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図書館危機 有川浩 著 徒花スクモ イラスト (2007年3月5日初版発行 メディアワークス) あら、品切れ中図書館戦争シリーズ第3弾!現在アニメ放送中の図書館戦争シリーズですが、図書館に予約して一番先に来たのがこれだとは…(以前利用していた図書館では全巻予約すると気を利かせて第1巻が来るまで貸してくれないんだけど、それはそれで迷惑なこともある)と言うわけで詳細には触れません。感想だけ。王子の正体がわかってしまって勝手に落ち込んでワタワタしている笠原と堂上が面白かった。慧、人をイヤ~な気分にさせることにかけては天才的だな。(と言っても私は第1・2巻を未読なのでその経緯をあまりよく知らないのだけど…)小牧と毬江。犯人、卑劣な奴でした。笠原を変身させた柴崎すごい!けど当然か。昇任試験。手塚、よかったね。笠原家事情。成程。そりゃ仕方ないね。母の気持もとってもわかる。私も娘に対しては笠原母と変わらないものがある。もちろん笠原が言いたいことも。兄と、父が特に良かった。母のこともですが大人だし、色々。良いお父さんだよね。そんなわけで公私ともに笠原頑張りました。私はむしろ父と堂上か?嫌がらせは嫌だけど、ね?今まで実戦から離されていたので実感が薄かったのですが、やはり守るためとは言え、きれいごとではない。代わりに手を汚しているのだ。手段は配属によって違っても同じ。でもより直接的に傷つけたり傷つけられたりする場なのだから…隊長~!司令~!!柴崎と手塚。協力者から友人に移動。ただの友人以上に見える。戦友?それだけ?手塚、不器用ながらも柴崎を気遣ったり八つ当たりしてしまったことに落ち込んだり…笠原と堂上のラブラブっぷりに中てられながらも楽しく一気読み。 第1弾! 第2弾!こちらも在庫なし… 第4弾!完結編。 別冊!!図書館の予約、次は何が来るんだろうか?第1弾が最後の可能性もあるなあ…(もう第3段読んでしまったので順番はどうでもいいけど…)
2008年05月30日
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子どもたち二人とも入学して初の中間テストでした。どちらかだけテスト期間だとテストを受ける方が何で自分だけ?とブツブツ言いだしそうだったので同時期にあったのは良かったのかな?と言うわけで先週から今週にかけて更にテレビが見られない状態でしたが今日からようやく解放されました。貯まっていた録画の一部を消化。多分感想は書かないで終わってしまいそうですが…マクロスF、動画配信サイトに比べてデジタル、めっちゃ綺麗!いやデジタルでなくても綺麗でしたが、レベルが違う。本編はもちろんですがEDがクリアに見えるとあんなに印象違うのね。(動画配信サイトだと霞んで見えるのです)電脳コイルでも感じました。アナログで録画したものとかなり違う。キャラクターのデザインがああいう感じでもその差は大きい。というかデジタルでの視聴に耐えるつくりなのかもと思ってしまった。デジタルって残酷。ハイビジョン放送が始まった時、テレビタレントの化粧をハイビジョン用で…なんてことが話題になりましたが、偶然金曜夕方に放送している幼稚園・小学生女児向けアニメを見たらあまりの絵の酷さに…引越し前、テレビが壊れたのでポータブルDVDプレイヤーをテレビ代りに使っていたのですが、あれは荒が見えなくて良かったかも知れない…
2008年05月29日
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劫尽童女 恩田陸 著 松森雅孝 装丁 佐々木悟郎 装画(2002年4月20日初版一刷発行 光文社) こちらは文庫初出誌季刊「ジャーロ」(光文社)2000年秋号~2001年秋号まで連載。単行本化にあたり加筆修正。夏も終わりに近い別荘地。杖を手に、相棒のシェパード・アレキサンダーを連れた男・ハンドラーは別荘地の中のメイン道路と歩いていた。リストをもとに別荘の住人の在・不在を確認するために。と、足もとのアレキサンダーがぴくりと反応する。利発そうで可愛い十歳くらいの少女だ。リストにはない。あいさつを交わす二人。少女の手にはバスケット。どうやら別荘の管理人の祖母の代わりに荷物を届けに行くらしい。ハンカチが翻りちらりと見えたエアメール。そこには「ISEZAKI」の文字が…男が所属する組織ZOOは伊勢崎博士を捜索していた。7年もの間姿を消していた博士は彼の息子遥と戻ってきたらしい。博士は所謂天才児で早期英才教育を受け、アメリカで軍医として国家機密に関わる研究、「動物兵器」について研究していた。