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高1の入学直後に行われた模試の小説文は田辺聖子先生の『ラーメン煮えたもご存じない』からの出題だった。すぐ購入して全部読んだ。それ以降、高校時代は、読書といっても何を読んだらいいかわからないので小説文も説明文も模試の出典になったものを読むようになった。駿台模試あたりになると元の本が難し過ぎて何が書かれてえるのかよく(さっぱり)わからないことも多かったけれど背伸びをしてずいぶんと読んだ。「全体の中のこの部分を切り取って問題に使ってくるのか」というのも興味をひかれた。高校のそばにあった大塚屋さんは小さな本屋だったけれども天井まで本が積んであって不思議と隅の方に一冊だけ目当ての本があったものだ。昔は進学校の近くには付属のように本屋があって1000人に1人くらいは文系にしろ理系にしろ小難しい本の需要というのがあったのだと思う。これは問題集や参考書でも同様で、使う使わないはさておき、あれこれ参考書や問題集を漁るのは楽しみだった。家の近所の本屋との大きな差だった。大学を卒業してからも長年、それぞれ住んだ町で、毎日、必ずターミナル駅の大型書店、住まいの近くの小書店とハシゴしていたのだけれど…。大学時代は編集者になりたかったので週刊誌は週に十冊くらい読んでいた。しかも隅の隅の付け足し記事が好きで。一文字残さず読み切った。風呂読みも習慣だった。いま発行されている週刊誌じたいが十冊もなくなってしまった。週刊朝日、読売、宝石、サンデー毎日、アサヒ芸能、週刊実話、新潮、文春、ポパイ、ホットドッグプレス、メンズノンノ、アンアン、週刊ベースボール、number。今では週刊誌は年に一回、サンデー毎日の大学合格総まとめ特集号くらいのものだ。最近は本屋に行くことさえほとんどなくなってしまい、黒川博行の刑事物と今野敏の『隠蔽捜査』シリーズくらいしか読まなくなってしまった。本だけからしか得られないものがある。特に高校生には本を読むことをおすすめします。
2024.03.29
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私は高校1年生になってすぐ平日は早朝に勉強するようになりました。午後7時半に帰ってきて、風呂、飯で9時には寝てしまいました。そして朝の3時20分頃の新聞配達のガタンという音で起き出して3時半から6時半まで約3時間、英語半分、数学半分です。英語はその日の予習をしていました。英文を写して辞書を使って訳をつけて学校の授業で確認していました。英語は予習の方が有効です。(良い先生がいたんですよ。)数学は復習です。教科書の問題を解いていました。休日は午前か午後のどちらかに平日はできない英語・数学以外の科目をやっていました。早朝学習のメリットは1日のスタート、心に負担のない「無」の状態で学習が始められることです。デメリットは「もう少し考えたい、もう少し問題を解きたい」と思っても登校しなければいけない時刻が来てしまうことです。メリット、デメリット比較するとメリットの方がずっと大きかったように思います。夜は頭も身体も1日の学校生活のあれこれを引きずって疲れていますし、エネルギーが枯渇気味の状態で勉強しても効果的でないような気がします。高校はほとんどの人が中学の時よりも通学距離が長くなるはずです。早く自分に合った時間の使い方を見つけてほしいと思います。ほんとうにラッキーだったのは私が通っていた頃の下妻一高はいっさい課題もなければ小テストもなく全ての時間を自分の思う通りに使えたことです。1ヶ月、1学期、1年という単位で自分自身で学習を進めることができました。駿台模試よりも難しい自製の実力テストが年4回ありました(なぜか実力テストだけ校内順位を出して張り出していた)が、そこを基準に勉強していました。なので「勉強がたいへん」と思ったこともありませんし、3年生のときは休日は1日12時間くらいは勉強していましたが趣味に打ち込んでいるようなもので義務的なことはなにもありませんでした。正直なところ現在の県立進学校だと体力的にも能力的にもついていく自信がありません。
2024.03.26
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県立高校での入学説明会が開催されたので続々開示点数を知らせてくれています。これほど実力テストの点数が反映された入試も珍しいかなという印象です。たしかに英語の点数はやや低めなのですが他の科目で微妙に調整されて合計ではふだんの点数通りになったようです。今年の3年生もおそらく学校実力テストは7回〜8回、茨城統一テストも6回〜7回あると思いますので、これらのテストを「教材」として利用してほしいと思います。
