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正体不明の謎の(嘘)シンガー A児率いるブリキのロックン・ロール・バンド、ヴァージンVS の 1st アルバム。私のヴァージンVS 初体験は確かたまたま見ていたテレビの音楽番組(?)でした。やたら派手な格好のバック・バンドの面々に、負けず劣らず、どころかそれに数倍輪を掛けたような、ある意味やり過ぎ感満載のキンピカ・コスチュームの A児と名乗るシンガーが、あろうことかあの(!)あがた森魚だったのです。その頃の私は精々 "赤色エレジー" ぐらいしか聴いたことがなく、それまでの彼に対する印象は、暗い歌を歌っていた四畳半フォークの生き残り、有体に言えば「過去のヒト」、と言った今となっては赤面してしまいそうなぐらいに貧相なものでした。しかも当時は、パンク/ニュー・ウェーヴ人気を当て込んで、レコード会社やプロダクションの主導でスタジオ・ミュージシャンや地道に活動していたアーティスト達が集められて作られた即席の、所謂「業界パンク」やら「業界ニュー・ウェーヴ」などと呼ばれた(揶揄された)バンドがいくつもデビューしていた時期でもあり、私は自分勝手に A児ことあがた森魚氏の突然の変貌に、驚きと同時にある種の痛々しさをすら感じもしていたのですが。が、しかし、半分呆れつつ聴くともなく聴いていた彼らの音楽が、何故か耳から離れないのです。名前や姿形は変わっても歌声はまごうかたなきあがた森魚です。演技過剰と言うか、超ナチュラル・エフェクトで奇妙なヴァイブレーションを伴ったあの歌声です。(当時の)「最先端」たるパンクやテクノの意匠は纏ってはいても、そこから聞き取れるのはどこか古めかしい「未来」です。かつて憧憬としての幻想の大正浪漫を歌い上げたのと同じような仕方で、来るべき未来ではなく過ぎ去った懐かしい未来を描き出します。当時は飛び切りのポップ・ソングのオン・パレードに、ついつい食指が伸びて聴いていたのですが、その後あがた森魚のアルバムを幾枚も聴くにつれ(と言っても私のコレクションは未だに 10 枚程度ですが)、ヴァージンVS は突然変異でも気紛れの道草でもなんでもなく、かつてのあがた氏と今の、そしてこれからのあがた氏と地続きであったことに気付きました。陸から離れた孤島だと思っていたら、潮が引くと海の底から忽然と道が現れ陸と繋がった、とでも言うような。【Track Listings】01. 夢見るカクテルマシン~Cocktail Machine Moon Light Magic Show~02. ヌーベル・シンデレラ03. ブリキ・ロコモーション04. サントワマミイ05. やきぐりバンバン06. ロンリー・ローラー~Only Lonely Skate Roller~07. モンテクリスト・ファン・クラブ08. サブウェイ・ランナウェイ09. さらば青春のハイウェイ~Good-Bye My Friend~10. ベスパップ・スカウト11. シンデレラ・ラッキー・ロッキー12. セラヴィ- Bonus Track -13. ブリキ・ロコモーション DEMO14. 星降り時計 DEMO
2012.11.28
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Christine Ingaldson 嬢のソロ・ユニット、Flutter の 4 枚目のアルバム。清楚な風情のポートレイトと Smiths なアルバム・タイトルに騙されて買ってしまいましたが、インダストリアルだったりゴシックだったりシンセ・ポップだったりでなかなか一筋縄ではいかないお嬢様(と呼べる年齢かどうかは知りませんが)でした。リアル・ショップならしっかり裏ジャケもチェックしたのになぁ。裏ジャケは表とは打って変わって(?)ゴス風の妖艶なメイクでバッチリ決めてます。ここ 10 年ぐらいでしょうか、インダストリアル/ゴシック界隈では Collide や Android Lust、Jakalope、Emilie Autumn に Bella Lune に、と言った具合に挙げだすとキリがないほど女性シンガーをフィーチャーしたグループやソロ・ユニットが次から次へと登場してきました。他のアーティストとの差異化を図ることはそうそう容易な状況ではないはずです。この Flutter にしても同じ事で、インダストリアル/ゴシックを前面に押し出したアルバム中盤の楽曲に関しては類型的な印象を免れません。