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防衛副大臣、米軍オスプレイ墜落は「不時着水」 自衛隊機を派遣し捜索活動鹿児島県・屋久島沖に米軍のオスプレイ1機が墜落した件について、防衛省が緊急会見を開いた。宮澤博行防衛副大臣は「本日14時40分頃、鹿児島県の屋久島の沖合において、アメリカ空軍横田基地所属CV-22オスプレイ1機が不時着水した」と発表。防衛大臣から関係部署に対し、「被害者の有無を確認し、救助等の対応に全力をあげること」「情報収集を徹底し、状況の把握に努めること」「関係機関との連携に万全を期すこと」の指示が出ているとし、陸海空自衛隊が航空機を使った捜索活動を行っていると明らかにした。現場海域で1人が発見され、救助されたことについては、「細部は確認中」とコメント。また、不時着水という説明について、「米軍からの説明で、最後までパイロットが頑張ってコントロールしていたということで、不時着水としている」とした。---「オスプレイ」は米海兵隊と空軍が保有しており、機体そのものはほとんど共通ですが、使用目的の違のため、一部装備品に違いがあり、海兵隊機はMV22、空軍機はCV22という形式名になっています。ちなみに、オスプレイは事故が多いことで有名ですが、とりわけ空軍型のCV22は、使用目的が特殊作戦ということもあって、海兵隊のMV22より事故発生率がはるかに高くなっています。今回の事故の詳細は不明ですが、元々米軍岩国基地から嘉手納基地に向かっていたという機体が、突然途中の種子島に着陸しようと緊急要請してきたということは、その時点で何らかのトラブルが発生していたと考えられます。で、防衛副大臣が、「墜落じゃない、不時着水だ」と言い張っているそうです。その根拠は「米軍からの説明で、最後までパイロットが頑張ってコントロールしていたということで、不時着水としている」だそうですが、いやはやです。パイロットが頑張ってコントロール「しようとしていた」のは多分事実なのでしょう。しかし、目撃証言によると「不時着するのかなと思ったら、降りてくる途中で180度ひっくり返った。左のエンジンが火を噴いて爆発して、プロペラがぼーんと沖の方に飛んでいった。その直後、墜落した。」とか「くるくる横回転を3回くらいして、オレンジ色の火花、ボンって爆発みたいな感じ。ものの10秒もしないくらいで、海面に落ちた。」と報じられています。また、墜落後、機体はバラバラになっているとも報じられています。この状況のどこが、「コントロールできていた」のでしょうか?いかに考えても「コントロールできていなかった」としか思えませんし、だから墜落してバラバラになったわけです。コントロール「しようとしていた」ことを理由に墜落を不時着と言い換えるなら、世の中の墜落事故のうち、パイロットが何もする時間がないくらい一瞬のうちの空中分解と、「機長!何をするんですか!」みたいな意図的墜落やよほどの過失による墜落を除き、墜落事故のほとんどにおいて、パイロットは最後まで機体をコントロールしようと努力しているのですから、世の中に存在する墜落事故のほとんどは、「不時着」に名前を変更しなければならなくなります。昔々太平洋戦争中に、撤退を転進と言いかえ、全滅を玉砕と言いかえたのと同様、墜落を「不時着水」に言いかえるという言葉遊びを始めた、というわけです。まあ、そういう言葉遊びを始めるときというのは、言い換えれば「戦況が不利」だからということなんでしょうね。
2023.11.29
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万博中止「絶対ない」 馬場維新代表日本維新の会の馬場伸幸代表は26日のインターネット番組で、2025年大阪・関西万博について、「絶対にやめない。国のイベントだから、世界から信用を失う」と語った。万博は会場建設費が当初予定より増え、批判が出ている。馬場氏は関連経費がさらに膨らむ可能性について「なかなか認められない」と指摘。万博中止となれば「日本が世界を巻き込むイベントに名乗りを上げることは未来永劫できなくなる」とも述べた。 ---色々突っ込みどころが満載だと思うのですが、東京都は1996年に世界都市博覧会を計画していましたが、その中止を公約に掲げた青島幸男が都知事に当選して、公約通りに世界都市博を中止しました。その結果、事前に中止してもかかる経費として公表されていた額よりだいぶ少ない額しかかからず、日本が、世界の信用を失うことはなく、良いか悪いかはともかく、日本が世界を巻き込むイベントに名乗りを上げることはその後も多々あったからこそ、東京オリンピックや大阪万博が開かれるという状況になっているわけです。もっとも、これに関しては、今後日本が世界を巻き込むイベントに名乗りを上げる必要などあるのか?とも思いますけど。折しも、メキシコなど5カ国が万博から撤退の動きが表面化しています。メキシコの場合は、来年大統領選があり、万博の予算成立が見通せないため、との国内事情による説明がなされています。一見もっともらしいですが口実です。だって大統領選のスケジュールなんて万博が決まる以前から分かっていたことです。メキシコの大統領が絶対再選禁止のため、必ず大統領が変わること、いわゆる猟官制の国であり、たとえ同じ政党からの後継大統領であっても(メキシコは制度的革命党が2000年まで70年以上政権を独占していた)大統領が変われば官僚も総入れ替えとなり、政策も一変することは、最初から分かっていたことですから。そんな、最初から分かっていたことを理由に万博から撤退するというのは、実際には最初から分かってはいなかったこと(パビリオンの工事業者が決まらないことなど)が、少なくとも最後の一押しになったことは確実です。なにしろ万博開催まであと1年5ヶ月もないのに、パビリオンを自前で建設する予定の60カ国中半分以上の国が、まだ工事業者が未定だというのです。ちなみに業者が決まっている残りの国でも、すでにパビリオンを着工している国は一つもないということです。一つ二つならともかく、同じ場所で同時に60、小さくはい、それなりに趣向を凝らした建物です。間に合わないというのが常識的判断でしょう。私は過去に万博というものに行ったことはないのですが、国内のあんな役所、こんな企業、よりも外国のパビリオンがもっとも集客を見込めるであろうことは想像に難くありません。その建設がうまく行っていない時点で、最低限でも規模縮小をせざるを得ないと思うのですが、維新にはその考えはないようです。一度「やる」と決めたプロジェクトは、前提条件が変わっても、問題点が表面化してもやめようとしないというのが日本の役所の悪癖です。維新は公務員たたきをするだけで、こういう役所の一番の宿痾には、一切切り込もうとはしません。その理由は、一つには「国家的巨大イベント=国威発揚」という古臭い固定観念にとらわれて、日本の力を内外に見せつけたい、という国家主義的な考えに取り付かれていることと、もう一つは単純に利権であろうと思います。