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0545 安藤希 in 悪魔狩り/リミックスバージョン※オモテ面【スタッフ】・監 督 虎尾 聡・製作総指揮 細井俊介(KBS京都)・プロデューサー 押谷昭宏(KBS京都) 鈴木辰雄(TVKテレビ) 矢野憲一(サンテレビ) 寺西正巳(ムービーキング) 清水知徳(ラシャナル)・助 監 督 浅木 大・脚 本 山口豊和 寺尾 聡・撮 影 富田伸二・企 画 衣川仲人・音 楽 寺沼有梨・主 題 歌 安藤 希「REASON」(日本クラウン)・制作協力 ラシャナル・エンターテイメント フィルムワークス ムービーキング【キャスト】・安藤 希「さくや妖怪伝」・榊 英雄「ALIVE」・三輪明日美「ピンポン」「ロックンロールミシン」・津田寛治「呪怨 -劇場版-」「壬生義士伝」・米山善吉・山本竜二※ウラ面【仕 様】・型 番 OPSD-R159・製作年度 2003年・製 作 国 日本・英 題 ----・収 録 本編 90分+特典映像・サ イ ズ 4: 3 スタンダードサイズ・音 声 1.オリジナル (ドルビー・デジタル・ステレオ)・字 幕 ----・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 元 株式会社エスピーオー・販 売 元 株式会社エスピーオー・製 造 元 株式会社ポニーキャニオン・映像特典 1.メイキング映像 2.ビデオ予告編 3.キャスト&スタッフ・プロフィール※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:その時わたしの学校は戦場になる。・ウラ面 :安藤希主演、学園バイオレンス・ホラー登場。安藤希さんがメインのジャケット。ただ、“悪魔”に憑かれた後の画像なので、目つきも悪いし、ファンとしては何の魅力もない。(そういう安藤希さんが好きだ、というM気質の方もいらっしゃるかも知れない) そこに、何故か血で描かれた十字が重なる。安っぽい上にセンスがない。“安藤希 in ”なんてタイトルに付したわりには、熱意が感じられないデザインだ。ウラ面は、本作品では最も衝撃的なシーン(?)を中心にして、幾枚かの取り込み画像が配置されている。まぁ、端正に並んでいるし、バランス良くクレジットが記載されているので、見苦しくない。まぁ、ウラ面は、そこそこの出来映えかなぁ。【感 想】「スキルのない人々の闇の奥」どうやらTVドラマの再編集版らしい。道理で薄っぺらだと思った。(苦笑)ネットで調べたところ、もとは『シリーズ恐怖夜話』という30分の深夜番組。“episode2”に当たる全 5話を 1本にまとめてリリースしたようだ。それで“リミックスバージョン”とタイトルに付いているのか……。“episode2”だの“リミックス”だの、作り手の若さが伝わって来て微笑ましいが、何でもかんでも「若さ故のあやまち」で許されるわけじゃない。ダメなものはダメと伝えるのが、年長者の責任でしょう。(苦笑)――女子高生の風堂ミチルは、憧れの先輩にチョッカイを出すクラスメイトが憎かった。死んで欲しいと思っていた。そんな自分がイヤで日記を破り捨てるミチルだったが、程なくしてそのクラスメイトが殺されてしまう。その頃から「悪魔が殺しに来る」というチェーンメールが流行り始める。メールを受け取った人は、突然凶暴になり、狂ったように人を襲い始めた。……というお話し。たぶん。まるで中高校生が書いたような観念的で自意識が強い脚本だった。カメラもそうだな。経験値が低いのか、ただの“手ブレ”表現でもワザとらしい。アングルにしても、「ここを見て!」という気持ちがヒシヒシと伝わって来る。初々しくて良いけど、15年前のビデオ撮影の画像でそれをやられても、観ている方は、チト辛い。(苦笑)そんなシロートさん同然のスタッフが取り組んだのは、どうやらジョゼフ・コンラッドの小説『闇の奥』らしい。フランシス・F.コッポラ監督『地獄の黙示録』の元ネタである。勿論、本作品は、そんな高尚な内容ではない。インスピレーションを受けたってレベルだろう。或いは、監督さんが好きな本だっただけかも知れない。狂ったお巡りさんが派出所で読んでいた本がこれなので、監督さんとしては視聴者に伝えたかったのは、確かだ。そう言えば、『U.M.Aレイク・プラシッド/ファイナル』で、主人公の女の子がこの本を読んでいた。「何も起こらずツマラナイ」とボーイフレンドに言われていたっけ。ま、その程度のことだな。(笑)安藤希さんは、『さくや妖怪伝』の頃より成長していたが、ロクな作品に出ていないせいで、目つきが悪くなってしまった。そう私は思っている。綺麗な顔立ちをしているのに、勿体ないことである。それでも、時々無邪気な素顔を見せてくれるので、“隠れ”安藤希ファンとしては嬉しい限りである。最近見掛けなくなったなぁと思っていたら、結婚して子供もいるらしい。女優なんてヤクザな仕事はキッパリ辞めて、尊い母親業に専念して欲しいものである。ほかにも三輪明日香さんとか、見たことがある役者さんが出演している。こういうところは、TVドラマの方がアドバンテージがある。いわゆるビデオスルーの作品では、キャストを揃えるのが難しい。コストもままならない。日本では一時期、“Vシネマ”というエクスプロイテーション専門の分野が成長し、映画やTVドラマを席巻したが、いまはレンタルショップの末席を汚している。これに代わって台頭したのが、ドキュメンタリ系の心霊ビデオ。心霊写真やビデオ、心霊スポットの紹介とか、そのバリエーションは年々増えている。いまは、スマホの普及でネット動画がメインらしい。そんな状況を考えると、本作品のようなTVドラマの総集編に何の意味もない。然も、オリジナル・ビデオであるかのようにリリースするなんて、自ら出自を隠して地に堕ちるようなもの。それこそ心の“闇の奥”だな。(笑)オススメ致しません!
2016.09.30
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0544 ZOMBIE TV※オモテ面【スタッフ】・総 監 督 西村喜廣・監 督 西村喜廣・田代尚也・幕野まえり【キャスト】[ゾンビっていいなぁ~]・仁科 貴・前野朋哉・黒木 歩・倖田李梨・藤崎ルキノ 他[ゾンビ体操]・村杉蝉ノ介・屋敷紘子[PINK ZOMBIEちゃん]・水井真希 他[ゾンビの神様]・鳥居みゆき・宇佐見未奈・桜木 綾・国分 崇・松井理子 他[ゾンビ散歩]・ジジ・ぷぅ・紅井ユキヒデ(ナレーション)[ゾンビメイク図鑑]・メイクアップアーティスト:真鍋麗奈・メイクアップアーティスト:田北愛弥[ゾンビ進化論]・板垣圭輔・有元由妃乃 他[がんばれ!人肉マン!]・アニメ:幕野まえり[ゾンビ対食人族]・西 明彦・根本太樹・渡部祐樹[スーパーカスカベ]・こまつよしお・島津健太郎 他[HOW TO UNDEAD SEX]・元氣 安・衣緒菜※ウラ面【仕 様】・型 番 PCBP-12188・製作年度 2013年・製 作 国 日本・英 題 ZOMBIE TV・収 録 本編 77分・サ イ ズ 16: 9 LB・音 声 ステレオ・字 幕 ----・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル&レンタル・価 格 4,232(本体)+税・発 売 元 株式会社ポニーキャニオン※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :ゾンビのゾンビによるゾンビの為の ゾンビ満漢全席! ATTENTION!本作には過激な描写表現が ございます。小さいお子様、体調の悪い 方などにはお薦めできません。 どうかご了承願います。気色悪いジャケット。(笑)本編からの取り込み画像が、オモテ面いっぱいにコラージュされている。何故か、タイトルの周りを目玉が囲っている。うーん、気持ち悪いっ。ウラ面も、ほぼ同じだなぁ。これを買うのは、勇気がいるな。とてもレジに持って行けるデザインじゃない。レジの女の子が可愛かったら、なおさらだな。(笑)【感 想】「ショート・コント」和製ゾンビ映画。ショート・ムービーをまとめたオムニバスになっている。――とは言っても、ナンセンスやギャグ中心で、ショート・ムービーなんて言ったら怒られそうなものばかりだ。むしろ、コントに近い。(笑)『フライングハイ』や『最“終”絶叫計画』のように画面の隅々にまで、また、全編を通してギャグが散りばめられているわけではない。一発勝負のワンアイデア。ま、一度くらいなら良いが、さすがに何度も見るような内容ではない。編集に携わった方は、苦痛だったろうなぁ。(苦笑)1.ゾンビっていいなぁ~ゾンビウィルスが世界中に蔓延して28日後、ゾンビから逃れて籠城した男が、孤独に陥って行く。「おっぱいを揉みたい」「お尻を触りたい」「キスをしたい」、男の欲望を果たせず、28年間、ゾンビから逃げ続けて来た男の末路は?……「うん、分かる」と思ってしまった。おっぱいってイイよね。(笑)2.ゾンビ体操ゾンビのラジオ体操。3番まである。……寸胴気味の体操のオネエーサンがそこはかとなく色っぽい。3.PINK ZOMBIEちゃんゾンビのアイドルが、ファンに噛みつく。……それだけ。ナマ身の体に噛みつくが、勿論、食いちぎれない。(笑) それを証明するだけの作品。4.ゾンビの神様意識を持ったままゾンビになったOLが天啓を受けて、悩む人々をゾンビ化させて行く。彼らを悩みから救うためだった。……OLを演じた女優は『ゾンビデオ』でも、意識を持ったゾンビを演じていた。どうやら、そういうキャラクタの女性らしい。(笑)5.ゾンビ散歩テレビ東京で放送していそうな番組のパロディ。……或る意味、本作品が一番気持ち悪かった。6.ゾンビメイク図鑑ゾンビのメイクをした女性をじっくり見せる。……それだけ。メイクを担当した方のコメントが流れたりして、マニアックな作品(?)。面白いのかどうか分からなかったが、興味深かった。7.ゾンビ進化論『ゾンビっていいなぁ~』でゾンビになった兵士が再登場。のろのろゾンビが“モノリス”に触れて知恵を得て、走れるようになるまでを描く。……バカですね。でも、一番好きかも。(笑) 『2001年宇宙の旅』や『2010』のオマージュが映画ファンの心をくすぐる。8.がんばれ!人肉マン!飢えたゾンビの前に“人肉マン”が現れ、「お腹が空いているんならボクを食べて」と自らの体を差し出す。……これって、アンパンマンだよね?9.ゾンビ対食人族ゾンビと食人族がプロレスをする。……『モンスター・トーナメント』のパロディ?10.スーパーカスカベ春日部にあるスーパーマーケット。ゾンビを入れず、食品などが確保された理想の地であるかのように宣伝する。……地方で見掛けるローカルなスーパーマーケットのCMのパロディ。一発ネタだな。11.HOW TO UNDEAD SEXゾンビ同士、どうやって愛を交わすか解説したハウツー・ビデオ。……一番血糊が多い作品だった。「たぶん、こういうオチだろうなぁ」と思った通りのオチだった。(笑)ゾンビのメイクは、かなりレベルが高かった。これは意外だったが、やはり“量”の問題だろうなぁ。モブシーンを支えられるくらいの生産力があれば、良いゾンビ映画が撮れるのではなかろうか。(苦笑)それぞれのエピソードはワンアイデアで終わってしまっているが、貪欲にギャグを盛り込むことが出来たら、わりと面白い作品になったと思う。ザンネン!
2016.09.29
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0543 新機動戦記ガンダムW/Endless Waltz 特別編※オモテ面【スタッフ】・製 作 吉井孝幸・企 画 植田益朗・渡辺 繁・原 作 矢立 肇・富野由悠季 (「機動戦士ガンダム」より)・監 督 青木康直・脚 本 隅沢克之・キャラクターデザイン 村瀬修功・衣装デザイン協力 出渕 裕・メカニカルデザイン 大河原邦男・カトキハジメ・ 石垣純哉・作画監督 菱沼義仁・メカニカル作画監督 莜 雅律・美 術 佐藤 勝・色彩設計 池さゆり・片山由美子・撮影監督 大神洋一・編 集 辺見俊夫・音 楽 大谷 幸・音響監督 浦上靖夫・プロデューサー 冨岡秀行・久保 聡・湯川 淳・製作協力 バンダイビジュアル・企画・製作 サンライズ※ウラ面【キャスト】・ヒイロ:緑川 光・ディオ:関 俊彦・トロワ:中原 茂・カトル:折笠 愛・五 飛:石野竜三・リリーナ:矢島晶子・サリィ:冬馬由美・ノイン:横山智佐・レディ・アン:紗ゆり・デキム:依田英助・マリーメイア:佐久間レイ・ゼクス:子安武人・ドロシー:松井菜桜子・ナレーション:大塚明夫※ブックレット1※ブックレット2【仕 様】・型 番 BCBA-1063・製作年度 1998年・製 作 国 日本・英 題 NEW MOBILE REPORT GUNDAM-W・収 録 93分・サ イ ズ 4: 3・音 声 1.dolby digital(dolby surround)・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、セル専用・価 格 6,000(税抜)・発 売 バンダイビジュアル株式会社・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社・映像特典 劇場予告編※ブックレット3※ブックレット4【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :「教えてくれ… 俺たちは、あと何人殺せばいい?」ジャケットのイラストは、本作品でメカニカル作画監督としてクレジットされている筱雅律さんの手によるもの。よく分からないのだが、オモテ面に描かれた主人公たちは、なぜ4人なんだ? 5人いなかったっけ?(笑) 静かなイラストで、ちょっと雰囲気がいい。ウラ面も、シンプルなデザイン。『機動戦士ガンダム/第08MS小隊』のDVDもそうだったが、こういうセンスは好きだ。※ピクチャディスク【感 想】「金持ち、ケンカせず」散々コキ下ろした『新機動戦記ガンダムW《ウィング》』のOVA。TVシリーズの続きで、3本リリースされた。この全3本を追加映像を含めて編集したものが、本作品。延べ 3時間を半分の90分にまとめているせいか、「またぞろ総集編かい」といった印象である。どうも私は、この作品が好きじゃないらしい。(苦笑)何が気に入らないのか分からないが、観ている間、不満だけを募らせていた。――先の戦いから1年。トレーズ・クリシュナーダの娘マリーメイアをいただくバートン家が、地球圏の支配を巡って“真”のオペレーション・メテオを計画する。彼らは武力侵攻し、平和の象徴的存在であるリリーナ・ドーリアンを拉致。地球圏に対して戦線を布告する。……というのが序盤。総集編である上に回想シーンがボンヤリと挿入するので、物語がよく分からない。(汗)だいたい誰が誰に宣戦布告したんだ?(笑)――バートン家の野望を阻止するため、ヒイロとデュオは行動を開始。カトルもまた、廃棄のために太陽に向かって飛ばしたガンダムを回収するためにシャトルに乗り込む。一方、トロワはバートン家の側につき、五飛は態度を決めかねていた。再び戦争へと突き進む人類に苛立ちを隠せなかった。何のための戦争なのか。彼らは、真のオペレーション・メテオは阻止したものの、バートン家のサーペント部隊は地球に降下してしまう。……というのが、中盤までの展開。誰が主人公で、何をしようとしているのか、分かり難い。この辺りは、演出がヘタだなぁと思う。――ウィングガンダムゼロを駆るヒイロの前に立ちふさがったのは、五飛だった。戦いのさなか、トラウマが蘇ったヒイロは戦意を喪失。五飛の一撃を受けて、海に沈んでしまう。……というわけでクライマックスになだれ込む。『GUNDAM THE MOVIE』と銘打って公開された2本立てのうちの1本。カップリングは、『機動戦士ガンダム/第08MS小隊―ミラーズ・レポート―』だった。こちらもOVAの総集編。この2本を劇場で観た人は腹が立っただろうなぁ。(苦笑)――サーペント部隊のパイロットを殺さないように戦うガンダムのチームが、次第に劣勢を強いられて行く。それを見た市民が、蜂起し、バートン家の野望を打ち砕く。……というお話し。軍隊を持つほどの財力を持つ一族なら、戦争をしなくても簡単に地球圏を支配出来たんじゃない? そう思った。よく言うじゃない、「金持ち、ケンカせず」って。戦争なんて、ビンボー人の発想だよなぁ。(笑)TVシリーズ、OVA、劇場公開作画とステージを上げて行ったわりには、作画のクオリティは高くない。この辺も、不満を抱く要因の一つだな。音楽については、TVシリーズよりも洗練されていたし、ひとつ一つの楽曲は悪くない。主題歌の使い方にも神経を使っている。ただ、メリハリに欠けるせいか、ストーリー展開を助ける一助になっていなかった。ここにも、フラストレーションを抱く要因がある。本格的な“ガンダム”を観たくなった。(笑)オススメ致しません!
