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トウモロコシは、イネ科の一年生植物。穀物として人間の食料や家畜の飼料となるほか、
デンプン(コーンスターチ)や油、バイオエタノールの原料としても重要で、年間世界生産
量は約6億トン、うち米国が4割程度を占め世界最大の生産国なのです。
そのうち約4億トンが飼料、約2億トンが人間の主食として利用されている世界三大穀物
の一つなのです。日本はトウモロコシのほとんどを輸入に依存しているのです。
その量は年間約1600万tで、これは日本のコメの年間生産量の約2倍。
日本は世界最大のトウモロコシ輸入国であり、その輸入量の9割をアメリカに
依存しているとのことです。
トウモロコシは生長すると高さは2メートルにもなり、スイートコーン、ジャイアントコーン、
ポップコーン、家畜の餌となるデントコーン、・・・など数多くの種類が存在するのです。
日本には1579年にポルトガル人から長崎に伝わったとのこと。
トウモロコシは育てる時、最低5本~6本程無いと、受粉がうまくいかない恐れが
あります。つまりトウモロコシは雌雄異花なのです。トウモロコシはほとんどの場合、
別の株から受粉します。
トウモロコシは本来、風に揺られたおしべが花粉を落とし、受粉します。
風が強かったり弱かったりすると受粉の成功率が減る野菜なので、成功率を高めるため
に数本まとめて育てる必要があるのです。
そして、日向を好む割にはあまり日差しに強くない(特に実)ので、密集させる意義は
ここにもあるのです。
草丈1.2m程に成長した早生タイプのトウモロコシに雄花が出穂しました。
茎の先端から葉より高く伸び出し、ススキの穂のような姿です。
そして数日後に雌花が出てきました。だんだん茎が太くなって、葉の付け根から例の薄緑
のヒゲ(絹糸)が出てきました。この1本1本が雌花だそうで、このヒゲ1本1本が
トウモロコシの実に繋がっているのです。よってこのヒゲの数がトウモロコシの粒の数と
いうことになるのです。
1株につき、雌穂が2、3本でるのですが、これを全部収穫しようとしてそのままにして
おいても、結局栄養が各穂に分散される結果となり実付きが悪くなるので、最上部の雌穂
のみ残して、毎年残りは取ってしまっています。しかしいろいろな見解が有るのも事実。
取ったものはヤングコーンとしてフライやサラダ等で食べることが出来るのです。
今年も甘みの強い【味来】と【ゴールドラッシュ】の2種類を種から育てています。
上の雄花から落ちてきた花粉が、雌花の絹糸にたっぷり降りかかって受粉しています。
これが十分でないと、実の入りが歪になったりしてしまうのです。そして薄緑色だった
絹糸が変色して縮れていきます。収穫する前に、房の先の方の皮を少しめくって
覗き見し確認する方が良いのです。そしてトウモロコシは、収獲したらすぐ調理しないと
味が落ちてしまうのです。スーパーとかで、皮をはいで行くおばちゃんをこの時期
見かけますが、これは、大きな間違い!!あのヒゲは、呼吸をしてる、そして皮は、
実の水分を守る為に、何重にもなっているのです。よって大切なのは、甘味とおいしさが
一番のっている朝に畑から収獲するのが重要。
トウモロコシの近くにいると、ほのかな甘い香りが漂っています。
私は、トウモロコシの実と茎の開き具合で収穫時期を判断しています。
まだ実が充実していないトウモロコシは、茎と実が寄り添っているのです。
つまり、角度が鋭角。ところが、実が充実してくるとトウモロコシの実と茎が離れて
くるのです。トウモロコシの実が横に倒れてくるのです。もちろん、その頃になるとヒゲが
茶色くなって来ますし、雄穂(雄花)も枯れて茶色に。
それらを合わせて収穫摘期を判断している趣味の農園主なのです。
焼いても 茹でても美味しいトウモロコシ、今年はいつ食べられるかが非常に楽しみ!!
更に、1年以上前からか、世界中からミツバチが消えていなくなってるというニュースが
話題になっていますが、この原因がトウモロコシの種子を処理するのに使われる
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