しかし、そんな中でも "The Planning" や "Growing Pains" と言ったインダストリアルなインタールード的小曲を挟んで、しっとりとした歌声を聴かせる "And There Is Light" や "Are You There?" のようなバラッドを配したアルバムの前半、ピアノとストリングスをバックに情感たっぷりに歌い上げる "Somewhere Else"、どことなく Roxy Music の Andy Mackay を髣髴とさせるオーボエの物悲しい響きが印象的な "Angel Of Death" 等ミディアム~スローな楽曲が続く後半部はなかなか聴き応えがありました。【Track Listings】01. The Planning02. And There Is Light03. Growing Pains04. Are You There?05. Sick On Sexy06. Unlawful Assembly07. I Have No Name08. In A Fog09. Time Out10. A Daily Routine11. Somewhere Else12. Angel Of Death13. Your Gift14. When You Arrive15. Last Breath
2012.11.24
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例えば Alain Jourgensen [Ministry] の Revolting Cocks とか、Bill Leeb [Front Line Assembly] の Delerium とか。インダストリアル方面の方々は課外活動がお盛んで、Skinny Puppy の Cevin Key もご他聞に漏れずソロ名義の他に Doubting Thomas やら Plateau やら Tear Garden と言った名前で数々のサイド・プロジェクトを展開しています。この Download もそのひとつ。さすがにサイド・プロジェクトひとつひとつを丹念にフォローするまでには至っておりませんが、本作は Cevin Key の手掛けた作品の中でも最も過激な部類に入るのじゃないかと思います。時期的には "Last Rights" リリース後数年の活動停止期間を経て "The Process" で復活する直前辺り。Skinny Puppy と言う看板を下ろした気楽さ(?)故なのか、Cevin Key の個人的趣味嗜好全開の捩れて、歪んで、屈折した(「音楽」ではなく)音響が 70 分以上に渡ってこれでもか、と言うぐらいに詰め込まれています。ノイズ塗れの "Phaedra" と言う感じが無きにしも非ず。インダストリアル界の大御所、Genesis.P-Orridge が客演されておりますが、翁のヌメっとした声が出てくる頃にはすでにお腹一杯。恐らくビジネスだとか世間的な評価というものを端から無視して作り上げたんじゃないかと思うほどに、偏執的なサンプリングや過剰なエフェクト処理を施したパーカッションやエレクトロニクスが縦横に駆け巡り、ヘッドフォーンで聴いていると気持ち悪くなってきます。疲れている時とか風邪ひいてる時とかに聴くとかなりヤバいので要注意です。CD 一枚聴き通すのにこれほど気力・体力を必要とする音楽も珍しい(笑)。Skinny Puppy が大好きな私でさえ聴いていて正直面白いとは思えないし、なんとも表現の仕様のない代物なんですが、何故か 1 年に 1 回位は聴いてしまいます。【Track Listings】01. Mallade02. Seel Hole03. Omniman04. Cannaya05. Sigesang06. Stone Grey Soil07. Mother Sonne08. Attalal09. Bebanull10. Beehatch11. Noh Mans Land12. Marred13. Hevel
2012.11.21
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神戸出身の Haco を中心とした不定形でフレキシブルな編成の音楽集団 After Dinner の、80 年代前半に残されたスタジオ録音作品と 1986 年から 1990 年に掛けて行われたライヴにおける録音作品を集めたコンピレーション・アルバム。デビュー作は確か、京都のゼロ・レコードと並んで関西のサブ・カル・シーンの一翼を担ったと言っても良い、西宮市を拠点としたかげろうレコードからリリースされたシングルだったと記憶しています。多少前後するかもしれませんが、Aunt Sally の Phew や変身キリンの須山公美子、或いはチャクラの小川美潮、そして Haco さん。それぞれスタイルや音楽性は違ってもある意味百花繚乱、女性シンガー好きの私には堪えられない時代でした。