坂一雄・撮 影 矢田行男・美 術 西村伸明・照 明 大石弘一・録 音 福岡 修・編 集 井上秀明・監 督 補 原田末秋・音楽プロデューサー 中川孝一・主 題 歌 「帰ろう」 唄:海援隊(ポリドール)・提 供 株式会社レオナ、株式会社武田鉄矢商店、 株式会社ポニーキャニオン【キャスト】・武田鉄矢・財前直見・阿部 寛・コロッケ・浦田賢一・下川辰平・山木正義・ケーシー高峰・渡辺正行・大久保了・蛭子能収・ガダルカナルタカ・井出らっきょ・松尾伴内・金原亭世之介・岡田理江・加山雄三(友情出演)・堀内孝雄(友情出演)・丸山茂樹(特別友情出演)・今井雅之【仕 様】・型 番 PCBP-11359・製作年度 1994年・製 作 国 日本・原 題 ----・収 録 本編 101分・音 声 1.オリジナル (日本語) DOLBY DIGITAL 2chステレオ・字 幕 ----・サ イ ズ LB ビスタ・サイズ・そ の 他 片面1層、COLOR、DOLBY DIGITAL、MPEG-2、 NTSC 日本市場向、DVD、セル&レンタル・リリース 2005.01.19.・価 格 \2,500(税抜)・発 売 株式会社ポニーキャニオン・販 売 元 株式会社ポニーキャニオン【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :今やおなじみとなったシリーズ第三作目 プロゴルファー 織部金次郎 飛べバーディーボールを打ち終えた主人公のオリキン(武田鉄矢)が、「ヤバイっ?!」って顔をしている画像が用いられている。この選択は面白い。(笑)そこにマドンナのさくら子(財前直見)とプロゴルファーの丸山茂樹が配置されている。背景がボカしてあるので、馴染んでいないのが、安っぽいな。出来映えとしては、イマイチ。ウラ面は、画像6枚が中央にまとめられていて、そこにイントロダクションが記載されている。画像の選択は、いい。バランスよく選択している。でも、キャッチコピーもなく、全体の出来映えとしては、やはりイマイチだな。【感 想】「アマチュアゴルファーはナイスアウトの夢を見るか?」一昨年の夏頃の話し。高原のとあるゴルフ倶楽部。かなり遠かったが、リゾート地でのゴルフを楽しもうとプライベートのコンペを企画した。林間コースだし、フェアウェイ(FW)は広い。快適なラウンドのはずだった。けれど、1番ホールのティショットが盛大に曲がり、まるでブーメランのように林の中に消えて行った。「OBはないから楽勝!」――と、たかをくくっていたら、大間違いだった。白樺の根っこにくっついたボールを打てるところまで出すのに1打。意外と木の密度が高いなと思いつつ、間隙を狙って打ったリカバリーショットは、白樺を直撃。私の後方へと跳ね返った。結局、ボールは隣のホールのFWまで転がり、リゾートゴルフは修羅場と化した。短いアイアンに持ち替えて林越えを狙う。これも距離が足りなかった。幸いにも1番ホールに戻ったものの、まだラフだ。同伴競技者に追いつこうと、渾身の5打目は、あろうことか、左の林の中に消えて行った。「……OBってことにしない?」そうすれば、1打罰で、いま立っているところから打てる。けれど、――。「大丈夫です! 左もOBありませんから!」せめて、ロストにしたかった……。勿論、キャディさんが悪いわけじゃない。けれど、ニコニコしながらボールを探しに行ったキャディさんに、一瞬だが殺意を覚えたのは確かだ。FWを横切って左の林まで行って第6打目を打て、と言うのだから。キャディさんは、ヘタクソなアマチュアゴルファーの心を汲み取る鍛錬をして欲しいと、つくづく思う。(笑)1995年、監督・主演は武田鉄矢さん。本作品では、女子プロの世界を垣間見せたり、マッチプレーをクライマックスに持って来たり、いろいろ趣向を凝らしている。ゴルフ場開発のネタも盛り込んで厭きさせない。もっとも、どれも“さわり”の部分だけなので、もう少し深く掘り下げて欲しかった。――トーナメントに復帰したもののシード権には手が届かないプロゴルファー織部金次郎。通称“オリキン”。今日もウェイティングをかけようとトーナメント会場に赴く。途中、プロ2年目の女子プロ日向みずきと知り合う。彼女からコースの情報を得たオリキンだったが、せっかく出場できた試合を落としてしまう。またもやシード権獲得にはいたらなかった。……というお話し。協会の組織体制に大して興味はないが、昨今の運営を見ていると弱体化しているように思えてならない。ファンを大切にするのも結構だが、おもねる必要はないし、プロはプロとしての威厳を保ちつつ素晴らしいプレイを見せて欲しいと思う。主役級の出演陣は変わらず。マドンナの“さくら子”役は、財前直見さん。本作品では、ややキャラが変わり、乱暴な口をきく場面が何度も出て来る。下町の威勢の良さ、気っ風の良さは、乱暴な口をきくってこととは違うだけどね。作り手が江戸前の方ではないので、まぁ仕方ないでしょう。さくら子のお兄さん役には阿部寛さん。(まだまだ若い!)残念ながら、オカマ役を演じていた平田満さんが降板。つまらなくなった。悩める女子プロの日向みずき役には、新人が当てられている。岡田理江さん。いまも女優さんをしているのか不明。お世辞にもカワイイってタイプではなかったが、ゴルフのスウィングは、カタチになっていた。如何にも付け焼き刃っぽかったが、及第点でしょう。(笑)オリキンがマッチプレー選手権に出場し、決勝を戦うのがクライマックスになっている。最終ホールでボールを曲げて、林の中に打ち込んでしまったオリキンは、起死回生のリカバリーショットを見せる。スポーツものの王道を往く展開だが、3作品目にして夢を叶えられるのか、思わず身をただして観てしまった。(笑)オリキンとさくら子との恋愛が、どのようになって行くのか、それぞれの気持ちを明確にしたところで本作品は終わる。シリーズとしては、ここで終わった方が良かったような気がする。その方が、余韻が残っただろう。……ま、後からシリーズをまとめて観ると、こういう弊害が生じるな。(苦笑)公開時に観ていたら、絶対に出て来ない感想だ。『4』と『5』があると分かっているからこそ覚えることだろう。ちょっと卑怯だよなぁと思う。全体的にまとまりに欠ける仕上がりだった。ゴルフ初心者にオススメ!
