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先ほどテレビでイレッサの薬害訴訟についての番組をやっていた。全部見たわけではないが、HIVの時と全く同じ構図に見える。製薬会社と厚労省そして医師との歪んだ三角形。そこに患者の姿はない。600名近い死者を出しながら全く動こうとしない厚生省。「現場の医師は最善を尽くしているのだから、私たちはどうこう言えない。」それなら厚労省の存在価値はないではないか。なぜこれだけの死者が出ているのにあんなに平然と他人事のようにしゃべれるんだ?監督官庁としての責任感はないのか?だいたいこの薬は承認過程もおかしかった。なぜ外国で開発された薬でありながら、世界に先駆けて日本で承認されたのか?それも異例のスピードで。しかもテレビによると、動物実験ではあるが副作用での死亡のデータもあったという。厚労省は副作用のデータには目をつぶり、日本人で試したのか?いずれにせよこれだけの死者が出ている以上、責任は明確にすべきだ。それにしても今でも被害者は増えているのに何の手も打たない厚労省とはいったい何なんだ?!自分のメンツのためには患者が死んでもいいのか?!こういう事件が起こるたびに強い憤りを感じると同時に、なぜ同じことが何度も繰り返されるのか疑問に思う。アトピーにしてもそうだ。ステロイドによる副作用は明らかだ。それでもそれを全く認めようとしない皮膚学会。私も訴訟を起こしたいような気分だ。ただアトピーの場合、HIVやイレッサのように構図がはっきりしていないだけに訴訟は難しい。また、たとえ訴訟で勝っても、次は別の薬で同じことが繰り返されるようでは意味がない。私は、すべての人が、医療に対する認識を改めて欲しいと思う。慶応大学の近藤誠先生が、「命の主人公はあなたです。」と言っていた。いい言葉だと思う。医師はあくまで治療法を提供するだけだ。どれを選択するかは患者が決めることだ。納得いかなければセカンドオピニオンを求めればよい。そういう認識を医師・患者の双方が持てば、医療も変わってくる思う。また、国民皆保険のため見失いがちだが、「病院での治療は保健医療がすべてであり、保健医療は医療のすべてではない」ことも認識して欲しい。
2005年02月20日
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こんばんは!すっかり間があいてしまいましたね。まぁ忙しい時はこんなもんです。なんてこと言ってたらいけませんが。。(^^;ここで、私の仕事のことを少しお話しましょう。ふだんは大阪の西区で小さな薬局をやっています。薬剤師です。ただし大阪と言っても交通の便の悪いところにあり、お客さんも少ないので、インターネットにチャレンジすることにしました。そう、それで“楽天”に出店したわけです。お陰さまで今では薬局の売上を越えるようになりました。まだまだこれからですけど。。それからそれと平行して、昨年からNPO法人アトピー・ステロイド情報センターの理事もやっています。これは、文字通りアトピーやステロイドの副作用でお悩みの方に出来るだけいい情報を紹介し、治療のお手伝いをしようという団体です。時々講演もやりますので、また機会があったらお知らせしますね。まぁそれにしてもネットショップをやりだすと、なかなか奥が深くて。。時間がたつのが3倍くらい速くなった気がします。さて、私の話の続きです。アトピーの治療をほとんど諦めていた私でしたが、ある日、母から漢方薬局を紹介されます。当時、外資系の製薬会社に勤めていた私は、漢方薬など全く信じていませんでした。行くつもりもなかったのですが、母が電話を入れたと言うので(とりあえず顔だけ出すか・・)くらいの気持ちでしぶしぶその薬局へ向かいました。地図を片手にやっとその薬局を見つけました。街中にはあるものの、やはり普通の薬局とは違う、いかにも漢方っといった感じです。中に入ると、奥から店主らしい方が出てきて私におじぎをしました。私もおじぎをして、頭を上げて店主の顔を見たとたん、一瞬飛び上がりました。なんとそこに立っていたのは、大学時代のクラブの大OBだったのです。まぁ狭い業界ですから、こんなこともあるとは思いますが、それにしてもビックリしました。実は私、こう見えても(見えないか)大学時代は“空手部”だったのです。体育会系のクラブの先輩の命令は絶対です。こうして私は、バカにしていた漢方薬をしっかり飲むことになってしまったのです。ところがまさに“奇跡”が起こりました。飲みはじめて1週間もたたないうちに、あれほどひどかった炎症がすっかりひいてしまったのです。ホントに(あれっ?マジ?)って感じでした。ただ、残念ながら完治にはいたらず、やはりひと月ほどするとまた炎症が出だしてきました。この時は、もともとそんなに簡単に治るとは思っていなかったので、落胆しませんでした。それより、一時的にもよくなったことで、また(きっと治してやる。)という意欲が湧いてきたのです。私がスキンケアに取り組んだのはそれからでした。