なかでもこの After Dinner は、本作に収められたライヴ作品の多くが海外での公演からの選曲であることからも窺えるように、日本よりも海外での評価が高く、むしろ国内においては知る人ぞ知ると言った存在でした。なにしろ「なに」にも似ていないのですから。褒め言葉(?)にしろそうでないにせよ、とかく「ストーンズみたいなロックン・ロールだよ」とか「ギターはマイブラみたい」などとついつい表現してしまう我々凡人とってはやっかいなグループです。洋楽の安易な焼き直しでないことはわかります。だからと言って「日本的」なのか、と問われるとそれはそれでちょっと困ってしまいます。そんな彼女たちのエッセンスが詰まった作品が 1 曲目の "After Dinner" じゃないかと思います。テープ処理なのか変調された雅楽風バック・トラックの居心地の悪さと、無邪気に見えながらどこかしら不可解な部分が垣間見える大正期の童謡じみた歌詞、そしてそれらをなんなく包み込んでポップに纏めてしまうキュートなヴォーカル。深読みしようと思えばいくらでも深読み出来そうな音楽ですが、私にとってはとても中毒性の高い音楽でもあります。この CD を聴くと優に一ヶ月ぐらいは頭の中をグルグルと彼女たちの音楽が駆け巡るのです。特に、音の空間処理が印象的な "Shovel & Little Lady" や、ヒカシューの巻上公一氏と思しき男声ヴォーカルの素っ頓狂な合いの手が飛び出す "Cymbals At Dawn" 辺りはツボ中のツボ。会議中でもなんでもつい気を許すと口ずさみそうになっている自分に気付きます。【Track Listings】- After Dinner -01. After Dinner02. Sepia-ture03. An Accelerating Etude04. Soknya-doll05. Shovel & Little Lady06. Cymbals At Dawn07. Glass Tube08. Dessert09. Sepia-ture II- Live Editions(1986 - 1990)10. A Walnut11. Cymbals At Dawn12. RE13. Kitchen Life14. Glass Tube15. The Variation Of "Would You Like Some Mushrooms?"16. Ironclad Mermaid17. After Dinner18. The Room Of Hair-Mobile
2012.11.16
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John McLaughlin 率いる超絶テクニシャン集団 Mahavishnu Orchestra の 2 枚目にして、彼らの最高峰作との誉れ高きアルバム。1 曲目の "Birds Of Fire" から John McLaughlin のアグレッシヴなギター・サウンドが炸裂。ミストーン弾いてもこのまま突っ走るぜ、ぐらいの気迫を感じるプレイ。古くは 60 年代の Beatles から、グラム・ロック時代の David Bowie の黄金期を築いたロック系プロデューサーである Ken Scott が参加した性か、デビュー作よりもロック色が強いように思います。John のプレイのみならず、アルバム全体にゴツゴツした感じがあり、重戦車がバリケイド壊しながら正面突破して行くような圧倒的な凄味を感じさせます。ギター、ヴァイオリン、キーボードの三者のソロ回しとか高速ユニゾン・プレイとか、お決まりと言えばお決まりのフォーマットなのでしょうが、漲る緊張感が予定調和を小気味良いぐらいにぶち壊してくれています。ちょっと残念なのは、シンセサイザーの音色。さすがに今聴くと古臭く感じます。彼らだけではないですが、シンセサイザーの音は流行り廃りが激しいですし、その時代時代で聴き手の好みも変化して来るので、使い方がかなり難しいように思います。それとラストの "Resolution"。波乱に満ちた壮大な展開を予感させておいて前触れだけで終わる小曲。ストレスだけが残るなんとも罪作りなエピローグ(笑)。しかも一番 King Crimson っぽいし。【Track Listings】01. Birds Of Fire02. Miles Beyond03. Celestial Terrestrial Commuters04. Sapphire Bullets Of Pure Love05. Thousand Island Park06. Hope07. One Word08. Sanctuary09. Open Country Joy10. Resolution
