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私は、この日記をベースにした「INPLE News」をプリントして毎週得意先に配っているのだが、今日INPLE Newsを持ってある得意先を訪ねると、「インプルさんにお聞きしたいことがあるんです」と、女性職員の方が集まってきた。「ボクも女性に人気が出てきたか?」喜んだのもつかの間、「駿府公園にこんな花の咲く木が1本だけあるんですけど、分かりますか?」 ま、そんなもんだろう。 それがこの写真の木(6/27撮影)。 これはもう実になっているが、5月末に撮られた写真は花の時期だったと思われるが、見た目はあまり変わらない。 これはあの木だなと、すぐにピンときた。 どこに生えているかも覚えているのだが、名前がすぐに出てこない。「これはたしか‥‥クルミの仲間のサワグルミといったと思いますが‥‥ あとで調べてお知らせします」 調べてみるとやはりサワグルミでよかったのだが、すぐに断言できなかったのが情けない。 じつはこの木には、かつてライバルのA社の樹名板がついていて、私もそれを見て名前を覚えていたのだ。ライバル社の樹名板で覚えたのが悔しくて、この木についてはまともに調べたことがなかった。そのため記憶もあやふやだったのだが、今日確認に行ってみると、樹名板は紛失して取り付けのスプリング部品だけが木に巻き付いていた。やっぱりこういう木には樹名板がなくっちゃ普通の人には分からないだろうな。 サワグルミは全国の山地に生えるクルミ科サワグルミ属の落葉高木。雌雄同株で、4月~6月にかけて、枝先に花序を長く垂らす。雌花が咲き終わると、2枚の翼が若い果実を包み込むように伸びてきて、ハート型の翼をもったような果実を形成する。 それが2個ずつ対になって長く垂れた果穂を形成する。今の時期はまさに、この果穂が木の枝一面に垂れ下がって人目を引くが、これがクルミの仲間だということを知っている人はどれだけいるだろう?
2011.06.28
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数日前のこと、現在進めている新企画の関係で、知り合いと大井川河口近くの空き地を訪ねた。 このメンバーの中では、私はいつの間にか「花博士」ということになっている。 樹名板屋をやっているということもあり、何度か一緒に出かけた際に、私が珍しい花のうんちくをいくつか語ったことがあるため、「花のことなら何でも知っている」と誤解されてしまったようだ。 植物の種類は数千種類もあるというのに、私に分かるのはせいぜいその1割か2割にすぎず、とても心苦しいのだが、街で見られる花ならたいていは分かるようになったため、ここは彼らの期待を裏切るわけにはいかない。 そんな中で、「あれはなんですかね?」と聞かれたものに半夏生(ハンゲショウ)があった。じつは私もうろ覚えだったのだが、葉っぱが白くなる草ということでこの名前を記憶していた。 その時には写真を撮る暇がなかったが、つい昨日のこと、取引先を訪ねる途中のお宅の庭に、この白い葉っぱが群生していた(6/21撮影)。 これまでにも数株単位で生えているところは見たことがあったが、これだけまとまっているところは初めて見た。 庭の中に一歩お邪魔してアップで撮影。 これがハンゲショウの白くなった葉っぱと穂状の花だ(もう1枚)。 花の近くの葉っぱだけが白くなるというから不思議なものだ。 ハンゲショウは本州から沖縄、中国、フィリピンなどに分布するドクダミ科の多年草。山裾の湿地などを好んで繁殖するそうだが、近年水湿地の減少によって生育地が失われ、絶滅危惧種に指定されている県も多いという。 葉が白くなるのは花の時期だけで、花の終わる夏の盛りには普通の緑の葉になってしまうという。 そうなったら私には、ハンゲショウは見分けられないだろうな。
2011.06.22