2005年02月18日
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おはようございます!今日はアルバイトが来てくれているので、朝から書きますね。アトピーの原因は実に様々です。一つ一つ考えていると分かりにくいので、私は次のように整理しています。まずは、遺伝的なものですね。“アトピー素因”と言います。親がアレルギーだったとか、もともと敏感肌だったとか、胃腸が弱いというのもこれにあたります。それから“発症原因”。直接的なものとして、ストレスとか環境の大きな変化とか、私の場合はこれからお話しますが、敏感肌なのにスキンケアを怠ったことですね。また間接的なものとして、食事や生活環境などがあります。最後に“悪化要因”。私の場合はステロイドです。ステロイドについてはのちほどお話します。ほかには日焼けのし過ぎや、間違った治療法などもあります。さて、昨日の続きです。(男らしくなりたい!)と強く思うようになった私は、身体が弱かったにもかかわらず、とうとう野球部に入って甲子園を目指すようにまでなってしまいます。でも実際は途中でくじけて止めてしまったんですが。。それと同時にいつの間にか私には変な思い込みが出来ていました。それは。。今となっては笑ってしまうんですが、思春期の子供にはこんなこともあるんです。お父さん、お母さん、注意してあげて下さいね。私はある日、友達がハンカチで汗をふいているのを見た時、何となくその動作が女の子のように見えました。(男らしくなりたい!)と強く思っていた私は、それ以来汗をふかなくなりました。これホントの話です。バカですね。純情だったのでしょうか?さすがに野球の練習のあとは顔を洗ったりしてたと思いますが、何となく汗をふくのが恥ずかしかったんです。汗にはアンモニアが含まれています。汗をかいた後、そのままにしておくと、アンモニアの刺激により炎症を起こしやすくなります。敏感肌の方ならなおさらです。肌に異変が起こり始めたのは、野球部を止めてからでした。アトピーの発症原因はいろいろありますが、症状が起こるのはその“きっかけ”と微妙に時期がずれることもよくあります。体内で何らかの変化が起こってから表面に出るのでしょう。実家が薬局だったので、最初の頃は適当に軟膏を塗っていればすぐに治りました。ただ、だんだん治りが悪くなったため、高3のころは病院にもいくようになっていました。それでも病院の薬を塗れば、簡単に治っていたので、ほとんど気にもとめませんでした。おそらく強いステロイドが出ていたのだと思います。その後はひどくもならず、受験も無事終了し、大学へ通うようになりました。大学へ入ると、開放感からやはりよく遊ぶようになります。下宿して食生活も悪くなり、お酒ばかり飲んでいたことも影響したかも知れません。ただ、肌の状態は、良くなったり悪くなったりでしたが、ほとんど気にならない程度でした。そんな中、友達と沖縄旅行へ行くことになります。大学2年の夏でした。実は旅行の前、少し状態が悪かったのですが、楽しみにしていた旅行です。私は気にせずに出発しました。ところが初日の船の中で、潮風と強い日差しに当てられた私は、あまりの顔の痛さにダウンしてしまいました。(まだ初日なのに。。)もちろん周りのみんなは楽しそうにはしゃいでいます。そこで私のとった行動は。。ステロイドの軟膏を、何と顔一面にパックのように塗ってしまったのです!せっかくの旅行ですから焦る気持ちは分かるものの、今思うと本当に愕然としてしまいます。すると、あれほどひどかった痛みはウソのように鎮まり、私は予定通り楽しい一週間を過ごし、まっ黒になって京都に戻りました。(当時は京都で下宿していました。)異変が起こったのはそれから一週間ほどしてからです。友達から「どうも焼け方がおかしい。」と言われました。きれいに黒くなっているのではなく、マダラになっていたようです。そのうちに湿疹が出始め、それが体中に広がり、どうしようもなくなった私は、実家に戻ることになります。その後はよくある“アトピー・ジプシー”です。あっちの病院がいいと聞けばすぐに行き、治らなければ次の病院へ。。結局どこへ行っても出るのはステロイド。一時的には治まっても、すぐにひどくなります。私はとうとう治療を諦めてしまいました。今日はこのくらいで。。
2005年02月04日