2016.05.11
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0402 プロゴルファー織部金次郎2/パーでいいんだ【スタッフ】・原 作 武田鉄矢(作) 高井研一郎(画) (小学館ビックコミック スペリオール)・監督・脚本 武田鉄矢・制 作 名島 徹、黒木照美、中村俊安・アソシエイトプロデューサー 田村潤三・プロデューサー 小坂一雄、小野文彦・撮 影 矢田行男・美 術 西村伸明・照 明 大石弘一・録 音 本田 孜・音 楽 原田末秋・音楽プロデューサー 中川孝一・主 題 歌 「君は拍手をくれないか」 唄:武田鉄矢(ポリドール)・提 供 レオナ、亀田製菓、武田鉄矢商店、 田村商店、ポニーキャニオン、奏元舎【キャスト】・武田鉄矢・財前直見・阿部 寛・柴 俊夫・小倉久寛・萩尾みどり・下川辰平・浦田賢一・堀内孝雄(友情出演)・中島常幸(特別友情出演)・平田 満・川谷拓三【仕 様】・型 番 PCBP-11358・製作年度 1994年・製 作 国 日本・原 題 ----・収 録 本編 101分・音 声 1.オリジナル (日本語) DOLBY DIGITAL 2chステレオ・字 幕 ----・サ イ ズ LB ビスタ・サイズ・そ の 他 片面1層、COLOR、DOLBY DIGITAL、MPEG-2、 NTSC 日本市場向、DVD、セル&レンタル・リリース 2005.01.19.・価 格 \2,500(税抜)・発 売 株式会社ポニーキャニオン・販 売 元 株式会社ポニーキャニオン【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :武田鉄矢第1回監督作品 涙・笑い!そして感動。 ゴルフはこんなにおもしろいオモテ面は、コメディ映画っぽいデザインになっている。主人公2人の全身ショット。ゴルフボールが、赤い尾をひいて2人の回りをまわっている。その周りをゴルフ仲間が取り囲むように配置されている。ポスターってよりも、チラシって感じだ。(笑)ウラ面は、グリーンのデザインの上にイントロダクションと物語が記載され、本編画像が6枚配置されている。コンパクトにまとまっている。ややせせこましいが、いいデザインだ。【感 想】「アマチュアゴルファーは池ポチャの夢を見るか?」数年前の話し。そのホールは、右ドッグレッグで、右側に池が続いていた。然も、池に沿ってフェアウェイ(FW)バンカーが大小三つも並んでいる。ティショットこそFWにボールを運んだが、まだまだ距離がある。それが善くなかった。せめてグリーン近くまで運ぼうと力んだのか、2打目はわき目もふらずに池ポチャ。頭に血が上った。それでも、深呼吸して臨んだ3打目も池に吸い込まれた。FWの真ん中を狙ったつもりだったが、角度が浅かったらしい。ここまで来ると、何が何やら分からなくなる。落ち着いたスウィングを心がけた4打目は、シャンクして池の方向へと飛び出した。ボールは、泳いでいたカモを直撃。「げっ、カモを殺したか!?」と思ったが、程なくしてカモが水面に顔を出し、あわをくったように飛び去った。これで我に返ってホッとした。今度は真横のFWにレイアップした。これで5打目。ペナルティを入れると、8打目だ。グリーンにのった時は2ケタになっていた。さすがに同情したのか、カップまでまだ1メートルもあるのに「OK!」が出た。池ポチャ3連発もこたえたが、この「OK!」はもっとこたえた。欲しい時にくれないのが“OKバット”だと、この時、悟った。(笑)1994年、東映の作品。監督・主演は武田鉄矢さん。『刑事物語』で培ったスキルが活きている。なかなかの才人だ。むしろ、杉村六郎さんが監督した1作目より風化していない。スポーツものの王道を往くストーリー展開は、相変わらず。本作品は、そこにスポーツ選手の引退を絡ませている。齢五十を過ぎている身には、共感を覚えるストーリーだった。――下町の皆の応援でトーナメントに復帰したプロゴルファー織部金次郎。通称“オリキン”。けれど、年齢や体格の違いには勝てない。体が悲鳴を上げていた。それでも、踏ん張って試合に出場していたが、とうとうプレイ中に腰を傷めてしまう。そこへ同じプロゴルファーの勝又が訪ねて来る。20年、1勝も出来ない自分のコーチをして欲しいと言う。……というお話し。勝又プロが訪ねて来るのが、花火大会の晩。隅田川花火大会だろうか。毎年、見物に行っていたが、混雑ぶりと規制ぶりがヒドくて、ここ数年は東京湾花火大会に浮気している。(笑)出演陣は、前作のまま。マドンナの“さくら子”役に財前直見さん。そのお兄さん役には阿部寛さん。(まだ若い!)平田満さんもオカマ役で奮闘している。勝てないプロゴルファーの勝又役には、川谷拓三さん。いいなぁ、川谷さん。(笑) 大好きな役者さんだった。ホント、亡くなられてしまったことが残念でならない。でも、プロゴルファーを演じるには、あのスウィングじゃダメでしょ。私たちと同じレベルに見えるぞ。(笑)――勝又プロと合宿中、ひょんなことで腰が治ったオリキンは、諦めかけていたトーナメントに出場する。着実にバーを重ねて迎えた第4ラウンド。ベスト10に残れるかとうかの位置にいた。最終ホール、池越えのショットは、力が尽きたかのように池に吸い込まれて行く。……というのが終盤。スポーツ映画だけあって、試合のシーンの説得力がものを言う。このシリーズ、実際のトーナメントを借りて撮影が行われているらしく、出来映えは、いい。特にギャラリーの様子は、トーナメント観戦の勉強になる。(本当か!?)――一方、勝又プロも試合に出場。キャディとして駆けつけたオリキンと共に臨み、成果を上げて行く。……というのがクライマックス。合宿中、勝又プロが木製のクラブを自慢する場面がある。「メタルのように冷たくない」というセリフからすると、この頃が変遷期だったのかも知れない。毎年、新しいクラブがリリースされる。毎年、買い替えようと思う。でも、なかなか踏ん切りがつかない。クラブの前にスウィングを何とかしろよ、という声が聞こえて来そうでコワイ。プロのように打ちたいとは思わないが、気持ち良く打ちたいとは思う。1ラウンドに何回かある“柔らかい感触”に魅せられてゴルフを続けているようなものだ。ゴルフは生涯できるスポーツと言われる。けれど、プロのトーナメントというステージでは、どうしたって年齢的なギャップが生じる。そのためにシニア・ツアーがあるのだろうが、どこでレギュラーツアーを諦めるのか、その心の葛藤は、想像するに難くない。男女の恋愛と同じように、年齢の壁に悟り、ステージを移すしかない現実が誰にも訪れる。個人的には共感を覚える作品だった。ゴルフ初心者にオススメ!
2016.05.10
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0401 プロゴルファー織部金次郎【スタッフ】・監 督 杉村六郎・原 作 武田鉄矢(作)・高井研一郎(画) (小学館ビックコミック スペリオール)・製 作 中村俊安、黒木照美、名島 徹・プロデューサー 藤倉 博、小坂一雄・アソシエイトプロデューサー 河野英一、三賀康隆・脚 本 武田鉄矢、島 裕次、満友敬司・撮 影 藤田久美・音楽プロデューサー 高原忠男・主 題 歌 忌野清志郎&2・3’S 「いつか見た映画みたいに」(東芝EMI)・提 供 東映株式会社、三菱商事、日映、 バンダイビジュアル、レオナ、武田鉄矢商店【キャスト】・武田鉄矢・財前直見・阿部 寛・布川敏和・小野みゆき・下川辰平・寺田 農・小西博之・高橋ひとみ・篠ひろ子(友情出演)・平田 満・大滝秀治〈スペシャルゲスト〉・戸張 捷・坂田信弘〈特別友情出演〉・中島常幸プロ【仕 様】・型 番 PCBP-11357・製作年度 1993年・製 作 国 日本・原 題 ----・収 録 本編 106分・音 声 1.オリジナル (日本語) DOLBY DIGITAL 2chステレオ・字 幕 ----・サ イ ズ LB ビスタ・サイズ・そ の 他 片面1層、COLOR、DOLBY DIGITAL、MPEG-2、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・リリース 2005.01.19.・価 格 \2,500(税抜)・発 売 株式会社ポニーキャニオン・販 売 元 株式会社ポニーキャニオン【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :下町の人情は、バンカーより深いよ。オモテ面は、グリーン上でラインを読む織部金次郎(武田鉄矢さん)のバストショット。背景は、本編から6枚の画像が並べられている。タイトルは、グリーンのイラストに載っている。いい感じの出来映えだ。ウラ面は、4枚の画像に、同じく“グリーン”の上にストーリーが載っている。ちょっと地味だが、悪くない。黒地というのも、いい選択だ。締まってみえる。手堅いデザインのジャケットだ。【感 想】「アマチュアゴルファーはチップインの夢を見るか?」一昨年のコンペでの話し。ラウンドも後半。やや打ち下ろしのショートホール。