JINさんの陽蜂農遠日記

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2010.06.16
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カテゴリ: JINさんの農園
我が趣味の農園の【トウモロコシ】が開花しました。

トウモロコシは、イネ科の一年生植物。穀物として人間の食料や家畜の飼料となるほか、

デンプン(コーンスターチ)や油、バイオエタノールの原料としても重要で、年間世界生産

量は約6億トン、うち米国が4割程度を占め世界最大の生産国なのです。

そのうち約4億トンが飼料、約2億トンが人間の主食として利用されている世界三大穀物

の一つなのです。日本はトウモロコシのほとんどを輸入に依存しているのです。

その量は年間約1600万tで、これは日本のコメの年間生産量の約2倍。

日本は世界最大のトウモロコシ輸入国であり、その輸入量の9割をアメリカに

依存しているとのことです。

DSC07780_R.JPG

トウモロコシは生長すると高さは2メートルにもなり、スイートコーン、ジャイアントコーン、

ポップコーン、家畜の餌となるデントコーン、・・・など数多くの種類が存在するのです。

日本には1579年にポルトガル人から長崎に伝わったとのこと。

トウモロコシは育てる時、最低5本~6本程無いと、受粉がうまくいかない恐れが

あります。つまりトウモロコシは雌雄異花なのです。トウモロコシはほとんどの場合、

別の株から受粉します。

トウモロコシは本来、風に揺られたおしべが花粉を落とし、受粉します。

風が強かったり弱かったりすると受粉の成功率が減る野菜なので、成功率を高めるため

に数本まとめて育てる必要があるのです。

そして、日向を好む割にはあまり日差しに強くない(特に実)ので、密集させる意義は

ここにもあるのです。

DSC07786_R.JPG

草丈1.2m程に成長した早生タイプのトウモロコシに雄花が出穂しました。

茎の先端から葉より高く伸び出し、ススキの穂のような姿です。

DSC07781_R.JPG

そして数日後に雌花が出てきました。だんだん茎が太くなって、葉の付け根から例の薄緑

のヒゲ(絹糸)が出てきました。この1本1本が雌花だそうで、このヒゲ1本1本が

トウモロコシの実に繋がっているのです。よってこのヒゲの数がトウモロコシの粒の数と

いうことになるのです。

DSC07782_R.JPG

1株につき、雌穂が2、3本でるのですが、これを全部収穫しようとしてそのままにして

おいても、結局栄養が各穂に分散される結果となり実付きが悪くなるので、最上部の雌穂

のみ残して、毎年残りは取ってしまっています。しかしいろいろな見解が有るのも事実。

取ったものはヤングコーンとしてフライやサラダ等で食べることが出来るのです。

DSC07783_R.JPG

今年も甘みの強い【味来】と【ゴールドラッシュ】の2種類を種から育てています。

上の雄花から落ちてきた花粉が、雌花の絹糸にたっぷり降りかかって受粉しています。

これが十分でないと、実の入りが歪になったりしてしまうのです。そして薄緑色だった

絹糸が変色して縮れていきます。収穫する前に、房の先の方の皮を少しめくって

覗き見し確認する方が良いのです。そしてトウモロコシは、収獲したらすぐ調理しないと

味が落ちてしまうのです。スーパーとかで、皮をはいで行くおばちゃんをこの時期

見かけますが、これは、大きな間違い!!あのヒゲは、呼吸をしてる、そして皮は、

実の水分を守る為に、何重にもなっているのです。よって大切なのは、甘味とおいしさが

一番のっている朝に畑から収獲するのが重要。

DSC07784_R.JPG

トウモロコシの近くにいると、ほのかな甘い香りが漂っています。

私は、トウモロコシの実と茎の開き具合で収穫時期を判断しています。

まだ実が充実していないトウモロコシは、茎と実が寄り添っているのです。

つまり、角度が鋭角。ところが、実が充実してくるとトウモロコシの実と茎が離れて

くるのです。トウモロコシの実が横に倒れてくるのです。もちろん、その頃になるとヒゲが

茶色くなって来ますし、雄穂(雄花)も枯れて茶色に。

それらを合わせて収穫摘期を判断している趣味の農園主なのです。

焼いても 茹でても美味しいトウモロコシ、今年はいつ食べられるかが非常に楽しみ!!

更に、1年以上前からか、世界中からミツバチが消えていなくなってるというニュースが

話題になっていますが、この原因がトウモロコシの種子を処理するのに使われる







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Last updated  2010.06.16 05:35:31
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