2016.09.28
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0542 コロンビアーナ※オモテ面【スタッフ】・製作・脚本 リュック・ベッソン 『レオン』『トランスポーター』シリーズ・脚 本 ロバート・マーク・ケイメン 『トランスポーター』シリーズ・監 督 オリヴィエ・メガトン 『96時間/リベンジ』・撮 影 ロマン・ラクールパ 『96時間/リベンジ』【キャスト】・ゾーイ・サルダナ 『アバター』『スタートレック』(東條加那子)・ジョルディ・モリャ 『ハモンハモン』『チェ』2部作(田中一永)・レニー・ジェームズ『スナッチ』(板取政明)・マイケル・ヴァルタン『25年目のキス』(宮本 淳)・クリフ・カーティス『ダイ・ハード4.0』(江藤博樹)・アマンドラ・ステンバーグ 『ハンガー・ゲーム』(幸田夢波)※ウラ面【仕 様】・型 番 90DRJ-20634・製作年度 2011年・製 作 国 アメリカ・フランス・原 題 COLOMBIANA・収 録 本編 108分・サ イ ズ 16: 9 LB スコープ・サイズ・音 声 1.オリジナル 5.1ch ドルビーデジタル 2. 2.0ch ドルビーデジタル・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、レンタル専用・2012年劇場公開作品【劇場公開時:PG12】・字幕翻訳 岸田恵子・吹替翻訳 子安則子・提 供 日活、ハピネット、ショウゲート・配 給 ショウゲート・発 売 元 日活株式会社・販 売 元 株式会社ハピネット※ディスク【ジャケット】・オモテ面:リュック・ベッソンが贈る 『レオン』に続く新たな伝説。 「殺し屋になりたい――」 少女が誓った宿命、それは復讐。・ウラ面 :脚本製作 リュック・ベッソン× 主演ゾーイ・サルダナ「アバター」 『ニキータ』『レオン』 伝説の遺伝子は最高・最強の ヒロインを生み出した! 「殺し屋になりたい――」 少女が誓った宿命、それは復讐。カトレア(ゾーイ・サルダナ)の横顔。涙を流している。両手に握りしめるのは、拳銃。背景に描かれているのは、カトレアの花……。この定番の構図は、いただけない。大失敗だろう。(苦笑) もし、もっと違う構図のジャケット、ポスターだったら、もっともっと興収が望めたのではなかろうか。そんな気がする。ウラ面は、ちょっと印象的なデザインになっている。右下には、9歳のカトレアが街角に佇む男たちと何か話しをしている場面の画像が使われている。その横には、大都市の俯瞰図。少女の孤独感を演出した、いいデザインだ。その上には、取り込み画像が帯のように並び、その上には大人になったカトレアの画像。全体を通してストーリーが伝わって来る。素晴らしいデザインだ。【感 想】「戦う歯ブラシ」良くも悪くも“リュック・ベッソン印”。(笑) アクション・シーンは滅法面白かったけど、それ以外は特にどうと言うことのない作品。……いやいや、正直に言えば、ノレない作品だった。(苦笑)何だか、自業自得って感じなクセに復讐を果たして涙ながらに恋人と別れるラストシーンに至っては「勝手にしてくれ!」と思ってしまった。(苦笑)――南米コロンビア。マフィアの幹部だった父親と母親を殺されたカトレア。彼女は、何とか殺し屋の手を逃れ、アメリカ大使館に助けを求める。9歳の彼女に出来ることは限られていた。CIAに警護されて米国に上陸した彼女は、スキをみて逃げ出す。そして、シカゴの叔父の許に身を寄せることになる。しかし、叔父もまた、裏社会で生きる1人だった。カトレアは、両親の復讐を果たすために殺し屋になることを誓う。14年後、殺し屋としてのスキルを積んだカトレアの復讐が始まる。……というお話し。言ってみれば、ヤクザがオトシマエをつけるお話しだ。ヤクザ映画がキライな私は、のっけから不満たらたら。ついつい画面に向かって呟いてしまった。「……何だそれ?」9歳の女の子が殺し屋の手にナイフを突き立てるシーンから始まって、“ジェイソン・ボーン”のような超人的な身体能力を発揮してマフィアから逃げるシーンでは「何者なんだよ、オマエは!」と思わずツッコんでしまった。(笑)叔父もまたヒドイもので、白昼堂々と通りすがりの車を銃撃して9歳の女の子に説教する。「バカじゃないの、コイツ」ま、バカじゃないと裏社会なんかで生きては行けないだろうから、これはこれで正しいのかも知れない。(苦笑)でも、「カタギには手を出さねぇ」という古い日本のヤクザ屋さんの口上を見て来た身としては、「こんなヤツ、とっとと殺された方がいいんじゃない」と思わざるを得ない。“カトレア”というキャラクタに共感できるように、ストーリーに恋人との生活や別れを盛り込んだのだろうけど、写真の撮影はNG、Hしたい時に来て、数時間で帰って行く……。それって「風俗嬢じゃん!」と思ったのは、私だけではあるまい。(笑)カトレアは、黒幕をあぶり出すために殺しの現場に痕跡を残す。猟奇殺人鬼のようなマネをして、「おまえ、本当に学校行ったのかよ」とツッコミたくなる幼稚さ。善悪の区別がつかない社会病質者は9歳児と同じだと言うが、まさにそんなカンジ。挙げ句、叔父やおばあちゃんや仲間を殺されてしまう。「おまえが変な痕跡を残すからだろ。バカじゃないの?」そんなんで泣かれても同情できない。「だから言わんこっちゃない」としか言えない。(笑)クライマックスの屋敷への襲撃シーンは、往年の名作『男たちの挽歌2』みたいで面白かったが、黒幕への復讐を番犬まかせにしたのはいただけない。「こんなことして、動物愛護団体から抗議されるぞ」――と言うか、クズみたいな人間を殺すハメになったイヌ君たちが可哀想だ。(笑)一番笑えたのが、カトレアが歯ブラシ2本で戦う場面。戦う歯ブラシを見たのは初めてだ。ここだけは、爆笑したけど、感心してしまった。(笑)いずれにしたところで、1ミリも共感できなかったのは確か。オススメ致しません!(ヤクザ映画は嫌いだしね)[追記]ゾーイ・サルダナの素晴らしいプロポーションは見応えがあった。それに、9歳のカトレアを演じた女の子の目が印象的だった。その2点だけは、観るに値します。(笑)
2016.09.27
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0541 アダムとイブ VS 食人族※オモテ面【スタッフ】・監 督 エンツォ・ドリア ルイジ・ルッソ・音 楽 グイド・デ・アンジェリス マウリツィオ・デ・アンジェリス【キャスト】・マーク・グレゴリー・アンドレア・ゴールドマン・エンジェル・アルカイザー・コスタンティノ・ロッシ※ウラ面【仕 様】・型 番 IDM-392・製作年度 1983年・製 作 国 イタリア・原 題 Adam And Eve VS. Cannibals・収 録 75分・サ イ ズ ワイド 16: 9・音 声 1.イタリア語・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、AC-3、 リージョン2 日本向け、DVD、レンタル専用・製 作 WHDジャパン・発 売 有限会社フォワード・販 売 シービー株式会社※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :それは人類が存在しない原始時代…。或る意味、このチープさが、本作品には相応しい。粗い映像を精一杯引き伸ばした感じの仕上がりに、好事家は舌なめずりする。(笑)キスをしている2人が、アダムとイブ。その背後に見えているのが、何なのか分からない。ウラ面は、マヌケな原始人の顔、アダムとイブの画像が並んでいる。その下には、取り込み画像が帯のように並んでいる。そして、イブの顔のUP。こうして見ると、キレイでカワイイ。これよりも洗練されていては、本作品の雰囲気を伝えられない。これ以上ダサイと観る気が失せる。絶妙な出来映えのジャケットだと思う。【感 想】「カインはアダムの子か?」物凄いタイトルだが、中身の方は至ってマジメ。おちゃらけたりせず、キチンと撮っている。役者さんたちも最後までお芝居を通していた。さすがイタリア映画だ。(笑)――天地創造の時は終わり、土の中からアダムが生まれる。やがて、アダムは砂浜でヒトガタを作り、そこからイブが生まれた。2人は楽園で動物たちと平和に暮らす。しかし、イブが蛇に誘惑されて禁断の林檎を食べてしまう。その瞬間から楽園を嵐が襲い、2人は這々の体で逃げ出すことになる。楽園に帰れなくなったアダムとイブは海を目指して旅を始める。荒れ地を旅する2人の前に現れたのは、類人猿(ホモ・エレクトスか?)。原始的な彼らは、2人を食べようとするが、野生動物と調和している姿を見て畏怖を抱くようになる。……というお話し。人間はアダムとイブだけしかいない世界で、どうして食人族がいるのか不思議だ。(笑)まぁ、2人を単なる“肉”と認識したんだろうなぁ。彼らは捕らえることが出来れば、恐竜でもマンモスでも喰うだろう。そう言えば、田中光二さんの短編にアフリカの原住民がU.M.Aを食べてしまう話しがあったっけ。(確か『異星の人』だった……)――アダムとイブは、更に旅を続けるが、諍いが絶えない。とうとう喧嘩別れをして別々の道を選択する。イブは、体中を緑色に塗った男“グリーンマン”と知り合い、一緒に暮らすようになる。彼の種族(ホモ・サピエンスか?)は、武器をこしらえ、穏やかなアダムとは正反対だった。一方、途方に暮れたアダムは、ネを上げてイブを連れ戻そうと、来た道を戻ることにする。……という展開。グズグズと我が儘を言われても、頭に来ても、いつだって女の言うことは正しい。男は従うしかないのだ。(笑)――或る日、グリーンマンの村が、ケモノの毛皮を身にまとった種族に襲撃される。果敢に立ち向かうグリーンマンの一族だったが、次第に劣勢になって行く。そこに来あわせたのが、アダムだ。アダムとイブ、そしてグリーンマンは、何とか襲撃から生き延びる。しかし、イブは、アダムかグリーンマンか選択を迫られることになる。……ということでクライマックスへ。なかなか凝った構成で、楽園から追放された2人は、海を目指しながら、次第に痩せた土地、寒い地方へと旅して行くことになる。旅の過程で衣類を身に付け、愛情とは何なのか、信じるとはどういうことかを知って行く。キワモノのようなタイトルが付いているが、キチンとしたテーマがあったわけだ。(笑)――アダムとイブは、一面、雪と氷の世界に辿り着く。絶望するアダムを慰めるイブに、アダムは呟く。「やがて氷が溶けて、この下に眠っている海が姿を現す」その言葉の通りに、豊かな世界が姿を現す。子供を身ごもっているイブは、海で赤ん坊を出産する。……というラスト。果たして、赤ん坊は、アダムの子なのか、グリーンマンの子なのか……。この赤ん坊が、人類最初の殺人を犯すカインならば、ホモ・サピエンスであるグリーンマンの子かも知れない。神が自らの姿に似せて作られたのが、アダムとイブならば、2人は現生人類だ。グリーンマンは、その祖であるホモ・サピエンス。ならば、グリーンマンとイブの子は、“先祖帰り”みたいなものだ。私たちの凶暴さは、グリーンマンの血が流れているからかも知れない。(笑)自然史学と聖書とエクスプロイテーションを融合させた本作品は、なかなか面白かった。音楽も、いい。(ここは強調したい)カルトと呼ばれるだけのことはある。古くてマイナーな作品だから仕方ない部分はあるにしても、走査線が出まくりのDVD化は、ちょっと残念だった。(溜息)マニアックな方にオススメ!
2016.09.26
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0540 ロスト・ジョーズ※オモテ面【スタッフ】・製 作 ブレット・ケリー「ジュラシック・シャーク」・撮 影 アンバー・ピータース他・脚 本 ディヴィッド・A.ロイド ブレット・ケリー・監 督 スコット・パトリック【キャスト】・キャンディス・リッドストーン・キャサリン・メリー・クラーク・ジェシカ・ハーザー・ローレンス・イーヴンチェック※ウラ面【仕 様】・型 番 FMDR-9627・製作年度 2014年・製 作 国 アメリカ・原 題 ----・収 録 本編 71分・サ イ ズ 16: 9 LB ヴィスタサイズ・音 声 1.オリジナル (英 語) (ドルビー・デジタル・ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 元 アサルトワン株式会社・販 売 元 AMGエンタテインメント※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:最凶鮫襲撃!・ウラ面 :極秘実験で産み出された バイオ鮫兵器――巨大! 血に飢えた奴の食欲――無限! 生存可能性――0%これまた見事なジャケットだ。海面からアゴを開いて飛び出してるサメ、――お馴染みの構図だ。手前にジェットスキーに乗ったビキニ女性、水上スキーの女性もビキニ。(笑) 2人とも巨大なサメから逃げようとしている。然も、セスナが爆発し、上空にはヘリが飛んでいる。こんなイラストを見せられたら、借りないわけにはいかないじゃないか。(笑)ただ、B級映画の常で、作品の内容とは全く関係ないってところが、ミソ。ウラ面は、取り込み画像が8枚使われている。でも、本編画像は、こんなにクリアでもないし、色ものっていない。この違いは何だろ? つまらないストーリーでも、これだけ発色のいいクリアな画像だったら楽しめたのに……。残念だ。(笑)B級のサメ映画としては、上出来な部類のジャケットだろう。お見事!【感 想】「偽ブランドの楽しみ方」時計やバッグのスーパーコピーは、売ることも買うことも法律で禁じられている。“一六銀行”の店主に聞いた話しでは、真贋を見分けることが、年々難しくなっているとのこと。パーツの一つひとつ、縫製の仕方に至るまで忠実に再現されると、街中の一六銀行では歯が立たないらしい。「じゃあ、どうするの?」「最後は勘だな」そういうものらしい。(笑)その一方で、ニセモノであることが一発で分かる粗悪品も多いと言う。外見はホンモノそっくりだが、縫い方が雑だったり、部品が粗悪だったりするので、ホンモノを知っていれば、シロートでも見分けがつく。また、他方では、ニセモノであることを楽しむ品もある。言うなれば、ジョーク商品の延長である。端から似せる気はなく、「ブランドのロゴが付いてりゃOK」みたいなノリだ。(笑)こういう品を身に付けている人は、購入時のバカ話しがオマケに付く。上海や香港、韓国、時にはベトナムなんてこともある。路地裏で胡散臭い連中から買った時の顛末を面白おかしく話してくれる。言ってみれば“仕込み”ってヤツ。それはそれでオシャレな時もあるので、ジョーク商品(ニセモノ)とはいえ侮れない。(笑)本作品は、そんなジョーク商品と同じスタンスで楽しまないとヤボってもんである。間違っても「クズ!」とか「死ね!」とか言ってはいけない。(笑)もともと冒頭で、「本作は事実に基づく作品です。被害者とその家族に配慮して劇中の名前は仮名を使いました。この恐ろしい事件の加害者には実名を採用する予定でしたが法律上仕方なく仮名にしました。………というのは全部ウソです」――というテロップが流れるのだから、マジメに作っているわけがない。(笑)女優さんがお歳を召していようが、プヨプヨだろうが、「なんでビキニになるんだよ!」と怒ってはいけない。寛大な気持ちで受け入れる必要がある。確かに、空飛ぶサメの映像を見せられた時は、「これは一種の宗教的な試練に違いない」という思いが脳裏をかすめた。自堕落自分勝手ワガママやりたい放題すき放題の生活を戒めるための苦行なのだ。いつか悟りを開く時が来るだろう。ちなみに、本作品は『ジュラシック・シャーク(2012)』の続編らしい。「そんな作品があるのかよ」そう思っていたら、ありましたよ、『ジュラシック・シャーク』という作品が……。思わずポチッとしてしまった。(笑)然も、聞きしに勝るヘボ映画らしい。ブログやレビューを読むと、スゴイ破壊力らしい。ワクワクしてしまう。(笑)きっと、本作品のように途轍もなくヒドい作品なんだろうなぁ。“未知との遭遇”だな。映像はヒドく、屋内外に関わらずロケ地には何の魅力もない。照明なんて使ってないだろうし、音楽も安っぽい。役者さんは皆、シロート。勿論、演出や脚本は無きに等しい。編集は雑で特撮は冗談かと思えるほど稚拙だ。(サメが口を開けるカットに使った模型はオモチャっぽい) CGとかVFXなんて使いこなせるわけがない。よく1本にしてリリースしたものだと感心してしまう。買い付けて、字幕を入れて、パッケージにするだけの価値もない。うん、楽しみだ。本作品は、『JAWS/ジョーズ』というブランドに似せた安っぽい粗悪品。でも、“空飛ぶサメ”のインパクトだけは、唯一無二かも知れない。対抗できるのは、『T―REX/Tレックス』だけだろうなぁ。(笑)間違っても観ないことをオススメします!(笑)
2016.09.25
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0539 シャークトパス VS プテラクーダ※オモテ面【スタッフ】・製 作 ロジャー・コーマン ジュリー・コーマン・監 督 ケヴィン・オニール・脚 本 マット・ヤマシタ・撮 影 エルナン・エレーラ・音 楽 シンシア・ブラウン・編 集 ヴィクラム・ケイル・特殊効果 フラット・アース・視覚効果 ジェレミー・インマン【キャスト】・ロバート・キャラダイン『ジャンゴ 繋がれざる者』・ケイティ・サヴォイ・リブ・ヒリス・コナン・オブライエン※ウラ面【仕 様】・型 番 IF15-0778・製作年度 2014年・製 作 国 アメリカ・原 題 SHARKTOPUS VERSUS PTERACUDA・収 録 本編 88分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.オリジナル (5.1ch ドルビーデジタル) 2.吹替 (2.0ch ドルビーデジタル)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・劇場公開作品・発 売 インターフィルム・販 売 元 インターフィルム・映像特典 1.オリジナル予告編 2.日本版予告編※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:合体生物の最狂対決!! 翼竜×魚!! サメ×タコ!! イケメンは死なない・ウラ面 :全米で爆発的ヒット! 究極のサメ進化系パニック!! 舞う! 襲う!! 喰らう!!! 米海軍が産み出した合体生物兵器が、 まさかの対決!? シャークトパス → 《サメ+タコ》 プテラクーダ → 《翼竜(プテラノドン)+魚(バラクーダ)》 史上最狂のハイブリッド・モンスターが 大激突!!迫力のあるジャケットだ。右下からシャークトパスが海面から飛び出し、左上からプテラクーダが上空から襲いかかる。実に見事なイラストだ。ウラ面も、惜しむことなく、シャークトパスとプテラクーダの画像が配置されている。素晴らしい。(笑)それに、オモテ面にもウラ面にも、これでもかってくらいに煽り文句が載っている。この熱気たるや、売り手の力の入れようが伝わって来る。久々のB級映画の見本のようなジャケットだ。それだけ、このシリーズには、バカげた魅力が満ち溢れているってことだろう。【感 想】「シャークトパスの飼育方法」あろうことか、TVM『シャークトパス』の正式な続編である。(笑)然も、観ちまったゼ。その上、レビューまでUPしようとしている。私も相当、大馬鹿ヤローだな。人生を無駄にしている。(笑)とてもじゃないが、DVDを買ったなんて口が裂けても言えないな。でも、劇場に足を運んだ方に較べたら、キズは浅い。軽症だ。きっと心のキズは、時間が癒やしてくれるだろう。(笑)……そんなわけで、本作品である。(苦笑)――サイモダイン社の研究所施設で極秘裡に作り出されたのは、古代の翼竜とバラクーダ(オニカマス)の特徴を持った生物兵器“プテラクーダ”。しかし、実験飛行開始後、たった6分で研究所からのコントロールを失い、好き勝手に空やビーチで人間を襲い始める。軍に売りつけようと、会社には内緒で、然も私費を投じて作り出した生物兵器に逃げられたサイモス博士は、警備責任者のハマースタインにプテラクーダの回収を命じる。ハマースタインは、仲間とともにヘリで出動したまではよかったが、あえなく返り討ちにあってしまう。仲間を殺され、ヘリも撃墜。とうてい人間が立ち向かえる相手ではなかった。……というのが序盤の展開。実は本作品は、前作のエンディングから始まる。爆殺されたシャークトパスの体の一部=卵が、海に流れ出てしまう。それを沖で回収したのが、水族館の女性飼育員のエレーナ。彼女は、サメの卵だと思ったが、中から出て来たのは、小さなシャークトパスだった。このシーンが、本作品で最も魅力的だと思う。あの小さいサイズのシャークトパス、欲しい! 60cmくらいの水槽で飼うことが出来そうだ。でも、大きくなったら巨大なプールがいるな。地方で廃校となった小学校を買い取って、そこのプールで育てるのが、いいかも。(笑)購入費用と維持費がかかるが、“必殺仕事人”家業で何とかなるかも……。お金を貰って悪党をやっつける。プールまで誘き出せば、シャークトパスが跡形もなく食べてくれる。エサ代も浮くし、一挙両得だな。(笑)でも、どれくらいエサを食べるだろ? やっぱり百キロ単位だよなぁ。1tか? 1日20名くらいは要るな。だとすると、年間で7~8,000人は悪党を“調達”する必要がある。政治家だけじゃ足りないか。……無理だな。(汗)『U.M.A/レイクプラシッド』シリーズで、牛をエサに巨大なワニを育てているお婆さんが出て来たが、あれくらいが限度だな。(笑)そのシャークトパス君だが、前作で特徴的だったメタリックな肌は止めて、リアル感を重視してザラザラのサメ肌風の仕上がりになっている。でも、プテラクーダにもコストを取られたせいか、意気込みに反して、全体的に安っぽい仕上がりになってしまった。(笑)追加の予算で何とかしようなんて気は、さらさらなかったようだ。さすがロジャー・コーマン親子だ、予算管理はキッチリしている。それでも、マッドサイエンティストのサイモス博士役には、ロバート・キャラダインを配して、押さえるべきところは押さえている。キャラダイン一家の1人だ。ヒロインのロレーナ役には、ケイティ・サヴォイ。「惜しいっ!」って感じの美形女優さん。スレンダーなスタイルで好感が持てるが、眉間の皺と、ちょっと病んだ感じの目つきが残念だ。まぁ、ストーリーは、シャークトパスとプテラクーダが戦って、その合間に人間が右往左往するだけのことなので、特に記す必要はないだろう。やっぱり、ちっちゃなシャークトパス君を飼育するシーンが欲しかったなぁ。(笑)オススメ致しません!(でも、第3弾があるので、観るだろうな、やっぱり……)
2016.09.24
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0538 U.M.A 2002/レイク・モンスター※オモテ面【スタッフ】・製作・監督 ウィリアム・R.ストロンバーグ・脚 本 リチャード・カーデラ ウィリアム・R.ストロンバーグ・撮 影 ポール・ジェントリー・S F X ディビッド・アレン ランディ・クック ジム・ダンフォース フィル・ティペット【キャスト】・リチャード・カーデラ・グレン・ロバーツ・マーク・シーゲル・ケーシー・コップ※ウラ面【仕 様】・型 番 PIBF-7292・製作年度 2000年・製 作 国 アメリカ・原 題 U.M.A THE LAKE MONSTER・収 録 本編 84分・サ イ ズ 4: 3 スタンダード・音 声 1.オリジナル (ドルビー・デジタル・モノラル) 2.日本語 (ドルビー・デジタル・モノラル)・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・提 供 マグネット・発 売 元 株式会社クリエイティブアクザ・販 売 元 パイオニアLDC株式会社・価 格 4,700(税抜)・映像特典 オリジナル予告編収録■本作品は「魔の火山湖 甦った巨大生物の恐怖」の タイトルでTV放映された作品のディレクターズ カット版です。※チャプターリスト【ジャケット】・オモテ面:未確認生物浮上・ウラ面 :「ジュラシック・パーク」のスタッフが放つ モンスター・パニック巨編。 隕石落下――。 その影響で湖底に眠る巨大生物が復活。 6500万年の時を超え、暴れまくる!水中から現れた巨大な顎が、女性を飲み込む瞬間のイラストがオモテ面に使われている。どんな生物なのか分からないように描かれている。チープな仕上がりだが、B級映画に相応しいと言える。でも、本作品の中身とはそぐわない。もっとレトロなデザインにして欲しかったなぁ。(笑)ウラ面は、キャッチコピーが示唆するように『ジュラシック・パーク』風のデザインになっている。「『ジュラシック・パーク』のスタッフが放つ」と記載されているが、「そんなワケあるまい」と思っていたら、フィル・ティペットが絡んでいたのね。(笑) モンスターのミニチュアを作ったのかなぁ。メイキングを付けて欲しかったな。(苦笑)※ピクチャディスク【感 想】「クレーターレイクの謎の生物」アメリカはオレゴン州にあるクレーターレイク国立公園。そこには、米国で一番深い湖“クレーターレイク”がある。流入する河川を持たないため、水は青く澄んで非常に透明度が高いらしい。(行ったことがないので分からない)ネイティブ・アメリカンすら近づかない湖で、或る日、ボートから見た湖底に巨大なドラゴンのような生物を見たという都市伝説まがいの話しもある。本作品は、おそらくこの伝承を元にしている。――或る夜、クレーター湖に隕石が落下。以来、釣り人の失踪や家畜が大量に盗まれるなどの不可解な事件が頻発するようになる。やがて、いずれも未知の巨大な生物の仕業であることが判明。湖底で凍りづけになっていた太古の恐竜が、落下した隕石の熱で蘇ったものと思われた。被害が広がる前に何とかしなければならない。当事者となった保安官、医者と学者が、事態を収拾するために立ち上がる……というお話し。1977年の製作なので、のんびりしている。この年、日本では『ロッキー』や『エアポート'77/バミューダからの脱出』が封切られ、米国は『スターウォーズ』に熱狂していた。CGやデジタルが普及する以前なので、映像そのものにあたたかみがあった。いい時代だったなぁ。タイトルは『U.M.A/レイク・プラシッド』にあやかって付けたのだろうが、もともとの邦題は『魔の火山湖/甦った巨大生物の恐怖』だった。みみっちいことをしたものだ。ま、こうすることで多少なりとも販売数が伸びるのであれば、異論はない。どんどん稼いで、DVD未発売の作品を着実にリリースして欲しい。個人的にキャストが豪華だった『恐竜伝説ベイビー』のリリースを希望します。(笑)ちなみに、数年前に『火山湖の大怪獣』と改題されてフォワードから再リリース。こちらの方が、ジャケットのデザインもタイトルも、作品の雰囲気に近くて好みだが、何故だか英語音声の字幕版で収録されている。本ディスクは、クリエイティブアクザ(現在はマグザム)からリリースされ、吹替版が収録。昔、TVで観た通りなのかは不明だが、やはりこの頃の作品は吹き替えで観たい。仕方なく、本ディスクを購入した次第。(ちなみに、ディスクの仕様については all cinema の記載を参考にしました。現物を確認したわけではありませんので、念のため)映像的には及第点。ケーブルTVで流された『恐竜伝説ベイビー』に較べたら、遥かにクリアで色ものっている。まずまずの満足感が得られる。残念なのは、映像特典が予告編だけということ。懐かしい作品をリリースしてくれることには感謝するが、もう少し何か欲しかった。いまの若い世代には稚拙で退屈な作品かも知れないが、あなたのお父さんたちは、TVでこういう作品を観て、心躍らせていたのですよ。これを観たら、お父さんが可愛く思えるかも知れません。(笑)オススメ!(あくまでも自己責任で……。ハッピーエンディングに腹が立つかも)
2016.09.23
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0537 ザ・スフィンクス/秘密の扉※オモテ面【スタッフ】・監 督 ジョージ・メンデルク『レリック・ハンター』・製作総指揮 ティム・コックス リチャード・D.ティトゥス『オデュセウス』 &タビン・マリン・ティトゥス『オデュセウス』・脚 本 ブルック・ダーハム『マンモス』& ケビン・レッソン『オデュセウス』・撮 影 アンソニー・メッチー【キャスト】・ダナ・メイヤー『SAW』シリーズ、『6+』・ロチリン・ムンロ『フレディVSジェイソン』・マッケンジー・グレイ『シューター』・エミリー・テンナント『アイ,ロボット』※ウラ面【仕 様】・型 番 IA09-0257・製作年度 2008年・製 作 国 アメリカ・原 題 RIDDLES OF THE SPHINX・収 録 本編 94分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.オリジナル (ドルビー・デジタル・ステレオ) 2.日本語 (ドルビー・デジタル・ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・販 売 元 インターフィルム※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:この扉だけは―― 決して開けてはいけなかった!!・ウラ面 :謎の巨大建造物:エジプトのスフィンクス! 空洞が見つかった最新の研究結果を元ネタに 制作され、最新のVFXも満載した 一大アクション・アドベンチャー巨編!! 悪魔の顔とライオンの身体、 そして巨大な翼を持った怪物が出現! 奴を倒す為、ギリシャ:オリンピア、 イラク:バクダツド、 そしてエジプト:アリキサンドリアと 世界中を飛ぶ冒険が始まる!!中央に遺跡のスフィンクス。その上には、蘇ったモンスターのスフィンクス。紛らわしい。(笑) いかにもB級映画っぽいイラストで、好みだ。ただ、この構図だと、ストーリーを盛り込むことは出来ないので、ちょっと物足りない。(笑)ウラ面は、主要登場人物の3人の画像が配置されている。それぞれ違う方向を向いているので、どうもおさまりが悪い出来映えになってしまった。使える画像がなかったのかも知れないが、これは失敗だろう。【感 想】「子供向け冒険アドベンチャー・コメディ」スティーブン・セガール御大の『TRUE JUSTICE』の第2シーズンに出演したロックリン・マンローが主演したTVM。言語学者の役で、おませな娘がいる設定。“頼りないお父さん”という感じが、よく似合っていた。ファミリー映画向きの役者さんなんだなぁ。(笑)――言語学者のロバートのもとに、1人の女性が訪ねて来る。彼の父親で、考古学者でもあるトーマスの助手をしていたジェシカだ。彼女の話しによれば、スフィンクスの“知識の部屋”に通じる扉を開けようとして、怪物(スフィンクス)を解き放ってしまったと言う。ジェシカは、トーマスが怪物に殺されてしまった今、事態を収拾できるのはロバートだけだと考えていた。……というお話し。R.マンローのキャラクタもあってか、若干コメディよりに仕上がっている。思い切って冒険アドベンチャーコメディに仕上げても良かったような気がする。ちょっと中途半端だった。ロバートの娘、カレン役には、エミリー・テナント。TVM『リーサルレギオン』に出ていたらしい。たぶん、C.トーマス・ハウエルの娘役だな。(笑)彼女のインスピレーションで、異次元に隠されたアイテムを見つけ出して行く。専門家も専門組織も形無しの大活躍。おいしい役回りだった。(笑)――秘密の研究組織“センチネル”。かつては政府が管轄していたが、現在はトーマス博士が所長として率いていた。しかし、彼が怪物に殺された今、組織はナンバー2のライラの掌中にあった。ロバートは、ジェシカの案内で“センチネル”と合流。父親の研究を引き継いだ彼は、“知識の部屋”に辿り着くためには、4つのアイテムが必要であることを突きとめる。然も、3日以内にアイテムが揃わなければ、“イシスの疫病”が世界中に蔓延するという。……という展開。“アイテム”探しの要素を取り入れて、怪物の襲撃を退けるアクションも楽しめる。盛り沢山の内容だ。(笑)もっとも、どれも深くは切り込んでいないのでアッサリしている。このクラスの作品では仕方ないことだが、せめてヴィジュアル面だけは省略せずに見せて欲しかった。ジェシカを演じたのは、『SAW』シリーズのディナ・メイヤー。出演当時は40歳。だいぶお歳を召したが、黒づくめのライダースーツのような衣装で腰にガンや予備の弾倉を差している様子は、なかなかカッコ良かった。(笑)思うに、グロテスクな死体やゴア・シーンは皆無で、子供が活躍する作品なのだから、思い切って『テンプル騎士団』シリーズのように子供向けの作品に仕上げるべきではなかったか。予算的には怪物との戦いを十分に見せることは出来ない。ならば、ヘンに怪物(スフィンクス)のCGに力を入れる必要はなかったと思う。むしろ、怪物なんか登場させず、クライマックスで危機に陥った父親とジェシカをカレンが助けるストーリーが良かったように思う。(笑)TVMなのでそこそこ予算はついたようだが、それでも低予算であることは確か。だから、VFXやCGも、それなりの出来映え。大胆に映像を省略したのは意図的だろうが、ちょっとざっくりし過ぎていて物足りなさが残った。とはいえ、ケーブルVで流れていたら、箸を持つ手をとめて観る分には十分な出来映えだった。おかずが冷めるな。(笑)本作品で一番興味深かったのは、最初のカット。リドリー・スコット監督の『プロメテウス』で洞窟壁画を見つける時と同じ構図、演出だった。片やTVM、片やメジャースタジオの超大作だ。こんなに映像の厚みが違うのかと勉強になった。(笑)これまで私には、莫大な製作費をかけた超大作を軽んじる傾向があった。けれど、何気ないカットでも手を抜かない作品もあるのだと知って、もうちょっとマジメに観なければいけないと思った次第。(笑)子供と一緒に観るのに、オススメ!