折しも、万博会場の建設費用が500億円ほど上振れして2350億円になると報じられています。当初見込み1250億円から、すでに600億円上振れしており、これは二度目の上方修正です。二度あることは三度ある、です。多くのパビリオンで建設業者が決まっておらず、最後は「国の威信」(カネの力)で強行するしかなくなるであろうこと、今後も物価高騰は続くであろうことを考えれば、規模縮小を図らない限り、さらなる開催費用の上方修正があることは確実です。でも、それに伴って、相応の利権が生じるのでしょう。万博跡地にカジノを誘致する話などを聞くと、そりゃ維新としては何がなんでもその利権を獲得したいのでしょう。そりゃ、万博を中止することは「絶対ない」と力こぶが入るのも当然かもしれませんね。しかし、これぞまさしく「公金チューチュー」スキーム、それもどえらい金額の公金チューチューと思うのですが、誰かさんはそっちは決して非難しようとはしないのです。
2023.11.27
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富士山噴火想定 降灰で首都圏住民の6割に物資届かず 政府試算1707年の富士山の大噴火では、火山灰が江戸の街に2週間も降り続いた。今後、同じような噴火があれば最悪の場合、どういう状況になるのか。対策に関する政府の内部資料によると、噴火による降灰で通行止めになる道路が日々増えるなどして、2週間後までには首都圏の人口約4433万人の約6割に物資が届かない可能性があると試算していた。内部資料は内閣府が作成。2022年3月に非公開の検討会で配布された。試算は宝永噴火と同じように複数回の大噴火が起き、火山灰が東京都や神奈川県、山梨県、千葉県などに約2週間、段階的に降り積もると仮定している。試算では、噴火の約2週間後までに、道路に積もった火山灰などのため車が通行できなくなり、物資が届かない住民は約2700万人、送電線への降灰のため停電に遭遇するのは約3600万人、また、火山灰の影響や木造家屋が倒壊するほどの降灰などにより最大2670万人の避難が必要と試算していた。一方、復旧は道路上の火山灰をいかに取り除くのか次第。確保できる作業員を少なく見積もると、緊急車両が走行する主な国道で1車線の開通に約3日間、2車線だと約5日間必要。道路が復旧しなければ物資が届かず、避難も困難。今後、車で物資を運べない地域には、別の手段で届けるのかも含めて議論することになる。藤井敏嗣東京大名誉教授は「宝永噴火から3世紀がたち、マグマがたまっている可能性があり、いつ噴火してもおかしくない。~噴火の仕方によっては首都圏の交通がまひする可能性があり、道路を開通させて物資を供給するための議論をしていくことが重要だ」と指摘する。作業部会は2020年4月、宝永噴火と同様の大噴火で、降灰が2週間続く場合の想定を公表している。噴火から3時間で都心に火山灰が降り積もり、東京23区の一部では1日で3cm、2日で10cm超も降灰すると見込む。また、二輪駆動車が動けなくなる降灰量は、降雨時が3cm以上、降雨がなければ10cm以上。電力は、降雨時に3mm以上の降灰で停電する可能性があると見込む。---富士山に関して、この種の試算が行われたのは初めてのことかもしれません。富士山は、過去の噴火史において、大噴火が起こるたびにその噴火形態が異なることで知られています。そのため、「噴火のデパート」などと呼ばれることもあるくらいです。宝永噴火は溶岩の噴出はなく、噴火による噴出物はほとんど火山灰(火山礫やスコリアも)のみでした。しかし、その前の864年の貞観噴火は、大量の溶岩の噴出による噴火でした。そういう意味では、次の噴火が宝永噴火と同じ形態をとる可能性は低いかもしれません。ただ、いろいろな噴火形態を想定してみると、やはり大量の降灰がもっとも広範囲に影響を及ぼすし、「一切火山灰が噴出しない噴火」も想定し難いので、一つの「たたき台」として宝永噴火を戻るとしての被害影響の想定は無益なものではないでしょう。宝永噴火は、噴出物の総量はマグマ換算で約0.7立方kmと推定されています。これは、過去の様々な巨大噴火、超巨大噴火と比較して、さほど大きな部類ではありません。1914年の桜島大正大噴火の噴出物総量は1.58立方kmと推定されているので、桜島大正噴火は富士山宝永噴火の2倍の規模、ということができます。桜島大正噴火では60人近い死者が記録されていますが、富士山宝永噴火では、噴火そのものによる直接の死者が出たという記録は残っていないようです。ただし、あくまでも「直接の死者」が出ていないだけで、その後噴火に起因する農作物の被害による飢餓、火山泥流などによって相当の死者が出ていますが。そして、前述のとおり、宝永噴火は大量の火山灰をまき散らす噴火でした。厳密にいうと、東京23区内(の一部)で火山灰が10cmも積もった場所はなかったようです。Wikipediaの宝永大噴火の項目に、富士山ハザードマップ検討委員会中間報告(2004)から引用した降灰分布の地図が出ています。これによれば、現在の大田区南端、羽田空港付近が火山灰量8cmを超えています。品川、千葉市が4cm以上8cm以下、渋谷2-4cm、東京駅(大手町)、新宿、成田空港1-2cm、中野、池袋、赤羽等0.5-1cmなどとなっています。ただし、これら降灰量の差は、距離よりむしろ、そのときの風向きに影響されているので、風向きが少し違えば、宝永噴火と同じ噴火で東京23区のほとんどが降灰量10cm以上になることはあり得る、と考えられます。また、川崎は大部分が8-16cm、横浜、鎌倉、小田原16cm、藤沢、平塚、茅ケ崎16-30cm、厚木、伊勢原、秦野30cm、松田60-64cmという壊滅的な降灰量があったと推定されています。そして、このことから容易に想像できるのは、東名高速、国道1号線、東海道線、東海道本線といった、東海道の動脈が機能マヒすることは確実、ということです。羽田空港も同様です。また、試算の前提として、二輪駆動車が動けなくなる降灰量は、降雨時が3cm以上、降雨がなければ10cm以上となっていますが、これはおそらく、よほど条件が良ければ車が動ける場合もある、という程度の相当例外的な事例であって、たいていの場合はもっと少ない降灰量で車は動けなくなるものと考えられます。火山灰が積もれば、車は車輪が取られて思うように動けなくなるのは言うまでもありませんが、それだけでなく、給気口からエンジン内に火山灰を吸い込むと、エンジンはすぐに壊れます。火山灰に限らず、空気中の様々な塵を吸い込めばエンジンが壊れたり不調になる原因になるので、給気口にはエアフィルターが装備されていますが、これがあっという間に目詰まりしたり、フィルターを通り抜けてしまったりします。桜島が常時噴火している鹿児島県では、かつて火山灰対策を施した「鹿児島仕様車」というものがあったそうです。しかし、その鹿児島の降灰量はどのくらいか。気象庁鹿児島地方気象台の統計記録によると、大正噴火や昭和噴火以降の記録になりますが、1970年以降の観測史上最も降灰量が多かったのは年間では1985年の1平米あたり15908g(約15kg)であり、月間では同年8月の5902g(約6kg)です。ではこの量が降灰の厚さにするとどの程度かというと、15kgはおよそ1cm(雨が降っていない場合)に相当します。1年で1cm(あるいは1か月で4mm)の降灰量でも「鹿児島仕様車」を必要としていたことから類推すれば、3日で10cmどころか、その1割の降灰量でも、何の火山灰対策もない車のほとんどは動かなくでしょう。そういう意味では、「甘すぎる想定」とも言えますが、ともかくむこういった火山灰被害の検討が行われ始めたのは重要なことだと考えます。
