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あの大震災以来、とんと明るい話題が聞こえてこない。 4月の静岡まつりが中止、5月の浜松たこ揚げまつりも中止、夏の安倍川花火大会も早々と中止が決定した。 東北のみなさんが苦しい生活を余儀なくされている中、お祭り騒ぎでもないだろうという考えはもっともだが、通常の生活を続ける私たちにも、お祭り騒ぎとはいわないまでもせめてささやかな季節の行事は大切にしたいものだ。 そんな中、先週訪ねた吉田町の吉田公園では予定通り4月3日(日)からチューリップまつりを開催すると聞いた。 オープニングの音楽隊セレモニーは中止することにしたが、花を楽しむチューリップまつりは計画通り実施するとのことだ。 こういう時期だからこそ、季節の花を楽しむ心の余裕だけは失いたくないものだ。 吉田公園の決断におおいに賛同したい。 お時間のある方はぜひ、4月3日から10日までの吉田公園チューリップまつりにお出かけください。 先週の吉田公園では、チューリップはまだ咲き始めだったが、ちびっ子広場のアイスランドポピーが咲き誇っていた(1枚目)。 一般に栽培されているポピーには大きく分けて大振りの花のオリエンタルポピー、小振りの花のヒナゲシ、その中間のアイスランドポピーがあるという。 吉田公園のアイスランドポピーは、オレンジ、黄色、ピンク、白と、色とりどりの花を咲かせている(2枚目)。 (あと2枚) ところで、ポピーといえばケシ科の花だが、麻薬のアヘンの原料となるケシは栽培が禁止されている。 一般に植えられているポピーからはアヘン成分は取れないのでご心配なく。
2011.03.29
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先日、久しぶりに登呂公園を訪ねると、あのひょんの木に真っ赤なつぼみがたくさんついている(3/23撮影)。 これは開花間近だな。 どんな花が咲くんだろう? また楽しみが増えたわい。 ついついひょんの木といってしまうが、この木の正式名称はイスノキ。 イスノキは伊豆半島以西に分布するマンサク科の常緑高木で、大木になると天然記念物に指定されているものもあるという。 この木の特徴は、さまざまな虫こぶができることで、8種類くらいのアブラムシが葉や茎などにさまざまな虫こぶを作るという。なんともいたいけな木だ。 なかでも新芽につく虫こぶは、まるで実のように丸々と大きく固くなり、ちょっと加工するだけで笛ができるという。自然のままでもアブラムシが出て行ったあとに穴が開いて、風が吹くとヒョーヒョーと鳴るそうで、そこからひょんの木という呼び名があるという。 私はこのひょんの木という呼び名がおおいに気に入っている。 さて、ひょんの木の花はどんな花だろうと調べてみると、なんと、これが花だったという。花びらが退化して、とても花とは思えないが上部が両性花で、下部が雄花序だということだ。しかし、これではどこがどうやらまったく分からない。
2011.03.26
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東日本大震災から1週間。 福島原発の問題や津波被災地の行方不明者、各地で頻発する余震や計画停電など、震災の影響は計り知れないものがあり、世の中は沈滞ムードに覆われている。 しかし私たちにできることは、まずは節電に努め、買いだめを控えるなど、自分にできる範囲の協力をしながら、平静な生活を続けていくことしかないだろう。 私にできることは、季節の花の便りを伝えることで、ここを訪れてくださったみなさんの心にわずかな癒しをお届けするくらいのものだが、おつきあいいただければ幸いです。 さて、こちらは数日前に見つけた幣辛夷(シデコブシ・3/14撮影)。 コブシに似た白い花は3月から4月にかけて咲き、コブシよりもさらに花びらが細く長く、枚数も多くてヒラヒラと風に揺れる。この写真のように花びらがピンクのものはベニコブシと呼ばれるそうだ。 シデコブシの「シデ」とは、神事に使う玉串などに垂れ下げるシデ(四手・紙垂)からくるもので、四手辛夷とも書く。 幣は「しで・ぬさ」などと読むが、これも神事に用いる四手と同様のものを指し、広辞苑では、シデコブシに幣辛夷の字を当てている。 シデコブシはモクレン科の落葉小高木で、同じモクレン科のコブシとタムシバの交雑によって生まれたものと考えられている。自生地は中部地方南部と兵庫県の一部に限定され、湿原の周辺や渓流沿いなど湿地環境を好むため、分布も限られ自生種は絶滅危急種にも指定されているという。 しかし、栽培ものが庭木として比較的普通に植えられており、街中でも見ることができる。 こちらのお宅でも、満開の花がひらひらと風に揺れていた(もう1枚)。
2011.03.18
