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6日ぶりの晴れ。台風25号の影響がどうかと手賀沼の様子を見に出かけました。柏市側、我孫子市側のいずれの遊歩道も沼の水があふれた痕跡は認められましたが、通行できないエリアは皆無でした。ただし、水田の畔はぬかるんでいるところが大部分でした。(今シーズンもノビタキ登場)まず沼南側の水田地帯でノビタキのを探すと、2羽が草原で飛翔している姿を発見。1羽は頭部が黒っぽく見えたので雄成鳥の可能性が高いものと思われました。昨年の初認は9月22日でしたのでほぼ同時期の渡来でした。水田ではアオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギが餌探しに余念がありませんでした。(13日に姿を見つけたシマアジが滞在中)同じポイントでシマアジの姿を見つけました。虹彩の色は光線の具合もあり鈍い色に見え、脇の羽最上列の各羽は大きめで丸みがあり、眉斑がはっきりしたなどの特徴から雌生殖羽と思われました。(雌生殖羽の虹彩は茜色に見えるますが、今日の場合は光線の具合で暗色に見えたものと思われます)(シマアジの姿があった水域で川霧発生)シマアジとコガモ、コサギの姿のあった水面で冷たい空気が温かい水面に触れたときに発生と言われている川霧を目撃しました。晴れて放射冷却で冷え込んだ早朝によく発生すると聞いていますので日中に目撃したのははじめてでした。(葦原ではゴイサギの小群とダイサギ、コサギの姿を観察)シマアジの姿を見つけたエリアの葦原にはゴイサギ10羽前後とダイサギ、川霧の中で餌探しをしていたコサギの姿を観察しました。(写真)2026年9月24日撮影
2026.09.24
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秋の小鳥たちが渡っていく時期となり、松戸市八柱霊園と千駄堀の21世紀の森と広場を探索しました。八柱では、林の中をヒタキ類が忙しく動き回っている姿を見つけました。1羽は写真1枚目のような頭は褐色で、翼に青みがあり、腹が白いオオルリ雄と思われる個体、もう1羽は上面に褐色味があり腹に黄色味のあるキビタキと思われる個体でした。なお、アップした写真は昨シーズン撮影のものです。そのあと、千駄堀に立ち寄りましたが、豪雨の影響なのかところどころ水たまりができ、ぬかるみがあったりの状態でした。池にはカルガモ、コサギの姿を見つけたのみでした。なお、昨シーズン、ガマズミの実を食べにキビタキ、エゾビタキが飛来したエリアにも立ち寄りましたが、実のなり具合が悪いようで小鳥たちの姿を見つけられずでした。そのかわり、近くの彼岸花にアゲハチョウ科キアゲハ、アゲハが次々に飛来する姿を楽しみました。(写真)2026年9月25日
2026.09.25
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秋の渡りの時期、カッコウ科の鳥類が公園、霊園などに立ち寄る姿を見かけます。識別ポイントは、鳴き声、大きさ、上面の色、体下面の横斑、下尾筒の色と横斑、初列風切の横斑、虹彩の色です。(1)腹の横斑カッコウ科のジュウイチ、カッコウ、ツツドリ、ホトトギスのうち、腹の白地に黒色横斑があるのはカッコウ、ツツドリ、ホトトギスです。カッコウの黒色横斑は細い11~13本、ツツドリは間隔の広い太めの横斑が9~11本、ホトトギスは太めで間隔のある黒色横斑が7~9本です。なお、ジュウイチには横斑はありません。なお、カッコウは後頭に白斑があります。一枚目の写真は昨日八柱で観察したツツドリ、二枚目の写真は2022年9月7日に都内で観察・撮影したツツドリです。三枚目、四枚目は2017年9月2日野田市で観察・撮影したカッコウです。(2)下尾筒の横斑と色下尾筒に注目してみると、ジュウイチ、ホトトギスには横斑は見えず、カッコウ、ツツドリには黒色横斑があります。また、カッコウでは白地に細かい黒色横斑、ツツドリでは淡いバフ色にはっきりとした黒色横斑があります。一枚目も二枚目のツツドリと三枚目、四枚目のカッコウを比較してみると、違いがおわかりいただけるものと思います。
2023.09.06
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印旛沼沿岸に姿が見られるモモイロペリカン(通称ガー君またはカンタ君)は、2002年に姿を観察して以来、早25年が経過しています。それ以前に姿があった可能性もありますから、年齢は25歳以上ということになります。先週5月29日に観察した際は、体が濃いピンク色となっていました。これまで観察した際に撮影した画像を使って羽色のいろいろを整理するとともに知見を整理してみました。(ピンク色への変化)サンシャイン水族館オンラインショップが紹介している中に、羽の色の変化について次のように記されています。羽の色が変化する仕組みには諸説あり、食べる餌の成分により羽の色が変わるともいわれています。モモイロペリカンのお尻の近くにある尾脂腺からは、防水効果のある油脂が分泌されており、それを羽に塗ることで際にピンク色に変化します。(https://onlineshop.sunshinecity.jp/blog/post-3828/)写真1枚目は2026年5月29日の撮影したもので体が濃いピンク色、写真2枚目は漁師の船に同乗しているもので体は白色です。(モモイロペリカンの喉袋)前記ホームページには、喉袋についても解説があります。内容は、「喉袋の皮膚はゴムのように柔軟に伸び、なんと最大で10Lほどの水が入ります。喉袋に入った水はくちばしの端から排水。上下のくちばしがうまく噛み合う様になっていて、中のものを出さず、水だけ出すことができ、魚だけを飲み込める仕組みになっています。大きなくちばしと喉袋を広げて魚を捕まえる様子は、なかなかの迫力です」と記されています。写真3枚目は2024年7月3日に撮影の姿、写真4枚目は2019年7月29日撮影の姿です。(印旛沼のモモイロペリカンの雄それとも雌?)外観からは雌雄の識別をするには難しいと聞いていますが、外観から識別する方法がないかと調べてみました。日本平動物園のホームページに「繁殖期の間、オスは顔の皮膚が黄色がかったピンク色になり、メスは明るいオレンジ色になる。脚はかすかに茜色を呈する」と記されていました。多磨動物園のホームページにも同様の解説がありました。(https://www.nhdzoo.jp/animals/naka.php?animal_uid=168)(https://www.tokyo-zoo.net/tama/encyclopedia/great-white-pelican/index.html)(風切について)モモイロペリカンの幅広の翼を広げると黒い風切が見えます。写真5枚目から8枚目が翼を広げた際に見えた黒い風切です。桐原(2000)が述べているように、風切は翼下面でもはっきりと黒く、雨覆の白と黒との境が明瞭です。印旛沼の個体では観察したことがありませんが、ヨーロッパの集団がアフリカのに渡り越冬をする際に幅広い翼を広げて遠くまで出かける姿が文献で紹介されています。(冠羽について)後頭部に房状の冠羽があります。寝かせている時と冠羽を起こしている時の形状の変化があります。写真9枚目、10枚目がその光景です。(ダイナミックの水浴び)船着き場近くの水域で水浴びをする光景を見かけます。写真11枚目がその光景です。船着き場から水をすーと移動し、大きな翼を羽ばたき水浴びを行っていました。(引用)長谷川博.1991.カツオドリ、ペリカンの仲間たち.朝日百科 動物たちの地球.p6-61.朝日新聞社.(写真)1枚目:2026年5月29日、2枚目:2021年10月30日、3枚目:2024年7月3日、4枚目2019年7月29日、5枚目:2025年3月10日、6枚目:2021年10月30日、7枚目:2021年6月5日、8枚目2021年3月6日、9枚目2018年12月2日、10枚目:2018年12月2日、11枚目:2021年3月6日撮影
2026.06.05