2023.11.25
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生活保護費を1日1000円ずつ手渡し、全額払わず 群馬・桐生市群馬県桐生市が生活保護を受給する50代の男性に対して1日1000円ずつ生活保護費を手渡しし、全額支給していなかったとして、群馬司法書士会が市長宛てに21日、運用改善を求める要請書を提出した。求職活動を支給の条件とし、ハローワークに行ったか確認するため職員の印鑑が押してある書面の提示を窓口で求めていた。市は男性に渡していなかった13万4180円を支払った。同会が提出後に記者会見した。要請書によると、男性は7月26日に生活保護を申請。8月18日から受給が始まった。支給額は月額約7万円と決まったが、1日1000円を窓口で手渡しし、月に3万数千円程度しか支給していなかった。10月初旬に同会に相談があり、副会長が男性と同12日に市を訪ねたところ、未支給分が支払われたという。男性は「1日1000円では生活が厳しい。分割の支払いも納得がいかない。病気の治療で通院もしているので、毎日ハローワークに通い詰めになるのはストレスだった」と話した。副会長は「交渉の際、一括支給するとすぐに使ってしまうので、生活指導の意味を込めて求職活動を条件に支給していたと市側から説明された」と述べ、「支給額が決められた基準を下回ることや、一定の条件を付すことは憲法と生活保護法に反している」と指摘。今後、訴訟を検討するという。生活保護は憲法で保障された「健康で文化的な最低限度の生活」を営むために一定の金額が支給される制度。年齢や居住地域など厚生労働相が定める基準で計算される最低生活費から、収入を差し引いた差額が支給される。市の担当者は、男性に支給額を全額は手渡していなかったことを認め、「分割支給に関して本人に口頭で説明し、了解してもらえたと思っていたが、理解を得られていなかったことが要請書により分かった。今後は受給者との相談や決定事項を書面化して理解を求めるなど検討していきたい」と話した。---またまたすごい事態が表面化しました。生活保護に詳しい知人に聞いたところ、保護費を分割支給すること自体はある、しかしこの件は異常、ということでした。生活保護受給者の中には、金銭管理ができない、お金を手にすればすぐ使ってしまう、という人が、一定の割合でいるのです。そのため、知人のいた福祉事務所でも、「書面による同意」のもとで金銭管理はやっていた、ということです。ただし、その割合はかなり低く、一人のケースワーカーで、よほど多くても2~3人、少なければ0人、受給世帯全体の1~2%程度ではなかったか、といいます。しかも、その多くは月2回払いとか、せいぜい週払いまでで、知人が経験した一番大変な例でも週2回払いまでだそうです。日払いなんてやったことはない、と。同じケース(受給者)に毎日対応し続けるのは大変だし、出張や休暇の場合は同僚か査察指導員に依頼しておかなければならないし、そんな面倒なことはとてもやっていられない、ということだそうです。週2回払いでもかなり大変だったとか。まあ、保護費を週2回渡すこと自体だけでなく、そのケースの対応全般が、ということもあるかもしれませんが。自分以外の担当で日払いの受給者は見たことがあるけれど、とうてい長期間維持することは不可能で、実際に短期間で終わったということです。したがって、この件も地区担当員(ケースワーカー)がわざわざこんな超面倒くさいことを個人的自発的にやったとは考えにくいのではないか、ということです。上司(保護課長か査察指導員つまり保護係長)の指示あるい言外の意向ではないでしょうか。さて、知人の勤務先の例では、現金管理を行う場合、もし光熱費や電話代が引き落としでないなら(口座引き落としの手続きを自分であるいは家族が取れるなら、そもそも金銭管理などする必要がない)それらの請求書を持ってこさせて、その分を払わせて、残ったお金を例えば週払いなら4分割して渡していく、もちろんその際に領収書をとり、受払簿には上司の印をもらい、また内部的なものではありますが定期的に上司や他係による検査も行っていた、ということです。その、知人のいた福祉事務所でも、その後諸事情からこの種の金銭管理を今はやっていないそうです。そもそも、保護費の現金払い(事務所払い)自体が、いろいろな事故の原因になりかねないので極力減らしていく、口座払いに速やかに変更していく流れが、全国どこの役所にもあります。確かに金銭管理ができない困った受給者に対しては、週払いなどの金銭管理はある程度有効なのですが、弱点があります。それは「保護費しか金銭管理できない」という点です。生活保護は、「補足性の原理」「他法他施策」優先という大原則があり、最低生活費(保護基準)にたいして収入の足りない分を援助するという制度です。例えば、保護基準が8万円で就労収入や年金が月6万円だったら、差引2万円だけ保護費が出ます。まったく無収入で、保護費が基準の全額出ている人に対しては、その保護費を預かって週払いにすることができます。しかし、年金や就労収入を取り上げて金銭管理するわけにはいきません。福祉事務所から支払う1万や2万の保護費を金銭管理しても、本人の口座に支払われる給料や年金を浪費されたら、何の効果もないのです。特に年金は隔月で2か月分が払われます。保護費は1か月分、年金は2か月分、これを切り分けて、使いすぎずに家計を維持すること自体、ある程度の才能を要することかもしれません。というあたりが、生活保護受給者の金銭管理についての一般的な話です。それと比べて今回の事例はどうでしょうか。そもそも、日払い、週払いは金銭管理能力に極めて大きな問題があることが分かっている人に対して行うものです。保護開始と同時では、そんなことは分かりません。住所不定者(金銭管理能力に問題のある人が多い)でもありません。それに対していきなり日払いというのは、ほとんど嫌がらせのように見えます。1日1000円というのもびっくりです。