2024.03.23
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2024年 下妻一高 難関10大学+筑波大合格者北大1、東北大5、名古屋大2筑波大15(うち医学部医学科1)地域の小学生が激減している状況で上位層は中高一貫に優秀層を先取り確保され、高入生も私立が特待で早めに囲い込み、高校入試の倍率もなかなかつかず入学時の学力レベルは下がっているのではないかと思われます。それにしてもこの高校は不思議な高校で苦境に陥るかと思われるたびに何度も息を吹き返して百何十年、相変わらずしぶとく進学実績を維持しています。20年以上前に公立高校でスクールバスを最初に導入したのも下妻一高のはずです。昨年度は女子バスケット部がウインターカップで公立高校としては異例の2勝を挙げました。また野球部OBの加藤孝太郎投手が1年間早稲田大学のエースとして活躍し優勝のかかった早慶戦に先発。高校時代に加藤君の女房役だった牧島捕手も横浜国立大学の主力選手として神奈川リーグで優勝争いをする活躍されています。文武にわたる母校の益々の発展を願ってやみません。追記)公立高校に限ると、日比谷、横浜翠嵐、県立浦和、県立船橋、湘南、北野…難関大学ランキングの上位校は高入生のみ全員が3年間の高校なんですよね。千葉では中高一貫を導入した県千葉が県立船橋に完全に抜かれてしまいました。私の受験生時代には考えられないことです。茨城県はどうなるのか。先行した日立一は上手くいったようなので他も興味深く見守っていきたいと思います。
2024.03.22
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本日は茨城県立入試の合格発表日でした。ネット発表のみになってちょっと味気なくなったような気もするのですがその分だけ各自がじっくりと結果をかみしめることができるようになったかもしれません。もっとケロッとしているかと思いましたが意外と感極まっている人も何人かいまして、この日に向けて根を詰めて勉強してきたことと試験日から発表までの長さというのを実感しました。水海道ニ高を受験した1枚以外の人から連絡がありましたので途中結果を載せておきます。今年は水海道一高の倍率が一昨年に続きとても高くどうかなと心配していましたがみなさん合格しました。水海道一高は今度の高3生の学年あたりから入学偏差値も上がっていまして内心穏やかではなかったのですがなんとかなりました。受験者平均点は下妻一高の方が僅かに高いのですが一般受験者はほぼ合格する下妻一高に対して水海道一高の方は学力検査の合格者が中央値を少し過ぎたあたりでカットされてしまうはずなので、合格者平均点は(推測ですが)下妻一高を上回るかもしれません。1年間5教科の長期計画に基づいて学習に乗ってきてくれたことを感謝しております。2024年結果 3月13日 18時30分現在霞ヶ浦 1名 (サッカー.・第一志望 単願)境高 2名下妻一高 1名下妻ニ高 1名土浦日大 1名 (スーパーハイ・第一志望 単願)水海道一高 4名水海道ニ高 1名スタディ・ポート 7年間の累計水海道一高 31名 (31名受験 全員合格)境高 9名土浦日大 7名下妻一高 6名水海道ニ高 5名常総学院 3名西武台千葉 3名竹園高 1名古河三高 1名下妻ニ高 1名守谷高 1名取手聖徳 1名霞ヶ浦 1名茨城高専 1名小山高専 1名当地区は竹園高(30キロ)や土浦一高(40キロ)は自力では通学が不能ですが土浦日大はバスが回っています。僕たちの頃であれば下妻一高へ行ったはずの生徒がずいぶんと土浦日大へ行くようになりました。
2024.03.12
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英語 難(茨城県の中学生には試験時間が難)国語 中数学 一定点数を取りやすい、上位者の伸びはどこまで?社会 中〜易理科 易易しいからといって点数が伸びないのが本試験。偏差値60の高校でも380前後の人が多そう。2020年に小学6年生の学年ですからね。オンラインの成果が出せているはずなのですが…。倍率のついたところではごった煮で混戦模様な感じでしょう。それにしてもA群、B群を誤解している人があまりに多くて驚きます。もう一度入試規則をよく読み込んでほしいところです。蛇足ながらオール5の取り易さを住民誘致の宣伝に使えばいいのにと思いました。(主語なし)
2024.03.07