私の腕では到底届かない距離に、端からワンオンは諦めていた。それでも、一縷の望みを託して4Iを手にする。「諦めた!」と言いつつ、「あわよくばワンオン!」と思ってしまうところが、ヘタクソのヘタクソたる由縁である。(笑)けれど、そんなみみっちい願いを叶えてくれる神様がいるはずもなく、案の定、打ったボールはガードバンカーに捕まってしまった。だいたいショートで 200ヤードを超えるのは反則だろ、と悪態をつきたかったが、同組のメンバーにはきっちりのせているヤツもいるのだから、コースのせいには出来ない。仕方ないので、ウェッジを持って独りバンカーに降りた。ガードバンカーと言うだけあって、砂地に立つとグリーンはおろか旗すら見えない。今度こそ諦めムードだが、腹立ち紛れに遮二無二にクラブを振ったら、ボールは高く上がった。バンカーを超えてグリーンの方向に跳ねたところまでは見えた。次に起きたのは歓声だった。チップインしたのだ。ゴルフを始めて3年ちょっと。バンカーからのチップインは初めてだった。然も、バーディだ。(ちょっと自慢)「プロみたいだ」と囃されて悪い気がしなかった。けれど、「“オリキン”だな」という言葉が分からなかった。いまだに知らないゴルフ用語が出て来るので、「また新しい用語か」くらいにしか思わなかった。それが、映画の主人公の愛称だと知ったのは、最近のことである。1993年、東映の作品。主演は武田鉄矢さんで杉村六郎さんが監督をつとめている。『刑事物語』のコンビだ。既に20年以上も経っている。当時、ゴルフには全く興味がなかったので、こういう作品があることすら知らなかった。スポーツものの王道を往くストーリー展開だが、手堅い作りで面白かった。 100切り出来ずに悶々としている身には、殊の外、爽快感を感じることが出来た。正直、公開当時に観ていたら歯牙にもかけなかっただろうな。(笑)18年間で 1勝も出来なかったプロゴルファー織部金次郎。通称“オリキン”。賞金を稼げないプロは経済的に厳しい。とうとう妻からも離婚を突きつけられた彼は、浅草にあるゴルフ練習場にレッスンプロとして就職することになる。優しい性格で教え上手な織部は、たちまち下町の人気者になるが、ある事件を機に一念発起。優勝を目指してトーナメントに挑戦することになる。……というお話し。個人的には、浅草寺が画面に出て来ただけで大満足。(笑)出演陣が豪華で、当時の東映の勢いが感じられる。(笑)マドンナ役に財前直見さん、そのお兄さん役には阿部寛さん。(若い!)平田満さんがオカマ役を楽しげに演じている。いまは鬼籍に入られた大滝秀治さんの姿を見ることが出来るのも見逃せない。そう言えば、織部プロが使うドライバーが、文字通り“ウッド”だった。(笑)金属製の大型ヘッドがリリースされる前らしい。今の3番ウッドくらいの大きさしかない。こんなんでボールが飛ぶのだろうか、と思った。それに較べたら、いまのクラブは何と優しく作られていることか……。スポーツギアに導入される最新テクノロジーには目を見はるものがある。けれど、雑誌の記事を読んでも理解できないことも、しばしば。人間の感性が入る余地がないように感じる。それは、プロゴルファーにも言えることで、タ○ガー・ウッズや松山○樹は、マシンのような試合運びだ。試合中継を観ていても、あまり面白くない。本作品の主人公は、武田鉄矢さんが演じているで、実に人間くさい。あざといくらい人間くさい。(実は、そこがキライ)もうちょっとマシンにならないと試合に勝てないぞと、画面を観ながら呟いてしまった。でも、もしかしたら、20年前のプロゴルフの世界は、いまよりも人間くさかったのかも知れない。プレイヤーは、コースで様々なナイスショットを夢想する。ドライバーが誰よりも飛んだり、アプローチがピンに絡んだり、ロングパットが一発で沈められたり……。武田さんは、ゴルフが好きなんだろうなぁ。何となく鬱遠しい感じもするが、彼のゴルフに対する愛情が伝わって来る良作だった。ゴルフ初心者にオススメ!(笑)
2016.05.09
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0400 グリーン・デスティニー COLLECTOR’S EDITION【スタッフ】・監督・製作 アン・リー・脚 色 ジェームズ・シェイマス他・原 作 ワン・ドウルー・製作総指揮 ジェームズ・シェイマス デビッド・リンド・撮 影 ピーター・ハオ・アクション監督 ユエン・ウーピン・チェロ奏者 ヨーヨー・マ【キャスト】・リー・ムーバイ:チョウ・ユンファ(大塚明夫)・ユー・シューリン:ミシェル・ヨー(塩田朋子)・イェン:チャン・ツィイー(弓場沙織)・ロー :チャン・チェン(森川智之)・ティエ氏:ラン・シャン(松岡文雄)・碧眼狐狸(ジェイド・フォックス): チェン・ペイペイ(谷 育子)・ユィ長官:リー・ファーツォン(塚田正昭)【仕 様】・型 番 TSDD-31055・製作年度 2000年・製 作 国 ----・原 題 臥虎藏龍・英 題 CROUCHING TIGER,HIDDEN DRAGON・収 録 APPROX 120分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド オリジナル(中国語) 2.ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド 日本語吹替 3.ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド 英語吹替・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ・そ の 他 片面2層、COLOR、DOLBY DIGITAL、MPEG-2、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用、CC・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・映像特典 1.メイキング・ドキュメンタリー: 神秘のベールを脱ぐ 「グリーン・デスティニー」 2.ミシェル・ヨーのインタビュー 3.音声解説(アン・リー監督& ジェームズ・シェイマス) 4.フォト・ギャラリー 5.タレント・ファイル 6.オリジナル劇場予告編【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :第73回アカデミー賞4部門受賞! 興奮と陶酔のマーシャルアーツ エンタテインメント 第73回アカデミー賞受賞 外国語映画賞 撮影賞 作曲賞 美術賞邦題は『グリーン・デスティニー』だが、ジャケットは赤と黒で構成されている。本編映像の美しい緑の映像も、このジャケットでは再現されていない。豪華な感じはするが、正直、好きじゃないなぁ。どことなく、品がない。【感 想】「ワイヤーワークの頂点ネタバレ」アカデミー賞外国語作品賞を受賞したアン・リー監督の名作である。異論がないわけでもないが、詩情豊かな作品を前にして重箱の隅をつつくようなマネは無粋この上ないので、いまは捨て置く。むしろ、現在も変わらず同じ作風で作品を撮りつづける監督さんの精神性の高さを讃えたい。ワイヤーワークを多用したアクションは、ともすれば下世話になりがちだ。派手にみせようとか、カッコ良くみせようとか、いらぬ思惑からシーンが下品になる。そんな欲望を排し、場面の静謐感を優先したことは驚嘆に値する。単純な剣劇アクションを楽しみたい方には物足りないかも知れないが、場面の構成と動きは芸術的なまでに昇華されているので、その美しさを堪能していただきたいと思うのだ。屋根から屋根へと跳躍し、壁を走り、水の上をも駆け抜ける。アニメの世界でしか実現し得なかったアクションを実写で可能にしたのが、ワイヤーワーク。本作品では全編に渡って用いられているが、他の作品と一線を画すのは、派手さよりも優美さを追求している点である。まるで踊っているかのような追跡劇は、おそらく唯一無二のものだろう。後にも先にも、本作品より美しい映画に出会っていない。勿論、役者さんたちのズバ抜けた身体能力と、並々ならぬ鍛錬のおかげであることも忘れてはいけない。チョウ・ユンファもミッシェル・ヨーもチャン・ツィイーも、実に優雅だった。おかげで“東洋の神秘”がまたひとつ増えることになった。それは、剣さばきにも言えることで、驚異的なスピードで観る者を圧倒する。フィルムスピードをいじっているのかどうかは定かでないが、鳥のような身のこなしで宙を舞い、目に見えぬスピードで剣を扱う東洋人の姿に、世界中が熱狂したのは確かだ。おかげで香港の伝統技術であるワイヤーアクションは有名になり、後に『マトリックス』3部作を生み出すことになる。詩情豊かな名作は、いまも色褪せていない。あまり馴染みのない19世紀の中国を舞台に繰り広げられるロマンスは、いまの私たちにしてみると、やや分かりにくい。特にラストシーンは、なんとなく理解できるものの「なんで?」という疑問は拭いきれない。もしかしたら言葉で理解する必要はないのかも知れない。オススメ!
