全30件 (30件中 1-30件目)
1

0453 スーパーナチュラル SEASON 6 DISC 1 [THE COMPLETE SIXTH SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ セラ・ギャンブル 他【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹)・カスティエル………ミシャ・コリンズ(津田健次郎)・ボビー・シンガー…ジム・ビーバー(谷口 節)【仕 様】・型 番 SDB-Y31052・製作年度 2010-2011年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 915分・音 声 1.5.1ch DTS-HD Master Audio:英語 2.ドルビーデジタル 5.1ch:日本語・字 幕 1.英 語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 1.ジェンセン・アクレス初監督 エピソードの舞台裏 2.第 9話「スーパーX-ファイル」 製作総指揮ロバート・シンガー、 セラ・ギャンブル、ベン・エドランド による音声解説 3.第15話「もう1つのスーパー ナチュラル」 製作総指揮ロバート・シンガー、 セラ・ギャンブル、ベン・エドランド による音声解説 4.第15話「もう1つのスーパー ナチュラル」トリビア・トラック 5.第15話「もう1つのスーパー ナチュラル」別テイク&NG集 6.「スーパーナチュラル: ザ・アニメーション」 本編特別収録(第1・6話) 7.ハンターズガイド 8.スーパーナチュラル:魂の探求 9.NG集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :魔王ルシファーとの闘いは、 本当に終わっていたのか・・・ ルシファーと共に地獄に 落ちたはずのサムが復活し、 新たな試練が兄弟を襲う!アウターケース仕様の4枚組。今回掲載した画像は、アウターケースのオモテ面とウラ面、ピクチャディスク、そして、ブックレットの該当ページ。オモテ面は、クライモリ(笑)を背景に、サムとディーンの姿が描かれている。何故か、2人の間には、血の河(?)が流れている。どことなく不穏な空気は、復活したサムの正体が何であるのか不明だからだろうか……。2人の腰から下が掠れて描かれていることも意図的だろう。象徴的な意味があるのだろう。全体的な色使いは好きではないが、なかなか面白いジャケットだと思う。ウラ面は、どこかの廃工場のようなところを様子をうかがいながら歩いているサムとディーン、カスティエルの姿を捉えたショット。カスティエルというキャラクタが、レギュラーになった証拠だろう。【感 想】「肌の手入れと役者の命」第6シーズンは最初からブルーレイで購入した。やはり画質がキレイだからだ。キレイ過ぎる気もするが、それが現時点で最高だと言われれば、迎合するしかない。けれど、よく考えてみると何かヘンだ。もともとTVドラマだから、放送することを前提に画質を作っているはず。つまり、放送時の劣化を考えて色温度やコントラストを強めに調整することになる。だから、それをそのままメディア化すると、「過度に美しく調整された画像が収録されることになりはしないか?」と思うのだ。実際、ケーブルTVで放送されているのを観た後、DVDやブルーレイを観ると、その違いに愕然とすることがある。「キレイなんだからいいじゃねぇか」と言われそうだが、何だかキレイ過ぎて作品の持つシズル感が損なわれているように思える。『スーパーナチュラル』なのにソープオペラを観ているような気分になる。(笑)製作陣にイメージの変更があったことも確かだが、それ以前に物理的な違いがあるような気がしてならない。デジタル放送になって、どれだけ映像の再現性が高まったのかは分からない。ただ、日曜日の午後、テレビ東京で放送しているミステリードラマを見ていると、登場人物がかなりケバいことに驚かされる。ドーランを塗りたくった役者の顔は、合成着色料タップリの駄菓子みたいだ。或いは、旅芸人のよう。アナログ放送なら、それでちょうど良いのかも知れないが、デジタル放送ではメイクを薄めにしないとみっともないだけだ。役者サンは肌のお手入れに、いままで以上に気を使わなければならない時代になってしまった。サイレントからトーキーに移った時、大勢の役者が職を失ったと、ものの本で読んだ。もしかしたら同じようなことが、現代で起きようとしているのかも知れない。ニキビ痕やシミ、ソバカス、不摂生で肌のきたない役者サンは淘汰される運命だとか――。プロアクティブが爆発的に売れそうだ。株でも買っておくかな。(笑)■第01話(105) サムの帰還 サムが、ミカエルとルシファと伴に地獄の“檻”に閉じ込められて一年、ディーンは、リサとベンと平凡な生活を送っていた。生業を持ち、穏やかで健全な日々だったが、一方ではハンターだった頃の習慣とサムを連れ戻したい一心で、怪異に対する緊張を緩められずにいた。嘗ての生活から完全には足を洗えなかったのだ。そんな時、ディーンの許に突然、サムが現れる。誰がいつ、どうやってサムを助け出したのか? 疑念は去らず、何となく様子の違うサムに、ディーンは違和感と戸惑いを隠せなかった。……というお話し。サブタイトルの通り、サムが帰って来る。しかし、ディーンの表情は終始冴えない。ファンとしては2人の再会を手放しで喜びたかったが、製作サイドは、そんな甘い夢を許してはくれなかった。待望の新シーズンの第1話だ、兄弟の再会にカタルシスを期待したファンも多かっただろう。ところがところが、意外や意外、ウェットな滑り出しである。好悪が分かれそうだが、個人的には、これはこれで不気味な感じがいい。今までにないテイストだ。ただ、初期の頃に較べると、映像は凡庸になったと思う。妙に明るくてパースペクティブに欠けている。この不気味な雰囲気をダークでスタイリッシュな映像でみせて欲しかった。今回は“ジン”が登場する。以前、ディーンに理想の生活を夢見させたバケモノである。本作品では、理想の生活をするディーンに悪夢を見させる。象徴的なエピソードだった。■第02話(106) 赤ちゃん泥棒怪物の魔の手がリサとベンに及ぶことを恐れたディーンは、ムリヤリ引っ越しを敢行する。唐突な行動にリサは理解を示すがベンはむくれ顔。ディーンにとって、2人は守るべき家族になっていたのだ。一方、親を殺して乳幼児を連れ去る事件を追っていたサムは、ある現場で赤ん坊を発見する。生き残ったからには何か理由がある。サムはディーンに助けを求める。ディーンは、初めこそ嫌がっていたものの、次第に赤ん坊に気持ちが移って行く。しかし、そこにはバケモノの企みがあった。……というお話し。兄弟の絆、親子の絆、夫婦の絆、――そんなことがテーマの1話だった。ディーンの子煩悩ぶりが面白おかしく描かれるが、それは失われた兄弟の絆に対する代替でしかないと思うと、何だか切ない。と同時に、ディーンが悪人にも思えるから不思議だ。どう考えても、リサとベンは一時の慰謝でしかない。彼は、2人の許に戻るべきではなかったのだ。新種のスキンウォーカーが登場。映画『スリーメン&ベビー』にあやかった副題が面白い。■第03話(107) モーゼの杖 罪を犯した警察官が怪死する事件が発生する。その死にざまは、まるで旧約聖書の“災い”そのものだった。調査に乗り出したサムとディーンは、天使が絡んでいると睨み、カスティエルを呼び出す。彼の説明によれば、最終戦争の混乱に乗じて天界から“武器”が盗まれた、と言う。武器=神の力を宿した遺物である。今回の事件が“モーゼの杖”によるものだとカスティエルは断言する。……というお話し。血の川、イナゴの大群、疫病の流行など、旧約聖書の“出エジプト記”に記された災いをモチーフにした一編。日曜日にミサに行かない日本人にはあまり馴染みはないが、たくさんの映画で取り上げられたから覚えている方も多いはず。『リーピング』がそうだな。どの作品でも、概ね現代的な解釈で、その災いを説明しようとしていたが、本作品では“モーゼの杖”がちゃんと存在する。さすが『スーパーナチュラル』だ。(笑) どうやら“契約の箱”も存在するらしい。この杖が人を殺すわけだが、天界の騒動ばかりに注意がひかれて、肝心の殺人事件の印象は薄い。善いお話しだったから、何となく残念な気がする。いつ頃のからか、本シリーズにはゲーム的な要素が見られるようになった。DSやPSのアクションRPGみたいだ、と言えば伝わるだろうか。アイテムを揃えて悪魔の親玉を退治するストーリーで、天使や悪魔との駆け引きもゲーム上の重要な選択肢になる。――待てよ、もしかしたら『スーパーナチュラル』のゲームソフトくらいリリースされているかも知れないな。北米のリリースなら、きっとバグだらけに違いない。(笑)つまり、本シリーズには、そんなゲームに似た発想のストーリー展開やアイテムが登場するようになって来た、ということである。要は使い捨て。定番のアイテムになることもあるが、だいたい一度キリだ。1話完結のシリーズだから当然かも知れないが、最近は連続ドラマに近い体裁なのだから、もう少し大事にしても良いのではないかと思う。もったいないではないか。(笑)現代の若者文化にゲーム機は欠かせない。幼い頃から身近にあり、生活の一部だからだ。そういう意味では、本シリーズが、ゲーム感覚にシフトして行くことも自然な成り行きなのかも知れない。作り手としては、様々なアイテムを繰り出さなければならないから、リサーチに膨大な時間を費やさなければならない。さぞや大変な思いをしていることだろう。そうまでしても、たった1話で消えてしまうことがほとんどなのだから、心中を察するといたたまれない。私なら「もっと使ってくれよ!」と叫びたくなるな。(笑)■第04話(108) 危険な週末 (前シーズン、)クラウリーとの取り引きで車椅子の生活から解放されたボビーだったが、魂を担保に取られ、期限は刻々と近づいていた。彼は、ハンター仲間やサムとディーンの面倒をみながら、魂を取り戻すべく一計を案じる。ルーファスに協力を頼み、行動を開始したボビーの許に隣人の女性が訪ねて来る。……というお話し。今回はボビー・シンガーを主役に据えた一本。こういう企画は楽しい。普段、サポート役に徹している彼が何を思い、どんな日常を送っているのか興味深かった。それにしても、本業の方はどうなっているのだろう?■第05話(109) リビング・ハード頻発する失踪事件を調査するサムとディーン。失踪した女性が“ヴァンパイア”に心酔しており、PCの履歴から吸血鬼を気取った見知らぬ男とバーで会う約束をしていたことを突き止める。そこで怪しげな男2人を見つけたサムとディーンだったが、ディーンが尾行していた男に気づかれ反撃にあってしまう。然も、男はヴァンパイアだった。男に咬まれたディーンは“変化”に苦しみながら、アジトに潜入して連中を一網打尽にする計画を立てる。……というお話し。エドワードくんに似た男が女の子をナンパするプレオープニングが面白い。明らかに『トワイライト』を茶化しているのだが、ファンの反感を買ったり訴訟沙汰にならないように微妙に手心を加えている。この辺りのリスク・コントロールはプロデューサーの範疇だろうか。本シリーズでは、時々こういう場面に出くわすが、製作陣の繊細さが現れていて微笑ましい。ところでこの副題は『ダイハード』のモジリかな?(笑)■第06話(110) 真実の女神 ウエイトレスの女性が、真っ昼間、ダイナーで自殺する。サムとディーンが調査に乗り出すが、彼女と最後に電話で話しをした姉は「心にもないこと(?)を言ってしまった」と後悔していた。言うつもりのない、心の奥底にある気持ちをぶつけてしまった、と。それを手掛かりに、2人は今回の魔物が“真実の女神”であることを突き止める。しかし、不用意にもディーンが“真実の女神”の呪いにかかってしまう。……というお話し。呪いにかかったディーンが、これ幸いにと周囲の真実を聞き出そうとする辺りが面白い。「真実なんか聞いてどうするんだ?」と思ったが、人間の生理としては、そういうものらしい。真実が必ずしも“本当の気持ち”とは限らない。私たちは様々な社会規範や道徳に縛られて生活している。そのカタチに合わせて気持ちは変わる。石で動物を狩っていた太古の昔ならいざ知らず、現代社会に生きる私たちにとって、心の奥底に潜む真実は行動の原動力にはなっても、ひとを評価する判断材料にはならないだろうなぁと思う。もし、皆が真実を口にするようになったら、間違いなく私は鬼畜に成り下がるな。(笑)『トワイライト/初恋』のヒット以来、ヴァンパイアのイメージは一新された。それはそれで素晴らしいことなのだが、その一方で、同シリーズを揶揄する場面に出くわすことも多くなった。日本にいてそう感じるのだから、本国ではもっと強烈かも知れない。『トワイライト』シリーズの描く異形の青春物語は現代の若者に受け入れられたものの、ことヴァンパイアの造形については「異議あり!」といったところだろう。映画や文学が育てて来たモンスターは、時代と伴に変化して来た。短い歳月の間にもエポックメイキングが幾つもあった。大きな変化も小さな変化もあった。しかし、騒ぎが収まってみれば、皆がよく知っているカタチに落ち着いてしまう。振り子が大きな振幅の後に垂線で落ち着くように……。第6シーズンに入って登場するモンスターは、“始祖”だの“アルファ”だの言っているが、基本的なカタチが変わらない。そのことが妙に嬉しい。(笑)ハッタリをかましてはいても、ヴァンパイアはヴァンパイア、狼男は狼男、悪魔も悪魔のままだ。独自の物語世界を構築してはいても、製作陣は意外と保守的なのかも知れない。オススメ!
2016.06.30
コメント(0)

0452 ジャッキー・チェン/ドラゴンへの道【スタッフ】・製 作 ダンテ・J.パグリーズ・監督・脚本 フィリップ・ダイ・編 集 ケント・ハーゲン・音 楽 バイロン・デ・リア・ナレーション グレッグ・オニール【登場人物】・ジャッキー・チェン・クリス・タッカー・ミシェル・ヨー・スティーヴン・セガール・チャン・ツィイー・チョウ・ユンファ・ジョン・ウー・サモ・ハン・キンポー・ユン・ピョウ・ジェット・リー・アンディ・ラウ・ブレッド・ラトナー 他多数【仕 様】・型 番 MDD-0043・製作年度 2002年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE INVINCIBLE JACKIE CHAN FAST FUNNY AND FURIOUS・収 録 本編 53分+特典映像 2分・音 声 1.オリジナル 2.0ch ドルビーデジタルステレオ・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 4: 3 スタンダード・そ の 他 片面 1層、COLOR(一部モノクロ)、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、DVD、NTSC 日本市場向、 レンタル専用・発 売 エムスリイエンタテインメント株式会社・販 売 元 エムスリイエンタテインメント株式会社・特典映像 ビデオ版予告編【主な収録出演作品】『燃えよドラゴン』(73)『ジャッキー・チェンの秘龍拳/少林門』(75)『ヤング・マスター/師弟出馬』(80)『バトルクリーク・ブロー』(80)『キャノンボール』(80)『キャノンボール2』(83)『ブロジェクトA』(84)『スパルタンX』(84)『五福星』(84)『大福星』(85)『プロテクター』(85)『七福星』(85)『サンダーアーム/龍兄虎弟』(86)『プロジェクトA2』(87)『サイクロンZ』(88)『ポリス・ストーリー2/九龍の眼』(88)【ジャケット】・オモテ面:生きる伝説、ジャッキーのすべてが ここに明らかとなる!!・ウラ面 :ジャッキーの生い立ちからハリウッドスター として成功するまでの軌跡を関係者の インタビューと貴重な映像でつづった ――珠玉のヒストリー!メタルっぽいグレイのジャケットは、リリースした会社の弱小さを連想させる。シンプルで手のかかっていないデザインは、両刃の刃だ。成功すれば、デザイン性の高さが賞賛されるだろうし、失敗すると「安っぽい」と非難される。難しいものだ。本作品は、ちょっと失敗かなぁ。(笑)ウラ面は、可もなく不可もなく、といったカンジ。この手の作品で、最も重要なのは“主な収録出演作品”のリスト。好きな作品が収録されていれば観ようと思うだろうし、観たことのない貴重な作品だと、これまた興味をそそられる。本作品は、やっぱり失敗かなぁ。(笑)【感 想】「1カット、ひと言」スティーブン・セガールのウィキペディアを見ていたら、フィルモグラフィにこの作品があった。――で、鑑賞。(苦笑)S.セガール御大の出演シーンは、1カットのみ。たぶん10秒にも満たない。「30年来の友人さ」レポーターの質問に答えたこの一言だけだった。……。……これで出演作品のリストに加えていいのか?間違っちゃいないが、合ってもいないな。(溜息)結局、最後まで観てしまった。時間のムダだった、とは言わないが、有意義な時間でもなかった。ヒマを潰すなら、女の子がいっぱい出て来る、もっと楽しくて美しい作品を選ぶよ。何が悲しくて、ぶつ切りの男の格闘シーンを見なきゃならないんだ。(泣笑)おそらく、映画『ラッシュアワー2』の公開に合わせたTVの特番ではなかろうか。1時間にも満たない収録時間から推して、たぶんそうだろう。確かに、ジャッキー・チェンの生い立ちを追った部分は面白かった。貧しい家、厳しい京劇と武術の訓練、ブルース・リーとの出会い……。B.リー主演作品2本にスタントマンとして出演していたことは知らなかった。かなり若い頃なので顔立ちが違って見えるが、面影がある。(当たり前か) B.リーの作品も見直さなければ……。幼い頃からサム・ハン・キンポーやユン・ピョウらと同じ学院で訓練を積んでいたことも、知らなかった。興味深い。『○福星』シリーズは、そんな彼らが集まって作られた。或る意味、ジャッキー・チェンのアクション・コメディの原点だろう。こちらも見直さなければ……。後は、みんなが知っている通りの活躍を見せ、幾度かのハリウッド進出の末、『ラッシュアワー』で大ヒットを掴んだ。これを境に、アメリカでは最も有名な中国人となった。『ラッシュアワー』シリーズも見直さなければ……。ジャッキー・チェンのファンなら、既に知っていることばかりだろうし、秘蔵の映像が収録されているわけでもない。大して資料価値が高くもないので、観ても観なくても大差はないだろう。個人的には、ブルース・リーのファンで、あの静謐な佇まいから繰り出される拳のスピードは、まるで野生動物が獲物に飛びかかる瞬間を思わせた。一撃必殺、静けさは殺気の現れか……。稀有なスターだった。あれに較べたら、ジャッキー・チェンのカンフー映画は、ドタバタしているだけで、見るにたえない。そう思っていた。でも、本作品を観て、少しだけ認識を新たにした。ジャッキー・チェンという人間に興味が湧いたのだ。収録時間が短く、 密度の濃い出来映えだったので、京劇とカンフー映画、スタント・アクションの関係が見えて来たからかも知れない。目からウロコの部分も多々あったしね。この手のドキュメンタリーは、善い部分しか使わないし、歪曲されてもいる。情報はよく吟味しなければならない。それでも、何か発見があるのは楽しい。ジャッキー・チェン初心者(?)にはオススメ!
2016.06.29
コメント(0)

0451 太陽にかける橋/ペーパー・タイガー【スタッフ】・監 督 ケン・アナキン・製 作 ユアン・ロイド・脚 本 ジャック・デイヴィス【キャスト】・デヴィッド・ニーヴン・三船敏郎・安藤一人【仕 様】・型 番 PHNE300142・製作年度 1974年・製 作 国 アメリカ・原 題 PAPER TIGER・収 録 本編 99分・音 声 1.オリジナル (英語) 2.0chモノラル・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、 DVD、NTSC 日本市場向、セル専用・発 売 株式会社ツイン・販 売 元 パラマウント ジャパン株式会社【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :『史上最大の作戦』巨匠ケン・アナキン × 『天国と地獄』世界のミフネが放つ 愛と勇気のアドベンチャー巨編!ジャケットのオモテ面は、三船敏郎さんの顔がデカデカと出ていますが、“脇役”です。(笑)主人公は、あくまでもデヴィッド・ニーヴンと安藤一人くん。中央にいる2人ですね。三船さんの右側にいるのが、ハーディ・クルーガー。古めかしいデザインだが、まぁ、昔の作品は、こんな感じのポスターが多かったような気がする。ウラ面は、三船敏郎さんとデヴィッド・ニーヴンの2人が共演した場合の画像が使われている。その下に、出演者を紹介するような画像が並んでいる。こちらも、昔の作品に、よくあるパターンのデザインだ。画像を入れ替えるだけで他の作品にも使えるので、汎用性が高い。映画スターが映画スターであった頃のデザインとも言える。全体的に、懐かしい感じだ。ヘンに今風の洒落たデザインに変更せず、当時の雰囲気を伝えている点を高く評価したい。【感 想】「ロイ・バッドの名曲」軽やかで壮麗なメインテーマだけでノックアウトである。(笑) 劇場公開時、この曲を聞きたいがために、1日中、テアトル東京の椅子に座っていた。音楽は、ロイ・バッド。名ジャズピアニスト。70年代に数多くの映画音楽を手掛けた方だ。『ソルジャーブルー』に始まり、『シンジケート』や『殺しのカルテ』等のアクション映画で腕をふるった。『シンドバッド/虎の目大冒険』もそうだ。ジャズもいいが、オーケストレイションが素晴らしいと思う。言わば天才なのだが、映画の仕事は10年ほどしかしなかったので知名度は低い。個人的には、もっと評価されるべきだと思っている。監督は、ケン・アナキン。『素晴らしきヒコーキ野郎』『史上最大の作戦』等を手掛けた名匠だ。個人的には『パイレーツ・ムービー』と『長くつ下ピッピの冒険』だな。意外と雑な方で、観ているこっちがハラハラするようなぶっきらぼうな演出や編集をして来ることがある。その稚気が、作品のイメージとマッチングすると、途轍もない名作を生み出す。ヘンな監督さんだ。――東南アジアの某国。政情不安なこの国の日本大使館に1人の英国人がやって来る。片足が不自由で、杖をついている。彼の名前は、ウィリアム・ブラッドベリー。数々の武勲が評価されて、大使の息子、弘一の家庭教師として雇われたのだ。或る晩、外務大臣を招いたパーティが、テロリストに襲撃される。標的は外務大臣。しかし、偶然にも大臣暗殺を阻止したのは、ウィリアムだった。実は、彼は勇者でも英雄でもなかった。日々、弘一に話して来たことは、すべて彼の夢想だった。ところが、ほんの小さな偶然から英雄に祭り上げられたウィリアムは、弘一とともに誘拐されることになる。テロリストの要求は、逮捕された仲間の釈放だった。しかし、政府はテロリストとの交渉を拒否する。たとえ日本国大使の息子が人質であっても、だ。交渉が決裂すれば、人質は殺される。絶望的な状況に、大使の家族は心を痛める。しかし、弘一はウィリアムの言葉を信じて希望を失わない。その純真さにうたれたウィリアムは、意を決してテロリストからの逃亡を図る。助かるためには、それしか方法がなかった。……というお話し。ストーリー的には、大したことはない。さほどドラマチックではないし、現代の評価基準に照らし合わせれば、テンポは遅いし、観客を欺くような劇的な展開もない。それでも、本作品が特別なのは、ニセモノの英雄が本物のヒーローになる過程で、少年の信じる姿がキチンと描かれていることである。(子供と動物には適わない) モチロン、デビッド・ニーブンの軽妙な演技のおかげもある。物語は、予想した通りのエンディングを迎える。でも、得もいえぬ余韻が胸いっぱいに広がる。嘘つきの私でも、いつかはホンモノの英雄になれる瞬間が訪れるかも知れない。そんな日が来ることを夢見て、オススメ!
2016.06.28
コメント(0)