2016.09.22
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0536 ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島※オモテ面【スタッフ】・監 督 マイケル・アップテッド・脚 本 クリストファー・マルクス スティーヴン・マクフィーリー マイケル・ペトローニ・製 作 マーク・ジョンソン アンドリュー・アダムソン フィリップ・ステュアー※ウラ面【キャスト】・ルーシー………ジョージー・ヘンリー(宇山玲加)・エドマンド……スキャンダー・ケインズ(畠中 祐)・カスピアン……ベン・バーンズ(尾上菊之助)・ユースチス……ウィル・ポールター(朴 璐美)※リーフレット1【仕 様】・型 番 FXBNM-49945・製作年度 2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE CHRONICLES OF NARNIA: THE VOYAGE OF THE DAWN TREADER・収 録 113分(本編)・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.英 語 (5.1ch サラウンド) ドルビーデジタル 2.日本語 (5.1ch サラウンド) ドルビーデジタル・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・字幕翻訳 松浦美奈・吹替翻訳 佐藤恵子・2011年劇場公開作品・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社※リーフレット2【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :海を舞台に新たな冒険へいざ出航! 誰も知らないナルニアの海へ。 光を奪われたナルニアを救うために エドマンドとルーシーは ナルニアの海へと導かれる。 懐かしいカスピアンやリーピチープたち と再会した彼らは 神秘の島々で待ち受ける魔法を 解き明かし ナルニアの果てアスランの国へ――。タイトルが中央に来て、上方にはアスラン王とリーピチープ。エドマンドとルーシーが描かれている。下方には“朝開き”丸とカスピアン王子だ。ドラゴンになったユースチス、エドマンドを誘惑しようとする白い魔女の幻想も描かれている。おおむね、これだけで物語は語れそうだ。ジャケットのオモテ面としては、幼稚なデザインだし、チープだ。でも、それで良いのかも知れない。ウラ面は、前作と同じレイアウトになっている。帯のように取り込み画像が5枚並び、上方には、“朝開き”丸の船首像に立つリービチープ。船首像のドラゴンの口には、ドラゴン(ユースチス)の尻尾が巻きついている。(笑)ディズニーから20世紀フォックスに代わっても作品のトーンやイメージが踏襲されたように、ジャケットも同じイメージのデザインになっている。作品としての連続性が保たれている。良い心配りだと思う。※ピクチャディスク【感 想】「ファンタジーは子供にだけ許される冒険」個人的には、前2作より本作品が好きだ。あまり血なまぐさくない。(笑) やっぱり、モンスターや悪い魔法使いと戦うのが王道だ。子供向けのファンタジーに戦争シーンは相応しくない。むしろ、余分だろう。本作品は、そうした余分を切り捨てたせいか、テーマがハッキリと見えて来た。ただ、スケールが小さくなったし、脚本のなかだるみや“穴”があって、客観的には出来のいい作品とは言い難い。今回は、従兄弟のユースチスが冒険の目撃者となり、語り部となる。ペベンシー家の末っ子のルーシーが、語られる側に回っている。この“順送り”にファンタジーから“退場”して行く様子は、大人が観るとなかなか切ない。ルーシーもエドマンドも(演じた子役たちが)、物語の結末を知っており、そのことが、本作品を特別なものにしている。もしかしたら、それが本シリーズの特色なのかも知れない。タイトルが示す通り、これはナルニア国の物語である。だから、そこを訪れる子供たちが1作品ごとに違っていても構わない。語り部となる子供は、全世界の子供たちだからだ。――本シリーズは、そう言いたいに違いない。ならば、続編の製作に子役たちの成長は関係ない。作ろうとする製作会社の意思だけだ。4作目の製作が発表されているようだが、無事に公開まで漕ぎ着けることを願うばかりである。(苦笑)――ケンブリッジの従兄弟の家に預けられたルーシーとエドマンド。肩身の狭い思いをしていたが、ピーターとスーザンは米国で自由な生活を謳歌しているらしい。意地の悪い従兄弟のユースチスと暮らす2人の不満は募るばかり。或る日、エドマンドとユースチスが喧嘩になる。壁にかけられた1枚の絵が発端だった。その絵には、海に浮かぶ帆船が描かれていた。ルーシーとエドマンドには、帆船がナルニア国のものに見えて仕方なかった。突然、絵の中の海が動き出し、額から海水が溢れ出す。あっという間に部屋は海水に満たされ、3人は必死で水面へと泳いだ。そこは、大海原の真っ只中だった。然も、間近に大きな帆船が迫っていた。……というお話し。どうやらナルニア国では3年が経過したらしい。3人の子供たちは、カスピアン王に助けられ、彼とともに“朝びらき丸”で冒険の航海に出ることになる。でも、3人がナルニア国に呼ばれた理由が最後までハッキリしなかったような気がする。たぶん、カスピアン王が、先代王の重臣だった7人の貴族を探すために航海に出たことになっているから、貴族たちが呼んだのかも知れない。でも、どうやって?本作品は、そんな些細な“穴”がたくさんある。それが許せない方たちには、駄作に思えるだろう。けれど、冒険ってヤツは、いつだって自分探しの旅だ。さまざまな試練や困難を乗り越えて、失われた自信であったり、蔑ろにされた自分を、再び見いだす。だから、何故、ナルニア国に呼ばれたのかという疑問は、大きな物語の流れの中では、些末なことだと言える。(笑)3D公開された作品だから、あざとい構図や演出があるかと思っていたが、意外や危惧に終わった。2Dで観ても、違和感は全くなかった。ただ、CGそのものの出来映えは、好みではない。オープニングのカットにしても、CGアニメを観ている気分だった。現実の世界は、実写の質感を大事にして欲しかったと思う。(ナルニア国の方は、CGアニメ感が全開でも構わない)本作品も、ラストの余韻がステキだった。大人になったルーシーとエドマンドをもう少しだけ観ていたいと思った。きっと、いい大人になったことだろう。。ファンタジーってヤツは、子供にだけ許された冒険であることを改めて思い知らされた次第。ルーシーの眼差しか、そう語っていた。個人的には、3作品の中では、本作品がベストだ。(笑)4作目がベストになることを祈って、オススメ!
2016.09.21
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0535 ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛※オモテ面【スタッフ】・監 督 アンドリュー・アダムソン・製 作 マーク・ジョンソン アンドリュー・アダムソン フィリップ・ステュアー・脚 本 アンドリュー・アダムソン& クリストファー・マルクス& スティーヴン・マクフィーリー・製作総指揮 ペリー・ムーア・共同製作 ダグラス・グレシャム・撮影監督 カール・ウォルター・リンデンローブ,ASC,bvk・プロダクション・デザイン ロジャー・フォード・編 集 シム・エヴァン=ジョーンズ,A.C.E.・衣装デザイン アイシス・マッセンデン・特殊メイクアップ&クリーチャー・スーパーバイザー ハワード・バーガー・クリエイティブ・スーパーバイザー リチャード・テイラー・音 楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ・原 作 C.S.ルイス※ウラ面【キャスト】・カスピアン王子……………ベン・バーンズ(尾上菊之助)・ルーシー・ペベンシー…… ジョージー・ヘンリー(宇山玲加)・エドマンド・ペベンシー…… スキャンダー・ケインズ(畠中 祐)・ピーター・ペベンシー…… ウィリアム・モーズリー(木村良平)・スーザン・ペベンシー…… アナ・ポップルウェル(高橋由希)・ミラース…………セルジオ・カステリット(壌 晴彦)・トランプキン……………… ピーター・ディンクレイジ(岩崎ひろし)・ニカブリク……ワーウィック・デイヴィス(清水明彦)・コルネリウス博士…ヴィンセント・グラス(有川 博)・グロゼール将軍…………… ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ(咲野俊介)・ソペスピアン卿…ダミアン・アルカザール(大橋吾郎)・グレンストーム(谷あらし)… コーネル・ジョン(中田譲治)・アスランの声………リーアム・ニーソン(津嘉山正種)・トリュフ・ハンター(松露とり)の声… ケン・ストット(チョー)・リーピーチープの声……エディ・イザード(落合弘治)※リーフレット1【仕 様】・型 番 VWDS2075・製作年度 2008年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE CHRONICLES OF NARNIA: PRINCE CASPIAN・収 録 150分(本編)・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ・音 声 1.英 語 (5.1ch サラウンド) ドルビーデジタル 2.日本語 (5.1ch サラウンド) ドルビーデジタル・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕・字幕翻訳 松浦美奈・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本国内向、DVD、セル専用・発 売 元 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン・映像特典 1.音声解説(アンドリュー・アダムソン監 督、ベン・バーンズ、ジョージー・ヘイ リー、スキャンダー・ケインズ、ウィリ アム・モーズリー、アナ・ポップルウェル)※リーフレット2【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :信じるもののために、僕らは戦う。オモテ面の中心に描かれているのは、カスピアン王子。タイトルからしても、この構図は仕方あるまい。(笑)カスピアン王子の右側に、アスランの横顔。左側にペベンシー兄妹。右下には、本作品で一番キャラが立っていたイーピーチープが描かれている。なかなか雰囲気のあるイラストだ。さすがディズニーだけあって、仕上がり具合いも最高だ。ウラ面は、シンプルなレイアウトになっている。帯のように取り込み画像が6枚並び、下にはクレジットとスペック。上にはストーリーが記載されている。こちらも落ち着いていた、出来映えがいい。下地のテクスチャや、さり気ないフレームで飾るあたり、細かいところまで神経を注いでいる。いいジャケットだ。※ピクチャディスク【感 想】「ファンタジーは、どこまでリアルに戦闘シーンを描いてよいのか」前作よりも面白い作品だった。立ち位置がハッキリして、迷いがなくなったように見える。児童向けであることをやめて、少々大人向けにシフトすると腹をくくったようだ。おそらく中学生くらいがターゲットではなかろうか。便宜上、末っ子のルーシーが物語の中心で、目撃者であり、語り部となっている。彼女が見る(或いは、見ない)戦争の現実は、血こそ見せないが、結構血生臭い。(ディズニーだもんね) 成る程、狩猟民族が書いたファンタジーだ、剣を振り回し、弓を射て、誰かが死んでも、それが知り合い知人家族でなければ構わない。本来、一番感受性豊かな年頃の子供たちであるにもかかわらず、この自己チューな姿勢は、もう既に大人と同じだ、と言える。けれど、それを臆せず描いたおかげで、主人公が明確になった。作品としても締まったような気がする。前作からどれくらいのブランクがあって本作品の撮影だったのかは知らないが、ルーシーの成長ぶりにはビックリした。次男のエドマンドも男っぽい顔になっていた。(なかなかいい男だ) この調子で成長したら、後の作品が撮れなくなるぞ、と本気で心配してしまった。(冗談ではありませんので、念のため)……まぁ、原作を最後まで映画化できるかどうか疑問だし、3作品目はディズニーの手を離れたようだから、先行き不安なシリーズであるのは確かだ。年々製作が難しくなるだろう。個人的には、始めたからには完結して欲しいと切実に思う。『ライラの冒険/黄金の羅針盤』みたいにならないことを願うばかりである。(苦笑)――地下鉄のホームで電車を待っていたペベンシー家の兄弟。遠い角笛の音に導かれて、再びナルニア国にやって来る。けれど、長男ピーターが王としてナルニア国を治めていた頃から 1,300年が経過し、すっかり様相は変わってしまっていた。動物が喋るナルニアはお伽噺になっていたのだ。……というお話し。どうやら前作から1年後の設定らしい。4人の子供たちは、カスピアン王子を助け、ナルニアの国を取り戻すために戦いののろしを上げる。今回、ようやく物語世界が確立されたような感じだ。幾分か補完されて、ナルニア国における価値観がハッキリした。やはり、このくらい描いて貰わないと、居心地が悪いし、登場人物の行動にも説得力がない。CGは、前作に較べてハデになったが、質感としてはイマイチなカットが多かったような気がする。ひいた画が多かったせいもある。おそらく戦争シーン等をスペクタクルに描きたかったのだろう。ラスト、自らの意志でナルニアを去る4人の子供たちは、少しだけ大人になっているような気がした。余韻のあるエンディングだった。製作サイドの思い入れがうかがえる。個人的にも、前作よりも本作品の方が好きだ。(笑)オススメ!