普通に考えて、1日1000円で生きていくことは、「物理的に餓死しない」だけなら可能でしょうが、「健康で文化的な」最低限度の生活を送ることは到底不可能です。光熱費や電話代はどうしていたのでしょうか。また衣類の洗濯は可能だったのでしょうか。電話がなくても洗濯しなくても、人は死なないかもしれませんが、マトモな生活を維持することはできません。採用の連絡を電話で受けられない人、面接時に衣類から異臭を発している人が、どこの会社から採用してもらえるか、ということを考えてみるべきです。ちなみに、引用記事には支給額は月額約7万円とありますが、正確には、桐生市(級地区分2級地1)の生活扶助基準は71,460円(10月までの額)になります。この男性に収入がまったくないとすれば、その全額が支払われていたのでしょう。アパートで家賃がかかっていれば、その家賃も住宅扶助として出ているはずですが、「代理納付」として家主に直接払われているのでしょうか。7月26日申請受理ということは、開始決定がいつであってもその日の分から保護費が出ます。7月分は6日分なので約1万4千円、8~10月分は71,460円、11月分はこれに冬季加算が4,000~5,000円加算されているはずなので、合計30万円ちょっとになります。で、1日1000円ずつ渡していたとすると、7月26日から11月11日まで109日間で10万9千円になります。で12日に残金13万4180円ってことは、差額が6万円ほど使途不明になるのですが、これはどうなったんでしょうか?・・・・まあ、おそらくその差額が光熱費や電話代を払った分なのだと解釈することにしましょう。そして、求職活動を支給の条件として、毎日ハローワークに通わせてハンコを押させてそれを確認していたそうです。これまたびっくりです。男性は通院しているそうで、病名は書いていないけれど、別報道では結核の既往があり、また「働く意思はあっても体がついていかなかった」そうです。その状態で求職活動を指示するにあたり、稼動能力調査は行ったのか?というのが知人の指摘でした。通院先の医師に「稼動能力調査」つまり働けるか否かを照会するものだそうです。「普通労働可」という回答であれば求職活動を指示するものの、「軽労働可」だと及び腰となり、「就労不可」では求職活動の指示はしないそうです。そもそも、生活保護法第27条によって受給者に求職活動を指示する場合は、稼動能力調査をしなければならないそうですし、それをやっていて、「普通就労可」という判定が出ていた、ということなのでしょうか?そうだとしても、求職活動指示と保護費の支給は直接結びついてはいません。つまり、福祉事務所の口頭指示に反した場合は、指示に従えという指示書→それでも従わない場合は弁明の機会を設定→保護停止または廃止、というのが指示違反に対するペナルティの仕組みということです。指示書も弁明の機会もなく、勝手に保護費を1日1000円日払い、などというペナルティの課し方が認められているわけがない、ということです。また、毎日ハローワークに行け、というのも、安直な発想だ、ということです。ケースワーカーはえてしてそういう発想にとらわれることがあり、知人も、明らかにぐーたらな受給者に腹を立てて、「ハローワークに毎日通うくらいのことはしろ」と思ったことはある、ということです。しかし、逆にハローワーク関係者に言わせると・新しい求人が毎日出てくるわけじゃないんだから、同じ求人票を毎日眺めるだけなので無駄・福祉事務所から指示されるのて、働く気もないのにハローワークに来て、福祉事務所に見せる求職活動報告書にハンコだけもらって帰っていく受給者がいる、そんなのに毎日来られたら迷惑ということなんだそうです。つまり、毎日ハローワークに行け、というのは、受給者に対するたんなる嫌がらせでしかなく、実際の求職活動の役には立たない、ということになります。それを知って、知人も考えを変えたとか。もちろん、働けるのに働かない人を安穏と保護を受けさせておいてよいわけではありません。が、そのためのやり方としてあまりに短絡的ですし、前述の別記事から読み取れる本人の生活歴からは、それでも「普通にバリバリ働ける状態だ」とはとても言えない状況が読み取れます。もちろん本人の言い分だけだと言えばそれまでですが。これらを総合して考えれば、桐生市の行ったことは、極めて問題が大きいというしかありません。また、先の書いたように日払いというケースワーカーにとってもやりたくない業務をやって(やらせて)いる時点で、これは職員個人の意図とは考えにくく、したがって他に類似例がありはしないか、という疑念を抱かせます。
2023.11.23
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自民・杉田氏、アイヌやゆ正当化 「不正使用ならいいのか」自民党の杉田水脈衆院議員は19日、X(旧ツイッター)に、アイヌ文化振興事業の関係者を「公金チューチュー」とやゆした自身の発言を正当化する趣旨の短文を投稿した。民族差別だとする抗議の声に対し「公金チューチューではなく『不正使用』と言えば良かったのか」と書き込んだ。アイヌ文化振興事業を巡り、政府は15日の立憲民主党主催のヒアリングで「適正に執行され、不正経理はない」(内閣官房担当者)と説明し、杉田氏の主張を事実上否定している。なおもアイヌ民族への偏見と憎悪をあおり続ける杉田氏の言動は、厳しい批判にさらされそうだ。---続けざまにこのトンデモ議員の話題を取り上げるのも日が引けるところですが・・・・。「公金チューチューではなく『不正使用』と言えば良かったのか」だそうですが、一言で言って「馬鹿じゃないの?」ということに尽きます。引用記事が指摘するように、アイヌ文化振興事業について、政府は「適正に執行され、不正経理はない」としています。もちろん、政府が言うことはすべて事実であり、嘘偽りはまったくない、ということではありません。「適正に執行され、不正経理はない」という政府の説明が嘘である、と主張すること自体は自由です。しかし、そこには前提条件が必要です。具体的にいつどこでどのような不正が行われたのか、「動かぬ証拠」とまでは言いませんが、合理性のある根拠を示す責任は、「不正がある」「政府の説明は嘘だ」と主張する側にあります。根拠を示しもしないで「公金チューチュー」だの「不正使用」だのとレッテルを貼るのは、デマであり誹謗中傷でしかありません。例えば、これだけ杉田を非難し続けている私ですが、それでも当然のことながら「杉田は汚職をしている」とか「杉田は人殺しだ」とは言いません。だって、それは何の根拠もないデマですから。どんなに嫌いな相手であっても、批判は事実と根拠に基づくものでなければなりません。嫌いな相手ならどんなデマで攻撃しても許されるという考え方は、恐るべきものというしかありません。私の知る限り、「アイヌ利権」とやらで人が逮捕されたり立件されたことはありません。それに比べて、はるかにはっきりと利権の存在が証明されている巨大スポーツイベントが、つい2年ほど前にありましたよね。東京オリンピックです。多くの逮捕者が出て、立件もされていますから、不正の存在は、少なくとも「アイヌ利権」なるものに比べればはるかに確固として疑いのないものであり、またその規模も巨大です。公金チューチューという言葉は、もし使うとすれば、まさしく東京オリンピックにこそふさわしいことは明白です。そこには一切口を閉ざして、なんら根拠を示すことなくアイヌ文化振興だけを標的に攻撃し続けている時点で、悪質なデマであり、卑劣な差別宣伝であるとしか言いようがありません。