0450 機動戦士ガンダム0083/ジオンの残光【スタッフ】・企 画 サンライズ・原 作 矢立 肇 富野由悠季・キャラクターデザイン 川元利浩・総作画監督 川元利浩・総メカニカル作画監督 佐野浩敏・モデルスーツ原案 大河原邦男・メカニカルスタイリング 河森正治・メカニカルデザイン カトキハジメ 明貴美加(RED) 石津泰志 澄矢トオル・美術監督 東 潤一・撮影監督 奥井 敦・音 楽 萩田光男・音響監督 浦上靖夫・プロデューサー 植田益朗 高梨 実・構成・監督 今西隆志・製 作 サンライズ・バンダイ・製作著作 サンライズ【キャスト】・コウ・ウラキ :堀川 亮・ニナ・パープルトン:佐久間レイ・アナベル・ガトー :大塚明夫・チャック・キース :山田義暒・モーラ・バシッド :伊倉一恵・シーマ・ガラハウ :真柴摩利・エイパー・シナプス:大塚周夫・エギーユ・デラーズ:小林清志【仕 様】・型 番 BCBA-1024・製作年度 1992年・製 作 国 日本・英 題 MOBILE SUIT GUNDAM 0083 THE AFTERGLOW OF ZEON・収 録 120分・音 声 1.dolby digital (dolby surround)・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 4: 3・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、 DVD、NTSC 日本市場向、セル専用・発 売 バンダイビジュアル株式会社・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社・価 格 \6,000(税抜)・1992年劇場公開作品・映像特典 劇場予告編【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :星の屑満ちる時、 ガンダム再び宇宙へジャケットのオモテ面は、川元利浩さんのイラスト。ガンダム試作1号機とガトーとコウが描かれている。静かな雰囲気のイラストだ。作品内容とは、対照的だ。意図的だとすれば、なかなかの出来映えだと言えるだろう。ただ、ガンダムが6頭身くらいに見えるのは、失敗じゃないかなぁ。川元さんは、キャラは描けても、メカ系は得意じゃないらしい。やっぱり、人にはそれぞれ得手不得手があるものだ。ウラ面には、17枚もの取り込み画像が並んでいる。こちらは、熱気が伝わって来る画像がチョイスされている。シンプルだが、いい感じだ。【感 想】「熱い作品」本作品は、OVA『機動戦士ガンダム0083/STARDUST MEMORY』の劇場用再編集版である。エンディングのテイストがだいぶ変わっているが、個人的にはオリジナルよりも本作品の方が好きだ。――宇宙世紀0083年、一年戦争終結から 3年。地球連邦政府は、新たなガンダム開発計画に着手していた。しかし、試作ガンダム1号機と2号機を追って、ジオン軍の残党“デラーズ・フリート”のアナベル・ガトーがオーストラリアのトリントン基地に侵入。まんまと連邦軍の裏をかいて2号機を奪取する。偶然、その場に立ち会ってしまった新米パイロットのコウ・ウラキは、1号機に搭乗してガトーを追撃。けれど、取り逃がしてしまう。相手が歴戦のエースパイロットでは、新米には荷がかち過ぎる。ウラキは、屈辱を胸に秘めたまま、強襲揚陸艦“アルビオン”に乗る。そして、2号機奪還の任に就くことになる。……というお話し。オーストラリアでの追撃戦は、大胆にカットして、物語は宇宙に上がってから始動する。ガトーは、ジオンの敗戦という屈辱を“星の屑”作戦で晴らそうとする。一方、コウ・ウラキは、ガトーにヒヨコ扱いされたことが原動力となって、実力の違う相手を徐々に追い詰めて行く。この2人の男の情熱が恥ずかしいくらいマジメに描かれている。私は、そこが好きだ。(笑)古いタイプの男たちで、キャラクタ・デザインも古臭い。そう思っていたら、キャラクタ・デザインと作画監督は、川元利浩さんだった。OVA『機動戦士ガンダム/第08MS小隊』のキャラもデザインされた方だ。ずいぶんと雰囲気が違う。片や漫画、片や劇画と言った感じ。どちらもデザインが古くて、主人公が熱い男という点は変わらないが……。(笑)そんな男たちがぶつかり合い、ガンダムを開発した企業“アナハイム”から派遣されたシステムエンジニア、ニナ・パープルトンが目撃者となる。中盤から怒涛の勢いで物語が展開し、何が何やら分からないうちにクライマックスを迎える。有無を言わせぬチカラワザは、さすがとしか言いようがない。作画のクオリティも高い。面白いのは、スタッフの中に河森正治さんの名前がみられること。劇場版『超時空要塞マクロス/愛・おぼえていますか』の監督だった方だ。この業界、世界が狭いと言うか、人の繋がりが濃いな。(笑)それにしても、彼は、どんな仕事をしたのだろうか。気になる。(笑)いずれにせよ、見事な作品だった。
2016.06.27
コメント(0)

0449 機動戦士ガンダム0083/STARDUST MEMORY VOL.4【スタッフ】・企 画 サンライズ・原 作 矢立 肇 富野由悠季・キャラクターデザイン 川元利浩・総作画監督 川元利浩・総メカニカル作画監督 佐野浩敏・モデルスーツ原案 大河原邦男・メカニカルスタイリング 河森正治・メカニカルデザイン カトキハジメ 明貴美加(RED) 石津泰志・音 楽 萩田光男・監 督 今西隆志・製 作 サンライズ・バンダイ【キャスト】・コウ:堀川 亮・ニナ:佐久間レイ・ガトー:大塚明夫・シナプス:大塚周夫・キース:山田義暒・モーラ:伊倉一恵・シーマ:真柴摩利・デラーズ、ナレーター:小林清志【仕 様】・型 番 BCBA-0366・製作年度 ----年・製 作 国 日本・英 題 MOBILE SUIT GUNDAM 0083 STARDUST MEMORY・収 録 88分・音 声 1.JAPANESE (stereo) 2.ENGLISH (stereo)・字 幕 ----・サ イ ズ 4: 3 STANDRD・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、 DVD、NTSC 日本市場向、セル専用・発 売 バンダイビジュアル株式会社・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社・価 格 \6,000(税抜)・映像特典 劇場上映用CM & TV-CM 4 Type【第11話 ラビアンローズ】・脚 本 高橋良輔・絵コンテ・演出 赤根和樹・作画監督 逢坂浩司・メカ作画監督 吉田 徹【第12話 強襲、阻止限界点】・脚 本 大熊朝秀・絵コンテ 今西隆志・演 出 渡辺信一郎・作画監督 菅野宏紀・メカ作画監督 杉浦幸次【第13話 賭け抜ける嵐】・脚 本 大熊朝秀・絵コンテ 今西隆志・演 出 大熊朝秀・作画監督 川元利浩・メカ作画監督 佐野浩敏【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :“星の屑”成就か? そして、ひとつの時代が 終わりを告げる・・・ジャケットのオモテ面は、佐野浩敏さんのイラスト。ガンダムの顔が画面いっぱいに描かれている。3号機だろう。そこに、モビルアーマー“ノイエ・ジール(何で、赤いんだ?)”が描かれ、後ろ姿のガトーの全身像。そして、前面には、コウ・ウラキの姿。デザインとしては、暑苦しくて、洗練されていないように思える。けれど、たぶん、これが、佐野さんのテイストなのだろう。(笑)ウラ面には、 9枚の取り込み画像。ほとんどの画像のベクトルが同じ(左から右へ、或いは左下から右上へ)なので、没個性に陥ってしまっている。これは、失敗だろう。私なら、“デンドロビュウム”を大きくフィーチャーするな。【感 想】「生きていた……」ソーラ・システムの攻撃を受けて、爆煙の中から姿を現したコロニーに、バスク・オムが思わず口にした台詞が、これ。オープニングとエンディング・テーマも、後半になって変わった。相変わらずパクりみたいな曲だが、歌っているのが、MIOってところを評価したい。プロの歌い手さんなので、一音一音ハッキリしているし、歌詞もキチンと伝わる。声も出ているし、パンチもある。やっぱり、ヒトサマに聞かせるなら、訓練を積んだプロじゃないといけないよなぁ。(笑)■第11話 ラビアンローズコロニー落としが明らかになっても、地球連邦の首脳陣は宇宙での出来事を傍観していた。ラビアンローズに寄港したアルビオンだったが、彼らを待っていたのは、デラーズ・フリート追撃命令の解除だった。当然、3号機の引き渡しも拒否される。然も、ソロモンからの追撃部隊も、ガトーの駆るノイエ・ジールに撃破されてしまう。コロニーは着実に月に向かっていたが、デラーズ・フリートと通じたアナハイムによって、コロニーの推進剤が点火される。コロニーは、地球へと進路を変えた。コウたちは、ガンダム試作3号機を奪取する決意をする。……というお話し。アナハイムも、こんなに分かりやすくデラーズ・フリートに組して、無事で済むと思っていたのだろうか。企業として、どうリスクを判断したのだろう。1人の役員の独断って説明だけじゃ通用しないぞ。■第12話 強襲、阻止限界点コロニーの地球落下を阻止できる限界点まで数時間。これを越えると、コロニーほどの質量は止められなくなる。コウは、ガンダム3号機を駆って突破口を開こうとするが、デラーズ・フリートの強固な守備を抜けられないでいた。その時、デラーズ・フリートの旗艦が、シーマらによって占拠される。地球連邦軍に寝返ったのだ。攻撃中止命令に事態を察知したガトーが、デラーズ救出に向かうが時既に遅く、シーマの凶弾に倒れてしまう。……というお話し。ガンダム試作3号機“デンドロビウム”を最初に見た時は、「何の冗談だ?」と思った。でも、買っちゃいましたね、プラモデル。(笑) 出来れば、すべての武器、すべてのポッドが稼動して、小さなガンダム3号機がセットできるとパーフェクトなんだが……。(笑)そんなのが発売されたら、ソッコーで2つ買って、ひとつは、プロのモデラーさんに頼んで作って貰う。どんな世界でもそうだが、プロには適わない。■第13話 駆け抜ける嵐デラーズの遺志を継いだガトーは、コロニー落下を阻止すべく地球連邦軍が用意したソーラ・システムの破壊に向かうが、強大なエネルギーがコロニーを襲う。しかし、ガトーにコントロール艦を破壊され、攻撃は不発に終わる。コロニーはミラーを突き破って進んで行く。ガトーは、落下地点の最終調整のためにコロニーの内部に侵入する。シーマを撃退したコウもまた、ガトーの後を追う。……というお話し。理解出来ないのは、ヒロインのニナ・パープルトン。観た方は、たいていそう思ったのではなかろうか。(苦笑)製作サイドも、彼女をどのように扱ったら良いのか悩んだに違いない。暑苦しいストーリー展開の狭間で、ラブストーリーを差し挟むことが難しかったのだろう。それに、あのキャラクタだし……。最初はツンデレ、中盤は独りでグズグズ、終盤はグチャグチャ。OVAのラストシーンが劇場版に採用されなかったのは、製作サイドとしても、あれでは納得していないからだろう。おそらく、このキャラクタは失敗だ。(笑)セルアニメとしては、最高のクオリティだった。いろいろ難点はあっても、後半の出来映えは、いまも色褪せていない。オススメ!
2016.06.26
コメント(0)

0448 機動戦士ガンダム0083/STARDUST MEMORY VOL.3【スタッフ】・企 画 サンライズ・原 作 矢立 肇 富野由悠季・キャラクターデザイン 川元利浩・総作画監督 川元利浩・総メカニカル作画監督 佐野浩敏・モデルスーツ原案 大河原邦男・メカニカルスタイリング 河森正治・メカニカルデザイン カトキハジメ 明貴美加(RED) 石津泰志・音 楽 萩田光男・監 督 今西隆志・製 作 サンライズ・バンダイ【キャスト】・コウ:堀川 亮・ニナ:佐久間レイ・ガトー:大塚明夫・シナプス:大塚周夫・バニング:菅原正志・キース:山田義暒・モーラ:伊倉一恵・シーマ:真柴摩利・デラーズ、ナレーター:小林清志【仕 様】・型 番 BCBA-0365・製作年度 ----年・製 作 国 日本・英 題 MOBILE SUIT GUNDAM 0083 STARDUST MEMORY・収 録 86分・音 声 1.JAPANESE (stereo) 2.ENGLISH (stereo)・字 幕 ----・サ イ ズ 4: 3 STANDRD・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、 DVD、NTSC 日本市場向、セル専用・発 売 バンダイビジュアル株式会社・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社・価 格 \6,000(税抜)・映像特典 ノンテロップOP Ver.2.0&ED Ver.2.0【第 8話 策謀の宙域】・脚 本 大熊朝秀・絵コンテ 加瀬充子・演 出 渡辺信一郎・作画監督 逢坂浩司・メカ作画監督 吉田 徹【第 9話 ソロモンの悪夢】・脚 本 高橋良輔・絵コンテ 今西隆志・演 出 赤根和樹・作画監督 菅野宏紀・メカ作画監督 杉浦幸次【第10話 激突戦域】・脚 本 大熊朝秀・絵コンテ・演出 渡辺信一郎・作画監督 川元利浩・メカ作画監督 佐野浩敏【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :連邦軍艦隊を見舞う悪魔の火! 「星の屑作戦」は その幕を開けた・・・ジャケットのオモテ面は、逢坂宏司さんのイラスト。ソロモンをバックに、ガンダム試作1号機と2号機が対峙し、爆煙に包まれている。本ディスクのハイライトであることに間違いはない。そして、前面には、ガトーを中心に、コウとニナが描かれている。いい構図だが、ガトーがガトーに見えないのが、難点。この方、キャラクタを描くのは、苦手なようだ。(笑)ウラ面には、10枚もの取り込み画像がバラまかれている。物語に添った画像が選択されているが、小さくて何が描かれているのか判らない画像も、ある。バランスが少し悪いような気がする。こういうところは、ちょっとした工夫で改善できる。もう少し推敲が必要だったかな。【感 想】「ソロモンよ、私は帰って来た!」ガンダム試作2号機の核弾頭を地球連邦軍の旗艦バーミンガムに向けて撃つ瞬間にガトーの放ったセリフが、コレ。後半になってから、さらに作画のクオリティが上がる。90年代の作品だ、CGではない。セルアニメなのだ。なのに、このクオリティ! 然も、劇場映画ではなく、売れるかどうかも分からないOVAなのだ。神ワザに近い。(笑)■第 8話 策謀の宙域フォン・ブラウンを発ったアルビオンは、観艦式が行われるソロモン宙域で哨戒任務に就いていた。その頃、シーマは、地球連邦軍の観閲旗艦バーミンガムと接触するため、密会ポイントへと急いでいた。しかし、アルビオンに捕捉されて戦闘になってしまう。アルビオンは、シーマ艦隊を撃退する。しかし、その戦闘でモビルスーツ隊のバニング中隊長が戦死し、コウたちは精神的な支えを失ってしまう。……というお話し。コウとガトーの対決を軸に、各組織のさまざまな思惑が描かれる。地球連邦に反旗を翻したデラーズ・フリート、そのデラーズ・フリートの後方を支援するアクシズ艦隊。シーマは、デラーズ・フリートに従ったとみせるためにファン・ブラウンでアナハイムと接触する。そうしてエギーユ・デラーズを手玉にとったシーマは、艦隊を率いて地球連邦に寝返りをはかる。地球連邦軍の一部だけが、シーマの裏切りを知っていて、自らの思惑のために口を閉ざす。――ここまで来ると、何がなんだか分からない。(笑)■第 9話 ソロモンの悪夢観艦式の当日、ジオン残党の散発的攻撃に、コウたちは疲労困憊していた。そうした状況にも関わらず、連邦軍は観艦式を決行する。その間隙を突くように、ガトーはガンダム試作2号機を駆ってソロモン宙域に現れる。休む間もなく追撃に出るコウ。しかし、ガトーは、観艦式に集結した地球連邦軍の艦隊に向けて、試作2号機の核弾頭を発射する。……というお話し。どれほどの艦船が観艦式に集められたのか分からないが、たった1発で3分の2が撃沈もしくは航行不能の状態に陥るなんて……。それほど威力のある兵器が盗まれたのに、わずかアルビオン1隻に追撃させるなんて、ちょっと考えられない。アニメとはいえ、説得力がないではないか。いかに官僚が腐っていようと、保身のためには何らかの手を打つと思うぞ。その方が、ずっと自然だ。(官僚も役人も医者も弁護士も教師もキライだ)■第10話 激突戦域ガトーの放った一撃で、地球連邦軍の艦隊は壊滅的な打撃を受ける。その力に圧倒されながらも、コウはガトーとの一騎打ちに挑む。両者とも一歩も退かず、2機のガンダムは大破。この対決は相討ちで幕を下ろす。一方、シーマ艦隊が、輸送中のコロニー2機をジャック。ミラーを破壊したことから、デラーズ・フリートの“星の屑”作戦の全容が見えて来る。アルビオンは、ガンダム試作3号機を受け取るため、ラビアンローズに向かうことになる。……というお話し。試作2号機のデザインは、あまり好きじゃない。末端重量があり過ぎて実用的ではないように見える。簡単な言い方をすれば、「説得力がない」。機械は、この“説得力”ってヤツが重要だ。その点、大河原邦男さんのデザインって秀逸だよなぁ。後半になって、プレオープニングや予告編の音入れも変更された。活力のある仕上がりになった。特に予告編は、「次も観たい」という気にさせる。これがフツーだろう。前半の予告編は、明らかにヘンだった。スタッフが変わったのだろうか。個人的には、後半の方が、断然面白い。声優さんも気合いが入っている。劇場版も、後半を中心に再編集されていることからも、大きな変化があったことは間違いない。(前半はバッサリとカットされている)いずれにせよ、作品としては、良い方向にむいたのは確かだ。おかげで、いまだに根強いファンに支えられたシリーズとなった。オススメ!
2016.06.25
コメント(0)

0447 機動戦士ガンダム0083/STARDUST MEMORY VOL.2【スタッフ】・企 画 サンライズ・原 作 矢立 肇 富野由悠季・キャラクターデザイン 川元利浩・総作画監督 川元利浩・総メカニカル作画監督 佐野浩敏・モデルスーツ原案 大河原邦男・メカニカルスタイリング 河森正治・メカニカルデザイン カトキハジメ 明貴美加(RED) 石津泰志・音 楽 萩田光男・監 督 加瀬充子 今西隆志・製 作 サンライズ・バンダイ【キャスト】・コウ:堀川 亮・ニナ:佐久間レイ・ガトー:大塚明夫・シナプス:大塚周夫・バニング:菅原正志・キース:山田義暒・モーラ:伊倉一恵・シーマ:真柴摩利・デラーズ、ナレーター:小林清志【仕 様】・型 番 BCBA-0364・製作年度 ----年・製 作 国 日本・英 題 MOBILE SUIT GUNDAM 0083 STARDUST MEMORY・収 録 88分・音 声 1.JAPANESE (stereo) 2.ENGLISH (stereo)・字 幕 ----・サ イ ズ 4: 3 STANDRD・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、 DVD、NTSC 日本市場向、セル専用・発 売 バンダイビジュアル株式会社・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社・価 格 \6,000(税抜)・映像特典 1.「宇宙の蜉蝣」 2.第 8話「策謀の宇宙」予告編【第 5話 ガンダム、星の海へ】・脚 本 遠藤明範・絵コンテ・演出 加瀬充子・作画監督 川元利浩・メカ作画監督 佐野浩敏【第 6話 フォン・ブラウンの戦士】・脚 本 遠藤明範・絵コンテ・演出 渡辺信一郎・作画監督 逢坂浩司・メカ作画監督 吉田 徹【第 7話 蒼く輝く炎で】・脚 本 大熊朝秀・絵コンテ・演出 赤根和樹・作画監督 川元利浩・メカ作画監督 佐野浩敏【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :デラーズ・フリート宣戦布告! 地球圏はいま再び 戦場と化す・・・ジャケットのオモテ面は、吉田徹さんのイラスト。ガンダム試作1号機が一方的にやられてしまうシーンが背景になっている。前面に描かれているのは、シーマと、彼女が乗るモビルスーツ“ゲルググ”。彼女は、いいキャラクタだったが、ちょっと既視感が拭いきれない。(笑)ウラ面は、Vol.1に較べると、取り込み画像の選択のセンスが、いい。バランスが良く取り込んでいて好感が持てる。左上にストーリーが記載され、中央にキャッチコピーが並ぶ。このコピーの書体が、ちょっと弱い。もっとしっかりした書体の方が、目に入るから、その方が良いと思うな。【感 想】「すべて私の責任です」フォン・ブラウンでアナハイムの常務にニナが言ったセリフが、これ。長いことサラリーマン生活を送っているが、私は、こんなにカッコいい台詞を使ったことが、ない。「それは現場でやったことです。私はノータッチ」と責任転嫁はアタリマエ。「知りませんでした」と、悪意のない第三者を装うのも、無難だな。「僕は反対したんです。でも、上司が決裁しました」と決裁書類のコピーを準備しておくのも、用意周到でいい。「○○○○が悪いんです!」と逆ギレ気味に言い放つのも効果がある。「私は悪くありません」だけは、どんなに追い詰められても口にしてはいけない。(笑)――ま、私の場合は、だいたいこんな感じ。責任? 責任をとれるほど、お給与は貰ってないな。(笑)■第 5話 ガンダム、星の海へ宇宙にあがったガトーは試作2号機を携えて、ジオン残党軍の本拠地である“茨の園”に帰還する。しかし、彼が尊敬するエギーユ・デラーズは、軍事力強化のために野盗のようなシーマ・ガラハウが率いる艦隊を仲間に加えてしまっていた。一方、アルビオンは、ガトーと試作2号機を追って暗礁宙域に入っていた。増援は2艦のみ。何とか宙域を探索できる勢力だった。その頃、コウとニナは、ガンダムの宇宙用仕様への換装を巡って対立していた。そこへシーマが攻撃を仕掛けて来る。コウは、重力下仕様のまま出撃してしまう。……というお話し。シーマがアルビオンに攻撃を仕掛けると同時に、エギーユ・デラーズの演説が流れる。“デラーズ・フリート”蜂起の瞬間である。ところが、演説にブリッジの会話がカブさったり、戦闘シーンが途切れたり、甚だ流れが悪い。ヘタクソな脚本だなぁとイライラしてしまった。■第 6話 フォン・ブラウンの戦士シーマの攻撃を退けたアルビオンは、月面都市フォン・ブラウンに入港する。アナハイムは、大破したガンダム試作1号機の修理と宇宙用への換装を急ぐことになる。上陸許可がおりたクルーは、街へと繰り出す。しかし、ニナの制止を振り切って出撃したコウは、楽しめない。自暴自棄に陥った彼は、最下層で1人の男と出会う。元ジオン軍パイロットのケリー・レイズナー、その人だった。……というお話し。グズグズした主人公は、アムロ・レイを代表格にロボット・アニメの定番となったが、本作品のコウ・ウラキは、ちょっと特殊な感じがする。周囲の目を気にしない“天然ボケ”のように見えるが、実は天才肌で、頭の回転が速い。社会生活には無頓着。思い通りにいかないとキレるところがあり、いわゆるオタクっぽい。ところが、後半は熱血体育会系に豹変してガトーを追い詰めて行く。ヘンなキャラクタだ。■第 7話 蒼く輝く炎で修理が完了し、フルバーニアンに換装されたガンダムのトライアルを続けるコウ。ニナも充実感を覚える。一方、モビルアーマーの修理を終えたケリーは、デラーズ・フリートに志願しようとするが、パイロットとして必要とされていないことを知って、或る決意をする。……というお話し。ケリー・レズナーのエピソードは、劇場版ではバッサリとカットされていたので、なかなか新鮮だった。けれど、隻腕の男が、どうやってモビルアーマーを操縦するのか気になった。パソコンですら、片手での操作は大変なのに……。(苦笑)オープニングとエンディングに流れる歌は、どちらもパッとしない。OPなんか、「ヘタだなぁ、誰が歌ってるんだ?!」と思ってしまった。作曲も作詞も、どこかからのパクリみたいで安っぽいことこの上ない。然も、歌い手さんがシロートさんなものだから、何を言っているのか歌詞が聞き取れない。よくもこんなのをOPに使おうと思ったものだと感心してしまった。EDも似たり寄ったりで、ハッキリしない。正直、32倍速で早送りしてしまった。(笑)それでも、モビルスーツの戦闘シーンをはじめとして作画の素晴らしさには目をみはるものがある。オススメ!
2016.06.24
コメント(0)

