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2026.10.10
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越冬期のカモ類は夜行性で日中は安全な湖沼で休息し、おもに夜間、水田等で採食すると言われています。ところが、国内において夜間の行動報告は見当たらず、疑問に思っていました。田尻(2022)が、石川県加賀市で採食地である水田に地権者の許可を得てタイムラプスカメラ(自動撮影カメラ)を設置し調査した結果を報告しているのを見て疑問がようやくとけました。報告の一部を紹介します。
(マガモの採食している時間帯)
田尻(2022)は、記録された5208 枚の画像のうち、カモ類が写っていたのは 1183 枚であり、マガモが採食している個体の割合は 17時30分前後に急激に高まってピークとなり、50%を超えたと報告しています。その後は30%前後となって非常に緩やかに減少し、22時前後にもっとも低くなった。以降再び割合は高まり、翌3時前後に70%を超えてもっとも高く再度ピークを迎えた。その後は飛去する明け方まで徐々に低下したと述べています。
さらに、マガモは採食地への飛来直後から強く採食を行なった後に休息を取り、その後再び強く採食を行なうという日周性を持つ可能性が示唆され、日中には採食する時間が短いので水田に飛来した時にはおそらく空腹状態にあること、水田から飛去する前に採食すればエネルギー代謝の点から日中の時間帯を休息に割り当てやすくなることに起因する可能性があることを指摘しています。
(引用)
田尻浩伸.2022.冬期湛水水田における夜間のマガモ Anas platyrhynchos の行動. 
湿地研究 Wetland Research.Vol.12.p97-104.











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最終更新日  2026.10.10 16:44:08
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