2023.11.21
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中野区哲学堂公園で演奏してきましたが、音源の公開は後日としまして、紅葉が見頃だったので、写真を先に。モミジがいいあんばいです。(まだ多少青い部分もありますが)哲学堂公園の建物群銀杏の黄葉はあと少しモミジだいぶ以前にこの建物でも演奏したことがあります。皇国館、この建物で演奏することが多いのですが、今回の会場はここではありません。今回はこちらで演奏しました。絶対城絶対城とはすごい名前ですが、図書館の建物です。2階もあるのです。2階から見下ろしたステージしかし、寒かったです。
2023.11.18
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杉田水脈氏「在日ヘイトも言論」 「意見尊重を」と投稿自民党の杉田水脈衆院議員は、在日コリアンへの憎悪をあおるヘイトスピーチとして知られる「在日特権」論に関し、言論の自由の範囲内だとする見地から、一つの「意見」として「尊重」するよう求めた。11日付のXへの投稿。レイシズムをあおる差別的表現に「市民権」を与えるための強弁と受け取れる。強い批判を招きそうだ。「在日特権」は、在日コリアンが「隠れた特権」に基づき日本人を虐げているとの趣旨の偏見と悪意に基づく言説。インターネット上で拡散しており、差別デマだと非難される。杉田氏は投稿で「意見を開陳する機会は均等に確保されるべきです」などと指摘した。---杉田の異常な主張は今更ではありますが・・・・・散々否定されている「在日特権」なるものを未だに持ち出して、それを主張することを一つの「意見」だから尊重しろ、と。とうていまともな人間の言い分とは思えません。端的に言って、「在日特権」なるものはデマです。(余談にはなりますが、在日米軍特権なら、日米地位協定によって確実に存在します。しかし在日韓国・朝鮮人特権なるものは存在しません)デマを主張することを尊重しろと言われても、そんなことはできません。誹謗中傷、罵倒暴言、差別、デマをまき散らす権利など、尊重できるわけがありません。それにもかかわらず、デマをデマと認めず、それをまき散らす権利を尊重しろというなら、例えば「杉田水脈は〇ね」と叫ぶ権利も尊重しろというのも認めなければならなくなります。話にもならないし、屁理屈にすらなっていません。結局のところ、在日コリアンに対する差別感情が理性より勝ってしまっている、ということです。差別しないと死ぬ病気にでもかかっているのだろうか、と思ってしまいます。さて、その杉田のXを眺めたら、更に恐るべきことが書かれています。「安倍政治を許さない」「国葬反対」と言っている団体に対して謝罪をしたくないのは、安倍晋三元総理を尊敬する自民党議員として当然のことです。私が特別なのではありません。あきれた。いや、「謝罪したくない」という感情そのものは、全面否定はしません。誰だって、嫌だと思う相手に対して謝罪はしたくないでしょう。その「感情」は、確かに杉田だけが特別ではないでしょう。しかし、「謝罪したくない」と「謝罪したくないから謝罪しない」の間には相当の距離があります。マトモな人間は、「謝罪したくない」という感情だけに基づいて行動したりしないものです。敵対的な相手に謝罪はしたくないという感情があっても、間違ったことをしたら、たとえどんなに嫌な相手に対してでも謝罪するのがまともな人間のやることです。ネトウヨの感性としては「謝罪したくないから謝罪しない」は「特別ではない」かもしれませんが、理性ある人間の行動原理ではありません。こんな人物が与党自民党の国会議員、という時点で日本はお先真っ暗と思わざるを得ません。
2023.11.16
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優勝パレードで大阪市の職員に「人数は次の通り」メール連絡…しかし『ボランティアで手当も交通費も無し』優勝パレードの開催をめぐり、大阪府と大阪市は『ボランティア』として職員1500人ずつを目標に募集。これについて職員からは異論も出ています。阪神とオリックスのリーグ優勝を祝って11月23日に大阪と神戸で行われる優勝パレードに向けて、大阪府と市は来場者の誘導などを担うボランティアとして、職員1500人ずつを募集しています。この日は祝日ですが、手当や交通費は一切出ません。(大阪市長)「職員の皆さんにはちょっと申し訳ないんですけど、非常に大阪や関西がにぎわう大事なイベントですので、どうかご理解いただいた上で、広くボランティアにも手を挙げていただきたいと思います」しかしその募集方法をめぐっては職員から異論も出ています。大阪市役所労働組合の執行委員長「来たメールを見て『これは仕事だろう』と」『各所属について、本務職員数の22%のボランティア参加を求められています。各市税事務所の人数は次の通りとなりますのでお願いします』割り当て人数が明記され、所属ごとに参加者を記載する用紙も添付されていました。(執行委員長)「割合を求めてくるのであれば、きちんと職務としてやるべきであって、ボランティアを人数割り当てして『何人組織してくださいよ』と。これはボランティアの域を超えているのではないかなと」パレードには大勢の観客が集まると想定され、兵庫県や神戸市は安全対策のためにも職務として行うべきと判断して職員1500人を休日出勤扱いにします。(大阪市長)「あくまでもボランティアですので、どうしても堪忍してほしいということであれば、それはご辞退していただいて。誘導等でも他の一般の方から急に募集するよりは職員がやるほうが専門的にやってくれると思います」パレードをめぐる異論はこれだけではありません。開催経費5億円は、企業の協賛やクラウドファンディングによる寄付で賄われる方針ですが、資金集めは難航。そんな中、府は教育委員会を通じて各校長に「クラウドファンディングの周知」を依頼する文書を送付。そこには寄付の説明とともに「勤務時間外に行ってください」と記されていました。これに対して教職員の団体は11月14日、府教委に文書の撤回を求める申し入れを行いました。---私は阪神ファンというわけではありませんが(むしろイチローと仰木監督が好きだったので、オリックスはかつてはファンでした)、阪神の前回日本一は私が高校生だった1985年、となると、さすがに「38年ぶりに日本一」という歴史的瞬間に期待したくなりました。