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1月29日(日)樫本大進のコンサートに行ってきました(所沢ミューズアークホール)。・シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番、ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番、シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第3番、ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番(エリック・ル・サージュ)樫本は滑らかで美しい音色は健在でしたが以前よりはやや引き締まった印象でした。前半は気持ち速めのテンポで時として淡々と感じさせ、あまり大きく表現は付けず素直に音楽を聴かせるイメージで進めました。そういう意味では後半の方がより踏み込んだ印象で躍動感もあって聴き応えを感じさせました。端正ながら固くはならず、オーソドックスな味わいを持たせるところはさすがでした。ル・サージュはバランスに重点を置いた伴奏で、素晴らしいマッチ感でした。
2023年01月29日
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1月28日(土)藤原歌劇団の公演に行ってきました(東京文化会館)。・ヴェルディ:歌劇『トスカ』(指揮:鈴木恵里奈、演出:松本重孝、トスカ:小林厚子、カヴァラドッシ:澤﨑一了、スカルピア:折江忠道、アンジェロッティ:伊藤貴之、堂守:押川浩士、スポレッタ:松浦 健、シャルローネ:龍 進一郎、看守:坂本伸司、牧童:網永悠里、合唱:藤原歌劇団合唱部、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団)ほぼ澤崎だけを聴きにきた感じになってしまい、やや残念な公演でした。個別には言いませんが配役が不十分でトスカを楽しむには至りませんでした。
2023年01月28日
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1月27日(金)東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・シューベルト:交響曲第7番「未完成」、ブルックナー:交響曲第7番(ノヴァーク版)シューベルトはオーソドックスなアプローチで名演でした。弦は多くは揺らさず部分的な強調をすることはなくやや抑制的とも思えましたが全体バランスがクッキリと見えて曲の本質を表出させました。ドッシリ泰然とした印象で逆に新鮮味を感じさせ聴き応えがありました。オケは管がやや緊張気味だったのが残念でした。ブルックナーも堂々たる名演でした。小手先、小細工一切なしのアプローチで奇をてらったところがなく音楽がすっと入ってきます。ミョンフンの揺るがずブレない音楽性がストレートに伝わってきて極めて満足度が高いパフォーマンスでした。管にムラを感じさせたので更なるレヴェルの引き上げに期待です。
2023年01月27日
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1月25日(水)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・バルトーク:ヴィオラ協奏曲【シェルイ版】(アミハイ・グロス)、ラヴェル:「ダフニスとクロエ」組曲 第1番、第2番、ドビュッシー:交響詩「海」グロスは端正なヴィオラでしたが存在感としてはやや物足りずあまり前面に出てこない印象でした。伴奏は特に管が安定していて見事でした。ソヒエフは先日はタクトなし、今日はタクトありでした。曖昧さを極力排除した極めて真面目なラヴェルとドビュッシーでした。かと言って角張っている訳ではないのですが、時として和のテイストも感じられました。しかし、雰囲気というか味わいとしてはカッチリしていてある意味独特で、ソヒエフのスタイルとは言えやや物足りさを覚えました。オケはまずまずまとまっていましたが、ラヴェルではやや整わない印象でした。
2023年01月25日
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1月22日(日)藤原歌劇団の公演に行ってきました(テアトロ・ジーリオ・ショウワ)。・ロッシーニ:歌劇「オテッロ」(指揮:イバン・ロペス=レイノーソ、演出:ルイス・エルネスト・ドーニャス、オテッロ:ジョン・オズボーン、デズデーモナ:レオノール・ボニッジャ、ロドリーゴ:ミケーレ・アンジェリーニ、イアーゴ:アントーニオ・マンドゥリッロ、エルミーロ:トーニ・ネジチュ、エミーリア:藤井泰子、ドージェ/ゴンドラ乗り:渡辺康、ルーチョ:西山広大、合唱:藤原歌劇団合唱部、管弦楽:ザ・オペラ・バンド)素晴らしい公演でした。5人の外国人歌手がみなハイレヴェルで素晴らしく、見応え聴き応え十分でした。中でも、オテッロ・オズボーンは圧倒的な質の高さと存在感を示していましたし、デズデモーナ・ボニッジャの特に後半の感情の細部に至るまでの見事な表現は痺れました。その他脇役陣も安定感抜群でシンプルな演出を際立たせました。伴奏も総じて安定していて、極めて満足度の高い公演でした。
2023年01月22日