2016.09.20
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0534 ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女※オモテ面【スタッフ】・監 督 アンドリュー・アダムソン・製 作 マーク・ジョンソン フィリップ・ステュアー・脚 本 アン・ピーコック アンドリュー・アダムソン クリストファー・マルクス スティーヴン・マクフィーリー・製作総指揮 アンドリュー・アダムソン ペリー・ムーア・共同製作 ダグラス・グレシャム・撮影監督 ドナルド・M.マカルパイン ASC,ACS・プロダクション・デザイン ロジャー・フォード・編 集 シム・エヴァン=ジョーンズ・衣装デザイン アイシス・マッセンデン・音 楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ・原 作 C.S.ルイス※ウラ面【キャスト】・ルーシー・ペベンシー…… ジョージー・ヘンリー(宇山玲加)・エドマンド・ペベンシー…… スキャンダー・ケインズ(畠中 祐)・ピーター・ペベンシー…… ウィリアム・モーズリー(木村良平)・スーザン・ペベンシー…… アナ・ポップルウェル(高橋由希)・白い魔女/ジェイディス… ティルダ・ウィンストン(大地真央)・タムナスさん……ジェームズ・マカヴォイ(関 智一)・カーク教授…………ジム・ブロードベント(中村 正)・ジナーブリック……キラン・シャー・サンタクロース………ジェームズ・コスモ(大木民夫)・ヘレン・ペベンシー…ジュディ・マッキントッシュ・マクレディ夫人………エリザベス・ホーソーン・オレイアス……………パトリック・ケイク・オトミン将軍…………シェーン・ランギ・アスランの声………リーアム・ニーソン(津嘉山正種)・ビーバーさんの声…………レイ・ウィンストン(麦人)・ビーバーの奥さんの声…ドーン・フレンチ(堀越真己)・キツネの声………ルパート・エヴェレット(池田秀一)・モーグリム(遠藤憲一)※リーフレット1【仕 様】・型 番 VWDS3589・製作年度 2005年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE CHRONICLES OF NARNIA: THE LION,THE WHICH AND THE WARDROBE・収 録 143分(本編)・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ・音 声 1.英 語 (5.1ch サラウンド) ドルビーデジタル 2.日本語 (5.1ch サラウンド) ドルビーデジタル・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・字幕翻訳 松浦美奈・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本国内向、DVD、セル専用・発 売 元 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン・映像特典 1.NGシーン集 2.トリビア・トラック 3.監督とキャストによる音声解説 4.スタッフによる音声解説※リーフレット2【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----オモテ面は、アスランを中心に、ナルニア国に紛れ込んだ子供たち。そして、白い魔女が中央下方に描かれている。白クマに曳かれた戦車に乗っている。なかなか良い構図だ。おさまりが良い。ナルニア国の境界である街灯も描かれているしね。このまま単行本の表紙にもなりそうだ。ウラ面は、ナルニア国の入り口であるクロゼットを中心に、その扉を開けて中をのぞいているルーシーの後ろ姿。そして、本編からの取り込み画像が2枚。白い魔女とタムナスさん。背景になっているのは、クライマックスの集まった軍隊のテントだろう。カラフルなので、紅葉のように見える。おとなし目だが、いいデザインだ。本編は、このデザインの印象よりスケールが大きい。そのスケール感のままにウラ面をデザインしたら、もっとハデなデザインになっていただろう。それでも良かったような気がするな。※ピクチャディスク【感 想】「主人公不在のファンタジーの誤謬」そこそこ面白い作品だった。――“そこそこ”なんて言い方は失礼だが、ポジションが中途半端なので、そうとしか言いようがない。(笑) 児童向けなのか、中学生向けなのかも定かでないためだ。よもや大人向けということはあるまい。本作品は、末っ子のルーシーが物語の中心だ。目撃者であり、語り部となる役割だろう。ならば、彼女と同じくらいの年齢の子がターゲットの観客層となるはず。なのに、次男にも長男にもスポットライトを当てている。(出番がないのは長女くらいだ) せめて、それらをルーシーから見た目で語って欲しかった。4人の子供たち全員を主人公にしたいのかも知れないが、それは製作サイドの身勝手と言うものだろう。結局、主人公不在となってしまった。限られた上映時間の中に収めなければならない映画は、時間を自由に使える小説とは違うのだ。どうも、その辺りのことを読み違えているような気がしてならない。本作品で一番良かったのは、子供たちが美形でないところだろう。(冗談ではありませんので、念のため) “顔面偏差値”は、かなり低い。(笑)『オズの魔法使い』の時代とは違い、いまのファンタジーは等身大の主人公を求める。ファミコン以来、ゲーム機の普及が、そうさせている。誰もが日常的に主人公となって冒険を楽しんでいるのだ。いまさら、お人形さんのような少女が、ライオンやブリキ男やカカシの力を借りて魔女を倒す物語にワクワクドキドキしたりしない。……まぁ、正直なところ、もう少しカワイイとかキレイな子役を選んでも良かったのに、と思わないでもない。(笑)けれど、観ているうちに可愛く見えて来るから、これまた不思議なものだ。感情移入ってヤツだろう。――疎開先の大学教授の家で、大きな衣装タンスを見つけた子供たち。そこは、ナルニア国への入り口だった。……というお話し。空襲という導入部分のせいか、どことなく『ピーターパン』を思わせる作品だった。ただ、『ピーターパン』と違うのは、本作品では、疎開して来た4人の子供たちが、自らナルニア国の戦いに身を投じて行く。剣をとり、馬に跨がり、敵に斬りつけて行く……。別に戦闘シーンがあってもよいとは思うが、やっぱり、ヘンだ。ファンタジーだと分かっていても、子供の目で語られない戦いに違和感を覚える。それに、戦いに挑む理由が希薄だ。CGも“そこそこ”よく出来ているし、豊富なキャラクタも楽しめる。面白かった。でも、大作映画にしては不満が募る。(笑)ひとつには、物語世界が構築されていないこと。キャラクタに息吹を感じられなかった。2つ目は、主人公が不在なこと。ルーシーが主人公なら、終始、彼女の目で語って欲しかった。三つ目は、場面によってCGのクオリティに差があること。4つ目は……、やめておこう。だんだん面白くなかったような気がして来た。(笑)折角だから、ルーシーを主人公に等身大の冒険を描いた『ナルニア国物語』を観てみたいものだ。ちょっとだけオススメにしておきましょう。
2016.09.19
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0533 ヴァンパイア侍※オモテ面【スタッフ】・監 督 ジェフ・センタウリ カンツ・製 作 ジェフ・センタウリ トレ・ロベル・脚 本 ビル・ヒル・編 集 ジェフ・センタウリ・撮 影 エヴィル・ラマウター・効 果 デヴィッド・M.プラム ジェフ・マッケイク・製作総指揮 ジェフ・センタウリ ジョナ・ジェイソン ドニー・カンダー【キャスト】・ジョナ・ジェイソン「タイムマシーン」・エイドリアン・ズメット「グリース2」・ジェフ・センタウリ・オーランド・エストラーダ・アンドレ・マッコイ※ウラ面【仕 様】・型 番 ALBTS0046・製作年度 2005年・製 作 国 アメリカ・原 題 HORROR OF WAR・収 録 86分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 アルバトロス株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・映像特典 予告編収録※ディスク【ジャケット】・オモテ面:月夜に揺れる、華麗なる刺客。・ウラ面 :「ブレイド」×「キル・ビル」×「エレクトラ」! ――驚異のコラボレーション!! 世界の行く末は、 彼女の信念と刃に託された! アルバトロス・コアから、 空前絶後のヒロイン・アクション見参!! ひとつ、人の世を忍び ふたつ、不死の力を授けられ みっつ、未来の月となる。 己の歪んだ運命を 生血を啜る吸血鬼と共に 斬ってみせよう、ヴァンパイア侍。どこかのお城を背景に、侍(?)姿の女性ヴァンパイアが、どこかの瓦屋根を飛んでいるイラスト。両手にカタナ。手裏剣も飛んでいるし、カラスも群れている。ああ、後ろに見えるのは、月か。実に盛りだくさんの内容だ。(笑) これを描いたアルバトロスの方は、楽しんで仕事をしたに違いない。ウラ面も、小さな画像で隙間なく埋めて、数少ない見せ場を網羅している。全身を見せるカットを使わなかったのは、何か理由があるんだろうなぁ。(笑)特筆すべきことは、キャッチコピーでも遊んでいるところだろう。『桃太郎侍』を模していることは、ご承知の通り。もう少し言葉で遊んで欲しかったが、まずまず楽しい出来映えでしょう。本編よりもオススメだな。【感 想】「五頭身でマッチョなハーフヴァンパイアのHシーンは色っぽくない」――五頭身でエラの張ったマッチョな女性が“ハーフヴァンパイア”に扮して、野望を抱くヴァンパイア軍団と戦う。……というお話し。(笑)どこかで聞いたような設定とストーリー展開で、B級映画ファンを大いに楽しませてくれる作品だった。やっぱり、これくらいイミテーションぶりを発揮して貰わないとツッコめないではないか。(笑)―― 400年前、夫をヴァンパイア軍団に殺されたシラ。自身も噛みつかれて切腹をする。しかし、完全に吸血鬼化する前に自害したことで、彼女はハーフヴァンパイアとなってしまう。そして、剣の師匠ケンジの元で剣術を学び、吸血鬼を殺せる唯一の刀を譲り受ける。……というベタな背景。日本大好きな外国人が、好きなものをてんこ盛りにしたら、こんなんなっちゃいました、という感じ。「日本が好き」とか「日本人はマジメ」とか、遠い国の人に片言で言われると、何やら気恥ずかしいし、何か間違っているような気がしてならない。(苦笑)いまはサムライもゲイシャもいない。狭義には存在するのかも知れないが、一般的には、いない。ほとんどの人は洋服で暮らしているし、チョンマゲをしている人は皆無だ。帯刀していれば警察に捕まるし、汚職で逮捕されても「ゴメンナサイ」と謝っておけば、数年で議員に復帰できる国だ。ハラキリなんて、とてもとても。(笑)――現代。ロサンゼルスでヴァンパイアハンターのチームを組んだシラ。手掛かりからナイトクラブに潜入する。案の定、そこはヴァンパイアのアジトだった。然も、ボスのクリストフ・ブラッドは、シラが追い求める仇だった。……というスピーディーな展開。(笑)脚本家にも監督さんにも描き込めるだけの創造力がなかったため、まるでダイジェスト版を観ているかのように物語は進んでしまう。多少のアクションとHを盛り込んでおけばOK。イージーだなぁ。(笑)アクションと言っても剣劇が中心で、然も驚くほどスローモーだ。これなら最近の『仮面ライダー』シリーズの方がキレがいいな。男性も女性もマッチョが多いのは、監督さんの趣味なんだろうなぁ。でなければ、シラのHシーンなんか撮らない。(笑)――クリストフは、“デイウォーカー”を創ろうとしていた。純血種である自分の精子をシラの卵子に受精させるのだ。シラとチームのメンバーは、バンヘルシング教授らと手を組んで、この計画を阻止するために立ち上がる。……ということでクライマックスになだれ込む。まるでサケの養殖だな。(笑) こういう下らないトコが、Z級映画の醍醐味。それに、演出力もないくせに、やたらと“寄り道”をする。仲間との恋愛があったり、師匠との対決があったり、メンゲルの弟子だった吸血鬼が登場したり……。それでも90分そこそこに収まってしまうのだから、いかに中身がスカスカかってことである。(笑)安っぽさ爆発の映像は、個人的には好みだが、繋ぎが悪かったり、唐突だったり、見切れていたり……。小さなエラーでも、あまり度重なると“イラッ!”としてしまう。でも、まぁ、Hな制服の金髪女子高生が襲われるシーンが序盤にあったし、ここは寛大な心で善しとしましょう。(笑)シラの黒いライダースーツが、テカテカのビニール製だったし、最後に登場した“ヴァンパイアが陽光から身を守る防護服”もテカテカのビニール製だった。ドン・キホーテのパーティグッズ売り場で売っているハロウィン用の衣装みたいだ。(笑)こういうトコが、ビデオスルーである由縁だろうなぁ。ちなみに、シラを演じた女優さんは、空手の黒帯だそうだ。道理でマッチョなわけだ。(笑)オススメしたいけど、オススメすると顰蹙をかいそうなので、オススメ致しません!(卑怯?)
2016.09.18
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0532 パラノーマル・エクスペリメント※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 ブレアー・エリクソン・製 作 ショーン・アカース 「オール・イズ・ロスト」「マージン・コール」 コーリー・モッサ ステファニー・リッグス クリスチャン・アーノルド・ビューテル・撮 影 ジェレミー・オバートン・音 楽 アンドレアス・ウェイデインガー【キャスト】・カティア・ウィンター・テッド・レヴィン「羊たちの沈黙」・マイケル・マクミラン・コーリー・モッサ・モニーク・カンデラリア・ジェニー・ガブリエル・ヴィヴィアン・ネスピット※ウラ面【仕 様】・型 番 NSD-5720・製作年度 2013年・製 作 国 ドイツ・アメリカ・原 題 BANSHEE CHAPTER・収 録 88分・サ イ ズ 16: 9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 ニューセレクト株式会社・販 売 ニューセレクト株式会社・映像特典 予告編収録※ディスク【ジャケット】・オモテ面:1963年 アメリカ政府が極秘で実施した 薬物投与による生体実験 人間を洗脳しコントロールする コードネーム“MKウルトラ計画” 発見された実験の記録映像には 想像を絶する恐怖が写し出されていた !閲覧注意 WARNING 体調の悪い方心臓の弱い方は、 視聴をご遠慮下さい。・ウラ面 :2013年 トロント映画祭(AFTER DARK部門) ロンドン・フライトフェス映画祭 “最恐映画賞”受賞 「ブレアウィッチ・プロジェクト」 「パラノーマル・アクティビティ」の 恐怖がよみがえる ――The Examiner この恐怖には身の毛がよだつ ――Variety 凄まじい恐怖体験 ――Hollywood Reporter 危険な刃物のような映画 ――Screen International 髪の毛が逆立つ怖さ ――SFX Magazine CIAが抹殺した恐怖の記録 ――Los Angels Times 2014年ベストホラー映画 ――Wicked Channelオモテ面は、主演女優の叫ぶ顔。ガラスに越しに見えるように工夫されている。その後ろには誰かが椅子に縛り付けられ、医師のような男が見下ろしている。「次は、この女性の番だ」という演出なのだろう。物語があるイラストだが、ちょっと本編には、そぐわない。(苦笑)ウラ面は、何故か人体模型が中心に置かれ、そこに本編からの取り込み画像がコラージュされている。なかなかオシャレだ。でも、本作品に対するメディアのコメントが列記されているのが、ちょっと……。(汗) これも広告の一手だとは思うが、同じような表現ばかりなのが、気になる。これって創作か?【感 想】「彼方より」タイトルから推して、『パラノーマル・アクティビティ』のヒット以後、“雨後のタケノコ”のようにリリースされた亜流作品の1本だと思っていた。だいたい邦題に“パラノーマル”なんて付いたひには、激安低級ビデオ作品以外に考えられないではないか。(笑)ところが、本作品は、意外とよく出来ていた。やや小粒な印象は拭い切れないが、“MKウルトラ計画”だの“乱数放送局”だの、魅力的なモチーフが散見出来て、B級映画ファンとしてはニンマリだ。ただ、あまり深く掘り下げていないので、マニア君たちには物足りないかも知れない。けれど、普通の人々にはこれで十分だ。(苦笑)――サラは、疎遠になっていた友人ジェームズ・ハーシュが失踪した事件を調べ始める。ジェームズが友人のレニーに撮らせたビデオ映像から“MKウルトラ計画”を検証するため、当時と同じ薬物“DMT19”を服用したことが分かる。その直後、何かが起きて、彼もレニーも行方不明になっていた。短波放送に詳しい知人から、ビデオ映像に残された音声が“乱数放送局”ではないかと知らされるサラ。さまざまな生活音にランダムに数字だけが女性の声で繰り返し放送される。誰が何のために放送しているのか不明だと言う。また、DMT19をジェームズに送った“コロラドの友人”が、作家のトーマス・ブラックバーンらしいことを知ったサラは、彼を訪ねて行く。……というお話し。乱数放送局のことを教えてくれたオッサンが、実はNSAで暗号解読に携わっていたとか、なかなか興味をそそられる設定も見せてくれる。ただ、ツッコミどころも多々あるのも事実。そのオッサンは以降登場しないとか。(笑)ブラックバーンの女友達らしいカーリーが、DMTを「調合した」と言っていたが、どうやったのか、とか。ブラックロック砂漠にある第5実験室を容易く見つけるが、これもまた、どうやって見つけたのか、とか。DMTを摂取することで、脳が触媒の働きをして“奴ら”を呼び込むって説明だったが、DMTを摂取していない人間も失踪するのは何故なのか、とか。……言い出したらキリがない。こうした“ほつれ”をそのままに出来るところが、ホラー映画の良いところかも知れない。そんなことばかり考えて観ていたら、主人公のサラがタンクトップ姿で頑張っていたことに気づかなかった。勿体ないことをした。(笑)クレジットにも出て来るが、本作品は、H.P.ラブクラフトの『彼方より』がベースになっているらしい。本編でも、登場人物が言及しているあたりが面白い。わざわざセリフにしたのは、そうしないと分かって貰えないと思ったのだろうか。面白い。面白いことが、もうひとつ。本作品は、POVではない。ファウンド・フッテージではあるが、POVの形式にこだわっていない。けれど、その雰囲気だけは、キッチリ踏襲している。確かに、幾つかの場面で「おや?」と違和感を覚えるところもあるが、なかなか計算された作りだと言えるだろう。少しオススメ!
2016.09.17
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0531 マジェスティック12※オモテ面【スタッフ】・監 督 ショーン・バーディン ロバート・クーリー・製作・脚本 ショーン・バーディン・編 集 リチャード・アレン・クルーク【キャスト】・ジョー・アンダーソン・リサ・モーガン・ボブ・ラーソン※ウラ面【仕 様】・型 番 LBX-763・製作年度 2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 UNAWARE・収 録 本編approx.80分・サ イ ズ 16: 9 LB スクイーズ・音 声 1.オリジナル (英 語) :2ch ステレオ・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本国内向、DVD、セル専用・発 売 元 株式会社トランスワールドアソシエイツ 株式会社エルディ・販 売 元 株式会社ファインディスクコーポレーション・映像特典 オリジナル予告編【ジャケット】・オモテ面:1947年 ロズウェル 闇に葬られた真実 今どこにいるのか――? あの日、捕獲された異星人は… WINNER AWARD OF MERIT ACCOLADE COMPETITION 2010 WINNER HONORABLE MENTION LOS ANGELS MOVIE AWARDS 2010 WINNER ORSON WELLES AWARD CALIFORNIA FILM AWARDS 2010 WINNER AWARD OF MERIT THE INDIE FEST 2011 WINNER OFFICIAL BEST OF FEST AWARD 2011 WINNER SPECIAL RECOGNITION INDY HORROR FILM FESTIVAL 2011・ウラ面 :“エリア51”と並ぶ禁断の国家機密… その真相に限りなく近づいた者達を捉えた POVxSF――解禁! テキサス州に休暇に訪れた 2人の男女に襲いかかる未知の脅威! その様子を1台のビデオカメラが 余すことなく捉えていた… マジェスティック12とは!?… 1947年ロズウェル事件の真相究明のために 設立されたとされる、米国最高機密機関である。 しかしその実態は未だ明らかにされていない。 数多の謎を残し、UFO史上最大の ミステリーと言われる“ロズウェル事件” にスポットを当て、主人公達に襲いかかる 怪奇を捉えたSFムービー登場!!ジャケットのオモテ面は、『第9地区』を模している。街を背景に巨大なUFOが浮かび、その下に警告の看板。同じレイアウトだ。違いは昼か夜かだけ。こういうイージーなイラストは、センスが問われるが、本作品に関して言えば、なかなかの出来映えだ。あまりあからさまではないし、元ネタに気づいた人がニヤリ出来るくらいの仕上がり具合いだ。(笑)ウラ面は、主人公達が納屋を探検した時の画像が使われている。何の変哲もない場面なのだが、そこからミステリアスな雰囲気を引き出したセンスに凡庸でない才能を感じる。【感 想】「お行儀のいいPOVなんてツマラない」POVにもいろいろあるが、定番のジャンルは、やはり心霊モノだろう。『パラノーマル・アクティビティ』シリーズが代表格だが、『グレイブ・エンカウンターズ』も面白かった。日本でも心霊ビデオが山のようにリリースされている現実を考えると、人は死後の世界に強く惹かれるものらしい。いずれ、誰もが死ぬんだから、「何も今から死後の世界を覗き見しなくてもいいじゃん」と思う。(笑)このジャンルは、スピリチュアルな現象(超常現象)まで範囲を広げれば、かなりの本数がリリースされているだろう。個人的には、スティーブン・スピルバーグが製作したTVドラマ『THE RIVER/呪いの川』が印象に残っている。密林が動いて川を封鎖するエンディングが好みだ。(『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』はこのジャンルだな)ゾンビものならば、『●REC』シリーズが最強。『エスケイプ・フロム・リビングデッド』と『ゾンビ・クロニクル』の2部作も殺伐としていて忘れがたい。デザスター系なら『イントゥ・ザ・ストーム』。このジャンルは難しいのか、他に思いつかない。ま、わざわざPOVにするよりストレートに描いた方が、スペクタクル・シーンは迫力があるしね。(苦笑)モンスター映画なら『クローバー・フィールド/HAKAISHA』か。いやいや、『トロール・ハンター』という名作があったな。あれは面白かった。『ダイナソー・プロジェクト』も、或る意味、モンスター映画か……。本作品は、エイリアンによるアプダクションもの。『エリア0〈ゼロ〉』なんてのもありましたな。パワフルだけど支離滅裂な作品だった。あれに較べたら、かなり温和し目のストーリー展開。(笑)――カップルが、休暇を過ごしに祖父母の家にやって来る。ところが、生憎、祖父母は留守だった。予定を変えるわけにもいかず、2人はこの家で週末を過ごすことにする。月曜日には、祖父母は戻って来るだろう。男は、女にプロポーズし、記念すべき旅行の初日を飾る。しかし、その夜、敷地の片隅に建つ納屋で2人が見つけたのは、エイリアンとおぼしき奇怪な死体だった。その瞬間から楽しいはずの旅行が狂い始める。……というお話し。この手の作品の常で、80分程度の長さなのに、物語が動き始めたのは、60分を過ぎた頃。それまで延々とホームビデオを我慢して見なければならない。まぁ、キチンとした役者さんを揃えたところは救いだが、学生の卒業制作のレベルなのはツライ。製作費は1万ドルくらい? 撮影日数は2日か……。学生が撮ったならば「よくできました」と二重丸を上げたいが、収益目的で撮ったなら、お行儀がよすぎてツマラない。もっとパワフルでブチ壊れた展開をして貰わないと満足出来ない。いかがわしさが感じられないPOVなんて一文の価値もないと思うぞ。(プロポーズしたんだから、もっと2人でやるべきことがあるだろ)オススメ致しません!(廃棄しましょ)
2016.09.16
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0530 MIB/メン・イン・バカ※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本・製作・編集 ライアン・ハンフリーズ・撮 影 ゲイリー・トムジック・録 音 クリストファー・クライツ・特殊効果 ジョン・ウィズマン・製 作 ビル・レイゼル ロバート・レニー マイク・ウィルソン【キャスト】・捜査官ミラー(古谷 徹)…J.ピーター・パーカー・捜査官スタイルズ(雨蘭咲木子)… リシャンヌ・ボールドリッチ・ブラッド(桐本琢也)………サンディ・ストルツ・エイリアン(遠藤純一)……ジョン・ラージ・レイチェル(真田アサミ)…アンナ・ベック・ジェシカ(石川綾乃)………ジャニエラ・アサートン※ウラ面【仕 様】・型 番 ALBTS0079・製作年度 2008年・製 作 国 アメリカ・原 題 SOUNDS・収 録 93分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 3.日本語デカ字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 アルバトロス株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・映像特典 予告編収録※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:World Fes SF部門 金賞受賞 World Fes 新技術部門 金賞受賞 ヤツらが帰ってきた?! いや、人違いだ!・ウラ面 :エイリアンによる地球侵略の全貌が、 ついに、なんとなく明らかになる! 全米がとまどった! 意外と驚愕の SFアクション・エンターテイメント登場!! 「サイン?!」 「ミッション・インポッシブル?!」 「メン・イン・ブラック?!」 「アルマゲドン?!」『MIB/メン・イン・ブラック』の1作目とよく似たイラストが、オモテ面に用いられている。捜査官2人のポーズは同じだが、持っている武器が違うだけ。背景に地球を持って来たのは、スケール感を出すためだろう。パロディとしては、いいジャケットだと思うが、本編には、これだけのセンスがなかったなぁ。(笑) 上の方に、World Fes で金賞を受賞したことを記載しているが、これもジョークだろう。こんな作品に賞を与える人がいるとは、とても思えない。(苦笑)ウラ面は、マジメにSFアクション風のデザインに、ふざけたキャッチコピーが並ぶ。“全米がとまどった!”という言い回しが、新鮮だなぁ。(笑)【感 想】「痛みと苦しみ」「痛みや苦しみは、ひとを強くする。成長させる」そう言う人がいる。けれど、そんなのはウソだ。痛みは傷痕が残るだけ。苦しみは性格をねじ曲げるだけ。良いことなんか、これっぽっちもない。(溜息)確かに、艱難辛苦の果てに辿り着く境地は、いままで見たことがない眺望に違いない。幾重にも重なる山々の稜線を足下に見下ろしたり、船の舳先から緩やかな曲線を描く水平線を眺めることが出来たら、それはそれは素晴らしい体験になるだろう。或る種のカタルシスが得られるはずだ。そのカタルシスが、それまでの苦労や苦痛を洗い流してくれる。そして、生まれ変わったかのような清々しい“心”が、その下から顔をのぞかせる。世俗の垢を落とし、妬みや喜び、怒り、悲しみと言った煩悩から解放された、赤ん坊のようにピュアな心だ。世界最高峰の頂に最も困難なルートを選ぶのも、小さなヨットで無寄港世界一周に挑むのも、心の浄化を求めてのことに違いない。そこに山があるからではなく、心が浄められたがっているからだ。(苦笑)映画やドラマを観るのも、その追体験を求めてのことだろう。悲しい作品を観て泣くのも、恋愛映画を観て心が満たされるのも、心がピュアになるからだ。コメディ映画で笑って気分が楽しくなるのも同じ。カタルシスを求めてのこと。でも、たまに、何のカタルシスも得られず、フラストレーションだけが溜まる作品もある。(“作品”なんて言葉を使いたくない) 「時間を無駄にしてるなぁ」という後悔、罵詈雑言が頭の中を駆け巡るが、必死にそれを押さえ込む時の痛み……。そんな作品は、傷痕と澱のような汚れしか残らない。(嘆息)本作品が、そうだ。怒りを抑え、睡魔と戦い、ツライを通り越して憎しみすら抱いた。(笑)クソ映画としてつとに有名な本作品。「見て損した」くらいは良い方。「カネ返せ!」「死ね!」だの「呪ってやる」だの、口さがないネットの書き込みは凄まじい。でも、今回は納得しました。賛同します。(笑)古谷徹が吹き替えしていようが、『ガンダム』ネタに「おっ!」とトキメこうが、一部のマニアから持て囃されようが、関係ない。クズはクズだ。(むしろ、古谷徹さんが吹き替えしていることに腹が立つ。そこまで落ちぶれたか)その理由を考えてみた。幼稚な作品は、他にもたくさんある。どうしようもないほど映画製作のスキルが低く、既に作品としての体裁をとれていないモノすらある。そんな作品群よりも、本作品を観る方が苦痛だったのは、たぶんマジメに作られていないからだろう。優れた喜劇は計算の上に成り立つ。役者さんやカメラやセットがナンセンスだったとしても、緻密な計算があってのこと。せめて、スタッフが「面白い作品にしよう」とか「楽しんで貰おう」とか、前向きの姿勢であれば、「くだらねぇなぁ」と思いつつ観ることが出来るのだが、それすら伝わって来ない。スタッフはやっつけ仕事、役者さんはシロートばかり。たまにカメラと目が合わせてしまうのだから、失笑モノである。そんな役者さんですら「くだらないなぁ」という雰囲気をにじませている。これでは面白いワケがない。(苦笑)オススメ致しません! 廃棄しましょう!(その方が価値が上がる)……それに、このレビュー、読んだ方には苦痛だっただろうなぁ。ゴメンナサイ!