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まずは震災被害に遭われたみなさま方にお見舞いを申し上げます。 金曜の午後以来、刻々と深刻化する震災のニュースに心を痛めています。 「こんなときにお気楽に花ブログかよ」 とのお叱りもあるかもしれませんが、こんなときだからこそ私たちは、平静な生活を続ける必要があると思っています。 さて、今日の静岡は春うららの平穏な1日。 昼休みにいつもの公園を訪ねると、なにやら白い花が咲いている(3/14撮影)。 これは梅でも桜でもないが、バラ科のサクラの仲間に違いない。 花は手の届かない高さに咲いていたが、めいっぱいのズームで撮影して持ち帰る。 どうやらこの白い花は見覚えがあるぞ(もう1枚)。 いつか見たサクランボ、西洋実桜の花がこんな花だったようだ。 もう一度サクラ属の花をおさらいしてみると、アーモンドはピンクの花、アンズも薄いピンクの花。 梨は白花だが花の姿が違う。 スモモと西洋実桜の花が、よく似た白花で私には見分けがつかないが、静岡市内にはサクランボのなる木を植えている家が比較的多いことから、これはサクランボ、西洋実桜の花ではないかと判断した。 ソメイヨシノやオオシマザクラなどの花を観賞する桜の実はなっても小さくて固く、食用にはならない。 食用になるサクランボはこの西洋実桜の実なのだ。 セイヨウミザクラは、ヨーロッパに多く自生するバラ科の落葉高木で、果実(サクランボ)を採るために栽培され、品種改良によってさまざまな品種が創られている。日本には明治初期にヨーロッパから移入され、山形県や福島県でさかんに栽培されている。
2011.03.14
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昨日はデジカメを充電器に繋いだまま置き忘れたため撮影できなかったが、青葉通りの山茱萸(サンシュユ)が咲き始めていた(3/10撮影)。 これもここ数年毎年紹介している花だが、こうやってアップの写真を見る限りではなかなかしっかりとした花に見える。 ところが、花自体が小さい上に、葉が出る前に花だけが咲くため、茶色の木の枝先に小さな黄色い花がついても、遠目にはあまり目立たないことが多いのだ(もう1枚)。 この木は毎年ひっそりと花をつけているのだが、いったいどれだけの人がこの花に気づいているだろう? サンシュユは、中国原産のミズキ科の落葉小高木で、日本には江戸時代の中期に渡来したとされる。2月末から3月にかけて、黄色い小さな花をたくさん咲かせ、早春を代表する花の一つだ。 「さんしゅゆ」とは中国名の「山茱萸」の音読みで、「茱萸」はグミのこと。秋にはグミに似た赤い実がたくさんなる。 この実を日干しにしたものが生薬の山茱萸といって、強壮薬や、めまい、耳鳴り、頻尿、老人の夜尿症などに薬効があるという。 早春に咲く黄色い花から春黄金花(ハルコガネバナ)、秋の赤い実から秋珊瑚(アキサンゴ)などの別名もある。また、訓読みでヤマグミと呼ばれることもあるようだ。 なお、同じ茱萸の名を持つが、アキグミ(グミ科)などのグミとはまったくの別物である。
2011.03.10
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昨日は東京では雪が降ったとか。 静岡も小雨のぱらつく寒い1日だったが、今日は日中はよく晴れて暖かくなった。 もうしばらくは暖かくなったり寒くなったり、こんな気候が続くんだろう。 こんな気候のためか、街中の白木蓮(ハクモクレン)の開花にもばらつきがあるようだ。 今年は今日になって初めて白木蓮の開花を確認したが、すでに5分咲きほどに咲き始めている木もあれば(3/8撮影)、まだつぼみの木も少なくない。 例年は開花がはじまると数日で一斉に満開を迎えていたが、今年は満開の時期もずれ込むかもしれない。 しかし、青い空に向かって咲くこの白木蓮の花はいつ見ても美しい(もう1枚)。 特に、満開の白木蓮の木は、大きな白い蝶が一面に群れているようで、なんともいえず華やかだ。間違いなく私の好きな花ベスト5に数えられる。 しかも、この花が咲き始めると、もう春が近いことを実感することができる。 私にとっては毎年の春一番の楽しみの花だ。
2011.03.08
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こちらは以前から気になっていた不思議な植物(3/1撮影)。 この季節にピンクの釣り鐘状の花をたくさん咲かせる(1枚目)。 葉っぱの様子から多肉植物の一種だろうとは思っていたのだが(2枚目)、どこから手をつけていいものやら分からず、ずっと避けて通っていた。 ところが数日前、ふとしたことからこの花にたどり着いた。 セイロン弁慶草(ベンケイソウ)というそうだ。 熱帯地方原産のベンケイソウ科カランコエ属の多肉植物で、学名をカランコエ・ピナータという。日本には西南初頭や小笠原諸島に帰化しているという。 ベンケイソウ科といえば、私の好きなセダム属、メキシコマンネングサなどの近縁種だったんだ。 (あと2枚) 花の形から灯籠草(トウロウソウ)とも呼ばれるそうだが、この植物の特徴をよくあらわすのは葉から芽(ハカラメ)という呼び名だ。 葉っぱの縁にたくさんの不定芽(小さな芽)をつけて子株を増やすのが大きな特徴だという。 そういえば、我が家の観葉植物にも葉から芽を出して子株を育てる植物があった。 花は咲かないようなので、同じ仲間のクローンコエ(子宝草・マザーリーフともいう)ではないかと思う。 あまりに身近すぎて気づかなかったが、最盛期には葉っぱの縁一面に根っこを生やした小さな芽をつける、なかなかおもしろい植物だ。 こんど芽が出たらご紹介しよう。
2011.03.01
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