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1月21日(土)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(NHKホール)。・ラフマニノフ:幻想曲「岩」、チャイコフスキー:交響曲第1番「冬の日の幻想」ソヒエフデビューです。極めてキッチリした音楽の造りで四隅を揃えながら進めるイメージです。こまめに指示を出しながらオケの統制を利かせ、全体的に暗さや重さはないものの繊細さも持ち合わせています。ラフマニノフは丁寧なアプローチで名演だと思いましたが、チャイコフスキーはキッチリさが表に出すぎていて全体調和にやや乏しく雰囲気が出てこない印象でした。オケは申し分なくやはり上手いと思わせました。
2023年01月21日
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1月19日(木)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・矢代秋雄:交響曲、R.シュトラウス:アルプス交響曲矢代作品は自分に理解力が無いだけの話しではありますが興味を抱くには至らず、オケはそれなりにまとめましたが暗く辛い時間でした。自分は寝ることはありませんでしたが、周囲は全滅していたようです。後半は一言で言うとスマートなアルプス交響曲でした。良く言えば洗練されているのですがやや味気なく物足りなさがありました。そもそもくどさがある曲ですが本当にくどさを感じさせたのは気になりました。これだけ編成が大きいとさすがに質を十分に維持するのは難しい印象でした。
2023年01月19日
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1月13日(金)イーヴォ・ポゴレリッチのコンサートに行ってきました(浜離宮朝日ホール)。・ショパン:ポロネーズ第7番「幻想ポロネーズ」、幻想曲、舟歌、シューベルト:楽興の時D780全体的にテンポは遅くいくらか暗く重いのですが、何故か音には暖かみがあります。コブシを利かせたようなクセありの打鍵と独特の間合い、遅いテンポが相まってポゴレリッチの世界観が広がりますが、曲が壊れることはなく緊張感を持たせながらバランスを保っているのは凄さであり、不思議な感覚を受けます。前半のショパンは連続して演奏されましたが3曲で50分程度を要したように、ショパンを聴いていると言うよりは正にポゴレリッチの音楽でした。シューベルトもほぼ同じ印象でワールドが溢れ出ていましたし、おまけにアンコールも袖に下がらずそのまま通して演奏すると言う独特さも見せました。確かに迫って来るものもあるのですが、終始このトーンを見せられるとやや食傷気味になったことも事実です。シューベルトの終曲で譜めくり担当者が何度か間違えそうになる場面があり、ハラハラ気になりました。
2023年01月13日
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1月7日(土)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(東京芸術劇場)。・チャイコフスキー:「眠りの森の美女」からワルツ、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(イーヴォ・ポゴレリッチ)、チャイコフスキー:マンフレッド交響曲ポゴレリッチ節大炸裂!!相変わらずとつとつと語りかけるような独特さですが一楽章はどちらかと言うとノーマルなアプローチで音は埋没気味、ミスタッチの嵐で平凡な印象でした。二楽章は高速系でスッキリしていましたが、三楽章に遂に本領発揮となりました。めまぐるしくテンポが動くたどたどしく、おどろおどろしいラフコンである意味へんてこなのですが、落ち着きがあって味わいのある音もあって何故か惹きつけられてしまいます。他では絶対に聴けない不思議な魅力に遭遇できました。終演後指を負傷しているよう見えましたがリサイタルに影響しないか心配なところです。お恥ずかしながらマンフレッドデビューです。曲としては50分の長丁場でやや辛さもありましたが、演奏は読響のレヴェルの高さを存分に味わえるまとまりのある名演でした。重厚感があって各パートもしっかりしていて、さすが山田という感じでよく響きよく鳴っていました。
2023年01月07日
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1月6日(金)吉見友貴のコンサートに行ってきました(浜離宮朝日ホール)。・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番、ショパン:バラード第1番、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、マズルカ第35番、舟歌、ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番吉見は最近では珍しくまったりした音の持ち主でした。軽めが主流な昨今、決して「明」でもなく独特感がありました。いきなりメインだったストラヴィンスキーがベートーヴェンの31番に変更となり冒頭に演奏されたのには面食らいましたが、それもあってか極めて平凡な印象からスタートしました。繊細さもそれほど感じずペダルが目立つのも気になりました。しかし、特にショパンになってからは相変わらず一味足りない気がするのですが、しつこくはないものの絡みついてくるようなピアノに妙な魅力を感じどんどん入り込んでいくような感覚になりました。バラードもポロネーズもやや個性的ながらしっかり表現されており、何とも言えないワクワク感がありました。所用によりラフマニノフが聴けなかったのは極めて残念でしたが、今後も期待をして追って行きたいピアニストが増えました。
2023年01月06日
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