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8月24日(土)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(東京芸術劇場)。・メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」、ヴァイオリン協奏曲(ヴァルデラーマ)、チャイコフスキー:交響曲第6番 「悲愴」何とも素晴らしい「フィンガルの洞窟」でした!! ゆったりとしたテンポで端正に歌い上げているのですが、全体バランスの絶妙さは筆舌し難い程で、美しさはこの上ありませんでした。あまりのインパクトに余韻が強く残ってしまい、メンコンに集中を向けるのに苦労したほどでした。そのメンコンですが、ヴァルデラーマの特徴なのかも知れませんが、時よりかすれたような、すすり泣きのように聴こえる音は平凡な印象で、届いて来ないのです。その上、特に1、2楽章は過度な表現が目立ち違和感がありました。3楽章では見違えるように伸びのある響きが聴かれ一矢報いたのですが、全体としてはもう一歩でした。メインの悲愴ですが、先日のショスタコーヴィチと印象は基本的には変わらず、構成力、バランスは見事で堂々たる演奏でした。ロシア臭さはみじんも無く聴きようによっては物足りなさや、きっちりとしているが故、2楽章では単調に感じさせる場面もありましたが、全体的には安定感抜群でした。尾高はタクトを使わず身振りと指先の微妙な動き中心なのですが、繊細さも見事に表現するコントロール力は特筆物でした。 オケのレヴェルも申し分無く、極めて満足度の高い演奏でした。
2019年08月24日
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8月21日(水)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(東京芸術劇場)。・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(高木凜々子)、ドヴォルザーク:チェロ協奏曲(ラム)、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(マロフェーエフ)三人の若手が登場しましたが、残念ながら今後追いかけてみようとの思いには至りませんでした。まずは高木のメンデルスゾーンです。一言で言うとやや繊細さに欠けていて美しさが出てこないのは残念で、雑に感じさせる部分もありました。どちらかと言うと線は細めなのですが、ビブラートが過度に感じる場面が多く、ポルタメント気味な表現も見られあまりマッチした印象ではありませんでした。次にラムのドヴォルザークです。とにかくパワフルで掴みかかるような印象でボリューム感はあるのですが、何故か「凄い」と感じさせないのです。深みや美しさは感じられずぐいぐい感が大層を占めることから、正直引いてしまいました。最後にマロフェーエフのチャイコフスキーです。鍵盤をはじくような指使いから軽いタッチ、軽い音を繰り出すのが最大の特徴です。この音色は魅力的なのですが必要以上の抑揚、テンポの変動、左手の強打、ペダルの多用等により自らがこの特徴を弱めてしまっている印象でした。将来性を強く感じた事も確かで、今日のチャイコフスキーでも淡々と「軽さ」を聴かせていてくれたら、どんなに凄い演奏になっていたのだろうかと想像してしまいました。オケも珍しく乱れが目立っていました。
2019年08月21日
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8月12日(月)東京交響楽団のコンサートに行ってきました(ミューザ川崎シンフォニーホール)。・シューマン:ピアノ協奏曲(チャクムル)、ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番 「革命」クールなショスタコーヴィチでした!まずはシューマンのコンチェルト。チャクムルはこれと言った特徴が感じられなかったと言うのが正直な印象でした。音質は軽めでややペダルを多用気味なのですが、特に右手の音が明快に聴こえてこないことから物足りなさが残りました。加えて表現に過度なうねりや、唐突感のある音の強弱、テンポ変動が目立ったことからしつこさや違和感が残る場面があり、この曲本来の美しさを感じることができませんでした。見せ場はアンコールで取り上げた同郷サイのブラックアースで、軽めの音質と特殊奏法の対比やジャズ調への調和は見事で、彼の良さを如何なく発揮したパフォーマンスでした。後半のショスタコーヴィチですが、尾高は端正でかっちりした音楽造りで、終始冷静沈着でバランスを損なわないコントロールは見事でした。全体的に洗練されていて知的なショスタコーヴィチで、最後まで緊張感が保たれた立派な演奏でした。中でも第3楽章の丁寧さ、充実度が強く印象に残りました。オケはややホルンが不調でしたが、弦、木管は高い安定感を保ち、コンマスニキティンのソロの素晴らしさには驚かされました。療養明けとのことですが、尾高健在を強く印象付けるコンサートでした。
2019年08月12日
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