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今年もまたあの花が咲きはじめた。 初めてこの花を見た人は、この不思議な形にビックリするんじやないだろうか? これがアメリカデイゴ(6/15撮影)だ。 アメリカデイゴは南米原産のマメ科の落葉小高木で、アルゼンチンとウルグアイの国花にも指定されている。 真っ赤な花が6月から9月ごろにかけて、3~4回に分けて咲く。 メキシコではこの花を生で食べたり煮物にしたりもするという。 このアメリカデイゴは別名海紅豆(カイコウズ)ともいい、この名で鹿児島県の木にも指定されている。 沖縄県の花デイゴの仲間で、寒さに弱いデイゴは南国でしか見られないが、このアメリカデイゴは関東地方以南の温暖な地では街路樹や公園木として栽培されることもあるという。 そうはいってもどこででも見られる花ではないが、静岡では公園や庭木として植えられていることも多く、夏の暑い時期に濃い緑の葉の中に鮮やかな紅い花を覗かせて人目を驚かせている。
2011.06.18
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こちらは昨日登呂公園でみつけたスイカズラ(6/9撮影)。 この特徴のある花は一度覚えたら忘れられないが、どうも黄色っぽく変色した花が多くて、薄汚いという印象があった。ところがこれは、咲き始めが白くてだんだん黄色くなっていく花だという。そこから金銀花(キンギンカ)という別名があるそうだ。 そういわれてみれば、この黄色っぽい花も金色に輝いて見えてくるから不思議なものだ。 スイカズラはスイカズラ科の木本性の常緑ツル植物。花に甘い蜜があって子供たちが吸うことから「吸い葛」と名づけられたといわれる。 5月から6月頃、特徴のある形をした花を咲かせる。 また、常緑で冬を堪え忍ぶことから「忍冬(にんどう)」とも呼ばれるという。
2011.06.10
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こちらは先週、富士市を歩き回った際にみつけたネズミモチのような黒い実(6/1撮影)。 しかしこのとげとげの葉っぱは柊(ヒイラギ)じゃないか? どうみてもこの葉っぱはヒイラギだが、ヒイラギってこんな実をつけたんだったかな? ヒイラギについては何度か調べたことがあったが、実に関する記述は記憶にない。 調べてみると、これは間違いなくヒイラギの実。 ヒイラギはモクセイ科の常緑小高木で、葉っぱは固くて光沢があり、トゲのように発達した鋸歯をもつのが特徴。 このトゲは、若木ではよく発達するが、老木になるとトゲがとれて丸くなる。ヒイラギの花はあまり目立たないが、11月から12月にかけて白く小さな花をつける。 ここまでは私の記憶にあったが、さらにつづきがあった。 雌雄別株で、雌株になる果実は翌年の夏に黒く熟すという。 キンモクセイと同じモクセイ科で雌雄別株。 これまで実を見かけなかったのは、これも雌株はあまり多くはないのかもしれない。
2011.06.06
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イヌマキといえば民家の生け垣などにありふれた植物で、あの細長い葉っぱは年中見慣れているのだが、なぜか花や実を見かけたことがない。 ところが先日、藤枝市内を歩き回っている最中に、初めて花をみつけることができた(5/25撮影)。 これが花だったのか。あまり目立たない花とは聞いていたが、どうやらいままで気づかなかっただけのようだ。 イヌマキは成長すれば20mを超える大木になるマキ科の常緑高木。見慣れている生け垣からは想像もできないが、神社などでは時々イヌマキの大木を見かけることがある。 イヌマキは通称マキとも呼ばれるが、私は以前、神社のマキと生け垣のイヌマキとは別物だと思っていたほどだ。 雌雄別株で、穂状に伸びる薄黄色の雄花をつける雄株と、葉の付け根に雌花を一つずつつける雌株があるという。 これが雄花だったんだ。なるほどいままで気づかなかったわけだ。 周囲を探してみたが、残念ながら雌花はみつけることができなかった。 イヌマキは10月頃、赤く色付いた実(じつは本物の実ではなく花托(かたく)というもの)の上に白緑色の実をつけ、この赤い花托の部分は甘みがあって食べられるというのだが、目立たない雄花と、数少ない雌株では、なかなか花や実を見かけないわけだ。
2011.06.01
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