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理科は物理、化学、生物、地学の大問が16点ずつという形式は維持されました。ただし、「一問一答」で100点分作ったような問題でした。複雑な資料を読み取り、思考を重ねていくという問題はほとんどなく、幅広く知識の学習をしていた人にとってきわめて易しかったと思われます。理科の苦手な人にとっては「助かったぁー」という年でした。特に物理の苦手な人にとっては超ラッキーとしか言いようがありません。理科の得意な人にとっては酷な試験でした。数学も易しかったのであまり理系向きな年度ではなかったですね。残念。
2024.03.07
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社会の問題を解いてみましたが難問・珍問もなく高得点が期待できます。「松山市」にどんと5点!県庁所在地は過去20年出題されるときは県名と県庁所在地名が異なるところが使われてきたわけですが、札幌市から那覇市まであらかた出てしまい、大津市や津市のように何度も使いまわされている都市もある中、なぜか中国四国地方だけ未出題で松山、松江、高松は待機状態でした。問題に「みかん」と書かれていますし、みなさんできたでしょう。「松山」なら漢字書けますし。「愛媛」だと採点側も厄介だったと思われます。意表をついたところといえば略称を日本語の正式名称に変えさせる問題です。ODAを日本語でなんと言いますか?という問題です。(5点)政府開発援助→ODA、政府開発援助→ODA、政府開発援助→ODAと呪文のごとく練習しているので易しいと思いきや意外と逆向きの矢印(←)になると駄目な人も少なくなかったようです。今後はこのような問題も増えていくかもしれませんので来年度の実力テスト対策としてOPEC→石油輸出国機構とかPL法→製造物責任法と漢字で書く練習が必要になってきます。また漢字の間違いは1つの問題の中にいくつあっても2点減点とするということが明示されましたので、来年度の実力テストからは「墾田永年私財法」(5点または4点)と7文字で書きなさい、ただし漢字の誤りは2点減点するというようになっていくと思われます。ひらがなで書くクセのある人は間違ってもいいので漢字で書くようにしましょう。間違えるたびに覚えていくようにしましょう。また学校の定期テストもそうしていく必要があるでしょう。唯一難しかったところとしては「池田勇人」という出題があったことです。自民党の派閥「宏池会」の創設者、彼が総理大臣の時に日本の高度経済成長が始まりました。現在の岸田総理は宏池会の会長だったわけですが昨年末唐突に「宏池会の解散」を宣言しました。試験問題を作ったときはまさか70年続く名門宏池会がちょうど解散することになるなんて思いもよらなかったものと思われます。
2024.03.05
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国語はいまの形式になって3年目ですかね。初めの年は全体平均点が78点というとんでもない試験になってしまいましたがようやく作り手も匙加減がわかってきたように思います。100点または100点に近い点数の人も少なくないとは思いますがその分だけ受験者全体でみると意外に国語らしからぬ幅の広がった得点分布になりそうにも感じられました。出題内容も小説文、説明文、古文とも「公立高校入試の王道」といえるでしょう。小説文は主人公がもやもやを抱えたまま問題が終わってしまうところが個人的には好みです。選択肢にいま一歩いやらしさがあってもよかったとは思われますがそこそこ誤りの選択肢に誘導されるようにはなっています。説明文は建築の「用」・「強」・「美」の3つの機能についてきちんと整理がついた人にはあたかも数学の計算を解くようにきれいに正解できたはずです。古文も「老馬の智」という主題がわかれば正解は容易です。「老馬の智」というのは「困ったときは経験者に頼れ」という故事のようですが、そうこれこそまさに塾の「用」です。国語は5教科中最も学習時間が少なくなってしまいがちです。しかし、今年の試験問題をみると国語こそ勉強の効果が最も強くあらわれる科目といえます。当塾は3年生については他の科目と同じだけ国語の時間を取っています。これまでの読書量は関係ありません。語彙は多く知っているに越したことはありませんが1年間で受験に必要な分くらいは身につけることができます。国語の勉強を疎かにしないことが県立入試においては重要です。
2024.03.03
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