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北西の風が強いにもかかわらず気温が30℃をこえ5月としては異例の暑い一日でした。ヨシゴイと出会える時期となりましたので、印旛沼沿岸の吉高機場から印西市下井を探索。スタート地点の吉高機場近くの船着き場でモモイロペリカンのかんちゃんの姿を見ると、桜の花のようなピンク色の体と喉袋あたりが赤っぽい色の生殖羽となっていました。(ヨシゴイは葦原の突端を何度も飛翔)日本のサギ類中でも最小サイズのヨシゴイが葦原と沼の水面の境目あたりを何度も飛翔。風が弱い条件では軽々と飛翔と時折滑空をまじえて飛行する姿を目撃しますが、強風の影響で滑空は見られずじまいで次回のお楽しみとなりました。記録写真は距離の遠さでななわなかったので昨シーズンのものをアップしました。(繁殖期でもミサゴの姿あり)ミサゴをほぼ通年姿わ見かけます。はるかかなたの水面の杭に止まり、捕獲した魚をついぱんでいました。(遊歩道近くではカワセミ、オオヨシキリの姿を堪能)水路ではカワセミが何度も登場し、嘴よりサイズの大きい魚を捕獲し丸のみ。お見事でした。機場から下井にかけての遊歩道脇の葦原では、あちこちにオオヨシキリの姿を見つけました。早く渡来したオスはアシ原の密度が高い場所を選択して穂先や高所でさえずります。雄の20-30%が複数の雌とつがう半面、なわばりを構えても1羽もつがえない雄も相当数いると言われます。どのような要素が影響しているのかと興味のあるところです。(写真)2026年5月29日撮影
2026.05.29
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18日にタマシギと出会うことができましたが、何度かは顔をあげたりあくびをしたりを披露してくれたものの、大半は葦原の中に姿がありましたので採餌している様子などを観察できないかと現地を訪ねました。動きが活発で今日は、葦原の外に出て採餌する様子を目撃できました。餌は甲虫類や昆虫類の幼虫を採食すると聞いていますが、何を採ったのかは確認できず。今日は、前回に比べてその羽色などをしっかりと観察できたのも収穫でした。顔から胸は灰褐色で、雨覆いに黄色の丸い斑は認められず、雌のような顔と上胸の赤褐色はないこと、目の周りに黄色味と黄褐色の頭央線があり、嘴は薄紅色で先端あたりで下方に曲がっていました。これらの特徴から成鳥ではなく、若鳥または第一回冬羽ではないかとも思いました。このほか、同じ葦原で採餌していたアカハラ、複数の巣にカワウの姿、小合溜の水面はキンクロハジロを見かけました。(写真)2023年2月22日撮影
2023.02.22
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かつて水戸街道の宿場町として賑わった街の橋梁で長年チョウゲンボウが営巣・子育てをしています。今シーズンの様子を見に現地に立ち寄りました。最寄り駅から向かうとチョウゲンボウが2羽、グランドで採餌をしていました。さらに、子育てをしているポイントに移動すると、雌がキュリリーキュリリーと鳴き声をあげ雄は呼応するようにキッキッと鋭く鳴き声を出していました。雄がグランドで獲物をゲットして帰還すると、跳ねるような感じで雌が接近し獲物を受け取る光景も目撃しました。あわせて、羽根の模様のいろいろを観察。尾羽の先端が黒いこと、初列風切のサメの歯のような模様などをじっくり観察できました。これから産卵、子育てとなるものと思います。見守りつつ、観察を続けていきます。(写真)2023年3月15日撮影
2023.03.15
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柏市側では田んぼの代かきがスタートし、コチドリ雌雄が複数飛来しテリトリー確保で大忙しです。谷津田でも耕起が行われ、サシバがトラクターの動きを凝視し小動物の登場をひたすら待機していました。その後、我孫子側に移動し沼の遊歩道を探索すると、地面で餌を探すアオジ、縄張りを巡回していたキジの雄、そしてコガモを捕獲して羽をむしり内臓をたいらけげているオオタカを発見しました。そこにハシブトガラスが飛来し餌のコガモを横取りしようと激しいバトルが展開となりました。カラスの執拗な動きにオオタカは餌を放棄し近くの木に渡去。すぐそばには、セグロカモメの姿があり、バトルを見ていたと思いますが静観の構え。(写真)2024年4年15日撮影
2024.04.15
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今週に入って三番瀬にオバシギの姿を観察したと鳥友から情報をもらいました。例年ですと、8月に入ってから飛来することが多いのでが、少し早い時期の渡来です。そろそろ、干潟でコオバシギとオバシギの姿を見かける時期となります。コオバシギの羽色のいろいろを復習し、オバシギの羽色との復習をしてみました。皆さんの参考となれば幸いです。一枚目は2019年8月に出会ったコオバシギ夏羽です。夏羽は頭部から胸にかけて赤褐色ですが、8月は胸から腹のみ赤褐色です。二枚目は2015年9月に出会った幼羽です。白い羽縁が目立ち黒くて細かいサブターミナルバンドがありました。三枚目は2013年9月に出会った幼羽ですが、二枚目と比べると大雨覆が黒く変化しています。四枚目と五枚目はオバシギです。四枚目は2020年8月に観察した成鳥夏羽で肩羽に赤褐色の羽があり、胸の黒班がはっきりしています。足は黄色味がかった褐色に見えました。(図鑑によって足は淡い黒と記載されているものがありますが、三番瀬で出会った個体ではそうは見えません)五枚目は、2019年8月に観察した幼羽です。胸が黒褐色の模様が密で上面の羽は黒い軸斑が目立ちます。
2021.07.30
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8日ぶりに松戸市の21世紀の森と広場を訪ねました。いつものように駐車場に愛車を入れてから広場に入り斜面林に注目すると、虹彩の黄いオオタカの雌が自然観察舎方面を凝視している姿を発見。観察舎内から谷津の奥に目をやると地面に視線をむけているノスリの姿がありました。千駄堀池には、マガモ、カルガモ、コガモ、オオバン、ジョウビタキの姿、林縁にツグミ、獲物を狙うモズ、セグロセキレイ、キセキレイの姿がありました。そのうち、ジョウビタキは雨覆先端から風切羽縁にバフ色がある雄第一回冬羽(雄成鳥冬羽は背が黒く羽縁に赤褐色部分がない。雨覆先端から風切羽縁にはバフ色はない)、キセキレイは頭に褐色味のある個体と頭から背が灰色の雌冬羽の姿を見つけました。じっくり観察すると、いろいろな羽色の個体が見つかるものです。(写真)2022年1月28日撮影
2022.01.27
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朝は雨雲が通過するとの予報でしたが、雨がふらずその後も曇り空。柏市内こんぶくろ池、柏の葉キャンパス駅近郊の調整池、そしてお隣の流山市の水田地帯にシギ・チドリの姿を探すという欲張ったコースで探索しました。(柏の葉キャンパス駅東口の調整池にハシビロガモがやってきた)草が繁茂しているのは5日と同様ですが、調整池の一角にある水面にハシビロガモの姿を見つけました。合計5羽でうち4羽は雄幼鳥、1羽は雌幼鳥と思われました。雄幼鳥は、光彩が黄色味があり、嘴は一様に橙色で斑がありませんでした。雌成鳥は風切に褐色味があり、胸から腹に小さめの斑がありました。(越夏したヒドリガモは健在)西口の調整池で越夏したヒドリガモ、頭部と脇に赤さがありますが、白い雨覆は今日はみられず。しかし、雨覆、風切、上尾筒などの羽毛をしっかり観察できました。このほか、カルガモ、カワウ、バン、カイツブリと出会えました。また、4羽のイソヒヨドリがあちこちで囀りを披露しており、にぎやかでした。(流山市の水田地帯)柏の葉キャンパス駅周辺を探索した後、流山市と野田市の境に広がる水田地帯を訪ねました。物流団地の中に複数個所ある調整池の一か所でコガモ、イソシギの姿を見つけました。コガモは、嘴側面に黄色味があり、淡色の羽縁が目立つ雌幼羽らしき個体でした。(流山市中央部上空をサシバが飛翔)帰り道、流山市運動公園に近い台地の上を2羽のサシバが飛翔している姿を見つけました。茨城県菅生沼から運河、流山市中央部上空ではサシバが通過していく姿を目撃することがあります。連休前後に台風襲来の前に行けるところまで渡っていこうという作戦なのですね。(写真)2026年9月17日撮影
2026.09.17
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お盆明けから9月にかけて桜の木にカッコウ科の鳥類が飛来します。過去、千葉県内で出会ったカッコウ、ツツドリ、ツツドリ赤色型の画像を復習してもみました。一枚目、二枚目は、カッコウです。後頭部に白斑が目立ちます。上面は褐色色がかったグレー色です。三枚目から五枚目はツツドリです。虹彩は赤褐色で下面の黒帯は荒く太い傾向です。四枚目、五枚目は胸から腹に褐色味のあり、雌と思われます。六枚目、七枚目はツツドリ赤色型です。頭にはっきりと黒い横縞があります。ホトトギスにも赤色型が存在しますが、頭の黒班は無班か不明瞭です。(写真)カッコウ:2017年9月撮影、ツツドリ通常型2016年9月撮影、ツツドリ赤色型2015年9月6日撮影