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こんばんは!さて、今日は私の話でしたね。いざとなると何となく気恥ずかしい気もしますが。。(^^;どういう感じで書きましょうか?小さいころから話していって、所々に解説を入れる形がいいとは思うのですが。。まだ腸の健康とか話してないし。。詳しい解説はまた今度やるとして、まぁとにかく始めますネ!私は小さいころは外で遊ぶよりは、家で本を読んでいるような子供でした。小学校へ入ってもやはりみんなで走り回るよりも、インドア派でしたね。テレビっ子だったかな?今考えるとあまり好ましくはないですね。外で泥んこになって遊ぶことにより、身体はいろいろな雑菌の洗礼を受け、免疫システムを鍛えることになるのです。子供は外で遊べ!ということですね。小学校の低学年で小児喘息が始まりました。毎年秋の運動会はよく見学していました。さみしかったですね。親も喘息があったので、これは遺伝的に“アレルギーの素因”があったということになります。身体が弱く、学校もよく休んでいたので、担任の先生からは、中学校へ行ったら何かスポーツをするように言われていました。こうして書いていくと何か引っ込み思案の暗い子供のようですが、一方では勉強もよく出来、授業中も冗談を言ってはみんなを笑わすいわゆる“人気者タイプ”でもありました。(自分で言ってごめんなさい。m(__)m )また、今ではすっかりおじさんになってしまいましたが、当時はけっこうカワイイ顔をしていて(まだ言うか!)女の子に人気があったのはよかったのですが、一部からは「おかま!」と言われ、いじめでもなかったのですが、本人はけっこう気にしていました。そして、担任の先生からスポーツをするように言われ、一部から「おかま」と呼ばれていた私は、思春期の真っただ中、いつしか(男らしくなりたい!)と強く思うようになっていったのです。当時は肌は全く問題はなく、きれいなものでした。ただ、喘息があったのでいわゆる“アレルギーマーチ”と考えられます。中学校に入り、何かスポーツをと考えていた私が選んだのは、何と“卓球”でした。(笑)でも当時はマイナーなイメージはなかったですよ。どこの商店街にも一つや二つは“卓球場”がありましたし、クラブの人数も多かったです。知ってますよね?同世代の方!とにかく頑張ってスポーツをして、私は丈夫になりました。喘息もいつの間にか治っていました。ただ、調子に乗って高校では何と“野球部”に入ってしまうのです。阪神ファンですから。。野球はご存知の通り、汗と泥にまみれ、毎日カンカンの紫外線を浴びるスポーツです。結局体力が続かず、途中で止めたのですが、私に肌の症状が少しずつ表れたのは、そのころからでした。今日はここまでで。。
2005年02月03日
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こんばんは!2時を回ってブログを書いています。いけませんねぇ。人には「早寝早起きを!」とか言ってるのに。。(^^;ではなぜ夜更かしはいけないのでしょうか?それは人間という“動物”が、朝起きて夜寝るように設計されているからです。逆に夜行性の動物を昼間に活動させたら、体調くずしちゃいますよ。これが“自然の摂理”です。人間は自らの知恵におぼれて、自然の摂理を忘れてしまったのではないでしょうか?なんてかっこいい(?)こと書いてしまいましたが、私は、アトピーやアレルギーなどの現代病は、そういうことが根本的に関係しているような気がするのです。そう思いませんか?さて、スキンケアに戻りましょう。アトピーの素因として、赤ちゃん肌(敏感肌)があるのはご理解いただけたと思います。それでは、敏感肌のためのスキンケアは何が大事なのでしょうか?敏感肌では、汗腺の開閉がうまく出来ないため、汗と角質の混じりあった“天然の乳液”が不足して乾燥しています。ですからまずは“保湿”が大事になります。これは当たり前ですね。そして敏感肌は、バリアー機能が弱いため、ちょっとした刺激にも反応して炎症を起こしてしまいます。ですからそれを防ぐにはお肌を清潔にして、刺激を与えるような汚れや老廃物などを取り除く必要があります。つまりお肌の“浄化”も大事です。要するに敏感肌のスキンケアの基本は“保湿”と“浄化”です。この2つを兼ね備えていることが必要になります。さらに刺激の少ないノンアルコールのものならよりいいでしょう。たとえば、アトピーのスキンケアによく使われるものとして「ワセリン」があります。もちろん保湿効果としては問題ないでしょう。でも浄化作用としてはどうでしょうか?ワセリンは肌の汚れを逆にため込んでしまいます。さらに油ですから日焼けの心配もあります。もちろんバリアーとしては申し分ないですから、それでうまくいくこともあると思います。でもいいことばかりでもないことも覚えておいて下さいね。次回は私自身のことを例にお話しましょう。今日はもう寝ます。短かったかな?
2005年02月02日
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