生まれながらにして人間より格段の能力を持つ動物は幾らでもいる。それらをうまく『栽培』し、その能力を数値化しソフト化することは不可能だろうか?薬物と遺伝子操作を組み合わせ特殊能力において図抜けた生物を作る…アレキサンダーはその研究過程で生み出された生き物。彼の嗅覚は訓練を受けた警察犬より数倍強い。そしてその研究はZOOの主幹をなすものであった。ある日、博士は研究の全てを持って失踪した。残された妻は息子を逃がすために…車いすに乗っているとみられる息子。息子をとらえれば博士も…博士を狙うハンドラーらZOOの工作員たち。だが…劫尽とは劫尽火のことなのだそうです。何もかも燃やし尽くす火。それだけ聞くと何でも燃やしてしまう能力かと思ってしまうけれど… とか、ネウロの火火火の人とかまあ色々思い出しますが…博士がまさか…とは。逃亡するためには当然のことなのかもしれませんが…遥が不憫でした。能力はともかくまだ子どもなのですから。母を奪われる瞬間も、父との別れも、ただ純粋に愛する我が子を生き延びさせるためだけではなく大切な研究成果を残すためのように見えましたし。もちろん博士は遥のため後々のことまで考えて入念に用意はしていたのですが…それにしても怪しい人物ばかりです。いちばんらしくない人物がって奴ですね。恵美子も不憫な女性でした。これから起こる苦痛から解放するために…甘く魅惑的な言葉。そこに… とか を思い出したりして…突然の人喰い犬登場?拉致。そして遥の…自分と同類に出会い、自分の存在意義を見出せ、自由はないけど息の合った作業は充実した時間だったことでしょう。しかし…なんだか孤独をより一層深め、わずかに信じていた物も亡くしてしまったようです。最後に向かった先でようやく穏やかな日々と新たな意義を見出しますが……しぶといなあ。そして、奇跡。骨をうずめる場所。ようやく見つけたようです。あの最後の声は一体誰の?誰とでも取れるよなあ。遥を送り出す言葉を神崎は声には出せなかったけど、きっともう必要としていなかったに違いない。むしろ遥の方が皆の身を案じていたのだから…設定も面白いし、一つ一つの章は面白いなあと思うし、一気読みしてしまいましたが何となく物足りない感じ。これ以上孤独感を深めることなく明るさを感じさせ(と言うかそのまま光だけど)いったのは良いと思うのだけど…
2008年05月28日
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先週読んだ本です。図書館で借りたため「しゃばけ」の次に出た「ぬしさまへ」は貸し出し中に付きまだ未読。次回借りることができるとよいのですが…簡単に感想だけ。ねこのばば 畠中恵 著 柴田ゆう 装画 (2004年7月20日発行 新潮社) こちらは文庫茶巾たまご(小説新潮2004年2月号)ご飯をいつもよりたくさん食べるだけで喜ばれたり返って心配されたりする若旦那って…貧乏神様が何とも言えず味がありました!ずっと居ついてもらえばよかったのにね。花かんざし(小説新潮2004年6月号)切ないお話でした。於りんちゃんもお母さんもかわいそうで…(乳母も…)以前ヨムヨムで読んだ読み切りに出ていたお雛さんはここで登場していたのね!見た目と違って中々気立てのよいお嬢さんです。ねこのばば(書き下ろし)寛朝、ただの業突く張りなお坊さんだとばかり思っていましたが金儲けにも事情があったのですね。肝も座ってますし、面白い人物でした。それに対して…いつの時代も大金は人を狂わせるもののようです。自分の都合の良いところしか見えてないなんて…小丸、良かったね!雲は美味しかった?産土(書き下ろし)傾き始めた店と怪しい集まり。読み進むうちにどんどん暗く重く、いつも死にそうになっているとは言え、あの若旦那がまさか…と思ってしまった!佐助が居場所を失ったこと以上にさみしさを感じていたのが何とも言えませんでした。今の状態が続くと良いですね。たまやたまや(書き下ろし)庄三、悪い人ではないけれど最初は優柔不断に感じましたよ。若旦那も大事な妹分を嫁がせて良いものかと不安になるのも当然。でもまあ…迷惑なお侍でしたが煙管の正体がわかって良かった。お春の嫁入りのシーンはほろりときました。うそうそ 畠中恵 著 柴田ゆう 装画 (2006年5月30日発行 新潮社)あの若旦那が湯治とはいえ旅ですよ!それも松之助兄さんと!!もちろん兄やたちも一緒のはずが…いや~頑張りましたよ。若旦那も兄さんも。兄やたちも大変でした。お比女ちゃん、立派!頑張りました。雲助たちが良かった。神主さんもね。お守の天狗たちも無茶だけど兄やも兄やたちだからなあ。ここでも迷惑な侍。お家事情とはいえとんでもないです。山の姫神様と言うとこれを思い出します。スズナ姫も頑張りますよ!