2019.08.05
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久しぶりに埼玉県伊佐沼に立ち寄りました。そろそろ移動の途中のアジサシ類が立ち寄る時期だからです。現地に到着すると平日にもかかわらず沿岸には複数のカメラマンの方の姿。お話しを聞かせてもらうと7月10日から13日頃まではクロハラアジサシの姿があった由。しかし、今日はその姿はないとのこと。それでも、コアジサシをよく観察してみると、下嘴が長い個体と上嘴が長い個体を見つけました。なぜ違いがでるのだろうと帰宅してからの宿題となりました。このほか、沼にある葦の中からヨシゴイの若様がにきっと首を出していました。まだ産毛が残っていますが、食欲旺盛で葦の上部に姿を現し親鳥が餌を持って帰還するのを心待ちにしていました。その近くには頭頂が青味のある黒色の雄の姿。帰りがけ、沼の北側を探索していましたら、カイツブリの若鳥を発見。まだ、目がくりくりとまん丸であどけない顔つきに魅了されました。(写真)2021年7月15日撮影
2021.07.15
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一昨日、昨日と宮城県蕪栗沼でヘラサギを観察してきたことをリポートしましたら、その嘴の付け根の色、成鳥と若鳥の識別について質問をもらいました。この点とヘラサギの餌のとり方について報告します。(嘴の付け根の色)嘴の付け根下部にかけて毛が生えていないので黄色(オレンジ色)に見えます。成鳥夏羽の首の下部辺りにある毛が黄色ですが、この部分は冬羽では消えます。(個体識別)ヘラサギの幼鳥または若鳥は、嘴は肉色をしています。成鳥の嘴はクチバシは大部分が黒色です。また、成鳥は、しゃもじ状のくちばしにあるしわのパターンが違うことが知られています。この部分を記録できれば個体識別は可能となります。特に、標識をつけていない個体同士の識別では有効だと思います。(餌のとり方)今回は、浅瀬を歩きながら足を動かして魚を追い詰めている光景や嘴を開けっぱなしにして水面をあるきながら餌を探している姿を目撃しました。このほか、2018年12月には沼を歩きながら、石ころをけるように足を使い獲物を追い出す光景を目撃しました。
2021.11.27
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茨城県南部の水田地帯に昨日オオヒシクイが飛来したとのニュースを耳にしたので現地に出かけました。昼過ぎに到着した時点では水田に5羽が田んぼで採餌。12月に入ってからの飛来ははじめてではないかと思います。昨年は12月3日時点で205羽が飛来していたので南下しない要因があるのかと思います。ヒシクイのほか、田んぼにはタゲリの姿、広大な水田の中央部にコチョウゲンボウ、ノスリ、上面が褐色で体下面に縦斑が密なハヤブサ若鳥、ミサゴの姿がありました。また、隣接する河川の水面にはカルガモ、オナガガモ、トモエガモ、ミコアイサ、カンムリカイツブリが羽を休めていました。(写真)2022年12月04日撮影
2022.12.04
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そろそろホームグランド手賀沼沿岸やさいたま市内にノビタキが飛来する時期を迎えます。今シーズンは、初列風切先にバフ色のスポットが見られる第一回冬羽と成鳥雌個体を探してみてはいかがでしょうか。第一回冬羽個体では、初列風切先にバフ色のスポットがあります。一枚目の写真に矢印をつけましたが、初列風切が幼鳥の証しで成鳥にはない特徴です。一枚目から三枚目の写真はいずれも第一回冬羽です。これに対し、四枚目の個体には、顔に黒味がありません。また、眉斑が淡褐色で、雌第一回冬羽と思われます。なお、若鳥から第一回冬羽に換羽中の個体の内側大雨覆には、白斑があります。(写真)一枚目・二枚目:2014年9月20日さいたま市内で観察・撮影三枚目:2015年9月30日さいたま市内で観察・撮影四枚目:2018年10月7日手賀沼沿岸で観察・撮影
2023.09.10
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新年はじめて茨城県南部の水田地帯に飛来しているオオヒシクイを観察したいと思い、現地を訪ねました。しかし、朝方は群れで休んでいたものの、その後外的要因で群れが渡去してしまったとのことで願いはかなわずでした。それでも、隣接する河川の水面には、複数のトモエガモ、500羽を超えるオナガガモ、ホシハジロ、ミコアイサ、オオバン、カンムリカイツブリ、水田には複数のタゲリの姿を観察できました。帰りがけ、近郊の浮島に立ち寄り、塒に入る直前のムナグロ、ハマシギ、タカブシギ、タシギの姿を見つけました。(写真)2024年1月10日撮影
2024.01.10
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3週間ぶりに都内水元公園に出かけました。朝は曇り空でしたが、昼過ぎには晴れ間もあり秋の一日を堪能。公園東側にある池で、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、シマアジ、コガモ、バンが羽を休めていました。アップした画像は、ヨシガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、シマアジ、コガモ、バンです。また、北側の林エリアでマミチャジナイの姿を見つけました。(写真)2019年10月7日撮影
2019.10.07
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茨城県と埼玉県、群馬県の県境にある渡良瀬遊水地を訪ねました。谷中湖は水が抜かれているので水鳥は極端に少ない状況でした。それでも、干潟状の場所にマガン、オオヒシクイ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、ヨシガモ、ミコアイサ、カンムリカイツブリといった鳥たちが羽を休めていました。さて、今日のお目当ては、谷中湖沿岸に葦原に飛来しているベニマシコ。セイタカアワダチソウの実、スイカズラの花芽をついばんでいました。最低でも10羽以上のベニマシコの姿があり、さしずめベニマシコ通りと命名したい感じでした。なお、時折、ベニマシコの雄が尾羽を上にあげていました。まるでオジロビタキの尾の感じでした。このほか、谷中湖にはアイリングのあるコチドリ、嘴が太くて短く黒く、足が淡いオレンジ色のハジロコチドリの姿を見つけました。(写真)2022年2月23日撮影
2022.02.23
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一昨日、柏の葉近郊の調整池でタシギ20羽以上を観察しました。鳥友から成鳥と若鳥の識別について質問をもらいました。(1)タシギ成鳥と幼鳥の比較タシギの成鳥、幼鳥ともに嘴長は頭長の2倍以上あります。ただし、成鳥は下列肩羽の外縁は内弁のほうが外弁より細く、赤褐色味が目立ちます。なお、外弁は太くてバフ色です。これに対してタシギ幼鳥は、肩羽は羽縁が白くて細く等幅です。フィールドでは背の帯が淡い感じがします。(ただし、春から初秋までで、初秋をすぎると成鳥との識別は難しくなります)(3)眉斑と過眼線タシギは、眉斑は、目の前で太くなくて後方でも等幅です。ハリオシギは前方で太いのが特徴、チュウジシギは前方では太めで後方は細くて不明瞭です。また、オオジシギは前方が太めで後方は細くて明瞭な眉斑があります。また、タシギの過眼線は太く、ハリオシギ、チュウジシギ、オオジシギが細いのとは違いがあります。(4)尾羽タシギはジシギ類の中では尾羽が長めに見えます。(写真)すべて2022年3月25日柏の葉近郊で撮影
2022.03.27