しかも、日本シリーズ史上に残る屈指の名勝負で7戦までもつれ込み、阪神の勝ちが決まった時は嬉しかったです。が、そんな感動に冷や水をぶっ掛けるような事態です。優勝パレードに大阪府と大阪市の職員合わせて3000人を動員して、休日出勤手当も交通費すら出さず、ただ働きのボランティアをさせようというのです。思い返せば、2021年の東京オリンピックでも、大規模にポランティアが動員されました。しかし、私の知る範囲では、公務員が強制的にボランティアに割り当てなどということは行われていません。そんなことをせずとも、多方面から多くのボランティアが集まったからです(中高年が6割以上を占めていたようです)。正直なところ、非営利のイベントならともかく、歴然とした営利のスポーツ大会の要員をタダ働きのボランティアにやらせて、それによって得た利益がIOC、JOCや各企業の懐に入るというのは、私は納得できません。スポーツイベントを営利でやるのは、一切なんの問題もありませんが、営利ならそれに要する経費はちゃんと支払え、賃金は払ったうえで利益を出せ、ということに尽きます。が、それでもオリンピックのときはまだしも、ボランティア希望者が多かったので、強制動員みたいな事態には(ミクロにはそんな事態が一切なかったかどうかは分かりませんが、大筋では)至りませんでした。ところが、今回の優勝パレードは最初からボランティアの強制動員だと言います。いや、私は大阪府、大阪市の職員でなくてよかったと思います。もし私が「ボランティア」に動員されたら断固拒否です。どうしてもやれと言われたら「動員名簿に名前を書くのは勝手だけど、当日行きませんよ」と宣言しますね。何しろ無給の「ボランティア」ですから、業務じゃないので、職務命令に対する違反でも何でもないので、いかなる処分の対象にもなるはずがありません。もっとも、一番苦しいのは、こういう時にその動員名簿の割り当てをしなければならない立場でしょうね。ボランティアは業務外でも、その割り当て表を作るのは多分業務でしょうから、「こんな仕事はしない」と言ったら職務上マズいことになるわけです。自分はこんな理不尽なボランティアはやらないから他人に押し付ける、というのはいささか良心が痛む。まあ、そんな役所に勤務していなくて、本当に良かったです。なお、末節の話ですが、市長の「誘導等でも他の一般の方から急に募集するよりは職員がやるほうが専門的にやってくれる」という言葉もびっくりです。府庁や市役所に誘導等イベント運営を行う部署は、皆無ではないもののごく少なく、大半の公務員はそんなものとは縁もゆかりもない業務を担当しているはずです。というわけで、考えるだけでもムカムカして気分が悪くなる話です。開催経費の資金集めを寄付等で賄うのは構いませんが、それを学校で教職員にやらせる、児童や保護者に対して「寄付しろ」と教員に言わせよう、ということでしょうか。それとも、教員に対して「寄付しろ」ということでしょうか。いずれにしても、異常なことというしかありません。なお、引用記事には触れられていませんが、パレード開催経費の寄付金集めが苦戦している背景の一つに、このパレードが大阪万博と絡めて宣伝されていることが指摘されています。要するに、優勝パレードを利用して万博宣伝を盛り上げたいという意図が露骨に表れているのです。何しろ、パレードの主催団体は、兵庫・大阪連携「阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレード」~2025年大阪・関西万博500日前!~ 実行委員会という名前です。大阪万博には批判が渦巻いていることから、そんなものと抱き合わせでの宣伝に興覚めとなっている人が多数いる、と見られています。いずれにしても、とんでもない話であり、阪神、オリックスの両球団の選手には大変申し訳ないことながら、「こんな優勝パレードはやめてしまえ」という感想しか抱けません。本当は、そんなことは言いたくもないんですすけど。
2023.11.14
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昨日11月11日、逗子でのフォルクローレ交流演奏会で演奏してきました!Killa Khoyllu - Regocijo キジャ・コイジュ~レゴシホカルカスの「キジャ・コイジュ」とカルカスの弟分グループであるプロジェクシオンの「レゴシホ」をメドレーで繋げたら、5分近い長い曲になってしまいました。なんか、途中で私のケーナ副旋律が飛び出してしまっている箇所があるのは聞かなかったことにしてください(笑)Vienes y te vas 君がきて、去っていくペルーのウィリアム・ルナの曲。インカの踊りボリビアのハチャ・マリュクの曲。写真も撮っていただきました。「森の小鳥」さんより昨年参加した際は、日曜夜で終了時間が遅かったので打ち上げには参加しませんでしたが、今回は土曜で出演グループが昨年よりは少なかったので終了時間が早く、打ち上げにも参加しました。逗子で寿司を食べながら演奏・・・・(笑)来週も、別グループになりますが、18日土曜日に中野区哲学堂公園で演奏します。
2023.11.12
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神田財務副大臣、地方税滞納と差し押さえ問題「精査する」繰り返す自民党衆院議員の神田憲次財務副大臣が代表取締役となっている会社が過去に地方税の滞納によって差し押さえを受けていた問題で、衆院内閣委員会で神田氏は、「精査している」と繰り返した。前日と同様、具体的な説明は避けた。自身の進退については「言及を控える」と述べ、辞任を否定していた前日の答弁から一転し、明言を避けた。「文春オンライン」が、神田氏の個人会社が地方税の滞納を繰り返し、同社が所有するビルが過去4回、差し押さえを受けていたと報道。神田氏は、9日の参院財政金融委員会の答弁で事実関係を認めていた。本庄氏は「滞納や差し押さえを繰り返したのは金欠で税金を払えなかったのではないか」と質問。神田氏は「そのようなことはございませんし、きちんと営業を営んでいる」と述べた。(以下略)---コメントする気力もなくなるくらい酷い話です。何しろ、「財務副大臣」という立場です。加えて税理士でもあると報じられています。税理士が税金を滞納して差し押さえ、財務副大臣が税金を滞納して差し押さえ、そのどちらか一方だけでもとんでもないですが、この御仁はその両方なのです。どんな仕事だって、その仕事で飯を食っているプロであれば、その専門分野についてのプロの矜持というものはあるはずです。税理士なら当然税のプロであるはずです。それが滞納で差し押さえなどという事態は、たとえ一度でもその職に対する信頼を失墜させる行為じゃないですか?