2008年05月28日
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余裕がないのでまとめて感想です。取りあえず月曜から。ソウルイーターあの動きを見ているだけでもう満足です。アニメならではの構図とか、動きとか。ここまで動いてくれるとほんと楽しい。私なんかが感想書かなくても「ともかく見ろ!見りゃわかる!」と思ってしまいます。ソウル良い奴。マカとのコンビも良い感じ。この二人が組むきっかけは何だったんだろう?ブラック・スターから一方的にコンビ解消宣言で焦る椿可愛い。でも椿ちゃんしかいないのよね。ブラック・スターが意外にも本当にできる力のある子には驚いた。死神様の御子息は笑える!姉だけに一人苦労している双子のお姉ちゃんお気に入り。ツギハギの人から実験材料を奪ったデスサイズの元かみさん、マカのママを見てみたいわ!resonanceと言われてついついNMRとか思いだしたりしたのは私だけ?月曜夕方録画し損ねたらBSか深夜?D.Gray-man何故か録画失敗続きで…(地デジって天候の荒れに弱いから?それともDグレだったから?)今週久しぶりにリアルタイムに見ました。もちろんじじばばも一緒に夕食時ですよ。いつもなら野球に変えられてしまうのですがこの日は子どもたちが二人とも早かったので…クロちゃんがカッコよかった!でも合体した双子はあんな髪の色だったのね。驚いたわ。RD潜脳調査室Gyaoで追いかけてます。(家のあたりではテレビ放送よりこちらの方が早いし)波留さんって体は老人でも心はそうではないはずなのに、なんとなく枯れて見えるのは何故?いや、もちろんものの考え方など柔軟な若さはあるとは思いますが…我が家のお稲荷さま絵や動きはあれですが和むので見てます。全体に懐かしい感じなのは何故?クーはお稲荷様なので当然として、コウは今までどうやって生活していたのでしょうか?昇、しっかり者のお兄さん。学生と主婦と両立していて偉いです!この子がいなかったら高上家はどうなるんだろうか?透、可愛い弟君。パパさん大らかだ。佐倉さんには毎度笑かしてもらってます。でもいい子だよねえ。原作、古本屋さんで手に入れば読んでみたいです。隠の王ようやく録画を見ることができました。お目目大きいなあ。主人公、細っ!黒い時が笑える。色々なこと諦めているようにも見えるけどEDで上を見上げているところに強さを感じる。対して、キャスケットの子がすごく痛々しい。あまりの世話焼きっぷりにこの先生は土井先生なのか?と一瞬思ったり…甘いのもあれですがまずは乗り物を克服しなさい!現代だから表の仕事しながらの忍者稼業なのですね。まあ伊賀では役所でもおおっぴらに忍者してますが…マクロスFGyaoで追いかけているので遅れてます。言わずもがなですが、動きが良いですね。CGに違和感を感じないところがすごい。音もピタッと合ってますね。だから見ていて気持ちいいのだと思います。これもまた下手な感想よりも、「見ればわかる。見なければわからない!」と思ってしまう。お話は少年・少女の成長と恋愛なのか?アルトといるときのシェリルと、ランカといるときのアルトが良いですね。そしてランカが素直に可愛い!ランカは本人の知らないところで色々ありそうですが…どうしてもミハエルがマックスと重なる。眼鏡の所為?ばかりではないよね。兄さん、ランカを悲しませないようにして下さいよ!図書館戦争只今原作を図書館で予約中。図書館と付くだけに在庫がありましたわ!いつ借りることができるかは不明ですが…両極端な部下を持つ堂上って大変そう。でも良い部下たちですよね。司令素敵!玄田さん、豪快!先行投資って…どれだけ予算取ってるんだ?柴崎、頭の切れるかっこいいお姉さん。笠原を心配する母の気持ちとってもわかる。父も母同様心配しているだろうけど笠原の仕事に対する真剣さを感じ取ったのでしょうね。堂上に握手を求める父、あれは娘を託す花嫁のパパに見えた。後は土曜日にメジャーと電脳コイル。野球に変えられてしまうと見ることができません。現在すっかりアニメ感想から離れてますが視聴数自体が減ってます。今までは感想書かなくても見ているものが結構あったのですが…今の季節は野球がねえ…深夜は勿論夕方アニメも録画ですが、視聴そのものが難しいんで。