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これから秋になると、サルハマシギが単独か数羽で干潟に渡来します。ハマシギとサルハマシギは、嘴が長くて下方に湾曲しているなど、似ているので識別がむずかしいと耳にします。ハマシギ第一回冬羽とサルハマシギ幼羽を比較し、特徴を復習してみます。(1)サルハマシギ幼羽一枚目から三枚目の写真は、2014年4月29日に谷津干潟で観察・撮影したサルハマシギ幼羽です。上面は灰色でハマシギよりも足が長く見えます。サルハマシギの嘴はハマシギに比べると緩やかに下方に湾曲し、先端部分がより細いのが特徴です。(2)ハマシギ第一回冬羽四枚目は2014年9月14日三番瀬、五枚目は2020年12月28日浦安市で観察した第一回冬羽です。上面は灰褐色で各羽縁が白色です。サルハマシギに比べると嘴の湾曲は小さく、足も短く見えます。なお、ハマシギでも嘴の長い個体を見かけると耳にしたこともあるので嘴の長さでなく形状に注意するのが大切だと思います。
2023.08.13
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20日茨城県浮島でシギ・チドリを探索していましたら、タカブシギ、クサシギが同じ蓮田に姿がみつけました。全部タカブシギと思っていたのですが、一羽はクサシギでした。違いに気づいたのは尾の黒い横縞の違いでした。クサシギのほうが横縞が少なく、タカブシギでは本数が多いのです。帰宅後、複数の図鑑を見てみると、桐原(2000)にクサシギでは尾に黒い横縞、タカブシギに黒い横縞がある、永井(2014)にクサシギに尾の先端にわずかに黒帯、タカブシギに尾全体に黒帯があると記載がありました。ただし、本数については記述がありませんでした。しかし、日本野鳥の会三重(2018)に同様の見分けのポイントが報告されていました。それによると、「タカブシギとクサシギは腰が白く尾羽も白いですが、尾羽にある黒褐色の横斑の濃さや太さで両種を見分けることができます。尾羽の横帯がタカブシギは5-6 本、クサシギは2-3本、イソシギは腰が褐色で尾羽は外縁だけが白い」と記されていました。(過去の写真で復習してみると)写真一枚目(2020年5月17日千葉県柏市)、二枚目(2019年9月9日茨城県浮島)は、クサシギです。いずれも尾羽の横縞は3本あるように見えます。写真三枚目(2019年8月24日茨城県浮島)、四枚目は(2018年9月8日茨城県浮島)は、タカブシギです。尾羽の横縞は5本あるように見えます。写真五枚目(2018年8月18日千葉県谷津干潟)、六枚目(2018年9月9日千葉県谷津干潟)は、イソシギです。いずれも尾羽は外縁だけ白くなっているのがわかります。(尾羽以外の特徴)クサシギは、タカブシギよの少し小さめで上面の白斑はやや大きく、色が明るい印象があります。また、眉斑は目の後方まで続き、嘴は短めの印象があります。また、羽縁の白斑は小さい点はイソシギと似た印象があります。こうした点とあわせて、尾羽の横縞の違いを観察すると識別に役立つことがわかりました。(引用)桐原政志.2000.日本の鳥550.水鳥の鳥.p228-229.p234.文一総合出版.今井 光昌.2018.シギ・チドリ類の年齢・季節による羽衣の変化第12回タカブシギ、クサシギ、イソシギ. 日本野鳥の会三重会報しろちどり96号.p8-12.永井真人.2014.野鳥図鑑670.p291、p304-305.文一総合出版.
2024.04.24
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先週25日に葛西臨海公園でカラシラサギと出会うことができました。葛西では2008年9月14日に観察して以来、16年ぶりの再会でした。雨降りでフィールドに出かけられないので、特徴を復習していました。(アップした画像のうち、コメントがないものは葛西で撮影)(1)観察した個体について観察した個体は夏羽で、コサギと違ってふさふさした冠羽、嘴のベースが黄色で基部から真ん中あたりまで赤っぽく、眼先は青緑色の婚姻色個体でした。なお、足は黒色、趾は黒っぽく見えていますが本来は黄色です(泥で汚れていた可能性あり)(2)夏羽と冬羽について前回の個体は嘴が黒味がかって基部近くが黄色で冬羽にかわりつつあり、後頭の冠羽は短いものが残っているだけでした。完全な冬羽の冠羽はなくなります。一枚目の画像:夏羽、2024年6月25日撮影、二枚目の画像:冬羽に換羽中、2008年9月14日撮影(3)嘴の長さ嘴先端から後頭までを100とすると、カラシラサギでは嘴が35%、コサギが54%を占めています。第一印象ではカラシラサギの嘴が長く感じましたが、嘴の割合を調べてみると逆でした。三枚目の画像:2024年6月25日撮影(左カラシラサギ、右コサギ)(4)後頭の冠羽画像では14本まで数えることができました。コサギより冠羽の本数が多いのがわかります。なお、コサギの冠羽は2本と記している図鑑類がほとんどですが、その長さは個体差があります。四枚目の画像:後方からの姿、2024年6月25日撮影五枚目の画像:コサギ、2022年3月5日谷津干潟で撮影(5)餌の取り方の違いカラシラサギは、魚の動きを見て、バスケットボールでいうピボットターンのような動作をしているのを観察しました。足を軸にして90度近く回るような動きをしていました。それに対して、コサギは魚を狙う時、浅瀬を直線的に羽を広げて移動し小躍りするようにステップを踏んで水中の魚を驚かせているように見える動きをしていました。同じサギなのにずいぶん違いがあるものだと思いました。六枚目、七枚目の画像、2024年6月25日(最初左側を向いていたものがくるりと回転)八枚目の画像:コサギ、2020年9月20日撮影
2024.07.01
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朝から北西の風が強く、風を避けて冬鳥を観察ができるつくば市高崎自然の森に出かけました。待機していると、複数のルリビタキ、シロハラ、シジュウカラの鳴き声が聞こえてきました。待機していると、頭上から腰にかけて青色、風切外縁に褐色味のある雄第四回冬羽の個体が登場しました。(雄第三回目冬羽は頭上から腰にかけて褐色味を帯びた青色)その後、頭上から腰にかけて青色で風切外縁が濃青白の個体が登場。雄第四回冬羽と思われました。(雄成鳥は、風切が黒褐色で外縁が褐色と青色ですので第四回冬羽から成鳥冬羽に換羽中の個体と思われました)ルリビタキが登場したエリアの隣にある畑地ではシロハラが地面を掘り返して餌を物色している光景、ふわふわとした飛翔をして登場したカケスが登場したり、楽しい時間を過ごしました。(写真)2024年12月23日撮影(現地へのアクセス)園内に駐車場は整備されていますが、JR牛久駅からTXみどりの駅行き路線バスがあり、 高崎入口停留所下車徒歩5分(所要時間約20分)です。なお、日中は一時間に一本程度なので調べてからお出かけになることをおすすめします。
2024.12.23
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メダイチドリとシロチドリ、コチドリは同じ環境にいることはまずないと思いますが、その正面の姿を比較してみました。一枚目の写真は、2017年8月に三番瀬で記録したメダイチドリです。太く短めの嘴、額は白く前頭と過眼線は黒、白い喉と赤褐色の胸に黒い線がないことから雌成鳥夏羽と思われました。シロチドリは、前面から見ると胸の帯はつながっていないものがほとんどです。写真は2012年1月に茨城県平磯海岸で観察した個体です。コチドリは、河内町古河林で2012年夏に撮影した個体です。前者は黄色のアイリング、比較的細い嘴、胸の黒帯が前面でつながっていた成鳥夏羽です。明日は、仕事でウォッチングに出かけられませんが、日曜日にはチドリの基本種をしっかり観察できたらいいなあと思っています。
2019.08.16
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八丁堰と呼ばれる灌漑用の小さな池には、狩猟期間から年明けまで数千羽の鴨たちが羽を休める県内有数の飛来地です。低気圧の影響で小雨がふったり、強風が吹いたり観察日和とはいきませんでしたが、水鳥の楽園での時間を過ごしました。今日訪ねた際には、マガモ7045、カルガモ27、オナガガモ6、トモエガモ52、コガモ106、キンクロハジロ20、カンムリカイツブリ2、沿岸の木にオオタカの姿を観察しました。トモエガモは、脇に丸く幅広いエクリプス羽が残る雄エクリプスが生殖羽に換羽中の個体、顔の巴模様がまだはっきりとしない雄幼羽が第一回生殖羽に換羽中の個体、嘴基部に白斑のある雌個体と実にいろいろ。帰り道には、水田で羽をやすめるコハクチョウ131羽、マガン1羽を発見しました。(写真)2023年11月18日撮影
2023.11.18