2016.09.15
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0529 MIB3/メン・イン・ブラック3※オモテ面【スタッフ】・監 督 バリー・ソネンフェルド・脚 本 イータン・コーエン・製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ G.マック・ブラウン・音 楽 ダニー・エルフマン・エイリアン特殊効果 リック・ベイカー【キャスト】・エージェントJ:ウィル・スミス(江原正士)・エージェントK:トミー・リー・ジョーンズ(谷口 節)・ヤング・エージェントK:ジョシュ・ブローリン(谷口 節)・エージェントO:エマ・トンプソン(高島雅羅)※ウラ面【仕 様】・型 番 DABA-4430・製作年度 2012年・製 作 国 アメリカ・原 題 MEN IN BLACK 3・収 録 本編 106分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.英 語 オリジナル 5.1ch サラウンド ドルビーデジタル 2.日本語 吹替 5.1ch サラウンド ドルビーデジタル・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・日本公開 2012年 5月25日・リリース 2013.06.28.・価 格 1,500(税別)・発 売 角川書店・販 売 元 角川書店・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 松崎広幸※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :製作総指揮スティーヴン・スピルバーグ ウィル・スミス × トミー・リー・ジョーンズ 2大スター競演! 抱腹絶倒コンビで贈る SFアクション・エンタテインメント シリーズ最新作!オモテ面は、主人公の捜査官J(ウィル・スミス)を中心に、捜査官K(トミー・リー・ジョーンズ)と若い頃の捜査官K(ジョシュ・ブローリン)の2人が左右に描かれている。顔が大きくて、何だか暑苦しい。(笑) このイラストは、ヘタだなぁ。ウラ面には、数枚の取り込み画像が配置されているが、物語の核となる場面は使われていない。それにおとなしい感じの場面を選択している。オモテ面は、静的な印象なのだから、ウラ面くらいは動きのある場面を選択して欲しかった。そう思っていたら、キャッチコピーが“抱腹絶倒コンビ”?! そういう評価の作品になってしまったんだなぁ。コメディだから間違いではないが、何か根本的なところが違うような気がする。【感 想】「灰汁の抜けた“MIB”に未来はあるか?」『メン・イン・ブラック』シリーズの3作品目。製作総指揮スティーブン・スピルバーグ、監督バリー・ソネンフェルド、主演ウィル・スミス、――これでトミー・リー・ジョーンズが元気に全編通しで出演してくれていたら、良かったんですけどねぇ。最初と最後に老いた顔を出すだけなんて、何か騙された気分だった。正直、「こんなに老けちゃったの?」と悲しくなった。これなら某CMの“宇宙人”の方がマシってもんだ。ウィル・スミスの顔もぽっちゃり丸くなり、ダンボのような耳が目立たなくなっている。前作から10年。皆さん、それなりに歳を取っている。今回は、月面の刑務所から脱走した凶悪犯が過去に戻ってKを殺してしまったところから物語は展開する。過去のKが殺されたことで歴史が変わってしまい、誰もKが昨日まで一緒に働いていたことを知らない。皆、40年前に地球を救って死んだと思っている。ただ1人、Kの存在を信じるJは、Oの助力を得てKを助けるべく過去へと旅立つ。……というお話し。やや“いい話し”っぽいトコが意外だった。『ワイルド・ワイルド・ウエスト』の頃の“毒”が、中和されて薄まった感じだ。それ故、ちょっと物足りない。以前は、肉体に対する不信感をそのままモンスターやエイリアンに具現化させていた。然も、精神を病んでるのではないかと思わせる執拗さだった。本作品にも、そのセンスが伺えるが、明らかにパワーダウンしている。おそらく、彼が製作に名を連ねたTVドラマ『プッシング・デイジー~恋するパイ・メーカー~』が契機だったのではないか、と思う。本作品のラストは、あのドラマのテイストとよく似ていた。好きなドラマだが、あのテイストを『MIB』に持ち込まれても戸惑うだけだ。……まぁ、1作目で総てを捨ててJになるくだりや、2作目のエイリアンを見送る場面などにも優しい演出が見て取れる。もともとそういう傾向があったのも事実だ。作り手としては、それほど大きな変化と思っていないかも知れない。若い頃のKをジョシュ・ブローリンが演じている。いい役者さんだと思うが、トミー・リー・ジョーンズと較べると、やはり貫禄負けだ。私たちの世代にはお父さんの方が馴染み深いし、器が大きかったような気がする。一枚看板を背負うには地味な農夫のような風貌だったが、当時の雰囲気を体現していた。『ウエスト・ワールド』とか『カプリコン1』とか『悪魔の棲む家』とかね。だから、いまの姿を見たいとは思わない。残念ながら、息子の方は、時代の空気感は持ち合わせていないようだ。エイリアンの造形にリック・ベイカーが噛んでいるので、シリーズの統一感は取れている。惜しむらくは、3Dでの上映を意識したセットデザインのため、2Dで観るとスカスカな印象だ。普通、3Dの場合、奥行きを出すために不必要なほど描き込むものだ。しかし、本作品は無駄を排し、構図と色彩でパースを取ろうとしたようだ。面白い試みだと思う。このテクニックを用いると、静かな場面でも3Dの特性を活かすことが出来る。ソネンフェルド監督は、アクション系ではない作品を3Dで撮る計画をしているのかも知れない。そんな気がした作品だった。少しだけオススメということにしておきましょう!(笑)
2016.09.14
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0528 MIB2/メン・イン・ブラック2※オモテ面【スタッフ】・監 督 バリー・ソネンフェルド・製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ・特殊メイク リック・ベイカー・音 楽 ダニー・エルフマン【キャスト】・エージェント“K”…トミー・リー・ジョーンズ(坂口芳貞)・エージェント“J”…ウィル・スミス(江原正士)・サーリーナ……………ララ・フリン・ボイル(塩田朋子)※ウラ面【仕 様】・型 番 OPL-32718・製作年度 2002年・製 作 国 アメリカ・原 題 MEN IN BLACK 2・収 録 約88分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド オリジナル (英 語) 2.ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド 日本語吹替・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・字幕翻訳 菊池浩司・吹替翻訳 松崎広幸・映像特典 1.バリー・ソネンフェルド監督による 音声解説 2.MIB捜査官への道 3.エイリアン放送局 -最新情報へのアクセス・アイコン- 4.フランクのお気に入り -オリジナル劇場予告編集-※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :全地球、待望。 あのノリ あの奇跡、再び。 vs.エイリアン超攻撃型ユニット完成!!オモテ面は、主人公の捜査官K(トミー・リー・ジョーンズ)とJ(ウィル・スミス)の2人が、後ろを振り向いている構図。2人の間からローマ数字の“2”が大きく描かれている。そこにタイトルが重なって、アダルトな出来映えだ。ウラ面は、よく分からない。(笑) コメディ映画でもあるが、このユルイ感じは何? まるで、ディズニー映画みたいだ。リリース初期の頃は、ピクチャディスクに使われているイラストが、ジャケットだった。あっちの方が良かったなぁ。(笑)本作品は、量販店で購入した廉価版。売れ残りのディスクをパッケージし直したのではなかろうか。ディスクには“DISC 1”と記載されているしね。(苦笑)【感 想】「何ら進歩のない作品」映像のテイストはバリー・ソネンフェルド監督“節”満載。(笑) けれど、前作から何の進歩もみられない。「あー、そう」という感じ。第3作目までの“繋ぎ”という位置づけなら理解出来なくもない。『スターウォーズ/帝国の逆襲』みたいにね。なぜなら、前作でウィル・スミスを後継に引退したトミー・リー・ジョーンズの復活に物語りの大半が費やされるからだ。でも、間が空き過ぎだな。いかにノーテンキな映画と言えど、2作目ともなれば、物語世界に流れる時間を意識せざるを得ない。ましてや、本作ではトミー・リー・ジョーンズの復活が描かれているのだから。(つまり連続性ね)もし本作が、前作のストーリーを完全に無視したものであったなら、また違った評価が可能だったのだが……。CGのクォリティは低下し、ストーリーに目新しさもない。出演者は歳をとり、ギャグやブラックユーモアはすべりっぱなしで、良いところのない映画だった。ザンネン!!
2016.09.13
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0527 MIB/メン・イン・ブラック COLLECTOR’S EDITION※オモテ面【スタッフ】・監 督 バリー・ソネンフェルド・製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ・製 作 ウォルター・F.パークス ローリー・マクドナルド・特殊効果 ILM・エイリアン・メイクアップ リック・ベイカー【キャスト】・捜査官K:トミー・リー・ジョーンズ(坂口芳貞)・捜査官J:ウィル・スミス(江原正士)・エドガー:ビンセント・ドノフリオ(大友龍三郎)・捜査官Z:リップ・トーン(大木民夫)※ウラ面【仕 様】・型 番 TSDD-24510・製作年度 1997年・製 作 国 アメリカ・原 題 MEN IN BLACK・収 録 約98分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ 4: 3 スタンダード・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド オリジナル (英 語) 2.ドルビーデジタル ドルビーサラウンド オリジナル (英 語) 3.ドルビーデジタル ドルビーサラウンド 日本語吹替・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、CC、DVD、セル専用・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 松崎広幸・映像特典 [DISC 1] 1.ビジュアル・コメンタリー 2.テクニカル・コメンタリー [DISC 2] 1.クリエイティングMiB ・視覚効果シーンの製作工程 ・メイキング・オブ・MiB ・未公開シーン ・アート&アニメーション ・シーン編集工房 ・プロダクション・フォトギャラリー 2.ミート・ザ・MiB ・タレント・ファイル ・オリジナル劇場予告編集 ・ミュージック・ビデオ ・メイキング・ドキュメンタリー 3.MiB2シークレット・ファイル【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :不良異星人から地球を守れ!オモテ面は、主人公の捜査官K(トミー・リー・ジョーンズ)とJ(ウィル・スミス)がデカい銃を持って仁王立ち。バックはニューヨークの夜景か。いいイラストだ。本作品を象徴できる出来映えだ。ひと目で、どんな映画か分かる。それに較べて、ウラ面は、何だ? KとJの画像が使われているが、どうも落ち着かない。SFアクション・コメディなんだから、もっと動きのある画像を使うべきだろう。特に、オモテ面は、静的なのだから……。余談だが、ホームセンターの棚に並んでいるのを買ったが、コレクターズ・エディションなのに、何故かディスクは1枚だけ。映像特典が収録された2枚目はどうしたんだ? 入れ忘れたのか?(笑)※ピクチャディスク【感 想】「都市伝説が生きる世界」いまさら『MIB』でもないだろうと思ったが、久しぶりに観たら、結構楽しかった。(笑)本作品は、既にクラシックと呼ばれている作品だから、あらためてストーリーを記す必要はないだろう。TVで何度も放映されているだろうし、劇場で観ていないまでも、DVDやブルーレイで観ている人も多いはずだ。シリーズも3作品公開されているし、皆、なぁんとなくヘンテコな宇宙人と人間のエージェントが戦う作品だと理解している。それで十分だと思う。いわゆる都市伝説が元ネタだが、SFアクション・コメディに仕上げたところが秀逸。ブラックメン(MIB)の伝説は、UFOや宇宙人に遭遇すると、黒づくめの男が現れて、「委細黙っているように」と脅迫される、というお話し。UFOが頻繁に目撃された60~70年代に流布していたらしい。UFOや宇宙人に遭遇することすら怪しいのに、そういう時だけ現れるMIBに会うなんて、レア中のレアだ。ハードルの高さはMAXではなかろうか。(笑)一生に一度くらい間近に空飛ぶ円盤や宇宙人を見たいと思うが、見たとしても誰も信じてくれなさそうなトコが、この事案の難しいところ。真剣に話すと、友人すら遠ざかる危険がある。(私ですら、怪しいと思う) ……でも、何でなんだろ?UFOであれU.M.AであれOパーツであれ、頭から否定するより、存在するかも知れないと、鷹揚に構えていた方が、ずっと楽しいのに……。自分自身、自分の知識や認識や理解を絶対だと主張できるほどおごっていないと思いたい。彼らは政府機関のエージェントを名乗るらしく、まるで本作品の主人公のような出で立ちで現れる。無表情で東洋人のようだった、という証言もある。真偽は兎も角、MIBが実は日本人で、そこにアッと驚く真相が隠されていたら面白い。(笑)主演は、ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズ。1997年度の作品なので公開から19年。お二方ともまだ若い。(笑)でも、本作品で最も目をひくのが、ヴィンセント・ドノフリオ。エイリアンに喰われて皮だけになった農夫を演じている。エイリアンは彼の“皮”を着て、アイテムを探しに街にやって来る。(笑) 最高だ。ヘンテコな動きに目を奪われるが、少しづつ“皮”が腐って崩れて行くメイクに合わせ、演技が変わって行く様子は、見応えがあった。実のところ、W.スミスより、T.L.ジョーンズよりも、本作品への貢献は大きいと思っている。彼なしで本作品の成功は有り得なかっただろう。また、リック・ベイカーのエイリアン造形が、漫画のような物語世界とマッチしていたことも見逃せない。デザインってのは、うまくハマると何倍も魅力的になると再認識。MIBにも宇宙人にも、とりたてて会いたいとは思わないが、都市伝説の1つくらい生まれる世界の方が、なんだかんだ幸せなような気がする。スピルバーグは、宇宙人の広告宣伝マンで、友好的な宇宙人の存在を認知させるために『未知との遭遇』や『ET』を作った、というウワサが事実であって欲しいなぁと私は思う。(笑)オススメ!
2016.09.12
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0526 ゴーストキャッチャー※オモテ面【スタッフ】・監督・製作・脚本・音楽 ヨハネス・ロバーツ・製 作 キャロライン・ハンコック・撮 影 ジョン・ラゲット・編 集 ピーター・ドブソン・V F X スティーヴン・バニスター ゲーリー・メラー【キャスト】・チャーリー……ドミニク・ピノン 「アメリ」「ロング・エンゲージメント」「エイリアン4」・キャロル………スーザン・パテルノ・バーロウ………ジェフ・フェイヒー 「バーチャル・ウォーズ」「ユニバーサル・トレジャー」※ウラ面【仕 様】・型 番 NSTD-0153S・製作年度 2004年・製 作 国 アメリカ・原 題 DARK HUNTERS・収 録 80分・サ イ ズ 4: 3 シネスコ・音 声 1.オリジナル (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・提 供 ニューセレクト株式会社・販 売 元 ニューセレクト株式会社 パンド株式会社・映像特典 予告編収録※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:最悪の夢を見せてあげよう・ウラ面 :デジタルVFX映像満載で描く ミステリアス・ゴーストホラー!! ある朝目覚めると男は幽霊になっていた 天国と地獄の境界線をさ迷う男の魂 それを狙う悪魔の狩人と 魂を護り天国に送ろうとする女 壮絶な善と悪の闘いの果てに 衝撃の結末が待ち受ける!!オモテ面は、墓場のイラスト。死神だろうか、ガイコツが手を伸ばして墓場を覆ってしまうとしている。その墓場には、幽霊が描かれている。きっと“魂”ってことなんだろうなぁ。墓石の上には、黒ネコ。ネコだけが魂を追うことが出来るって設定だった。まぁ、ストーリーや設定を盛り込んだイラストだから、或る意味、正しいと言える。(苦笑) でも、出来映えは古臭くてチープ。それもまた、本作品に相応しいと言えるかも知れない。(笑)ウラ面は、ぼんやりした仕上がりになっている。主要な登場人物の画像が使われているが、特に作品を象徴するような場面もなかったので、苦肉の策と言ったカンジ。やっぱり、こちらも古臭くてチープだなぁ。【感 想】「生と死の狭間にある世界は現実なのか?」ヘンな作品だった。(笑)――死んだ男が、現世を彷徨っている。死んだという自覚もない。そこに魂を狙う悪魔(?)が現れる。予定のない“死”が訪れた魂は、悪魔の闇市で高値で取り引きされるのだそうな。男は、魂だけなので周囲から見えない。助けも求められない。追って来る悪魔から逃げる途中、男は1人の女、キャロルと出会う。彼女は、幼い頃の臨死体験以来、彷徨える魂が見えるようになっていた。キャロルは、悪魔を退け、男を助けるために“殺す”決意をする。……というお話し。原題は “DARK HUNTERS”。このタイトルが示すように、キャロルがダークハンターとなるきっかけの事件が描かれる。彷徨える魂を“あらためて殺して”成仏させるのだ。まさかシリーズ化を目論んでいたわけではないだろうが、TVシリーズのパイロット版みたいだ。(笑)実際、イメージショットが多く、やたらスローモーションになる。だらだらした追っかけッコが、更にテンポが悪くなる。明らかに“水増し”している様子だ。普通に編集したら半分くらいになるのではなかろうか。ちょうど1時間ドラマの1本分くらいだ。(もしかしたらTV局が“お試し”で撮らせたパイロット版か?)彷徨える魂は、悪魔には見えず、「ネコだけがその存在に気づく」という設定なので、やたらとネコを映す。でも、ネコ君は、彷徨える魂を追っているというより“ただ散歩しているだけ”という風情。だから、ネコ君に場面に合った緊張感は見られなかった。(苦笑)勿論、アニマルトレーナーを雇うだけの予算はなかっただろうから、レンタルしたネコを野っぱらに放してカメラで撮ったように見える。ほとんど意味のない設定だったな。(笑)それに、全編を通して辻褄の合わない(マヌケな)シーンが多い。男は死んでいるわけで、他人からは見えない。なのに、人とぶつかる、車を運転する、銃で撃たれて血を流す……。変じゃない? 何よりも、彼が死んだ後、魂は天使(?)とともに宇宙へと旅立つが、肉体が残っている。それって、おかしくないか? 既に一度死んで肉体は埋葬されたはずだ。いくら他人から見えないとはいえ、あの“抜け殻”は、どうなるんだ?(気になる……)『LAST7/ラストセブン』も、生と死の狭間の世界が舞台だった。本作品では、現実の世界を魂がさまよう。演劇的には『LAST7』の方が面白かった。でも、映像的には本作品の方がいろいろ出来そうで可能性を感じる。問題は、作り手の創造力だろう。どちらの監督さんにも、それはなかったな。どちらも英国製ってところが興味深かったが、正直なところ、途轍もなく退屈な作品だった。今年、最も退屈な作品だったのではあるまいか。(嘆息)ヘタクソな演出、編集のしようのないヘタクソなカメラ、魅力のないキャスト、VFXもチープ、特撮も未熟……。どれひとつとっても、満足感を得られるものがなかった。オススメ致しません!