2008年05月16日
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狼と香辛料 8 対立の町 支倉凍砂 著 文倉十 絵(2008年5月10日 初版発行 アスキー・メディアワークス電撃文庫)ロレンスたちがローム川で耳にした、『狼の足の骨』の噂。教会勢力は、どうやらその骨を自らの権威誇示のために利用しようとしているらしい。自分と同じ類の狼のものかも知れないその骨を、ホロが放っておけるはずもなかった。詳しい情報を得るために、ロレンスたちは港町ケルーベで女商人エーブを待ち伏せることにする。だがケルーベは、貿易の中心である三角州を挟んで北と南が対立している訳ありの町で…前回のエーブの手酷い裏切りを思うとロレンスはよく平静な顔(商売のことになると笑顔で契約できるって言われてもねえ)で会えるものだと思っていましたが、その分ホロが怒ったのね。エーブはロレンスの想像よりもかなり広く影響力を持つ人物だったようですが、それでも上には上が。ついつい応援したくなってしまうロレンスの気持ちもわからなくはないけれど…エーブが平気で自分の利益を優先させる行動をとることは承知しているのに商人として魅力を感じているロレンス。商人としてだけか?と思えるほどエーブが魅力的に描かれていました。エーブの思惑もありジーン商会に骨の話を聞きに行くことは出来ましたが…収穫なし。というかごちそうしてもらってうまく帰されてしまいました。また三角州の金の泉では何やら北と南との話し合いが、見世物のように…こちらにもエーブの姿。彼女が裏で動いているようです。以上から可能性を導きだすところがロレンス。ホロには嘘が通用しませんし、今回は賢いコルもいますしね。そしていつもならロレンスとホロの二人で探るところですが、今回はコルも交えて三人がバラバラに探りに。ホロ、いつか人手を使うようになったら…とロレンスの将来についても考えていたのですね。修道女姿のホロは教会に、コルは物乞いの振りをして、そしてロレンスはローエン商業組合の別館へ。いつもは頼りにしているローエン商業組合ですが、副館長のキーマンはやり手というか抜け目ないというか…組合とエーブとどちらを取るか?口外するな。後悔するぞ。キーマンの思惑は?教会に何やら運び込まれたことでホロは何もきけずに退散させられたようです。組合も教会も町中が大騒ぎの様子。コルはモテモテだったようで、話だけでなく施しももらったようです。いや、コルみたいな子だったら息子に欲しいですよ!娘の婿でも良いですが…宿に戻り集めた情報から導き出されることは…ついでにロレンスがまたホロに隠し事をするなと怒られていますよ!耳だけでなく鼻も利きますからね!効果があったとはいえコルの作った薬を塗っていた時はかなり辛かったことでしょう。今回はコルもいるので二人の場面が少なくなっていますがホロはコルをうまく使ってロレンスを翻弄してます。でもバカップルなシーンが少ないのはやっぱり物足りないかな。そこにエーブの元にロレンス一人で来るよう手紙が…エーブの危険な誘い。猶予なく決断を迫られ…しかし宿に戻れば組合から…どうなるんでしょうねえロレンスは?上手く立ち回り出し抜くことができるのでしょうか?作者のあとがきによると次巻ではロレンスがカッコイイらしいです!可愛いのはコルが引き受けてますものね。期待して待ちたいと思います。
2008年05月15日