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そろそろ、キビタキが子育てのため日本に渡ってくる時期となります。キビタキというと艶やかな喉の黄色と頭部から体上面の黒色が特徴の雄を思い浮かべる方が多いと思います。ところが、体上面がオリーブ褐色の雌は、林の中から姿を現すのが少ないので観察するとさて種類はと悩む方が多い気がします。その識別のポイントを整理してみました。(お腹の色と喉の色)まず確かめたいのが、お腹が白く、喉が薄黄色味を帯びているかです。同じような環境で出会うオオルリはお腹の下まで淡い褐色です。(背中の色)キビタキ雌は背はオリーブ色をしています。オオルリでは背はグレーがかった茶色です。(喉の下の色)キビタキ雌は喉の下はまだら模様です。オオルリでは喉の下に白い線が見えます。(参照)五百沢日丸.2000.日本の鳥550山野の鳥.p228-229.文一総合出版.(写真)2018年10月13日、14日、2019年10月6日柏市内で撮影
2024.04.05
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手賀沼沿岸ではサシバが飛来している谷津田が複数あります。このうち、餌さがしで止まる場所が最も多いエリアを訪ねました。到着直後、すでに電柱のてっぺんに成鳥雄の姿があり、田んぼに視線を向けていました。草丈がまだ低いので、カエルや小動物の動きを目で追いかけてしました。小首をかしげる表情に愛らしさを感じます。最終的には田んぼに降り立ち餌を捕食し、巣のある林に移動していきました。しばらく待機していると、さっきとは違う電線にとまり、餌の動きをリサーチ。動きを察知すると素早く移動し捕獲。今度は、自分のための餌だったようで、電信柱の上に移動しパッと一飲み。これから草丈が高くなると、採食場所が谷津田から林縁部など変化していきます。また、斜面林に餌動物が登場し、捕獲する光景を目撃できるので楽しみです。帰り道、沿岸の水田地帯でダイサギ、チュウサギ、コサギの姿を発見。ダイサギは眼先が緑青色に対して、チュウサギは眼先は黄色。また、頸はチュウサギのほうが短いなどのポイントを楽しみました。(写真)2024年5月22日撮影
2024.05.22
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4月に入ると水田にムナグロが飛来し、初夏到来を実感できます。胸が黒いチドリ科ムナグロとダイゼンの違いについて質問をもらうことがあります。違いについて整理してみました。(ムナグロとダイゼンの飛翔している場面の決定的な違い)決定的な違いは、ダイゼンの脇羽は黒く、ムナグロの脇羽は黒くないことにあります。飛翔している時にこの点を確認できれば遠距離であっても種類の同定が可能です。ダイゼンでは年齢に関係なく翼下面の大部分が白く黒い脇羽が目立ちます。対するムナグロは、翼下面は淡い灰褐色で、脇羽は淡褐色でありません、また、飛翔時に見えるムナグロの腰は褐色斑があり白く見えず、翼帯は不明瞭です。ダイゼンでは飛翔時に翼上面に明瞭な白帯が出て腰が白く見える点で違いがあります。(ムナグロ雄夏羽について)ダイゼン雄夏羽は、頭頂が白く、顔、腹が黒く、体上面は白く黒斑が散在します。ムナグロ雄夏羽では、頭頂には黄褐色斑と黒色斑があり、ダイゼン夏羽のように白くはありません。額から側頸、脇に続く白い帯は下尾筒まで続いていて体上面は黄褐色、黒色、白色の斑模様があります。(写真1枚目、2枚目のムナグロと7枚目のダイゼン成鳥をご覧ください)(ムナグロ夏羽、冬羽から夏羽に移行中の個体)写真3枚目から5枚目が冬羽から夏羽に移行の個体です。同じ水田に採餌しているムナグロを観察していると、実に羽衣はいろいろです。写真5枚目のような顔の黒色が不鮮明で下面の黒色斑がで始まった個体を見かけたと思ったら、換羽が進行して3枚目、4枚目のような顔や下面の黒さが濃くなっている個体と遭遇します。(ムナグロ幼羽)写真6枚目は手前が幼羽、奥が冬羽から夏羽の換羽が進行している個体です。幼羽は冬羽に似ていますが、眉斑の黄色味が強く、背や翼の黄色味が出ています。(ダイゼン雄夏羽について)写真7枚目はダイゼン成鳥夏羽です。頭上、背、翼に白斑が散在しています。くわえて、額から脇にかけての白い帯が目立ちます。ダイゼンの頭上は白色ですが、ムナグロの頭上は黄・黒・白の斑があります。このほか、ダイゼンは頚が太く、嘴も太い印象があります。(ダイゼンの冬羽から夏羽に移行中の個体)写真8枚目は、ダイゼンの冬羽から夏羽に移行中の個体です。顔と下面の黒色が濃くなりつつあります。(写真)1枚目:ムナグロ、2020年4月26日印西市、2枚目:ムナグロ、2022年5月4日手賀沼沿岸、3枚目:ムナグロ、2000年5月3日茨城県、4枚目:ムナグロ、2020年4月25日手賀沼沿岸、5枚目:ムナグロ、2019年4月24日手賀沼沿岸、6枚目:ダイゼン、2021年4月28日船橋市、7枚目:ダイゼン、2022年4月21日船橋市で観察・撮影
2026.04.02
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昨日、茨城県稲敷市浮島にシギ・チドリを探索にでかけ、アオアシシギなどを観察してきました。近似種のコアオアシシギとの違いを復習してみました。一枚目から三枚目はアオアシシギです。長い嘴がやや上に反っていて、成鳥冬羽では上面が灰褐色で羽縁は白くて丸みがあります。四枚目から六枚目は、コアオアシシギです。嘴は細長い点がアオアシシギとの違いです。四枚目の個体は、コアオアシシギ幼鳥で頭頂から後頭が白く、上面に黒褐色となった部分が少し出ています。五枚目、六枚目と比べても別な種類ではとの印象も受けます。また、現地で録音したアオアシシギとコアオアシシギの声を比較してみると、コアオアシシギは飛んでいるときにはピョピョピョと3音で鳴いていてアオアシシギより小さい声です。また、降りているときの声はピョッと鋭い声です。これに対してアオアシシギは飛んでいるときにチョーチョーチョーとゆっくりと3音で鳴いています。(写真)2020年8月29日、2016年9月10日、2017年9月3日、2018年10月6日、2019年9月15日撮影(いずれも浮島で撮影)
2020.08.30
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3月に入って初めて首都圏で越冬中のミゾゴイの様子を見に出かけました。林の中の倒木周辺で餌探しをしていたので観察できたのは頭部のみでした。頭上の紺色、頭に白と黒の虫食い斑がかろうじてわかる程度、嘴は短めである点などを観察できました。また、林の中で巣作りをスタートしたオオタカが巣材を運搬していた折、カラスとバトルがあり枝に止まった光景を目撃しました。このほか、湿地帯ではコサギ、ツグミが餌を物色している姿、葦の中にいる虫を捕食していたシジュウカラ、水面を移動していたカイツブリ、ヒドリガモとヒドリガモとオナガガモの交雑個体などを観察しました。(写真)2024年3月16日撮影(ミゾゴイ二枚目・三枚目は2月29日撮影)ササゴイは絶滅危惧種であり、観察地は非公開とさせてもらいます。
2024.03.16
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浮島と甘田干拓地に囀りが最盛期を迎えるコジュリンを観察しに出かけました。ホオジロに似た声ですが、歯切れがよい節回しがコジュリンの魅力です。チィッチィチロリと鳴き声が聞こえました。蒲谷(1996)が報告しているように、浮島は高密度でテリトリーは長野県霧ヶ峰よりも狭く、10分の一程度と狭いところに生息しています。それだけに見つけやすさがあると言えます。甘田干拓地では、コジュリンよりもオオヨシキリの生息数がはるかに多く、テリトリー侵入してきた雄を追い払うべく徹底して追尾している個体と実にいろいろでした。なお、眉斑が不明瞭で嘴が華奢のオオヨシキリ雌と思われる個体を観察しましたが画像には記録がかないませんでした)画像は、コジュリンと一緒のエリアで縄張りを主張していたホオジロ、草原の緑とのコントラストが見事だったアオサギの画像もアップしました。(引用)蒲谷鶴彦.1996.日本野鳥大鑑.下巻.p107.小学館.(写真)2024年6月9日撮影
2024.06.09