2016.09.11
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0525 LAST7/ラストセブン※オモテ面【スタッフ】・監 督 イムラーン・ナクヴィ・脚 本 ジョン・スタンリー・製作総指揮 タージ・アユーブ ブレンダン・A.パーカー・Special Thanks ダニー・ボイル 「28日後…」「スラムドッグ&ミリオネア」【キャスト】・テイマー・ハッサン(栗田 圭)・サイモン・フィリップス(長嶝高士)・デイジー・ヘッド(黒河奈美)・セバスチャン・ストリート(金子 修)※ウラ面【仕 様】・型 番 ATVD・製作年度 2010年・製 作 国 イギリス・原 題 THE LAST SEVEN・収 録 本編 84分・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ・音 声 1.英 語 (ドルビーステレオ) 2.日本語 (ドルビーステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 アット エンタテインメント株式会社・販 売 元 アット エンタテインメント株式会社・字幕翻訳 今泉恒子・吹替翻訳 中村紀美子・映像特典 予告編【ジャケット】・オモテ面:7時36分―― 人類消滅―― 残された7人・ウラ面 :謎の人類消滅――! 700万人が消えた街に、 たった7人が残された!! 衝撃のラストが待ち受ける、 近未来アクション・スリラー!!ビルの屋上からロンドンの街を眺める7人を俯瞰したイラストが、ジャケットのオモテ面に用いられている。早朝だろうか、街には靄がかかり、いい雰囲気だ。みんな背中を向けているところも、ミステリーっぽい。それに、タイトルの“7”の数字が透けているのも、何やら象徴的だ。意外と、よく考えられたイラストで、おとなし目ではあるけど、出来がいい。ウラ面も、おとなし目の出来映えで、使われた画像の周囲をなぞるようにSFっぽいフレームが使われている。本編の内容からすると、SFではないと思うのだが、これはミスリード(錯誤を誘う演出意図)だろうなぁ。本編はイマイチだったが、ジャケットの出来映えは、個人的には大変好みだった。(笑)【感 想】「生と死の狭間にある世界は誰のモノか?」まるで一幕劇のようで面白かったが、期待していたような終末映画でなかったのは、残念。まぁ、いつものことですけどね。(苦笑)――ロンドン。街中で目を覚ましたウィリアムは、人影のない街の様子に戸惑いつつ歩き始める。不思議なことに車も走っていない。静まり返っている。それに、何故、自分がここにいるのかも思い出せなかった。やがて、ウィリアムは、同じように記憶をなくした6人の男女と出会う。……というお話し。物語は、これで全て。(笑) 何かが起きたりしない。ゾンビが汚いカッコウで襲って来ることもない。エイリアンの巨大宇宙船が上空に現れることもなければ、黒づくめの武装集団に拉致されて拷問されるわけでもない。それでもって、チアリーダー姿のニンジャに助けられたりもしない。バスケットコート大の隕石が降って来ることもないし、タンクトップ姿のターミネーターの集団に追いかけ回されたりもしない。(苦笑)……この映画、何が楽しいんだ?(笑)極めて穏やかに物語は進行する。稚拙ではあるが、会話劇だからだろう。映像でみせるつもりは端からなさそうだ。そうなると、ミステリーの要素が強くならざるを得ない。ゴーストタウンがゴーストタウンであるには理由があるのだ。それが最大の謎のはずだが、たいていの方は早々に勘づいてしまったはずだ。――まぁ、たいしたミステリーじゃないってことだな。(笑)ご丁寧にもフラッシュバックで登場人物の関係や過去の出来事を紐解いて行く。しかし、挿入される映像が陳腐で面白味に欠ける。ここが重要なはずなのに……。フラッシュバックのきっかけをキチンと描いて欲しいし、シンボリックな映像の一つや二つ欲しかったところだ。「作りが甘いよ」と思う。(溜息)興味深いのは、黒いフードで目隠しをして血にまみれた男の存在。死神だろうか。彷徨える魂を回収に来たのか?監督さんがパキスタン人(たぶん……)であることを考えると、中東の死生観に興味が湧いてくる。(然も、英国で撮っている)言ってみれば、“三途の河原”で7人がウロウロしているだけなのだが、この世界、誰かの想念なのか? ならば、本作品は一人称で語られなければならない。もし、生と死の狭間が存在するならば、三人称のはずだ。どうもこの辺がハッキリしない。客観的に、魂がさまよう場所があるなら、他に人間(魂)がいないのは、おかしくないか? 無人であるはずがない。じゃあ、この世界は何だ?演劇的な手法として物語を構築するための設定ならば、何か抽象的なテーマがあるはず。それが見えて来なかった。個人的な見解だが、具体的に作り込まれた舞台は、抽象的なテーマを内包している。逆に、背景を省略し、衣装を簡略化した舞台ほど、テーマは具体的でドロドロしている。(私怨であったり恋愛感情であったり)本作品が中途半端なのは、脚本家や監督さんに、明確な演出方針と隙間のない物語世界を構築する知能がなかった、ということだろう。一人称で描こうとすると、当然、さまざまな制約が発生する。それをクリアしてクランクアップさせるには、並々ならぬ力量が必要だ。例えば、M.ナイト・シャマラン監督のように。残念ながら、本作品の監督さんには、その力はなかった。舞台で再現するにしても、もうひとひねり欲しいところだ。ザンネン!
2016.09.10
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0524 GRIMM/グリム SEASON 1 DISC 6 [バリューパック]※オモテ面【スタッフ】・製作総指揮 デヴィッド・グリーンウォルト ジム・カウフ ショーン・ヘイズ トッド・ミルナー・視覚効果/特殊メイク バーニー・バーマン【キャスト】・ニック・ブルクハルト… デヴィッド・ジュントーリ(花輪英司)・モンロー…サイラス・ウェイア・ミッチェル(松本 大)・ハンク・グリフィン… ラッセル・ホーンズビー(志村知幸)・ジュリエット・シルバートン… ビッツィー・トゥロック(長尾明希)・レナード警部………………サッシャ・ロイズ(木下浩之)・ウー巡査部長……………………レジー・リー(永田昌康)・アダリンド・シェイド……クレア・コフィー(志田有彩)・マリー・ケスラー…………ケイト・バートン(加藤悦子)※リーフレット【仕 様】・型 番 GNBF-5120( 6枚組)・製作年度 2012年・製 作 国 アメリカ・原 題 GRIMM・収 録 本編約 951分+特典約87分 DISC1:本編約129分 DISC2:本編約173分 DISC3:本編約173分 DISC4:本編約173分 DISC5:本編約173分 DISC6:本編約130分・サ イ ズ 16: 9 LB HDサイズ・音 声 1.英 語 (5.1ch サラウンド) 2.日本語 (5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 NBCユニバーサル・エンターテイメント・字幕翻訳 長澤達也/池村正志・吹替翻訳 小島さやか・映像特典 1.NG集 2.グリムの世界 3.メイキング・オブ・モンスター 4.オーディション映像 5.VFX映像の裏側 6.ハイライトシーン集 7.未公開シーン集 8.モンスターガイド※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :全米大ヒット! グリム一族とモンスターたちの 闘いを描くダークアクション。今回、第1シーズンは、[バリューパック]だった。けど、ジャケットにしても付録にしても、つまらなかった。第2シーズン以降は、レンタル落ちやブルーレイで購入してみよう。やはり、所有するからには、持っていて楽しいものがいい。いくらサイズが小さい、安いと言っても、これではコレクションしていても所有欲が満たされない。ま、ただマトメて観るって目的だったら、これで善いのかも知れないんだけどね。(笑)【感 想】「沖縄のランボルギーニ、パラオのロードスター」昨年、沖縄に行った時のこと。観光案内を頼んだタクシーの運転手さんに美味しい食堂に案内して貰った。場所は、ブセナテラスの程近く。量も多く、味も洗練されていた。名前は忘れてしまったが、ぼんやりと位置関係は把握しているので、探せばまた行けるだろう。昔からタクシーの運転手さんは、美味しい店を知っているので、折りにふれて案内をお願いすることにしている。なかには、マージン目当てのこともあり、油断は出来ないが、車内の会話でだいたい判断できる。この時、駐車場で一緒になった車が、ランボルギーニの“ムルシエラゴ”だった。実にシュールな光景だった。青い空に、ハイビスカスよりも真っ赤な車体は、現実のものとは、とても思えなかった。(笑)昔、ダイビングをしにパラオに行くことが多かった。年に数回の時期もあり、いわゆる“常連さん”だった。或る夜、メインストリートのスーパーでチェリーコークをガブ飲みしながらタバコを喫っていると、目の前を鮮やかなグリーンのロードスターが走り抜けた。この国では海風に錆びたワゴン車と軽自動車しか見たことがなかったので、ピカピカの車体と太いエキゾーストノートは鮮烈だった。ぽかんと見送っている私に、親しくしていたパラワンが教えてくれた。「パラオで唯一のスポーツカーだ」「誰が運転手してるんだ?」「大統領の娘ね」当時の大統領は日系人。親日家で、特に日本車がお気に入り。日本企業がパラオに車を持って来る時は、ほぼタックスフリーだったらしい。「娘、美人ね」彼は、私の煙草を自分の煙草と思っているフシがあり、一本抜き取ると愛用のライターで火をつけながら、そう言った。煙草は持ち歩かないが、愛用のライターは肌身はなさず持ち歩いている男だった。もう一度、彼に会いたい。(笑)■第20回(20) 幸せの余波 HAPPILY EVER AFTERMATH投資詐欺をはたらいていたエンディコットが自殺。甘い言葉に騙されて全財産を預けたアーサーは、破産寸前。何とかこの苦境を乗り切ろうと妻ルシンダの継母に援助を求める。しかし、キッパリと断られてしまう。その夜、彼女は殺される。遺体は眼球が破裂し、耳からも出血していた。然も、周囲のすべてのガラスが割れていた。……というお話し。「自業自得じゃないの?」と思った。(笑) 年利20%なんて甘言を信じるなんて。然も、信じて会社や個人の資産まで注ぎ込むなんて、頭が足りないとしか言いようがない。ドラマの内容よりも、そんなヤツがどんな惨事にみまわれようと感情移入は出来ないので、正直、つまらなかった。ムルシエラゴ=コウモリ族がアタフタするお話し。モチーフになった童話は、勿論『シンデレラ』。展開は序盤で読めてしまう。継母にイジメられる美しい娘、という2点だけで、そう連想してしまうほど強烈に刷り込まれている。■第21話(21) セルフコントロール BIGFEET“ビッグフット”ハンターの若者が森の中で何者かに襲われ、2人が惨殺される。遺体は引き裂かれ、周囲には人間のものとは思えない大きな足跡が残されていた。唯一生き残った女性が「ビッグフットに襲われた」と話したことから、町は大騒ぎになる。……というお話し。ヴィルダーマン=ビッグフット族は、いわゆるイエティらしい。劇中のモンローの説明によれば、自然愛好家のようだ。そんな心優しい男が、“治療”の失敗で、人間とヴェッセンの中間で固定されてしまう。元に戻れなくなる。本来の姿は魔物だが、生活する上で基準の姿は人間、――そこに彼らの悩みがあるらしい。面白い設定だ。ヴェッセンは普段から本能と理性との戦いに苦しんでいる、という説明が妙にリアルだった。モチーフとなったのは、『はりねずみのハンス』という童話。最後は「王子様とお姫様は結婚し、幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」の話しだが、本シリーズもそういう終わり方をして欲しいものである。(笑)■第22回(22) 黒服の女 WOMAN IN BLACKブリンカーホフが死に際に“ヴォーガ=変身”するのを見たハンクは、少しづつ精神のバランスを崩して行く。一方、ニックやモンローらの様子を盗み撮りしていた探偵が殺される。容疑者として上がった来た東洋人の顔を見て、ニックは動揺する。両親を殺した4人目の男に間違いなかった。“3枚のコイン”を巡る陰謀が再び動き始める。……というお話し。策略を一蹴されたアダリンドが復讐のため一計を案じ、ニックの恋人ジュリエットが昏睡状態に陥ってしまう。モチーフになったのは、勿論、童話『眠れる森の美女』。ジュリエットの件も含め、第2シーズンに繋がるエンディングになっている。童話をモチーフにした作品を観て来た。『赤ずきん』から始まり『白雪姫(スノーホワイト)』関係と、なかなか楽しかった。同じお話しでも、脚本や監督、製作者の違いで随分と趣きが異なるものだ。演じる役者によっても雰囲気がガラリと変わる。童話は、民間伝承が根っこにある。グリム童話は、侍女が貴族の娘に語ったお話しがベースになっている。それが出版の度に姿カタチ、内容を変化させて行った。だから、私たちが知っている童話は、民意によって最適化されたものである。本シリーズを軽んじていたわけではないか、TVドラマだからと、あまり期待していなかった。主演俳優は背が低くて手足が短い。大御所も出演していない。ところが、回を重ねるごとにだんだん面白くなっていった。最初はどうなるかと思ったが、大きな謎をはらませることで世界観を広げてみせたのは見事だった。オススメ!
2016.09.09
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0523 GRIMM/グリム SEASON 1 DISC 5 [バリューパック]※オモテ面【スタッフ】・製作総指揮 デヴィッド・グリーンウォルト ジム・カウフ ショーン・ヘイズ トッド・ミルナー・視覚効果/特殊メイク バーニー・バーマン【キャスト】・ニック・ブルクハルト… デヴィッド・ジュントーリ(花輪英司)・モンロー…サイラス・ウェイア・ミッチェル(松本 大)・ハンク・グリフィン… ラッセル・ホーンズビー(志村知幸)・ジュリエット・シルバートン… ビッツィー・トゥロック(長尾明希)・レナード警部………………サッシャ・ロイズ(木下浩之)・ウー巡査部長……………………レジー・リー(永田昌康)・アダリンド・シェイド……クレア・コフィー(志田有彩)・マリー・ケスラー…………ケイト・バートン(加藤悦子)※リーフレット【仕 様】・型 番 GNBF-5120( 6枚組)・製作年度 2012年・製 作 国 アメリカ・原 題 GRIMM・収 録 本編約 951分+特典約87分 DISC1:本編約129分 DISC2:本編約173分 DISC3:本編約173分 DISC4:本編約173分 DISC5:本編約173分 DISC6:本編約130分・サ イ ズ 16: 9 LB HDサイズ・音 声 1.英 語 (5.1ch サラウンド) 2.日本語 (5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 NBCユニバーサル・エンターテイメント・字幕翻訳 長澤達也/池村正志・吹替翻訳 小島さやか・映像特典 1.NG集 2.グリムの世界 3.メイキング・オブ・モンスター 4.オーディション映像 5.VFX映像の裏側 6.ハイライトシーン集 7.未公開シーン集 8.モンスターガイド※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :全米大ヒット! グリム一族とモンスターたちの 闘いを描くダークアクション。[バリューパック]だけかも知れないが、各ディスクには、未公開シーン集が収録されている。そして、DISC 6に映像特典が収録されている。ディスク1枚の収録時間と、本編の合計時間、映像特典の時間を考えて、6枚のディスクにキレイにおさめている。さすがだなぁと感心してしまった。(笑)安価に販売するための涙ぐましい努力の成果と言えなくもないが、こうした作業にはセンスが必要だし、未公開シーンが対応する各話のディスクにおさめられているのは、視聴者としては有りがたい。【感 想】「童話と民話」日本には民話や昔話し、説話、怪談ってのがある。いずれも、民間伝承。歴史のそこここで物語集が編纂されているが、口伝が中心だった。有名なところは学生時代に目を通したつもりだが、数十年の間にスッカリ風化し、今ではタイトルすら思い浮かべることが出来ない。(悲)昔話しと童話は、どうも趣きが異なる。洋の東西で違うのは解るが、それ以上に社会の成り立ちに由来しているように思える。狩猟民族と農耕民族というか……。昔話しは、社会の底辺で生きる人たちの物語だ。階層の上位で生きる人たちが主人公の場合は、文学として文字で残ったからかも知れない。文字で残す術のなかった階層の人たちの寝物語が、民話や昔話しとして残った。童話は、時として王様や王子や姫や騎士が登場する。農耕や牧畜を営む人たちが、それを伝えて来たことが興味深い。敬いの中にも、いつかはお姫さまになる日を、王子さまになる日を夢見ていたように思える。忠誠心は絶対ではなく、自らの利益に反しない範囲での行動律でしかない。本シリーズが向かう先が、王家の抗争や民族的な対立にあることは、もともとが童話であることからも明らかだ。日本の昔話しが調和を求めていることとは、正反対。興味深い。(笑)■第16回(16) 金の卵 THE THING WITH FEATHERSニックとジュリエットは休暇を過ごすために田舎町にやって来る。ところが、ニックは道を尋ねた男がヴェッセンであることに気付く。然も、2人が借りたコテージは、その男の家の隣りだった。どうも、その家ではDVが行われている気配があり、ジュリエットはニックに通報するように懇願する。……というお話し。クラウストライヒ=ネコ族の男が、ゼルテンフォーゲル=鳥族の女を囲っている。この鳥族は一生に一度、“金の卵”を生み出す。男の目的は、この金の卵だった。童話色の強い一編。グリム童話に似た話があるのではないかと思ったが、どうやらモチーフになったのはハンス・アンデルセンの童話らしい。そろそろ色んな童話集に目を通さなければ。(笑)■第17話(17) 恋の病 LOVE SICK ガード下で2つの遺体が見つかる。被害者は2人とも銃を持っていたことから互いに撃ち合ったものと思われた。しかし、捜査が進むにつれ、2人とも同じ便の飛行機で入国していたことが判り、第3の人物の存在が浮かび上がって来る。……というお話し。レナード警部が一族からの使者を殺してしまう事件が契機となって、ヘクセンビースト=魔女のアダリンドに“ハンス誘惑計画”のGOサインが出る。何故、ニックをターゲットにしないのだろうと不思議に思っていたが、こういうコトだったのね、と納得してしまった。(笑)モチーフになったのは、『キャベツろば』。てっきり『スノーホワイト』かと思った。■第18回(18) レジスタンス CAT AND MOUSEレジスタンスのイアンが、王家フェラートの追撃を受けながらもポートランドにやって来る。海外に逃亡するため、パスポートを調達しに来たのだ。しかし、フェラートの放った“執行人”ヴァルツに撃たれてしまう。傷を負った彼が逃げ込んだのは、ロザリーのいるスパイス店だった。……というお話し。フントイェガー=犬族が王家の雇われ人である点が面白い。犬は忠誠心を象徴する動物だが、ここでは執拗さ、冷酷さを表現するため狩猟犬を選んでいる。愛玩犬とは違い、野生の本能を色濃く残す種だ。日本では馴染みがないが、キジを追う姿は、狼を彷彿させる。モチーフとなったのは、『鉄のハンス』だそうだ。こちらも知らないお話しだが、童話によくある英雄談の基本的要素を持っているようだ。■第19話(19) 目撃者 LEAVE IT TO BEAVERS橋の建設現場で“アイスビーバー”のロバートが、“ヘスリッヒ”のサルに殺される。その一部始終を見ていたアーノルドは、すぐさま警察に通報するが、サルに見つかってしまう。何とか、その場を逃げ切ったアーノルドだったが、怖くて名乗り出られなくなってしまう。……というお話し。アイスビーバー=ビーバー族は、職人や作業員が多いらしい。温和で黙々と仕事をするタイプ。そのため、ヘスリッヒ=トロール族に支配されて来た歴史を持つ。本エピソードでは、立ち上がる契機をニックから貰う。ステキなオチがいい。個人的にシリーズ中一番好きなお話しである。モチーフになったのは、ノルウェーの民話らしい。『処刑山/デッドスノウ』がノルウェーの作品だったことを思い出し、この国に興味がわいて来た。昔のこと、ジョー・ダンテ監督作品『ハウリング』が話題を集めた。狼男への変身シーンだ。長い体毛が生え、爪が鋭く伸び、鼻梁が隆起して突出し、人間が次第に狼男になって行く様子を克明に描写したシーンは、衝撃的だった。その後の映画界に絶大な影響を与えた。あれ以降、変身シーンが見せ場になった。多くの作品が、『ハウリング』に挑戦して来たが、いまだに越えられずにいる。アナログの技術の粋をこらして描き上げたのは、ロブ・ボッティン。リック・ベイカーに師事して学んだ方だ。特殊メイクの世界では稀代の“凝り性”で、それは『遊星からの物体X』を観ても解る。アーティストと言うより頑固な職人を思わせる。本作品では、登場人物の顔が魔物になったり人間に戻ったりする。(逆かな?) 主に顔で表現されている。全身が変化する様は、滅多に描かれない。だから、最初は「子供だましだなぁ」と思っていたが、シーズンも後半になると、この辺りの描写も手慣れて来て違和感がなくなった。演じる役者さんも放送を観て、どう変化するのかイメージが浸透したってことだろう。これまで「CGだから簡単だよなぁ」とか「ソフトウェアが良くなったからだな」とか、軽く考えていたが、総合芸術としてとらえた場合、本作品の表現には、まだまだ可能性がある。もっと良くなる可能性がある。『ハウリング』の変身シーンは素晴らしいと今でも思う。匠のワザだ。けれど、これを高いレベルで広げて行くことは困難だ。(粗悪な模倣品はいくらでも生まれるが……)本シリーズを観ていて、CGのメリットをあらためて認識した次第。オススメ!