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流れ行く者(偕成社ワンダーランド36) 上橋菜穂子 著 二木真希子 絵 (2008年4月 初版第一刷 偕成社)守り人シリーズ「番外編」にあたる短編集父を王に殺された少女バルサ。親友の娘を助けるためにすべてを捨てたジグロ。ふたりは追手をのがれ、流れあるく。二度と戻らぬ故郷を背に。「浮き籾」山畑のネェやが山犬に襲われた。大した怪我はなかったが、青白い鬼火がまとわりつきそれがオンザの顔に見えたという。オンザはタンダの遠い親せき筋。祭りの頃にやってくるひょうきんで笛がうまいおじいさん。タンダは髭のおんちゃんと懐いていたが村人からお調子者のならず者と陰口を叩かれていた。若い頃から浮かれて過ごし弟たちに田畑を押し付け街に逃げていったため、「あれは浮き籾だ」とタンダの父方の祖母も言っていたらしい。オンザはこの夏、ひどい死に方をした。ぼろぼろの衣でがりがりに痩せて村の入り口で行き倒れていたところを獣に食い荒らされていた。村の男衆は山犬を探したがつかまらず、田に手のかかる時期になり騒ぎは下火になったがオンザが恨んで化けて出たという噂は村人の不安を煽った。間もなく稲の刈り取り。黒虫が出た!煙棒で退治するが煙で目や喉を痛める。山家に住む呪術師・トロガイおばさん(!)にナヤの皮を水に浸した薬水が目に効くことを聞いていたタンダは薬水を作る。薬水は効果があり、兄や父にも喜ばれ、隣家のニィにも感謝される。しかし突然の黒虫発生をオンザの祟りか?話すニィたち。ナヤの皮を遠畑に住む母方の祖母に持っていくと出かけるタンダ。祖母はヤクー。オンザも遠畑の生まれ。村人が噂するようにオンザが祟るような人かどうかを聞きに行くタンダ。そして…子どものタンダが、可愛い!トロガイ師(まだおばさんですよ!まあ夢の守り人の時に回想で娘時代も出てきましたっけ?)もジグロも仕事で留守にしている間も鍛練するバルサに遊んでとせがんだり、バルサに自慢げにタボ釣りの方法を教えるのにバルサの方が先にコツをつかんでむくれてみたり、うまくいって喜んだり…魚釣らずに屋根を作ってやったり…優しいですよね、タンダは。黒虫や魚の心配したり、オンザのことも。それに対してタンダよりお姉さんのバルサはこんな頃から男前!短槍が手元にない時の鍛練用の麻袋に翻弄されるタンダを助け起こしたり、タンダの誘いを無下には断ったりはしないし、魚も熊のように突いたり。稲刈りの手伝いも台所を手伝う娘たちにはもちろん入らず、若い男手と混じって稲刈りですよ!しかも仕事が綺麗と来てる!!でもタンダと違って気が短いため飯炊きは苦手なようです。魚をさばいたり焼いたりするのは大丈夫みたいですが…仕事が出来ないと三男坊は婿の貰い手がないと言われるタンダですがもうこの頃からバルサの嫁になる運命?だったのね。タンダの母に脛当てをつけてもらうバルサに涙。山犬が本当にオンザかどうかを確かめようとするタンダとタンダを心配してついてきてくれるバルサが良い感じ。死んだオンザに拘るタンダをバルサには見えない何かに引かれていきそうなタンダを怒りながら案じるバルサも良い。オンザの遺志をくみ取った二人。そして別れ。やっぱり男前だよ、バルサは!「ラフラ〈賭事師〉」ユリイカに掲載されたものを読んだ時となんとなく印象が違うなあと思ったら加筆されたようです。とある酒場の用心棒として雇われたジグロ。十三歳のバルサも給仕として働いている。バルサは六つの年に故郷を逃げ出し七年。養父・ジグロと旅から旅へと流れ歩く暮らし。今日は酒場は休み。奥の賭博場でススットと呼ばれるサイコロを使う賭博をやっている客がいるだけ。歓声が上がった。誰か大勝しているらしい。大柄な男・ズカンの弟。青ざめた顔の男が一人。給仕仲間のマナと恋仲のアール。どうやら大勝している奴らは組んでアールを陥れ領土を広げているらしい。中で一人、全く領土を獲得していないのに大勝している奴らより金を稼いでいる老婆。専業の賭事師・ラフラ。老婆に見えても名のあるラフラだという。アールはススットが得意なバルサを見つけると助けを求める。バルサは器用にゴイ(サイコロ)を振りアールの借金を酒を一壺ずつおごるくらいの負けにまで取り戻してやったが…逆恨みした連中はアールとバルサに因縁をつける。突然ぶちまけられた水。手を止めるバルサ。