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渡りの途中に立ち寄る小鳥の姿を期待して房総のむらを訪ね、隣接する坂田ヶ池を探索しました。(小鳥の動きが活発な房総のむら)房総のむらの一角では、シジュウカラとエナガ、ヤマガラ、メジロ、コゲラが混群となり、活発に動き回る姿を目撃しました。ほか、下面が褐色に見えたサメビタキと思われる1羽も一緒でした。(坂田ヶ池ではマガモ雌雄の姿を観察)坂田ヶ池では、マガモエクリプス、雌非生殖羽が羽を休めていました。エクリプスは黄色の嘴、頚から胸の赤茶色、雌は胸から腹にかけ斑が大きめで、嘴は橙色でした。(夜行性と言われていながら日中も活発にゴイサギ)印旛沼の吉高機場近くでは、ゴイサギ20羽前後が羽をやすめたり、水面に浮かんで涼むような仕草をしたり、実にいろいろ。しかも、時折、一斉に飛び立ってみたりと行動は活発でした。以前紹介したように、日中は魚類の捕獲を行っているようでした。(アオサギの餌場のこだわり)坂田ヶ池、印旛沼、それぞれアオサギの姿を見かけます。坂田ヶ池では水辺の生き物を狙う姿、印旛沼では魚類をねらう姿を見かけました。とりたい餌によって居場所をかえているのか、さて。(その他)印旛沼では、クロハラアジサシ4羽、コアジサシ5羽が飛翔する光景を目撃しました。また、沼の杭に止まり魚を食べていたミサゴの姿を発見したり、楽しい時間でした。(写真)2026年9月14日撮影
2026.09.14
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今日も曇り空で時折小雨が降る日、青空が広がるのが待ち遠しい鳥友と猛禽類の飛翔に関して飛翔図鑑をテキストに使い、学習会を開きました。上昇気流の中を輪を描き飛ぶ猛禽類は、初列風切が指を広げたように分かれているように見えます。よく失速しないものだと見惚れてしまいます。(1)揚力を保つ翼の仕組み翼端に生じる渦は誘導抗力となって失速を招きまする猛禽類の多くが裂翼を持っており、分れた翼の先端の隙間を通った風が渦を吹き飛ばし失速しないでようになっています。あわせて、裂翼し低速飛行を可能とし、上空で円を描くようにでき熱上昇気流の中から抜け出さず帆翔が可能となっています。(2)ノスリの飛行写真1枚目から3枚目はノスリの飛行です。帆翔によって餌を探索するのに適していると言われる裂翼中椀型の翼を持ちます。写真1枚目と3枚目は帆翔している光景、2枚目は獲物を見つけてホバリングしている光景です。(3)チュウヒの飛行写真4枚目、5枚目はチュウヒの飛行です。長い翼をV字に開き、羽ばたいては滑翔を交えて葦原の上を移動していきます。獲物を見つけると写真5枚目のように反転・急降下をして獲物を捕獲します。(4)チョウゲンボウの飛行写真6枚目から8枚目はチョウゲンボウの飛行です。農地、河川敷などの上空を探索飛行し、発見すると降下して捕獲します。チョウゲンボウ は弱風力(秒速0.3mから3.4m)で多くホバリングし 、無風力(秒速 0.3m未満)と強風力(秒速3.4m以上)ではあまり行わないことが知られています。(5)ハイタカの飛行写真9枚目、10枚目はハイタカの飛行です。込み入った林の中でも俊敏に飛行し獲物を捕らえます。見ていると、枝に止まりネズミなどの小動物を捕獲するときは道すれすれを飛翔し背中から捕獲しています。翼先端が6枚に分かれており、近似種ツミの5枚と違いがあります。(写真)1枚目から3枚目:ノスリ、2021年4月10日稲敷市、4枚目:チュウヒ、2016年1月16日稲敷市、5枚目:チュウヒ、2020年1月2日稲敷市、6枚目:チョウゲンボウ、2020年4月15日手賀沼沿岸、7枚目:2018年2月4日稲敷市、8枚目:チョウゲンボウ、2023年1月19日三郷市、9枚目、10枚目:ハイタカ、2025年3月30日柏市で撮影(テキストとして使用した文献)齋藤安行.2024.華麗なる野鳥飛翔図鑑.pp191.文一総合出版.
2026.09.23
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千葉県市川市中国分にあるじゅんさい池公園は、中心部に池があり、いろいろなカモや水鳥が羽を休める大好きなフィールドです。仕事の途中に短時間立ち寄る時間があったので探索しました。ヒドリガモ、アメリカヒドリ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、キンクロハジロ、カンムリカイツブリ、カイツブリの姿がありました。アメリカヒドリ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、コガモ、カンムリカイツブリの画像をアップしました。(写真)2019年11月20日撮影
2019.11.20
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ホームグランド手賀沼ではカモ科ホシハジロは、最も渡来の早い年で10月3日に姿を見かけています。ホシハジロに関して少し以前の文献に興味深い報告があります。(1)第一回カモ類の性比国際調査結果神山(2014)は、2014年1月に行った第一回カモ類の性比国際調査結果を報告しています。ホシハジロに関して「北緯32~38度(九州~新潟)の範囲では,北の越冬地ほどオスが多いことが分かります」と述べています。掲載されているホシハジロのオス比率と緯度の関係のグラフを見ると、北緯38度では75%弱、36度付近で90%弱、35度付近で75%前後、32度は付近では30%前後と読み取れます。このほか、「もっともオスの比率が高いのはホシハジロですが、(中略)オシドリからハシビロガモまでの水面採食カモ類でも、多くの種でオス比率が50~60%の間に集中しており、オスがやや多い傾向がみられます」と記されています。(2)第二回目のカモ類の性比国際調査結果バードリサーチ(2015)は、2015年1月に実施した第二回目のカモ類の性比国際調査結果を報告しています。報告では、「ホシハジロでは昨年と同じ傾向が得られました。緯度から見ると北に行くほど群れの中のオスの割合が高くなる傾向が、経度から見ると東に行くほど群れの中のオスの割合が高くなる傾向がみられました」と記されています。このほか、コガモについて北に行くほどオスの割合が高くなる傾向が得られたと述べています。さらに、2014年と2015年の調査結果からつきのように整理しています。(1)北へいくほどオスの割合が多い:2014年コガモ、 ホシハジロ 、ヒドリガモ、マガモ、2015年コガモ、 ホシハジロ 、ヨシガモ(2)東の地域へいくほどオスの割合が高くなる:2014年コガモ、ホシハジロ、2015年ホシハジロ(3)西の地域にいくほどオスの割合が高くなる:2014年のみ:オシドリ、ヨシガモ(4)南の地域に行くほどオスの割合が高くなる:201年のみオシドリ(5)総個体数が多いほどオスの割合が高くなる:2014年のみマガモ、ヨシガモ(6)総個体数が多いほどオスの割合が低くなる:2015年のみヒドリガモ(3)ホシハジロの群れに占めるオスの割合について神山(2017)は、ホシハジロの群れに占めるオスの割合が高い要因について、「攻撃的なオスがよい餌場からメスを追い出している。オスの方が寒さに強い、オスは繁殖地に近い場所で越冬する、オス・メスで好む食物が異なるなどの説があるが、よく分かっていない」と述べています。神山(2017)が「攻撃的なオスがよい餌場からメスを追い出している」と述べている点は、浅い水域で貝類、無脊椎動物、水生植物を採食することが知られていますので、こうした環境を雄が好むのかと思いました。(引用)神山和夫.2015.ホシハジロは北ほどオスが多い~カモ類の性比国際調査中間報告~.BIRD RESEARCH NEWS.p1-5.バードリサーチ.2015.カモの性比国際調査2年目調査報告書.pp1-5.神山和夫.2017.ホシハジロ Bird Research News Vol.14 No.2.pp1-2.(写真)1枚目:2021年11月23日吉川市、2枚目:2023年2月18日吉川市で撮影
2026.09.21
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昨日、都内水元公園でマミチャジナイに出会いました。秋には、ツグミやアカハラと一緒に行動することも多いような気がします。私の識別力向上のため、マミチャジナイとアカハラを比較し復習してみました。一枚目から三枚目昨日出会ったマミチャジナイです。大雨覆先端にバフ色の白色の斑があり、頭部に褐色味があったことから雄の第一回夏羽が冬羽に換羽している個体ではと思いました。四枚目、五枚目はアカハラです。頭に丸みがあり黒色味も強いことから雄個体と思います。ミマチャジナイでは、嘴基部から目の下にかけて白斑がありますが、アカハラにはないこと、アカハラには眉斑がないなどが違いになると思います。
2019.10.08
