フットボール(サッカー)戦術研究

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2018.08.25
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J1第24節 セレッソ大阪vsサンフレッチェ広島の試合を観戦。1-0でサンフレッチェ広島の勝利。以下、試合内容をレポートします。(長文で失礼します。)


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【戦術】
セレッソは3バックから両サイドバックを前目に張らせたうえ、杉本、2シャドー、ボランチが連携して、サイドチェンジを交えながらパス交換から崩していく戦術。
サンフレッチェはディフェンスライン、ボランチのビルドアップから、2トップのパトリック、渡への縦パスを基点に中盤が押し上げてパスを交換しながら攻める戦術。

【試合の流れ】
(前半)
序盤はセレッソが両サイドを基点としてチャンスをうかがうのに対し、サンフレッチェはパトリック、渡への縦パスを基点にチャンスをうかがう。
試合が動いたのは18分、サンフレッチェが右サイドの連携から柴崎が上げたクロスの跳ね返りに反応した稲垣の、地を這うような左足ボレーが決まり、サンフレッチェが1-0と先制する。
その後、サンフレッチェが粘り強いディフェンスから、パトリックを基点に柏、稲垣、柴崎らがセレッソ2シャドーの裏のバイタル付近のスペースを有効に使って、セレッソのディフェンスラインを下げさせることに成功し、試合を優位に進める。

セレッソは25分にオスマルがミドルシュートを打つが、林にセーブされる。ディフェンスラインが押し込まれたこともあり、決定機は作れずに、前半はサンフレッチェが1-0とリードして終了。

(後半)
セレッソがソウザが基点になり、またサイドチェンジを使いながら両サイドからクロスを多用してチャンスをうかがう。
セレッソが52分に右サイドで松田からボールを受けた清武のクロスに高木が合わせるが、ゴール外に外れ、70分に清武のミドルが林の正面を突いてしまう。
サンフレッチェはセレッソのサイド攻撃を的確に跳ね返して奪ったボールを有効なカウンターにつなげていく。
65分に柴崎?からのスルーパスにパトリックが1対1で抜け出し、さらに81分、88分にもパトリックが1対1でセレッソディフェンスラインの裏をうまく抜け出すもキム・ジンヒョンの好セーブなどで得点には至らず。
セレッソは終了間際に、サイドからのクロスやCKでチャンスを掴むも得点ならず、サンフレッチェが1-0で逃げ切る。

【システム】
(セレッソ大阪)3-4-2-1(右から)
GK キム・ジンヒョン
DF 木本、ヨニッチ、オスマル(86分 片山)

2シャドー 清武、高木(78分 山内)
FW 杉本
(守備時は5-4-1?)

(サンフレッチェ広島)4-4-2(右から)
GK 林

ボランチ 青山、稲垣
MF 柴崎(72分 吉野)、柏
FW パトリック、渡(59分 ティーラシン)
(守備時も4-4-2)

【ポイント】
サンフレッチェがパトリックを基点としてセレッソのディフェンスラインに脅威を与えたことと、終始粘り強いディフェンスができたこと。

【まとめ】
サンフレッチェは、前半はパトリックのポストプレーを基点に中盤がスムースに押し上げてセレッソのディフェンスラインを下げさせて優位に立ち、後半はセレッソのサイド攻撃を跳ね返しながらカウンターで脅威を与えることができた。後半カウンターで得点できれば、もっと楽な展開になったはず。9月ホームの鹿島戦、FC東京戦あたりが山場か?
セレッソはパトリックに手こずったうえ、柏、稲垣らにスペースを中盤裏の使われてディフェンスラインを下げさせられたのが敗因。攻撃面では、後半ソウザが積極的に絡んだことで両サイドからチャンスが生まれたが、粘り強いサンフレッチェディフェンスの前に終了間際以外に決定機は作れなかった。先制されたこともあって、試合運びの流れが悪かった。





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最終更新日  2018.08.25 22:46:42


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