2016.05.08
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0399 プラネット・テラー【スタッフ】・監督・製作・脚本・撮影・編集・音楽 ロバート・ロドリゲス【キャスト】・ローズ・マッゴーワン・フレディ・ロドリゲス・マイケル・ビーン・ステイシー・ファーガソン(ファーギー)・クエンティン・タランティーノ・ブルース・ウィリス【仕 様】・型 番 GNBF-7411・製作年度 2007年・製 作 国 アメリカ・原 題 PLANET TERROR・収 録 本編ディスク(本編 105分+特典 4分) 特典ディスク(映像特典66分)・音 声 1.英 語 (5.1ch サラウンド) 2.英 語 (DTS 5.1ch サラウンド) 3.日本語 (5.1ch サラウンド) 4.英 語 (2.0ch コメンタリー用音声)・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕 3.コメンタリー用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・サイズ・そ の 他 片面2層、COLOR、DOLBY DIGITAL、MPEG-2、 NTSC 日本国内向、DVD、セル専用、R-15・発 売 元 ブロードメディア・スタジオ株式会社・販 売 元 ジェネオン エンタテインメント株式会社・映像特典 1.監督オーディオコメンタリー 2.ロドリゲスによる 10分間フィルムメーキング講座 12分 3.バッド・アスな女性たち 12分 4.男性キャストについて 16分 5.レベル・ロドリゲスのキャスティング 6分 6.壮絶スタントの舞台裏 13分 7.味のある脇役キャラの説明 7分 8.クラインドハウスとは?+キャスト・ スタッフ プロフィール(静止画) 9.日本版劇場予告篇&TVスポット 2分 10.インターナショナル版予告篇 2分【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :「シン・シティ」「デスペラード」 ロバート・ロドリゲス監督、 常識破りの最新作!! 過激度120%! 豪華キャストと限界アクションで描く、 前代未聞の サバイバルSFホラー・アクション!! ロドリゲスの映像創作の秘密に迫る コメンタリーと70分の豪華映像特典! ロドリゲスが監督したフェイク予告篇 「マチェーテ」も本編に収録!オモテ面の主人公を演じたローズ・マッゴーワンを中心に、マイケル・ビーンやブルース・ウィリスなど主要なキャストが顔を揃えている。下方には、ゾンビの群れ……。大きいポスターで見たら、かなり映える出来映えだ。ウラ面も、ローズ・マッゴーワン。絶大なインパクトだ。ここだけでOKだ。(笑) もっと猥雑なデザインにも出来ただろうが、作品に対する敬意とユーモアが見られる仕上がりだ。きっと、デザインされた方は、この作品が好きなのだ。(笑)【感 想】「整理整頓、雨あられ」最近、棚のDVDを整理し始めた。何があったわけでもないのだが、モノに対する執着はやめようと心に決めた。シンプルなのが一番。(笑)――で、整理しながらレビューを書いたかどうか確認したら、“未レビュー”の作品が雨あられの如く出て来た。なかには開封すらされず、そのまま仕舞いこまれた気の毒な作品もあった。(苦笑)コンプしたくて買っただけってパターンもある。学生の頃は、本が、こんな感じだった。「部屋の床が抜ける」と大家に怒られ、整理を始めたら、ページをめくっていない本が山のように出て来た。(笑)人間ってヤツは、歳をとっても、若い頃と変わらないのだな、と悟った。(私だけ?)――というワケで、本作品である。こちらは、とうの昔にレビューをUPしたと思っていたが、見当たらなかった。(-_-;)まぁ、ひとの記憶なんてアテにならないし、ひとの名前と顔が覚えられない性格だし、謙虚に受け止めることにした。意を決して再鑑賞。何年かぶりに観て、面白かった。(笑)クエンティン・タランティーノの仕掛けによる企画モノ。日本じゃ“グラインドハウス”なんて言葉はなかったので、いまいちピンと来ない。他の方々はどうか知らないが、私にはさっぱりだ。場末の三番館の映画館にかかっている作品を再現したような作品。フィルムに傷やゴミがついていたりして、なかなか凝っている。途中でフィルムが切れてインターミッションが映し出されたり、当時を知る人たちには懐かしい趣向だ。単なる懐古趣味だけではなく、本編もしっかりと作られている。そこは、ロバート・ロドリゲス監督なだけあって、手慣れたものだ。澱みがない。猥雑でグロテスクな表現を中心にしているのは、ロジャー・コーマン等のB級映画に似せているからだろう。役者さんの演技も誇張ぎみで、時代がかったセリフを楽しんでいるようだ。或る意味、“お遊び”なのだが、そこにハリウッド・スターが顔を出している贅沢さやコストの高そうな映像を観ると、ちゃっかりマーケティングの結果が反映されているのだろうなぁと感心してしまう。フェイクの予告編だけで、あの顔ぶれだ。クエンティン・タランティーノの経営手腕には舌をまく。この異端児も、いまやすっかり映画界のご意見番だ。さて、本作品は、いわゆるハリウッド・メジャーなら眉をひそめそうな下品さを強く押し出しているところが、持ち味だろう。茶化しながら、しっかりとやりたいことをやっている。その爽快感が素晴らしい。演出に力がなければ出来ないことだ。腹が立つのは、どこでどんなツッコミをされるのか承知の上で撮っていること。(笑)あのしゃくれアゴでニヤリと笑っているに違いない。「そんなことは承知の上さ。でも、楽しいだろ?」と……。あー、可愛くない。(笑)2本立てなんだから、本作品と『デス・プルーフ』を1枚のディスクでリリースしないと、不完全だと思うな。(笑)次回作があるなら、『悪魔の追跡』+『魔鬼雨』のようなオカルト・ホラーを希望します!オススメ!
2016.05.07
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0398 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 -ミラーズ・リポート-【MAIN STAFF】・製 作 吉井孝幸・原 作 矢立 肇 富野由悠季・オリジナルシリーズ監督 神田武幸 飯田馬之介・監 督 加瀬充子・脚 本 北嶋博明・オリジナルシリーズ構成 桶谷 顕・キャラクターデザイン 川元利浩・メカニカルデザイン 大河原邦男 カトキハジメ 山根公利・作画監督 門 智昭 杉浦幸次 横山彰利 吉田 徹 津野田勝敏・美術監督 池田繁美・色彩設定 千葉賢二・撮影監督 谷口久美子・編 集 鶴渕友彰・音 楽 田中公平・音響監督 浦上靖夫・プロデューサー 植田益朗 久保 聡 湯川 淳・企画・製作 サンライズ・製作協力 バンダイビジュアル【MAIN CAST】・シロー:檜山修之・アイナ:井上喜久子・ミケル:結城比呂・カレン:小山茉美・サンダースJr:玄田哲章・エレドア:藤原啓治・コジマ:藤本 護・ミラー:高島雅羅【仕 様】・型 番 BCBA-1064・製作年度 1998年・製 作 国 日本・英 題 Mobile Suit GUNDAM The 08th MS Team “Miller’s Report”・収 録 82分・音 声 DOLBY DIGATAL(DOLBY SURROUND)・字 幕 日本語字幕・サ イ ズ 4: 3・そ の 他 片面2層、COLOR、DOLBY DIGITAL、MPEG-2、 NTSC 日本国内向、DVD、セル専用・1998年劇場公開作品・価 格 \5,000(税抜)・発 売 バンダイビジュアル株式会社・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社・映像特典 1.宇宙世紀余話(全10話) 2.劇場予告編【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :「証明してみせます。 俺の考えが間違っていない事を」オモテ面のイラストは、メカ作画監督をつとめた津野田勝敏さんの作品。スクリーンに映し出された投影画像。その前でアリス・ミラーが腕組みをして立っている。偉い人たちを前に、ミラーが報告をしているってシチュエーションだろう。「ヘンなイラストのジャケットだなぁ」と思っていたが、なかなか芸が細かい。こういうのは、好きだ。(笑)ウラ面は、ミラーが向けた銃口にシローが身じろぎもせず見返しているシーンが大きく使われている。その下には、本編からの取り込み画像が10枚使われている。こちらも、なかなか良いチョイスだ。本編よりも、出来映えのいいジャケットだと思う。【感 想】「熱気のないOVA再編集は罪悪だ!」二本立てだったとはいえ、映画館まで足を運んだファンはガッカリしたろうなぁ。OVAの『機動戦士ガンダム/第08MS小隊』は、キャラクタ・デザインが幼稚だったとはいえ、なかなか難しいテーマを面白く描いていただけに、こういう作品は残念だ。単なる再編集版の方が、ファンは満足したのではなかろうか。(連作短編の体裁だったから、それも難しいか)アリス・ミラーなる人物を通しての解釈は、ある意味、余分だし、蛇足の謗りを免れない。ファンは、オリジナルを通して自分自身で理解したことが全てだし、それ以上のものを欲してはいないのだ。同じOVAの劇場版である『機動戦士ガンダム0080/ジオンの残光』は、妙な熱気が充満した作品だった。恥ずかしくなるようなメロドラマも、OVAへの解釈も、異なるエンディングへの違和感も、全て吹き飛ばしてしまう熱気があった。それは作品への愛情であり、力だ。しかし、本作品には何もない。熱気も力強さも、作品への愛情すら感じられない。これでは観客が感情移入することは無理だ。ただ失望だけが残る結果となってしまった。観る必要はありません。オリジナルのシリーズを1話づつ、ちゃんと見ましょう。余談だが、映像特典として収録されている『宇宙世紀余話』が、ちょっと面白かった。こちらは、オススメ!
