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2025.01.13
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昨日、野田市座王で冬鳥を探索していたら遅まきながらシメの姿を観察しました。
図鑑類には、平地から山林に生息し、公園や市街地によく姿を現すと記されています。
ところが、千葉県北西部柏市での観察記録を振り返ると、2010年1月24日に柏の葉公園で50羽を観察した以外は、2019年以降では単独での姿を観察するのみです。
バードリサーチ(2022)が「20年冬には21年および22年冬より何らかの理由で渡来数が
多かった」、「渡来当初から2月にかけて徐々に記録率が変動しながら増加する傾向」
と報告しています。2月にかけて記録率が増加する傾向の有無を注視したいと思います。
さて、学名Coccothraustes coccothraustesは「穀物を粉砕するもの」というギリシア語に由来しています。石田(2015)が「太い嘴は樹上に残った種子や地上に落ちた種子をすりつぶして食べる」と述べているものに代表されるように多くの図鑑類に同様の解説があります。
ところが、穴田・多奈田(2000)が富山県富山市でモウソウチク林内でモウソウチク虫えい内の八チ類の採食している個体を観察した旨を報告しています。イカルの厚い嘴、発達した顎の筋肉を持っていることが、一般的な小鳥が利用できないモウソウチクエダフクレフシを破壊できたことを紹介しています。
なお、報告の中に「夏期には鞘迩目、鱗迩目昆虫などの動物質をついばむが、両種とも秋冬には種子や築果などを主な食物としている」との記述もあり、冬と春の採食している時に何を食べているか注目してみたいと思います。
(引用)
穴田哲・多奈田功.2000.イカルとシメによるモウソウチク虫えい内の八チ類の採食.
Strix.第18巻.p111-114.日本野鳥の会.
石田光史.2015.野鳥図鑑.p358.ナツメ社.
バードリサーチ.2022.ベランダバードウォッチ2022 年冬調査報告.pp4.
(写真)









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最終更新日  2025.01.13 11:01:14 コメントを書く


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