0446 機動戦士ガンダム0083/STARDUST MEMORY VOL.1【スタッフ】・企 画 サンライズ・原 作 矢立 肇 富野由悠季・キャラクターデザイン 川元利浩・総作画監督 川元利浩・総メカニカル作画監督 佐野浩敏・モデルスーツ原案 大河原邦男・メカニカルスタイリング 河森正治・メカニカルデザイン カトキハジメ 明貴美加(RED) 石津泰志・音 楽 萩田光男・監 督 加瀬充子 今西隆志・製 作 サンライズ・バンダイ【キャスト】・コウ:堀川 亮・ニナ:佐久間レイ・ガトー:大塚明夫・シナプス:大塚周夫・バニング:菅原正志・キース:山田義暒・モーラ:伊倉一恵・デラーズ、ナレーター:小林清志【仕 様】・型 番 BCBA-0363・製作年度 ----年・製 作 国 日本・英 題 MOBILE SUIT GUNDAM 0083 STARDUST MEMORY・収 録 114分・音 声 1.JAPANESE (stereo) 2.ENGLISH (stereo)・字 幕 ----・サ イ ズ 4: 3 STANDRD・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、 DVD、NTSC 日本市場向、セル専用・発 売 バンダイビジュアル株式会社・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社・価 格 \7,800(税抜)・映像特典 ノンテロップOP Ver.1.0&ED Ver.1.0【第 1話 ガンダム強奪】・脚 本 五武冬史・絵コンテ 加瀬充子・演 出 渡辺信一郎・作画監督 川元利浩・メカ作画監督 佐野浩敏【第 2話 終わりなき追撃】・脚 本 五武冬史・絵コンテ・演出 今西隆志・作画監督 逢坂浩司・メカ作画監督 吉田 徹【第 3話 出撃アルビオン】・脚 本 五武冬史・絵コンテ・演出 渡辺信一郎・作画監督 川元利浩・メカ作画監督 佐野浩敏【第 4話 熱砂の攻防戦】・脚 本 五武冬史・絵コンテ 今西隆志・演 出 赤根和樹・作画監督 逢坂浩司・メカ作画監督 吉田 徹【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :宇宙世紀0083、 ジオン残党軍決起! ガンダム強奪さる・・・ジャケットのオモテ面は、川元利浩さんのイラスト。ガンダム試作2号機と1号機の対決シーンをバックに、主要な登場人物が顔を見せている。地球連邦軍の中でも、主人公のコウ・ウラキの側に立っている登場人物だけなのが、面白い。ウラ面は、本編からの取り込み画像が 9枚。ランダムに配置されている。大きさもランダム。キャラが 3名出ている画像が小さいのは、意図的だろうか。それに、下地は、何の画像だろう? よく分からない。もっと簡単なデザインの方が、いいなぁ。でも、いいデザインだ。【感 想】「イヤー! 私のガンダムが!」ガンダム試作2号機と1号機が戦っているのを見て、ニナ・パープルが悲鳴のように叫んだセリフが、これ。(笑)リリースされた当時、思わずのけぞってしまったことを思い出した。かれこれ25年前の話だ。今回、四半世紀ぶりに観てみて、ほとんど覚えていなかったことに驚き、唐突に印象的だったシーンの幾つかが、記憶の底から蘇って来た。人間の記憶って不思議なものだ。(苦笑)■第 1話 ガンダム強奪宇宙世紀0083。オーストラリアの地球連邦軍トリントン基地に向かう一隻の強襲揚陸艦アルビオン。この艦には、2機の試作ガンダムが積まれていた。トリントン基地のテストパイロットのコウ・ウラキは、初めて見るガンダムに心躍らせる。しかし、試作2号機が核弾頭を装備した直後に、基地は攻撃を受け、ジオンを名乗る男に奪われてしまう。コウは、試作1号機に乗り込むと、強奪を阻止するため、2号機の前に立ちふさがる。……というお話し。『機動戦士ガンダム』や『超時空要塞マクロス』の影響が見受けられるところが面白い。マニアではないので詳しいことは分からないが、スタッフがカブっているのだろう。(笑)■第 2話 終わりなき追撃コウにとって、それは初めての実戦だった。ところが、2号機を奪った男は百戦錬磨、簡単に1号機を退けてしまう。追撃に移ったコウたちだったが、回収艇を撃墜したものの、またもや寸でのところで2号機に逃げられてしまう。それもそのはず、パイロットは“ソロモンの悪夢”と怖れられたジオン軍のエース・パイロット、アナベル・ガトーだった。……というお話し。脚本を書いた方は根暗な性格なのだろう。結構、ウジウジした場面が多い。初めて観た時は、ウンザリしたことを思い出した。やっぱり、その辺は時間的な制限のある劇場版の方が、サラリとしている。(苦笑)■第 3話 出撃アルビオンアナハイムのSE、ニナ・パープルトンは、試作1号機で戦ったコウのパイロットとしての才能に驚嘆していた。その頃、アルビオンに試作2号機奪回の命令が下る。核弾頭を装備したままの2号機をジオンの残党にくれてやるわけにはいかなかった。コウは、奪回計画に志願し、試作1号機のパイロットに任命されることになる。……というお話し。1号機のパイロットの座を巡ってコウとモンシャ大尉の模擬戦が見所になっている。このシリーズは、モビルスーツの作画がスゴイ。■第 4話 熱砂の攻防戦ガトーと試作2号機を追って、アルビオンは西アフリカの大地をさまよっていた。いつ終わるとも知れぬ哨戒任務に乗組員も疲労を隠せない。小さないさこざが絶えなくなっていた。その頃、キンバライト鉱山基地では、2号機の到着に沸き返る。ジオン再興のシンボルだったからだ。“星の屑”作戦を成就させる。それが、彼らの希望だった。彼らは、ガトーと2号機を宇宙に上げるため、アルビオンを待ち伏せする。……というお話し。ストーリーのそこここに『機動戦士ガンダム』へのオマージュが伺える。或いは、パクリ。正直、既視感が拭い切れない。もっとオリジナリティのあるストーリー展開をみせて欲しかった。思えば、このOVAは、リリースされた時に観たきり。一方、劇場版である『機動戦士ガンダム0083/ジオンの残光』は、その妙な熱気に魅入られて何度も観ている。そのせいか、最初から違和感を禁じ得なかった。やたらトーンの低いナレーションや予告編、劇場版とは違う声優さんのアテレコ……。「こんなんだったっけ?」と。(笑)でも、戦闘シーンをはじめとする作画のクオリティの高さに、そんなことはいつの間にか忘れてしまうんですけどね。(笑)オススメ!
2016.06.23
コメント(0)

0445 フライト・ゲーム【スタッフ】・監 督 ジャウマ・コレット=セラ・脚 本 ジョン・W.リチャードソン クリス・ローチ ライアン・イングル・製 作 ジョエル・シルヴァー アンドリュー・ローナ アレックス・ハイマン・撮 影 フラビオ・ラビアーノ・音 楽 ジョン・オットマン【キャスト】・リーアム・ニーソン(石塚運昇)・ジュリアン・ムーア(日野利加)・ミシェル・ドッカリー(鶏冠井美智子)・ルピタ・ニョンゴ(杉浦慶子)【仕 様】・型 番 10DRJ-20731・製作年度 2014年・製 作 国 アメリカ・原 題 NON-STOP・収 録 本編 107分・音 声 1.英 語 (5.1ch サラウンド) 2.日本語吹替 (2.0ch ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語字幕(デカ字幕) 3.吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、 DVD、NTSC 日本市場向、レンタル専用・発 売 元 ギャガ・販 売 元 ハピネット・2014年劇場公開作品・字幕翻訳 松浦美奈・吹替翻訳 中村久世・映像特典 キャスト&スタッフ プロフィール(静止画)【ジャケット】・オモテ面:全てを疑え。 146人、乗客全員容疑者 20分に1度の殺人 12000m上空の密室 向けられる疑惑 全米初登場第1位!・ウラ面 :『96時間』シリーズのリーアム・ニーソン主演 世界各国でオープニング興収No.1続出 アメリカ/ドイツ/オーストラリア/ ニュージーランド/韓国/香港/ シンガポール/ハンガリー/ポルトガル/ マレーシア/イスラエル/エストニア etc. 大西洋上空の機内で 航空保安官ビルに届いた脅迫メール 予告通りに始まった、 姿なき犯人による連続殺人 乗客乗員全員が容疑者、 そして彼さえも―― 今、頭脳と肉体の限界を 超える壮絶な戦いが始まる!!ジャケットのオモテ面は、本作品のハイライト・シーンだろう。監督さんは、このシーンが撮りたくて、本作品のメガホンを取ったのではなかろうか。(笑)でも、本編では、スローモーションで表現されていたので、ジャケットのようなスピード感は、ない。その辺に、ちょっと違和感がある。ウラ面には、主人公を演じるリーアム・ニーソン。その背後に手を上げている乗客……。何だかマヌケなシーンだ。たぶん、合成だろう。ほかにも本編からの取り込み画像が使われているが、インパクトがない。センスがないなぁ。【感 想】「旅費はタダ!」OK、のった!何が面白いって、リーアム・ニーソンのこの台詞が一番面白かった。(笑)バカバカしい事この上ないのだが、それで納得する乗客の姿が、妙にリアルで感心してしまった。何の保証もないのに、インパクトだけで乗客の不満を煙にまいてしまう主人公のヤケクソ具合いが生々しい。いい場面だった。作品としては、ツッコミどころ満載なので、イマイチのり切れなかったのはザンネン。何しろ、“たまたま”が多くて、真相が暴かれる度に、鼻白んで行くヘンな作品だった。たまたま隣を譲った。たまたま拘束した。たまたま殺した。たまたまタバコを吸った。たまたま発見した。たまたま銃が浮いて来た。偶然がストーリー展開を助けるにしても、多すぎないか?それに、小型とはいえ、どうやってジェット旅客機から脱出するつもりだったんだ?(まさか本気でパラシュートで降下するつもりだったわけではあるまい。マヌケ過ぎる)どうやって身代金を回収するつもりだったんだろ?1億5千万ドルと言っても 100の口座に送金されて、更に 100の口座に送金されたら、1口座当たり15,000ドルだ。まとまった金額を手にしようとしたら、何十もの口座から引き落とさなければならない。何十本もの印鑑と何十冊の預金通帳を持ってウロウロしている犯人の姿って、マヌケじゃない?(笑)それとも、何か良い方法があるのか? もし、そんな方法があるなら、こんな手のこんだことしなくても良いんじゃない?観客が納得できないのに、仲間から犯行の協力を得ることは出来ないと思うぞ。(バカだったら騙せるけど……)犯人のもともとの計画を知りたいものだ。私だったら、絶対に計画の練り直しを命じるな。命は落としたくないもん。おそらく、トリッキーな状況だけ思いついたものの、ステキな結末を思いつかなかったのだろう。ジョディ・フォスターが主演した『フライトプラン』を観て、「オレだったら、こんなストーリーにするな」と書きなぐったメモが、たまたまプロデューサーの目にとまって、たまたま映画化が決まったのではなかろうか。(笑)製作はジョエル・シルバーだもん、二番煎じ、三番煎じの汚名なんか歯牙にもかけない。面白ければいい、カッコ良ければいいってスタンスを貫き通している。(或る意味、清々しい)それに、撮影はほとんど旅客機内だから制作費は安くて済むし、J.シルバーの目には、いい企画に映ったに違いない。きっと、たまたまリーアム・ニーソンのスケジュールが空いていたんだろうなぁ。ジュリアン・ムーアも、たまたまキャスティング出来ちゃったに違いない。(笑)名前の売れたスターが2人確保できれば、あとは出演料の安いところで揃えれば、いい。ほかに仕事はない連中だから、撮影はハリウッド・スター2人の予定に合わせて最短で組める。言うことナシだ。(笑)ジュリアン・ムーアの気の抜けたお芝居からしても、そんな感じの作品だった。オススメ致しません!
2016.06.22
コメント(0)

0444 ファインド・アウト【スタッフ】・監 督 エイトール・ダリア・脚 本 アリソン・バーネット【キャスト】・ジル:アマンダ・セイフライド(浅野真澄)・シャロン・エイムズ: ジェニファー・カーペンター(吉田麻実)・エリカ・ロンズデール: キャサリン・メーニッヒ(衣鳩志野)・モリー:エミリー・ウィッカーシャム(坂井恭子)【仕 様】・型 番 1000425530・製作年度 2012年・製 作 国 アメリカ・原 題 GONE・収 録 本編 94分+特典映像 3分・音 声 1.オリジナル (5.1ch サラウンド) 2.日本語 (5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、 DVD、NTSC 日本市場向、輸出禁止商品、 レンタル専用・発 売 ワーナー・ホーム・ビデオ &デジタル・ディストリビューション・提 供 ジョウゲート・翻 訳 字幕翻訳…Titra 吹替翻訳…税田春介・映像特典 1.オリジナル予告編×2【ジャケット】・オモテ面:アマンダ・セイフライドが 迫真の演技で挑む 衝撃のサスペンス・アクション!・ウラ面 :リミットは12時間―― 必ず見つけ出す。 妹を、そしてさらわれた私自身を。B級アクション映画の雰囲気そのままのジャケット。デザインのパターンとしては、アンジェリーナ・ジョリーが主演した『ソルト』と、素晴らしく良く似ている。(笑) ま、そういう扱いでも仕方のない出来映えなのだが……。もう少しオリジナリティを出して欲しかった。ウラ面も、イマイチ。物語が伝わって来ない。こういうやっつけ仕事は、よくない。もっと智恵とセンスを使いましょう!【感 想】「誰も私の言うことを信じてくれない」観ている最中、ジョディ・フォスター主演の『フライト・プラン』を何度も思い出した。あの作品の方が緻密だったけれど……。(苦笑)――ジルは1年前、何者かに誘拐され、命からがら脱出した経験があった。しかし、彼女が監禁されていた場所が見つからず、狂言だと判断されてしまう。結局、カウンセリングを受けるハメになり、警察に対する不信感が強まってしまう。一年後の或る朝、ジルが夜勤から帰って来ると、妹の姿がなかった。同じ犯人に誘拐されたと直感した彼女は、警察に訴えて出るが、取りあってくれない。あの時と同じだ。彼女は、独りで捜査を始めることになる。……というお話し。基本的に何の訓練も受けていない女の子に出来ることは限られている。拳銃を持たせるのが、せいぜいだ。超人的な身体能力を発揮してビルからビルへと飛び移ったり、スタントマンのようなカーアクションを披露したりもしない。マーシャルアーツの技を駆使して相手をのしたりもしない。(冒頭、護身術の訓練を受けているようなシーンはあるが……)だから、アクション的には地味だし、あまりスリリングでもない。主人公のジルを演じたアマンダ・セイフライドも終始思いつめた顔をしているが、そういう意味での必死さが伝わって来なかった。こういう役柄は、“やり切った!”という感じがあって、役者さんとしては満足感が高いのだろう。でも、観客としては、つまらない。共感できないからだ。「誰も私の言ってることを信じてくれない」と、思春期の子供のようなことを平気で口走る。幼い。だから、どちらが妹なのか判らなくなる。妹の方が体格がよくて、大人っぽい顔つきをしているせいもあるが……。監督さんも、彼女の言っていることが正しいのか、単なる妄想なのか、観客が分からなくなるような演出を施している。共感できるワケがない。第一、ニコリともせず、怖い目でギャンギャン吠えられてもねぇ……。クライマックスも“夜の森林公園”ってロケーションじゃ仕方ないのかも知れないが、暗くて、よく見えない場面が続く。(真っ黒なスクリーンに懐中電灯の灯りだけ見せられても……) 娯楽作品なんだし、照明に時間をかければ、もっと撮りようがあったはず。努力が足りないよ。(苦笑)幕切れも、何だか後味がよくなかった。仇を討ったのだから、観客としては溜飲を下げたいのだが、「えー、こんなんで良いのかよ!」という思いが先に立つ。これを是とするのは、現代の世相を反映してのことだろうか。救いのない世の中だ。残念だけれど、オススメ致しません!
2016.06.21
コメント(0)

0443 スーパーナチュラル SEASON 5 DISC 4 [THE COMPLETE FIFTH SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹)・ボビー・シンガー…ジム・ビーバー(谷口 節)・カスティエル………ミシャ・コリンズ(津田健次郎)【仕 様】・型 番 SDB-Y28107・製作年度 2009-2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 913分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語・字 幕 1.英 語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 1.製作総指揮 エリック・クリプキ & ロバート・シンガー、製作総指揮/脚本 ベン・エドランドによる音声解説 第 4話「 5年後の世界」 2.未公開シーン集 3.サバイバルガイド~世界の終末~ 4.ゴースト・フェイサーズ ウェブ・シリーズ 5.NG集 6.ワーナー・ブラザース BD-LIVE【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :ルシファー復活! 兄弟の旅は、人間・悪魔・天使の 壮絶な戦いへ――アウターケース仕様の4枚組。今回掲載した画像は、ブックレットの見開きページ。ピクチャディスク、そして、ブックレットの該当ページ。今回は、ボーナスディスクが添付されているので、その紙ジャケのオモテ面とウラ面も掲載してみた。モチロン(笑)、オモテ面もウラ面も、アウターケースと同じ画像が使われている。ブックレットの見開きページは、女性ファン向けの画像だな。右手でコルトを構えたディーン、その背後にはサムの姿が見える。背景になっているのは、最終戦争で荒廃した街か……。いい雰囲気だが、男性ファンが部屋に貼りたくなる雰囲気では、ない。(笑)【感 想】「第6シーズンに期待するもの」第6シーズンのリリースが決まった時は、嬉しかった。ここのところ、悪魔だの天使だの最終戦争だの、壮大なお話しが中心だったせいか、ハンターとして“狩り”の話しから遠退いてしまった感があった。第4シーズンでディーンも言っていたが、「また昔みたいに暴れようゼ!」と視聴者は思っていたはず。本ディスクには、そんな気持ちをくむようなエピソード2本が収録されている。第6シーズンに期待するものは大きい。オールドファンは1話完結の悪霊やモンスター退治を望むだろうし、マニアックなファンはサムとディーンの関係に興味津々だろうし、どちらへ舵を取るのか悩ましいところである。■第19話(101) 神々の集い嵐にみまわれてサムとディーンが逃げ込んだホテルは、山の中とは思えないほど豪華で、宿泊客で賑わっていた。たまには贅沢もいいかとチェックインした2人だったが、隣室の客が突然いなくなったり、何かがおかしかった。――というお話し。『シャイニング』のような“幽霊話し”かと思いきや、意外な方向に物語は展開する。観ていながら、「いいのかなぁ、こんな扱いで……」と思ってしまった。古代信仰とはいえ、多くは姿カタチを変えて、現代の信仰に息づいている。まぁキリスト教圏からすると、こんな感じなのかも知れない。かすかに配慮をうかがわせるセリフもあるが、この唯我独尊は如何にも欧米人らしい。(笑)■第20話(102) 四つの指輪ガブリエルの助言で“疫病”の騎士を追うことにしたサムとディーン。2人は原因不明のインフルエンザが蔓延する町にやって来たが、調査をしても杳として手掛かりはつかめない。そんな時、クラウリーが現れ、2人に力を貸すと言う。――というお話し。“飢饉”の時もそうだったが、今回も“疫病”の造形が秀逸。漫画のキャラクタのようにデフォルメし過ぎかも知れないが、その判り易さが本シリーズの魅力でもある。また、最終戦争の意味合いが初めて明かされたエピソードもある。これまで結末をどうするのか、どことなく迷いがうかがえた。しかし、これで先が見えたのか、大きく舵をきった感じだ。後は最終話に向かって怒涛のように突き進んで行く。第19話と第20話は“つづきもの”になっている。第19話のエンディングが、第20話に繋がる趣向だ。これまでにも幾度かあったが、正直、あまり似合わないような気がする。(笑)やはり、本シリーズには1話完結が相応しい。事件を解決して町を去って行く。この“王道”にこだわってほしいと思うのだ。■第21話(104) 騎士との約束■第22話(105) 世界の終末「ルシファを閉じ込めていた檻はまだ地獄にある」と言うガブリエルの言葉を信じ、サムとディーンは仲間とともに最後の戦いに挑む決意をする。サムがルシファの器となって檻に飛び込む、と言う無謀極まりない作戦だったが、ここに至って他に手はなかった。ディーンは迷いながらも承知し、“疫病”の指輪を奪うべく行動を開始する。――というお話し。単なる幽霊退治のお話しが、シンボリックな観念世界のお話しになって久しい。オールドファンは幽霊やモンスター退治のロードムービーへの回帰を願っているが、善と悪、悪魔と天使、天国と地獄、――精神世界の葛藤をヴィジュアルに見せてくれる物語もまた、ひとつの結末に辿り着くと、「これはこれでありかな」という気がして来るのだから不思議なものである。製作サイドも心得たもので、あまり情緒的にならず、ドライで含みのある演出で臨んでいる。もう少しウェットに描いた方が良かったような気もする。その方が、辻褄合わせに思われがちな説明シーンも難なくやり過ごせるからだ。なかなかバランス良く舵取りすることは大変だが、求心力を失わずにシリーズを存続させて来たプロデューサの手腕は見事である。最終話なので、あまりストーリーには触れないでおくこととする。(笑)“最終戦争”がどれだけ人間世界に影響を及ぼしたのか、映像的な説明がなされないので判らない。ただ、『死の天使』や『バビロンの淫婦』等のエピソードを観る限り、地方ではかなり打撃を被っているらしい。広大な国土を持つ米国で、それがどれだけ社会的な意味を持つのかは知らないが、これまでの道のりで幾つかの町が失われたことは分かる。劇中、世界各地で災厄が続いているというニュースがラジオから流れたこともあった。その割りには、普段と変わらない日常を送っている町があったりする。不思議だ。もっと都会の方が、悪魔のつけいるスキがあって“最終戦争”の舞台にはもってこいだと思うのだが……。(笑)ミカエルとルシファの喧嘩は、僅か数名の目撃者をもって終結を迎える。ミカエルが勝つのか、ルシファが勝つのか、サムは思惑通りに戦えるのか、ディーンの願いは叶うのか、――すべてはこの一枚に収録されている。シーズン6の内容も気になるが、まずは本ディスクをご覧あれ!オススメ!
2016.06.20
コメント(0)

0442 スーパーナチュラル SEASON 5 DISC 3 [THE COMPLETE FIFTH SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹)・ボビー・シンガー…ジム・ビーバー(谷口 節)・カスティエル………ミシャ・コリンズ(津田健次郎)【仕 様】・型 番 SDB-Y28107・製作年度 2009-2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 913分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語・字 幕 1.英 語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 1.製作総指揮 エリック・クリプキ & ロバート・シンガー、製作総指揮/脚本 ベン・エドランドによる音声解説 第 4話「 5年後の世界」 2.未公開シーン集 3.サバイバルガイド~世界の終末~ 4.ゴースト・フェイサーズ ウェブ・シリーズ 5.NG集 6.ワーナー・ブラザース BD-LIVE【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :ルシファー復活! 兄弟の旅は、人間・悪魔・天使の 壮絶な戦いへ――アウターケース仕様の4枚組。今回掲載した画像は、ブックレットの表紙と裏表紙。ピクチャディスク、そして、ブックレットの該当ページ。表紙は、アウターケースやインナーケースのジャケットと同じもの。ウラ面は、これまでのシーズンと同じレイアウトを使用している。ブロマイドのようなサム(ジャレッド・パダレッキ)とディーン(ジェンセン・アクレス)の画像。それぞれ本編からの取り込み画像も1枚づつ用いられている。ハイライトの1場面ではなく、何気ないカットを使っているところが、作品の雰囲気を伝える一助になっている。いいチョイスだ。【感 想】「祝 100話!」米国では 100話を超えるとヒット作と認知されるらしい。デビッド・カルーソ(『CSI:MIAMI』) がインタビューに応えて、そんなことを言っていたのを思い出した。本シリーズも通算 100話目を迎えた。実に 4シーズンと18話目だ。現場では、盛大なお祝いがなされたことだろう。日本にも長寿番組はあるが、現場でアニバーサリーを祝ったりするのだろうか? 芸能情報に疎い私は知らないが、あると面白い。(笑)例えば、『ワタオニ』で、ハシダ先生を囲んで出演者一同が“祝○○○回記念”とデコレーションされた特大ケーキのろうそくを吹き消していたりすると、親近感がわいて「観てみようか」と言う気になる。(笑)そう言えば、似たような内容のエピソードが繰り返される『水戸黄門』に放送回数なんてあるのだろうか? 誰か数えている人がいるのかな? ドラマではないが、『サザエさん』のエピソード数は幾つくらいだろう? 何千にもなるはずだ。ギネスものだな。気になる。(笑)『徹子の部屋』も放送回数で言えば、かなりになる。そう言えば、いまは放送されていないが、『兼高かおる 世界の旅』ではアニバーサリーを祝っていた記憶がある。(個人的に、もう一度観たい番組のひとつだ)番組製作において、放送回数は人気や認知度を計るバロメータだろう。視聴率が計りにくくなった昨今、こういう節目は大切にした方が、いい。■第13話(95) 両親との再会サムとディーンがルシファーとミカエルの“器”になって戦うのを阻止するため、マリアは2人の母親を殺すべく過去へとタイムトリップをする。母親を殺せば2人は生まれて来ない。その企みを知ったカスティエルは、サムとディーンを連れ、マリアを追ってタイムトリップする。そして、2人は、両親と再会することになる。――というお話し。『T4』を監督したMcGへの賛辞か、『ターミネーター』風のエピソードだった。映画通のディーンが「まだ『ターミネーター』は公開されていないんだぞ!」と言う辺りに、セルフパロディの面白さがある。McGには是非とも『T5』を監督してほしいなぁ。期待している。(リブートなんて邪道だ)■第14話(96) ブラッディ・バレンタイン愛し合う男女が互いに食い合って死亡する事件が発生する。心臓に残された刻印から天使が関わっていると考えられたが、それは死の天使“飢饉”の仕業だった。――というお話し。こちらもタッパーに入った心臓をディーンがサムに差し出して「バレンタイン」という辺りがセルフパロディになっている。彼が『ブラッディ・バレンタイン』に主演したことを知っているファンならニヤリとする1コマである。悪く言えば楽屋落ちだが、いまのところ観客を置き去りにすることなく、バランスは取れている。■第15話(97) 蘇る死者たちボビーの住む町で、死者に人が襲われる事件が発生する。サムとディーンが駆けつけるが、ボビーは「何の予兆もない」と素っ気ない。それでも捜査を続けた2人の前に姿を現したのは、数年前に殺された男だった。死者が蘇ったのだ。どうやら町中がそのことを知っており、愛する家族が蘇ったことを受け入れているようだった。そして、ボビーのところにも、火葬にしたはずの妻が生前の姿のまま返って来ていた。――というお話し。切ない話しだった。ボビーの気持ちは痛いほど分かるし、苦しんでいる彼の姿を見ながらパイを焼くことしか出来ない妻の気持ちもよく分かる。どうにもならないことを知りつつ、それでも今の幸せにすがりつこうとする悲しみは、誰にも責められない。後半はゾンビものに転じてしまうが、シリーズ中でも屈指のエピソードだと思う。昔、友人の頼みでリリース前のビデオを試写してコメントを書いていたことがある。映画評というほどではなく、1行コメントみたいなものだったから気軽に引き受けた。当時、友人はフリーライターを目指していて、お金になれば何でも書いた。もともと商売上手だったから、何処からか仕事を仕入れて来ては、私や友人に手間仕事を振っていた。1行コメントの仕事も、スポーツ新聞のものだったような記憶がある。私はスポーツ新聞を読まないので、結局自分が書いたコメントが活字になったのを見たことはない。所謂、サンプル版というヤツが送られて来て、それを観て紹介記事を書いたりするわけだ。しかし、毎月、大量にリリースされるDVDをすべて観ることは出来ない。メジャーなタイトルや資料の揃っているものが中心になる。選ばれなかった作品は、そのまま担当者に返却されるか、廃棄される。ほとんどは廃棄だが、その中から数点ピックアップしてコメントを書く。友人の説明によれば、毎回メジャーな作品ばかりだと飽きられる。やはり、掘り出し物が必要なのだ、とのことだった。そんなわけで、大量のビデオが送られて来たが、殆どがZ級のホラーやアクション映画だった。(映画ですらなかったかも知れない) さすがの私も毎日のようにしょうもないホラーを観るのは苦痛で、半年も経たないうちに降参してしまった。如何に映画を観るのが好きだとしても、ことそれを仕事にすることは、耐え難い苦痛を伴うものだと実感した次第。レンタルビデオが全盛の頃、Z級のホラーやアクション映画も全盛だった。アクション映画は『ランボー』の亜流が多かった。登場人物と火薬が少なくて済むからだろう。ホラーは定番のスラッシャ映画やアルジェント気取りの魔女もの、ヴァンパイアもの、――意外とバラエティ豊かだったかも知れない。英語圏以外からの作品も随分と観た。やはり、一番人気はゾンビものだろう。しかし、そのどれをとっても本シリーズには遠く及ばない。第15話は名エピソードの一つだが、ヘタな映画よりよほど甘美だ。これまでにも狼男に咬まれた女性のエピソードが印象深い。第16話も神の使者として遣わされるジョシュアの登場もいろいろ考えさせられた。TVドラマとして、映像の演出が画一的になって行くのは致し方ないところがある。しかし、脚本の質は、シーズンを重ねるごとに上がっているような気がする。なかなか侮れないシリーズである。■第16話(98) 神からの伝言最終戦争を引き起こした張本人としてハンター仲間の銃弾に倒れるサムとディーン。2人は天国で目覚めるが、「“器”に死なれては困る」と、2人を生き返らせるべく、ザカリアが探していた。しかし、カスティエルは、見つかる前にジョシュアに会え、と指示する。ジョシュアは、神と会話が出来るただ1人の天使だった。――というお話し。“天国”がどんなところかは知らないが、なかなか面白い設定だった。■第17話(99) バビロンの淫婦悪魔に襲われたサムとディーンは、間一髪で武装した町民に救われる。彼らは、1人の少女の予言によって悪魔と戦い、自分たちの住む町を守っていた。彼女は牧師の娘で、天使の話しが聞こえるとのことだったが、カスティエルに言わせるとニセの預言者だった。その言葉を裏付けるかのように、徐々に少女の言葉はエスカレートし、町民たちを悪しき方向へと扇動を始めた。――と言うお話し。いつの世にもエセ預言者は存在する。宗教を隠れ蓑に人々を欺き、忠誠ばかりか金品財産をかすめ取る。企業にも似たような詐欺を働く輩がいるが、宗教にはつけ込み易い“穴”があるような気がしてならない。財務会計などの合理的な仕組みによって支えられていないからだろう。(企業においても、こと経営に関する事柄は宗教的だ。だから詐欺被害にあったりする)まぁ、私たち人間が極めて不完全な生き物である証左だろう。牧師(父親)サイドから観ると、救いのない話しだった。■第18話(100) 最後の砦ミカエルの“器”になる決心をして一人で飛び出したディーンだったが、すぐにサムに見つかって連れ戻されてしまう。「何のために頑張って来たんだ!」と叱責するボビーにも心は揺るがない。そこへ、アダムを連れてカスティエルがやって来る。ザカリアが何か企んでいる、と言う。――というお話し。ザカリアのサラリーマン的な発言が面白かった一編。別な言い方をすると、人間臭い。(笑) 神だの天使だの悪魔だの言ったところで、ひと皮むけば人間と大差ない。こちらも、アダムの立場からすると極めて救いのないエピソードだった。100話目なのだから、正直、もう少し華やかなエピソードにしてほしかったなぁ。マンネリはよくないし、たまには変革も必要だ。本作品も、第5シーズンに至っても、メインのキャストやスタッフに変化はない。特典のNG集やスタッフのコメンタリーを聞いていると、現場の雰囲気はかなり良さそうだ。それは作品にも現れている。悪いことではないが、馴れ合いの一歩手前ギリギリのところにあるような気がする。役者のお芝居から緊張感がなくなる寸前だ。ここらで、シリーズに大きな変革が必要だろう。視聴者の声に耳を傾けて、大胆な刷新をはかりながらも、視聴者のニーズに応える作品になっていてほしい、とつくづく思う。オススメ!
2016.06.19
コメント(0)

