世界の片隅で小さな声で申し訳なさそうに「スティール！」と叫ぶ！

聖高原グランフォンドに参加してきたよ！

8月28日、聖高原グランフォンドに参加してきました。前日（27日）は姨捨を観光しました。姨捨は棚田が有名です。駐車場から長楽寺の境内を通って棚田に向かいます。棚田に着ました。とても良い眺めです。稲穂が頭を垂れはじめ、実りの季節が近いことを知らせています。あいにくの雨模様で、傘を差しながらの散策です。草の緑が美しく見えるのは雨の日ならではの楽しみです。眼下には千曲の町並み。姨捨駅に立ち寄りました。電車が入ってきて、スイッチバックで出て行きました。武水別（たけみずわけ）神社を参拝。立派な神社です。大きな絵も奉納されています。大きく曲がりくねった木。大きな神社ですが、特にお祭りが無い日は混雑しないようで、参道の人もまばらでした。夕方、姨捨の駐車場に戻ってきたらトイレの前に猫が居ました。あまり人を怖がらないので、観光客慣れしているのでしょうね。いよいよ28日、グランフォンドの日です。「おはよ－！！」竹で出来たフレームの自転車を発見。なんと自作だそうです。自然の繊維なので振動吸収性は良好なのでしょうね。スタート地点に来ました。「ここだよ！」「わくわくするね！」今回は参加者が少ないとのこと。1～3回までは相当厳しいコースだったようで、それが原因かと思われます。（累計標高3000mくらいでも制限時間がたっぷりあれば楽なのですが．．．）今回のコースは、総距離80km弱で累計獲得標高も2000mに満たないコンパクトなコースですが、のどかな里山風景を堪能できる本格的な山岳グランフォンドです。8時30分～16時までなので制限時間には十分な余裕があり、完走率は100%に近いものと予想されます。山岳グランフォンドにディスクホイールを装着している強者が居ました。エイドステーションで出来たてのパンを食べます。「おいしいよ！」コースから棚田が見えます。前日に雨が少し降っていたので、山や田畑の緑が綺麗に映えます。山岳グランフォンドはただ走るだけでなく、立ち止まることも大切です。（後方車両には気をつけて！）途中、下りのカーブでガードレールに接触し転倒したライダーが居たようです。打撲か捻挫くらいで済んでると良いのですが．．．．。U字にギュッと曲がる下りカーブはコーナーリング中でも加速します。カーブにさしかかる前に十分な減速をしていないと、コーナーリング中に思った以上にスピードが出ていて曲がりきれない事が多々あります。カーブ前の十分な減速もそうですし、風景（地形）を見ながらカーブの深さを予測することも大切だと思いました。頑張って坂を登るライダー達。もう、頑張りたくない坂も．．．。「が．．．頑張り．．ます」エイドステーションに到着。パン、果物、野菜をガッツリと補給。「お腹がすいたね～」エイドステーションで、パンを用意してくれた年配女性の前で「若い子がいいな」みたいな冗談を言っていたライダーが居ました。エイドステーションの女性は軽く笑ってスルーしていたようですが、いくらオジサンのジョークでもレディの前で大変失礼な事だなと私は思いました。スタッフやエイドステーションや応援してくださる人々に対しては常に感謝と敬意、そして自らの言動に慎みを持つべきだと私は思います。聖湖にある昼食のエイドステーションに到着。「いただきま～す！」聖湖。へら鮒釣りのメッカだそうです。里山の風景を楽しみながら進みます。北山ダム。ダムカードがあるようですが、管理事務所が上のほうなので、グランフォンドのコースからは離れています。残念．．．。そして15時頃、無事にゴール！「とうちゃこ！」16時ギリギリでゴールした人も何人か居て、余裕の表情でしたので、どうやら制限時間一杯を使って観光サイクリングに徹したものと思われます。グランフォンドはレースではないので、スタッフや地元の人々との語らい、そしてコース上から眺める風景や空気を楽しんだ人が勝者みたいなもんです。エントリーフィーが少々高額なのが難点ですが、また来年も参加したいイベントでした。私の中では、栄村100kmサイクリングと並ぶ風光明媚な山岳グランフォンドだと思います。