「それ以上やったら殺しちまうよ。」ラフラの老女だ。ススットの勝負の因縁を基盤の外に持ち出したことをいさめる老女に説教するのかと短剣を振りかざすズカンだが、「わたしは、ナカズさんのだよ。」この一帯の賭博場を支配するナカズから財産として保護されているほど腕を買われている老女。老女はバルサにアズノだと名乗る。雑用と開店前の合間の休憩時間、アズノからススットの手ほどきを受けるバルサ。バルサが習得するたびに顔をほころばせるアズノ。アズノは大負けしないコツを尋ねるバルサに職業上の秘密だと笑うが、絶対に大負けしないコツはうまく逃げることだとささやく。ススットにはロトイ・ススットと呼ばれる何十年にもわたっての勝負の記録を羊皮紙に綴られるススットもある。羊皮紙を出して次の手を読むアズノ。ある日、アズノの元にこの地域を治めるラダム氏族長の重臣・ターカヌの使いが訪れる。ターカヌはアズノのロトイ・ススットの相手。五十年にわたる勝負の続きを綴ろうと迎えに来たのであった。あの続きが見られると思うと喜ぶバルサだが…十三歳バルサ、鍛えられています!強いです!!流石に用心棒とはいきませんが…こんな年から酒場でも働いていたのね。ジグロはバルサが借金で痛い目を見ても自分の力で返済させるのね。厳しいけど案外手を差し伸べないで見守っているのも辛いと母は思いますよ。アズノさんが良いです。酒場でのススットの時ののらりくらりと交わす狡猾さも、ターカヌとのロトイ・ススットの時の伸びやかな潔さも。でも最後は賭博場のラフラとして勝負したのでしょうか?大負けしないお金が手元に残るような手でした。「流れ行く者」ジグロが突然倒れた。水をかぶったように汗にぬれ唇が小刻みに震えていた。熱さましを飲ませても下がらない。翌朝、やってきた医術師は白眼に黄疸の跡から肝ノ病と見立て、薬をとりだしどうするかと尋ねる。よく効くがバルサが半年働いても返せぬほど高価な薬。しかし一流の評価状を持つジグロは高給取り、旅暮らしは費えも多いので贅沢は出来ないが蓄えもある。養父の命より金を惜しむ様に思われたことに腹立たしさを覚えながらも薬を求めるバルサ。今まで一度も、刀傷を負ったとしてもここまでの不安は覚えなかったバルサ。これは少し前に起きた死闘で負った傷のせいではないのか?あの時、突然、因縁をつけ、剣を抜いてきた男たち。既に異常を察知し、男たちの動きに合わせ肩を押さえるジグロ。計画的な襲撃だったが、ジグロは次々に男たちを倒す。客を守って利き手を切られるジグロだがものともしない。感謝する主。沢山のお礼は貰ったが…初めこそ見舞いにも来ていたが思いのほか長引きそうな様子に新しい用心棒を雇う主。ジグロはいつもに比べゆっくりと回復していった。そして数か月滞在したロタを後にし隊商の護衛をしながらヨゴにトロガイの家に戻ろうと言った。隊商会堂に向かう二人。高価なトッツアルを運ぶ隊商を護衛する仕事だ。そこで腕を試され、自ら自分の居場所を獲得したバルサ。そして旅は始まった。襲撃を撃退するジグロの姿はアニメで見てみたいかも!流石に男の子として扱えませんよね、十三歳ともなると。色々とね。そのうち見た目でも娘だってわかるようになりますし。給仕のお姉さんたちはあまり登場しないけどバルサの良い姉貴分でした。流行の服、バルサは身につけたのでしょうかねえ?つけたとしたらトロガイの家に着いてからでしょうか?ジグロも本当はバルサにそのままトロガイに匿ってもらい娘として生きてもらいたかったのでしょうねえ。護衛士のスマルが何とも言えません。バルサに息子の姿を見たのか、娘と聞いたためか随分と気にかけてくれましたが…バルサにとっては身を守るために鍛錬しているのではなかったのね。でもそれは…運命だったのでしょうね。ジグロがバルサの父・カルナについて語る場面も切ない。何があったのか理解し取り乱すバルサを強く抱きしめるジグロ。生き残るためとはいえ辛いですよね。「寒のふるまい」冬の間獲物の取れない山の獣のためにタンダは人の食べ残しを持ってはと山に行った。寒のふるまいなら怪しまれずに山に行ってトロガイの家にも行けるのだ。