0441 スーパーナチュラル SEASON 5 DISC 2 [THE COMPLETE FIFTH SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹)・ボビー・シンガー…ジム・ビーバー(谷口 節)・カスティエル………ミシャ・コリンズ(津田健次郎)【仕 様】・型 番 SDB-Y28107・製作年度 2009-2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 913分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語・字 幕 1.英 語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 1.製作総指揮 エリック・クリプキ & ロバート・シンガー、製作総指揮/脚本 ベン・エドランドによる音声解説 第 4話「 5年後の世界」 2.未公開シーン集 3.サバイバルガイド~世界の終末~ 4.ゴースト・フェイサーズ ウェブ・シリーズ 5.NG集 6.ワーナー・ブラザース BD-LIVE【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :ルシファー復活! 兄弟の旅は、人間・悪魔・天使の 壮絶な戦いへ――アウターケース仕様の4枚組。今回掲載した画像は、インナーケースのオモテ面とウラ面、ピクチャディスク、そして、ブックレットの該当ページ。オモテ面は、アウターケースと同じ。ウラ面は、これまでのシーズンと同じレイアウトを使用している。本シーズンは、主人公のサムとディーンは勿論のこと、カスティエルやボビーの画像も使われている。この2人は、レギュラーになったってことだろうなぁ。シリーズとしての統一感は保たれているが、もう少し工夫が欲しいところ。シーズンを重ねる度に進化していくのが、本当の姿だと思うのだが……。【感 想】「海外ドラマ」子供の頃に観た海外ドラマを、いまもケーブルTVで観ている。『刑事コロンボ』がそうだ。数年前にデジタル・リマスタ版の放送が始まり、毎週欠かさず観ていた。毎週どころか、ケーブルTVだから一週間に何回か放送されるが、タイミングが合うと観てしまう。DVDを持っているにもかかわらず、だ。もっともソファに座ってキチンと観ているわけではないので偉そうなことは言えないが、良い作品というのは何度観ても面白い。本シリーズもまた、ついついチャンネルを合わせてしまう。ブルーレイを持っているのだから、もっとキレイな映像で観られるのに、何故か放送を見逃すと損したような気になる。(笑) そんな生活を分析すると、映像や音響の美しさも大事だが、もっとイージーな鑑賞スタイルの方が、魅力があるらしい。自分で作品を選び、ケースからディスクを取り出してプレイヤーにセット、言語や字幕の設定をして「さぁ観るゾ!」というより、チャンネルを合わせて気に入った番組ならそれを観るという方が、楽チンだからだ。何となく歳をとって精神活動がパッシブモードに入ってしまったようでイヤな感じだ。(笑)■第07話 危険なゲーム自分の歳を賭けて“魔女”男とポーカー対決をするお話し。(笑)随分と端折ったストーリー紹介だが、これでもネタバレぎりぎりだ。サムとディーンたちのドタバタ騒動も楽しいが、“魔女”男と相方の女性との切ない関係も見所だろう。個人的にはその部分が好きだ。フツーに生きて行くのが一番幸せなことなのだが、人間の欲望は飽くことを知らない。神話の時代から不老長寿を願って来た。秘薬を求めて大陸を横断し、海を渡って来たわけだから、その労力たるや凄まじいものがある。そう考えると、数千年を経た今でも、ひとはあまり進化していないのかも知れない。もっと賢くならなければ……。(笑)■第08話 異次元へのチャンネルTV番組の中に入ってしまったサムとディーン。トリックスターの仕業と判るものの、どうすれば元の世界に戻れるか分からない。やがて、サムが登場人物そのものを演じることがトリックスターの望みだと気付く。2人はさまざまなキャラクタを演じるが、トリックスターには重大な秘密があった。――というお話し。海外ドラマのファンの方には嬉しいエピソードだった。思わずニヤリとしてしまった。ソープオペラや『グレイズ・アナトミー』『CSI:マイアミ』といった作品のパロディ番組が登場する。あまり親しんだことのない方には“くるみ割り”のハジケた司会者くらいしか楽しめなかったようだが、私のような海外ドラマ入門者でも十分に楽しめる内容だった。この2人でソープオペラも楽しいかも知れない。(笑)■第09話(91) リアル・ゴーストバスターズサムとディーンが呼び出されたホテルで行われていたのは、小説『スーパーナチュラル』の“ファンの集い”だった。しかし、そのホテルには母親に子供たちが殺されるという陰惨な過去があり、ロールプレイの役者たちに混じって本物の子供の幽霊が現れる。――というお話し。コメディタッチの作品だが、意外と核心をついていて面白かった。いつだってマニアの言うことは正しいのだ。(笑)この作品を観ていて、第1シーズンのブルーレイBOXに収録されていた特典映像を思い出した。2006年に開催されたパネルディスカッションの様子だ。きっと、製作サイドは、この時の経験を基にシナリオを起こしたんだろうなぁと思う。楽しい話と悲しい話、ナンセンスとシリアス、緊張と弛緩――、シリーズ構成の中でバランス良くそれが配置されると、「早く次が観たい!」という気になる。単純なことように思えるが、なかなかそう上手くは行かない。メインとなるストーリーが深刻なお話しだと、どうしてもそちらに流されるからだ。脚本を書く方も気持ちが入り込むからだろう。そこを踏ん張って、振幅のあるシーズンを作り上げるには、プロデューサーに並々ならぬ統率力が必要だ。本シリーズは、“天使と悪魔の最終戦争”真っ只中という設定にもかかわらず、うまいこと軽妙な1話を挟んで来る。本ディスクに収録された第 9話は、まさにそんな1話だった。(笑)1本の作品の中にも緩急が必要だ。ジェット・ローラー・コースターに例えられる作品は、幾つもある。けれど、それらのほとんどは、アクションとアクションの間を摘んだだけで、本来の脚本や編集の妙味を味わえない。ただアクションを繋げただけでは、面白くもなんともないではないか。本シリーズの良いところは、サムとディーンの豊かな関係にあるだろう。喧嘩したり思いやったり突き放したり、なかなか忙しい。然も、ディーンのキャラクタが秀逸で、深刻な状況にもかかわらず女の尻を追いかけまわす姿に、何度癒やされたことか。(笑)メリハリのある脚本、メリハリのあるキャラクタ、メリハリのあるシリーズ構成。それが『スーパーナチュラル』の魅力だろう。■第10話(92) 死の天使クラウリーからコルトを譲り受けたサムとディーンは、ボビーら仲間を集めて対決に挑む。ルシファーは、“死の天使”を蘇らせようと儀式を行おうとしていた。――というお話し。駆け足のように展開の早い1話だった。クラウリーからコルトを譲り受けるだけでも1話作れそうだ。思うに、第5シーズンに入ってから説明のセリフが増えたような気がする。映像で描かない分、展開が早いわけだ。この場合、“展開”というより“進行”と言った方が良いかも知れない。■第11話(93) 病院に棲む怨霊父の友人が入院している精神科病院で患者が自殺する事件が多発する。解明のために患者を装って病院に潜入したサムとディーンは、ヒトの脳ミソをすするモンスターと対決する。――というお話し。セカンドシーズンに『プリズンブレイク』みたいなエピソードがあったが、その亜流である。刑務所が精神科病院に代わっただけのような印象である。もう少しヒネリを効かせてほしかったが、まぁ“定番”なので仕方ないか。(笑) ただ、刑務所に較べて精神科病院は自由度が低かったのか、ストーリー展開の振幅が狭く、物足りなさが残ったのは残念である。■第12話(94) 魂の交換黒魔術で少年と身体が入れ替わってしまったサム。何とか元の身体を取り戻そうとするが、サムの身体に入った少年は、ディーンと伴に“ポルターガイスト事件”解決のために奔走していた。――というお話し。「ひとは外見に騙される」というが、もっと早くに気づいても良さそうだ。(笑) まぁ、そこがドラマなのだろうけども、普段は抜群の行動力で事件を解決するサムが、モタモタし過ぎである。コミカルな展開を優先した結果だろうけど、おかげで最後がグズグズになってしまった。これまで本シリーズには、さまざまなモンスターが登場して来た。悪霊や吸血鬼、妖怪、悪魔に至るまで、世の中は魑魅魍魎に溢れており、私たちが思う以上に世界は広く深いのだ、と語っているかのようだ。確かに交通機関が発達し「世界は狭くなった」と言われて久しい。ましてや、現代はネットワークの時代だ。自宅にいながらボーダレスにあらゆる情報を取得できる。バーチャルな空間は、現実よりも楽しい時間を約束してくれる。仕事も含めて考えれば、私自身、PCに向かっている時間は一日 6時間を超える。ほとんど中毒状態だ。そんな時代に、古い車を駆って全米を渡り歩き、幽霊やモンスターを退治して回る兄弟の話しだなんて、実にアナクロだ。(笑) しかし、私たちは、そんな兄弟の旅を好意的に受け入れている。心の何処かで、モンスターのいる世界を望んでいるのかも知れない。私たちの生活から暗闇がなくなり、モンスターは映画やドラマのエンターテイメントの中でしか会えなくなった。私の甥っ子は、ニンテンドーDSの中に棲んでいるのがモンスターだと思っている。かわいらしくていいが、どうも何かが違っているように思える。水木しげるさんではないが、生活の中に妖怪がいた方が豊かかも知れない。最近はとみにそう思う。オススメ!
2016.06.18
コメント(0)

0440 スーパーナチュラル SEASON 5 DISC 1 [THE COMPLETE FIFTH SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹)・ボビー・シンガー…ジム・ビーバー(谷口 節)・カスティエル………ミシャ・コリンズ(津田健次郎)【仕 様】・型 番 SDB-Y28107・製作年度 2009-2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 913分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語・字 幕 1.英 語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 1.製作総指揮 エリック・クリプキ & ロバート・シンガー、製作総指揮/脚本 ベン・エドランドによる音声解説 第 4話「 5年後の世界」 2.未公開シーン集 3.サバイバルガイド~世界の終末~ 4.ゴースト・フェイサーズ ウェブ・シリーズ 5.NG集 6.ワーナー・ブラザース BD-LIVE【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :ルシファー復活! 兄弟の旅は、人間・悪魔・天使の 壮絶な戦いへ――アウターケース仕様の4枚組。今回掲載した画像は、アウターケースのオモテ面とウラ面、ピクチャディスク、そして、ブックレットの該当ページ。オモテ面は、肌をモノトーンに加工したサムとディーンの画像。背景はブルーで、禍々しい黒い飛沫が飛んでカラスに姿を変えている。洗練された、センスのいいジャケットだ。ウラ面は、どこかの街を背景に、ショットガンを持った2人の画像。オモテ面と同じトーンで仕上げられている。でも、2人ともヘンな顔だ。(笑) それに合成に失敗したのか、遠近感もヘンだ。まったくセンスがない。何で、こんなことになったんだ?【感 想】「ブルーレイの映像はキレイだけど……」第5シーズンからリアルタイムでブルーレイを買っている。この時点で、第1~4シーズをブルーレイで買い直した。何しろ、思った以上に映像がクリアだったからだ。けれど、ディスク 1枚に 6話収録されている。コレって、どうよ? いくら記録容量が増えたからといって多すぎやしないか? だいたい 6話も続けて観たら飽きちまう。(失礼!) やっぱり物事には程々ってのがある。(笑)■第01話 ミカエルの剣魔王ルシファーを蘇らせてしまったサムとディーン。しかし、彼らは何者かの手によって救い出され、戦場を離れる。やがて、2人はそれぞれに課せられた運命を知ることになる。サムは魔王ルシファの“器”として、ディーンは大天使ミカエルの“器”として……。――というお話し。すぐに大災害が目白押しのスペクタクル映像が見られるかと思っていたら意外と拍子抜け。――まぁ、そうだよね、第 1話からVFX満載の地獄絵図を作ってしまったら、製作費が続かない。それに、蘇ったルシファが直ぐに正体を現しては、つまらないではないか。(笑) 拍子抜けのオープニングも、連続ドラマとしては計算し尽くされた構成なのかも知れない。■第02話 呪われた町悪魔に襲われたとの報を受けて2人が駆けつけた町では、かつての仲間たちが悪魔と戦っていた。しかし、何かがおかしい。2つの陣営に分かれて殺し合う町の住民たちは、互いに「悪魔!」と罵っていた。果たして彼らは本当に悪魔に乗り移られたのか……。――というお話し。面白かったが、どこか既視感の残る物語だった。90年代のB級ホラーサスペンスに、こんな映画がなかったか? もうひとひねりほしいところだが、45分の時間枠では、これが精一杯かも知れない。サムを信じられないディーンの本音が露出し、2人は別々の道を歩むことになる。■第03話 それぞれの道別れて各々の生き方をすることになったサムとディーン。ディーンは独りで“狩り”を続けていたが、サムは“狩り”を辞めてバーで働き、普通の生活を取り返そうとしていた。しかし、2人の運命はそれを許さず、サムに“魔の手”が忍び寄る……。――というお話し。何となく刑期を終えて出所した前科者に「世間は冷たかった」みたいな話しだった。(笑) グズグズしてスッキリしないお話しが続く。ファンには、こういう兄弟の葛藤の方が、魅力があるらしい。感情移入が出来るからだ。個人的には、第 1シーズンのような幽霊やバケモノ退治のお話しの方が好きだ。ブルーレイの普及は嬉しい限りである。レンタルビデオ(VHS)の劣悪な映像で育って来た世代としては、BDやプラズマディスプレイは信じられない映像体験である。映画館のスクリーンで観る以上に明るく高精細だ。正直、いまの子供たちが羨ましい。(笑)最近、作品を観る時の集中力や 1話づつ観る喜びが、めっきり失せたような気がする。ありがたみがなくなったと言うべきか。レンタルビデオ店に行くことも減ったし、クリックひとつでDVDが届けられる。ボタンひとつでオンデマンドの映画を観ることが出来る。LPがCDに変わった時も同様の感想を抱いた。「こんな小さなジャケットや歌詞カードなんか受け入れられるもんか!」と思ったものだ。それが今やダウンロードが主流になりつつある。私のiPhoneのプレイリストは半分以上をダウンロードが占めている。生活スタイルの変化もあったが、驚くべき身の代わり方だ。歌い手の顔は知らないが「声と歌い方は知っている」という曲も増えた。やがて映像の世界もダウンロードが中心となり、ソフトはだんだん廃れて行くのかも知れない。ポスターやジャケットは視覚を刺激し、私たちの裡に眠る“興味”を涌き起こす手立てになっているはずだ。利便性や合理性以上に、私たちには大切にすべきものがあると思う。■第04話 5年後の世界ザカリアの手によって5年後の世界に送り込まれたディーン。そこでは、ディーンが“ミカエルの器”になることを拒んだばかりに人類は滅亡の危機に瀕していた……。――というお話し。いまこの時の選択が未来をどのように変えるのか、人類の命運がかかっていなくても知りたいところである。ディーンが、未来の世界を知ってもなお、抗い続けようとする姿に、本シリーズの魅力があるのかも知れない。“現在”に戻って来たディーンは、サムと力を合わせて戦うことを決意する。■第05話 蝋人形の館サムとディーンは、不可思議な事件に遭遇する。事故死した映画スターのジェームズ・ディーンやリンカーン大統領が絡んでいるとしか思えない殺人事件だ。地元警察もお手上げだったが、2人は町にある“蝋人形館”が元凶かも知れないと気づく。遺物から霊が蘇ったのだと。早速忍び込んでガンジーらに襲われながらも悪霊たちを退治する。しかし、新たな事件が発生する。――というお話し。映画『蝋人形の館』に出演していたパリス・ヒルトンが本人役(?)でゲスト出演。こういう遊び心は好きだ。それにしても、あんな役でよく出演したものだ。(笑) 究極のイロモノとはいえ、この度胸のすわり方はスゴイと思う。頭の軽いタレント 1万人が束になってもかなわないな。ダテにセレブと崇められているわけじゃないと感心してしまった。■第06話 正しき選択子供が鵜呑みにするようなウソが現実になった不可思議な事件が発生する。サムとディーンは、それが 1人の男の子に起因することを突きとめる。彼は、悪魔の血を受け継いでいた。悪魔と人間のハーフは、神の軍団を壊滅させられるほどのパワーを持っているらしい。カスティエルは無用な脅威を取り除くべく、男の子を殺そうとする。――というお話し。素朴な疑問だが、そんなパワーを持つ子供なら、悪魔はどうしてもっと人間との間に子供を作らないのだろうか? それこそ“大家族スペシャル”のようになったら、圧勝じゃん。(笑)サムとディーンが事件を解決し、関わった人たちに別れを告げるシーンが好きだ。非現実的な事件なだけに当事者にしか事情は理解できない。そのことを関わった人たち全員が知っている。だから、町に残る人たちは心の中で感謝の言葉を叫び、2人もまたそれを受け止めて去って行く。そこに余人の入り込む余地はない。他人との関係が希薄になっている現代では、この親密さは羨ましい。短い人生だ、一度くらい、そんな風に誰かと心を通わせたいと思う。物語の中の彼らにとって、別れは宿命だが、“狩り”を続ける原動力でもある。彼らには旅を続けてほしい、と神さまにお願いする次第である。早いトコ、兄弟喧嘩を終わらせるのも、親のつとめだと思うんだけどなぁ。(笑)オススメ!
2016.06.17
コメント(0)

0439 デスレース [ブルーレイ] 【スタッフ】・監督・脚本・製作 ポール・W.S.アンダーソン・製 作 ポーラ・ワグナー ジェレミー・ボルト・製作総指揮 ロジャー・コーマン デニス・E.ジョーンズ ドン・グレンジャー ライアン・カヴァノー・撮影監督 スコット・キーヴァン【キャスト】・ジェンセン・エイムズ/フランケンシュタイン …ジェイソン・ステイサム(山路和弘)・ヘネシー……………ジョアン・アレン(小山茉美)・コーチ………………イアン・マクシェーン(小川真司)・マシンガン・ジョー…タイリース・ギブソン(竹田雅剛)・ケース………………ナタリー・マルティネス(木下紗華)【仕 様】・型 番 GUBD-47332・製作年度 2008年・製 作 国 アメリカ・原 題 DEATH RACE・収 録 約 111分(本編)・音 声 1.英 語 5.1ch DTS-HDマスターオーディオ 2.日本語 5.1chデジタルサラウンド・字 幕 1.英 語字幕 2.日本語字幕・サ イ ズ 16x 9 LB シネスコサイズ(1080P)・そ の 他 片面2層、COLOR、日本市場向け、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン・字幕翻訳 林 完治・吹替翻訳 加藤真由美・映像特典 1.特典メニュー ・マイ・シーンズ ・アクションシーンの舞台裏 ・オリジナルレース ・メイキング・オブ・「デース・レース」 ・監督ポール・W.S.アンダーソンと 製作ジェレミー・ボルトによる 本編音声解説 2.U-CONTROL ・ピクチャー・イン・ピクチャー ・テックスペック【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :これがカーアクションの到達点! 負けたら最期の死のレースが今始まる――。 興奮度5,000%のバトルロワイヤル!特設のレース場に並ぶ走行した車。主人公2人が左右両側で仁王立ちしている。クラッシュ・シーンを、ここに描かないのは、これから始まるレースの激しさを予兆してのことだろう。いい演出だ。ウラ面は、やっぱり文字ばかり。ブルーレイの宿命か……。もっと大きな画像で、クラッシュ・シーンの画像を大きくレイアウトするなど、アピールするデザインにして欲しかった。おとなし目のデザインは、本作品に相応しくない。【感 想】「鉄の塊がぶつかり合う衝撃は官能的かも知れない」昔懐かしい『デスレース2000』のリメイク版。監督をポール・W・S・アンダーソンが務めたことで、見応えのある作品に仕上がっている。ある意味、CGだのVFXだのコンピュータが作り出した映像が全盛の時代に、これだけハデなカー・アクションの映画は珍しい。アンダーソン監督の意図は、そんなところにあるのかも知れない。装甲車のような車がぶつかり合い、クラッシュし、炎上する。スピード感よりも、重量感や鉄の塊がぶつかり合う衝撃感を重視した作りは、大きなスクリーンと大音響が相応しい。ドラマもあるが、まぁ“申し訳”程度で、全編に渡り車のぶつかり合い。まるで観客が淫することを目的にしているかのようだ。さぞや現場は壮絶だったことだろう。物語は、ワナにはまって妻殺しの汚名を着せられた男が、刑務所が主催するルール無用のゲーム“デスレース”に参加することになる……。何となく古めかしいストーリーだが、これはオリジナルとも異なる独自の物語だ。おそらく、背景となる設定が『ローラーボール』を彷彿させるからだろう。世紀末を間近に控えた70~80年代の雰囲気を継承しているような感じだ。だが、それは決して悪くはない。むしろ奏功している。ジョン・マクティアナン監督がリメイクした『ローラーボール』は、現代的なテイストを盛り込もうとして失敗した。かえってチープなものになってしまった。本作品は、設定に手垢が付いていようがいまいが関係ない、強固な意思のもとに作られている。観客に見せたい映像が明確に分かっている、ということだ。『バイオハザード』でミラ・ジョヴォヴィッチの魅力を引き出してみせた監督さんらしい確信的な作品だと言える。『AVP』だって、南極の地下にピラミッドを発見する魅力的な導入部分も、エイリアンはプレデターが作り出したという設定も、すべてが“エイリアン・クィーン”を登場させるための小道具でしかない。監督は『デスレース2000』のファンであるかも知れないが、本作品の製作意図は、単に車のぶつかり合いを撮りたかったに過ぎない。おかげで、私たちは新しいタイプのカー・アクションに触れることが出来た。それこそがアンダーソン監督が確信していたことではないかと思うのだ。オリジナルと同じくロジャー・コーマンがプロデューサーに名を連ねている。まだご健在だったとは嬉しい限りである。エアコンでキンキンに冷やした部屋で、大画面、5.1ch のサラウンドでお楽しみいただきたい。鉄の塊がぶつかり合う音や衝撃は、意外と官能的だった。オススメ!
2016.06.16
コメント(0)