2016.09.08
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0522 GRIMM/グリム SEASON 1 DISC 4 [バリューパック]※オモテ面【スタッフ】・製作総指揮 デヴィッド・グリーンウォルト ジム・カウフ ショーン・ヘイズ トッド・ミルナー・視覚効果/特殊メイク バーニー・バーマン【キャスト】・ニック・ブルクハルト… デヴィッド・ジュントーリ(花輪英司)・モンロー…サイラス・ウェイア・ミッチェル(松本 大)・ハンク・グリフィン… ラッセル・ホーンズビー(志村知幸)・ジュリエット・シルバートン… ビッツィー・トゥロック(長尾明希)・レナード警部………………サッシャ・ロイズ(木下浩之)・ウー巡査部長……………………レジー・リー(永田昌康)・アダリンド・シェイド……クレア・コフィー(志田有彩)・マリー・ケスラー…………ケイト・バートン(加藤悦子)※ウラ面【仕 様】・型 番 GNBF-5120( 6枚組)・製作年度 2012年・製 作 国 アメリカ・原 題 GRIMM・収 録 本編約 951分+特典約87分 DISC1:本編約129分 DISC2:本編約173分 DISC3:本編約173分 DISC4:本編約173分 DISC5:本編約173分 DISC6:本編約130分・サ イ ズ 16: 9 LB HDサイズ・音 声 1.英 語 (5.1ch サラウンド) 2.日本語 (5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 NBCユニバーサル・エンターテイメント・字幕翻訳 長澤達也/池村正志・吹替翻訳 小島さやか・映像特典 1.NG集 2.グリムの世界 3.メイキング・オブ・モンスター 4.オーディション映像 5.VFX映像の裏側 6.ハイライトシーン集 7.未公開シーン集 8.モンスターガイド※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :全米大ヒット! グリム一族とモンスターたちの 闘いを描くダークアクション。ジャケットのウラ面は、ほぼ文字で埋め尽くされている。スタッフとキャストのリスト、各ディスクに収録されているエピソードのタイトル、そして映像特典の内容。ブックレットなどの資料が添付されない以上、こうならざるを得ない。でも、せめて主要登場人物の顔写真くらい掲載して欲しかった。【感 想】「グリムと警官の両立」ヴェッセン=魔物の犯罪率が高いように感じているのは、私だけだろうか? まぁ、ドラマなのでグリムが狩る相手は、悪い魔物でないと成り立たない。けれど、善い魔物もいるわけで、その魔物たちの社会における役割りは、一体どうなっているのだろう?■第12回(12) 闘技場 LAST GRIMM STANDING森の中の別荘に暮らす老夫婦が何者かに殺される。現場を訪れたニックは、家の外で蹄の痕を見つける。何かを引き摺って行ったようだ。現場に残された指紋から犯人は、保護観察中の男だと判る。……というお話し。ローウェン=ライオン族の男が、闘技場のファイターとして登場する。ヴェッセンの世界では古代から続くゲームだ、という説明があったが、彼らの獣性を端的に表現したエピソードだった。モチーフになったのは、バーナード・ショーの『アンドロクレスと獅子』。モンローがローウェンの手に刺さったトゲを抜くシーンが、原作へのオマージュになっている。■第13話(13) 3枚のコイン THREE COINS IN A FUCHSBAU宝石店が強盗団に襲われる。彼らは、金庫を壊し、中に隠れていた店主を殺して貴重なコインを片端から奪って行った。しかし、アジトに戻ったはいいものの、目的のコインが見当たらない。強盗団のボスは現場に戻るが、既に警察が来ていた。歯軋りをして悔しがる彼の姿を見たニックは、彼がヴェッセンであることを知る。……というお話し。シャカール=ジャッカル族の強盗犯を見て、ニックはヴェッセンによる犯行であることに気づく。彼らは、伝説の3枚のコインを盗むつもりだったが、失敗する。ここにスタインアドラー=鷲族のヴェッセンのコルトが絡む。マリー叔母さんの婚約者だったらしいが、真偽のほどは不明。モチーフになったのは“どろぼうの名人”。これは知ってる。“竹取物語”と同じ構成だと思った記憶がある。■第14回(14) 尊厳ある死 PLUMED SERPENT廃墟に金属を盗みに入った二人組が何者かに殺される。検視の結果、2人とも焼き殺されたことが判る。しかし、どうやったのかは判らない。容疑者として元軍人の男が浮かび上がる。彼の行方は判らなかったが、その娘にニックは翻弄される。……というお話し。デーモンフュア=ドラゴン族が登場する。娘も勿論、ヴェッセンだが、こちらになら焼き殺されたい。ちょっと好み。(笑)モチーフになったのは“二人兄弟”という童話。ワケの分からない話しだったと思う。(笑) いろいろあるが、最後はお姫様を救うために兄弟で協力する、という内容だった。■第15話(15) 夢の島 ISLAND OF DREAMSスパイス店に強盗が入り、店主が殺される。以前、ストリートチルドレンが被害者となった臓器売買の事件でニックたちが捜査に訪れた店だ。犯人は金目のものには手をつけておらず、店の商品が目的だったらしい。殺された店主の口からは犯人のものと思われる肉片が見つかる。DNA検査で身許の調査が行われる。……というお話し。スカレンゲッグ=トカゲ族が、店主を殺してヴェッセン用のドラッグ“J”を強奪するのがメイン・ストーリー。謎解きはなく、グリムの世界を紹介する1話となっている。その一方で、アダリンドが媚薬入りのクッキーをハンクに贈り、ニックが譲り受けた“鍵”を巡る陰謀が動き出す。モチーフになったのは、グリム童話の一編『キャベツろば』。タイトルは知らなかったが、おおまかなお話しは知ってる。たぶん多くの方が知っているんじゃないかなぁ。アイスビーバーの1人がニックと出会い、怯え、遠くから観察し、少しずつグリムに近づいて行くエピソードが数話に渡って盛り込まれている。やがて、彼らの社会がハッキリして来るのだが、それぞれの種族の力関係は明確なようなので、どう作用しているのか興味深い。グリムの役割わりとともに王族のポジションも含めて、いつか明らかになる日が待ち遠しい。『スーパーナチュラル』のようにグズグズにならないように祈っている。(それはそれで愛おしい)オススメ!
2016.09.07
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0521 GRIMM/グリム SEASON 1 DISC 3 [バリューパック]※オモテ面【スタッフ】・製作総指揮 デヴィッド・グリーンウォルト ジム・カウフ ショーン・ヘイズ トッド・ミルナー・視覚効果/特殊メイク バーニー・バーマン【キャスト】・ニック・ブルクハルト… デヴィッド・ジュントーリ(花輪英司)・モンロー…サイラス・ウェイア・ミッチェル(松本 大)・ハンク・グリフィン… ラッセル・ホーンズビー(志村知幸)・ジュリエット・シルバートン… ビッツィー・トゥロック(長尾明希)・レナード警部………………サッシャ・ロイズ(木下浩之)・ウー巡査部長……………………レジー・リー(永田昌康)・アダリンド・シェイド……クレア・コフィー(志田有彩)・マリー・ケスラー…………ケイト・バートン(加藤悦子)※リーフレット【仕 様】・型 番 GNBF-5120( 6枚組)・製作年度 2012年・製 作 国 アメリカ・原 題 GRIMM・収 録 本編約 951分+特典約87分 DISC1:本編約129分 DISC2:本編約173分 DISC3:本編約173分 DISC4:本編約173分 DISC5:本編約173分 DISC6:本編約130分・サ イ ズ 16: 9 LB HDサイズ・音 声 1.英 語 (5.1ch サラウンド) 2.日本語 (5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 NBCユニバーサル・エンターテイメント・字幕翻訳 長澤達也/池村正志・吹替翻訳 小島さやか・映像特典 1.NG集 2.グリムの世界 3.メイキング・オブ・モンスター 4.オーディション映像 5.VFX映像の裏側 6.ハイライトシーン集 7.未公開シーン集 8.モンスターガイド※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :全米大ヒット! グリム一族とモンスターたちの 闘いを描くダークアクション。ディスクは全てピクチャディスク仕様になっている。但し、ジャケットのイラストと、事故現場で検証しているニックらのイラストの2パターンしかない。それは、ちょっと残念。(笑)ディスクは6枚しかないのだから、全部違うイラストの方が良かったなぁ。今回は、リーフレットの裏面を掲載してみた。DVD-ROMコンテンツ、CD-ROMコンテンツの注意書きが記載されている。あらためて読んでみると、なかなか面白い。特に意識していなかったが、基本的なことが書かれており、完璧だ。ほとんどの製品に同じようなリーフレットが封入されていることを考えると、法的に義務づけられているのかも知れない。ちょっと興味深い。手の空いた時に調べてみよう。(笑)【感 想】「スタッフ」本シリーズの製作は、デビッド・グリーンウォルト。元は映画監督さん。けれど、大した実績を残せずに90年代にTV界に転向。『パフィー/恋する十字架』、そのスピンオフ作品の『エンジェル』、そして『ユリイカ』等でプロデューサやディレクタをつとめた。本シリーズはNBCの看板になりつつあるようだし、 100話を超えればヒット作の仲間入り。彼も重役待遇だ。壮大な物語世界を用意しているようだから、今後どうコントロールして行くか、楽しみである。本シリーズに欠かせないのは、特殊メイクだろう。ベッセンへの変化はコンピュータ処理だとしても、役者さんへのメイクは欠かせない。クレジットから察すると、バーニー・バーマンが携わっているようだ。『スタートレック』シリーズや『ザ・リング』シリーズ等の有名作品から低予算の作品まで、賑やかなフィルモグラフィを持っている。(笑)■第08回(08) 復讐のゲーム GAME OGRE連続殺人事件を追っていたニックとハンクは、現場に残されていた懐中時計にこめられたメッセージを読み解き、犯人がオレグ・スタークであると確信する。彼は数年前、一家を惨殺した罪で 300年の刑を言い渡されていた。その時、逮捕したのが、ハンクだった。……というお話し。ジークバースター=鬼族が登場する。普通の弾丸じゃ通じないなんて『ハルク』みたいだ。モチーフになっているのは、“ジャックと豆の木”。■第09話(09) 父親の影 OF MOUSE AND MANレナード・ドレイクの遺体が発見される。同棲相手のナタリーは家庭内暴力に苦しんでいた。殺される前夜もナタリーはドレイクに暴力をふるわれていたが、仲裁してくれたのは、同じアパートの2人の男だった。1人は小さなリサイクル・ショップの店員、もう1人はやり手の弁護士だった。……というお話し。マウズハーツ=ハツカネズミ族のマーティが、同じ環境のナタリーに惚れて一念発起する。しかし、そこに立ちはだかったのが、ラオジンシュランガ=ヘビ族だった。ヘビに睨まれたネズミという図式が、本編のメインストーリーである。ちなみに、私は“ヘビ vs.マングース”という見世物はキライだ。(笑)モチーフとなっているのは、ジョン・スタインベックの小説“二十日鼠と人間”らしい。すべてのエピソードがグリム童話から取られているわけではないと知って、ちょっと残念に思った。――まぁ、童話集には 100話くらいしか収録されていないはずだから、その後はどうするんだろう、と疑問に思っていたので、ちょっと納得。(笑)■第10回(10) 臓器ビジネス ORGAN GRINDER少年の遺体が川で発見される。上流にある滝から落下したらしい。検視の結果、遺体の首には刺したような穴が2つ見つかり、大量の血液が抜かれていることが判る。その頃、街ではストリート・チルドレンが姿を消す事件が頻発していた。……というお話し。ガイアー=ハゲタカ族の起こした臓器売買事件のエピソードなので、ちょっとだけグロい描写がある。これにフクスバウ=キツネ族の薬屋が絡む。裏で仕入れた人間の臓器を売買していた、という設定。このフクスバウの妹が中盤から登場し、モンローとの恋愛関係をにおわせる。ところで、狼族とキツネ族が結婚すると、生まれた子供はどうなるのだろ? オオカミキツネか? 種族がドンドン増えるな。それとも、ベッセンとして生まれるとは限らないのだろうか? ちょっと気になる。(笑)モチーフになったのは、“ヘンゼルとグレーテル”。パン屑を落として歩く、というディテールが、本作品に転用されている。■第11話(11) 悲しき性 TARANTELLA画廊のオープニング・イベントに出席した男が、そこで見つけた女性をナンパする。彼は、絵に興味はなく美術の知識もなかった。彼の興味は、美しい女性客だけだった。しかし、その夜、ナンパした女性にも秘密があった。彼女は、男にレイプされそうになるが、これを簡単にはねのけると、逆に男を襲い始めた。……というお話し。スピナトッド=クモ族の女は、肉体の若さを保つために五年毎に男を襲って喰らう。口から酸を流し込んで、溶けた体液を吸うのだ。(うげっ!) ヌタヌタグチョグチョの内臓飛び出し系スプラッタ・ホラーは大好きだが、意外とこういうのは苦手だ。それ故、哀しいお話しなのに、ひいてしまった。モチーフとなっているのは、小泉八雲の怪談『化け蜘蛛』とのこと。八雲の怪談集は全て読んだつもりだったが、覚えていない。若い頃に読書三昧の日々を送っても、根っからのバカだと身にならないってコトだろうなぁ。やっぱり、歳をとっても本を読まなければいけないと思った次第。シーズンも中盤まで来ると、この物語世界に一つや二つ、疑問が湧いてくる。これだけヴェッセン=魔物が出て来ると、街の住人のほとんどが魔物ではないか、と思ってしまう。人間の方が少ないんじゃないか、と――。それはそれで面白いような気もする。(笑)ニックは、ヴェッセンではないが、彼らの本当の姿を見ることが出来る。ヴェッセンもグリムを見分ける能力があるようだ。では、ヴェッセンの目にグリムはどのように見えているのだろうか? やはり別の姿カタチがあるのだろうか? それは、ケモノのような姿か? 猛禽類か? それとも仮面ライダーのように昆虫系とか……。意表をついて宇宙人グレイみたいだったら、ちょっと笑える。(笑)ニックとモンローが出会った時、モンローはニックの状態を「覚醒したばかり」と表していた。この先、ニックがグリムとして成長していくと、別な姿にメタモルフォーゼするのだろうか。興味が尽きない。オススメ!
2016.09.06
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0520 GRIMM/グリム SEASON 1 DISC 2 [バリューパック]※オモテ面【スタッフ】・製作総指揮 デヴィッド・グリーンウォルト ジム・カウフ ショーン・ヘイズ トッド・ミルナー・視覚効果/特殊メイク バーニー・バーマン【キャスト】・ニック・ブルクハルト… デヴィッド・ジュントーリ(花輪英司)・モンロー…サイラス・ウェイア・ミッチェル(松本 大)・ハンク・グリフィン… ラッセル・ホーンズビー(志村知幸)・ジュリエット・シルバートン… ビッツィー・トゥロック(長尾明希)・レナード警部………………サッシャ・ロイズ(木下浩之)・ウー巡査部長……………………レジー・リー(永田昌康)・アダリンド・シェイド……クレア・コフィー(志田有彩)・マリー・ケスラー…………ケイト・バートン(加藤悦子)※リーフレット【仕 様】・型 番 GNBF-5120( 6枚組)・製作年度 2012年・製 作 国 アメリカ・原 題 GRIMM・収 録 本編約 951分+特典約87分 DISC1:本編約129分 DISC2:本編約173分 DISC3:本編約173分 DISC4:本編約173分 DISC5:本編約173分 DISC6:本編約130分・サ イ ズ 16: 9 LB HDサイズ・音 声 1.英 語 (5.1ch サラウンド) 2.日本語 (5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 NBCユニバーサル・エンターテイメント・字幕翻訳 長澤達也/池村正志・吹替翻訳 小島さやか・映像特典 1.NG集 2.グリムの世界 3.メイキング・オブ・モンスター 4.オーディション映像 5.VFX映像の裏側 6.ハイライトシーン集 7.未公開シーン集 8.モンスターガイド※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :全米大ヒット! グリム一族とモンスターたちの 闘いを描くダークアクション。バリューパックは、DVDが2枚入ったスリムケースを囲むようにアウターケースに入っている。チャプターリストもブックレットも付いていない。“再生上の注意事項”が記載されたリーフレットが1枚だけ。オモテ面は、主人公の“表”の相棒と“裏”の相棒が描かれている。警察官としての相棒とグリムとしての相棒だ。何気なくイラストだが、3人の視線が別々な方向を向いているとか、なかなか芸が細かい。(“表”と“裏”の相棒が手を組むことはないことを物語っている)【感 想】「キャスト」主人公ニック・ブルクハルト(グリム)を演じるのは、デビッド・ジュントーリ。背が低くて肩幅の狭いところが気になる。珍しいタイプだ。これまで、映画やドラマのゲスト出演はあるのだろうが、見た記憶はない。本シリーズの主演は大抜擢だったに違いない。それでも、キチンとシリーズの主演を勤められるくらいには訓練を積んでいるところに層の厚さを感じずにはいられない。“裏”の相棒を演じるのは、サイラス・ウェイア・ミッチェル。『24』や『名探偵モンク』等に出演しているのを見たことがある。同じようにヒゲをたくわえていた。これは、彼のトレードマークなのだろう。コミカルな良い雰囲気を本作品に与えている。彼なくして、本作品の成功はあり得なかっただろう。刑事としての相棒ハンク・グリフィンを演じるのは、ラッセル・ホーンズビー。これといった出演作品を思い出せない。ニックの同棲相手ジュリエット・シルバートンを演じるのは、ビッツィ・トゥロック。この娘も出演作品を思い出せない。物語世界を構築するためには、あまり知名度の高くない役者を起用する気持ちは判る。出演料も安いし、プロデューサや監督の言うことを聞くしね。(笑)■第04回(04) 誘惑 LONELYHEARTS橋の上で女性が車にハネられて死亡する。運転手の話しによれば、事故直後は女性は生きていたと言う。ところが、目撃者らしい男に救急車を呼ぶように指示され、電話を架けている内に女性は死亡したらしい。目撃者も姿を消していた。検視の結果、彼女の死因は窒息死と判明。ニックたちは殺人事件として捜査を開始する。……というお話し。ツィーゲフォルク=ヤギ男の登場。フェロモンのようなもので女性を誑かす。どんな女性も彼に触れられればイチコロ。ハリウッドスターは、どうやらこの種族らしい。主人公ニックの相棒モンローは、「大勢の女性をはべらせたいだけ」で無害(?)と認識している。ところが、本作品のヤギ男は、女性を拉致してガスを使って監禁している。何故、ガスを使うのか、監禁してどうしようとしているのか不明。過去の事件について言及する場面があり、そこから推測すると繁殖が目的らしい。最終的に女性たちは解放されている。ニックに差し向けられた“死神”を、何故だかニックの上司が撃退する。高い地位にあるようだが、マリー叔母さんを殺そうと裏で糸をひいていたのも彼だから、ちょっと「???」な気分。モチーフは『青ひげ』とのこと。グリム童話集に、エログロのホラーが収録されているなんて知らなかった。だから、“本当は怖いグリム童話”ってコトなんだろうなぁ。(笑)■第05話(05) 死の舞踏 DANCE MACABRE音楽院の教師の遺体が見つかる。遺体は、駐車場の車の中でネズミに喰われていたが、死因は心臓発作だった。付近の茂みからネズミ駆除業者のゲージが見つかる。その業者の息子が、ケンカで音楽院を停学になっていることが判り、犯行を疑われるが、彼にはアリバイがあった。……というお話し。本ディスクでは、ヘクセンビースト(魔女)の弁護士アダリンド・シェイドが、ニックの相棒であるハンクにアプローチする様子が描かれる。それが、今後の展開の伏線になっているので、見逃せない。本エピソードに登場するライニゲン=ネズミ族は、ベッセン(魔物)の世界では底辺に位置するらしい。どうやら明確な階層社会が築かれているようだ。インドのカースト制度みたいだ。モチーフになったのは、“ハーメルンの笛吹き男”である。童話でもネズミを駆除する男だったが、約束を守らない町民に怒り、子供ばかり 200名を拉致して殺してしまったとか諸説ある。実際に起きた事件をベースにしていると本で読んだが、オリジナルはかなりホラー・テイストなようだ。童話として売り出したのは、出版社の意向が強く働いていたからだ、と最近は思っている。■第06回(06) 宿怨 THE THREE BAD WOLVES狼族のハップの家が何者かに爆破される。たまたま家の外にいたハップは助かったが、1ヶ月前、彼の兄が爆死していたことから、警察は彼の保護を決める。しかし、彼が身を寄せたのが、親友モンローの家であったことから事件は思わぬ方向に展開して行く。……というお話し。バウアーシュバイン=ブタ族が虐げられることに我慢出来なくなって、狼族に復讐する話しである。階層社会において、下克上は、かなりの決心と努力が必要だ。何だか、その部分で説得力に欠けるような気がした。モチーフは“3匹の子ブタ”だろう。子ブタが藁で家を作ったり、木で家を作ったり、レンガで家を作ったりする、アレだ。本作品では逆の展開になっている。■第07話(07) 森の中の少女 LET YOUR HAIR DOWNハイキング中のカップルが、森の中で大麻を栽培していた悪人たちと遭遇。危うく殺されそうになるが、何者かが現れ、彼らは命拾いをする。そいつは、悪人の1人を殺して森の中に消えてしまった。現場検証に来たニックは、森で獣人のような女の子を見かける。それは明らかにブルットバットだった。……というお話し。狼に育てられた少女の話しは、私が子供の頃からあった。事実かどうかは兎も角、成長の遅い人間の赤ん坊をどうやって育てたのだろうと疑問だった。今も疑問に思っている。ブルットバット=狼族の子供が森の中で1人で暮らして来た、という話しの方が納得できる。(架空のお話しだが……)モチーフになっているのは、“ラプンツェル”。近年、アニメにもなった。主人公ニックの上司レナード警部を演じるのは、サッシャ・ロイズ。TVドラマ『キャッスル』にゲスト出演していた。中東系の顔立ちだが、経歴はよく知らない。いい役者さんだし、スター性もある。国籍や人種を越えて頑張って欲しいと思う。ニックらと捜査に当たるウー巡査部長には、レジー・リー。中国系のようだが、こちらも経歴は知らない。いい味を出していて、シーズン中盤で災難に遭う。何故だか、『三丁目の夕日』で賞味期限切れのシュークリームを食べてしまうエピソードを思い出した。(笑)ヘクセンビーストの弁護士アダリンド・シェイドを演じるのは、クレア・コフィー。TVドラマ『CSI:MIAMI』等にゲスト出演していた。私には、どうしても美人に見えない。痩せっぽちは、それだけで魅力半減だと思うのだが……。(笑)シーズンの中盤から登場するロザリー役を、ブリー・ターナーが演じている。モンローとのロマンスが期待されるが、さて……。この方も、分かり易いお芝居をしてくれるので、好感度が高い。いい演技をされても、難しくて観客に伝わらないのでは意味がないと常々思っているので、こういう方はつい応援したくなる。(笑)オススメ!
