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昨年末の事になりますが、合同展「神の手●ニッポン展3」がホテル雅叙園東京にて
開催されている事を知り訪ねてみました。
「神の手●ニッポン展3」は、日本人ならではの感性と手先の器用さを活かした、
まさに“神の手”のような技巧を持つアーティストたちの作品が集合する合同巡回展とのこと。
第3弾となる今回の展示では、海外でも高い評価を受ける「シャドーボックス」をはじめ
「立体切り文字」「現代切絵アート」などの紙のスペシャリストや、「組み木絵」、
「ペットボトルアート」など素材に新たな命を吹き込む新たなアーティストを中心に、
過去2回の参加アーティストの人気作品も見ることができたのです。
日本人の感性や手先の器用さを堪能できる作品約80点が集結していました。
湘南新宿ラインで大崎で乗り換えJR目黒駅から徒歩で坂を下り目黒雅叙園へ。
ここを訪ねるのは久しぶり。
年末であったが目黒雅叙園入口の紅葉は今がピーク。
様々な催しが行われている模様。
玄関前ロータリーの「お七の井戸」。
八百屋の娘お七は、恋こがれた寺小姓・吉三逢いたさに自宅に放火し、鈴ケ森で火刑にされた。
吉三はお七の火刑後僧侶となり名を西運と改め明王院に入り、目黒不動と浅草観音の間、
往復十里の道を念仏を唱えつつ隔夜一万日の行をなし遂げたのだと。
明王院という寺院は、現在の目黒雅叙園エントランス付近から庭園にかけ、明治13年頃まで
あったと。この明王院境内の井戸で西運が念仏行に出かける前に お七の菩提を念じながら、
心身を浄めたことから「お七の井戸」と言い伝えられているとのこと。
目黒雅叙園 エントランス・ロータリー。
入口ロビーのクリスマスツリー。この日は12月22日(金)。
前庭の休憩所には赤い野点傘(のだてがさ)が。
を通ってメインのホールまで
向かうことになるのですが、この回廊からホテル雅叙園東京(目黒雅叙園)の魅力を
感じさせてくれます。
大きな壁画や彫刻が飾られています。
江戸の風俗を表した色鮮やかな彩色木彫版がずらりと並ぶ回廊が現れました。
これらは一見すると絵画のようですが、よく見ると一枚の木に彫刻し彩色したもので
立体になっていました。
エレベーターには、外のドアも内部も全面に螺鈿(らでん)細工が施されていました。
ドアを外側から。
螺鈿細工とは貝殻の内側の光沢のある部分を切り出しはめ込む工芸技法。
ドアを内側から。
「神の手・ニッポン展3」のポスター。
会期は2017年12月1日(金)から12月24日(日)まで。
展示されていた。
『もし神に手があるのだとしたら
その手は青空を包みこむほどにおおらかで
蜘蛛の糸を結ぶほどにこまやかだろう
神は独りではない
私たちのふるさとの朝夕には
昔から八百万もの神々がたむろしている
そしてその幻の手を 夢見る指を
選ばれた人々に貸し与えるのだ
まるで隠された運命のようにひそかに
もし神がこの世を創造したのだとしたら
私たちは神の手の繊細さを
路傍の雑草のうちにも見るだろう
その巧みに及ぶことはないと知りながら
辛抱強くその手を真似て
ささやかな世界の似姿を作る喜び!』
最初に現れたのが総ビーズの着物。
次の和衣裳のデザインを考えている時に、祖母の墓参で出掛けた霊園で、大きな藤棚の藤の花の
総ビーズ織り和衣裳「春曙」(しゅんしょ)
大きさ:180cm x 120cm
重さ:13kg弱
総ビーズ数:約165万2000粒
制作期間:延べ3年 とのこと。
藤の花は私の住む市花なのである。
ビーズの織姫 金谷美帆氏。
神奈川県立湘南高校、学習院大学経済学部卒。在学中、ミス鎌倉、ミス熱海梅の女王に。
IKC(伊豆急ケーブルネットワーク)アナウンサーを経て、1998年よりビーズ創作活動を
始めたと。
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