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樹木調査最終回は、静岡市街地から30分足らずの日本平中腹にある遊木の森(11/24撮影)。 進入路が分かりづらいのがやや難点だが、市街地のすぐ近くに残る里山として、子供たちの自然学習の場として活用されている。 標高が低く、クリ・コナラの二次林が多く残るため、クリ拾いに来る人も多いという。 ただ、ここは9月の台風15号でクリやコナラの木が大量に倒れたため、1ヵ月近く閉園し、現在も山中の遊歩道のほとんどが通行止めの状態。 我々が調査を行った日も、倒木の撤去や遊歩道改修のため、多くの作業員の方々が働いていた。 ここは、有度山(日本平)中腹の2つの谷筋にまたがる公園で、中央の尾根部を挟んで原っぱ部と谷戸部に分かれている。 一般的には原っぱ部の方が自然観察や各種のイベントに使われることが多いようだが、尾根を越えて谷戸部に入ると、古くから水田や畑として使われたなごりの田園風景が残っている(1枚目)。 遊木の森を訪ねたら、ぜひ稜線の遊歩道を歩いて、谷戸部にもお訪ねください。 (あと2枚) こちらは原っぱ部のあずまや周辺で盛んに実をつけていた檀(マユミ)の実(2枚目)。 私はこの実がならないとマユミの木を見分けることができないのだが、マユミは北海道から九州まで、日本各地に分布するニシキギ科の落葉小高木。枝がよくしなるので、弓を作ったことから「真弓」の字も当てられる。 晩秋の頃、ピンク色に熟した実が割れて、真っ赤な種が顔をのぞかせる。
2011.11.26
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今週は伊豆市天城昭和の森の調査。 今回の調査対象地は、旧天城隧道を抜けて寒天林道を登った先にある野鳥の森。標高1173mの八丁池のすぐ近くだ。 寒天林道は一般車通行禁止だが、我々は県の調査というお墨付きをもらい、林道の鍵を借りて調査地に向かう。 伊豆にはずいぶん通ったことがあるが、旧天城隧道は初めて。 ここでは私もただの観光客としてさっそく写真撮影(11/15撮影)。 このトンネルは明治37年(1904年)に完成したもので、それ以前はトンネル脇の道から険しい峠越えが続く最大の難所だったという。「天城越え」の難関はこのトンネルではなく、この峠道だったとのことだが、我々には、車を使わなければこの旧道自体がかなりの難関だ。 この道を歩いて八丁池まで登る人も多いが、我々は車の入れるぎりぎりまで車に乗って進入。 野鳥の森の遊歩道3kmあまりを歩いて100本あまりの樹木調査を行った。 距離的にはそれほど長くなかったのだが、山道というのは平地を歩くのに比べると倍以上の時間がかかる。さらに葉の落ちきってしまった木が多く、調査に時間がかかったこともあり、結局調査開始から終了まで、4時間近くかかってしまった。 八丁池まであと500mという地点まで行っていたのだが、その500m(往復1km)が途方もなく長く思われて、結局八丁池は断念した。 翌日は道の駅「天城越え」の昭和の森会館の樹木調査を行い、帰り道に秘境といわれる万城(ばんじょう)の滝を訪ねた。 四季を通じて水勢が衰えないという高さ20mの滝は、まさに男性的な雄々しさをたたえていた(1枚目)。 こちらは万城の滝入口でみつけたテイカカズラの実(2枚目)。 テイカカズラの花はよく知っていたが、こんな不思議な形の実がなるとは知らなかった。 専門家に「これがテイカカズラの実だよ」と教えられて初めて気がついたという次第。 やっぱりまだまだだなあ。 (あと2枚)
2011.11.17
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今週は浜松市浜北の県立森林公園の樹木調査。 この公園は、1965年に開設された215haの県有林。 管理棟バードピア浜北を中心に、スポーツ広場や親水広場に加え、多数の自然観察道が整備されている。 宿泊研修施設森の家の近くには、延長150m、高さ48mの吊り橋「空の散歩道」がある(11/8撮影)。 高さ48mの吊り橋から下を眺めるとなかなかの迫力だが、揺れる吊り橋の上から撮影した写真はピンぼけばかりで役に立たなかった。 このあたりは里に近いため紅葉はまだほとんど始まっていないが、森の中は赤い実の真っ盛り。 今日は中でも特に目立ったいくつかを紹介しよう。 (あと3枚) まずはコバノガマズミの実(1枚目)。 スイカズラ科の落葉低木で、名前の通りガマズミより葉っぱがやや小さいようだが、区別しにくいことがあるという。葉の両面に毛が密生していることが特徴だという。 続いてサルトリイバラの実(2枚目)。ユリ科のつる植物で、茎が節ごとに曲がっていて刺もあるため、猿も引っかかるという意味だという。 赤い実が放射状に集まってつくのが印象的だ(右)。また、時間が経つと表皮が乾燥し、最後には黒く熟すようだ(左)。 最後はソヨゴの実(3枚目)。雌雄別株のモチノキ科の常緑小高木。 常緑の青い葉っぱのまわりに、長い果柄をつけた赤い実がぶら下がる。モチノキ科には赤い実が多いが、これほどぶら下がる実はほかにはないだろう。これは覚えやすい。
2011.11.11
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浜松のみなさんお待たせしました! 去る10月31日、アクト通りのメタセコイアに樹名板を取り付けました(10/31撮影)。 メタセコイアとは、もともとは化石に名付けられた名前で、すでに絶滅したものと考えられていたのが、第2次大戦の最中に中国の奥地で生育が確認され、戦後、「生きた化石」として世界各地で栽培されるようになったものです。 各地での植栽がはじまってからまだわずか50年ほどですが、成長が早いためすでに10m以上の大木に育っているものも多くあります。 このアクト通りにも数十本のメタセコイアが植えられており、ほとんどが10m近くにまで成長しています。 この木は、針葉樹には珍しい落葉樹で、秋に紅葉(茶色)して葉を落とすのが特徴です。この機会にぜひ、メタセコイアを覚えてやってください。 また、この周辺ではメタセコイアばかりでなく、ケヤキやハナミズキ、クスノキやトチノキなど、様々な街路樹にも樹名板を取り付けました(あと2枚)。 それぞれ特徴のある木ばかりです。 散策の途中で樹名板をみつけたら、ぜひご注目ください。
2011.11.02
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