もし自分が税理士に仕事を頼むとして、税金を滞納して差し押さえを喰らった税理士に仕事を頼もうなんて思いません。しかも、税金の元締め官庁てである財務省の副大臣という立場です。ただのお飾りポストだからどーでもいい、立場に対する自覚も何も必要ない、ってことでしょうか。要するに、プロとしての矜持もない、「財務副大臣」という立場に着くことの自覚もない、ということです。何でもいいから肩書がもらえればうれしいので、副大臣にしてやると言われれば、自分がその役職の名をどれほど汚すようなことをやってきたかを忘れて、ホイホイと受けてしまう。それでバレないで済むと思っていたとすれば、本当に救いようがありません。まあ、このような人物が財務副大臣という地位に就いたことについて、腹に据えかねる人物が文春にタレこんだのでしょうね。あまりに「ふさわしくなさすぎる」ことが歴然としているから。関係者の間では周知のことだったのでしょう。それにしても、これほど素晴らしき人材を発掘して財務副大臣の地位に据える、さすがに自民党の、そして岸田政権の人を見る目の確かさ(笑)には恐れ入ります。この政権に任せておけば安心です。間違いなく日本を地獄への楽しい旅へと誘ってくれるでしょう。
2023.11.10
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「辺野古完成は早くて2037年」 米軍幹部、計画変更にも言及米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画を巡り、在沖縄米軍幹部は7日、米軍の活動に関する報道機関向けの説明会で、「代替施設の完成は早くて2037年になる」との見通しを明らかにした。立地面での戦術的な優位性は「普天間の方が辺野古よりも高い」とも語った。辺野古沿岸部の埋め立て予定海域では軟弱地盤の改良工事が必要となっている。玉城デニー沖縄県知事の承認が得られたとしても、改良工事の開始から基地の提供まで12年かかると防衛省も試算している。米軍幹部は普天間飛行場などで開いた説明会で、完成の見通しを「早くて37年」とし、計画されているV字形滑走路などについて、個人的な見解として「予算や政治的な都合で変更があるかもしれない」と述べた。また、普天間飛行場は沖縄本島西海岸の高台に立地しており、中国などが軍事活動を活発化させている海空域をレーダーなどで監視するには「理想的」な立地と説明。一方、移設先の辺野古は本島東海岸にあり、西側に山があることが監視活動の妨げになるとした。米軍幹部は辺野古の新施設の利点として港湾施設の追加や給油施設の拡大などを挙げたが、滑走路が普天間飛行場の3分の2ほどの長さになるなど運用面での「ネガティブな要素」も複数あると指摘。「純粋に軍事的な観点では普天間が優れている」とした。(以下略)---普天間基地の返還が日米で合意したのは1996年のことです。そして、普天間基地単純に返還ではなく、辺野古に移設する、という案の大枠は1997年に固まています。もちろん、沖縄県はその案に反対しているし、私も反対ですが。それでも工事は強行されて今に至っています。最初の返還合意から27年経っており、しかも工事が順調に行ったとしても、基地完成まであと14年かかる、というのです。最初の合意からは41年も経つ計算です。しかも、米軍は辺野古には移りたくない。これは、以前から言われていたことであって、改めて再確認されたに過ぎないことですが。引用記事が指摘する純軍事的な面でも、付随する「便利さ」という視点(辺野古は周囲に都市がないのに対して普天間基地は市街地の真ん中)でも、米軍にとって辺野古に建設される基地より、普天間基地の方が使いやすいと考えていることは明らかです。しかも、辺野古基地建設現場は、「マヨネーズのよう」とも形容される、分厚い軟弱地盤です。軟弱地盤上に建設された海上の飛行場といえば、関西空港という前例がありますが、関西空港における軟弱地盤(沖積層)の厚さはせいぜい20m程度に過ぎません。もちろん建設に先立って地盤改良工事も行われました。それでも、関西空港は1994年の一期工事開港、2007年の二期工事開港から、3~4m地盤沈下しており、定期的なジャッキアップを今も行っています。ところが辺野古基地の建設地の軟弱地盤は厚さ70m、関空の3倍以上にも及ぶのです。単純計算では、10m以上も地盤沈下しても不思議ではありません(もちろん、そんな単純計算どおりにはならないでしょうが)。そのため、例え工事がうまくいっても完成は2037年以降、という話になってくるわけです。関空のようにジャッキアップで何とかなるレベルなのかは分かりません。もちろん、完成した瞬間に即普天間基地を閉じて全部辺野古に移設できるわけもなく、仮に2037年に基地ができても普天間基地の返還は2040年くらいにはなるでしょう。そして、辺野古新基地に少しでも不具合があれば、米海兵隊は普天間基地を手放したくない。つまり、辺野古基地は無理矢理完成させました、しかし普天間基地は返還されません、ただ巨費を投じて米軍基地を1カ所増やしただけです、というふざけた結果になる可能性は高い、と考えざるを得ません。誰も喜ばない辺野古基地建設ではなく、海兵隊には国外に出て行ってもらう前提での普天間基地の返還に舵を切るべきです。
2023.11.08
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イスラエル閣僚、ガザ地区への核兵器使用「選択肢の一つだ」…ネタニヤフ首相は即座に否定イスラエルのアミハイ・エリヤフ文化遺産担当相は5日放送の民間ラジオ番組で、パレスチナ自治区ガザへの核兵器使用は「選択肢の一つだ」と発言した。ベンヤミン・ネタニヤフ首相は「現実とかけ離れている」と即座に否定し、エリヤフ氏の閣議参加を停止したが、発言が物議を醸している。エリヤフ氏はネタニヤフ政権が連立を組む極右政党「ユダヤの力」の所属で、「ガザに核兵器を落とす必要があるか」との問いに答えた。「ガザには240人以上の人質がいる」と指摘されると「戦争には代償が伴う」とも主張した。イスラエルは核兵器を保有しているとされるが、肯定も否定もしていない。---狂人のたわごと、としか思えないし、ネタニヤフは即座に発言を否定したうえでこの大臣の閣議への出席を禁止する措置を取ったと報じられていますが、だから大丈夫、とは言えません。そもそも首相ネタニヤフ自身、極右と紙一重である上に、今回のテロの発生を防げなかったことで、治安維持能力に国民から疑問符か突き付けられています。それはいいのですが、その疑問符が「こんな強硬策では駄目だ」とならず、「もっと強硬策でなければ駄目だ」となってしまった場合、ネタニヤフが退陣しても、より穏健な首相ではなく、より強硬な首相が選ばれる可能性は十分にあります。そもそも、アミハイ・エリヤフの属する「ユダヤの力」は、旧称「強いイスラエル」として2012年に結成されてから、5回の選挙で議席を獲得できず、泡沫政党に過ぎませんでした。