0438 インセプション [ブルーレイ+DVD] 【スタッフ】・監督・脚本・製作 クリストファー・ノーラン・製 作 エマ・トーマス・音 楽 ハンス・ジマー【キャスト】・ドム・コブ:レオナルド・ディカプリオ(内田夕夜)・アーサー:ジョセフ・ゴードン=レヴィット(土田 大)・サイトー:渡辺 謙(渡辺 謙)・モル:マリオン・コティヤール(五十嵐麗)【仕 様】・型 番 ----・製作年度 2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 INCEPTION・収 録 本編 148分・翻 訳 字幕・吹替…アンゼたかし・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ【DISC 1 本編(ブルーレイ)】・音 声 1.5.1ch DTS-HD Master Audio:英語 2.ドルビーデジタル 5.1ch:日本語・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 2.4: 1・そ の 他 Blu-ray、セル専用・映像特典 ムービーツアー:本編を見ながら同時にフォ ーカス・ポイントの特典がご覧になれます。 フォーカス・ポイント -映画「インセプション」を創造する -日本の城:夢が崩れる時 -パリのカフェ崩壊 -無限階段を建てる -貨物列車 -街中での銃撃戦 -傾くバー -回転する廊下 -雪山の要塞 -無重力状態のシミュレーション -虚無:夢世界の深層をデザインする -要塞爆破 -夢の音楽 -夢の共有【DISC 2 映像特典(ブルーレイ)】・音 声 1.ドルビーデジタル 2.0ch:英語 (サウンドトラックは 5.1ch DTS-HD Master Audio)・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ スタンダードサイズ/ワイドスクリーン混合・そ の 他 Blu-ray、セル専用・映像特典 1.ビハインド・ストーリー-夢と潜在意識 ~最先端の研究より~- 「インセプション」序章 2.エクストラ -コンセプトアート・ギャラリー- プロモーションアート・アーカイブ 3.予告編集&TVスポット集 4.「インセプシヨン」 5.1ch サウンドトラック【DISC 3 本編(DVD)】・音 声 1.オリジナル (5.1ch サラウンド) 2.日本語 (5.1ch サラウンド) 3.ポルトガル語・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ スクイーズシネマスコープサイズ 16x 9 LB・そ の 他 MPEG-2、NTSC 日本市場向け、DVD、セル専用・映像特典 フォーカス・ポイント -映画「インセプション」を創造する -日本の城:夢が崩れる時 -無限階段を建てる -貨物列車【ジャケット】・オモテ面:“★★★★.DAZZING.BREATHTAKING. ” -Roger Ebert,CHICAGO SUN-TIMES・ウラ面 :“目を奪われる、超絶のアクション” -Caryn James,NEWSWEEK SPECIAL FEATURES折れ曲がる都市、無人の車道に主要登場人物が、思い思いの姿で登場している。この無関係さが、いかにもクリストファー・ノーラン監督の作品に相応しい。(笑)ウラ面は、文字が多いなぁ。個人的には、映像特典の内容は、ブックレットか、チャプターカードに記載して、ジャケットには、映像主体でデザインしたものにして欲しいと思っている。映像特典の内容で、買うヤツがいるってことかなぁ。(笑)【感 想】「ナルシズムとコンプレックス」クリストファー・ノーラン監督が長年あたためていた企画の映画化だそうな。設定だけ聞くと志郎正宗さんの『攻殻機動隊』が連想されるが、観てみるとリアルな『マトリックス』といった趣き。如何にもノーラン監督らしく、多層構造で観客を惑わす。論理的に理解するか、感情的に判断するか、観客の解釈に任せる結末に至るまで凝った作りだ。――妻殺しで追われているコブは、人間の潜在意識に入り込み、情報を盗み出す産業スパイを生業としていた。或る日、世界的大企業のトップ、サイトーから仕事を依頼される。それは敵対する企業の後継者に「会社を潰す」アイデアを植えつける、というものだった。いわゆる“インセプション”で、潜在意識深くに入り込み、そうとは気取られず、あたかも自分で発想したかのように植えつけなければならない。失敗すれば、潜在意識の底から抜け出せなくなってしまう。仕事の報酬は、コブの犯罪歴の抹消。妻殺しで追われる彼は、アメリカに帰国出来ず、子供にも会えない日々が続いていた。それだけに何よりも魅力的な報酬だった。コブは仕事を引き受け、チームを編成する。……というお話し。面白いのは、潜在意識防衛の訓練を受けると、防御本能が働き、銃や車で侵入者を撃退しようとする、という設定。そのおかげでアクションが充実したと言える。前置きなしにドンパチを始められるのは、意外とポイントが高かった。また、イメージによって世界が作られるため、“有り得ない”現象を描ける点も、いい。地面がめくれあがって二つ折りになる、とか――。(笑)それを見て「折れ曲がったところはどうなってるんだろ?」と思ったら、ちゃんとそこを見せてくれるんですね、C.ノーラン監督は。だから、好きなんだよなぁ。コブ役を演じるのは、レオナルド・デカプリオ。あまり好きな役者さんではないので、個人的には、このキャスティングはイマイチ。――でも、背が低くても頑張っている姿は、励みになります、はい。(笑)同じように背の低いトム・クルーズはナルシズムの権化だが、L.デカプリオの場合はコンプレックスを強力なバネにしてのし上がって来たカンジがする。きっと、この暑苦しさが好きでない理由だな。T.クルーズは 170cm弱、デカプリオは 180cm弱らしい。『トップガン』が公開された時、クルーズはシークレットブーツをはいて撮影にのぞんだ、とまことしやかに囁かれた。(ファンの方、ゴメンナサイ)デカプリオの 180cmってのも、眉唾っぽいなぁ。同じように背が低くても、女性の場合は、それが武器になるケースが多いようだ。潜在意識の世界を設計し構築するアリアドネ役を演じるエレン・ペイジ。ちんちくりんで可愛らしい。思わず抱きしめたくなるほどキュートだ。(笑)けれど、上手に歳を取らないと、この“ちんちくりん”が欠陥になってしまう。両刃の剣だな。(時に彼女の身長は 155cm。いまどきの女子高生の平均身長より低い)彼女とのオスカー・レースを制したマリオン・コティヤールが、コブの妻役で出演しているのが興味深い。『エディット・ピアフ/愛の賛歌』でアカデミー賞主演女優賞を受賞した時、ノミニーの中にE.ペイジがいた。『JUNO/ジュノ』だ。正直、ペイジがこの後、オスカーを受賞できる可能性は低い。よほど良い役に巡り会わないと難しいだろう。身長が低いということは、賞レースにおいては圧倒的に不利なのだ。(なお、M.コティヤールは 169cmとのコト)ちなみに私の身長は、レオナルド・デカプリオよりもトム・クルーズよりも低い。(汗)でも、座高は負けない気がする。慎重に審議検討の結果、オススメ!
2016.06.15
コメント(0)

0437 スーパーナチュラル SEASON 4 DISC 4 [THE COMPLETE FORTH SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ 他【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹)【仕 様】・型 番 SDB-Y25827・製作年度 2008-2009年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 924分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 1.スーパーナチュラルの神話的世界 ~天国から地獄まで~ ・Paradiso 天使と大天使、天使と奇跡 善と悪の内なる戦い ・Purgatorio 死後の世界 ・Inferno 自由意思の代償、セイレーンの誘惑 子供の運命を左右する悪魔 2.音声解説 第3、21、22話 3.未公開シーン集 4.NG集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :天国と地獄の狭間で 復活。想像を絶する 激しい拷問に耐え抜き、 ディーンが地獄から生還する・・・アウターケース仕様の4枚組。今回掲載した画像は、ブックレットの見開きページとピクチャディスク、そして、ブックレットの該当ページ。見開きページは、サムとディーンの画像だが、ちょっとヘン。デッサンが狂っていると言うか、縮尺が間違っているという言うか……。石積みの壁を背にして2人が座っている画像だが、ディーンが太って見えるし、顔の角度もヘンだ。合成画像か? 2人とも、手をどうしたら良いのか判らず、所在なさげなのも気になる。(苦笑)ピクチャディスクは、いつも同じレイアウトだが、右側にイメージ画像が使われている。墓場だったり、ガイコツだったり、死体だつたり……。なかなかダークな感じでいい。【感 想】「一日1本」毎日1本づつブログにレビューをUPしようと決めてから一年と数ヶ月。考えてみれば、24時間の大半を会社で過ごす身にとっては、毎日DVDを観ることは、なかなか至難の業だ。(もっとハードルを低くすれば良かった)TVドラマなら収録時間も短いし、枚数をこなすのに最適だろうと思ったが、これが意外と大変。だいたいブルーレイ1枚に6話も収録されているなんて、予想外だった。(苦笑)基本的にUPするのは、購入したDVDやブルーレイだけにしている。劇場鑑賞やオンエア作品にまで文章を寄せていては際限がなくなってしまうからだ。また、『ハンコック』のように放送されたものがオリジナルとは限らないと気づいたせいもある。ややこしいことである。(レンタルとセルとでは収録内容が異なっていたりするので、レンタルも外している)■第19話 もうひとつの家族サムとディーンの前に突然、弟を名乗る少年が現れる。ビックリである。あの、“狩り”のことしか頭がないオヤジに、何の間違いか“隠し子”がいたとはね。(笑)2人の反応もそれぞれ。どちらが正しいと言うことはないのだが、家族を思う気持ちは同じなのだなぁと思わせる展開だった。(しみじみ)けれど、最後はやっぱり悲しいエンディング。何だか残酷だった。人喰い鬼が登場する一編である。■第20話 憑衣された男カスティエルがいなくなり、憑衣されていた男が自分を取り戻し、家族のもとに帰ろうとする物語。神様は信じていても、「天使と話しが出来る」と言うと異常者扱いされてしまう。信仰とは何なのか、献身とは何なのか考えさせられるお話しだった。こちらも、清々しいけれど、やるせない一編だった。■第21話 境界線を越える時『フレンチ・コネクション』を思い出させるエピソードだった。“悪魔の血”を抜くためにパニックルームに閉じ込められるサム。またしても退屈な押し問答が繰り返される。正直、こういうシナリオは好きじゃない。■第22話 堕天使の復活最後の封印が破られようとしている。ルシファーの復活を阻止すべく、サムとメグが現場に向かう。一方、ディーンは天使に捕らえられ軟禁されてしまう。今度は、ディーンの退屈な押し問答が繰り返される。まぁドラマは会話劇が基本だと言うが、いまさら、ねぇ……。(笑)結末は、野暮なので明かさないが、第5シーズンはどうなるのだろう?第4シーズンの第1話のタイトルは『天使降臨』だと思っていた。しかし、実際にDVDがリリースされてみると、『天使の復活』となっている。迂闊だった。『天使降臨』と『天使の復活』では意味が違う。前者はカスティエルのことであり、後者は明らかにディーンのことだろう。ディーンは天使となったのか……?原題は『Lazarus Rising 』となっている。ラザロは新約聖書に出て来るユダヤ人で、キリストによって死から蘇っている。天使になったとは記憶していないが、詳しいことは分からない。ディーンの復活がそれになぞらえられていることは確かだろう。第5シーズンが、いよいよ楽しみである。オススメ!
2016.06.14
コメント(0)

0436 スーパーナチュラル SEASON 4 DISC 3 [THE COMPLETE FORTH SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ 他【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹)【仕 様】・型 番 SDB-Y25827・製作年度 2008-2009年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 924分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 1.スーパーナチュラルの神話的世界 ~天国から地獄まで~ ・Paradiso 天使と大天使、天使と奇跡 善と悪の内なる戦い ・Purgatorio 死後の世界 ・Inferno 自由意思の代償、セイレーンの誘惑 子供の運命を左右する悪魔 2.音声解説 第3、21、22話 3.未公開シーン集 4.NG集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :天国と地獄の狭間で 復活。想像を絶する 激しい拷問に耐え抜き、 ディーンが地獄から生還する・・・アウターケース仕様の4枚組。今回掲載した画像は、ブックレットの表紙と裏表紙。そして、ピクチャディスクとブックレットの該当ページ。表紙は、アウターケースやインナーケースと同じデザイン。ブックレットくらいオリジナルのデザインでも良いような気がする。裏表紙も、これまでと同じレイアウト。ジャレッド・パダレッキとジェンセン・アクレスの画像。本編からの画像と、2人のブロマイドのような写真がレイアウトされている。ボビーやエレンの画像を使っても、いいんじゃない?【感 想】「キム・マナーズ監督の逝去」本シリーズで監督を務めたキム・マナーズ氏が2009年に逝去された。享年59歳。若すぎる死だと言える。本シーズンでは大々的にその献辞がささげられている。本シリーズの主要なエピソードを監督して来たキム・マナーズ氏は、エグゼクティブ・プロデューサーとして作品の方向性を決めて来た人ではないかと思う。その人が亡くなったことで、シリーズのイメージは大きく変化した。実際、第4シーズンは、随分とグズグズしていた。それは、K.マナーズ氏が病床に伏せていたからだと私は思っている。亡くなったのは2009年 1月、ほとんど関与していないからだ。調べてみると、第1シーズンでは最終話を含む 5話を監督している。全22話だから23%近い。第2シーズンでは 6話で27%。第3シーズンは16話中 4話で25%。監督したエピソードはどれも印象深く、いずれのシーズンも最終話は彼の作品だ。皆からどれだけ信頼されていたかよく分かる。1- 3 水辺の恐怖1- 8 虫1-11 出会い1-16 闇との対決1-22 悪魔の罠 ※シーズンフィナーレ2- 1 別れ2- 4 蘇った恋人2- 6 壁の中の殺人鬼2-13 復讐の天使2-17 狼男2-22 選ばれし者たち《後編》※シーズンフィナーレ3- 1 七つの大罪3- 7 吸血鬼ふたたび3-11 火曜日のデジャヴ3-16 決戦の時 ※シーズンフィナーレ4- 1 天使の復活4- 4 怪物の血4-11 家族の絆ちなみにマナーズ氏の監督デビューが、TVシリーズ『チャーリーズ・エンジェル』だというのも奇縁である。■第13話 アフタースクールスペシャル“スペシャル”と銘打ってはいるが、どこが“スペシャル”なのか判らなかった。(笑) サムとディーンが嘗ての母校で殺人事件の解決に臨むお話し。回想シーンが挿入されるため、謎解きの醍醐味は薄いが、ディーンが体育の教師としてピチピチの短パン姿で現れたりして、普段とは違う様相がファンには嬉しいかも知れない。本作品の悪霊も退治するのが可哀想な身の上だった。勧善懲悪ではなく、“狩り”の複雑さを視聴者に伝えようとしているのかも知れない。■第14話 セイレーンの呪いセイレーンという妖怪が登場する。舵取りを惑わせて船を座礁させる魔物が真っ先に思い浮かぶが、本作では男の心を惑わす女の姿で登場する。白眉は、サムとディーンの2人がセイレーンに惑わされて、互いの胸の裡をぶつけ合う場面だろう。それが本音かどうかは別として、思いの丈をぶつけ合う様子に、爽快感を感じたのは私だけではあるまい。あまりにグズグズしている時間が長かったからね。■第15話 奇跡の町死神のいない町では、人は死なないらしい。“死神”って仕事がエリア制だと分かって面白かった。月1回、死神が集まってエリア担当者会議なんかやっていたりして。(笑)その死神が拉致されて人が死ななくなった町に乗り込んで来たサムとディーン。やがて、悪魔と対決することになる。ユニークな設定がひかる一編だった。TVドラマとして、どこまでの描写が許されるのか、考えてしまうことが多い。これまで、本シリーズでは結構グロテスクな描写がなされて来た。シェイプシフターが変身の時に脱ぎ捨てた皮とか、切り裂かれて血まみれになった死体とか――。そうでなくても、リアルな悪霊とか殺人鬼が登場するし、生肉をほおばる男の姿も気持ち悪かった。本シーズンではベッドシーンもある。本国で何時に放映されているのか知らないが、どの辺にボーダラインがあるのか不思議でならない。放送倫理規定に基づいた規制は、遵守すべき事柄であると同時に、いつかクリアすべき目標でもある。これまで表現の自由を求めて、どれだけの裁判が行われたことだろう。一方では、前述の通り、何かを守るために自主的に規制をすることがある。2時間モノのミステリードラマの製作に携わる友人の話しでは、リアルな血糊は御法度なのだそうだ。お茶の間で主婦や高齢者が見ることを前提にしているので、ケチャップや絵の具のような血糊でないと認められないと言う。勿論、そういう規制があるわけではなく、単なる主観的な判断なのだが、それが根強い日本では『CSI:科学捜査班』や『BONES/骨は語る』のような描写は、例え深夜枠でも実現は難しいだろうとのことだった。せめて、海外ドラマではヘンな自主規制には遭遇したくないと思う。■第16話 第一の封印すべてはディーンから始まったと、身も蓋もないことを言われてしまう。本シーズンには「実は○○○○だ」みたいな話しが多い。何となく辻褄合わせをしているようで、視聴者としては居心地が悪い。また、ディーンがアラステアを拷問する場面が中心だが、拷問の仕方が中途半端で面白くない。不謹慎だが、さんざん引っ張ったわりには、大したことをせず肩すかしだった。いくらTVドラマだと言っても、もう少しハードな描写が出来たはずだ。挙げ句の果て、アラステアに逃げられてしまうし、間抜けなことこの上ない。まぁ、“ディーン”と言うキャラクタのイメージを守るためだろうが、それならこんなお話しを作るべきではなかった。■第17話 ハンターライフ「もしも2人がハンターでなかったら……」と、ドリフのような一編。そんな設定に無理矢理放り込まれたサムとディーンが、ワーカーホリックな悪霊と対決するお話し。劇中、ゴーストフェイザーズもネット映像で出演していて、作り手側に遊び心も見られる。なかなか面白かった。■第18話 神の預言者サムとディーンの活躍が、知らないところで本になって出版されていた、と言うお話し。然も、売れていない。(笑)何故、2人のことが克明に分かったのか? ――冴えない小説家はビジョンを見て、2人の活躍を描いていたことが判り、やがてカスティエルの口から彼が預言者であることが知らされる……。『ウィンチェスターの福音書』とは、よく考えたものだ。感心してしまった。ディーンの復活やサムの秘密、兄弟の確執など、シリアスで重たいお話しが多かっただけに、ウィットに富んだエピソードは大歓迎である。軟弱な私には、あまりグズグズするのは堪えられない。きっとファンは、そんな2人の様子をハラハラドキドキしながら観るのだろうけどね。ボビーが「いつも笑顔でアップルパイを焼いているのが家族じゃない」と言う。「お前を絶望のどん底に突き落とすから家族なんだ」と――。そうなの?! 私は、そんな家族はイヤだなぁ。そんなヤツ、迷わず絶縁してるね。(笑) 親や兄弟にはいろいろなかたちがある。しかし、どんな家族であれ、“仲良く”が一番である。オススメ!
2016.06.13
コメント(0)

0435 スーパーナチュラル SEASON 4 DISC 2 [THE COMPLETE FORTH SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ 他【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹)【仕 様】・型 番 SDB-Y25827・製作年度 2008-2009年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 924分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 1.スーパーナチュラルの神話的世界 ~天国から地獄まで~ ・Paradiso 天使と大天使、天使と奇跡 善と悪の内なる戦い ・Purgatorio 死後の世界 ・Inferno 自由意思の代償、セイレーンの誘惑 子供の運命を左右する悪魔 2.音声解説 第3、21、22話 3.未公開シーン集 4.NG集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :天国と地獄の狭間で 復活。想像を絶する 激しい拷問に耐え抜き、 ディーンが地獄から生還する・・・アウターケース仕様の4枚組である。今回掲載した画像は、インナーケースのオモテ面とウラ面、ピクチャディスク、ブックレットの該当ページ。オモテ面は、アウターケースと同じもの。やっぱり、幾つかバリエーションが欲しいなぁ。映画でも、セル版とレンタル版で違うジャケットデザインが用いられている。そういうのが、必要じゃないなぁ。(笑)ウラ面は、いつもと同じレイアウト。ルビーの姿をとらえた1カットも用いられている。彼女のミスリードぶりが、なかなか面白いシーズンだった。もっとフィーチャーしてもいいような気がする。【感 想】「枯渇したイマジネーション」シーズンを重ねてここまで来ると、ややネタ切れの感は否めない。いろいろ工夫も凝らしているようだが、雑な作りが目立ち始めたのが、その証左だ。キャラクタが確立されているため、マンネリ化しつつあるのだろう。作品に新鮮さを求めるのは酷だとしても、製作陣が初心に返って取り組むことは出来るはずだ。本シリーズでは、事件解決のために謎解きは必至だ。何が起きていて、誰の仕業なのか? 過去にどんな因縁があったのか? それを丹念に描くことでサスペンスは盛り上がる。逆に、そんな謎解きをすっ飛ばして現象面だけを追い掛けて行けばスリラーになる。第1シーズン第1話がサスペンスであったとするなら、人喰い鬼が登場する第2話はスリラーに近い。別にカテゴリー分けをするつもりはないが、演出プランが明確だと作品の“質”は高まる。要は、1行のト書きをどう映像化するかで出来映えは変わって来る。最近の作品は、ト書きをそのまま撮ったかのように何の工夫もない。それが“雑”な印象を与える最大の要因だろう。製作スケジュールの問題もあるだろうが、どうもネタ切れ、イマジネーションの枯渇のような気がしてならない。■第07話 ハロウィンの惨劇何だかB級ホラーのような陳腐な出来映えだった。この印象は、霊廟で死体が蘇るシーンに起因している。何だってあんなに下手クソなんだ? 物語としても、サウィンの復活を阻止出来なかったことが釈然としない。ディーンがどんな決断を下すのか試されていたようだが、「封印が破られてもいい」と言う根拠は何だろう?■第08話 願いの井戸こんなコインがあるのなら、欲しい。(笑)「願いは歪んだ形でかなえられる」と説明はあるが、国が滅ぶほどには思えなかった。コメディタッチだが、脚本の意図するところは意味が深そうだ。(映像の表現は表層をなめるにとどまっている)■第09話 命の恩人天使の会話を聴くことが出来る女性を、サムとディーンが守ろうとするお話し。けれど、大半は回想シーンで、ルビーとサムとの関わり合いが描かれる。悪魔に追われている状況なのに、緊張感が全くない。こののんびりした展開は何だろうと思っていたら「…to be continued 」だって。(怒) 一番キライなパターンだ。シーズン中盤まで来てから、メグとサムの再会を描く必要があったのか、甚だ疑問。濡れ場まであるしね。シリーズ構成上のミスだと思う。どうも第4シーズンは、湿っぽい。ディーンが地獄で何をして来たのか吐露するに至ってメソメソ。サムは兄貴に隠れて悪魔退治。メグと連んでることを打ち明けられずにグズグズ。お互いに本音をぶつけ合ったら、それはそれでギクシャク。何だか、まるで『渡る世間は鬼ばかり』みたいではないか。(笑) 本シリーズにはそういうのは似合わないと思うゾ。娯楽作品に涙は禁物。扱い方ひとつで作品がダメになってしまう。1話ごとにグズグズするシーンがあって、最近じゃ辟易している。脚本家もセリフを書きながら泣いてそうだし、役者も監督も「いい芝居だなぁ。ぐっと来るゼ」なんて思っていたりして。(笑) 視聴者を置いてけぼりにしていることに気づかないのかな? 週1回の放送なら、これで良いのかも知れないが……。特に多くのことを望むつもりはないが、やはり各エピソードのエンディングは気持ち良いものであってほしいと思うのだ。映画と違ってお茶の間で観るんだもん、しんどいのは御免だ。■第10話 天国と地獄堕ちた天使を巡る逃走劇。第09話からの続きだが、2話にするほど脚本にボリュームがないし、1話にまとめるには窮屈だという感じ。何だか中途半端だった。こっちにはディーンの罰当たりなベッドシーンが出て来るし、どうしちゃったんだ?!■第11話 家族の絆世間から隔離され、獣のように育てられた子供が、父親を殺して自由を得ようとする……。どこかで聞いたような話だが、米国のように広大な土地と少ない人口ならあり得そうだ。けれど、家がリフォームされている間、彼らは大人しくしていたのだろうか? 工事している人を襲ったりしなかったのだろうか? 夜行性だからか? 本筋の展開は見応えあったが、アクロバティックな設定には、どうしてもツッコミたくなる一編だった。■第12話 伝説のマジシャン『CSI:科学捜査班』や『CSI:ニューヨーク』にもマジックやイリュージョンを扱ったエピソードがあった。これを現実世界の現実的な対応とするならば、本作品はファンタジーだ。ダーク・ファンタジーと言えるだろう。勿論、2人が黒魔術師を退治して解決する。でもなぁ、何かが間違っているような気がする。(笑) これが魔物だったら、大して気にもならなかっただろうが、いくら黒魔術を操っていても人間でしょ? 世間一般ではこれを“人殺し”と言う。カード詐欺や墓堀りとはワケが違う。天使だの悪魔だの壮大な本筋を離れ、本来の姿に戻ったようなエピソードが本ディスクには2編収録されている。1話で完結するので、個人的にはこちらの方が落ち着くな。(笑)面白いのは、どちらも対決の相手が“人”だと言うこと。単純に悪霊やモンスターを狩るお話しが、複雑になって来た背景には“ネタ切れ”って切実な事情があるかも知れない。新聞やTVでは、悪霊やモンスターでもかなわないような殺人事件や暴行事件が、毎日のように報道されている。その残虐さを思うと心がいたむ。『スーパーナチュラル』なんかファンタジーに思える時がある。やっぱり人間が一番コワイ。オススメ!
2016.06.12
コメント(0)

