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--------------------30話のつづき--------------------今後の作戦はこうだった。明るくなる午前6時半ごろ開始だ。外に出たときに視界が見えるように日の出の時刻に作戦をあわせたからだ。この学校の壁は相当厚いらしく、竹彦も以前からマメオの隙を見て掘っている場所があるらしいのだが、未だ外へは通じていない。そこの地点まで行きキョミのツッパリで壁に穴を開ける。キョミがツッパリをしている間は拓飛をはじめとしたおれたちは敵に備えて見張りをするという単純なものだった。本当はキョミのツッパリと同時に、拓飛のスクリューのコラボで壁を破壊する案だったのだが、キョミに「汚ねぇ。」の一言で却下された。まあ、確かに汚いし、キョミの力が必要不可欠なため、本人の意見を優先した。というよりむしろ誰もキョミには逆らえなくなっていたのが現実だ。この数時間でキョミの態度は極端に変わっていった。言葉遣いが荒々しくなり、少しずつではあるが態度が傲慢になっていったのだ。あるものは部屋の掃除をさせられ、あるものはキョミの肩もみ、ある者はキョミの下の世話まで・・・・・・特にひどい扱いを受けていたのはモコトだった。キョミにとってそれはただの悪戯のようだったが、それはそれは悲惨なものだった。キョミのニギリッペを至近距離で食らわされたのだ。さらに「必ず鼻で深呼吸するように」との、悲惨な条件付だ。モコトはチナツに無理やり口をふさがれ、されるがまま忠実にそれを実行し、またもや泡を噴出し気絶した。どうやら覚醒と共に、匂いも覚醒してくれたようだ。それを見たキョミとチナツは大笑い。他のみんなは見てみぬふりをしていた。情けない話だ・・・だがこんなことで命を落としたくない。そのモコトも先ほどやっと復活したばかりだ。げっそりとしながらふらつく足取りでキョミにお茶を運んでいる。キョミはずっと人間座椅子させられているおれのひざの上でタバコをふかしていた。おれの脚がプルプルと震えるたびにタバコの灰を頭の上にかけられた。力を持つとこうも変わるものなのか・・・・・・人間ってやつは・・・・・それがキョミの恐怖政治のほんの序章に過ぎないとは知らずに・・・・
2005/08/29
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--------------------30話のつづき--------------------しばらくたってもサンダーは戻ってこなかった。俺はサンダーを探しに奥へ行った。「はっ・・・はうあうっ!!!!」そこには壁にめり込んだサンダーがいた。おれの大声にみなが駆け寄ってくる。「サッサンダー!!!」モコトが駆け寄り叫ぶ。そしてサンダーの脈をとる。「し・・・死んでいる・・・・・ぜ・・・・」モコトの一言にみなが驚愕する。なんということよ・・・・・キョミの一撃でお陀仏とは・・・あまりにあっけない死に方だぜ・・・「ぶぶぶぶぶっぶっぶっぶぅぅぅぶぅぅぅぅぅぅぅぅん!!」竹彦がサンダーに寄りかかり泣いている。----------午前3:48分 サンダー・杉山巡査 殉死----------「ここはそっとしておいてやろう。」おれはみんなを先ほどのの部屋へと促した。部屋に入るとキョミとチナツがキャッキャとボールで遊んでいた。マジでぶちころしてー!!!!と思ったが誰も口にするものはいなかった。命が惜しい。沈黙を破るかのようにモーテルが言った。「おれも・・・・・・・・・覚醒してるんじゃないか?」「そんなわけ無いじゃん!!!!無いじゃん!!!」モコトが激しく否定する。どうやら自分以外が覚醒するのを恐れているようだ。自分の見せ場が少しずつ減っていることを実感してきたのだろう。「確かに!!モーテルはさっきあのゴージャスな部屋の壁ブチ破ったもんな!!!」タックが目を輝かす!「あ・・・あそこの壁は・・・・」竹彦がなにやら言いたげなのをさえぎって、モーテルが興奮した口調で言う。「あの時確か・・・・・こうやって・・・・こう叫んだはずだ!!!!」モーテルは胸の前で腕をクロスさせた。「ボンバイェッ!!イエッ!!!」そういうとモーテルは勢い良く走り出しそのまま壁に突っ込んだ。そして激しい音と共にそのまま地面に突っ伏した。壁にしこたま胸を強打したようだ。壁は平然とモーテルの前に立ちはだかったままだ。どうやらモーテルは覚醒していなかったようだ。竹彦がポツリとしかしサンダー口調でいった。「あそこの壁はダミーになっているんだよ。いざという時この隠れ家に来れるようになぁ~~~~っ。」負傷したモーテルに肩をかすと、俺達はいったん部屋へと戻った。アホばっかで困るぜ・・・・
2005/08/28
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--------------------29話のつづき--------------------「えええええええええええっぇ!!!!!!!!!!」みんなが驚く前にモコトがあまりに驚いていた。その声が気になったのか、サンダーが奥の部屋からのっそりと大きな巨体を揺らしながら現れる。目は赤く充血している。相当奥で泣いていたに違いない。「それは本当なのか?」おれが半信半疑で問いかけると、「多分ね!・・・いい?見てて!!」そう言いながら、キョミは壁に向かった。「ここ壊してもいい?」キョミの問いに、サンダーがゆっくりと頷く。キョミは目を閉じ声を張り上げた!!!「どすこいツッパリ張り手!!!!!!」ツッパリと張り手がかぶっているような気がしたがそこはあえて突っ込まなかった。「ぬぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」キョミは地鳴りのするような低く大きな声で壁に向かって張り手をかます。キョミの体が金色に光り輝きながら、無数の張り手が壁を破壊した。ドゴゴゴゴゴゴォォォォンそこにあった洞窟の壁にはショベルカーで何回も掘ったような大きな穴が開いていた。「さっきより凄い張り手だよ!キョミちゃん!!!!すっご~~~い!!!!!」チナツが両手を挙げて素っ頓狂な声を上げた。「うん。さっきよりこりゃ凄いよ!!!なんで???さっきはコップを割るのに精一杯だったのに・・・・」キョミはまだ少し金色の光を残しながら自分の手を不思議そうに見る。サンダーがまたもや目を輝かせながら言った。泣いたり輝いたりこのおっさんも大変だ。「なんということやぁ~~~!!キョミはん、あんた今覚醒したんですがな!!!!!その金色の光は覚醒したときに見られる光なんですわ!!!」「え?そうなの?じゃあさっきまでのは一体・・・・」キョミが首をかしげた。「コップは誰でも割れるんですがなぁ。あんたの覚醒したという、頭の悪い思い込みが本当の覚醒を覚醒させたんでがす!!!」サンダーの鼻息は興奮で荒くなり、キョミに対する失礼な言葉にももはや気づいていなかった。・・・その直後、サンダーはキョミの「どすこいツッパリ張り手」によって洞窟の遥かかなたに飛ばされたのだった。サンダー・・・・・ああ、さんだーさん。
2005/08/25
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「えええええええええええっぇ!!!!!!!!!!」みんなが驚く前にモコトがあまりに驚いていた。その声が気になったのか、サンダーが奥の部屋からのっそりと大きな巨体を揺らしながら現れる。目は赤く充血している。相当奥で泣いていたに違いない。「それは本当なのか?」おれが半信半疑で問いかけると、「多分ね!・・・いい?見てて!!」そう言いながら、キョミは壁に向かった。「ここ壊してもいい?」キョミの問いに、サンダーがゆっくりと頷く。キョミは目を閉じ声を張り上げた!!!「どすこいツッパリ張り手!!!!!!」ツッパリと張り手がかぶっているような気がしたがそこはあえて突っ込まなかった。「ぬぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」キョミは地鳴りのするような低く大きな声で壁に向かって張り手をかます。キョミの体が金色に光り輝きながら、無数の張り手が壁を破壊した。ドゴゴゴゴゴゴォォォォンそこにあった洞窟の壁にはショベルカーで何回も掘ったような大きな穴が開いていた。「さっきより凄い張り手だよ!キョミちゃん!!!!すっご~~~い!!!!!」チナツが両手を挙げて素っ頓狂な声を上げた。「うん。さっきよりこりゃ凄いよ!!!なんで???さっきはコップを割るのに精一杯だったのに・・・・」キョミはまだ少し金色の光を残しながら自分の手を不思議そうに見る。サンダーがまたもや目を輝かせながら言った。泣いたり輝いたりこのおっさんも大変だ。「なんということやぁ~~~!!キョミはん、あんた今覚醒したんですがな!!!!!その金色の光は覚醒したときに見られる光なんですわ!!!」「え?そうなの?じゃあさっきまでのは一体・・・・」キョミが首をかしげた。「コップは誰でも割れるんですがなぁ。あんたの覚醒したという、頭の悪い思い込みが本当の覚醒を覚醒させたんでがす!!!」サンダーの鼻息は興奮で荒くなり、キョミに対する失礼な言葉にももはや気づいていなかった。その直後、サンダーはキョミの「どすこいツッパリ張り手」によって洞窟の遥かかなたに飛ばされたのだった。サンダー・・・・・ああ、さんだーさん。
2005/08/25
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「ぬわぁに!!!!それはほんまかいなぁ~~~~っ!!!!!!!まだ二人おるだとなぁ!!!!」サンダーはその場にがっくりうなだれる。「あばばば・・・・・・」そして・・・しっこをもらした。俺達はマメオが最期に残した言葉を伝えた。残る二人のマメオトコはマメオより戦闘力が高くて、今はまだ眠っている最中だと・・・・「なんでやぁ・・・・なんちゅうことやなぁ~~あぁあばばぁぁ。」嗚咽にも似た声を漏らしながら、サンダーはそのまま奥の部屋へと姿を消した。つらい報告になってしまったなサンダーよ・・・・。「サンダーさんはマメオ一人に散々苦しめられた。実はああ見えて、サンダーさんも覚醒人ガタスの子なんだ。」なんだと!!!「サンダーさんは覚醒によってその名のとおりサンダーを落とすことができるんだ。ついでに力とタフさが常人の3倍になった。」サンダーは後付けってことがようやく分かった。かっこいいから勝手にサンダー杉山と名乗っているわけか・・・・・・・アホなおっさんやで。・・・だが、覚醒人サンダー杉山でも倒せなかったマメオを倒した俺達は運が良かったのか?モコトをあまりほめたくはないが、あの作戦と拓飛の力が偶然を呼んだのかもしれない・・・・・・・・偉大な戦士、モコト・・・イヤイヤ!!そんなことはない!!ありえん!あいつはただのアホアホマンだぜ!!だが、次のマメオトコに出会ってしまったら・・・・・・・その先を考えるにはあまりに怖すぎた。今は考えないでおこう。その時、キョミが挙手した。「ハイ!キョミさん!!どっぞ!!」モコトが場の空気を読めない軽い口調で司会者気取りをした。「実は・・・・・私もガタスの子かも?」えええええ!!
2005/08/23
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