2016.05.06
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0397 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 Vol.4【MAIN STAFF】・企 画 サンライズ・原 作 矢立 肇 富野由悠季・キャラクターデザイン 川元利浩・メカニカルデザイン 大河原邦男 カトキハジメ 山根公利・美術監督 池田繁美・撮影監督 谷口久美子・音 楽 田中公平・音響監督 浦上靖夫・監 督 飯田馬之介(#10・11) 森 邦宏・仕舞屋鉄(ラスト・リゾート)・製 作 サンライズ バンダイビジュアル【MAIN CAST】・シロー:檜山修之・アイナ:井上喜久子・ミケル:結城比呂・カレン:小山茉美・サンダースJr:玄田哲章・エレドア:藤原啓治・ジタン:永井一郎・キキ:西村ちなみ・ギニアス:速水 奨・ノリス:市川 治■第10話「震える山(前編)」 脚本:北嶋博明/脚本原案:桶谷 顕/ 絵コンテ:飯田馬之介/演出:森 邦宏/ メカ作監:津野田勝敏・吉田 徹/ レイアウト作監:横山彰利/総作画監督:杉浦幸次■第11話「震える山(後編)」 脚本:北嶋博明/脚本原案:桶谷 顕/ 絵コンテ:飯田馬之介/演出:山田弘和/ 作画監督:杉浦幸次/メカ作監:津野田勝敏■エピローグ・スペシャル「ラスト・リゾート」 脚本:北嶋博明/絵コンテ:森 邦宏・仕舞屋鉄/ 演出:安東信悦/作画監督:佐藤 淳/ 作監補佐:江上夏樹【仕 様】・型 番 BCBA-0638・製作年度 ----・製 作 国 日本・英 題 MOBILE SUIT GUNDAM THE 08TH MS TEAM・収 録 80分・音 声 DOLBY DIGATAL(DOLBY SURROUND)・字 幕 ----・サ イ ズ 4: 3・そ の 他 片面2層、COLOR、DOLBY DIGITAL、MPEG-2、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・価 格 \6,000(税抜)・発 売 バンダイビジュアル株式会社・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社・映像特典 1.ノンテロップ・オープニング 2.ノンテロップ・エンディング 3.パイロットフィルム【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :「さようなら、兄さん」オモテ面のイラストは、メカ作画監督をつとめた津野田勝敏さんの作品。ジオン軍のモビルスーツ(MS)“グフ”と連邦軍のMS“ガンダム”の一騎打ちの場面。グフの左腕の銃口にピントが合って、あたかも3Dのような奥行き感を演出している。素晴らしい出来映えだ。ウラ面の両手で銃を持つアイナのイラストは、キャラクターデザインの川元利浩さんの作品。うん、これは動きがあって、いい感じに仕上がっている。余白の使い方もいい。Vol.3のジャケットはイマイチだったが、今回は及第点だ。(笑)【感 想】「クオリティの低下」シリーズ最後のディスク。かなり熱のこもった脚本なのは、解る。けれど、尺が短か過ぎたようだ。粗筋を追うので精一杯。この重要な局面で、主人公たちの行動や目的を丁寧に描くだけの余裕がなかった。残念だ。■第10話 震える山(前編)(1998.07.25.リリース)地球連邦軍は、雪山から回収したモビルアーマー(MA)“アプサラス”の残骸から性能を推定。十分に脅威であると判断し、ギニアスの開発基地への総攻撃を計画する。第08MS小隊にも出撃命令が下る。彼らを待ち受けていたのは、青いモビルスーツ(MS)“グフ”。あっという間に3機のジムが倒される。明らかに相手はエースパイロットだった。……というお話し。アイナの兄ギニアスが開発責任者らしいが、軍人ではなく学者らしい。『マジンガーZ』に出て来るようなキャラデザインが古くて笑える。然も、病気持ちだし。(笑)ザンジバル級の戦艦“ケルゲレン”の脱出ルートに配備されたガンタンクを守るのが、シローたちに与えられた命令のようだが、そういう説明はなかったように思う。何故、ガンタンクを死守するのか理解できないまま観ていた。■第11話 震える山(後編)(1999.04.25.リリース)完成したMA“アプサラス”で出撃するアイナは、地球連邦軍に一時休戦を申し出る。オデッサの戦いに敗れたジオン軍は、宇宙での決戦に備え、1人でも多くの兵を逃がし、“ケルゲレン”を宇宙に上げなければならなかった。しかし、アイナの思いは、非常な戦争の渦に飲み込まれて行く。……というお話し。兄ギニアスの冷酷さ、地球連邦軍の非情さの狭間で、アイナとシローの理想が試される。けれど、物語としては、連邦軍に偏った判断がなされたようで、どうも気持ちが悪い。そんな理想を表に出さず描いてくれていたなら、まだストーリーに入り込めたものを……。脚本の失敗だな。■特別編 ラスト・リゾート(1999.07.25.リリース)宇宙世紀0080年、地球連邦政府とジオン公国との間に終戦協定が結ばれた。第08MS小隊は解体され、除隊したミケルは、キキとともに東南アジアの河を遡っていた。行方不明のシローの消息を辿っていたのだ。そして、不時着したコムサイを発見する。そこには何者かが暮らしていた形跡があった。……というお話し。この後、ミケルとキキは、七人の子供たちと出会う。(七人のこびとか?) 彼らは、終戦間近にジオン軍の手によってフラナガン機関から逃がされたという設定。フラナガン機関とは、『機動戦士ガンダム』に登場したニュータイプ研究所のこと。そこで研究対象にされていた子供たちが、ミケルやキキと出会うことに、どんな意味があるのだろう。そもそも、本シリーズにはニュータイプの話しなんが出て来ない。それを何で今更……。A-_-;物語としては、脚本と絵がシンクロしておらず、あちこちほつれている。ついつい、そんな風にツッコミたくなる。然も、シリーズ中で一番、絵がお粗末。ほとんど動かないしね。なぜ本作品を作ったのか、最後まで解らなかった。残念ながら、Vol.4は、1~3に較べると、キャラクタもMSも、あまり“動いて”いない。MSを重機として表現しようとした試みも忘れ去られてしまったようだ。何故、本作品を作ったのか理解に苦しむ。第11話のエンディングで充分ではないか。意味不明な一編だった。後半の方針の転換は、大小さまざまなところに影響が出ている。物語は繋がっているが、そのクオリティという面では低下したと言わざるを得ない。評価すべき点があるとすれば、最後までリリースして、物語を完結させたことである。ただ、『ラスト・リゾート』を観てしまうと、果たしてそれが善いことだったのか疑問に思ってしまう。ホント、神田監督の逝去は、大きな痛手だった。心から御冥福をお祈り致します。m(_ _)m