トロガイおばさんは言っていた。もうすぐいいことがあると。それから毎日峠の里の守りのお社で焚き火を焚いて餅や芋を焼いて食べながら夕仕事までの間一人で過ごすタンダ。今日こそはと…やっぱりタンダ可愛い!そして浮き籾の時の別れからずっと待っていたのね。バルサにとって辛いこともあったけれど、トロガイの家に行けば、タンダは変わらず待っているのです。旅に生きるバルサにとって、優しく温かいタンダが待っていてくれるというのはうれしいことだろうと思う。次の旅にすぐに気持ちを切り替えることができるバルサだけれど。大人になっても。多分、大人になってからの方が尚更。でも子どもの頃からずっと待っていてくれるタンダだからこそだと思う。バルサはタンダが褒められるとうれしいのにうれしそうに見えるのが嫌でわざとつっけんどんな態度をとってましたがタンダはバルサが褒められるとほんとにうれしそうでした。その辺りもらしくて良かった。それにしても、守り人を読むと毎回思うのですが、今回も食べ物がおいしそうでした!稲刈りの手伝いの人たちにふるまうアショ飯も美味しそうだったし、熱いラルウも食べてみたい!そして何より、おばあさんを訪ね猪肉をふるまってもらうタンダがうらやましかったです。
2008年05月14日
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夏の名残りの薔薇 恩田陸 著 大嶽恵一 写真 京極夏彦with Fisco 装丁 (2004年9月30日第一刷文藝春秋)バスが大きく揺れ目に飛び込んできたのは煉獄のような色彩。裾野まで広がる広葉樹林の豪奢な絨毯を思わせる紅のグラデーション。秋も終幕。山頂にはどす黒く厚い雲。あそこから冬が来る。山奥のクラッシックなホテル。贅沢な監獄。ロビーから二階に通じる階段の左右に分かれる踊り場におかれた柩に似た柱時計。優に高さが二メートル近く。これほど大きければ七匹の子山羊の最後の一匹が滑り込む余裕があったろう。ボーン。三十分毎に一回、一時間毎に数字の数だけ。ドグラマグラを思い起こさせる。年に一度、そこに招かれる人々。伊茅子・丹伽子・三州子の三姉妹がそれぞれ開くお茶会。そして夕食の席で三姉妹が繰り広げるグロテスクな作り話。それは三人だけが参加するゲーム。桜子・時光の美しい姉弟は長女・伊茅子のお茶会に招かれ、二人の関係を終わらせるように言われる。それぞれに家庭を持つ二人には年に一度の逢瀬だというのに。それに現れるはずのない桜子の夫・隆介が。おばである伊茅子たちが主催するこのお茶会を苦手とする隆介はけしてここには訪れないはずだったのに…丹伽子の娘で舞台女優の瑞穂。瑞穂のマネージャーの田所。高級外車のディーラーの辰吉。そして三姉妹の父の代から招かれており他の客とは一線を画している天知。繰り返し差し込まれる映画の場面。何故三姉妹は人々をパーティーに招き、お茶会を開き、嘘とも真ともつかない作り話を聞かせるのか?突然起こる惨劇。しかし…第一変奏は時光、第二変奏は田所、第三変奏は隆介、第四変奏は天知、第五変奏は桜子、第六変奏は辰吉。それぞれの視点で語られる物語は連続していながらも違う結末。先の章の結末は何だったのか?と思いながらも続いていく。章ではなくまさしく変奏。繰り返しを持つ所が恩田さんの作品らしくて楽しめます。差し込まれる映画が場面と妙に一致していて最後には思わぬ人物が思わぬ人物と…三姉妹の登場時は中々凄味があるのですが、徐々に擦り減っていく感じが哀れ。虚実混ざっているとはいえ自分の身を切り売りしているようなものですものね。でも三人で語る作り話は息が合い下手な怪談よりも聞きごたえがあるらしいのでお茶会なしなら聞いてみたかったかも。三姉妹の父はとんでもない人だったようで…あの三姉妹も父の呪縛からは逃げられなかったようですし、未だに続いているわけですから。天知も天知の父も良く仕えたよなあ。一見牧羊犬な隆介と言い、怯えていた瑞穂と言い、なんだかんだと血は争えない感じ。もちろん桜子も。