2012.11.11
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前回の Antena に続き Les Disques Du Crepuscule 繋がりで、(フェイク)ジャズ・バンド French Impressionists のコンピレーション・アルバムです。Antena とほぼ状況は似ていますが、コンパイルすると言ってもバンド単独でのリリースは 82 年の 4 曲入り 12 インチ・シングル "A Selection Of Songs" のみ。これでは CD としての体を成さないので、Thick Pigeon とのスプリット・シングルから "Santa Baby" を、Crepuscule のオムニバス・アルバム収録作品から数曲、どこから引っ張り出してきたのか未発表のライヴ録音、更にはバンド解散後(?)数年を経てレコーディングされた(バンド・リーダーだったと思しき) Malcom Fisher のピアノ・ソロ 2 曲(17/18 曲目)を強引に掻き集めて出来上がったのが本作。やはり Malcom のソロは余分ですね。質感も全然違うし、あまりにも真っ当過ぎる出来です。当時日本でも "A Selection Of Songs" (12 インチの方)が新星堂のレーベルから発売されていたはずで、一部の好事家から随分高評価を得ていたように記憶しています。ピアノ、ベース、それにドラムと言った如何にもジャズっぽい編成のバンドをバックに、ややロリータ気味の女性シンガーが音程も定まらぬ不安定な歌声を披露すると言う趣向。意図的なのか、一発録りっぽい鄙びた質感の音がなかなか良い雰囲気を醸し出しています。冒頭の "Pick Up The Rhythm" や、しっとりとしたバラッドの "Since You've Been Away" など結構耳に残るメロディーもあります。しかしながら、このバンドの肝はやはり決して上手いとは言い難い女性ヴォーカルに尽きるでしょう。途中で自ら脱退したのか馘首になったのかシンガーが入れ替わったり、2 人になったりしますが、基本的には下手。かの George Gershwin の名作 "Summertime" などある意味噴飯モノの出来かもしれませんが、ここまであっけらかんと歌われると逆に爽やかさすら感じます。クリスマス・ソングの "Santa Baby" は彼らの作品中最もポップな仕上がりなんですが、(きっと録音技術の性だろうけど)歌が普通に上手く聴こえて、それが逆に面白くなかったりして。【Track Listings】01. Pick Up The Rhythm02. Blue Skies03. Since You've Been Away04. Theme From Walking Home05. Santa Baby06. Castles In The Air07. Mannequin08. Rainbows Never End09. Waiting For Someone10. Boo Boo's Gone Mambo11. My Guardian Angel12. My Rainy Day (Live)13. Nothing Really Matters (Live)14. Blue Skies (Live)15. Helpless (Live)16. Summertime (Live)+17. Seven Suite18. Lantern Suite
2012.11.09
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80 年代半ば以降 Isabelle Antena のソロ・プロジェクトとなる Antena が、トリオ編成時代に残したミニ・アルバム "Camino Del Sol" 収録曲やシングル・ナンバー等をコンパイルしたアルバム。Factory Records の Peter Saville、或いは 4AD Records の 23 Envelope 等 80 年代のポスト・パンク・シーンにおいて重要な役割を果たしたデザイナー諸氏に比べると、Les Disques Du Crepuscule で多くの(そして勿論、この "Camino Del Sol" の)デザインを手掛けた Benoit Hennebert の存在は影が薄いように感じられますが、決して忘却の彼方へ押しやられて良いものではありません。例えば 50 ~ 60 年代辺りのフランス映画のポスターだとかファッション雑誌の表紙、化粧品の広告、そんなものを想起させるちょっとレトロで、派手さは無いけれどシンプルでセンスの良いデザインが実に印象的。