2016.05.05
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0396 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 Vol.3【MAIN STAFF】・企 画 サンライズ・原 作 矢立 肇 富野由悠季・キャラクターデザイン 川元利浩・メカニカルデザイン 大河原邦男 カトキハジメ 山根公利・美術監督 池田繁美・撮影監督 谷口久美子・音 楽 田中公平・音響監督 浦上靖夫・監 督 飯田馬之介・製 作 サンライズ バンダイビジュアル【MAIN CAST】・シロー:檜山修之・アイナ:井上喜久子・ミケル:結城比呂・カレン:小山茉美・サンダースJr:玄田哲章・エレドア:藤原啓治・ジタン:永井一郎・キキ:西村ちなみ・ギニアス:速水 奨・ノリス:市川 治■第7話「再会」 脚本:桶谷 顕/絵コンテ:飯田馬之介/ 作画監督:杉浦幸次/メカ作画監督:吉田 徹■第8話「軍務と理想」 脚本:桶谷 顕/絵コンテ:飯田馬之介/ 作画監督:横山彰利・杉浦幸次/ メカ作画監督:津野田勝敏・吉田 徹■第9話「最前線」 脚本原案:桶谷 顕/絵コンテ:飯田馬之介/ 演出:仕舞屋鉄/作画監督:佐久間信一・高橋 晃【仕 様】・型 番 BCBA-0637・製作年度 ----・製 作 国 日本・英 題 MOBILE SUIT GUNDAM THE 08TH MS TEAM・収 録 75分・音 声 DOLBY DIGATAL(DOLBY SURROUND)・字 幕 ----・サ イ ズ 4: 3・そ の 他 片面2層、COLOR、DOLBY DIGITAL、MPEG-2、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・価 格 \6,000(税抜)・発 売 バンダイビジュアル株式会社・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :「戦争屋ふぜいが、この私に義を語るか」オモテ面のイラストは、メカ作画監督をつとめた吉田 徹さんの作品。モビルスーツ“ガンダム”が、輸送機ミディアから降下しようとしている瞬間を描いている。これまでと同じ雰囲気を継承しているが、これってデッサンが狂ってない? このスペースにおさめようとして無理をしたように見える。スキルはあるけど、センスがなかったのかも知れない。ウラ面の椅子に座るギニアスのイラストは、キャラクターデザインの川元利浩さんの作品。カクテルグラスを片手に、どうも古臭いポーズだ。この方のキャラクタ・デザインそのものが古臭いので仕方ないが、これはちょっと……。(笑)本作品は、イマイチの出来映えだった。【感 想】「キャラクタ・デザインと演出」監督を交代してリリース再開。けれど、ヘンにテーマを押し出して来たせいか、逆にグズグズした作品になってしまった。本来なら、言いたいことを明確に描けば、スッキリと筋の通った作品になるはずなのに、どうしてこんなにつまらない作品になってしまったのだろう。理解に苦しむ。ザンネンだ。(溜息)■第 7話 再会(1997.10.25.リリース)ジオン軍のモビルアーマー(MA)“アプサラス”に取り付いたガンダム。シローは、暴走するアプサラスを何とか止めたいの一心だった。やがて、シローは、アプサラスのパイロットがアイナだと知る。アイナとコンタクトを取り、サイド2以来の再会を果たした2人だったが、アプサラスは安定を失い、山岳地帯の雪山に墜落してしまう。……というお話し。唐突な場面が幾つかあり、脚本が性急に仕上げられたことが伺える。リズムも悪い。絵の間合いとセリフの間合いがシンクロしていないと言えば伝わるだろうか。どちらかと言うと、シリアスな一編であるため、このもたつきが作品の出来映えに大きく響いた。■第 8話 軍務と理想(1997.12.18.リリース)アイナと再会したシローだったが、生き延びるためにジオン軍のアイナと協力したことで、軍法会議にかけられてしまう。罪状はスパイ容疑だった。その頃、キキの村にジオン軍の小隊が落ち延びて来る。ゲリラのキキたちは素性を隠すが、一触即発の状態だった。……というお話し。欧州が主戦場となった“オデッサの戦い”で連邦軍が勝利し、ジオン軍の敗残兵が東南アジアにまで落ち延びて来る、という設定。(笑)セリフに、口語調の言葉ではなく、文語調の言葉が多く使われるようになった気がする。もともと『機動戦士ガンダム』シリーズは、その傾向が強い。が、本作品は、言葉の意味をキチンと理解していないせいか、どうも青臭い。間違っているとは言わないが、言葉の使い方がこなれていない感じだった。■第 9話 最前線(1998.02.25.リリース)シローは、謹慎中にも関わらずキキたちを救うために出撃したことで、再び軍法会議にかけられる。しかし、ジオン軍の小隊を撃滅したことが評価され、無罪放免になる。けれど、第08MS小隊は最前線に送られることになる。その任務は、MA“アプサラス”の開発基地を探し出すことだった。……というお話し。輸送機“ミディア”からモビルスーツごとパラシュート降下する。ミリタリー・ファン向けの演出は微笑ましい。けれど、プレオープニングを、コロニーが地球に落ちるシーンで締めくくるアニメ・シリーズだ。ガンダム・ファンは、それくらいでは胸湧き踊る興奮は得られません。(笑)キャラクタ・デザインは、川元利浩さん。長いキャリアを持っているが、決して絵が上手い方とは言えない。(笑)正直、古いタイプの絵だと思う。デフォルメが過ぎていてアニメには不向きな感じもする。それでも、神田監督の演出を得て、前半はキャラクタが活き活きしていた。大切なことは、キャラを活かすことだ。後半を担当した飯田監督には、それが出来なかったようだ。シローの目もアイナの目も、死んでいた。死んだ目でシリアスに演じられてもねぇ……。(笑)アニメの監督が、如何にスタッフに大きな影響を与えるか、よく分かった次第。でも、最後まで観た方が善いので、オススメ!