時光は彼らから見たらまだ白く可愛い存在なのね。でも○○が…これ以上は言うまい。巻末には恩田さんの後書き、杉江松恋による解説とインタビューも!夏の名残りの薔薇が刊行されるまでの作品リスト付き。作品中の映画はアラン・レネ監督「去年マリエンバートで」。在庫なしですか…引用文献として「去年マリエンバートで/不滅の女」(アラン・ロブ=グリエ著 天沢退二郎・蓮実重彦訳 筑摩書店)が使われていますが、おお!天沢退二郎の名が! 光車…に出てくる水たまりからのびる手が、伊茅子の語る水たまりから黒い手と一致しているように思ったりして…2008年3月に文庫も出ているようです
2008年05月13日
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6月21日(土)から全国一斉ロードショーらしいです。公式サイトはこちら。映画化されたんですね。原作好きです。「西の魔女が死んだ」梨木香歩 著(新潮文庫)学校に行けなくなってしまった孫娘がおばあちゃんと生活することでたくましくというか自立していく様子とか、おばあちゃんが何でもやってあげるのではなく孫に自分でやらせそれを暖かく見守る様子とか。本当に最後の最後までおばあちゃんが素敵で。でも最後の方は涙・涙でね。それだけじゃなくっておばあちゃんとの生活そのものがとっても素敵。梨木さんの本に出てくる人たちって生活に手をかけているというか何でも自分で作るところがとても魅力的に書かれている。(赤毛のアンを読んだ時も思ったものです。でも実行には至らないという怠け者な私)共同生活する女性たちが皆何がしか手仕事をするのですよ。その様子が素敵。小中学生の女の子に(男の子もですが…)是非読んでもらいたい。というか自分がその頃に読んでみたかった。フォレスト・ストーリー~Sound Scape from 映画「西の魔女が死んだ」(トベタ.バジユン)手嶌 葵ニューシングル。6/4発売。初回限定封入特典:「西の魔女が死んだ」特製オリジナル・ポストカード
2008年05月12日
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以前の住まいは図書館は近くになかったが月一で移動図書館が来るためあまり不自由を感じなかった。市内の図書館にあれば予約可能だったし、受取・返却も移動図書館でできたし、ベストセラーやロングセラーは勿論、赤ちゃんの本から大人の本まで、専門書から娯楽本、漫画でもライトノベルでも人気のあるものは結構揃っていた。ベストセラーに上る本なら手元に置かなくても図書館で借りられるという点でも良かったし、すでに絶版となってしまった本が読める幸福も!現在の住まい近くの図書館は自転車で10分もかからないところにあって便利なのだが…蔵書が少なく、私が読んで見たいと思う本は限られる。借りられる冊数も少ない。今まで上橋菜穂子さんの本は図書館で借りていました。児童書の中でも子どもから大人まで人気があるので置いてある率が高いのです。あ!一応蔵書としてはあるんだ。でも一冊だけ。予約するか購入するか迷うなあ。すぐに借りられるのだろうか?一方、アニメをきっかけに読み始めた狼と香辛料の最新刊。【20080510】 (文庫)狼と香辛料(08)対立の町(上)/支倉凍砂/文倉十 【5月発売ノベルス予...既刊も全く置いてないのでこれは買わないとね。それにしてもいつ出るのでしょう?(今月ですよね?)楽天ブックスではまだ出ていませんでした。隣市の図書館を相互利用できるのだが地元の図書館で取り寄せ返却できるわけではないのでわざわざ出かけてまで…となりそう。それに隣市の図書館も同様な状況みたい。いっそ名古屋に勤めに出るか?そうすれば名古屋の図書館も利用できるよなあと思ったり。生活にかかるお金は減ったけど、書籍にかかるお金は増えそうな…
2008年05月02日
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