このスリーヴに惹かれてよく知りもしないアーティストのレコードを買ってしまったのは、私一人じゃないハズ。特に好きだったのは本作にも収録されていますが "The Boy From Ipanema" のシングル盤や本作 "Camino Del Sol" のオリジナル盤の、俗に言う「裏ジャケ」。写真のレイアウトやタイポグラフィーがなんとも絶妙でした。と、肝心の主役たる Antena を蔑ろにしてしまいました。反省。1 曲目はデビュー・シングル、ご存知ボサ・ノヴァの名曲 "The Girl From Ipanema" の改題。プロデュースは John Foxx ですが、彼の名前から想像されるようなテクノではありませんし、オリジナルのカラっとした明るい雰囲気からするとやや俯き気味。余りにも簡素なバック・トラックと、音の隙間を縫うように出入りするエフェクト過剰なヴォーカル。テクノ、ボサと言うよりはダブっぽい気もします。他の楽曲も概ねこんな調子。ボサ・ノヴァやジャスをベースにしているところは Isabelle のソロになってからも変わってはいないのでしょうけれど、"En Cavale" 以降のお洒落でソフィスティケイトされた都会的な感触はここには微塵もありません。スリーブ・デザインにこじつけるわけではありませんが、照りつける太陽の光の恩恵を全身に浴びる風ではなく、サン・シェイド越しにちょっと目を細めながら陽の光を見るともなく見ているような風情、とでも言いましょうか。勿論、私はこちらのほうが大好きです。【Track Listings】01. The Boy From Ipanema02. Camino Del Sol03. To Climb The Cliff04. Silly Things05. Sissexa06. Achilles07. Bye Bye Papaye08. Noel A Hawaii09. Les Demoiselles De Rochefort10. Spiral Staircase11. Unable
2012.11.07
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モロ Jackson Pollock 風ペインティングにレモンの輪切りをあしらったスリーヴが印象的な Stone Roses の 1st アルバム。当初日本では『石と薔薇』と言う身も蓋も無い邦題がつけられていましたが、「ロックとダンス・ミュージックの融合」と言う彼らを語る上で必ず出てくるフレーズを考え合わせると、確かに安直であることは否めませんがなんとなく納得できるかな、とも思うのです。最初にこのアルバムを聴いた時は、正直音楽メディアが絶賛するほどの作品だとは思えませんでした。むしろちょっとサイケデリックなギター・ロックと言う程度の印象でした。どことなく 60 年代ポップ・ソング風な "Bye Bye Badman" とか、Simon & Garfunkel の "Scarborough Fair" を援用した "Elizabeth My Dear" 辺りを聴くと特にそう思います。彼らと同じく、所謂 Mad-chester の一翼を担った New Order ほど無節操ではなく、Happy Mondays ほどに享楽的でもない。私の中ではそんな位置付けでした。「ロックとダンス・ミュージック云々」と派手に喧伝された割には地味と言うか。但し、出会い頭の衝撃がなかった分、後からジワジワと来たのは確かです。Ian Brown のヴォーカルは未だにどこが良いのか理解出来ないのですが(笑)、決して出しゃばるわけではないのにあちこちに印象的なフレーズを散りばめる John Squire のギターと、バンドの屋台骨を支える Mani と Reni のグルーヴィーなリズム隊。そんな彼らが生み出した最良の瞬間が "This Is One" から "I Am The Resurrection" へと繋がる本作の最後半部です。このおよそ十数分間に渡る高揚感は堪えられません。【Track Listings】01. I Wanna Be Adored02. She Bangs The Drums03. Watherfall04. Don't Stop05. Bye Bye Badman06. Elizabeth My Dear07. (Song For My) Sugar Spun Sister08. Made Of Stone09. Shoot You Down10. This Is The One11. I Am The Resurrection
2012.11.03
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