0434 スーパーナチュラル SEASON 4 DISC 1 [THE COMPLETE FORTH SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ 他【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹)【仕 様】・型 番 SDB-Y25827・製作年度 2008-2009年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 924分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 1.スーパーナチュラルの神話的世界 ~天国から地獄まで~ ・Paradiso 天使と大天使、天使と奇跡 善と悪の内なる戦い ・Purgatorio 死後の世界 ・Inferno 自由意思の代償、セイレーンの誘惑 子供の運命を左右する悪魔 2.音声解説 第3、21、22話 3.未公開シーン集 4.NG集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :天国と地獄の狭間で 復活。想像を絶する 激しい拷問に耐え抜き、 ディーンが地獄から生還する・・・アウターケース仕様の4枚組である。今回掲載した画像は、アウターケースのオモテ面とウラ面、ピクチャディスク、ブックレットの該当ページ。オモテ面は、サムとディーンの正面からのショット。その間にカスティエルの姿が見える。タイトルの下は、墓から突きだされた手が見える。ディーンの“復活”を象徴するイラストだ。本シーズンを象徴するイメージが使われており、出来映えが、いい。ウラ面は、カタコンベのようなところで、2人の全身のショット。ディーンは両手をポケットに突っこんでいる。サムは、天井が低くて少し前かがみになっている。合成だろうが、いい雰囲気だ。ファンが下敷きに入れていそうな画像だ。(笑)【感 想】「天使と悪魔」ディーンが蘇るところから第4シーズンは始まる。これまでの3シーズンはサム中心の展開だったが、これからはディーン中心のシーズンとなることを宣言しているようで面白い。役者にも“格”がある。出演料や人気、どれだけ稼いだかによってもランクは変わる。兄弟が主人公と言っても「どちらがストーリー展開の中心か」は重要な問題だ。“選ばれし子供たち”の1人として、常に物語の中心にいたサムが、ここに来てアニキにその座を譲り渡した意味は大きい。スティーブ・マックィーンとポール・ニューマンが出演した『タワーリング・インフェルノ(74)』は、公開前に、どちらを先にクレジットするかでもめたと言う。勿論、先にクレジットされた方がスターとしては格が上だ。ワーナーと20世紀フォックスがタッグを組んだことも、問題をややこしくしていた。当時はメジャー2社が組んで映画を撮ることは珍しく、力関係も拮抗していた。S.マックィーンはワーナーとの契約だし、P.ニューマンはフォックス。結局、2人は仲良く並んでクレジットされたが、マックィーンの方がニューマンより少し上方に位置した分、彼の方がランクが上なのだと、マックィーンのファンは安堵したものだ。(実際は引き分けらしい。ニューマンの方が上手側に位置していた)最近は、あまりクレジットの順番は気にしないようだが、昔は映画スズメの間では、お気に入りのスターがどうクレジットされるか大いに気にしたものだ。かく言う私も映画会社にクレームの手紙を送ったりした。ジャレイド・パダレッキとジェンセン・アクレスとの間にも、いつかそんな日が来るかも知れない。2人が活躍を続けて、ボックスオフィスを賑わすスターになったなら……。是非とも、そんな日が来てほしいものである。■第01話 天使降臨ディーンが蘇り、サムやボビーと再会するまでが面白い。特に、ガソリンスタンドの場面が個人的には好みで、SFホラーに似た雰囲気がいい。物語は、“なぜ”“誰が”ディーンを蘇らせたかを調べる展開になっている。一番気になるところだから、まぁ当然だろう。けれど、1話完結型のオムニバス形式が、完全に崩れてしまったことが気になる。これまでにも「だいぶ崩れて来たなぁ」と思う時はあったが、本シーズンでは、天使と悪魔の抗争がメインになっている。これまでは“黄色い目”の悪魔の計画も、ディーンのタイムリミットも、狩りの日常の裏に流れる大きな潮流でしかなかった。この違いは大きい。■第02話 66の封印“証人の復活”と言う現象に立ち向かう3人の姿を描く一編。リリスが66の封印を解き、魔王ルシファを蘇らそうとしているらしい。その計画を阻止するために、天使カスティエルの手によってディーンは地獄から連れ戻されたらしい。3人を責める“証人たち”の気持ちは本音なのだろうか?■第03話 すべての始まりディーンが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』するお話し。“黄色い目”の悪魔=アザゼルが、なぜサムに目をつけたのかが分かる。(でも、ディーンがしゃしゃり出なければ、アザゼルがお母さんに目をつけることもなかったんじゃないの?)母親方の家系がハンターだったと言う設定が面白い。てっきり父親方の家系にハンターの素養があるのかと思っていた。物語世界が大きく広がって行くにつれ、事件に対する現実的な対応がおざなりにされつつある。些細なことだが、どうも気になる。第4話で、丸焼けにされた夫や、逃げ延びたであろう妻は、その後、どうなったのであろう。彼女の証言を警察は聞き入れたのだろうか? 凄惨な事件だけに、救いを用意してほしかったと思うのだ。 “後始末”が不可能なほど、ストーリー展開がハデになって来ている。視聴者としては面白い分には大歓迎なのだが、長くシリーズを続けて行く上では、現実世界との折り合いをどうとって行くのか、大切だと思うのだ。概して、ホラーは“やりっぱなし”が多い。ミステリーやスリラーは真相を証すので否が応にも現実的な対処がなされる。本作品は、その両方の良い部分を持ち合わせようとしているように思う。今後、シリーズがどのように展開されるのか知らないが、是非とも第1シーズンのようなバランスを取り戻してほしいと思う。■第04話 怪物の血コワくて悲しいお話しだった。怪物=ルーガルーの血をひいた男が、自分の宿命に気づき、苦しむ。その姿に、サムは自分の姿を重ねる……。仲間のハンターが奥さんまでも殺そうとした理由は、サムとディーンには伝えられない。あまりに過酷なお話しだから、脚本家もそれ以上の重荷を兄弟に課すことが躊躇われたのだろう。何とも遣りきれない一編だった。■第05話 モンスタームービー三度、シェイプシフターの登場。今回は、なかなかロマンチストなヤツだった。子供の頃、ドラキュラや狼男やアマゾンの半魚人になりたかった。でも、ミイラ男になりたいと思ったことはなかったような気が……。(笑)オープニングとクロージングのタイトルも凝っているし、モノクロの画面も雰囲気によく合っていた。このシリーズ、こういう凝り方がシーズン中に1回は出て来る。イベントごとが好きな製作陣とみた。(笑)■第06話 幽霊病日本の妖怪“ブルブル”の登場。でも、ブルブルなのか幽霊なのか、私には最後まで判らなかった。妖怪なら退治しても良いと思うのだが、幽霊なのだとしたら、あの結末は可哀想だ。もう少し違った解決方法を見つけて欲しかった。前シーズンで、リンダ・ブレアがゲスト出演したことは、作品の人気度を測るバロメータが高く跳ね上がったようで嬉しかった。まぁ個人的な印象だが、ゲスト出演する俳優が著名で多岐に渡るほど、その作品は広く視聴者に受け入れられていると思う。本シーズンにも、ヘレン・スレイターがゲスト出演している。映画『スーパーガール』の主演女優だ。あれから四半世紀以上。いい歳の取り方をしていた。ハデさはないけど、味のある雰囲気をかもしていた。いい役をつかんで活躍してほしいものである。オススメ!
2016.06.11
コメント(0)

0433 フライトナイト/恐怖の夜 3D [ブルーレイ] 【スタッフ】・監 督 クレイグ・ギレスピー・脚 本 マーティ・ノクソン・製 作 マイケル・デ・ルカ アリソン・ローゼンツワイグ・製作総指揮 レイ・アンジェリク ジョシュ・ブラットマン マイケル・ガエタ ロイド・ミラー【キャスト】・チャーリー・ブリュースター ……アントン・イェルチン(浅沼晋太郎)・ジェリー……………コリン・ファレル(津田健次郎)・ジェーン・ブリュースター ……トニ・コレット(田中敦子)・ピーター・ヴィンセント ……デヴィッド・テナント(檀 臣幸)・エイミー…………イモージェン・ブーツ(竹田まどか)【仕 様】・型 番 VWBS1349・製作年度 2011年・製 作 国 アメリカ・原 題 FRIGHT NIGHT【DISC 1 ブルーレイ3D】・収 録 106分・音 声 1.DTS-HD マスター・オーディオ 7.1ch (ロスレス) 英 語 2.DTS-HD マスター・オーディオ 5.1ch (ロスレス) 日本語・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 1.78:1 1920x1080p FULL HD ワイドスクリーン・そ の 他 2層、COLOR、MVC、日本市場向け、Blu-ray 3D、 セル専用【DISC 2 ブルーレイ】・収 録 106分・音 声 1.DTS-HD マスター・オーディオ 7.1ch (ロスレス) 英 語 2.DTS-HD マスター・オーディオ 5.1ch (ロスレス) 日本語・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 1.78:1 1920x1080p FULL HD ワイドスクリーン・そ の 他 2層、COLOR、MPEG-4 AVC、日本市場向け、 Blu-ray、セル専用・映像特典 1.ピーター・ヴィンセントが語る ショーの魅力 2.イケてるヴァンパイア映画 製作ガイド 3.未公開シーン 4.怪人イカ男:ノーカット完全映像 5.NGシーン集 6.ミュージック・ビデオ ノー・ワン・ビリーブス・ミー by キッド・カディ・字幕翻訳 菊地浩司・発 売 元 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :となりの最凶ヴァンパイアをぶっ倒せ! 戦慄と興奮のバトルアクション・ホラー ジャケットのオモテ面、この色合いは、個人的に好みじゃないなぁ。モノトーンを使うなら、さし色は、ハッキリした色がいい。ウラ面は、ブレーレイとしてはスタンダードなデザイン。だから、つまらない。然も、2枚組なものだから、さらにせせこましい。アクション・ホラーなら、それに相応しい画像を使って欲しかった。【感 想】「たいくつナイト」『フライトナイト(1985)』のリメイクだが、その価値があったのか疑問に思う出来映えだった。ほとんどオリジナルと変わらない展開で新味に欠ける。最新の技術で仕上げるなら、出来ることはもっとあったはず。イマジネーションの乏しさは、それだけで罪だ。高校生のチャーリーは、オタクを卒業し恋人も出来て、充実した生活を送っていたが、或る夜、隣に越して来た男、ジェリーがヴァンパイアだと知ってしまう。警察に通報してもモチロン相手にしてくれない。彼は、恋人を伴って、ヴァンパイア・ショー『フライトナイト』のホストであるピーター・ヴィンセントを訪ねる。専門家としての助けを求めるつもりだったが、ここでも相手にして貰えない。仕方なく家に帰ったチャーリーだったが、正体を気取られたジェリーは、本性をあらわす。……というお話し。粗筋にすると、オリジナルと全く変わらない。(笑)映画らしい表現がグレードUPしているなら、それも許せるのだが、車での逃走劇やペントハウスでの格闘などは既視感が拭えない。過去作品とまるまるオーバラップしてしまう。正直、それってどうなのよ、と思ってしまった。オリジナルを観て触発され、「オレならこう撮るゼ!」という気概が見受けられなかった。それに、オリジナルはコメディ要素が強い作品なのに、ピーター・ヴィンセントに過去の因縁話をくっつけてしまうのは、明らかに蛇足でしょ。台無しだ。どうも、キチンと製作方針が話し合われたような感じがしない。取り敢えず企画が上がったから撮ってみようよ、と何も考えずにスタートしたようにしか見えなかった。監督は、クレイグ・ギレスピー。TV畑の方だ。たまに海外ドラマを見ていて名前を見かけることがある。本作品は上手にまとめているけど、スケール感を生み出すことは出来なかったようだ。主人公のチャーリーを演じたのは、アントン・イェルチン。『ターミネーター4』でカイル・リース役を演じた方。本作品の目つきは、あまり好きじゃないなぁ。恋人役はイモージェン・ブーツ。名前が覚えられない。(汗) 『28週後……』で後半活躍していた女優さん。大きなお尻が魅力的。(笑)主人公の母親役にトニ・コレット。ちょっと懐かしい。ジェリー役は、コリン・ファレル。何となく出演作品よりも、スキャンダルの方が強く印象に残っている。ちょっと汚れたイメージのせいか、だいぶ損をしているように見える。当たり外れが大きいから、作品選びが下手なのだろう。マイケル・デ・ルカの製作のわりには、ピリッとしない作品だった。たぶん興収もあまり上がらなかったのではなかろうか。あまりオススメ致しません!
2016.06.10
コメント(0)

0432 スーパー8 [ブルーレイ+DVD] ※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 J.J.エイブラムス・製 作 スティーブン・スピルバーグ J.J.エイブラムス 他・製作総指揮 ガイ・リーデル・撮 影 ラリー・フォン【キャスト】・----※ウラ面【仕 様】・型 番 PPCB120759(2枚組)・製作年度 2011年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPER 8【DISC 1 ブルーレイ(本編)(特典映像)】・収 録 本編 112分・音 声 1.オリジナル (英語) / 7.1ch ドルビーTrueHD 2.日本語吹替/ 5.1ch サラウンド 3.音声解説 (英語)/2.0ch ステレオ・字 幕 1.英語字幕 2.吹替用日本語字幕 3.日本語字幕 4.音声解説 (日本語字幕)・サ イ ズ 16: 9 LB (1080p Hi-Def)/スコープサイズ・そ の 他 2層、COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・映像特典 1.J.J.エイブラムス(監督・製作・脚本)、 ブライアン・バーク(製作)と ラリー・フォン(撮影)による音声解説 2.映像特典 HD 3.列車事故の解体(英語のみ) 4.削除シーン HD 5.クレジット【DISC 2 DVD(本編)(特典映像)】・収 録 本編 112分・音 声 1.オリジナル (英語) / 5.1ch サラウンド 2.日本語吹替/ 5.1ch サラウンド 3.音声解説 (英語)/2.0ch ステレオ・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.音声解説 (日本語字幕) 4.吹替用日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 Lスコープサイズ・そ の 他 片面2層、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、セル専用・映像特典 1.J.J.エイブラムス(監督・製作・脚本)、 ブライアン・バーク(製作)と ラリー・フォン(撮影)による音声解説 2.スーパー8に懸けた夢 3.訪問者の生命・日本初公開 2011.06.24.・字幕・吹替翻訳 岸田恵子・吹替演出 三好慶一郎 川合茂美・発 売 元 パラマウント ジャパン株式会社※ブルーレイディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----オモテ面は、『未知との遭遇』や『E.T.』を彷彿させるデザイン。70年代後半の雰囲気を醸し出している。私たち世代には、懐かしい。暗闇に立つ少年少女を、遠くから何モノかの光が照らし出している。宇宙船だろうか……。ウラ面は、ブルーレイにしては、画像も情報もつまっている。作品の雰囲気が伝わって来るが、残念ながらストーリーまでは見えて来ない。それに、キャストが明記されていないのも、残念。画像の選択も、いまいちかなぁ。(苦笑)※DVDディスク【感 想】「8ミリフィルムの幻影とデジタルカメラのノイズ」70年代の半ば、既に8ミリフィルムは廃れていた。学校教材にオープンリールのビデオ(モノクロ)が配備されていたし、80年代には家庭用ビデオデッキが普及する。TDLがオープンした年には、ビクターが世界初の録撮一体型のビデオカメラをリリースしていた。『BTTF』でドクの実験記録を撮るためにマーティが手にしていたヤツだ。だから、私たちが8ミリに触れる機会は少なかった。本作品のタイトルは、アメコミ・ヒーローの名前でも宇宙船の名前でもない。60年代にコダックから発売された8ミリフィルムの規格である。日本ではフジフィルムのシングル8の方が馴染み深い。どちらもカートリッジタイプだった。――まぁ、そんな話しをしても、知らない人の方が多いだろう。「懐かしい」と思う方は、40~50年代生まれだ。(笑) スティーブン・スピルバーグが40年代半ばの生まれだから、ドンピシャ。一方、J.J.エイブラムス監督は、20歳ほど若いから、ほとんど知らないのではないかと思う。もっとも、米国人ってのは早熟だから、中学生になる前から映画づくりをしていたとしても驚かないけどね。(笑) 社会が子供の自立を助ける機能を有している。羨ましい限りである。本作品を観る限り、エイブラムス監督は、8ミリフィルムを回した経験がないのではないかと思う。何せ撮影できる時間が短いから、撮影は時計とにらめっこしながらだ。8ミリ映画は、編集は楽しいが、撮影は制限ばかりで苦労が多い。その辺りの描写がないと、主人公たちの映画づくりに説得力がないではないか。だから、エイブラムス監督がスピルバーグに近づくために立てた企画のような気がしてならない。(単なる勘です。根拠はないので念のため)本作品は、スーパー8を使って8ミリ映画を撮ろうと奮闘する少年少女の物語。或る夜、撮影に出かけた少年少女は列車事故を目撃する。どうやら、彼らが通う学校の科学教師が、ワザとトラックで貨物列車に突っ込んだらしい。然も、彼らが撮影していたフィルムには、得体の知れないモンスターが写っていた……。ここに主人公の“心の傷”と少女との出会い。異星人の目的が絡み、物語は大人たちのドタバタした市街戦をよそに、摩訶不思議な展開が描かれる。それに、何だか、何もかも既視感を拭えない出来映え。『ET』のようでもあるし、『アイアン・ジャイアント』のようでもある。『チキンリトル』にも似てるな。いろんな映画の美味しいトコロを、まるで8ミリフィルムを編集するかのように継ぎ接ぎして、『スタンド・バイ・ミー』で味付けした感じ。あまりいい印象ではない。正直、エイブラムス監督に「ちゃんとしたドラマのある作品が撮れるのかよ」と思った。いつも思わせぶりに引っ張っておいて、結局、最後はうやむやみたいな作品ばかり撮っている監督さんだ。案の定、登場人物の描き方が即物的すぎて、全く感情移入できなかった。これだけ美味な素材を使っておいて勿体ない話しである。それに異星人と心を通わす瞬間すら描かれないのは大失敗だろう。クライマックスの主人公たちの奮闘が、どんな気持ちに支えられていたのか、全く観客に伝わって来ない。そのため“摩訶不思議”な展開にしか見えないのだ。そもそも、スピルバーグとエイブラムスの組み合わせなんて、聞いただけでもゾッとするではないか。片やフィルム撮影にこだわる巨匠、片やデジタル世代の新進気鋭だ、食い合わせが良いワケない。まして、“ボーイ・ミーツ・エイリアン”とくれば、何をかいわんやである。どれだけ興収をあげたのか知らないが、最初から失敗は約束されていたようなものだ。(嘆息)フィルムの幻影は、観客に夢を与えてくれるが、デジタルのそれは単なるノイズでしかない。本作品に登場する少年少女は、姿形こそ子供だが、行動律や理屈は大人そのもの。私には歪なノイズにしか見えなかった。もし、劇中に彼らの撮ったゾンビ映画が挿入されなかったら、途中でほおっていたかも知れない。下心が透けて見える駄作だった。オススメ致しません!
2016.06.09
コメント(0)

0431 スーパーナチュラル SEASON 3 DISC 3 [THE COMPLETE THIRD SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ 他【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹)【仕 様】・型 番 SDB-Y24970・製作年度 2007年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 650分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 1.シーン解説 第1、2、3、6、8、10、12話 2.“ゴースト・フェイサーズ”に聞く 3.スーパーナチュラルの視覚効果 4.インパラと武器 5.NG集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :この世の終わりが 刻々とディーンに迫って来る―― その素晴らしい映像を1080pの高解像度で! 黄色い目を持つ悪魔は退治した。 だが、その代償は高くついた。アウターケース仕様の3枚組である。今回掲載した画像は、ブックレットの表紙と裏表紙。そして、ピクチャディスク、ブックレットの該当ページ。ブックレットの表紙は、アウターケース、インナケースと同じもの。つまらない。(苦笑)裏表紙には、ルビー(ケイティ・キャシディ)とベラ(ローレン・コーハン)が登場している。いいキャラだったから、また出演して欲しいなぁ。無理か……。(笑)【感 想】「ボーナスディスク」全米脚本家協会のストの影響で、第3シーズンは全16話と短い。 5話~ 8話、少ないことになる。25%の減だ。おかげでリリースする方もボリューム不足に苦慮し、セル版のDVDにはボーナスディスクが付いている。DVD-BOX1には本編 8話分のディスクが 4枚、BOX2には本編 8話分のディスクが 4枚とボーナスディスク 1枚と言う構成だ。「こんなことなら BOXをひとつにしてリリースすれば良いのに……」と思っていたら、第4シーズンはセット販売だった。(笑) きっと、そんなファンの声が多かったのだろう。でも、内実は2つの BOXをシュリンクしただけの急ごしらえ。ファンの要請は“ボックスをひとつにすること”だと思うんだけどなぁ。ボーナスディスクには、特殊効果や“インパラ”を担当するスタッフのコメントなどが収録されていた。製作進行の裏側が分かって面白いが、まぁ収録時間が長いだけで、別ディスクとするほど内容は濃くない。むしろ、本ディスクに収録されている特典映像の方が面白い。おそらく“ゴーストフェイザーズ”のカット映像だろう。製作陣がエドとハリーを気に入っていることが分かる。また、登場しそうだ。活躍を期待しよう。(笑)でも、DVD-BOX は結構高いし、何となくお茶を濁されたようで気に入らないなぁ。■第14話 地獄からの電話発明王トーマス・エジソンがオカルト狂だったかどうかは知らない。まぁ傑出した才能を持つ人は往々にして超常現象にハマりやすいようだ。探求心のなせるところだろう。さて、そのエジソンが発明したと言われる“心霊電話”が登場する。これも本当にあるのかどうかは知らない。調べてからUPすべきなのかも知れないが、それでは興趣が削がれる。ドラマに登場するアイテムは、すべて“ある”ものとした方が楽しい。ハイエナのような妖怪が、現代社会に適応しているのが面白かった。それにしても、なぜ百年以上昔の番号を使っていたのだろう?■第15話 永遠の命コレって、やっぱり“ゾンビ”なんだろうなぁ。心臓を取り替えて生き続けているのだから……。だったら、パーツの交換は、さして必要ないんじゃないの? ――と、思ってしまった。だって、死ねないんだから。登場するのは不死身のマッド・サイエンティストならぬマッド・ドクター。まるで“ブラックジャック”のようなツギハギだらけの容姿が面白かった。一方で、コルトを盗んだベラを、ディーンが追い詰める。しかし、コルトは海外に売り飛ばされてしまった後。ここでベラの秘密が明かされる。でも、せっかく悪魔をも殺せるコルトを盗んだのに、何故お金に換えてしまったのか疑問。自分の命を救えたかも知れないのに――。本当なら2つの独立したお話しを無理矢理ひとつにした感じだ。やっぱりエピソードが足りない印象を強く残した一編だった。■第16話 決戦の時タイムリミットが刻々と迫るディーンは、悪魔の素顔が見えるようになる。「もう半分“地獄の住人”なんだ」と説明するボビーが面白い。この突き放した言い方が彼の持ち味だな。一方、ディーンとの契約を握るリリスは、少女の姿のまま一般家庭を支配している。何だかスケールが小さすぎてガッカリしてしまった。これは脚本ではなく、監督さんのせいだろう。のんびりし過ぎだ。少女に“力”で支配される異常さ、従わざるを得ない緊張感が、画面から伝わって来なかった。それを演出できるアイテムは幾つもあったのに、全く活かされていなかった。本シーズン最終話だし、もっとエッジのきいた凄みのある演出を見せて欲しかった。物語は、核心に迫ることなく終わってしまう。――“黄色い目”の悪魔が計画していたことは何だったのか?――デビルズゲートから飛び出した悪魔たちは、何をしているのか?――リリスは計画を引き継いだのか?諸般の事情から短縮せざるを得なかったにしろ、製作陣にも視聴者にも不本意なシーズンであることは間違いない。最終話も到底、シーズンのラストを締めくくる出来映えではなかった。ルビーやベラといった魅力的なキャラクタが登場し、ボビーもレギュラー入りして面白いシーズンになる要素はいっぱいあったのに残念でならない。すべて全米脚本家協会のストのせいだとは言わないが、大きく予定を狂わされたのは確かだ。結局、シワ寄せは視聴者に来て、その補填は一切されないのだからその罪は重い。(個人的なことだが、ウィリアム・ピーターセンがデモの先頭に立って歩いている報道写真を見て、彼のことがキライになった)いまさら有り得ないことだが、サムとディーン、ボビーやルビーやベラの第3シーズン最後の本当の闘い、アクションを観たい!オススメ!
2016.06.08
コメント(0)