2016.09.05
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0519 GRIMM/グリム SEASON 1 DISC 1 [バリューパック]※オモテ面【スタッフ】・製作総指揮 デヴィッド・グリーンウォルト ジム・カウフ ショーン・ヘイズ トッド・ミルナー・視覚効果/特殊メイク バーニー・バーマン【キャスト】・ニック・ブルクハルト… デヴィッド・ジュントーリ(花輪英司)・モンロー…サイラス・ウェイア・ミッチェル(松本 大)・ハンク・グリフィン… ラッセル・ホーンズビー(志村知幸)・ジュリエット・シルバートン… ビッツィー・トゥロック(長尾明希)・レナード警部………………サッシャ・ロイズ(木下浩之)・ウー巡査部長……………………レジー・リー(永田昌康)・アダリンド・シェイド……クレア・コフィー(志田有彩)・マリー・ケスラー…………ケイト・バートン(加藤悦子)※ウラ面【仕 様】・型 番 GNBF-5120( 6枚組)・製作年度 2012年・製 作 国 アメリカ・原 題 GRIMM・収 録 本編約 951分+特典約87分 DISC1:本編約129分 DISC2:本編約173分 DISC3:本編約173分 DISC4:本編約173分 DISC5:本編約173分 DISC6:本編約130分・サ イ ズ 16: 9 LB HDサイズ・音 声 1.英 語 (5.1ch サラウンド) 2.日本語 (5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 NBCユニバーサル・エンターテイメント・字幕翻訳 長澤達也/池村正志・吹替翻訳 小島さやか・映像特典 1.NG集 2.グリムの世界 3.メイキング・オブ・モンスター 4.オーディション映像 5.VFX映像の裏側 6.ハイライトシーン集 7.未公開シーン集 8.モンスターガイド※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :全米大ヒット! グリム一族とモンスターたちの 闘いを描くダークアクション。DVD-BOXではなく、バリューパックで購入。サイズと価格を抑えることに力が注がれている。そのため、1枚のディスクに 3~ 4話、その上、映像特典も収録されている。ブルーレイのように 6話も収録されていると、見終えるのに時間がかかる。まぁ、 4話くらいなら丁度いい感じだ。でも、ギチギチだな。(笑)サイズは、ブルーレイよりも小さいので、ジャケットを楽しめるようなスペースは、ない。こんなんでは、コレクションする楽しみがないと思う。せめて、ガイドブックくらい付けて欲しかった。【感 想】「グリム童話の真実」ケーブルTVで第1シーズンがオンエアされているのを毎週観ていた。シーズン序盤は世界観の確立に手間取って、どこか手探りをしている様子だったが、中盤から拍車がかかり、終盤は密度が濃くて面白かった。最終話の放映が終わった次の瞬間、“2014年、第2シーズン放送決定!”のキャッチが……。あの頃、『テラノヴァ』も『THE RIVER/呪いの川』も第1シーズンで打ち切りだったので、継続するドラマと出会えて嬉しかった。(笑)“グリム童話は実は戦いの記録だった”という番宣のコピーが伝える通り、アクション・ホラー系のTVドラマである。さまざまなモンスターが登場するが、普段は人間として生活している、というアイデアが面白い。■第01話(01) グリムの末裔 PILOTポートランド市警のニックは、或る日、女性の顔がバケモノに変わるのを見る。その夜、育ての親である叔母のマリーが突然訪ねて来る。そして、自分たちがグリム一族の末裔であることを伝える。バケモノの正体を見分ける力を持っているが故に、悪いバケモノを狩る宿命なのだと話す。その言葉を証明するように、ニックたちは2人組みのバケモノに襲われる。……というお話し。主人公ニックがグリムとして覚醒するストーリーと並行して、少女の拉致事件が描かれる。いずれの被害者もピンク色の衣類を身につけていたことから、モチーフは“赤ずきん”ってコトだろう。ピンクってところが現代風だな。(笑)ニックの“裏の相棒”となるモンローと知り合う重要な1話でもある。■第02話(02) 通過儀礼 BEARS WILL BE BEARS入院した叔母マリーの病室で見知らぬ女に襲われたニックの体から、少量の毒が検出された。状況から叔母を狙ったものと判断され、殺人未遂事件として捜査が始まる。しかし、監視カメラに女性の姿は映っていたものの顔は識別出来ず、捜査は難航する。そんな折り、若い女性が署に助けを求めて飛び込んで来る。……というお話し。マリー叔母さんに再び刺客が送り込まれる一方で、クマ族の“成人の儀式”が行われる。バンジージャンプよりも他人を巻き添えにする分、確かに罪深いな。(笑)こちらは、“三匹のくま”という童話がモチーフらしい。私は知らないが……。ライオンが販売している“ 3匹のこぐま”というキャンディを思い出してしまった。(苦笑)面白いのは、クマ族の留守宅に忍び込んだ男女が兄妹だったこと。彼らは空き巣ではない。住人がいない間、その家で生活するだけ。住人の高価な衣類を着たり、酒を飲んだり、ベッドを使ったり。2人でジャレ合っている姿から、てっきり恋人同士かと思った。そんな雰囲気だった。怪しげな兄妹だ。(笑)■第03話(03) 警告 BEEWARE路面電車の中で“フラッシュモブ”が行われた。停留所で参加者が降車すると、残されたのは女性の遺体。彼女は蜂毒によるアナフェラキシー・ショックで死亡しており、ニックが耳の下に刺されたような痕跡を見つける。検出された蜂毒は、通常の 500倍という量で、とても自然界のものとは思えなかった。……というお話し。“フラッシュモブ”が話題になったのは、いつの頃だっただろう。随分と昔のような気がする。まさか今もやるヤツがいるなんて思ってもいなかった。ネットの呼び掛けに集まった見ず知らずの他人が公共の場でパフォーマンスすることだが、日本には根付かなかった。何度かニュースで見たが、ショボかったのを覚えている。モチーフは“ミツバチの女王”って童話らしい。こちらも知らない。(笑) まぁ知らなくても本シリーズを鑑賞する分には、何の支障もない。ニック=グリムが何かの争いに巻き込まれつつあることが分かる一編。メリファー=ミツバチ族は、ニックをヘクセンビースト(魔女)から守ろとして殺人を犯すが、警官としてのニックに射殺されてしまうのは、観ていて痼りのようなものが残って、あまり後味が良くなかった。TVドラマの場合、メニュー画面を評価することにしているが、本シリーズの出来映えは、かなり私好みだ。(笑)メニューは、英語と日本語の2つで表記されている。“本編再生”“エピソード・メニュー”“音声・字幕”“特別収録”となっており、カーソルはデフォルトで“本編再生”に合わされている。然も、日本語吹き替えになっているので、私のようにルーズな人間には有り難い。ボタンひとつで観はじめることが出来る。メニュー画面には、大きくディスクの番号がデザインされており、間違いようがない作りになっている。オシャレ感よりも使い勝手を優先している。また、エピソード・メニューでは、各話が邦題と原題で表記されている。なかなかの気配りだ。総合的にみて、充実した作りで、久しぶりに満足した次第。オススメ!
2016.09.04
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0518 ゾンビ・ホスピタル※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 ジェフ・ビューラー【キャスト】・ジャック:ジェシー・メトカーフ(津田健次郎)・リリー:キエレ・サンチェス(弓場沙織)・ジアネッティ:ピーター・ストーメア(土師孝也)・デイヴ:ケヴィン・サスマン(小森創介)※ウラ面【仕 様】・型 番 RDD-47428・製作年度 2008年・製 作 国 アメリカ・原 題 INSANITARIUM・収 録 約 89分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド オリジナル(英語) 2.ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド日本語吹替・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、CC、DVD、レンタル専用・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・字幕翻訳 伊原奈津子・吹替翻訳 松原桂子・価 格 \8,000(税抜)・映像特典 1.未公開シーン集(3種) 2.制作の舞台裏:ジェシー・メトカーフ (ジャック役)&ジェフ・ビューラー監督 3.制作の舞台裏:患者役 4.ストーリーボード 5.予告編集※ディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :誰もここから逃げられない! 恐怖シーンまみれ!! 最恐ゾンビ・ホラー!いかにもB級ホラー映画っぽいジャケット。注射器やサンプル容器、中の液体に叫んでいる女性やゾンビの顔が写り込んでいる。背景にはゾンビ。タイトルの上には主要登場人物3人の顔が描かれている。この安っぽさ、キライじゃない。(笑)ウラ面も、シンプルでイイ感じ。ヘンに凝ったデザインよりも、こういう方がインパクトがある。鋭さが感じられる。わりと良い出来映えの作品だし、ソニーからリリースされているのに、こんなにB級感たっぷりなのは、何故だろう?(笑)【感 想】「スリラーとホラーの狭間に生まれた」スリラーかと思いきや、後半は定番ゾンビ映画に早変わり。なかなかの荒技だった。(笑)前半は精神病院を舞台にしたスリラーの趣。主人公が何故、妹が入院した病院を“危険だ”と判断したのか不明だが、自ら病気を装ってまで入り込み、助けようとする。大した情熱だが、全く説得力がない。(溜息)「これはまたショーもないC級映画を借りてしまったか」と観念し始めた頃、問答無用に物語は動き始める。怪しげな院長とその助手、鉄仮面のような婦長も登場し、知性が高くて凶暴そうな患者とのお決まりの確執が描かれる。病院を舞台にしたスリラーなら、おおよそ考えられる悪役の揃い踏みだ。一方、主人公にはマトモそうな患者が相棒になって、どこかで観たような脱出劇が展開する。唐突な導入部で「しまった!」と思うのだが、中盤から一気にスプラッタに転じる。怪しげな院長が投与する怪しげな薬から患者たちが次々にゾンビ(?)と化して行くのだ。(笑)どうやら血液感染のようだが、返り血、血しぶきをたらふく浴びた主人公たちがゾンビ化しないのは何故だろう? 数々の疑問を呈しながら、物語りはクライマックスへと転がって行く。それにしても同じところを何度も往ったり来たりしている主人公の要領の悪さには閉口してしまった。やっぱりB級なんだよなぁ。(溜息)まぁ何も考えずに観れば、そこそこ楽しめる一本でしょう。ちょっとオススメ!
2016.09.03
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0517 ワールド・ウォーZ※オモテ面【スタッフ】・製 作 ブラッド・ピット・製作総指揮 デヴィッド・エリソン デイナ・ゴールドバーグ・監 督 マーク・フォスター『007/慰めの報酬』・脚 本 マシュー・マイケル・カーナハン 『大いなる陰謀』・原 作 マックス・ブルックス【キャスト】・ジェリー・レイン:ブラッド・ピット(堀内賢雄)・カリン・レイン:ミレイユ・イーノス(篠原涼子)・レイチェル・レイン:アビゲイル・ハーグローブ(鈴木梨央)・コニー・レイン:スターリング・ジェリンズ(佐藤 芽)※ウラ面【仕 様】・型 番 DABP-4537・製作年度 2013年・製 作 国 アメリカ・原 題 WORLD WAR Z・収 録 本編約 116分・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・音 声 1.英語 (5.1ch Dolby Digital) 2.日本語吹替 (5.1ch Dolby Digital)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 株式会社KADOKAWA 角川書店・字幕翻訳 松浦美奈・吹替翻訳 栗原とみ子・日本公開日 2013年 8月10日・リリース 2013.12.20※ディスク【ジャケット】・オモテ面:ブラッド・ピット 全人類に告ぐ。来るZデーに備えよ。・ウラ面 :全人類に告ぐ、来るZデーに備えよ!! その朝、すべてが激変する。 最期を意味する文字“Z” それは人類にとって何を意味するのか?オモテ面は、ヘリから崩壊して行く都市を茫然とながめる主人公のイラスト。ご丁寧にも“ブラッド・ピット”と記載されている。(笑) これだけならデザスター映画みたいだ。ウラ面は、ゾンビの巨大な“人間ピラミッド”のイラストをメインにレイアウトされている。やっぱり、あのシーンがハイライトなんだろうなぁ。その下には、ブラッド・ピットの画像が2枚、配置されている。主人公だから当然だが、この作品、他の役者の扱いが軽かったような気がする。そんなところが、このジャケットにも表れている。何しろクレジットにも、主人公の家族しか記されていない。(笑)それにしても、オモテ面もウラ面も同じキャッチコピーを使っているのって、芸がないなぁ。(ゾンビ映画であることを隠すのに必死だな)【感 想】「人間ピラミッド」学校の体育祭で事故があって、“組み体操(人間ピラミッド)”に対する風当たりが強くなったのは、昨年秋からこの春のこと。「危ない」という理由で“棒倒し”が中止になったのは、私が学生の時だった。“騎馬戦”が中止になったのは、その2年後のこと。そう言えば、体育祭が終わった後のキャンプファイヤーもなくなったらしい。当時は、体育祭で使った櫓や看板などを燃やして、その周囲でフォークダンスをするのが通例だった。(ナツカシー)「危険だから」と言う理由で何でもなんでも中止にすると、教師も生徒もだんだんバカになって行くぞ。(閑話休題)人間ピラミッドならぬ“ゾンビ”ピラミッドが、本作品で一番の見せ場。(笑)場所はエルサレム。外部と遮断するために建てられた高い壁を何千、何万ものゾンビが折り重なって“道”を作り、これを乗り越えようとする。まるでアリみたいだ。ゾンビ(人間)は外骨格を持っていないから、下の方は潰れてるんだろうなぁ。(グチャグチャ?)素晴らしくパワフルでスピード感のある描写は、比類がない。走るゾンビは『ドーン・オブ・ザ・デッド』以来定番となっているが、本作品は特別だ。『慰めの報酬』のオープニングのカーチェイスの時と同じ興奮を覚えた。(笑)そういう観点からすると、狭い通路を折り重なるように走って来る“流しそうめん”ならぬ“流しゾンビ”のシーンが、二番目の見せ場かな。……いやいや、“ところてん”か。四角い筒に入った寒天を突き棒で圧すとニュルニュルと出て来る、アレだ。8倍速で見ている感じ。快感を覚えるシーンだった。(私は変態?)次は、ビルやヘリからゾンビ君がボロボロ落ちる場面。『天空の城ラピュタ』に登場したムスカではないが、「見ろ! 人がゴミのようだ」と思わず呟いてしまった。(笑)そんな風に、中盤までは、これまで見たことがない映像に魅了された。ブラッド・ピットも繊細な演技を見せていたが、圧倒的な映像の迫力を前にして、すっかり影が薄くなっていた。「ショーン・ビーンでも良かったんじゃない?」と思ってしまった。(笑)ところが、終盤に入って、一気にトーンダウンする。……何、これ? 何があったの?普通のB級ゾンビ映画レベルにまで失墜する。ネットによれば、撮影も完了していたのに「辻褄が合わない!」「メチャクチャだ!」とか言い出したヤツがいて、終盤の脚本は二転三転。数億ドルの追加支出で撮り上げたらしい。道理で、変だと思った。本当だとすれば、バカなことをしたものだ。(溜息)辻褄なんか合わなくていい。ゾンビの襲撃を前半と同じような迫力で描いてくれたら、何の文句もない。エネルギッシュでパワフル、スピード感たっぷりにクライマックスを迎え、圧倒的な物量で描き切っていたなら、稀代の大傑作になったに違いない。勿体ないことをしたものだ。ブラッド・ピットの会社としては収益が取れたようだし、満足だろうけど、観客としては不満足。(怒)クライマックスの静かな緊張感も好きだけど、本作品では観たくなかったな。そういうのは、たらふく見て来たので、出演料の高い俳優を用いてまで撮って欲しいとは思わない。このクラスの大作だからこそ、「これでどうだ! 文句ぬぇだろ!」という勢いを見せて欲しかった。(笑)でも、オススメ!(いつかロシアでロケした映像が観られることを期待して……)
2016.09.02
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0516 ANNIE/アニー※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本・製作 ウィル・グラック・脚 本 アライン・プロッシュ・マッケンナ・製 作 ジェームズ・ラシター ウィル・スミス ポール・ハリス・ボードマン ジェイ・Z【キャスト】・ウィル・スタックス…ジェイミー・フォックス(中井和哉)・アニー……クワペンジャネ・ウォレス(佐々木りお)・ハニガン…キャメロン・ディアス(本田貴子)・グレース…ローズ・バーン(水野貴以)・ガイ………ボビー・カナヴェイル(大塚芳忠)※ウラ面【仕 様】・型 番 RDD-80553・製作年度 2014年・製 作 国 アメリカ・原 題 ANNIE・収 録 約 118分・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコ (2.40: 1)・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド オリジナル (英語) 2.ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド 日本語吹替・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・字幕翻訳 石田泰子・吹替翻訳 佐藤恵子・価 格 12,000+税※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:明日、あなたが笑顔でありますように・ウラ面 :アニーが明日《Tomorrow》への元気を届ける 最高のハッピームービー!オモテ面は、主人公のアニーとウィル・スタックスが、ペントハウスの庭で踊っている一瞬のイラスト。本編には出て来ないからイメージだろう。でも、いまにも踊り出しそうな雰囲気が伝わって来る。いい出来映えだ。ウラ面は、エンディングのシーンから切り取った一枚が大きく使われている。こちらもいいカットだ。……おや? ジェイミー・フォックスが、オモテ面と同じ動作だ。(笑) きっと、このカットからトレースして、オモテ面のイラストを描いたんだろうなぁ。アニーの方は、どのシーンから取ったんだろう。気になる……。(笑)【感 想】「ミュージカルというより音楽映画」○美屋が主催する公演『アニー』を幾度か観ている。舞台そのものは手堅い作りで、子供たちのお芝居も歌も十分に訓練を積んだものだった。「ここまで仕上げるのは大変だったろうなぁ」というのが素直な印象である。毎年、キャストが違うわけだし、リセットされてしまう。かと言って子供の成長は早いから、今年のメンバーで来年もやりたいと願ったところで、それは無理なことだろう。ところが、最初に観た時は、何故だか手慣れているような感じを受けた。妙だった。ハニガンさんやウォーバックスを演じる大人の方がたどたどしくて情けなかった。(苦笑)その理由は、ロビーにいて気づいた。小さい子供たちとお母さんやお父さん、何かの先生らしい人たち……。出演者の親御さんや親族、お稽古ごとの先生だろう。それは、一種異様な雰囲気だった。でも、その雰囲気に納得してしまった。(笑)「ああ、そういうコト……」子供たちは、家で訓練を積み、オーディションに臨んでいるのだ。お父さんお母さんお兄ちゃん、小さな妹にいたるまで一家総出で応援しているに違いない。オシャレして、ロビーに飾られた花やポスターの前で写真を撮るお母さんは「次はアナタの番よ」と言っているように見えた。基礎訓練を終えて、オーディションに合格する頃には、舞台のミュージカル俳優として“出来上がって”いる。後は、『アニー』の舞台に合わせて演出家がカタチを整えるだけだ。これなら2ヶ月くらいの稽古で間に合うだろう。そこらの自称アイドル連中とは、覚悟が違う。機会があれば、もう一度観たいとは思うが、あのロビーの雰囲気だけは願い下げだな。(笑)さて、舞台を現代に置き換えたリメイク。『アニー2』と似たような仕上がりで、ミュージカルと言うよりも音楽映画と言った趣き。そのせいか、劇中の歌や踊りに躍動感がない。特に歌のパートはメリハリに乏しく、聴いていてもワクワクして来ない。いま風の編曲なのだろう。或いは、ドラマとの親和性を高めるための工夫なのかも知れない。突如、高いテンションで歌い始めてキビキビと一糸乱れずに踊り始める不条理さは、本作品には、ない。普通の会話からスルリと歌や踊りに移行する。なるほど、そこだけを見れば良い演出だ。でも、それって、何か間違っていません?やはり、アニーの持つ生命力を表現するには、適切でなかったように思う。子供たちが歌って踊る♪It's the Hard Knock Life♪にしても、力強さが全く感じられなかった。心のままに歌い踊る子供たちの活力こそが、『アニー』の魅力だと言うのに……。こうした音楽の傾向は、ウィル・スミスが製作総指揮、ジェイミー・フォックスとバスタブの少女が主演したことで決まった。ブロードウェイのミュージカルにしても、日本で日本人キャストで上演する際は、日本人の観客を想定して日本人好みにアレンジが施されると聞いた。黒人の方が中心に製作された映画なら、黒人好みになるのも当然だろう。キャメロン・ディアスが演じるハニガンさんは、面白いと思ったが、想定内のハジケぶりで、物足りなかった。ご本人は、もっとハジケたかったのではなかろうか。そんなウズウズした感じが伝わって来た。一方、グレースを演じたローズ・バーンは、お世辞にもリズム感があるとは言い難い。ドタドタと踊るさまは目を覆いたくなったが、彼女が持つ生活感、ナマ身の女性としてのリアリティが、本作品に説得力を与えていたと思う。出番は少ないながら、印象に残った。もう一つ、気になったことは、オリジナルに較べると、子供たちがみんな“大きい”こと。いまの子供の方が、成長が早くて大人びているってコトだろうなぁ。(笑)普通のドラマとして観る分には何の不満もないが、ミュージカルとしてはザンネンな作品だった。名曲♪Tomorrow♪も最後に用いられただけだったし。(溜息)オススメ致しません!
2016.09.01
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