2016.05.04
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0395 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 Vol.2【MAIN STAFF】・企 画 サンライズ・原 作 矢立 肇 富野由悠季・キャラクターデザイン 川元利浩・メカニカルデザイン 大河原邦男 カトキハジメ 山根公利・美術監督 池田繁美・撮影監督 谷口久美子・音 楽 田中公平・音響監督 浦上靖夫・監 督 神田武幸(#4・5) 飯田馬之介(#6)・製 作 サンライズ バンダイビジュアル【MAIN CAST】・シロー:檜山修之・アイナ:井上喜久子・ミケル:結城比呂・カレン:小山茉美・サンダースJr:玄田哲章・エレドア:藤原啓治・ジタン:永井一郎・キキ:西村ちなみ・ギニアス:速水 奨・ノリス:市川 治■第4話「頭上の悪魔」 脚本:桶谷 顕/絵コンテ:西森 章/ 演出:日高政光/作画監督:杉浦幸次/ メカ作画監督:津野田勝敏■第5話「破られた待機命令」 脚本:桶谷 顕/絵コンテ:横山裕一郎/ 演出:加瀬充子/作画監督:吉田 徹■第6話「熱砂戦線」 脚本:桶谷 顕/絵コンテ・演出:飯田馬之介/ 作画監督:横山彰利【仕 様】・型 番 BCBA-0636・製作年度 ----・製 作 国 日本・英 題 MOBILE SUIT GUNDAM THE 08TH MS TEAM・収 録 75分・音 声 DOLBY DIGATAL(DOLBY SURROUND)・字 幕 ----・サ イ ズ 4: 3・そ の 他 片面2層、COLOR、DOLBY DIGITAL、MPEG-2、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・価 格 \6,000(税抜)・発 売 バンダイビジュアル株式会社・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :「隊長だからって、意地張っちゃって…」オモテ面のイラストは、作画監督をつとめた横山彰利さんの作品。モビルアーマー“アプサラス”とガンダムが対峙した瞬間を切り取っている。両者の間に緊張感がうかがえる良い出来映えだ。でも、ガンダムの左手の“処理”に迷ったのか、緊張感なく“遊んで”しまっている。ザンネンだ。この方、人間を描くのが苦手なのかも知れない。ウラ面のキキ・ロジータのイラストは、キャラクターデザインの川元利浩さんの作品。動きのある構図だ。それでいて重心が定まっている。ブレていない。やはり、いいイラストだ。シンプルなデザインから、本作品に対する愛情がうかがえる。【感 想】「本来のカラー」本シリーズのテーマ曲は、米倉千尋さんが歌っている。オープニング、エンディング、挿入歌と一貫しており、特別編も映画版も彼女の歌が用いられている。おかげで、彼女の歌を聴くと、自動的に本シリーズのことを思い出す。“パブロフの犬”状態。(笑)いまも活動されているのだろうか。■第 4話 頭上の悪魔(1996.10.25.リリース)シローと同じように地球に降り立ったアイナは、兄が開発するモビルアーマー“アプサラス”の試験飛行をしていた。しかし、試験中に発生したトラブルで“アプサラス”は進路変更が出来なくなってしまう。そんなアイナが出会ったのが、シロー率いる第08MS小隊だった。……というお話し。出撃の度に小隊が全滅してしまうサンダースが、第08MS小隊の面々との交流から情がわき、“死神”の異名を嫌って転属を申し出る。サンダース軍曹が中心となるエピソード。サブキャラクタに焦点をあてた一編だが、無理なくストーリーに組み込まれていた。深刻にならず、サラリと描いているところが良い。■第 5話 破られた待機命令(1996.11.25.リリース)エレドア伍長の作った曲がレーベルに採用される。通知を受けたエレドアは、いよいよメジャー・デビューだと有頂天。折しも待機命令下だったが、シロー隊長がいないのをいいことに、ミケル曹長を連れて祝杯をあげに町へと走ってしまう。ところが、町は“アプサラス”の修理のためにジオン軍に占拠されていた。迂闊にも町に入った2人は捕虜になってしまう。……というお話し。後半、エレドア伍長とミケルは敵陣から脱出するため、タンクに乗り込む。ここで、エレドアの閉所恐怖症が発覚。(笑)また、負傷したエレドアの応急手当にカレンがメスを持つ場面があり、彼女の過去にもチラリと触れられる。そう言えば、第2話でも、彼女が負傷兵を手当てするカットがあった。エレドアとカレンに焦点をあてた一編だった。■第 6話 熱砂戦線(1996.12.18.リリース)ゲリラのキキの情報で、ジオン軍の射爆場を特定した第08MS小隊。ビーム痕から“アプサラス”の運用試験が行われていると判断したシローたちは、待ち伏せ作戦に入る。しかし、5日経ってもジオン軍は姿を現さなかった。ミケル曹長は、恋人から別れをにおわせる手紙に悩んでおり、失敗ばかりしていたが、この無為な待機の時間にとうとう感情を爆発させてしまう。……というお話し。 ミケル曹長に焦点をあてた一編。毎回、ミケルが恋人に宛てた手紙を書くことで、簡潔にストーリーを観客に伝えて来たが、本作品では“伝えられる”側に回っていて面白かった。オープニング・タイトルの闊達さに較べると、テンポの遅い曲になると、歌にメリハリがなくなる米倉千尋さん。(笑)それは、本シリーズにも言えることで、はじけていた前半に較べると、後半は明らかにメリハリがなくなる。主人公が、軍務と個人の感情との狭間で悩むからだ。(苦笑)そのため、展開が緩やかで、エンターテイメントとしての面白みに欠ける。それがリアルな感情なのかも知れないが、アニメで見せられてもなぁ。(嘆息)キャラクタをちょっとだけ掘り下げた3話を収録した本ディスクまでが、本シリーズの本来のカラーなのかも知れない。オススメ!
2016.05.03
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0394 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 Vol.1【MAIN STAFF】・企 画 サンライズ・原 作 矢立 肇 富野由悠季・キャラクターデザイン 川元利浩・メカニカルデザイン 大河原邦男 カトキハジメ 山根公利・美術監督 池田繁美・撮影監督 谷口久美子・音 楽 田中公平・音響監督 浦上靖夫・監 督 神田武幸・製 作 サンライズ バンダイビジュアル【MAIN CAST】・シロー:檜山修之・アイナ:井上喜久子・ミケル:結城比呂・カレン:小山茉美・サンダースJr:玄田哲章・エレドア:藤原啓治・ジタン:永井一郎・キキ:西村ちなみ・ギニアス:速水 奨・ノリス:市川 治■第1話「二人だけの戦争」 脚本:桶谷 顕/絵コンテ:横山裕一郎/ 演出:西村 章/作画監督:杉浦幸次■第2話「密林のガンダム」 脚本:桶谷 顕/絵コンテ・演出:芦澤剛史/ 作画監督:横山彰利■第3話「信頼への限界時間《タイムリミット》」 脚本:桶谷 顕/絵コンテ・演出:西森 章/ 作画監督:吉田 徹【仕 様】・型 番 BCBA-0635・製作年度 ----・製 作 国 日本・英 題 MOBILE SUIT GUNDAM THE 08TH MS TEAM・収 録 75分・音 声 DOLBY DIGATAL(DOLBY SURROUND)・字 幕 ----・サ イ ズ 4: 3・そ の 他 片面2層、COLOR、DOLBY DIGITAL、MPEG-2、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・価 格 \6,000(税抜)・発 売 バンダイビジュアル株式会社・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :「これだけは言っておく、絶対に死ぬな」オモテ面のイラストは、作画監督をつとめた杉浦浩次さんの作品。ボケ味の活かした良い出来映えだ。手書きっぽい線の細さと揺らぎが、何とも言えない味となっている。ちなみに、タイトルの下の英文は、TV版『機動戦士ガンダム』のオープニングのナレーションらしい。ウラ面は、シロー・アマダのイラストは、キャラクターデザインの川元利浩さんの作品。結構しっかりと描いている。下方には、本編の画像が6枚。3話からの抜粋なので、ここから物語は伝わらない。でも、ちょっと豪華な感じがするジャケットだ。【感 想】「長い休暇」本シリーズがリリースされ始めた頃、意外と一生懸命に観ていた。(笑) “一年戦争”が舞台になっていることもあり、古いガンダム・ファンとしては見逃すことが出来なかった。当時、どれだけ多くのファンが、アムロやシャアの再登場を切望していたことだろう。かく言う私も、その1人だった。(笑)そうは言っても、第1話から最終話となる特別編『ラスト・リゾート』までの全12話がリリースされるのに、実に 3年半かかっている。その間、いろいろな噂が飛び交ったが、途中からフォロー出来なくなった。正直、全話を見終えたのは、随分と後になってからのことである。そんなワケで、今回、ちゃんと見直すことにした次第。(笑)■第 1話 二人だけの戦争(1996.01.25.リリース)――宇宙世紀0079年。地球連邦軍の輸送機が地球に向かっていた。そこには、士官のシロー・アマダをはじめ、地上勤務になった兵士たちが乗っていた。地球への降下間近、シローたちはモビルスーツ(MS)同士の戦闘を目撃する。生憎、輸送機のため武器はなかったが、シローは宇宙用作業ポッド“ボール”に乗って、劣勢だった連邦軍のMS“ジム”の支援に入る。辛くも、ジオン軍の“ザク”を撃退するが、シローは宇宙空間に取り残されてしまう。……というお話し。この後、シローは、ジオン軍の兵士アイナ・サハリンと運命の出会いをする。熱血新米士官という人物設定が異色で、昔懐かしい学園モノのTVドラマを彷彿させる。■第 2話 密林のガンダム(1996.01.25.リリース)無事に地球に降り立ったシローは、東南アジアの最前線に送られて、第08MS小隊を任される。チームは、古参のMSパイロットのカレン曹長、オペレータのエレドア伍長。これに同じ輸送機に乗っていたミケル伍長、MS“ジム”のパイロットだったサンダース軍曹が加わる。顔合わせも早々に彼らに夜間戦闘の出撃命令が下る。……というお話し。コミカルな人物設定とは裏腹に、MSなどの兵器の描写は、かなり凝っている。この辺りのギャップが面白い。(笑)■第 3話 信頼への限界時間(タイムリミット)(1996.03.25.リリース)第08MS小隊に、ジオン軍のトーチカ基地への攻撃命令が下る。しかし、地形を利用したトーチカは難攻不落だった。シローは、川づたいに背後に回り、挟撃する作戦を立てる。総攻撃は15時。時間合わせをして、1人で背後に回る役を請けたシローだったが、途中でゲリラに捕まってしまう。……というお話し。戦争モノには疎いので、ゲリラの立ち位置がよく分からなかった。ジオン軍にも連邦軍にも組しないらしい。レジスタンスとは違うようだ。では、誰と戦っていたのだろう?調べたら、第 6話から第 7話がリリースされるまで 1年近くブランクがある。長い休暇だ。この間に、監督だった神田武幸さんが病に倒れ、逝去されている。そのため、リリースが遅れたようだ。神田監督と言えば、『銀河漂流バイファム』である。『十五少年漂流記』をモチーフにしたアニメで、個人的には大好きな作品である。なる程、本作品の人物描写は『バイファム』とよく似ている。(当たり前か)第 7話以降の作品のトーンが変わってしまったのも頷ける。もし、神田さんが最後まで監督を勤めていたら、もっと明るくて優しい作品となっていたに違いない。残念なことである。でも、オススメ!