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浮島周辺を探索した後、隣接する印旛沼北部の水田地帯に立ち寄りました。こちらも、ほとんど稲作が行われていてシギ・チドリが降り立つポイントがないのですが、何枚か降り立つ場所があり、待機していたらイソシギ、クサシギを発見。このほか、畦に座り込んで休んでいたトビ、今年生まれのハクセキレイが餌を自力で探す光景などを観察し帰路につきました。(写真)2020年8月07日撮影
2020.08.07
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昨日、三番瀬でオオソリハシシギと出会いました。すらりとした体型、顔から体下面の橙色、上面の黒の軸斑と橙色の羽縁、いつ見てもほれぼれしてしまいます。出会った個体は多くが成鳥でしたが、中には頭部から胸が灰褐色で、上面が灰黒色で白い羽縁のある若鳥も見かけました。なお、オオソリハシシギの脇にはオグロシギにあるような横斑はありませんでした。(写真)2021年4月28日撮影
2021.04.29
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(体型の違い)オジロトウネン、トウネンは胴長短足のずんぐりとした体型です。これに対してヒバリシギは頸・足が長くほっそりした体形で違いがあります。(足の色)ずんぐり体型のオジロトウネンとトウネンは、足の色で違いがあります。オジロトウネンの足の色は黄緑色、トウネンは足が黒く、違いがあります。なお、足が黄緑(黄)色のシギ冬羽には、オジロトウネンのほか、ヒバリシギ、アメリカヒバリシギの3種をあげられます。この3種では軸斑が一番太いのがヒバリシギ、アメリカヒバリシギは頸と足が短く軸斑は細めです。オジロトウネンは頸、胸も含め上面は一様に灰褐色で違いがあります。(嘴について)オジロトウネンはトウネンに似ていますが、ヒバリシギよりも太いので違いがあります。(ヒバリシギは嘴が細めに見えます)(写真)オジロトウネン:2022年7月24日浮島、2018年12月24日浮島、ヒバリシギ:2011年8月11日茨城県八千石、2010年8月11日茨城県古河林、トウネン:2011年8月30日葛西で撮影
2022.07.27
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9月に入りエゾビタキが飛来したとニュースが届く時期となりました。その識別での参考資料を提供します。(若鳥と成鳥の識別)エゾビタキは、胸から脇腹にかけて縦斑があります。太くてより明瞭なのが若鳥、太くないのが成鳥です。一枚目の写真は、2021年9月8日成田市で観察・撮影した若鳥です。二枚目の写真は、一枚目と同地で観察・撮影した成鳥です。(嘴の形状で近似しているサメビタキ、コサメビタキと比べてみる)エゾビタキの嘴の形状を下から見ると、二等辺三角形で内側に凹んでいます。あいにくエゾビタキの写真しかありませんが、サメビタキは嘴が短く正三角形をしています。また、コサメビタキは二等辺三角形で外側に膨らんでいます。三枚目、四枚目の写真はエゾビタキを下方向から見たものです。(嘴の形状に関する引用文献)渡辺修.2003.考える識別・感じる識別.Birder.第17巻.第5号.p105.文一総合出版.渡辺修.2015.夏から秋に見られるヒタキ・ツグミ類識別ポケットガイド.Birder.第29巻.特別付録.
2023.09.02
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大潮で干潮が11時前後で、それにあわせて船橋市潮見町の三番瀬を訪ねました。今日のお目当ては、今シーズン出会えていないオバシギ。浦安側の干潟からスタートして干潟を丹念に探索。ダイゼン、メダイチドリ、ミヤコドリ、チュウシャクシギ、キアシシギ、イソシギ、トウネン、ハマシギを観観察できたもの、オバシギは遠目の目撃したのみ。しかし、最後に船橋港寄りの堤防にその姿がないか探索していたら、浦安側からミヤコドリと一緒に飛来した群れの中にオバシギの姿を目撃。背に黒い斑が目立つ3羽の姿を観察しました。降り立つ際のケッという鳴き声が印象的でした。帰路、干潟の近くの工場の屋上でイソヒヨドリがとまり、さえずりを披露していました。(写真)2023年9月13日撮影
2023.09.13
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昨日水元公園でカッコウ若鳥、13日に八柱霊園でホトトギス若鳥と出会うことができました。ツツドリ若鳥との違いを整理してみました。(1)カッコウ若鳥1枚目から3枚目が昨日水元で観察したカッコウ若鳥、4枚目が2017年9月2日に野田市で観察・撮影したカッコウ若鳥です。後頭に白斑があり、上面に褐色味があり(ツツドリは暗色)、黄色のアイリング、虹彩は橙黄色です。(2)ホトトギス若鳥五枚目と六枚目が13日に八柱で観察したホトトギス若鳥です。目の色が暗色で頭から上面が一様に黒く、頭部から上面が黒灰色で淡色の羽縁がありました。なお、下尾筒はバフ色で横斑は見えず、ツツドリの下尾筒がバフ色で横斑が見えるのとは相違していました。また、カッコウ、ツツドリよりは体が小さい印象を受けます。(3)ツツドリ若鳥5枚目の写真は、八柱で2014年10月4日に出会ったツツドリ若鳥です。頭部から上面が黒灰色で上面は黒~褐色味があります。
2023.10.18
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とがった頭の憎めない体型のヤマシギを探索しに茨城県南部の公園を訪ねました。少し薄暗い林の中にその姿を発見。上面の枯れ葉模様に似た羽色、いつ見ても独特の雰囲気です。しかし、土の中にずっと嘴を突っ込んでミミズや昆虫を採食していて顔を見せてくれませんでした。それでも、今冬も再会できたことに感謝。このほか、アトリ4羽が地面に落ちている種子を採食している様子、ルリビタキ成鳥雄2羽のそばにカタカタと音を立てて鳴いていたジョウビタキ雌、土を掘り返していたシロハラの姿を観察できたり、時間を忘れる楽し時間を過ごしました。(写真)2024年2月8日撮影(一枚目のヤマシギは昨シーズン撮影)なお、ヤマシギ保護のため、観察地は非公開としています。あしからず。
2024.02.08
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北西の風が強く吹き抜け、風を極力さけた探索が可能な都内水元公園に出かけました。小合溜には、カルガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カンムリカイツブリ、ユリカモメの姿がありました。カンムリカイツプリは、襟状の飾り羽の見事な個体、飾り羽が少し出てきた個体、冬羽個体とさまざまな個体が観察できるのもここの自慢です。地上に近い位置を移動しながら植物の種子を採食していたルリビタキも登場。白いアイリングがあり雌と思われます。このほか、水面には60羽をこえるユリカモメが羽をやすめていましたが、遊歩道の脇に移動した際に青いリングをしていたユリカモメを発見しました。足環番号:右足・8A32835、左足・青E/Nで2013/3/13に市川市行徳野鳥観察舎前丸浜川で標識を装着したユリカモメ成鳥でした。11年の長きにわたりよくも無事で過ごしてきたものです。(写真)2024年3月21日撮影
2024.03.21