それが2021年の選挙で初めて1議席を獲得すると、翌2022年には一挙に6議席を獲得、急激に党勢を伸ばしています。イスラエルにおける極右勢力の急拡大の一つの象徴ともいえる党派、人物ということができます。この傾向が今後も続くとなると、ネタニヤフという充分に右翼的な首相の次には、更に極右的な首相、という可能性が現実味を帯びてしまうように思います。今回すぐに、ということはないと信じますが、数年後にはアミハイ・エリヤフのような考えの持ち主がイスラエルの首相になっている、という可能性は否定できません。第二次大戦終結後、世界は核拡散防止条約で核保有を公認されている米露英仏中の5か国と、条約ら加盟せず保有しているインド、パキスタン、北朝鮮、イスラエルの9か国(ひょっとしたらイランも)が、膨大な量の核兵器を持ち続けています。ただ、1945年8月の広島、長崎への2発の原爆以降、核実験はともかく、幸いにも実戦では一度も核兵器が使われることはありませんでした。難度か危うい場面はあったと言われています。核戦争の危機といえばキューバ危機が有名ですが、イスラエルが当事者であったこともあります。1973年第4次中東戦争の際です。以前の記事に書いたように、このとき、4度の中東戦争の中で初めて、アラブ連合側が緒戦でイスラエルを圧倒し、イスラエル軍は壊滅寸前に追い込まれます。敗北の縁に立たされたイスラエルは核の発射体制に入りますが、さすがのイスラエルもこのとき実際に核を発射することはなく、やがて戦局は逆転してイスラエルが勝利したため、核兵器使用の危機は遠のきました。核の「抑止力」なるものが威力を発揮するのは、使わないからです。世界のいかなる国も、第二次大戦後最初の核使用国になることは嫌だったのです。1発でも核が使われてしまえば、2発目からは核使用の敷居は大幅に軽減されてしまいます。核保有国が核攻撃を受けたら核で反撃することにためらいはないでしょうが、核の使用が無関係の第三国に対してだったとしても、「その次」の核使用への敷居が低くなる可能性があります。そんな事態は、もちろん非核保有国にとっては悪夢そのものですが、核保有国にとっても重大な問題です。核の使用への敷居が下がるということは、核抑止力の効力も減衰する、ということを意味するからです。そうなった時、国際秩序はどうなるのか、誰にも予想ができません。ことあるごとに核兵器が飛び交うような、最悪な世界になってしまう可能性も、決して否定できません。核保有国が互いに威嚇しあう「恐怖の均衡」はよろしくない状況と思いますが、核保有国が互いに気軽に核兵器を撃ち合うような世界は、もっと恐ろしいものです。その、恐ろしい世界への扉を開く可能性があるのは、これまでは北朝鮮辺りと思われてきましたが、このままいけばイスラエルも充分にその可能性があります。本当に、恐ろしい未来図ばかりが頭をよぎる状況になってしまいました。
2023.11.06
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奥多摩の三頭山に行ってきました。朝6時半に家を出て(正直なところ、ちょっと出遅れ、この時間でもやや混雑している道もありました)9時半頃都民の森に到着しました。水とカメラ、双眼鏡はリアボックスに入れたものの、それ以外の荷物はザックに入れて担いだままスクーターを運転したものだから、実は、着いた時点で「腰がいてーなー」状態(笑)10月初めに浅間山に行ったときは、2000m超でも紅葉はまだまだでしたが。それから1か月近く経ち、今日は標高1000mの都民の森が紅葉真っ盛りでした。都民の森駐車場にスクーターを止め、三頭山へと登り始めます。往路は鞘口峠経由。11時ちょうどに三頭山東峰に到着。そのあと中央峰へ。更に西峰へ。実は3つのピークの中で一番低いのですが、何故か西峰が一番人が多いのです。一番景色が良いからでしょう。ゴールデンウィークに来たときは、ムシカリ峠から往復し、西峰だけしか行きませんでした。異常な暖かさの秋ですが、さすがに富士山は冠雪していました。雲取山2017m、東京都の最高峰てす。1531mの三頭山は、奥多摩湖の南側では最高峰ですが、奥多摩湖の北側には雲取山を筆頭に、その北側に芋ノ木ドッケ(1946m)、七ツ石山、鷹ノ巣山、天祖山、酉谷山など、1700m峰がいくつもあります。実は、東京都は意外に山国なのです。鷹ノ巣山。下山はムシカリ峠へ。山頂付近はブナを主体として落葉広葉樹林が広がっています。ブナというと白神山地など雪深い日本海側に多い木という印象ですが、奥多摩にも結構立派なブナ林があります。ただ、紅葉は終わりに近いです。ブナ林。下山するにつれてきれいな紅葉が増えます。例によって笛も吹きました。都民の森駐車場近くまで降りてくると、紅葉も一層きれいです。同じく駐車場近くから。これも東京都です。都民の森駐車場のモミジ。来てよかったです。例によって子のスクーターで来ました。走行距離は累計6200km弱。ここまでのトータルの燃費はリッター56.2kmです。ここで帰るつもりだったのですが、ちょっとだけ寄り道しました。都民の森駐車場から北に2kmくらい行ったところ、浅間尾根駐車場。ここが奥多摩周遊道路の最高地点、だと勘違いしてここまで行って引き返してきたのですが、どうもその先も登りだなあとは思ったのです。後で調べたら、最高地点はさらに先の風張峠駐車場でした。しまったーーーー!!また次の機会に行くことにします。帰りは、その浅間尾根駐車場から自宅まで、途中何カ所か渋滞にはまり、3時間20分ほどかかりました。DIO110の難いシートのおかげで尻が痛い、腰も痛い、のですが、考えてみると今まで居眠り運転はしたことがないのはもちろんのことながら、運転していて眠くなったことも一度もないのは、この硬いシートのおかげかもしれません。
2023.11.04
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今月11月は2週続けて演奏があります11月11日(土)午後2時30分~2023フォルクローレ演奏交流会in Zushi会場 神奈川県逗子市 逗子文化プラザさざなみホール演奏 キラ・ウィルカ他8グループ4曲ほど演奏します。そして翌週は11月18日(土)午前11時/午後2時哲学堂公園チャリティコンサート 南米民族音楽・フォルクローレ・ライブ演奏 ティエラ・クリオージャ会場 中野区哲学堂公園https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/kurashi/bunka/manabu/naisesu.files/naisesuR5_M11.pdf各回10曲程度演奏しますが、曲は同じです。今回は5人編成での演奏です。
2023.11.02
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