0430 スーパーナチュラル SEASON 3 DISC 2 [THE COMPLETE THIRD SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ 他【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹)【仕 様】・型 番 SDB-Y24970・製作年度 2007年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 650分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 1.シーン解説 第1、2、3、6、8、10、12話 2.“ゴースト・フェイサーズ”に聞く 3.スーパーナチュラルの視覚効果 4.インパラと武器 5.NG集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :この世の終わりが 刻々とディーンに迫って来る―― その素晴らしい映像を1080pの高解像度で! 黄色い目を持つ悪魔は退治した。 だが、その代償は高くついた。アウターケース仕様の3枚組である。今回掲載した画像は、ジャケットのオモテ面とウラ面、ピクチャディスク、ブックレットの該当ページ。オモテ面は、アウターケースと同じ。シーズンを象徴するデザインなのだろうけど、アウターケースとインナーケースが同じってのは、ちょっと芸がない。もう少し工夫が欲しいところだ。ウラ面は、これまでと同じレイアウト。イメージが統一されているのは、いいなぁ。(笑)【感 想】「コルトは何故使えるようになったのか?」前シーズンの最終話で弾丸を使い果たしてしまったコルト。悪魔をも退治できる最強アイテムだが、本シーズンが始まって早々にボビーが分解して組み立てているのを見てビックリした。「いつ壊れたの?!」ということだ。弾がなくなっただけで銃が壊れたとは露ほどにも思っていなかったからだ。然も、設計図みたいなものまであるではないか。ガンプラじゃあるまいし、どういうこと? ――シリーズ最高の謎だと思った。(笑)コルトの弾丸も自作するわけだが、何となく最強アイテムも安っぽく感じられてイケない。ルビーも「使えるようにしてあげる」なんてクチバシを突っ込んで来るし、ちょっとだけ白けた。やっぱり、そんな道具に頼らず知略を尽くして悪魔と戦ってほしいものである。■第08話 呪いのクリスマスクリスマスの特別編。異教徒の“神”と対決する2人。神と悪魔とはどう違うのか? キリスト教の布教過程で追いやられた異教徒の神々は、収穫に感謝する祭りの時、ひと晩だけ蘇る。それが万聖祭=ハロウィンだ。この夜だけ、キリスト教の“神”は脅える。――アンソロジにそう書き寄せたのはアシモフ博士だったか……。若い頃に読んだきりなので定かではないか、本作品を見てそんなことを思い出した。クリスマスよりもハロウィンの方が舞台としては相応しい一編だった。まぁ、対決よりも、2人の想い出話しが中心の展開だから、いいんだけどね。(苦笑)■第09話 黒魔術ご近所の主婦三人が知らぬ間に悪魔に魂を売り渡していた、と言う一編。如何にも有りそうな話しである。実際、こんな事件は昔からあった。主婦が何人か集まって宝石を買ったり株を買ったりしていた。最初は「安く買えた」だの「儲かった」だの喜んでいたが、最後は大金を巻き上げられてようやく騙されていたことを知る。実は主婦の中に首謀者がいて、皆を巧妙に扇動していた。確か最近も類した事件があった。(気がする)このシリーズ、実際にあった事件を下敷きにしていると思しきエピソードが多くて面白い。■第10話 悪夢『エルム街の悪夢』を彷彿させる作品だった。悪夢に囚われて目を覚まさないボビーを救うため、サムとディーンが奮闘する。相手は特殊な能力に目覚めたDV被害者の若者。もう少し彼のことを描き込んで欲しかったが、ボビーの過去が明らかになったから善しとしよう。(笑) 残念ながら作品としては粗筋の粋を出なかった。ルビー役のケイティ・キャシディが、かのジャック・キャシディの孫娘、父親はデビッド・キャシディだと知って驚いた。なるほど、面影がある。ジャック・キャシディと言うと『刑事コロンボ/魔術師の幻想』を思い出す。このシリーズでは三度、犯人役を務めたが、あれが一番だ。ほかにもTVドラマに出演しており、映画では『アイガー・サンクション』くらいしか思い出せないが、私には忘れ得ぬ役者さんのひとりだ。父親のデビッド・キャシディも70年代にアイドルとしてブレイクし、いまもファンサイトがある。いわゆる芸能一家のサラブレッドだが、三代に渡る活躍をみると、不思議な感慨を覚える。それにしても、美人ではないか。(笑)K.キャシディは『ハーパーズ・アイランド』でも主要登場人物を演じ、日本でも露出が多くなって来た。映画にもちょこちょこ出てるし、今後が楽しみな女優さんのひとりである。■第11話 火曜日のデジャヴ前半はコミカル。後半はシリアス。面白いのだが、何となくスッキリしない一編だった。“トリックスター”が再登場する。彼もまた神様のようだが、悪魔やキリスト教の神様との関係がよく分からない。彼の存在は、人類の営みがあってはじめて成り立つものだろうに、悪魔たちと対立しないのだろうか? 不思議でならない。■第12話 新たなる先導者ジョン・カーペンター監督の初期の作品『要塞警察』を思い出してしまった。(笑)こういう設定が好きなので無条件で◎である。閉塞感と緊張感が、ホラー作品には適しているってことだろう。シナリオの難しさはあるが、その点も本作は及第点だと思う。うまいこと、まとめている。40分程度では勿体無いくらいの内容だった。■第13話 恐怖の館番外編のような一編。“地獄の番犬.com”のエドとハリーが再登場。然も“ゴーストフェイザーズ”となってパワーアップ。ノリの良い出来映えだった。彼らがビデオで撮った映像を中心に構成し、当時『クローバーフィールド』で流行していたPOVのスタイルを上手に盛り込んでいる。まるでパロディのようだ。然も、幽霊は見切れたりせず、出し惜しみすることもなくキッチリ“見せて”くれるから、『クローバーフィールド』に対するアンチテーゼのようでもある。(J.J.エイブラムスへの反論か?)その上、エドらの人物像にさりげなく迫って行く脚本と演出はお見事。ここではサムもディーンも脇役だ。シリーズ中でも屈指の完成度だと思う。“黄色い目”の悪魔がある計画を立て、“赤い目”の悪魔がディーンと取り引きをしてサムを蘇らせた。2人にやられる悪魔たちの目は黒い。ルビーも黒かった。リリスの目は乳白色。どうでも良いことだが、“青い目”の悪魔もいるのだろうか?悪魔の目の色が違うのは、何か理由があるのだろう。力のレベルであったり、位であったり……。何か裏設定がありそうだ。本シリーズはムック本なんかも出ているようだし、オーディオコメンタリも余さずに聞けば、きっといろいろなことが分かって更に面白く観ることが出来るのかも知れない。(もうそれだけの根性はないけどね)オススメ!
2016.06.07
コメント(0)

0429 スーパーナチュラル SEASON 3 DISC 1 [THE COMPLETE THIRD SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ 他【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹)【仕 様】・型 番 SDB-Y24970・製作年度 2007年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 650分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 1.シーン解説 第1、2、3、6、8、10、12話 2.“ゴースト・フェイサーズ”に聞く 3.スーパーナチュラルの視覚効果 4.インパラと武器 5.NG集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :この世の終わりが 刻々とディーンに迫って来る―― その素晴らしい映像を1080pの高解像度で! 黄色い目を持つ悪魔は退治した。 だが、その代償は高くついた。アウターケース仕様の3枚組である。今回掲載した画像は、アウターケースのオモテ面とウラ面、ピクチャディスク、ブックレットの該当ページ。オモテ面は、サムがこちらを向いており、ディーンは俯いている。その背景には、デビルズ・ゲートから何モノかが溢れ出している。悪魔の光か……。でも、それが五芒星を描いているのは、どういう理由だろうか?ウラ面は、ディーンが、こちら見下ろしており、サムはインパラの近くから、こちらを見ている。どうしてか、体は横を向いている。(笑) なかなか雰囲気のある画像だ。【感 想】「路頭に迷う悪魔たち」映画やドラマを観ていて、たまに吹き出してしまいそうになることがある。それは価値観の相違だったり発想の違いだったりするのだが、なかなか興味深い発見でもある。前シーズンで“地獄の門”が開き、大量の悪魔が現世に解き放たれてしまった。さては、地球は地獄絵図のような有り様かと思いきや、意外とフツーの日常が続いていたりする。そりゃあそうだ、地獄絵図なんかにしたら撮影にお金が掛かって仕方ない。(笑)――勿論、そんなことではなくて、理由はちゃんとある。“黄色い目”の悪魔が殺されて計画が頓挫したせいで、悪魔たちも解放されたはいいが、どうしたらよいのか迷っているとの説明だった。悪魔って指示待ち人間だったのね。悪魔は地獄の住人だと思っていたから、てっきり「地獄の方が暮らしやすいんじゃないの?」と思っていた。だから、なぜ彼らがこちら側に来たいのか、イマイチ理解出来なかった。いまも理解出来ていない。――と、そこまで考えてハタと思いついた。「きっと悪魔たちも同じなんじゃないの?」そう、彼らもこちら側に来る理由が見いだせなかったに違いない。だから地獄の門を出たはいいが、路頭に迷ってしまったのだ。まるで大学を卒業した後、フリーターやひきこもりになる若者みたいだ。(笑)“黄色い目”の悪魔を倒し、無目的となったのは、サムとディーンも同じ。どのような展開となるのか楽しみなシーズンである。オススメ!■第01話 七つの大罪『セブン』のヒットで、私たちにもすっかりお馴染みになったキリスト教の“七つの大罪”がテーマの一編。でも、その七つを問われても正確に答えられる人は少ないだろう。(春の七草、秋の七草みたいだ)ちなみに七つの大罪は、食欲・色欲・強欲・怠惰・憤怒・嫉妬・傲慢だそうだ。それぞれ悪魔が結びつけられていたはずだが、本作品では言及されていない。(“傲慢”はルシファだった) 悪行に導く本能と言う意味では、煩悩のようだ。ルビーが初登場する記念すべき一話である。■第02話 恐るべき子供たちさらった子供になりすまして母親に寄生する魔物が登場。“取り替え子”と言うらしい。面白いのはディーンの元カノが登場すること。彼女の子供を見て、自分の子ではないかと勘ぐるあたりが可笑しい。“死”を意識したディーンの、種を残そうとする本能が働いたのかも知れない。本シーズン第1話も、双子とのセックスから幕を開けたことを考えると、間違いはなかろう。監督や脚本家のウィットに富んだ意図が楽しい。■第03話 ウサギの足いわゆる“縁起物”が、本当に伝わる通りの力を持っていたら? ――と言うお話し。だから、従来のように悪霊も悪魔も登場しない。代わりに、「セレブなドロボー」が初登場。峰不二子みたいで違和感がなくはないのだが、シリーズの閉塞感を打ち破る意味では効果があった。こうしたキャラクタの造形に、日本のアニメやコミックの影響を見ることが出来る。■第04話 汚れた街「悪魔が悪い」といった勧善懲悪の思想から離れて、「影響される人間の責任じゃないの?」と言うアプローチが明確に示された一編。振り返ってみれば、本シーズンにはそんな話しが多かった。人間の弱さを指摘して来ないのは宗教的な背景のせいかも知れない。日本なら人間の弱さをくどくど描くだろう。米国では事故のようなもので、ある意味で罪の意識が希薄なような気がする。2008年に行われた全米脚本家協会のストが各方面に与えた影響は、大きい。ケーブルTVで海外ドラマを観ていると、よく分かる。本シリーズもご多分に漏れず、本シーズンは話数が少ない。おかげで、何となく物足りない感じになってしまった。脚本家が作品の二次使用による収益から分配を求めるストライキを起こしたのは、当然のような気もするし、過剰な反応だという気もする。実に大勢の人たちによって作り上げられる作品の収益は、時代とともに変化し、2次使用の収益がバカにならないレベルになって来たことをほのめかしている。それらが、権利者の懐だけに入るのは正当ではないだろう。しかし、脚本家協会が求めたパーセンテージは、門外漢からみて法外な気がするのも事実だ。映画は全人類の財産だとは思うが、果たして収益は誰のものなのだろうか? 考えさせられる珍事だった。■第05話 グリム童話殺人事件“悪霊”と言うより“生き霊”による殺人事件を扱った一編。悲しいお話しなのだが、前半はコミカル。グリム童話になぞらえた殺人事件を2人の兄弟が追う構図は『ブラザーズ・グリム』を彷彿させる。――が、私自身は、『悪魔の手鞠唄』とかを連想していた。(笑) 歳はとりたくないものである。■第06話 幽霊船悪霊との対決よりも“栄光の手”を盗むくだりが面白い一編だった。物語の構造からみても“盗み”がメインだろう。色気満々(?)のお婆ちゃん=ガートが可笑しい。すっかり場面をさらってしまった感じだ。監督サンも気に入ったのか、丁寧に撮っている。ヘンな話しだが、他のどの出演者よりも、ガートは輝いていた。■第07話 吸血鬼ふたたびヴァンパイアは家族を求めたがるものらしい。萩尾望都先生の『ポーの一族』を読んだ時にも感じたことだが、永遠の命と引き換えに背負わされた孤独感は、瞬間の命を生きる我々には想像も出来ないくらい圧倒的なものなのだろう。その孤独感を分かつ者は、家族でしかあり得ない。アランをなくしたエドガーの喪失感の深さを思うと、怖ろしくなって来る。――話しを戻そう。種や家族を守ろうと反撃に出た吸血鬼。ゴードンも吸血鬼にされてあえなく最期を迎える。サムを付け狙って複数話に登場したわりには呆気なかった。DVDのリリース時、本シーズンから主演2人の吹き替えが変わった。タレントから声優サンに変更になったことは、善くも悪くも“英断”だった。洋画の吹き替えは、作品のイメージで声優サンが異なることが多い。子供の頃、好きだったスティーブ・マックィーンの吹き替えを宮部昭夫さんがやったり内海賢二さんがやったりして、やはり不満に感じていた。「何だって同じ人がやらないんだ?」と単純に疑問に思っていた。連続ドラマの場合は、そうはいかない。疑問が不満になる。新たに吹き替えを担当された方は、さぞやプレッシャだったことだろう。本シリーズに関して言えば、吹き替えの変更は当然の帰結だったと思う。むしろ、途中降板でなかったことを、当事者もファンも感謝すべきかも知れない。個人的には第1シーズン第1話を観た時点で吹き替えの失敗を感じたから、よもや第2シーズンまで同じメンツで録るとは思ってもいなかった。(キリのよいトコまで継投させたところが日本人らしい)米国では 100話を超えることが、ヒットの目安とされているらしいから、本シリーズは立派に「ヒット作」と言える。そんなヒット作の吹き替えをタレントでお茶を濁して良いはずはない。「イメージに合う」「合わない」という点は別にして、第3シーズンからちゃんとお芝居になっていることからも、それは明らかだ。(芸人の“吹き替えゴッコ”に付き合わされた視聴者はいい迷惑だった)オススメ!
2016.06.06
コメント(0)

0428 三銃士/宿命の対決【スタッフ】・原 作 アレクサンドル・デュマ・監 督 セルゲイ・ジグノフ・脚 本 アンドレイ・ジトコフ セルゲイ・ジグノフ・撮 影 イゴール・コジェニコフ・編 集 ニコラ・トランバシエヴィッツ 「ダニー・ザ・ドッグ」・音 楽 アレクセイ・シェリギン 「アルティメットウェポン」【キャスト】・ダルダニアン:ライナル・ムハメトフ(中村だいぞう)・アトス:ユーリ・チューシン(伊藤信隆)・ポルトス:アレクセイ・マカロフ(くまかつみ)・アラミス:パーヴェル・バルシャク(野口真宏)・ミレディ:エカテリーナ・ヴィルコワ(杉森多恵子)・枢機卿:ヴァシリー・ラノヴォイ(中野健治)・アンヌ王妃:マリア・ミロノーワ(友住吉良)・ルイ13世:フィリップ・ヤンコフスキー(西田貴史)【仕 様】・型 番 AAC-2053R・製作年度 2013年・製 作 国 ロシア・原 題 The Three Musketeers・収 録 本編 124分・音 声 1.オリジナル ドルビーデジタル5.1ch 2.日本語吹替 2.0ch ステレオ・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語デカ字幕 3.吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本国内向、レンタル専用・発 売 アクセスエー・販 売 元 アクセスエー・販売協力 アメイジングD.C.・映像収録 オリジナルトレーラー【ジャケット】・オモテ面:不朽の名作が最新VFXで豪華に蘇る 一人は皆のために 皆は一人のために・ウラ面 :王妃の胸飾りを奪還せよ―― 三銃士と若きダルタニアンの大活劇! 総製作費15億円の圧倒的スケール 剣士たちの戦いを描く、 アクション史劇の決定版! アレクサンドル・デュマの歴史小説 「三銃士」の実写映画化!オモテ面は、中央にダルタニアン。その周囲に三銃士と、ミレディなどの主要登場人物が描かれている。なかなかの出来映えだが、ちょっと泥くさい。ロシア製だからだろうか。(笑)ウラ面の上方には、ダルタニアンと三銃士が並んだ画像が使われている。“三銃士”である限り、この構図は欠かせないだろう。中央に帯状に5枚の画像が並んでいる。ま、こんなモンだろうなぁ。ちょっとダサイけど……。(笑)【感 想】「不倫と児童書」アレクサンドル・デュマの小説を原作にしたロシア製TVドラマ。全10回のドラマを 2時間にまとめているので、展開が速いこと速いこと。(汗)さっくりと観ることが出来るのは良いが、あまり情緒がない。“飛躍”も多々見受けられるし、機械的に進んでしまう。その辺が物足りなさの理由かも知れない。確かに衣装やロケに費用をかけているし、出演者も多い。二隻の帆船が行き交うシーンには感激した。でも、その割りには、鑑賞後に充実感がない。何故だろう? それが残念でならない。やっぱり、ケチらないで前後編 4時間くらいかけてくれた方が良かったような気がする。(最近の邦画みたいにムダに二部作ってのも、頭がイタいが……)そもそも、『ダルタニアン物語』は、全11巻。一年に渡って放映出来るくらいの分量だ。言ってみれば、大河ドラマ。一般に『三銃士』として親しまれているのは、序盤の部分でしかない。(ウケウリ)TVドラマ化するのであれば、原作を全て映像化して欲しかった。ロシアなら、それくらい大きな取り組みが出来るはずだ。有名なお話しなので、ストーリーについては、割愛。田舎貴族の息子ダルタニアンがパリに上京して来て“三銃士”と出会う。そして、王妃とバッキンガム公の不倫、ダイヤの胸飾りを巡る事件に巻き込まれる。ここまでが前半。そう、ポール・W.S.アンダーソン監督の『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』で描かれた部分を1時間程度で走り抜けてしまうのだ。(笑)後半は、英仏の戦争とダルタニアンやミレディ、王妃の恋愛の結末が描かれる。最後は王宮を舞台にした陰謀が暴かれて、殊勲をたてたダルタニアンが隊長に命じられて幕をおろす。リチャード・レスター監督の二部作『三銃士』『四銃士』で描いたところを2時間で駆け抜ける。何と言うか、児童図書を読んでいるような感じ。(笑) ジュール・ベルヌの『地底探検』とかスティーブンソンの『宝島』とか、同じ作品でも小学校低学年向けの児童書になるとビックリするくらい端折られている。大胆に削られてあらすじよりも短い。(笑)さしずめ、本作品なんかも、子供にお話しを伝えるには、丁度いいかも知れない。(ちゃんと本が読める大人には退屈ってことね)そのわりには、みんな不倫ばっか。(笑) 王妃とバッキンガム公、ダルタニアンとコンスタンス、ミレディと間男……。どう考えても、子供向けじゃないな。それにしても、肉欲に走る時代だったんだなぁ。……いい時代だ。(笑)最初は字幕で観ていたが、途中で「??」と思うところがあり、吹き替えに切り替えた。そうしたら、これがまた違和感たっぷり。シロートみたいな声優さんが声をアテている。声優さんのキャスティングと演出にも“難あり”だ。小さい会社さんのようだから、吹き替えを入れてリリースされただけでも善しとしなければいけないかも知れない。何となく泥臭くて垢抜けない感じはいただけないが、そこそこ剣劇もあって厭きさせない仕上がりになっている。ダイジェスト版と割り切って、ざっくりとストーリーを知りたい方には最適な1本かも知れない。そんな方にオススメ!
2016.06.05
コメント(0)

0427 LUCY/ルーシー [ブルーレイ]【スタッフ】・監督・脚本 リュック・ベッソン・製 作 ヴィルジニー・ベッソン=シラ・撮 影 ティエリー・アルボガスト・編 集 ジュリアン・レイ【キャスト】・ルーシー:スカーレット・ヨハンソン(佐古真弓)・ノーマン博士:モーガン・フリーマン(坂口芳貞)・デル・リオ:アムール・ワケド(清水明彦)・チャン:チェ・ミンシク(飛田展男)【仕 様】・型 番 GNXR-1233・製作年度 2014年・製 作 国 フランス・原 題 LUCY・収 録 本編 約89分・音 声 1.英 語 (5.1ch サラウンド/ DTS-HD マスターオーディオ) 2.日本語 (5.1ch サラウンド/DTS)・字 幕 1.英語字幕 2.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 スコープサイズ(1080)・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-4 AVC、Blu-ray、 日本市場向、dts-HD Master Audio、 レンタル専用・発 売 元 NBCユニバーサル・エンターテイメント・字幕翻訳 松浦美奈・吹替翻訳 桜井 文【ジャケット】・オモテ面:人類の脳は、10%しか 機能していない 100%覚醒した彼女は、人類を救うのか? 滅ぼすのか?・ウラ面 :「アベンジャーズ」「キャプテン・アメリカ/ ウィンター・ソルジャー」 スカーレット・ヨハンソン × 「レオン」「ニキータ」 リュック・ベッソン監督が放つ アクション・エンターテイメント大作! 人類の脳は、10%しか機能していない 100%覚醒した彼女は、人類を救うのか? 滅ぼすのか?オモテ面は、ポスターにも使われたデザイン。インパクト抜群で、芸術性も高い。部屋に飾りたい。(笑)ウラ面も、なかなかの出来映え。本編を観た後だと、画像を選ぶセンスがいい。ストーリーを伝える画像で、正面からのショットだ。見映えのいいアクション・シーンを選ばなかったところに、デザイナーの思慮が感じられて好ましい。【感 想】「分子の記憶」大友克洋さんの『AKIRA/アキラ』みたいな1本だった。(笑) 個人的には好きな作品だ。――台北。ホテルで韓国マフィアの闇取り引きに巻き込まれてしまったルーシー。体内に新しいドラッグを埋め込まれてしまう。それは、胎児が骨を形成する時に母体から分泌されるCPH4と同じ成分で、爆発的なエネルギーを持っていた。“運び屋”にされたルーシーは、マフィアの男に抵抗した際に腹部を蹴られ、袋からドラッグが漏れ出してしまう。そのドラッグで彼女の脳は覚醒し、途轍もない能力を発揮し始める。しかし、同時に彼女の裡の人間らしさが失われて行く。拡大しつつある自分の能力に危機を感じた彼女は、科学者のノーマン博士に救いを求める。一方、他の運び屋たちは、彼女の通報によって捕らえられ、フランスに移送された。同じ頃、状況を知った韓国マフィアもまた、ルーシーとドラッグを追ってフランスに遣って来る。舞台は、フランス。ルーシーは為すべきことをするために、ノーマン博士と邂逅する。……というお話し。ジョン・タートルトープ監督のディズニー映画『魔法使いの弟子』を観ていたら、ニコラス・ケイジ扮するヴァルサザールが、「普通の人は脳の10%ぐらいしか使っていない。しかし、魔法使いはそうではない」と解説していた。だから、分子レベルで物体を扱えるのだ、と――。言っていることは、本作品と同じ。確かに、電子レンジだって、昔の人がみたら“魔法”みたいなものだ。冷たい食品を四角い箱に入れてツマミを回したら熱々の状態で出て来るのだから……。電子レンジが出始めの頃は、あんな風に温めたモノを口に入れて身体に良いワケがない、と思っていた。(笑)『機動戦士ガンダム』が展開したニュータイプ論だって、宇宙で暮らすようになると、ひとの認識域が拡大して、より分かり合える、というもの。きっと、ニュータイプは脳を11%くらい使ってるんじゃないかなぁ。(笑)思えば、人間を分子にまで分解して転送しようとしたのはデビッド・クローネンバーグ監督の『ザ・フライ』だった。ヒトは、目で見てモノを認識する。しかし、それは脳内で作り出されたものだ。絶対的ものではない。そんなことに言及したのは、松浦徹監督の『ギミー・ヘブン』だった。SFに限らず、より多く脳の使うことで、違う世界が拓けると作家たちは考えて来た。しかし、脳が 100%動き始めたらどうなるか、誰も映像で表現して来なかったのではなかろうか。漫画版の『AKIRA/アキラ』が、それに近かったような気がする。いまから20年以上前の話しだ。レビューを読むと、多くの方が志郎正宗さんの『攻殻機動隊』を引き合いに出していたが、「それは違うんじゃないの?」というのが、私の感想。(笑)電脳の世界ではなく、本作品は“記憶”の話しだと思う。或いは、“知識”だ。次の世代に知識を伝えることが、本能であり、生命として最も重要なことだとする教授の言葉を借りれば、ルーシーは知識を伝えるために空間を飛び越え、時間を遡る。人類が誕生する以前、地球が形成されよりも更に古く、宇宙が誕生する瞬間に行き着く。私たちを構成する分子のひとつ一つには、そんな記憶すら内包されているのかも知れない。圧倒的な映像でみせるクライマックスは、ローランド・エメリッヒ監督のデザスター映画よりもスペクタクルだった。(笑)オススメ!
2016.06.04
コメント(0)