2016.05.02
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0393 エアベンダー [ブルーレイ]【スタッフ】・監 督 M.ナイト・シャマラン・製 作 サム・マーサー フランク・マーシャル・製作総指揮 キャスリーン・ケネディ スコット・アヴァーサノ マイケル・ダンテ・ディマーティノ ブライアン・コニーツコ・キャラクター創造 マイケル・ダンテ・ディマーティノ ブライアン・コニーツコ・脚 本 M.ナイト・シャマラン・撮 影 アンドリュー・レスニー・プロダクション・デザイン フィリップ・メッシーナ・衣装デザイン ジュディアナ・マコフスキー・編 集 コンラッド・パフ・音 楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード【キャスト】・アン……………ノア・リンガー(小林 翼)・ズーコ…………デヴ・バテル(早志勇紀)・カタラ…………ニコラ・ベルツ(小幡真裕)・サカ……………ジャクソン・ラスボーン(細谷佳正)・アイロ伯父……ショーン・トープ(根本泰彦)・ジャオ司令官…アーシフ・マンドヴィ(加瀬康彦)・オザイ王………クリフ・カーティス(井上和彦)【仕 様】・型 番 PBH 119889・製作年度 2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE LAST AIRBENDER・収 録 本編 103分・音 声 1.オリジナル (英 語)/ 5.1DTS-HD Master Audio 2.日本語吹替/ 5.1chサラウンド・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用日本語字幕 3.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 (1080p Hi-Def)/スコープサイズ・そ の 他 片面2層、COLOR、DOLBY DIGITAL、 dts-HD Master Audio|5.1、日本市場向、 Blu-ray、セル専用・字幕翻訳 岸田恵子・吹替翻訳 杉田朋子・吹替演出 三好慶一郎・日本初公開 2010. 7.17.・発 売 元 パラマウント ジャパン・映像特典 1.「エアベンダー」ができるまで HD 2.北の水の国の戦い HD 3.アバターのルーツ HD 4.カタラとしての一日 HD 5.削除シーン HD 6.NG集 HD 7.アバター解説 (ピクチャーインピクチャー)【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----いかにも映画ポスターっぽいジャケットだ。火と水のベンダーに、中央にアバターの“マルコメ君”が描かれている。あくまでもイメージなので、ここから物語は伝わって来ない。芸術性優先の作品なので、インテリアとしては良いかも知れない。所有欲を満たす出来映えと言えるだろう。ウラ面は、やや間延びしている。取り敢えず、空いているスペースにイラストを配置してみましたって感じ。本編からの取り込み画像を使わなかったのは、何か意図があるのだろうか。落第点だな、このデザインは……。オモテ面の雰囲気を重視したのかも知れないが、もう少し全体をみて、賢明な判断わして欲しかった。【感 想】「悩めるマルコメ君は権力に屈服する」友人いわく『レディ・イン・ザ・ウォーター』からこっち、M.ナイト・シャマラン監督は「与太っている」らしい。真っ直ぐ歩けず、あちらこちら覗いて冷やかしている、と言う。なる程、言い得て妙だ。もともと特異な世界を描くことに力を注いで来た方だから、ネタが尽きてくれば多少路線が違っても手を出さざるを得ない……。私自身、同じような印象を受けていた。だから、本作品は観るのは先送りにして来た。多少路線が違うくらいならいいが、「これは畑違いだろう」と思ったからである。ところが、いざ観てみると本作品は、意外と面白かった。シャマラン監督は、これまで固執して来た日常から離れ、完全なるフィクションの世界を構築し、私たちの前に広げてみせてくれた。しかし、正直なところ、どこかで聞いたような物語世界だし、敵味方の構図もありきたり。馴染んでいる分、受け入れやすいとも言えるのだが、もう少し新鮮さが欲しい内容だった。どうやら原作があるようなので、一概に監督や脚本家の責任ではないかも知れないが、もっと遣りようがあったはずだ。手垢のついた素材でも自分のカラーで新しい世界を作り上げてしまうティム・バートン監督が、良い手本になる。さて、本作品は近年稀にみる整然としたファンタジー映画で、場当たり的な演出はなく、緻密に織り上げているところが、如何にもシャマラン監督らしい。確信的な画づくりも従来通り。何よりも彼らしいリズムを崩していない。――まぁ、ノンビリしていると言えなくもないのだが……。そのせいかどうか判らないが、何となくインパクトの薄い作品だったこともまた確かだろう。CGやVFXの出来映えも良く、もう少しノー天気な作品に仕上げることも出来たはずだが、何故か終始、生真面目だ。そういう点では、“優等生”のシャマラン監督らしい作品だと言える。マルコメ君のような主人公が、長い眠りから覚めたところから物語は始まる。彼は、火や水や土や気を扱う“ベンダー”の頂点に立つ“アバター”だった。しかし、その責任を押し付けられることを嫌い、脱走したはぐれ者。それが、闘いを通して、運命を受け入れて責任を果たす覚悟をする。――うーん、こうしてみると、実にオーソドックスなストーリーだ。何となく“運命”という権力に屈服したようで気の毒だが……。冒険映画やファンタジー映画の常で、主人公の心の変容が主軸になる。そういう意味では最後のカットが重要になるのだが、本作品のそれはジョン・ミリアス監督の『コナン・ザ・グレート』を思い出させてくれた。(近々観てみよう) 運命を受け入れながらも苦悩する子供の顔は、ファンタジー映画としてはなかなか異質なものだった。生真面目すぎる感じもするが、作品としての完成度は高まった。続編を前提としたストーリーだが、製作されるのかどうか知らない。もし製作されるのであれば、クオリティを落とさず、地道に進めてほしいと思う。ところで、本作品には、これまた定番の“不運な宿敵”が登場する。火の国の元・王子。このキャラクタを活かすことが出来れば、息の長いシリーズ化も夢でないような気がする。(笑) 派手でライト感覚のファンタジーもいいが、時にはこんな作品もいいものだ。オススメ!
2016.05.01
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