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ガンカモ科シマアジは、和名を「縞味」とつけられています。石田(2015)が食用にされた歴史があり、和名「アジ」は味がよかったことに由来すると述べています。味についてはカモ肉の中ではどんな位置だったかについて文献を紐解いてみました。皆さんのミニ知識として参考となったら幸いです。(当流節用料理大全が記載している鳥類)真鶴、こん鳥、黒鶴、真雁、雁金、白雁、海雁、真鴨、真鴨、僧鴨、真崎鴨、吉崎鴨、足鴨、口鴨、小鴨、あぢ鴨、嶋あぢ鴨、赤頭鴨、川喰鴨、ひでかげつ鴨、羽白霜振鴨、鈴鴨、大赤頭、神子鴨、ほひらき鴨、黒鴨など約82種類の調理法が掲載されています。嶋あぢ鴨がシマアジのことを指しているものと思います。(あぢ鴨はトモエガモのことを指しているようです)(シマアジは肉のランクとしてはどんなポジションか)石田(2015)が味がよかったと紹介している点を文献でたどってみましたが、食用ランクのようなものは見つけらませんでした。しかし、マガモ雌雄1ペアを基準とした販売価格が存在していたことを菅(1995)が紹介していました。それによると、カモ肉の場合、マガモ雌雄番いの価格を決めそれを基準にして相場価格が決定されたとあります。マガモ1に対してガン1.5、オナガガモ0.3、ヒドリガモ0.25、キンクロハジロ0.2、シマアジ0.14、ハシビロガモ0.14などの売買比率が記されていました。(江戸時代の建前と実際)江間(2013)が報告しているように、文献を振り返ると、仏教の伝来とともに天武天皇(675)が肉食禁止令を発して以来、牛、馬、犬、猿、鶏などの肉を口にしなくなった、また1687年徳川綱吉が生類憐みの令を出し、1709年に廃止されまで料理本の出版物も控えられていたと記されています。その後も徳川吉宗が1718年に鶴、白鳥、雁、鴨が少なくなり食用にすることを禁止しました。しかし、菅(1995)が述べているように、1744年に水鳥荷物の検査所を設け水鳥問屋が売買するという幕府公認の仕組みが存在し、1842年問屋組合が停止されるまで続き、その後も第二次大戦以前まで農閑期の冬場に水鳥猟が続けられていました。それは、農家の閑散期の生活を支える意味と貴重な蛋白源として重用され東京などの大消費地へ供給されていました。(引用)当流節用料理大全.1978.江戸時代料理本集成3巻.pp12-260.臨川書店.菅 豊.1995.朝日百科日本の歴史別冊.通巻18号.p35-51.江間三恵子.2013.日本食生活学会誌.第23巻.第4号.p247-258.石田光史.2015.野鳥図鑑.p46.ナツメ社.(写真)2024年4月13日さいたま市、2017年4月16日習志野市秋津、2019年10月7日水元公園で撮影
2024.04.14
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昨日、コウノトリを観察した野田市三ツ堀近郊は、びっくりする位ホトトギスの鳴き声、姿を観察できるフィールドです。滞在していた1時間半程度で合計4個体が7回も出現し、鳴き声はもちろん独特の飛翔スタイルもよく観察できました。波状飛行でヒヨドリの飛び方に近似しているような印象を持ちました。ホトトギスは宿主のウグイスの卵に似た赤い卵を産みます。上田(2016)が「万葉集にホトトギスがウグイスに托卵する習性を詠んだものがあり、万葉の時代から少なくとも1,300年間、ホトトギスは宿主転換をしていないということがわかります。カッコウのほうはたぶん何回か見破られて托卵相手を変えてゆく(以下。中略)、ホトトギスがなぜそうなったかというのはよく分からないのですが、ひとつ、ウグイスが1回目に繁殖する4月には、ホトトギスはまだ越冬地から渡ってきていないので、ウグイスは被害を受けない」と報告しています。一方、カッコウについては「戦前あたりまではカッコウは圧倒的にホオジロに托卵していました。ホオジロの卵は線状紋という糸状の模様がありますが、いま托卵しているオオヨシキリやモズやアオジの卵には線状紋はありません。ところがそういった種に托卵したカッコウ卵にも、ときに線状紋を持つものがあります。昔ホオジロに托卵していて、ホオジロが卵を捨てるようになったために宿主を変えたのだけれど、卵の模様にはホオジロの卵そっくりになっていたときの名残が現れるのではないかと言われています」と記しています。(引用)上田恵介.2016.第19回 山階芳麿賞 記念シンポジウム「子を他人に預ける鳥、カッコウ類研究の最前線」山階鳥研NEWS 2017年1月号.(写真)2023年10月13日千葉県松戸市で撮影
2024.06.18
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幼鳥4羽が誕生し52日が経過しました。23日に林を訪ねた折、幼鳥4羽が営巣木を離れアブラゼミの捕獲をスタート。親鳥が餌を運搬してくる回数が減り、自分たちで狩りをせざるを得なくなりました。観察していると、4羽のフォーメーションが見事です。体の大きい2羽が上空を飛翔してきたセミを林の中に追い詰め、体の小さな幼鳥2羽が捕獲しています。捕獲した光景を見ていると、とったぞと木の幹に止まり誇らしげな表情を見せた後、セミの羽部分を解体し、胴体を食べるという段取りです。たまに失敗して頭だけ食べて地面に落下させてしまうことがあったり、いろいろな光景に遭遇します。アブラゼミはどんな栄養があるのかを調べてみると、脂質量、ミネラル分が多く、ナトリウム、マグネシウム、ケイ素、リン、カリウム、カルシウム、鉄分などを含むことがわかりました。栄養価で一番近いのが桜エビ(脂質4.0%)ですが、脂質は9.05%あるそうで、スナック菓子程度と思っていた私の不勉強さを反省。(写真)一枚目、二枚目2024年7月27日撮影セミを捕獲した光景、三枚目:2020年8月9日、四枚目・五枚目2010年7月25日、六枚目:2022年8月4日いずれも柏市内で撮影、セミの食痕、七枚目2022年7月20日、八枚目2023年7月25日柏市内で撮影
2024.07.27
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これから初秋にかけて市街地の一角にタカ類が立ち寄る姿を見かけることがあります。特に、オオタカとサシバ若鳥は短期間滞在する姿が見られることがあり、わからないタカがいると質問をもらうことがあります。違いについて整理してみました。(1)サシバ若鳥一枚目、二枚目の写真は、2024年7月8日に手賀沼沿岸の谷津田で出会った若鳥です。眉斑がはっきりしていること、下面に縦斑があり、虹彩が暗色です。(2)オオタカ若鳥1枚目、2枚目の写真は柏市で2007年4月に見かけたオオタカ若鳥です。白い眉斑と虹彩が黄色が目立ちます。サシバは虹彩が暗色です。また、耳羽は淡色でサシバの暗褐色との違いがあります。(飛翔のスタイルの違い)サシバとオオタカの飛翔している際の翼後縁を比べてみると、サシバは直線的で前縁の線と平行に見えますが、オオタカは後縁が膨らんで見えます。また、羽ばたきの速さもサシバと比較すると細かく早い印象があります。
2024.07.28
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春・秋の渡りの時期、行動を共にするオオメダイチドリとメダイチドリは、ゴカイ類、貝類、甲殻類、昆虫類などを捕食する食性もよく似ています。メダイチドリの群れにオオメダイチドリが混じっていることが多い印象があり、干潟では一羽ずつ嘴の長さ、足の長さ、足の色を確かめていくしかありません。8月から9月に出会うことが多い個体について復習してみました。(1)幼鳥について一枚目の写真は2016年8月7日に三番瀬で観察したオオメダイチドリ幼鳥です。羽先は尖り気味で、メダイチドリの羽先が丸いのとは違いがあります。また、羽縁は太いのが特徴です。なお、幼鳥の羽縁は太く淡い茶褐色ですが、それは見当たらず幼鳥から若鳥に換羽している個体の可能性があります。二枚目の写真は2020年9月5日三番瀬で観察したメダイチドリ幼鳥です。上面各羽に淡色の羽縁があり、わかりにくさがありますが、羽縁の内側に褐色のサブターミナルバンドがありました。(a)体の大きさで識別できるか図鑑によってはメダイチドリはオオメダイチドリより体が小さいと解説しているものも見受けますが、メダイチドリは数亜種が飛来していると言われており、オオメダイチドリより体の大きいものに遭遇することがあります。(b)嘴の長さについてオオメダイチドリの嘴は長く(嘴基部から眼の後端までの長さと同長かそれ以上)で、メダイチドリは嘴が短く(嘴基部から眼の後端までの長さと同等かそれ以下)点との違いがあると解説している図鑑類が多いのですが、真横からでないと長さの把握は難しいので注意が必要です。(c)足の色についてオオメダイチドリの足の色は黄緑色のものが多いですが黒っぽい個体も存在します。メダイチドリの足は淡色から黒っぽいものまで存在します。(2)若鳥について三枚目の写真は2016年8月7日三番瀬、四枚目は2013年8月24日三番瀬で観察したオオメダイチドリ若鳥です。翼の羽縁が白いのが特徴です。(3)第一回冬羽について五枚目の写真は2016年7月31日に谷津干潟で観察した第一回冬羽です。体がほっそりした印象で上面の羽縁が白いのが特徴です。なお、若鳥のほうが羽縁の白さが目立ちます。(4)夏羽が冬羽に換羽中六枚目の写真は2020年8月21日に三番瀬で観察した夏羽が冬羽に換羽中の個体です。胸の橙色が残っており、背や頭に赤褐色味があり換羽中の個体と思われました。
2024.08.12
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