0426 スーパーナチュラル SEASON 2 DISC 4 [THE COMPLETE SECOND SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ ロバート・シンガー 他【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜/成宮寛貴)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹/井上 聡)【仕 様】・型 番 SDB-Y28015・製作年度 2006-2007年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 907分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語 サム:内田夕夜、ディーン:東地宏樹 3.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語 サム:成宮寛貴、ディーン:井上 聡・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 〈ブルーレイ限定映像特典〉 1.ワーナー・ブラザース BD-LIVE 2.The Devil’s Road Map 各エピソードの逸話や、登場する地名に まつわる都市伝説の紹介などの ガイドマップ 2.音声解説 第1話 ジャレッド・パダレッキ、 ジェンセン・アクレス、製作総指揮/ 監督キム・マナーズらによる 3.未公開シーン集 4.音声解説 第20、21話 5.ジャレッドのスクリーンテスト 6.インタビュー・ギャラリー 7.NG集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :今、驚くべき高解像度の映像でお送りする: “「スーパーナチュラル」は、 第一級の物語だ。” - CLIVE BARKER 悪霊、バンパイア、 そしてゴースト――ヤツらが今、蘇る ブルーレイは 豪華映像・音声特典収録アウターケース仕様の4枚組である。今回掲載した画像は、ブックレットの見開きページとピクチャディスク、ブックレットの該当ページ。見開きページは、奇怪なモンスターを描いた古い書物の上に血しぶきが飛んでいる。本シリーズの雰囲気をよく伝えている。でも、もう少し描き込んで欲しかったな。【感 想】「日本製ドラマのマンネリはシステム化か?」昨今の海外ドラマを観ていると、“映画並み”を謳うキャッチが目につく。J.ブラッカイマーやJ.シルバーが製作していたり、ハリウッドスターが大挙して出演していたり、或いはオスカーを受賞した脚本家がシナリオを書いていたりと、華々しい。しかし、いくら“映画並み”と言っても“同じ”では、ない。どれだけ多額の製作費用をかけようと、TVドラマとしては限界がある。それは尺の問題であったり、倫理規定の問題であったり、撮影日数の問題であったりする。そうした制約の中で上手にバランスを取って質の高いドラマを作るには、並々ならぬ統率力が必要だ。それに分業が完璧に機能するシステム。最近、映画関係者がこぞってTV界に参入して成果をあげているのは、「お金をかけているから」と言う見方もあるが、実は製作システムの導入が大きいのではないか、と思っている。そんな海外ドラマに較べると、日本のドラマは悲しいくらいチープだ。けれど、最近、その認識をあらためつつある。日曜の午後、12chで2時間枠のミステリードラマを観ることがある。そのいい加減な作りにはウンザリさせられるが、年配者には大人気である。食い入るように観ている。どうやら、これはこれで需要は高いらしい。(笑)何度も見ているうちに、なんだか、日本人特有の様式美に昇華しそうなマンネリ具合いだと気づいた。タイトルとロケ地が変わっても、登場人物に大差はなく、物語の展開もほぼ同じ。映像のトーンも見事なくらい似通っていて、殺人事件が起きても“心臓に優しい”描写に留めている。どのように製作しているのかは知らないが、日本流のシステムが出来上がっていると言えるかも知れない。■第19話 脱獄何だか『プリズンブレイク』を連想させる一編。このシリーズらしく「悪霊の正体は誰か?」というのがポイント。舞台が刑務所であることを考えると、物語を展開させるのが難しそうだが、2人を執拗に追うFBI捜査官もいれば、2人に肩入れする国選弁護人もいたりして、飽きさせない工夫がなされている。軽めの一本である。■第20話 もう1つの世界イスラムの魔物“ジン”の手に掛かり、ディーンが“夢の世界”に放り込まれるお話し。面白いのは、その夢の世界だ。自分が望むままのはずだが、母親は生きているのに父親は亡くなっている。サムもディーンも理想の相手と付き合っているが、兄弟仲は冷えている。――家族全員が揃っての団欒は、ディーンの望みではないらしい。彼の甘えん坊の一面が現れているようで興味深かった。先日、小田急線の新宿駅でロマンスカーの切符を買おうと窓口に行ったら「券売機で買って下さい」といなされてしまった。――コレってどうなのよ?!言ってることは正しいような気もするが、何かが違う。窓口が混んでるわけでもなく、出発までは10分。窓口の横にあるたった一つの券売機はお年寄りで塞がっている。ホームの券売機でも買えるんだけどね……。日常生活の中で、たまに「何かヘンだぞ」と思うことがある。たいていはその場きりのことで忘れてしまう些細なことだ。しかし、たまに「何がヘンなんだ?」と後を引くことがある。前述の小田急線の件もその一つ。切符一枚売ってくれない窓口を開けておく必要がどこにある? 理由があるのなら、窓口担当者は、それを簡潔明瞭に、然も短文でお客様に伝える努力をすべきだと思う。本ディスクに収録された2編についても同じような違和感を覚えた。勢いだけで観たら気にならないことではあるが、よくよく考えたらヘンだ。“黄色い目”の悪魔の計画が明かされていないから当然だが、シリーズ構成を担当した人は、そこを徐々に明かすことでラスト2編に説得力を持たせて欲しかった。■第21話 選ばれし者たち(前編)セカンド・シーズンのクライマックスである。二人の運命を象徴するかのように、終始トーンが暗い。サムと同じように特殊な能力を持つ人たちがゴーストタウンに集められ、バトルロワイヤルが始まる、――と言うお話し。個人的には何となく違和感を感じている。“ロードハウス”も焼け落ち、サムが殺されてしまう衝撃のエンディングにもキレがない。数々の修羅場をくぐり抜けて来た彼が、こうも簡単に殺られてしまうのも納得出来ない。説得力に欠ける脚本(演出?)がネックになった一編だった。■第22話 選ばれし者たち(後編)長い歳月をかけて、選びに選んだエリートにやらせたのは、“地獄の門”の鍵を開けることだった……。いささか拍子抜けである。これだけなら「その辺の農夫を騙してやらせればいいんじゃん」と思ってしまった。“黄色い目”の悪魔は本懐を遂げずにディーンに殺されてしまうから、彼がどんなことを計画していたのかは分からない。デビルズ・ゲートを開けることは手段であって、目的=サムを中心とした壮大なプランが別にあったはずだ。そうでないと、納得出来ない。(笑)殺されたサムを蘇らせるために、ディーンは悪魔と取り引きをする。ボビーではないが、ホント、懲りない親子だねぇ。連続モノを観ていると、いつ結末を決めたのか気になって仕方ない。(笑) まぁ、これは私の性分なのだが、第1話の時点で最終話に向けた伏線でも描かれていようものなら、もうそれだけでクラクラである。両手をあげて降参。「どうぞ好きなようにして下さい」と言った心情である。かなり昔のことだが、サンライズのアニメ『聖戦士ダンバイン』の最終回のラストシーンで、第1話に回帰するナレーションが流れた時、背筋がゾクゾクするような感動を覚えた。「……それ故にミ・フェラリオの語る次の物語を伝えよう」と流れた時、富野由悠季氏に嫉妬したものである。以前、本シリーズのレビューでも書いたが、シリーズ構成担当者や脚本家が、“ある計画”についてどんなことを考えていたのか気になるトコである。“かなり行き当たりばったり”な感じはするが、第3シーズン、第4シーズンと放送を重ねるうちに、だんだんスケールが大きくなって行く。一つの布石の結果が、次の展開のための布石となっていたりして、ややこしい。第4シーズンまで来ると、「このままだと破綻するゾ」と思う一方で、「どうするんだよ、これから!?」と先のことが気になって仕方ない。(笑)さて、本シーズンの最後に開いてしまった“地獄の門”、そこから数多の悪魔が逃げ出して、これからどうなるのか期待を持たせて、物語は第3シーズンへ。オススメ!
2016.06.03
コメント(0)

0425 スーパーナチュラル SEASON 2 DISC 3 [THE COMPLETE SECOND SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ ロバート・シンガー 他【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜/成宮寛貴)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹/井上 聡)【仕 様】・型 番 SDB-Y28015・製作年度 2006-2007年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 907分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語 サム:内田夕夜、ディーン:東地宏樹 3.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語 サム:成宮寛貴、ディーン:井上 聡・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 〈ブルーレイ限定映像特典〉 1.ワーナー・ブラザース BD-LIVE 2.The Devil’s Road Map 各エピソードの逸話や、登場する地名に まつわる都市伝説の紹介などの ガイドマップ 2.音声解説 第1話 ジャレッド・パダレッキ、 ジェンセン・アクレス、製作総指揮/ 監督キム・マナーズらによる 3.未公開シーン集 4.音声解説 第20、21話 5.ジャレッドのスクリーンテスト 6.インタビュー・ギャラリー 7.NG集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :今、驚くべき高解像度の映像でお送りする: “「スーパーナチュラル」は、 第一級の物語だ。” - CLIVE BARKER 悪霊、バンパイア、 そしてゴースト――ヤツらが今、蘇る ブルーレイは 豪華映像・音声特典収録アウターケース仕様の4枚組である。今回掲載した画像は、ブックレットの表紙と裏表紙、ピクチャディスクとブックレットの該当ページ。オモテ面は、ジャケットと同じデザイン。ウラ面は、サムとディーンの顔写真。ジャケットと違うコピーが使われている。“パダレッキとアクレスのセクシーで筋肉質な肉体、ユーモア・・・見ごたえたっぶり!”――Glenn Garvin,MIAMI HERALDインナー・ケースに記載された賛辞は、クライヴ・バーカーの言葉だったが、今回はマイアミ・ヘラルド誌。ちょっとふざけた賛辞だが、本シリーズには相応しい。(笑)【感 想】「スクリーンに映る幽霊」ホラー映画のスクリーンに「幽霊が映っている」という噂を初めて聞いたのは、『サスペリア』だったと思う。まだホームビデオが普及していない頃のことで、TV番組の特集なんかを食い入るように見た記憶がある。結局、よく分からなくて、友人の幾人かと映画館に足を運んだ。まんまと広告戦略にはめられたわけだ。(笑)第11話で降霊術によって姿を現した神父の後ろに「人の顔のようなモヤが映っている」と、一緒に観た友人が言い出した。夏場なら恰好の話題だが、春浅くまだ雪降るような寒い夜に、そんなこと言われてもねぇ~。昔はオカルト映画なんかには、そういう噂はツキモノだった。むしろ、噂のない方が不自然だった。しかし、あれから30年、観客も利口になったのか、最近はあまり聞かなくなった。宣伝担当者の品位が上がったのかも知れない。しかし、である。もともと映画は“見せ物”だったわけだから、それくらいのいかがわしさのあった方が、良いのかも知れない。――だから、皆さんも第11話をチェックしてみて下さい。(でも、後で「騙された!」って怒らないで下さい)■第13話 復讐の天使自分を“天使”と勘違いした神父のユーレイが、信者を使って悪人狩りをする。ストーリーそのものに面白みはない。どちらかと言えば地味である。(昔の映画で恐縮だが、チャールズ・ブロンソンが主演した『テレフォン』を思い出した。こちらは幽霊ではないけどね)本作品最大の見せ場は、天使や信仰をめぐってサムとディーンが対立するところだろう。彼らの価値観が分かって興味深い。たいていディーンの方が先に矛をおさめる。「そこはやはり“兄貴”なんだなぁ」と思う。思慮深そうだが子供っぽくて短気なサムに対して、いつも女の尻を追い掛けてばかりで軽薄そうなディーンの方が保守的で争いごとを嫌う大人の顔をみせるのがいいね。(笑)■第14話 覚醒(ネタバレ注意)一週間、行方不明だったサムが、実は悪魔に取り憑かれて“ハンター”を狩っていた、というお話し。その悪魔というのが「実は……」と、オチがつく。シリーズ全体を通すと、重要なエピソードと言えるかも知れない。ただ、大胆な脚本で、サムが失踪していた一週間は全く描かれない。せめて、サムが悪魔に取り憑かれる契機くらいは知りたいと思う。どう油断したら、狩りの経験を積んで来た彼が取り憑かれてしまうのか知りたいんだけどなぁ~。■第15話 呪われたキャンパス好きな作品である。今回は混乱を引き起こす神様“トリックスター”が登場する。タブロイド紙の一面を飾りそうな事件が多発し、サムとディーンが解決に乗り出すが、2人とも混乱の中に巻き込まれる。――そんな状況を冷静に分析して対処の仕方を教えるのがボビーである。本作品でボビーの役割が明確になったような気がする。たまに怪しげな事件が報道される。Yahoo!のトップページにも怪しげな見出しを見つけることが出来る。きっとその中の幾つかは、多少の事実を含んでいるに違いない。米国のTVドラマを観ていると、展開の早さに驚かされることがある。考えてみれば、わずか40分で完結させるのだからモタモタしている暇はない。『CSI:科学捜査班』は、タイトルが出るまでの冒頭の 2~ 3分間で事件が起きてメインキャストが登場する。その僅かな時間に、画面の中には様々な情報が盛り込まれる。見事な演出だなぁと度々唸らされる。本シリーズもまた同様に冒頭の数分間の密度の濃さは比類がない。スピード感を支えるのは“省略”の技術だ。何でもかんでも短く繋げば良いというものではない。何を描き、何を描かないか、取捨選択が命。ある時は調べものをする場面は退屈だからバッサリ切り落として結果の報告だけを描く。また、ある時は、調べものをする場面を挿入し、推理の過程を描くことで謎解きの面白さを加味したりしている。そういうところが米国のTVドラマは上手いなぁと、つくづく思うのだ。■第16話 死へのドライブもしベストエピソードを選べと言われたら、私は本作品を上位に推すだろう。脚本も演出も優れていると思うからだ。『シックスセンス』に似た幽霊話しだが、心に残る切ない一編である。夜明けと共に訪れる“別れ”は、最近流行りのアクション・ホラーではよく用いられている。真っ先に『ブレイド』を思い出したが、『ライブラリアン』もそうだった。そんな叙情的な結末をTVドラマで用いるのは、珍しい。尺が短いと難しいからだ。それを易々とクリアしてみせた脚本は見事である。■第17話 狼男こちらも切ない一編。個人的にもお気に入りだ。サムのロマンスが珍しいこともあるが、相手役の女性が魅力的に描かれているし女優サンも輝いている。こういう女性なら私もお付き合いしたいし、咬まれてもいいかなと思う。(笑)『ハウリング』以来、狼男の映画は変身シーンに重点が置かれて来た。定番とさえ言える。それを覆した脚本は、まさに秀逸である。■第18話 ハリウッドの亡霊パロディ調の作品ながら、単なる“楽屋落ち”に終わらせず、本来のコンセプトにそったストーリーが展開される。エスプリの効いたエンディングも用意されていて、演じる役者たちも楽しそう。こういうところが本シリーズの好ましいところだ。映画づくりの内幕を戯画化してはいるが、あまりオチャラケずに人間模様に重点を置いている。働いている人たちの力関係や待遇なども分かって面白い。今回はスタジオに現れた幽霊のお話し。“映画スズメ”たちが好きそうな一編である。クラシック映画を観ていて気づくことは「モンスター映画ってヤツはいつも物悲しい」と言うことだ。たいていは異端者の悲哀と通じている。つまり、ドラキュラであれフランケンシュタインであれ、登場するモンスターにも人格があり、迫害され疎まれ嫌われ、「なぜ愛してくれないんだ?!」と心の裡を叫びながら、でも最後には悲しい結末を迎えることになる。この切なさとやるせなさが、モンスター映画の魅力でもある。本ディスクに収録される2編もまた悲しいモンスターのお話しだった。『ウルトラマン』や『仮面ライダー』のように、単純に悪魔や悪霊を狩るお話しに徹していたら、本作品のようなストーリーは生まれなかっただろう。マンネリに陥らないように、さまざまな視点からアプローチする試みは、製作陣の本シリーズに対する信頼や愛情から生まれているような気がする。オススメ!
2016.06.02
コメント(0)

0424 スーパーナチュラル SEASON 2 DISC 2 [THE COMPLETE SECOND SEASON] 【スタッフ】・製作総指揮 マックG エリック・クリプキ ロバート・シンガー 他【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜/成宮寛貴)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹/井上 聡)【仕 様】・型 番 SDB-Y28015・製作年度 2006-2007年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 907分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch:英語 2.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語 サム:内田夕夜、ディーン:東地宏樹 3.ドルビーデジタル 2.0ch:日本語 サム:成宮寛貴、ディーン:井上 聡・字 幕 1.英語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・翻 訳 字幕…今泉恒子 吹替…佐藤真紀・映像特典 〈ブルーレイ限定映像特典〉 1.ワーナー・ブラザース BD-LIVE 2.The Devil’s Road Map 各エピソードの逸話や、登場する地名に まつわる都市伝説の紹介などの ガイドマップ 2.音声解説 第1話 ジャレッド・パダレッキ、 ジェンセン・アクレス、製作総指揮/ 監督キム・マナーズらによる 3.未公開シーン集 4.音声解説 第20、21話 5.ジャレッドのスクリーンテスト 6.インタビュー・ギャラリー 7.NG集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :今、驚くべき高解像度の映像でお送りする: “「スーパーナチュラル」は、 第一級の物語だ。” - CLIVE BARKER 悪霊、バンパイア、 そしてゴースト――ヤツらが今、蘇る ブルーレイは 豪華映像・音声特典収録アウターケース仕様の4枚組である。今回掲載した画像は、インナーケースのジャケットのオモテ面とウラ面。ピクチャディスクとブックレットの該当ページ。オモテ面は、中央のタイトルによって上下に二分され、上にサム、下にディーンの画像が使われている。シリーズを通して、このレイアウトを使ったのは、この第2シーズンだけ。あまり評判が良くなかったんだろうなぁ。ウラ面は、第1シーズンと同じレイアウト。まずまずの出来映えだろう。【感 想】「現実世界の対応は?」このシリーズの好きなところは、現実的な解決を求めようとすることである。モンスターや幽霊などが登場するが、事件が終わると現実的な処理の仕方が描かれる。「律儀だなぁ」と思う一方で、それが説得力となっていることに気付かされる。また、二人が度々行う身分詐称、生活の糧とするカード詐欺、墓荒らし等に対して、一般社会がどのように応じているのか、ずっと気になっていた。あれだけ偽名のクレジットカードを使っていたら、当然、FBIや警察だって動いているだろうに何故捕まらないんだ、と……。1話終わるごとに、サムとディーンの理解者が増えて行くのも、本シリーズの魅力だ。いつか、そんな理解者たちが集って、窮地にあるサムとディーンを助ける時が来るのではないか、と思うのだ。解り合うという行為が、最も現実的な対応として描かれている。■第7話 容疑者リンダ・ブレアの登場。『エクソシスト』以来、作品に恵まれず、ゴシップばかり先行していたが、本作品では大事に扱われていて嬉しかった。やっぱり製作陣は根っからのホラーファンなんだなぁ。だいぶお歳を召されたが、まだ四十代だったはず。苦労が肌や皺に現れていたが、それを武器にキャリアを伸ばしてほしいものだ。怨みを伝えようとする幽霊のお話し。『シャイニング』をモチーフにしていたが、結局最後に一番コワイのは人間なんだなぁ。■第8話 悪魔の猟犬悪魔と取り引きした人達のもとに、代償を取り立てに“悪魔の猟犬”がやって来る。勿論、代償は“命”なのだが、それを阻止すべくディーンが知略を巡らす。父親を蘇らせる可能性を知って苦悩するディーンの姿も描かれたりして、なかなか考えさせられる一編である。■第9話 感染シリーズの中では異質な作風の一編である。B級SFホラーといった趣きだが、オカルト現象と科学的なアプローチを試みたような気がする。とても成功したようには思えないが、現実的な対応を考えると必要なことではなかったかと思う。以前から気になっていたのは、ディーンが退治した“シェイプシフター”は、警察で解剖されただろうに、中身は普通の人間と変わらなかったのだろうか? そうした疑問に答えるためにも、超常現象に対して医学や科学がどのように応じているのか、今後も描いてほしいものだ。サムとディーンは、モーテル暮らしをしているので様々なモーテルが画面に登場する。実際にあるモーテルをロケに使うのだろうが、小道具や大道具の作り込みなどでリアリティを演出しているところは見逃せない。第10話に登場するモーテル“ブルーローズ”では、ホテル名にちなんだ青い薔薇をモチーフにした間仕切りが使われている。メモ用紙もそうだ。細かいことのようだが、こういうトコからリアリティが生まれる。また、第11話では、巨大なドールハウスが登場するが、思わず欲しくなってしまった。(笑) ホンモノなら価値ある逸品だろう。おかげで、この小道具一つだけで、当時のこの家の栄華を推し量ることが出来る。どれだけの資産を持ち、どれだけ子供に愛情を注いでいたのか、――視聴者は想像をたくましくして、母と幼い娘がおかれた境遇に思いを馳せ、遭遇した事件に心を傷める。本シリーズでは、そうした細部へのこだわりを楽しむことが出来る。■第10話 悪魔の計画夢でサムの死を予知した女性が現れる。勿論、モンスターではなく、ただの人間。(笑) “特別な子”ではあるようだが、詳細は不明。赤ちゃんの時にサムと同じ体験はしていないようだ。これにゴードン・ウォーカーが加わってストーリーが展開して行く。G.ウォーカーは矛先を吸血鬼からサムら“特別な能力を持つ者”に転じたようだ。大義名分など気にしない人物に見えたんだがなぁ。父親が忌まわの際にディーンに言い残した言葉が明かされるのが、本作品最大のポイント。ただ、内容はイマイチで、その重大さを視聴者に伝えるため、敢えて深刻な表情、暗いトーンを採っているように思えて、やや興醒めだった。■第11話 禁じられた遊び『ホーンティング』を連想させるシリアスなホラー・サスペンス。ただ、人物描写があっさりしているせいか、感情移入できず盛り上がりに欠けるきらいはある。最後のオチにも新味はない。その分、作りはしっかりしている。■第12話 再戦“シェイプシフター”が再び登場。おかげでディーンは「本当にヤバい」状況に追い詰められる。今回は、真相に近づいた夜勤(NIGHTSHIFTER)も一枚絡んで、物語が展開する。面白い状況設定だが、シェイプシフターの真意が解らない。気になる。いろいろな伝説、伝承がある。米国は、建国の歴史が浅いせいか、それらも歴史の一部として受けとめる傾向がある。第9話でモチーフとして取り上げられているロアノーク島の住民失踪事件は、米国では一つの史実として学ぶらしい。英国の植民地であったロアノーク島で 100名からの住民が忽然と姿を消した、と言う。木には“クロアトアン”と刻まれていた……。ロアノーク島の史実は、レニー・ハーリン監督の『マインドハンター』でも説明されている。『AVP』の設定も同じだろう。諸説あるようだが、詳細はWebでも検索できるから、ここでは捨て置く。本作品では“クロアトアン”は“悪魔”を指す言葉だとしている。やや短絡的すぎるような気もするが、面白い。みんな、こういう話しが好きだから、もう少し掘り下げてほしかったなぁ。オススメ!
2016.06.01
コメント(0)
全30件 (30件中 1-30件目)
1
![]()
![]()
![]()